JP2010138098A - 整髪剤組成物 - Google Patents

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Abstract

【課題】べたつかず、セット力に優れ、しかも再整髪が可能な整髪剤組成物の提供。
【解決手段】成分(A)及び(B)を含有する整髪剤組成物。
(A)重量平均分子量が10,000〜100,000である主鎖を構成するオルガノポリシロキサンセグメントのケイ素原子の少なくとも2つに、ヘテロ原子を含むアルキレン基を介して、下記一般式(1);
Figure 2010138098

〔R1はH、C1-22のアルキル基、アラルキル基又はアリール基。nは2又は3。〕
で表される繰り返し単位からなる数平均分子量が800〜1600のポリ(N-アシルアルキレンイミン)セグメントが結合してなり、オルガノポリシロキサンセグメントとポリ(N-アシルアルキレンイミン)セグメントとの質量比が65/35〜82/18であるオルガノポリシロキサン
(B)ポリオキシアルキレンアルキルエーテル又はポリオキシアルキレン硬化ヒマシ油
【選択図】なし

Description

本発明は、整髪剤組成物に関する。
整髪用の毛髪化粧料の中でも、エアゾール式のヘアスプレーなどでは、毛髪セット用ポリマーの固着力を用いて、髪を固定するものが一般的である。しかし、このような毛髪化粧料では、一度毛髪を固定した後、ヘアスタイルが崩れると再度毛髪を固定(以下、「再整髪」という)することができず、しかも仕上がった髪がごわつく、硬いなどの不満が生じている。
一方、一般的な毛髪セット用ポリマーと、可塑剤として非イオン界面活性剤とを含有し、一定以上の粘着力を有する毛髪化粧料も知られている。このような毛髪化粧料は、粘着力により再整髪も可能であるが、べたつくという問題があり、べたつかないようにすると粘着力が不十分となり、思いどおりのヘアスタイルを長時間保持することは難しいものとなってしまう。
塗布後の感触改善を目的として、特定のオルガノポリシロキサンを有機カルボン酸と有機溶剤と共に配合した毛髪化粧料が提案されており(特許文献1)、実施例として、更に特定の非イオン界面活性剤を配合した毛髪化粧料が記載されている(表2)。しかし、これらの毛髪化粧料は、塗布後のなめらかな感触を得ることはできるが、やはり粘着力が十分なものとはならない。
特開2007-223931号公報
従って本発明は、べたつかず、セット力に優れ、しかも再整髪が可能な整髪剤組成物を提供することを目的とする。
本発明者らは、特定のオルガノポリシロキサンと共に、可塑剤として特定の非イオン界面活性剤を使用することにより、上記要求を満たす整髪剤組成物が得られることを見出した。
本発明は、次の成分(A)及び(B)を含有する整髪剤組成物を提供するものである。
(A) 主鎖を構成するオルガノポリシロキサンセグメントのケイ素原子の少なくとも2つに、ヘテロ原子を含むアルキレン基を介して、下記一般式(1);
Figure 2010138098
〔式中、R1は水素原子、炭素数1〜22のアルキル基、アラルキル基又はアリール基を示し、nは2又は3を示す。〕
で表される繰り返し単位からなるポリ(N-アシルアルキレンイミン)セグメントが結合してなるオルガノポリシロキサンであって、
ポリ(N-アシルアルキレンイミン)セグメントの数平均分子量が800〜1600であり、
主鎖を構成するオルガノポリシロキサンセグメント(a)と、ポリ(N-アシルアルキレンイミン)セグメント(b)との質量比(a/b)が65/35〜82/18であり、
主鎖を構成するオルガノポリシロキサンセグメントの重量平均分子量が10,000〜100,000である、
オルガノポリシロキサン
(B) ポリオキシアルキレンアルキルエーテル又はポリオキシアルキレン硬化ヒマシ油
本発明の整髪剤組成物は、べたつかず、セット力に優れ、しかも再整髪が可能なものである。
〔(A):オルガノポリシロキサン〕
成分(A)において、ポリ(N-アシルアルキレンイミン)セグメントは、オルガノポリシロキサンセグメントを構成する任意のケイ素原子に、ヘテロ原子を含むアルキレン基を介して少なくとも2つ結合することが可能であるが、両末端を除く1以上のケイ素原子に上記アルキレン基を介して結合していることが好ましく、両末端を除く2以上のケイ素原子に上記アルキレン基を介して結合していることがより好ましい。
オルガノポリシロキサンセグメントとポリ(N-アシルアルキレンイミン)との結合において介在するヘテロ原子を含むアルキレン基としては、窒素原子、酸素原子及び/又はイオウ原子を1〜3個含む炭素数2〜20のアルキレン基が挙げられる。その具体例としては、
Figure 2010138098
ポリ(N-アシルアルキレンイミン)セグメントを構成するN-アシルアルキレンイミン単位は前記一般式(1)で表されるものであるが、一般式(1)において、R1の炭素数1〜22のアルキル基としては、例えば、炭素数1〜22の直鎖、分岐状又は環状のアルキル基が例示され、具体的には、メチル基、エチル基、n-プロピル基、イソプロピル基、n-ブチル基、tert-ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基、シクロへキシル基、ヘプチル基、オクチル基、ノニル基、デシル基、ウンデシル基、ドデシル基、オクタデシル基、ノナデシル基、エイコシル基、ドコシル基等が例示される。中でも、炭素数1〜10、特に炭素数1〜6のアルキル基がより好ましい。
アラルキル基としては、例えば、炭素数7〜15のアラルキル基が例示され、具体的には、ベンジル基、フェネチル基、トリチル基、ナフチルメチル基、アントラセニルメチル基等が例示される。中でも、炭素数7〜14、特に炭素数7〜10のアラルキル基がより好ましい。
アリール基としては、例えば、炭素数6〜14のアリール基が例示され、具体的には、フェニル基、トリル基、キシリル基、ナフチル基、ビフェニル基、アントリル基、フェナントリル基等が例示され、中でも、炭素数6〜12、特に炭素数6〜9のアリール基がより好ましい。
これらの中でも、R1としては、炭素数1〜6のアルキル基が特に好ましい。
オルガノポリシロキサンセグメント(a)と、ポリ(N-アシルアルキレンイミン)セグメント(b)との質量比(a/b)は65/35〜82/18であるが、べたつかず、かつセット性及び再整髪性に優れたものとする観点から、好ましくは68/32〜80/20、更に好ましくは70/30〜79/21、更に好ましくは73/27〜79/21である。
なお、本明細書において、質量比(a/b)は、成分(A)のオルガノポリシロキサンを重クロロホルム中に5質量%溶解させ、核磁気共鳴(1H-NMR)分析により、オルガノポリシロキサンセグメント中のアルキル基又はフェニル基と、ポリ(N-アシルアルキレンイミン)セグメント中のメチレン基の積分比より求めた値をいう。
また、隣接するポリ(N-アシルアルキレンイミン)セグメント間におけるオルガノポリシロキサンセグメントの重量平均分子量(MWg)は1500〜3500が好ましく、べたつかず、かつセット性及び再整髪性に優れたものとする観点から、好ましくは1600〜3200、更に好ましくは1700〜3000である。
本明細書において、「隣接するポリ(N-アシルアルキレンイミン)セグメント間におけるオルガノポリシロキサンセグメント」とは、下記式(2)に示すように、ポリ(N-アシルアルキレンイミン)セグメントのオルガノポリシロキサンセグメントに対する結合点(結合点A)から、これに隣接するポリ(N-アシルアルキレンイミン)セグメントの結合点(結合点B)までの2点間において破線で囲まれた部分であって、1つのR2SiO単位と、1つのR6と、y+1個のR2 2SiO単位とから構成されるセグメントをいう。また、「ポリ(N-アシルアルキレンイミン)セグメント」とは、上記R6に結合するZをいう。
Figure 2010138098
上記一般式(2)中、R2はそれぞれ独立に炭素数1〜22のアルキル基又はフェニル基を示し、R6はヘテロ原子を含むアルキレン基を示し、Zはポリ(N-アシルアルキレンイミン)セグメントを示し、R7は重合開始剤の残基を示し、yは正の数を示す。
MWgは、上記一般式(2)において破線で囲まれた部分の分子量であるが、ポリ(N-アシルアルキレンイミン)セグメント1モル当たりのオルガノポリシロキサンセグメントの質量(g/mol)と解することができ、原料化合物である変性オルガノポリシロキサンの官能基がポリ(N-アシルアルキレンイミン)で100%置換されると、変性オルガノポリシロキサンの官能基当量(g/mol)と一致する。
ポリ(N-アシルアルキレンイミン)セグメントの分子量(MWox)は、N-アシルアルキレンイミン単位の分子量と重合度とから算出する方法又は後述するゲルパーミエションクロマトグラフィ(GPC)測定法により測定することが可能であるが、本発明においてはGPC測定法により測定される数平均分子量をいい、800〜1600であるが、好ましくは850〜1500、更に好ましくは900〜1400である。これにより、べたつかず、かつセット性及び再整髪性により優れたものとすることができる。
また、MWgは、主鎖を構成するオルガノポリシロキサンセグメントの含有率(Csi)を用いて下記式により求めることができる。
Figure 2010138098
主鎖を構成するオルガノポリシロキサンセグメントの重量平均分子量(MWsi)は10,000〜100,000であるが、十分な皮膜強度、水等の極性溶媒への溶解性と溶解後の取り扱いやすさの観点から、好ましくは20,000〜80,000、更に好ましくは30,000〜60,000である。MWsiは、原料化合物である変性オルガノポリシロキサンと共通の骨格を有するため、MWsiは原料化合物である変性オルガノポリシロキサンの重量平均分子量と略同一である。なお、原料化合物である変性オルガノポリシロキサンの重量平均分子量は、下記測定条件によるGPCで測定し、ポリスチレン換算したものである。
カラム :Super HZ4000+Super HZ2000(東ソー株式会社製)
溶離液 :1mMトリエチルアミン/THF
流量 :0.35mL/min
カラム温度:40℃
検出器 :UV
サンプル :50μL
成分(A)のオルガノポリシロキサンの重量平均分子量(MWt)は、好ましくは12,000〜150,000、より好ましくは24,000〜120,000、更に好ましくは37,000〜92,000である。これにより、十分な皮膜強度を確保でき、加えて水等の極性溶媒に対する溶解性が優れるようになる。また、べたつかず、かつセット性及び再整髪性の両スタイリング性がより一層向上したものとすることができる。本明細書において、MWtは、原料化合物である変性オルガノポリシロキサンの重量平均分子量と、前述の質量比(a/b)とから求めることができる。
成分(A)のオルガノポリシロキサンは、例えば、下記一般式(3)で表される変性オルガノポリシロキサンと、下記一般式(4)で表される環状イミノエーテルを開環重合して得られる末端反応性ポリ(N-アシルアルキレンイミン)とを反応させることにより製造される。
Figure 2010138098
〔式中、R2は上記と同義であり、R3、R4はそれぞれR2と同一の基を示すか又は下記式
Figure 2010138098
のいずれかで表される1価の基を示し、R5は上記式で表される1価の基を示し、dは135〜1350の整数を示し、eは3〜57の整数を示す。〕
Figure 2010138098
〔式中、R1及びnは前記と同義である。〕
変性オルガノポリシロキサンとしては、官能基当量が好ましくは1700〜3500、より好ましくは1800〜3200、特に好ましくは2000〜3000であり、かつ重量平均分子量が好ましくは10,000〜100,000、より好ましくは20,000〜80,000、特に好ましくは30,000〜60,000であるものを使用するのが望ましい。
また、末端反応性ポリ(N-アシルアルキレンイミン)は、分子量を好ましくは800〜1600、より好ましくは850〜1500、更に好ましくは900〜1400に調整することが望ましい。
環状イミノエーテル(4)の開環重合には、重合開始剤を用いることができる。重合開始剤としては、求電子反応性の強い化合物、例えば、ベンゼンスルホン酸アルキルエステル、p-トルエンスルホン酸アルキルエステル、トリフルオロメタンスルホン酸アルキルエステル、トリフルオロ酢酸アルキルエステル、硫酸ジアルキルエステル等の強酸のアルキルエステルを使用することができ、中でも硫酸ジアルキルが好適に使用される。重合開始剤の使用量は、通常、環状イミノエーテル(4)2〜100モルに対して、重合開始剤1モルである。
重合溶媒としては、例えば、酢酸エチル、酢酸プロピル等の酢酸エステル類、ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、ジオキサン、テトラヒドロフラン等のエーテル類、アセトン、メチルエチルケトン等のケトン類、クロロホルム、塩化メチレン等のハロゲン溶媒、アセトニトリル、ベンゾニトリル等のニトリル系溶媒、N,N-ジメチルフォルムアミド、N,N-ジメチルアセトアミド、ジメチルスルフォキシド等の非プロトン性極性溶媒を使用することができ、中でも酢酸エステル類が好適に使用される。溶媒の使用量は、通常、環状イミノエーテル(4)100質量部に対して20〜2000質量部である。
重合温度は通常30〜170℃、好ましくは40〜150℃であり、重合時間は重合温度等により一様ではないが、通常1〜60時間である。
環状イミノエーテル(4)として、例えば、2-置換-2-オキサゾリンを用いれば、前記一般式(1)において、n=2のポリ(N-アシルエチレンイミン)が得られ、2-置換−ジヒドロ-2-オキサジンを用いれば、上記一般式(1)において、n=3のポリ(N-アシルプロピレンイミン)が得られる。
ポリ(N-アシルアルキレンイミン)と、オルガノポリシロキサンセグメントとの連結方法としては、例えば、下記の方法が挙げられる。
1)環状イミノエーテルをリビング重合して得られる末端反応性ポリ(N-アシルアルキレンイミン)に、上記一般式(3)で表される変性オルガノポリシロキサンを反応させる方法
2)カルボキシル基と水酸基との縮合によるエステルの形成反応
3)カルボキシル基とアミノ基との縮合によるアミドの形成反応
4)ハロゲン化アルキル基と、1級、2級又は3級アミノ基との2級、3級又は4級アンモニウムの形成反応
5)Si−H基を有するオルガノポリシロキサンへのビニル基の付加反応
6)エポキシ基とアミノ基とのβ−ヒドロキシアミン形成反応
中でも、上記1)の方法は、下に示す理論式(式中、MWiはポリ(N-アシルアルキレンイミン)の分子量)のように、環状イミノエーテル(4)と重合開始剤の使用量で重合度を容易に制御でき、しかも通常のラジカル重合よりも分子量分布の狭い略単分散のポリ(N-アシルアルキレンイミン)が得られる点で最も有効である。
Figure 2010138098
成分(A)のオルガノポリシロキサンとしては、ポリ(N-ホルミルエチレンイミン)オルガノシロキサン、ポリ(N-アセチルエチレンイミン)オルガノシロキサン、ポリ(N-プロピオニルエチレンイミン)オルガノシロキサン等が挙げられる。
成分(A)のオルガノポリシロキサンは単独で又は2種以上を組み合わせて用いることができ、その含有量は、毛髪のセット性、再整髪性、洗髪による洗浄性の観点から、全組成中の0.1〜10質量%、更には2.1〜8質量%、更には4.2〜6質量%が好ましい。
〔(B):ポリオキシアルキレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油〕
成分(B)のうちポリオキシアルキレンアルキルエーテルとしては、アルキル基の炭素数が10〜22、特に12〜18であるものが好ましく、またこのアルキル基が直鎖であるものが好ましい。また、ポリオキシエチレンアルキルエーテルがより好ましく、なかでもオキシエチレン基の平均付加モル数が1〜40、特に4〜30であるものが好ましい。具体的には、ソフタノール90(日本触媒社製)、エマルゲン104P、エマルゲン105、エマルゲン106、エマルゲン108、エマルゲン109P(以上、花王社製)などが挙げられる。ポリオキシアルキレン硬化ヒマシ油としては、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油が好ましく、なかでもオキシエチレン基の平均付加モル数が200〜100、特に40〜80であるものが好ましい。具体的には、エマノーンCH-25、エマノーンCH-40、エマノーンCH-60(K)、エマノーンCH-80(以上、花王社製)などが挙げられる。
成分(B)の含有量は、高いセット力と再整髪性を得ると共にべたつきを抑える観点から、全組成中の0.01〜3質量%、更には0.05〜1質量%、特に0.1〜0.8質量%が好ましい。
成分(A)と成分(B)の質量比(A)/(B)の値は、高いセット力と再整髪性を得ると共にべたつきを抑える観点から、好ましくは9〜50、より好ましくは9.5〜30、更に好ましくは10〜15である。
〔高重合ポリエチレングリコール〕
本発明の整髪剤組成物には、毛髪への伸ばしやすさを向上する観点から、更に高重合ポリエチレングリコールを含有させることができる。高重合ポリエチレングリコールとしては、数平均分子量が10万〜1000万、更には100万〜500万のものが好ましい。
高重合ポリエチレングリコールの含有量は、毛髪への伸ばしやすさ、高いセット力、べたつき防止の観点から、全組成中の0.01〜1質量%、更には0.05〜0.5質量%、特に0.1〜0.3質量%が好ましい。
〔カチオン界面活性剤〕
本発明の整髪剤組成物には、更にカチオン界面活性剤を含有させることができる。
カチオン界面活性剤としては、次の一般式(5)で表される第4級アンモニウム塩が挙げられる。
Figure 2010138098
〔式中、R8及びR9は各々独立して水素原子、炭素数1〜28のアルキル基又はベンジル基を示し、同時に水素原子又はベンジル基となる場合、及び、炭素数1〜3の低級アルキル基となる場合を除く。An-はアニオンを示す。〕
ここでR8及びR9は、その一方が炭素数16〜24、更には22のアルキル基、特に直鎖アルキル基であるのが好ましく、また他方は炭素数1〜3の低級アルキル基、特にメチル基であるのが好ましい。アニオンAn-としては、塩化物イオン、臭化物イオン等のハロゲン化物イオン;エチル硫酸イオン、炭酸メチルイオン等の有機アニオン等が挙げられ、ハロゲン化物イオン、特に塩化物イオンが好ましい。
カチオン界面活性剤としては、モノ長鎖アルキル四級アンモニウム塩が好ましく、具体的には、塩化セチルトリメチルアンモニウム、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化アラキルトリメチルアンモニウム、塩化ベヘニルトリメチルアンモニウム等が挙げられ、特に塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化ベヘニルトリメチルアンモニウムが好ましい。
〔溶媒〕
本発明の整髪剤組成物には、更に溶媒としてエタノール及び/又は水が含有されることが好ましい。これらの含有量は、化粧料に含まれるポリマーや可塑剤の溶解性を良好にする観点から、全組成中の4〜98.4質量%が好ましく、更には30〜98質量%、特に50〜95質量%が好ましい。
〔他の任意成分〕
本発明の整髪剤組成物には、上記成分のほか、通常の毛髪化粧料に用いられる成分を目的に応じて配合できる。このような成分としては、例えば、成分(A)以外の被膜形成性ポリマー(例えばカラギーナン、ポリビニルピロリドン、ビニルピロリドン/酢酸ビニル共重合体等)、カチオン性ポリマー、成分(B)やカチオン界面活性剤以外の界面活性剤、エタノール以外の有機溶剤(芳香族アルコール等)、シリコーン類、油剤、増粘剤、抗フケ剤、ビタミン剤、殺菌剤、抗炎症剤、キレート剤、保湿剤(パンテノール等)、pH調整剤、染料、顔料等の着色剤、植物エキス、パール化剤、香料、紫外線吸収剤、酸化防止剤などが挙げられる。
本発明の整髪剤組成物は、ジャー、ポンプディスペンサー、エアゾール缶、ポンプミストに入れて使用することができる。この中でも好ましくはポンプディスペンサーである。
〔粘度、剤型〕
本発明の整髪剤組成物は、ポンプ式容器(ポンプディスペンサー)に入れて使用することができる程度に低粘度であることが好ましく、かかる粘度は、50〜20,000mPa・sが好ましく、更には100〜10,000mPa・s、特に200〜5,000mPa・sが好ましい。ここで粘度は、B型粘度計TVB-10形(東機産業社)で、30℃、30r/m、60秒間回転後の条件により測定される。ローターは、粘度が1,000mPa・sまではNo.2で、それ以上4,000 mPa・sまではNo.3で、それ以上の粘度の場合は、No.4を使用する。
本発明の整髪剤組成物の形態は、液状、ゲル状、ペースト状、クリーム状等、適宜選択できる。
以下の実施例において、オルガノポリシロキサンセグメントの含有率とは核磁気共鳴法(1H-NMR)から求めた値であり、また最終生成物の重量平均分子量は計算値である。ポリ(N-プロピオニルエチレンイミン)の分子量は、ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)より求めた、数平均分子量である。
Column :K-804L+K-804L 昭和電工(株)製
溶離液 :1mmol/LファーミンDM20(花王(株)製)/クロロホルム
流量 :1.0mL/min
カラム温度:40℃
検出器 :RI
サンプル量:5mg/mL,100μL
ポリスチレン換算
合成例1 オルガノポリシロキサンA
硫酸ジエチル6.5g(0.042モル)と2-エチル-2-オキサゾリン34.4g(0.36モル)を脱水した酢酸エチル87gに溶解し、窒素雰囲気下8時間加熱還流し、末端反応性ポリ(N-プロピオニルエチレンイミン)を合成した。数平均分子量をGPCにより測定したところ、1300であった。ここに、側鎖一級アミノプロピル変性ポリジメチルシロキサン(重量平均分子量32000、アミン当量2000)100gの33%酢酸エチル溶液を一括して加え、10時間加熱還流した。反応混合物を減圧濃縮し、N-プロピオニルエチレンイミン−ジメチルシロキサン共重合体を、淡黄色ゴム状半固体(138g、収率98%)として得た。最終生成物のオルガノポリシロキサンセグメントの含有率は71質量%、重量平均分子量は46000であった。溶媒としてメタノールを使用した塩酸による中和滴定の結果、約22モル%のアミノ基が残存していることがわかった。
合成例2 オルガノポリシロキサンB
合成例1と同様の方法により、硫酸ジエチル19.0g(0.12モル)と2-エチル-2-オキサゾリン81.0g(0.82モル)を脱水した酢酸エチル203.0gに溶解し、窒素雰囲気下8時間加熱還流し、末端反応性ポリ(N-プロピオニルエチレンイミン)を合成した。数平均分子量をGPCにより測定したところ、1100であった。ここに、側鎖一級アミノプロピル変性ポリジメチルシロキサン(重量平均分子量32000、アミン当量2000)300gの33%酢酸エチル溶液を一括して加え、10時間加熱還流した。反応混合物を減圧濃縮し、N-プロピオニルエチレンイミン−ジメチルシロキサン共重合体を、淡黄色ゴム状固体(390g、収率97%)として得た。最終生成物のシリコーンセグメントの含有率は質量75%、重量平均分子量は40000であった。溶媒としてメタノールを使用した塩酸による中和滴定の結果、約20モル%のアミノ基が残存していることがわかった。
合成例3 オルガノポリシロキサンC
合成例1と同様の方法により、硫酸ジエチル6.5g(0.042モル)と2-エチル-2-オキサゾリン20.1g(0.21モル)、脱水した酢酸エチル57gから、数平均分子量900のポリ(N-プロピオニルエチレンイミン)を得た。更に、側鎖一級アミノプロピル変性ポリジメチルシロキサン(重量平均分子量36000、アミン当量2000)100gを用いて、N-プロピオニルエチレンイミン−ジメチルシロキサン共重合体を淡黄色水飴状半固体(124g、収率98%)として得た。最終生成物のオルガノポリシロキサンセグメントの含有率は79質量%、重量平均分子量は46000であった。溶媒としてメタノールを使用した塩酸による中和滴定の結果、約21モル%のアミノ基が残存していることがわかった。
合成例4 オルガノポリシロキサンD
実施例1と同様の方法により、硫酸ジエチル3.2g(0.021モル)と2-エチル-2-オキサゾリン92.8g(0.98モル)、脱水した酢酸エチル205gから、数平均分子量5200のポリ(N-プロピオニルエチレンイミン)を得た。更に、側鎖一級アミノプロピル変性ポリジメチルシロキサン(重量平均分子量50000、アミン当量3800)100gを用いて、N-プロピオニルエチレンイミン−ジメチルシロキサン共重合体を淡黄色ゴム状固体(188g、収率96%)として得た。最終生成物のオルガノポリシロキサンセグメントの含有率は51質量%であり、重量平均分子量は98000であった。溶媒としてメタノールを使用した塩酸による中和滴定の結果、約24モル%のアミノ基が残存していることがわかった。
合成例5 オルガノポリシロキサンE
合成例1と同様の方法により、硫酸ジエチル0.6g(0.004モル)と2-エチル-2-オキサゾリン3.6g(0.04モル)、脱水した酢酸エチル9gから、数平均分子量1200のポリ(N-プロピオニルエチレンイミン)を得た。更に、側鎖一級アミノプロピル変性ポリジメチルシロキサン(重量平均分子量100000、アミン当量20000)100gを用いて、N-プロピオニルエチレンイミン−ジメチルシロキサン共重合体を淡黄色ゴム状固体(95g、収率95%)として得た。最終生成物のオルガノポリシロキサンセグメントの含有率は96質量%であり、重量平均分子量は104000であった。溶媒としてメタノールを使用した塩酸による中和滴定の結果、約30モル%のアミノ基が残存していることがわかった。
実施例1〜10及び比較例1〜3
表1及び2に示す処方の整髪剤組成物を常法により調製し、「セット力」、「べたつかなさ」及び「再整髪性」について評価した。
評価は、10名の専門パネラーにより以下の方法及び基準に従って行い、評価点の平均値を各表中に示した。
(評価毛束の作製)
長さ20cm、10gの毛束(カール周期約5cm、コーカシアン毛、KERLING社)を一般的なプレーンシャンプー、プレーンリンスで1回ずつ処理した後、タオルで水分を軽く拭き取り、自然乾燥した。
(べたつかなさの評価)
吊り下げた状態の評価毛束に対し、表1及び2に示す組成の整髪剤組成物0.5gを、いったん手に取り満遍なく塗布した。塗布後の毛束について、専門パネラーにより下記の5段階で官能評価を行った(絶対評価)。
(セット力の評価)
べたつかなさの評価で用いた毛束に対して、下から軽く持ち上げながら握るようにしてウェーブを整えた。処理後の毛束について、専門パネラーにより下記の5段階で目視評価を行った(絶対評価)。
(再整髪性の評価)
セット力の評価で用いた毛束に対して、リングコーム(植原セル社、ニューデルリンコームNo.1)で10回くし通しを行い、再度下から軽く持ち上げながら握るようにしてウェーブを整えた。処理後の毛束について、専門パネラーにより下記の5段階で目視評価を行った(絶対評価)。
5:良い
4:やや良い
3:普通
2:やや悪い
1:悪い
Figure 2010138098
Figure 2010138098

Claims (3)

  1. 次の成分(A)及び(B)を含有する整髪剤組成物。
    (A) 主鎖を構成するオルガノポリシロキサンセグメントのケイ素原子の少なくとも2つに、ヘテロ原子を含むアルキレン基を介して、下記一般式(1);
    Figure 2010138098
    〔式中、R1は水素原子、炭素数1〜22のアルキル基、アラルキル基又はアリール基を示し、nは2又は3を示す。〕
    で表される繰り返し単位からなるポリ(N-アシルアルキレンイミン)セグメントが結合してなるオルガノポリシロキサンであって、
    ポリ(N-アシルアルキレンイミン)セグメントの数平均分子量が800〜1600であり、
    主鎖を構成するオルガノポリシロキサンセグメント(a)と、ポリ(N-アシルアルキレンイミン)セグメント(b)との質量比(a/b)が65/35〜82/18であり、
    主鎖を構成するオルガノポリシロキサンセグメントの重量平均分子量が10,000〜100,000である、
    オルガノポリシロキサン
    (B) ポリオキシアルキレンアルキルエーテル又はポリオキシアルキレン硬化ヒマシ油
  2. 成分(A)の含有量が0.1〜10質量%である請求項1記載の整髪剤組成物。
  3. 成分(A)と成分(B)の質量比(A)/(B)の値が9〜50である請求項1又は2記載の整髪剤組成物。
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