JP2010132229A - 車載機器の取り付け具 - Google Patents

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Abstract

【課題】 車載機器の使用を一時的に止める際など車載機器を取り外す必要が生じた際でも元の装着部位を汚損することがなく、車載機器の装着を簡単に行えて安定した保持が行える車載機器の取り付け具を提供すること
【解決手段】 柔軟性があり摩擦が大きく密着性を有した台座板1と、硬質性で厚みが薄い支持板2とを備えて、台座板1の上面に支持板2を連係手段により一体に固定する。支持板2には手作業の曲げ加工性を向上させるため略格子状にスリット20を設ける。支持板2の着座領域21に粘着性シート5を貼り付け、その粘着性シート5の上に支持ブラケット4を組み付け、そして支持ブラケット4に車載機器3を組み付ける。台座板1はダッシュボートの所定位置へ設置し、これは接着剤等を用いた貼り付けを行うのではなく、所定位置へ単に置いて適度な力で押し当てて密着させる作業を行う。
【選択図】 図1

Description

本発明は、車載機器の取り付け具に関するもので、より具体的には、マイクロ波検出器・ナビゲーション装置などの車載機器を直接或いは支持ブラケット等を組み付けさせて保持する取り付け具の支持,固定状態の安定性の改良に関する。
車両に装備する車載機器は、工場出荷時等に予めダッシュパネルの該当部位に組み付けしておくものもあるが、オプション装備のためのアフターマーケット商品の場合はダッシュパネルに組み付け部位を確保できないことがほとんどである。そのような車載機器の多くは、運転者が操作する都合からダッシュボード上に固定する配置を採ることが多い。例えばナビゲーション装置などの表示パネルを有する車載装置では、運転者の操作性はもちろん、視認性も良好に得るため、ダッシュボードの上面で運転の妨げにならない位置を選ぶことになる。
ダッシュボード上へ固定するには、両面粘着シート材を用いて貼り付ける方法が簡単であり、アフターマーケット商品の多くが採用している。つまり、車載機器はそれの支持ブラケットへ組み付けて着脱可能に支持し、その支持ブラケットには取り付け面に両面粘着シート材を貼り合わせておき、これをダッシュボードの表面へ貼り合わせて装着するようにしている。
車載機器の取り付けに関しては、例えば特許文献1などに見られるような技術の提案がある。特許文献1では、所定の傾斜面を有したくさび形状に台座を形成し、車載機器は台座を介してダッシュボードに設置する構成を採っている。これにより、様々な傾斜角度のダッシュボードに対して車載機器の設置を所望の姿勢に行えると述べている。
特開2002−217623号公報
車載機器の装着は両面接着テープ材を用いて貼り付ける方法が簡単ではあることから、多くの後付け設置タイプの製品で採用されている。このような貼り付けによる場合、はがした際に接着剤が残ってダッシュボードが汚れるという問題がある。つまり、両面接着テープ材は接着性能が高く貼り付けが強固に行えるものを選定して使用することから、固定することにおいては適しているものの、例えば一時的に車載機器の使用を止める際など、車載機器を取り外す必要が生じた際には、逆に両面接着テープ材を引きはがすことが困難となり、強引に引きはがすため接着剤やテープ材の一部が部分的に残ってしまい、汚れが目立つことになる。
この発明は上述した課題を解決するもので、その目的は、車載機器の使用を一時的に止める際など車載機器を取り外す必要が生じた際でも元の装着部位を汚損することがなく、車載機器の装着を簡単に行えて安定した保持が行える車載機器の取り付け具を提供することにある。
上述した目的を達成するために、本発明に係る車載機器の取り付け具は、(1)ナビゲーション装置やマイクロ波検出器や目標物検出装置その他の車載機器を車室内の所定位置に固定するため、前記車載機器を直接またはその車載機器用の支持部材を保持する車載機器の取り付け具であって、柔軟性があり摩擦が大きく密着性を有した台座板と、硬質性で厚みが薄い支持板と、支持板を台座板の上面に一体に固定する連係手段とを備えた構成にする。台座の要件である“柔軟性”,“摩擦が大きい”,“密着性”は、たとえば支持板との相対的な関係で規定できる。同様に、支持板の要件である“硬質性”,“薄い”は、台座板との相対的な関係で規定できる。
本発明では、台座板はダッシュボートの所定位置へ設置する。このとき、台座が有する密着性を利用し、接着剤等を用いた貼り付けを行うのではなく、所定位置へ単に置いて適度な力で押し当てて密着させる作業を行うことでよい。さらに、台座板は柔軟性を有するので、設置面がダッシュボード等の曲面・凹凸等を有するものであっても、その設置面の形状に合わせて適宜変形することができるので、密着させて取り付けることができる。さらに摩擦が大きいために、設置後に滑ったりすることがないので、当初設置した箇所に保持される。
一方、係る柔軟性の台座板の上には硬質性の支持板を一体に固定するが、台座板が有する柔軟性により、支持板の形状に合わせてその全面(ほぼ全面)にフィットすることができる。つまり、台座板を取り付けるダッシュボード等の設置面に凹凸・曲面があったとしても、台座板の上面は支持板に合わせて平坦な面(適宜位置で折り曲げられることはある)となるので、支持板のほぼ全面と密着してこれを保持することができる。そして、支持板は薄厚であるので適度に曲げ加工性を有するため、ダッシュボード等の設置面の湾曲の程度等によっては、支持板が適宜湾曲・折曲されることで、台座板が、上下両面でそれぞれの接触対象物に密着することかできる。そして、支持板は、車載機器(支持ブラケット等を含む)の設置領域となる平坦な領域を多くとることができる。
(2)上記の台座板と支持板を構成する材料は、各種のものが適用できるが、たとえば、台座板をゴム部材あるいはスポンジ部材から形成し、支持板を金属部材あるいは樹脂部材から形成する構成にするとよい。これらの部材は、本発明の効果を得るのに適した性質をもつばかりでなく、簡易に用意できるとともに、安価である点でも好ましい。
(3)支持板を金属部材から形成し、支持ブラケットの着座領域を囲む外側領域にスリットを所定パターンに設ける構成にするとよい。このように構成すると、適度な力で押し当てて密着させる作業の際に、支持板の外周囲部分を曲げ加工できる。したがって、ダッシュボードの曲面形状に対してフィット性を良好に向上した密着が行える。しかも、着座領域の部分は平坦な形態を維持できるので、車載機器(支持ブラケット等を含む)の設置領域となる平坦な領域を多くとることができる。
(4)連係手段は、台座板の縁部を凸状に成形すると共に当該凸状縁部の内側に嵌め合い溝部を設け、支持板の外縁を凸状縁部に嵌め合わせることにより両者の連係を行う構成にする。これにより、簡単な構成で連係をとることができる。この場合に、(5)台座板の縁部の全周を凸状縁部に成形したり、(6)台座板のコーナー部だけを凸状縁部に成形したりすることができる。
(7)連係手段は、台座板の表面に突起部を形成すると共に当該突起部の根元を周回させて嵌め合い溝部を設け、支持板の対応位置に孔部を設けて当該孔部を突起部に嵌め合わせることにより両者の連係を行う構成にすることができる。このようにすると、台座板と支持板との位置決めを簡単かつ確実に行うとともに、連係後の両者間の位置ずれを防止することができる。
(8)連係手段は、台座板のコーナー部に突起部を形成すると共に当該突起部の根元を略周回させて嵌め合い溝部を設け、支持板のコーナー部に切り欠き部を設けて当該切り欠き部を突起部に嵌め合わせることにより両者の連係を行う構成にすることができる。
(9)連係手段は、台座板の縁部に張り出し形状にバンド片を形成すると共に当該バンド片の先端側に嵌め合い孔を設け、支持板の対応縁部には切り込みを曲げ加工してなる起立タブを形成し、嵌め合い孔を起立タブに嵌め合わせることにより両者の連係を行う構成にする。このようにすると、より確実に台座板と支持板とを一体化するとともに、両社の離脱を防止することができる。
(10)台座板と支持板との間に隙間を設ける構成にする。これにより、ダッシュボード上に押し当て置いた際に台座板の変形量を大きくすることができ、ダッシュボードの曲面形状に対して、より良好にフィットさせることができる。
(11)支持板のコーナー部をクランク状に曲げ加工することにより段差端部に成形し、当該段差端部を除く略全域について隙間を得る設定にするとよい。
(12)嵌め合い溝部を台座板の表面との一致面ではなくわずかに上方となる位置に設ける設定とし、当該嵌め合い溝部を除く略全域について隙間を得る設定にするとよい。
本発明に係る車載機器の取り付け具では、柔軟性の台座板の上に硬質性の支持板を一体に固定するので、台座板の上側では柔軟な変形を制限でき、これは組み付けた支持ブラケットの座面を拡大でき、保持を安定に行える作用を行う。そして、支持板は薄厚にするので台座板側の柔軟性に悪影響がなく適度に曲げ加工性を示す。したがって、本発明に係る取り付け具はダッシュボードの曲面形状にフィットでき、摩擦が大きく密着性を有するのでその密着状態を保持でき、当該位置へ固定させることができる。そして、安定した保持が行える。
この場合、ダッシュボード上に接着剤等により固着させる構成ではなく、単に押し当て置いて密着状態を得るものなので、装着部位を汚損しない。したがって、車載機器の使用を一時的に止める際など車載機器を取り外す必要が生じた際でも元の装着部位を汚損することがない。そして、装着には単に押し当て置いて密着状態を得ることでよく、車載機器の装着を簡単に行えて安定した保持が行える。
図1は本発明の第1の実施形態を示している。本実施形態において車載機器の取り付け具は、柔軟性があり摩擦が大きく密着性を有した台座板1と、硬質性で厚みが薄い支持板2を備え、台座板1の上面に支持板2を連係手段により一体に固定し、車載機器3の支持ブラケット4等を組み付けさせて保持する構成になっている。
台座板1は、ゴム部材あるいはスポンジ部材から形成する。これは車両のダッシュボードへ装着した際の使用環境を考慮した耐候性を有するものが好ましい。ゴム部材には例えばシリコンゴム等を使用でき、スポンジ部材には例えばアクリルフォーム等を使用することができる。台座板1は、本実施形態では略方形状に形成しているが、その形状は任意である。そして図2に示すように、台座板1の縁部を凸状に成形すると共に当該凸状縁部11の内側に嵌め合い溝部12を設け、支持板2の外縁を凸状縁部11に嵌め合わせることにより両者の連係を行う構成とし、これらが連係手段になっている。本実施形態では台座板1の縁部の全周を凸状縁部11に成形している。
支持板2は金属部材から形成し、略格子状にスリット20を設けている。金属部材は例えば冷間圧延鋼板(SPCC)やステンレス鋼板(SUS)などの鋼板材料を使用し、厚さは例えば0.4〜1.6mm程度とし、所定の弾性を発現するものがよい。さらに、この金属部材は、ダッシュボードの曲面形状にフィットさせるため手作業により曲げ加工が容易に行える特質のものがよい。この支持板2は本形態では略方形状に形成していて、略中央部分が支持ブラケット4を着座させる領域21になり、その着座領域21を囲む外側領域にスリット20を所定パターンに設けている。スリット20は、フィット性を向上する手作業の曲げ加工を容易に行えるようにするため設けている。着座領域21は支持ブラケット4側との密着を良好に得るため平坦面であることがよい。したがって、スリット20は、着座領域21を囲む外側領域に設けることになる。なお、このようにスリット2を設けることで、支持板2を変形させやすくなるが、たとえば、ダッシュボード等の取付面の形状が、平坦であったり緩やかな曲面であったりする場合があり、係る場合には、支持板2は、平坦のまま或いはわずかに変形させればすむので、スリットを設けない構成を採っても良い。なお、係るスリットを設けない構成を採ってもよいことについては、以下の実施形態でも同様である。
支持ブラケット4の組み付けには粘着性シート5を使用する。これは、支持板2の着座領域21に粘着性シート5を貼り付け、その粘着性シート5の上に支持ブラケット4を組み付ける方法を採る。そしてその支持ブラケット4に車載機器3を組み付ける。粘着性シート5は例えば柔軟性が高いゲル状のシート材から形成する。このゲル状のシート材は、それ自体に粘着性があるので、それ自体が接触した相手との間で密着して保持する機能を持つ。また、このシート材の表面およびまたは裏面に接着剤の膜層を設ける等により表裏両面が良好な粘着性を有する構成にすることもできる。また、粘着性シート5に替えて、両面接着テープを用いることもできる。本実施形態では粘着性シート5は着座領域21の形状に合わせて略矩形に成形しているが、他の形状を採ることもできる。
台座板1はダッシュボートの所定位置へ設置する。この台座板1の設置は、接着剤等を用いた貼り付けを行うのではなく、所定位置へ単に置いて適度な力で押し当てて密着させる作業を行うことでよい。台座板1が柔軟で摩擦が大きく密着性を有するので、押し当て置いた位置に固定させることができる。
柔軟性の台座板1の上には硬質性の支持板2を一体に固定するので、台座板1の上側では柔軟な変形を制限できる。これは組み付けた支持ブラケット4の座面(平坦な面)を拡大でき、保持を安定に行える作用を行う。支持板2は薄厚にするので台座板1側の柔軟性に悪影響がなく適度に曲げ加工性を示し、したがって、本発明に係る取り付け具はダッシュボードの曲面形状にフィットでき、摩擦が大きく密着性を有するのでその密着状態を保持でき、当該位置へ固定させることができる。そして、安定した保持が行える。また、支持板2には着座領域21を囲む外側領域にスリット20を所定パターンに設けているので、適度な力で押し当てて密着させる作業の際に曲げ加工することができる。したがって、台座板1は、ダッシュボードの曲面形状に対してフィット性を良好に向上した密着が行える。
この場合、ダッシュボード上に接着剤等により固着させる構成ではなく、単に押し当て置いて密着状態を得るものなので、装着部位を汚損しない。したがって、車載機器3の使用を一時的に止める際など車載機器3を取り外す必要が生じた際でも元の装着部位を汚損することがない。そして、装着には単に押し当て置いて密着状態を得ることでよく、車載機器3の装着を簡単に行えて安定した保持が行える。
取り付け具の構成として、硬質性の支持板2を省略し、柔軟性があり摩擦が大きく密着性を有した台座板1のみにより構成する考えもあるが、その場合は車載機器の保持が不安定になる問題を起こす。つまり、柔軟性のゴム部材等から形成した台座板1へ直接に支持ブラケット4を貼り付ける構成を採ることも可能である。その場合、台座板1はダッシュボードの曲面形状にフィットさせて密着状態に固定させることはできるが、図1に示す車載機器3のように表示部を有したものは、ある程度の高さがあり重心が比較的に高い位置にあるため、振動や衝撃が作用した際に台座板1側へ加わる力が比較的に大きい。そして台座板1が柔軟性であることから、その大きい力によりブラケット4の接着部の周囲が容易に変形して密着状態がはがれてしまい、車載機器3の保持が不安定になり転倒してしまう問題がある。その点、本実施形態では台座板1の上面の支持板2が硬質性なので簡単には変形せず、そして支持板2は座面が広く、これは当該支持板2へ組み付けた支持ブラケット4の座面が拡大したことになり重心位置が高くても安定に支持が行える効果を得ることができ、その結果、振動や衝撃が作用した際に台座板1側へ加わる力が比較的に大きい場合でも、安定的に確実に保持することができる。
支持ブラケット4の組み付けは、粘着性シート5による貼り付け方法に限ることはなく、他の方法によるものでもよい。例えば、支持ブラケット4に吸盤を設けて支持板2の上へ吸着させることにより固定する方法を採ることもよい。また例えば、支持板2にオスあるいはメスのねじ部材を一体に設け、支持ブラケット4をねじ止めにより固定することでもよい。 支持板2を台座板1の上面に一体に固定する連係は、必ずしも強固である必要はなく、一体化した状態を十分に保持し得るものであればよい。例えば台座板1の縁部を凸状縁部11に成形するが、凸状縁部11の内側に嵌め合い溝部は設けない構成とし、凸状縁部11の枠内に支持板2をジャストサイズに嵌め収めることでもよい。また、台座板1と支持板2との連係は、接着剤あるいは両面粘着性シートなどを介在させて貼り合わせる方法や、ゴムのインサート成型を採ることもできる。台座板1および支持板2の形状は適宜であり、本形態では略方形状にしているが、これに限るものではない。
図1に示す車載機器3および支持ブラケット4は一例であり、車載機器に対応した支持ブラケットを適宜に使用することになる。また、車載機器3はナビゲーション装置など適宜であるが、車載機器のサイズが大きく重量が重い場合は、取り付け具の側も対応させてサイズを大きくする必要がある。
ところで本発明は、ダッシュボード上に接着剤等により固着させる構成ではないので、強い衝撃の際は密着状態を保つことが困難になり台座板1がダッシュボード上で動いてしまうおそれがないこともない。ただし、通常一般的な車両の使用状況ではかなり強い衝撃がかかることはさほどなく、本発明では台座板1のサイズを適切に設定するので必要十分な密着力を発現できる構成を採るものであり、したがって実用上は十分な保持が行える。
図3は、本発明の第2の実施形態を示している。本実施形態における車載機器の取り付け具は、基本的には第1の実施形態と同様であり、台座板1の上面に支持板2を連係手段により一体に固定し、車載機器3の支持ブラケット4等を組み付けさせて保持する構成になっている。第1の実施形態と同様な構成には同一符号を付してあり、その説明を省略する。
本実施形態では、連係手段の構成を第1の実施形態のものと変更している。すなわち、連係手段として、台座板1の表面に突起部13を形成すると共に、図4に示すように当該突起部13の根元を周回させて嵌め合い溝部12を設けている。突起部13は、各コーナーの近辺にそれぞれ設けている。そして、支持板2の対応位置に孔部22を設けて当該孔部22を突起部13に嵌め合わせることにより両者の連係を行う構成にしている。突起部13および孔部22の形状は適宜であり、両者が嵌め合い可能となる形状であればどんな形状でもよい。
この場合も作用,効果は第1の実施形態と同様であり、ダッシュボードの上に単に押し当て置いて密着状態を得るものなので、装着部位を汚損せず、車載機器3の装着を簡単に行えて安定した保持が行える。
図5は、本発明の第3の実施形態を示している。本実施形態の車載機器の取り付け具は、基本的には第1の実施形態と同様であり、台座板1の上面に支持板2を連係手段により一体に固定し、車載機器3の支持ブラケット4等を組み付けさせて保持する構成になっている。第1の実施形態と同様な構成には同一符号を付してあり、その説明を省略する。
そして本実施形態では、上述した各実施形態と比較し、連係手段の構成を変更している。すなわち、連係手段として、台座板1のコーナー部に突起部13を形成すると共に、図6に示すように当該突起部13の根元を略周回させて嵌め合い溝部12を設けている。突起部13は、各コーナーにそれぞれ設けている。そして、支持板2のコーナー部に切り欠き部23を設けて当該切り欠き部23を突起部13に嵌め合わせることにより両者の連係を行う構成にしている。突起部13および切り欠き部23の形状は適宜であり、両者が嵌め合い可能となる形状であればどんな形状でもよい。
この場合も作用,効果は第1の実施形態と同様であり、ダッシュボードの上に単に押し当て置いて密着状態を得るものなので、装着部位を汚損せず、車載機器3の装着を簡単に行えて安定した保持が行える。
図7は、本発明の第4の実施形態を示している。本実施形態の車載機器の取り付け具は、基本的には第1の実施形態と同様であり、台座板1の上面に支持板2を連係手段により一体に固定し、車載機器3の支持ブラケット4等を組み付けさせて保持する構成になっている。第1の実施形態と同様な構成には同一符号を付してあり、その説明を省略する。
本実施形態では、上述した各実施形態と比較し、支持板2,連係手段の構成を変更している。すなわち支持板2は金属部材から形成するが、スリットは設けない構成を採る。連係手段として、台座板1の縁部に張り出し形状にバンド片14を形成すると共に、当該バンド片14の先端側に嵌め合い孔15を設けている。そして、支持板2の対応縁部には切り込みを曲げ加工してなる起立タブ24を形成し、バンド片14を折りたたんで嵌め合い孔15を起立タブ24に嵌め合わせることにより両者の連係を行う構成にしている。
この場合も作用,効果は第1の実施形態と同様であり、ダッシュボードの上に単に押し当て置いて密着状態を得るものなので、装着部位を汚損せず、車載機器3の装着を簡単に行えて安定した保持が行える。
図8は本発明の第5の実施形態を示している。本実施形態の車載機器の取り付け具は、基本的には第1の実施形態と同様であり、台座板1の上面に支持板2を連係手段により一体に固定し、車載機器3の支持ブラケット4等を組み付けさせて保持する構成になっている。第1の実施形態と同様な構成には同一符号を付してあり、その説明を省略する。
本実施形態では支持板2,連係手段の構成を変更すると共に、台座板1と支持板2との間に隙間dを設けている。支持板2は、樹脂部材や金属板その他の材料から形成し、スリットは設けない構成を採り、図9に示すようにそのコーナー部をクランク状に曲げ加工することにより段差端部25に成形している。そして連係手段には、台座板1のコーナー部を凸状に成形すると共に、図10に示すように当該凸状縁部11の内側に嵌め合い溝部12を設け、支持板2の段差端部25を凸状縁部12に嵌め合わせることにより両者の連係を行う構成にしている。ここでは台座板1のコーナー部だけを凸状縁部11に成形していて、連係に係る部位は部分的に設ける構成を採る。支持板2のコーナー部は段差端部25になっているため、台座板1との間に隙間dが生じ、つまり当該段差端部25を除く略全域について所定の隙間dを得る設定になっている。
台座板1と支持板2との間に隙間dを設けるので、ダッシュボード上に押し当て置いた際に台座板1の変形量を大きくすることができ、ダッシュボードの曲面形状に対して、より良好にフィットさせることができる。その結果、密着状態を向上でき、より安定に保持が行える。また、このように隙間dを設けたことで、仮に台座板1がダッシュボード等の取付面の形状にフィットして湾曲等変形したとしても、支持板2は平板の状態を維持することができるので、スリットが無くとも問題がない。もちろん、支持板2にスリットを設けることを妨げるものではない。
図11は、本発明の第6の実施形態を示している。本実施形態の車載機器の取り付け具は、基本的には第1の実施形態と同様であり、台座板1の上面に支持板2を連係手段により一体に固定し、車載機器3の支持ブラケット4等を組み付けさせて保持する構成になっている。第1の実施形態と同様な構成には同一符号を付してあり、その説明を省略する。
本実施形態では、支持板2,連係手段の構成を変更すると共に、台座板1と支持板2との間に隙間を設けている。支持板2は樹脂部材や金属板その他の材料から形成し、スリットは設けない構成を採る。もちろん、この実施形態においてもスリットを設けても良い。そして連係手段には、台座板1のコーナー部を凸状に成形すると共に、図12に示すように当該凸状縁部11の内側に嵌め合い溝部12を設けるが、嵌め合い溝部12は台座板1の表面との一致面ではなくわずかに上方となる位置に設ける設定にしていて、支持板2のコーナー縁部を凸状縁部12に嵌め合わせることにより両者の連係を行う構成にしている。ここでは台座板1のコーナー部だけを凸状縁部11に成形している。嵌め合い溝部12は台座板1の表面との一致面ではなくわずかに上方となる位置に設けるので、嵌め合わせた支持板2と台座板1との間に隙間dが生じる。つまり当該嵌め合い溝部12を除く略全域について隙間dを得る設定になっている。
この場合も、台座板1と支持板2との間に隙間dを設けるので、ダッシュボード上に押し当て置いた際に台座板1の変形量を大きくすることができ、ダッシュボードの曲面形状に対して、より良好にフィットさせることができる。その結果、密着状態を向上でき、より安定に保持が行える。
本発明に係る車載機器の取り付け具の第1の実施形態であり、各部を分離して示す斜視図である。 図1に示す第1形態の周縁部分の断面図である。 車載機器の取り付け具の第2の実施形態を示す平面図である。 図3に示す第2形態のコーナー部分の断面図である。 車載機器の取り付け具の第3の実施形態を示す平面図である。 図5に示す第3形態のコーナー部分の斜視図である。 車載機器の取り付け具の第4の実施形態を示す斜視図である。 車載機器の取り付け具の第5の実施形態を示す平面図である。 図8に示す第5形態の支持板の平面図である。 図8に示す第5形態の対角線における断面図である。 車載機器の取り付け具の第6の実施形態を示す平面図である。 図11に示す第6形態の対角線における断面図である。
符号の説明
1 台座板
2 支持板
3 車載機器
4 支持ブラケット
5 粘着性シート
11 凸状縁部
12 嵌め合い溝部
13 突起部
14 バンド片
15 嵌め合い孔
20 スリット
21 着座領域
22 孔部
23 切り欠き部
24 起立タブ
25 段差端部
d 隙間

Claims (12)

  1. 車載機器を車室内の所定位置に固定するため、前記車載機器を直接またはその車載機器用の支持部材を保持する車載機器の取り付け具であって、
    柔軟性があり摩擦が大きく密着性を有した台座板と、
    硬質性で厚みが薄い支持板と、
    前記支持板を前記台座板の上面に一体に固定する連係手段とを備えることを特徴とする車載機器の取り付け具。
  2. 前記台座板をゴム部材あるいはスポンジ部材から形成し、前記支持板を金属部材あるいは樹脂部材から形成することを特徴とする請求項1に記載の車載機器の取り付け具。
  3. 前記支持板を金属部材から形成し、前記支持ブラケットの着座領域を囲む外側領域にスリットを所定パターンに設けることを特徴とする請求項1または2に記載の車載機器の取り付け具。
  4. 前記連係手段は、前記台座板の縁部を凸状に成形すると共に当該凸状縁部の内側に嵌め合い溝部を設け、前記支持板の外縁を前記凸状縁部に嵌め合わせることにより両者の連係を行う構成であることを特徴とする請求項1から3の何れか1項に記載の車載機器の取り付け具。
  5. 前記台座板の縁部の全周を前記凸状縁部に成形することを特徴とする請求項4に記載の車載機器の取り付け具。
  6. 前記台座板のコーナー部だけを前記凸状縁部に成形することを特徴とする請求項4に記載の車載機器の取り付け具。
  7. 前記連係手段は、前記台座板の表面に突起部を形成すると共に当該突起部の根元を周回させて嵌め合い溝部を設け、前記支持板の対応位置に孔部を設けて当該孔部を前記突起部に嵌め合わせることにより両者の連係を行う構成であることを特徴とする請求項1から3の何れか1項に記載の車載機器の取り付け具。
  8. 前記連係手段は、前記台座板のコーナー部に突起部を形成すると共に当該突起部の根元を略周回させて嵌め合い溝部を設け、前記支持板のコーナー部に切り欠き部を設けて当該切り欠き部を前記突起部に嵌め合わせることにより両者の連係を行う構成であることを特徴とする請求項1から3の何れか1項に記載の車載機器の取り付け具。
  9. 前記連係手段は、前記台座板の縁部に張り出し形状にバンド片を形成すると共に当該バンド片の先端側に嵌め合い孔を設け、前記支持板の対応縁部には切り込みを曲げ加工してなる起立タブを形成し、前記嵌め合い孔を前記起立タブに嵌め合わせることにより両者の連係を行う構成であることを特徴とする請求項1から3の何れか1項に記載の車載機器の取り付け具。
  10. 前記台座板と前記支持板との間に隙間を設けることを特徴とする請求項1から9の何れか1項に記載の車載機器の取り付け具。
  11. 前記支持板のコーナー部をクランク状に曲げ加工することにより段差端部に成形し、当該段差端部を除く全域について前記隙間を得る設定であることを特徴とする請求項10に記載の車載機器の取り付け具。
  12. 前記嵌め合い溝部を前記台座板の表面との一致面ではなくわずかに上方となる位置に設ける設定とし、当該嵌め合い溝部を除く略全域について前記隙間を得る設定であることを特徴とする請求項10に記載の車載機器の取り付け具。
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