JP2008195314A - 機器取付装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】取り付けた機器の角度を好適に維持することができる機器取付装置を実現する。
【解決手段】機器取付装置10は、ポータブルナビゲーション装置20が固定される軸部1が設けられた球体部2の球面に摺接し、その球体部2を回転可能に保持する保持部3を備えているので、その球体部3が支点となるように軸部1を揺動させるようにして、ポータブルナビゲーション装置20の角度や向きを所望する配置に切り替えることができ、また、そのポータブルナビゲーション装置20が所望する角度や向きとなった状態で、止め具5の係入突部5bを球体部2の穴部2aに係入させて、球体部2を保持部3に係止することによって、ポータブルナビゲーション装置20の角度や向きを好適に維持することを可能にした。
【選択図】図1
【解決手段】機器取付装置10は、ポータブルナビゲーション装置20が固定される軸部1が設けられた球体部2の球面に摺接し、その球体部2を回転可能に保持する保持部3を備えているので、その球体部3が支点となるように軸部1を揺動させるようにして、ポータブルナビゲーション装置20の角度や向きを所望する配置に切り替えることができ、また、そのポータブルナビゲーション装置20が所望する角度や向きとなった状態で、止め具5の係入突部5bを球体部2の穴部2aに係入させて、球体部2を保持部3に係止することによって、ポータブルナビゲーション装置20の角度や向きを好適に維持することを可能にした。
【選択図】図1
Description
本発明は、機器取付装置に係り、特に機器を所望する角度に取り付けるための機器取付装置に関する。
従来、車載用テレビやカーナビゲーションなどの機器を車内に取り付けるための受像機取付具や、プロジェクタや液晶テレビなどの機器を壁面や天井に取り付けるための機器用取付台等の機器取付装置が知られている(例えば、特許文献1、2参照。)。
この従来の機器取付装置は、所定の機器に配設された軸部の先端に設けられた球面部を摺接可能に保持する保持部を有しており、その機器を所望する角度に調節した後に固定ネジやボルト等を締め付けることにより、保持部が球面部をしっかりと保持することで軸部を支持して、機器の姿勢を調節した状態に維持することが可能になっている。
特開2002−144971号公報
特開2003−110966号公報
しかしながら、上記従来技術の場合、機器の使用環境において生じる振動などの作用によって、固定ネジやボルトなどが緩んでしまうと、球面部が保持部に対して摺動してしまい、機器の角度がずれてしまうことがあるという問題があった。
本発明の目的は、取り付けた機器の角度を好適に維持することができる機器取付装置を提供することである。
以上の課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、機器取付装置であって、
所定の機器に一端が固定される軸部と、
前記軸部の他端に設けられる球体部と、
前記球体部の球面に摺接し、前記球体部を回転可能に保持する保持部と、
前記保持部を所望する箇所に取り付けるための取付部と、を備え、
前記球体部の球面には、その球体部の中心に向かって窪み、その開口にC面が形成されたディンプル状の複数の穴部が設けられており、前記球体部の中心を挟んで対向しない配置の異なる穴部に係入することで、前記球体部が回転しないように、その球体部を前記保持部に係止する少なくとも2つの止め具を備えることを特徴とする。
所定の機器に一端が固定される軸部と、
前記軸部の他端に設けられる球体部と、
前記球体部の球面に摺接し、前記球体部を回転可能に保持する保持部と、
前記保持部を所望する箇所に取り付けるための取付部と、を備え、
前記球体部の球面には、その球体部の中心に向かって窪み、その開口にC面が形成されたディンプル状の複数の穴部が設けられており、前記球体部の中心を挟んで対向しない配置の異なる穴部に係入することで、前記球体部が回転しないように、その球体部を前記保持部に係止する少なくとも2つの止め具を備えることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、機器取付装置であって、
所定の機器に一端が固定される軸部と、
前記軸部の他端に設けられる球体部と、
前記球体部の球面に摺接し、前記球体部を回転可能に保持する保持部と、
前記保持部を所望する箇所に取り付けるための取付部と、を備え、
前記球体部の球面には、その球体部の中心に向かって窪んだ複数の穴部が設けられており、前記穴部に係入することで前記球体部を前記保持部に係止する止め具を備えることを特徴とする。
所定の機器に一端が固定される軸部と、
前記軸部の他端に設けられる球体部と、
前記球体部の球面に摺接し、前記球体部を回転可能に保持する保持部と、
前記保持部を所望する箇所に取り付けるための取付部と、を備え、
前記球体部の球面には、その球体部の中心に向かって窪んだ複数の穴部が設けられており、前記穴部に係入することで前記球体部を前記保持部に係止する止め具を備えることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の機器取付装置において、
前記穴部の開口には、面取りされたC面が形成されていることを特徴とする。
前記穴部の開口には、面取りされたC面が形成されていることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項2又は3に記載の機器取付装置において、
前記複数の穴部は、前記球体部の球面にディンプル状に無数に設けられていることを特徴とする。
前記複数の穴部は、前記球体部の球面にディンプル状に無数に設けられていることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項2〜4の何れか一項に記載の機器取付装置において、
前記球体部の中心を挟んで対向しない配置の異なる穴部に係入する、少なくとも2つの止め具を備えることを特徴とする。
前記球体部の中心を挟んで対向しない配置の異なる穴部に係入する、少なくとも2つの止め具を備えることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、機器取付装置は、所定の機器が固定される軸部が設けられた球体部の表面である球面に摺接し、その球体部を回転可能に保持する保持部を備えているので、その球体部が支点となるように軸部を揺動させるようにして、機器の角度や向きを所望する配置に切り替えることができる。
そして、その機器が所望する角度や向きとなった状態で、止め具を球体部の穴部に係入させて、その球体部が回転しないように球体部を保持部に係止することによって、軸部に固定された機器をその配置にとどめることができるので、この機器取付装置によって所望する箇所に取り付けられた機器の角度や向きを好適に維持することが可能になる。
そして、その機器が所望する角度や向きとなった状態で、止め具を球体部の穴部に係入させて、その球体部が回転しないように球体部を保持部に係止することによって、軸部に固定された機器をその配置にとどめることができるので、この機器取付装置によって所望する箇所に取り付けられた機器の角度や向きを好適に維持することが可能になる。
また、機器取付装置の球体部の穴部の開口には、その開口の縁が面取りされたC面が形成されているので、その開口の間口が広がることとなって、穴部に止め具を係入しやすくなる。
また、機器取付装置の球体部の穴部は、球体部の球面にゴルフボールのディンプル状に無数に設けられているので、止め具を穴部に係入するパターンが多く、その穴部の数に相当する配置に機器の角度調節を行うことができる。
また、機器取付装置における球体部の中心を挟んで対向しない配置の異なる穴部に係入する、少なくとも2つの止め具を備えているので、この機器取付装置の軸部が支持する機器の角度がずれることなく、調節した角度をより好適に維持することが可能になる。
つまり、2つ以上の複数の止め具の軸線方向が異なるように、各止め具を各穴部に係入することができるので、その複数の止め具がそれぞれ穴部に係入された球体部は回転ができない状態になり、調節した機器の角度や向きが変化しないようにすることができる。
つまり、2つ以上の複数の止め具の軸線方向が異なるように、各止め具を各穴部に係入することができるので、その複数の止め具がそれぞれ穴部に係入された球体部は回転ができない状態になり、調節した機器の角度や向きが変化しないようにすることができる。
請求項2に記載の発明によれば、機器取付装置は、所定の機器が固定される軸部が設けられた球体部の表面である球面に摺接し、その球体部を回転可能に保持する保持部を備えているので、その球体部が支点となるように軸部を揺動させるようにして、機器の角度や向きを所望する配置に切り替えることができる。
そして、その機器が所望する角度や向きとなった状態で、止め具を球体部の穴部に係入させて、その球体部が回転しないように球体部を保持部に係止することによって、軸部に固定された機器をその配置にとどめることができるので、この機器取付装置によって所望する箇所に取り付けられた機器の角度や向きを好適に維持することが可能になる。
そして、その機器が所望する角度や向きとなった状態で、止め具を球体部の穴部に係入させて、その球体部が回転しないように球体部を保持部に係止することによって、軸部に固定された機器をその配置にとどめることができるので、この機器取付装置によって所望する箇所に取り付けられた機器の角度や向きを好適に維持することが可能になる。
請求項3に記載の発明によれば、請求項2に記載の発明と同様の効果が得られることは無論のこと、機器取付装置の球体部の穴部の開口には、その開口の縁が面取りされたC面が形成されているので、その開口の間口が広がることとなって、穴部に止め具を係入しやすくなる。
請求項4に記載の発明によれば、請求項2又は3に記載の発明と同様の効果が得られることは無論のこと、機器取付装置の球体部の穴部は、球体部の球面にゴルフボールのディンプル状に無数に設けられているので、止め具を係入するパターンが多く、その穴部の数に相当する配置に機器の角度調節を行うことができる。
請求項5に記載の発明によれば、請求項2〜4の何れか一項に記載の発明と同様の効果が得られることは無論のこと、機器取付装置における球体部の中心を挟んで対向しない配置の異なる穴部に係入する、少なくとも2つの止め具を備えているので、この機器取付装置の軸部が支持する機器の角度がずれることなく、調節した角度をより好適に維持することが可能になる。
つまり、2つ以上の複数の止め具の軸線方向が異なるように、各止め具を各穴部に係入することができるので、その複数の止め具がそれぞれ穴部に係入された球体部は回転ができない状態になり、調節した機器の角度や向きが変化しないようにすることができる。
つまり、2つ以上の複数の止め具の軸線方向が異なるように、各止め具を各穴部に係入することができるので、その複数の止め具がそれぞれ穴部に係入された球体部は回転ができない状態になり、調節した機器の角度や向きが変化しないようにすることができる。
以下、図を参照して本発明に係る機器取付装置の実施形態を詳細に説明する。なお、発明の範囲は、図示例に限定されない。
本実施の形態では、機器取付装置として、ポータブルナビゲーション装置を車内のダッシュボードに取り付けるための機器取付装置を例示して説明することとする。
本実施の形態では、機器取付装置として、ポータブルナビゲーション装置を車内のダッシュボードに取り付けるための機器取付装置を例示して説明することとする。
機器取付装置10は、図1に示すように、所定の機器であるポータブルナビゲーション装置20の背面に設けられた接続部21に一端が固定された軸部1と、軸部1の他端に設けられた球体部2と、球体部2の表面である球面に摺接してその球体部2を回転可能に保持する保持部3と、保持部3を所望する箇所に取り付けるための取付部4と、保持部3に配されている止め具5等を備えている。
軸部1は、ポータブルナビゲーション装置20を機器取付装置10に連結して固定するための部材である。
なお、ポータブルナビゲーション装置20は、このポータブルナビゲーション装置20が搭載された車両の現在位置を地図上に示したり、目的地までの経路を表示したりする装置であり、その構成や動作は従来公知のものと同様であるので、ここでは詳述しない。
なお、ポータブルナビゲーション装置20は、このポータブルナビゲーション装置20が搭載された車両の現在位置を地図上に示したり、目的地までの経路を表示したりする装置であり、その構成や動作は従来公知のものと同様であるので、ここでは詳述しない。
球体部2は、保持部3に摺接可能に保持されており、球体部2が回転するように向きが切り替わると、軸部1の向きや配置が切り替えられ、軸部1に固定されるポータブルナビゲーション装置20の向きや角度が切り替わるようになっている。
この球体部2の表面には、図2、図3に示すように、球体部2の中心に向かって窪みが形成されてなる複数の穴部2aが設けられている。この複数の穴部2aは、例えば、ゴルフボールのディンプルのように球体部2の球面に無数に設けられている。なお、この穴部2aの数が、ポータブルナビゲーション装置20の角度切り替えの数(角度調節数、調節段階数)に相当するので、より細かい角度調節が必要な場合にはより多くの穴部2aを形成するなど、その機器の用途などに応じて、穴部2aの数を増減する調整を行えばよい。
また、球体部2に設けられた穴部2aの円形の開口には、図4に示すように、その開口の径を広げるように、開口の縁が面取りされたC面2cが形成されている。
この球体部2の表面には、図2、図3に示すように、球体部2の中心に向かって窪みが形成されてなる複数の穴部2aが設けられている。この複数の穴部2aは、例えば、ゴルフボールのディンプルのように球体部2の球面に無数に設けられている。なお、この穴部2aの数が、ポータブルナビゲーション装置20の角度切り替えの数(角度調節数、調節段階数)に相当するので、より細かい角度調節が必要な場合にはより多くの穴部2aを形成するなど、その機器の用途などに応じて、穴部2aの数を増減する調整を行えばよい。
また、球体部2に設けられた穴部2aの円形の開口には、図4に示すように、その開口の径を広げるように、開口の縁が面取りされたC面2cが形成されている。
保持部3は、球体部2の球面と同じ曲面を有する滑らかな摺接面3aを備えており、その摺接面3aが球体部2を包み込むようにして、保持部3が球体部2を保持している。そして、球体部2は、保持部3の摺接面3aに球面を摺接させるように回転可能に保持されている。
なお、球体部2の球面は凸面状の曲面を有しており、保持部3の摺接面3aは凹面状の曲面を有している。
なお、球体部2の球面は凸面状の曲面を有しており、保持部3の摺接面3aは凹面状の曲面を有している。
また、保持部3には、図3、図5に示すように、保持部3の外面から摺接面3aに貫通する貫通孔3bが形成されており、この貫通孔3bに止め具5が備えられている。
止め具5は、図3、図5に示すように、貫通孔3bに挿入されるボルト部5aと、ボルト部5aの先端に形成された係入突部5bと、ボルト部5aの基端に形成されたツマミ部5cとを備えている。
そして、ボルト部5aが図示しないナットなどを介して貫通孔3b(保持部3)に固定されるようになっている。
そして、止め具5の係入突部5bを球体部2の穴部2aに係入して、止め具5(ボルト部5a)を保持部3に固定すると、球体部2が回転しないように、その球体部2を保持部3に係止することができる。
なお、止め具5の係入突部5bを球体部2の穴部2aに係入するように、止め具5のツマミ部5cを回すと、保持部3が球体部2を締め付けるようにして球体部2の摺接回動をある程度規制するようになっている。そして、係入突部5bが穴部2aに係入されることで、球体部2の回動が好適に止められるようになっている。
止め具5は、図3、図5に示すように、貫通孔3bに挿入されるボルト部5aと、ボルト部5aの先端に形成された係入突部5bと、ボルト部5aの基端に形成されたツマミ部5cとを備えている。
そして、ボルト部5aが図示しないナットなどを介して貫通孔3b(保持部3)に固定されるようになっている。
そして、止め具5の係入突部5bを球体部2の穴部2aに係入して、止め具5(ボルト部5a)を保持部3に固定すると、球体部2が回転しないように、その球体部2を保持部3に係止することができる。
なお、止め具5の係入突部5bを球体部2の穴部2aに係入するように、止め具5のツマミ部5cを回すと、保持部3が球体部2を締め付けるようにして球体部2の摺接回動をある程度規制するようになっている。そして、係入突部5bが穴部2aに係入されることで、球体部2の回動が好適に止められるようになっている。
取付部4は、保持部3の底面より広いサイズを有する板状のゴム材であり、その底面側には接着部4aが設けられている。なお、接着部4aとしては、糊剤や両面テープ、吸盤などを適用することができ、機器取付装置10(ポータブルナビゲーション装置20)を取り付ける箇所に応じて適したものを用いるようにすればよい。
この取付部4をダッシュボードにおける所望する箇所に接着部4aによって接着して、保持部3をダッシュボードに取り付けることで、そのダッシュボードに機器取付装置10とともにポータブルナビゲーション装置20を取り付けることができる。
この取付部4をダッシュボードにおける所望する箇所に接着部4aによって接着して、保持部3をダッシュボードに取り付けることで、そのダッシュボードに機器取付装置10とともにポータブルナビゲーション装置20を取り付けることができる。
次に、本発明に係る機器取付装置10によるポータブルナビゲーション装置20の角度調節について説明する。
まず、軸部1を介してポータブルナビゲーション装置20と連結した機器取付装置10の取付部4をダッシュボードの所望する位置に取り付けて、そのポータブルナビゲーション装置20をダッシュボードに取り付ける。
次いで、図3に示すように、止め具5を球体部2から離間させるようにして、止め具5の係入突部5bを球体部2の穴部2aから抜いた状態で、ポータブルナビゲーション装置20が所望する角度や向きとなるように調節する。
つまり、ユーザが、ポータブルナビゲーション装置20を掴んで、ポータブルナビゲーション装置20の配置を切り替えるように動かすと、保持部3に摺接保持されて回転する球体部2が支点となって軸部1が揺動して、軸部1に固定支持されているポータブルナビゲーション装置20の角度や向きが切り替わるようになっている。
つまり、ユーザが、ポータブルナビゲーション装置20を掴んで、ポータブルナビゲーション装置20の配置を切り替えるように動かすと、保持部3に摺接保持されて回転する球体部2が支点となって軸部1が揺動して、軸部1に固定支持されているポータブルナビゲーション装置20の角度や向きが切り替わるようになっている。
そして、ポータブルナビゲーション装置20が所望する配置となった状態で、止め具5のツマミ部5cを回して球体部2を締め付けるとともに、図5に示すように、止め具5の係入突部5bを球体部2の穴部2aに係入させて、その球体部2を保持部3に係止する。
なお、穴部2aの開口には、その開口の縁が面取りされたC面2cが形成されているので、穴部2aに係入突部5bを入れやすくなっている。
なお、穴部2aの開口には、その開口の縁が面取りされたC面2cが形成されているので、穴部2aに係入突部5bを入れやすくなっている。
この係入突部5bが穴部2aに係入することで、球体部2が回転しないようになり、調節したポータブルナビゲーション装置20の角度が維持されることとなる。
特に、止め具5の係入突部5bが球体部2の穴部2aに係入されているので、走行する車両において生じる複合振動が機器取付装置10に作用した場合でも、係入突部5bが穴部2aから抜け出てしまうことはなく、そのポータブルナビゲーション装置20の角度はズレにくくなっており、調節した角度を好適に維持することができる。つまり、振動などの作用によって、止め具5の固定が緩んでしまうことがあっても、穴部2aから係入突部5bが完全に抜け出ることなく、止め具5が球体部2の回動を阻止することが可能になっている。
特に、止め具5の係入突部5bが球体部2の穴部2aに係入されているので、走行する車両において生じる複合振動が機器取付装置10に作用した場合でも、係入突部5bが穴部2aから抜け出てしまうことはなく、そのポータブルナビゲーション装置20の角度はズレにくくなっており、調節した角度を好適に維持することができる。つまり、振動などの作用によって、止め具5の固定が緩んでしまうことがあっても、穴部2aから係入突部5bが完全に抜け出ることなく、止め具5が球体部2の回動を阻止することが可能になっている。
このように、本発明に係る機器取付装置10は、所定の機器であるポータブルナビゲーション装置20を支持する軸部1が設けられた球体部2を摺接回動可能に保持する保持部3を備えているので、その球体部2が支点となるように軸部1を揺動させて、ポータブルナビゲーション装置20の角度や向きを所望する配置に切り替えることができる。
そして、ポータブルナビゲーション装置20が所望する角度や向きとなった状態で、止め具5の係入突部5bを球体部2の穴部2aに係入させて、その球体部2が回転しないように球体部2を保持部3に係止することによって、ダッシュボードに取り付けて調節したポータブルナビゲーション装置20の配置や、角度や向きを好適に維持することが可能になる。
そして、ポータブルナビゲーション装置20が所望する角度や向きとなった状態で、止め具5の係入突部5bを球体部2の穴部2aに係入させて、その球体部2が回転しないように球体部2を保持部3に係止することによって、ダッシュボードに取り付けて調節したポータブルナビゲーション装置20の配置や、角度や向きを好適に維持することが可能になる。
なお、本発明は上記実施形態に限られるものではない。
例えば、図6に示すように、球体部2の中心を挟んで対向しない配置の異なる2つの穴部2aに係入する2つの止め具5を備える機器取付装置11であれば、その機器取付装置11が支持する機器(例えば、ポータブルナビゲーション装置20)の角度がずれることはなく、調節した角度をより好適に維持することが可能になる。
つまり、各止め具5のボルト部5aの軸線方向が異なるので、その2つの止め具5の係入突部5bが穴部2aに係入された球体部2は回転ができない状態になっており、調節した機器の角度や向きが変化しないようになっている。
例えば、図6に示すように、球体部2の中心を挟んで対向しない配置の異なる2つの穴部2aに係入する2つの止め具5を備える機器取付装置11であれば、その機器取付装置11が支持する機器(例えば、ポータブルナビゲーション装置20)の角度がずれることはなく、調節した角度をより好適に維持することが可能になる。
つまり、各止め具5のボルト部5aの軸線方向が異なるので、その2つの止め具5の係入突部5bが穴部2aに係入された球体部2は回転ができない状態になっており、調節した機器の角度や向きが変化しないようになっている。
なお、以上の実施の形態においては、機器取付装置10によりポータブルナビゲーション装置20をダッシュボードに取り付ける場合を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、車載用の液晶テレビを機器取付装置10で取り付けてもよい。
また、機器取付装置10を車載用の機器の取り付けに用いることに限らず、例えば、家屋の部屋内や店内、または街頭に設置する機器の取り付けに用いるようにしてもよい。
また、機器取付装置10を車載用の機器の取り付けに用いることに限らず、例えば、家屋の部屋内や店内、または街頭に設置する機器の取り付けに用いるようにしてもよい。
また、その他、具体的な細部構造等についても適宜に変更可能であることは勿論である。
1 軸部
2 球体部
2a 穴部
2c C面
3 保持部
3a 摺接面
3b 貫通孔
4 取付部
4 接着部
5 止め具
5a ボルト部
5b 係入突部
5c ツマミ部
10 機器取付装置
11 機器取付装置
20 ポータブルナビゲーション装置(機器)
2 球体部
2a 穴部
2c C面
3 保持部
3a 摺接面
3b 貫通孔
4 取付部
4 接着部
5 止め具
5a ボルト部
5b 係入突部
5c ツマミ部
10 機器取付装置
11 機器取付装置
20 ポータブルナビゲーション装置(機器)
Claims (5)
- 所定の機器に一端が固定される軸部と、
前記軸部の他端に設けられる球体部と、
前記球体部の球面に摺接し、前記球体部を回転可能に保持する保持部と、
前記保持部を所望する箇所に取り付けるための取付部と、を備え、
前記球体部の球面には、その球体部の中心に向かって窪み、その開口にC面が形成されたディンプル状の複数の穴部が設けられており、前記球体部の中心を挟んで対向しない配置の異なる穴部に係入することで、前記球体部が回転しないように、その球体部を前記保持部に係止する少なくとも2つの止め具を備えることを特徴とする機器取付装置。 - 所定の機器に一端が固定される軸部と、
前記軸部の他端に設けられる球体部と、
前記球体部の球面に摺接し、前記球体部を回転可能に保持する保持部と、
前記保持部を所望する箇所に取り付けるための取付部と、を備え、
前記球体部の球面には、その球体部の中心に向かって窪んだ複数の穴部が設けられており、前記穴部に係入することで前記球体部を前記保持部に係止する止め具を備えることを特徴とする機器取付装置。 - 前記穴部の開口には、面取りされたC面が形成されていることを特徴とする請求項2に記載の機器取付装置。
- 前記複数の穴部は、前記球体部の球面にディンプル状に無数に設けられていることを特徴とする請求項2又は3に記載の機器取付装置。
- 前記球体部の中心を挟んで対向しない配置の異なる穴部に係入する、少なくとも2つの止め具を備えることを特徴とする請求項2〜4の何れか一項に記載の機器取付装置。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007034487A JP2008195314A (ja) | 2007-02-15 | 2007-02-15 | 機器取付装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
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Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2010132229A (ja) * | 2008-12-08 | 2010-06-17 | Yupiteru Corp | 車載機器の取り付け具 |
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-
2007
- 2007-02-15 JP JP2007034487A patent/JP2008195314A/ja active Pending
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