JP2010127699A - X線検査装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】筐体の搬入口及び搬出口が開放される面積と時間を極力抑えてX線遮蔽性を向上させる。簡素な構成とするとともに、清掃性を良好にする。
【解決手段】遮蔽構造の筐体3と、被検査物Wを搬送するベルトコンベアと、被検査物WにX線を照射するX線発生部11と、被検査物Wを透過したX線を検出するX線検出部12と、筐体3の搬入口4a及び搬出口4bに設けられているX線遮蔽部材21とを備えるX線検査装置1において、X線遮蔽部材21として複数の金属板22a〜22cからなるX線遮蔽ユニット21を備え、X線遮蔽ユニット21は、複数の金属板22a〜22cが、その上縁部23a〜23cが近接して吊り下げられ、その下縁部24a〜24cと搬送面との間の距離が下流側の金属板22cほど短く形成されており、金属板22a〜22cを被検査物Wに押された搬送方向Yの上流側の金属板22aが次の金属板22b,22cを押すように配置した。
【選択図】図3

Description

本発明は、筐体内を搬送されている被検査物にX線を照射し、被検査物を透過したX線の透過量に基づいて被検査物の品質を検査するX線検査装置に係り、特にこの装置の筐体が有する被検査物の搬入口及び搬出口における遮蔽構造に関するものである。
X線検査装置は、その筐体内を搬送されている食品などの被検査物にX線を照射して被検査物に混入している異物の検出や、被検査物の形状などが品質規格に適合するか否かを検査する装置である。この装置の筐体は、被検査物が搬入される開口部である搬入口と、被検査物が搬出される開口部である搬出口とを有している。通常、筐体の搬入口及び搬出口には筐体外にX線を漏洩させないために遮蔽部材が設けられている。
上述した遮蔽部材として、従来、例えば下記特許文献1に開示されるように、X線遮蔽材である鉛を含有する樹脂シートなどからなるのれん状の遮蔽カーテンがあった。この遮蔽カーテンは、被検査物が包装されたものの場合には好適に用いられるが、被検査物が生肉などのような剥き出しの食品の場合には、被検査物が遮蔽カーテンを通過するときに鉛成分が付着する可能性があることから用いられなかった。
そのため、被検査物が剥き出しの食品の場合には、鉛を含有する遮蔽カーテンに代えて、図14(a)に示すようなSUS製などの金属板101を揺動可能に吊り下げているものが用いられている。ところが、金属板101はそれ自体に可撓性がないため、被検査物Wの通過時に筐体の搬入口及び搬出口が大きく開いてしまい、X線の漏洩を完全に防ぐことができなかった。なお、このような不完全なX線遮蔽は、筐体の搬入口及び搬出口に被検査物Wの搬送方向Yに長いカバーが設けられることで補うことができるが、装置全体が大型化することになる。
しかも、上述したような金属板101は、図14(b)に示すように、背の低い被検査物Wを通過させるときでも大きな振幅となるため、後続して搬送されてきた被検査物W’に突き刺さってしまうことがあった。金属板101が被検査物W’に突き刺さると、金属板101が搬入口及び搬出口を開放した状態で保持されてしまうため、ここからX線が大量に漏洩する危険性があった。また、被検査物Wが搬送方向Yに長いものである場合には、被検査物Wの通過時間も長くなるため、長時間開放状態となり、上記同様にX線が大量に漏洩する危険性があった。
そこで、例えば下記特許文献2には、被検査物のサイズに応じて通過空間が形成されるX線防護のれんを備えたX線検査装置が開示されている。このX線防護のれんは、垂直方向に分割された複数の短冊形であり、且つ水平方向に多段階に屈曲可能に構成されたものである。
また、例えば下記特許文献3には、搬送方向と直交する方向(水平方向)に並んだ複数の金属板がそれぞれリンク機構を介して吊り下げられてなるX線遮蔽部材を備えたX線検査装置が開示されている。このX線遮蔽部材では、揺動軸が二つあることから被検査物の通過時の衝撃を軽減することができるとともに、金属板の振れ戻りを低減することができ、開放状態にある搬入口及び搬出口を速やかに遮蔽することができる。
特開平11−160487号公報 特開2003−270174号公報 特開2004−132747号公報
しかしながら、上記特許文献2に開示されているX線検査装置が備えるX線防護のれんは、各板状体が、連結環によって連結されていたり、板状体の上縁部と下縁部とが連結可能に構成されることによって連結されていたり、板状体が互いに入れ子になって蝶番形状をなし、この蝶番部に連結ピンが挿入されることで連結されていたりして構造的に複雑なものである。そして、特に被検査物が剥き出しの食品である場合には、連結部分に被検査物のカスが溜まりやすくなり、これが後続してくる被検査物に付着すると衛生上の問題となる。また、この連結部分のような回転機構は、清掃性も悪いものである。
さらに、上記特許文献3に開示されているX線検査装置が備えるX線遮蔽部材は、上記特許文献2と同様に、その揺動軸が回転機構であるため、構造的に複雑となり、清掃性が悪いものである。なお、二つの揺動軸の間(隙間)からはX線が漏洩する危険性があり、X線遮蔽の観点からも好ましくない。
そこで本発明は、上記状況に鑑みてなされたもので、X線遮蔽ユニットを構成する複数の金属板が被検査物のサイズに応じて必要な分だけ開くとともに、被検査物が通過した後の振幅が速やかに減衰することで筐体の搬入口及び搬出口が開放される面積と時間を極力抑えてX線遮蔽性が向上し、また、簡素な構成であるため、清掃性が良好で衛生的なX線検査装置を提供することを目的としている。
次に、上記の課題を解決するための手段を、実施の形態に対応する図面を参照して説明する。
本発明の請求項1記載のX線検査装置は、被検査物Wが搬入される搬入口4aと、該被検査物Wが搬出される搬出口4bとを有する遮蔽構造の筐体3と、
前記筐体3内を通過させるように前記被検査物Wを前記搬入口4aから前記搬出口4bまで搬送する搬送手段6と、
前記筐体3内にて前記搬送手段6によって搬送されている前記被検査物WにX線を照射するX線発生部11と、
前記筐体3内にて前記X線発生部11から照射されて前記被検査物Wを透過したX線を検出するX線検出部12と、
前記筐体3の前記搬入口4a及び前記搬出口4bのそれぞれに、X線の漏洩を防ぐために設けられているX線遮蔽部材21とを備え、前記X線検出部12からの検出結果に基づいて前記被検査物Wの品質を検査するX線検査装置1において、
前記X線遮蔽部材21として前記搬送手段6の搬送方向Yに沿って並んだ複数の金属板22a,22b,22cからなるX線遮蔽ユニット21を備え、
前記X線遮蔽ユニット21は、前記複数の金属板22a,22b,22cがその上縁部23a,23b,23cが互いに近接して吊り下げられ揺動可能であるとともに、前記複数の金属板23a,23b,23cの下縁部24a,24b,24cと前記搬送手段6の搬送面との間の距離が前記搬送手段6の搬送方向Yの下流側にある金属板22cほど短く形成されていることを特徴としている。
請求項2記載のX線検査装置は、前記X線遮蔽ユニット21を構成する前記複数の金属板22a,22b,22cの上縁部23a,23b,23cが同軸上にあることを特徴としている。
請求項3記載のX線検査装置は、前記X線遮蔽ユニット41を構成する前記複数の金属板42b,42cには前記搬送方向Yの上流側の金属板42a,42bが配置される位置に該金属板42a,42bの外形より小さい外形の開口部47b,47cが設けられていることを特徴としている。
請求項4記載のX線検査装置は、前記X線遮蔽ユニット51を構成する前記複数の金属板52a,52bは、該金属板52a,52bの高さ方向の切れ目58a,58bによって前記搬送方向Yと直交する方向に分割されていることを特徴としている。
請求項5記載のX線検査装置は、前記X線遮蔽ユニット21が、前記筐体3の前記搬入口4a及び前記搬出口4bのぞれぞれに前記搬送方向Yに沿って二組以上配設されていることを特徴としている。
本発明に係る請求項1記載のX線検査装置によれば、X線遮蔽ユニットを構成する複数の金属板が、それぞれの上縁部が互いに近接して吊り下げられているとともに、下縁部から搬送面までの距離が搬送方向Yの下流側にある金属板ほど短く形成されているものであるため、金属板は、筐体の搬入口及び搬出口を通過する被検査物の高さサイズに応じて必要な分だけ開くようになる。このとき、搬送方向の最も下流側の金属板が開いても、残りの金属板が閉じていることでX線の漏洩を防止することができる。また、被検査物が通過した後、被検査物に押し開けられた金属板が静止状態にある金属板に衝突することにより、その揺動振幅が速やかに減衰されるようになる。この結果、筐体の搬入口及び搬出口が開放される面積と時間を極力抑えることが可能となり、X線遮蔽性を向上させることができる。
さらに、金属板は、その上縁部が支軸に取り付けられているだけの単なる板状部材であるので、その構成は簡素である。したがって、清掃が良好となり、衛生的なものとなる。
請求項2記載のX線検査装置によれば、複数の金属板の上縁部が同軸上にあるため、清掃などのときには共通の支軸ごと脱着可能となり、清掃などの作業性を向上させることができる。
請求項3記載のX線検査装置によれば、金属板の軽量化が可能となり、被検査物が通過するときに加わる衝撃を緩和することができる。
請求項4記載のX線検査装置によれば、金属板は、被検査物のサイズと略同等分の金属板だけが開くようになり、他の金属板は閉じているため、確実なX線の漏洩防止が可能となる。
請求項5記載のX線検査装置によれば、X線遮蔽ユニットが、筐体の搬入口及び搬出口のそれぞれに二組以上配設されていることで更に確実なX線の漏洩防止が可能となる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して具体的に説明する。
本発明に係るX線検査装置は、その筐体内を搬送されている生肉などの剥き出しの食品などの被検査物にX線を照射し、被検査物に混入している異物の検出や、被検査物の形状などが品質規格に適合するか否かなど種々の検査を行うものである。
図1は本発明のX線検査装置の第1の実施の形態を示す側断面図、図2は同実施の形態が備えるX線遮蔽ユニットを示す斜視図、図3(a)〜(c)はX線遮蔽ユニットにおける被検査物の通過状態を示す側面図、図4(a),(b)はX線遮蔽ユニットを構成する金属板の揺動振幅の減衰状態を示す側面図である。
まず最初に、X線検査装置1において、各実施の形態に共通している装置構成について説明する。
図1に示すように、X線検査装置1は、床面上に脚部2,2を介して設置される略箱型の遮蔽構造の筐体3を備えている。筐体3は、筐体3内から有害な量のX線が漏洩しないように放射線防護材料によって構成されている。筐体3は、その両側面に筐体3内に被検査物Wが搬入される搬入口4aと、筐体3内から被検査物Wが搬出される搬出口4bとを有している。また、筐体3の両側面には、これらの開口4(搬入口4a及び搬出口4b)を覆うために、筐体3の両側面からそれぞれ左右に延出しているサイドカバー5,5が設けられている。サイドカバー5,5の内部空間には、それぞれ搬入口4a及び搬出口4bからX線が漏洩することを防ぐための後述するX線遮蔽部材21が設けられている。なお、図示しないが筐体3の前面は開放可能になっており、筐体3の前面にはそこが開放されたときの開口を閉塞するための開閉自在な扉が設けられている。
搬送手段としてのベルトコンベア6は、筐体3内に設けられ、この筐体3内を通過させるように被検査物Wを搬入口4aから搬出口4bまでの所定の搬送方向Yに搬送するものである。ベルトコンベア6は、搬送方向Yの両端部にそれぞれローラ7,7を備えており、これらローラ7,7間に無端状の搬送ベルト8が掛け回されている。そして、いずれか一方のローラ7が図示しない駆動モータに接続されることで搬送ベルト8を回転駆動することができる。このとき、搬送ベルト8のベルト面が被検査物Wの搬送面となる。さらに、ベルトコンベア6の搬送方向Yの上流側には前段の装置から被検査物Wを搬送するベルトコンベア9aが接続され、搬送方向Yの下流側には後段の装置に被検査物Wを搬送するベルトコンベア9bが接続されている。
次に、X線検査装置1の光学系について説明する。なお、ここで説明する光学系も各実施の形態にて共通している。
図1に示すように、筐体3内には、X線発生部11及びX線検出部12が対向して配設されている。X線発生部11は、X線を発生させ、このX線をX線検出部12に向けて照射するものである。X線検出部12は、多数の受光素子が搬送ベルト8の幅方向Z(図2参照)に一列に配設されたラインセンサを有している。また、X線検出部12は、外部コンピュータと接続されており、X線検出部12から出力された信号を所定のタイミングで取り込んで処理し、X線透過量に応じた明暗分布の画像を作成することにより、被検査物Wの様々な検査を行う。
このX線検査装置1では、X線発生部11は、筐体3内におけるベルトコンベア6から所定距離をあけた直上位置に設けられている。X線検出部12は、ベルトコンベア6の直下位置に設けられている。
ここから、本発明の要旨であるX線遮蔽部材について各実施の形態ごとに説明する。
第1の実施の形態
図1,2に示すように、前述したX線遮蔽部材としてのX線遮蔽ユニット21は、略矩形の複数の金属板22からなり、搬送面(搬送ベルト8のベルト面)上に、被検査物Wの搬送によって押し開けられるように長手方向が搬送面の幅方向Z(搬送面上における搬送方向Yと直交する方向)を向いて配設されるとともに、搬送方向Yに沿って並んで配設されている。なお、これらの金属板22は、X線遮蔽性を有しており、耐久性や衛生上の点からSUS(ステンレス鋼)製が好ましい。
図2に示すように、X線遮蔽ユニット21を構成する複数の金属板22は、この実施の形態では三枚で一組となっている。各金属板22(22a,22b,22c)は、その上縁部23(23a,23b,23c)に設けられているフック部25(25a,25b,25c)が共通の支軸26に取り付けられることで、上縁部23a,23b,23c同士が互いに近接して搬送方向Yに沿って揺動可能に吊り下げられている。なお、この実施の形態では、各金属板23a,23b,23cの上縁部23a,23b,23cは同軸上にある。また、各金属板22a,22b,22cは、その下縁部24(24a,24b,24c)と搬送面との間の距離が搬送方向Yの最も上流側の金属板22aが最も長くなり、最も下流側に位置する金属板22cほど短くなるように形成されている。
これらの金属板22a,22b,22c(X線遮蔽ユニット21)は、ベルトコンベア6によって搬送されている被検査物Wに押された搬送方向Yの最も上流側の金属板22aが次の金属板22bを押し開くような位置に配置されているとともに、金属板22aに押された金属板22bが搬送方向Yの最も下流側の金属板22cを押し開くような位置に配置されている。
ここで、図3を参照して高さサイズの異なる被検査物W(W1 ,W2 ,W3 )が、上述したX線遮蔽ユニット21を通過するときの各金属板22a,22b,22cの揺動動作を説明する。
図3(a)に示すように、ベルトコンベア6によって搬送されている背の高い被検査物W1 がX線遮蔽ユニット21を通過するときには、被検査物W1 は、最初に搬送方向Yの最も上流側の金属板22aに衝突する。そして、被検査物W1 に押された上流側の金属板22aは、次の金属板22bを押し開き、最後に最も下流側の金属板22cを押し開く。つまり、被検査物W1 は三枚の金属板22a,22b,22cを押し開いて通過することになる。
図3(b)に示すように、中背の被検査物W2 がX線遮蔽ユニット21を通過するときには、被検査物W2 は、最初に搬送方向Yに沿った並びで真中の金属板22bに衝突する。そして、被検査物W2 に押された真中の金属板22bが搬送方向Yの最も下流側の金属板22cを押し開く。つまり、中背の被検査物W2 は、最も上流側の金属板22aを除く二枚の金属板22b,22cを押し開いて通過することになる。
図3(c)に示すように、背の低い被検査物W3 がX線遮蔽ユニット21を通過するときには、被検査物W3 は、最初に搬送方向Yの最も下流側の金属板22cに衝突し、これを押し開く。つまり、背の低い被検査物W3 は、最も上流側の金属板22aと真中の金属板22bの二枚を除いて金属板22cだけを押し開いて通過することになる。
また、図4(a)に示すように、例えば背の低い被検査物W3 がX線遮蔽ユニット21を通過するときには、図4(b)に示すように、背の低い被検査物W3 がX線遮蔽ユニット21を通過した後、押し開かれた搬送方向Yの最も下流側の金属板22cが、静止状態にある他の金属板22a,22bに衝突することでその揺動振幅Lが速やかに減衰するようになる。
なお、図示しないが、例えば背の高い被検査物W1 がX線遮蔽ユニット21を通過するときにも、三枚の金属板22a,22b,22cの揺動振幅の周期の違いによって各金属板22a,22b,22cが衝突し合うようになり、それぞれの揺動振幅が速やかに減衰するようになる。
上述した第1の実施の形態によれば、X線遮蔽ユニット21を構成する複数の金属板22a,22b,22cが、それぞれの上縁部23a,23b,23cが同軸上に位置して吊り下げられているとともに、下縁部24a,24b,24cから搬送面までの距離が搬送方向Yの下流側にある金属板22cほど短く形成されているものであるため、金属板22a,22b,22cは、筐体3の搬入口4a及び搬出口4bを通過する被検査物Wの高さサイズに応じて必要な分だけ開くようになる。具体的には、背の高い被検査物W1 が通過するときには金属板22a,22b,22cが三枚とも開くようになるが、背の低い被検査物W3 が通過するときには搬送方向Yの最も下流側の金属板22cだけが開くようになる。このとき、搬送方向Yの最も下流側の金属板22cが開いても、残りの金属板22a,22bが閉じていることでX線の漏洩を防止することができる。また、被検査物Wが通過した後、被検査物Wに押し開けられた金属板22(例えば金属板22c)が静止状態にある金属板22a,22bに衝突することにより、その揺動振幅が速やかに減衰されるようになる。この結果、筐体3の搬入口4a及び搬出口4bが開放される面積と時間を極力抑えることが可能となり、X線遮蔽性を向上させることができる。
さらに、金属板22(22a,22b,22c)は、その上縁部23(23a,23b,23c)が支軸26に取り付けられているだけの単なる板状部材であるので、その構成は簡素である。したがって、清掃が良好となり、衛生的なものとなる。
また、複数の金属板22(22a,22b,22c)の上縁部23(23a,23b,23c)が同軸上にあるため、清掃などのときには共通の支軸26ごと脱着可能となり、清掃などの作業性を向上させることができる。
第2の実施の形態
図5は本発明のX線検査装置の第2の実施の形態を示す側断面図、図6は同実施の形態が備えるX線遮蔽ユニットを示す斜視図、図7(a)〜(c)はX線遮蔽ユニットにおける被検査物の通過状態を示す側面図、図8(a),(b)はX線遮蔽ユニットを構成する金属板の揺動振幅の減衰状態を示す側面図である。
なお、以下で説明する第2の実施の形態において、上述した実施の形態と同様又は同一個所には同一の符号を付し、その説明を省略する。
図6に示すように、X線遮蔽ユニット31を構成する複数の金属板32は、この実施の形態では三枚で一組となっている。各金属板32(32a,32b,32c)は、その上縁部33(33a,33b,33c)に設けられているフック部35(35a,35b,35c)がそれぞれの支軸36(36a,36b,36c)に取り付けられている。各金属板32a,32b,32cは、支軸36a,36b,36cが搬送方向Yに沿って近接させて配置されることで、上縁部33a,33b,33c同士が互いに近接して搬送方向Yに沿って揺動可能に吊り下げられている。また、各金属板32a,32b,32cは、その下縁部34(34a,34b,34c)と搬送面との間の距離が搬送方向Yの最も上流側の金属板32aが最も長くなり、最も下流側に位置する金属板32cほど短くなるように形成されている。
これらの金属板32a,32b,32c(X線遮蔽ユニット31)は、ベルトコンベア6によって搬送されている被検査物Wに押された搬送方向Yの最も上流側の金属板32aが次の金属板32bを押し開くような位置に配置されているとともに、金属板32aに押された金属板32bが搬送方向Yの最も下流側の金属板32cを押し開くような位置に配置されている。
ここで、図7を参照して高さサイズの異なる被検査物W(W1 ,W2 ,W3 )が、上述したX線遮蔽ユニット31を通過するときの各金属板32a,32b,32cの揺動動作を説明する。
図7(a)に示すように、ベルトコンベア6によって搬送されている背の高い被検査物W1 がX線遮蔽ユニット31を通過するときには、被検査物W1 は、最初に搬送方向Yの最も上流側の金属板32aに衝突する。そして、被検査物W1 に押された上流側の金属板32aは、次の金属板32bを押し開き、最後に最も下流側の金属板32cを押し開く。つまり、被検査物W1 は三枚の金属板32a,32b,32cを押し開いて通過することになる。
図7(b)に示すように、中背の被検査物W2 がX線遮蔽ユニット31を通過するときには、被検査物W2 は、最初に搬送方向Yに沿った並びで真中の金属板32bに衝突する。そして、被検査物W2 に押された真中の金属板32bが搬送方向Yの最も下流側の金属板32cを押し開く。つまり、中背の被検査物W2 は、最も上流側の金属板32aを除く二枚の金属板32b,32cを押し開いて通過することになる。
図7(c)に示すように、背の低い被検査物W3 がX線遮蔽ユニット31を通過するときには、被検査物W3 は、最初に搬送方向Yの最も下流側の金属板32cに衝突し、これを押し開く。つまり、背の低い被検査物W3 は、最も上流側の金属板32aと真中の金属板32bの二枚を除いて金属板32cだけを押し開いて通過することになる。
また、図8(a)に示すように、例えば背の低い被検査物W3 がX線遮蔽ユニット31を通過するときには、図8(b)に示すように、背の低い被検査物W3 がX線遮蔽ユニット31を通過した後、押し開かれた搬送方向Yの最も下流側の金属板32cが、静止状態にある他の金属板32a,32bに衝突することでその揺動振幅Lが速やかに減衰するようになる。
なお、図示しないが、例えば背の高い被検査物W1 がX線遮蔽ユニット31を通過するときにも、三枚の金属板32a,32b,32cの揺動振幅の周期の違いによって各金属板32a,32b,32cが衝突し合うようになり、それぞれの揺動振幅が速やかに減衰するようになる。
上述した第2の実施の形態によれば、X線遮蔽ユニット31を構成する複数の金属板32a,32b,32cが、それぞれの上縁部33a,33b,33cが互いに近接して吊り下げられているとともに、下縁部34a,34b,34cから搬送面までの距離が搬送方向Yの下流側にある金属板32cほど短く形成されているものであるため、第1の実施の形態と同様に、金属板32a,32b,32cは、筐体3の搬入口4a及び搬出口4bを通過する被検査物Wの高さサイズに応じて必要な分だけ開くようになる。このとき、搬送方向Yの最も下流側の金属板32cが開いても、残りの金属板32a,32bが閉じていることでX線の漏洩を防止することができる。また、被検査物Wが通過した後、被検査物Wに押し開けられた金属板32(例えば金属板32c)が静止状態にある金属板32a,32bに衝突することにより、その揺動振幅が速やかに減衰されるようになる。この結果、筐体3の搬入口4a及び搬出口4bが開放される面積と時間を極力抑えることが可能となり、X線遮蔽性を向上させることができる。
さらに、第1の実施の形態によって得られる効果と同様に、金属板32(32a,32b,32c)は、その上縁部33(33a,33b,33c)がそれぞれ支軸36(36a,36b,36c)に取り付けられているだけの単なる板状部材であるので、その構成は簡素である。したがって、清掃が良好となり、衛生的なものとなる。
第3の実施の形態
図9(a)は本発明のX線検査装置の第3の実施の形態が備えるX線遮蔽ユニットを示す分解斜視図、(c)は同正面図である。
なお、以下で説明する第3の実施の形態において、上述した実施の形態と同様又は同一個所には同一の符号を付し、その説明を省略する。
図9に示すように、X線遮蔽ユニット41を構成する複数の金属板42は、この実施の形態では三枚で一組となっている。各金属板42(42a,42b,42c)は、その上縁部43(43a,43b,43c)に設けられているフック部45(45a,45b,45c)が共通の支軸46に取り付けられることで、上縁部43a,43b,43c同士が互いに近接して搬送方向Yに沿って揺動可能に吊り下げられている。なお、この実施の形態では、各金属板43a,43b,43cの上縁部43a,43b,43cは同軸上にある。また、各金属板42a,42b,42cは、その下縁部44(44a,44b,44c)と搬送面との間の距離が搬送方向Yの最も上流側の金属板42aが最も長くなり、最も下流側に位置する金属板42cほど短くなるように形成されている。
これらの金属板42a,42b,42c(X線遮蔽ユニット41)は、ベルトコンベア6によって搬送されている被検査物Wに押された搬送方向Yの最も上流側の金属板42aが次の金属板42bを押し開くような位置に配置されているとともに、金属板42aに押された金属板42bが搬送方向Yの最も下流側の金属板42cを押し開くような位置に配置されている。
さらに、搬送方向Yの並びに沿って真中に位置する金属板42bには、X線遮蔽ユニット41を組み立てた状態において、搬送方向Yの最も上流側の金属板42aが配置される位置に、この金属板42aの外形よりも僅かに小さい外形の開口部47(47b)が設けられている。この開口部47bは、上流側の金属板42aによって遮蔽されるように例えば上流側の金属板42aの外形よりも数ミリ程度小さい外形の開口となっており、開口部47bの周縁が上流側の金属板42aと重なるようにしている。また、搬送方向Yの最も下流側の金属板42cには、X線遮蔽ユニット41を組み立てた状態において、真中の金属板42bが配置される位置に、この金属板42bよりも僅かに小さい外形の開口部47(47c)が設けられている。この開口部47cにおいても上述した開口部47bのように、上流側となる真中の金属板42bによって遮蔽されるように例えば真中の金属板42bの外形よりも数ミリ程度小さい外形の開口となっており、開口部47cの周縁が真中の金属板42bと重なるようにしている。このような金属板42a,42b,42cは、組み立てた状態において遮蔽構造となるように構成されている。
なお、この実施の形態における高さサイズの異なる被検査物W(W1 ,W2 ,W3 )がX線遮蔽ユニット41を通過するときの各金属板42a,42b,42cの揺動動作は、図3を参照して説明した第1の実施の形態と同様であるため、その説明を省略する。
また、この実施の形態において、例えば背の低い被検査物W3 がX線遮蔽ユニット41を通過するときの金属板42cの振幅状態も、図4などを参照して説明した第1の実施の形態と同様であるため、その説明を省略する。
上述した第3の実施の形態によれば、第1及び第2の実施の形態によって得られる効果と同様の効果が得られる。つまり、X線遮蔽ユニット41を構成する複数の金属板42a,42b,42cが、それぞれの上縁部43a,43b,43cが同軸上に位置して吊り下げられているとともに、下縁部44a,44b,44cから搬送面までの距離が搬送方向Yの下流側にある金属板42cほど短く形成されているものであるため、金属板42a,42b,42cは、筐体3の搬入口4a及び搬出口4bを通過する被検査物Wの高さサイズに応じて必要な分だけ開くようになる。このとき、搬送方向Yの最も下流側の金属板42cが開いても、残りの金属板42a,42bが閉じていることでX線の漏洩を防止することができる。また、被検査物Wが通過した後、被検査物Wに押し開けられた金属板42(例えば金属板42c)が静止状態にある金属板42a,42bに衝突することにより、その揺動振幅が速やかに減衰されるようになる。この結果、筐体3の搬入口4a及び搬出口4bが開放される面積と時間を極力抑えることが可能となり、X線遮蔽性を向上させることができる。
さらに、金属板42(42a,42b,42c)は、その上縁部43(43a,43b,43c)が支軸46に取り付けられているだけの単なる板状部材であるので、その構成は簡素である。したがって、清掃が良好となり、衛生的なものとなる。
また、複数の金属板42(42a,42b,42c)の上縁部43(43a,43b,43c)が同軸上にあるため、清掃などのときには共通の支軸46ごと脱着可能となり、清掃などの作業性を向上させることができる。
これらの効果に加えて、金属板42b,42cに開口部47b,47cが設けられていることにより、金属板42b,42cの軽量化が可能となり、被検査物Wが通過するときに加わる衝撃を緩和することができるという効果も得られる。
第4の実施の形態
図10は本発明のX線検査装置の第4の実施の形態が備えるX線遮蔽ユニットの取付け状態を示す斜視図である。
なお、以下で説明する第4の実施の形態において、上述した実施の形態と同様又は同一個所には同一の符号を付し、その説明を省略する。
図10に示すように、この実施の形態が備えるX線遮蔽ユニット51は、搬送方向Yに沿って並んでいる金属板52(52a,52b)が、この金属板52(52a,52b)の高さ方向の切れ目58(58a,58b)によって搬送面の幅方向Z(搬送方向Yと直交する方向)に複数に分割されているものである。なお、高さ方向の高さとは、設置状態にある金属板52(52a,52b)の高さのことである。つまり、高さ方向とは搬送面や搬送方向Yに対して直交する方向のことである。
各金属板52a,52bは、その上縁部53(53a,53b)に設けられているフック部55(55a,55b)がそれぞれの支軸56(56a,56b)に取り付けられている。各金属板55a,55bは、支軸56a,56bが搬送方向Yに沿って近接配置されることで、上端部53a,53b同士が互いに近接して揺動可能に吊り下げられている。また、各金属板52a,52bは、その下縁部54(54a,54b)と搬送面との間の距離が搬送方向Yの上流側の金属板52aが長くなり、下流側に位置する金属板52cが短くなるように形成されている。
搬送方向Yの下流側の各金属板52bのそれぞれには、X線遮蔽ユニット51を組み立てた状態において、搬送方向Yの上流側の各金属板52aが配置される位置に、この金属板52aの外形よりも僅かに小さい外形の開口部57が設けられている。この開口部57は、上流側の金属板52aによって遮蔽されるように例えば上流側の金属板52aの外形よりも数ミリ程度小さい外形の開口となっており、開口部47bの周縁が上流側の金属板42aと重なるようにしている。このような金属板52a,52bは、組み立てた状態において遮蔽構造となるように構成されている。
各支軸56a,56bは、各金属板52a,52bを搬送面の幅方向Zに引き出すためのガイド59(59a,59b)に支持されている。なお、このようなガイドは、この実施の形態だけでなく、上述した第1〜第3の実施の形態にも設けられている。
上述した第4の実施の形態によれば、第1〜第3の実施の形態によって得られる効果と同様の効果が得られる。つまり、X線遮蔽ユニット51を構成する複数の金属板52a,52bが、それぞれの上縁部53a,53bが同軸上に位置して吊り下げられているとともに、下縁部54a,54bから搬送面までの距離が搬送方向Yの下流側にある金属板52cほど短く形成されているものであるため、金属板52a,42bは、筐体3の搬入口4a及び搬出口4bを通過する被検査物Wの高さサイズに応じて必要な分だけ開くようになる。また、被検査物Wが通過した後、被検査物Wに押し開けられた金属板52bが静止状態にある金属板52aに衝突することにより、その揺動振幅が速やかに減衰されるようになる。この結果、筐体3の搬入口4a及び搬出口4bが開放される面積と時間を極力抑えることが可能となり、X線遮蔽性を向上させることができる。
さらに、金属板52(52a,52b)は、その上縁部53(53a,53b)が支軸56(56a,56b)に取り付けられているだけの単なる板状部材であるので、その構成は簡素である。したがって、清掃が良好となり、衛生的なものとなる。
また、上述した第3の実施の形態によって得られる効果と同様に、金属板52bに開口部57が設けられていることにより、金属板52bの軽量化が可能となり、被検査物Wが通過するときに加わる衝撃を緩和することができる。
これらの効果に加えて、金属板52a,52bは、被検査物Wのサイズと略同等分の金属板52a,52bだけが開くようになり、他の金属板52a,52bは閉じているため、確実なX線の漏洩防止が可能となるという効果も得られる。
図11及び図12には第4の実施の形態が備えるX線遮蔽ユニットの変形例を示している。
図11に示すX線遮蔽ユニット61は、搬送方向Yに沿って近接配置される異なる二本の支軸66(66a,66b)に各金属板62(62a,62b)が揺動可能に吊り下げられているものである。これらの金属板62a,62bでは、それぞれのフック部65(65a,65b)のカールの向きが、搬送方向Yの上流側の金属板62aは前方に向いており、搬送方向Yの下流側の金属板62bは後方に向いている。このような構成によれば、上述した第4の実施の形態と同様の効果に加えて、フック部65a,65bの向きを変えるだけという簡単な構成で金属板62a,62b同士を近接配置することが可能となる。なお、図中における符号63(63a,63b)は各金属板62a,62bの上縁部、符号64(64a,64b)は各金属板62a,62bの下縁部、符号67は搬送方向Yの下流側の金属板62bの開口部、符号68(68a,68b)は各金属板62a,62bを幅方向Zに分割している切れ目である。
図12に示すX線遮蔽ユニット71は、三種類のサイズの各金属板72(72a,72b,72c)が共通の支軸76によって揺動可能に吊り下げられているものである。このような構成によれば、上述した第4の実施の形態と同様の効果に加えて、各金属板72a,72b,72cを近接配置することが可能となる。なお、図中における符号73(73a,73b,73c)は各金属板72a,72b,72cの上縁部、符号74(74a,74b,74c)は各金属板72a,72b,72cの下縁部、符号77(77b,77c)は金属板72b,72cの開口部、符号78は各金属板72a,72b,72cを幅方向Zに分割している切れ目である。
上述した第1〜第4の実施の形態では、筐体3の搬入口4a及び搬出口4bのそれぞれにX線遮蔽ユニット21,31,41,51が一組ずつ配設されている構成としているが、例えば図13に示すように、X線遮蔽ユニット21が二組以上配設されている構成としてもよい。このような構成によれば、更に確実なX線の漏洩防止か可能となる。なお、図13では第1の実施の形態が備えるX線遮蔽ユニット21で例示しているが、これに限らず他の実施の形態が備えるX線遮蔽ユニットが二組以上配設されている構成であってもよい。
本発明によるX線検査装置の第1の実施の形態を示す側断面図である。 同実施の形態が備えるX線遮蔽ユニットを示す斜視図である。 (a)〜(c)同実施の形態が備えるX線遮蔽ユニットにおける被検査物の通過状態を示す側面図である。 (a),(b)同実施の形態が備えるX線遮蔽ユニットを構成する金属板の揺動振幅の減衰状態を示す側面図である。 本発明によるX線検査装置の第2の実施の形態を示す側断面図である。 同実施の形態が備えるX線遮蔽ユニットを示す斜視図である。 (a)〜(c)同実施の形態が備えるX線遮蔽ユニットにおける被検査物の通過状態を示す側面図である。 (a),(b)同実施の形態が備えるX線遮蔽ユニットを構成する金属板の揺動振幅の減衰状態を示す側面図である。 (a)本発明によるX線検査装置の第3の実施の形態が備えるX線遮蔽ユニットを示す分解斜視図である。 (b)同正面図である。 本発明によるX線検査装置の第4の実施の形態が備えるX線遮蔽ユニットの取付け状態を示す斜視図である。 (a)同実施の形態が備えるX線遮蔽ユニットの変形例を示す斜視図である。 (b)同側面図である。 (a)同実施の形態が備えるX線遮蔽ユニットの変形例を示す斜視図である。 (b)同側面図である。 本発明によるX線検査装置の他の例を示す側断面図である。 (a),(b)従来のX線検査装置が備えるX線遮蔽ユニットを構成する金属板の揺動動作を示す側面図である。
符号の説明
1…X線検査装置
3…筐体
4a…搬入口
4b…搬出口
6…搬送手段としてのベルトコンベア
11…X線発生部
12…X線検出部
21,41,51…X線遮蔽ユニット
22a,22b,22c…金属板
23a,23b,23c…上縁部
24a,24b,24c…下縁部
42a,42b,42c…金属板
47b,47c…開口部
W…被検査物
Y…搬送方向

Claims (5)

  1. 被検査物(W)が搬入される搬入口(4a)と、該被検査物が搬出される搬出口(4b)とを有する遮蔽構造の筐体(3)と、
    前記筐体内を通過させるように前記被検査物を前記搬入口から前記搬出口まで搬送する搬送手段(6)と、
    前記筐体内にて前記搬送手段によって搬送されている前記被検査物にX線を照射するX線発生部(11)と、
    前記筐体内にて前記X線発生部から照射されて前記被検査物を透過したX線を検出するX線検出部(12)と、
    前記筐体の前記搬入口及び前記搬出口のそれぞれに、X線の漏洩を防ぐために設けられているX線遮蔽部材とを備え、前記X線検出部からの検出結果に基づいて前記被検査物の品質を検査するX線検査装置(1)において、
    前記X線遮蔽部材として前記搬送手段の搬送方向Yに沿って並んだ複数の金属板(22a,22b,22c)からなるX線遮蔽ユニット(21)を備え、
    前記X線遮蔽ユニットは、前記複数の金属板がその上縁部(23a,23b,23c)が互いに近接して吊り下げられ揺動可能であるとともに、前記複数の金属板の下縁部(24a,24b,24c)と前記搬送手段の搬送面との間の距離が前記搬送手段の搬送方向(Y)の下流側にある金属板ほど短く形成されていることを特徴とするX線検査装置。
  2. 前記X線遮蔽ユニット(21)を構成する前記複数の金属板(22a,22b,22c)の上縁部(23a,23b,23c)が同軸上にあることを特徴とする請求項1記載のX線検査装置。
  3. 前記X線遮蔽ユニット(41)を構成する前記複数の金属板(42b,42c)には前記搬送方向(Y)の上流側の金属板(42a,42b)が配置される位置に該金属板の外形より小さい外形の開口部(47b,47c)が設けられていることを特徴とする請求項2記載のX線検査装置。
  4. 前記X線遮蔽ユニット(51)を構成する前記複数の金属板(52a,52b)は、該金属板の高さ方向の切れ目(58a,58b)によって前記搬送方向Yと直交する方向に分割されていることを特徴とする請求項1又は2記載のX線検査装置。
  5. 前記X線遮蔽ユニット(21)が、前記筐体(3)の前記搬入口(4a)及び前記搬出口(4b)のぞれぞれに前記搬送方向(Y)に沿って二組以上配設されていることを特徴とする請求項1〜4の何れか一つに記載のX線検査装置。
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