JP2020134395A - X線検査装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】X線検査装置において遮蔽部材と被検査物の摩擦抵抗を少なくして搬送、検査を安定化する。【解決手段】X線検査装置1は、筐体2と、X線照射手段4と、X線検出手段5と、遮蔽部材9及び支持機構11からなる複数のX線遮蔽手段10とを有する。(a) 搬送手段3に搬送された被検査物Wが遮蔽部材9に接触すると、(b) 被検査物に押された遮蔽部材は搬送方向の位置を変えずに上方へ移動する。(c) 被検査物が遮蔽部材を通過すると、被検査物から離れた遮蔽部材は搬送方向の位置を変えずに下方へ移動して元の位置に戻る。遮蔽部材の移動は上下方向のみであり、通過時に被検査物が遮蔽部材から受ける摩擦抵抗はカーテン構造に比べて小さく、被検査物が減速したり停止したりすることはない。【選択図】図3

Description

本発明は、筐体内で搬送される被検査物をX線で検査するX線検査装置に係り、特に筐体の出入り口からのX線漏洩を防止する遮蔽部材を備えたX線検査装置において、筐体内を搬送される被検査物が遮蔽部材を通過する際に受ける衝撃を小さくして搬送を安定させたX線検査装置に関するものである。
下記特許文献1には、X線異物検出装置の発明が開示されている。この発明のX線異物検出装置は、筐体3と、筐体3内の搬送路に被検査物を搬送するベルトコンベア8と、ベルトコンベア8により搬送される被検査物にX線を照射するX線発生部11と、被検査物を透過したX線を検出するX線検出部12と、搬送路にベルトコンベア8の搬送方向Yと直交して設けられた水平軸22と、水平軸22にその基端側が取り付けられて水平軸22に揺動可能に吊り下げられた複数の短冊状のカーテン片23からなるX線遮蔽カーテン20とを備えている。カーテン片23は鉛直よりも搬送方向Yの下流側に揺動可能であるが、搬送方向Yの上流側への揺動は規制されており、さらにその先端側が静止状態において搬送方向Yの下流側に配置されているため、被検査物に突き刺さりにくく、X線が漏洩する危険性が低減されている。
特開2012−159355号公報
上記特許文献1に記載のX線異物検出装置では、前述した通り、カーテン片23の先端の被検査物に当たる側を曲面にする等して被検査物への突き刺さりを避けていた。しかし、このカーテン片23は水平軸22に揺動可能に吊り下げられた構造であるため、被検査物がカーテン片を下流側に押し込んで通過すると、このカーテン片は上流側に揺動して後続の被検査物に衝突することになる。
カーテン片は、X線遮蔽を目的とするため、例えばステンレス等の金属で構成されており、相応の重量がある。このため被検査物の通過後に上流側に揺動して後続の被検査物に衝突すると、これに大きな衝撃力を与える。その場合、特に被検査物が例えば100g未満の軽量品などであると、このようなカーテン片との衝突で被検査物が搬送面から浮き上がり、瞬間的に停止した状態(瞬停)となることがある。また、被検査物がカーテン片を潜り抜ける際には、被検査物は揺動するカーテン片に引っ掛かりながら移動するために大きな摩擦抵抗を受け、減速や停止が起きる場合もある。こうなると下流側で受けるべきX線検査のタイミングにずれが生じる等してX線検査精度に影響が生じ、さらにX線検査の後段で行われる選別工程での選別精度にも影響を与えることとなる。なお、このようなカーテン片の衝突による検査精度等への影響は、上に例示した軽量品の場合が典型ではあるが、必ずしもこれのみに起こることではなく、被検査物の重量や形状に応じて種々のサイズ、重量の被検査物にも起きる可能性がある。
本発明は以上説明した従来の技術と、その課題に鑑みてなされたものであり、被検査物がカーテンのような遮蔽部材に衝突した際の浮き上がりや瞬停を抑制し、また遮蔽部材と被検査物の摩擦抵抗を少なくして安定した搬送、安定した検査が行えるX線検査装置を提供することを目的としている。
請求項1に記載されたX線検査装置1は、
被検査物Wの入口6と出口7が設けられた遮蔽構造の筐体2と、
前記筐体2の内部で搬送方向Cに沿って被検査物Wを搬送する搬送手段3と、
前記搬送手段3によって前記筐体2内を搬送される被検査物WにX線を照射するX線照射手段4と、
被検査物Wを透過したX線を検出するX線検出手段5と、
を有するX線検査装置1であって、
前記筐体2内で前記搬送手段3の上方に設けられて前記搬送手段3との間隔が前記搬送方向Cに向けて狭くなるように傾斜した傾斜面を備え、搬送される被検査物Wが前記傾斜面に接触して上方へ移動し、該被検査物Wが該傾斜面から離れて下方へ移動する遮蔽部材9,9b,9cと、
前記遮蔽部材9,9b,9cを上下方向に移動自在に支持するとともに、搬送される被検査物Wによる上方及び下方への移動を許容する支持機構11と、
を備えたX線遮蔽手段10,10b,10c,10dを有することを特徴としている。
請求項2に記載されたX線検査装置1は、請求項1記載のX線検査装置1において、
前記支持機構11は、
前記遮蔽部材9,9b,9cが自重で垂下した最も下方の位置である下方位置と、前記遮蔽部材9,9b,9cが被検査物Wに押し上げられて被検査物Wの通過を許容する上方位置との間で、前記遮蔽部材9,9b,9cが上下方向に移動できるように案内する案内部8,13を具備することを特徴としている。
請求項3に記載されたX線検査装置1は、請求項1記載のX線検査装置1において、
前記支持機構11は、
前記遮蔽部材9,9b,9cが自重で垂下した最も下方の位置である下方位置と、前記遮蔽部材9が被検査物Wに押し上げられて被検査物Wの通過を許容する上方位置との間で、前記遮蔽部材9を上下方向に移動可能に案内する案内部8,21と、
前記案内部8,21に設けられて前記下方位置にある前記遮蔽部材9を前記上方位置に向けて付勢する付勢手段23と、
を具備することを特徴としている。
請求項4に記載されたX線検査装置1は、請求項1乃至3の一つに記載のX線検査装置1において、
前記遮蔽部材9は、被検査物Wと接触する前記傾斜面が曲面であることを特徴としている。
請求項1に記載されたX線検査装置によれば、
搬送手段により搬送されている被検査物が支持機構により上下方向へのみ移動を許容された遮蔽部材の傾斜面に接触すると、被検査物に押されて遮蔽部材が搬送方向の位置を変えずに上方へ移動しはじめ、搬送方向へ進行するにつれて次第に上方に移動する。被検査物の形状が直方体であれば、被検査物の先端が傾斜面の下流側端部に接触した時点で、遮蔽部材は最も上方の上方位置に達する。被検査物が遮蔽部材を形成する傾斜面を通過すると、被検査物から離れた遮蔽部材は搬送方向の位置を変えずに下方へ移動して元の位置に戻る。被検査物の搬送方向の移動に対して遮蔽部材の移動は上下方向のみであり、被検査物に傾斜面から作用する衝撃力のうちの、被検査物の搬送を阻害する搬送方向に対して分解された衝撃力は従来の揺動式の遮蔽カーテン等に比べて小さくなる。また、鉛直方向の自重成分も加わるため、被検査物と搬送手段の間に働く摩擦力が増大して滑りにくくなる。さらに、被検査物が遮蔽部材を通過する間に遮蔽部材から受ける摩擦抵抗は、従来の揺動式の遮蔽カーテン等のように通過する間に変化する揺動角による変動が小さく、被検査物が減速したり停止したりすることはない。
請求項2に記載されたX線検査装置によれば、
X線遮蔽手段を、被検査物の押圧と自重だけで遮蔽部材が上下動する簡単な仕組みで構成できる。すなわち、遮蔽部材は、自重で垂下した最も下方の位置である下方位置で待機しており、搬送されてきた被検査物に接触して押し上げられると、被検査物が通過可能な高さの上方位置まで移動し、被検査物が通過すると自重によって下方位置に戻ることができる。
請求項3に記載されたX線検査装置によれば、
遮蔽部材は、自重で垂下した最も下方の位置である下方位置で待機しているが、下方位置にある遮蔽部材は、付勢手段によって上方位置に向けて付勢された状態にある。このような遮蔽部材が、搬送されてきた被検査物に接触して押し上げられる際には、前記付勢力が遮蔽部材を押し上げる補助的な力となるため、被検査物が遮蔽部材から受ける反力は付勢手段がない場合に比べて小さい。従って、付勢手段がない場合に比べて、被検査物の搬送を阻害する衝撃力はより小さくなる。
請求項4に記載されたX線検査装置によれば、
遮蔽部材が被検査物と接触する傾斜面は、傾斜角が連続的に変化する曲面であるため、被検査物が最初に接触する部分の傾斜角が被検査物の高さに応じて変化することとなる。これにより、相対的に軽量な高さの低い被検査物に対しては水平に近い角度で接触し、搬送を妨げる方向の衝撃力を相対的に小さくでき、遮蔽部材を円滑に潜り抜けやすくなる。
本発明の第1実施形態であるX線検査装置の概略的な構成を模式的に示す正面側から見た断面図である。 第1実施形態のX線検査装置に設けられたX線遮蔽手段の構成を示す正面側から見た断面図である。 第1実施形態のX線検査装置に設けられたX線遮蔽手段において被検査物が通過する際の作用を連続的に示す正面側から見た断面図である。 第1実施形態のX線検査装置に設けられたX線遮蔽手段において、異なる高さの2種類の被検査物が遮蔽部材の異なる位置で衝突した際に、衝突する位置によって衝撃力の分散態様が異なることを示す模式説明図である。 第2実施形態のX線検査装置に設けられたX線遮蔽手段の構成を示す正面側から見た断面図である。 第1実施形態のX線検査装置に設けられたX線遮蔽手段の変形例を示す正面側から見た断面図である。
本発明の第1実施形態について図1〜図4を参照して説明する。
まず、図1を参照して本実施形態のX線検査装置1の構成を説明する。
図1に示すように、本実施形態のX線検査装置1は、X線を遮蔽する筐体2と、筐体2の下方に設けられ、筐体2内で被検査物Wを所定の搬送方向C(図1において左から右へ向かう方向)に搬送する搬送手段としての搬送コンベア3と、搬送コンベア3によって搬送される被検査物WにX線を照射するX線照射手段4と、被検査物Wを透過したX線を検出するX線検出手段5とを有している。なお、詳細は図示しないが、筐体2の上流側端部には被検査物Wの入口6が設けられ、筐体2の下流側端部には被検査物Wの出口7が設けられており、搬送コンベア3は筐体2の入口6及び出口7から一部が突出するように配置されている。また、図示はしないが、搬送コンベア3もX線を遮蔽するカバーで覆われており、この装置全体は図示しない脚部によって台床面上に設置されている。
さらに、図示はしないが、搬送コンベア3の上流側には搬入用搬送コンベアが設けられ、上流から送られた被検査物WをX線検査装置1に供給するように構成されている。また搬送コンベア3の下流側には図示しない搬出用搬送コンベアが設けられ、検査された被検査物WをX線検査装置1から搬出し、さらに下流側の次工程(例えば選別工程)に送るように構成されている。
図1に示すように、筐体2の内部には、入口6の近傍の位置と、出口7の近傍の位置と、X線照射手段4から照射されるX線の照射面Rを含む検査領域の両側2カ所の位置(以上合計4カ所)に、X線遮蔽手段10が設けられている。X線遮蔽手段10は、上壁側の略半部に設けられた遮蔽壁8と、遮蔽壁8と搬送コンベア3の間に上下動自在に設けられた遮蔽部材9と、遮蔽部材9を上下動自在に支持する支持機構11を有している。
図1及び図2に示すように、遮蔽壁8は、図の紙面に垂直な奥行き方向及び鉛直方向に平行な2枚の板体が所定間隔をおいて配置された中空箱型の構造体である。遮蔽壁8は、図1の前記奥行き方向については筐体2と同幅を有しているが、図1の縦方向についての寸法は筐体2の高さの半分よりもやや長くなっている。遮蔽壁8は筐体2と同様の遮蔽材料で構成されている。遮蔽壁8は、遮蔽部材9を鉛直上下方向に案内する案内部材としても機能する。
図1及び図2に示す遮蔽部材9は、X線遮蔽性を有するステンレス等の材料からなり、X線検査装置1に要求されるX線遮蔽性能に応じて適宜の厚さに設定されており、被検査物Wに押されても変形しない所定の剛性を有している。この遮蔽部材9は、図1の前記奥行き方向に連続した1枚板であり、搬送方向Cの上流側の面(上下方向では下面)が凸状の曲面とされているとともに、当該曲面と搬送コンベア3の搬送面Sとの間隔が搬送方向Cの下流に向かうにつれて狭くなるような姿勢で配置されている。
図2に示すように、遮蔽部材9には、搬送方向Cの下流側の面(上下方向では上面)に支持機構11の一部である連結板12が固定されている。連結板12は、図の前記奥行き方向及び鉛直方向に平行な1枚板であり、X線遮蔽材料で構成されている。連結板12の上端には、ローラ13が回動自在に取り付けられている。従って、連結板12及び遮蔽部材9は、このローラ13の回転によって上下方向に滑らかに移動可能となっている。このローラ13は、軸方向について連続した1本のローラ13でもよいし、適宜間隔をおいて配置された複数個のローラ13であってもよい。このローラ13は、前述した遮蔽壁8とともに遮蔽部材9を上下方向に案内するための案内部として機能するものであり、その直径は、遮蔽壁8内にある空洞の搬送方向Cに関する寸法に略合致している。従って、ローラ13は、連結板12及び遮蔽部材9を垂下した状態で遮蔽壁8内を上下動することができる。遮蔽部材9の動作については後述するが、遮蔽部材9が自重で垂下した最も下方の位置を下方位置と称し(図2)、遮蔽部材9が被検査物Wに押し上げられて被検査物Wの通過を許容する位置を上方位置と称する(後述する図3(b))。
なお、図2に示すように、この実施形態では、下方位置にある遮蔽部材9の下端と搬送コンベア3の搬送面Sとの間には若干の隙間が設けられている。遮蔽壁8の下端に図示しないストッパとして機能する連結板挿通口を設けてローラ13が下方に抜け落ちないようにし、連結板12の高さを適宜に設定すれば、このような隙間を設けることができ、さらに連結板挿通口の開口サイズを適宜に設定すれば、ローラ13と協働して遮蔽部材9の上下方向のみの案内を確実にできる。この隙間の大きさを、X線の漏洩について事実上の問題がない程度に定めておくことにより、また他の遮蔽手段を併用することにより、搬送コンベア3と遮蔽部材9の接触による搬送ベルトの損傷を避けることができる。
また、図2に示す実施形態と異なり、自重で降下した下方位置にある遮蔽部材9の下端が搬送コンベア3の搬送面Sに接触するような構成としてもよい。このようにすれば、X線の漏洩については問題がなく、搬送コンベア3と遮蔽部材9の接触部分に低摩擦材料を用いる等、摩擦を回避する他の手段を併用することにより搬送ベルトの損傷を避けることができる。
図2に示すように、遮蔽壁8の下端には、搬送方向Cの下流及び鉛直下方へ向けて屈曲しながら突出する略L字形の遮蔽板14が設けられている。この遮蔽板14は、図の前記奥行き方向に連続した1枚板であり、その下端は、下方位置にある遮蔽部材9の上端よりも若干下方にあって、遮蔽壁8と遮蔽部材9の間を遮蔽している。しかしながら、本実施形態では、遮蔽壁8と遮蔽部材9の間は1枚板の連結板12で遮蔽されているため、この遮蔽板14をさらに加えることは必ずしも必要ではないが、遮蔽板14を設けることで遮蔽性能は一層高まる。又は、この遮蔽板14を設けることを前提として、前記連結板12を1枚板ではなく、所定間隔をおいて配置した複数本の連結棒に代えた簡素な構成としてもよい。
次に、図1及び図3を参照して本実施形態のX線検査装置1の作用を説明する。
図1を参照してX線検査装置1における被検査物Wの検査工程の概略を説明する。図示しない上流側の搬入用搬送コンベアによって被検査物W(図1には不図示)が搬送コンベア3に送り込まれる。被検査物Wは、X線遮蔽手段10を潜り抜けながら、筐体2内を搬送コンベア3で搬送されていく。被検査物Wは、上流から数えて2つめのX線遮蔽手段10を通過した後、照射面Rがある検査領域に入り、X線照射手段4からX線の照射を受ける。このとき、検査領域の上流と下流にある2つのX線遮蔽手段10の遮蔽部材9は下方位置にあるため、検査領域は筐体2内において所期の遮蔽性能で遮蔽されている。被検査物Wを透過したX線は、X線検出手段5によって検出され、その検出結果によって被検査物Wの検査が行なわれる。検査を受けた被検査物Wは、検査領域の下流側のX線遮蔽手段10と、出口7に近いX線遮蔽手段10を順次通過して筐体2を出る。その後、検査済みの被検査物Wは、図示しない搬出用搬送コンベア3によって下流側の次工程(例えば選別工程)に送られる。なお、本実施形態において、X線遮蔽手段10を検査領域の上流側と下流側にそれぞれ2つずつ設けているが、被検査物Wのサイズ(特に搬送方向Cの長さ)や照射するX線の特性に応じて適宜に増減してもよい。
図3を参照してX線検査装置1の前述した検査工程において、被検査物WがX線遮蔽手段10を通過する際の作用をさらに詳しく説明する。
図3(a)は搬送されてきた被検査物Wが遮蔽部材9を形成する曲面に衝突する前の状態を示している。遮蔽部材9は自重で垂下してもっとも低い下方位置にある。
図3(b)は、搬送されてきた被検査物Wが遮蔽部材9を形成する曲面に衝突し、これを押し上げて上方位置に設定した状態を示している。搬送コンベア3に搬送された被検査物Wが遮蔽部材9を形成する曲面に接触すると、被検査物Wに押された遮蔽部材9は、ローラ13が遮蔽壁8に案内されることにより、搬送方向の位置を変えずに滑らかに上方へ移動する。被検査物Wと遮蔽部材9の曲面との摩擦は小さく、被検査物Wは大きな抵抗を受けずに遮蔽部材9を通過することができる。
図3(c)は、被検査物Wが遮蔽部材9を形成する曲面を通過して遮蔽部材9が下方位置に戻った状態を示している。被検査物Wが遮蔽部材9を通過すると、被検査物Wから離れた遮蔽部材9は、 被検査物Wからの押し上げ力は作用せず、ローラ13が遮蔽壁8に案内されることにより、搬送方向の位置を変えずに自重で下方へ移動して元の下方位置に戻る。
このように、被検査物Wの搬送方向Cの移動に対して遮蔽部材9の移動は鉛直上下方向のみであり、遮蔽部材9を通過する間に被検査物Wが遮蔽部材9を形成する曲面から受ける摩擦抵抗は、従来の揺動式の遮蔽カーテン等に比べて小さく、被検査物Wが減速したり停止したりすることはない。
図4は、第1実施形態のX線検査装置1に設けられたX線遮蔽手段10において、異なる高さの2種類の被検査物Wが遮蔽部材9を形成する曲面の異なる位置で衝撃力F1,F2で衝突した際に、衝突する位置によって衝撃力の分散態様が異なることを示す模式説明図である。相対的に高い検査物の衝撃力がF1であり、相対的に低い被検査物Wの衝撃力がF2である。
このX線遮蔽手段10によれば、遮蔽部材9が被検査物Wと接触する面は凸状の曲面であるため、遮蔽部材9から被検査物Wに加わる衝撃力F1,F2は、搬送方向Cに平行な成分F1H,F2Hと、これと直交する鉛直方向の成分F1V,F2Vにそれぞれ分解される。従って、被検査物Wの搬送を阻害する搬送方向Cの衝撃力F1H,F2Hは従来の揺動式の遮蔽カーテン等の場合に比べて小さくなる。また、衝撃力のうち、搬送方向に直交する鉛直方向の成分F1V,F2Vが自重に加わるため、搬送コンベア3の搬送面Sと被検査物Wとの間に働く摩擦力が増大し、被検査物Wは搬送コンベア3に対して滑りにくくなり、何れの被検査物Wも遮蔽部材9を円滑に潜り抜けやすくなる。
図4において、衝撃力F1は、相対的に高さの大きい被検査物が遮蔽部材9に衝突した場合の衝撃力であり、衝撃力F2は、相対的に高さの小さい被検査物が遮蔽部材9に衝突した場合の衝撃力である。相対的に高い検査物は、一般的には相応に重量が大きいため、搬送コンベア3との間に働く摩擦力も大きく、遮蔽部材9による鉛直方向の成分F1Vが搬送方向Cの成分F1Hより小さくても、その分だけ摩擦力が増大することに変わりなく問題はない。また、相対的に低い検査物は、一般的には相応に重量が小さいため、搬送コンベア3との間に働く摩擦力は相応に小さいが、遮蔽部材9による鉛直方向の成分F2Vは搬送方向Cの成分F2Hより大きく、これによって摩擦力が増大するので問題はない。
図5を参照して第2実施形態のX線検査装置1に設けられるX線遮蔽手段20を説明する。第1実施形態と同様の部分については第1実施形態と同一の符合を付し、第1実施形態の説明を援用する。
図5(a)に示すように、第2実施形態のX線遮蔽手段20によれば、連結板12の上端に水平な第1支持板21が固定されている。第1支持板21は、前述したローラ13と同様に遮蔽部材9を上下方向に案内するための案内部として機能する部材であり、遮蔽壁8の内側を上下方向に摺動できる。遮蔽壁8の内側の上方所定位置には第2支持板22が固定されている。遮蔽壁8の内側の空洞には、第1支持板21と第2支持板22の間に付勢手段であるばね23が設けられている。遮蔽壁8の空洞内の第1支持板21より下方の所定位置には、内方に突出したストッパ24が設けられている。一体である遮蔽部材9と連結板12と第1支持板21が、自重によって下降すると、ばね23は元の長さから弾性的に引き延ばされ、第1支持板21がストッパ24に係止したところで遮蔽部材9等は停止する。このとき、遮蔽部材9と搬送コンベア3の搬送面Sとの間には微小な隙間が生じている。この位置が遮蔽部材9の下方位置である。このように、図5(a)に示す下方位置の遮蔽部材9は、引き伸ばされたばね23の復元力によって上方位置に向けて付勢されている状態にある。
図5(a)に示した上方に付勢されている遮蔽部材9が、図5(b)に示すように搬送されてきた被検査物Wによって押し上げられる際には、前記付勢力が遮蔽部材9を押し上げる補助的な力となる。このため、被検査物Wが遮蔽部材9から受ける反力は、ばね23がない場合に比べて小さくなる。従って、ばね23がない場合に比べて、被検査物Wの搬送を阻害する衝撃力はより小さくなる。従って、遮蔽部材9を通過する間に被検査物Wが遮蔽部材9から受ける摩擦抵抗は、第1実施形態よりもさらに小さくなり、被検査物Wの減速や停止を抑止する効果はさらに高まり、搬送はより安定する。また、遮蔽部材9の上方位置から下方位置への移動に際して、ばね23の復元力により落下時の衝撃を和らげることもできる。
図6(a)(曲面型)に示す第1実施形態のX線遮蔽手段10と比較しつつ、図6(b)〜(d)に示す第1実施形態のX線遮蔽手段10の変形例(10b〜10d)を説明する。変形例の第1実施形態と同様の部分には第1実施形態と同一の符合を付し、第1実施形態の説明を援用する。
図6(b)(傾斜平面型)のX線遮蔽手段10bは、遮蔽部材9bを平板で構成し、被検査物Wと衝突する面と搬送コンベア3の搬送面Sとの間隔が搬送方向Cに向けて狭くなるように配置したものである。この変形例によれば図6(a)に示す第1実施形態のような曲板を用意する必要がなく、安価な製造コストで第1実施形態と略同等の効果を得ることができる。但し、図4に示した例とは異なり、高い位置で衝突しても、低い位置で衝突しても、衝撃力を水平方向と垂直方向に分解する比率は同等となる。
図6(c)(二段傾斜平面型)のX線遮蔽手段10cは、遮蔽部材9cを平板で構成し、上流側に向けて凸となるように折り曲げて急傾斜面と緩傾斜面を形成することにより、被検査物Wと衝突する面と搬送コンベア3の搬送面Sとの間隔が搬送方向Cに向けて上流側では急激に狭くなり、下流側ではやや緩慢に狭くなるようにしたものである。この変形例によれば図6(a)に示す第1実施形態のような曲面を形成したステンレス等の金属板を用意する必要がなく、安価な製造コストで第1実施形態と略同等の効果を得ることができる。また、図4に示した例とほぼ同等の効果が得られる。さらに、いずれの実施形態と比べても、遮蔽板14の上下方向のサイズを小さくすることができる。
図6(d)(曲面型+遮蔽部材9回転機構)は、図6(a)に示す第1実施形態の遮蔽部材9と連結板12の結合部分をヒンジ状の軸部材25で構成することによって揺動可能としたものである。軸部材25は、遮蔽部材9が自重により垂下状態にあるときに下流側が最も下方の位置まで下がるような位置に配置される。この変形例によれば図6(a)に示す第1実施形態と略同等の効果を得ることができるが、さらに遮蔽部材9が被検査物Wの形状や移動により柔軟に対応して揺動できるため、遮蔽部材9を通過する間に被検査物Wが遮蔽部材9から受ける摩擦抵抗は第1実施形態よりさらに小さくなり、被検査物Wの減速や停止を抑止する効果がさらに高まり、搬送はより安定する。
なお、図6(b)〜(d)に示す第1実施形態のX線遮蔽手段10の変形例(10b〜10d)は、図5に示す第2実施形態に適用してもよい。
1…X線検査装置
2…筐体
3…搬送手段としての搬送コンベア
4…X線照射手段
5…X線検出手段
6…入口
7…出口
8…案内部としての遮蔽板
9,9b,9c…遮蔽部材
10,10b,10c,10d…X線遮蔽手段
11…支持機構
13…案内部としてのローラ
21…案内部としての第1支持板
23…付勢手段としてのばね
W…被検査物
C…搬送方向
S…搬送面

Claims (4)

  1. 被検査物(W)の入口(6)と出口(7)が設けられた遮蔽構造の筐体(2)と、
    前記筐体の内部で搬送方向(C)に沿って被検査物を搬送する搬送手段(3)と、
    前記搬送手段によって前記筐体内を搬送される被検査物にX線を照射するX線照射手段(4)と、
    被検査物を透過したX線を検出するX線検出手段(5)と、
    を有するX線検査装置(1)であって、
    前記筐体内で前記搬送手段の上方に設けられて前記搬送手段との間隔が前記搬送方向に向けて狭くなるように傾斜した傾斜面を備え、搬送される被検査物が前記傾斜面に接触して上方へ移動し、該被検査物が該傾斜面から離れて下方へ移動する遮蔽部材(9,9b,9c)と、
    前記遮蔽部材を上下方向に移動自在に支持するとともに、搬送される被検査物による上方及び下方への移動を許容する支持機構(11)と、
    を備えたX線遮蔽手段(10,10b,10c,10d)を有することを特徴とするX線検査装置(1)。
  2. 前記支持機構(11)は、
    前記遮蔽部材(9,9b,9c)が自重で垂下した最も下方の位置である下方位置と、前記遮蔽部材が被検査物(W)に押し上げられて被検査物の通過を許容する上方位置との間で、前記遮蔽部材が上下方向に移動できるように案内する案内部(8,13)を具備することを特徴とする請求項1記載のX線検査装置(1)。
  3. 前記支持機構(11)は、
    前記遮蔽部材(9,9b,9c)が自重で垂下した最も下方の位置である下方位置と、前記遮蔽部材が被検査物に押し上げられて被検査物の通過を許容する上方位置との間で、前記遮蔽部材を上下方向に移動可能に案内する案内部(8,21)と、
    前記案内部に設けられて前記下方位置にある前記遮蔽部材を前記上方位置に向けて付勢する付勢手段(23)と、
    を具備することを特徴とする請求項1記載のX線検査装置(1)。
  4. 前記遮蔽部材(9)は、被検査物(W)と接触する前記傾斜面が曲面であることを特徴とする請求項1乃至3の一つに記載のX線検査装置(1)。
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