JP2010125851A - 湿し水用の添加剤及び湿し水混合液 - Google Patents
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Abstract
【課題】新たな手段によって、従来と同等乃至従来以上の効果をもたらすことのできる湿し水用の添加剤を提供する。
【解決手段】平版印刷用の湿し水に添加する湿し水用添加剤である。プロピレン系グリコールエーテルとエチレン系グリコールエーテルとの内の少なくとも一方のエーテルと、界面活性剤とを含む。
【選択図】なし
【解決手段】平版印刷用の湿し水に添加する湿し水用添加剤である。プロピレン系グリコールエーテルとエチレン系グリコールエーテルとの内の少なくとも一方のエーテルと、界面活性剤とを含む。
【選択図】なし
Description
本発明は、印刷用の湿し水に添加する湿し水用添加剤及び当該添加剤が添加されている湿し水混合液に関する。
平版印刷用のPS版やCTP版と呼ばれる印刷版を使用した一般的なオフセット印刷では、水と油との反発が利用されていて、印刷版は、インキを受容させる画像部と、水を受容させる非画像部とからなっている。このようなオフセット印刷を行う際、湿し水とインキとを適正にバランスさせる必要があり、この適正なバランスのもとに版面に湿し水とインキとを供給することが大切である。すなわち、湿し水を与えすぎるとインキの乳化が激しくなり、転移不良が発生する。一方、湿し水が少なすぎると、非画像部にインキが付着して汚れの原因となる。
そこで、従来の印刷版では、インキと湿し水とのバランスを保つために、湿し水に添加剤として、イソプロピルアルコール、Tert−ブチルアルコール又はエチルアルコール等が用いられている。さらに、この湿し水には、水溶性樹脂(アラビアガム、アルギン酸ソーダ、CMC、ポリビニールアルコール等)、各種界面活性剤、リン酸、硝酸塩等が添加されている。
しかし、イソプロピルアルコール、Tert−ブチルアルコール又はエチルアルコールは、危険物第4類第1石油類に該当し、これらを扱う際、火気に注意を払う必要がある。また、これらは、有機溶剤予防規則によれば、第2種有機溶剤であり、湿し水中に5〜10重量%程度の濃度で添加されるため、作業環境浄化の措置を設ける必要がある。
このため、イソプロピルアルコール、Tert−ブチルアルコール又はエチルアルコールを全く用いないか、用いた場合であっても、水中濃度が5重量%以下であるような湿し水が提案されている。例えば、イソプロピルアルコールの代替化合物を使用した湿し水としては、特許文献1に記載のものがある。
しかし、湿し水にイソプロピルアルコールが含まれていない従来の技術によれば、特に高速印刷時において、非画像部に汚れが生じたり、網点画像部の絡みが発生したりするなど、十分であるとは言えなかった。
そこで本発明は、イソプロピルアルコールやTert−ブチルアルコールを使用しなくても、新たな手段によって、従来と同等乃至従来以上の効果をもたらすことのできる湿し水用の添加剤及び湿し水混合液を提供することを目的とする。
本発明は、印刷用の湿し水に添加する湿し水用添加剤であって、プロピレン系グリコールエーテルとエチレン系グリコールエーテルとの内の少なくとも一方のエーテルと、界面活性剤と、を含むことを特徴とする。
本発明によれば、従来のようにイソプロピルアルコール(以下、IPAという)、Tert−ブチルアルコール又はエチルアルコール等が含まれていないので、危険性、有害性が従来よりも極めて低く、また、印刷適正に優れた高品位な印刷物を得ることが可能となる。従来のIPA、Tert−ブチルアルコール又はエチルアルコールの代替品とすることができる。
また、前記プロピレン系グリコールエーテルは、プロピレングリコールモノメチルエーテル、ジプロピレングリコールモノメチルエーテル、トリプロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノプロピレンエーテル、プロピレングリコールモノブチルエーテル、ジプロピレングリコールモノブチルエーテル、プロピレングリコールモノフェニールエーテルの内の少なくとも一つであるのが好ましい。
また、前記エチレン系グリコールエーテルは、エチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ポリエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノイソプロピルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、エチレングリコールモノイソブチルエーテル、ジエチレングリコールモノイソブチルエーテル、エチレングリコールモノフェニールエーテル、エチレングリコールモノヘキシルエーテル、エチレングリコールモノベンジルエーテル、ジエチレングリコールモノフェニールエーテル、ジエチレングリコールモノヘキシルエーテル、ジエチレングリコールモノベンジルエーテルの内の少なくとも一つであるのが好ましい。
また、前記界面活性剤は、エチレンオキサイド付加物とプロピレンオキサイド付加物との内の少なくとも一つであるのが好ましい。
この場合、静的表面張力と動的表面張力との差が少なく、良好な印刷結果が得られる。
この場合、静的表面張力と動的表面張力との差が少なく、良好な印刷結果が得られる。
また、水溶性の付加剤として、エチレングリコール、プロピレングリコール、グリセリンの内の少なくとも一つを更に含むのが好ましい。
この場合、前記プロピレン系グリコールエーテル、前記エチレン系グリコールエーテルが水に難溶性であっても、これら水溶性の付加剤を更に含ませることで、適切な湿し水用の添加剤が得られる。
この場合、前記プロピレン系グリコールエーテル、前記エチレン系グリコールエーテルが水に難溶性であっても、これら水溶性の付加剤を更に含ませることで、適切な湿し水用の添加剤が得られる。
そして、本発明の湿し水混合液は、例えば一般的な印刷用湿し水に、前記湿し水用添加剤を、添加することによって得られる。
このようにして得られた湿し水を、印刷に用いることで、従来のようにIPA、Tert−ブチルアルコール又はエチルアルコール等が湿し水に含まれていないので、危険性、有害性が従来よりも極めて低く、また、従来より使用されている湿し水に添加することができ、印刷適正に優れた高品位な印刷物を得ることが可能となる。
このようにして得られた湿し水を、印刷に用いることで、従来のようにIPA、Tert−ブチルアルコール又はエチルアルコール等が湿し水に含まれていないので、危険性、有害性が従来よりも極めて低く、また、従来より使用されている湿し水に添加することができ、印刷適正に優れた高品位な印刷物を得ることが可能となる。
本発明によれば、危険性、有害性が従来よりも極めて低く、また、印刷適正に優れた高品位な印刷物を得ることが可能となる。
以下、本発明の実施の形態を説明する。
本発明の湿し水用の添加剤は、本発明者の鋭意研究を重ねた結果、見いだされたものであり、IPA、Tert−ブチルアルコール又はエチルアルコール等の従来の湿し水用の添加剤に替えて使用できるものである。
すなわち、本発明は、従来使用されている平版印刷用の湿し水に、添加することのできる湿し水用添加剤であって、プロピレン系グリコールエーテルとエチレン系グリコールエーテルとの内の少なくとも一方のエーテルと、界面活性剤とが含まれている。
さらに説明すると、本発明は、プロピレン系グリコールエーテルと界面活性剤とが含まれている湿し水用添加剤、エチレン系グリコールエーテルと界面活性剤とが含まれている湿し水用添加剤、プロピレン系グリコールエーテルとエチレン系グリコールエーテルとの双方と、界面活性剤とが含まれている湿し水用添加剤である。
そして、本発明の湿し水用の添加剤及びその添加剤が添加された湿し水混合液には、IPA、Tert−ブチルアルコール又はエチルアルコールが含まれていない。
本発明の湿し水用の添加剤は、本発明者の鋭意研究を重ねた結果、見いだされたものであり、IPA、Tert−ブチルアルコール又はエチルアルコール等の従来の湿し水用の添加剤に替えて使用できるものである。
すなわち、本発明は、従来使用されている平版印刷用の湿し水に、添加することのできる湿し水用添加剤であって、プロピレン系グリコールエーテルとエチレン系グリコールエーテルとの内の少なくとも一方のエーテルと、界面活性剤とが含まれている。
さらに説明すると、本発明は、プロピレン系グリコールエーテルと界面活性剤とが含まれている湿し水用添加剤、エチレン系グリコールエーテルと界面活性剤とが含まれている湿し水用添加剤、プロピレン系グリコールエーテルとエチレン系グリコールエーテルとの双方と、界面活性剤とが含まれている湿し水用添加剤である。
そして、本発明の湿し水用の添加剤及びその添加剤が添加された湿し水混合液には、IPA、Tert−ブチルアルコール又はエチルアルコールが含まれていない。
前記プロピレン系グリコールエーテルは、プロピレングリコールモノメチルエーテル、ジプロピレングリコールモノメチルエーテル、トリプロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノプロピレンエーテル、プロピレングリコールモノブチルエーテル、ジプロピレングリコールモノブチルエーテル、プロピレングリコールモノフェニールエーテルの内から選択される少なくとも一つとすることができる。
また、前記エチレン系グリコールエーテルは、エチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ポリエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノイソプロピルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、エチレングリコールモノイソブチルエーテル、ジエチレングリコールモノイソブチルエーテル、エチレングリコールモノフェニールエーテル、エチレングリコールモノヘキシルエーテル、エチレングリコールモノベンジルエーテル、ジエチレングリコールモノフェニールエーテル、ジエチレングリコールモノヘキシルエーテル、ジエチレングリコールモノベンジルエーテルの内から選択される少なくとも一つとすることができる。
また、前記界面活性剤は、エチレンオキサイド付加物とプロピレンオキサイド付加物との内の少なくとも一つである。
このような界面活性剤を用いることで、インキ練りローラ上の水滴の載り、ローラ剥げ等の現象を防止することができ、より一層優れた印刷適正が得られる。
このような界面活性剤を用いることで、インキ練りローラ上の水滴の載り、ローラ剥げ等の現象を防止することができ、より一層優れた印刷適正が得られる。
さらに、これらの界面活性剤の中でより好ましいものは、HLB(Hydrophile−Lipophile Balance)が7以上でかつ13以下のものである。HLBが7未満であると親油性が高くなり、水不溶性となり、湿し水として均一ものを得ることが困難となる。また、HLBが13を超えると、表面張力低下能が低下するため、親水性を有する非画像部での濡れが不十分となり好ましくない。
なお、界面活性剤については、前記複数種類を用いることができる。
なお、界面活性剤については、前記複数種類を用いることができる。
さらに、前記プロピレン系グリコールエーテル、前記エチレン系グリコールエーテルが水に難溶性である場合、例えば、エチレングリコールモノフェニールエーテル、エチレングリコールモノヘキシルエーテル、エチレングリコールモノベンジルエーテル、ジエチレングリコールモノフェニールエーテル、ジエチレングリコールモノヘキシルエーテル等が用いられる場合、本発明の添加剤に、水溶性の付加剤として、エチレングリコール、プロピレングリコール、グリセリンの内の少なくとも一つを更に含むのが好ましい。
そして、本発明の湿し水は、例えば一般的な平版印刷用湿し水に、前記湿し水用添加剤を、添加することによって得られる。
このようにして得られた湿し水を、平版印刷用に用いることで、従来のようにイソプロピルアルコール(以下、IPAという)、Tert−ブチルアルコール又はエチルアルコール等が湿し水に含まれていないので、危険性、有害性が従来よりも極めて低く、また、印刷適正に優れた高品位な印刷物を得ることが可能となる。
このようにして得られた湿し水を、平版印刷用に用いることで、従来のようにイソプロピルアルコール(以下、IPAという)、Tert−ブチルアルコール又はエチルアルコール等が湿し水に含まれていないので、危険性、有害性が従来よりも極めて低く、また、印刷適正に優れた高品位な印刷物を得ることが可能となる。
本発明に係る湿し水用の添加剤の具体例としては、
(添加剤A)
プロピレングリコール:100g
ジエチレングリコールモノブチルエーテル:18g
エチレングリコールモノフェニールエーテル:4g
界面活性剤(エチレンオキサイド付加物又はプロピレンオキサイド付加物)
(添加剤A)
プロピレングリコール:100g
ジエチレングリコールモノブチルエーテル:18g
エチレングリコールモノフェニールエーテル:4g
界面活性剤(エチレンオキサイド付加物又はプロピレンオキサイド付加物)
別の具体例としては、
(添加剤B)
プロピレングリコール:100g
ジエチレングリコールモノブチルエーテル:20g
ジエチレングリコールモノベンジルエーテル:4g
界面活性剤(エチレンオキサイド付加物又はプロピレンオキサイド付加物)
(添加剤B)
プロピレングリコール:100g
ジエチレングリコールモノブチルエーテル:20g
ジエチレングリコールモノベンジルエーテル:4g
界面活性剤(エチレンオキサイド付加物又はプロピレンオキサイド付加物)
さらに別の具体例としては、
(添加剤C)
プロピレングリコール:100g
プロピレングリコールモノブチルエーテル:20g
エチレングリコールモノヘキシルエーテル:6g
界面活性剤(エチレンオキサイド付加物又はプロピレンオキサイド付加物)
(添加剤C)
プロピレングリコール:100g
プロピレングリコールモノブチルエーテル:20g
エチレングリコールモノヘキシルエーテル:6g
界面活性剤(エチレンオキサイド付加物又はプロピレンオキサイド付加物)
本発明によれば、従来のようにIPA、Tert−ブチルアルコール又はエチルアルコール等が含まれていないので、危険性、有害性が従来よりも極めて低く、また、印刷適正に優れた高品位な印刷物を得ることが可能となる。
また、IPA、Tert−ブチルアルコール又はエチルアルコールを含んでいないため、労働安全衛生法、PRTP法、毒劇物取締法に適合し、安全性に優れた平板印刷湿し水用の(濃縮)添加剤とすることができる。
従来のIPA使用時では、印刷後の時間経過に伴って色の艶が落ちる、いわゆるドライダウンが発生するが、本発明によれば、このようなドライダウンの発生を抑制することができる。
また、IPA安堵の使用量の約1/3〜1/4の液量で印刷が可能となり、かつ、印刷結果が良好となる。
従来のIPA使用時では、印刷後の時間経過に伴って色の艶が落ちる、いわゆるドライダウンが発生するが、本発明によれば、このようなドライダウンの発生を抑制することができる。
また、IPA安堵の使用量の約1/3〜1/4の液量で印刷が可能となり、かつ、印刷結果が良好となる。
さらに、本発明の添加剤には、必要に応じて次のものを更に添加することができる。PH緩衝剤、湿油剤、消泡剤、防腐剤、防錆剤、着色剤、キレート剤、親水性高分子樹脂等。
従来の添加剤としてIPAを用いた湿し水の場合(従来例)と、本発明の添加剤を用いた湿し水の場合(実施例)との、試験結果を説明する。
なお、本発明の添加剤としては、前記添加剤A、添加剤B又は添加剤Cから得られたものである。
なお、本発明の添加剤としては、前記添加剤A、添加剤B又は添加剤Cから得られたものである。
印刷機(ABDICK360、ABDICK社製:米国)、PS版(富士フィルム製)を用い、従来例及び実施例の添加剤それぞれを、市販のエッチ液(湿し水)に添加して、印刷を行った。
〔従来例1〕
市販のエッチ液(ネルソンマックス、村上化学研究所製):10cc
IPA:200cc
水:790cc
(合計1000cc)
〔実施例1〕
市販のエッチ液(BU−200、村上化学研究所製):10cc
添加剤A(又は添加剤B又は添加剤C):50cc
水:940cc
(合計1000cc)
〔従来例1〕
市販のエッチ液(ネルソンマックス、村上化学研究所製):10cc
IPA:200cc
水:790cc
(合計1000cc)
〔実施例1〕
市販のエッチ液(BU−200、村上化学研究所製):10cc
添加剤A(又は添加剤B又は添加剤C):50cc
水:940cc
(合計1000cc)
印刷機(ABDICK360、ABDICK社製:米国)、マスターペーパ版(岩崎通信機製)
〔従来例2〕
市販のエッチ液(マスターエッチ液、村上化学研究所製):50cc
IPA:200cc
水:750cc
(合計1000cc)
〔実施例2〕
市販のエッチ液(マスターエッチ液、村上化学研究所製):50cc
添加剤A(又は添加剤B又は添加剤C):70cc
水:880cc
(合計1000cc)
〔従来例2〕
市販のエッチ液(マスターエッチ液、村上化学研究所製):50cc
IPA:200cc
水:750cc
(合計1000cc)
〔実施例2〕
市販のエッチ液(マスターエッチ液、村上化学研究所製):50cc
添加剤A(又は添加剤B又は添加剤C):70cc
水:880cc
(合計1000cc)
印刷機械(4色機)(桜井機械製)、CTP版使用
〔従来例3〕
市販のエッチ液(BU−200、村上化学研究所製):20cc
IPA:70cc
水:910cc
(合計1000cc)
〔実施例3〕
市販のエッチ液(BU−200、村上化学研究所製):20cc
添加剤A(又は添加剤B又は添加剤C):20cc
水:960cc
(合計1000cc)
〔従来例3〕
市販のエッチ液(BU−200、村上化学研究所製):20cc
IPA:70cc
水:910cc
(合計1000cc)
〔実施例3〕
市販のエッチ液(BU−200、村上化学研究所製):20cc
添加剤A(又は添加剤B又は添加剤C):20cc
水:960cc
(合計1000cc)
以上の実施例1、実施例2、実施例3によれば、それぞれと比較する従来例1、従来例2、従来例3よりも、優れた印刷適正性能を得ることができた。
すなわち、実施例1〜3によれば、優れた印刷適正性能として、従来よりも少ない液量(添加剤)で印刷することができ、また、インキの使用量が少なくて済む。さらに、インキの濃度が上昇する。また、湿し水の循環タンクの水槽が清澄な水を保持することができる。そして、きれいな印刷物を多量部数、得ることができる。
すなわち、実施例1〜3によれば、優れた印刷適正性能として、従来よりも少ない液量(添加剤)で印刷することができ、また、インキの使用量が少なくて済む。さらに、インキの濃度が上昇する。また、湿し水の循環タンクの水槽が清澄な水を保持することができる。そして、きれいな印刷物を多量部数、得ることができる。
Claims (6)
- 印刷用の湿し水に添加する湿し水用添加剤であって、
プロピレン系グリコールエーテルとエチレン系グリコールエーテルとの内の少なくとも一方のエーテルと、
界面活性剤と、を含むことを特徴とする湿し水用の添加剤。 - 前記プロピレン系グリコールエーテルは、
プロピレングリコールモノメチルエーテル、ジプロピレングリコールモノメチルエーテル、トリプロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノプロピレンエーテル、プロピレングリコールモノブチルエーテル、ジプロピレングリコールモノブチルエーテル、プロピレングリコールモノフェニールエーテルの内の少なくとも一つである請求項1に記載の湿し水用の添加剤。 - 前記エチレン系グリコールエーテルは、
エチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ポリエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノイソプロピルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、エチレングリコールモノイソブチルエーテル、ジエチレングリコールモノイソブチルエーテル、エチレングリコールモノフェニールエーテル、エチレングリコールモノヘキシルエーテル、エチレングリコールモノベンジルエーテル、ジエチレングリコールモノフェニールエーテル、ジエチレングリコールモノヘキシルエーテル、ジエチレングリコールモノベンジルエーテルの内の少なくとも一つである請求項1又は2に記載の湿し水用の添加剤。 - 前記界面活性剤は、
エチレンオキサイド付加物とプロピレンオキサイド付加物との内の少なくとも一つである請求項1〜3のいずれか一項に記載の湿し水用の添加剤。 - 水溶性の付加剤として、エチレングリコール、プロピレングリコール、グリセリンの内の少なくとも一つを更に含む請求項1〜4のいずれか一項に記載の湿し水用の添加剤。
- 印刷用湿し水に、請求項1〜5のいずれか一項に記載の湿し水用添加剤が、添加されていることを特徴とする湿し水混合液。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008328693A JP2010125851A (ja) | 2008-11-28 | 2008-11-28 | 湿し水用の添加剤及び湿し水混合液 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012153085A (ja) * | 2011-01-28 | 2012-08-16 | Mitsubishi Paper Mills Ltd | 感熱型平版印刷版用給湿液組成物 |
JP2013144412A (ja) * | 2012-01-16 | 2013-07-25 | Nof Corp | 印刷用湿潤剤 |
-
2008
- 2008-11-28 JP JP2008328693A patent/JP2010125851A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2013144412A (ja) * | 2012-01-16 | 2013-07-25 | Nof Corp | 印刷用湿潤剤 |
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