JP2010125723A - 液体吐出ヘッド - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の流路体に跨って液体流路が形成される場合に流路内に空気がたまりにくい。
【解決手段】インク供給部材41内のインク流路73から積層体37に向かってインク流路が分岐している。この分岐流路は、インク供給部材41と積層体37の接続部に配置された一方のOリング81aを通り、積層体37内に配置されたフィルタ51a及び51bを通過し、他方のOリング81bを経て再びインク流路73に合流する。フィルタ51a、51b、Oリング81a、81bに付着した気泡等は、分岐流路及びインク流路73を通り、排出口80aからヘッド1外へと排出される。
【選択図】図7

Description

本発明は、吐出口に液体を供給する液体供給流路が形成された液体吐出ヘッドに関する。
液体を吐出する液体吐出ヘッドにおいて、ヘッド内に形成された気泡を除去する技術の一例として、特許文献1に記載のものがある。特許文献1は、ヘッド内のインク液室に接続された加圧管によってインク液室内を加圧すると共に、インク液室に接続された除去管から気泡を除去する。
特開2007−301799号公報
特許文献1のような液体を吐出するヘッドにおいて、液体流路が2つの流路体に跨って形成される場合がある。このような場合、例えば、2つの流路体において流路が連結する位置に弾性材料からなるオーリング(Oリング)を配置することにより、流路体同士の密着性を確保することがある。しかし、この場合、弾性材料からなる部材は、ガスバリア性が低いことが多く、流路内に空気が入り込んでたまることが問題となる。
本発明の目的は、複数の流路体に跨って液体流路が形成される場合に流路内に空気がたまりにくい液体吐出ヘッドを提供することにある。
本発明の液体吐出ヘッドは、液体を吐出する吐出口と、前記吐出口に液体を供給する液体供給流路と、外部からの液体の供給口、及び、外部への排出口に連通した供給排出流路と、前記供給排出流路及び液体供給流路を互いに連通させる連通流路とが形成されるように配設された第1及び第2の流路体と、前記供給排出流路の一部を構成し、前記第1及び第2の流路体を互いに水密に接続する、弾性材料からなるシール部材とを備えており、前記連通流路は、前記第2の流路体の内部に配置されたフィルタを介して前記供給排出流路と連通している。
本発明の液体吐出ヘッドによると、シール部材を介して浸入した空気やフィルタにたまった空気等は、供給排出流路によって排出口を通じて外部へと容易に排出される。これにより、流路内に空気がたまりにくい液体吐出ヘッドが実現する。
また、本発明においては、前記供給排出流路が、前記供給口から前記排出口に至る部分流路と、前記部分流路から第1の位置において分岐し、前記フィルタに面した領域を経て、前記第1の位置より前記排出口に近い第2の位置において前記部分流路に合流する分岐流路とを含んでいる。これによると、供給口から排出口までを結ぶ部分流路とは別にフィルタに面した分岐流路が設けられているので、供給口から入り込んだ空気をフィルタの方向へと侵入させることなく、部分流路のみを通じて排出口から排出することができる。
また、本発明においては、前記分岐流路は、前記フィルタに面した部分において、前記フィルタをその面方向の一方側から他方側に向かって跨ぐように延びている。これによると、分岐流路内に液体を流すことにより、フィルタの表面に沿って液体を流すことができるので、フィルタにたまった空気をおし流しやすい。
また、本発明においては、前記部分流路が、前記第1の流路体の内部に形成されており、前記分岐流路が、前記第1の流路体から前記第2の流路体へと延びる部分を有しており、前記シール部材が、前記分岐流路において前記第1の流路体から前記第2の流路体へと延びる部分の一部を構成している。これによると、シール部材において分岐流路内へと侵入した空気を部分流路を通じて排出口から排出させやすい。
また、本発明においては、前記分岐流路において前記第1の流路体から前記第2の流路体へと延びる部分が直線経路に沿っている。これによると、直線経路に沿った部分が水平方向に交差するようにヘッドを配置することで、この直線経路に沿った部分を通じて空気を排出させやすくなる。
また、本発明においては、前記分岐流路が、前記第1の位置において前記部分流路から分岐して前記第2の流路体へと延びる部分と、前記第2の流路体から前記第1の流路体へと延び、前記第2の位置において前記部分流路へと合流する部分とを有しており、それぞれの部分に前記シール部材が配置されている。これによると、分岐流路において2つの流路体に跨って延びる部分のそれぞれにシール部材が配置されているので、液体がより漏れ出しにくい。
また、本発明においては、前記部分流路において前記第1の位置から前記第2の位置までの流路抵抗が、前記分岐流路の流路抵抗より小さい。これによると、分岐流路側の流路抵抗より部分流路側の流路抵抗が小さいので、供給口から入り込んだ空気を部分流路を通じて排出口から排出させやすい。
また、本発明においては、前記第1の流路体において前記シール部材と対向した部分が樹脂材料からなり、前記第2の流路体において前記シール部材と対向した部分が金属材料からなる。これによると、2つの流路体同士が異なる材料からなる場合には接着剤による接着に適さないことがあるため、本発明の前提となるシール部材を必須とする構成になりやすい。
また、本発明においては、前記連通流路が、別のフィルタを介して前記液体供給流路と連通している。これによると、液体供給流路へと異物が侵入するのをより効果的に抑制できる。
本発明の液体吐出ヘッドによると、シール部材を介して浸入した空気やフィルタにたまった空気等は、供給排出流路によって排出口を通じて外部へと容易に排出される。これにより、流路内に空気がたまりにくい液体吐出ヘッドが実現する。
以下、本発明の好適な実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。
図1は、本発明の一実施の形態に係るインクジェットヘッドを含むインクジェットプリンタの内部構成を示す縦断面図である。図1に示すように、インクジェットプリンタ101は直方体形状の筐体101aを有している。筐体101a内には、マゼンタ、シアン、イエロー、ブラックのインクをそれぞれ吐出する4つのインクジェットヘッド1、及び、搬送機構16が配置されている。また、筐体101aの天板内面には、インクジェットヘッド1及び搬送機構16の動作を制御する制御部100が取り付けられている。搬送機構16の下方には、筐体101aに対して着脱可能な給紙ユニット101bが配置されている。給紙ユニット101bの下方には、筐体101aに対して着脱可能なインクタンクユニット101cが配置されている。
インクジェットプリンタ101の内部には、図1に示す太矢印に沿って用紙搬送経路が形成されており、用紙Pが給紙ユニット101bから排紙部15に向けて搬送される。給紙ユニット101bは、給紙トレイ11と、給紙ローラ12とを有している。給紙トレイ11は、上方に向かって開口した箱形状を有しており、複数枚の用紙Pが積層された状態で収納される。給紙ローラ12は、給紙トレイ11の最も上方にある用紙Pを送り出す。
送り出された用紙Pは、ガイド13a、13bによりガイドされ且つ送りローラ対14によって挟持されつつ搬送機構16へと送られる。
搬送機構16は、2つのベルトローラ6、7と、搬送ベルト8と、テンションローラ10と、プラテン18とを有している。搬送ベルト8は、両ローラ6、7の間に架け渡されるように巻回されたエンドレスのベルトである。テンションローラ10は、搬送ベルト8の下側ループにおいて、その内周面に接触しつつ下方に付勢されており、搬送ベルト8にテンションを付加している。プラテン18は、搬送ベルト8によって囲まれた領域内に配置され、インクジェットヘッド1と対向する位置において、搬送ベルト8が下方に撓まないように搬送ベルト8を支持している。ベルトローラ7は、駆動ローラであって、その軸に搬送モータ19から駆動力が与えられることで、図1中時計回りに回転する。ベルトローラ6は、従動ローラであって、ベルトローラ7の回転により搬送ベルト8が走行することによって、図1中時計回りに回転する。なお、搬送モータ19の駆動力は、複数のギアを介してベルトローラ7に伝達される。
搬送ベルト8の外周面8aは、シリコーン処理が施されることによって粘着性を有している。ベルトローラ6と対向する位置には、ニップローラ4が配置されている。ニップローラ4は、給紙ユニット101bから送り出された用紙Pを搬送ベルト8の外周面8aに押さえ付ける。外周面8aに押さえ付けられた用紙Pは、その粘着力によって外周面8a上に保持されながら用紙搬送方向(図1中右方であって副走査方向)へと搬送される。
ベルトローラ7と対向する位置には、剥離プレート5が設けられている。剥離プレート5は、用紙Pを外周面8aから剥離する。剥離された用紙Pは、ガイド29a、29bによりガイドされ、且つ二組の送りローラ対28によって挟持されつつ搬送される。そして用紙Pは、筐体101aの上部に形成された排出口30から、筐体101aの上面に設けられた排紙凹部(排紙部)15へと排出される。
4つのインクジェットヘッド1(以降、ヘッド1とする)は、互いに異なる色のインク(マゼンタ、イエロー、シアン、ブラック)を吐出する。これら4つのヘッド1は、主走査方向に長尺な略直方体形状を有している。また、4つのヘッド1は、用紙Pの搬送方向Aに沿って並べて固定されている。つまり、このプリンタ101はライン式のプリンタである。
ヘッド1の底面は、インクを吐出する複数の吐出口108(図9参照)が形成された吐出面2aとなっている。搬送される用紙Pが4つのヘッド1のすぐ下方を通過する際に、用紙Pの上面に向けて吐出口108から各色のインクが順に吐出される。これにより、用紙Pの上面、すなわち、印刷面に所望のカラー画像が形成される。
各ヘッド1は、インクタンクユニット101c内のインクタンク17と接続されている。4つのインクタンク17には互いに異なる色のインクが貯留されている。各インクタンク17からは、チューブを介してヘッド1にインクが供給される。
図2は、ヘッド1の分解斜視図である。図2に示すように、ヘッド1は、基板31と、リザーバユニット32と、流路ユニット9を含むヘッド本体33とが積層された積層構造体である。図3〜図5は、基板31及び後述するCOF51を除く、ヘッド1を構成する複数の板状部材の平面図である。図2〜図5に示すように、リザーバユニット32は、7枚のプレート42〜48及び小プレート群49が積層された積層体37の上面に、インク供給部材41がねじ82によって固定されたものである。小プレート群49は、8個の小プレート49aと、2個の小プレート49bとからなる。
第1の流路体に対応するインク供給部材41について、その断面図である図6(a)をさらに参照して説明する。インク供給部材41は樹脂で一体成形されている。インク供給部材41の上面からは、2つの筒状突起70a、70bが上に向かって突出している。筒状突起70aはインク供給部材41の図6(a)中左端に、筒状突起70bはインク供給部材41の図6(a)中右端付近に配置されている。筒状突起70aの上端にはインクタンク17からのインクが供給される供給口71aが開口している。筒状突起70aには、可撓性のチューブが取り付けられる。そして、インク供給源であるインクタンク17からのインクが、チューブを介して供給口71aからインク供給部材41内に導入される。一方、筒状突起70bの上端にはインクに混入した空気を排出するための排出口80aが開口している。
インク供給部材41内には、供給口71aから排出口80aに至るインク流路73(部分流路)が形成されている。筒状突起70a及び70bの内部には、インク流路73の一部である流入孔71及び流出孔80が形成されている。流入孔71は供給口71aから鉛直下方に延びており、流出孔80は排出口80aから鉛直下方に延びている。インク流路73は、流入孔71の下端から概略的にほぼ水平に流出孔80の下端まで延びている。また、インク流路73からは、図6(a)中の左右方向の中央付近において、2つの流出孔72a及び72bが分岐している。インク流路73は、流入孔71と流出孔80との間に中間孔93を有している。
インク供給部材41には、インクを濾過するためのフィルタ79が取り付けられている。フィルタ79は、中間孔93を、流入孔71に連通した第1空間74と、流出孔72に連通した第2空間75とに隔てている。第2空間75においてフィルタ79と対向していない非対向領域76は、第2空間75においてフィルタ79と対向する領域よりもわずかに高い位置を水平に延在している。非対向領域76からは、2つの流出孔72a、72bが鉛直下方に延びて、インク供給部材41の下面に開口している。
第1空間74は、細長い矩形形状を有しており、インク供給部材41の下面に開口している。この開口は、平面視において、第1空間74とほぼ同形状を有するダンパフィルム78によって封止されている。ダンパフィルム78は、第1空間74に沿って水平に延びている。これにより、ダンパフィルム78は、インク供給部材41と共にインク流路73を画定している。
第2空間75は、ダンパフィルム78の中央よりもやや右側位置から右端までの部分と対向しており、インクの流れに沿った順方向及び逆方向のそれぞれに向かって先細りとなる形状を有している。フィルタ79は、第2空間75の平面形状とほぼ相似形状を有し、第2空間75よりも一回り大きな平面形状を有している。フィルタ79は、第2空間75においてダンパフィルム78に対向する領域を下方から覆うように、インク供給部材41の内表面に固定されている。つまり、フィルタ79は、第2空間75及びダンパフィルム78のいずれとも対向するようにインク供給部材41に取り付けられている。
インク流路73において非対向領域76から流出孔80までの領域には、第3空間84が形成されている。第3空間84は、非対向領域76の右端から下方へと一旦折れ曲がり、そこから流出孔80に向かって水平に延びている。第3空間84において水平に延びた部分は、インク供給部材41の下面に開口している。インク供給部材41の下面には、第3空間84の開口を封止するようにダンパフィルム83が貼り付けられている。
インク供給部材41の下面には、平面視において流出孔72a及び72bを共に取り囲むように、凹部41aが形成されている。図6(b)は、インク供給部材41の下面における凹部41a付近の拡大図である。凹部41aは、流出孔72a及び72bが内部に形成された円筒部41b及び41cを残すように形成されている。
そして、円筒部41b及び41cの周囲には、ゴムなどの弾性材料からなるOリング81a及び81b(弾性部材)が嵌められている。Oリング81a及び81bの内径は円筒部41b及び41cの外径より僅かに小さく形成されており、円筒部41b及び41cに取り付けられると弾性により円筒部41b及び41cを締め付ける。また、Oリング81a及び81bの厚みは凹部41aの深さよりも僅かに大きく、インク供給部材41が積層体37の上面にねじ82によって固定(図2参照)されたときに、Oリング81a及び81bが凹部41aの内表面と積層体37の上面との間に挟み込まれて押し潰されるように構成されている。
これらにより、インク供給部材41を積層体37に固定した際、押し潰されたOリングが弾性によって元の形状に戻ろうとし、インク供給部材41と積層体37とのいずれにも密着してこれらの隙間を塞ぐ。このため、流出孔72a及び72b内をインクが流れた際にインク供給部材41と積層体37との間からインクが漏れ出したりしないように、インク供給部材41と積層体37とが水密に接続される。
供給口71aからのインクは、図6(a)に示すように、第1空間74内を左方から右方にほぼ水平に流れ、フィルタ79と対向する領域からフィルタ79に沿いつつ上方に流れる。そして、インクはフィルタ79を介して第2空間75に流入する。このとき、第1空間74内のインク中に存在する異物はフィルタ79によって捕捉され、異物が取り除かれたインクが第1空間74から第2空間75に流れる。そして、インクは第2空間75の非対向領域76を通った後、流出孔72a、72bを下方に向かって流れ、流出孔72a、72bからプレート42へと流出する。
ダンパフィルム78及び83は、可撓性を有する樹脂フィルムから形成されている。ダンパフィルム78及び83とプレート42の上面との間には、ダンパフィルム78及び83がインクの振動に応じて変位できるように、隙間が介在している。この構成により、インクの振動に応じてダンパフィルム78及び83が略鉛直方向に変位し、インクの振動を吸収して減衰させることができる。
インク供給部材41の上面には、非対向領域76と外部とを連通させる開口が形成されている。そして、この開口はフィルム76aによって封止されている。フィルム76aは、可撓性を有しており、インクの振動に応じて変位することでインクの振動を吸収し減衰させる。
プレート42〜48及び小プレート群49からなる積層体37は、第2の流路体の一部を構成している。この積層体37内の各部材は金属製平板であり、各部材には、インク供給部材41からインクが供給されるインク流路を構成する貫通孔が形成されている。
詳細には、プレート42には、流出孔72a、72bに対向した2つの貫通孔42a、42bが、プレート42を厚み方向に貫通するようにプレート42の中央付近に形成されている。2つの貫通孔42a、42bは、Oリング81a、81bによって流出孔72a、72bにそれぞれ接続されている。プレート42の上面は、インク供給部材41の下面と対向している。
プレート43には、プレート43の中央付近から両端付近までそれぞれ延在した2つの貫通孔43a、43bが形成されている。各貫通孔43a、43bは、プレート43の中央に近づくにつれて細くなったテーパー領域を有している。各貫通孔43a、43bは、テーパー領域の先端付近において、対応する貫通孔42a、42bと対向している。プレート44には、その両端付近にそれぞれスリット状の貫通孔44a、44bが形成されている。各貫通孔44a、44bは、プレート44の幅方向に延び、対応する貫通孔43a、43bの外側端付近と対向している。
プレート45には、プレート45の一端付近から他端付近まで延在した矩形で細長い貫通孔45aが形成されている。貫通孔45aは、その両端付近において、貫通孔44a、44bと対向している。プレート46には、その長手方向に関して中央を挟むほぼ対称な位置に貫通孔46a及び46bが形成されている。貫通孔46a及び46bは、プレート46の長手方向に長尺な矩形の平面形状を有している。プレート46の上面には、貫通孔45a内のインクを異物を除去してから貫通孔46a及び46bへと流れ込ませるためのフィルタ51a及び51bが、貫通孔46a及び46bを覆うように貼り付けられている。
ここまでの構成で、インク供給部材41(第1の流路体)に加え、プレート42〜プレート46が積層されると、インク供給部材41内でインク流路73の供給口71a側に位置する流出孔72aで分岐し、流出孔72aよりも排出口80a側に位置する流出孔72bでインク流路73に合流する分岐流路(後述)が構成される。分岐流路の大部分は、インク供給部材41を除くリザーバユニット32内に形成され、分岐流路の途中部では、2つのフィルタ51a、51bによって流路壁の一部が構成されている。分気流路の両端部は、インク供給部材41内に存在し、一方が流出孔72aであり、他方が流出孔72bである。
プレート47には、プレート47の一端付近から他端付近まで延在した細長い貫通孔47aが形成されている。貫通孔47aは貫通孔46a及び46bと対向している。貫通孔47aは、その短手方向の両側からプレート47の端縁に向かって水平に突出した18個の凸状部47bを有している。これらの凸状部47bは、プレート47の長手方向に沿って9個ずつ2列に配列されている。各列を構成する9個の凸状部47bは、最も外側にある1個を除いて、2つの対となるもの同士が近接するように配置されている。また、18個の凸状部47bは、プレート47の中心に対して点対称に配置されている。
プレート48には、凸状部47bと対向する位置に、ほぼ環状の貫通孔48aが形成されている。貫通孔48aは18個の凸状部47bに対応して18個設けられている。
小プレート群49のうち8個の小プレート49aには、互いに近接した2個の貫通孔48aに対向する2個の貫通孔50aが形成されている。そして、8個の小プレート49aをヘッド1の長手方向に挟むように配置された2個の小プレート49bには、各列において最も外側にある貫通孔48aに対向する1個の貫通孔50bが形成されている。
プレート42〜47及び小プレート群49に形成された貫通孔50a、50bは、互いに連通し、インク供給部材41からのインクをヘッド本体33へと供給するインク流路を形成している。つまり、インク供給部材41(第1の流路体)に加え、プレート42〜49が積層されると、リザーバユニット32内には、さらに連通流路が形成されて、連通流路の一方の端部が2つのフィルタ51a、51bを介して分岐流路と連通する。連通流路の他方の端部は、プレート48の貫通孔48aおよびこれに対応した小プレート群49の貫通孔50a、50bであり、マニホールド流路105(後述)に連通する流入流路となっている。
ヘッド本体33は、流路ユニット9、並びに、流路ユニット9の上面に固定された10個のフィルタ106及び8つのアクチュエータユニット21を含んでいる。ヘッド本体33は第2の流路体の一部を構成しており、積層体37と合わせて第2の流路体の全体を構成している。フィルタ106は、10個の小プレート49a、49bごとに設けられており、1つ又は2つのインク供給口105bを被覆している。
なお、ヘッド本体33は下面に吐出面2aを有し、その内部には、複数の吐出口108に連通する液体供給流路(後述のマニホールド流路105および副マニホールド流路105a)が形成されている。リザーバユニット32とヘッド本体33(流路ユニット9)とが積層されて、液体供給流路の一方の端部がフィルタ106を介して連通流路の他方の端部(流入流路)と連通する。このとき、リザーバユニット32とヘッド本体33(流路ユニット9)とは、流入流路からマニホールド流路105への流入方向に積層される。
アクチュエータユニット21は、圧力室110(図9参照)内のインクに吐出エネルギーを付与する複数の圧電アクチュエータを含んでいる。各アクチュエータユニット21の上面には、平型柔軟基板であるCOF51が接合されている。COF51には、アクチュエータユニット21に供給される駆動信号を生成するドライバIC52が実装されている。
基板31には、複数の電子部品が配置されている。COF51は、基板31に取り付けられたコネクタ31aを介して、基板31上の複数の電子部品に接続されている。基板31上の複数の電子部品は、図示しない配線を介して制御部100に接続されている。
ところで、インクジェットプリンタ101には、ヘッド1のインク流路内に浸入した空気を除去するため、ヘッド1の内外でインクを循環させる循環機構が設けられている。以下、かかるインク循環機構について説明する。図7は、基板31を除く、ヘッド1の長手方向に沿った模式的な断面図と、ヘッド1に接続されたインク循環機構とを示す模式図である。図7のヘッド1においては、流路が見やすくなるように、各部材の縦横比が大幅に変更されている。
インク循環機構は、インクタンク17からインクを吸引し、ヘッド1にインクを供給するポンプ25とインクから空気を分離するサブタンク(気液分離部)26を含む。さらに、インク循環機構は、ポンプ25とインク供給部材41の供給口71aとを接続するインクチューブ27a、排出口80aとサブタンク26の流入口とを接続するインクチューブ27b、サブタンク26の流出口とポンプ25を接続するインクチューブ27cを含んでいる。インクチューブ27cには、開閉弁24aが介挿されており、循環を開始したり停止したりできる。また、サブタンク26の上部には、開閉弁24bが介挿された排気チューブ27dが接続されており、サブタンク26内の空気を大気に放出可能となっている。インクタンク17とポンプ25の間にも開閉弁24cが介在している。
ヘッド1内の空気を排出する場合には、開閉弁24aを閉じた状態にし、開閉弁24bを開いた状態にすると共に、開閉弁24cを開けた状態にして、ポンプ25を制御部100による制御で駆動する。これによって、新鮮なインクがヘッド1に供給されると共に、ヘッド1内の空気がインクと共にサブタンク26に流れ込む。サブタンク26内では、空気がインクから分離して上方に移動し、排気チューブ27dを介して大気に放出される。
この間、ヘッド1内では、インクがインク流路(部分流路)73を供給口71aから排出口80aに向かって流れる。さらに、インクは、インク流路73の途中部において、流出孔72aが接続する第1の位置73aで分岐して分岐流路にも流れ込む。また、流出孔72bが接続する第2の位置73bにおいて、分岐流路内のインクがインク流路73を流れるインクと合流する。
ここで、第1の位置73aと第2の位置73bとの間において、分岐流路の流路抵抗は、インク流路73の流路抵抗の10倍から20倍に調整されている。これによって、気泡を排出できるインク流を分岐流路内に作れると共に、吐出口108の形成されたインクのメニスカスを破壊することがない。
分岐流路内では、図7に示すように、流出孔72aから流出孔72bに向かう流れが生じており、インクはフィルタ51a、51bの分岐流路側の表面に沿って流れる。ここで、Oリング81a、81bを介して流路内に空気が浸入している場合には、分岐流路内のインクの流れに乗って流出孔72bへと移動する。フィルタ51a、51bの表面にも気泡が付着することがあるが、この気泡も同様に移動する。第2の位置73bで合流したインクは、サブタンク26で空気との分離が行われる。
所定の時間、この状態を持続すると、部分流路と分岐流路とからなる供給排出流路内が新鮮なインクで充填されることになる。このとき、フィルタ51a、51bの高い流路抵抗を利用して、フィルタ51a、51bを介して連通流路へのインクの流れ込みが生じない程度にポンプ25を駆動することが好ましい。これによって、供給排出流路内の気泡を確実に排出することができる。
なお、インクの初期導入時には、供給排出流路内がインクで充填された後、制御部100によってポンプ25を強めに駆動することで、フィルタ51a、51bを介して、インクを連通流路側に流れ込ませる。さらに、インクは、フィルタ106を介して液体供給流路に流れ込み、最終的に吐出口108に至る。これによって、ヘッド1内は新鮮なインクで充填されることになる。
一方、インクを循環させる場合には、開閉弁24aを開いた状態にし、開閉弁24bを閉じた状態にすると共に、開閉弁24cを閉じた状態にして、ポンプ25を制御部100による制御で駆動する。これによって、ポンプ25から、ヘッド1、サブタンク26、そして再びポンプ25へと、インクが巡ることになる。
なお、本実施形態において、供給口71aからインク流路73、流出孔72a、貫通孔42a、43a、44a、45a、44b、45a、43b、42b、流出孔72b、及び、インク流路73を順に経て、排出口80aに到達するまでの流路が、本発明の供給排出流路に対応する。また、この供給排出流路にフィルタ51a及び51bを介して連通し、貫通孔46a、46b、47a、50a、及び50bを経て、ヘッド本体33へとインクを流入させる流路が、本発明の連通流路に対応する。
次に、ヘッド本体33について図8、図9、図10(a)、図10(b)をさらに参照しつつ説明する。図8は、隣り合う2つのアクチュエータユニット21に跨る部分の平面図である。図9は、図8に示すIX−IX線に沿った流路ユニット9の部分断面図である。また、図10(a)及び図10(b)は、図9中に一点鎖線で示した領域の拡大断面図及び個別電極の平面図である。なお、図8において、図面を分かりやすくするために、破線で描くべきアパーチャ112を実線で描いている。
ヘッド本体33には、インクを吐出する吐出口108と、この吐出口108にインクを供給する液体供給流路とが以下のように形成されている。図8に示すように、流路ユニット9の上面には、平面形状がほぼ菱形の複数の圧力室110がマトリクス状に規則的に配列されている。アクチュエータユニット21は、流路ユニット9に形成された複数の圧力室110に対向して設けられた複数の個別電極135(図10(a)参照)を含んでおり、圧力室110内のインクに選択的に吐出エネルギーを付与する機能を有する。
流路ユニット9の上面には、リザーバユニット32の18個の流入流路に対応して、計18個のインク供給口105bが開口している。インク供給口105bはフィルタ51a及び51bよりも目の細かいフィルタ106によって被覆されている。流路ユニット9の内部には、インク供給口105bを一端とする複数のマニホールド流路105、及び、マニホールド流路105から分岐した共通液体流路である複数の副マニホールド流路105aが形成されている。流路ユニット9の下面は、ノズルの開口である複数の吐出口108がマトリクス状に規則的に配列された吐出面2aとなっている。
流路ユニット9は、図9に示すように、上から順に、キャビティプレート122、ベースプレート123、アパーチャプレート124、サプライプレート125、3枚のマニホールドプレート126、127、128、カバープレート129、及び、ノズルプレート130、という9枚の金属プレートから構成されている。これら9枚のプレート122〜130は、主走査方向に長尺な矩形平面形状を有する。
これら9枚のプレート122〜130が互いに位置合わせして積層されることによって、流路ユニット9内には、副マニホールド流路105aの出口から圧力室110を介して吐出口108に至る複数の個別インク流路132が形成されている。リザーバユニット32からインク供給口105bを介して流路ユニット9内に供給されたインクは、マニホールド流路105から副マニホールド流路105aに入り込む。副マニホールド流路105a内のインクは、個別インク流路132に流れ込み、絞りとして機能するアパーチャ112及び圧力室110を介してノズルの吐出口108に至る。なお、本実施形態において、一端側がフィルタ106を介して流入流路(連通流路)に連通し、他端側が複数の吐出口108に至る流路が、液体供給流路に相当する。
アクチュエータユニット21について説明する。図5に示すように、8つのアクチュエータユニット21は、それぞれ台形の平面形状を有しており、インク供給口105bを避けるよう流路ユニット9の長手方向についてジグザグに配置されている。さらに、各アクチュエータユニット21の平行対向辺は流路ユニット9の長手方向に沿っており、隣接するアクチュエータユニット21の斜辺同士は流路ユニット9の長手方向つまり主走査方向に関して互いにオーバーラップしている(図8参照)。
図10(a)に示すように、アクチュエータユニット21は、強誘電性を有するチタン酸ジルコン酸鉛(PZT)系のセラミックス材料からなる3枚の圧電層141〜143を含んでいる。最上層の圧電層141上における圧力室110に対向する領域には、個別電極135が形成されている。最上層の圧電層141とその下側の圧電層142との間にはその全面に共通電極134が介在している。個別電極135は、図10(b)に示すように、圧力室110と相似な略菱形の平面形状を有する。個別電極135における鋭角部の一方は圧力室110外にまで延出され、その先端には個別電極135と電気的に接続された円形のランド136が設けられている。なお、圧電層141の上面には、個別電極用のランド136のほかに、共通電極用のランドも形成されている。共通電極用のランドは、スルーホール内の導電体を介して共通電極と接続されている。
共通電極134には、COF51によって、基準電位であるグランド電位が付与されている。一方、個別電極135は、各ランド136及びCOF51の内部配線を介して、ドライバIC52に設けられた端子と電気的に接続されている。各個別電極135には、ドライバIC52から、それぞれ独立に、アクチュエータユニット21を駆動する駆動信号が供給される。したがって、アクチュエータユニット21において、個別電極135と圧力室110とで挟まれた部分が、それぞれ独立した個別のアクチュエータとして働くことになる。つまり、アクチュエータユニット21には、圧力室110と同数のエネルギー付与部材である複数のアクチュエータが構築されていることになる。
ノズルからインク滴を吐出させるためのアクチュエータユニット21の駆動方法について述べる。圧電層141はその厚み方向に分極されており、個別電極135を共通電極134と異なる電位にして圧電層141に対してその分極方向に電界を印加すると、圧電層141における電界印加部分が圧電効果により歪む活性部として働く。この活性部は、電界と分極の方向とが同じときには、厚み方向に伸長し面方向に収縮する。このときの伸長及び収縮に伴う変位量は、厚み方向より面方向の方が大きい。アクチュエータユニット21においては、圧力室110から最も離れた圧電層141が活性部を含む層であり、圧力室110に近い下側2枚の圧電層142、143が非活性層である。図10(a)に示すように、圧電層143が圧力室110を区画するキャビティプレート122の上面に固定されているため、圧電層141における電界印加部分とその下方の圧電層142、143との間で平面方向への歪みに差が生じると、圧電層141〜143全体が圧力室110に向かって凸になるようにユニモルフ変形する。これにより圧力室110内のインクに圧力(吐出エネルギー)が付与され、圧力室110内に圧力波が発生する。そして、発生した圧力波が圧力室110からノズルの吐出口108まで伝播することによって吐出口108からインク滴が吐出される。
なお、上述のように、アクチュエータユニット21を駆動して用紙Pに画像を形成する場合、ポンプ25によるインクの循環を行ってもよいし、行っていなくてもよい。しかし、循環を行うことで、流路内に発生する気泡がサブタンク26によって常にインクと分離されるので、吐出口108が詰まって吐出不能になったり、吐出特性が変化したりすることがない。
以上のように本実施形態は、樹脂製の第1流路体及び吐出口が形成された金属製の第2流路体が積層した積層構造体であって、前記第1流路体は、前記第2流路体と連結する連結部を含み、外部からインクが供給される供給口及び外部にインクが排出される排出口と、前記供給口と前記排出口とを連通する部分流路とを有し、前記第2流路体は、前記部分流路の前記供給口側に位置する第1分岐位置から分岐し、前記第1分岐位置よりも前記排出口に近い第2分岐位置で前記部分流路に合流する分岐流路と、前記部分流路の流路壁の一部を構成するフィルタと、前記フィルタを介して分岐すると共に前記分岐流路と前記吐出口とを連通する連通流路に加えて、複数の前記吐出口が形成された吐出面と、一方端で前記連通流路と連通し他方側で分岐して前記複数の吐出口にそれぞれ連通する液体供給流路とを有し、前記第1流路体の連結部において、前記第1流路体と前記第2流路体とを水密に連結する2つの環状弾性体が配置され、一方の環状弾性体によって前記第1分岐位置から前記フィルタに至る前記分岐流路の供給口側部分が形成され、他方の環状弾性体によって前記フィルタから前記第2分岐位置に至る前記分岐流路の排出口側部分が形成されていることを特徴としている。
以上説明した本実施形態によると、ヘッド1のインク流路内に浸入した空気は、ヘッド1の内外に形成されるインク循環流路によってヘッド1外へと排出されるため、ヘッド1内に空気がたまりにくい。このとき、供給口71aやダンパフィルム78等から直接インク流路73に浸入した空気は、インク流路73に沿って排出口80aに向かうインク流によって排出口80aからヘッド1外へと排出される。
また、インク流路73から分岐し、積層体37内のフィルタ51a及び51bをその上面に沿って跨ぐようにインクが通過する分岐流路が形成されている。したがって、フィルタ51aやフィルタ51bに付着した気泡が分岐流路内のインク流によって押し流され、排出口80aからヘッド1の外部へと排出される。このように、本実施形態において、分岐流路を構成する貫通孔44a、44b及び45aは、フィルタ51aやフィルタ51bに付着した気泡等を排出しやすくする観点から、フィルタ51aやフィルタ51bを跨ぐように形成されている。さらに、積層体37内に多くのインクを貯留するという観点から、貫通孔44a、44b及び45aがプレート44やプレート45の幅一杯に長尺に形成されている。
また、ゴムなどの弾性材料はガスバリア性が低いことが多いため、Oリング81aや81bのようにインク流路の一部が弾性材料からなる部分においては、インク流路内に空気が浸入しやすい。本実施形態においては、上記の分岐流路がOリング81aや81bを通るため、Oリング81aや81bを通じてインク流路内に混入した気泡がインク流によって押し流され、排出口80aから排出される。
また、分岐流路の一部である流出孔72a、72b及び貫通孔42a、42bが直線経路に沿っている。そして、流出孔72a、72b及び貫通孔42a、42bが鉛直方向に沿うようにインクジェットプリンタ101内にヘッド1が配置されている。これにより、積層体37側からインク流路73へと空気を逃がしやすくなっている。なお、流出孔72a、72b及び貫通孔42a、42bが必ずしも鉛直方向に沿っていなくてもよく、少なくとも水平方向に交差していればよい。
また、本実施形態においては、第1の位置73aにおいてインク流路73から分岐し第2の位置73bにおいてインク流路73に合流する分岐流路全体の流路抵抗は、第1の位置73aからインク流路73に沿って第2の位置73bに向かう最短経路の流路抵抗の10倍から20倍程度の大きさに調整されている。つまり、第1の位置73aから第2の位置73bまでは、インク流路73に沿った経路の方が、積層体37へと向かう分岐流路に沿った経路より、10〜20倍程度インクが流れやすい。したがって、供給口71aやダンパフィルム78等を介して直接インク流路73に浸入した空気は分岐流路側へと流入しにくく、インク流路73に沿って排出口80aへと向かう。
また、本実施形態においては、フィルタ51a及び51bが積層体37内に配置されている。これにより、インク流路においてOリング81a及び81bが配置された箇所が、フィルタ51aやフィルタ51bが配置された箇所より排出口80aに近い位置に配置されている。
一方、図11(a)のように、フィルタ251が積層体237内ではなく、インク供給部材241内に配置されている場合には、Oリング281がフィルタ251より排出口271bから遠い位置に配置される。つまり、Oリング281が流路抵抗が非常に高いフィルタ251によって、供給口271aから排出口271bに至るインク流路273から隔離されている。この場合、Oリング281から浸入した空気がフィルタ251にたまりやすく、インク流路273内にインク流を形成しても空気を排出しにくい。
これに対して本実施形態では、Oリング81a及び81bがフィルタ51aや51bより排出口80a側に配置されている。このため、Oリング81a及び81bを通って排出口80aへと向かうインク流をフィルタを介さずに形成することができる。したがって、Oリング81a及び81bから浸入した空気を排出口80aからヘッド1外へと容易に排出しやすい。
なお、図11(b)に示すように、フィルタ351をインク供給部材341と積層体337との接続部に配置することも考えられる。この場合、積層体337側からの空気を逃がすことを考えると、フィルタ351は図11(b)に示すようにある程度幅を持たせた構成とする必要がある。このため、フィルタ351をインク供給部材341と積層体337との接続部に配置すると、フィルタ351のサイズにもよるが、接続部の界面も大きくする必要が生じる。接続部の界面において発生するインク圧に抗するため、インク供給部材341と積層体337とをより大きな力で固定しなければならず、Oリング381の耐圧性能を高くしなければならなくなるという問題が生じる。しかし、このようなインク供給部材341と積層体337との固定力の増加が許容できる場合には、流路構成が簡単になり、部品点数の削減とヘッドの小型化に寄与する。
また、本実施形態においては、インク供給部材41が樹脂製であるのに対して積層体37が金属製である。このように、2つの流路体同士が異なる材料からなる場合には接着剤による接着に適さないことがある。例えば、樹脂材料であって耐薬品性(耐インク性)の高い材料としてポリプロピレン等が考えられるが、このような材料を使用すると、金属に対する接着剤による接着性が低くなる。そこで、本実施形態にようにねじ82を用いてインク供給部材41を積層体37に固定する必要が生じ、ガスバリア性の低い弾性材料からなるOリング81a等を用いる必要が生じる。したがって、インク流路から空気を排出しやすい本発明を採用することが好適となる。
<その他の変形例>
以上は、本発明の好適な実施形態についての説明であるが、本発明は上述の実施形態に限られるものではなく、課題を解決するための手段に記載された範囲の限りにおいて様々な変更が可能なものである。
例えば、上述の実施形態では、供給口71aから排出口80aを結ぶインク流路73から分岐流路が積層体37に向かって分岐しており、これによって空気を排出するためのインク循環流路が2本形成されている。しかし、インク循環流路が1本だけ形成されていてもよい。例えば、インク流路73において第1の位置73aと第2の位置73bとの間の部分が形成されておらず、分岐流路のみが第1の位置73aと第2の位置73bとを結んでいてもよい。この場合にも、分岐流路内にインクを流すことにより、フィルタ51a、51b、Oリング81a、81b付近の空気を排出口80aへと押し流すことができる。
また、上述の実施形態においては、インク循環流路の分岐流路がインク供給部材41と積層体37との接続部を2回跨ぐように形成されている。しかし、積層体37側に排出口80aが設けられているなどの場合においては、インク循環流路がインク供給部材41と積層体37との接続部を1回だけ跨ぐように形成されていてもよい。あるいは、3回以上跨ぐように形成されていてもよい。これらの場合には、インク循環流路がインク供給部材41と積層体37との接続部を跨ぐ箇所ごとにOリングが配置されていることが好ましい。
また、上述の実施形態のようにインク供給部材41と積層体37とが異なる材質からなり、互いを接着しにくい場合に、本発明を採用するのが好適である。しかし、2つの流路体が互いに同じ材質からなる場合であっても、それらの接続部にOリングのような弾性材料からなるシール部材を用いる場合には本発明を採用することが適している。
また、上述の実施形態のようにインク循環流路がフィルタ51a等の表面に沿ってインクが流れるように形成されていることが好ましいが、本発明はこれに限られない。例えば、フィルタ51aや51bがプレート46の上面に貼り付けられているのではなく、プレート47とプレート48との間のインク流路の接続部に設けられていてもよい。
また、上述の実施形態は、ノズルからインクを吐出するインクジェットヘッドに本発明を適用した一例であるが、本発明を適用可能な対象はこのようなインクジェットヘッドに限られない。例えば、導電ペーストを吐出して基板上に微細な配線パターンを形成したり、あるいは、有機発光体を基板に吐出して高精細ディスプレイを形成したり、さらには、光学樹脂を基板に吐出して光導波路等の微小電子デバイスを形成するための、液滴吐出ヘッドに適用することができる。
本発明の一実施の形態に係るインクジェットヘッドを含むインクジェットプリンタの内部構成を示す縦断面図である。 図1に描かれたインクジェットヘッドの分解斜視図である。 図1に描かれたインクジェットヘッドを構成する複数の部材の平面図である。 図1に描かれたインクジェットヘッドを構成する複数の部材の平面図である。 図1に描かれたインクジェットヘッドを構成する複数の部材の平面図である。 インクジェットヘッドに含まれるインク供給部材の断面図である。 インクジェットヘッドの長手方向に沿った模式的な断面図と、ヘッドに接続されたインク循環機構とを示す模式図である。 インクジェットヘッドに含まれる流路ユニットの部分拡大平面図である。 図8に示すIX−IX線に沿った断面図である。 アクチュエータユニットの拡大断面図及び個別電極の平面図である。 参考例に係るインクジェットヘッドの長手方向に沿った模式的な断面図である。
符号の説明
1 インクジェットヘッド
33 ヘッド本体
37 積層体
42〜48 プレート
49 プレート群
51a フィルタ
51b フィルタ
71a 供給口
73 インク流路
73a 第1の位置
73b 第2の位置
80a 排出口
81a,82b Oリング
101 インクジェットプリンタ
106 フィルタ
108 吐出口

Claims (9)

  1. 液体を吐出する吐出口と、前記吐出口に液体を供給する液体供給流路と、外部からの液体の供給口、及び、外部への排出口に連通した供給排出流路と、前記供給排出流路及び液体供給流路を互いに連通させる連通流路とが形成されるように配設された第1及び第2の流路体と、
    前記供給排出流路の一部を構成し、前記第1及び第2の流路体を互いに水密に接続する、弾性材料からなるシール部材とを備えており、
    前記連通流路は、前記第2の流路体の内部に配置されたフィルタを介して前記供給排出流路と連通していることを特徴とする液体吐出ヘッド。
  2. 前記供給排出流路が、前記供給口から前記排出口に至る部分流路と、前記部分流路から第1の位置において分岐し、前記フィルタに面した領域を経て、前記第1の位置より前記排出口に近い第2の位置において前記部分流路に合流する分岐流路とを含んでいることを特徴とする請求項1に記載の液体吐出ヘッド。
  3. 前記分岐流路は、前記フィルタに面した部分において、前記フィルタをその面方向の一方側から他方側に向かって跨ぐように延びていることを特徴とする請求項2に記載の液体吐出ヘッド。
  4. 前記部分流路が、前記第1の流路体の内部に形成されており、
    前記分岐流路が、前記第1の流路体から前記第2の流路体へと延びる部分を有しており、
    前記シール部材が、前記分岐流路において前記第1の流路体から前記第2の流路体へと延びる部分の一部を構成していることを特徴とする請求項2又は3に記載の液体吐出ヘッド。
  5. 前記分岐流路において前記第1の流路体から前記第2の流路体へと延びる部分が直線経路に沿っていることを特徴とする請求項4に記載の液体吐出ヘッド。
  6. 前記分岐流路が、前記第1の位置において前記部分流路から分岐して前記第2の流路体へと延びる部分と、前記第2の流路体から前記第1の流路体へと延び、前記第2の位置において前記部分流路へと合流する部分とを有しており、それぞれの部分に前記シール部材が配置されていることを特徴とする請求項4又は5に記載の液体吐出ヘッド。
  7. 前記部分流路において前記第1の位置から前記第2の位置までの流路抵抗が、前記分岐流路の流路抵抗より小さいことを特徴とする請求項2〜6のいずれか1項に記載の液体吐出ヘッド。
  8. 前記第1の流路体において前記シール部材と対向した部分が樹脂材料からなり、前記第2の流路体において前記シール部材と対向した部分が金属材料からなることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の液体吐出ヘッド。
  9. 前記連通流路が、別のフィルタを介して前記液体供給流路と連通していることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の液体吐出ヘッド。
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