JP2010125274A - 光プローブ装置及びそのバルーン制御方法 - Google Patents

光プローブ装置及びそのバルーン制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】光プローブと体腔組織表面とを安定した位置関係に保つと共に、最適に体腔組織内のピットパターン(粘膜微細構造)を観察する。
【解決手段】光開口部650よりも先端側のプローブ外筒620の側面には、1組の先端バルーン651、652が設けられている。光開口部650よりも基端側のプローブ外筒620の側面には、1組の基端バルーン653、654が設けられている。基端バルーン653、654は、プローブ外筒620を長手軸方向に進退可能な移動部材655に固定されている。
【選択図】図3

Description

本発明は、光プローブ装置及びそのバルーン制御方法に係り、特に光プローブの先端に設けられた複数のバルーンの膨張制御に特徴のある光プローブ装置及びそのバルーン制御方法に関する。
従来、生体の体腔内を観察する内視鏡装置として、生体の体腔内で照明光を照射し、反射された反射光による像を撮像し、モニタ等に表示する電子内視鏡装置が広く普及され、様々な分野で利用されている。また多くの内視鏡装置は、鉗子口を備え、この鉗子口を介して体腔内に導入されたプローブにより、体腔内の組織の生検や治療を行なうことが可能となっている。
一方、近年、生体組織等の測定対象を切断せずに生体などの断層画像を取得する断層画像取得装置の開発が進められており、例えば低コヒーレンス光による干渉を用いた光干渉断層(OCT:Optical Coherence Tomography)計測法を利用した光断層画像化装置が知られている(特許文献1)。
このOCT計測は、測定光および反射光と参照光との光路長が一致したときに干渉光が検出されることを利用した計測方法である。すなわちこの方法において、光源から射出された低コヒーレンス光は測定光と参照光とに分割され、測定光は測定対象に照射され、測定対象からの反射光が合波手段に導かれる。一方、参照光は、測定対象内の測定深さを変更するために、光路長の変更が施された後に合波手段に導かれる。そして、合波手段により反射光と参照光とが合波され、合波されたことによる干渉光がヘテロダイン検波等により測定される。
上記OCT装置においては、参照光の光路長を変更することにより、測定対象に対する測定位置(測定深さ)を変更し断層画像を取得するようになっており、この手法は一般にTD−OCT(Time domain OCT)計測と称されている。
他方、参照光の光路長の変更を行うことなく高速に断層画像を取得する装置として、SD−OCT(Spectral Domain OCT)計測あるいはSS−OCT(Swept source OCT)計測による光断層画像化装置が提案されている。
上述した断層画像においては、照射位置を僅かにずらしながら、測定を繰り返すことにより、所定の走査領域の2次元的あるいは3次元的な光断層画像を取得することができる。
このようなOCT装置(光断層画像化装置)は、測定部位を精細(約10μmの分解能)に観察することが可能であり、内視鏡装置の鉗子口にOCTプローブ(光プローブ)を挿入して信号光および信号光の反射光を導光し、体腔内の光断層画像を取得することにより、例えば初期癌の深達度診断なども可能となる。
従来のOCT装置では、OCTプローブが略円筒形状であるので、生体組織と一定距離離す等して観察するようなことが困難となる。つまり、シースの外表面を生体組織の表面に当てて観察することはできるが、その状態よりも生体組織表面から離した位置に保持して、観察することが困難である。そこで、光プローブを生体組織と一定距離等に位置決めして観察することができる技術が提案されている(特許文献2)。
特開平6−165784号公報 特開2002−263055号公報
しかしながら、光プローブの先端部を体腔内の測定対象部位に押し付けて走査をした場合、例えば測定対象部位を大腸側壁とした場合、大腸のピットパターン(粘膜微細構造)の形状を侵襲するため観察が困難となる。一方、光プローブを大腸側壁と一定距離等に位置決めして観察する場合、光プローブと大腸側壁表面との位置関係が一定距離でフリー状態となり、大腸のひだ形状や蠕動運動により安定した観察が難しく、大腸のひだを伸ばしつつ光プローブと大腸側壁表面とを安定した位置関係で保つことのできる構造が必要となる。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、光プローブと体腔組織表面とを安定した位置関係に保つと共に、最適に体腔組織内のピットパターン(粘膜微細構造)を観察することのできる光プローブ装置及びそのバルーン制御方法を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、請求項1に記載の光プローブ装置は、細長の略円筒形状のプローブ挿入部の先端側面に設けられ、測定光を体腔内の管腔臓器の測定対象に照射し前記測定対象からの前記測定光の反射光を入射する光開口部を有する光プローブと、前記光開口部より先端側の位置、及び前記光開口部より基端側の位置に、前記光開口部と前記管腔臓器の組織表面との間隙を保つと共に、前記組織表面のひだ構造を引き伸ばすひだ伸ばし手段と、を備えて構成される。
請求項1に記載の光プローブ装置では、前記ひだ伸ばし手段が前記光開口部より先端側の位置、及び前記光開口部より基端側の位置に設けられ、前記光開口部と前記管腔臓器の組織表面との間隙を保つと共に、前記組織表面のひだ構造を引き伸ばすことで、光プローブと体腔組織表面とを安定した位置関係に保つと共に、最適に体腔組織内のピットパターン(粘膜微細構造)を観察することができる。
また、請求項2に記載の光プローブ装置は、細長の略円筒形状のプローブ挿入部の先端側面に設けられ、測定光を体腔内の管腔臓器の測定対象に照射し、前記測定対象からの前記測定光の反射光を入射する光開口部を有する光プローブと、前記光プローブを挿通させる処置具チャンネルを内視鏡挿入部の内部に有する体腔内を撮像する内視鏡と、前記光開口部より先端側の前記プローブ挿入部、及び前記内視鏡挿入部の先端に、前記光開口部と前記管腔臓器の組織表面との間隙を保つと共に、前記組織表面のひだ構造を引き伸ばすひだ伸ばし手段と、を備えて構成される。
請求項2に記載の光プローブ装置では、前記ひだ伸ばし手段が前記光開口部より先端側の前記プローブ挿入部、及び前記内視鏡挿入部の先端に設けられ、前記光開口部と前記管腔臓器の組織表面との間隙を保つと共に、前記組織表面のひだ構造を引き伸ばすことで、光プローブと体腔組織表面とを安定した位置関係に保つと共に、最適に体腔組織内のピットパターン(粘膜微細構造)を観察することができる。
請求項3に記載の光プローブ装置は、請求項1に記載の光プローブ装置であって、前記ひだ伸ばし手段は、前記光開口部より先端側に位置した、前記先端側面の第1側面先端位置に設けられた第1先端バルーンと、前記第1側面先端位置と前記プローブ挿入部の径方向に対向した前記先端側面の第2側面先端位置に設けられた第2先端バルーンと、前記第1先端バルーン及び前記第2先端バルーンを膨張させる先端バルーン膨張手段と、前記光開口部より基端側に位置し前記第1側面先端位置側であって、前記プローブ挿入部側面の第1側面基端位置に設けられた第1基端バルーンと、前記第1側面基端位置と前記プローブ挿入部の径方向の対向した前記プローブ挿入部側面の第2側面基端位置に設けられた第2基端バルーンと、前記第1基端バルーン及び前記第2基端バルーンを膨張させる基端バルーン膨張手段と、前記第1基端バルーン及び前記第2基端バルーンを前記プローブ挿入部の長手軸方向に移動するバルーン移動手段と、から構成することができる。
請求項4に記載の光プローブ装置は、請求項2に記載の光プローブ装置であって、前記ひだ伸ばし手段は、前記光開口部より先端側に位置した、前記先端側面の第1側面先端位置に設けられた第1先端バルーンと、前記第1側面先端位置と前記プローブ挿入部の径方向に対向した前記先端側面の第2側面先端位置に設けられた第2先端バルーンと、前記第1先端バルーン及び前記第2先端バルーンを膨張させる先端バルーン膨張手段と、前記第1側面先端位置側であって前記内視鏡挿入部の先端側面の第1側面基端位置に設けられた第1基端バルーンと、前記第1側面基端位置と前記内視鏡挿入部の径方向の対向した前記内視鏡挿入部側面の第2側面基端位置に設けられた第2基端バルーンと、前記第1基端バルーン及び前記第2基端バルーンを膨張させる基端バルーン膨張手段と、前記第1基端バルーン及び前記第2基端バルーンを前記処置具チャンネルへの挿通時の前記プローブ挿入部の長手軸方向に移動するバルーン移動手段と、から構成することができる。
請求項5に記載の光プローブ装置は、請求項3または4に記載の光プローブ装置であって、前記バルーン移動手段による前記第1基端バルーン及び前記第2基端バルーンの移動を規制する移動規制手段を備えて構成することができる。
請求項6に記載の光プローブ装置は、請求項3ないし5のいずれか1つに記載の光プローブ装置において、前記第1先端バルーン、前記第2先端バルーン、前記第1基端バルーン及び前記第2基端バルーンの各バルーンは天然ゴムからなることが好ましい。
請求項7に記載の光プローブ装置は、請求項3ないし6のいずれか1つに記載の光プローブ装置であって、前記先端バルーン膨張手段による前記第1先端バルーン及び前記第2先端バルーンの膨張を制御する先端側膨張制御手段と、前記基端バルーン膨張手段による前記第1基端バルーン及び前記第2基端バルーンの膨張を制御する基端側膨張制御手段と、前記バルーン移動手段による前記第1基端バルーン及び前記第2基端バルーンの移動を制御する移動制御手段と、をさらに備えることができる。
請求項8に記載の光プローブ装置は、請求項7に記載の光プローブ装置であって、前記先端側膨張制御手段及び前記基端側膨張制御手段は、前記先端バルーン膨張手段及び前記基端バルーン膨張手段を制御し、前記第1先端バルーン、前記第2先端バルーン、前記第1基端バルーン及び前記第2基端バルーンのそれぞれを膨張させ前記管腔臓器の内壁に当接させるように構成することができる。
請求項9に記載の光プローブ装置は、請求項8に記載の光プローブ装置であって、前記先端側膨張制御手段は、前記先端バルーン膨張手段を制御し、前記第1先端バルーンと前記第2先端バルーンとのうち一方を他方より大きく膨張させ前記管腔臓器の内壁に当接させ、前記基端側膨張制御手段は、前記基端バルーン膨張手段を制御し、前記先端側膨張制御手段がより大きく膨張させた前記第1先端バルーンあるいは前記第2先端バルーンが配置された側の前記第1基端バルーンと前記第2基端バルーンとのうち一方を他方より大きく膨張させ前記管腔臓器の内壁に当接させるように構成することができる。
請求項10に記載の光プローブ装置は、請求項7ないし9のいずれか1つに記載の光プローブ装置であって、前記移動制御手段は前記先端側膨張制御手段による前記第1先端バルーン及び前記第2先端バルーンの膨張制御後に前記バルーン移動手段を制御して前記第1基端バルーン及び前記第2基端バルーンを前記プローブ挿入部の長手軸方向に移動し、この移動制御後に前記基端側膨張制御手段は前記基端バルーン膨張手段を制御して前記第1基端バルーン及び前記第2基端バルーンを膨張させるように構成することができる。
請求項11に記載の光プローブ装置は、請求項10に記載の光プローブ装置であって、前記移動制御手段は前記基端側膨張制御手段による前記第1基端バルーン及び前記第2基端バルーンの膨張制御後に前記バルーン移動手段を制御して前記第1基端バルーン及び前記第2基端バルーンを前記プローブ挿入部の長手軸の基端方向に移動させるように構成することができる。
請求項12に記載の光プローブ装置のバルーン制御方法は、請求項3ないし6のいずれか1つに記載の光プローブ装置のバルーン制御方法であって、前記先端バルーン膨張手段による前記第1先端バルーン及び前記第2先端バルーンの膨張を制御する先端側膨張制御ステップと、前記基端バルーン膨張手段による前記第1基端バルーン及び前記第2基端バルーンの膨張を制御する基端側膨張制御ステップと、前記バルーン移動手段による前記第1基端バルーン及び前記第2基端バルーンの移動を制御する移動制御ステップと、
を備えて構成される。
請求項12に記載の光プローブ装置のバルーン制御方法では、前記先端側膨張制御ステップにて前記第1先端バルーン及び前記第2先端バルーンの膨張を制御し、前記基端側膨張制御ステップにて前記第1基端バルーン及び前記第2基端バルーンの膨張を制御し、前記移動制御ステップにて前記第1基端バルーン及び前記第2基端バルーンの移動を制御することで、光プローブと体腔組織表面とを安定した位置関係に保つと共に、最適に体腔組織内のピットパターン(粘膜微細構造)を観察することができる。
請求項13に記載の光プローブ装置のバルーン制御方法は、請求項12に記載の光プローブ装置のバルーン制御方法であって、前記移動制御ステップは前記先端側膨張制御ステップによる前記第1先端バルーン及び前記第2先端バルーンの膨張制御後に前記バルーン移動手段を制御して前記第1基端バルーン及び前記第2基端バルーンを前記挿入部の長手軸方向に移動し、この移動制御後に前記基端側膨張制御ステップは前記基端バルーン膨張手段を制御して前記第1基端バルーン及び前記第2基端バルーンを膨張させるように構成することができる。
請求項14に記載の光プローブ装置のバルーン制御方法は、請求項13に記載の光プローブ装置のバルーン制御方法であって、前記移動制御ステップは前記基端側膨張制御ステップによる前記第1基端バルーン及び前記第2基端バルーンの膨張制御後に前記バルーン移動手段を制御して前記第1基端バルーン及び前記第2基端バルーンを前記挿入部の長手軸の基端方向に移動させるように構成することができる。
請求項15に記載の光プローブ装置のバルーン制御方法は、請求項14に記載の光プローブ装置のバルーン制御方法であって、前記先端側膨張制御ステップ及び前記基端側膨張制御ステップは、前記先端バルーン膨張手段及び前記基端バルーン膨張手段を制御し、前記第1先端バルーン、前記第2先端バルーン、前記第1基端バルーン及び前記第2基端バルーンのそれぞれを膨張させ前記管腔臓器の内壁に当接させるように構成することができる。
請求項16に記載の光プローブ装置のバルーン制御方法は、請求項15に記載の光プローブ装置のバルーン制御方法であって、前記先端側膨張制御ステップは前記先端バルーン膨張手段により前記第1先端バルーンと前記第2先端バルーンとのうち一方を他方より大きく膨張させ前記管腔臓器の内壁に当接させ、前記基端側膨張制御ステップは前記先端側膨張制御手段がより大きく膨張させた前記第1先端バルーンあるいは前記第2先端バルーンが配置された側の前記第1基端バルーンと前記第2基端バルーンとのうち一方を他方より大きく膨張させ前記管腔臓器の内壁に当接させるように構成することができる。
請求項17に記載の光プローブ装置のバルーン制御方法は、請求項12ないし16のいずれか1つに記載の光プローブ装置のバルーン制御方法であって、前記移動制御ステップは前記先端側膨張制御ステップによる前記第1先端バルーン及び前記第2先端バルーンの膨張制御後に前記バルーン移動手段により前記第1基端バルーン及び前記第2基端バルーンを前記プローブ挿入部の長手軸方向に移動し、この移動制御後に前記基端側膨張制御ステップは前記基端バルーン膨張手段により前記第1基端バルーン及び前記第2基端バルーンを膨張させるように構成することができる。
請求項18に記載の光プローブ装置のバルーン制御方法は、請求項17に記載の光プローブ装置のバルーン制御方法であって、前記移動制御ステップは前記基端側膨張制御手段による前記第1基端バルーン及び前記第2基端バルーンの膨張制御後に前記バルーン移動手段により前記第1基端バルーン及び前記第2基端バルーンを前記プローブ挿入部の長手軸の基端方向に移動させるように構成することができる。
以上説明したように、本発明によれば、光プローブと体腔組織表面とを安定した位置関係に保つと共に、最適に体腔組織内のピットパターン(粘膜微細構造)を観察することができるという効果がある。
以下に、添付図面を参照して、本発明を実施するための最良の形態について説明する。
第1の実施形態:
図1は第1の実施形態に係る画像診断装置10を示す外観図の一例である。図1に示すように、本実施形態の光プローブ装置としての画像診断装置10は、主として内視鏡100、内視鏡プロセッサ200、光源装置300、OCTプロセッサ400、及びモニタ装置500とから構成されている。尚、内視鏡プロセッサ200は、光源装置300を内蔵するように構成されていてもよい。
内視鏡100は、手元操作部112と、この手元操作部112に連設される挿入部114とを備える。術者は手元操作部112を把持して操作し、挿入部114を被検者の体内に挿入することによって観察を行う。
手元操作部112には、ユニバーサルケーブル116が接続され、ユニバーサルケーブル116の先端にLGコネクタ120が設けられる。このLGコネクタ120を光源装置300に着脱自在に連結することによって、挿入部114の先端部に配設された照明光学系152に照明光が送られる。また、LGコネクタ120には、ユニバーサルケーブル116を介して電気コネクタ110が接続され、電気コネクタ110が内視鏡プロセッサ200に着脱自在に連結される。これにより、内視鏡100で得られた観察画像のデータが内視鏡プロセッサ200に出力され、内視鏡プロセッサ200に接続されたモニタ装置500に画像が表示される。
また、手元操作部112には、送気・送水ボタン126、吸引ボタン128、シャッターボタン130、機能切替ボタン132、一対のアングルノブ134、一対のロックレバー136が設けられているが、これらの部材についての説明は省略する。
さらに、手元操作部112には、鉗子挿入部138が設けられており、この鉗子挿入部138が先端部144の鉗子口156に連通されている。本実施形態に係る画像診断装置10では、光プローブとしてのOCTプローブ600を鉗子挿入部138から挿入することによって、OCTプローブ600を鉗子口156から導出する。
OCTプローブ600は、鉗子挿入部138から挿入され、鉗子口156から導出される挿入部602と、術者がOCTプローブ600を操作するための操作部604、及びコネクタ410を介してOCTプロセッサ400と接続されるケーブル606から構成されている。
一方、内視鏡100の挿入部114は、手元操作部112側から順に、軟性部140、湾曲部142、先端部144で構成されている。先端部144には、観察光学系150、照明光学系152、送気・送水ノズル154、鉗子口156等が設けられる。なお、送気・送水ノズル154についての説明は省略する。
観察光学系150は、先端部144の先端面に配設されており、この観察光学系150の奥に固体撮像素子である後述するCCD140が配設される。CCD140の基板には、信号ケーブル(不図示)が接続され、この信号ケーブルが挿入部114、手元操作部112、ユニバーサルケーブル116等に挿通されて電気コネクタ110まで延設され、内視鏡プロセッサ200に接続される。したがって、観察光学系150で取り込まれた観察像はCCD140の受光面に結像されて電気信号に変換され、この電気信号が内視鏡プロセッサ200に出力され、映像信号に変換される。これにより、内視鏡プロセッサ200に接続されたモニタ装置500に観察画像が表示される。
照明光学系152は、観察光学系150に隣接して設けられており、必要に応じて観察光学系150の両側に配置される。照明光学系152の奥には、ライトガイド(不図示)の出射端が配設され、このライトガイドが挿入部114、手元操作部112、ユニバーサルケーブル116に挿通され、ライトガイドの入射端がLGコネクタ120内に配置される。したがって、LGコネクタ120を光源装置300に連結することによって、光源装置300から照射された照明光がライトガイドを介して照明光学系152に伝送され、照明光学系152から前方の観察範囲に照射される。
鉗子口156には、チューブ状の処置具チャンネルとしての鉗子チャンネル(不図示)が接続される。鉗子チャンネルは挿入部114の内部に挿通された後、分岐され、一方が手元操作部112の鉗子挿入部138に連通され、他方が手元操作部112内の吸引バルブ(不図示)に接続される。吸引バルブは、吸引ボタン128によって操作され、これによって鉗子口156から病変部等を吸引することができる。
上記の如く構成された先端部144の基端側には湾曲部142が設けられる。湾曲部142は、手元操作部112のアングルノブ134、134を回動することによって遠隔的に湾曲するように構成される。
湾曲部142の基端側には軟性部140が設けられる。軟性部140は、可撓性を有しており、たとえば金属製の網管から成る心材に、樹脂などの被覆を被せることによって構成される。
図2は図1の内視鏡、内視鏡プロセッサ、及び光源装置の内部構成を示すブロック図の一例である。
図2に示すように、内視鏡プロセッサ200は、主として中央処理装置(CPU)210、アナログ・フロント・エンド(AFE)220、画像入力コントローラ222、画像処理部224、画像入力インターフェース部226、位置検出部228、画像合成部230、CCDドライバ240、タイミングジェネレータ(TG)242、キャラクタジェネレータ(CG)244、メモリ246、ビデオ出力部248、音声処理部250、スピーカ252、操作部254、及び通信インターフェース部258から構成されている。
CPU210は、プログラムROMを内蔵しており、このプログラムROMにはCPU210が実行する制御プログラムのほか、制御に必要な各種データ等が記録されている。
CPU210は、操作部254からの撮影の指示等の指示入力に基づきプログラムROMに記録された制御プログラムをメモリ246に読み出し、逐次実行することにより各部を制御する。尚、メモリ246は、プログラムの実行処理領域として利用されるほか、画像データ等の一時記憶領域、各種作業領域として利用される。
内視鏡100内のCCD140は、TG242からCCDドライバ240を介して供給される垂直転送クロック及び水平転送クロックに同期して、各画素に蓄積された電荷を1ラインずつシリアルな画像信号として出力する。CPU210は、TG242を制御して、CCD140の駆動を制御する。
操作部254は、撮影の開始及び終了を指示するスイッチのほか、後述するように画像サーバ700との通信の指示入力を行うためのキーボードやマウス等を有している。
CCD140から出力される画像信号は、アナログ信号であり、このアナログの画像信号は、AFE220に取り込まれる。AFE220は、相関二重サンプリング回路(CDS)、及び自動ゲインコントロール回路(AGC)、及びAD変換器(ADC)を含んで構成されている。CDSは、画像信号に含まれるノイズの除去を行い、AGCは、ノイズ除去された画像信号を所定のゲインで増幅し、ADCは、アナログの画像信号を所定ビットの階調幅を持ったデジタルの画像信号に変換する。
画像入力コントローラ222は、所定容量のラインバッファを内蔵しており、AFE220から出力された1フレーム分の画像信号を蓄積する。この画像入力コントローラ222に蓄積された1フレーム分の画像信号は、バス256を介してメモリ246に格納される。
バス256には、上記CPU210、メモリ246、画像入力コントローラ222のほか、画像処理部224、画像入力インターフェース部226、画像合成部230、CG244、ビデオ出力部248、通信インターフェース部258等が接続されており、これらはバス256を介して互いに情報を送受信できるようになっている。
メモリ246に格納された1フレーム分の画像信号は、画像処理部224に取り込まれ、必要な画像処理が施される。
また、内視鏡プロセッサ200には、画像入力インターフェース部226を介してOCTプロセッサ400から出力された断層画像の画像信号が入力される。この画像信号は、ビデオ出力部248によってモニタ装置500用の映像信号に変換され、モニタ装置500に出力される。
また、CG244は、CPU210からの指令により警告文字等を発生し、画像合成部230に出力し、音声処理部250は、CPU210からの指令によりビープ音などの警告音や警告音声をスピーカ252から発生させる。
画像合成部230は、CG244が発生した警告文字等を断層画像や内視鏡画像に重畳するための処理を行い、これによりモニタ装置500の画面に警告文字等を表示させる。
位置検出部228は、内視鏡100に備えられた位置センサ229の出力信号から、内視鏡の位置(挿入深さ)を検出する。内視鏡の位置情報は、画像合成部230において重畳処理され、内視鏡画像等とともにモニタ装置500に表示される。
光源装置300は、主として白色の光源310、絞り330、集光レンズ340、及び自動光量調整回路(ALC)370から構成されており、可視光をライトガイド170に入射させる。
光源310としては、例えばハロゲンランプを使用することができる。ハロゲンランプから発せられる白色光は、400nm〜1800nmの波長域を有している。
ALC370は、CPU210から加えられる撮影画像の明るさ情報に基づいて絞り330を制御し、撮影画像が一定の明るさに維持されるようにライトガイド170に入射させる光量を調整する。これにより、ハレーション等が生じないようにしている。
図3は図1のOCTプローブの先端断面を示す断面図であり、図4は図3のOCTプローブの先端側面の構成を示す図である。
図3に示すように、このOCTプローブ600の挿入部602の先端部は、プローブ外筒620と、キャップ622と、光ファイバ623と、バネ624と、固定部材626と、光学レンズ628とを有している。
プローブ外筒(シース)620は、可撓性を有する筒状の部材であり、測定光L1および反射光L3が通過する先端側の側面の一部が全周に渡って光を透過する材料(透明な材料)で形成された光開口部650を備えている。
キャップ622は、プローブ外筒620の先端に設けられ、プローブ外筒620の先端を閉塞している。
光ファイバ623は、線状部材であり、プローブ外筒620内にプローブ外筒620に沿って収容されており、OCTプロセッサ400内の後述する光ファイバFB2から射出された測定光L1を光学レンズ628まで導波するとともに、測定光L1を測定対象Sに照射して光学レンズ628で取得した測定対象Sからの反射光L3を光ファイバFB2まで導波する。
ここで、光ファイバ623と光ファイバFB2とは、OCTプローブ600の操作部604に設けられた後述する回転駆動部26内のロータリージョィント(不図示)等で接続されており、光ファイバ623の回転が光ファイバFB2に伝達しない状態で、光学的に接続されている。また、光ファイバ623は、プローブ外筒620に対して回転自在な状態で配置されている。
バネ624は、光ファイバ623の外周に固定されている。また、光ファイバ623及びバネ624は、回転駆動部26に接続されている。
光学レンズ628は、光ファイバ623の先端に配置されており、先端部が、光ファイバ623から射出された測定光L1を測定対象Sに対し集光するために略球状の形状で形成されている。
光学レンズ628は、光ファイバ623から射出した測定光L1を測定対象Sに対し照射し、測定対象Sからの反射光L3を集光し光ファイバ623に入射する。
固定部材626は、光ファイバ623と光学レンズ628との接続部の外周に配置されており、光学レンズ628を光ファイバ623の端部に固定する。ここで、固定部材626による光ファイバ623と光学レンズ628の固定方法は特に限定されず、例えば、接着剤により固定部材626と光ファイバ623及び光学レンズ628を接着させて固定させても、ボルト等を用い機械的構造で固定してもよい。なお、固定部材626は、ジルコニアフェルールやメタルフェルールなど光ファイバの固定や保持あるいは保護のために用いられるものであれば、如何なるものを用いてもよい。
また、OCTプローブ600の基端側に設けられた回転駆動部26は、光ファイバ623及びバネ624と接続されており、光ファイバ623及びバネ624を回転させることで、光学レンズ628をプローブ外筒11に対し、矢印R2方向に回転させる。また、回転駆動部26は、回転エンコーダを備え、回転エンコーダからの信号に基づいて光学レンズ628の位置情報(角度情報)から測定光L1の照射位置を検出する。つまり、回転している光学レンズ628の回転方向における基準位置に対する角度を検出して、測定位置を検出する。
さらに、光ファイバ623、バネ624、固定部材626、及び光学レンズ628は、回転駆動部26の進退機構(不図示)により、プローブ外筒620内部を矢印S1方向(鉗子口方向)、及びS2方向(プローブ外筒620の先端方向)に移動可能に構成されている。
OCTプローブ600は、以上のような構成であり、回転駆動部26により光ファイバ623およびバネ624が、図3中矢印R2方向に回転されることで、光学レンズ628から射出される測定光L1を測定対象Sに対し、矢印R2方向(プローブ外筒620の円周方向)に対し走査しながら照射し、戻り光L3を取得する。
また、プローブ外筒620の光開口部650よりも先端側のプローブ外筒620の側面には、1組の第1先端バルーンとしての先端バルーン651、第2先端バルーンとしての先端バルーン652が設けられている。先端バルーン651は例えば天然ゴムからなり、光開口部650側のプローブ外筒620の側面に設けられる。また、先端バルーン652は例えば天然ゴムからなり、先端バルーン651に対してプローブ外筒620の径方向に対向したプローブ外筒620の側面に設けられる。
一方、プローブ外筒620の光開口部650よりも基端側のプローブ外筒620の側面には、1組の第1基端バルーンとしての基端バルーン653、第2基端バルーンとしての基端バルーン654が設けられている。基端バルーン653は例えば天然ゴムからなり、光開口部650側のプローブ外筒620の側面に設けられる。また、基端バルーン654は例えば天然ゴムからなり、先端バルーン651に対してプローブ外筒620の径方向に対向したプローブ外筒620の側面に設けられる。
この1組の基端バルーン653、654は、プローブ外筒620を長手軸方向に進退可能な移動部材655に固定されており、例えばOCTプロセッサ400に連結されている可撓性の棒部材656により移動部材655を進退移動させることで、基端バルーン653、654がプローブ外筒620の長手軸方向に進退するようになっている。なお、棒部材656の基端は、後述するように、OCTプロセッサ400の進退駆動部671(図6参照、後述)に接続されている。
バルーン移動手段は、移動部材655、棒部材656及び進退駆動部671により構成される。
また、この移動部材655は、プローブ外筒620の内部に設けられ、外筒壁に埋め込まれ径方向に移動可能な移動規制手段としての複数の規制部材657により進退移動が規制されるようになっている。詳細には、各規制部材657は、ひだを伸ばしたまたは伸ばそうとするひだの反力に抗うためのものであり、棒部材656により移動部材655を移動させる場合には、移動部材655の範囲では外筒壁に沈み込み、移動部材655が移動した範囲では外筒壁から突出し、この突出した規制部材657が棒部材656による移動部材655への作用力が働かない状態においては、移動部材655のプローブ外筒620の長手軸先端方向への移動を規制するように構成されている。
これら先端バルーン651、652及び基端バルーン653、654、移動部材655、棒部材656、規制部材657、進退駆動部671及び送気/吸気部672は、ひだ伸ばし手段を構成する。
図4に示すように、前記の先端バルーン651、652及び基端バルーン653、654は、プローブ外筒620の側面にプローブ外筒620の長手軸に沿って配置された送気/吸気管路661,662,663,664に接続されている。そして、先端バルーン651、652及び基端バルーン653、654は、これらの送気/吸気管路661,662,663,664を介してそれぞれ独立して送気/吸気を行うことで、それぞれを任意の体積に膨張したり収縮したりすることが可能となっている。なお、送気/吸気管路661,662,663,664の各基端は、後述するように、OCTプロセッサ400の送気/吸気部672(図6参照、後述)に接続されている。
先端バルーン膨張手段及び基端バルーン膨張手段は、送気/吸気部672により構成される。
図5は図1の内視鏡の鉗子口から導出されたOCTプローブを用いて断層画像を得る様子を示す図の一例である。OCTプロセッサ400は、同図に示すように、OCTプローブ600の挿入部602の先端部を、測定対象Sの所望の部位に近づけて、断層画像を得るものである。
図6は図1のOCTプロセッサの内部構成を示すブロック図の一例である。図6に示すように、OCTプロセッサ400は、光を射出する光源ユニット12と、光源ユニット12から射出された光を測定光と参照光に分岐し、かつ、反射光と参照光を合波して干渉光を生成する分岐合波部14と、参照光の光路長を調整する光路長調整部18と、分岐合波部14で生成された干渉光を干渉信号として検出する干渉光検出部20と、干渉光検出部20で検出された干渉信号を処理する処理部22とを有する。さらに、OCTプロセッサ400は、光源ユニット12から射出された光を分光する光ファイバカプラ28と、参照光を検出する検出部30aと反射光を検出する検出部30bと、処理部22への各種条件の入力、設定の変更等を行う操作制御部32とを有する。また、光の経路として光ファイバを用い、各部に測定光、参照光、反射光等を導光している。
光源ユニット12は、半導体光増幅器40と、光分岐器42と、コリメータレンズ44と、回折格子素子46と、光学系48と、回転多面鏡50とを有し、周波数を一定の周期で掃引させたレーザ光Laを光ファイバFB10に射出する。
光分岐器42は、光ファイバFB10の光路上に設けられ、光ファイバFB11とも接続している。光分岐器42は、光ファイバFB10内を導波する光の一部を光ファイバFB11に分岐させる。
コリメータレンズ44は、光ファイバFB11の他端、つまり光ファイバFB10と接続していない端部に配置され、光ファイバFB11から射出された光を平行光にする。
回折格子素子46は、コリメータレンズ44で生成された平行光の光路上に所定角度傾斜して配置されている。回折格子素子46は、コリメータレンズ44から射出される平行光を分光する。
光学系48は、回折格子素子46で分光された光の光路上に配置されている。光学系48は、複数のレンズで構成されており、回折格子素子46で分光された光を屈折させ、屈折させた光を平行光にする。
回転多面鏡50は、光学系48で生成された平行光の光路上に配置され、平行光を反射する。回転多面鏡50は、図6のR1方向に等速で回転する回転体であり、回転軸に垂直な面が正八角形であり、平行光が照射される側面(八角形の各辺を構成する面)が照射された光を反射する反射面で構成されている。回転多面鏡50は、回転することで、各反射面の角度を光学系48の光軸に対して変化させる。
光ファイバFB11から射出された光は、コリメータレンズ44、回折格子素子46、光学系48を通り、回転多面鏡50で反射される。反射された光は、光学系48、回折格子素子46、コリメータレンズ44を通り、光ファイバFB11に入射する。
ここで、上述したように、回転多面鏡50の反射面の角度が光学系48の光軸に対して変化するため、回転多面鏡50が光を反射する角度は時間により変化する。このため、回折格子素子46により分光された光のうち、特定の周波数域の光だけが再び光ファイバFB11に入射する。ここで、光ファィバFB11に入射する特定の周波数域の光は、光学系48の光軸と回転多面鏡50の反射面との角度により決まるため、光ファイバFB11に入射する光の周波数域は、光学系48の光軸と回転多面鏡50の反射面との角度により変化する。
光ファイバFB11に入射した特定の周波数域の光は、光分岐器42から光ファイバFB10に入射され、光ファイバFB10の光と合波される。これにより、光ファイバFB10に導光されるパルス状のレーザ光は、特定の周波数域のレーザ光となり、この特定周波数域のレーザ光Laが光ファイバFB1に射出される。
ここで、回転多面鏡50が矢印Rl方向に等速で回転しているため、再び光ファイバFB1lに入射される光の波長λは、時間の経過に伴って一定の周期で変化する。これにより、光ファイバFB1に射出されるレーザ光Laの周波数も、時間の経過に伴った一定の周期で変化する。
光源ユニット12は、このような構成であり、波長掃引されたレーザ光Laを光ファイバFB1側に射出する。
次に、分岐合波部14は、例えば2×2の光ファイバカプラで構成されており、光ファイバFB1、光ファイバFB2、光ファイバFB3、光ファイバFB4とそれぞれ光学的に接続されている。
分岐合波部14は、光源ユニット12から光ファイバFB1を介して入射した光Laを測定光L1と参照光L2とに分割し、測定光L1を光ファイバFB2に入射させ、参照光L2を光ファイバFB3に入射させる。OCTプローブ600の光ファイバ623と光ファイバFB2とは、OCTプローブ600の基端側に設けられた回転駆動部26内のロータリージョィント(不図示)等で接続されており、光ファイバ623の回転が光ファイバFB2に伝達しない状態で、光学的に接続されている。したがって、測定光L1は、光ファイバFB2を介してOCTプローブ600の光ファイバ623に導波され、測定対象Sからの反射光L3は、OCTプローブ600の光ファイバ623を介して光ファイバFB2に導波される。
さらに、参照光L2は光ファイバFB3に入射され、後述する光路長調整部18により周波数シフトおよび光路長の変更が施された後、光ファイバFB3を戻る。そして、分岐合波部14に入射した参照光L2は、OCTプローブ600で取得され光ファイバFB2から分岐合波部14に入射した測定対象Sからの反射光L3と合波され、光ファィバFB4に射出する。
光路長調整部18は、光ファイバFB3の参照光L2の射出側(つまり、光ファイバFB3の分岐合波部14とは反対側の端部)に配置されている。
光路長調整部18は、光ファイバFB3から射出された光を平行光にする第1光学レンズ64と、第1光学レンズ64で平行光にされた光を集光する第2光学レンズ66と、第2光学レンズ66で集光された光を反射する反射ミラー68と、第2光学レンズ66及び反射ミラー68を支持する基台70と、基台70を光軸方向に平行な方向に移動させるミラー移動機構72とを有し、第1光学レンズ64と第2光学レンズ66との距離を変化させることで参照光L2の光路長を調整する。
第1光学レンズ64は、光ファイバFB3のコアから射出された参照光L2を平行光にするとともに、反射ミラー68で反射された参照光L2を光ファイバFB3のコアに集光する。
第2光学レンズ66は、第1光学レンズ64により平行光にされた参照光L2を反射ミラー68上に集光するとともに、反射ミラー68により反射された参照光L2を平行光にする。このように、第1光学レンズ64と第2光学レンズ66とにより共焦点光学系が形成されている。
また、反射ミラー68は、第2光学レンズ66で集光される光の焦点に配置されており、第2光学レンズ66で集光された参照光L2を反射する。
これにより、光ファイバFB3から射出した参照光L2は、第1光学レンズ64により平行光になり、第2光学レンズ66により反射ミラー68上に集光される。その後、反射ミラー68により反射された参照光L2は、第2光学レンズ66により平行光になり、第1光学レンズ64により光ファイバFB3のコアに集光される。
また、基台70は、第2光学レンズ66と反射ミラー68とを固定し、ミラー移動機構72は、基台70を第1光学レンズ64の光軸方向(図4矢印A方向)に移動させる。ミラー移動機構72で、基台70を矢印A方向に移動させることで、第1光学レンズ64と第2光学レンズ66との距離を変更することができ、参照光L2の光路長を調整することができる。
干渉光検出部20は、光ファイバFB4と接続されており、分岐合波部14で参照光L2と反射光L3とを合波して生成された干渉光L4を干渉信号として検出する。
ここで、OCTプロセッサ400は、光ファイバFB1から光ファイバFB5にレーザ光Laを分岐する光ファイバカプラ28と、光ファイバカプラ28から分岐させた光ファイバFB5に設けられ、分岐されたレーザ光Laの光強度を検出する検出部30aと、光ファイバFB4の光路上に干渉光L4の光強度を検出する検出部30bとを有する。干渉光検出部20は、検出部30a及び検出部30bの検出結果に基づいて、光ファイバFB4から検出する干渉光L4の光強度のバランスを調整する。
処理部22は、干渉光検出部20で検出した干渉信号から、測定位置におけるOCTプローブ600の測定領域を検出し、さらに、干渉光検出部20で検出した干渉信号から、断層画像を取得する。
操作制御部32は、キーボード、マウス等の入力手段と、入力された情報に基づいて各種条件を管理する制御手段とを有し、処理部22に接続されている。操作制御部32は、入力手段から入力された術者の指示に基づいて、処理部22における各種処理条件等の入力、設定、変更等を行う。
また、操作制御部32は、入力手段から入力された術者の指示に基づいて、棒部材656の基端を接続する進退駆動部671及び送気/吸気管路661,662,663,664の各基端を接続する送気/吸気部672を制御するようになっている。
先端側膨張制御手段、基端側膨張制御手段及び移動制御手段は、操作制御部32により構成される。
なお、操作制御部32は、操作画面をモニタ装置500に表示させてもよいし、別途表示部を設けて操作画面を表示させてもよい。また、操作制御部32は、光源ユニット12、回転駆動部26、干渉光検出部20、光路長ならびに検出部30aおよび30bの動作制御や各種条件の設定を行えるように構成してもよい。
また、上述したOCTプロセッサ400は、SS−OCT(Swept source OCT)計測法を利用したものであるが、これに限らず、OCT計測法として、TD−OCT(Time domain OCT)計測あるいはSD−OCT(Spectral Domain OCT)の計測法でもよい。
このように構成された本実施形態の作用について図7のフローチャートを用いて説明する。図7は図1の画像診断装置の作用を説明するフローチャートである。
図7に示すように、画像診断装置10は、術者により電源が投入され内視鏡100が体腔内に挿入されると、内視鏡プロセッサ200による内視鏡検査を開始する(ステップS1)。
そして、画像診断装置10は、内視鏡検査中に術者によりOCT計測の実施指示がなされたかどうか判断する(ステップS2)。OCT計測の実施指示は、術者が患部の光断層画像を取得するために、OCTプロセッサ400の操作制御部32により行われる。
OCT計測の実施指示がなされると、画像診断装置10は、術者がOCTプローブ600を内視鏡100の鉗子挿入部138から挿入し、鉗子チャンネルを介して鉗子口156からOCTプローブ600の先端を突出させ、体腔内の測定対象SへのOCTプローブ600の先端のアプローチの操作制御部32からの完了指示を待つ(ステップS3)。この完了指示を入力すると、画像診断装置10は、OCTプロセッサ400の操作制御部32に対して、バルーン制御の開始を指示する。
図8ないし図11は図7の処理における内視鏡の挿入部が挿入困難な狭い臓器管路でのバルーン制御を説明するための図である。
以下のバルーン制御は、図8に示すように、一例として内視鏡100の挿入部114(図1参照)が挿入困難で、OCTプローブ600のみが挿入可能な、例えば胆管あるいは膵管等の管路の狭い臓器管路800を例に説明する。
このような狭い臓器管路のOCTプローブ600アプローチでは、術者は内視鏡100の挿入部114を十二指腸に挿入し、鉗子口156から突出させたOCTプローブ600を胆管あるいは膵管等に挿入し、例えば予め撮像したX線CT画像に基づいて測定対象Sに光開口部650を接近させることにより行われる。
このバルーン制御では、操作制御部32は、まず、図9に示すように、送気/吸気部672を制御し、先端バルーン651を臓器管路800の内壁と所定の距離を保つように膨張させて内壁に当接させると共に、先端バルーン652を先端バルーン651と略同体積に膨張させ、先端バルーン652を臓器管路800の内壁に当接させる(ステップS4)。
そして、操作制御部32は、進退駆動部671を制御し、棒部材656を駆動することで移動部材655をOCTプローブ600の長手軸方向に所定量ΔD(図9参照)進退移動し、基端バルーン653、654の位置決めを行う(ステップS5)。この位置決めは、例えば予め撮像したX線CT画像に基づいて測定対象S周辺の臓器管路800内のひだの形状/大きさにより決定される。なお、位置決めされた移動部材655は、規制部材657によりその位置が保持される。
位置決めが完了すると、操作制御部32は、図10に示すように、送気/吸気部672を制御し、基端バルーン653を臓器管路800の内壁と所定の距離を保つように膨張させて内壁に当接させると共に、基端バルーン654を基端バルーン653と略同体積に膨張させ、基端バルーン654を臓器管路800の内壁に当接させる(ステップS6)。
つぎに、操作制御部32は、図11に示すように、基端バルーン653、654を臓器管路800の内壁に当接させた状態で、進退駆動部671を制御し、棒部材656を駆動することで移動部材655をOCTプローブ600の長手軸基端方向にさらに所定量δd移動し、臓器管路800内のひだを伸ばす(ステップS7)。この長手軸基端方向に移動する所定量δdは、例えば予め撮像したX線CT画像に基づいて測定対象S周辺の臓器管路800内のひだの形状/大きさ及び位置により決定される。なお、長手軸基端方向に所定量ΔD+δd移動した移動部材655は、規制部材657によりその位置が保持される。
このように操作制御部32によるバルーン制御が完了すると、操作制御部32は、OCTプロセッサ400の各部を制御し、OCT計測を開始し、測定対象Sの光断層画像を取得し(ステップS8)、光断層画像をモニタ装置500に表示する(ステップS9)。
そして、上記ステップS2〜ステップS9の処理を内視鏡検査が終了するまで繰り返す(ステップS10)。
なお、ひだの形状/大きさ及び位置に基づいて、最初から基端バルーン653,654の位置を定めて、先端バルーン651,652及び基端バルーン653,654を同時に膨らませてもよい。
このように本実施形態では、先端バルーン651を臓器管路800の内壁と所定の距離を保つように膨張させて内壁に当接させると共に、先端バルーン652を膨張させ先端バルーン652を臓器管路800の内壁に当接させ、さらに基端バルーン653を臓器管路800の内壁と所定の距離を保つように膨張させて内壁に当接させると共に、基端バルーン654を膨張させ基端バルーン654を臓器管路800の内壁に当接させるので、OCTプローブ600(の光開口部650)と臓器管路800の体腔組織表面とを安定した位置関係に保つことができる。
さらに、本実施形態では、基端バルーン653、654を臓器管路800の内壁に当接させた状態で、進退駆動部671を制御し、棒部材656を駆動することで移動部材655をOCTプローブ600の長手軸基端方向に所定量移動し、臓器管路800内のひだを伸ばすので、最適に臓器管路800の体腔組織内のピットパターン(粘膜微細構造)を観察する。
(変形例)
図12は図7の処理における内視鏡の挿入部が挿入可能な広い臓器管路でのバルーン制御の変形例を説明するための図である。
上記第1の実施形態では、内視鏡100が挿入困難で、OCTプローブ600のみが挿入可能な、例えば胆管あるいは膵管等の管路の狭い臓器管路800を例に説明したが、図12に示すように、内視鏡100の挿入部114の挿入が可能な管路の広い大腸等の臓器管路801の場合は、操作制御部32は、ステップS4において、送気/吸気部672を制御し、先端バルーン651を臓器管路800の内壁と所定の距離を保つように膨張させて内壁に当接させると共に、先端バルーン652を先端バルーン651より大きな体積に膨張させ、先端バルーン652を臓器管路800の内壁に当接させる。
また、操作制御部32は、ステップS5の位置決め後にステップS6において、送気/吸気部672を制御し、基端バルーン653を臓器管路800の内壁と所定の距離を保つように膨張させて内壁に当接させると共に、基端バルーン654を基端バルーン653より大きな体積に膨張させ、基端バルーン654を臓器管路800の内壁に当接させる。
さらに、操作制御部32は、ステップS7において、基端バルーン653、654を臓器管路800の内壁に当接させた状態で、進退駆動部671を制御し、棒部材656を駆動することで移動部材655をOCTプローブ600の長手軸基端方向にさらに所定量δd移動し、臓器管路800内のひだを伸ばす。その他の作用は上記第1の実施形態と同じである。
大腸等の臓器管路801の場合においても、先端バルーン652を先端バルーン651より大きな体積に膨張させ、かつ基端バルーン654を基端バルーン653より大きな体積に膨張させることで、同様な作用・効果を得ることが可能となる。
第2の実施形態:
第2の実施形態は、第1の実施形態とほとんど同じであるので、異なる構成のみ説明し、同一の構成には同じ符号を付し説明は省略する。
図13は第2の実施形態に係る内視鏡の挿入部先端に設けた基端バルーンを示す図であり、図14は図13の基端バルーンを膨張/収縮させる送気/吸気部及び移動部材を移動させる進退駆動部の配置構成を示す図である。
本実施形態では、図13に示すように、基端バルーン653、654、移動部材655、規制部材657は、内視鏡100の挿入部114の先端部144に配置して構成される。
また、本実施形態では、図14に示すように、進退駆動部671及び送気/吸気部672は内視鏡プロセッサ200内に設けられ、バス256を介してCPU210により制御される。本実施形態では、移動制御手段及び基端側膨張制御手段は、CPU210により構成される。その他の構成は第1の実施形態と同じである。
本実施形態では、第1の実施形態の変形例で説明したように、内視鏡100の挿入が可能な管路の広い大腸等の臓器管路801の場合は、操作制御部32は、図7のステップS4において、送気/吸気部672を制御し、先端バルーン651を臓器管路801の内壁と所定の距離を保つように膨張させて内壁に当接させると共に、先端バルーン652を先端バルーン651より大きな体積に膨張させ、先端バルーン652を臓器管路801の内壁に当接させる。
また、操作制御部32は、図7のステップS5の位置決め後に図7のステップS6において、送気/吸気部672を制御し、基端バルーン653を臓器管路801の内壁と所定の距離を保つように膨張させて内壁に当接させると共に、基端バルーン654を膨張させ、基端バルーン654を臓器管路801の内壁に当接させる。
さらに、操作制御部32は、図7のステップS7において、基端バルーン653、654を臓器管路801の内壁に当接させた状態で、進退駆動部671を制御し、棒部材656を駆動することで移動部材655を内視鏡100の挿入部114の長手軸基端方向にさらに所定量δd移動し、臓器管路801内のひだを伸ばす。その他の作用は第1の実施形態と同じである。
このように本実施の形態でも、第1の実施形態の変形例と同様に、大腸等の臓器管路801の場合において、OCTプローブ600に設けた先端バルーン652を膨張させ、かつ内視鏡100の挿入部114の先端部144に設けた基端バルーン654を膨張させ、かつ基端バルーン653、654を臓器管路801の内壁に当接させた状態で、進退駆動部671を制御し、棒部材656を駆動することで移動部材655を内視鏡100の挿入部114の長手軸基端方向に所定量移動し、臓器管路800内のひだを伸ばすので、第1の実施形態と同様な作用・効果を得ることが可能となる。
以上、本発明の光プローブ装置である画像診断装置について詳細に説明したが、本発明は、以上の例には限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、各種の改良や変形を行ってもよいのはもちろんである。
第1の実施形態に係る画像診断装置10を示す外観図 図1の内視鏡、内視鏡プロセッサ、及び光源装置の内部構成を示すブロック図 図1のOCTプローブの先端断面を示す断面図 図3のOCTプローブの先端側面の構成を示す図 図1の内視鏡の鉗子口から導出されたOCTプローブを用いて断層画像を得る様子を示す図 図1のOCTプロセッサの内部構成を示すブロック図 図1の画像診断装置の作用を説明するフローチャート 図7の処理における内視鏡の挿入部が挿入困難な狭い臓器管路でのバルーン制御を説明するための第1の図 図7の処理における内視鏡の挿入部が挿入困難な狭い臓器管路でのバルーン制御を説明するための第2の図 図7の処理における内視鏡の挿入部が挿入困難な狭い臓器管路でのバルーン制御を説明するための第3の図 図7の処理における内視鏡の挿入部が挿入困難な狭い臓器管路でのバルーン制御を説明するための第4の図 図7の処理における内視鏡の挿入部が挿入可能な広い臓器管路でのバルーン制御の変形例を説明するための図 第2の実施形態に係る内視鏡の挿入部先端に設けた基端バルーンを示す図 図13の基端バルーンを膨張/収縮させる送気/吸気部及び移動部材を移動させる進退駆動部の配置構成を示す図
符号の説明
1…画像診断システム、10…画像診断装置、32…操作制御部、100…内視鏡、114,602…挿入部、138…鉗子挿入部、156…鉗子口、200…内視鏡プロセッサ、230…画像合成部、300…光源装置、400…OCTプロセッサ、500…モニタ装置、600…OCTプローブ、651,652…先端バルーン、653,654…基端バルーン、655…移動部材、656…棒部材、657…規制部材、661,662,663,664…送気/吸気管路、671…進退駆動部、672…送気/吸気部

Claims (18)

  1. 細長の略円筒形状のプローブ挿入部の先端側面に設けられ、測定光を体腔内の管腔臓器の測定対象に照射し前記測定対象からの前記測定光の反射光を入射する光開口部を有する光プローブと、
    前記光開口部より先端側の位置、及び前記光開口部より基端側の位置に、前記光開口部と前記管腔臓器の組織表面との間隙を保つと共に、前記組織表面のひだ構造を引き伸ばすひだ伸ばし手段と、
    を備えたことを特徴とする光プローブ装置。
  2. 細長の略円筒形状のプローブ挿入部の先端側面に設けられ、測定光を体腔内の管腔臓器の測定対象に照射し、前記測定対象からの前記測定光の反射光を入射する光開口部を有する光プローブと、
    前記光プローブを挿通させる処置具チャンネルを内視鏡挿入部の内部に有する体腔内を撮像する内視鏡と、
    前記光開口部より先端側の前記プローブ挿入部、及び前記内視鏡挿入部の先端に、前記光開口部と前記管腔臓器の組織表面との間隙を保つと共に、前記組織表面のひだ構造を引き伸ばすひだ伸ばし手段と、
    を備えたことを特徴とする光プローブ装置。
  3. 前記ひだ伸ばし手段は、
    前記光開口部より先端側に位置した、前記先端側面の第1側面先端位置に設けられた第1先端バルーンと、
    前記第1側面先端位置と前記プローブ挿入部の径方向に対向した前記先端側面の第2側面先端位置に設けられた第2先端バルーンと、
    前記第1先端バルーン及び前記第2先端バルーンを膨張させる先端バルーン膨張手段と、
    前記光開口部より基端側に位置し前記第1側面先端位置側であって、前記プローブ挿入部側面の第1側面基端位置に設けられた第1基端バルーンと、
    前記第1側面基端位置と前記プローブ挿入部の径方向の対向した前記プローブ挿入部側面の第2側面基端位置に設けられた第2基端バルーンと、
    前記第1基端バルーン及び前記第2基端バルーンを膨張させる基端バルーン膨張手段と、
    前記第1基端バルーン及び前記第2基端バルーンを前記プローブ挿入部の長手軸方向に移動するバルーン移動手段と、
    からなることを特徴とする請求項1に記載の光プローブ装置。
  4. 前記ひだ伸ばし手段は、
    前記光開口部より先端側に位置した、前記先端側面の第1側面先端位置に設けられた第1先端バルーンと、
    前記第1側面先端位置と前記プローブ挿入部の径方向に対向した前記先端側面の第2側面先端位置に設けられた第2先端バルーンと、
    前記第1先端バルーン及び前記第2先端バルーンを膨張させる先端バルーン膨張手段と、
    前記第1側面先端位置側であって前記内視鏡挿入部の先端側面の第1側面基端位置に設けられた第1基端バルーンと、
    前記第1側面基端位置と前記内視鏡挿入部の径方向の対向した前記内視鏡挿入部側面の第2側面基端位置に設けられた第2基端バルーンと、
    前記第1基端バルーン及び前記第2基端バルーンを膨張させる基端バルーン膨張手段と、
    前記第1基端バルーン及び前記第2基端バルーンを前記処置具チャンネルへの挿通時の前記プローブ挿入部の長手軸方向に移動するバルーン移動手段と、
    からなることを特徴とする請求項2に記載の光プローブ装置。
  5. 前記バルーン移動手段による前記第1基端バルーン及び前記第2基端バルーンの移動を規制する移動規制手段を備えたことを特徴とする請求項3または4に記載の光プローブ装置。
  6. 前記第1先端バルーン、前記第2先端バルーン、前記第1基端バルーン及び前記第2基端バルーンの各バルーンは天然ゴムからなることを特徴とする請求項3ないし5のいずれか1つに記載の光プローブ装置。
  7. 前記先端バルーン膨張手段による前記第1先端バルーン及び前記第2先端バルーンの膨張を制御する先端側膨張制御手段と、前記基端バルーン膨張手段による前記第1基端バルーン及び前記第2基端バルーンの膨張を制御する基端側膨張制御手段と、前記バルーン移動手段による前記第1基端バルーン及び前記第2基端バルーンの移動を制御する移動制御手段と、をさらに備えたことを特徴とする請求項3ないし6のいずれか1つに記載の光プローブ装置。
  8. 前記先端側膨張制御手段及び前記基端側膨張制御手段は、前記先端バルーン膨張手段及び前記基端バルーン膨張手段を制御し、前記第1先端バルーン、前記第2先端バルーン、前記第1基端バルーン及び前記第2基端バルーンのそれぞれを膨張させ前記管腔臓器の内壁に当接させることを特徴とする請求項7に記載の光プローブ装置。
  9. 前記先端側膨張制御手段は、前記先端バルーン膨張手段を制御し、前記第1先端バルーンと前記第2先端バルーンとのうち一方を他方より大きく膨張させ前記管腔臓器の内壁に当接させ、前記基端側膨張制御手段は、前記基端バルーン膨張手段を制御し、前記先端側膨張制御手段がより大きく膨張させた前記第1先端バルーンあるいは前記第2先端バルーンが配置された側の前記第1基端バルーンと前記第2基端バルーンとのうち一方を他方より大きく膨張させ前記管腔臓器の内壁に当接させることを特徴とする請求項8に記載の光プローブ装置。
  10. 前記移動制御手段は前記先端側膨張制御手段による前記第1先端バルーン及び前記第2先端バルーンの膨張制御後に前記バルーン移動手段を制御して前記第1基端バルーン及び前記第2基端バルーンを前記プローブ挿入部の長手軸方向に移動し、この移動制御後に前記基端側膨張制御手段は前記基端バルーン膨張手段を制御して前記第1基端バルーン及び前記第2基端バルーンを膨張させることを特徴とする請求項7ないし9のいずれか1つに記載の光プローブ装置。
  11. 前記移動制御手段は前記基端側膨張制御手段による前記第1基端バルーン及び前記第2基端バルーンの膨張制御後に前記バルーン移動手段を制御して前記第1基端バルーン及び前記第2基端バルーンを前記プローブ挿入部の長手軸の基端方向に移動させることを特徴とする請求項10に記載の光プローブ装置。
  12. 請求項3ないし6のいずれか1つに記載の光プローブ装置のバルーン制御方法であって、
    前記先端バルーン膨張手段による前記第1先端バルーン及び前記第2先端バルーンの膨張を制御する先端側膨張制御ステップと、
    前記基端バルーン膨張手段による前記第1基端バルーン及び前記第2基端バルーンの膨張を制御する基端側膨張制御ステップと、
    前記バルーン移動手段による前記第1基端バルーン及び前記第2基端バルーンの移動を制御する移動制御ステップと、
    を備えたことを特徴とする光プローブ装置のバルーン制御方法。
  13. 前記移動制御ステップは前記先端側膨張制御ステップによる前記第1先端バルーン及び前記第2先端バルーンの膨張制御後に前記バルーン移動手段を制御して前記第1基端バルーン及び前記第2基端バルーンを前記挿入部の長手軸方向に移動し、この移動制御後に前記基端側膨張制御ステップは前記基端バルーン膨張手段を制御して前記第1基端バルーン及び前記第2基端バルーンを膨張させることを特徴とする請求項12に記載の光プローブ装置のバルーン制御方法。
  14. 前記移動制御ステップは前記基端側膨張制御ステップによる前記第1基端バルーン及び前記第2基端バルーンの膨張制御後に前記バルーン移動手段を制御して前記第1基端バルーン及び前記第2基端バルーンを前記挿入部の長手軸の基端方向に移動させることを特徴とする請求項13に記載の光プローブ装置のバルーン制御方法。
  15. 前記先端側膨張制御ステップ及び前記基端側膨張制御ステップは、前記先端バルーン膨張手段及び前記基端バルーン膨張手段を制御し、前記第1先端バルーン、前記第2先端バルーン、前記第1基端バルーン及び前記第2基端バルーンのそれぞれを膨張させ前記管腔臓器の内壁に当接させることを特徴とする請求項14に記載の光プローブ装置のバルーン制御方法。
  16. 前記先端側膨張制御ステップは前記先端バルーン膨張手段により前記第1先端バルーンと前記第2先端バルーンとのうち一方を他方より大きく膨張させ前記管腔臓器の内壁に当接させ、前記基端側膨張制御ステップは前記先端側膨張制御手段がより大きく膨張させた前記第1先端バルーンあるいは前記第2先端バルーンが配置された側の前記第1基端バルーンと前記第2基端バルーンとのうち一方を他方より大きく膨張させ前記管腔臓器の内壁に当接させることを特徴とする請求項15に記載の光プローブ装置のバルーン制御方法。
  17. 前記移動制御ステップは前記先端側膨張制御ステップによる前記第1先端バルーン及び前記第2先端バルーンの膨張制御後に前記バルーン移動手段により前記第1基端バルーン及び前記第2基端バルーンを前記プローブ挿入部の長手軸方向に移動し、この移動制御後に前記基端側膨張制御ステップは前記基端バルーン膨張手段により前記第1基端バルーン及び前記第2基端バルーンを膨張させることを特徴とする請求項12ないし16のいずれか1つに記載の光プローブ装置のバルーン制御方法。
  18. 前記移動制御ステップは前記基端側膨張制御手段による前記第1基端バルーン及び前記第2基端バルーンの膨張制御後に前記バルーン移動手段により前記第1基端バルーン及び前記第2基端バルーンを前記プローブ挿入部の長手軸の基端方向に移動させることを特徴とする請求項17に記載の光プローブ装置のバルーン制御方法。
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