JP2010123463A - 全固体電池と全固体電池用電極およびその製造方法 - Google Patents

全固体電池と全固体電池用電極およびその製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2010123463A
JP2010123463A JP2008297256A JP2008297256A JP2010123463A JP 2010123463 A JP2010123463 A JP 2010123463A JP 2008297256 A JP2008297256 A JP 2008297256A JP 2008297256 A JP2008297256 A JP 2008297256A JP 2010123463 A JP2010123463 A JP 2010123463A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
active material
electrode
solid
electrode active
material layer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2008297256A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5392536B2 (ja
Inventor
Yozo Uchida
陽三 内田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2008297256A priority Critical patent/JP5392536B2/ja
Publication of JP2010123463A publication Critical patent/JP2010123463A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5392536B2 publication Critical patent/JP5392536B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P70/00Climate change mitigation technologies in the production process for final industrial or consumer products
    • Y02P70/50Manufacturing or production processes characterised by the final manufactured product

Abstract

【課題】比表面積が大きな多孔質電極活物質層を有する全固体電池用電極およびその製造方法を提供する。
【解決手段】本発明によって提供される電池100は、正極10及び負極20と固体電解質層30とを備えた全固体電池である。上記正極10及び負極20の少なくとも一方の電極10は、該電極10を構成する集電体14と上記固体電解質層30との界面に多孔質な電極活物質層16を有している。この多孔質な電極活物質層16は、上記集電体14の表面から固体電解質層30方向に多数のロッド状に電極活物質が堆積することにより形成された多孔質な電極活物質層である。
【選択図】図1

Description

本発明は、全固体電池と該電池に用いられる電極およびその製造方法に関する。
電解質として固体の電解質を使用したいわゆる全固体電池(固体電解質電池ともいう。)は、高機能化、高信頼性を有し、さらには液漏れの恐れがない安全でクリーンなエネルギーが得られることから、重要性がますます高まっている。特に、軽量で高エネルギー密度が得られる全固体リチウムイオン電池(固体電解質リチウムイオン電池ともいう。)は、車両搭載用高出力電源として好ましく用いられるものとして期待されている。
全固体リチウムイオン電池は、一般に、リチウムを吸蔵・放出することが可能な材料を電極活物質として含有する正極および負極の間に固体電解質を挟持した積層構造を有している。しかし、固体電解質を用いた場合、固体電解質と電極の界面が固体同士の面接触となるため、有効な接触面積を十分に得ることができず、固体電解質と電極の界面における電荷移動を確保することができない。そのため、固体電解質を用いた場合、液体の電解質を用いた場合と比較して、固体電解質と電極の界面における抵抗が大きく、安定した電池性能を得ることができないという問題がある。
特開平8−96795号公報 特開2003−346901号公報 特開2007−329107号公報
このような問題を解消するため、固体電解質と電極の界面の改善を目的として、電極表面を粗面化する手法が提案されている(特許文献1)。特許文献1では、アルミニウム金属からなる電極を電気化学的に溶解して電極表面上に凹凸を形成し、しかる後ポリマー電解質用材料を電極表面上で硬化させている。電極表面上に凹凸を形成して表面積を大きくすることで固体電解質との接触面積を増やすことができ、固体電解質と電極の界面抵抗が大きくなる問題を解消している。
また、固体電解質と電極の界面の改善を目的として、固体電解質層と電極の界面に接合性を高める中間層を形成する手法が提案されている(特許文献2、3)。特許文献2では、固体電解質−正極の界面、及び/又は固体電解質−負極の界面に、微細ファイバーからなるファイバー層を形成している。ファイバー層が固体電解質層と電極間の接触性を高め、これにより固体電解質と電極の界面抵抗が大きくなる問題を解消している。
しかしながら、特許文献1に開示された技術では電極を電気化学的に溶解して電極表面上に凹凸を形成する必要があり、また、特許文献2に開示された技術では固体電解質層と電極間にファイバー層を真空乾燥などにより別途形成する必要があるなど、いずれの方法を採用しても製造工程が多く煩雑となり、生産性の問題がある。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、その主な目的は、比表面積が大きい多孔質電極活物質層を有する全固体電池用電極を備えた全固体電池を提供することである。また、本発明の他の目的は、かかる性能を有する全固体電池用電極を生産性よく製造することのできる全固体電池用電極製造方法を提供することである。
本発明によって提供される一つの態様の電池は、正極及び負極と固体電解質層とを備えた全固体電池(固体電解質電池)である。上記正極及び負極の少なくとも一方の電極は、該電極を構成する集電体と上記固体電解質層との界面に多孔質な電極活物質層を有している。この多孔質な電極活物質層は、上記集電体の表面から固体電解質層方向に多数のロッド状に電極活物質が堆積することにより形成された多孔質な電極活物質層である。
かかる態様の全固体電池によれば、電極集電体と固体電解質層との界面に、比表面積が大きい多孔質な電極活物質層(即ち単位質量あたりの表面積が大きい多孔質な電極活物質層)が形成されているので、電極活物質層と固体電解質層との接触面積を大きくすることができ、電極活物質−固体電解質界面における抵抗を下げることができる。かかる全固体電池は、比表面積が大きな多孔質電極活物質層を用いて構築されていることから、電極活物質−固体電解質界面における抵抗が小さく、それゆえ、より良好な電池性能を示す(例えば、内部抵抗が低い、高出力特性がよいの少なくとも一つを満たす)ものであり得る。
本発明によると、また、上述の目的を実現するための多孔質電極活物質層を備えた全固体電池用電極の製造方法を提供する。この方法は、上記集電体をチャンバ内に配置する工程と、上記チャンバ内を減圧するとともに、該チャンバ内のガス圧を0.3Pa以上に保持した低真空状態にする工程と、上記低真空状態にて気相成膜を行うことにより、上記配置した集電体の表面に多孔質な電極活物質層を形成する工程とを含む。好ましくは、上記低真空状態として、チャンバ内のガス圧を0.3Pa〜1.0Paに保持する。例えば、上記低真空状態として、チャンバ内のガス圧を0.3Pa〜0.5Paに保持する。
チャンバ内のガス圧を0.3Pa以上(好ましくは0.3Pa〜1Paの範囲、例えば0.3Pa〜0.5Paの範囲)に保持した低真空状態にすると、成膜粒子(電極活物質)が移動の規制を受けるため、上記集電体の表面から電極活物質が多数のロッド状に堆積(成長)する。かかる方法によれば、電極活物質層の形成と電極活物質層の多孔質化とを同一工程で行うことができ、比表面積が大きい多孔質電極活物質層を簡易に(工程数を増加させることなく)形成することができる。
ここに開示される電極製造方法の好ましい一態様では、上記減圧したチャンバ内に少なくとも1種の不活性ガスを含むガス(単一のガス種から成る純ガス若しくは複数のガス種から成る混合ガス)を導入するとともに、該導入するガス量を調整することにより、上記チャンバ内をガス圧0.3Pa以上の低真空状態に保持する。かかる方法によれば、気相成膜を実施するのに適した低真空状態をチャンバ内に簡易に形成して保持することができる。
ここに開示される電極製造方法の好ましい一態様では、上記多孔質電極活物質層として、リチウム複合酸化物(例えばLiCoO)からなる多孔質電極活物質層を形成する。リチウム複合酸化物からなる電極活物質層は、電極活物質として優れた種々の性能を有する一方で、該電極活物質層を典型的な成膜法(例えばスパッタやAIP法)により形成すると緻密な膜となるため比表面積が狭くなりがちである。したがって、上記多孔質電極活物質層がリチウム複合酸化物の場合、本発明の方法を適用することによる効果が特によく発揮され得る。
上記態様において、特に好ましくは、上記減圧したチャンバ内に不活性ガスと酸素ガスとを導入してガス圧0.3Pa以上の低真空状態の混合ガス雰囲気を形成し、上記気相成膜工程において、当該低真空状態を構成する低圧混合ガス雰囲気中でリチウム複合酸化物からなる多孔質電極活物質層を上記集電体の表面に形成する。かかる方法によれば、不活性ガスに酸素ガスを適量混入した低圧混合ガス雰囲気中でリチウム複合酸化物からなる多孔質電極活物質層を上記集電体の表面に形成している(典型的にはリチウム複合酸化物からなる電極活物質を上記ロッド状に堆積する)ので、リチウム複合酸化物からなる多孔質電極活物質層中の酸素欠陥の発生を回避することができ、リチウム複合酸化物成膜中の酸素組成比が低下することを抑制することができる。
ここに開示される電極製造方法の好ましい一態様では、上記成膜工程は、スパッタリングにより行われる。この場合、スパッタリングのターゲットとして、上記多孔質電極活物質層を構成するリチウム複合酸化物よりもリチウム組成比が高いリチウム過剰材料を用いることが好ましい。かかる方法によれば、ターゲットとしてリチウム複合酸化物よりもリチウム組成比が高いリチウム過剰材料を用いているので、リチウム複合酸化物からなる多孔質電極活物質層中のリチウム不足を回避することができ、リチウム複合酸化物成膜中のリチウム組成比が低下することを抑制することができる。
本発明によると、また、正極及び負極と固体電解質層とを備えた全固体電池を製造する方法を提供する。上記正極及び負極の少なくとも一方の電極として、上記のいずれかにより製造された多孔質電極活物質層を集電体上に備える電極を用意する。そして、上記用意した電極の上記多孔質電極活物質層上に固体電解質を堆積することを特徴とする。
ここに開示される全固体電池製造方法の好ましい一態様では、上記固体電解質をCVD法またはゾル・ゲル法により堆積する。上記電極の多孔質電極活物質層上にCVD法またはゾル・ゲル法を用いて固体電解質を堆積すると、堆積した固体電解質が多孔質電極活物質層の細孔内に入り込む(埋め込まれる)ため、固体電解質層−正極活物質層界面における接触面積を大きくすることができる。
このようにして製造された全固体電池は、例えば自動車等の車両に搭載される電池として好適である。したがって本発明によると、ここに開示されるいずれかの電池(複数の電池が接続された組電池の形態であり得る。)を備える車両が提供される。特に、軽量で高出力が得られることから、上記電池が全固体リチウム二次電池であって、該リチウム二次電池(典型的にはリチウムイオン電池)を動力源(典型的には、ハイブリッド車両または電気車両の動力源)として備える車両(例えば自動車)が好適に提供される。
以下、図面を参照しながら、本発明による実施の形態を説明する。以下の図面においては、同じ作用を奏する部材・部位には同じ符号を付して説明している。なお、各図における寸法関係(長さ、幅、厚さ等)は実際の寸法関係を反映するものではない。また、本明細書において特に言及している事項以外の事柄であって本発明の実施に必要な事柄(例えば、電極活物質層材料の調製方法、全固体電池その他の電池の構築に係る一般的技術等)は、当該分野における従来技術に基づく当業者の設計事項として把握され得る。
特に限定することを意図したものではないが、以下では主として固体電解質リチウム二次電池(具体的にはリチウムイオン電池)を例として、本実施形態に係る全固体電池について説明する。
本実施形態に係る全固体リチウムイオン電池100は、図1に模式的に示すように、正極10及び負極20と固体電解質層30とを備えた全固体電池である。正極10及び負極20の少なくとも一方の電極は、該電極を構成する集電体と上記固体電解質層30との界面に多孔質な電極活物質層16を有している。この実施形態では、多孔質電極活物質層16は正極側に形成され、正極10は、該正極を構成する集電体14と固体電解質層30との間(界面)に多孔質正極活物質層16を有している。この正極活物質層16は、上記集電体14の表面から固体電解質層30方向に多数のロッド状に正極活物質が堆積することにより形成されている。その結果、図示するように多数のロッド状正極活物質堆積物の狭間に生じる多数の細孔17を有する多孔質活物質層が形成される。
本実施形態に係る全固体電池100によれば、電極集電体14と固体電解質層30との界面に、比表面積が大きい多孔質な電極活物質層16が形成されているので、電極活物質層16と固体電解質層30との接触面積を大きくすることができ、電極活物質−固体電解質界面における抵抗を下げることができる。かかる全固体電池100は、比表面積が大きな多孔質電極活物質層を用いて構築されていることから、電極活物質−固体電解質界面における抵抗が小さく、それゆえ、より良好な電池性能を示す(例えば、内部抵抗が低い、高出力特性がよいの少なくとも一つを満たす)ものであり得る。
上記正極活物質層16は、例えば、後述するチャンバ210(図3)内のガス圧を0.3Pa以上に保持した低真空状態にて気相成膜を行うことにより形成することができる。チャンバ内のガス圧を0.3Pa以上(典型的には、0.3Pa〜1Paの範囲、好ましくは0.3Pa〜0.5Paの範囲)に保持した低真空状態にすると、成膜粒子(正極活物質)が移動の規制を受けるため、上記正極集電体14の表面から正極活物質が多数のロッド状16に堆積(成長)する。かかる方法によれば、電極活物質層16の形成と電極活物質層16の多孔質化とを同一工程で行うことができ、比表面積が大きい多孔質電極活物質層16を簡易に(工程数を増加させることなく)形成することができる。
多孔質正極活物質層16を構成する材料は、典型的な全固体リチウムイオン電池と同様のものを使用することができ、例えばリチウムと一種または二種以上の遷移金属元素とを構成金属元素として含むリチウム複合酸化物を主成分とするものが好ましく用いられる。好適例として、LiCoO(本実施形態)、LiMn、LiNiO等が挙げられる。それらのリチウム複合酸化物は、リチウム二次電池用電極活物質として優れた種々の性能を有する一方で、該電極活物質層を従来の高真空状態での気相成膜法(例えばスパッタやAIP法)により形成すると緻密な膜となるため比表面積が狭くなりがちである。したがって、上記多孔質電極活物質層が上記リチウム複合酸化物の場合、本発明の方法を適用してリチウム複合酸化物からなる多孔質電極活物質層を形成することによる効果が特によく発揮され得る。多孔質正極活物質層16の多孔度(孔部分を含む正極活物質層の全体積に対する孔部分の体積の比)は特に限定されないが、例えば10%〜20%の範囲が好ましい。正極活物質層16の厚みは特に限定されないが、100〜1000nm程度、例えば400nm程度にすればよい。
正極集電体12、14を構成する材料としては、典型的な全固体リチウムイオン電池と同様のものを使用することができ、この実施形態では、第1正極集電体12の上に第2正極集電体14が積層された多層構造を有する。第1正極集電体12は、箔状のアルミニウム(Al)からなり、第2正極集電体14は、薄膜状の白金(Pt)からなる。正極集電体12、14の厚みは特に限定されないが、第1正極集電体12の厚みを概ね1000μm、第2正極集電体14の厚みを概ね80nmにすればよい。
固体電解質層30を構成する材料は、典型的な全固体リチウムイオン電池と同様、高いリチウムイオン電導性を有する固体電解質であればよく、この実施形態では、リチウムを含有するガラス電解質である。好適例として、LiPON(リン酸リチウムオキシナイトライドガラス、本実施形態)等が挙げられる。固体電解質層30の厚みは、薄い方が抵抗を下げることができるため好ましく、例えば200nm以下であり、100nm以下とすることもできる(本実施形態では140nm)。固体電解質層30の形成は、多孔質化正極活物質層16上に固体電解質を堆積することにより行うことができる。
ここに開示される好ましい一態様では、上記固体電解質層をCVD法またはゾル・ゲル法により堆積する。CVD法またはゾル・ゲル法を用いて固体電解質を堆積すると、堆積した固体電解質が多孔質電極活物質層の細孔17に入り込む(埋め込まれる)ため、固体電解質層30−正極活物質層16界面における接触面積を大きくすることができる。
負極20は、負極集電体22および負極活物質層26を備えている。負極集電体22を構成する材料としては、典型的な全固体リチウムイオン電池と同様のものを使用することができ、この実施形態では、薄膜状の銅(Cu)からなる。負極集電体22の厚みは特に限定されないが、概ね100μm程度にすればよい。
負極活物質層26を構成する材料は、典型的な全固体リチウムイオン電池と同様のものを使用することができ、例えば熱的安定性に優れたリチウムチタン酸化物を主成分とするものが好ましく用いられる。好適例として、LiTi12(本実施形態)等が挙げられる。負極活物質層26の厚みは特に限定されないが、例えば800nm程度にすればよい。
次に、図3を参照しつつ上記多孔質電極活物質層16を備えた全固体電池用電極(この実施形態では正極10)の製造方法及び製造装置について説明する。図3は本実施形態にかかる全固体電池用電極製造装置200の構成を模式的に示す模式図である。
この製造装置200は、集電体をチャンバ210内に配置して保持する集電体保持部260と、チャンバ210内を減圧するとともに、該チャンバ210内の圧力を0.3Pa以上の低真空状態にする低真空設定部220と、低真空状態にて気相成膜を行う気相成膜部230とを備えている。
集電体保持部260は、チャンバ210内にて集電体を保持しつつ搬送する。この実施形態では、集電体15はシート状の集電箔15であり、アルミニウム箔12上に白金膜14を積層した多層構造である。かかる集電箔15は、ロール状態240から引き出され、集電体保持部260の回転に伴ってチャンバ210内を搬送されつつ、気相成膜部230にて後述する成膜処理を受けた後、再びロール状態250に巻き取られるようになっている。
低真空設定部220は、真空ポンプに連結され、チャンバ210内を減圧するとともに、該チャンバ210内のガス圧を0.3Pa以上に保持した低真空状態にする。ここで低真空状態は、0.3Pa以上の真空(大気圧未満)であればよく、例えば0.3Pa以上2Pa以下、好ましくは0.3Pa〜1.0Paの範囲であり、さらに好ましくは0.3Pa〜0.5Paの範囲である(この実施形態では0.34Pa程度)。チャンバ210内をガス圧0.3Pa〜1.0Pa(さらに好ましくは0.3Pa〜0.5Pa)に保持することにより、本発明の目的に適した低真空状態、すなわち、チャンバ内における成膜粒子(電極活物質)の移動を適度に規制して、集電体の表面から多数のロッド状に電極活物質を堆積することができる真空雰囲気をチャンバ210内に形成することができる。
低真空設定部220は、上記減圧したチャンバ210内に少なくとも1種の不活性ガス(ここではArガス)を含むガスを導入するとともに、該導入するガス量を調整することにより、上記チャンバ210内をガス圧0.3Pa以上の低真空状態に保持する。かかる方法によれば、本発明の目的に適した低真空状態をチャンバ内に簡易に形成して保持することができる。
この実施形態では、低真空設定部220は、上記減圧したチャンバ210内に不活性ガス(ここではArガス)と酸素ガスとを導入してガス圧0.3Pa以上の低真空状態の混合ガス雰囲気を形成する。特に限定しないが、典型的には、不活性ガスと酸素ガスとのモル比が不活性ガス:酸素ガス=10:1〜100:1(好ましくは20:1〜50:1)となるようにしてガス圧0.3Pa以上の低真空状態の混合ガス雰囲気を形成する。このように減圧したチャンバ210内に不活性ガスと酸素ガスとを導入してガス圧0.3Pa以上の低真空状態の混合ガス雰囲気を形成した上で、該混合ガス雰囲気中でリチウム複合酸化物からなる多孔質電極活物質層を上記集電体15の表面に形成することにより、後述する気相成膜において、正極活物質層16中の酸素欠陥の発生を回避することができ、リチウム複合酸化物成膜中の酸素組成比が低下することを抑制することができる。すなわち、スパッタリングのターゲットとしてリチウム複合酸化物(ここではLiCoO)を用いた場合、成膜中の酸素濃度がターゲット材よりも低下する場合があるが、本実施形態の構成によれば、Arガス中に酸素ガスを適量混入しているので、ターゲット材と略同じ酸素組成比の成膜を実現することができる。
気相成膜部230は、低真空設定部220によって保持された0.3Pa以上の低真空状態にて気相成膜を行うことにより、集電体の表面に電極活物質層16を形成する。電極活物質を気相成膜する方法としては、典型的な成膜法を採用すればよく特に限定されない。例えばスパッタリング、AIP(アークイオンプレーティング)、IP(イオンプレーティング)の何れであってもよい。
この実施形態では、気相成膜部230による成膜は、スパッタリングにより行われる。すなわち、気相成膜部230は、0.3Pa以上の低真空状態に保持されたチャンバ210内でスパッタリングを行うことにより、正極集電体15の表面に正極活物質層16を形成する。その際、0.3Pa以上の低真空状態に保持されたチャンバ210内には、高真空状態(例えば10−4Pa〜10−1Pa程度)に比べてAr分子を多く含むため、ターゲットから弾き飛ばされた成膜粒子(正極活物質)は移動に制限を受け、上記正極集電体15の表面から正極活物質が多数のロッド状16に堆積する。これにより、比表面積が大きい多孔質正極活物質16を得ることができる。
すなわち、本実施形態の方法によれば、電極活物質層16の形成と電極活物質層16の多孔質化とを同一工程で行うことができ、比表面積が大きい多孔質電極活物質層を簡易に(工程数を増加させることなく)形成することができる。加えて、チャンバ210内を高真空状態(例えば例えば10−4Pa〜10−1Pa程度)にしなくてもよく、真空引きに要する時間を短くすることができ、その点でも生産性が向上する。
なお、スパッタリングのターゲットとして、多孔質電極活物質層16を構成するリチウム複合酸化物(ここではLiCoO)よりもリチウム組成比が高いリチウム過剰材料を用いることが好ましい。この実施形態ではターゲットとしてLi1.2CoOを用いている。このように、ターゲットとしてリチウム複合酸化物よりもリチウム組成比が高いリチウム過剰材料を用いることにより、リチウム複合酸化物からなる多孔質電極活物質層中のリチウム不足を回避することができ、リチウム複合酸化物成膜中のLi組成比が低下することを抑制することができる。すなわち、リチウム複合酸化物をターゲットとして使用する場合、成膜中のLi濃度がターゲット材よりも低下する場合があるが、本実施形態の構成によれば、Li濃度の低下分を予め考慮してリチウム組成比が多めのターゲット材を用いているので、所定のLi組成比の成膜を実現することができる。
続いて、正極10及び負極20と固体電解質層30とを備えた全固体電池100(図1)を製造する方法について説明する。全固体電池100を製造するに際しては、正極10及び負極20の少なくとも一方の電極として、上記製造された多孔質電極活物質層16を集電体15上に備える電極(この実施形態では正極10)を用意する。そして、上記用意した電極(ここでは正極10)の上記多孔質電極活物質層16上に固体電解質を堆積すればよい。固体電解質の堆積は、CVD法またはゾル・ゲル法により行うことが好ましい。CVD法またはゾル・ゲル法を用いて固体電解質を堆積すると、図2に示すように、堆積した固体電解質が多孔質電極活物質層16の細孔17に入り込む(埋め込まれる)ため、固体電解質層−正極活物質層界面における接触面積を確実に大きくすることができる。
このようにして固体電解質層30を形成したら、次に、固体電解質層30の上に負極活物質層(ここではLiTi12膜)26を形成し、該負極活物質層(ここではLiTi12膜)26の上に負極集電体(ここでは銅膜)22を形成する。負極活物質層26および負極集電体22の形成方法としては特に制限されず、典型的な薄膜プロセスにより行うことができる。このようにして、正極10と固体電解質層30と負極20とを備えた全固体リチウムイオン電池を製造することができる。なお、上述した成膜処理(正負極それぞれの活物質層16、26、負極集電体22、固体電荷質層30の成膜処理)は、同一のチャンバ内で連続して行ってもよいし、必要に応じて別々のチャンバ内で行ってもよい。
次に、本発明に係る製造方法を用いて全固体電池用電極(ここでは正極)を作製することにより、比表面積が大きい多孔質電極活物質層(ここでは正極活物質層)が得られることを確認するため、実施例として以下の実験を行った。
すなわち、正極集電体としてのアルミニウム箔表面に、多孔質正極活物質層としてのLiCoO膜(厚さ400nm)を成膜し、多孔質正極活物質層を有する全固体電池用正極を作製した。LiCoO膜の成膜は、一般的なECRスパッタリング装置を用いて行った。LiCoO膜の成膜条件としては、ターゲット材としてリチウム過剰材料(Li1.2CoO)を使用した。Li1.2CoOは、LiCOとLiOHを所定のモル比となるように混合して焼結することにより調製した。スパッタリング装置内には、モル比Ar:O=40:1の割合で予め混合しておいたArガスとOガスとの混合ガスを導入し(混合ガス流量:15.0sccm)、到達圧力0.34Pa、出力500W(RF)に設定した。
作製した全固体電池用正極を透過電子顕微鏡(TEM)により断面観察した結果を図4に示す。全固体電池用正極の断面TEM像から分かるように、得られた正極活物質層は、比表面積が大きい多孔質な正極活物質層となっていることが分かる。これは、チャンバ内のガス圧を0.34Paの低真空状態に保持することで、正極活物質が移動の規制を受け、正極集電体の表面から多数のロッド状に堆積したことによるものと考えられる。
以上、本発明を好適な実施形態により説明してきたが、こうした記述は限定事項ではなく、勿論、種々の改変が可能である。
たとえば、本発明の構成は、電極の正負にかかわらず適用することができる。すなわち、低真空状態にて気相成膜を行うことにより、負極集電体の表面に負極活物質層を形成してもよい。この場合、負極活物質層を多孔質化することができ、負極活物質層と固体電解質層との界面における抵抗を下げることができる。
本発明に係る全固体電池用電極を用いた全固体リチウムイオン電池は、上述したように電池特性に優れているため、特に自動車等の車両に搭載されるモーター(電動機)用電源として好適に使用し得る。すなわち、上記電池を単電池として所定の方向に配列し、当該単電池をその配列方向に拘束することによって組電池を構築し、かかる組電池を電源として備える車両(典型的には自動車、特にハイブリッド自動車、電気自動車、燃料電池自動車のような電動機を備える自動車)を提供することができる。
本発明の一実施形態に係る全固体電池の要部断面を模式的に示す断面模式図である。 本発明の一実施形態に係る全固体電池の要部断面を拡大して示す要部拡大図である。 本発明の一実施形態に係る電極の製造装置を模式的に示す模式図である。 透過電子顕微鏡(TEM)による断面観察象。
符号の説明
10 正極
12 正極集電体(Al)
14 正極集電体(Pt)
16 正極活物質層
17 細孔
20 負極
22 負極集電体
26 負極活物質層
30 固体電解質層
100 全固体リチウムイオン電池
200 製造装置
210 チャンバ
220 低真空設定部
230 気相成膜部
260 集電体保持部

Claims (13)

  1. 集電体および電極活物質層を備えた全固体電池用電極の製造方法であって、
    前記集電体をチャンバ内に配置する工程と、
    前記チャンバ内を減圧するとともに、該チャンバ内のガス圧を0.3Pa以上に保持した低真空状態にする工程と、
    前記低真空状態にて気相成膜を行うことにより、前記配置した集電体の表面に多孔質な電極活物質層を形成する工程と
    を含む、全固体電池用電極の製造方法。
  2. 前記減圧したチャンバ内に少なくとも1種の不活性ガスを含むガスを導入するとともに、該導入するガス量を調整することにより、前記チャンバ内をガス圧0.3Pa以上の低真空状態に保持する、請求項1に記載の全固体電池用電極の製造方法。
  3. 前記多孔質電極活物質層として、リチウム複合酸化物からなる多孔質電極活物質層を形成する、請求項1または2に記載の全固体電池用電極の製造方法。
  4. 前記減圧したチャンバ内に不活性ガスと酸素ガスとを導入してガス圧0.3Pa以上の低真空状態の混合ガス雰囲気を形成し、
    前記気相成膜工程において、前記混合ガス雰囲気中でリチウム複合酸化物からなる多孔質電極活物質層を前記集電体の表面に形成する、請求項3に記載の全固体電池用電極の製造方法。
  5. 前記成膜工程は、スパッタリングにより行われ、該スパッタリングのターゲットとして、前記多孔質電極活物質層を構成するリチウム複合酸化物よりもリチウム組成比が高いリチウム過剰材料を使用する、請求項4に記載の全固体電池用電極の製造方法。
  6. 前記低真空状態として、前記チャンバ内のガス圧を0.3Pa〜1.0Paに保持する、請求項1から5の何れか一つに記載の全固体電池用電極の製造方法。
  7. 前記低真空状態として、前記チャンバ内のガス圧を0.3Pa〜0.5Paに保持する、請求項1から5の何れか一つに記載の全固体電池用電極の製造方法。
  8. 正極及び負極と固体電解質層とを備えた全固体電池の製造方法であって、
    前記正極及び負極の少なくとも一方の電極として、請求項1〜7のいずれかに記載の製造方法により製造された多孔質電極活物質層を集電体上に備える電極を用意し、
    前記用意した電極の前記多孔質電極活物質層上に固体電解質を堆積することを特徴とする、全固体電池の製造方法。
  9. 前記固体電解質をCVD法またはゾル・ゲル法により堆積する、請求項8に記載の全固体電池の製造方法。
  10. 正極及び負極と固体電解質層とを備えた全固体電池であって、
    前記正極及び負極の少なくとも一方の電極は、該電極を構成する集電体と前記固体電解質層との界面に、多孔質な電極活物質層を有しており、
    該多孔質電極活物質層は、前記集電体の表面から固体電解質層方向に多数のロッド状に電極活物質が堆積することにより形成されていることを特徴とする、全固体電池。
  11. 正極及び負極と固体電解質層とを備えた全固体電池であって、
    前記正極及び負極の少なくとも一方の電極は、該電極を構成する集電体と前記固体電解質層との界面に、請求項1〜7のいずれかに記載の製造方法により製造された多孔質電極活物質層を有していることを特徴とする、全固体電池。
  12. 前記正極としてリチウム複合酸化物からなる前記多孔質電極活物質層を有する正極を備え、リチウム二次電池を構成する、請求項10または11に記載の全固体電池。
  13. 請求項10〜12のいずれかに記載の全固体電池を備える車両。
JP2008297256A 2008-11-20 2008-11-20 全固体電池と全固体電池用電極およびその製造方法 Expired - Fee Related JP5392536B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008297256A JP5392536B2 (ja) 2008-11-20 2008-11-20 全固体電池と全固体電池用電極およびその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008297256A JP5392536B2 (ja) 2008-11-20 2008-11-20 全固体電池と全固体電池用電極およびその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010123463A true JP2010123463A (ja) 2010-06-03
JP5392536B2 JP5392536B2 (ja) 2014-01-22

Family

ID=42324621

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008297256A Expired - Fee Related JP5392536B2 (ja) 2008-11-20 2008-11-20 全固体電池と全固体電池用電極およびその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5392536B2 (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012053359A1 (ja) * 2010-10-20 2012-04-26 新東工業株式会社 全固体電池を構成する層構造体の製造方法、製造装置及びその層構造体を備えた全固体電池
JP2016025020A (ja) * 2014-07-23 2016-02-08 セイコーエプソン株式会社 電極複合体、リチウム電池および電極複合体の製造方法
KR20170012962A (ko) * 2015-07-27 2017-02-06 한국전기연구원 전고체 전지 및 이의 제조방법
KR20180035602A (ko) * 2016-09-29 2018-04-06 주식회사 엘지화학 다공성 집전체를 포함하는 전고체 전지용 전극 복합체
CN111162282A (zh) * 2018-11-08 2020-05-15 本田技研工业株式会社 固体电池用电极、固体电池、固体电池用电极的制造方法
US20220045328A1 (en) * 2020-08-04 2022-02-10 Polyplus Battery Company Glassy embedded solid-state electrode assemblies, solid-state batteries and methods of making electrode assemblies and solid-state batteries
US11876174B2 (en) 2020-01-15 2024-01-16 Polyplus Battery Company Methods and materials for protection of sulfide glass solid electrolytes

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003217580A (ja) * 2002-01-17 2003-07-31 Sanyo Electric Co Ltd リチウム二次電池用電極およびその製造方法
JP2004063419A (ja) * 2002-07-31 2004-02-26 Matsushita Electric Ind Co Ltd 薄膜の製造方法と電池
JP2008053217A (ja) * 2006-07-24 2008-03-06 Matsushita Electric Ind Co Ltd リチウム二次電池用電極の製造方法
JP2008059843A (ja) * 2006-08-30 2008-03-13 Kyoto Univ 固体電解質層及びその製造方法
JP2008135287A (ja) * 2006-11-28 2008-06-12 Idemitsu Kosan Co Ltd 全固体電池用部材、該部材の製造方法並びに全固体電池
JP2008234860A (ja) * 2007-03-16 2008-10-02 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 全固体型リチウム二次電池製造方法および全固体型リチウム二次電池
JP2009187682A (ja) * 2008-02-01 2009-08-20 Ulvac Japan Ltd カソード電極の製造方法及び薄膜固体リチウムイオン2次電池の製造方法
JP2009301850A (ja) * 2008-06-12 2009-12-24 Toyota Motor Corp リチウム二次電池
JP2011504546A (ja) * 2007-07-25 2011-02-10 ジーエス ナノテク カンパニー リミテッド 非電導性ターゲットを使用するスパッタリングによるセラミック薄膜の成膜方法

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003217580A (ja) * 2002-01-17 2003-07-31 Sanyo Electric Co Ltd リチウム二次電池用電極およびその製造方法
JP2004063419A (ja) * 2002-07-31 2004-02-26 Matsushita Electric Ind Co Ltd 薄膜の製造方法と電池
JP2008053217A (ja) * 2006-07-24 2008-03-06 Matsushita Electric Ind Co Ltd リチウム二次電池用電極の製造方法
JP2008059843A (ja) * 2006-08-30 2008-03-13 Kyoto Univ 固体電解質層及びその製造方法
JP2008135287A (ja) * 2006-11-28 2008-06-12 Idemitsu Kosan Co Ltd 全固体電池用部材、該部材の製造方法並びに全固体電池
JP2008234860A (ja) * 2007-03-16 2008-10-02 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 全固体型リチウム二次電池製造方法および全固体型リチウム二次電池
JP2011504546A (ja) * 2007-07-25 2011-02-10 ジーエス ナノテク カンパニー リミテッド 非電導性ターゲットを使用するスパッタリングによるセラミック薄膜の成膜方法
JP2009187682A (ja) * 2008-02-01 2009-08-20 Ulvac Japan Ltd カソード電極の製造方法及び薄膜固体リチウムイオン2次電池の製造方法
JP2009301850A (ja) * 2008-06-12 2009-12-24 Toyota Motor Corp リチウム二次電池

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101850950B1 (ko) 2010-10-20 2018-04-20 신토고교 가부시키가이샤 전고체 전지를 구성하는 층 구조체의 제조 방법, 제조 장치 및 그 층 구조체를 구비한 전고체 전지
CN103190029A (zh) * 2010-10-20 2013-07-03 新东工业株式会社 构成全固体电池的层构造体的制造方法、制造装置以及具备该层构造体的全固体电池
JPWO2012053359A1 (ja) * 2010-10-20 2014-02-24 新東工業株式会社 全固体電池を構成する層構造体の製造方法、製造装置及びその層構造体を備えた全固体電池
JP5900343B2 (ja) * 2010-10-20 2016-04-06 新東工業株式会社 全固体電池を構成する層構造体の製造方法、製造装置及びその層構造体を備えた全固体電池
US9484568B2 (en) 2010-10-20 2016-11-01 Sintokogio, Ltd. Method of manufacturing layered structure constituting all-solid-state battery, apparatus for manufacturing the same, and all-solid-state battery provided with layered structure
WO2012053359A1 (ja) * 2010-10-20 2012-04-26 新東工業株式会社 全固体電池を構成する層構造体の製造方法、製造装置及びその層構造体を備えた全固体電池
JP2016025020A (ja) * 2014-07-23 2016-02-08 セイコーエプソン株式会社 電極複合体、リチウム電池および電極複合体の製造方法
KR20170012962A (ko) * 2015-07-27 2017-02-06 한국전기연구원 전고체 전지 및 이의 제조방법
KR102293297B1 (ko) * 2015-07-27 2021-08-23 한국전기연구원 전고체 전지 및 이의 제조방법
KR20180035602A (ko) * 2016-09-29 2018-04-06 주식회사 엘지화학 다공성 집전체를 포함하는 전고체 전지용 전극 복합체
CN111162282A (zh) * 2018-11-08 2020-05-15 本田技研工业株式会社 固体电池用电极、固体电池、固体电池用电极的制造方法
US11876174B2 (en) 2020-01-15 2024-01-16 Polyplus Battery Company Methods and materials for protection of sulfide glass solid electrolytes
US20220045328A1 (en) * 2020-08-04 2022-02-10 Polyplus Battery Company Glassy embedded solid-state electrode assemblies, solid-state batteries and methods of making electrode assemblies and solid-state batteries

Also Published As

Publication number Publication date
JP5392536B2 (ja) 2014-01-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5392536B2 (ja) 全固体電池と全固体電池用電極およびその製造方法
Nguyen et al. Highly interconnected Si nanowires for improved stability Li‐ion battery anodes
JP4164541B2 (ja) 非水電解質二次電池用負極
KR102328253B1 (ko) 전도성 직물로 형성된 보호층을 포함하는 리튬 이차전지용 음극 및 이를 포함하는 리튬 이차전지
JP4036889B2 (ja) 電池
WO2010055922A1 (ja) 正極集電体およびその製造方法
Cao et al. Atomic Layer Deposition of High‐Capacity Anodes for Next‐Generation Lithium‐Ion Batteries and Beyond
JP4598150B2 (ja) 非水電解質二次電池用電極の製造方法
JP4581029B2 (ja) リチウム二次電池用負極およびそれを備えたリチウム二次電池、ならびにリチウム二次電池用負極の製造方法
WO2007015419A1 (ja) リチウム二次電池用負極およびその製造方法
KR102264739B1 (ko) 음극 활물질 및 이의 제조 방법, 상기 음극 활물질을 포함하는 음극 및 리튬 이차전지
US10777842B2 (en) Rechargeable lithium-ion battery with an anode structure containing a porous region
US10833357B2 (en) Battery structure with an anode structure containing a porous region and method of operation
US20120244441A1 (en) Silicon film and lithium secondary battery
CN112400245A (zh) 具有包含多孔区域的阳极结构的可再充电锂离子电池
US10833356B2 (en) Kinetically fast charging lithium-ion battery
US20100151320A1 (en) Negative electrode for non-aqueous electrolyte secondary battery, method for manufacturing the same, and non-aqueous electrolyte secondary battery using the same
JP2009272051A (ja) 全固体電池
JP2011096667A (ja) 正極集電体およびその製造方法
FR3015118A1 (fr) Compartiment anodique avec collecteur en alliage amorphe
US10833311B2 (en) Method of making an anode structure containing a porous region
JP2005135856A (ja) リチウム二次電池用電極及びその製造方法、並びにリチウム二次電池
KR20190066867A (ko) 음극 활물질, 상기 음극 활물질을 포함하는 음극, 및 상기 음극을 포함하는 리튬 이차전지
JP2007207663A (ja) リチウムイオン二次電池用負極の製造方法およびその方法を用いて得られた負極を含むリチウムイオン二次電池
TWI536640B (zh) 用於沈積活性材料之模板電極結構

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20111019

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130612

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130704

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130828

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130919

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20131002

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5392536

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees