JP2010116953A - ジャーナル軸受装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】
高荷重で用いられるすべり軸受においては、軸受温度上昇が大きいため軸受温度を低減し軸受焼損を防止することにある。
【解決手段】
上記課題を解決するために本発明では軸受2を半割り構造とし、かつ内周側の軸受ライナー3と外周側の軸受台金4に分割する。また、下半側の前記軸受ライナー3aの外周側に周方向の冷却溝6を設け、前記冷却溝6に冷却された潤滑油を供給し、冷却溝6内で潤滑油の流れを乱すことにより、軸受摺動面の温度を低減すると共に、冷却により温度上昇した低粘度の潤滑油を軸受に供給する。
【選択図】図1

Description

本発明は回転体を支持する軸受の構造に関り、特に高荷重の回転体を支持し、かつ焼きつきを防止するジャーナル軸受に関り、軸受の背面に冷却された潤滑油を供給し、軸受温度を低減することを目的としたジャーナル軸受の潤滑供給構造に関するものである。
従来より、火力プラント等の多スパン軸の固有振動数が比較的低い大形回転体を支持する軸受には自励振動を防止する目的から楕円軸受が一般的に用いられている。
例えば、図17に示した従来蒸気タービンのように、特に大容量機蒸気タービン用軸受では1次危険速度が低いために、下半軸受2aの軸受幅方向中央部に周方向の油溝を設け耐荷重性を低下させ、偏心率を大きくし、安定性を確保している。一方、これらの大型軸受は軸周速が100m/s程度あるため、軸受の潤滑状態は乱流となり見掛けの粘性が上がり軸受温度が上昇するため、上半軸受2bには冷却溝が設けられている。前記冷却溝は前記回転軸の冷却が目的であり、軸受の最高温度を低減することは困難である。
軸受を冷却する技術としては、特開平8−93769号公報に開示されているように、軸受摺動面に周方向油溝とダムを設けダムの圧力を調整することにより焼きつきと振動を防止している。
特開平10−213130号公報及び特開2006−138353号公報に開示されているように裏金に溝を設け、前記溝に潤滑油を供給して冷却し、軸受の焼きつきを防止している。また、特開2004−92878号公報では静圧軸受において軸受本体の外周面に冷媒供給ポケットを形成して冷媒又は潤滑油を供給し、軸受を冷却する構造が開示されている。
特開平8−93769号公報 特開平10−213130号公報 特開2006−138353号公報 特開2004−92878号公報
上記従来技術は、特開平8−93769号公報のように圧力ダムの油圧を調整する方法はロータ自重が大きく軸受の平均面圧(軸受荷重/軸受径×軸受幅)が高い場合、油膜厚さが低下し軸受温度上昇を抑制することは困難である。また、本発明は以上の点に鑑み為されたもので、高荷重条件でも軸受に冷却された潤滑油を供給し焼損防止性能を向上できる軸受を提供することを目的としている。
特開平10−213130号公報及び特開2006−138353号公報に開示されているように裏金の一部に溝を設け冷却用の潤滑油を供給する方法では溝を設けたごく1部しか冷却できない。
また、特開2004−92878号公報のように軸受の外周面に冷媒又は潤滑油を冷却専用に供給経路を設け軸受を冷却する方法では、冷却剤を回転方向上流側から供給しているが、軸受温度はやはり上流側から下流側にいくに従って高くなるため、冷却剤との温度差が小さく冷却能力が低い。また、潤滑油と冷却剤を別々な経路から供給しているため冷却剤として潤滑油を用いた場合でも多量の潤滑油が必要であり、補機の大型化を招く。
本発明の目的は、負荷側の軸受外周に冷却油を供給して軸受を冷却した後に前記潤滑油を軸受摺動面に供給することにより、軸受の冷却と軸受損失の低減を図れるジャーナル軸受を提供することにある。
上記目的は、回転軸を支持するジャーナル軸受装置において、軸受部は、軸受台金と、該軸受台金の内周側に設けられる軸受ライナーとを備え、下側軸受ライナーに設けた冷却溝内に、潤滑油を流れ方向が前記ロータの回転方向と逆方向となるように供給し、前記冷却構内に潤滑油の流れを乱す乱流促進体を設け、該乱流促進体は、軸受温度最後部よりも潤滑油流れ方向上流側に設けることにより、具体的には特許請求の範囲の各請求項に記載した構成により達成される。
本発明によれば、軸受ライナーの外周側を冷却された潤滑油を回転方向と逆向きに供給し、冷却溝内に設けた乱流促進体により潤滑油の流れを積極的に乱すことにより、軸受最高温度部分を効果的に冷却できるため軸受の焼損を防止することができ、軸受の高面圧が達成できると共に、軸受損失,給油量を低減したジャーナル軸受を提供できる。
以下、本発明の一実施例を図にしたがって説明する。
図1は本発明の一実施例を備えた軸受の縦断面図である。
図2は図1のA−A線断面図である。
図1,図2において、回転軸1を支持する軸受2は上下方向に2分割されている。この軸受2は内周側の軸受ライナー3と外周側の軸受台金4で構成されている。この軸受台金4は外周が球面形状となっており、前記軸受台金4の外周に球面座15が設けられている。前記軸受ライナー3には内周側に軸受メタル5がライニングされており、2分割された負荷側の前記軸受ライナー3aの外周側には周方向に冷却溝6が複数本設けられている。反負荷側の前記軸受ライナー3bには内周側の前記軸受メタルに冷却溝7が周方向に設けられている。
また、前記台金4も接線4cを境として4a,4bとに2分割されており、合せ目近傍には潤滑油の給油ポケット8a,8bが前記台金4a,4bに設けられている。前記給油ポケット8aは前記冷却溝6及び前記冷却溝7に連通すると共に前記軸受2の合せ目に設けられた油ポケット9a,9b及び前記台金4aにも受けられた潤滑油ポケット19を通り、外周側に配置された前記球面座15に設けられた給油孔10にも連通している。前記油ポケット9a,9bの他の潤滑油は前記冷却溝6に流れ込み摺動面16を冷却することになる。
一方、反負荷側の前記冷却溝7は前記軸受2の内周面に回転方向に沿って設けられており、その終端は反負荷側に設けられたオイルポケット11に連通している。このオイルポケット11はこのオイルポケット11に設けられた排油孔12から前記軸受ライナー3b及び前記台金4bに設けられた潤滑油排出孔13に連通している。また、軸受が設置されている軸受ハウジング(図示せず)の開放端側(図2では右側)は潤滑油の漏洩を防止するために、軸受端面に潤滑油逃がし溝14(図2に示す)を設け、潤滑油を下部に排出している。
次に、本実施例の作用効果について図3で説明する。
図3は本実施例の軸受における給油状態を説明する部分拡大断面図である。
図3において、冷却された潤滑油(図示せず)は前記給油孔10より供給され前記台金4aの前記潤滑油ポケット19を通って前記油ポケット9bに導かれる。前記油ポケット9bの潤滑油の一部は前記冷却溝7を通り、前記回転軸1を冷却しながら前記オイルポケット11へ導かれ、前記オイルポケット11でせき止められ前記排油孔12から前記台金4を通り前記潤滑油排出孔13から外部に排出される。
従ってこの前記回転軸を冷却し温度上昇した潤滑油は下半軸受2aの摺動面16に流入することはない。また、前記油ポケット9の他の潤滑油は前記冷却溝6に流れ込み、前記冷却溝6を流れることにより前記摺動面16を冷却しながら前記油ポケット9bの対向側の油ポケット9aを通り前記摺動面16に供給される。
次に、ジャーナル軸受における油膜の圧力分布と温度分布の関係を図4に示す。
図4は油膜圧力と温度分布を説明する図である。
図4において、破線は圧力分布で実線が温度分布である。油膜圧力は最小膜厚付近手前でピークを持ち、油膜温度は最小膜厚位置で最大となり、それ以降はなだらかに低下する。最小膜厚位置は通常真下から回転方向に30〜40゜付近で、この位置で軸受温度は最も高くなる。従って、冷却された潤滑油を前記回転軸1の回転方向と逆方向から供給することにより、軸受との温度差が最も大きい状態で冷却されるため冷却効果が高く、しかも軸受最高温度を効果的に下げることができる。
図5は本発明の他の実施例を備えた軸受の縦断面図である。
図5において、回転軸1を支持する軸受2は上下方向に2分割されており、かつ前記軸受2は内周側の軸受ライナー3と外周側の軸受台金4(後述するが4a,4bに2分割されている)で構成されている。前記軸受台金4は外周が球面形状となっており、前記軸受台金4の外周に球面座15が設けられている。前記軸受ライナー3には内周側に軸受メタル5がライニングされており、2分割された負荷側の前記軸受ライナー3aの外周側には周方向に冷却溝6が複数本設けられている。反負荷側の前記軸受ライナー3bには内周側の前記軸受メタルに冷却溝7が周方向に設けられている。
また、前記台金4も2分割されており、合せ目近傍には潤滑油の給油ポケット8a,8bが前記台金4a,4bに設けられている。前記給油ポケット8aは前記冷却溝7に連通すると共に前記軸受2の合せ目に設けられた油ポケット9b及び前記台金4aに設けられた潤滑油ポケット19を通り、外周側に配置された前記球面座15に設けられた給油孔10にも連通している。更に、前記給油孔10は軸受ライナー3aに設けられた前記冷却溝6に連通する給油穴17が設けられている。
一方、反負荷側の前記冷却溝7は前記軸受2の内周面に回転方向に沿って設けられており、その終端は反負荷側に設けられたオイルポケット11に連通し、前記オイルポケット11は前記オイルポケット11に設けられた排油孔12から前記軸受ライナー3b及び前記台金4bに設けられた潤滑油排出孔13に連通している。
また、負荷側の前記軸受ライナー3aは油膜圧力が発生しない範囲、すなわち真下から30〜40゜位置から上下半軸受の合せ目位置まで摺動面が削除され、空隙部18が設けられている。
本実施例では潤滑油は前記給油孔10から供給され、前記潤滑油ポケット19から前記給油穴17及び前記油ポケット9bに分流され、前記給油穴17へ流入した潤滑油は前記冷却溝7を通り軸受摺動面よりの熱を冷却した後、前記油ポケット9aを通り前記摺動面16に供給される。一方、前記油ポケット9bに流入した潤滑油は冷却溝7を通り、前記回転軸1を冷却した後、前記オイルポケット11へ導かれ、前記オイルポケット11でせき止められ前記排油孔12から前記台金4を通り前記潤滑油排出孔13から外部に排出される。従ってこの前記回転軸1を冷却し温度上昇した潤滑油は下半軸受2aの摺動面16に流入することはない。
本実施例においては、油膜圧力の発生しない領域を削除することにより、この領域での潤滑油のせん断による損失を減らすことができる。また、潤滑油が最初に軸受最高温度部を冷却するため、冷却効果が最も高い。
図6は本発明の他の実施例を示す軸受の縦断面図である。
図7は図6の縦断面図である。
図6,図7において、回転軸1を支持する軸受2は上下方向に2分割されており、かつ前記軸受2は内周側の軸受ライナー3と外周側の軸受台金4(後述するが4a,4bに2分割されている)で構成されている。前記軸受台金4は外周が球面形状となっており、前記軸受台金4の外周に球面座15が設けられている。前記軸受ライナー3には内周側に軸受メタル5がライニングされており、2分割された負荷側の前記軸受ライナー3aの外周側には周方向に冷却溝6が複数本設けられている。
前記軸受ライナー3a,3bはいずれも100゜程度の部分軸受となっている。また、前記軸受ライナー3a,3bには入り口部に給油ポケット8a,8bが設けられており、前記給油ポケット8aは前記冷却溝6に連通し、前記冷却溝6は前記台金4aに設けられた潤滑油ポケット19に連通している。一方前記給油ポケット8bは前記台金4bに設けられた前記油ポケット9bに連通しており、前記給油ポケット8b及び前記油ポケット9bは前記油ポケット19で合流して前記油ポケット19は給油孔10に連通している。
なお、本実施例は反負荷側の軸受にも動圧が発生する楕円軸受において特に有効であるが、真円軸受にも適用できる。
以上のごとく本実施例では、潤滑油は前記給油孔10から供給され前記潤滑油ポケット19から前記給油穴17及び前記油ポケット9bに分流され、前記給油穴17へ流入した潤滑油は前記冷却溝7を通り軸受摺動面よりの熱を冷却した後、前記油ポケット9aを通り前記摺動面16に供給される。一方、前記油ポケット9bに流入した潤滑油は反負荷側の摺動面を潤滑した後、軸受両側面及び下流の切欠部18bから外部に排出される。従ってこの反負荷側の摺動面を潤滑し温度上昇した潤滑油は下半軸受2aの摺動面16に流入することはない。
本発明の他の実施例に係る軸受について、図8から図13で説明する。
図8は本実施例を示すジャーナル軸受装置の軸受部の縦断面図である。
図9,図10は、下側軸受部102aの斜視図である。
回転軸101を支持する軸受部102は、図8及び図9では特に図示していないが、軸受台金104と、前記軸受台金104の内周側に設置される軸受ライナー103とで構成されている。さらに前記軸受ライナー103の内周面には軸受メタル105がライニングされており(図示せず)、回転軸101と対向する摺動面127を構成する。
なお、前記軸受台金104の外周側には球面座128(図示せず)が設けられている。
図8に示したように、軸受部102は接線135を境にして上下方向に、上側軸受部102bと下側軸受部102aとに2分割されている。即ち、軸受台金104は135を境にして上下方向に、上側台金104bと下側台金104aとに二分割されている。また軸受ライナー103も上下方向に、上側軸受ライナー103bと下側軸受ライナー103aとに二分割されている。
図10に示すように、下側軸受部102aは軸受台金104aと、軸受台金104aの内周側に設置される軸受ライナー103aとからなり、軸受ライナー103aの外周面には冷却溝106が1本または複数本、周方向に沿って設けられている。
下側軸受台金104aは、上側軸受台金104bとの合わせ面129aには給油路107が設けられており、給油路107は、球面座128に設けられた給油孔131(図示せず)及び軸受台金の内周面と連通しており、給油孔131は軸受部102外部に設けられた給油ポンプ(図示せず)と接続している。従って、給油ポンプから供給された潤滑油は、給油孔131を通過し、給油路107を軸受台金外周側から軸受台金内周側に流入する。
なお、給油路107は、溝が設けられた軸受台金104aの合わせ面129aに、合わせ面104aと対面する上側軸受台金104bの合わせ面129c(図示せず)を合わせて構成されている。
下側軸受ライナー103aは、上側軸受ライナー103bとの合わせ面130aに潤滑油導入路108aが、また合わせ面130bに潤滑油導入路108bが設けられている。潤滑油導入路108a,108bはそれぞれ軸受ライナー内周側の摺動面127aと連通している。
なお、潤滑油導入路108a,108bは、合わせ面130a,130bに、合わせ面130aと対面する上側軸受ライナー103bの合わせ面130cを合わせることで構成されている。
また、潤滑油導入路108bは冷却溝106と連通しており、冷却溝106は潤滑油導入路108aに連通している。また潤滑油導入路108aは給油路107とも連通している。
よって、軸受部102外部から給油ポンプにより給油された潤滑油は、給油孔131および供給路107を通過して潤滑油導入路108aに流れ込み、潤滑油の一部は潤滑油導入路108aに連通する冷却溝106に流入し、下側軸受102aの摺動面127a下方部を冷却した後、潤滑油導入路108bを通過して摺動面127上に流入する。
なお、給油路107は、合わせ面129a,129bのうち、潤滑油導入路108aを介して冷却溝106内に給油した潤滑油の流れ方向が、回転軸101の回転方向と逆向きとなる側に設けられている。
なお、特に図示しないが、実施例1と同様、上側軸受ライナー103bの内周側の軸受メタル105には、周方向に沿って冷却溝109(図示せず)が設けられており、冷却溝109の一端は潤滑油導入路108aと連通している。また冷却溝109の他の一端は上側軸受102bに設けられたオイルポケット110(図示せず)に連通している。オイルポケット110は、このオイルポケット110に設けられた排油孔111(図示せず)から前記軸受ライナー103b及び前記台金104bに設けられた潤滑油排出孔112(図示せず)に連通している。また、軸受が設置されている軸受ハウジング(図示せず)の開放端側は潤滑油の漏洩を防止するために、軸受端面に潤滑油逃がし溝113(図示せず)を設け、潤滑油を下部に排出している。
次に、冷却溝106の構造を説明する。図8及び図9に示すように、冷却溝106には、溝内を流通する潤滑油の流れを乱す乱流促進構造114が一箇所または複数箇所設けられている。
図11に乱流促進構造114の一例を示す。本例では冷却溝106を構成する摺動面側内壁115、及び側壁116のうち、摺動面側内壁115に、回転軸101の軸方向に平行に列設された、複数の突起形状の乱流促進体117aを設けている。
さらに図12に示した他の例では、冷却溝106の両側壁116間を繋ぐ円柱状の部材からなる乱流促進体117bを設けている。
次に乱流促進構造114の冷却溝106内における設置位置について説明する。
図18に、摺動面127上の油膜の温度分布を示す。実施例1と同様、回転軸101が回転することによって、油膜温度は、下側軸受102aの周方向において、破線で示したロータ軸心133を通る垂線から白抜き矢印で示したロータ回転方向に30°〜40°の付近で最も高くなり、軸受温度もこの付近で最高となる。
本実施例では、潤滑油は、冷却溝106内を回転軸101の回転方向と逆方向に流れており、潤滑油導入路108aから冷却溝106に流れ込み、潤滑油導入路108bに流れ込む間で、軸受温度が最も高い部位を通過することになる。そこで、乱流促進構造114は、軸受温度最高部よりも、冷却溝106内を流れる潤滑油の流れ方向上流側に設けられている。または乱流促進構造114は、下側軸受102aの周方向において、破線で示したロータ軸心133を通る垂線からロータ回転方向に30°以上の位置に設けられている。
これにより潤滑油導入路108aから冷却溝106に流れ込んだ潤滑油は、乱流促進構造114にて流れを乱された後、軸受温度最高部を通過しながら軸受を冷却し、その後、潤滑油導入路108bより摺動面127上に供給される。最高温度部よりも上流側で潤滑油の流れを乱すことで、潤滑油の熱伝達性が向上し、実施例1の軸受と比較しても、より高い冷却効果が得られる。
また、乱流促進構造117は、冷却溝内の最高温度部にも設置しても良い。乱流促進体117は設置箇所の表面積を大きくする効果もあることから、最高温度部にも乱流促進構造114を設置することで、さらに高い冷却効果が得られる。
次に、乱流促進体117の具体的な設置方法を図10及び図13に基づいて説明する。
図10の下側軸受部102aの斜視図に示すように、軸受部102aを軸受ライナー103aと軸受台金104aとに分割し、ライナー103aの外周面に沿って周方向に一箇所または複数箇所の冷却溝106が設けられている。この冷却溝106にはスリット状の取付け溝118が設けられている。この取付け溝118に、図13に示した乱流促進体117を有する構造体119を挿入し、嵌設することにより、通油孔106に乱流促進体117を設置し、乱流促進構造114を構成する。
図13に前記構造体119の具体的な例(a)および(b)を示す。構造体119a,119bは共に、取付け溝118のうち、側壁116に設けられた部位に挿入される側壁挿入部位120と、取付け溝118のうち、摺動面側内壁115に設けられた部位に挿入される内壁挿入部位121とを有する。そして、構造体119aでは内壁挿入部位121の冷却溝側に複数の突起からなる乱流促進体117aを設けている。なお、突起の形状は、図示したものに限られず、円柱状等でも良い。また119bの例では側壁挿入部位120間に乱流促進体117bとして側壁挿入部位間を繋ぐ円柱状の部材を設けている。
なお、構造体119は、軸受ライナー103を構成する部材よりも熱伝達性の良い部材、例えばアルミニウム,銅、または銅の合金であるクロム銅等で構成されている。軸受ライナーを構成する部材よりも熱伝達性の良い部材で構成することで、冷却媒体でもある潤滑油と軸受ライナー間の熱伝達効率が向上し、冷却性能の向上に寄与する。
次に本実施例の作用効果について説明する。
図8の矢印は潤滑油の流れを示している。軸受外部から給油ポンプにより給油された潤滑油は給油孔131および給油路107を通過して潤滑油導入路108aから摺動面127aに供給される。また他の潤滑油は給油路107,潤滑油導入路108aを通過して冷却溝106に流れ込み、乱流促進構造114で流れを乱される。
一般的に潤滑油は粘度が高く、熱伝達性が低い。このため通油孔での流れは層流になりやすく、より冷却効果を向上するためには流れを乱すのが効果的である。潤滑油が乱流促進構造114を通ることにより、乱流促進体117により流れが乱され、熱伝達性が向上する。また通油孔106を通り軸受温度最高部の冷却に使用された潤滑油は、自らは温度が上昇することで粘度が下がり、該潤滑油を、潤滑油導入路108bより摺動面127上に導入することで摩擦損失も低減できる。
乱流促進体117の作用効果について説明する。図3に示したように冷却溝106の摺動面側内壁115に突起形状の乱流促進体114aを設けることで、冷却溝106の摺動面側表面付近の流れを乱し、熱伝達性を向上させる。また図4に示したように冷却溝106の摺動面側表面付近の側壁に円柱状の部材からなる乱流促進体114bを配置することで、潤滑油流れに渦が発生し、熱伝達性を向上させることができる。
油膜の最高温度位置は軸からの最大負荷のかかる位置の近辺であるが、本発明では、この負荷により冷却溝106上部の軸受表面を変形させることで、油溜まりを軸受表面に発生し、潤滑性能を向上する効果もある。
図14は本実施例におけるジャーナル軸受の温度特性を示す。破線は従来の軸受の回転数における軸受摺動面最高温度を示しており、回転数が上がるにつれて軸受摺動面の温度は上昇する。実線は本実施例のジャーナル軸受の温度特性を示している。本実施例のジャーナル軸受は、下側軸受ライナー103aに冷却溝106を設けることで、油膜温度が最も高い位置を潤滑油が流れるため、従来の軸受と比較し温度が上昇しにくい。そのため旧来軸受が焼損して使用できなかった回転数にも対応可能である。これにより、蒸気タービンや、ガスタービン,遠心圧縮機などの回転機械の高速化及び高荷重化が可能となる。
図15は本発明の他の実施例を示す軸受の縦断面図である。
実施例4と同様の構成部分については説明を省略し、以下、実施例4と異なる構成箇所について説明する。
本実施例では、軸受台金104aに設けられた給油路107の内周側は、冷却溝106とのみ連通している。
また、上側軸受ライナー103bは外周面に周方向にそって冷却溝132を有する。冷却溝132は、上側軸受部102bと下側軸受部102aを締結部材で一体化した際には、下側軸受ライナー103aの潤滑油導入路108bに連通するように設けられている。また下側軸受ライナーの合わせ面130aと、対面する上側軸受ライナーの合わせ面130c(図示せず)近傍には、軸受ライナー内周側の摺動面127b及び冷却溝132と連通する潤滑油導入孔134が設けられている。
よって、軸受部102外部から給油ポンプにより給油された潤滑油は給油孔131,供給路107を通過して全量が冷却溝106に流入する。また冷却溝106に流入した潤滑油は下側軸受102aを冷却した後、一部は潤滑油導入路108bを介して摺動面127a上に流入する。また残りの潤滑油は潤滑油導入路108bに連通する冷却溝132に流入し、冷却溝132に連通する潤滑油導入孔134より、上側軸受102bの摺動面127bに流入する。
なお、実施例4と同様に冷却溝106には乱流促進構造114が設けられている。乱流促進構造114は、軸受温度最高部よりも、冷却溝106内を流れる潤滑油の流れ方向上流側に設けられている。
または乱流促進構造114は、下側軸受102aの周方向において、破線で示したロータ軸心133を通る垂線からロータ回転方向に30°以上の位置に設けられている。
次に本実施例の作用効果を図15に基づいて説明する。
図15の矢印は潤滑油の流れを示している。潤滑油は、軸受外部から給油孔131を通過して給油路107に供給され、全量が冷却溝106を通り下側軸受102を冷却する。また、実施例4と同様に、冷却溝106には、乱流促進構造114が一箇所または複数箇所けられており、乱流促進体117により流れが乱され、潤滑油の熱伝達性が向上する。
本実施例では、給油路107から供給された潤滑油を全て冷却溝106に供給する構造とすることで、実施例4と比較すると潤滑油の流速が向上し、潤滑油が流れを乱す乱流促進構造114を通過するとき、より熱伝達の向上が期待できる。よって、従来の軸受と比較し温度が上昇しにくく、旧来軸受が焼損して使用できなかった回転数にも対応可能である。これにより、蒸気タービンや、ガスタービン,遠心圧縮機などの回転機械の高速化及び高荷重化が可能となる。
図16は本発明のジャーナル軸受を適用した回転機械の具体例として蒸気タービンに適用した例を示す。
高圧タービン122及び低圧タービン123を有する一軸式の蒸気タービンにおいては、一般的に高圧タービンロータ124と低圧タービンロータ125が存在し、これらのロータと発電機126が一本の軸に連結されている。蒸気タービンにおいては効率の向上のため、ロータの翼の長翼化に伴う軸径の増大などにより重量が増してきており、このような蒸気タービンでは各ロータを二つの軸受で支える(a)のように軸受25を配置することが多い。
しかしながら、本発明によるジャーナル軸受を使用することで従来よりも高荷重を支えることが可能となり、(b)に示すようにロータ間の軸受数を1つにすることが可能となる。これにより、タービンの全長を短縮することが可能となり、タービン建屋の小型化、また軸受の個数を減らせることからメンテナンス性の向上といったメリットがある。
本発明の一実施例を示す縦断面図である。 図1の縦断面図である。 本発明の軸受の給油状態の説明図である。 油膜圧力と温度分布を説明する図である。 本発明の他の実施例を説明する図である。 本発明の他の実施例を説明する図である。 図6の縦断面図である。 本発明の一実施例を示す縦断面図である。 図8における下側軸受の斜視図である。 潤滑油の流れを乱す構造の設置例を説明する下側軸受の斜視図である。 潤滑油の流れを乱す乱流促進体の一例を示す図である。 潤滑油の流れを乱す乱流促進体の一例を示す図である。 本発明の軸受通油孔の流れを乱す構造体を示す図である。 回転機械高速化における本軸受採用のメリットを説明するグラフである。 本発明の一実施例を示す図である。 本発明の軸受を適用した回転機械を説明する図である。 従来の軸受構造を示す縦断面図である。 温度分布とその位置関係を説明する図である。
符号の説明
1 軸
2 軸受
2a 下半軸受
2b 上半軸受
3a,3b,103a,103b 軸受ライナー
4a,4b,104a,104b 軸受台金
5,105 軸受メタル
6,7,106,109,132 冷却溝
8a,8b 給油ポケット
9 油ポケット
10,131 給油孔
11,110 オイルポケット
12,111 排油孔
13,112 潤滑油排出孔
14,113 潤滑油逃がし溝
15,128 球面座
16,127a,127b 摺動面
17 給油穴
18 空隙部
19 潤滑油ポケット
101 回転軸
102a 下側軸受
102b 上側軸受
107 給油路
108a,108b 潤滑油導入路
114 乱流促進構造
115 摺動面側内壁
116 側壁
117a,117b 乱流促進体
118 取付け溝
119a,119b 構造体
120 側壁挿入部位
121 内壁挿入部位
122 高圧タービン
123 低圧タービン
124 高圧タービンロータ
125 低圧タービンロータ
126 発電機
129a,129b,130a,130b,130c 合わせ面
133 ロータの軸心
134 潤滑油導入孔
135 接線

Claims (5)

  1. 回転機械のロータを支持するジャーナル軸受装置において、
    前記ジャーナル軸受装置の軸受部は、軸受台金と、該軸受台金の内周側に設けられる軸受ライナーとを備え、
    前記軸受台金,前記軸受ライナーはそれぞれ上下方向に2分割されており、
    下側の前記軸受台金は、潤滑油が前記軸受台金外周側から内周側に向かって通油する給油路を有し、
    下側の前記軸受ライナーは、前記給油路及び前記軸受ライナーの内周側の摺動面に連通する第1の潤滑油導入路と、前記軸受ライナー外周面の周方向に沿って設けられ、前記第1の潤滑油導入路に連通し、前記給油路から給油された潤滑油の一部が通油する冷却溝と、該冷却溝及び前記軸受ライナーの内周側の摺動面に連通し、前記冷却溝を通過した潤滑油が通油する第2の潤滑油導入路とを有し、
    前記給油路は、前記第1の潤滑油導入路を介して前記冷却溝に給油した潤滑油の流れ方向が前記ロータの回転方向と逆向きとなる位置に設けられており、
    前記冷却溝は、溝内を通油する潤滑油の流れを乱す乱流促進体を有し、
    前記乱流促進体は、軸受温度最高部よりも潤滑油流れ方向上流側に設けられている
    ことを特徴とするジャーナル軸受装置。
  2. 回転機械のロータを支持するジャーナル軸受装置において、
    前記ジャーナル軸受装置の軸受部は、軸受台金と、該軸受台金の内周側に設けられる軸受ライナーとを備え、
    前記軸受台金,前記軸受ライナーはそれぞれ上下方向に2分割されており、
    下側の前記軸受台金は、潤滑油が前記軸受台金外周側から内周側に向かって通油する給油路を有し、
    下側の前記軸受ライナーは、前記軸受ライナー外周面の周方向に沿って設けられ、前記給油路に連通し、前記給油路から給油された潤滑油が通油する第1の冷却溝と、該第1の冷却溝及び前記軸受ライナーの内周側の摺動面に連通し、前記第1の冷却溝を通過した潤滑油が通油する潤滑油導入路とを有し、
    上側の前記軸受ライナーは、前記軸受ライナー外周面の周方向に沿って設けられ、前記潤滑油導入路と連通し、前記第1の冷却溝を通過した潤滑油の一部が前記潤滑油導入路を介して通油する第2の冷却溝と、該第2の冷却溝及び前記軸受ライナー内周側の摺動面と連通し、前記第2の溝を通過した潤滑油が通油する潤滑油導入孔とを有し、
    前記給油路は、前記第1の溝に給油した潤滑油の流れ方向が前記ロータの回転方向と逆向きとなる位置に設けられており、
    前記冷却溝は、溝内を通油する潤滑油の流れを乱す乱流促進体を有し、
    前記乱流促進体は、軸受温度最高部よりも潤滑油流れ方向上流側に設けられている
    ことを特徴とするジャーナル軸受装置。
  3. 回転機械のロータを支持するジャーナル軸受装置において、
    前記ジャーナル軸受装置の軸受部は、軸受台金と、該軸受台金の内周側に設けられる軸受ライナーとを備え、
    前記軸受台金,前記軸受ライナーはそれぞれ上下方向に2分割されており、
    下側の前記軸受台金は、潤滑油が前記軸受台金外周側から内周側に向かって通油する給油路を有し、
    下側の前記軸受ライナーは、前記給油路及び前記軸受ライナーの内周側の摺動面に連通する第1の潤滑油導入路と、前記軸受ライナー外周面の周方向に沿って設けられ、前記第1の潤滑油導入路に連通し、前記給油路から給油された潤滑油の一部が通油する冷却溝と、該冷却溝及び前記軸受ライナーの内周側の摺動面に連通し、前記冷却溝を通過した潤滑油が通油する第2の潤滑油導入路とを有し、
    前記給油路は、前記第1の潤滑油導入路を介して前記冷却溝に給油した潤滑油の流れ方向が前記ロータの回転方向と逆向きとなる位置に設けられており、
    前記冷却溝は、溝内を通油する潤滑油の流れを乱す乱流促進体を有し、
    前記乱流促進体は、前記下側軸受ライナーの周方向において、前記ロータの軸心を通る垂線から前記ロータの回転方向30°以上の位置に設けられている
    ことを特徴とするジャーナル軸受装置。
  4. 回転機械のロータを支持するジャーナル軸受装置において、
    前記ジャーナル軸受装置の軸受部は、軸受台金と、該軸受台金の内周側に設けられる軸受ライナーとを備え、
    前記軸受台金、前記軸受ライナーはそれぞれ上下方向に2分割されており、
    下側の前記軸受台金は、潤滑油が前記軸受台金外周側から内周側に向かって通油する給油路を有し、
    下側の前記軸受ライナーは、前記軸受ライナー外周面の周方向に沿って設けられ、前記給油路に連通し、前記給油路から給油された潤滑油が通油する第1の冷却溝と、該第1の冷却溝及び前記軸受ライナーの内周側の摺動面に連通し、前記第1の冷却溝を通過した潤滑油が通油する潤滑油導入路とを有し、
    上側の前記軸受ライナーは、前記軸受ライナー外周面の周方向に沿って設けられ、前記潤滑油導入路と連通し、前記第1の冷却溝を通過した潤滑油の一部が前記潤滑油導入路を介して通油する第2の冷却溝と、該第2の冷却溝及び前記軸受ライナー内周側の摺動面と連通し、前記第2の溝を通過した潤滑油が通油する潤滑油導入孔とを有し、
    前記給油路は、前記第1の溝に給油した潤滑油の流れ方向が前記ロータの回転方向と逆向きとなる位置に設けられており、
    前記冷却溝は、溝内を通油する潤滑油の流れを乱す乱流促進体を有し、
    前記乱流促進体は、前記下側軸受ライナーの周方向において、前記ロータの軸心を通る垂線から前記ロータの回転方向30°以上の位置に設けられている
    ことを特徴とするジャーナル軸受装置。
  5. 請求項1乃至4記載いずれかのジャーナル軸受装置において、
    前記乱流促進体は、前記軸受ライナーを構成する部材より熱伝導性のよい部材で構成されていることを特徴とするジャーナル軸受装置。
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