JP2010116341A - パウダースプレー化粧料 - Google Patents

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Toyoki Tsuchikura
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Abstract

【課題】粉体の分散性を向上させ、さらに沈降速度を抑制させる一方で、再分散性を向上させることが可能なパウダースプレー化粧料を提供する。
【解決手段】下記成分A、BおよびC:A親水性球状粉体、Bポリエーテル変性シリコーン、C噴射剤、を含有するパウダースプレー化粧料であって、成分Bが40質量%デカメチルシクロペンタシロキサン溶液としたときの25℃における粘度が1×10〜1×10mPa・sであるパウダースプレー化粧料。
【選択図】なし

Description

本発明は、パウダースプレー化粧料に関する。
汗によるべたつきや臭いの発生を防止するデオドラント製品としては、汗のべたつき感をなくすことを目的として粉体が配合されたパウダースプレー剤が広く用いられている。一般に、粉体を含有するパウダースプレー剤は、粉体および油剤等の有効成分を、噴射剤に分散させた組成物をスプレー容器内に充填したものである。該スプレー容器を静置すると、粉体は容器の底に沈降するため、使用前にスプレー容器を振とうすることにより粉体を再分散させる必要がある。
特許文献1には、このような用途に好適な(a)疎水性球状粉体、及び(b)HLBが6以下であり、且つ25℃における粘度が500mm2/s以上であるポリエーテル変性シリコーンを含有するデオドラントスプレー組成物が開示されている。
特許文献2には、(a)特定の構造を有するポリオキシアルキレン変性シリコーンの一種または二種以上 0.5〜10質量%;および(b)揮発性油分 20〜90質量%を含み、30℃におけるB型粘度計の粘度が20000mPa・s以下であり、実質的に水を含まないことを特徴とする液状化粧料が開示されている。
特許文献3には、環状シリコーン4〜6量体、軽質流動イソパラフィン及び流動イソパラフィンからなる群より選ばれる一種以上を0.5〜40重量%と、モノイソステアリン酸ソルビタン及び/又はモノイソステアリン酸ジグリセリルを0.1〜3重量%と、特定の構造を有するポリエーテル変性シリコーンを0.1〜3重量%と、水を30〜70重量%含有する油中水型乳化組成物を原液とし、原液と噴射剤の重量比が90:10乃至3:97であることを特徴とするエアゾール組成物が開示されている。
特開2005−187337号公報 特開2008−031045号公報 特開2000−080017号公報
ところで、特許文献1では疎水性粉体が用いられているが、制汗スプレー化粧料への適用の観点から、親水性粉体の使用が期待されている。たとえば親水性粉体は汗を吸って蒸散させる機能に優れるため、発汗後の感触改善効果が高く、また、皮膚上での残留性がよいため、好感触が持続しやすい。しかしながら、親水性粉体は疎水性粉体に比べて一般に凝集しやすく、またパウダースプレー化粧料に用いる場合には製造時に強い攪拌を与えることが実質できないため、この用途に対して使用時に十分な分散性を持たせることが困難であることが多い。粉体の分散性が悪い状態でパウダースプレー剤を使用した場合、各成分が均一に噴射されず、デオドラント効果が不十分なものになるという問題が生じる。また、粉体が均一に噴射されないことに伴って、粉体の凝集等により、皮膚上で白く残ってしまうこと(白残り)がある。
また、通常の化粧料においては、系を増粘させることで粉体を分散させた状態を保つことが行われるが、パウダースプレーにおいては良好なスプレー性と好感触を得るために系を増粘させることができず、そのため保存時には粉体が沈降した状態を取らざるを得ない。パウダースプレーにはこのような独特の事情があるため、使用直前に軽い振とうによって再分散でき、かつ、短時間では沈降しない性質が求められる。つまり、粉体を十分に再分散させ、且つ再分散させた粉体が再び沈降する前にパウダースプレー化粧料を噴射できることが、所望の性能を発現するために重要である。
このため、特に制汗スプレー化粧料においては、粉体の分散性向上に加えて、沈降速度の抑制、さらに、再分散性の向上が求められている。
本発明者らは、親水性球状粉体、特定のポリエーテル変性シリコーン及び噴射剤を用いてパウダースプレー化粧料を構成することにより、好適なパウダースプレー化粧料が得られることを見出した。
すなわち本発明は下記成分A、BおよびC:
A親水性球状粉体、
Bポリエーテル変性シリコーン、
C噴射剤、
を含有するパウダースプレー化粧料であって、
成分Bが40質量%デカメチルシクロペンタシロキサン溶液としたときの25℃における粘度が1×10〜1×10mPa・sであるパウダースプレー化粧料を提供するものである。
本発明によれば、粉体の分散性に優れ、沈降が好適に抑制される一方で、再分散性も良好なパウダースプレー化粧料が提供される。
以下、本発明について説明する。
本発明で用いる成分Aは、親水性球状粉体である。ここで、親水性とは、100mlのスクリュー管に水を50ml導入し、さらに粉体0.1gを投入してよく振り混ぜたとき、分散状態を維持することができる性質をいう。例えば、粉体が水の表面にて浮いたり、水中で凝集する場合には、その粉体は親水性があるとは言わない。
このような親水性球状粉体としては、シリカ、酸化亜鉛等の無機粉体あるいはこれらの複合粉体、アクリル酸系共重合体、ウレタン樹脂等の有機粉体が挙げられる。これらのうち、分散性の向上、沈降速度の抑制および再分散性の向上に加えて、良好ななめらかさ・さらさら感および噴射時の粉舞いの抑制の観点から、アクリル酸系共重合体の樹脂粒子が好ましい。
このようなアクリル酸系重合体の樹脂粒子は、カルボキシル基を有する単量体と(メタ)アクリル酸エステルから選ばれる少なくとも1種の単量体とを含む単量体成分を共重合したものである。さらに、架橋(メタ)アクリル酸エステル系樹脂粒子が好ましい。
カルボキシル基を有する単量体としては、(メタ)アクリル酸、マレイン酸、フマル酸、クロトン酸、イタコン酸等が挙げられる。これらは複数種組み合わせて用いてもよい。全単量体成分中のカルボキシル基を有する単量体の割合は、良好な粉体の感触(なめらかさ、さらさら感)を得、適度な汗の蒸散性や感触の持続性を得る観点から、0.1〜30質量%が好ましく、1〜10質量%がより好ましい。
また、(メタ)アクリル酸エステルとしては、アルキル基の炭素数が1〜18の(メタ)アクリル酸アルキルが好ましい。具体的には、(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸n−ブチル、(メタ)アクリル酸イソブチル、(メタ)アクリル酸2−エチルヘキシル、(メタ)アクリル酸ラウリル、(メタ)アクリル酸ステアリル等が挙げられる。これらの中でも、(メタ)アクリル酸ブチル、(メタ)アクリル酸ラウリル、(メタ)アクリル酸ステアリル等のアルキル基の炭素数が4〜18の(メタ)アクリル酸アルキルが特に好ましい。これらは複数種組み合わせて用いてもよい。全単量体成分中の(メタ)アクリル酸エステルの割合は、30〜98質量%が好ましく、50〜85質量%がより好ましい。
なお、本明細書において、「(メタ)アクリル」とは、アクリル及びメタクリルの両方を含む概念である。
アクリル酸系重合体の樹脂粒子に含有されるカルボキシル基の一部は中和されていてもよい。中和のための塩基は、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、アンモニア等の無機塩基が好ましいが、アミン類、塩基性アミノ酸等の有機塩基も用いることができる。中和度は0〜30%が好ましく、0〜20%が特に好ましい。
尚、ここで中和度とは、カルボキシル基を有する単量体のカルボキシル基のモル数に対する、添加された塩基のモル数の比を、百分率で表したものである。
本発明の単量体成分は架橋剤として、ビニル基を2個以上有する架橋性単量体を含むことが好ましい。
このような架橋性単量体としては、エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ジエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、トリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、デカエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ペンタデカエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、1,3−ブチレングリコールジ(メタ)アクリレート、1,4−ブタンジオールジ(メタ)アクリレート、1,6−ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレート、グリセリンジ(メタ)アクリレート、(メタ)アクリル酸アリル、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート、フタル酸ジエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、カプロラクトン変性ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート、カプロラクトン変性ヒドロキシピバリン酸エステルネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート、ポリエステル(メタ)アクリレート、ウレタン(メタ)アクリレート等の(メタ)アクリル酸エステル系架橋性単量体、ジビニルベンゼン、ジビニルナフタレン及びこれらの誘導体等の芳香族ジビニル系単量体が挙げられる。これらは1種あるいは2種以上組み合わせて用いてもよい。
これらの架橋性単量体の中でも、エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ジエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、トリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、1,3−ブチレングリコールジ(メタ)アクリレート、1,4−ブタンジオールジ(メタ)アクリレート、1,6−ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレート等の(ポリ)アルキレングリコールジ(メタ)アクリレート、カプロラクトン変性ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート、カプロラクトン変性ヒドロキシピバリン酸エステルネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート、ポリエステル(メタ)アクリレートが、皮膚刺激が低いため、化粧料等の用途に特に適している。これらの架橋性単量体の割合は、良好ななめらかさやさらさら感を得る観点から、単量体成分全量に対し、5〜50質量%が好ましく、10〜40質量%がより好ましい。
本発明においては、本発明の効果を阻害しない範囲内において、(メタ)アクリル酸エステル、カルボキシル基を有する単量体、架橋性単量体以外に、これらと共重合可能な他の単量体を共重合させることができる。共重合可能な単量体として、スチレン、(メタ)アクリロニトリル、(メタ)アクリルアミド、酢酸ビニル、ビニルピロリドン、片末端(メタ)アクリロイル変性ポリシロキサン等が挙げられる。
成分Aの親水性球状粉体の含有量は、噴射剤を含む全量中、0.01〜25質量%とすることが好ましく、0.1〜10質量%とすることがより好ましい。特に、皮膚上の白残りが抑制され、且つさらさらとした感触が得られる点から、成分Aの含有量を0.5〜5質量%とすることが好ましい。
また、成分Aの親水性球状粉体が表面に下記式(1)で表されるリン酸エステル化合物を有することが好ましい。これにより、親水性球状粉体は、疎水性媒体に対し良好な分散性を有し、更になめらかでさらさら感を持つ樹脂粒子を得ることができる。特に、アクリル酸系重合体の樹脂粒子において、その表面の少なくとも一部が下記式(1)で表されるリン酸エステル化合物で被覆されていることが好ましい。ここで、被覆とは、少なくとも樹脂粒子表面の一部に存在することを意味する。
Figure 2010116341
式(1)において、R1は炭素数8〜23の1価炭化水素基、R2及びR3はそれぞれ独立に、M1O−(M1は水素原子又はカチオン)又はR1−O(AO)n−で表される基、Aは炭素数2〜4のアルキレン基、nはオキシアルキレン基の平均付加モル数を示す0〜40の数を示す。n個のAは同一でも異なっていても良い。
1としては、炭素数8〜23のアルキル基又はアルキルアリール基が好ましく、炭素数8〜23のアルキル基又はモノアルキル(炭素数2〜17)フェニル基がより好ましく、炭素数8〜23のアルキル基が更に好ましい。Aとしては、炭素数2〜3のアルキレン基が好ましく、エチレン基がより好ましい。またエチレン基とプロピレン基の両方を有していてもよい。nは1〜34が好ましく、2〜12がより好ましく、2〜6がさらに好ましい。M1で示されるカチオンとしては、アルカリ金属、アンモニウム、総炭素数1〜22のアルキル若しくはアルケニルアミン、総炭素数1〜22のアルカノールアミン、塩基性アミノ酸等のカチオンが挙げられ、リチウム、ナトリウム、カリウム等のアルカリ金属イオンが好ましく、ナトリウムイオンが特に好ましい。
式(1)で表されるリン酸エステル化合物は、リン酸モノエステル、リン酸ジエステル、リン酸トリエステルの単独又は混合物のいずれでも良いが、リン酸ジエステル又はリン酸トリエスエルである場合は、リン原子に結合している2個又は3個のR1−O(AO)n−で示される基は同じ基であることが好ましい。
このようなリン酸エステル化合物としては、例えばポリオキシエチレンノニルフェニルエーテルリン酸、ポリオキシエチレンオクチルフェニルエーテルリン酸、ポリオキシエチレントリデシルエーテルリン酸、ポリオキシエチレンセチルエーテルリン酸、ポリオキシエチレンラウリルエーテルリン酸、ポリオキシエチレンジノニルフェニルエーテルリン酸、ポリオキシエチレン−2−エチルヘキシルエーテルリン酸、ポリオキシエチレンオクタデシルエーテルリン酸、ポリオキシエチレン−2−オクチルドデシルエーテルリン酸、ポリオキシエチレンドデシルフェニルエーテルリン酸、リン酸ジセチル、リン酸ジラウリル、リン酸−2−ヘキシルデシルアルギニン中和物、リン酸トリス(エトキシエトキシエチル)、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンオクチルエーテルリン酸等が挙げられる。
これらの一部は、リン酸、リン酸モノエステル、リン酸ジエステル、リン酸トリエステルの混合物として販売されているが、リン酸/モノエステル/ジエステル/トリエステルの重量混合比は任意の割合で使用できる。またこれらの一部は中和されていてもよい。
リン酸エステル化合物は、上記単量体成分の共重合前に添加してもよいし、単量体成分の共重合後に添加してもよい。また、単量体成分を共重合し、更に乾燥して得られた樹脂粒子に添加してもよい。
成分Aの親水性球状粉体中のリン酸エステル化合物の割合は、良好な疎水性媒体への分散性及び使用感を得る観点から、樹脂粒子100質量部に対して、0.1〜30質量部が好ましく、1〜25質量部がより好ましく、2〜20質量部が特に好ましい。
また、成分Aのうち、特にアクリル酸系重合体の樹脂粒子を用いる場合、よりなめらかでさらさら感を持つ樹脂粒子を得る観点から、さらに表面の少なくとも一部が、スルホン酸(塩)基を有する界面活性剤で被覆されていることが好ましい。
スルホン酸(塩)基を有する界面活性剤としては、特開2003−146826号公報段落番号0032〜0036に記載されているものなどが挙げられる。中でも、炭素数5〜30のアルキル基又はアルケニル基を有し、1分子内に平均0.5〜25モルのアルキレンオキサイドを付加していてもよいアルキル又はアルケニルエーテルスルホン酸又はその塩、及び炭素数5〜30のアルキル基又はアルケニル基を有するアシル化タウリン又はその塩が好ましく、下記一般式(2)で表される化合物が特に好ましい。
4CONR5CH2CH2SO32 (2)
[式中、R4は置換基を有していてもよい炭素数5〜30のアルキル基又はアルケニル基、R5は水素原子又はメチル基、M2は水素原子又はカチオンを示す。]
一般式(2)において、R4としては、炭素数5〜23のアルキル基又はアルケニル基が好ましい。具体例としては、ペンチル、ヘプチル、オクチル、ノニル、デシル、ウンデシル、トリデシル、ペンタデシル、ヘプタデシル、ノナデシル、ヘンエイコシル、トリコシル、ノネニル、ウンデセニル、トリデセニル、ペンタデセニル、ヘプタデセニル、ノナデセニル等が挙げられ、特に炭素数が11〜17のアルキル基又はアルケニル基が好ましい。また、アルキル基又はアルケニル基の置換基としては、水酸基、カルボキシル基、エステル基、エーテル基、アミド基等が挙げられる。
2で示されるカチオンとしては、上記M1で示されるカチオンと同じカチオンが挙げられ、リチウム、ナトリウム、カリウム等のアルカリ金属イオンが好ましく、ナトリウムイオンが特に好ましい。
アクリル酸系重合体の樹脂粒子中のスルホン酸(塩)基を有する界面活性剤の割合は、樹脂粒子100質量部に対して、0.01〜50質量部が好ましく、0.01〜10質量部がより好ましく、0.1〜5質量部が特に好ましい。
アクリル酸系重合体の樹脂粒子の製造法は特に限定されないが、例えば、(メタ)アクリル酸エステルと、カルボキシル基を有する単量体を含む単量体成分を共重合して得られた樹脂粒子に、式(1)のリン酸エステル化合物を接触させる工程を含む方法(以下方法1という)、式(1)のリン酸エステル化合物を分散剤として用い、(メタ)アクリル酸エステルと、カルボキシル基を有する単量体を含む単量体成分を共重合する方法(以下方法2という)が挙げられる。
重合は、水性懸濁重合、乳化重合、シード重合、分散重合等の方法で行うことができ、容易に樹脂粒子が得られるという観点から、水性懸濁重合が好ましい。
重合に用いられる重合開始剤としては、例えば過酸化ベンゾイル、過酸化ラウロイル、過酸化オクタノイル、オルソクロロ過酸化ベンゾイル、メチルエチルケトンパーオキサイド、ジイソプロピルパーオキシジカーボネート、クメンハイドロパーオキサイド、t−ブチルハイドロパーオキサイド等の油溶性過酸化物、2,2'−アゾビスイソブチロニトリル、2,2'−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル)などの油溶性アゾ化合物が挙げられる。重合開始剤の添加量は、単量体混合物全量に対し0.1〜10質量%が好ましい。
水性懸濁重合は、単量体を含む相と水相を混合した後、撹拌しながら昇温して行われる。この際、上記方法1では、スルホン酸(塩)基を有する界面活性剤を分散剤として用いて共重合することが好ましく、方法2では式(1)のリン酸エステル化合物を分散剤として用いて共重合する。方法1においては、重合後に樹脂粒子の分散液に式(1)のリン酸エステル化合物を加えて、樹脂粒子にリン酸エステル化合物を接触させる。接触させる際の分散液の温度は特に限定されないが、0〜100℃が好ましく、10〜90℃がより好ましい。
その後、溶媒を除去することにより、樹脂粒子の表面上に、リン酸エステル化合物、又はリン酸エステル化合物およびスルホン酸(塩)基を有する界面活性剤を被覆せしめることができる。
また、リン酸エステル化合物との接触は、上記のように水分散液中で行うほか、乾燥後の乾燥粉体に接触させて行うこともできる。乾燥は凍結乾燥を行ってもよく、あるいは加熱することで行うこともできる。乾燥する際の温度は、特に限定されないが、0〜300℃が好ましく、20〜200℃がより好ましい。乾燥して得られた粉体にリン酸エステル化合物を添加する際の温度も特に限定されないが、0〜100℃が好ましく、10〜90℃がより好ましい。
重合温度や重合時間は特に限定されるものではないが、重合温度は40〜100℃、重合時間は1〜15時間が好ましい。
成分Aの親水性球状粉体の平均粒径は、きしみ感を低減するという観点から、1μm以上が好ましく、1.5μm以上がより好ましい。一方、ざらつきを抑え、更に皮膚定着性を向上させる観点から、10μm以下が好ましく、8μm以下がより好ましく、6μm以下が更に好ましい。
尚、平均粒径は、レーザー回折型粒径分布測定装置(例えば、堀場製作所製 LA−920)を用い、粒子の水懸濁液を室温(20℃)において相対屈折率1.1にて重量平均粒径を測定することで求めることができる。
樹脂粒子の平均粒径は、単量体と水との混合条件及び撹拌条件、並びに分散剤の組成及び量をコントロールすることで適宜決定することができる。混合条件及び撹拌条件のコントロールは、例えば、ホモジナイザー、回転羽根と器壁あるいは回転羽根同士のギャップにかかる高シェアーを利用した乳化分散機を使用したり、超音波分散機を用いて分散したり、セラミックミクロ多孔膜に単量体水溶液を加圧して通し分散媒に圧入したりして行うことができる。
また、本発明で用いる成分Bは、40質量%デカメチルシクロペンタシロキサン溶液としたときの25℃における粘度が1×10〜1×10mPa・s、好ましくは5×10〜6×10mPa・s、より好ましくは7×10〜6×10mPa・sであるポリエーテル変性シリコーンである。具体的には、例えばポリオキシエチレン・メチルポリシロキサン共重合体、ポリ(オキシエチレン・オキシプロピレン)メチルポリシロキサン共重合体等が挙げられ、ペンダント型変性、片末端型変性、両末端型変性いずれでも構わない。
このようなポリエーテル変性シリコーンは、適度な界面活性能を有し、成分Aの親水性球状粉体を再分散させるときに均一な分散状態を生じさせ、かつそのような良好な分散状態を長く持続させることができる。ポリエーテル変性シリコーンとしては、親水親油バランス(Hydrophile−Lipophile−Balance:HLB)が1〜7、好ましくは2〜5であるものが好ましく用いることができる。このようなポリエーテル変性シリコーンを用いることにより、成分Aを再分散させるときに、凝集させることなく、パウダースプレー化粧料中に均一に分散させることができる。ここで、25℃における粘度は、B型粘度計(No.3ローター、12rpm(10000mPa・s未満)またはNo.4ローター、6rpm(10000mPa・s以上))により測定することができる。本発明に好適に用いられるポリエーテル変性シリコーンは通常のものに比べて、きわめて高い粘度を有するものである。そのため、粘度は希釈して測定する。すなわち、ポリエーテル変性シリコーン純分の濃度(溶液状態で市販されているものを使用する場合には、その溶液濃度から換算して)が40質量%になるよう、適宜濃度調整して測定する。
成分Bのポリエーテル変性シリコーンの含有量は、成分Aの親水性球状粉体の分散性を効果的に向上させるためにはある程度以上の量とすることが必要であるが、パウダースプレー化粧料を塗布した時の肌感触を良好にするためには過量としないことが好ましい。かかる観点から、噴射剤を含む全量中、ポリエーテル変性シリコーンを0.0005〜2.5質量%とすることが好ましく、0.0025〜0.5質量%、更には0.005〜0.15質量%とすることが特に好ましい。
また、パウダースプレー化粧料中の親水性球状粉体(成分A)とポリエーテル変性シリコーン(成分B)の質量比((A):(B))は、粉体成分の分散性とパウダースプレー化粧料を塗布した時の肌感触の点から、5000:1〜2:1であることが好ましく、より好ましくは1000:1〜3:1、特に好ましくは500:1〜10:1である。
本発明で用いる成分Cは、噴射剤であり、例えばフロン134a、フロン113等のフロンガス;プロパン、イソブタン、イソペンタン等の炭化水素系ガス;ジメチルエーテル等の液化ガス;炭酸ガス、及び窒素ガス等が挙げられる。特に炭化水素系ガスの混合物であるLPGが好適に用いられる。噴射剤の含有量は、通常、噴射剤を含む全量中60〜99質量%程度とする。
また、本発明のパウダースプレー化粧料においては、再分散性をさらに向上させるという観点から、成分Dとしてタルクを含有させることができる。通常、タルクは感触剤として用いられるが、タルクの含有量が大きすぎるとスプレー化粧料での粉体成分の分散性を損なうおそれがある。ここでは、タルクは、感触剤としての使用量よりは小さい量、例えばパウダースプレー化粧料の全量に対して0.01〜1質量%、好ましくは0.03〜1質量%、より好ましくは0.05〜0.5質量%の量で用いることができる。
本発明のパウダースプレー化粧料においては、成分E1として殺菌剤及び/または成分E2として制汗剤を含有させることができる。このような成分E1、E2としては、従来からデオドラント剤に一般的に用いられているものが挙げられる。殺菌剤としては、例えば、トリクロサン、イソプロピルメチルフェノール、安息香酸、塩化ベンザルコニウム、トリクロロカルバニリド等が挙げられる。また、制汗剤としては、アルミニウムヒドロキシクロライド、アルミニウムジルコニウム複合塩、塩化アルミニウム、ミョウバン等が挙げられる。殺菌剤と制汗剤とは組み合わせて用いても良い。本発明のパウダースプレー化粧料においては、噴射剤を含む全量中に、殺菌剤(成分E1)は0.005〜0.1質量%、制汗剤(成分E2)は0.01〜5質量%含有させることが好ましい。
また、本発明のパウダースプレー化粧料においては、成分Fとして成分B以外の油剤を含有してもよい。特に25℃で液状の油剤を含有することが好ましく、これによって粉体成分の皮膚上での白残りをさらに抑制する効果が得られる。
25℃で液状の油剤(成分F)としては、例えば、25℃で1×10mm2/s以下のジメチルシリコーン、デカメチルシクロペンタシロキサン、メチルフェニルシリコーン等のシリコーン油、スクワラン、流動パラフィン等の炭化水素類、グリセリン、1,3−ブチレングリコール、1,4−ブチレングリコール、ポリプロピレングリコール等の多価アルコール類、分岐脂肪酸類、イソプロピルアルコール、2−エチルブチルアルコール、イソステアリルアルコール等の分岐アルコール類、ミリスチン酸ミリスチル、ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸イソプロピル、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール等の脂肪酸エステル類、ミリスチン酸イソステアリン酸グリセリル等のジグリセライド、イソステアリン酸トリグリセライド、ヤシ油脂肪酸トリグリセライド等のトリグリセライド等が挙げられる。
このうち、25℃で1×10mm2/s以下のジメチルシリコーン、デカメチルシクロペンタシロキサン、メチルフェニルシリコーン等のシリコーン油、流動パラフィン等の炭化水素類、ポリプロピレングリコール等の多価アルコール類、及びミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸イソプロピル、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール等の分岐エステル油が好ましい。
これら油剤の含有量は、噴射剤を含む全量中、好ましくは0.1〜20質量%とし、さらに好ましくは0.5〜15質量%とする。0.1質量%以上とすることにより、十分な白残り抑制効果を発揮し、20質量%以下とすることにより、良好な肌感触が得られる。
本発明のパウダースプレー化粧料は本質的に水を含まない非水系の組成物であることが好ましい。好ましい水分量は3質量%以下、より好ましくは1質量%以下である。水分を含有すると、粉体の分散性が低下し、沈降速度が速まったり、再分散しづらくなったりする傾向がある。
さらに、本発明のパウダースプレー化粧料においては、必要に応じて、顔料、色素、香料、清涼剤、抗炎症剤、湿潤剤、酸化防止剤、安定剤等を本発明の効果を損なわない範囲内で適宜含有させることができる。
本発明のパウダースプレー化粧料は、常法により製造することができる。例えば、エアゾール容器の中に噴射剤(成分C)以外の成分を別々に装入した後、ノズルを圧着(クリンチ)密閉した後、噴射剤を充填し振とうすることにより製造することができる。超音波照射等の激しい分散手段をとることもできるが、本発明のパウダースプレー化粧料においては強い分散の必要はない。
以上のように、本発明においては、汗の蒸散機能の向上の観点から、疎水性球状粉体に換えて親水性球状粉体を用いるが、親水性球状粉体を特定の粘度を有するポリエーテル変性シリコーンにて分散させることにより、親水性球状粉体が凝集しやすいことによるハンドリングの悪さを解決する。これにより、パウダースプレー化粧料の中で粉体成分が良好に分散し、さらに沈降速度が抑制され、再分散性も良好となる。したがって、本発明のパウダースプレー化粧料は、スプレー剤の中でも高度の分散性を要求される制汗デオドラント剤の用途でも好適に使用することができる。
なお、特許文献2には、水性成分が関与すると急激に粘度が上昇するというポリエーテル変性シリコーンの特徴を利用し、化粧料の調製時には水分成分を関与させないで液状とし、皮膚や身体に対して均一に塗布させた後、水性成分を作用させて強固な化粧膜を形成する技術が開示されている。しかしながら、本発明のように、ポリエーテル変性シリコーンの界面活性能を活かして分散性を向上させることも、その性能を親水性球状粉体に対して良好に発揮させるために特定の粘度のポリエーテル変性シリコーンを用いることも記載されていない。
また、特許文献3には、特定のポリエーテル変性シリコーンを用いて構成される液状の油中水型乳化組成物および噴射剤を用いて得られるスプレー剤が開示されている。しかしながら、本発明のように、親水性球状粉体を用いて、この親水性球状粉体が凝集しやすいことについてのハンドリングの悪さを解決するために、特定の粘度のポリエーテル変性シリコーンを用いる技術は記載されていない。
実施例及び比較例における「%」は、特記しない限り「質量%」を意味する。
(製造例1)
(リン酸エステル化合物被覆樹脂粒子の製造)
ビーカーにラウリルメタクリレート(LMA)144g、エチレングリコールジメタクリレート(EGDMA)50g、メタクリル酸(MAA)6g、ラウロイルパーオキサイド6gを仕込み混合攪拌して溶解させた。ここにN−ステアロイル−N−メチルタウリンナトリウム(SMT)0.8gを溶解させたイオン交換水300gを加え、ホモミキサーで粒径が2.0μmになるまで分散させた。
4つ口フラスコにこの分散液を注ぎ込み、攪拌しながら窒素置換を30分行った。オイルバスによりフラスコ内部の温度を70℃まで加温し、70℃に達してから30分加熱を行った後、フラスコ内部の温度を80℃まで加温し、80℃に達してから1.5時間加熱を行った。この80℃の分散液に、ホスタファットKW340D[クラリアントジャパン社製、ポリオキシエチレン(PEO)(4)セチルエーテルリン酸ナトリウム(リン酸:モノエステル:ジエステル:トリエステル=15:10:50:25(質量比))]20gを加え、さらに2.5時間加熱を行った。その後、室温まで冷却し、樹脂粒子分散液を得た。該樹脂粒子分散液を凍結乾燥することにより、表1の単量体組成1の樹脂粒子を得た。得られた粒子は水に対して分散性を示した。
(製造例2)
(未被覆樹脂粒子の製造)
ビーカーにラウリルメタクリレート(LMA)164g、エチレングリコールジメタクリレート(EGDMA)30g、メタクリル酸(MAA)6g、ラウロイルパーオキサイド6gを仕込み混合攪拌して溶解させた。ここにN−ステアロイル−N−メチルタウリンナトリウム(SMT)1.0gを溶解させたイオン交換水300gを加え、ホモミキサーで粒径が2.2μmになるまで分散させた。
4つ口フラスコにこの分散液を注ぎ込み、攪拌しながら窒素置換を30分行った。オイルバスによりフラスコ内部の温度を70℃まで加温し、70℃に達してから30分加熱を行った後、フラスコ内部の温度を80℃まで加温し、80℃に達してから1.5時間加熱を行った。この80℃の分散液に1NのNaOH3.5gを滴下して中和を行い、さらに2.5時間加熱を行った。その後、室温まで冷却し、樹脂粒子分散液を得た。該樹脂粒子分散液を凍結乾燥することにより、表1の単量体組成2の樹脂粒子を得た。得られた粒子は水に対して分散性を示した。
Figure 2010116341
(評価方法)
以下に、後述する実施例および比較例で得られたスプレー剤の評価の方法について説明する。
<疎水性媒体への分散性>
各実施例または比較例にて得られたスプレー剤中の粒子の分散状態を観察し、下記の基準で分散性を4段階で評価した。
AA+:混合2日後に上下に振とうした際、粒子が均一に分散している。
AA :混合2日後に上下に振とうした際、粒子の凝集物が確認できるが、混合直後に超音波処理を15分行うと均一に分散する。
BB :混合2日後に上下に振とうした際、粒子の凝集物が確認でき、混合直後に超音波処理を15分行っても粒子の凝集物が確認できるが、さらに14日間静置した後には凝集物を認めない。
CC :混合2日後に上下に振とうした際、粒子の凝集物が確認でき、混合直後に超音波処理を15分行っても粒子の凝集物が確認できるが、さらに14日間静置後も凝集物が確認できる。
<沈降速度>
各実施例または比較例にて得られたスプレー剤容器を、振とうさせて、5分後の粉体分散状態を観察し、それぞれ下記の基準で分散性を3段階で評価した。
AA:粉体が均一に分散しており、媒体に透明層が認められない。
BB:粉体は一部沈殿し、媒体にも一部分散しており、上部に透明層が認められる。
CC:ほとんどすべての粉体が沈殿しており、媒体は透明層となっている。
<再分散性>
各実施例または比較例にて得られたスプレー剤の容器を遠心分離(700rpm、20分、25℃)にかけた後、この容器を振り幅約30cm、1往復/1秒で振り、沈降した粉体が再び均一に拡散するまでの回数に基づいて、それぞれ下記の基準で4段階で評価した。
AA+:100回未満
AA :100〜299回
BB :300〜499回
CC :500回以上
<なめらかさ・さらさら感>
各実施例または比較例にて得られたスプレー剤を上腕部に均一に適量塗布し、なめらかさとさらさら感を官能評価し、それぞれ下記の基準に従いスコア化した。
AA+:非常にすべりがよくなめらかで、非常にさらさらする。
AA :すべりがよくなめらかで、さらさらする。
BB :ややすべりが悪く、ざらつく。
CC :すべりが悪く、非常にざらつく。
<粉舞いのなさ>
各実施例または比較例にて得られたスプレー剤を上腕部に均一に適量塗布し、鼻・目等への刺激を官能評価し、それぞれ下記の基準に従いスコア化した。
AA+:鼻・目等への刺激を全く感じない。
AA :鼻・目等への刺激はあっても気にならない。
BB :鼻・目等への刺激がややあり、気になる。
CC :鼻・目等への刺激が強く、咳こんだりくしゃみが出る。
(実施例1〜9及び比較例1)
表2に示す組成にしたがって、以下に示す方法によりパウダースプレー化粧料を製造した。また、各実施例および比較例で得られたスプレー剤の評価を表3に示す。
ガラス製エアゾール容器の中に噴射剤(LPG)以外の成分を別々に装入した後、ノズルを圧着(クリンチ)し密閉した。そこへ所定量の噴射剤を充填し、容器を上下に振とうし、試験パウダースプレーとした。
Figure 2010116341
Figure 2010116341
表3によれば、実施例1〜9のパウダースプレー化粧料は、疎水性媒体への分散性、沈降抑制および再分散性の各物性に対して、バランスが良好であった。
(実施例10〜12及び比較例2)
表4に示す組成にしたがって、上述した方法によりパウダースプレー化粧料(制汗デオドラント剤)を製造した。また、各実施例および比較例で得られたスプレー剤の評価も併せて表4に示す。
Figure 2010116341

Claims (5)

  1. 下記成分A、BおよびC:
    A親水性球状粉体、
    Bポリエーテル変性シリコーン、
    C噴射剤、
    を含有するパウダースプレー化粧料であって、
    成分Bが40質量%デカメチルシクロペンタシロキサン溶液としたときの25℃における粘度が1×10〜1×10mPa・sであるパウダースプレー化粧料。
  2. 成分Aが表面に式(1)で表されるリン酸エステル化合物を有するものである請求項1記載のパウダースプレー化粧料。
    Figure 2010116341
    〔式中、R1は炭素数8〜23の1価炭化水素基、R2及びR3はそれぞれ独立に、−OM1(M1は水素原子又はカチオン)又は−O(AO)n−R1で表される基、Aは炭素数2〜4のアルキレン基、nはオキシアルキレン基の平均付加モル数を示す0〜40の数であり、n個のAは同一でも異なっていても良い。〕
  3. 成分Bが40質量%デカメチルシクロペンタシロキサン溶液としたときの25℃における粘度が5×10〜6×10mPa・sである、請求項1または2記載のパウダースプレー化粧料。
  4. さらに成分Dタルクを含有する請求項1〜3のいずれかに記載のパウダースプレー化粧料。
  5. さらに成分E1殺菌剤及び/またはE2制汗剤を含有する請求項1〜4のいずれかに記載のパウダースプレー化粧料。
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