JP5148151B2 - 樹脂粒子 - Google Patents
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Description
本発明の樹脂粒子は、(メタ)アクリル酸エステルから選ばれる少なくとも1種の単量体と、カルボキシル基を有する単量体を含む単量体成分を共重合してなり、表面の少なくとも一部がHLB2〜14の非イオン性界面活性剤で被覆されてなる、架橋(メタ)アクリル酸エステル系樹脂粒子である。
なお、本明細書において、「(メタ)アクリル」とは、アクリル及びメタクリルの両方を含む概念である。
化合物(1)において、R1は炭素数7〜22の1価炭化水素基、R2は水素原子又は−CO−R1で表される基、mは1〜10の数を示すが、R1としては、炭素数7〜22のアルキル基又はアルキルアリール基が好ましく、炭素数7〜22のアルキル基又はモノアルキル(アルキル基の炭素数1〜16)フェニル基がより好ましく、炭素数7〜22のアルキル基が更に好ましい。mは1〜6の数が好ましい。化合物(1)中の複数個のR2は同一でも異なっていても良いが、R2が−CO−R1で表される基である時は、R1は同じ基であることが好ましい。
[式中、R4は置換基を有していてもよい炭素数5〜30のアルキル基又はアルケニル基、R5は水素原子又はメチル基、Mは水素原子又はカチオンを示す。]
一般式(4)において、R4としては、炭素数6〜24のアルキル基又はアルケニル基が好ましい。具体例としては、ヘキシル、オクチル、ノニル、デシル、ウンデシル、ドデシル、テトラデシル、ヘキサデシル、オクタデシル、エイコシル、ドコシル、テトラコシル、デセニル、ドデセニル、テトラデセニル、ヘキサデセニル、オクタデセニル、エイコセニル等が挙げられる。また、アルキル基又はアルケニル基の置換基としては、水酸基、カルボキシル基、エステル基、エーテル基、アミド基等が挙げられる。
重合温度や重合時間は特に限定されるものではないが、重合温度は40〜100℃、重合時間は1〜15時間が好ましい。
本発明の化粧料中、本発明の架橋(メタ)アクリル酸エステル系樹脂粒子の含有量は、その化粧料の目的に応じて適宜選択することができ、特に限定されるものではないが、0.1〜50質量%が好ましく、1〜30質量%がさらに好ましい。
ビーカーにラウリルメタクリレート(LMA)144g、エチレングリコールジメタクリレート(EGDMA)50g、メタクリル酸(MAA)6g、ラウロイルパーオキサイド6gを仕込み混合攪拌して溶解させた。ここにN−ステアロイル−N−メチルタウリンナトリウム(SMT)を0.8g溶解させたイオン交換水300gを加え、ホモミキサーで粒径が2.2μmになるまで分散させた。
モノステアリン酸ペンタグリセリルの代わりに、ジイソステアリン酸ジグリセリル(HLB4.1)20gを用いる以外は実施例1と同様にして樹脂粒子を得た。
モノステアリン酸ペンタグリセリルの代わりに、ヘキサステアリン酸ペンタグリセリル(HLB4.0)20gを用いる以外は実施例1と同様にして樹脂粒子を得た。
ビーカーにLMA 164g、EGDMA 30g、MAA 6g、ラウロイルパーオキサイド6gを仕込み混合攪拌して溶解させた。ここにSMTを1.0g溶解させたイオン交換水300gを加え、ホモミキサーで粒径が2.2μmになるまで分散させた。
SMTの量を0.6gとし、モノステアリン酸ペンタグリセリルの代わりに、ポリオキシエチレン(6EO)ステアリルエーテル(HLB9.4)20gを用いる以外は実施例1と同様にして樹脂粒子を得た。
ポリオキシエチレン(6EO)ステアリルエーテルの代わりに、ポリオキシエチレン(12EO)ステアリルエーテル(HLB13.9)20gを用いる以外は実施例5と同様にして樹脂粒子を得た。
ポリオキシエチレン(9EO)オクチルフェニルエーテルの代わりに、モノオレイン酸ソルビタン(HLB4.3)20gを用いる以外は実施例4と同様にして樹脂粒子を得た。
ビーカーにLMA 164g、EGDMA 30g、MAA 6g、ラウロイルパーオキサイド6gを仕込み混合攪拌して溶解させた。SMTを1.0g溶解させたイオン交換水300gを加え、ホモミキサーで粒径が2.2μmになるまで分散させた。
ビーカーにLMA 164g、EGDMA 30g、MAA 6g、ラウロイルパーオキサイド6gを仕込み混合攪拌して溶解させた。SMTを1.0g溶解させたイオン交換水300gを加え、ホモミキサーで粒径が2.2μmになるまで分散させた。
ポリオキシエチレン(20EO)ヤシ油脂肪酸ソルビタンの代わりに、モノステアリン酸ポリオキシエチレン(20EO)ソルビタン(HLB14.9)20gを用いる以外は比較例2と同様にして樹脂粒子を得た。
樹脂粒子を(株)堀場製作所レーザー回折散乱式粒度分布測定装置(型番:LA920)にて、相対屈折率が1.10(樹脂粒子の屈折率を1.46、水の屈折率を1.33とする)の条件にて、粒径を測定した際のメジアン径を平均粒径とした。
各樹脂粒子3g、ポリオキシエチレン・メチルポリシロキサン共重合体(KF−6015 信越化学工業製)0.05g、パルミチン酸イソプロピル1.5gを均一に混合し、得られた混合物をエアゾール用耐圧ガラス容器に詰めた後、LPG95.45gを充填し、スプレーを得た。スプレー中の粒子の分散状態を観察し、下記の基準で分散性を評価した。
4…混合2日後に粒子が均一に分散している
3…混合2日後に粒子の凝集物が確認できる。かつ、混合直後に超音波処理を15分行うと均一に分散している
2…混合2日後に粒子の凝集物が確認できる。かつ、混合直後に超音波処理を15分行っても粒子の凝集物が確認できるが、さらに14日後に分散している
1…混合2日後に粒子の凝集物が確認できる。かつ、混合直後に超音波処理を15分行っても粒子の凝集物が確認でき、さらに14日後も凝集物が確認できる。
各樹脂粒子3g、ポリオキシエチレン・メチルポリシロキサン共重合体(KF−6015 信越化学工業製)0.05g、パルミチン酸イソプロピル1.5gを均一に混合し、得られた混合物をエアゾール用耐圧ガラス容器に詰めた後、LPG95.45gを充填し、スプレーを得た。上腕部にスプレーを均一に適量塗布し、官能評価し、下記の基準に従いスコア化した。
4…非常に滑りが良く、非常にさらさらする
3…滑りが良く、さらさらする
2…やや滑りが悪く、ざらつく
1…滑りが悪く、非常にざらつく
LMA:ラウリルメタクリレート
EGDMA:エチレングリコールジメタクリレート
MAA:メタクリル酸
SMT:N−ステアロイル−N−メチルタウリンナトリウム
化合物(1−1):モノステアリン酸ペンタグリセリル
化合物(1−2):ジイソステアリン酸ジグリセリル
化合物(1−3):ヘキサステアリン酸ペンタグリセリル
化合物(2−1):ポリオキシエチレン(9EO)オクチルフェニルエーテル
化合物(2−2):ポリオキシエチレン(6EO)ステアリルエーテル
化合物(2−3):ポリオキシエチレン(12EO)ステアリルエーテル
化合物(3−1):モノオレイン酸ソルビタン
比較化合物(1’−1):ポリオキシエチレン(20EO)ヤシ油脂肪酸ソルビタン
比較化合物(1’−2):モノステアリン酸ポリオキシエチレン(20EO)ソルビタン。
実施例1で得られた樹脂粒子3g、ポリオキシエチレン・メチルポリシロキサン共重合体(KF−6015 信越化学工業製)0.05g、パルミチン酸イソプロピル1.5gを均一に混合し、得られた混合物をエアゾール用耐圧ガラス容器に詰めた後、LPG95.45gを充填し、スプレー状化粧料を得た。専門パネラー5名の上腕部にスプレー状化粧料を均一に適量塗布し、官能評価を行ったところ、5名ともなめらかでさらさらした感触が得られた。
Claims (6)
- アクリル酸エステル及びメタクリル酸エステルから選ばれる少なくとも1種の単量体(但しビニル基を2個以上有する架橋性単量体を除く)と、カルボキシル基を有する単量体と、ビニル基を2個以上有する架橋性単量体を含む単量体成分を共重合してなり、表面の少なくとも一部がHLB2〜14の非イオン性界面活性剤で被覆されてなる、架橋(メタ)アクリル酸エステル系樹脂粒子を含有する化粧料。
- さらに樹脂粒子の表面の少なくとも一部が、スルホン酸基又はスルホン酸塩基を有する界面活性剤で被覆されてなる、請求項1又は2記載の化粧料。
- アクリル酸エステル及びメタクリル酸エステルから選ばれる少なくとも1種の単量体が、アルキル基の炭素数が1〜18のアクリル酸アルキル及びメタクリル酸アルキルから選ばれる、請求項1〜3いずれかに記載の化粧料。
- 全単量体成分中のアクリル酸エステル及びメタクリル酸エステルの割合が50〜85質量%である、請求項1〜4いずれかに記載の化粧料。
- 樹脂粒子の平均粒径が1.5μm以上、6μm以下である、請求項1〜5いずれかに記載の化粧料。
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