JP2010114753A - 通信システムおよび帯域割当方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】無駄な帯域割当を低減し、帯域利用効率を向上することができる通信システムを得ること。
【解決手段】ONU2が自装置のバッファ量を含むバッファ量通知をOLT1に送信し、OLT1がバッファ量通知に基づいてONU2に対する帯域割当を行う通信システムであって、ONU2が、送信データがキューごとに蓄積されるバッファと、バッファに蓄積されているキューごとのバッファ量に基づいて所定の単位で個別バッファ量を求め、2つ以上の個別バッファ量を加算して累積値を求めるバッファ量通知生成部と、を備え、累積値をバッファ量通知に含めて送信し、OLT1が累積値に基づいて帯域割当を行う。
【選択図】 図1

Description

本発明は、親局装置と複数の子局装置が1対多接続する通信システムにおける通信システムおよび帯域割当方法に関する。
近年、各家庭や企業などと上位ネットワークを結ぶアクセス系ネットワークに、PON(Passive Optical Network)システムが用いられている。PONは、親局装置(OLT:Optical Line Terminal)と多数の子局装置(ONU:Optical Network Unit)を光ファイバおよびスプリッタにて1対多接続するシステムである。
このような1対多接続を行うPONシステムでは、ONUからOLTへの通信である上りデータ通信を行う場合、以下のような帯域割当処理を行う。まず、ONUはOLTに自装置のデータのバッファ量を通知するためのバッファ量通知を送信する。そして、OLTは各ONUのバッファ量通知に基づいて各ONUに帯域を割り当て、割り当て結果としてONU毎の送信開始時刻と送信時間を示した割当帯域通知を送信し、ONUはOLTから自装置宛の割当帯域通知を受信し、割当帯域通知の内容に従って上りデータを送信する。
PONシステムとしては、たとえば、下記非許文献1に規定される10G−EPON(10 Gigabit Ethernet(登録商標) PON)システムがある。非特許文献1に記載のPONシステムでは、上下方向の通信にそれぞれ10Gbit/sのデータ伝送レートを持ち、上下異なる波長を用いた波長多重による双方向通信を行う。また、ONUが上りデータを送信する際には、複数ONUで上り帯域を分割する時分割多重方式によりデータを送信する。
一方、OLTがONUに上りの帯域を割り当てる方法としては、たとえば、下記特許文献1の技術などがある。下記特許文献1では、ONUはキュー毎にフレームの切れ目においてバッファ量を通知し、OLTがバッファ量通知に基づいて帯域を割り当てることで、無駄な帯域を与えずに済み帯域利用効率を向上させている。
特表2005−538645号公報 IEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)802.3av
ところで、10G−EPONでは、帯域割当の制御に時間を量子化した単位(TQ:Time Quantum)を用いる。1TQは16nsであり、10ギガのビットレートでは20Byteに換算できる。ONUからのバッファ量通知、OLTからの割当帯域通知は、全てTQ単位を用いて行われる。
また、10G−EPONでは、送信データの誤り訂正にFEC(Forward Error Correction)を用いる。FECを適用する際には、固定長毎に固定長パリティを付加してデータストリームの送信を行う。つまり、ONUが、バッファ量のデータを送信するためには、FECパリティ分の帯域も必要になる。
しかし、上記特許文献1に記載されているように、ONUがキュー毎にバッファ量を通知する場合、バッファ量はキュー毎にTQを単位とするために、1TQに満たない端数は、1TQに繰り上げられる。したがって、実際のバッファ量との誤差(TQ量子化誤差)を含んでOLTに通知される。そして、OLTは通知に基づいて当該ONUのキュー毎のバッファを合計し、FECパリティ分を加算した分を帯域として与える。しかし、OLTが集計するONU毎のバッファ量にはTQ量子化誤差が含まれるため、実際には存在しないデータをバッファ量として算出し、算出したバッファ量に対してFECパリティ分を付加する。その結果、当該ONUに対して使用しない無駄な帯域を与えることがあり、帯域利用効率が低下してしまう、という問題があった。
たとえば、ONUが3つのキューを備えるとした場合、ONUの全バッファ量に対して実際に必要な帯域が3つの固定長ブロック分であったとする。キュー毎のバッファ量が、TQを単位として、たとえば、それぞれ1.5TQ分,2.8TQ分,1.7TQ分であったとする。この場合、バッファ量通知に格納される値は、それぞれ2TQ,3TQ,2TQとなる。つまり、バッファ量通知に格納される値には、TQ量子化誤差がキュー毎に0.5TQ分,0.2TQ分,0.3TQ分だけ生じることになり、合計1TQの誤差が生じる。これに対して、さらに固定長ごとにFECパリティ分を付加し、また、固定長に満たない部分にはFECパディングが行われる。たとえば、2TQを固定長の1単位(固定長ブロック)としてFECパリティを付加する場合、TQ誤差が無い場合には固定長ブロック3つ分であるのに対し、OLTは、TQ誤差を含んだバッファ量通知に基づいてバッファ量を算出するため、固定長ブロック4つ分が必要と判断することになり、無駄な帯域を割り当てることになる。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、子局装置からのバッファ量通知に基づいて親局装置が帯域を割り当てる場合に、バッファ量算出の際の量子化誤差を低減することにより無駄な帯域割当を低減し、帯域利用効率を向上することができる通信システムおよび帯域割当方法を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、親局装置と子局装置を備え、前記子局装置が自装置のバッファに蓄積されているデータ量を示すバッファ量を含むバッファ量通知を前記親局装置に送信し、前記親局装置が前記バッファ量通知に基づいて前記子局装置に対する帯域割当を行う通信システムであって、前記子局装置が、送信データがキューごとに蓄積されるバッファと、前記バッファに蓄積されているキューごとのバッファ量に基づいて、キューごとに所定の単位で表現した個別バッファ量を求め、少なくとも2つ以上の個別バッファ量を加算した値である累積値を求めるバッファ量通知算出手段と、を備え、前記累積値を前記バッファ量通知に含めて送信し、前記親局装置が、前記累積値に基づいて前記帯域割当を行うことを特徴とする。
この発明によれば、ONUが、データバッファ内の蓄積されたキューごとのバッファ量を求め、キューごとのバッファ量を加算した累積値を加算対象のバッファ量に対応するキューが異なる複数の累積値を求め、この累積値をバッファ量通知としてOLTに通知するようにしたので、バッファ量算出の際の量子化誤差を低減することにより無駄な帯域割当を低減し、帯域利用効率を向上することができる、という効果を奏する。
以下に、本発明にかかる通信システムおよび帯域割当方法の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、本発明にかかる通信システムの実施の形態1の構成例を示す図である。図1に示すように、本実施の形態の通信システムは、親局装置(OLT)1と、子局装置(ONU)2−1〜2−n(nは自然数)と、ONU2−1〜2−nの配下にそれぞれ接続される端末3−1〜3−nと、OLT1とONU2−1〜2−nとを1対多に接続するスプリッタ4と、を備えている。OLT1とONU2−1〜2−nはスプリッタ4を介して光ファイバ5を介して接続され、また、OLTは上位網6に接続されている。
図2は、本実施の形態のOLT1の機能構成例を示す図である。本実施の形態のOLT1は、光信号を電気信号に変換するO/E(光/電気)変換部10と、ONUからの信号に対してFEC処理を施す上りFEC処理部11と、ONUから受信したデータフレームからバッファ量通知を抽出するバッファ量通知抽出部12と、各ONUのバッファ量通知に基づいて帯域を割り当て、割当帯域通知を生成する割当帯域通知生成部13と、上位網6から各ONUに向けて送信する下りデータに割当帯域通知を挿入するデータ送信制御部14と、下りデータに対してFEC処理を施す下りFEC処理部15と、FEC処理を施した下りデータを電気信号から光信号に変換するE/O(電気/光)変換部16と、を備える。
図3は、本実施の形態のONU2−1の機能構成例を示す図である。ONU2−1は、配下の端末3−1からのデータを蓄積するデータバッファ部21と、データバッファ部21に蓄積されたバッファ量を計算しバッファ量通知を生成するバッファ量通知生成部22と、生成したバッファ量通知をデータバッファに挿入しOLTからの割当帯域通知内容に基づいてデータを送信するデータ送信制御部23と、送信する上りデータにFEC処理を施す上りFEC処理部24と、FEC処理が施された上りデータを電気信号から光信号に変換するE/O変換部25と、OLTから送信された光信号を電気信号に変換するO/E変換部26と、OLTから送信されたデータ信号に対してFEC処理を施す下りFEC処理部27と、OLTから送信された下りデータフレームの中から割当帯域通知を抽出する割当帯域通知抽出部28と、を備える。なお、ここでは、ONU2−1について説明するが、その他のONUも同様の構成を有する。
ここで、本発明の主要動作である帯域割当方法の動作を説明する前に、OLT1とONU2−1〜2−n間の通常の通信動作について説明する。まず、ONUは2−1〜2−nは、それぞれの配下の端末3−1〜3−nから受信したデータをデータバッファ部21に蓄積する。その後、バッファ量通知生成部22がデータバッファ部21に蓄積されたデータに基づいてフレーム長、フレーム間ギャップを算出し、算出結果をバッファ量とし、そのバッファ量を含むバッファ量通知を生成する。バッファ量通知生成部22は、生成したバッファ量通知をデータ送信制御部23に渡す。
データ送信制御部23は、OLT1から受信した割当帯域通知の内容に基づいてバッファ量通知を上りFEC処理部24およびE/O変換部25経由で送信するよう制御する。OLT1が送信する割当帯域通知は、当該ONUの上りデータ送信開始時間、送信時間が記されていることとする。上りFEC処理部24は、データ送信制御部23の指示に基づいてバッファ量通知に誤り訂正符号を付加し、E/O変換部25は、誤り訂正符号が付加されたバッファ量通知を電気信号から光信号に変換して、OLT1に送信する。
OLT1は、ONU2−1〜2−nからバッファ量通知を受信すると、O/E変換部10がそれぞれのバッファ量通知を光信号から電気信号に変換する。つぎに、上りFEC処理部11がバッファ量通知に誤り訂正処理を施し、バッファ量通知抽出部12が誤り訂正処理後のバッファ量通知からONUごとにバッファ量を抽出する。そして、OLT1の割当帯域通知生成部13は、ONUごとに、抽出したバッファ量に基づき帯域を割り当て、割り当て結果としてデータ送信開始時刻とデータ送信時間を格納した割当帯域通知を生成する。
そして、データ送信制御部14が、下り信号に割当帯域通知を挿入する。下りFEC処理部15は、割当帯域通知に誤り訂正に用いるFECパリティを付加し、E/O変換部16が下り信号を電気信号から光信号に変換してONU2−1〜2−nに送信する。
ONU2−1〜2−nは、OLT1から割当帯域通知を受信すると、O/E変換部26が、光信号である割当帯域通知を電気信号に変換し、下りFEC処理部27が変換されたデータフレーム(電気信号)の誤り訂正処理を行う。その後、ONU2−1〜2−nの割当帯域通知抽出部28が、自装置宛の割当帯域通知のみを抽出して、その他の装置宛の割当帯域通知を破棄する。その後、上述のように、データ送信制御部23が、割当帯域通知で指示されたデータ送信時刻になるとデータバッファ部21からデータを抜き出し、OLT1に対してデータを送信する。
つづいて、本発明の主要部分であるONU2−1のバッファ量通知の算出処理について説明する。図4は、本実施の形態のバッファ量通知の算出処理の一例を示す図である。図4では、ONU2−1のデータバッファ部21内に3つのキュー(キュー(Queue)#0,キュー#1,キュー#2)を具備する例について説明するが、ONU2−1のキュー構造はこれに限定されるものではない。また、OLTとONU間の通信でフレームの分割が禁止されている場合の例について説明するが、フレーム分割が禁止されていない場合にも同様に適用できる。
ONU2−1のデータバッファ部21内の各キューには、それぞれ複数のフレームが蓄積されているとする。バッファ量通知生成部22は、データバッファ部21からキューごとの蓄積されているフレーム数およびフレーム長を取得する。図4では、キュー#0の蓄積量を(1)と記したハッチング領域で示し、キュー#1の蓄積量を(2)と記したハッチング領域で示し、キュー#2の蓄積量を(3)と記したハッチング領域で示している。つぎに、バッファ量通知生成部22は、取得したフレーム数およびフレーム長に基づいてキューのバッファ量(バッファに格納されているデータ量)の3段階の累積値#1〜#3を以下のように算出する。
具体的には、累積値#1として、キュー#0に蓄積されたフレームのフレーム長およびフレーム数に基づいてフレーム送信に必要なフレーム間ギャップを含むデータ量を算出してキュー#0のバッファ量とし(図4の(1))、このバッファ量をTQ単位で表す値を算出する。TQ単位で表した際に、小数点以下がある場合には繰り上げることとする。図4では、TQ単位で表すために生じる量子化誤差を、TQ量子化誤差αとして示している。
累積値#2としては、キュー#0とキュー#1に蓄積されたフレームのフレーム長およびフレーム数に基づいてフレーム送信に必要なフレーム間ギャップを含むデータ量を算出してキュー#0およびキュー#1のバッファ量とし(図4の(1)+(2))とし、このバッファ量をTQ単位で表す値を算出する。図4では、このときにTQ単位で表すために生じる量子化誤差を、TQ量子化誤差α´として示している。
累積値#3としては、キュー#0とキュー#1とキュー#2とに蓄積されたフレームのフレーム長およびフレーム数に基づいてフレーム送信に必要なフレーム間ギャップを含むデータ量を算出してキュー#0、キュー#1およびキュー#2のバッファ量とし(図4の(1)+(2)+(3))とし、このバッファ量をTQ単位で表す値を算出する。図4では、このときにTQ単位で表すために生じる量子化誤差を、TQ量子化誤差α´´として示している。ONU2−1は、以上のように算出した3段階の累積値をバッファ量通知に格納してOLT1に送信する。
図5は、本実施の形態のOLT1の帯域割り当て処理手順の一例を示すフローチャートである。OLT1の割当帯域通知生成部13は、各ONUから収集したバッファ量通知に格納されている上述の3段階の累積値に基づいて帯域を割り当てる。まず、割当帯域通知生成部13は、帯域割り当て処理の初期化処理として割り当て帯域合計値,ONU番号をそれぞれ0に初期化し、着目累積値番号を1に初期化する(ステップS11)。
つぎに、割当帯域通知生成部13は、そのときのONU番号に対応するONUから受信したバッファ量通知から抽出した着目累積値番号に対応する累積値(着目累積番号がkの場合は、累積値#k)に基づいて、その累積値分のデータ長をFECブロック長に分割してブロック毎にパリティ長を付加する場合のFECパリティの合計量を求め、その合計量を当該累積値に加算する(ステップS12)。
つぎに、割当帯域通知生成部13は、その合計量に基づいてそのONUに必要な帯域を算出して、算出した値を割り当て帯域合計値(各ONUに割り当て済みの帯域の合計値)に加算する(ステップS13)。
そして、割当帯域通知生成部13は、割り当て帯域合計値が、あらかじめ設定した帯域更新周期を以下であるか否かを判定する(ステップS14)。設定した帯域更新周期を以下であると判定した場合(ステップS14 Yes)は、割当帯域通知生成部13は、当該ONUの割当帯域をステップS12で求めたFECパリティの合計量を加算した累積値を送信するために必要な帯域とする(ステップS15)。
つぎに、割当帯域通知生成部13は、着目累積値番号について全ONUについて処理済みであるか否かを判断する(ステップS16)。未処理のONUがある場合(ステップS16 No)には、ONU番号に1を加え(ステップS19)、ステップS12に戻る。
ステップS16で、着目累積値番号について全ONUについて処理済みである場合(ステップS16 Yes)には、全累積番号について処理済みであるか(全累積番号を着目累積番号としたか)否かを判断する(ステップS17)。未処理の累積番号がある場合(ステップS17 No)には、着目累積番号に1を加え(ステップS20)、ONU番号を0に初期化して(ステップS21)、ステップS12に戻る。
全累積番号について処理済みである場合(ステップS17 Yes)には、残りの帯域(未割り当て帯域)がある場合には、最後に帯域を割り当てたONUの割当帯域にその残りの帯域を割当帯域として加算し(ステップS18)、処理を終了する。
また、ステップS14で、割り当て帯域合計値が帯域更新周期を超えたと判定した場合(ステップS14 No)は、ステップS18に進み、割り当て処理を終了する。
以上のような処理を実施すると、たとえばONU#0,#1,#2に帯域を割り当てる場合、はじめにONU#0に累積値#1を割り当て、以降、ONU#1に累積値#1,ONU#2に累積値#1,ONU#0に累積値#2,ONU#1に累積値#2,ONU#2に累積値#2,ONU#0に累積値#3,ONU#1に累積値#3,ONU#2に累積値#3という順で、割り当て帯域合計値が帯域更新周期を超えない範囲で最大番号となる累積値に対応する帯域を割り当てることになる。すなわち、累積値が3段階の場合、図5の処理では、割り当て帯域合計値が帯域更新周期を超えない限り、各ONUに累積値#3に対応する帯域が割り当てられることになり、たとえば、累積値#2の処理の途中で帯域更新周期を超えた場合には、超える前までに処理済みのONUに対しては累積値#2に対応する帯域が割り当てられ、それ以外のONUに対しては累積値#2に対応する帯域が割り当てられることになる。
また、バッファ量通知を送信したONUでは、バッファ量通知の累積値として加算した順(この場合は、キュー#0,#1,#2の順)に、蓄積したフレームを送信する。こうすることにより、OLTから割り当てられた帯域を無駄なく使用することができる。
なお、本実施の形態では、キューの数が3つの場合について説明したため、累積値も3段階であったが、キューの数がLの場合には、L段階の累積値とし、それぞれ加算するキューの数を1つずつ増やしてバッファ量の累積値を求めるようにすればよい。
以上のように、本実施の形態では、ONU2−1〜2−nが、データバッファ部21内に蓄積されたキューごとのバッファ量を求め、1つのキューのバッファ量、2つのキューのバッファ量の合計、…、と順次加算するキューの個数を増やしたバッファ量である累積値を求め、この累積値をバッファ量通知としてOLTに通知するようにした。このため、バッファ量通知による量子化誤差を低減することができ、FECパリティなどの付加データ量に対する無駄な割当を低減することができ、帯域の利用効率を向上させることができる。
実施の形態2.
図6は、本発明にかかる通信システムの実施の形態2のバッファ量算出の処理を示す図である。本実施の形態の通信システムの構成は実施の形態1と同様である。また、本実施の形態の通信システムを構成する各装置の構成も実施の形態1と同様である。以下、実施の形態1と異なる部分について説明する。
実施の形態1では、キュー毎に蓄積したフレームに対して各キューに蓄積したバッファ量の累積値を算出し、累積値をバッファ量通知に含めてOLTに送信した。本実施の形態でも同様に累積値を算出するが、本実施の形態では、ONUのキューに蓄積されるバッファ量に、帯域設定に比例した閾値を設け、閾値以下となるフレームに対してバッファ量の累積値を算出する。
なお、図6の例では、キューが3つある場合を示しているが、これに限定されるものではない。また、OLTとONU間の通信でフレームの分割が禁止されている場合の例について説明するが、フレーム分割が禁止されていない場合にも同様に適用できる。
本実施の形態では、図6に示すようにキューに蓄積されるデータ量に所定の閾値を設ける。そして、ONUでは、キューごとのバッファ量を、閾値を超えず、かつ、バッファ量が最大となるフレームの切れ目になる(閾値を超えない最大のバッファ量をフレーム単位で求める)。
そして、求めたキューごとのバッファ量に基づいて、実施の形態1と同様に3段階の累積値を求め、バッファ量通知に含めてOLTに送信する。本実施の形態のOLTの動作は、実施の形態1と同様である。また、以上説明した以外の本実施の形態の動作は、実施の形態1と同様である。
なお、閾値は帯域更新周期に対してあらかじめONU毎に設定した最低帯域とワイヤレートを用いた重みづけを行った値として以下の式(1)に従って算出する。
閾値 = 帯域更新周期 × (最低帯域 / ワイヤレート) …(1)
また、閾値は、上記式(1)の替わりに、以下の式(2)に示すようにONU毎に設定した最大帯域とワイヤレートを用いた重みづけを行った値をキューの数(キュー数)で割った値として算出することもできる。
閾値 = 帯域更新周期 × (最大帯域 / ワイヤレート) ÷ キュー数
…(2)
なお、帯域更新周期,最低帯域,最大帯域は、OLTから各ONUに通知され、ONU内で閾値を算出することとする。または、OLTにて予めONU毎に設定された最低帯域、最大帯域を基に閾値を算出し、ONUに閾値を通知しても良い。
このように、本実施の形態では、キューごと蓄積されたデータ量に対して閾値を設け、閾値以下のフレームに基づいて累積値を算出するようにした。このため、実施の形態1と同様の効果に加え、さらに、OLTは、ONUへの帯域割当をONUごとの帯域設定を用いて制御することができる。
実施の形態3.
図7は、本発明にかかる通信システムの実施の形態3のバッファ量算出の処理を示す図である。本実施の形態の通信システムの構成は実施の形態1と同様である。また、本実施の形態の通信システムを構成する各装置の構成も実施の形態1と同様である。以下、実施の形態1または実施の形態2と異なる部分について説明する。
実施の形態2では、キューごとに蓄積されたデータ量に対してONUの帯域設定に比例した閾値を設けたが、本実施の形態では、キュー毎にキューの優先度に応じた重み付けした閾値を設ける。このようにすることにより、本実施の形態では、キューの優先度に応じたONUの送信フレーム数制御を行うようにする。
図7ではキューが3つある場合を示しているが、これに限定されるものではない。また、OLTとONU間の通信でフレームの分割が禁止されている場合の例について説明するが、フレーム分割が禁止されていない場合にも同様に適用できる。
図7に示すように本実施の形態では、キュー毎に以下のように算出した閾値を設ける。各キューのバッファ量は、閾値を超えず、バッファ量が最大となるフレームの切れ目になる。
キュー#iに対応する閾値は、下記式(3)に示すように、帯域更新周期に対してあらかじめキュー毎に設定した重みづけした値として算出する。なお、図7では、閾値(i)を閾値#iとして示している。
閾値(i) = 帯域更新周期 × 重み(i) …(3)
そして、求めたキューごとのバッファ量に基づいて、実施の形態1と同様に3段階の累積値を求め、バッファ量通知に含めてOLTに送信する。本実施の形態のOLTの動作は、実施の形態1と同様である。また、以上説明した以外の本実施の形態の動作は、実施の形態1と同様である。
このように、本実施の形態では、キュー毎にキューの優先度に応じたバッファ量の閾値を設け、閾値以下のフレームに基づいて累積値を算出して帯域を割り当てるようにした。このため、実施の形態1の効果に加え、さらに、キューの優先度に応じた帯域制御を行うことができる。
実施の形態4.
図8は、本発明にかかる通信システムの実施の形態4のバッファ量算出の処理を示す図である。本実施の形態の通信システムの構成は実施の形態1と同様である。また、本実施の形態の通信システムを構成する各装置の構成も実施の形態1と同様である。以下、実施の形態1、実施の形態2または実施の形態3と異なる部分について説明する。
実施の形態3では、キュー毎のバッファ量算出時にキューの優先度に比例した閾値を設けたが、本実施の形態では、キュー毎に複数の閾値を設けることで、ONUの帯域割当を細かく行うようにしたものである。
図8ではキューが3つ、閾値が2つ場合を示しているが、これに限定されるものではない。また、OLTとONU間の通信でフレームの分割が禁止されている場合の例について説明するが、フレーム分割が禁止されていない場合にも同様に適用できる。
以下に本実施の形態の2つの閾値(閾値#1,#2)の算出方法の一例について説明する。閾値#1は、以下の式(4)に示すように、帯域更新周期に対してキュー毎に設定した閾値定数#1とあらかじめONU毎に設定した最低帯域とワイヤレートとによる重みづけした値として算出する。
閾値#1
= 帯域更新周期 × (最低帯域 / ワイヤレート)× 閾値定数#1 …(4)
一方、閾値#2は、以下の式(5)に示すように、帯域更新周期に対してキュー毎に設定した閾値定数#2とあらかじめONU毎に設定した最低帯域とワイヤレートとによる重みづけした値として算出する。
閾値#2
= 帯域更新周期 × (最低帯域 / ワイヤレート)× 閾値定数#2 …(5)
また、i番目のキューに対する閾値(i)#1、閾値(i)#2を、以下の式(6)に示すように、帯域更新周期にあらかじめキュー毎に設定した優先度に対する重みと、キュー毎に設定した閾値定数#1,#2で重み付けした値として算出するようにしてもよい。
閾値#1(i) = 帯域更新周期 × 重み(i) × 閾値定数#1(i)
閾値#2(i) = 帯域更新周期 × 重み(i) × 閾値定数#2(i)
…(6)
そして、求めたキューごとのバッファ量に基づいて、実施の形態1と同様に3段階の累積値を求め、閾値#1および閾値#2に対応する累積値をバッファ量通知に含めてOLTに送信する。この際、累積値を求めるためのバッファ量の算出順は、キュー#0の閾値#1、閾値#2、キュー#1の閾値#1、閾値#2、キュー#2の閾値#1、閾値#2といように、同一のキューについてそれぞれの閾値に対応するバッファ量を順次加算して累積値を計算していくこととする。ただし、ここでは、閾値#1<閾値#2となるようにしておくこととする。各ONUは、このバッファ量の算出順に算出したバッファ量分の蓄積したフレームを送信することとする。なお、実施の形態1と同様にTQ単位で累積値を求めることとする。
図8の例では、まず、累積値#1としてキュー#0の閾値#1に対応するバッファ量(図8の(1)+α)を求め、つぎに、累積値#2としてキュー#0の閾値#2までに対応するバッファ量(図8の(1)+(2)+α´)を求め、つぎに、累積値#3としてキュー#1の閾値#1までに対応するバッファ量(図8の(1)+(2)+(3)+α´´)を求め、つぎに、累積値#4としてキュー#1の閾値#2に対応するバッファ量(図8の(1)+(2)+(3)+(4)+β)を求める。なお、図の8のTQ量子化誤差α,α´,α´´,β,β´,β´´は、各累積値をTQ単位で算出する際の量子化誤差とする。
バッファ量の累積値の算出順番は、閾値#1のキュー#0、キュー#1、キュー#2、閾値#2のキュー#0、キュー#1、キュー#2、というように、同一の閾値についてそれぞれのキューに対応するバッファ量を順次加算して累積値を計算しても良い。いずれの累積算出順番においても、累積算出順とOLTでの割当算出に用いるバッファ量の精査順は同じ順番で処理する。また、閾値算出順は予めOLTとONUに設定しておく。または、OLTからONUに算出順番を通知しても良い。
OLTは、実施の形態1と同様に、累積値に基づいて帯域を割り当てるが、その際、累積値の番号順に帯域割当を行うようにする。また、以上説明した以外の本実施の形態の動作は、実施の形態1と同様である。
このように、本実施の形態では、各キューに対して複数の閾値を設け、閾値以下のフレームに基づいて累積値を算出してバッファ量を通知し、OLTはONUからのバッファ量通知を基に帯域を割り当てるようにした。このため、実施の形態1の効果に加え、さらに、OLTがONUへの帯域割当をきめ細かく行うことができ、ONU毎のサービス性、帯域収束性を向上することができる。
実施の形態5.
図9は、本発明にかかる通信システムの実施の形態5のバッファ量算出の処理を示す図である。本実施の形態の通信システムの構成は実施の形態1と同様である。また、本実施の形態の通信システムを構成する各装置の構成も実施の形態1と同様である。以下、実施の形態1〜4と異なる部分について説明する。
図9ではキューが3つ、閾値が2つ場合を示しているが、これに限定されるものではない。また、OLTとONU間の通信でフレームの分割が禁止されている場合の例について説明するが、フレーム分割が禁止されていない場合にも同様に適用できる。
本実施の形態では、各キューに対しては複数の閾値を設ける。本実施の形態の閾値の算出方法を含むONUの動作は実施の形態4と同様であるが、バッファ量の算出順、すなわち、累積値の加算順が実施の形態4と異なる。具体的には、キュー#1の閾値#1、キュー#2の閾値#1、キュー#3の閾値#1、キュー#1の閾値#2、キュー#2の閾値#2、キュー#3の閾値#2という順に、同一の閾値番号についてキュー毎に計算し、その後つぎの閾値についてキュー毎に計算することとする。各ONUは、このバッファ量の算出順に蓄積したフレームを送信することとする。
図9に示した例では、累積値#1として、キュー#0の閾値#1に対応するバッファ量(図9の(1)+α)を求め、つぎに、累積値#2としてキュー#1の閾値#1までに対応するバッファ量(図9の(1)+(2)+α´)を求め、つぎに、累積値#3としてキュー#2の閾値#0までに対応するバッファ量(図9の(1)+(2)+(3)+α´´)を求め、つぎに、累積値#4としてキュー#0の閾値#2に対応するバッファ量(図9の(1)+(2)+(3)+(4)+β)を求める。
OLTは、実施の形態1と同様に、累積値に基づいて帯域を割り当てるが、その際、累積値の番号順に帯域割当を行うようにする。また、以上説明した以外の本実施の形態の動作は、実施の形態1と同様である。
このように、本実施の形態では、各キューに対して複数の閾値を設け、閾値以下のフレームに基づいて累積値を算出してバッファ量を通知する際に、閾値番号を先に固定してバッファ量を求めるようにし、バッファ量の算出順に対応するフレームを送信するようにした。このため、実施の形態3の効果に加え、さらに、ONUのフレーム送信をラウンドロビン方式によるフレーム送信制御によって行うことができる。
実施の形態6.
図10−1〜10−3は、本発明にかかる通信システムの実施の形態6のONUサービスグループ、サービスグループ定義と、これらに基づく帯域割当順を示す図である。本実施の形態の通信システムの構成は実施の形態1と同様である。また、本実施の形態の通信システムを構成する各装置の構成も実施の形態1と同様である。以下、実施の形態1〜5と異なる部分について説明する。
実施の形態5では、各キューに対して複数の閾値を設け、OLTではONUのバッファ量通知に基づいて帯域を割り当てたが、本実施の形態では、OLTがONUへの帯域割当処理を行う際にONUの契約サービスの内容と対応させる。
図10−1は、ONUサービスグループのテーブルの一例であり、各ONUが契約しているサービスグループの一覧を示している。図10−2は、サービスグループ定義のテーブルの一例であり、各サービスグループの累積開始位置を示しており、帯域割当時の累積方法を定義する。図10−2は、割当順のテーブルの一例を示している。いずれも、OLTがあらかじめ保持しているテーブルである。また、図10−3は、図10−1および図10−2に基づいて帯域割当を行う場合の割当の順番(割当順)を示すテーブルである。
本実施の形態では、実施の形態4と同様にONUはキュー3つ、閾値2を持ち、実施の形態4と同様に累積値を算出してバッファ量通知を行う。OLTは、基本的にバッファ量通知の累積順と同じ順番にて帯域割当の処理を行う。すなわち、キュー#1の閾値#1、キュー#1の閾値#2、キュー#2の閾値#1、キュー#2の閾値#2、キュー#3の閾値#1、キュー#3の閾値#2、の順(帯域割当順)に帯域割当の処理を行う。
ただし、本実施の形態では、ONUサービスグループごとに、帯域割当順のうち帯域割当算出を行う開始位置を定めず図10−1,図10−2に例示したテーブルを保持し、そのONUに対応する開始位置から帯域割当算出を行うこととする。具体的には、OLTは、ONUサービスグループに基づいてそのONUに対応するサービスグループを取得し、サービスグループ定義に基づいて取得したサービスグループに対応する累積開始位置を得て、その累積開始位置から帯域割当算出を開始する。
たとえば、図10−1に例示したONUサービスグループに基づくとONU#1のサービスグループはサービスグループ#1である。また、図10−2のサービスグループ定義に基づくとサービスグループ#1の累積開始位置は、キュー#1の閾値#1である。したがって、ONU#1については、キュー#1の閾値#1から、すなわち、帯域割当順のはじめから割当算出処理を行う。図10−2では、累積開始位置をキューの番号と閾値の番号で示しているが、累積値の番号が識別できるパラメータであれば、これに限らず、たとえば、累積値の番号で示すなど、他のパラメータを用いて示してもよい。
OLTが行う帯域割当の処理は、まず、ONU#1、キュー#1、閾値#1に対する割当処理を行い(図10−3の(1))、つぎにONU#1、キュー#1、閾値#2に対する割当処理を行う(図10−3の(2))。ONU#2は累積開始位置がキュー#2、閾値#1であり、ONU#3は累積開始位置がキュー#3、閾値#2であるため、キュー#1に関する処理は割当適用外なので処理をパスする(図10−3のパス)。そして、つぎに、ONU#1、キュー#2、閾値#1に対する処理を行う(図10−3の(3))。そのつぎに、ONU#2、キュー#2、閾値#1に対する処理を行う(図10−3の(4))。図10−3のテーブルの()内の番号は、このように割当処理を行う順を示している。以上説明した以外の本実施の形態の動作は、実施の形態4と同様である。
なお、本実施の形態では、実施の形態4の順に累積値を算出する場合に、ONUサービスグループおよびサービスグループ定義を考慮する例を示したが、実施の形態1〜4で述べた順に累積値を算出する場合に、同様にONUサービスグループおよびサービスグループ定義のテーブルを用いて割当順を決定するようにしてもよい。この際、実施の形態1では閾値を用いていないため、テーブルはキューの番号のみを格納することになる。
なお、ここでは、ONUとサービスグループの対応を保持し、サービスグループごとに累積開始位置を定義するようにしたが、ONUごとに累積開始位置を直接定義するテーブルを保持して、ONUに対応する累積開始位置を求めるようにしてもよい。
このように、本実施の形態では、各キューに対して複数の閾値を設け、実施の形態4と同様に閾値を算出し、OLTはONUからのバッファ量通知と保持しているONUサービスグループおよびサービスグループ定義のテーブルに基づいてONUの帯域割当を行うようにした。このため、実施の形態4の効果に加え、さらに、ONUのサービス内容に応じた帯域割当を行うことができる。
以上のように、本発明にかかる通信システムおよび帯域割当方法は、親局装置と複数の子局装置が1対多接続する通信システムに有用であり、特に、子局装置がデータのバッファ量を通知して、親局装置がその通知に基づいて子局装置に帯域を割り当てる通信システムに適している。
本発明にかかる通信システムの実施の形態1の構成例を示す図である。 実施の形態1のOLTの機能構成例を示す図である。 実施の形態1のONUの機能構成例を示す図である。 実施の形態1のバッファ量通知の算出処理の一例を示す図である。 本実施の形態のOLTの帯域割り当て処理手順の一例を示すフローチャートである。 本発明にかかる通信システムの実施の形態2のバッファ量算出の処理を示す図である。 本発明にかかる通信システムの実施の形態3のバッファ量算出の処理を示す図である。 本発明にかかる通信システムの実施の形態4のバッファ量算出の処理を示す図である。 本発明にかかる通信システムの実施の形態5のバッファ量算出の処理を示す図である。 ONUサービスグループのテーブルの一例を示す図である。 サービスグループ定義のテーブルの一例を示す図である。 帯域割当順のテーブルの一例を示す図である。
符号の説明
1 OLT
2−1〜2−n ONU
3−1〜3−n 端末
4 スプリッタ
5 光ファイバ
6 上位網
10,26 O/E変換部
11,24 上りFEC処理部
12 バッファ量通知抽出部
13 割当帯域通知生成部
14,23 データ送信制御部
15,27 下りFEC処理部
16,25 E/O変換部
21 データバッファ部
22 バッファ量通知生成部
28 割当帯域通知抽出部

Claims (10)

  1. 親局装置と子局装置を備え、前記子局装置が自装置のバッファに蓄積されているデータ量を示すバッファ量を含むバッファ量通知を前記親局装置に送信し、前記親局装置が前記バッファ量通知に基づいて前記子局装置に対する帯域割当を行う通信システムであって、
    前記子局装置が、
    送信データがキューごとに蓄積されるバッファと、
    前記バッファに蓄積されているキューごとのバッファ量に基づいて、キューごとに所定の単位で表現した個別バッファ量を求め、少なくとも2つ以上の個別バッファ量を加算した値である累積値を求めるバッファ量通知算出手段と、
    を備え、
    前記累積値を前記バッファ量通知に含めて送信し、
    前記親局装置が、
    前記累積値に基づいて前記帯域割当を行うことを特徴とする通信システム。
  2. 前記バッファ量通知算出手段は、加算対象の個別バッファ量の数が異なる複数の累積値を求め、
    前記子局装置は、値の小さい累積値の順に、加算対象とする個別バッファ量に対応するキューに蓄積されたデータを送信し、
    前記親局装置は、前記帯域割当の際に、値の小さい累積値の順に前記子局装置が必要とする帯域を割り当てることを特徴とする請求項1に記載の通信システム。
  3. 前記バッファに蓄積されているキューごとのバッファ量が所定の閾値を超える場合には、前記閾値以下となるように前記個別バッファ量を算出し、
    前記子局装置は、蓄積されたデータの送信時に前記個別バッファ量分のデータを送信することを特徴とする請求項1または2に記載の通信システム。
  4. 前記閾値を帯域更新周期と最低帯域または最大帯域とに基づいて算出することを特徴とする請求項3に記載の通信システム。
  5. 前記閾値を帯域更新周期とキュー毎の優先度に基づいて算出することを特徴とする請求項3に記載の通信システム。
  6. 前記閾値を複数設け、それぞれの閾値以下となるように算出した個別バッファ量に基づいて累積値を算出することを特徴とする請求項3に記載の通信システム。
  7. 前記累積値として、前記キューの1つである第1のキューについて異なる閾値に対応する累積値を、閾値の小さい順に算出し、
    前記第1のキューの累積値の最大値に、前記キューの1つである第2のキューについて閾値の小さい順にそれぞれの閾値に対応する個別バッファ量を加算して、累積値を算出し、キューが3つ以上の場合には、以降同様に、前記キューの1つである第n(nは3以上)−1のキューの累積値の最大値に、第nのキューについて閾値の小さい順にそれぞれの閾値に対応する個別バッファ量を加算して、累積値を算出することを特徴とする請求項6に記載の通信システム。
  8. 前記累積値として、最も値の小さい閾値に基づいて算出した個別バッファ量を順次加算したキューの数分の累積値を算出し、最も値の小さい閾値に対応する累積値のうちの最大値に対して、つぎに値の小さい閾値に基づいて算出した個別バッファ量を順次加算した、キューの数分の累積値を算出し、閾値が3つ以上の場合には、以降同様に、第n(nは3以上)−1番目に小さい閾値に対応する累積値のうちの最大値に対して、n番目に小さい閾値に基づいて算出した個別バッファ量を順次加算した、キューの数分の累積値を算出することを特徴とする請求項6に記載の通信システム。
  9. 前記親局装置は、
    前記子局装置と、その子局装置についての割当処理を開始するときの累積値を識別するための割当処理開始位置との対応を保持し、
    子局装置ごとに、該当する割当処理開始位置により識別される累積値以降の累積値について割当処理を行うことを特徴とする請求項1〜8のいずれか1つに記載の通信システム。
  10. 親局装置と子局装置を備え、前記子局装置が自装置のバッファに蓄積されているデータ量を示すバッファ量を含むバッファ量通知を前記親局装置に送信し、前記親局装置が前記バッファ量通知に基づいて前記子局装置に対する帯域割当を行う通信システムにおける帯域割当方法であって、
    前記子局装置が、送信データをキューごとに蓄積するデータ蓄積ステップと、
    前記子局装置が、前記データ蓄積ステップで蓄積されたキューごとのバッファ量に基づいて、キューごとに所定の単位で表現した個別バッファ量を求め、少なくとも2つ以上の個別バッファ量を加算した値である累積値を求めるバッファ量通知算出ステップと、
    前記子局装置が、前記累積値を前記バッファ量通知に含めて送信するバッファ量通知ステップと、
    前記親局装置が、前記累積値に基づいて前記帯域割当を行う帯域割当ステップと、
    を含むことを特徴とする帯域割当方法。
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