JP2011234088A - Ponシステムおよび宅内装置並びに局側装置 - Google Patents

Ponシステムおよび宅内装置並びに局側装置 Download PDF

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Abstract

【課題】
複数の通信速度が混在するPONシステムは、高速側のONUが低速側のONUの通信帯域に影響され、通信帯域を有効に利用できないという問題があった。
【解決手段】
本発明では、第1通信速度と第1通信速度より高速の第2通信速度の宅内装置を収容する局側装置で構成されるPONシステムにおいて、第1通信速度の宅内装置は、送信フレームを圧縮する圧縮処理部と、送信バッファと、送信データ量を通知し、データ送出開始タイミングとデータ送出継続時間とを含む応答制御フレームを受信して、送信バッファの圧縮データを送信する宅内制御部とを有し、局側装置は、第1通信速度の宅内装置から受信した圧縮データを解凍する解凍処理部と、宅内装置から通知される送信データ量に応じて、データ送出開始タイミングとデータ送出継続時間とを決定し、宅内装置に送信する局側制御部とを設けた。
【選択図】 図1

Description

本発明は、複数の通信速度が混在する場合のPON(Passive Optical Network)システムおよび宅内装置並びに局側装置に関する。
近年、光ファイバを用いたブロードバンドアクセスサービスが広く普及している。このような通信システムでは、OLT(局側装置)とONU(宅内装置)との間を光ファイバで接続する。例えばPONシステムでは、OLTとONUとの間を1対nで接続するダブルスター方式を用いる。また、PONシステムには、OLTとONUとの間をSTM方式(同期方式)で通信するSTM−PONシステムと、ATM方式(非同期方式)で通信するB−PONシステムやA−PONシステムと、さらにEthernet(登録商標)方式で通信するE−PONシステムやGE−PONシステムに大別される(例えば特許文献1参照)。
また、最近では、1GbpsのEPONシステムから10Gbpsの超高速で通信する10G−EPONシステムも実現されている。図11は、1Gbpsと10Gbpsの通信速度が混在する場合のPONシステム901の構成例を示す図である。図11において、PONシステム901は、OLT902と、光カプラ(回線集線部)903と、#1から#10までの10台のユーザ端末が接続されるONU911からONU920とで構成される。ここで、ONU911からONU919の9台は、1GbpsのEPONシステムに対応し、ONU920の1台は10GbpsのEPONシステムに対応する。尚、OLT902は、1GbpsのEPONシステムと10Gbpsの10G−EPONシステムの両方に対応する。
ここで、PONシステム901では、OLT902から各ONU側への下り方向のフレームをTDM(時分割多重)で伝送する。尚、OLT902は、ONUの登録時に各ONUにID情報(LLID:仮想リンクID)を付与する。そして、OLT902はフレームを送信する際に宛先を示す各ONUに付与されたLLIDをフレームに付加して時分割多重(TDM)で送信する。OLT902から送信されるフレームは光カプラ903を介して全てのONUに送られるが、各ONUは受信したフレームのLLIDをチェックして、自装置のLLIDが付加されているフレームだけを受信し、自装置以外のLLIDが付加されているフレームは廃棄する。
一方、各ONUからOLT902への上り方向のフレームは、時分割多重アクセス(TDMA)によるバースト通信で伝送される。この時、各ONUの送信タイミング(送信開始時間、送信継続時間)は、OLT902から各ONUに割り当てられる。ここで、送信タイミングの割り当て手順は以下の通りである。尚、以降の説明において、送信タイミングと記述した場合は、送信開始時間と送信継続時間とを含むものとする。
先ず、OLT902は、各ONUから送信データ量を通知する要求制御フレームを受信し、送信データ量に応じて各ONUの送信タイミングを決定する。そして、各ONUに対して送信タイミングを指示する応答制御フレームを送信する。各ONUは、応答制御フレームで指示された送信タイミングで送信フレームをOLT902に送信するので、光カプラ903で各ONUからの送信信号(送信フレーム)が衝突(時間的に重複)することなくOLT902に伝送できる。例えば、図11において、ONU911が送信する1Gbpsのフレーム931は送信タイミングT21でバースト的に送信され、ONU919が送信する1Gbpsのフレーム939は送信タイミングT29でバースト的に送信される。同様に、ONU920が送信する10Gbpsのフレーム940は送信タイミングT30でバースト的に送信される。
このようにして、複数の通信速度が混在して利用される場合でも光カプラ903からOLT902までの通信区間では、各ONUから送信されたフレームが衝突することなくOLT902に伝送される。
特開2003−069591号公報
ところが、図11のPONシステム901では、10Gbpsと1Gbpsの2種類の通信速度を持つONUが混在するので、各ONUからOLT902への上り方向の通信帯域を効率よく利用できないという問題が生じる。特に高速通信(図11では10Gbpsの通信)を行うONU920の通信帯域が低速通信(図11では1Gbpsの通信)を行うONU911からONU919までの9台のONUによって制限され、ONU920の通信速度が低下してしまうという問題がある。
例えば、OLT902がONU911からONU920の10台のONUに対して上り方向の送信時間を等分して与えた場合(図11において、送信タイミングT21からT30の送信継続時間が同じ場合)、全通信時間の1/10の通信時間がそれぞれ各ONUに付与されることになるので、各ONUのスループットは以下のようになる。
ONU911 −> OLT:100Mbps
ONU912 −> OLT:100Mbps
ONU913 −> OLT:100Mbps
ONU914 −> OLT:100Mbps
ONU915 −> OLT:100Mbps
ONU916 −> OLT:100Mbps
ONU917 −> OLT:100Mbps
ONU918 −> OLT:100Mbps
ONU919 −> OLT:100Mbps
ONU920 −> OLT:1Gbps
上記の場合、光カプラ903からOLT902の通信区間のスループットは、合計:1.9Gbpsとなる。尚、ここでは、わかり易いように、ガードバンドやオーバーヘッドなどを考えないものとする。
このように、光カプラ903からOLT902の通信区間は最大で10Gbpsの通信帯域があるにも拘わらず、トータルの通信速度が1.9Gbpsになってしまう。特に、ONU920については、10Gbpsでデータフレームを送信するだけの能力があるにも拘わらず、他の1GbpsのONU911からONU919の通信帯域に影響されてしまい、良好なパフォーマンスを発揮することができない。
この理由は、OLT902からONU911からONU920までの10台のONUに割り当てられた送信時間が同じ場合、1bit当たりの送信時間が通信速度に応じて異なるからである。
上記課題に鑑み、本発明の目的は、通信速度の異なるONUと、これらのONUを収容するOLTとを有するPONシステムにおいて、高速側のONUが低速側のONUに影響されることなく、効率よく通信できるPONシステムおよび宅内装置並びに局側装置を提供することである。
本発明に係るPONシステムは、ユーザ端末を接続する第1通信速度の宅内装置および前記第1通信速度より高速の第2通信速度の宅内装置をそれぞれ少なくとも1台以上収容する局側装置で構成されるPONシステムにおいて、前記第1通信速度の宅内装置は、前記局側装置への送信フレームを圧縮する圧縮処理部と、前記圧縮前または圧縮後の送信フレームを一時的に保持する送信バッファと、前記局側装置に前記送信バッファに蓄積された送信データ量を通知する要求制御フレームを送信し、前記局側装置からデータ送出開始タイミングとデータ送出継続時間とを含む応答制御フレームを受信して、前記送信バッファの圧縮データを送信する宅内制御部とを有し、前記局側装置は、前記第1通信速度の宅内装置から受信した圧縮データを解凍する解凍処理部と、前記第1通信速度の宅内装置および前記第2通信速度の宅内装置から通知される送信データ量に応じて、前記第1通信速度の宅内装置および前記第2通信速度の宅内装置が前記局側装置に送信する際のデータ送出開始タイミングとデータ送出継続時間とを決定し、決定した前記データ送出開始タイミングと前記データ送出継続時間とを含む応答制御フレームを前記第1通信速度の宅内装置および前記第2通信速度の宅内装置に送信する局側制御部とを有することを特徴とする。
特に、前記第1通信速度の宅内装置の前記圧縮処理部は、前記局側装置へ送信する固定長の制御フレームを圧縮して前記データ送出継続時間を短くし、前記局側装置の解凍処理部は、前記第1通信速度の宅内装置から受信する圧縮された制御フレームを解凍して固定長の制御フレームに復元することを特徴とする。
また、前記第1通信速度の宅内装置の前記宅内制御部は、圧縮前の送信データ量と圧縮後の送信データ量とを前記局側装置に通知し、前記局側装置の局側制御部は、前記第1通信速度の宅内装置から通知された圧縮前の送信データ量に応じてデータ送出開始タイミングとデータ送出継続時間とを算出後、圧縮率に応じて前記算出されたデータ送出継続時間を短縮して新たなデータ送出開始タイミングと新たなデータ送出継続時間とを決定し、且つ前記短縮した時間を前記第2通信速度の宅内装置のデータ送出継続時間に割り当てることを特徴とする。
本発明に係る宅内装置は、ユーザ端末を接続する第1通信速度の宅内装置および前記第1通信速度より高速の第2通信速度の宅内装置をそれぞれ少なくとも1台以上収容する局側装置で構成されるPONシステムで用いられる前記第1通信速度の宅内装置において、前記局側装置への送信フレームを圧縮する圧縮処理部と、前記圧縮前または圧縮後の送信フレームを一時的に保持する送信バッファと、前記局側装置に前記送信バッファに蓄積された送信データ量を通知する要求制御フレームを送信し、前記局側装置からデータ送出開始タイミングとデータ送出継続時間とを含む応答制御フレームを受信して、前記送信バッファの圧縮データを送信する宅内制御部とを有することを特徴とする。
特に、前記圧縮処理部は、前記局側装置へ送信する固定長の制御フレームを圧縮して前記データ送出継続時間を短縮することを特徴とする。
本発明に係る局側装置は、ユーザ端末を接続する第1通信速度の宅内装置および前記第1通信速度より高速の第2通信速度の宅内装置をそれぞれ少なくとも1台以上収容する局側装置で構成されるPONシステムで用いられる局側装置において、前記第1通信速度の宅内装置から受信した圧縮データを解凍する解凍処理部と、前記第1通信速度の宅内装置および前記第2通信速度の宅内装置から通知される送信データ量に応じて、前記第1通信速度の宅内装置および前記第2通信速度の宅内装置が前記局側装置に送信する際のデータ送出開始タイミングとデータ送出継続時間とを決定し、決定した前記データ送出開始タイミングと前記データ送出継続時間とを含む応答制御フレームを前記第1通信速度の宅内装置および前記第2通信速度の宅内装置に送信する局側制御部とを有することを特徴とする。
特に、前記解凍処理部は、前記第1通信速度の宅内装置から受信する圧縮された制御フレームを解凍して固定長の制御フレームに復元することを特徴とする。
また、前記局側制御部は、前記第1通信速度の宅内装置から通知された圧縮前の送信データ量に応じてデータ送出開始タイミングとデータ送出継続時間とを算出後、圧縮率に応じて前記算出されたデータ送出継続時間を短縮して新たなデータ送出開始タイミングと新たなデータ送出継続時間とを決定し、且つ前記短縮した時間を前記第2通信速度の宅内装置のデータ送出継続時間に割り当てることを特徴とする。
本発明に係るPONシステムおよび宅内装置並びに局側装置は、通信速度の異なるONUを有する場合に、低速側のONUがOLT側に送信するフレームを圧縮することによって上り方向の帯域を拡張できる。そして、空いた帯域を高速側のONUに割り当てることにより、低速側のONUの影響を低減でき、効率の良い通信が可能になる。
各実施形態に共通のPONシステム101の構成例を示す図である。 各実施形態の効果を示す説明図である。 第1実施形態に係るONU201の構成例を示す図である。 REPORTフレームの例を示す図である。 圧縮しない場合のONU801の構成例を示す図である。 ONU201の変形例1を示す図である。 ONU201の変形例2を示す図である。 第1実施形態に係るOLT301の構成例を示す図である。 圧縮しない場合のOLT701の構成例を示す図である。 OLT301の変形例を示す図である。 従来のPONシステム901の構成例を示す図である。
以下、PONシステムおよび宅内装置並びに局側装置の各実施形態について図面を用いて詳しく説明する。
[システム構成例]
図1は、後に説明する各実施形態に共通のPONシステム101の構成例を示す図である。尚、図1のPONシステム101は、従来技術で説明した図11のPONシステム901と同様に、1Gbpsと10Gbpsの通信速度が混在する。図1において、PONシステム101は、OLT102と、光カプラ(回線集線部)103と、10台のONU111からONU120とで構成される。ONU111からONU119の9台は1GbpsのEPONシステムに対応し、ONU120の1台は10GbpsのEPONシステムに対応する。尚、OLT102は、1GbpsのEPONシステムと10Gbpsの10G−EPONシステムの両方に対応する。
ここで、PONシステム101は、PONシステム901と同様に、OLT102から各ONU側への下り方向のデータフレームは時分割多重(TDM)されて伝送される。尚、OLT102は、各ONUの登録時に各ONUにID情報(LLID:仮想リンクID)を付与する。そして、OLT102はフレームを送信する際にフレームに宛先となるONUのLLIDを付加して送信する。OLT102から送信されるフレームは光カプラ103を介して全てのONUに送られるが、各ONUでは受信したフレームに、自装置のLLIDが付加されている場合だけ当該フレームを受信し、自装置以外のLLIDが付加されたフレームは廃棄する。
一方、各ONUからOLT102への上り方向のフレームは、時分割多重アクセス(TDMA)によるバースト通信で伝送される。各ONUの送信タイミング(送信開始時間、送信継続時間)は、OLT102により各ONUに割り当てられる。OLT102は、送信要求の制御フレームを各ONUから受信し、各ONUの送信タイミングを決定する。そして、各ONUに対して送信タイミングを指示する制御フレームを送信する。各ONUは指示された時間のみに送信フレームを送信するので、光カプラ103で各ONUの送信信号(送信フレーム)が衝突することなくOLT102に伝送することができる。
ここまでの動作は、従来技術の図11で説明したPONシステム901と同じである。図11では、ONU911からONU919までの9台のONUが送信する1Gbpsのフレーム931からフレーム939までの送信タイミング(T21からT29まで)は、ONU920が送信する10Gbpsのフレーム940と同じ送信時間(T30)であった。このため、従来技術で述べたように、ONU920は10Gbpsの送信能力を持っているにも拘わらず、1Gbpsの通信速度でしか通信できないという問題があった。
そこで、本実施形態に係るPONシステム101では、低速側のONU111からONU119までの9台のONUは、送信するフレームを圧縮してOLT102に送信し、OLT102側で圧縮されたフレームを解凍(伸長とも称する)するようになっている。
例えば図1の送信タイミング(T1からT9まで)は、図11の従来例で示した1Gbpsのフレーム931からフレーム939までを1/2に圧縮する場合の例を示している。そして、図11のフレーム931は1/2に圧縮されて、図1の送信タイミングT1で送信される1Gbpsのフレーム131になる。同様に、図11のフレーム932からフレーム939までの1Gbpsのフレームは1/2に圧縮されて図1の1Gbpsのフレーム132からフレーム139になる。そして、フレーム931からフレーム939までを1/2に圧縮して空いた時間を10GbpsのONU120に割り当て、ONU120は送信タイミングT10で10Gbpsのフレーム140を送信する。このように、ONU120の送信帯域を広げることができる。
[圧縮による送信時間の短縮処理]
ここで、図1のPONシステム101において、低速側の各ONUが送信するフレームを圧縮しない場合と圧縮する場合の各ONUの送信時間の違いを図2を用いて比較する。
図2(a)は、PONシステム101において低速側の各ONUが送信するフレームを圧縮しない場合の送信タイミングの割り当て例を描いた図である。この場合、図11で説明した従来のPONシステム901と同様に、ONU111からONU120までの10台のONUで共有する全送信時間を100%として、各ONUに対して同じ送信時間(10%)ずつを割り当てている。例えば、ONU111が送信するフレーム141は1Gbpsの通信速度の1/10の通信帯域(100Mbps)が与えられる。同様に、ONU112からONU119までの各ONUが送信するフレーム142からフレーム149までの各フレームはそれぞれ1Gbpsの通信速度の1/10の通信帯域(100Mbps)が与えられる。また、ONU120が送信するフレーム150は10Gbpsの通信速度の1/10の通信帯域(1Gbps)が与えられる。この場合、全送信時間(100%)のうち低速側の9台のONUで90%の送信時間を占有することになり、高速側のONU120は10%の送信時間しか使用できない。これは、図11で説明した従来のPONシステム901と同じである。
これに対して、図2(b)はPONシステム101において低速側の各ONUが送信するフレームを圧縮する場合の様子を描いた図である。尚、図2(a)と同様に、ONU111からONU120までの10台のONUで共有する全送信時間を100%として描いてある。図2(b)において、例えばONU101からONU119までの9台の低速側のONUが送信するフレームを1/2に圧縮して送信する場合、各ONUの送信時間も1/2でよいので、低速側の9台のONUが占有する送信時間は45%になる。
そこで、例えば、圧縮によって得られた45%の送信時間を高速側のONUに割り当てることによって、高速側のONU120は55%の送信時間を与えられることになり、図2(a)の場合に比べて、ONU120は5.5倍の通信帯域(5.5Gbps)を使用することができる。
一方、OLT102は、低速側の9台のONU(ONU111からONU119)から受信するフレームを解凍した0.9Gbpsのデータと、高速側のONU120から受信する5.5Gbpsのデータとを多重して上位側に送信する。この結果、上位側の通信帯域10Gbpsのうち6.4Gbps(5.5Gbps+0.9Gbps)の帯域を利用することができる。
このように、1GbpsのONU111からONU119までの9台のONUは、送信時間は短くなるが図11の従来例と実質的に同じ通信速度を確保できるので、各ONUのスループットは以下のようになる。
ONU111 −> OLT:100Mbps
ONU112 −> OLT:100Mbps
ONU113 −> OLT:100Mbps
ONU114 −> OLT:100Mbps
ONU115 −> OLT:100Mbps
ONU116 −> OLT:100Mbps
ONU117 −> OLT:100Mbps
ONU118 −> OLT:100Mbps
ONU119 −> OLT:100Mbps
ONU120 −> OLT:5.5Gbps
上記の場合、光カプラ103からOLT102の通信区間のスループットは、合計:6.4Gbpsとなり、図11の従来技術で説明した1.9Gbpsより4.5Gbpsのスループットが向上する。尚、ここでは、わかり易いように、ガードバンドやオーバーヘッドなどを考えないものとする。
このように、本実施形態に係るPONシステム101は、低速側のONUがOLT102に送信するデータを圧縮することによって実質的な送信時間を短くし、空いた時間を高速側のONU120に割り当てることによって通信帯域を有効に利用することができる。
尚、図2の例では、本実施形態の効果がわかり易いように低速側の各ONUが送信するデータを1/2に圧縮する場合について説明したが、各ONUの圧縮率が同じである必要はなく、圧縮率に応じて送信時間を変えるようにしても構わない。例えば3/4の圧縮率の場合は送信時間も3/4に短くし、1/5の圧縮率の場合は送信時間を1/5に短くする。このように、圧縮率に応じて送信時間を変えることによって、同じ通信帯域を維持することができる。そして、低速側の各ONUの圧縮によって空いた送信時間を高速側のONUに割り当てることで、光カプラ103からOLT102までの上り回線の通信帯域を最大限に有効利用することが可能になる。
次に、低速側の各ONUの構成およびOLT102の構成例について説明する。
[ONUの構成例]
図3のONU201は、低速側のONU111からONU119までの9台のONUに対応する。図3において、ONU201は、ユーザIF202と、UNI側通信部203と、PON制御部(PON MAC)204と、PON通信部205とで基本的に構成される。さらに、フレーム処理部206と、圧縮処理部207と、送信用バッファ208と、送信処理部209と、受信処理部210と、ONU制御処理部211とを有する。尚、図3では、圧縮処理部207と送信用バッファ208をPON制御部204とは別に描いてあるが、全てをPON制御部204に含めても構わないし、いずれかを含めても構わない。
ユーザIF202は、パソコンなどのユーザ端末を接続するためのインターフェースを提供し、例えばイーサネット(登録商標)用のLANケーブルが接続され、ユーザー端末側との間でデータを送受信する。
UNI側通信部203は、LAN制御などを行い、ユーザIF202を介して接続されるユーザー端末とPON制御部204との間のデータの受け渡しを行う。例えば、ユーザIF202から入力するシリアルデータをパラレルデータに変換するSERDES(シリアルパラレル変換部)などを有する。
PON制御部204は、フレーム処理部206と、送信処理部209と、受信処理部210と、ONU制御処理部211とで構成される。フレーム処理部206は、UNI側通信部203から入力するユーザー端末のデータフレームをPON規格に応じたデータフレームに変換して圧縮処理部207に出力する。或いは、フレーム処理部206は、ONU制御処理部211が出力する制御情報を制御フレームに変換して圧縮処理部207に出力する。送信処理部209は、送信用バッファ208からOLT102に送信するフレームを読み出してPON側通信部205を介してOLT102側に送信する。受信処理部210は、PON側通信部205を介してOLT102側から受信するフレームのLLIDをチェックして自己宛のフレームを取得し、データフレームはUNI側通信部203およびユーザーIF202を介してユーザー端末に出力し、制御フレームはONU制御処理部211に出力する。ONU制御処理部211は、受信処理部210から入力する制御フレームを解析して、送信処理部209が送信用バッファ208から読み出すデータ量や送信タイミングを制御する。或いは、送信用バッファ208に蓄積されている送信予定のデータ量の情報をフレーム処理部206に出力し、フレーム処理部206は自己のLLIDと送信予定のデータ量の情報とを含む要求制御フレームを生成して圧縮処理部207に出力する。
このように、PON制御部204は、ONU201のOLT102への登録処理やOLT102から付与されたLLID(仮想リンクID)を用いてOLT102との間で制御フレームやデータフレームの送受信を行う。例えば、データフレームを送信する前にOLT102に送信待ちのデータ量(送信バッファ容量)などが記載された送信要求の制御フレームを送信し、OLT102から受信する送信許可の制御フレームで指示された送信タイミング(送信開始時間、送信継続時間)に応じて、データフレームを送信する。
PON側通信部205は、PON回線用の光送受信部(OMD)などで構成され、PON制御部204がOLT102に送信する制御フレームやデータフレームを光信号にE/O変換(電気信号から光信号への変換)してOLT102側に出力する。また、OLT102側から受信する光信号をO/E変換(光信号から電気信号への変換)してPON制御部204に出力する。
フレーム処理部206は、先に説明したように、PON規格に応じた送信フレームを生成する。送信フレームは、例えばユーザ端末の送信データを載せたデータフレームや送信要求などの制御フレームである。そして、これらの送信フレームは圧縮処理部207に出力される。
圧縮処理部207は、フレーム処理部206が出力する送信フレームを予め設定された圧縮方法で圧縮する。例えば、頻度の高いデータ列に短い符号を割り当てるランレングス符号化などを行う。或いは、”0”が連続する冗長部分を”0”の個数を示す情報に置き換えるだけの処理を行っても構わない。図4にEPONの制御フレームの1つであるREPORTフレームを圧縮する場合の例を示す。図4に示すように、REPORTフレームは、64byte長のフレームである。ところが、通常の運用時は、必要な情報が30byte程度で残りの34byteは”00h”(hは16進数を示し、00hは2値の”00000000”に相当する)で埋められている(Padding)。そこで、圧縮処理部207は、フレーム処理部206が生成した64byteのREPORTフレームを32byte程度に圧縮する。この場合の圧縮処理部207の圧縮方法は、”00h”で埋められている34byteのPadding領域の代わりに”00h”が30個と表記する。例えば、“00h” ・・・”00h”の34byteを“00h”と”22h”の2byteで表現する。ここで、22hは30個の連続する個数を意味するが、REPORTフレームの場合はPadding位置で複数byteの”00h”が連続することが明らかであるので、1byteの“00h”の直後に0ではない値が来ることにより、”22h”が個数を示す圧縮用の符号であることを受信側で判別できる。尚、REPORTフレームのように構成が既知ではないフレームの場合は、例えばデータ列に現れない判別用の符号を決めておけばよい。例えば”FFh”がデータ列に現れない符号である場合は、”FFh”の後に”22h”を送信することで、受信側ではこの部分に”00h”を30個連続させて復元すればよいことがわかる。また、データ列がユーザデータである場合は、判別用の符号が現れないように別の符号に置き換えるなどの周知の手法を用いて処理することで、同様に圧縮処理を行うことができる。
このようにして、32byte分の送信時間を2byte分の送信時間に短縮することができ、空いた送信時間(帯域)を高速側のONUに割り当てることができる。尚、高速側のONUの送信データ量が少ない場合は、空いた送信時間を送信データ量が多い他の低速側のONUに割り当てるようにしても構わない。
上記の場合、32byteを1Gbpsの通信速度として送信時間に換算すると、
32[byte]× 8[bit/byte]× 1[nsec]= 256[nsec]
となる。この256[nsec]の時間は、1Gbpsの通信速度の場合は32byte分であるが、10Gbpsの通信速度では320byte分の通信時間に相当し、高速側のONUの通信帯域を広くすることができる。
ここで、本実施形態に係るONU201の特徴がわかり易いように、圧縮処理部207が無い場合のONU801の構成例を図5に示す。図5において、ONU801は、ユーザIF802と、UNI側通信部803と、PON制御部(PON MAC)804と、PON通信部805とで基本的に構成される。さらに、フレーム処理部806と、送信用バッファ808と、送信処理部809と、受信処理部810と、ONU制御処理部811とを有する。尚、図において、符号が8**を2**に置き換えると図3のユーザIF202と、UNI側通信部203と、PON制御部(PON MAC)204と、PON通信部205と、フレーム処理部206と、送信用バッファ208と、送信処理部209と、受信処理部210と、ONU制御処理部211とにそれぞれ対応し、圧縮処理部207に関連する処理を除いて同様の処理を行う。例えば、ONU制御処理部811は、受信処理部810から入力する制御フレームを解析して、送信処理部809が送信用バッファ808から読み出すデータ量や送信タイミングを制御する。或いは、送信用バッファ808に蓄積されている送信予定のデータ量の情報をフレーム処理部806に出力し、フレーム処理部806は自己のLLIDと送信予定のデータ量の情報とを含む要求制御フレームを生成して送信用バッファ808に出力し、送信処理部804およびPON側通信部805を介してOLT側に送信する。
このように、本実施形態に係るONU201は、低速側のONU111からONU119までの9台のONUに対応し、従来のONU801に圧縮処理部207を設けて、OLT側に送信するフレームの圧縮処理を行う以外の基本的な動作は同じであるが、圧縮によって空いた送信時間を高速側のONU、例えば10GbpsのONU120に割り当てることにより、上り回線の通信帯域を有効に利用することができる。
[ONU201の変形例1]
図3に示したONU201は、フレーム処理部206が出力する送信フレームを圧縮処理部207で圧縮した送信フレームを送信用バッファ208に保持するようにしたが、図6に示すONU201aのように、フレーム処理部206が出力する送信フレームを一旦、送信用バッファ208aに保持してから圧縮処理部207aで圧縮するようにしても構わない。尚、図3と同符号のものは同じものを示す。図6のONU201aの場合、PON制御部204は、圧縮前の送信データ量と圧縮後の送信データ量とを知ることができる。そして、PON制御部204の制御フレーム処理部211は、圧縮前の送信データ量と圧縮後の送信データ量とから求めた圧縮率の情報をフレーム処理部206で送信待ちのデータ量(送信バッファ容量)などが記載された送信要求の制御フレームに付加してOLT102側に送信する。
これにより、OLT102は、低速側の各ONUから通知される圧縮率の情報と送信待ちのデータ量とを基に送信タイミングを決定することができる。この場合、OLT102は、例えば3/4の圧縮率の場合は送信時間も3/4、1/5の圧縮率の場合は送信時間を1/5にそれぞれ短縮して送信タイミングを割り当てるように処理する。このように、圧縮率に応じて送信時間を変えることによって、低速側の各ONUは圧縮しない場合と同じ通信帯域を維持することができる。そして、低速側の各ONUの圧縮によって空いた送信時間を高速側のONUに割り当てることで、光カプラ103からOLT102までの上り回線の通信帯域を最大限に利用することが可能になる。
[ONU201の変形例2]
図3に示したONU201は、フレーム処理部206が出力する送信フレームを圧縮処理部207で圧縮した送信フレームを送信用バッファ208に保持するようにしたが、図7に示すONU201bのように、フレーム処理部206が出力する送信フレームを一旦、送信用バッファ208bに保持し、OLT側に送信する際に圧縮処理部207bで圧縮するようにしても構わない。尚、図3と同符号のものは同じものを示す。図7のONU201bの場合、PON制御部204は、圧縮が必要なフレームのみ圧縮してOLT側に送信することができ、圧縮処理部207bの処理負荷を低減することができる。尚、変形例2の場合、圧縮率の情報を送信前に知ることができないので、OLT102は、低速側の各ONUに割り当てる送信時間を一律に短縮して送信タイミングを割り当てるように処理する。そして、低速側の各ONUの圧縮によって空いた送信時間を高速側のONUに割り当てることで、光カプラ103からOLT102までの上り回線の通信帯域を最大限に有効利用することが可能になる。
[OLTの構成例]
次に、図1のOLT102の構成例について説明する。図8は、OLT102に対応するOLT301の構成例を示す図である。図8において、OLT301は、光通信部(OMD)302と、1G−SERDES303と、10G−SERDES304と、下り側SERDES305と、PON制御部(PON MAC)306と、SNI側通信部307とで基本的に構成される。さらに、フレーム処理部308と、解凍処理部309と、送信用バッファ310と、送信処理部311と、受信処理部312と、OLT制御処理部313とを有する。尚、図8では、解凍処理部309をPON制御部306とは別に描いてあるが、全てをPON制御部306に含めても構わない。
光通信部302は、OLT301が配下に収容する各ONUから受信する光信号をO/E変換(光信号から電気信号への変換)し、1Gbpsの光信号に対応する電気信号は1G−SERDES303に、10Gbpsの光信号に対応する電気信号は10G−SERDES304にそれぞれ出力する。また、光通信部302は、PON制御部306が各ONUに送信する制御フレームやデータフレームを下り側SERDES305を介して入力して光信号にE/O変換(電気信号から光信号への変換)し、ONU側に出力する。尚、各ONU側への下り信号は、例えば1GbpsのONUへのフレームと10GbpsのONUへのフレームはそれぞれ異なる波長の光信号で送信され、同じ通信速度のONUに対しては時分割多重(TDM)される。また、各ONU側から受信する上り信号は、例えば1GbpsのONUが送信するフレームと10GbpsのONUが送信するフレームが同じ波長の光信号で時分割多重アクセス(TDMA)される。
1G−SERDES303は、光通信部302から入力する1Gbpsのシリアルデータをパラレルデータに変換するシリアルパラレル変換部である。
10G−SERDES304は、光通信部302から入力する10Gbpsのシリアルデータをパラレルデータに変換するシリアルパラレル変換部である。
下り側SERDES305は、PON制御部306の受信処理部312から入力する1Gbpsまたは10Gbpsのパラレルデータをシリアルデータに変換して光通信部302に出力するパラレルシリアル変換部である。
PON制御部306は、フレーム処理部308と、送信処理部311と、受信処理部312と、OLT制御処理部313とで構成される。フレーム処理部308は、ONU側から受信する1Gbpsまたは10Gbpsのフレームを入力し、1Gbpsのフレーム(データフレームおよび制御フレーム)を解凍処理部309に出力し、10Gbpsのデータフレームを送信用バッファ310に出力する。尚、フレーム処理部308は、10GbpsのONUから受信する制御フレームについては、送信用バッファ310ではなく、OLT制御処理部313に出力する。また、1GbpsのONUから受信する制御フレームは、解凍処理部309を介してOLT制御処理部313に入力される。送信処理部311は、送信用バッファ310から上位側の回線に送信するフレームを読み出してSNI側通信部307を介して上位側に送信する。受信処理部312は、SNI側通信部307を介して上位側から受信するフレームの宛先に応じて、該当するONUのLLIDを付加したフレームを作成し、時分割多重して下り側SERDES305および光通信部302を介して各ONUに送信する。或いは、OLT制御処理部313が出力する制御フレームを時分割多重して下り側SERDES305および光通信部302を介して各ONUに送信する。
例えば、OLT制御処理部313は、未登録のONUに対して送信タイミングを通知するDiscoveryGATEの制御フレームを送信して、未登録のONUから登録要求の制御フレームを受信すると、当該ONUにLLID(仮想リンクID)を付与する。尚、各ONUに付与したLLIDは、OLT制御処理部313が内部のメモリに保持する。或いは、各ONUから送信待ちのデータ量(送信バッファ容量)などが記載された送信要求の制御フレームを受信すると、OLT制御処理部313は、送信待ちのデータ量や各ONUの上り通信速度(1Gbpsや10Gbpsなど)などの情報を解析し、各ONUに割り当てるための送信タイミング(送信開始時間、送信継続時間)を求める。そして、OLT制御処理部313が求めた送信タイミングを含む送信許可の制御フレームを受信処理部312,下り側SERDES305および光通信部302を介して送信要求した各ONUに送信する。このように、PON制御部306は、配下に接続するONUの登録処理やLLIDの付与および送信タイミングの割り当てなどONUの管理を行うと共に、各ONUと上位側との間で宛先に応じたフレームの送受信を行う。
SNI側通信部307は、送信用バッファ310に蓄積されている各ONUから送られてくるデータフレームを宛先に応じて多重して上位側の回線(例えば10Gbpsの専用回線)に送信する。この時、1GbpsのPON回線のデータと10GbpsのPON回線のデータは、ルータやL2SW(レベル2スイッチ)などの上位側装置の専用回線に応じたフレームフォーマットに変換されて送信される。
解凍処理部309は、フレーム処理部308から入力する1Gbps(低速側)のONUから受信するフレーム(データフレームおよび制御フレーム)をPON制御部306から指示された解凍方法で解凍を行い、送信用バッファ310に出力する。ここで、解凍方法は、先に説明したONU側の圧縮方法に対応するもので、例えば、頻度の高いデータ列に短い符号を割り当てるランレングス符号化で圧縮した場合は、短い符号を圧縮とは逆の方法で元のデータ列に戻す処理を行い、圧縮前のデータを復元する。図4で説明したREPORTフレームの例では、REPORTフレームの”00h”で埋められている34byteのPadding領域の代わりに”00h”が30個と表記して32byteに圧縮しているので、“00h”と”22h”の2byteで表現された部分を“00h” ・・・”00h”の34byteに戻す処理が解凍処理に相当する。これにより、解凍処理部309は、図4に示した64byteのREPORTフレームを復元できる。復元されたREPORTフレームは、制御用フレームであるから送信用バッファ310ではなく、OLT制御処理部313に出力され、OLT制御処理部313でREPORTフレームの解析が行われ、内容に応じた制御処理が実行される。
尚、上記の説明では、制御フレームであるREPORTフレームを例に挙げて、フレーム長を短くして送信時間を短縮する場合を示したが、REPORTフレーム以外の制御フレームの冗長部分を圧縮するようにしても構わないし、制御フレームに限らずデータフレームについてもランレングス符号化などにより圧縮しても構わない。いずれの方法においても、解凍処理部309は、ONU側の圧縮方法に対応する解凍方法で受信したフレームを解凍処理する。
送信用バッファ310は、フレーム処理部308から出力される10GbpsのONUから受信したデータフレームと、解凍処理部309が解凍した1GbpsのONUから受信したデータフレームとを一時的に保持する。そして、送信処理部311によって読み出され、さらに宛先に応じて多重されてSNI側通信部307を介して上位側に送信される。
このようにして、OLT301は、低速側(上記の例では1Gbps)の各ONUから受信する圧縮されたフレームを解凍してデータフレームは上位側に転送し、制御フレームはPON制御部306のOLT制御処理部313でPON制御に用いられる。
ここで、本実施形態に係るOLT301の特徴がわかり易いように、解凍処理部309が無い場合のOLT701の構成例を図9に示す。図9において、ONU701は、光通信部(OMD)702と、1G−SERDES703と、10G−SERDES704と、下り側SERDES705と、PON制御部(PON MAC)706と、SNI側通信部707とで基本的に構成される。さらに、フレーム処理部708と、送信用バッファ710と、送信処理部711と、受信処理部712と、OLT制御処理部713とを有する。尚、図9において、符号が7**を3**に置き換えると図8の光通信部(OMD)302と、1G−SERDES303と、10G−SERDES304と、下り側SERDES305と、PON制御部(PON MAC)306と、SNI側通信部307と、フレーム処理部308と、送信用バッファ310と、送信処理部311と、受信処理部312と、OLT制御処理部313とにそれぞれ対応し、解凍処理部309に関連する処理を除いて同様の処理が行われる。例えば、OLT制御処理部713は、フレーム処理部708から入力する1Gbpsまたは10GbpsのONUから受信した制御フレームを解析する。そして、OLT制御処理部713は、配下に接続するONUの登録処理やLLIDの付与および送信タイミングの割り当てなど各ONUの管理を行うと共に、各ONUと上位側との間で宛先に応じたフレームの送受信を行う。また、フレーム処理部708は、1Gbpsまたは10GbpsのONUから受信したデータフレームを送信用バッファ710に一時的に記憶する。そして、送信処理部711は、送信用バッファ710に記憶されたデータフレームを読み出して宛先に応じて多重し、SNI側通信部707を介して上位側に送信する。
このように、低速側のONUから受信するフレームが圧縮されていない場合、低速側のONUから受信する1Gbpsのフレームと高速側のONUから受信する10Gbpsのフレームは、OLT701において同じように扱われる。
これに対して、図8で説明した本実施形態に係るOLT301の場合は、従来のOLT701に解凍処理部309を設けた構成になる。そして、低速側(上記の例では1Gbps)の各ONUから受信する圧縮されたフレームを解凍してデータフレームは上位側に転送し、解凍された制御フレームはPON制御部306でPON制御に用いるので、低速側の各ONUからOLT301への上り回線の通信帯域(送信時間)を空けることができる。そして、圧縮によって空いた送信時間を高速側のONU、例えば10GbpsのONU120に割り当てることにより、上り回線の通信帯域を有効に利用することができる。
[空き帯域の割り当て]
ここで、低速側のフレームの圧縮によって空いた通信帯域(PONシステムの場合の送信時間)を高速側のONUの送信時間に割り当てる処理についていくつかの例を挙げて説明する。
(1)圧縮処理を行う低速側のONUに対して、予め設定された所定割合だけ短縮した送信時間を割り当てる方法
OLT301のOLT制御処理部313は、低速側の各ONUから通知された送信バッファ容量に応じて各ONUの送信タイミング(送信開始時間、送信継続時間)を従来通りに一旦求める。そして、送信継続時間を所定割合だけ短縮する。例えば所定割合が30%に設定されている場合、OLT制御処理部313は各ONUに通知する送信継続時間を0.7倍して各ONUに割り当てる。
一方、高速側の各ONUから通知された送信バッファ容量に応じて各ONUの送信タイミング(送信開始時間、送信継続時間)を従来通りに一旦求める。そして、送信継続時間を拡張する。このとき拡張する時間は、低速側の各ONUの短縮した時間の合計時間である。例えば図2(a)の場合、短縮前の低速側の各ONUの合計の短縮時間が全体時間の45%なので、図2(b)のように高速側のONUに割り当てる送信継続時間を全体時間の45%だけ拡張して割り当てる。ここで、高速側のONUが複数台ある場合は、台数に応じて配分する。例えば図2の場合、高速側のONUが5台ある場合は、それぞれ全体時間の9%ずつ拡張して送信継続時間を割り当てる。
このように、本実施形態に係るPONシステム101は、低速側のONUがOLT側に送信するデータを圧縮することによって実質的な送信時間を短くし、空いた時間を高速側のONUに割り当てることによってPON回線の上り方向の通信帯域を有効に利用することができる。特に、低速側のONUの通信帯域によって高速側のONUの通信帯域が制限されるという問題を軽減できる。
(2)圧縮処理を行う低速側のONUに対して、低速側のONUから通知される圧縮率に応じて送信時間を短縮して割り当てる方法
ONU側から圧縮前または圧縮後の送信バッファ容量を通知する際に圧縮率も制御フレームで通知するようにする。そして、OLT301のOLT制御処理部313は、低速側の各ONUから通知された送信バッファ容量が圧縮前の容量である場合はそのまま利用し、圧縮後の容量である場合は圧縮率に応じて元の容量に換算して、従来通りに各ONUに割り当てる送信継続時間を一旦求める。そして、一旦求めた送信継続時間を圧縮率に応じて短縮する。例えば圧縮率が60%の場合は、OLT制御処理部313は当該ONUに通知する送信継続時間を0.6倍して割り当てる。尚、OLT制御処理部313は、各ONUに指示する送信タイミング情報の中の送信開始時間は、短縮された送信継続時間に応じて調整する。例えば、0.1μsec短縮された場合は、OLT制御処理部313は、他のONUとの送信開始時間の間隔も0.1μsecだけ詰めて割り当てる。
このように、本実施形態に係るPONシステム101は、低速側のONUがOLT側に送信するデータを圧縮することによって実質的な送信時間を短くし、空いた時間を高速側のONUに割り当てることによってPON回線の上り方向の通信帯域を有効に利用することができる。特に本方法では、圧縮率に応じて送信継続時間を短縮するので、低速側の各ONUは圧縮しない場合と同じ通信帯域を維持することができる。そして、低速側の各ONUの圧縮によって空いた送信時間を高速側のONUに割り当てる処理は、先に説明した(1)の送信時間の割り当て方法と同じである。
[OLT301の変形例]
図10に図8のOLT301の変形例を示す。図10のOLT301aは、図8のOLT301の1G−SERDES303を搭載しておらず、光通信部302で電気信号に変換された1Gbpsのフレームがシリアルデータでフレーム処理部308に入力される。尚、10GbpsのフレームについてはOLT301と同様に10G−SERDES304を介してフレーム処理部308にパラレルデータで入力される。これにより、1G−SERDES303の回路が不要にできる。この理由は、圧縮によって1Gbpsのデータ量が少なくなるため、1G−SERDES303でパラレルデータに変換しなくても処理が可能になるからである。
さらに、図10のOLT301aにおいて、図8のOLT301と異なる点は解凍処理部309aの配置である。図8に示したOLT301は、フレーム処理部308が出力する1Gbpsのデータフレームを解凍処理部309で解凍し、解凍した1Gbpsのデータフレームを送信用バッファ310で保持するようにした。これに対して、図10に示すOLT301aは、フレーム処理部308が出力する1Gbpsの圧縮されたフレーム(データフレームおよび制御フレーム)を10Gbpsのデータフレームと同様に一旦、送信用バッファ310aに保持する。この場合、解凍処理部309aは、送信用バッファ310aに保持されている1Gbpsの圧縮されたフレーム(データフレームおよび制御フレーム)を読み出して解凍処理を行い、解凍したデータフレームは再び送信用バッファ310aに保持され、解凍した制御フレームはOLT制御処理部313に出力される。尚、図10において、図8と同符号のものは同じものを示す。図10のOLT301aの場合、解凍処理部309aは、配下の各ONUから受信するフレームをリアルタイムで処理する必要がないので、処理負荷を低減できるというメリットがある。このため、1G−SERDES303の回路を削除しても解凍処理部309aの処理に負担は掛からない。
尚、図10のOLT301aでは、1G−SERDES303の回路削除と、解凍処理部309aの配置変更の2つの変形例を同時に行う場合について示したが、いずれか一方の変形だけを行っても構わない。例えば、図8のOLT301において、1G−SERDES303の回路を削除した構成にしても構わない。
以上、各実施形態で説明してきたように、本発明に係るPONシステムおよび宅内装置並びに局側装置は、通信速度の異なるONUを有する場合に、低速側のONUがOLT側に送信するフレームを圧縮することによって上り方向の帯域を拡張できる。そして、空いた帯域を高速側のONUに割り当てることにより、低速側のONUの影響を低減でき、効率の良い通信が可能になる。
101,901・・・PONシステム
102,902・・・OLT
103,903・・・光カプラ(回線集線部)
111から120,911から920・・・ONU
201,201a,201b,801・・・ONU
202,802・・・ユーザIF
203,803・・・UNI側通信部
204,804・・・PON制御部
205,805・・・PON側通信部
206,806・・・フレーム処理部
207,207a,207b・・・圧縮処理部
208,208a,208b,808・・・送信用バッファ
209,809・・・送信処理部
210,810・・・受信処理部
211,811・・・ONU制御処理部
301,301a,701・・・OLT
302,702・・・光通信部
303,703・・・1G−SERDES
304,704・・・10G−SERDES
305,705・・・下り側SERDES
306,706・・・PON制御部
307,707・・・SNI側通信部
308,708・・・フレーム処理部
309,309a・・・解凍処理部
310,310a,710・・・送信用バッファ
311,711・・・送信処理部
312,712・・・受信処理部
313,713・・・OLT制御処理部

Claims (8)

  1. ユーザ端末を接続する第1通信速度の宅内装置および前記第1通信速度より高速の第2通信速度の宅内装置をそれぞれ少なくとも1台以上収容する局側装置で構成されるPONシステムにおいて、
    前記第1通信速度の宅内装置は、
    前記局側装置への送信フレームを圧縮する圧縮処理部と、
    前記圧縮前または圧縮後の送信フレームを一時的に保持する送信バッファと、
    前記局側装置に前記送信バッファに蓄積された送信データ量を通知する要求制御フレームを送信し、前記局側装置からデータ送出開始タイミングとデータ送出継続時間とを含む応答制御フレームを受信して、前記送信バッファの圧縮データを送信する宅内制御部と
    を有し、
    前記局側装置は、
    前記第1通信速度の宅内装置から受信した圧縮データを解凍する解凍処理部と、
    前記第1通信速度の宅内装置および前記第2通信速度の宅内装置から通知される送信データ量に応じて、前記第1通信速度の宅内装置および前記第2通信速度の宅内装置が前記局側装置に送信する際のデータ送出開始タイミングとデータ送出継続時間とを決定し、決定した前記データ送出開始タイミングと前記データ送出継続時間とを含む応答制御フレームを前記第1通信速度の宅内装置および前記第2通信速度の宅内装置に送信する局側制御部と
    を有する
    ことを特徴とするPONシステム。
  2. 請求項1に記載のPONシステムにおいて、
    前記第1通信速度の宅内装置の前記圧縮処理部は、前記局側装置へ送信する固定長の制御フレームを圧縮して前記データ送出継続時間を短くし、
    前記局側装置の解凍処理部は、前記第1通信速度の宅内装置から受信する圧縮された制御フレームを解凍して固定長の制御フレームに復元する
    ことを特徴とするPONシステム。
  3. 請求項1または2に記載のPONシステムにおいて、
    前記第1通信速度の宅内装置の前記宅内制御部は、圧縮前の送信データ量と圧縮後の送信データ量とを前記局側装置に通知し、
    前記局側装置の局側制御部は、前記第1通信速度の宅内装置から通知された圧縮前の送信データ量に応じてデータ送出開始タイミングとデータ送出継続時間とを算出後、圧縮率に応じて前記算出されたデータ送出継続時間を短縮して新たなデータ送出開始タイミングと新たなデータ送出継続時間とを決定し、且つ前記短縮した時間を前記第2通信速度の宅内装置のデータ送出継続時間に割り当てる
    ことを特徴とするPONシステム。
  4. ユーザ端末を接続する第1通信速度の宅内装置および前記第1通信速度より高速の第2通信速度の宅内装置をそれぞれ少なくとも1台以上収容する局側装置で構成されるPONシステムで用いられる前記第1通信速度の宅内装置において、
    前記局側装置への送信フレームを圧縮する圧縮処理部と、
    前記圧縮前または圧縮後の送信フレームを一時的に保持する送信バッファと、
    前記局側装置に前記送信バッファに蓄積された送信データ量を通知する要求制御フレームを送信し、前記局側装置からデータ送出開始タイミングとデータ送出継続時間とを含む応答制御フレームを受信して、前記送信バッファの圧縮データを送信する宅内制御部と
    を有することを特徴とする宅内装置。
  5. 請求項4に記載の宅内装置において、
    前記圧縮処理部は、前記局側装置へ送信する固定長の制御フレームを圧縮して前記データ送出継続時間を短縮する
    ことを特徴とする宅内装置。
  6. ユーザ端末を接続する第1通信速度の宅内装置および前記第1通信速度より高速の第2通信速度の宅内装置をそれぞれ少なくとも1台以上収容する局側装置で構成されるPONシステムで用いられる局側装置において、
    前記第1通信速度の宅内装置から受信した圧縮データを解凍する解凍処理部と、
    前記第1通信速度の宅内装置および前記第2通信速度の宅内装置から通知される送信データ量に応じて、前記第1通信速度の宅内装置および前記第2通信速度の宅内装置が前記局側装置に送信する際のデータ送出開始タイミングとデータ送出継続時間とを決定し、決定した前記データ送出開始タイミングと前記データ送出継続時間とを含む応答制御フレームを前記第1通信速度の宅内装置および前記第2通信速度の宅内装置に送信する局側制御部と
    を有することを特徴とする局側装置。
  7. 請求項6に記載の局側装置において、
    前記解凍処理部は、前記第1通信速度の宅内装置から受信する圧縮された制御フレームを解凍して固定長の制御フレームに復元する
    ことを特徴とする局側装置。
  8. 請求項6または7に記載の局側装置において、
    前記局側制御部は、前記第1通信速度の宅内装置から通知された圧縮前の送信データ量に応じてデータ送出開始タイミングとデータ送出継続時間とを算出後、圧縮率に応じて前記算出されたデータ送出継続時間を短縮して新たなデータ送出開始タイミングと新たなデータ送出継続時間とを決定し、且つ前記短縮した時間を前記第2通信速度の宅内装置のデータ送出継続時間に割り当てる
    ことを特徴とする局側装置。
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