JP2010105076A - 取付装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】パンチ12及びダイス14を備えた孔開け装置16によってワークWに対して固定孔18を形成した後に、固定孔18に対して部品Pのピン部20を差し込んで、ワークWの裏側から突出したピン部20の先端を熱かしめ装置22によってかしめることで部品PをワークWの所定箇所に対して取り付けることのできる取付装置10であって、ダイス14及び熱かしめ装置22が同一のベースプレート24に取り付けられており、ベースプレート24を水平方向に移動させることでダイス14及び熱かしめ装置22を同時に水平方向に移動させることが可能であることを特徴とする取付装置10。
【選択図】図1
Description
なお、従来、ワークに対して固定孔を形成するための孔開け装置としては、特許文献1に記載の装置が知られている。部品に一体成形されたボス部を溶融・変形させるための熱かしめ装置としては、特許文献2に記載の装置が知られている。
第1発明は、パンチ及びダイスを備えた孔開け装置によってワークに対して固定孔を形成した後に、前記固定孔に対して部品のピン部を差し込んで、前記ワークの裏側から突出した前記ピン部の先端を熱かしめ装置によってかしめることで前記部品を前記ワークの所定箇所に対して取り付けることのできる取付装置であって、前記ダイス及び前記熱かしめ装置が同一のベースプレートに取り付けられており、前記ベースプレートを水平方向に移動させることで前記ダイス及び前記熱かしめ装置を同時に水平方向に移動させることが可能であることを特徴とする取付装置である。
前記部品を前記固定孔にセットする部品セット装置を備えたことを特徴とする取付装置である。
以下、本発明の第1実施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
本実施形態の取付装置10は、ワークWに対して部品Pを取り付ける装置である。
図1〜図6に示すように、取付装置10は、パンチ12及びダイス14を備えた孔開け装置16によってワークWに対して固定孔18を形成した後に、前記固定孔18に対して部品Pのピン部20を差し込んで、前記ワークWの裏側から突出した前記ピン部20の先端を熱かしめ装置22によってかしめることで前記部品Pを前記ワークWの所定箇所に対して取り付けることのできる装置である。
熱かしめ装置22は、第3シリンダ34によって上下方向に移動させることが可能となっている。
支持部材28は、第4シリンダ36によって水平方向に移動させることが可能となっている。
まず、図1に示すように、パンチ12とダイス14の間にワークWをセットした後に、パンチ12を下降させることで、ワークWの所定箇所をパンチ12及びダイス14によって打ち抜く。これにより、ワークWの所定箇所に固定孔18を形成することができる。
このとき、部品PはワークWの所定箇所に部品Pをセットする装置等によって上方から支持されている。
この結果、ピン部20の先端が溶融して半球状に変形するために、ワークWの所定箇所に対して部品Pを取り付けることができる。
以下、本発明の第2実施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
第2実施形態の取付装置50は、ワークWに対して部品Pを取り付ける装置であり、第1実施形態の取付装置10をさらに具体化したものである。
部品Pは、例えばポリプロピレンなどの合成樹脂材料によって成形されている。部品Pは、矩形状をなす平板部11と、平板部11の下面に一体的に成形された3つのピン部20を有している。各ピン部20の長さは、ワークWの板厚よりも長く設定されている。このような部品Pの具体例としては、例えば、会社名、商品名、商標名、あるいはロゴマークなどが刻印されたバッジが挙げられる。
図11に示すように、取付装置50は、ダイス14及びパンチ12からなる孔開け装置16を備えている。孔開け装置16は、鋼製の長尺部材からなる本体部17を備えている。本体部17は、筐体52に対して略垂直に固定されている。本体部17の側面には、レール部19が設けられており、このレール部19には、パンチ取付部21が取り付けられている。パンチ取付部21の下面には、パンチ12が取り付けられている。また、パンチ取付部21の下面にはガイドポスト70が取り付けられており、このガイドポスト70によってパンチ取付部21が上下方向にガイドされるようになっている。
まず、図11に示すように、パンチ12とダイス14の間にワークWをセットした後に、パンチ12を下降させることで、ワークWの所定箇所をパンチ12及びダイス14によって打ち抜く。これにより、ワークWの所定箇所に固定孔18を形成することができる。(固定孔18は図2に図示)
この結果、ピン部20の先端が溶融して半球状に変形するために、ワークWの所定箇所に対して部品Pを取り付けることができる。
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
12…パンチ
14…ダイス
14a…ダイス本体
14b…ダイスプレート
14c…ダイス孔
16…孔開け装置
18…固定孔
20…ピン部
22…熱かしめ装置
24…ベースプレート
26…第1シリンダ
28…支持部材
30…逃げ孔
32…第2シリンダ
34…第3シリンダ
36…第4シリンダ
P…部品
W…ワーク
Claims (6)
- パンチ及びダイスを備えた孔開け装置によってワークに対して固定孔を形成した後に、前記固定孔に対して部品のピン部を差し込んで、前記ワークの裏側から突出した前記ピン部の先端を熱かしめ装置によってかしめることで前記部品を前記ワークの所定箇所に対して取り付けることのできる取付装置であって、
前記ダイス及び前記熱かしめ装置が同一のベースプレートに取り付けられており、前記ベースプレートを水平方向に移動させることで前記ダイス及び前記熱かしめ装置を同時に水平方向に移動させることが可能であることを特徴とする取付装置。 - 請求項1に記載の取付装置であって、
前記ダイスを下方から支持する支持部材を備えており、
前記支持部材は、前記ベースプレートの上面に取り付けられていることを特徴とする取付装置。 - 請求項1または請求項2に記載の取付装置であって、
前記ダイスを上下方向に移動させることが可能であって、前記ダイスを下方に移動させた後に、前記ダイス及び前記熱かしめ装置を同時に水平方向に移動させることが可能であることを特徴とする取付装置。 - 請求項3に記載の取付装置であって、
前記ダイスはダイスプレートを有しており、
前記ダイスプレートには逃げ孔が形成されており、
前記ダイスプレートは前記支持部材によって支持され、
前記ダイスを下方に移動させる際には、前記支持部材を前記逃げ孔の下方の位置に退避させることが可能であることを特徴とする取付装置。 - 請求項1から請求項4のうちいずれか1項に記載の取付装置であって、
前記部品を前記固定孔にセットする部品セット装置を備えたことを特徴とする取付装置。 - 請求項1から請求項5のうちいずれか1項に記載の取付装置であって、
前記ワークは車両用ドアトリムであり、前記部品はロゴマークなどが刻印されたバッジであることを特徴とする取付装置。
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