JP2003290846A - 製品分離方法およびその装置並びに製品搬出装置 - Google Patents

製品分離方法およびその装置並びに製品搬出装置

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JP2003290846A JP2002102719A JP2002102719A JP2003290846A JP 2003290846 A JP2003290846 A JP 2003290846A JP 2002102719 A JP2002102719 A JP 2002102719A JP 2002102719 A JP2002102719 A JP 2002102719A JP 2003290846 A JP2003290846 A JP 2003290846A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ジヨイント加工された材料(板材)からジヨ
イント部を母材より切断するとき、製品を母材の下に入
らないようにして、つぎの搬出を容易にとると共に搬出
の能率向上を図るようにした製品分離方法およびその装
置並びに製品搬出装置を提供することにある。 【解決手段】 板状の母材に対して複数の接続部Mを介
して支持されている製品を分離する製品分離方法におい
て、前記接続部をパンチ73、75、ダイ71を備えた
切断装置37によって切断するとき、前記ダイ71を製
品の下側へ位置せしめ、前記母材側を前記パンチ73、
75によって押し下げて前記接続部を切断することを特
徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、板状の母材から
製品を分離し、その分離された製品を搬出する製品分離
方法およびその装置並びに製品搬出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、パンチブレスなどの板金穴あけ機
械でジヨイント加工された材料(板材)から接続部(ジ
ヨイント部)を切断しかつ集積する板材搬出・集積装置
としては、例えば特開2001−205363号公報な
どで知られているように、前記板金穴あけ機械の脇に配
置されていて、板金穴あけ機械からジヨイント加工され
た材料(板材)を搬出する材料搬出装置と、接続部を切
断する接続部切断装置と、パーツ搬出装置と、スケルト
ン搬出装置で構成されている。しかも、前記接続部切断
装置は、上下動自在なパンチで構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の板材搬出・集積装置は、設置面積が広く、駆動系が
多数必要で、さらに、コストが高いという問題があっ
た。また、接続部切断装置は、接続部をパンチで叩いて
製品を母材から下方へ落としていたので、つぎのパーツ
の搬出が別に設けられたパーツ搬出装置で行われるの
で、パーツの搬出が大変であると共にパーツ搬出装置の
設置スペースを要するという問題があった。
【0004】この発明は上述の課題を解決するためにな
されたもので、その目的は、ジヨイント加工された材料
(板材)から接続部を母材より切断するとき、製品を母
材の下に入らないようにして、つぎの搬出を容易にとる
と共に搬出の能率向上を図るようにした製品分離方法お
よびその装置並びに製品搬出装置を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1によるこの発明の製品分離方法は、板状の母
材に対して複数の接続部を介して支持されている製品を
分離する製品分離方法において、前記接続部をパンチ、
ダイを備えた切断装置によって切断するとき、前記ダイ
を製品の下側へ位置せしめ、前記母材側を前記パンチに
よって押し下げて前記接続部を切断することを特徴とす
るものである。
【0006】したがって、板状の母材に対して複数の接
続部をパンチ、ダイを備えた切断装置によって切断する
とき、前記ダイを製品の下側へ位置せしめ、前記母材側
を前記パンチによって押し下げることで前記接続部が切
断される。
【0007】而して、切断された製品が母材の下に入ら
ないので、つぎの製品の搬出が容易に行われる。
【0008】請求項2によるこの発明の製品分離方法
は、請求項1記載の製品分離方法において、製品の搬出
方向側にある接続部から順に複数の接続部を切断するこ
とを特徴とするものである。
【0009】したがって、製品の搬出方向側にある接続
部から順に複数の接続部が切断されることにより、切断
装置は無駄な動きをすることなく、スムーズに複数の接
続部が切断される。
【0010】請求項3によるこの発明の製品分離装置
は、板状の母材に対して複数の接続部を介して支持され
ている製品を分離する製品分離装置において、前記接続
部を切断するパンチ、ダイを備えた切断装置を設け、こ
の切断装置で前記接続部を切断するとき、前記ダイを製
品の下側へ位置せしめると共に前記パンチによって前記
母材側を押し下げて前記接続部が切断される構成である
ことを特徴とするものである。
【0011】したがって、板状の母材に対して複数の接
続部をパンチ、ダイを備えた切断装置によって切断する
とき、前記ダイを製品の下側へ位置せしめると共に前記
パンチによって前記母材側を押し下げて前記接続部が切
断される構成であるから、前記ダイを製品の下側へ位置
せしめ、前記母材側を前記パンチによって押し下げるこ
とで前記接続部が切断される。
【0012】而して、切断された製品が母材の下に入ら
ないので、つぎの製品の搬出が容易に行われる。
【0013】請求項4によるこの発明の製品分離装置
は、請求項3記載の製品分離装置において、前記母材を
押さえる板押さえの両側に前記パンチが設けられている
ことを特徴とするものである。
【0014】したがって、前記母材を押さえる板押さえ
の両側に前記パンチが設けられているから、製品の搬出
側、搬入側の両側において母材側をパンチによって押し
下げることができ、複数箇所の接続部の切断に対応でき
る。
【0015】請求項5によるこの発明の製品搬出装置
は、板状の母材から切離した製品を搬出するための製品
搬出装置において、前記製品を保持する製品保持具を備
えたクランプユニットに、前記母材から製品を切離すた
めの切断装置を備えたことを特徴とするものである。
【0016】したがって、製品を保持する製品保持具を
備えたクランプユニットに、前記母材から製品を切離す
ための切断装置が備えられているから、切断装置で母材
から製品を切離す際に、製品を製品保持具で保持してい
るので、切断装置で母材から製品を切離した直後に、ク
ランプユニットを移動するだけで製品が搬出される。
【0017】而して、製品の搬出の能率向上が図られ
る。
【0018】請求項6によるこの発明の製品搬出装置
は、請求項5記載の製品搬出装置において、前記切断装
置は、前記クランプユニットの搬出方向の後部側に設け
られていることを特徴とするものである。
【0019】したがって、切断装置は、前記クランプユ
ニットの搬出方向の後部側に設けられているから、切断
装置で母材から製品を切離した直後に、クランプユニッ
トを移動するだけで製品が搬出されるときに、切断装置
は邪魔にならず、クランプユニットと干渉いないで済む
と共に省スペース化が図られる。
【0020】請求項7によるこの発明の製品搬出装置
は、請求項5または6記載の製品搬出装置において、前
記クランプユニットは、複数設けられ、互いに接近離反
する方向へ位置調節自在であることを特徴とするもので
ある。
【0021】したがって、クランプユニットは、複数設
けられ、互いに接近離反する方向へ位置調節自在である
から、複数のクランプユニットが同時に作用し、製品の
大きさに応じて対応が図られる。
【0022】請求項8によるこの発明の製品搬出装置
は、請求項5、6または7記載の製品搬出装置におい
て、前記切断装置は、クランプユニットに僅かにX、Y
方向へ移動自在に設けてあり、かつ、X、Y方向へ移動
するためのミニシリンダが設けられていることを特徴と
するものである。
【0023】したがって、ミニシリンダによって、クラ
ンプユニットに対して切断装置は僅かにX、Y軸方向へ
移動されるから、切断装置の微少位置決めが容易に行わ
れる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて図面を参照して詳細に説明する。
【0025】図9および図10を参照するに、板材の母
材からジョイント部で接続させた状態で穴あけなどの加
工を行って製品とするパンチング加工を行うパンチング
加工機1が設置されている。このパンチング加工機1の
図9および図10において右側には、前記パンチング加
工機1で加工された複数のジョイント部で製品を接続し
た板材の母材を搬出した後、板材の母材からジョイント
部を切断して製品を搬出するための切離しステーション
3が設置されていて、この切離しステーション3の上方
には切断装置、クランプユニットなどを備えた板材搬出
装置5が設けられている。前記切離しステーション3の
図9および図10において右側には、集積装置7が設置
されている。
【0026】前記パンチング加工機1はすでに良く知ら
れているタレットパンチプレスからなり、このタレット
パンチプレスの構造は良く知られているので、詳細な説
明は省略する。前記板材搬出装置5は、切離しステーシ
ョン3の上方にX軸方向(図9および図10において左
右方向)へ延伸した複数の平行なX軸レール9が設けら
れている。このX軸レール9の下部にはX軸方向へ延伸
してラック11が形成されている。このラック11には
ピニオン13が歯合されていると共にこのピニオン13
にはX軸駆動モータ15が連結されている。このピニオ
ン13、X軸駆動モータ15はX軸ローダ17に備えら
れている。
【0027】上記構成により、X軸駆動モータ15を駆
動せしめると、ピニオン13が回転されるから、ラック
11を介してX軸ローダ17がX軸レール9に沿ってX
軸方向へ移動されることになる。
【0028】前記X軸ローダ17の前側(図9および図
10において左側)には前記X軸方向と直交したY軸方
向(図10において上下方向)へ延伸したY軸レール1
9が敷設されていると共にこのY軸レール19の上部に
はY軸方向へ延伸したラック21が形成されている。こ
のラック21にはピニオン23A、23Bが噛合されて
いると共にこのピニオン23A、23BにはY軸駆動モ
ータ25A、25Bが連結されている。このピニオン2
3A、23B、Y軸駆動モータ25A、25BはY軸ロ
ーダ27A、27Bに備えられている。
【0029】上記構成により、Y軸駆動モータ25A、
25Bを駆動せしめると、ピニオン23A、23Bが回
転されるから、ラック21を介してY軸ローダ27A、
27BがY軸レール19に沿ってY1軸、Y2軸方向へ
個々に独立して移動されることになる。
【0030】前記Y軸ローダ27A、27Bの下部には
ポール29A、29Bが下方へ垂下して設けられてお
り、このポール29A、29Bの下部には搬出フレーム
31A、31Bが取り付けられている。この搬出フレー
ム31A、31Bにはバキュームパットまたはマグネッ
トからなる製品保持具33が複数設けられている。ま
た、前記搬出フレーム31A、31Bの前側(図9およ
び図10において左側)にはクランプユニット35が設
けられていると共に搬出フレーム31A、31Bの前端
(図9および図10において左端)には切断装置37が
設けられている。
【0031】上記構成により、パンチング加工機1では
図11に示されているように、板材の母材Wから複数の
製品(パーツ)Gが加工され、この各製品(パーツ)G
は接続部Mにて接続されている。この加工された板材の
母材Wの端部例えば図11において右端部は、X軸ロー
ダ17をパンチング加工機1側へ移動させて、クランプ
ユニット35でクランプされた後、X軸ローダ17を切
離しステーション3側へ移動させて切離しステーション
3まで搬出する。
【0032】次いで、切離しステーション3上で位置決
めされた母材Wの接続部(ジョイント部)Mに切断装置
37をX軸ローダ17、Y軸ローダ27A、27Bにて
位置決めし、切断金型を接続部(ジョイント部)Mに差
込み接続部(ジョイント部)Mを切断する。
【0033】切離しステーション3上で切断装置37に
より切離された製品(パーツ)Gを製品保持具33によ
り保持(吸着)し、X軸ローダ17、Y軸ローダ27
A、27Bにて切離しステーション3から集積装置7へ
と製品(パーツ)Gを搬出する。また、切離しステーシ
ョン3上で製品(パーツ)Gを取り除かれた残材(スケ
ルトン)をクランプユニット35にてクランプし、X軸
ローダ17にて集積装置7まで搬出されることになる。
【0034】前記切断装置37は、図1、図2、図3お
よび図4に示されているように前記搬出フレーム31A
(31B)の前端に対して僅かにX軸およびY軸方向へ
移動されるようになっている。より詳細には、上面から
みてL字形状をした切断装置用本体フレーム39が設け
られており、この切断装置用本体フレーム39は、立設
された後フレーム41と前フレーム43とからなり、こ
の後フレーム41の左右方向へ延伸した上フレーム41
Uと前フレーム43の後方へ延伸した上フレーム43U
とは一体化されている。そして、この一体化された部分
には別の支持フレーム45が図1および図4において右
方へ延伸して一体化されている。前記搬出フレーム31
A(31B)の前端における側面にはY軸ミニシリンダ
47が取り付けられていて、このY軸ミニシリンダ47
に装着されたピストンロッド49の先端が前記支持フレ
ーム45の前面に取り付けられている。前記前フレーム
43の図1および図2において右側面にはスライダ51
が一体化されていると共にこのスライダ51は前記搬出
フレーム31A(31B)の前端における側面にY軸方
向へ延伸したガイドレール53にY軸方向へスライド可
能に設けられている。
【0035】上記構成により、Y軸ミニシリンダ47を
作動させることにより、ピストンロッド49を介してガ
イドレール53に対してスライダ51がY軸方向へ僅か
に移動することで、切断装置用本体フレーム39がY軸
方向へ僅かに移動されることになる。
【0036】前記後フレーム41の前部にはX軸方向へ
延伸した凹形状のガイドレール55が敷設されていると
共にこのガイドレール55の凹部にはX軸方向へスライ
ド可能なスライダ57が設けられている。このスライダ
57の前部には支持プレート59を介してX軸方向へ延
伸したパンチガイド61が一体化されている。前記前フ
レーム43の後面にはX軸ミニシリンダ63がが取り付
けられていて、このX軸ミニシリンダ63に装着された
ピストンロッド65の先端が前記パンチガイド61の前
面に取り付けられたL字形状のブラケット67に取り付
けられている。
【0037】上記構成により、X軸ミニシリンダ63を
作動させることにより、ピストンロッド65を介してガ
イドレール55に対してスライダ57がX軸方向へ僅か
に移動することで、パンチガイド61がX軸方向へ僅か
に移動されることになる。
【0038】図5、図6および図7を参照するに、前記
パンチガイド61には上下方向へ移動自在な上下方向へ
延伸した板押さえ69が装着されていると共にこの板押
さえ69の下方における前記パンチガイド61には上下
方向へ延伸したダイ71が固定されている。前記板押さ
え69の図2、図4および図7において両側にはパンチ
73、75が装着されている。
【0039】前記板押さえ69は板押さえ本体69A、
板押さえヘッド69Bパンチ板押さえ本体69Aと板押
さえヘッド69Bとの間に設けられたスプリング69C
とから構成されている。また、前記パンチ73、75は
同じ構造からなっていると共にパンチボディ77、パン
チヘッド79およびパンチボディ77とパンチヘッド7
9との間に設けられたスプリング81とから構成されて
いる。前記各パンチヘッド79同士は互いに近接してお
り、板押さえヘッド69Bは前記各パンチヘッド79に
またがって設けられていて、各パンチヘッド79が打撃
されて下降するときには板押さえヘッド69Bが作動し
て一緒に下降するようになっている。前記パンチ73、
75の上方には図2においてストライカ83が上下動自
在に設けられていると共に前記パンチ73、75を個々
に独立して打撃するために、図2において左右方向へ移
動自在でパンチ73またはパンチ75の上方の位置に移
動位置決めされるようになっている。
【0040】上記構成により、例えば図11に示されて
いる左上の接続部(ジョイント部)Mを切断する場合に
は、例えば図8(A)に示されているように、X軸ロー
ダ17とY軸ローダ27Aが移動されて、パンチガイド
61がすでに板材の母材Wと製品(パーツ)Gとの間に
あけられている穴Hの上方位置に位置決めされ、穴Hの
位置にパンチ73、75と板押さえ69が位置決めされ
る。この状態から例えばX軸ミニシリンダ63を作動せ
しめてパンチ73、75と板押さえ69を図8(B)に
示されているように、X軸方向へ移動させて位置決めす
る。そして、この状態からY軸ミニシリンダ47をを作
動せしめて切断装置用本体フレーム39を図8(C)に
示されているように、X軸方向へ移動させて位置決めす
る。この状態で、ストライカ83をパンチ73の上方位
置に位置決めした後、ストライカ83を下降せしめる
と、パンチヘッド79がスプリング81の付勢力に抗し
て下降すると共に板押さえヘッド69Bがパンチヘッド
79によりスプリング69Cの付勢力に抗して下降す
る。そうすることにより、ダイ71と板押さえ本体69
Aとで製品Gが押さえられる。この状態で、パンチ73
が下降することで板材の母材Wを押し接続部Mが切断さ
れることにな。
【0041】図11に示されている他の接続部(ジョイ
ント部)Mを切断する場合には、同様にして、上述した
動作を行うことにより他の他の接続部(ジョイント部)
Mをパンチ73またはパンチ75で切断することができ
る。
【0042】而して、切断された製品Gが母材Wの下に
入らないので、つぎの製品Gの搬出を容易に行うことが
できる。前記ダイ71が製品Gの下側へ位置せしめ、上
方から板押さえ69で製品Gを押さえているから、前記
母材W側を前記パンチ73またはパンチ75によって押
し下げることで前記接続部Mを容易に切断することがで
きる。
【0043】製品Gを保持する製品保持具33を備えた
クランプユニット35に、前記母材Wから製品Gを切離
すための切断装置37が備えられているから、切断装置
37で母材Wから製品Gを切離す際に、製品Gを製品保
持具33で保持しているので、切断装置37で母材Wか
ら製品Gを切離した直後に、クランプユニット35を移
動するだけで製品Gが搬出される。而して、製品Gの搬
出の能率向上を図ることができる。切断装置37は、前
記クランプユニット35の搬出方向の後部側に設けられ
ているから、切断装置37で母材Wから製品Gを切離し
た直後に、クランプユニット35を移動するだけで製品
Gが搬出されるときに、切断装置37は邪魔にならず、
クランプユニット35と干渉いないで済むと共に省スペ
ース化を図ることができる。クランプユニット35は、
複数設けられ、互いに接近離反する方向へ位置調節自在
であるから、複数のクランプユニット35が同時に作用
し、製品Gの大きさに応じて対応を図ることができる。
X軸、Y軸ミニシリンダ63、47によって、クランプ
ユニット35に対して切断装置37は僅かにX、Y軸方
向へ移動されるから、切断装置の微少位置決めを容易に
行うことができる。
【0044】例えば図11に示されている母材Wから製
品Gを得るのに複数の接続部Mを切断する場合において
図11において左側から右側へ向けて製品Gを搬出する
場合には製品Gの搬出方側である図11において右側か
ら順に複数の接続部Mを切断することにより、切断装置
37は無駄な動きをすることなく、スムーズに複数の接
続部Mを切断することができる。
【0045】なお、この発明は前述した実施の形態に限
定されることなく、適宜な変更を行うことによりその他
の態様で実施し得るものである。
【0046】
【発明の効果】以上のごとき発明の実施の形態の説明か
ら理解されるように、請求項1の発明によれば、板状の
母材に対して複数の接続部をパンチ、ダイを備えた切断
装置によって切断するとき、前記ダイを製品の下側へ位
置せしめ、前記母材側を前記パンチによって押し下げる
ことで前記接続部が切断される。
【0047】而して、切断された製品が母材の下に入ら
ないので、つぎの製品の搬出を容易に行うことができ
る。
【0048】請求項2の発明によれば、製品の搬出方向
側にある接続部から順に複数の接続部が切断されること
により、切断装置は無駄な動きをすることなく、スムー
ズに複数の接続部を切断することができる。
【0049】請求項3の発明によれば、板状の母材に対
して複数の接続部をパンチ、ダイを備えた切断装置によ
って切断するとき、前記ダイを製品の下側へ位置せしめ
ると共に前記パンチによって前記母材側を押し下げて前
記接続部が切断される構成であるから、前記ダイを製品
の下側へ位置せしめ、前記母材側を前記パンチによって
押し下げることで前記接続部が切断される。
【0050】而して、切断された製品が母材の下に入ら
ないので、つぎの製品の搬出を容易に行うことができ
る。
【0051】請求項4の発明によれば、前記母材を押さ
える板押さえの両側に前記パンチが設けられているか
ら、製品の搬出側、搬入側の両側において母材側をパン
チによって押し下げることができ、複数箇所の接続部の
切断に対応できる。
【0052】請求項5の発明によれば、製品を保持する
製品保持具を備えたクランプユニットに、前記母材から
製品を切離すための切断装置が備えられているから、切
断装置で母材から製品を切離す際に、製品を製品保持具
で保持しているので、切断装置で母材から製品を切離し
た直後に、クランプユニットを移動するだけで製品が搬
出される。而して、製品の搬出の能率向上を図ることが
できる。
【0053】請求項6の発明によれば、切断装置は、前
記クランプユニットの搬出方向の後部側に設けられてい
るから、切断装置で母材から製品を切離した直後に、ク
ランプユニットを移動するだけで製品が搬出されるとき
に、切断装置は邪魔にならず、クランプユニットと干渉
いないで済むと共に省スペース化を図ることができる。
【0054】請求項7の発明によれば、クランプユニッ
トは、複数設けられ、互いに接近離反する方向へ位置調
節自在であるから、複数のクランプユニットが同時に作
用し、製品の大きさに応じて対応を図ることができる。
【0055】請求項8の発明によれば、ミニシリンダに
よって、クランプユニットに対して切断装置は僅かに
X、Y軸方向へ移動されるから、切断装置の微少位置決
めを容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】搬出フレームの先端に取り付けられた切断装置
の斜視図である。
【図2】切断装置の正面図である。
【図3】切断装置の側面図である。
【図4】切断装置の平面図である。
【図5】図2におけるV−V線に沿った断面図である。
【図6】図2におけるVI−VI線に沿った断面図であ
る。
【図7】図2におけるVII−VII線に沿った断面図
である。
【図8】板材の母材に製品が接続されている接続部を切
断装置で切断する説明図である。
【図9】パンチング加工機、板材搬出装置を備えた切離
しステーションおよび集積装置を直列に設置した正面図
である。
【図10】図9における平面図である。
【図11】パンチング加工機で加工された複数の製品を
接続部で接続された板材の一例を示す平面図である。
【符号の説明】
1 パンチング加工機 3 切離しステーション 5 板材搬出装置 7 集積装置 17 X軸ローダ 27A、27B Y軸ローダ 31A、31B 搬出フレーム 33 製品保持具 35 クランプユニット 37 切断装置 39 切断装置用本体フレーム 47 Y軸ミニシリンダ 63 X軸ミニシリンダ 69 板押さえ 71 ダイ 73、75 パンチ 77 パンチボディ 79 パンチヘッド 83 ストライカ W 板材(母材) G 製品 M 接続部(ジョイント部)

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 板状の母材に対して複数の接続部を介し
    て支持されている製品を分離する製品分離方法におい
    て、前記接続部をパンチ、ダイを備えた切断装置によっ
    て切断するとき、前記ダイを製品の下側へ位置せしめ、
    前記母材側を前記パンチによって押し下げて前記接続部
    を切断することを特徴とする製品分離方法。
  2. 【請求項2】 製品の搬出方向側にある接続部から順に
    複数の接続部を切断することを特徴とする請求項1記載
    の製品分離方法。
  3. 【請求項3】 板状の母材に対して複数の接続部を介し
    て支持されている製品を分離する製品分離装置におい
    て、前記接続部を切断するパンチ、ダイを備えた切断装
    置を設け、この切断装置で前記接続部を切断するとき、
    前記ダイを製品の下側へ位置せしめると共に前記パンチ
    によって前記母材側を押し下げて前記接続部が切断され
    る構成であることを特徴とする製品分離装置。
  4. 【請求項4】 前記母材を押さえる板押さえの両側に前
    記パンチが設けられていることを特徴とする請求項3記
    載の製品分離装置。
  5. 【請求項5】 板状の母材から切離した製品を搬出する
    ための製品搬出装置において、前記製品を保持する製品
    保持具を備えたクランプユニットに、前記母材から製品
    を切離すための切断装置を備えたことを特徴とする製品
    搬出装置。
  6. 【請求項6】 前記切断装置は、前記クランプユニット
    の搬出方向の後部側に設けられていることを特徴とする
    請求項5記載の製品搬出装置。
  7. 【請求項7】 前記クランプユニットは、複数設けら
    れ、互いに接近離反する方向へ位置調節自在であること
    を特徴とする請求項5または6記載の製品搬出装置。
  8. 【請求項8】 前記切断装置は、クランプユニットに僅
    かにX、Y軸方向へ移動自在に設けてあり、かつ、X、
    Y軸方向へ移動するためのミニシリンダが設けられてい
    ることを特徴とする請求項5、6または7記載の製品搬
    出装置。
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