JP2010103379A - ウェットエッチング方法及びウェットエッチング装置 - Google Patents

ウェットエッチング方法及びウェットエッチング装置 Download PDF

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Abstract

【課題】ウェットエッチングにより形成するパターンが微細化した場合であっても「反応生成ガスによる気泡」が半導体ウェハの表面に滞留することを十分に抑制することが可能で、ひいてはウェットエッチングを均一に行うことが可能なウェットエッチング方法を提供する。
【解決手段】エッチング槽110中のエッチング液Sに半導体ウェハWを浸漬した状態で、エッチング槽110の底部に配置したバブラー120から不活性ガスからなる第1の気泡によるバブリングを行ないながら、半導体ウェハWのウェットエッチングを行うウェットエッチング方法であって、バブラー120の気孔近傍における第1の気泡の平均径は、5μm〜200μmの範囲内にあることを特徴とするウェットエッチング方法。
【選択図】図1

Description

本発明は、ウェットエッチング方法及びウェットエッチング装置に関する。
半導体ウェハのウェットエッチングを行う際には、「反応生成ガスからなる気泡」が発生することがある。例えば、半導体ウェハの表面に形成されたアルミニウム薄膜のパターニングを行うためにリン酸系のエッチング液を用いてウェットエッチングを行う場合などである。このような場合には、ウェットエッチングを行う際に、「Hガスからなる気泡」が発生する。しかしながら、このような場合には、ウェットエッチングを行っている最中に、「反応生成ガスからなる気泡」が半導体ウェハの表面に滞留(又は付着)することに起因して、爾後のウェットエッチングを均一に行うことが困難となるという問題がある。
そこで、このような問題を解決するために、例えば特許文献1に記載されたウェットエッチング装置を用いて、半導体ウェハのウェットエッチングを行うことが考えられる。
図12は、特許文献1に記載されたウェットエッチング装置900を説明するために示す図である。図12(a)はウェットエッチング装置900の上面図であり、図12(b)はウェットエッチング装置900の断面図であり、図12(c)はウェットエッチング装置900におけるバブラー915の断面図である。
特許文献1に記載されたウェットエッチング装置900によれば、図12に示すように、半導体ウェハを浸漬した状態で「不活性ガス(例えば窒素ガス)からなる気泡」によるバブリングを行いながら、半導体ウェハのウェットエッチングを行うことが可能となるため、「反応生成ガスからなる気泡」は、「不活性ガスからなる気泡」によりエッチング液の上方に追いやられ、その結果、「反応生成ガスからなる気泡」が半導体ウェハの表面に滞留することを抑制することが可能となると考えられる。
特開平7−58078号公報
しかしながら、特許文献1に記載されたウェットエッチング装置900は、元来、半導体ウェハ913を揺動させて半導体ウェハ全面を均一にウェットエッチングするためのウェットエッチング装置であるため、比較的大きな気泡を用いてバブリングを行うように構成されている。このため、特許文献1に記載されたウェットエッチング装置900においては、「不活性ガスからなる気泡」と接触することができずに結果として除去できない「反応生成ガスによる気泡」が多量に残存することとなるため、「反応生成ガスによる気泡」が半導体ウェハの表面に滞留することを十分に抑制することが困難であるという問題がある。この問題は、ウェットエッチングにより形成するパターンが微細化すればするほど深刻な問題となる。なぜなら、このような場合には「反応生成ガスによる気泡」は極めて小さくなるため、「不活性ガスからなる気泡」と接触することができずに結果として除去できない「反応生成ガスによる気泡」がさらに多量に残存することとなるからである。
そこで、本発明は、このような問題を解決するためになされたもので、ウェットエッチングにより形成するパターンが微細化した場合であっても「反応生成ガスによる気泡」が半導体ウェハの表面に滞留することを十分に抑制することが可能で、ひいてはウェットエッチングを均一に行うことが可能なウェットエッチング方法及びウェットエッチング装置を提供することを目的とする。
(1)本発明のウェットエッチング方法は、エッチング槽中のエッチング液に半導体ウェハを浸漬した状態で、前記エッチング槽の底部に配置したバブラーから不活性ガスからなる第1の気泡によるバブリングを行ないながら、前記半導体ウェハのウェットエッチングを行うウェットエッチング方法であって、前記バブラーの気孔近傍における前記第1の気泡の平均径は、5μm〜200μmの範囲内にあることを特徴とする。
このように、本発明のウェットエッチング方法においては、5μm〜200μmの範囲内という極めて小さな第1の気泡によるバブリングを行いながらウェットエッチングを行うこととしている。このとき、バブリングによる不活性ガスの総量を同じにした場合、平均径が小さければ小さいほど、数多くの第1の気泡を生成することが可能となる。また、平均径が小さければ小さいほど、エッチングが行われている部位に第1の気泡を送り込むことが可能となる。このため、本発明のウェットエッチング方法によれば、「反応生成ガスによる気泡」が多数の第1の気泡に効率よく捕捉されるようになり、第1の気泡と接触することができずに結果として除去できない「反応生成ガスによる気泡」の数を減じることが可能となる。このため、本発明のウェットエッチング方法によれば、「反応生成ガスによる気泡」が半導体ウェハの表面に滞留することを十分に抑制することが可能となる。
なお、上記観点から言えば、バブラーの気孔近傍における第1の気泡の平均径は、5μm〜100μmの範囲内にあることがより好ましく、5μm〜50μmの範囲内にあることがさらに好ましい。バブラーの気孔近傍における第1の気泡の平均径は、バブラーが有する気孔の平均径とほぼ同じ大きさとなる。
(2)本発明のウェットエッチング方法においては、前記第1の気泡によるバブリングと、前記第1の気泡よりも大きい平均径を有する第2の気泡によるバブリングとを併用して前記半導体ウェハのウェットエッチングを行うことが好ましい。
このように、本発明のウェットエッチング方法においては、極めて小さな第1の気泡によるバブリングと、比較的大きな第2の気泡によるバブリングとを併用して半導体ウェハのウェットエッチングを行うこととしているため、極めて小さな第1の気泡を用いてバブリングを行うことで、第1の気泡と接触することができずに結果として除去できない「反応生成ガスによる気泡」の数を減じるとともに、比較的大きな第2の気泡を用いてバブリングを行うことで、「反応生成ガスからなる気泡」をエッチング液の上方に確実に追いやることが可能となる。このため、本発明のウェットエッチング方法によれば、「反応生成ガスによる気泡」が半導体ウェハの表面に滞留することを十分に抑制することが可能となる。
(3)本発明のウェットエッチング方法においては、前記第1の気泡によるバブリングと、前記第2の気泡によるバブリングとを交互に行いながら前記半導体ウェハのウェットエッチングを行うことが好ましい。
このように、本発明のウェットエッチング方法においては、極めて小さな第1の気泡を用いたバブリングと、比較的大きな第2の気泡を用いたバブリングとを交互に行いながら半導体ウェハのウェットエッチングを行うこととしているため、第1の気泡と接触することができずに結果として除去できない「反応生成ガスによる気泡」の数を減じるとともに、「反応生成ガスからなる気泡」をエッチング液の上方に確実に追いやることが可能となる。このため、本発明のウェットエッチング方法によれば、「反応生成ガスによる気泡」が半導体ウェハの表面に滞留することを十分に抑制することが可能となる。
(4)本発明のウェットエッチング方法においては、前記第1の気泡によるバブリングと、前記第2の気泡によるバブリングとを同時に行いながら前記半導体ウェハのウェットエッチングを行うことが好ましい。
このように、本発明のウェットエッチング方法においては、極めて小さな第1の気泡を用いたバブリングと、比較的大きな第2の気泡を用いたバブリングとを同時に行いながら半導体ウェハのウェットエッチングを行うこととしているため、第1の気泡と接触することができずに結果として除去できない「反応生成ガスによる気泡」の数を減じるとともに、「反応生成ガスからなる気泡」をエッチング液の上方に確実に追いやることが可能となる。このため、本発明のウェットエッチング方法によれば、「反応生成ガスによる気泡」が半導体ウェハの表面に滞留することを十分に抑制することが可能となる。
(5)本発明のウェットエッチング方法においては、前記第1の気泡によるバブリングを連続的に行うとともに、前記第2の気泡によるバブリングを間欠的に行いながら前記半導体ウェハのウェットエッチングを行うことが好ましい。
このように、本発明のウェットエッチング方法においては、極めて小さな第1の気泡を用いたバブリングを連続的に行うとともに、比較的大きな第2の気泡を用いたバブリングを間欠的に行いながら半導体ウェハのウェットエッチングを行うこととしているため、第1の気泡と接触することができずに結果として除去できない「反応生成ガスによる気泡」の数を減じるとともに、「反応生成ガスからなる気泡」をエッチング液の上方に確実に追いやることが可能となる。このため、本発明のウェットエッチング方法によれば、「反応生成ガスによる気泡」が半導体ウェハの表面に滞留することを十分に抑制することが可能となる。
(6)本発明のウェットエッチング方法においては、前記バブラーの気孔近傍における前記第2の気泡の平均径は、50μm〜2mmの範囲内にあることが好ましい。
このような方法により、「反応生成ガスからなる気泡」をエッチング液の上方に確実に追いやることが可能となる。
なお、上記観点から言えば、バブラーの気孔近傍における第2の気泡の平均径は、100μm〜2mmの範囲内にあることがより好ましく、200μm〜2mmの範囲内にあることがさらに好ましい。
(7)本発明のウェットエッチング方法においては、超音波を照射しながら前記半導体ウェハのウェットエッチングを行うことが好ましい。
このような方法により、超音波を照射しながらバブリングを行うことで、第1の気泡と接触することができずに結果として除去できない「反応生成ガスによる気泡」の数をさらに減じることが可能となる。また、たとえ、「反応生成ガスによる気泡」が半導体ウェハの表面に付着することがあったとしても、超音波の作用により、当該「反応生成ガスによる気泡」を半導体ウェハの表面から離脱させることができる。
(8)本発明のウェットエッチング方法においては、減圧しながら前記半導体ウェハのウェットエッチングを行うことが好ましい。
このような方法により、「反応生成ガスからなる気泡」をより確実に系外に追いやることが可能となる。
(9)本発明のウェットエッチング方法においては、加圧しながら前記半導体ウェハのウェットエッチングを行うことが好ましい。
このような方法により、エッチング液の表面近傍においても第1の気泡の平均径を小さく維持することが可能となり、ひいてはウェットエッチングをより均一に行うことが可能となる。
(10)本発明のウェットエッチング方法においては、加熱した不活性ガスからなる気泡によるバブリングを行いながら、前記半導体ウェハのウェットエッチングを行うことが好ましい。
このような方法により、バブリングによるエッチング液の温度低下、ひいてはエッチング効率の低下を抑制することが可能となる。
(11)本発明のウェットエッチング装置は、本発明のウェットエッチング方法を行うためのウェットエッチング装置であって、エッチング液を貯留するためのエッチング槽と、前記エッチング槽の底部に配置され、前記エッチング槽に貯留された前記エッチング液に不活性ガスからなる第1の気泡によるバブリングを行うためのバブラーとを備え、前記バブラーは、平均径が5μm〜200μmの範囲内にある多数の気孔を有することを特徴とする。
このため、本発明のウェットエッチング装置によれば、本発明の上記(1)に記載のウェットエッチング方法を実施することが可能となる。
(12)本発明のウェットエッチング装置においては、前記バブラーに供給する不活性ガスの流量を制御する流量制御装置をさらに備え、前記第1の気泡によるバブリングと、前記第1の気泡よりも大きい平均径を有する第2の気泡によるバブリングとを行う機能を有することが好ましい。
このため、本発明のウェットエッチング装置によれば、本発明の上記(2)に記載のウェットエッチング方法を実施することが可能となる。
(13)本発明のウェットエッチング装置においては、前記流量制御装置は、前記バブラーに供給する不活性ガスの流量及び/又は圧力を任意のタイミングで制御する機能を有することが好ましい。
このため、本発明のウェットエッチング装置によれば、本発明の上記(3)に記載のウェットエッチング方法を実施することが可能となる。
(14)本発明のウェットエッチング装置においては、前記バブラーは、前記第1の気泡に対応する多数の気孔を有する第1の気泡生成領域と、前記第2の気泡に対応する多数の気孔を有する第2の気泡生成領域とを有し、前記流量制御装置は、前記第1の気泡生成領域と前記第2の気泡生成領域とに対して独立してかつ任意のタイミングで不活性ガスを供給する機能を有することが好ましい。
このため、本発明のウェットエッチング装置によれば、本発明の上記(3)〜(5)のいずれかに記載のウェットエッチング方法を実施することが可能となる。
(15)本発明のウェットエッチング装置においては、前記エッチング槽の底部に設置された超音波発生装置をさらに備えることが好ましい。
このため、本発明のウェットエッチング装置によれば、本発明の上記(7)に記載のウェットエッチング方法を実施することが可能となる。
(16)本発明のウェットエッチング装置においては、前記エッチング槽中のエッチング液を減圧する減圧装置をさらに備えることが好ましい。
このため、本発明のウェットエッチング装置によれば、本発明の上記(8)に記載のウェットエッチング方法を実施することが可能となる。
(17)本発明のウェットエッチング装置においては、前記エッチング槽中のエッチング液を加圧する加圧装置をさらに備えることが好ましい。
このため、本発明のウェットエッチング装置によれば、本発明の上記(9)に記載のウェットエッチング方法を実施することが可能となる。
(18)本発明のウェットエッチング装置においては、前記バブラーに供給する不活性ガスを加熱するガス加熱装置をさらに備えることが好ましい。
このため、本発明のウェットエッチング装置によれば、本発明の上記(10)に記載のウェットエッチング方法を実施することが可能となる。
以下、本発明のウェットエッチング方法及びウェットエッチング装置を、図に示す実施形態に基づいてさらに詳細に説明する。
[実施形態1]
図1は、実施形態1に係るウェットエッチング装置100を説明するために示す図である。図2は、第1の気泡及び第2の気泡を説明するために示す図である。図3は、実施形態1に係るウェットエッチング方法を説明するために示す図である。
実施形態1に係るウェットエッチング装置100は、図1に示すように、エッチング液Sを貯留するためのエッチング槽110と、エッチング槽110の底部に配置され、エッチング槽110に貯留されたエッチング液Sに不活性ガスからなる第1の気泡によるバブリングを行うためのバブラー120と、バブラー120に供給する不活性ガスの流量を制御する流量制御装置130と、不活性ガスを供給する不活性ガスボンベ140とを備える。なお、図1においては、まず第1の気泡が発生し、その後、それに続いて第2の気泡が発生する場合を示している。
エッチング槽110は、例えば耐熱製の樹脂からなり、内部にエッチング液を貯留した状態で半導体ウェハを収納できるように構成されている。バブラー120は、例えばフッ素樹脂からなり、平均径が5μm〜200μmの範囲内にある第1の気泡を生成するための多数の気孔を有する第1の気泡生成領域を有する。気孔の平均径は、5μm〜200μmの範囲内にある。流量制御装置130は、バブラー120に供給する不活性ガスの流量及び/又は圧力を任意のタイミングで制御する機能を有し、第1の気泡(図2参照。)によるバブリングと、第1の気泡よりも大きい平均径を有する第2の気泡(図2参照。)によるバブリングとを行う機能をさらに有する。バブラー120と流量制御装置130とは、樹脂製のチューブ144により接続されており、流量制御装置130と不活性ガスボンベ140とは、細管142により接続されている。エッチング槽110は、図示しない加熱装置を有し、エッチング液をウェットエッチングに適した所定の温度に加熱できるように構成されている。不活性ガスとしては、例えば、窒素ガスを用いる。
実施形態1に係るウェットエッチング方法は、実施形態1に係るウェットエッチング装置100を用いて実施することができる。すなわち、エッチング槽110中のエッチング液Sに半導体ウェハWを浸漬した状態で、エッチング槽110の底部に配置したバブラー120から不活性ガスからなり、バブラー120の気孔近傍における平均径が5μm〜200μmの範囲内にある第1の気泡によるバブリングを行ないながら、半導体ウェハWのウェットエッチングを行うウェットエッチング方法である。エッチング液としては、リン酸系エッチング液(リン酸を主成分として含み、さらに副成分として、硝酸、フッ酸、酢酸を含む。)を用いる。半導体ウェハWとしては、Siウェハの全面に二酸化珪素を形成し、さらにその上面にアルミニウムを形成したものを用いる。この半導体ウェハWを150℃に加熱したエッチング液Sに浸漬した状態でウェットエッチングする。本ウェットエッチングにおいては、アルミニウムを線幅30μmの線状にウェットエッチングする。
実施形態1に係るウェットエッチング方法においては、バブラー120の気孔近傍における平均径が5μm〜200μmの範囲内にある第1の気泡と、第1の気泡よりも大きい平均径を有し、バブラー120の気孔近傍における平均径が50μm〜2mmの範囲内にある第2の気泡とを併用して半導体ウェハWのウェットエッチングを行うこととしている。具体的には、図3に示すように、第1の気泡によるバブリングと、第2の気泡によるバブリングとを交互に行いながら半導体ウェハWのウェットエッチングを行うこととしている。
第1の気泡によるバブリングと、第2の気泡によるバブリングとの切り替えは、図3に示すように、流量制御装置130における不活性ガスの流量を制御することにより行う。すなわち、まず、図3(a)に示すように、流量制御装置130における不活性ガスの流量を小さく維持した状態で、第1の気泡を発生させる。次に、流量制御装置130における不活性ガスの流量を大きくすることにより、図3(b)及び図3(c)に示すように、第2の気泡を発生させる。次に、流量制御装置130における不活性ガスの流量を小さくすることにより、図3(d)に示すように、第1の気泡を発生させるようにする。そして、このサイクルを繰り返すのである。これによって、第1の気泡によるバブリングと、第2の気泡によるバブリングとを交互に行いながら半導体ウェハWのウェットエッチングを行うことができる。なお、第1の気泡によるバブリングと、第2の気泡によるバブリングとの切り替えは、例えば1秒間隔で行うことができる。
実施形態1に係るウェットエッチング方法によれば、5μm〜200μmの範囲内という極めて小さな第1の気泡によるバブリングを行いながらウェットエッチングを行うこととしているため、「反応生成ガスによる気泡」が多数の第1の気泡に効率よく捕捉されるようになり、第1の気泡と接触することができずに結果として除去できない「反応生成ガスによる気泡」の数を減じることが可能となる。このため、本発明のウェットエッチング方法によれば、「反応生成ガスによる気泡」が半導体ウェハの表面に滞留することを十分に抑制することが可能となる。
また、実施形態1に係るウェットエッチング方法によれば、極めて小さな第1の気泡によるバブリングと、比較的大きな第2の気泡によるバブリングとを併用して、具体的には、極めて小さな第1の気泡を用いたバブリングと、比較的大きな第2の気泡を用いたバブリングとを交互に行いながら半導体ウェハのウェットエッチングを行うこととしているため、第1の気泡と接触することができずに結果として除去できない「反応生成ガスによる気泡」の数を減じるとともに、「反応生成ガスからなる気泡」をエッチング液の上方に確実に追いやることが可能となる。このため、実施形態1に係るウェットエッチング方法によれば、「反応生成ガスによる気泡」が半導体ウェハの表面に滞留することを十分に抑制することが可能となる。
さらにまた、実施形態1に係るウェットエッチング方法によれば、バブラーの気孔近傍における第2の気泡の平均径は50μm〜2mmの範囲内にあるため、「反応生成ガスからなる気泡」をエッチング液の上方に確実に追いやることが可能となる。
[実施形態2]
図4は、実施形態2に係るウェットエッチング装置100aを説明するために示す図である。
図5は、実施形態2に係るウェットエッチング方法を説明するために示す図である。
実施形態2に係るウェットエッチング100aは、実施形態1に係るウェットエッチング100とよく似た構成を有するが、バブラーの構成及び流量制御装置の構成が実施形態1に係るウェットエッチング装置100の場合と異なる。すなわち、実施形態2に係るウェットエッチング100aにおいては、バブラー124は、第1の気泡に対応する多数の気孔を有する第1の気泡生成領域126と、第2の気泡に対応する多数の気孔を有する第2の気泡生成領域128とを有する。また、流量制御装置132,134は、第1の気泡生成領域126と第2の気泡生成領域128とに対して独立してかつ任意のタイミングで不活性ガスを供給する機能を有する。
実施形態2に係るウェットエッチング方法は、バブラー124の気孔近傍における平均径が5μm〜200μmの範囲内にある第1の気泡と、第1の気泡よりも大きい平均径を有し、バブラー120の気孔近傍における平均径が100μm〜2mmの範囲内にある第2の気孔とを併用して半導体ウェハWのウェットエッチングを行うウェットエッチング方法であり、具体的には、図5に示すように、実施形態1に係るウェットエッチング方法と同様に、第1の気泡によるバブリングと、第2の気泡によるバブリングとを交互に行いながら半導体ウェハWのウェットエッチングを行うウェットエッチング方法である。実施形態2に係るウェットエッチング方法は、実施形態2に係るウェットエッチング装置100aを用いて実施することができる。
実施形態2に係るウェットエッチング方法においては、第1の気泡によるバブリングと、第2の気泡によるバブリングとの切り替えを、図5に示すように、流量制御装置132及び流量制御装置134における不活性ガスの流量を制御することにより行うこととしている。すなわち、まず、図5(a)に示すように、流量制御装置132における不活性ガスの流量を所定量に維持した状態で、流量制御装置134における不活性ガスの流量を零にすることにより、第1の気泡を発生させる。次に、流量制御装置132における不活性ガスの流量を零にするとともに、流量制御装置134における不活性ガスの流量を所定量にすることにより、図5(b)及び図5(c)に示すように、第2の気泡を発生させる。次に、流量制御装置132における不活性ガスの流量を所定量にするとともに、流量制御装置134における不活性ガスの流量を零にすることにより、図5(d)に示すように、第1の気泡を発生させるようにする。そして、このサイクルを繰り返すのである。これによって、第1の気泡によるバブリングと、第2の気泡によるバブリングとを交互に行いながら半導体ウェハWのウェットエッチングを行うことができる。
このように、実施形態2に係るウェットエッチング方法は、バブラーの構成及び流量制御装置の構成が実施形態1に係るウェットエッチング装置100の場合とは異なるが、5μm〜200μmの範囲内という極めて小さな第1の気泡によるバブリングを行いながらウェットエッチングを行うこととしているため、また、極めて小さな第1の気泡によるバブリングと、比較的大きな第2の気泡によるバブリングとを併用して半導体ウェハのウェットエッチングを行うこととしているため、実施形態1に係るウェットエッチング方法の場合と同様に、「反応生成ガスによる気泡」が半導体ウェハの表面に滞留することを十分に抑制することが可能となる。
[実施形態3]
図6は、実施形態3に係るウェットエッチング方法を説明するために示す図である。
実施形態3に係るウェットエッチング方法は、実施形態2に係るウェットエッチング方法と同様に、実施形態2に係るウェットエッチング装置100aを用いて実施することができる。すなわち、バブラー124の気孔近傍における平均径が5μm〜200μmの範囲内にある第1の気泡と、第1の気泡よりも大きい平均径を有し、バブラー120の気孔近傍における平均径が100μm〜2mmの範囲内にある第2の気孔とを併用して半導体ウェハWのウェットエッチングを行うこととしている。但し、図6に示すように、実施形態2に係るウェットエッチング方法の場合とは異なり、第1の気泡によるバブリングと、第2の気泡によるバブリングとを同時に行いながら半導体ウェハWのウェットエッチングを行うこととしている。従って、実施形態3に係るウェットエッチング方法においては、図6に示すように、第1の気泡によるバブリングと、第2の気泡によるバブリングとの切り替えは不要である。
このように、実施形態3に係るウェットエッチング方法は、第1の気泡によるバブリングと、第2の気泡によるバブリングとを同時に行いながら半導体ウェハWのウェットエッチングを行うこととしている点で実施形態2に係るウェットエッチング方法の場合とは異なるが、5μm〜200μmの範囲内という極めて小さな第1の気泡によるバブリングを行いながらウェットエッチングを行うこととしているため、また、極めて小さな第1の気泡によるバブリングと、比較的大きな第2の気泡によるバブリングとを併用して半導体ウェハのウェットエッチングを行うこととしているため、実施形態2に係るウェットエッチング方法の場合と同様に、「反応生成ガスによる気泡」が半導体ウェハの表面に滞留することを十分に抑制することが可能となる。
[実施形態4]
図7は、実施形態4に係るウェットエッチング方法を説明するために示す図である。
実施形態4に係るウェットエッチング方法は、実施形態2に係るウェットエッチング方法と同様に、実施形態2に係るウェットエッチング装置100aを用いて実施することができる。すなわち、バブラー124の気孔近傍における平均径が5μm〜200μmの範囲内にある第1の気泡と、第1の気泡よりも大きい平均径を有し、バブラー120の気孔近傍における平均径が100μm〜2mmの範囲内にある第2の気孔とを併用して半導体ウェハWのウェットエッチングを行うこととしている。但し、図7に示すように、実施形態2に係るウェットエッチング方法の場合とは異なり、第1の気泡によるバブリングを連続的に行うとともに、第2の気泡によるバブリングを間欠的に行いながら半導体ウェハのウェットエッチングを行うこととしている。
従って、実施形態4に係るウェットエッチング方法においては、第1の気泡によるバブリングと、第2の気泡によるバブリングとの切り替えを、図7に示すように、流量制御装置132及び流量制御装置134における不活性ガスの流量を制御することにより行うこととしている。すなわち、まず、図7(a)に示すように、流量制御装置132における不活性ガスの流量を所定量に維持した状態で、流量制御装置134における不活性ガスの流量を零にすることにより、第1の気泡のみを発生させる。次に、流量制御装置132における不活性ガスの流量を所定量に維持した状態で、流量制御装置134における不活性ガスの流量を所定量にすることにより、図7(b)及び図7(c)に示すように、第1の気泡に加えて第2の気泡を発生させる。次に、流量制御装置132における不活性ガスの流量を所定量に維持した状態で、流量制御装置134における不活性ガスの流量を零にすることにより、図7(d)に示すように、第1の気泡のみを発生させるようにする。そして、このサイクルを繰り返すのである。これによって、第1の気泡によるバブリングを連続的に行うとともに、第2の気泡によるバブリングを間欠的に行いながら半導体ウェハのウェットエッチングを行うことができる。
このように、実施形態4に係るウェットエッチング方法は、第1の気泡によるバブリングを連続的に行うとともに、第2の気泡によるバブリングを間欠的に行いながら半導体ウェハWのウェットエッチングを行うこととしている点で実施形態2に係るウェットエッチング方法の場合とは異なるが、5μm〜200μmの範囲内という極めて小さな第1の気泡によるバブリングを行いながらウェットエッチングを行うこととしているため、また、極めて小さな第1の気泡によるバブリングと、比較的大きな第2の気泡によるバブリングとを併用して半導体ウェハのウェットエッチングを行うこととしているため、実施形態2に係るウェットエッチング方法の場合と同様に、「反応生成ガスによる気泡」が半導体ウェハの表面に滞留することを十分に抑制することが可能となる。
[実施形態5]
図8は、実施形態5に係るウェットエッチング装置100bを説明するために示す図である。
実施形態5に係るウェットエッチング100bは、実施形態1に係るウェットエッチング100とよく似た構成を有するが、エッチング槽110の底部に設置された超音波発生装置150をさらに備える点で実施形態1に係るウェットエッチング装置100の場合と異なる。
実施形態5に係るウェットエッチング方法は、超音波を照射しながら半導体ウェハWのウェットエッチングを行うウェットエッチング方法であり、実施形態5に係るウェットエッチング装置100bを用いて実施することができる。
このため、実施形態5に係るウェットエッチング方法は、実施形態1に係るウェットエッチング方法が有する効果に加えて以下の効果をさらに有する。すなわち、超音波を照射しながらバブリングを行うことで、第1の気泡と接触することができずに結果として除去できない「反応生成ガスによる気泡」の数をさらに減じることが可能となる。また、たとえ、「反応生成ガスによる気泡」が半導体ウェハの表面に付着することがあったとしても、超音波の作用により、当該「反応生成ガスによる気泡」を半導体ウェハの表面から離脱させることができる。
[実施形態6]
図9は、実施形態6に係るウェットエッチング装置100cを説明するために示す図である。
実施形態6に係るウェットエッチング100cは、実施形態1に係るウェットエッチング100とよく似た構成を有するが、エッチング槽110のエッチング液Sを減圧する減圧装置160をさらに備える点で実施形態1に係るウェットエッチング装置100の場合と異なる。
実施形態6に係るウェットエッチング方法は、減圧しながら半導体ウェハのウェットエッチングを行うウェットエッチング方法であり、実施形態6に係るウェットエッチング装置100cを用いて実施することができる。
このため、実施形態6に係るウェットエッチング方法は、実施形態1に係るウェットエッチング方法が有する効果に加えて以下の効果をさらに有する。すなわち、「反応生成ガスからなる気泡」をより確実に系外に追いやることが可能となる。
[実施形態7]
図10は、実施形態7に係るウェットエッチング装置100dを説明するために示す図である。
実施形態7に係るウェットエッチング100dは、実施形態1に係るウェットエッチング100とよく似た構成を有するが、エッチング槽110のエッチング液Sを加圧する加圧装置170をさらに備える点で実施形態1に係るウェットエッチング装置100の場合と異なる。
実施形態7に係るウェットエッチング方法は、加圧しながら半導体ウェハWのウェットエッチングを行うウェットエッチング方法であり、実施形態7に係るウェットエッチング装置100dを用いて実施することができる。
このため、実施形態7に係るウェットエッチング方法は、実施形態1に係るウェットエッチング方法が有する効果に加えて以下の効果をさらに有する。すなわち、エッチング液の表面近傍においても第1の気泡の平均径を小さく維持することが可能となり、ひいてはウェットエッチングをより均一に行うことが可能となる。
[実施形態8]
図11は、実施形態8に係るウェットエッチング装置100eを説明するために示す図である。
実施形態8に係るウェットエッチング100eは、実施形態1に係るウェットエッチング100とよく似た構成を有するが、バブラー120に供給する不活性ガスを加熱する加熱装置180をさらに備える点で実施形態1に係るウェットエッチング装置100の場合と異なる。
実施形態8に係るウェットエッチング方法は、加熱した不活性ガスからなる気泡によるバブリングを行いながら半導体ウェハWのウェットエッチングを行うウェットエッチング方法であり、実施形態8に係るウェットエッチング装置100eを用いて実施することができる。
このため、実施形態8に係るウェットエッチング方法は、実施形態1に係るウェットエッチング方法が有する効果に加えて以下の効果をさらに有する。すなわち、バブリングによるエッチング液の温度低下、ひいてはエッチング効率の低下を抑制することが可能となる。
以上、本発明のウェットエッチング方法及びウェットエッチング装置を上記の各実施形態に基づいて説明したが、本発明は上記の各実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
(1)上記した各実施形態においては、リン酸系エッチング液を用いてアルミニウムをウェットエッチングする場合を例にとって本発明を説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。半導体ウェハのウェットエッチングを行う際に「反応生成ガスからなる気泡」が発生する場合すべてに適用可能である。例えば、フッ酸系エッチング液を用いてシリコンをウェットエッチングする場合にも適用可能である。
(2)上記した実施形態9においては、減圧装置160がエッチング槽110中のエッチング液Sを直接減圧することとしているが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、減圧装置160がエッチング槽110を収容する減圧室内(図示せず。)全体を減圧することによりエッチング液Sを間接的に減圧することとしてもよい。
(3)上記した実施形態10においては、加圧装置170がエッチング槽110中のエッチング液Sを直接加圧することとしているが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、加圧装置170がエッチング槽110を収容する加圧室内(図示せず。)全体を加圧することによりエッチング液Sを間接的に加圧することとしてもよい。
実施形態1に係るウェットエッチング装置100を説明するために示す図である。 第1の気泡及び第2の気泡を説明するために示す図である。 実施形態1に係るウェットエッチング方法を説明するために示す図である。 実施形態2に係るウェットエッチング装置100aを説明するために示す図である。 実施形態2に係るウェットエッチング方法を説明するために示す図である。 実施形態3に係るウェットエッチング方法を説明するために示す図である。 実施形態4に係るウェットエッチング方法を説明するために示す図である。 実施形態5に係るウェットエッチング装置100bを説明するために示す図である。 実施形態6に係るウェットエッチング装置100cを説明するために示す図である。 実施形態7に係るウェットエッチング装置100dを説明するために示す図である。 実施形態8に係るウェットエッチング装置100eを説明するために示す図である。 特許文献1に記載されたウェットエッチング装置900を説明するために示す図である。
符号の説明
100,100a,100b,100c,100d,100e…ウェットエッチング装置、110…エッチング槽、120,124…バブラー、122,126…第1の気泡生成領域、128…第2の気泡生成領域、130,132,134…流量制御装置、140…不活性ガスボンベ、142…細管、144,146,148…樹脂製のチューブ、150…超音波発生装置、160…減圧装置、162…減圧用管、170…加圧装置、172…加圧用管、180…加熱装置、S…エッチング液、W…半導体ウェハ

Claims (18)

  1. エッチング槽中のエッチング液に半導体ウェハを浸漬した状態で、前記エッチング槽の底部に配置したバブラーから不活性ガスからなる第1の気泡によるバブリングを行ないながら、前記半導体ウェハのウェットエッチングを行うウェットエッチング方法であって、
    前記バブラーの気孔近傍における前記第1の気泡の平均径は、5μm〜200μmの範囲内にあることを特徴とするウェットエッチング方法。
  2. 請求項1に記載のウェットエッチング方法において、
    前記第1の気泡によるバブリングと、前記第1の気泡よりも大きい平均径を有する第2の気泡によるバブリングとを併用して前記半導体ウェハのウェットエッチングを行うことを特徴とするウェットエッチング方法。
  3. 請求項2に記載のウェットエッチング方法において、
    前記第1の気泡によるバブリングと、前記第2の気泡によるバブリングとを交互に行いながら前記半導体ウェハのウェットエッチングを行うことを特徴とするウェットエッチング方法。
  4. 請求項2に記載のウェットエッチング方法において、
    前記第1の気泡によるバブリングと、前記第2の気泡によるバブリングとを同時に行いながら前記半導体ウェハのウェットエッチングを行うことを特徴とするウェットエッチング方法。
  5. 請求項2に記載のウェットエッチング方法において、
    前記第1の気泡によるバブリングを連続的に行うとともに、前記第2の気泡によるバブリングを間欠的に行いながら前記半導体ウェハのウェットエッチングを行うことを特徴とするウェットエッチング方法。
  6. 請求項2〜5のいずれかに記載のウェットエッチング方法において、
    前記バブラーの気孔近傍における前記第2の気泡の平均径は、50μm〜2mmの範囲内にあることを特徴とするウェットエッチング方法。
  7. 請求項1〜6のいずれかに記載のウェットエッチング方法において、
    超音波を照射しながら前記半導体ウェハのウェットエッチングを行うことを特徴とするウェットエッチング方法。
  8. 請求項1〜7のいずれかに記載のウェットエッチング方法において、
    減圧しながら前記半導体ウェハのウェットエッチングを行うことを特徴とするウェットエッチング方法。
  9. 請求項1〜7のいずれかに記載のウェットエッチング方法において、
    加圧しながら前記半導体ウェハのウェットエッチングを行うことを特徴とするウェットエッチング方法。
  10. 請求項1〜9のいずれかに記載のウェットエッチング方法において、
    加熱した不活性ガスからなる気泡によるバブリングを行いながら、前記半導体ウェハのウェットエッチングを行うことを特徴とするウェットエッチング方法。
  11. 請求項1〜10に記載のウェットエッチング方法を行うためのウェットエッチング装置であって、
    エッチング液を貯留するためのエッチング槽と、
    前記エッチング槽の底部に配置され、前記エッチング槽に貯留された前記エッチング液に不活性ガスからなる第1の気泡によるバブリングを行うためのバブラーとを備え、
    前記バブラーは、平均径が5μm〜200μmの範囲内にある多数の気孔を有することを特徴とするウェットエッチング装置。
  12. 請求項11に記載のウェットエッチング装置において、
    前記バブラーに供給する不活性ガスの流量を制御する流量制御装置をさらに備え、
    前記第1の気泡によるバブリングと、前記第1の気泡よりも大きい平均径を有する第2の気泡によるバブリングとを行う機能を有することを特徴とするウェットエッチング装置。
  13. 請求項12に記載のウェットエッチング装置において、
    前記流量制御装置は、前記バブラーに供給する不活性ガスの流量及び/又は圧力を任意のタイミングで制御する機能を有することを特徴とするウェットエッチング装置。
  14. 請求項12に記載のウェットエッチング装置において、
    前記バブラーは、前記第1の気泡に対応する多数の気孔を有する第1の気泡生成領域と、前記第2の気泡に対応する多数の気孔を有する第2の気泡生成領域とを有し、
    前記流量制御装置は、前記第1の気泡生成領域と前記第2の気泡生成領域とに対して独立してかつ任意のタイミングで不活性ガスを供給する機能を有することを特徴とするウェットエッチング装置。
  15. 請求項11〜14のいずれかに記載のウェットエッチング装置において、
    前記エッチング槽の底部に設置された超音波発生装置をさらに備えることを特徴とするウェットエッチング装置。
  16. 請求項11〜15のいずれかに記載のウェットエッチング装置において、
    前記エッチング槽のエッチング液を減圧する減圧装置をさらに備えることを特徴とするウェットエッチング装置。
  17. 請求項11〜15のいずれかに記載のウェットエッチング装置において、
    前記エッチング槽中のエッチング液を加圧する加圧装置をさらに備えることを特徴とするウェットエッチング装置。
  18. 請求項11〜17のいずれかに記載のウェットエッチング装置において、
    前記バブラーに供給する不活性ガスを加熱するガス加熱装置をさらに備えることを特徴とするウェットエッチング装置。
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