JP2010096789A - レンズ鏡筒、撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】1つのセンサを用いて複数の可動レンズの基準位置の検出を可能とする、又は、1つのセンサを可動レンズの基準位置の検出と他の用途とに用いることができ、それにより小型化、コスト低減を行えるレンズ鏡筒、撮像装置を提供するレンズ鏡筒、撮像装置を提供する。
【解決手段】タッピング検知、姿勢検知等の別の用途のために装備されている加速度センサ204を用いて、レンズがメカ端にぶつかったときの衝撃を検知し、その位置をレンズの基準位置とすることにより、フォトインタラプタ、及び、フォトインタラプタの投受光を遮る構造物が不要となる。
【選択図】図2

Description

本発明は、デジタルカメラ等のレンズ鏡筒、撮像装置に関するものである。
近年のデジタルカメラ等のデジタルコンシューマー製品において、高機能化のニーズに応えるべく、加速度センサ等の搭載により、タップ操作を行えるものがある。タップ操作では、使用者が製品の外装を指でタップ(軽く叩く)するのみで、カメラがタッピングのパターンの違いを識別して、カメラがタップ操作に対応する動作を行う。タップ操作により、従来のボタン操作と同様な動作をさせることが可能である。また、タップ操作の他、加速度センサによりカメラの姿勢を判定する等の多くの付加価値を実現可能としている。
また、加速度センサをカメラのレンズ駆動に用いる技術が、特許文献1に開示されている。特許文献1では、加速度センサで所定値以上の衝撃を検出したときに、初期位置復帰動作を行うこととしている。これにより、ビデオカメラ等において、衝撃によりスクリューネジ軸とラックとの噛み合いがずれる等により、ズームレンズやフォーカスレンズの位置がカム軌跡上から外れ手しまうことを防止している。
特開2001−228500号公報
ところで、撮像装置では、電源が投入された直後において、撮影光学系を構成するズームレンズやフォーカスレンズの位置が特定できないものが多い。そのような撮像装置では、電源投入直後に、レンズ位置の初期化動作を行うために、基準位置を示すセンサとしてフォトインタラプタ等を取り付け、フォトインタラプタの出力状態が変化した時点におけるレンズ位置を基準位置とする手法が一般的である。
しかし、上述した形態では、ズームレンズを駆動するアクチュエータ、フォーカスレンズを駆動するアクチュエータのそれぞれに対して1つのフォトインタラプタが必要となる。また、フォトインタラプタの投受光を遮る構造物が必要であったり、フォトインタラプタの代わりにフォトリフレクタを用いるとしても、反射部材が必要であったりする。このようなセンサ及びセンサに必要な部材等をズームレンズ及びフォーカスレンズのそれぞれに対して設けることは、小型化、コスト低減を妨げる要因の一つであった。
本発明の課題は、1つのセンサを用いて複数の可動レンズの基準位置の検出を可能とする、又は、1つのセンサを可動レンズの基準位置の検出と他の用途とに用いることができ、それにより小型化、コスト低減を行えるレンズ鏡筒、撮像装置を提供することである。
本発明の第1の側面としてのレンズ鏡筒は、移動可能に設けられた可動レンズと、前記可動レンズ又は前記可動レンズの移動とともに移動する移動部材が当接することにより前記可動レンズの移動できる範囲を制限する移動制限部と、前記可動レンズを駆動する駆動部と、少なくとも前記駆動部が前記可動レンズを駆動するときに、振動と加速度との少なくとも一方を検出する振動検出部と、前記駆動部の駆動量、又は、前記可動レンズの移動量に応じた信号を出力する移動量検出部と、前記移動量検出部の出力する信号に基づいて前記可動レンズの位置を検出する位置検出部と、前記振動検出部が検出した振動又は加速度に基づいて前記可動レンズ又は前記移動部材が前記移動制限部に当接したことを判定して、そのときの前記可動レンズの位置を基準位置と判定する基準位置判定部とを備え、前記位置検出部は、前記基準位置判定部が判定した基準位置を基準の位置として前記可動レンズの位置を更新するレンズ位置の初期化を行うことを特徴とする。
本発明の第2の側面としての撮像装置は、本発明の第1の側面としてのレンズ鏡筒と、前記レンズ鏡筒により得られる像を撮像する撮像部とを備える。
本発明によれば、1つのセンサを用いて複数の可動レンズの基準位置の検出を可能とする、又は、1つのセンサを可動レンズの基準位置の検出と他の用途とに用いることができ、それにより小型化、コスト低減を行える。
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面等を参照して説明する。
なお、以下に示す各図は、模式的に示した図であり、各部の大きさ、形状は、理解を容易にするために、適宜誇張して示している。
また、以下の説明では、具体的な数値、構成、動作等を示して説明を行うが、これらは、適宜変更することができる。
(実施形態)
図1は、本発明による撮像装置の実施形態を示すブロック図である。
図2は、本実施形態の撮像装置のレンズ駆動に関する部分を詳細に示したブロック図である。なお、図2は、本発明の中心となる箇所を抜粋、補足した図となっている。
撮像装置100は、デジタルカメラやデジタルビデオカメラ等であり、フォーカスレンズ10、ズームレンズ11、及び、不図示のレンズからなる撮影光学系により得られる像を撮像部19により撮像する。フォーカスレンズ10、ズームレンズ11を含む撮影光学系中には、絞り機能を備えるシャッタ12が設けられている。
フォーカスレンズ10、ズームレンズ11は、それぞれ独立して設けられた不図示の移動部材に保持されて光軸方向に沿って独立して移動可能な可動レンズである。また、それぞれの移動部材に対応してフォーカスレンズ10、ズームレンズ11の移動できる範囲を制限する移動制限部が設けられている。この移動制限部は、フォーカスレンズ10の移動範囲を制限するために2箇所、ズームレンズ11の移動範囲を制限するために2箇所の合計4箇所設けられている。そして、この移動制限部は、上記移動部材が当接することにより、機械的に移動可能な範囲を制限する端部(以下、メカ端)となる。このように、本実施形態では、フォーカスレンズ10、ズームレンズ11は、それぞれに対応する移動部材がメカ端としての移動制限部に当接する形態である。しかし、以下の説明では、理解を容易にするために、フォーカスレンズ10(又は、ズームレンズ11)がメカ端に当接(衝突)するという表現を適宜用いる。
撮像部19は、光学像を電気信号に変換する撮像素子14と、撮像素子14のアナログ信号出力をデジタル信号に変換するA/D変換器16と、タイミング発生回路18とを有している。
本実施形態の撮像素子14は、CCD(Charge Coupled Device)イメージセンサを用いている。なお、撮像素子としては、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサ等、他のタイプのイメージセンサでもよい。
タイミング発生回路18は、撮像素子14、A/D変換器16、D/A変換器26にクロック信号や制御信号を供給する。また、タイミング発生回路18は、メモリ制御回路22及びシステム制御回路50により制御される。
画像処理回路20は、A/D変換器16からのデータ又はメモリ制御回路22からのデータに対して所定の画素補間処理や色変換処理を行う。また、画像処理回路20は、AF評価値を算出するとともにAFエリアの露光が開始されるタイミングの信号、及び終了するタイミングの信号を発生する機能を有する。さらに、画像処理回路20は、撮像した画像データを用いて所定の演算処理を行い、得られた演算結果に基づいてTTL(Through The Lens)方式のAWB(オートホワイトバランス)処理を行う。
メモリ制御回路22は、A/D変換器16、タイミング発生回路18、画像処理回路20、画像表示メモリ24、D/A変換器26、メモリ30、圧縮・伸長回路32を制御する。
A/D変換器16が出力したデジタルデータは、画像処理回路20、メモリ制御回路22を介して、又は、A/D変換器16から直接メモリ制御回路22を介して、画像表示メモリ24又はメモリ30に書き込まれる。
画像表示部28は、TFT−LCD(Thin Film Transistor-Liquid
Crystal Display)等から成り、画像表示メモリ24に書き込まれた表示用の画像データをD/A変換器26を介して表示する。
画像表示部28を用いて撮像した画像データを逐次表示すれば、電子ファインダ機能を実現することが可能である。
また、画像表示部28は、システム制御回路50の指示により任意に表示をON/OFFすることが可能であり、表示をOFFにした場合には、撮像装置100の電力消費を大幅に低減することができる。
メモリ30は、撮影した静止画像や動画像を格納する記憶部であり、所定枚数の静止画像や所定時間の動画像を格納するのに十分な記憶量を備えている。これにより、複数枚の静止画像を連続して撮影する連射撮影やパノラマ撮影の場合にも、高速かつ大量の画像書き込みをメモリ30に対して行うことが可能となる。また、メモリ30は、システム制御回路50の作業領域としても使用することが可能である。
圧縮・伸長回路32は、適応離散コサイン変換(ADCT:Adaptive Discrete
Cosine Transform)等により画像データの圧縮伸長を行う。圧縮・伸長回路32は、メモリ30に格納された画像を読み込んで圧縮処理又は伸長処理を行い、処理を終えたデータをメモリ30に書き込む。
露光制御手段40は、シャッタ12を制御し、撮像した画像データを画像処理回路20で所定の演算を行い、得られた演算結果に基づいて、AE(自動露出)処理を行っている。また、露光制御手段40は、フラッシュ48と連携してフラッシュ48の調光を行うフラッシュ調光機能も有する。
フォーカス制御手段42は、撮像した画像データを画像処理回路20で所定の演算を行い、得られた演算結果に基づいて、AF(自動焦点調節)処理を行い、フォーカスレンズ10のフォーカシングを制御する。また、フォーカス制御手段42は、図2に示すようにフォーカスレンズ10の駆動部としての駆動アクチュエータであるステッピングモータ210、ステッピングモータ210を駆動するドライブ手段206で構成される。
これら露光制御手段40及びフォーカス制御手段42は、TTL方式を用いて制御されている。すなわち、撮影光学系を介して撮像した画像データを画像処理回路20によって演算した演算結果に基づき、システム制御回路50が露光制御手段40、フォーカス制御手段42に対して制御を行う。
ステッピングモータ210の駆動制御は、パルス信号により行われるので、システム制御回路50は、ステッピングモータ210の駆動を行うときにパルス信号を出力する。よって、システム制御回路50は、ステッピングモータ210の駆動量に応じた信号を出力する移動量検出部として見ることができる。そして、システム制御回路50がステッピングモータ210の駆動時に移動量検出部として出力するパルス信号を後述のポジションカウンタ218によりカウントする。これにより、フォーカスレンズ10の位置を認識するとともに、フォーカスレンズ10の駆動制御に用いる。
なお、本実施形態では、フォーカスレンズ10の駆動にステッピングモータ210を用いたが、これに限らず、例えば、フォーカスレンズ10の移動量を検出する移動量検出部として別途エンコーダを設けて通常のDCモータを用いてもよい。
ズーム制御手段44は、ズームレンズ11のズーミングを制御する。ズーム制御手段44は、図2に示すように、ズームレンズ11の駆動部としての駆動アクチュエータであるDCモータ212、DCモータ212を駆動するドライブ手段208、フォトインタラプタ214、216で構成される。
DCモータ212には、フォトインタラプタ214、216により電気角で45度位相がずれた出力パルスを発生するように設定された遮光プロペラが配置されている。よって、フォトインタラプタ214、216は、DCモータ212の回転を検出しエンコーダパルスを発生する。フォトインタラプタ214、216の出力パルスを後述のポジションカウンタ220によりカウントすることによりズームレンズ11の位置を認識するとともに、ズームレンズ11の駆動制御に用いる。
このように、フォトインタラプタ214、216は、DCモータ212の駆動量に応じたパルス信号を出力する移動量検出部として機能する。なお、本実施形態では、フォトインタラプタ214、216は、DCモータ212の回転を検出する形態としたが、例えば、ズームレンズ11の移動量に応じてパルス信号等を出力するエンコーダに置き換えてもよい。
基準位置判定部200は、加速度センサ204のアナログ出力信号をA/D変換器202によってデジタル信号に変換された結果を、第二のフィルタ232を介して受け、所定の判断基準に基づいて求めた基準位置の信号をシステム制御回路50に出力する。
また、図2に示すように、A/D変換器202によってアナログ信号からデジタル信号に変換された加速度センサの検出信号は、第一のフィルタ230、及び、第二のフィルタ232の両方へ入力される。
第一のフィルタ230の出力信号は、システム制御回路50内部のタッピング検知部234に入力されることにより、使用者が外装を指等でタップ(軽く叩く)することにより操作できるようにタッピングを検出する。また、第一のフィルタ230の出力信号は、姿勢検知部236にも入力され、撮像装置100の姿勢を検出する。
一方、第二のフィルタ232の出力は、フォーカスレンズ10、及び、ズームレンズ11の基準位置を検出する基準位置判定部200へ入力される。
なお、本実施形態における第一のフィルタ230、及び、第二のフィルタ232は、それぞれのカットオフ周波数が異なるローパスフィルタである。具体的には、第一のフィルタ230のカットオフ周波数よりも、第二のフィルタ232のカットオフ周波数の方が高くなるように設定されている。
図3は、基準位置判定部200が行う基準位置の判定を示す模式図である。
基準位置の判定を行う動作としては、先ず、第二のフィルタ232の出力信号、すなわち高周波成分を除去された加速度検出信号が基準位置判定部200に入力される。そして、基準位置判定部200は、加速度検出信号を閾値と比較して、以下の2つの条件を満たすときに、ズームレンズ11、又は、フォーカスレンズ10が基準位置に到達したと判定する。
条件1:第二のフィルタ232の出力信号の単位時間当たりの信号の変化量が所定の変化量閾値を超える。
条件2:第二のフィルタ232の出力信号の大きさ(出力信号レベル)が所定の信号値閾値を超える。
上記2つの条件を満たしたとき、基準位置判定部200は、基準位置判定信号を所定のパルス幅のワンショット信号として出力する。
なお、本実施形態では、上記2つの条件を満たしたときに基準位置判定信号を出力するようにしているが、第二のフィルタ232の出力信号レベルが所定の信号値閾値を超えたときに基準位置判定信号を出力するようにしても良い。
図1及び図2に戻って、システム制御回路50は、撮像装置100全体を制御する制御部である。システム制御回路50は、上述したタッピング検知部234、姿勢検知部236の他に、ポジションカウンタ218,220を備えている。システム制御回路50は、先に説明したように、ステッピングモータ210の駆動量に応じた信号を出力する移動量検出部として機能する他、初期化動作を行う必要があるか否かの判断を行う初期化判断部としての機能も有している。また、システム制御回路50は、フォーカスレンズ10、及び、ズームレンズ11の位置がいずれのメカ端に近い位置にあるのかを判断する位置判断部としての機能も有している。
ポジションカウンタ218は、システム制御回路50がステッピングモータ210を駆動するときに出力するパルス信号をカウントし、これに基づいてフォーカスレンズ10の位置を検出する位置検出部として機能する。
同様に、ポジションカウンタ220は、フォトインタラプタ214、216の出力パルスをカウントし、これに基づいてズームレンズ11の位置を検出する位置検出部として機能する。
また、システム制御回路50は、基準位置判定信号の立ち上がりエッジを検出したときのポジションカウンタ218,220の値を所定の値に更新することにより、ズームレンズ11、及び、フォーカスレンズ10の位置を初期化する。
加速度センサ204は、硬質基板300に実装されており、撮像装置100の振動と加速度とを検出する振動検出部である。
硬質基板300は、例えば、ガラスエポキシ基板等のいわゆるリジッド基板(ハード基板)であって、フレーム302に対してビス306を用いて固定されている。
フレーム302は、剛性の高い材料、例えば、ステンレス鋼等の金属材料により形成されたフレーム部材である。フレーム302は、固定筒304に対してビス306を用いて固定されている。固定筒304は、フォーカスレンズ10及びズームレンズ11を含む鏡筒ユニットのベースとなる鏡筒部材であり、ズーム動作及びフォーカス動作によっては駆動されない。
このような構成とすることにより、フォーカスレンズ10又はズームレンズ11がメカ端に衝突したときの衝撃を加速度センサ204に伝わり易くできる。
ここで、剛性が高いとは、鏡筒ユニット内で生じた振動が加速度センサ204へ伝達する途中に、フレーム302により振動が大きく減衰してしまうことを防止できる程度に高い剛性という意味で用いている。したがって、検出する振動の大きさ、加速度センサ204の特性、撮像装置100全体の構造などにより、必要な剛性は異なり、定量的に決定することは難しい。よって、実際には、予備的な実験等を行い、適切な材料を決定するとよい。
フラッシュ48は、撮影時に補助照明光として閃光を発光する閃光発光装置であり、AF補助光の投光機能、フラッシュ調光機能も有する。
メモリ52は、システム制御回路50の動作用の定数、変数、プログラム等を記憶する。
表示部54は、システム制御回路50でのプログラムの実行に応じて、文字、画像、音声等を用いて動作状態やメッセージ等を表示する。表示部54は、撮像装置100の操作部近辺の視認し易い位置に単数又は複数設置され、例えばLCD(Liquid Crystal Display)やLED(Light Emitting
Diode)、発音素子等の組み合わせにより構成されている。また、表示部54は、その一部の機能が光学ファインダ104内に設置されている。
表示部54の表示内容のうち、LCD等に表示するものとしては、シングルショット/連写撮影表示、セルフタイマー表示、圧縮率表示、記録画素数表示、記録枚数表示、残撮影可能枚数表示、シャッタスピード表示、絞り値表示、露出補正表示等がある。また、フラッシュ表示、赤目緩和表示、マクロ撮影表示、ブザー設定表示、時計用電池残量表示、電池残量表示、エラー表示、複数桁の数字による情報表示、記録媒体120の着脱状態表示、通信I/F動作表示、日付・時刻表示等もLCD等に表示する。
一方、表示部54の表示内容のうち、光学ファインダ104内に表示するものとしては、合焦表示、手振れ警告表示、フラッシュ充電表示、シャッタスピード表示、絞り値表示、露出補正表示等がある。
不揮発性メモリ56は、電気的に消去・記録可能な不揮発性記憶手段であり、例えばEEPROM(Electrically Erasable Programmable ROM)等が用いられる。
モードダイアルスイッチ60、シャッタスイッチ62,64、画像表示ON/OFFスイッチ66及び操作部70は、システム制御回路50の各種の動作指示を入力するための操作手段である。これらは、スイッチやダイアル、タッチパネル、視線検知によるポインティング、音声認識装置等の単数又は複数の組み合わせで構成される。
ここで、これらの操作手段の具体的な説明を行う。
モードダイアルスイッチ60は、電源オフ、自動撮影モード、撮影モード、パノラマ撮影モード、再生モード、マルチ画面再生・消去モード、PC接続モード等の各機能モードを切り替え設定するときに操作される。
シャッタスイッチ62は、不図示のシャッタボタンの操作途中のいわゆる半押し状態でONとなるスイッチ(SW1)である。シャッタスイッチ62(SW1)がONすることにより、AF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、AWB(オートホワイトバランス)処理、EF(フラッシュプリ発光)処理等の動作開始をシステム制御回路50が指示する。
シャッタスイッチ64は、不図示のシャッタボタンの操作完了のいわゆる全押し状態でONとなるスイッチ(SW2)である。シャッタスイッチ64(SW2)がONすることにより、システム制御回路50が露光処理、現像処理、記録処理という一連の処理の動作開始を指示する。
この露光処理では、撮像素子14から読み出した信号をA/D変換器16、メモリ制御回路22を介してメモリ30に画像データを書き込む。
また、現像処理では、画像処理回路20やメモリ制御回路22での演算を行う。
さらに、記録処理では、メモリ30から画像データを読み出し、圧縮・伸長回路32で圧縮を行い、記録媒体120に画像データを書き込む。
画像表示ON/OFFスイッチ66は、画像表示部28のON/OFFを設定することができる。この機能により、光学ファインダ104を用いて撮影を行うときに、LCD等からなる画像表示部28への電流供給を遮断することにより、省電力を図ることが可能となる。
操作部70は、各種ボタンやタッチパネル等からなり、メニューボタン、セットボタン、マクロボタン、マルチ画面再生改ページボタン、フラッシュ設定ボタン、単写/連写/セルフタイマー切り替えボタン等の機能を持つ。また、操作部70は、メニュー移動+(プラス)ボタン、メニュー移動−(マイナス)ボタン、再生画像移動+(プラス)ボタン、再生画像−(マイナス)ボタン、撮影画質選択ボタン、露出補正ボタン、日付/時間設定ボタン等の機能も持っている。
電源制御手段80は、電池検出回路、DC−DCコンバータ、通電するブロックを切り替えるスイッチ回路等により構成されている。電源制御手段80は、電池の有無、電池の種類、電池残量の検出を行い、検出結果及びシステム制御回路50の指示に基づいてDC−DCコンバータを制御し、必要な電圧を必要な期間、記録媒体120を含む各部へ供給する。
コネクタ82、84は、撮像装置100の内部と電池収容部に収容された電池又はACアダプター等の電源86とを接続する。
電源86は、アルカリ電池やリチウム電池等の一次電池やNiCd電池やNiMH電池、Li電池等の二次電池、ACアダプター等である。
電池蓋検知スイッチ88は、電池収納部に開閉可能に設けられた蓋の状態を検知する。
インタフェース90は、メモリカードやハードディスク等の記録媒体120との接続を仲介する。
コネクタ92は、メモリカードやハードディスク等の記録媒体120との接続を行う。
カード蓋検知スイッチ96は、メモリカードの収納部に開閉可能に設けられた蓋の状態を検知する。
記録媒体着脱検知手段98は、コネクタ92及び記録媒体120が装着されているか否かを検知する。
光学ファインダ104は、画像表示部28による電子ファインダ機能を使用すること無しに、光学像のみを用いて撮影を行うことが可能である。また、光学ファインダ104内には、表示部54の一部の機能、例えば、合焦表示、手振れ警告表示、フラッシュ充電表示、シャッタスピード表示、絞り値表示、露出補正表示等を行う小型の表示部が設置されている。
記録媒体120は、メモリカードやハードディスク等である。記録媒体120は、半導体メモリや磁気ディスク等から構成される記録部122と、撮像装置100とのインタフェース124と、撮像装置100と接続を行うコネクタ126とを備えている。
次に、本実施形態の撮像装置100の動作について説明する。
(主ルーチン)
図4及び図5は、本実施形態の撮像装置100の主ルーチンのフローチャートである。なお、図4及び図5を含む以下のフローチャート及びその説明では、各ステップの頭にSを付して表すこととする。
S101では、電池交換等の電源投入により、システム制御回路50は、フラグや制御変数等を初期化する。
S102では、画像表示部28の画像表示をOFF状態に初期設定する。
S103では、システム制御回路50は、モードダイアルスイッチ60の設定位置を判断する。この判断により、モードダイアルスイッチ60が電源OFFに設定されていたならばS105へ進み、撮影モードに設定されていたならばS110に進み、その他のモードに設定されていたならばS104へ進む。
S104では、システム制御回路50は、選択されたモードに応じた処理を実行し、処理を終えたならばS103に戻る。
S105では、各表示部の表示を終了状態に変更し、鏡筒終了処理を行う。なお、S105鏡筒終了処理の詳細については、後述する。
S106では、フラグや制御変数等を含む必要なパラメータや設定値、設定モードを不揮発性メモリ56に記録し、電源制御手段80により画像表示部28を含む撮像装置100各部の不要な電源を遮断する等の所定の終了処理を行い、S103へ戻る。
S110では、システム制御回路50は、電源制御手段80により電池等により構成される電源86の残容量や動作情況が撮像装置100の動作に問題があるか否かを判断する。また、このS110では、電池蓋が開いているか否かも含めて撮像装置100の動作にとって問題があるか否かを判断する。電源86に問題が無く、かつ、電池蓋検知スイッチ88により電池蓋が閉じられていることが確認できたならば、S112へ進み、電源86に問題があるか、又は、電池蓋検知スイッチ88により電池蓋が開いていると検出されたならば、S107へ進む。
S107では、S110で問題があると判断された内容について、表示部54を用いて画像や音声により所定の警告を行う。
S108では、フォーカスレンズ10及びズームレンズ11の現在の位置を不揮発性メモリ56に記録した後に、S103に戻る。
S112では、システム制御回路50は、記録媒体120の動作状態が撮像装置100の動作、特に記録媒体120に対する画像データの記録再生動作に問題があるか否かを判断する。また、このS112では、カード蓋検知スイッチ96により電池蓋が開いた状態であるか否かも含めて撮像装置100の動作にとって問題があるか否かを判断する。記録媒体120の動作状態に問題が無く、かつ、カード蓋検知スイッチ96により電池蓋が閉じられていることが確認できたならばS114へ進む。一方、記録媒体120の動作状態に問題がある、又は、カード蓋検知スイッチ96によりカード蓋が開いた状態であることが検知されたならば、S107へ進む。
このS112及び先に説明したS110におけるシステム制御回路50の動作は、その後にレンズ位置の初期化(S108)を行うか否かの判断をしていることとなり、初期化判断部としての動作である。
S114では、表示部54を用いて画像や音声により撮像装置100の各種設定状態の表示を行う。なお、画像表示部28の画像表示がONであったならば、画像表示部28も用いて画像や音声により撮像装置100の各種設定状態の表示を行う。
S116では、鏡筒初期化処理を行う。このステップ(鏡筒初期化処理)では、フォーカスレンズ10及びズームレンズ11の位置の初期化を行う。このS116で行う鏡筒初期化処理の詳細については後述する。
S118では、撮像した画像データを逐次表示するスルー表示状態に設定する。
スルー表示状態においては、撮像素子14、A/D変換器16、画像処理回路20、メモリ制御回路22を介して、画像表示メモリ24にデータを逐次書き込む。そしてこの書き込まれたデータを、メモリ制御回路22、D/A変換器26を介して画像表示部28により逐次表示することにより、電子ファインダ機能を実現している。
図5に移って、S120では、シャッタスイッチ62(SW1)がONしているか否かの判断を行う。シャッタスイッチ62(SW1)がONしている場合には、S122へ進み、シャッタスイッチ62(SW1)がOFFの場合には、S103へ戻る。
S122では、システム制御回路50は、測距処理を行ってズームレンズ11の焦点を被写体に合わせ、測光処理を行って絞り値及びシャッタ時間を決定する。測光処理において、必要であればフラッシュ48の設定も行う。このS122で行う測距・測光処理の詳細は後述する。
S127では、シャッタスイッチ64(SW2)がONしているか否かを判定する。シャッタスイッチ64(SW2)がONしている場合には、S129へ進み、シャッタスイッチ64(SW2)がOFFの場合には、S128へ進む。
S128では、再度、シャッタスイッチ62(SW1)がONしているか否かの判断を行う。シャッタスイッチ62(SW1)がONしている場合には、S127へ戻る。一方、シャッタスイッチ62(SW1)が解除(OFF)されている場合には、S103へ戻る。
S129では、露光処理、及び、現像処理からなる撮影処理を実行する。
S129の露光処理では、システム制御回路50は、撮像素子14、A/D変換器16、画像処理回路20、メモリ制御回路22を介して、又はA/D変換器から直接メモリ制御回路22を介して、メモリ30に撮影した画像データを書き込む。
また、S129の現像処理では、メモリ制御回路22そして必要に応じて画像処理回路20を用いて、メモリ30に書き込まれた画像データを読み出して各種処理を行う。このS129による撮影処理の詳細は後述する。
S134では、記録処理を実行する。すなわち、システム制御回路50は、メモリ30に書き込まれた撮影画像データを読み出して、メモリ制御回路22と、必要に応じて画像処理回路20を用いて各種画像処理を行う。そして、圧縮・伸長回路32を用いて設定したモードに応じた画像圧縮処理を行った後、記録媒体120へ画像データの書き込みを行う。このS134で行う記録処理の詳細は後述する。
S135では、シャッタスイッチ64(SW2)の状態を判断する。シャッタスイッチ64(SW2)がONしていれば、S136へ進み、シャッタスイッチ64(SW2)がOFFしていれば、S137へ進む。
S136では、システム制御回路50は、システム制御回路50の内部メモリ又はメモリ52に記憶される連写フラグの状態を判断する。連写フラグが設定されていたならば、連続して撮影を行うためにS129に戻り、次の撮影を行う。一方、連写フラグが設定されていないならば、シャッタスイッチ64(SW2)がOFFするまで、S135からS136の処理を繰り返す。
S137では、所定のミニマムレビュー時間が経過するまで撮影画像を画像表示部28に表示した後に、S138に進む。
S138では、システム制御回路50は、画像表示フラグがONとなっているか否かの判断を行う。画像表示フラグがONであったならばS139へ進み、画像表示フラグがOFFであったならばS140へ進む。
S139では、画像表示部28の表示状態をスルー表示状態に設定する。
S140では、画像表示部28をOFFにして、一連の撮影動作を終えてS103に戻る。
以下、上述した主ルーチンにおけるサブルーチン部分について説明する。
(鏡筒初期化処理)
図6は、図4のS116における鏡筒初期化処理の詳細なフローチャートである。
S501では、前回鏡筒終了処理が正常に完了できたか否かを示す鏡筒終了完了フラグの状態を不揮発性メモリ56より読み出す。鏡筒終了完了フラグがセットされていたならば、前回正常終了していたので、S510へ進む。一方、鏡筒終了完了フラグが解除されていたならば、前回異常終了していたので、S502へ進む。
S502では、前回鏡筒終了処理の後に、フォーカスレンズ10、及び、ズームレンズ11が停止している位置を不揮発性メモリ56より読み出す。
S504では、システム制御回路50は、ズームレンズ11の停止位置が、繰出し側のメカ端、繰込み側のメカ端のどちらに近いかを判断する。ズームレンズ11の停止位置が、繰出し側のメカ端よりも繰込み側メカ端に近い場合、S510へ進む。一方、ズームレンズ11の停止位置が、繰込み側のメカ端よりも、繰出し側のメカ端の方に近い場合、S506へ進む。
S506では、システム制御回路50は、フォーカスレンズ10の停止位置が、繰出し側のメカ端、繰込み側のメカ端のどちらに近いかを判断する。フォーカスレンズ10の停止位置が、繰込み側のメカ端よりも繰出し側のメカ端に近い場合、S530へ進む。一方、フォーカスレンズ10の停止位置が、繰出し側のメカ端よりも繰込み側のメカ端に近い場合、S550へ進む。
このS506と、先に説明したS504におけるシステム制御回路50の動作は、レンズ位置がいずれのメカ端に近い位置にあるのかを判断する位置判断部としての動作である。
S510では、システム制御回路50は、フォーカスレンズ10を駆動するアクチュエータであるステッピングモータ210を制御するためにドライブ手段206へ制御信号の出力を開始する。
S512では、基準位置信号が発生されたか否かを判定する。すなわち、A/D変換器202、及び、第二のフィルタ232を介して基準位置判定部200に取り込まれる加速度センサ204の出力値を、判定条件に基づいて基準位置信号が発生されるまで、監視する。これにより、フォーカスレンズ10がメカ端に衝突したかどうかを判定できる。基準位置信号が発生されるまでは、S512を繰り返し、基準位置信号が発生されたらS514へ進む。
S514では、そのときのフォーカスレンズ10の位置を所定のカウント値となるようにフォーカスのポジションカウンタ218を更新する。
S516では、システム制御回路50は、ズームレンズ11を駆動するアクチュエータであるDCモータ212を制御するためにドライブ手段208へ制御信号の出力を開始する。
S518では、基準位置信号が発生されたか否かを判定する。すなわち、A/D変換器202、及び、第二のフィルタ232を介して基準位置判定部200に取り込まれる加速度センサ204の出力を、判定条件に基づいて基準位置信号が発生されるまで、監視する。これにより、ズームレンズ11がメカ端に衝突したかどうかを判定できる。基準位置信号が発生されるまでは、S518を繰り返し、基準位置信号が発生されたらS520へ進む。
S520では、そのときのズームレンズ11の位置を所定のカウント値となるようにズームのポジションカウンタ220を更新する。
S522では、更新されたフォーカスのポジションカウンタ218、及び、ズームのポジションカウンタ220の値に基づいて、ズームレンズ11を所定の位置(本実施形態ではWideの位置)まで駆動する。
S524では、フォーカスレンズ10を所定の位置(本実施形態では、Wideの定点)まで駆動する。
S530では、システム制御回路50は、ズームレンズ11を駆動するアクチュエータであるDCモータ212を制御するためにドライブ手段208へ制御信号の出力を開始し、S532へ進む。
S532では、基準位置信号が発生されたか否かを判定する。すなわち、A/D変換器202、及び、第二のフィルタ232を介して基準位置判定部200に取り込まれる加速度センサ204の出力を、判定条件に基づいて基準位置信号が発生されるまで、監視する。これにより、ズームレンズ11が繰込み側のメカ端に衝突したかどうかを判定できる。基準位置信号が発生されるまでは、S532を繰り返し、基準位置信号が発生されたらS534へ進む。
S534では、そのときのズームレンズ11の位置を所定のカウント値となるようにズームのポジションカウンタ220を更新する。
S536では、システム制御回路50は、フォーカスレンズ10を駆動するアクチュエータであるDCモータ212を制御するためにドライブ手段208へ制御信号の出力を開始し、S538へ進む。
S538では、基準位置信号が発生されたか否かを判定する。すなわち、A/D変換器202、及び、第二のフィルタ232を介して基準位置判定部200に取り込まれる加速度センサ204の出力を、判定条件に基づいて基準位置信号が発生されるまで、監視する。これにより、フォーカスレンズ10がメカ端に衝突したかどうかを判定できる。基準位置信号が発生されるまでは、S538を繰り返し、基準位置信号が発生されたらS540へ進む。
S540では、そのときのフォーカスレンズ10の位置を所定のカウント値となるようにフォーカスのポジションカウンタ218を更新する。
S542では、フォーカスレンズ10を所定の位置(本実施形態では、Teleの定点)へ駆動する。
S544では、ズームレンズ11を所定の位置(本実施形態では、Tele)へ駆動する。
S550では、システム制御回路50は、フォーカスレンズ10を駆動するアクチュエータであるステッピングモータ210を制御するためにドライブ手段206へ制御信号の出力を開始し、S552へ進む。
S552では、システム制御回路50は、ズームレンズ11を駆動するアクチュエータであるステッピングモータ210を制御するためにドライブ手段208へ制御信号の出力を開始し、S554へ進む。
S554では、基準位置信号が発生されたか否かを判定する。すなわち、A/D変換器202、及び、第二のフィルタ232を介して基準位置判定部200に取り込まれる加速度センサ204の出力値を、判定条件に基づいて基準位置信号が発生されるまで、監視する。これにより、ズームレンズ11、又は、フォーカスレンズ10がメカ端に衝突したかどうかを判定できる。基準位置信号が発生されるまでは、S554を繰り返し、基準位置信号が発生されたらS556へ進む。
S556では、そのときのズームのポジションカウンタ220、及び、フォーカスのポジションカウンタ218の値をメモリに格納する。
S558では、メカ端に衝突したレンズがフォーカスレンズ10であるか、ズームレンズ11であるかを識別するためにズームのポジションカウンタ220の変化を確認し、カウンタがカウントを継続しているか、それともカウントが停止しているかを判定する。ズームのポジションカウンタ220のカウント値が変化しているならば、ズームレンズ11の駆動は継続されていると判断され、S554で検出されたのは、フォーカスレンズ10のメカ端への衝突であると判断でき、S560へ進む。一方、ズームのポジションカウンタ220のカウント値が変化していないならば、ズームレンズ11は、メカ端にぶつかって停止していると判断でき、S566へ進む。
このS558のような動作を行うことにより、フォーカスレンズ10とズームレンズ11との双方を駆動している場合に基準位置信号が発生したときであっても、適切な動作を行うことができる。
S560では、そのときのフォーカスレンズ10の位置を所定のカウント値となるようにフォーカスレンズ10のポジションカウンタ218を更新する。
S562では、基準位置信号が発生されたか否かを判定する。すなわち、A/D変換器202、及び、第二のフィルタ232を介して基準位置判定部200に取り込まれる加速度センサ204の出力を、判定条件に基づいて基準位置信号が発生されるまで、監視する。これにより、ズームレンズ11がメカ端に衝突したかどうかを判定できる。基準位置信号が発生されるまでは、S562を繰り返し、基準位置信号が発生されたらS564へ進む。
S564では、そのときのズームレンズ11の位置を所定のカウント値となるようにズームのポジションカウンタ220を更新し、
S572へ進む。
S566では、ズームレンズ11のポジションカウンタ220を所定の値に更新する。
S568では、基準位置信号が発生されたか否かを判定する。すなわち、A/D変換器202、及び、第二のフィルタ232を介して基準位置判定部200に取り込まれる加速度センサ204の出力を、判定条件に基づいて基準位置信号が発生されるまで、監視する。これにより、フォーカスレンズ10がメカ端に衝突したかどうかを判定できる。基準位置信号が発生されるまでは、S568を繰り返し、基準位置信号が発生されたらS570へ進む。
S570では、そのときのフォーカスレンズ10の位置を所定のカウント値となるようにフォーカスのポジションカウンタ218を更新し、S572へ進む。
S572では、ズームレンズ11を所定の位置(本実施形態では、Teleとする)へ駆動する。
S574では、フォーカスレンズ10を所定の位置(本実施形態では、Wideの定点)まで駆動し、S580へ進む。
S580では、鏡筒終了処理完了フラグを解除し、鏡筒初期化処理ルーチンを終え、図4のメインルーチンにおけるS118へ戻る。
(鏡筒終了処理)
図7は、図4のS105における鏡筒終了処理の詳細なフローチャートである。
S602では、システム制御回路50は、フォーカスレンズ10を駆動するアクチュエータであるステッピングモータ210を制御するためにドライブ手段206へ制御信号の出力を開始し、S604へ進む。
S604では、基準位置信号が発生されたか否かを判定する。すなわち、A/D変換器202、及び、第二のフィルタ232を介して基準位置判定部200に取り込まれる加速度センサ204の出力を、判定条件に基づいて基準位置信号が発生されるまで、監視する。これにより、フォーカスレンズ10が繰込み側のメカ端に衝突したかどうかを判定できる。基準位置信号が発生されるまでは、S604を繰り返し、基準位置信号が発生されたらS606へ進む。
S606では、そのときのフォーカスレンズ10の位置を所定のカウント値となるようにフォーカスのポジションカウンタ218を更新する。
S608では、システム制御回路50は、ズームレンズ11を駆動するアクチュエータであるDCモータ212を制御するためにドライブ手段208へ制御信号の出力を開始し、S610へ進む。
S610では、基準位置信号が発生されたか否かを判定する。すなわち、A/D変換器202、及び、第二のフィルタ232を介して基準位置判定部200に取り込まれる加速度センサ204の出力を、判定条件に基づいて基準位置信号が発生されるまで、監視する。これにより、ズームレンズ11が繰込み側のメカ端に衝突したかどうかを判定できる。基準位置信号が発生されるまでは、S604を繰り返し、基準位置信号が発生されたらS606へ進む。
S612では、そのときのズームレンズ11の位置を所定のカウント値となるようにズームのポジションカウンタ220を更新する。
S614では、フォーカスレンズ10を所定の位置(本実施形態では、Wideの定点)まで駆動する。
S616では、ズームレンズ11を所定の位置(本実施形態ではWideの位置)まで駆動し、S618へ進む。
S618では、鏡筒終了処理完了フラグをセットし、鏡筒終了処理ルーチンを終え、メインルーチン図4のS106へ戻る。
(測距・測光処理ルーチン)
図8は、図5のS122における測距・測光処理の詳細なフローチャートである。
S201では、システム制御回路50は、撮像素子14から電荷信号を読み出し、A/D変換器16を介して画像処理回路20に撮影画像データを逐次読み込む。この逐次読み込まれた画像データを用いて、画像処理回路20はTTL方式のAE(自動露出)処理、EF処理(フラッシュプリ発光)、AWB(オートホワイトバランス)処理、AF(オートフォーカス)処理に用いる所定の演算を行っている。なお、ここでの各処理は、撮影した全画素数のうちの必要に応じた特定の部分を必要箇所分切り取って抽出し、演算に用いている。これにより、TTL方式のAE、EF、AWB、AFの各処理において、中央重点モード、平均モード、評価モードの各モード等の異なるモード毎に最適な演算を行うことが可能となる。
S202では、画像処理回路20での演算結果を用いて、システム制御回路50は、露出(AE)が適正であるか否かの判断を行う。露出が適正でないと判断したら、S203へ進み、露出が適正であると判断したら、測定データ及び設定パラメータをシステム制御回路50の内部メモリ又はメモリ52に記憶し、S206へ進む。
S203では、露光制御手段40を用いてAE制御を行う。
S204では、システム制御回路50は、AE制御(S203)で得られた測定データを用いて、フラッシュ48の発光が必要か否かを判断する。フラッシュ48の発光が必要であると判断したときは、S205へ進み、フラッシュ48の発光が不要であると判断したときは、S201へ戻る。
S205では、フラッシュ・フラグをセットし、フラッシュ48を充電し、S201へ戻る。
S206では、画像処理回路20での演算結果及びAE制御で得られた測定データを用いて、システム制御回路50は、AWBが適正であるか否かの判断を行う。AWBが適正であると判断した場合には、測定データ及び設定パラメータをシステム制御回路50の内部メモリ又はメモリ52に記憶し、S208へ進む。一方、AWBが適正でないと判断した場合には、S207へ進む。
S207では、画像処理回路20を用いて色処理のパラメータを調節してAWB制御を行う。
S208では、システム制御回路50は、AE制御及びAWB制御で得られた測定データを用いて、測距(AF)の結果が合焦しているか否かの判断を行う。合焦していると判断した場合には、測定データ及び設定パラメータをシステム制御回路50の内部メモリ又はメモリ52に記憶し、測距・測光処理ルーチンS122を終了する。一方、合焦していないと判断した場合には、S209へ進む。
S209では、フォーカス制御手段42を用いてAF制御を行い、S201へ戻る。
(撮影処理ルーチン)
図9は、図5のS129における撮影処理の詳細なフローチャートである。
S301では、システム制御回路50は、システム制御回路50の内部メモリ又はメモリ52に記憶される測光データに従い、露光制御手段40によって、絞り機能を有するシャッタ12を絞り値に応じて開放する。
S302では、システム制御回路50は、撮像素子14による露光を行う。
S303では、フラッシュ・フラグによりフラッシュ48の発光が必要か否かを判断する。フラッシュ48の発光が必要である場合には、S304へ進み、フラッシュ48の発光が不要である場合には、S305へ進む。
S304では、フラッシュ48を発光させる。
S305では、システム制御回路50は、測光データに従った撮像素子14の露光が終了したか否かを判断する。露光が終了していない場合には、このS305を繰り返して露光の終了を待ち、露光が終了した場合には、S306へ進む。
S306では、シャッタ12を閉じる。
S307では、撮像素子14から電荷信号を読み出し、A/D変換器16、画像処理回路20、メモリ制御回路22を介して、又はA/D変換器16から直接メモリ制御回路22を介して、メモリ30に撮影画像のデータを書き込む。
S308では、設定された撮影モードに応じて、フレーム処理を行う必要があるか否かを判断する。フレーム処理を行う必要がある場合には、S309へ進み、フレーム処理を行う必要がない場合には、S311へ進む。
S309では、システム制御回路50は、メモリ制御回路22そして必要に応じて画像処理回路20を用いて、メモリ30に書き込まれた画像データを読み出して垂直加算処理を行う。
S310では、色処理を行った後、メモリ30に処理を終えた画像データを書き込む。
S311では、システム制御回路50は、メモリ30から画像データを読み出し、メモリ制御回路22を介して画像表示メモリ24に表示画像データの転送を行う。
一連の処理を終えたならば、撮影処理ルーチンS129を終了する。
(記録処理ルーチン)
図10は、図5のS134における記録処理の詳細なフローチャートである。
S401では、システム制御回路50は、メモリ制御回路22そして必要に応じて画像処理回路20を用いて、メモリ30に書き込まれた撮影画像データを読み出す。そして、読み出した撮影画像データに対して撮像素子14の縦横画素比率を1:1に補間する画素正方化処理を行った後、メモリ30に処理を終えた画像データを書き込む。
S402では、メモリ30に書き込まれた画像データを読み出して、設定したモードに応じた画像圧縮処理を圧縮・伸長回路32により行う。
S403では、インタフェース90、コネクタ92を介して、メモリカードやハードディスク等の記録媒体120へ圧縮した画像データの書き込みを行う。
記録媒体への書き込みが終わったならば、記録処理ルーチンS134を終了する。
以上説明したように、本実施形態によれば、ひとつの加速度センサ204によって、フォーカスレンズ10及びズームレンズ11の基準位置を検出することができる。これにより撮像装置の小型化、コスト低減を行える。
また、加速度センサ204は、フォーカスレンズ10及びズームレンズ11の基準位置の検出に用いるとともに、タッピング検出及び姿勢検出といった別の用途で用いられるので、さらなる小型化とコスト低減を行える。
さらに、第一のフィルタ230及び第二のフィルタ232を用いることにより、レンズの基準位置検知、姿勢検知、タッピング検出等の検出に必要な周波数帯域が異なる検出対象それぞれに対して適切なフィルタリングを行うことができる。
さらにまた、電池蓋やメモリカード蓋が開放されるなどしたときのレンズ位置を記憶し、その後にレンズ位置の初期化を行うときには、メカ端に近い方向にレンズを駆動するので、初期化動作を短時間で行える。
(変形形態)
以上説明した実施形態に限定されることなく、種々の変形や変更が可能であって、それらも本発明の範囲内である。
(1)本実施形態において、ズームレンズ11を駆動するアクチュエータにDCモータ212を用い、フォーカスレンズを駆動するアクチュエータにステッピングモータ210を用いる例を挙げて説明した。しかし、これに限らず、例えば、超音波モータやボイスコイルモータ、ブラシレスモータ等の他の種類のアクチュエータでレンズを移動する構成としてもよい。
アクチュエータ自身にポジションをカウントするためのセンサを持っている場合、必ずしも加速度センサで突き当てを検知しなくても、ポジションのカウント値が止まったことをモニタすることにより、突き当てリセットが可能である。しかし、メカ端に突き当たってポジションのカウント値が止まったと判断するため、メカ端に突き当たった後にも、ある程度の時間通電を継続する必要があり、機構に過負荷を与える時間が長くなってしまう。これに対して、加速度センサで衝突を検出する本発明を適用すれば、突き当ての判断に要する時間が短く、その分、機構にかかる過負荷を低減できる。
(2)本実施形態において、加速度センサ204は、硬質基板300及びフレーム302を介して固定筒304に固定されている例を示したが、これに限らず、例えば、加速度センサ204又は硬質基板300を直接固定筒304に固定してもよい。
(3)本実施形態において、電源が投入された後にレンズの位置の更新(初期化)を行い、その後に基準位置信号が発生された場合には、再度レンズ位置の更新を行う例を示した。しかし、これに限らず、例えば、電源投入後の初期化後に、基準位置信号が発生された場合に、使用者への警告を行ったり、警告とともにレンズ位置の初期化を行ったりしてもよい。
このようにすることにより、例えば、レンズ初期化動作以外の通常カメラ動作中に、ぶつかるはずの無いズームレンズとフォーカスレンズがぶつかったことを判断できる。そして、このときは、ステッピングモータが脱調する等し、ズームレンズとフォーカスレンズの位置関係が正規の関係を保てなくなっていると判断できる。よって、レンズ位置の初期化を速やかに行う本実施形態のような動作の他に、警告を発して、使用者に再起動等を促すことで不適切な画像が撮影されることを防止できる。
(4)本実施形態において、メカ端に衝突したレンズがフォーカスレンズ10であるか、ズームレンズ11であるかを識別するためにズームのポジションカウンタ220の変化を確認する例を挙げて説明した。しかし、これに限らず、フォーカスのポジションカウンタ218の変化を確認することにより、メカ端に衝突したレンズがフォーカスレンズ10であるか、ズームレンズ11であるかを識別してもよい。
(5)フォーカスレンズ10が駆動中に不連続な振動を検出した場合には、メカ的に引っかかりを生じていることが想定される。そこで、そのポジションを記憶しておき、何度も同じポジションで不連続な振動を検出する場合は、警告を発生するようにしてもよい。又は、引っかかりを生じていると想定される場所は、モータが脱調する可能性の高い場所と判断し、そのポジションを通過するときに電圧を上げるようにしてもよい。
(6)フォーカスレンズ10が駆動中に、所定の振動を検出できない場合、ステッピングモータ210が脱調していると判断し、警告を発したり、リセット動作を行ったりしてもよい。
(7)本実施形態において、撮像素子14を含む撮像装置100を例に挙げて説明したが、これに限らず、例えば、撮像素子を含む撮像装置の本体に対して着脱自在に構成された交換レンズの形態のレンズ鏡筒であってもよい。
なお、本実施形態及び変形形態は、適宜組み合わせて用いることもできるが、詳細な説明は省略する。また、本発明は以上説明した各実施形態によって限定されることはない。
本発明による撮像装置の実施形態を示すブロック図である。 本実施形態の撮像装置のレンズ駆動に関する部分を詳細に示したブロック図である。 基準位置判定部200が行う基準位置の判定を示す模式図である。 本実施形態の撮像装置100の主ルーチンのフローチャートである。 本実施形態の撮像装置100の主ルーチンのフローチャートである。 図4のS116における鏡筒初期化処理の詳細なフローチャートである。 図4のS105における鏡筒終了処理の詳細なフローチャートである。 図5のS122における測距・測光処理の詳細なフローチャートである。 図5のS129における撮影処理の詳細なフローチャートである。 図5のS134における記録処理の詳細なフローチャートである。
符号の説明
10 フォーカスレンズ
11 ズームレンズ
14 撮像素子
50 システム制御回路
100 撮像装置
200 基準位置判定部
204 加速度センサ
210 ステッピングモータ
212 DCモータ
214、216 フォトインタラプタ
218,220 ポジションカウンタ
230 第一のフィルタ
232 第二のフィルタ
234 タッピング検知部
236 姿勢検知部
300 硬質基板
302 フレーム
304 固定筒

Claims (12)

  1. 移動可能に設けられた可動レンズと、
    前記可動レンズ又は前記可動レンズの移動とともに移動する移動部材が当接することにより前記可動レンズの移動できる範囲を制限する移動制限部と、
    前記可動レンズを駆動する駆動部と、
    少なくとも前記駆動部が前記可動レンズを駆動するときに、振動と加速度との少なくとも一方を検出する振動検出部と、
    前記駆動部の駆動量、又は、前記可動レンズの移動量に応じた信号を出力する移動量検出部と、
    前記移動量検出部の出力する信号に基づいて前記可動レンズの位置を検出する位置検出部と、
    前記振動検出部が検出した振動又は加速度に基づいて前記可動レンズ又は前記移動部材が前記移動制限部に当接したことを判定して、そのときの前記可動レンズの位置を基準位置と判定する基準位置判定部と、
    を備え、
    前記位置検出部は、前記基準位置判定部が判定した基準位置を基準の位置として前記可動レンズの位置を更新するレンズ位置の初期化を行うこと、
    を特徴とするレンズ鏡筒。
  2. 前記移動部材と前記移動制限部との少なくとも一方が設けられた鏡筒ユニットと、
    前記振動検出部が実装された硬質基板と、
    を備え、
    前記硬質基板は、前記鏡筒ユニットに対して直接、又は、剛性の高いフレーム部材を介して固定されていること、
    を特徴とする請求項1に記載のレンズ鏡筒。
  3. 前記振動検出部は、加速度センサであること、
    を特徴とする請求項1又は請求項2に記載のレンズ鏡筒。
  4. 前記基準位置判定部は、前記振動検出部が出力する信号の大きさを信号値閾値と比較した結果により基準位置の判定を行うこと、
    を特徴とする請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載のレンズ鏡筒。
  5. 前記基準位置判定部は、前記振動検出部が出力する信号の単位時間当たりの変化量を変化量閾値と比較した結果により基準位置の判定を行うこと、
    を特徴とする請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載のレンズ鏡筒。
  6. 前記基準位置判定部は、前記振動検出部が出力する信号の大きさが信号値閾値を超え、かつ、前記振動検出部が出力する信号の単位時間当たりの変化量が変化量閾値を超えたときに、前記可動レンズが基準位置にあると判定すること、
    を特徴とする請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載のレンズ鏡筒。
  7. 請求項1から請求項6までのいずれか1項に記載のレンズ鏡筒と、
    前記レンズ鏡筒により得られる像を撮像する撮像部と、
    を備える撮像装置。
  8. 前記振動検出部の出力を入力して予め設定されたフィルタ処理を行う第一のフィルタと、
    前記第一のフィルタを通過させた信号に基づいて当該撮像装置の姿勢を検知する姿勢検知部、前記第一のフィルタを通過させた信号に基づいて使用者が当該撮像装置を叩いて指示を与えるタップ操作を行ったことを検知するタッピング検知部の少なくとも一方と、
    前記振動検出部の出力を入力して前記第一のフィルタが行うフィルタ処理とは異なるフィルタ処理を行う第二のフィルタと、
    を備え、
    前記基準位置判定部は、前記第二のフィルタを通過させた信号に基づいて基準位置の判定を行うこと、
    を特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  9. 前記位置検出部は、当該撮像装置の電源が投入された後に前記可動レンズの位置の更新を行い、
    その後において、前記第二のフィルタを通過させた信号の大きさが前記信号値閾値を超えたときには、使用者への警告、前記位置検出部のレンズ位置の初期化の少なくとも一方を行うこと、
    を特徴とする請求項8に記載の撮像装置。
  10. 前記可動レンズが移動できる範囲の途中にあるときに、前記位置検出部のレンズ位置の初期化を行う必要があるか否かの判断を行う初期化判断部と、
    前記初期化判断部がレンズ位置の初期化を行うと判断したときに前記可動レンズの位置を記憶する不揮発性記憶手段と、
    前記不揮発性記憶手段に記憶されている前記可動レンズの位置が、前記可動レンズを繰り出す側の前記移動制限部と前記可動レンズを繰り込む側の前記移動制限部とのいずれに近い位置であるかを判断する位置判断部とを有し、
    前記駆動部は、前記初期化判断部がレンズ位置の初期化を行う必要があると判断した後、前記位置判断部が前記可動レンズの位置から近いと判断した前記移動制限部に向かって前記可動レンズを駆動し、
    前記位置検出部は、前記駆動部が前記可動レンズを駆動して前記可動レンズ又は前記移動部材が前記移動制限部に当接した位置でレンズ位置の初期化を行うこと、
    を特徴とする請求項7から請求項9までのいずれか1項に記載の撮像装置。
  11. 前記初期化判断部は、電池が取り外された状態、記録媒体が取り外された状態、電池蓋が開いた状態、記録媒体を収容する部分の蓋が開いた状態のいずれかの状態に当該撮像装置があると判断されるときに、レンズ位置の初期化を行う必要があると判断すること、
    を特徴とする請求項10に記載の撮像装置。
  12. 前記可動レンズとして、ズームレンズと、フォーカスレンズとそれぞれ独立して駆動できる形態として有し、
    前記移動量検出部として前記ズームレンズに対応するズームレンズ移動量検出部と前記フォーカスレンズに対応するフォーカスレンズ移動量検出部とを有し、
    当該撮像装置の制御を行う制御部は、前記ズームレンズと前記フォーカスレンズとの双方を駆動している場合に、前記可動レンズ又は前記移動部材が前記移動制限部に当接したと判定すべき振動又は加速度を前記振動検出部が検出したとき、前記ズームレンズ移動量検出部が出力する信号に基づいて、前記フォーカスレンズ、前記ズームレンズのいずれの基準位置であるかを判定すること、
    を特徴とする請求項7から請求項11までのいずれか1項に記載の撮像装置。
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