JP4886399B2 - ステッピングモータ駆動装置、ステッピングモータ駆動方法、及びプログラム - Google Patents

ステッピングモータ駆動装置、ステッピングモータ駆動方法、及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、ステッピングモータ駆動装置、ステッピングモータ駆動方法、及びプログラムに関し、特に、基本クロックを所定数カウントすることにより所定の周波数をもつパルス信号を生成して、該パルス信号を用いてステッピングモータを駆動するステッピングモータ駆動装置、該ステッピングモータ駆動装置に適用されるステッピングモータ駆動方法、及び該ステッピングモータ駆動方法をコンピュータに実行させるためのプログラムに関する。
従来、ステッピングモータを駆動するためのパルス信号の駆動周波数は、基本クロックを所定の数だけカウントすることによって所定の周期を得、この所定の周期に基づき決定するという構成が一般的に知られている。
ところで、図12に示すように、例えば、基本クロックをカウント数Cnt1だけカウントすることによって駆動周波数f1を生成し、また、基本クロックをカウント数(Cnt1+1)だけカウントすることによって駆動周波数f2を生成するとする。この場合、駆動周波数f1と駆動周波数f2との間の駆動周波数を生成することはできない。つまり、基本クロックの周期よりも細かい刻みの周期をもつ駆動周波数を生成することはできない。そのため、基本クロックをカウントして得られる駆動周波数の分解能は、基本クロックの周波数に依存してしまい、所望の駆動周波数をもつパルス信号を得ることができないということが往々にして生じていた。
特に、高い駆動周波数のパルス信号を用いてステッピングモータの動作を細かく制御しようとしたときに不具合があった。勿論、必要な分解能に応じた高い周波数をもった基本クロックを採用すれば、不具合は解消されるが、この場合、ステッピングモータの駆動回路の高コストを招いてしまう。
このような不具合を解消するものとして、レートマルチプライヤを用いることにより超音波モータの駆動周波数を制御する技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。こうした超音波モータにおいては、ステッピングモータにおける駆動周波数よりも高い駆動周波数を、高い分解能で制御することが求められている。
なお、上記の超音波モータにおける駆動周波数の制御技術では、分解能を細かくすることは可能であるが、任意の駆動周波数において、許容されるバラツキ幅の範囲内で高い分解能を実現することができるか否かは、基本クロックの周波数に依存している。この点では、基本クロックを単純にカウントして駆動周波数を発生する場合と同じであり、許容されるバラツキ幅の範囲内で、任意の駆動周波数を設定することができない。
特開2000−184762号公報
ところで昨今、ステッピングモータを滑らかに駆動するために、マイクロステップ駆動方式を採用することが多く、なおかつ、その分割数(ステップ数)が増加の傾向にある。これに伴い、ステッピングモータを駆動する駆動周波数の分解能は一層細かくなっている。
ここで例えば、基本クロックの周波数が10MHzであって、512分割のマイクロステップ駆動方式で駆動されるステッピングモータ駆動装置を例に挙げて説明する。
周波数10MHzの基本クロックを、例えば100クロックだけカウントすることで得られる周期は10μsecである。512分割のマイクロステップ駆動方式では、この10μsecが経過する毎に、ステッピングモータの電気角1/512周を進めることになる。つまり、512分割における1マイクロステップ分の励磁を切り換える周波数が、100kHzとなる。
このとき、電気角1/8周の刻みで励磁を切り換える1−2相駆動換算での100クロックカウントの駆動周波数f100は、下記式(101)で算出される。
100=10MHz/{100CLK×(512/8)} ・・・(101)
この駆動周波数f100は、1562.5ppsとなる。
次に、10MHzの基本クロックを100クロックだけカウントすることで得られる駆動周波数f100よりも少し高い(速い)駆動周波数を得ようとした場合を説明する。
基本クロックのカウント数は整数値としてしか設定できないから、上記の場合、10MHzの基本クロックのカウント数を99クロックだけカウントすることで得られる駆動周波数f99を考察する。
周波数10MHzの基本クロックを99クロックだけカウントすることで得られる周期は9.9μsecである。512分割のマイクロステップ駆動方式の場合、この周期9.9μsecの経過毎にステッピングモータの電気角1/512周を進めることになる。つまり、512分割における1マイクロステップ分の励磁を切り換える周波数が、101.01kHzとなる。
このとき、電気角1/8周の刻みで励磁を切り換える1−2相駆動換算での99クロックカウントの駆動周波数f99は、下記式(102)で算出される。
99=10MHz/{99CLK×(512/8)} ・・・(102)
この駆動周波数f99は、1578.28ppsとなる。
以上から分かるように、ここに挙げた例では、1578.28から1562.5ppsまでの間の値を持つ駆動周波数を発生させることはできない。言い換えれば、ここに挙げた例では、1500pps付近の駆動周波数では、およそ16pps(≒1578.28pps−1562.5pps)程度の分解能しか得られない。
ところで、上記に述べた問題が、フォーカスレンズをステッピングモータによって駆動するオートフォーカス(自動焦点調節)方式のカメラ装置において、以下のような不具合を引き起こしている。
オートフォーカス制御においては、所定のスキャン範囲においてフォーカスレンズを駆動し、その間に、所定のスキャン回数だけ、AF(自動焦点調節)評価値を取得する。
一般的に、撮像素子CCDの垂直転送周期毎に、AF評価値を得るための1回のスキャンを行うため、スキャン動作時の駆動周波数の指令値は、下記式(103)で得られる駆動周波数として決定される。
駆動周波数=スキャン範囲/(スキャン回数−1)/CCD垂直転送周期 ・・・(103)
ここで、フォーカスレンズを駆動するステッピングモータが、上述したような、基本クロックの周波数が10MHzであり、512分割のマイクロステップの駆動方式で駆動されるものとする。そして、上記式(103)で得られた駆動周波数指令値が、例えば1570ppsであったとする。この場合、基本クロックのカウント数を99クロックとして駆動周波数指令値よりも少し高い(速い)1578.28ppsとするか、カウント数を100クロックとして駆動周波数指令値よりも少し低い(遅い)1562.5ppsとする。どちらかを選択するかについて、図13を参照して説明する。
図13は、所定のスキャン範囲においてスキャン回数を6回とし、AF評価値を取得しながらスキャン動作を、このスキャン回数だけ行う場合における各スキャン回のスキャン範囲を示す図である。
図13(A)は、フォーカスレンズ位置および所定のスキャン範囲を示す。図13(C)は、駆動周波数指令値と同じ駆動周波数でフォーカスレンズを駆動した場合の各スキャン回のスキャン範囲L0を示す。図13(B)は、駆動周波数指令値よりも低い(遅い)駆動周波数でフォーカスレンズを駆動した場合の各スキャン回のスキャン範囲L1を示す。図13(D)は、駆動周波数指令値よりも高い(速い)駆動周波数でフォーカスレンズを駆動した場合の各スキャン回のスキャン範囲L2を示す。
駆動周波数指令値よりも高い(速い)駆動周波数でフォーカスレンズを駆動した場合(図13(D))、CCD垂直転送周期でフォーカスレンズが駆動される範囲L2が、駆動周波数指令値と同じ駆動周波数で駆動した場合の範囲L0よりも長くなってしまう。その結果、6回のスキャンを行う前に、所定のスキャン範囲におけるフォーカスレンズ駆動を終えてしまい、オートフォーカスの制御精度の低下を招くことになる。
このため一般に、図13(B)に示すように、駆動周波数指令値よりも低い(遅い)駆動周波数でフォーカスレンズを駆動するようにする。しかし、この場合、所定のスキャン回数(6回)だけスキャンし終えた時点で、所定のスキャン範囲をカバーし切れないため、所定のスキャン回数よりも多い回数のスキャン動作をする必要がある。そのため、(増えたスキャン回数×CCDの垂直転送周期の時間)だけオートフォーカスにおける合焦時間が増加するという問題があった。
本発明はこのような問題点に鑑みてなされたものであって、マイクロステップ駆動方式のステッピングモータで駆動されるフォーカスレンズを用いたオートフォーカス制御において、合焦時間の増大を防止するようにしたステッピングモータ駆動装置、ステッピングモータ駆動方法、及びプログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明のステッピングモータ駆動装置によれば、ステッピングモータの駆動目標を表す駆動周波数指令値を算出するAF制御部であって、スキャン範囲およびスキャン回数に基づく第1の駆動周波数指令値とスキャン開始位置への移動または合焦位置への移動の際の第2の駆動周波数指令値とを算出するAF制御部と、前記AF制御部によって算出された駆動周波数指令値に対応した第1の周波数をもつ第1のパルス信号を、基本クロックをカウントすることにより発生する第1の周波数発生手段と、前記AF制御部によって算出された駆動周波数指令値に対応した第2の周波数であって前記第1の周波数とは異なる第2の周波数をもつ第2のパルス信号を、前記基本クロックをカウントすることにより発生する第2の周波数発生手段と、前記AF制御部より算出された第1の駆動周波数指令値が入力された場合には、当該第1の駆動周波数指令値に対応させて、前記第1及び第2の周波数発生手段によってそれぞれ発生された第1のパルス信号および第2のパルス信号、それぞれ第1のパルス数および第2のパルス数出力して平均化することを繰り返し行って駆動パルスとして出力するとともに、前記AF制御部より算出された第2の駆動周波数指令値が入力された場合には、前記平均化処理を行わずに駆動パルスとして出力する駆動パルス出力手段と、前記駆動パルス出力手段によって出力された駆動パルスによってステッピングモータを駆動する駆動手段とを有することを特徴とする。
上記目的を達成するために、本発明のステッピングモータ駆動方法によれば、ステッピングモータの駆動目標を表す駆動周波数指令値を算出するAF制御ステップであって、スキャン範囲およびスキャン回数に基づく第1の駆動周波数指令値とスキャン開始位置への移動または合焦位置への移動の際の第2の駆動周波数指令値とを算出するAF制御ステップと、前記AF制御ステップによって算出された駆動周波数指令値に対応した第1の周波数をもつ第1のパルス信号を、基本クロックをカウントすることにより発生する第1の周波数発生ステップと、前記AF制御ステップによって算出された駆動周波数指令値に対応した第2の周波数であって前記第1の周波数とは異なる第2の周波数をもつ第2のパルス信号を、前記基本クロックをカウントすることにより発生する第2の周波数発生ステップと、前記AF制御ステップより算出された第1の駆動周波数指令値が入力された場合には、当該第1の駆動周波数指令値に対応させて、前記第1及び第2の周波数発生ステップによってそれぞれ発生された第1のパルス信号および第2のパルス信号、それぞれ第1のパルス数および第2のパルス数出力して平均化することを繰り返し行って駆動パルスとして出力するとともに、前記AF制御ステップより算出された第2の駆動周波数指令値が入力された場合には、前記平均化処理を行わずに駆動パルスとして出力する駆動パルス出力ステップと、前記駆動パルス出力ステップによって出力された駆動パルスによってステッピングモータを駆動する駆動ステップと、を有することを特徴とする。
さらに、上記ステッピングモータ駆動方法をコンピュータに実行させるためのプログラムが提供される。
本発明によれば、ステッピングモータ駆動装置において、基本クロックをカウントすることにより第1および第2の周波数をもつ第1および第2のパルス信号をそれぞれ発生する。つぎに、前記第1のパルス信号を第1のパルス数だけ出力し、続いて前記第2のパルス信号を第2のパルス数だけ出力することを繰り返し行い、駆動パルスとして出力する。そして、この駆動パルスを用いてステッピングモータを駆動する。
こうした構成のステッピングモータ駆動装置が、カメラ装置に含まれるフォーカスレンズの駆動を制御するようにしたとする。このカメラ装置において、フォーカスレンズを駆動してAF(自動焦点調節)評価値を取得するAFスキャン動作を行う場合、上記の構成により、次のような効果が得られる。すなわち、AFアルゴリズム上、最適と判断された駆動周波数指令値と、実際に実現できる駆動周波数との差異を、許容範囲以内のズレに抑えることができる。これにより、AFスキャン動作における動作時間の増大に伴う合焦時間の増大を防ぐことができ、AFの高速化を図ることができる。
また、前記第1および第2のパルス数の合計数を所定値よりも小さい値に設定する。これにより、駆動音が可聴帯域に入ることを未然に抑えることができ、駆動音を低減することができる。
また、AFスキャン動作を行う場合には、前記駆動パルスを用いてステッピングモータを駆動し、AFスキャン動作を行わない場合には、前記駆動パルスを用いてステッピングモータを駆動しないようにする。これにより、処理負荷を軽減できる。
また、駆動周波数指令値と第1の周波数との差が所定の値より小さいとき、前記駆動パルスを出力させないようにする。これにより、システムの処理負荷の軽減を図れる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施の形態に係るステッピングモータ駆動装置が搭載されたカメラ装置の構成を示すブロック図である。
図1において、100はカメラ装置である。
10はズームレンズ、11はフォーカスレンズ、12は、絞り機能を備えるシャッタである。14は、光学像を電気信号に変換する撮像素子、16は、撮像素子14から出力されるアナログ信号をディジタル信号に変換するA/D変換器である。18はタイミング発生回路であり、撮像素子14、A/D変換器16、D/A変換器26にクロック信号や制御信号を供給する。タイミング発生回路18は、メモリ制御回路22及びシステム制御回路50により制御される。
20は画像処理回路であり、A/D変換器16またはメモリ制御回路22から送られた画像データに対して所定の画素補間処理や色変換処理を行う。さらに画像処理回路20は、画像データに対して所定の演算処理を行い、得られた演算結果に基づいてTTL(Through The Lens)方式のAWB(オートホワイトバランス)処理も行う。
22はメモリ制御回路であり、A/D変換器16、タイミング発生回路18、画像処理回路20、画像表示メモリ24、D/A変換器26、メモリ30、圧縮・伸長回路32を制御する。
A/D変換器16から出力された画像データは、画像処理回路20およびメモリ制御回路22を介して、またはメモリ制御回路22を介して、画像表示メモリ24またはメモリ30に書き込まれる。
24は画像表示メモリ、26はD/A変換器、28は、TFTLCD等から成る画像表示部であり、画像表示メモリ24に書き込まれた表示用の画像データは、D/A変換器26を介して画像表示部28に送られ、表示される。画像表示部28を用いて、撮像画像データを逐次表示すれば、電子ファインダ機能を実現することができる。
また、画像表示部28では、システム制御回路50からの指示により、表示をON/OFFすることが可能であり、表示をOFFにした場合にはカメラ装置100の電力消費を大幅に低減することができる。
30は、撮影して得られた静止画像や動画像を格納するためのメモリであり、所定枚数の静止画像や所定時間の動画像を格納するのに十分な記憶容量を備えている。これにより、複数枚の静止画像を連続して撮影する連射撮影やパノラマ撮影の場合にも、高速かつ大量の画像書き込みをメモリ30に対して行うことが可能となる。また、メモリ30をシステム制御回路50の作業領域として使用することが可能である。
32は、適応離散コサイン変換(ADCT)等により画像データを圧縮伸長する圧縮・伸長回路であり、メモリ30に格納された画像データを読み込んで圧縮処理または伸長処理を行い、処理を終えた画像データをメモリ30に書き込む。
40は、絞り機能を備えるシャッタ12を制御する露光制御部であり、画像データに対して画像処理回路20で行われた所定の演算の結果に基づいて、AE(自動露出)処理を行う。また、露光制御部40は、フラッシュ部48と連携することによりフラッシュ調光機能も有する。
42は、フォーカスレンズ11のフォーカシングを制御するAF(自動焦点調節)制御部であり、画像データに対して画像処理回路20で行われた所定の演算の結果に基づいて、AF(自動焦点調節)処理を行う。AF制御部42は、フォーカスレンズ11を駆動してAF評価値を取得するためのAFスキャン動作を行う。このAFスキャン動作において、AF制御部42は、AF評価値を取得すべくフォーカスレンズ11を駆動する駆動範囲及び、その駆動範囲の中でAF評価値を取得する回数であるスキャン回数を決定する。そして、駆動範囲及びスキャン回数を基に駆動周波数指令値fcmdを算出し、これを1−2相駆動換算のパルスレートとして駆動周波数制御部46へ出力する。
また、AF制御部42は、フォーカスレンズ11を駆動してAF評価値を取得するAFスキャン動作ではなく、単にフォーカスレンズ11を駆動する場合には、カメラ装置100の動作状況に応じた駆動周波数を駆動周波数指令値fcmdとして出力する。
46は駆動周波数制御部であり、AF制御部42から入力される駆動周波数指令値fcmdに応じた駆動周波数をもつパルス信号を生成してドライブ部102に出力する。
ドライブ部102は、駆動周波数制御部46から出力されたパルス信号に基づいて、フォーカスレンズ11と連動するステッピングモータを駆動する。このステッピングモータは、電気角を512分割したマイクロステップで動作してフォーカスレンズ11を駆動する。
駆動周波数制御部46については、図2を参照して詳しく後述する。
44は、ズームレンズ10のズーミングを制御するズーム制御部である。48はフラッシュ部であり、AF補助光の投光機能、フラッシュ調光機能も有する。
露光制御部40およびAF制御部42はTTL方式を用いて制御される。システム制御回路50が、画像データに対して画像処理回路20で演算することによって得られた演算結果に基づき、露光制御部40およびAF制御部42の制御を行う。
50は、カメラ装置100全体を制御するシステム制御回路である。52は、システム制御回路50が動作する際に必要な定数、変数、プログラム等を記憶するメモリである。
54は、液晶表示装置やスピーカー等の表示部であり、システム制御回路50でのプログラムの実行に応じて、文字、画像、音声等を用いてシステム制御回路50の動作状態やメッセージ等を表示する。表示部54は、カメラ装置100の操作部近辺の視認し易い位置に単数または複数個所設置され、例えばLCDやLED、発音素子等の組み合わせにより構成される。
また、表示部54は、その一部の機能が光学ファインダ104内に設置される。
表示部54の表示内容のうち、LCD等により表示するものとしては、シングルショット/連写撮影表示、セルフタイマー表示、圧縮率表示、記録画素数表示、記録枚数表示、残撮影可能枚数表示、シャッタスピード表示、絞り値表示、露出補正表示がある。さらに、フラッシュ表示、赤目緩和表示、マクロ撮影表示、ブザー設定表示、時計用電池残量表示、電池残量表示、エラー表示、複数桁の数字による情報表示、記録媒体120の着脱状態表示、通信I/F動作表示、日付・時刻表示等がある。
また、表示部54の表示内容のうち、光学ファインダ104内に表示するものとしては、合焦表示、手振れ警告表示、フラッシュ充電表示、シャッタスピード表示、絞り値表示、露出補正表示等がある。
56は、電気的に消去・記録可能な不揮発性メモリであり、例えばEEPROM等が用いられる。
60、62、64、66、68及び70は、システム制御回路50へ各種の動作指示を入力するための操作手段であり、スイッチやダイアル、タッチパネル、視線検知によるポインティングデバイス、音声認識装置等の単数または複数の組み合わせで構成される。
ここで、これらの操作手段の具体的な説明を行う。
60はモードダイアルスイッチであり、電源オフモード、自動撮影モード、撮影モード、パノラマ撮影モード、再生モード、マルチ画面再生・消去モード、PC接続モード等の各機能モードを切り替え設定するためのものである。
62はシャッタスイッチSW1であり、不図示のシャッタボタンの半押しでONとなり、AF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、AWB(オートホワイトバランス)処理、EF(フラッシュプリ発光)処理等の動作開始が指示される。
64はシャッタスイッチSW2であり、シャッタボタンの全押しでONとなり、露光処理、現像処理、記録処理といった一連の処理の動作開始が指示される。なお、露光処理は、撮像素子14から出力された画像データをA/D変換器16、メモリ制御回路22を介してメモリ30に書き込む処理である。また現像処理は、画像処理回路20やメモリ制御回路22で行われる演算を用いた処理である。記録処理は、メモリ30から画像データを読み出し、圧縮・伸長回路32で圧縮を行い、記録媒体120に画像データを書き込む処理である。
66は画像表示ON/OFFスイッチであり、画像表示部28のON/OFFを設定するためのものである。画像表示部28をOFFに設定すると、画像表示部28への電流供給が遮断され、省電力を図ることが可能となる。なお、画像表示部28がOFFされていても、光学ファインダ104を用いて撮影を行うことが可能である。
68はAF補正ON/OFFスイッチである。
70は、各種ボタンやタッチパネル等からなる操作部であり、メニューボタン、セットボタン、マクロボタン、マルチ画面再生改ページボタン、フラッシュ設定ボタン、単写/連写/セルフタイマー切り替えボタン等がある。さらに、メニュー移動+(プラス)ボタン、メニュー移動−(マイナス)ボタン、再生画像移動+(プラス)ボタン、再生画像−(マイナス)ボタン、撮影画質選択ボタン、露出補正ボタン、日付/時間設定ボタン等がある。
80は電源制御部であり、電池検出回路、DC−DCコンバータ、通電するブロックを切り替えるスイッチ回路等により構成される。電源制御部80では、電池の装着の有無、電池の種類、電池残量の検出を行い、検出結果及びシステム制御回路50からの指示に基づいてDC−DCコンバータを制御し、必要な電圧を必要な期間、記録媒体120を含む各部へ供給する。
82,84はコネクタ、86は電源部である。電源部86は、アルカリ電池やリチウム電池等の一次電池や、NiCd電池やNiMH電池、Li電池等の二次電池、ACアダプター等からなる。
90は記録媒体120とのインタフェース(I/F)、92は記録媒体120と接続を行うコネクタである。98は記録媒体着脱検知部であり、コネクタ92に対して記録媒体120が装着されているか否かを検知する。
104は光学ファインダであり、画像表示部28による電子ファインダ機能を使用すること無しに、この光学ファインダ104のみを用いて撮影を行うことを可能にする。また、光学ファインダ104内には、表示部54の一部の機能、例えば、合焦表示、手振れ警告表示、フラッシュ充電表示、シャッタスピード表示、絞り値表示、露出補正表示などが設置されている。
110は通信部であり、RS232CやUSB、IEEE1394、P1284、SCSI、モデム、LAN、無線通信等の各種通信機能を有する。
112は、通信部110によりカメラ装置100を他の機器と接続するコネクタ、または無線通信の場合はアンテナである。
120は、メモリカードやハードディスク等の記録媒体である。記録媒体120は、半導体メモリや磁気ディスク等から構成される記録部122、カメラ装置100とのインタフェース124、カメラ装置100と接続を行うコネクタ126を備えている。
図2は、図1に示す駆動周波数制御部46の詳細な構成を示すブロック図である。
駆動周波数制御部46は、駆動周波数平均化パラメータ決定部200、第1の周波数発生部202、第2の周波数発生部204、駆動周波数平均化部206、第1の駆動周波数選択部208、第2の駆動周波数選択部210によって構成される。
駆動周波数平均化パラメータ決定部200は、AF制御部42から入力される駆動周波数指令値を基に、第1の駆動周波数f1を持ったパルス信号を発生するための設定値である第1のカウント数CNT1を算出し、第1の周波数発生部202へ出力する。また、駆動周波数の平均化処理を行う必要があるか否かを判定し、駆動周波数の平均化処理を行う必要があるならば、第2の駆動周波数f2を持ったパルス信号を発生するための設定値である第2のカウント数CNT2を算出し、第2の周波数発生部204へ出力する。さらに、駆動周波数の平均化処理を行う上で必要となる平均化ループカウント数mと第1のパルス数nとを算出し、駆動周波数平均化部206へ出力する。
第1の周波数発生部202では、カウンタ(A)202aが基本クロックのカウントを開始すると同時に、駆動周波数平均化部206への出力信号をHレベルとする。つぎに、比較器202bが、カウンタ(A)202aのカウント値を、駆動周波数平均化パラメータ決定部200から入力された第1のカウント数CNT1と比較する。そしてカウント値が第1のカウント数CNT1の半分の値に一致したときに、駆動周波数平均化部206への出力信号をLレベルとする。さらに、カウント値が第1のカウント数CNT1に一致したときに、駆動周波数平均化部206への出力信号をHレベルとすると同時に、カウント値をゼロクリアし、カウンタ(A)202aが基本クロックのカウントを再開する。これを繰り返すことにより、第1の周波数発生部202は、第1のカウント数CNT1に応じた第1の駆動周波数f1をもったパルス信号を駆動周波数平均化部206へ出力する。
同様に、第2の周波数発生部204では、カウンタ(B)204aが基本クロックのカウントを開始すると同時に、駆動周波数平均化部206への出力信号をHレベルとする。つぎに、比較器204bが、カウンタ(B)204aのカウント値を、駆動周波数平均化パラメータ決定部200から入力された第2のカウント数CNT2と比較する。そしてカウント値が第2のカウント数CNT2の半分の値に一致したときに、駆動周波数平均化部206への出力信号をLレベルとする。さらに、カウント値が第2のカウント数CNT2に一致したときに、駆動周波数平均化部206への出力信号をHレベルとすると同時に、カウント値をゼロクリアし、カウンタ(B)204aが基本クロックのカウントを再開する。これを繰り返すことにより、第2の周波数発生部204は、第2のカウント数CNT2に応じた第2の駆動周波数f2をもったパルス信号を駆動周波数平均化部206へ出力する。
駆動周波数平均化部206は、第1の周波数発生部202より入力された第1の駆動周波数f1をもったパルス信号の各パルスを、駆動周波数平均化パラメータ決定部200からの第1のパルス数nだけカウントして出力する。その後続けて、第2の周波数発生部204より入力された第2の駆動周波数f2をもったパルス信号の各パルスを、駆動周波数平均化パラメータ決定部200からの平均化ループカウント数mから第1のパルス数nを差し引いて得られる数(m−n)だけカウントして出力する。
これを繰り返すことにより、駆動周波数平均化部206は、第1の駆動周波数f1をもったパルス信号と第2の駆動周波数f2をもったパルス信号とが交互に切り替わる平均化周波数パルス信号を生成して第1の駆動周波数選択部208へ出力する。
なお、駆動周波数平均化部206はレートマルチプライヤで構成される。
図3は、駆動周波数平均化部206で生成され、第1の駆動周波数選択部208へ出力される平均化周波数パルス信号であって、第1の駆動周波数f1をもったパルス信号と第2の駆動周波数f2をもったパルス信号とが交互に切り替わる平均化周波数パルス信号を示すタイミングチャートである。
図2に戻って、第1の駆動周波数選択部208は、駆動周波数平均化パラメータ決定部200より入力された平均化フラグに「1」がセットされていたならば、駆動周波数平均化部206から入力された平均化周波数パルス信号を第2の駆動周波数選択部210へ出力する。一方、駆動周波数平均化パラメータ決定部200より入力された平均化フラグに「0」がセットされていたならば、第1の周波数発生部202から出力されたパルス信号を第2の駆動周波数選択部210へ出力する。
第2の駆動周波数選択部210は、AF制御部42より入力されたスキャンフラグに「1」がセットされていたならば、第1の駆動周波数選択部208から出力されたパルス信号をドライブ部102へ出力する。一方、AF制御部42より入力されたスキャンフラグに「0」がセットされていたならば、第1の周波数発生部202から出力されたパルス信号をドライブ部102へ出力する。
図4及び図5は、図1に示すカメラ装置100の動作の手順を示すフローチャートである。
電池交換等の電源投入により、システム制御回路50はフラグや制御変数等を初期化し(S101)、画像表示部28の画像表示をOFF状態に初期設定する(S102)。
システム制御回路50は、モードダイアルスイッチ60の設定位置を検出し(S103)、モードダイアルスイッチ60が電源OFFに設定されていたならば、ステップS105へ進む。モードダイアルスイッチ60が撮影モードに設定されていたならば、ステップS106へ進む。モードダイアルスイッチ60がその他のモードに設定されていたならば、ステップS104へ進む。
ステップS105では、各表示部の表示を終了状態に変更し、レンズ保護部のバリア(図示せず)を閉じて撮像部を保護し、フラグや制御変数等を含む所定のパラメータや設定値、設定モードを不揮発性メモリ56に記録する。また、電源制御部80により、画像表示部28を含むカメラ装置100各部の不要な電源を遮断する等の所定の終了処理を行う。その後、ステップS103に戻る。
ステップS104では、システム制御回路50が、選択されたモードに応じた処理を実行し、該処理を終えたならばステップS103に戻る。
ステップS106では、システム制御回路50が、電源制御部80を介して、電池等により構成される電源86の残容量や動作情況を調べ、カメラ装置100の動作に支障がないか否かを判断する。支障がないならばステップS107に進み、支障があるならばステップS108に進む。
ステップS108では、システム制御回路50が、表示部54を介して画像や音声により、ユーザに所定の警告表示を行う。その後、ステップS103に戻る。
ステップS107では、システム制御回路50が、記録媒体120の動作状態に関して、カメラ装置100による画像データの記録再生動作に対して支障がないか否かを判断する。支障がないならばステップS109へ進み、支障があるならばステップS108へ進む。
ステップS109では、システム制御回路50が、表示部54を介して画像や音声により、カメラ装置100の各種設定状態の表示を行う。なお、画像表示部28の画像表示がONであったならば、画像表示部28も用いて画像や音声により、カメラ装置100の各種設定状態の表示を行う。
続けて、撮像した画像を逐次表示するスルー表示状態に設定して(S116)、ステップS119に進む。
スルー表示状態においては、撮像素子14、A/D変換器16、画像処理回路20、メモリ制御回路22を介して、画像表示メモリ24に逐次書き込まれた画像データが即座に、メモリ制御回路22、D/A変換器26を介して画像表示部28に送られる。これにより、撮影中の画像が画像表示部28に逐次表示され、電子ファインダ機能が実現される。
ステップS119では、シャッタスイッチ(SW1)62がONであるか否かを判別する。ONであればステップS122へ進み、OFFであればステップS103へ戻る。
ステップS122では、システム制御回路50が、測距処理を行ってズームレンズ10の焦点を被写体に合わせ、また測光処理を行って絞り値及びシャッタ開放時間を決定する。測光処理においては、必要であればフラッシュ発光の設定も行う。
このステップS122における測距・測光処理については、図6を参照して詳しく後述する。
次のステップS127では、シャッタスイッチ(SW2)64がONであるか否かを判別する。ONであればステップS129へ進み、OFFであればステップS128へ進む。
ステップS128では、シャッタスイッチ(SW1)62がONであるか否かを判別する。ONであればステップS127へ戻り、OFFであればステップS103へ戻る。
ステップS129では、システム制御回路50が、露光処理及び現像処理からなる撮影処理を実行する。露光処理では、撮像素子14、A/D変換器16、画像処理回路20、メモリ制御回路22を介して、または画像処理回路20だけは介さず、メモリ30に画像データを書き込む。また、現像処理では、メモリ制御回路22、また必要に応じて画像処理回路20を用いて、メモリ30に書き込まれた画像データを読み出して各種処理を行う。
このステップS129における撮影処理については、図7を参照して詳しく後述する。
次のステップS134では、システム制御回路50が記録処理を実行する。すなわち、メモリ30に書き込まれた画像データを読み出して、メモリ制御回路22、また必要に応じて画像処理回路20を用いて、各種画像処理を行う。さらに、圧縮・伸長回路32を用いて、設定されたモードに応じた画像圧縮処理を行い、その後、記録媒体120へ画像データの書き込みを行う。
このステップS134における記録処理については、図8を参照して詳しく後述する。
次のステップS135では、シャッタスイッチ(SW2)64がONであるか否かを判別する。ONであればステップS136へ進み、OFFであればステップS137へ進む。
ステップS136では、シャッタスイッチ(SW2)64のON状態が継続しているので、システム制御回路50は、システム制御回路50の内部メモリまたはメモリ52に記憶されている連写フラグの状態を判断する。連写フラグが設定されていたならば、連続して撮影を行うためにステップS129へ戻る。一方、連写フラグが設定されていないならばステップS135へ戻り、シャッタスイッチ(SW2)64がOFFになるまで、ステップS135,S136の処理を繰り返す。
ステップS137では、所定のミニマムレビュー時間が経過するまで(S137でNO)撮影画像を画像表示部28に表示し続ける。所定のミニマムレビュー時間が経過すると(S137でYES)ステップS138に進む。
ステップS138では、システム制御回路50が、画像表示フラグがONであるか否かを判別する。画像表示フラグがONであるならばステップS139へ進み、画像表示フラグがOFFであるならばステップS140へ進む。
ステップS139では、システム制御回路50が、画像表示部28の表示状態をスルー表示状態に設定して、ステップS141へ進む。
ステップS140では、システム制御回路50が画像表示部28をOFFにして、ステップS141へ進む。
ステップS141では、システム制御回路50が、シャッタスイッチ(SW1)62がONであるか否かを判別する。ONであればステップS127へ戻り、OFFであればステップS103へ戻る。
図6は、図5のステップS122における測距・測光処理の詳細な手順を示すフローチャートである。
システム制御回路50は、シャッタスイッチ(SW1)62のONに伴い、撮像素子14から電荷信号を読み出し、A/D変換器16を介して画像処理回路20に撮影画像データを逐次読み込む(S201)。この逐次読み込まれた画像データを用いて、画像処理回路20は、TTL方式のAE(自動露出)処理、EF(フラッシュプリ発光)処理、AF(自動焦点調節)処理に先立つ所定の演算を行う。
なお、ここでの演算では、撮影画像データの全画素のうち、必要に応じて特定の部分をそれぞれ切り取って抽出し、これを演算に用いている。これにより、TTL方式のAE、EF、AWB、AFの各処理において、中央重点モード、平均モード、評価モード等のモード毎に最適な演算結果を利用することが可能となる。
つぎに、画像処理回路20は、露出が適正であるか否かを判別し(S202)、適正であれば、測定データ及び/または設定パラメータをシステム制御回路50の内部メモリまたはメモリ52に記憶し、ステップS206へ進む。一方、露出が適正でなければステップS203へ進む。
ステップS203では、システム制御回路50が、画像処理回路20での演算結果に基づいて、露光制御部40を用いてAE制御を行う。
つぎに、システム制御回路50は、AE制御で得られた測定データを用いて、フラッシュ発光が必要か否かを判断し(S204)、フラッシュ発光が必要ならばステップS205へ進み、不要ならばステップS201へ戻る。
ステップS205では、フラッシュフラグをセットし、フラッシュ部48を充電する。その後、ステップS201へ戻る。
ステップS206では、システム制御回路50が、ホワイトバランスが適正であるか否かを判別し、適正であれば、測定データ及び/または設定パラメータをシステム制御回路50の内部メモリまたはメモリ52に記憶し、ステップS208へ進む。一方、ホワイトバランスが適正でなければステップS207へ進む。
ステップS207では、システム制御回路50が、画像処理回路20での演算結果及びAE制御で得られた測定データに基づいて、画像処理回路20を用いて、色処理のパラメータを調節してAWB制御を行う。その後、ステップS201へ戻る。
ステップS208では、システム制御回路50が、測距(AF)が適正、すなわち合焦であるか否かを判別する。合焦であるならば、測定データ及びまたは設定パラメータをシステム制御回路50の内部メモリまたはメモリ52に記憶し、ステップS127(図5)に戻る。一方、合焦でなければステップS209へ進む。
ステップS209では、システム制御回路50が、AE制御及びAWB制御で得られた測定データに基づいて、AF制御部42を用いてAF制御処理を行う。その後、ステップS201へ戻る。
このステップS209におけるAF制御処理については、図9及び図10を参照して詳しく後述する。
図9及び図10は、図6のS209におけるAF制御処理の詳細な手順を示すフローチャートである。
まず、AF制御部42は、AFスキャン動作を行うか否かを示すスキャンフラグを、AFスキャン動作を行わないことを表す「0」にセットする(S601)。このAFスキャン動作は、フォーカスレンズ11を駆動して、画像処理により得られるAF評価値を取得する動作である。
次に、AFスキャン動作におけるフォーカスレンズ11の駆動範囲であるスキャン範囲を決定する(S602)。続けて、このスキャン範囲の中でAF評価値を取得する回数であるスキャン回数を決定する(S603)と共に、フォーカスレンズ11をスキャン開始位置へ移動するため駆動周波数である第2の駆動周波数指令値を決定する(S604)。ここではスキャンフラグに0がセットされており、この場合、AF制御部42が、第2の駆動周波数指令値を駆動周波数平均化パラメータ決定部200へ出力する。また、AF制御部42は、駆動周波数制御部46及びドライブ部102に対して駆動開始信号を出力し、フォーカスレンズ11がスキャン開始位置へ移動される(S605)。
一方で、ステップS602でスキャン範囲、ステップS603でスキャン回数が決定されたならば、AF制御部42は、下記式(301)に基づき、第1の駆動周波数指令値を決定する(S606)。
第1の駆動周波数指令値=スキャン範囲/(スキャン回数−1)/CCD垂直転送周期 ・・・(301)
ここでCCD垂直転送周期は、撮像素子14の垂直転送周期である。
つぎに、フォーカスレンズ11がスキャン開始位置に到達するのを待つ(S607でNO)。フォーカスレンズ11がスキャン開始位置に到達したら(S607でYES)、スキャンフラグを、AFスキャン動作を行うことを表す「1」にセットして(S608)、ステップS609へ進み、平均化パラメータ算出処理を実行する。この平均化パラメータ算出処理については、図11を参照して詳しく後述する。
ステップS609の平均化パラメータ算出処理を終えると、撮像素子14の垂直転送信号の入力を待つ(S611でNO)。垂直転送信号が入力されると(S611でYES)、ディレイ時間として設定された所定時間の経過を待ち(S612)、AF制御部42は、画像処理により生成されたAF評価値を取得する(S613)。
つぎに、スキャン回数の数だけAF評価値を取得したか否かを判別し(S614)、取得していればステップS615へ進み、まだ取得していなければステップS611へ戻る。
ステップS615では、スキャンフラグを0にセットする。
その後、ステップS611〜S614で取得した複数のAF評価値のうちで最大となるAF評価値を選択し、該AF評価値が取得された位置へフォーカスレンズ11を移動するための駆動周波数を第2の駆動周波数指令値として決定する(S616)。そして、AF制御部42は、駆動周波数制御部46及びドライブ部102に対して駆動開始信号を出力する(S617)。これによって、フォーカスレンズ11が合焦位置に移動される。
図11は、図9のステップS609における平均化パラメータ算出処理の詳しい手順を示すフローチャートである。
駆動周波数平均化パラメータ決定部200は、AF制御部42から第1の駆動周波数指令値fcmdを設定される(S501)。これに伴い、駆動周波数平均化パラメータ決定部200は、下記式(201)で表す数値を算出する。なおfclkは、基本クロックの周波数(1秒間のパルス数)である。
fclk/(fcmd×512/8) ・・・(201)
この数値は、1−2相駆動換算のパルスレートとして得られた第1の駆動周波数指令値fcmdを512分割マイクロステップ駆動周波数に変換し、得られた駆動周波数に対応した周期を確保するためにカウントすべき基本クロックのパルス数を表している。上記式(201)で算出される数値の小数点以下の値を切り捨てた整数値を求め、これを第1のカウント数CNT1として決定する(S502)。この第1のカウント数CNT1は、第1の周波数発生部202へ出力される。
さらに、第1のカウント数CNT1を受け取った第1の周波数発生部202が出力すべきパルス信号の周波数である第1の駆動周波数f1を、下記式(202)に基づき算出する(S503)。
f1=fclk/(CNT1×512/8) ・・・(202)
つぎに、下記式(203)に基づき、第1の駆動周波数指令値fcmdと第1の駆動周波数f1との差Δfnを算出する。
Δfn=f1−fcmd ・・・(203)
そして、この差Δfnが、所定の値(例えば、0.5pps)以上であるか否かを判別する(S504)。所定の値以上であればステップS505へ進み、所定の値よりも小さいならばステップS506へ戻る。
ステップS506では、平均化フラグに0をセットし、ステップS611(図10)に進む。このように、差Δfnが所定の値より小さいときに平均化フラグを0にして、第1の駆動周波数選択部208が駆動周波数平均化部206からの出力パルス信号を選択しないようにする。これにより、システムの処理負荷を軽減できる。
ステップS505では、平均化フラグに1をセットする。さらに、差Δfnの値の小数点以下を四捨五入した整数値を、第1のパルス数nとして、駆動周波数平均化部206へ出力する(S507)。その後、ステップS611(図10)に戻る。
ステップS502の実行の後、ステップS503の実行と並行して、下記式(204)に基づき、第2のカウント数CNT2を算出し、第2の周波数発生部204へ出力する(S508)。
CNT2=CNT1+1 ・・・(204)
さらに、第2のカウント数CNT2を受け取った第2の周波数発生部204が出力すべきパルス信号の周波数である第2の駆動周波数f2を、下記式(205)に基づき算出する(S509)。
f2=fclk/(CNT2×512/8) ・・・(205)
つぎに、下記式(206)に基づき、第2の駆動周波数f2と第1の駆動周波数f1との差Δfmを算出する。
Δfm=f1−f2 ・・・(206)
そして、予め設定された許容駆動周波数分解能Resを用いて、下記式(207)で表す数値を算出する。
Δfm/Res ・・・(207)
この数値の小数点以下を四捨五入して得られる整数値を、平均化ループカウント数mとして、駆動周波数平均化部206へ出力する(S510)。その後、ステップS611(図10)に戻る。
なお、駆動周波数平均化パラメータ決定部200は、平均化ループカウント数mを所定値よりも小さい値に保持するようにする。これによって、駆動音が可聴帯域に入って騒音となることを防止できる。
図7は、図5のステップS129における撮影処理の詳細な手順を示すフローチャートである。
システム制御回路50は、システム制御回路50の内部メモリまたはメモリ52に記憶された測光データに従い、露光制御部40によって、絞り機能を有するシャッタ12を絞り値に応じて開放して(S301)撮像素子14を露光する(S302)。
フラッシュフラグに基づきフラッシュ発光が必要か否かを判断し(S303)、必要な場合は(S303でYES)フラッシュ部48に発光させる(S304)。
システム制御回路50は、測光データに従って撮像素子14の露光終了を待ち(S305でNO)、露光が終了すると(S305でYES)シャッタ12を閉じる(S306)。そして、撮像素子14から電荷信号を読み出し、A/D変換器16、画像処理回路20、メモリ制御回路22を介して、または画像処理回路20だけは介さず、メモリ30に撮影画像データを書き込む(S307)。
設定された撮影モードに基づいて、フレーム処理を行う必要があるか否かを判別し(S308)、必要があるならばステップS309へ進み、必要がないならばステップS311へ進む。
ステップS309では、システム制御回路50は、メモリ制御回路22、また必要に応じて画像処理回路20を用いて、メモリ30に書き込まれた画像データを読み出して垂直加算処理(S309)や、色処理(S310)を順次行う。その後、処理を終えた画像データをメモリ30に書き込む。
ステップS311では、システム制御回路50が、メモリ30から画像データを読み出し、メモリ制御回路22を介して画像表示メモリ24に表示画像データの転送を行う。
この一連の処理を終えたならば、図5のステップ134へ戻る。
図8は、図5のステップS134における記録処理の詳細な手順を示すフローチャートである。
システム制御回路50は、メモリ制御回路22、また必要に応じて画像処理回路20を用いて、メモリ30に書き込まれた撮影画像データを読み出して撮像素子14の縦横画素比率を1:1に補間する画素正方化処理を行う(S401)。その後、処理を終えた画像データをメモリ30に書き込む。
そして、メモリ30に書き込まれた画像データを読み出して、設定したモードに応じた画像圧縮処理を圧縮・伸長回路32により行う(S402)。その後、インタフェース90、コネクタ92を介して、記録媒体120へ圧縮した画像データの書き込みを行う(S403)。
記録媒体120への書き込みが終わったならば、図5のステップS135へ戻る。
以上のようにして、本実施の形態では、第1の周波数発生部202が、基本クロックをカウントすることにより第1の周波数をもったパルス信号を駆動周波数平均化部206へ出力する。また、第2の周波数発生部204が、同一の基本クロックをカウントすることにより第1の周波数とは異なる第2の駆動周波数f2をもったパルス信号を駆動周波数平均化部206へ出力する。これらを受け取った駆動周波数平均化部206は、図3に示すように、第1の周波数をもったパルス信号を第1のパルス数nだけ出力した後、第2の駆動周波数f2をもったパルス信号を第2のパルス数(m−n)だけ(mは平均化ループカウント数)出力する。そして、この出力動作を繰り返す。
すなわち、駆動周波数平均化部206は、第1の駆動周波数f1をもったパルス信号をnパルスだけ出力し、続けて第2の駆動周波数f2をもったパルス信号を(m−n)パルスだけ出力するということを繰り返す。これにより、長いスパンで見たとき、駆動周波数平均化部206は、下記式(208)で算出される周波数のパルス信号を出力していることなる。
(f1×n+f2×(m−n))/m ・・・(208)
特に、ステッピングモータのように、機械的な応答が第1の駆動周波数f1と第2の駆動周波数f2とを切り換える周期よりも充分長く、遅いものの制御においては、ほぼ、上記式(208)で算出される駆動周波数で駆動したものと等しいものとみなせる。
したがって、AFスキャン動作時に、AFアルゴリズム上、最適と判断された駆動周波数指令値と、実際に実現できる駆動周波数との差異を、許容範囲以内のズレに抑えることができる。これにより、AFスキャン動作における動作時間の増大に伴う合焦時間の増大を防ぐことができ、AFの高速化を図ることができる。
なお、上記の実施の形態では、駆動周波数平均化パラメータ決定部200が平均化ループカウント数mを駆動周波数平均化部206へ出力するようにしている。これに代わって、駆動周波数平均化パラメータ決定部200が、平均化ループカウント数mから第1のパル数nを減じて得られる数に相当する第2のパルス数(m−n)を駆動周波数平均化部206へ出力するようにしてもよい。
また、上記の実施の形態では、カメラ装置100に装着されたフォーカスレンズを駆動するステッピングモータを例に挙げて説明したが、本発明は、ステッピングモータが駆動する対象を限定するものではない。
〔他の実施の形態〕
また、本発明の目的は、前述した実施の形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記憶した記憶媒体を、システム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても達成される。
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施の形態の機能を実現することになり、そのプログラムコード及び該プログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
また、プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、CD−RW、DVD−ROM、DVD−RAM、DVD−RW、DVD+RW等の光ディスク、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等を用いることができる。または、プログラムコードをネットワークを介してダウンロードしてもよい。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施の形態の機能が実現されるだけではなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施の形態の機能が実現される場合も含まれる。
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その拡張機能を拡張ボードや拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施の形態の機能が実現される場合も含まれる。
本発明の一実施の形態に係るステッピングモータ駆動装置が搭載されたカメラ装置の構成を示すブロック図である。 図1に示す駆動周波数制御部の詳細な構成を示すブロック図である。 駆動周波数平均化部で生成され、第1の駆動周波数選択部へ出力される平均化周波数パルス信号であって、第1の駆動周波数f1をもったパルス信号と第2の駆動周波数f2をもったパルス信号とが交互に切り替わる平均化周波数パルス信号を示すタイミングチャートである。 図1に示すカメラ装置の動作の手順を示すフローチャート(1/2)である。 図1に示すカメラ装置の動作の手順を示すフローチャート(2/2)である。 図5のステップS122における測距・測光処理の詳細な手順を示すフローチャートである。 図5のステップS129における撮影処理の詳細な手順を示すフローチャートである。 図5のステップS134における記録処理の詳細な手順を示すフローチャートである。 図6のS209におけるAF制御処理の詳細な手順を示すフローチャート(1/2)である。 図6のS209におけるAF制御処理の詳細な手順を示すフローチャート(2/2)である。 図9のステップS609における平均化パラメータ算出処理の詳しい手順を示すフローチャートである。 基本クロックと、該基本クロックに基づき生成される駆動周波数f1,f2とを示す図である。 所定のスキャン範囲においてスキャン回数を6回とし、AF評価値を取得しながらスキャン動作を、このスキャン回数だけ行う場合における各スキャン回のスキャン範囲を示す図である。
符号の説明
42 AF制御部
46 駆動周波数制御部
102 ドライブ部(駆動手段)
200 駆動周波数平均化パラメータ決定部
202 第1の周波数発生部(第1の周波数発生手段)
204 第2の周波数発生部(第2の周波数発生手段)
206 駆動周波数平均化部(駆動パルス出力手段)
208 第1の駆動周波数選択部
210 第2の駆動周波数選択部

Claims (8)

  1. ステッピングモータの駆動目標を表す駆動周波数指令値を算出するAF制御部であって、スキャン範囲およびスキャン回数に基づく第1の駆動周波数指令値とスキャン開始位置への移動または合焦位置への移動の際の第2の駆動周波数指令値とを算出するAF制御部と、
    前記AF制御部によって算出された駆動周波数指令値に対応した第1の周波数をもつ第1のパルス信号を、基本クロックをカウントすることにより発生する第1の周波数発生手段と、
    前記AF制御部によって算出された駆動周波数指令値に対応した第2の周波数であって前記第1の周波数とは異なる第2の周波数をもつ第2のパルス信号を、前記基本クロックをカウントすることにより発生する第2の周波数発生手段と、
    前記AF制御部より算出された第1の駆動周波数指令値が入力された場合には、当該第1の駆動周波数指令値に対応させて、前記第1及び第2の周波数発生手段によってそれぞれ発生された第1のパルス信号および第2のパルス信号、それぞれ第1のパルス数および第2のパルス数出力して平均化することを繰り返し行って駆動パルスとして出力するとともに、前記AF制御部より算出された第2の駆動周波数指令値が入力された場合には、前記平均化処理を行わずに駆動パルスとして出力する駆動パルス出力手段と、
    前記駆動パルス出力手段によって出力された駆動パルスによってステッピングモータを駆動する駆動手段と
    を有することを特徴とするステッピングモータ駆動装置。
  2. 前記決定手段は、前記第1および第2のパルス数の合計数を所定値よりも小さい値に決定することを特徴とする請求項3記載のステッピングモータ駆動装置。
  3. 前記決定手段は、前記第2のカウント数を、前記第1のカウント数に所定数を加えて得られる数として決定することを特徴とする請求項2または請求項3記載のステッピングモータ駆動装置。
  4. 前記ステッピングモータ駆動装置は、カメラ装置に含まれるフォーカスレンズの駆動を制御することを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載のステッピングモータ駆動装置。
  5. 前記駆動周波数指令値と前記第1の周波数との差が所定の値より小さいとき、前記駆動パルス出力手段を動作させないようにする第2の制御手段を更に有することを特徴とする請求項2または請求項3記載のステッピングモータ駆動装置。
  6. 前記駆動パルス出力手段はレートマルチプライヤで構成されることを特徴とする請求項1記載のステッピングモータ駆動装置。
  7. ステッピングモータの駆動目標を表す駆動周波数指令値を算出するAF制御ステップであって、スキャン範囲およびスキャン回数に基づく第1の駆動周波数指令値とスキャン開始位置への移動または合焦位置への移動の際の第2の駆動周波数指令値とを算出するAF制御ステップと、
    前記AF制御ステップによって算出された駆動周波数指令値に対応した第1の周波数をもつ第1のパルス信号を、基本クロックをカウントすることにより発生する第1の周波数発生ステップと、
    前記AF制御ステップによって算出された駆動周波数指令値に対応した第2の周波数であって前記第1の周波数とは異なる第2の周波数をもつ第2のパルス信号を、前記基本クロックをカウントすることにより発生する第2の周波数発生ステップと、
    前記AF制御ステップより算出された第1の駆動周波数指令値が入力された場合には、当該第1の駆動周波数指令値に対応させて、前記第1及び第2の周波数発生ステップによってそれぞれ発生された第1のパルス信号および第2のパルス信号、それぞれ第1のパルス数および第2のパルス数出力して平均化することを繰り返し行って駆動パルスとして出力するとともに、前記AF制御ステップより算出された第2の駆動周波数指令値が入力された場合には、前記平均化処理を行わずに駆動パルスとして出力する駆動パルス出力ステップと、
    前記駆動パルス出力ステップによって出力された駆動パルスによってステッピングモータを駆動する駆動ステップと、
    を有することを特徴とするステッピングモータ駆動方法。
  8. ステッピングモータ駆動方法を、コンピュータに実行させるためのプログラムにおいて、
    該ステッピングモータ駆動方法が、
    ステッピングモータの駆動目標を表す駆動周波数指令値を算出するAF制御ステップであって、スキャン範囲およびスキャン回数に基づく第1の駆動周波数指令値とスキャン開始位置への移動または合焦位置への移動の際の第2の駆動周波数指令値とを算出するAF制御ステップと、
    前記AF制御ステップによって算出された駆動周波数指令値に対応した第1の周波数をもつ第1のパルス信号を、基本クロックをカウントすることにより発生する第1の周波数発生ステップと、
    前記AF制御ステップによって算出された駆動周波数指令値に対応した第2の周波数であって前記第1の周波数とは異なる第2の周波数をもつ第2のパルス信号を、前記基本クロックをカウントすることにより発生する第2の周波数発生ステップと、
    前記AF制御ステップより算出された第1の駆動周波数指令値が入力された場合には、当該第1の駆動周波数指令値に対応させて、前記第1及び第2の周波数発生ステップによってそれぞれ発生された第1のパルス信号および第2のパルス信号、それぞれ第1のパルス数および第2のパルス数出力して平均化することを繰り返し行って駆動パルスとして出力するとともに、前記AF制御ステップより算出された第2の駆動周波数指令値が入力された場合には、前記平均化処理を行わずに駆動パルスとして出力する駆動パルス出力ステップと、
    前記駆動パルス出力ステップによって出力された駆動パルスによってステッピングモータを駆動する駆動ステップと、
    を有することを特徴とするプログラム。
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