JP2010096790A - 撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】AF動作中に、外力や手振れ等により撮像装置自体が動いて撮影距離が変わってしまった場合であっても、AF動作に要する時間が長くなったり、合焦精度が低下したりすることのない撮像装置を提供する。
【解決手段】撮像装置の被写体方向にかかった加速度から移動距離を求め、撮像装置の移動距離をもとに撮影レンズを動かすことで、AF動作中に撮像装置が動いても、AF動作に要する時間をできるだけ短く、合焦の精度を落とさないようにする。
【選択図】図7

Description

本発明は、カメラ、ビデオカメラ等の撮像装置に関するものである。
カメラ等の撮像装置を撮影者が手で持って手持ち撮影するとき、撮影中、特にAF動作中に、撮影者による手振れや不意に人に押される等により外力を受けることがある。その場合、AF動作に時間がかかったり、合焦精度が低下したり、誤ったところに合焦してしまったりする。
カメラの振れを検知して、その検知結果をAF動作に利用する技術が特許文献1に開示されている。この特許文献1に記載されているカメラは、撮影者が被写体を追尾できないような状況において、主被写体ではない対象物に焦点を合わせてしまうことがないようにするものである。この特許文献1の技術では、カメラの振れを検知する振れ検知手段により、所定値以上の速度又は加速度の振れを検知された際、つまり撮影者が被写体を追尾できていない可能性の高い状況では、焦点検出手段の出力を用いた焦点調節動作を行わない。
特開平11−326743号公報
しかし、上記特許文献1の技術では、カメラの振れを検知する振れ検知手段により、所定値以上の速度又は加速度の振れを検知した際に焦点検出手段の出力を用いた焦点調節動作を行わない。したがって、焦点調節動作を行わない時間が生じてしまうため、AF動作に時間がかかってしまうという問題があった。
また、AF動作中、撮影者による手振れや外力を受けることでカメラが被写体方向に動いてしまうと、カメラから被写体までの距離が変わってしまう。この被写体までの距離の変化が、カメラが振れたときにAF動作に時間がかかったり、合焦精度が低下したりする原因の1つとなっている。
上述の特許文献1では、この被写体との距離の変化については考慮されていない。よって、被写体との距離の変化により生じるAF動作時間の長時間化、合焦精度の低下といった問題は解決できていない。
従来、被写体像のコントラストを評価しながらAF動作を行うコントラストAF方式を採用するカメラが普及している。コントラストAF方式を採用するカメラでは、AF動作中にコントラストを評価しながらレンズ駆動等を行う上に、AF動作に要する時間が比較的長い。したがって、AF動作中にカメラが被写体方向に移動すると、AF動作時間の長時間化、合焦精度の低下といった悪影響を受けやすいという問題があった。
本発明の課題は、AF動作中に、外力や手振れ等により撮像装置自体が動いて撮影距離が変わってしまった場合であっても、AF動作に要する時間が長くなったり、合焦精度が低下したりすることのない撮像装置を提供することである。
本発明の第1の側面としての撮像装置は、撮像素子と、前記撮像素子の撮像面に被写体像を合焦させるように焦点位置を移動させるAF動作を行う焦点調整手段と、を備える撮像装置であって、前記焦点調整手段が行うAF動作中に当該撮像装置の移動に伴う加速度を検出する加速度検出手段と、前記加速度検出手段の検出結果から、当該撮像装置の被写体方向における加速度を算出する被写体方向加速度算出手段と、前記被写体方向加速度算出手段が算出する被写体方向の加速度と、被写体方向の加速度が作用する時間から当該撮像装置が被写体方向において移動する距離を算出する移動距離算出手段とを備え、前記焦点調整手段は、前記移動距離算出手段が算出した移動距離に応じて変化する被写体との距離の変化をAF動作に反映させることを特徴とする。
本発明によれば、AF動作中、外力や手振れなどにより撮像装置が動いてしまっても、従来の撮像装置に比べ、AF動作に要する時間を短くでき、合焦の精度を高めることができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面等を参照して説明する。
なお、以下に示す各図は、模式的に示した図であり、各部の大きさ、形状は、理解を容易にするために、適宜誇張して示している。
また、以下の説明では、具体的な数値、構成、動作等を示して説明を行うが、これらは、適宜変更することができる。
(実施形態)
図1は、本発明による撮像装置の実施形態を示す図である。
撮像装置100は、デジタルカメラやデジタルビデオカメラ等であり、撮影レンズ10により得られる被写体像を撮像素子14の撮像面に結像させて撮像する。
撮影レンズ10は、不図示の複数のレンズからなり、焦点距離を変更するズーム機構と、焦点位置を移動させるフォーカス機構とを有している。
撮影レンズ10と撮像素子14との間には、絞り機能を備えるシャッタ12が設けられている。
撮像素子14は、光学像を電気信号に変換する光電変換手段である。本実施形態の撮像素子14は、CCD(Charge Coupled Device)イメージセンサを用いている。なお、撮像素子としては、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサ等、他のタイプのイメージセンサでもよい。
A/D変換器16は、撮像素子14のアナログ信号出力をデジタル信号に変換する。
タイミング発生回路18は、撮像素子14、A/D変換器16、D/A変換器26にクロック信号や制御信号を供給する。また、タイミング発生回路18は、メモリ制御回路22及びシステム制御回路50により制御される。
画像処理回路20は、A/D変換器16からのデータ又はメモリ制御回路22からのデータに対して所定の画素補間処理や色変換処理を行う。また、画像処理回路20によって画像の切り出し、拡大処理を行うことで電子ズーム機能が実現される。さらに、画像処理回路20は、撮像した画像データを用いて所定の演算処理を行う。この演算処理により得られた演算結果に基づいてシステム制御回路50が露光制御手段40、フォーカス制御手段42に対して制御を行う。例えば、システム制御回路50は、TTL(スルー・ザ・レンズ)方式のAF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、EF(フラッシュプリ発光)処理を行っている。
メモリ制御回路22は、A/D変換器16、タイミング発生回路18、画像処理回路20、画像表示メモリ24、D/A変換器26、メモリ30、圧縮・伸長回路32を制御する。
A/D変換器16が出力したデジタルデータは、画像処理回路20、メモリ制御回路22を介して、又は、A/D変換器16から直接メモリ制御回路22を介して、画像表示メモリ24又はメモリ30に書き込まれる。
コントラスト演算部23は、不図示のAF評価値算出手段を含み、コントラストAF方式に用いるコントラスト値の演算と、これに基づくAF評価値の算出とを行う。コントラスト演算部23は、撮像素子14の輝度信号の変化(所謂コントラスト)を検出し、検出したコントラストをAF評価値とする。そして、コントラスト演算部23は、AF評価値が最大になる位置、すなわち、ピントが合っている位置に撮影レンズ10を駆動するようにシステム制御回路50を介して、フォーカス制御手段42に駆動信号を送る焦点調整手段として機能する。なお、コントラスト演算部23は、画像処理回路20に含む形態としてもよい。
画像表示部28は、TFT−LCD(Thin Film Transistor-Liquid Crystal Display)等から成り、画像表示メモリ24に書き込まれた表示用の画像データをD/A変換器26を介して表示する。
画像表示部28を用いて撮像した画像データを逐次表示すれば、電子ファインダ機能を実現することが可能である。
また、画像表示部28は、システム制御回路50の指示により任意に表示をON/OFFすることが可能であり、表示をOFFにした場合には、撮像装置100の電力消費を大幅に低減することができる。
メモリ30は、撮影した静止画像や動画像を格納する記憶部であり、所定枚数の静止画像や所定時間の動画像を格納するのに十分な記憶量を備えている。これにより、複数枚の静止画像を連続して撮影する連射撮影やパノラマ撮影の場合にも、高速かつ大量の画像書き込みをメモリ30に対して行うことが可能となる。また、メモリ30は、システム制御回路50の作業領域としても使用することが可能である。
圧縮・伸長回路32は、適応離散コサイン変換(ADCT:Adaptive Discrete
Cosine Transform)等により画像データの圧縮伸長を行う。圧縮・伸長回路32は、メモリ30に格納された画像を読み込んで圧縮処理又は伸長処理を行い、処理を終えたデータをメモリ30に書き込む。
露光制御手段40は、シャッタ12を制御し、撮像した画像データを画像処理回路20で所定の演算を行い、得られた演算結果に基づいて、AE(自動露出)処理を行っている。また、露光制御手段40は、フラッシュ48と連携してフラッシュ48の調光を行うフラッシュ調光機能も有する。
フォーカス制御手段42は、システム制御回路50を介してコントラスト演算部23から得た駆動信号に基づいて、撮影レンズ10のフォーカシング動作を制御する。
これら露光制御手段40及びフォーカス制御手段42は、TTL方式を用いて制御されている。すなわち、撮影光学系を介して撮像した画像データを画像処理回路20によって演算した演算結果に基づき、システム制御回路50が露光制御手段40、フォーカス制御手段42に対して制御を行う。
ズーム制御手段44は、撮影レンズ10のズーミングを制御する。
バリア制御手段46は、いわゆるレンズバリアである保護手段102の動作を制御する。
フラッシュ48は、暗い場所などで光量を補うために発光を行う閃光発光部であり、AF補助光の投光機能、フラッシュ調光機能も有する。
システム制御回路50は、撮像装置100全体を制御する制御部である。
本実施形態のシステム制御回路50は、被写体方向加速度算出手段51、移動距離算出手段53を備えている。被写体方向加速度算出手段51、移動距離算出手段53の詳細については、後述する。
メモリ52は、システム制御回路50の動作用の定数、変数、プログラム等を記憶する。
表示部54は、システム制御回路50でのプログラムの実行に応じて、文字、画像、音声等を用いて動作状態やメッセージ等を表示する。表示部54は、撮像装置100の操作部近辺の視認し易い位置に単数又は複数設置され、例えばLCD(Liquid Crystal Display)やLED(Light Emitting
Diode)、発音素子等の組み合わせにより構成されている。また、表示部54は、その一部の機能が光学ファインダ104内に設置されている。
表示部54の表示内容のうち、LCD等に表示するものとしては、シングルショット/連写撮影表示、セルフタイマー表示、圧縮率表示、記録画素数表示、記録枚数表示、残撮影可能枚数表示、シャッタスピード表示、絞り値表示、露出補正表示等がある。また、フラッシュ表示、赤目緩和表示、マクロ撮影表示、ブザー設定表示、時計用電池残量表示、電池残量表示、エラー表示、複数桁の数字による情報表示、記録媒体200及び210の着脱状態表示、通信I/F動作表示、日付・時刻表示等もLCD等に表示する。
一方、表示部54の表示内容のうち、光学ファインダ104内に表示するものとしては、合焦表示、手振れ警告表示、フラッシュ充電表示、シャッタスピード表示、絞り値表示、露出補正表示等がある。
音声出力部55は、システム制御回路50でのプログラムの実行に応じて、音声、音楽等を用いて動作の状態やメッセージ等を発音するスピーカー等であり、単数又は複数設置されている。
不揮発性メモリ56は、電気的に消去・記録可能な不揮発性記憶手段であり、例えばEEPROM(Electrically Erasable Programmable ROM)等が用いられる。
モードダイアルスイッチ60、シャッタスイッチ62,64、画像表示ON/OFFスイッチ66、単写/連写スイッチ68、及び操作部70は、システム制御回路50の各種の動作指示を入力するための操作手段である。これらは、スイッチやダイアル、タッチパネル、視線検知によるポインティング、音声認識装置等の単数又は複数の組み合わせで構成される。
ここで、これらの操作手段の具体的な説明を行う。
モードダイアルスイッチ60は、電源オフ、自動撮影モード、撮影モード、パノラマ撮影モード、再生モード、マルチ画面再生・消去モード、PC接続モード等の各機能モードを切り替え設定するときに操作される。
シャッタスイッチ62は、不図示のシャッタボタンの操作途中のいわゆる半押し状態でONとなるスイッチ(SW1)である。シャッタスイッチ62(SW1)がONすることにより、AF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、AWB(オートホワイトバランス)処理、EF(フラッシュプリ発光)処理等の動作開始をシステム制御回路50が指示する。
シャッタスイッチ64は、不図示のシャッタボタンの操作完了のいわゆる全押し状態でONとなるスイッチ(SW2)である。シャッタスイッチ64(SW2)がONすることにより、システム制御回路50が露光処理、現像処理、記録処理という一連の処理の動作開始を指示する。
この露光処理では、撮像素子14から読み出した信号をA/D変換器16、メモリ制御回路22を介してメモリ30に画像データを書き込む。
また、現像処理では、画像処理回路20やメモリ制御回路22での演算を行う。
さらに、記録処理では、メモリ30から画像データを読み出し、圧縮・伸長回路32で圧縮を行い、記録媒体200,210に画像データを書き込む。
画像表示ON/OFFスイッチ66は、画像表示部28のON/OFFを設定することができる。この機能により、光学ファインダ104を用いて撮影を行うときに、LCD等からなる画像表示部28への電流供給を遮断することにより、省電力を図ることが可能となる。
単写/連写スイッチ68は、シャッタスイッチ64(SW2)がONした場合に1駒の撮影を行って待機状態とする単写モードと、シャッタスイッチ64(SW2)がONしている間は連続して撮影を行い続ける連写モードとを設定することができる。
操作部70は、各種ボタンやタッチパネル等からなり、メニューボタン、セットボタン、マクロボタン、マルチ画面再生改ページボタン、フラッシュ設定ボタン、単写/連写/セルフタイマー切り替えボタン等の機能を持つ。また、操作部70は、メニュー移動+(プラス)ボタン、メニュー移動−(マイナス)ボタン、再生画像移動+(プラス)ボタン、再生画像−(マイナス)ボタン、撮影画質選択ボタン、露出補正ボタン、日付/時間設定ボタン等の機能を持つ。さらに、操作部70は、プリント出力ボタン、記録ボタン、ズームレバー(望遠・広角)、十字ボタン(上、下、左、右)、カーソル表示ボタン等の機能も持っている。
電源制御手段80は、電池検出回路、DC−DCコンバータ、通電するブロックを切り替えるスイッチ回路等により構成されている。電源制御手段80は、電池の有無、電池の種類、電池残量の検出を行い、検出結果及びシステム制御回路50の指示に基づいてDC−DCコンバータを制御し、必要な電圧を必要な期間、記録媒体200,210を含む各部へ供給する。
コネクタ82、84は、撮像装置100の内部と電池収容部に収容された電池又はACアダプター等の電源86とを接続する。
電源86は、アルカリ電池やリチウム電池等の一次電池やNiCd電池やNiMH電池、Li電池等の二次電池、ACアダプター等である。
インタフェース90,94は、メモリカードやハードディスク等の記録媒体200,210との接続を仲介する。
コネクタ92,96は、メモリカードやハードディスク等の記録媒体200,210との接続を行う。
記録媒体着脱検知手段98は、コネクタ92,96の少なくとも一方に記録媒体200,210が装着されているか否かを検知する。
なお、本実施形態では記録媒体を取り付けるインタフェース及びコネクタを2系統持つものとして説明している。これに限らず、記録媒体を取り付けるインタフェース及びコネクタは、単数又は複数、いずれの系統数を備える構成としてもよい。また、異なる規格のインタフェース及びコネクタを組み合わせて備える構成としてもよい。インタフェース及びコネクタとしては、PCMCIAカードやコンパクトフラッシュ(登録商標)カード等の規格に準拠したものを用いることができる。
さらに、インタフェース90,94、そしてコネクタ92,96をPCMCIAカードやコンパクトフラッシュ(登録商標)カード等の規格に準拠したものを用いて構成した場合、データの通信に利用可能である。すなわち、この部分に各種通信カードを接続することにより、他のコンピュータやプリンタ等の周辺機器との間で画像データや画像データに付属した管理情報を転送し合うことができる。通信カードとしては、例えば、LANカードやモデムカード、USBカード、IEEE1394カード、P1284カード、SCSIカード、PHS等の通信カード等を用いることができる。
保護手段102は、撮像装置100の撮影レンズ10を含む撮像部を覆うことにより、撮像部の汚れや破損を防止するバリアである。
光学ファインダ104は、画像表示部28による電子ファインダ機能を使用すること無しに、光学像のみを用いて構図確認を行うことが可能である。また、光学ファインダ104内には、表示部54の一部の機能、例えば、合焦表示、手振れ警告表示、フラッシュ充電表示、シャッタスピード表示、絞り値表示、露出補正表示等を行う小型の表示部が設置されている。
通信手段110は、RS232CやUSB、IEEE1394、P1284、SCSI、モデム、LAN、無線通信等の各種通信機能を有する。
コネクタ112は、通信手段110により撮像装置100を他の機器と接続する。なお、無線通信の場合は、コネクタ112の代わりにアンテナを用いるとよい。
記録媒体200は、メモリカードやハードディスク等である。記録媒体200は、半導体メモリや磁気ディスク等から構成される記録部202と、撮像装置100とのインタフェース204と、撮像装置100と接続を行うコネクタ206とを備えている。
記録媒体210は、メモリカードやハードディスク等である。記録媒体210は、半導体メモリや磁気ディスク等から構成される記録部212と、撮像装置100とのインタフェース214と、撮像装置100と接続を行うコネクタ216とを備えている。
加速度センサ300は、AF動作中に撮像装置100の移動に伴う加速度を検出する加速度検出手段である。加速度センサ300は、撮像装置100が受けた加速度の大きさ、方向などの信号をシステム制御回路50に送る。また、加速度センサ300は、加速度の大きさ、方向などの信号を必要に応じてメモリ30等に記録する。
被写体方向加速度算出手段51は、加速度センサ300により検知した被写体方向の加速度と被写体方向にかかる重力加速度との演算を行うことで外力や手振れなどにより生じた被写体方向の加速度を求める。ここで、被写体方向とは、撮影レンズ10の最も被写体側に設けられたレンズ群の中心から被写体の中心に向かって延ばした仮想の直線に沿った方向であり、撮影レンズ10の最も被写体側に設けられたレンズ群の光軸方向と一致する。すなわち、撮影レンズ10を構成する不図示のレンズ群の光軸方向がいずれも同一方向となるレンズ構成の光学系では、被写体方向と撮影レンズ10の光軸方向とは一致する。
図2は、撮像装置100とX、Y、Z軸及び重力加速度の方向の関係を示す図である。被写体方向(Z軸方向)にかかる重力加速度は、重力加速度の方向及び大きさから、X、Y、Z軸それぞれの方向のベクトル成分に分けて計算することにより求まる。
図1に戻って、移動距離算出手段53は、被写体方向の加速度から撮像装置100が被写体方向に移動した距離を求める。具体的には、移動する前の撮像装置100の初速度はゼロとし、被写体方向の加速度の値を、加速度を受けた時間で積分することで加速度を受けた時間の撮像装置100の被写体方向の速度が求まる。また、求めた速度を被写体方向に加速度を受けた時間で積分することで被写体方向に加速度を受けた時間に被写体方向に移動した距離が求まる。撮像装置100が被写体方向に移動した距離をAとすると、距離Aを求める計算式は、以下の式(1)、式(2)のように表せる。
Figure 2010096790
また、先に検出した加速度と被写体方向に対して反対方向の加速度が検出された場合には、先に検出した加速度に対する移動距離と反対方向の加速度に対する移動距離とを演算することで被写体方向の撮像装置100の移動距離を算出する。
ここで、先に検出した加速度に対する移動距離をB、反対方向の加速度に対する移動距離をC、被写体方向の撮像装置100の移動距離をDとすると演算方法の一例として式(3)の式で表される。
Figure 2010096790
このように、移動距離算出手段53は、被写体方向加速度算出手段51が、被写体に近づく向きの加速度と被写体から遠ざかる向きの加速度とを算出した場合、向きを考慮して演算を行う。すなわち、それぞれの加速度の向きに撮像装置100が移動する距離を、それぞれの加速度の向きに応じて加算及び減算する。これにより、撮像装置100が被写体方向において移動する距離を常に正確に算出できる。
図3は、撮像装置100が外力や手振れなどにより被写体に近づく方向に動いた場合の被写体方向の加速度と時間の関係を示す図である。
図4は、図3に示す状態のときの撮影レンズ10の位置とAF評価値の関係を示す図である。
図3では、撮影者がシャッタスイッチ62(SW1)をONしてから3回目の画像取り込みの後に手振れや外力によって加速度が検出された場合を表している。この場合、3回目の画像取り込みの後に撮像装置100が動いたため、図3の加速度センサ出力の方向と大きさ、加速度を受けた時間により、撮像装置100の移動距離を算出する。算出した移動距離に応じて図4中の矢印Eのように撮影レンズ10を移動し、再度AF動作を続ける。
このような動作を行うことにより、撮像装置100が移動した距離に応じた分、撮影レンズ10を戻すため、撮像装置100が移動した後の合焦点のレンズ位置を飛ばしてしまうことがない。そのため、AFの精度を従来よりも良くすることができる。
図5は、撮像装置100が外力や手振れなどにより被写体から遠ざかる方向に動いた場合の被写体方向の加速度と時間の関係を示す図である。
図6は、図5に示す状態のときの撮影レンズ10の位置とAF評価値の関係を示す図である。
図5では、撮影者がシャッタスイッチ62(SW1)をONしてから3回目の画像取り込みの後に手振れや外力によって加速度が検出された場合を表している。ただし、図3の場合とは、加速度の方向が逆方向になっている。この場合、3回目の画像取り込みの後に撮像装置100が動いたため、図5の加速度センサ出力の方向と大きさ、加速度を受けた時間により、撮像装置100の移動距離を算出する。算出した移動距離に応じて図6中の矢印Fのように撮影レンズ10を移動し、再度AF動作を続ける。
このような動作を行うことにより、撮像装置100が移動した距離に応じた分、撮影レンズ10を進めるため、撮像装置100が移動した後に明らかに合焦点の無いレンズ位置のAF評価値算出を行わなくてよい。そのため、撮像装置100が移動したにも関わらず、AF動作に要する時間を従来よりも短くすることができる。
図7は、撮像装置100のAF動作のフローチャートである。
まず、ステップ(以下、Sとする)200で撮影を開始する。
S201では、撮影者によりシャッタスイッチ62(SW1)が押される。
S202では、加速度センサ300により加速度が検出される。
S203では、S202で検出された加速度から被写体方向の加速度が算出される。
S204では、被写体方向の加速度を予め定められた閾値と比較する。被写体方向の加速度が予め定められた閾値以下であれば、S205に進む。一方、被写体方向の加速度が予め定められた閾値より大きければ、S208へ進む。
S208では、被写体方向の加速度と時間から移動距離を算出する。
S209では、移動距離に応じた位置に撮影レンズ10を移動する。これは、図4中の矢印E、又は、図6中の矢印Fのシフト移動に相当する。この撮影レンズ10を移動する動作により、撮像装置100と被写体との距離の変化をAF動作に反映させることができる。
S205では、撮像素子14から画像の読み出しを行う。
S206では、画像処理を行う。
S207では、AF評価値の算出を行う。
S210では、AF評価値が相対的に高いか否かを判断する。ここでAF評価値が相対的に高くない場合は、S211へ進み、AF評価値が相対的に高い場合には、S212へ進む。
S211では、撮影レンズ10の位置を変更し、S202へ戻る。これにより、その後、S202からS207までを、AF評価値が相対的に高いレンズ位置になるまで繰り返す。
S212では、合焦点を決定する。
以上説明したように、本実施形態によれば、撮像装置100の移動距離に応じて変化する被写体との距離の変化を反映したAF動作を行うことができる。これにより、撮像装置100が被写体方向に移動した場合であっても、AF動作に要する時間が長くなったり、合焦の精度が低下したりすることを防止できる。
(変形形態)
以上説明した実施形態に限定されることなく、種々の変形や変更が可能であって、それらも本発明の範囲内である。
(1)図7のS208において移動距離を算出するときに、撮像装置100が被写体方向に移動したこと、及び、その移動距離を撮影者に通知する通知手段を設けてもよい。例えば、撮像装置100の移動距離を表示部54に表示させることにより、撮影者に移動したこと、及び、移動距離を通知してもよい。また、音声出力部55から音声により、撮影者に移動したこと、及び、移動距離を知らせてもよい。
(2)算出した移動距離がゼロの場合は、S209の撮影レンズ10の位置を移動させないようにしてもよい。これにより、被写体との距離の変化が無いときには、AF動作への反映を行わないこととなり、無駄な処理を行うことを防止できる。
(3)図7のS202において加速度を検出する際、検出した加速度が予め定められた閾値以下の状態で所定の時間が経過するまでS209の撮影レンズ10の位置の移動を行わないようにしてもよい。これにより、例えば、撮像装置100が被写体方向に加えて左右方向や上下方向等に大きく振れた場合等、撮影者が被写体を追尾できていないような状況で無駄に撮影レンズ10を移動することを防止できる。
(4)被写体方向以外の加速度が予め定められた閾値以上検出された場合、又は、予め定められた閾値を越えて検出された場合には再度AF動作を行ってもよい。AF動作を実行し直すことにより、例えば、撮像装置100が被写体方向に加えて左右方向や上下方向等に大きく振れた場合等、撮影者が被写体を追尾できていないような状況で、より素早く合焦させることができる。
(5)本実施形態において、コントラスト方式のAF動作を行う撮像装置を例に挙げて説明したが、これに限らず、位相差方式等、他の方式のAF動作を行う撮像装置であってもよい。
(6)本実施形態において、撮影レンズ10が撮像装置100に対して交換できない形態を例に挙げて説明したが、これに限らず、例えば、着脱自在な交換レンズを装着して使用する撮像装置であってもよい。
(7)本実施形態において、撮影レンズ10を駆動してAF動作を行う例を挙げて説明したが、これに限らず、例えば、撮像素子側を移動させてAF動作を行うものでもよい。
なお、実施形態及び変形形態は、適宜組み合わせて用いることもできるが、詳細な説明は省略する。また、本発明は以上説明した各実施形態によって限定されることはない。
本発明による撮像装置の実施形態を示す図である。 撮像装置100とX、Y、Z軸及び重力加速度の方向の関係を示す図である。 撮像装置100が外力や手振れなどにより被写体に近づく方向に動いた場合の被写体方向の加速度と時間の関係を示す図である。 図3に示す状態のときの撮影レンズ10の位置とAF評価値の関係を示す図である。 撮像装置100が外力や手振れなどにより被写体から遠ざかる方向に動いた場合の被写体方向の加速度と時間の関係を示す図である。 図5に示す状態のときの撮影レンズ10の位置とAF評価値の関係を示す図である。 撮像装置100のAF動作のフローチャートである。
符号の説明
10 撮影レンズ
12 シャッタ
14 撮像素子
16 A/D変換器
18 タイミング発生回路
20 画像処理回路
22 メモリ制御回路
24 画像表示メモリ
26 D/A変換器
28 画像表示部
30 メモリ
32 圧縮・伸長回路
40 露光制御手段
42 フォーカス制御手段
44 ズーム制御手段
46 バリア制御手段
48 フラッシュ
50 システム制御回路
51 被写体方向加速度算出手段
52 メモリ
53 移動距離算出手段
54 表示部
55 音声出力部
56 不揮発性メモリ
60 モードダイアルスイッチ
62 シャッタスイッチ(SW1)
64 シャッタスイッチ(SW2)
66 画像表示ON/OFFスイッチ
68 単写/連写スイッチ
70 操作部
100 撮像装置
102 保護手段
104 光学ファインダ
110 通信手段
112 コネクタ
200 記録媒体
210 記録媒体
300 加速度センサ

Claims (8)

  1. 撮像素子と、
    前記撮像素子の撮像面に被写体像を合焦させるように焦点位置を移動させるAF動作を行う焦点調整手段と、
    を備える撮像装置であって、
    前記焦点調整手段が行うAF動作中に当該撮像装置の移動に伴う加速度を検出する加速度検出手段と、
    前記加速度検出手段の検出結果から、当該撮像装置の被写体方向における加速度を算出する被写体方向加速度算出手段と、
    前記被写体方向加速度算出手段が算出する被写体方向の加速度と、被写体方向の加速度が作用する時間から当該撮像装置が被写体方向において移動する距離を算出する移動距離算出手段と、
    を備え、
    前記焦点調整手段は、前記移動距離算出手段が算出した移動距離に応じて変化する被写体との距離の変化をAF動作に反映させること、
    を特徴とする撮像装置。
  2. 前記撮像素子により得られる被写体像のコントラストを演算してAF評価値を求めるコントラスト演算部を有し、
    前記焦点調整手段は、前記コントラスト演算部の演算結果に基づいてAF動作を行うこと、
    を特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記焦点調整手段は、前記被写体方向加速度算出手段が算出する被写体方向の加速度が予め定められた閾値以下の状態を予め定められた時間が経過したときに、被写体との距離の変化をAF動作に反映させること、
    を特徴とする請求項1又は請求項2に記載の撮像装置。
  4. 前記移動距離算出手段は、前記被写体方向加速度算出手段が、被写体に近づく向きの加速度と被写体から遠ざかる向きの加速度とを算出した場合、それぞれの加速度の向きに当該撮像装置が移動する距離を、それぞれの加速度の向きに応じて加算及び減算して当該撮像装置が被写体方向において移動する距離を算出すること、
    を特徴とする請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の撮像装置。
  5. 前記焦点調整手段は、前記移動距離算出手段が算出した移動距離に応じて変化する被写体との距離の変化が無いときには、AF動作への反映を行わないこと、
    を特徴とする請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載の撮像装置。
  6. 前記加速度検出手段が被写体方向以外の方向の加速度が予め定められた閾値以上、又は、予め定められた閾値を越えて検出した場合、前記焦点調整手段は、AF動作を実行し直すこと、
    を特徴とする請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載の撮像装置。
  7. 前記加速度検出手段は、加速度センサであること、
    を特徴とする請求項1から請求項6までのいずれか1項に記載の撮像装置。
  8. 前記移動距離算出手段により算出した距離を撮影者に通知する通知手段を有すること、
    を特徴とする請求項1から請求項7までのいずれか1項に記載の撮像装置。
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