JP2007180616A - 撮像装置及び補正方法 - Google Patents

撮像装置及び補正方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2007180616A
JP2007180616A JP2005373521A JP2005373521A JP2007180616A JP 2007180616 A JP2007180616 A JP 2007180616A JP 2005373521 A JP2005373521 A JP 2005373521A JP 2005373521 A JP2005373521 A JP 2005373521A JP 2007180616 A JP2007180616 A JP 2007180616A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image signal
image
dark
imaging
correction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2005373521A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4378341B2 (ja
Inventor
Koji Oshima
孝治 大嶋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2005373521A priority Critical patent/JP4378341B2/ja
Priority to US11/614,402 priority patent/US7804533B2/en
Publication of JP2007180616A publication Critical patent/JP2007180616A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4378341B2 publication Critical patent/JP4378341B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N25/00Circuitry of solid-state image sensors [SSIS]; Control thereof
    • H04N25/60Noise processing, e.g. detecting, correcting, reducing or removing noise
    • H04N25/68Noise processing, e.g. detecting, correcting, reducing or removing noise applied to defects
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N25/00Circuitry of solid-state image sensors [SSIS]; Control thereof
    • H04N25/60Noise processing, e.g. detecting, correcting, reducing or removing noise
    • H04N25/63Noise processing, e.g. detecting, correcting, reducing or removing noise applied to dark current

Abstract

【課題】 撮像装置において、撮像素子における欠陥画素や暗電流成分のバラツキ等による画像への影響を、新たなノイズ分を増加させることなく低減すること。
【解決手段】 複数の画素を備える撮像素子(14)と、撮像素子を遮光した状態で取得したダーク画像信号を平滑化するメディアンフィルタ処理回路(501)と、撮像素子から被写体を撮像して得た被写体画像信号から、平滑化後のダーク画像信号を減ずる減算処理回路(502)と、減算処理回路に、平滑化前の黒画素信号から平滑化後のダーク画像信号を各画素毎に減算させ、得られた差が予め設定された範囲外にある画素を、撮像素子の欠陥画素として抽出するシステム制御回路(50)と、ダーク画像信号を減算した後の被写体画像信号の内、システム制御回路により抽出された欠陥画素の画像信号を、当該欠陥画素の周辺画素の画像信号を用いて補正する画像処理回路(20)とを有する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、撮像装置及び補正方法に関し、更に詳しくは、撮像素子を用いた撮像装置において、撮像素子の出力を補正する技術に関するものである。
従来、デジタルカメラやビデオカメラ等の撮像装置において、CCDやCMOSセンサ等の固体撮像素子が一般的に使用されている。この固体撮像素子では、製造過程において発生する欠陥画素が、画質の低下や製造上の歩留まりを下げる要因の一つとなっていることが知られている。欠陥画素を完全に無くすことは困難であることから、一般的に、欠陥画素の周囲画素を用いた補間処理を行って画質向上を図ることが知られている。
たとえば、欠陥画素から出力される信号の補正技術として、例えば、特許文献1の「従来の技術」に記載された方法が知られている。まず、固体撮像素子の工場出荷時等に、所定の条件下において標準電荷蓄積時間、固体撮像素子を露光して得られる出力値を用いて欠陥画素を判定する。そして、その際に取得した欠陥画素の位置情報及び出力レベル等の情報を記憶しておき、撮像時には、この記憶した欠陥画素の位置情報及び出力レベル等の情報を基にして、欠陥画素に隣接する画素の出力レベルを用いて、欠陥画素の出力の補間処理を行う。
一方、固体撮像素子では、温度等の要因に起因して発生する暗電流が知られているが、この暗電流は使用環境や露光時間等によって変化する。そのため、実際の撮影動作の直前または直後に、撮像素子を遮光した状態で撮影動作を行い、その際に得られた撮影画像(ダーク画像または黒画像)を被写体を撮影した画像から減算処理する技術が知られている(例えば、特許文献2の「従来の技術」を参照)。このように、被写体画像からダーク画像を減算することで、暗電流成分の固定パターンノイズや微小なキズ等による影響を低減させ、画質の向上を図っている。
さらに、ダーク画像の出力値や、ダーク画像の減算処理結果を画素毎に所定閾値と比較することによりノイズ状況を判別し、その状況に応じてダーク画像の減算処理と置換処理とを切り換えて補正を行う技術も開示されている(例えば、特許文献3を参照)。この技術によれば、減算処理による補正が困難な飽和レベル近くの画素等についても、置換処理を行うことでノイズを低減することが可能となり、また、減算処理により新たにノイズが重畳するといった問題を改善した補正が可能であるとしている。
また、さらに、固体撮像素子の製造時にダーク画像から抽出し、記憶しておいた固定パターンノイズを、撮像装置内の温度センサが検出した温度変化に対応させるようにゲインをかける方法も開示されている(例えば、特許文献4を参照)。この方法では、被写体を撮影した画像に対して、温度変化に応じたゲインがかけられた固定パターンノイズの加減算を行って補正することで、固定パターンノイズの温度依存性による影響を取り除く。
また、ダーク画像の出力データを複数回取り込んで平均したデータを用いて補正を行うことで、ダーク画像のランダム成分を低減させた黒レベルの補正を行う技術も開示されている(例えば、特許文献5を参照)。
特開2003−333435号公報 特開2003−333435号公報 特開2004−5424号公報 特開2003−18475号公報 特開平8−65506号公報
特許文献2に記載のダーク画像の減算による補正処理においては、画面内における二次元的な暗電流ムラや固定パターンノイズ等による影響を低減することはできる。しかしながら、単なる撮影画像と黒画像の減算処理である為、画像双方のランダム成分のノイズが足され、逆に画質の向上を妨げる結果となる場合もあった。
また、特許文献3に記載されているような欠陥画素の置換処理の場合、温度や露光時間等によって変化する暗電流成分による影響を低減させることはできない。また、特許文献3に記載の方法では、所定の閾値を超える画素についてはノイズが大きいと判断されて置換処理される。しかしながら、その閾値が撮像画像からダーク画像を減算処理した結果に基づいて設定される場合、撮像画像内の輝度差が大きい場合には、正確なノイズ判断ができないことがあるという問題があった。例えば、星空や花火の撮影時においては、高輝度である星や花火が置換処理により消えてしまう場合があり得る。
また、撮像素子自身の発熱や周辺回路からの影響により、複数の画素を含む一部分で暗電流成分が増大している場合には、閾値による判断に基づいて置換処理しても、適切な処理をすることができないという問題があった。これは、部分的に暗電流が増大している領域では、置換処理される画素の周辺も暗電流が増大しているためである。
また特許文献4に記載の方法では、撮像装置内の温度変化による影響を取り除こうとしているが、撮像素子そのものの温度を検出しているわけではなく、撮像素子によってはその画面内の温度分布が一様ではないため、精度の高い補正とすることができない。
また特許文献5に記載の方法では、複数回、画像を取り込むために時間が余計に必要である。そのため、カメラ等の撮像装置においてはレリーズ間隔等に支障を来し、ユーザーの操作性を損ねてしまう。
本発明は上記問題点を鑑みてなされたものであり、撮像装置において、撮像素子における欠陥画素や暗電流成分のバラツキ等による画像への影響を、新たなノイズ分を増加させることなく低減することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の撮像装置は、複数の画素を備える撮像素子と、前記撮像素子を遮光した状態で取得したダーク画像信号を平滑化する平滑化手段と、前記撮像素子から被写体を撮像して得た被写体画像信号から、前記平滑化後のダーク画像信号を減ずる減算手段と、前記減算手段に、前記平滑化前の黒画素信号から、前記平滑化後のダーク画像信号を各画素毎に減算させ、得られた差が予め設定された範囲外にある画素を、前記撮像素子の欠陥画素として抽出する抽出手段と、前記減算手段により前記ダーク画像信号を減算した被写体画像信号の内、前記抽出手段により抽出された欠陥画素の画像信号を、当該欠陥画素の周辺画素の画像信号を用いて補正する補正手段とを有する。
また、複数の画素を備える撮像素子から出力される画像信号を補正する本発明の補正方法は、被写体を撮影して被写体画像信号を取得する第1の撮像工程と、前記撮像素子を遮光した状態で撮影を行ってダーク画像信号を取得する第2の撮像工程と、前記第2の撮像工程で取得したダーク画像信号を平滑化する平滑化工程と、前記第1の撮像工程で取得した被写体画像信号から、前記平滑化後のダーク画像信号を減ずる減算工程と、前記平滑化前の黒画素信号から、前記平滑化後のダーク画像信号を各画素毎に減算し、得られた差が予め設定された範囲外にある画素を、前記撮像素子の欠陥画素として抽出する抽出工程と、前記減算工程において前記ダーク画像信号を減算した被写体画像信号の内、前記抽出工程により抽出された欠陥画素の画像信号を、当該欠陥画素の周辺画素の画像信号を用いて補正する補正工程とを有する。
本発明によれば、撮像装置において、撮像素子における欠陥画素や暗電流成分のバラツキ等による画像への影響を、新たなノイズ分を増加させることなく低減することが可能となる。
以下、添付図面を参照して本発明を実施するための最良の形態を詳細に説明する。
図1は、本発明の実施の形態における画像処理機能を有する撮像装置の構成を示すブロック図である。本実施の形態においては、撮像装置としてデジタルカメラを例にとって説明する。なお撮像装置としては、他にデジタルビデオカメラ、カメラ付き携帯端末(カメラ付き携帯電話を含む)、スキャナ等があり、被写体光学像を変換して電気的な画像信号を出力可能なものであれば、本発明を適用することが可能である。
図1に示すように、本実施の形態の撮像装置は、主にカメラ本体100と、交換レンズタイプのレンズユニット300により構成されている。
レンズユニット300において、310は複数のレンズから成る撮像レンズ、312は絞り、306は、レンズユニット300をカメラ本体100と機械的に結合するレンズマウントである。レンズマウント306内には、レンズユニット300をカメラ本体100と電気的に接続する各種機能が含まれている。320は、レンズマウント306において、レンズユニット300をカメラ本体100と接続するためのインターフェース、322はレンズユニット300をカメラ本体100と電気的に接続するコネクタである。
コネクタ322は、カメラ本体100とレンズユニット300との間で制御信号、状態信号、データ信号などを伝え合うと共に、各種電源を供給されるあるいは供給する機能も備えている。また、コネクタ322は電気通信のみならず、光通信、音声通信などを伝達する構成としても良い。
340は測光部46からの測光情報に基づいて、後述するカメラ本体100のシャッター12を制御するシャッター制御部40と連携しながら、絞り312を制御する絞り制御部である。342は撮像レンズ310のフォーカシングを制御するフォーカス制御部、344は撮像レンズ310のズーミングを制御するズーム制御部である。
350はレンズユニット300全体を制御するレンズシステム制御回路である。レンズシステム制御回路350は、動作用の定数、変数、プログラムなどを記憶するメモリを備えている。更に、レンズユニット300固有の番号などの識別情報、管理情報、開放絞り値や最小絞り値、焦点距離などの機能情報、現在や過去の各設定値などを保持する不揮発メモリも備えている。
次に、カメラ本体100の構成について説明する。
106はカメラ本体100とレンズユニット300を機械的に結合するレンズマウント、130、132はミラーで、撮像レンズ310に入射した光線を一眼レフ方式によって光学ファインダー104に導く。なお、ミラー130はクイックリターンミラーの構成としても、ハーフミラーの構成としても、どちらでも構わない。12はシャッター、14は光学像を電気信号に変換する撮像素子であり、本実施の形態では撮像素子14として、図2に示すようなベイヤー配列の、画素が2次元配列されされたCMOS型エリアセンサを使用している。撮像レンズ310に入射した光線は、一眼レフ方式によって光量制限手段である絞り312、レンズマウント306および106、ミラー130、シャッター12を介して導かれ、光学像として撮像素子14上に結像する。
16は、撮像素子14から出力されるアナログ信号をデジタル信号に変換するA/D変換器である。18は撮像素子14、A/D変換器18、D/A変換器26にそれぞれクロック信号や制御信号を供給するタイミング発生回路であり、メモリ制御回路22及びシステム制御回路50により制御される。
20は画像処理回路であり、A/D変換器16からのデータ或いはメモリ制御回路22からのデータに対して所定の画素補間処理や色変換処理を行う。また、画像処理回路20は、A/D変換器16から出力される画像データを用いて所定の演算処理を行う。そして、得られた演算結果に基づいてシステム制御回路50がシャッター制御部40、測距制御部42を制御するための、TTL(スルー・ザ・レンズ)方式のオートフォーカス(AF)処理、自動露出(AE)処理、フラッシュプリ発光(EF)処理を行っている。さらに、画像処理回路20は、A/D変換器16から出力される画像データを用いて所定の演算処理を行い、得られた演算結果に基づいてTTL方式のオートホワイトバランス(AWB)処理も行っている。更には、画像処理回路20は、不揮発性メモリ56に記憶されたキズ補正データや、ダーク画像の取り込みにより生成されたキズ補正データ等に基づき、欠陥画素に対する画像データの補正処理も行う。
なお、本実施の形態における図1に示す例では、測距制御部42および測光制御部46を専用に備えているので、システム制御回路50は、測距制御部42および測光制御部46を用いてAF処理、AE処理、EF処理の各処理を行っても良い。また、画像処理回路20を用いてAF処理、AE処理、EF処理の各処理を行わない構成としても構わない。また、測距制御部42および測光制御部46を用いてAF処理、AE処理、EF処理の各処理を行い、さらに、画像処理回路20を用いてAF処理、AE処理、EF処理の各処理を行う構成としてもよい。
22はメモリ制御回路であり、A/D変換器16、タイミング発生回路18、画像処理回路20、画像表示メモリ24、D/A変換器26、メモリ30、圧縮・伸長回路32を制御する。A/D変換器16から出力される画像データは、画像処理回路20、メモリ制御回路22を介して、或いはメモリ制御回路22のみを介して、画像表示メモリ24或いはメモリ30に書き込まれる。
24は画像表示メモリ、26はD/A変換器、28はTFT方式のLCD等から成る画像表示部であり、画像表示メモリ24に書き込まれた表示用の画像データはD/A変換器26を介して画像表示部28により表示される。画像表示部28を用いて、撮像した画像データを逐次表示することで、電子ビューファインダー(EVF)機能を実現することができる。また、画像表示部28は、システム制御回路50の指示により任意に表示をON/OFFすることが可能であり、表示をOFFにした場合にはカメラ本体100の電力消費を大幅に低減することができる。
30は撮影した静止画像や動画像を格納するためのメモリであり、所定枚数の静止画像や所定時間の動画像を格納するのに十分な記憶容量を備えている。これにより、複数枚の静止画像を連続して撮影する連写撮影やパノラマ撮影の場合にも、高速かつ大量の画像書き込みをメモリ30に対して行うことが可能となる。また、メモリ30はシステム制御回路50の作業領域としても使用することが可能である。
32は適応離散コサイン変換(ADCT)等、公知の圧縮方法を用いて画像データを圧縮・伸長する圧縮・伸長回路である。圧縮・伸長回路32は、メモリ30に格納された画像を読み込んで圧縮処理或いは伸長処理を行い、処理を終えたデータを再びメモリ30に書き込む。
40はシャッター制御部であり、測光制御部46からの測光情報に基づいて絞り312を制御する絞り制御部340と連携しながらシャッター12を制御する。42はAF(オートフォーカス)処理を行うための測距制御部である。レンズユニット300内の撮像レンズ310に入射した光線を絞り312、レンズマウント306、106、ミラー130および測距用サブミラー(図示せず)を介して一眼レフ方式で入射することにより、光学像として結像された画像の合焦状態を測定する。
46はAE(自動露出)処理を行うための測光制御部である。レンズユニット300内の撮影光学系310に入射した光線を、絞り312、レンズマウント306、106、ミラー130および測光用サブミラー(図示せず)を介して一眼レフ方式で入射することにより、光学像として結像された画像の露出状態を測定する。48はフラッシュであり、AF補助光の投光機能、フラッシュ調光機能も有する。測光制御部46はフラッシュ部48と連携することにより、EF(フラッシュ調光)処理機能も有する。また、本実施の形態における測光制御部46は、複数の測光エリアを備える周知の分割測光方式で測光を行い、撮影シーン内の複数ポイント(例えば35ポイント)を測光し、その結果に応じて露出を決定するものとする。
なお、前述したように、A/D変換器16からの画像データを用いて画像処理回路20により演算された演算結果に基づいて露出制御およびAF制御を行っても良い。その場合、システム制御回路50がシャッター制御部40、絞り制御部340、フォーカス制御部342に対し、ビデオTTL方式を用いた露出制御およびAF制御を行うことが可能である。
また、測距制御部42による測定結果と、A/D変換器16からの画像データを画像処理回路20によって演算した演算結果とを用いて、AF制御を行うようにしてもよい。さらに、測光制御部46による測定結果と、A/D変換器16からの画像データを画像処理回路20によって演算した演算結果とを用いて露出制御を行うようにしてもよい。
50はカメラ本体100全体を制御するシステム制御回路であり、周知のCPUなどを内蔵する。さらに、画像データ等に対してメディアンフィルタ処理を施すメディアンフィルタ処理回路501及び減算処理を行う減算処理回路502を備えている。52はシステム制御回路50の動作用の定数、変数、プログラム等を記憶するメモリである。
54はシステム制御回路50でのプログラムの実行に応じて、文字、画像、音声などを用いて動作状態やメッセージなどを外部に通知するための通知部である。通知部54としては、例えばLCDやLEDなどによる視覚的な表示を行う表示部や音声による通知を行う発音素子などが用いられるが、これらのうち1つ以上の組み合わせにより構成される。特に、表示部の場合には、カメラ本体100の操作部70近辺の、視認しやすい、単数あるいは複数箇所に設置されている。また、通知部54は、その一部の機能が光学ファインダー104内に設置されている。
通知部54の表示内容の内、LCDなどに表示するものとしては以下のものがある。まず、シングルショット/連写撮影表示、セルフタイマ表示等、撮影モードに関する表示がある。また、圧縮率表示、記録画素数表示、記録枚数表示、残撮影可能枚数表示等の記録に関する表示がある。また、シャッタースピード表示、絞り値表示、露出補正表示、フラッシュ表示、赤目緩和表示等の撮影条件に関する表示がある。その他に、マクロ撮影表示、ブザー設定表示、時計用電池残量表示、電池残量表示、エラー表示、複数桁の数字による情報表示、記録媒体200及び210の着脱状態表示がある。更に、レンズユニット300の着脱状態表示、通信I/F動作表示、日付・時刻表示、外部コンピュータとの接続状態を示す表示、ダーク補正処理の設定の表示等も行われる。
また、通知部54の表示内容のうち、光学ファインダ104内に表示するものとしては、例えば、以下のものがある。合焦表示、撮影準備完了表示、手振れ警告表示、フラッシュ充電表示、フラッシュ充電完了表示、シャッタースピード表示、絞り値表示、露出補正表示、記録媒体書き込み動作表示等である。
さらに、通知部54の表示内容のうち、LED等により表示するものとしては、例えば、以下のものがある。合焦表示、撮影準備完了表示、手振れ警告表示、フラッシュ充電表示、フラッシュ充電完了表示、記録媒体書き込み動作表示、マクロ撮影設定通知表示、二次電池充電表示等である。
また、通知部54の表示内容のうち、ランプ等に表示するものとしては、例えば、セルフタイマ通知ランプ等がある。このセルフタイマ通知ランプはAF補助光と共用してもよい。
56は後述するプログラムなどが格納された電気的に消去・記録可能な不揮発性メモリであり、例えばEEPROM等が用いられる。この不揮発性メモリ56には、各種パラメータやISO感度などの設定値、また、欠陥画素の出力に対して補正処理を行う際に用いる、欠陥画素の位置情報等の欠陥画素に関する補正用データ等が格納される。
なお、上記補正データとしては、本実施の形態ではCMOS型エリアセンサの製造工場によりチェックされて送られたセンサ個々に対応した補正データが格納されている。しかしながら、本発明の補正データはこれに限るものではなく、カメラにCMOS型エリアセンサを組み込んだ後、新たに欠陥画素に関する情報を作り出して格納させるようにしてもよい。
60、62、64、66及び70は、システム制御回路50の各種の動作指示を入力するための操作手段であり、スイッチやダイアル、タッチパネル、視線検知によるポインティング、音声認識装置等の単数或いは複数の組み合わせで構成される。
ここで、これらの操作手段の具体的な説明を行う。
60はモードダイアルスイッチで、自動撮影モード、プログラム撮影モード、シャッター速度優先撮影モード、絞り優先撮影モード、マニュアル撮影モード、焦点深度優先(デプス)撮影モード等の各機能撮影モードを切り替え設定することができる。他に、ポートレート撮影モード、風景撮影モード、接写撮影モード、スポーツ撮影モード、夜景撮影モード、パノラマ撮影モードなどの各機能撮影モードを切り替え設定することもできる。
62はシャッタースイッチSW1で、不図示のシャッターボタンの操作途中(例えば半押し)でONとなり、AF処理、AE処理、AWB処理、EF処理等の動作開始を指示する。
64はシャッタースイッチSW2で、不図示のシャッターボタンの操作完了(例えば全押し)でONとなり、露光処理、現像処理、及び記録処理からなる一連の処理の動作開始を指示する。まず、露光処理では、撮像素子14から読み出した信号をA/D変換器16、メモリ制御回路22を介して画像データをメモリ30に書き込み、更に、画像処理回路20やメモリ制御回路22での演算を用いた現像処理が行われる。更に、記録処理では、メモリ30から画像データを読み出し、圧縮・伸張回路32で圧縮を行い、記録媒体200あるいは210に画像データを書き込む。
66は再生スイッチであり、撮影モード状態で撮影した画像をメモリ30あるいは記録媒体200、210から読み出して画像表示部28に表示する再生動作の開始を指示する。また、再生スイッチ66を用いて、再生モード、マルチ画面再生・消去モード、PC接続モード等の各機能モードを設定可能に構成してもよい。
70は各種ボタンやタッチパネルなどから成る操作部である。一例として、メニューボタン、セットボタン、マクロボタン、マルチ画面再生改ページボタン、フラッシュ設定ボタン、単写/連写/セルフタイマー切り換えボタン、メニュー移動+(プラス)ボタン、メニュー移動−(マイナス)ボタンを含む。更に、再生画像移動+(プラス)ボタン、再生画像移動−(マイナス)ボタン、撮影画質選択ボタン、露出補正ボタン、日付/時間設定ボタンなども含む。なお、上記プラスボタンおよびマイナスボタンの各機能は、回転ダイアルスイッチを備えることによって、より軽快に数値や機能を選択することが可能となる。また、撮像素子14あるいは画像処理回路20におけるゲインの設定を変更することによりISO感度を設定できるISO感度設定ボタンを含む。
他に、パノラマモード等の撮影および再生を実行する際に各種機能の選択および切り替えを設定する選択/切り替えボタン、パノラマモード等の撮影および再生を実行する際に各種機能の決定および実行を設定する決定/実行ボタンがある。また、画像表示部28のON/OFFを設定する画像表示ON/OFFスイッチ、撮影直後に撮影した画像データを自動再生するクイックレビュー機能を設定するクイックレビューON/OFFスイッチがある。また、JPEG圧縮の圧縮率を選択するため、あるいは撮像素子の信号をそのままディジタル化して記録媒体に記録するCCDRAWモードを選択するためのスイッチである圧縮モードスイッチがある。また、ワンショットAFモードとサーボAFモードとを設定可能なAFモード設定スイッチなどがある。ワンショットAFモードでは、シャッタースイッチSW1(62)を押した際にオートフォーカス動作を開始し、一旦合焦した場合、その合焦状態を保ち続ける。サーボAFモードでは、シャッタースイッチSW1(62)を押している間、連続してオートフォーカス動作を続ける。更に、被写体の撮影後にシャッター12を閉じた遮光状態でダーク画像の撮影を行い、被写体画像からダーク画像の減算処理を行うダーク減算処理モードの設定ボタンも備えている。
72は電源スイッチであり、カメラ本体100の電源オン、電源オフの各モードを切り替え設定可能である。また、カメラ本体100に接続されたレンズユニット300、外部ストロボ、記録媒体200、210等の各種付属装置の電源オン、電源オフの設定も合わせて切り替え設定可能である。
80は電源制御部で、電池検出回路、DC−DCコンバータ、通電するブロックを切り替えるスイッチ回路等により構成されている。電源制御部80は、電池の装着の有無、電池の種類、電池残量の検出を行い、検出結果及びシステム制御回路50の指示に基づいてDC−DCコンバータを制御し、必要な電圧を必要な期間、記録媒体を含む各部へ供給する。
82、84はコネクタ、86はアルカリ電池やリチウム電池等の一次電池やNiCd電池やNiMH電池、Li−ion電池、Liポリマー電池等の二次電池、ACアダプター等からなる電源である。
90及び94はメモリカードやハードディスク等の記録媒体とのインタフェース、92及び96はメモリカードやハードディスク等の記録媒体と接続を行うコネクタである。98はコネクタ92及び/或いは96に記録媒体200或いは210が装着されているか否かを検知する記録媒体着脱検知回路である。
なお、本実施の形態では記録媒体を取り付けるインタフェース及びコネクタを2系統持つものとして説明しているが、記録媒体を取り付けるインタフェース及びコネクタは、単数或いは複数、いずれの系統数を備える構成としても構わない。また、異なる規格のインタフェース及びコネクタを組み合わせて備える構成としても構わない。
インタフェース及びコネクタとしては、種々の記憶媒体の規格に準拠したものを用いて構成することが可能である。例えば、PCMCIA(Personal Computer Memory Card International Association)カードやCF(コンパクトフラッシュ(登録商標))カード、SDカード等である。インタフェース90及び94、そしてコネクタ92及び96をPCMCIAカードやCF(登録商標)カード等の規格に準拠したものを用いて構成した場合、各種通信カードを接続することができる。通信カードとしては、LANカードやモデムカード、USB(Universal Serial Bus)カード、IEEE(Institute of Electrical and Electronic Engineers)1394カードがある。他にも、P1284カード、SCSI(Small Computer System Interface)カード、PHS等がある。これら各種通信カードを接続することにより、他のコンピュータやプリンタ等の周辺機器との間で画像データや画像データに付属した管理情報を転送し合うことができる。
104は光学ファインダであり、撮像レンズ310に入射した光線を、一眼レフ方式によって、絞り312、レンズマウント306、106、ミラー130、132を介して導き、光学像として結像させて表示することが可能である。これにより、画像表示部28による電子ファインダー機能を使用すること無しに、光学ファインダーのみを用いて撮影を行うことが可能である。また、光学ファインダー104内には、通知部54の一部の機能、例えば、合焦状態、手振れ警告、フラッシュ充電、シャッタースピード、絞り値、露出補正などが表示される。
110は通信部で、RS232CやUSB、IEEE1394、P1284、SCSI、モデム、LAN、無線通信、等の各種通信機能を有する。112は通信部110によりカメラ本体100を他の機器と接続するコネクタ或いは無線通信の場合はアンテナである。
120はレンズマウント106内でカメラ本体100をレンズユニット300と接続するためのインターフェースである。
122はカメラ本体100をレンズユニット300と電気的に接続するコネクタである。また、レンズマウント106および/またはコネクタ122にレンズユニット300が装着されているか否かは、不図示のレンズ着脱検知部により検知される。コネクタ122はカメラ本体100とレンズユニット300との間で制御信号、状態信号、データ信号などを伝え合うと共に、各種電源を供給する機能も備えている。また、コネクタ122は電気通信だけでなく、光通信、音声通信などを伝達する構成としてもよい。
200及び210はメモリカードやハードディスク等の記録媒体である。この記録媒体200及び210は、それぞれ、半導体メモリや磁気ディスク等から構成される記録部202及び212、カメラ本体100とのインタフェース204及び214、カメラ本体100と接続を行うコネクタ206及び216を備えている。
記録媒体200及び210としては、PCMCIAカードやコンパクトフラッシュ(登録商標)等のメモリカード、ハードディスク等を用いることができる。また、マイクロDAT、光磁気ディスク、CD−RやCD−WR等の光ディスク、DVD等の相変化型光ディスク等で構成されていても勿論構わない。
なお、本実施の形態における撮像装置として、レンズ交換式の一眼レフタイプのデジタルカメラであるものとして説明したが、レンズや鏡筒が本体と一体化された、いわゆるデジタルコンパクトカメラなどであってもよい。
次に、図4乃至図8を参照して、本発明の実施の形態における上記構成を有する撮像装置の動作を説明する。
図4および図5は本実施の形態における撮像装置の撮影処理手順を示すフローチャートである。この処理プログラムは不揮発メモリ56などの記憶媒体に格納されており、メモリ52にロードされてシステム制御回路50内のCPUによって実行される。
図4において、電池交換等の電源投入により、システム制御回路50はフラグや制御変数等を初期化し(ステップS101)、カメラ本体100の各部に対して必要な所定の初期設定を行う。次に、システム制御回路50は、電源スイッチ72の設定位置を判別し、電源スイッチ72が電源OFFに設定されているか否かを判別する(ステップS102)。電源スイッチ72が電源OFFに設定されている場合、システム制御回路50は、各表示部の表示を終了状態に変更し、フラグや制御変数等を含む必要なパラメータや設定値、設定モードを不揮発性メモリ56に記録する。更に、システム制御回路50は、電源制御部80により画像表示部28を含むカメラ本体100各部の不要な電源を遮断する等の所定の終了処理を行った後(ステップS103)、ステップS102に戻る。
ステップS102で電源スイッチ72がONに設定されている場合、システム制御回路50は、電源制御部80により電池等により構成される電源86の残容量や動作状況がカメラ本体100の動作に問題があるか否かを判断する。問題があるならば(ステップS104でNO)通知部54を用いて画像や音声により所定の警告表示を行った後に(ステップS105)、ステップS102に戻る。
一方、電源86に問題が無いならば(ステップS104でYES)、モードダイアルスイッチ60の設定位置を判断し、モードダイアルスイッチ60が撮影モードに設定されているか否かを判別する(ステップS106)。モードダイアルスイッチ60がその他のモードに設定されている場合は、システム制御回路50は選択されたモードに応じた処理を実行し(ステップS107)、処理を終えたならばステップS102に戻る。モードダイアルスイッチ60が撮影モードに設定されている場合はステップS108へ移行する。
ステップS108では、記録媒体200或いは210が装着されているか否かを判断する。装着されていれば、記録媒体200或いは210に記録された画像データの管理情報を取得する。また、更に、記録媒体200或いは210の動作状態がカメラ本体100の動作、特に記録媒体200或いは210に対する画像データの記録再生動作に問題があるか否かを判別する。問題があると判別された場合は(ステップS108でNO)、ステップS105に進んで通知部54を用いて画像や音声により所定の警告表示を行った後に(ステップS105)、ステップS102に戻る。問題が無いと判別された場合は(ステップS108でYES)、ステップS109へ移行する。
ステップS109では、操作部70のダーク減算処理モードの設定ボタンがダーク減算処理モードに設定されているか否かを判断する。設定されてる場合はステップS110へ移行し、ダーク画像の取り込みと補正を行う指示をするダーク取り込み補正フラグFDRKを「1」に設定した後、ステップS112へ移行する。設定されていない場合は、ステップS111へ移行してダーク取り込み補正フラグFDRKを「0」にし、ステップS112へ移行する。ここで設定されるダーク取り込み補正フラグFDRKが「1」の場合に、撮影後に後述するダーク画像の取り込みと補正処理が行われる。
ステップS112では、通知部54を用いて画像や音声によりカメラ本体100の各種設定状態の通知を行う。ここで、画像表示部28の画像表示スイッチがONである場合、画像表示部28にカメラ本体100の各種設定状態を表示するようにしてもよい。
次に、ステップS113においてシャッタースイッチSW1(62)が押されているか否かを判別し、シャッタースイッチSW1(62)が押されていないならば、ステップS102に戻る。シャッタスイッチSW1(62)が押されている場合は、ステップS114に進む。
ステップS114ではシステム制御回路50は、測距処理を行って撮像レンズ310の焦点を被写体に合わせ、測光処理を行って絞り値及びシャッター速度を決定する測距・測光処理を行う。なお、システム制御回路50は、ここで決定されたシャッター速度に応じて撮像素子14の電荷蓄積時間を決定し、決定された蓄積時間で撮影処理およびダーク取り込み補正処理をそれぞれ行う。また、測光の結果、必要であればフラッシュ・フラグをセットし、フラッシュの設定も行う。
測距・測光処理を終えると、ステップS115に進み、シャッタースイッチSW2(64)が押されているか否かを判別する。シャッタースイッチSW2(64)が押されずに(ステップS115でOFF)、さらにシャッタスイッチSW1(62)も解除されたならば(ステップS116でOFF)、ステップS102に戻る。
シャッタスイッチSW2(64)が押されたならば(ステップS115でON)、システム制御回路50は、撮影した画像データを記憶可能な画像記憶バッファ領域がメモリ30にあるか否かを判別する(ステップS117)。メモリ30の画像記憶バッファ領域内に新たな画像データの記憶可能な領域が無いと判別された場合はステップS118へ進み、通知部54を用いて画像や音声により所定の警告表示を行った後、ステップS102に戻る。
なお、メモリ30の画像記憶バッファ領域内に新たな画像データの記憶可能な領域が無い場合とは、例えば、以下の様な状況が考えられる。メモリ30の画像記憶バッファ領域内に記憶可能な最大枚数の連写撮影を行った直後で、メモリ30から読み出して記憶媒体200或いは210に書き込むべき最初の画像がまだ記憶媒体200或いは210に記録終了していないことがある。この様な場合には、1枚分の空き領域もメモリ30の画像記憶バッファ領域上に確保できない。
なお、撮像した画像を圧縮処理してからメモリ30の画像記憶バッファ領域に記憶する場合、圧縮後の画像データ量が圧縮モードの設定に応じて異なることを考慮する必要がある。そして、記憶可能な領域がメモリ30の画像記憶バッファ領域上にあるか否かをステップS117の処理で判断することになる。
メモリ30に新たな画像を記憶可能な領域があると判別された場合は、ステップS119へ移行する。
ステップS119において、システム制御回路50は撮影処理を実行する。この撮影処理では、所定時間蓄積した電荷を撮像素子14から読み出し、A/D変換器16、画像処理回路20、メモリ制御回路22を介して、或いはA/D変換器16から直接メモリ制御回路22を介して、メモリ30の所定領域に画像データを書き込む。なお、ここで行われる撮影処理については、図6を参照して詳細に後述する。
次に、ステップS120では、ダーク取り込み補正フラグFDRKの状態を判断する。ダーク取り込み補正フラグFDRKが「1」であれば、ダーク取り込みと補正処理を行う設定がされていると判断し、ダーク取り込み補正処理を行うステップS121へ移行する。ダーク取り込み補正フラグFDRKが「0」であれば、ダーク画像の取り込み及びダーク補正処理は行わず、そのままステップへS123へ移行する。
ステップS121では、シャッター21を閉じた状態のまま、ステップS119にて行われた撮影処理と同じ時間、電荷を蓄積する。そして蓄積した電荷を撮像素子14から読み出し、A/D変換器16、画像処理回路20およびメモリ制御回路22を介して、或いはA/D変換器16から直接、メモリ制御回路22を介して、ダーク画像信号としてメモリ30の所定領域に書き込む。また、メモリ30に一時記憶させるとともに、取り込んだダーク画像信号をメディアンフィルタ処理回路501に送り、メディアンフィルタ処理を行い、メモリ30に一時的に記憶する。メディアンフィルタ処理回路501は、詳細は後述するが、処理対象画素周辺の予め設定した範囲内の画像信号の中央値(メディアン値)を選択する回路である。従って、メディアンフィルタ処理を施されたダーク画像信号(処理前のものと区別するために、以下、「補正ダーク画像信号」と呼ぶ。)は、欠陥画素やランダムノイズの影響が低減化されたダーク画像信号となる。なお、本ダーク取り込み補正処理の更なる詳細については図7を参照して後述する。
ステップS122では、システム制御回路50内の減算処理回路502により、ステップS119で撮影した画像データから補正ダーク画像信号を減算し、減算処理された画像データをメモリ30の所定領域に書き込む。
なお、ステップS122における減算処理はそのまま画素単位で施される。また、ここで減算される補正ダーク画像信号は、メディアンフィルタ処理によりランダム成分が低減化されたものであるため、取り込んだダーク画像信号をそのまま減算する場合に比べて、ランダム成分による画質の悪化を抑えることができる。さらに、画素単位での減算による補正処理を行うため、暗電流ムラ等よる画質劣化に対し、二次元的なムラも低減した補正をすることができる。
次に、ステップS123において、欠陥画素の補正処理を行う。ステップS123で行われる欠陥画素の補正処理については、図8を参照して後述する。
ステップS124では、システム制御回路50は、メモリ30の所定領域に書き込まれた画像データの一部をメモリ制御回路22を介して読み出して現像処理を行うために必要なWB積分演算処理、OB(オプティカルブラック)積分演算処理を行う。演算結果はシステム制御回路50の内部メモリあるいはメモリ52に記憶する。システム制御回路50は、メモリ制御回路22、必要に応じて画像処理回路20を用いて、メモリ30の所定領域に書き込まれた撮影画像データを読み出す。そして、システム制御回路50の内部メモリあるいはメモリ52に記憶した演算結果を用いて、AWB処理、ガンマ変換処理、色変換処理を含む各種現像処理を行う。
ステップS125では、システム制御回路50は、メモリ30の所定領域に書き込まれた画像データを読み出して、設定されたモードに応じた画像圧縮処理を圧縮・伸長回路32により行う。そして、メモリ30の画像記憶バッファ領域の空き画像部分に、撮影して一連の処理を終えた画像データの書き込みを行う。
ステップS126において、システム制御回路50は、メモリ30の画像記憶バッファ領域に記憶された処理済みの画像データを読み出す。そして、インターフェース90または94、コネクタ92または96を介して、メモリカードやコンパクトフラッシュ(登録商標)カード等の記録媒体200または210に読み出した画像データを書き込む記録処理を開始する。この記録開始処理は、メモリ30の画像記憶バッファ領域の空き画像部分に、撮影して一連の処理を終えた画像データの書き込みが新たに行われる度に、その画像データに対して実行される。
なお、記録媒体200、201に画像データの書き込みを行っている間、書き込み動作中であることを示すために、通知部54に例えばLEDを点滅させる等の記録媒体書き込み動作表示を行う。
ステップS127では、システム制御回路50は、シャッタースイッチSW1(62)が押されているか否かを判別する。シャッタースイッチSW1(62)が放された状態である場合はステップS102の処理に戻り、シャッタースイッチSW1(62)が押された状態である場合は、ステップS115の処理に戻って次の撮影に備える。これにより、システム制御回路50は、一連の撮影動作を終えてステップS102に戻る。
次に、図6のフローチャートを参照して、図5のステップS119で行われる撮影処理について説明する。
この撮影処理において、システム制御回路50と、絞り制御部340或いはフォーカス制御部342間の各種信号のやり取りは、インターフェース120、コネクタ122及び322、インターフェース320及びレンズシステム制御回路350を介して行われる。
まず、システム制御回路50は、ミラー130をミラー駆動部(図示せず)によってミラーアップ位置に移動させる(ステップS201)。次に、システム制御回路50の内部メモリあるいはメモリ52に記憶された測光データに従い、絞り制御部340によって絞り312を所定の絞り値まで駆動する(ステップS202)。
次に、撮像素子14の電荷クリア動作を行う(ステップS203)。ステップS203の電荷クリア動作が終了すると、撮像素子14の電荷蓄積が始まることになる(ステップS204)。続いて、シャッター制御部40によってシャッター21を開き(ステップS205)、撮像素子14の露光を開始する(ステップS206)。
ステップS207において、フラッシュ・フラグを確認してフラッシュ部48の発光が必要であるか否かを判別し、必要である場合、フラッシュ部48を発光させる(ステップS208)。フラッシュ・フラグが設定されていなければ、ステップS209に進み、測光データに従って撮像素子14の露光終了を待つ。露光が終了すると(ステップS209でYES)、ステップS210に進んでシャッター制御部40によってシャッター21を閉じ(ステップS210)、撮像素子14の露光を終了する。
その後、システム制御回路50は、絞り制御部340によって絞り312を開放の絞り値まで駆動し(ステップS211)、ミラー130をミラー駆動部(不図示)によってミラーダウン位置に移動させる(ステップS212)。
ステップS213において、設定した電荷蓄積時間が経過したか否かを判別する。設定した電荷蓄積時間が経過すると(ステップS213でYES)、システム制御回路50は撮像素子14の電荷蓄積を終了して(ステップS214)、撮像素子14から電荷信号を読み出す(ステップS215)。読み出した電荷信号は、A/D変換器16、画像処理回路20、メモリ制御回路22を介して、或いはA/D変換器16から直接、メモリ制御回路22を介して、メモリ30の所定領域に書き込まれる。
一連の処理を終了すると、撮影処理を終了して、図5に示す処理に戻る。
次に、図7のフローチャートを参照して、図5のステップS121におけるダーク取り込み補正処理について説明する。
まず、撮像素子14の電荷クリア動作を行う(ステップS301)。ステップS301の電荷クリア動作が終了すると、撮像素子14の電荷蓄積が始まることになる(ステップS302)。
ステップS303では、ステップS119の撮影処理における電荷蓄積時間と同時間が経過したか否かを判別する。この電荷蓄積時間が経過すると(ステップS303でYES)、システム制御回路50は撮像素子14の電荷蓄積を終了した後(ステップS304)、撮像素子14から電荷信号を読み出す(ステップS305)。読み出した電荷信号は、A/D変換器16、画像処理回路20、メモリ制御回路22を介して、或いはA/D変換器16から直接、メモリ制御回路22を介して、メモリ30の所定領域にダーク画像信号として書き込まれる(ステップS306)。
ステップS307では、メモリ30から一時的に記憶したダーク画像信号を読み出し、システム制御回路50内にあるメディアンフィルタ処理回路501にてメディアンフィルタ処理を実行する。ここで実行させるメディアンフィルタ処理は、処理対象とする1画素を中心とした縦横5×5の画素範囲における画像信号の中心値を抽出し、その抽出された中心値に置換する処理を行う。
例えば、縦(y、y+1・・y+4)、横(x、x+1・・x+4)、5×5画素の中心座標(x+2、y+2)を処理対象とし、図3に示すような画素出力値が得られているものとする。この場合、5×5画素の範囲内の中心値(メディアン値)は3であるので、処理対象画素(x+2、y+2)の出力値9を、3に置換する処理が行われる。また処理対象画素が画面の四隅などに位置し、縦横5×5画素の範囲がとれない場合については、処理対象とする1画素を中心とする最大範囲(たとえば3×3範囲など)に対してメディアンフィルタ処理が行われる。このようなメディアンフィルタ処理を全画素について行うことで、高周波成分を除いて平滑化することができるため、ノイズ成分となる突出した出力値や周囲画素とのバラツキを抑えた補正ダーク画像信号を得ることができる。
このメディアンフィルタ処理を行った補正ダーク画像信号を撮影した画像データから減算することで、減算によるノイズの増長を抑えると共に、画面内の暗電流ムラが低減された画像を生成することが可能となる。
ステップS308では、メディアンフィルタ処理された補正ダーク画像をメモリ30に書込み、一時的に記憶させる。
一連の処理を終了すると、ダーク取り込み補正処理を終了して、図5の処理に戻る。
次に、図5のステップS123で行われる欠陥画素補正処理について、図8のフローチャートを参照して説明する。
ステップS401では、ダーク取り込み補正フラグFDRKの状態を判断し、ダーク取り込み補正フラグFDRKが「0」であればステップS402へ進む。ステップS402では、不揮発性メモリ56に記憶されているキズ補正データを読み出す。ここでは、欠陥画素の座標(X,Y)を示すアドレスデータおよびその出力レベルが読み出される。その後、ステップS405へ進む。
一方、ダーク取り込み補正フラグFDRKが「1」であれば、ダーク画像の取得が行われているので、ステップS403の処理へ移行する。
ステップS403では、図7のステップS306で記憶されたダーク画像信号と、メディアンフィルタ処理された補正ダーク画像信号とをメモリ30から読み出す。そして、システム制御回路50内の減算処理回路502を用いて、ダーク画像信号から、メディアンフィルタ処理され平滑化された補正ダーク画像信号を減算する。
ステップS404では、ステップS403の減算結果の内、所定の閾値を越える画素を欠陥画素として抽出し、この抽出した欠陥画素のアドレスデータを補正データとして一時記憶する。このように、ダーク画像信号が取得されている場合には、取得したダーク画像信号より欠陥画素の抽出を行う。
ステップS405では、ステップS402で読み出した補正データまたはステップS404で抽出した補正データのいずれかを用いて、欠陥画素に対する補正処理を行う。本実施の形態においてはRGBのベイヤー配列されたCMOSエリアセンサを撮像素子として使用している。そのため、欠陥画素と同色の最近接の上下左右および斜め方向の画素のうち、正常な出力データが得られている画素の平均値データに基づいて補間処理を行う。
なお、補間処理についてはこれに限るものではなく、任意の周辺画素の出力レベルを用いた公知の補間処理であっても無論問題は無い。
このように、ダーク画像信号の取り込みが行われ、新たに欠陥画素の補正用データが作成された場合には、その補正データを用いた補正処理を行う。一方、ダーク画像信号の取り込みが行われていない場合には、不揮発性メモリ56から読み出された補正データを用いて補正処理を行う。
一連の処理を終了すると、欠陥画素補正処理を終了して、図5の処理に戻る。
この欠陥画素補正処理によって、図5のステップS122で行われるダーク減算処理だけでは補正しきれない欠陥画素についても補正がなされることになる。このように、ダーク減算処理と併せて行うことで、画面内における欠陥画素や暗電流成分のバラツキ等による画像への影響を、新たなノイズ分を増加させることなく低減することが可能となる。
なお、上記説明では、ダーク画像信号の取り込みが行われた場合は、ダーク画像信号より抽出した補正用データのみを用いて補正しするものとして説明しているが、本発明はこれに限るものではない。例えば、不揮発性メモリ56に記憶されている補正用データに、新たに抽出された補正データを付加した形で補正をしてもよい。
また、ダーク画像信号の取り込み後に行う欠陥画素補正処理の完了後は、メモリ30に一時記憶させておいたダーク画像信号および補正ダーク画像信号を消去するようにしてもよい。
また、上記実施の形態においては、メディアンフィルタ処理回路501によりダーク画像の補正処理を行っているが、メディアンフィルタ処理回路501の代わりに平均化回路を用いても構わない。そして、平均化回路によって平均化処理されたダーク補正画像を撮影画像から減算処理して補正するようにしてもよい。このようにしても、画面内の暗電流ムラが低減された画像を生成可能であることは言うまでもない。
また、上記実施の形態においては、本撮影後にダーク画像信号の取り込みを行っているが、これに限るものではなく、本撮影の直前および撮像装置の電源投入直後にダーク画像の取り込みを行うようにしてもよい。
上記のように本実施の形態によれば、撮影の前後に取り込んだダーク画像信号に対して、メディアンフィルタ処理等による平滑化補正を行い、撮影画像から、補正ダーク画像を減算処理する。これにより、ノイズ成分を増長させることなく、画面内の暗電流ムラについて局所的な成分も低減化された画像を生成することが可能となる。更に、撮影時と同条件下で得られたダーク画像信号及び補正ダーク画像信号を用いて欠陥画素を抽出し、補正するので、環境温度や蓄積時間の違いによる影響を排除した精度のよい補正が可能となる。上記2種類の補正を行うことで、画面内における欠陥画素や暗電流成分のバラツキ等による画像への影響を、新たなノイズ分を増加させることなく低減することができ、良好な画像を得ることが可能となる。
なお、上記実施の形態では、不揮発性メモリ56に補正データを保持しておき、操作部70のダーク減算処理モードの設定ボタンがダーク減算処理モードに設定されている場合に、ダーク画像信号に基づく欠陥画素補正を行うように制御した。しかしながら本発明はこれに限るものではなく、補正データを保持することなく、常にダーク画像信号の取り込み及びにダーク画像信号に基づく欠陥画素補正を行うように構成しても良い。その場合、補正データを予め不揮発性メモリ56に保持しておく必要が無く、また、ダーク減算処理モードの設定ボタンも不要になる。
或いは、不揮発性メモリ56に補正データを保持したまま、常にダーク画像信号の取り込み及びにダーク画像信号に基づく欠陥画素補正を行うように構成しても良い。その場合、不揮発性メモリ56に記憶されている補正用データに、新たに抽出された補正データを付加した形で補正を行えばよい。その場合には、ダーク減算処理モードの設定ボタンが不要になる。
本発明の実施の形態における撮像装置の構成を示すブロック図である。 ベイヤー配列を示した図である。 本発明の実施の形態におけるメディアンフィルタ処理の一例を説明するための図である。 本発明の実施の形態における撮像装置の撮影処理手順を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態における撮像装置の撮影処理手順を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態における撮影ルーチンを示すフローチャートである。 本発明の実施の形態におけるダーク取り込み補正処理ルーチンを示すフローチャートである。 本発明の実施の形態における欠陥画素補正処理ルーチンを示すフローチャートである。
符号の説明
12:シャッター、14:撮像素子、16:A/D変換器、18:タイミング発生回路、20:画像処理回路、22:メモリ制御回路、24:画像表示メモリ、26:D/A変換器、28:画像表示部、30:メモリ、32:圧縮伸長回路、40:シャッター制御部、42:測距制御部、46:測光制御部、48:フラッシュ、50:システム制御回路、52:メモリ、54:通知部、56:不揮発性メモリ、60:モードダイアルスイッチ、62:シャッタースイッチSW1、64:シャッタースイッチSW2、66:再生スイッチ、70:操作部、72:電源スイッチ、80:電源制御部、82、84:コネクタ、86:電源、90、94:入出力I/F、92、96:コネクタ、98:記録媒体着脱検知部、100:カメラ本体、104:光学ファインダ、110:通信部、112:コネクタ(アンテナ)、106、306:レンズマウント、122、322:コネクタ、120:インターフェース、130、132:ミラー、200、210:記録媒体、202、212:記録部、204、214:インターフェース、206、216:コネクタ、300:レンズユニット、310:撮像レンズ、312:絞り、320:インターフェース、340:絞り制御部、342:フォーカス制御部、344:ズーム制御部、350:レンズシステム制御回路

Claims (14)

  1. 複数の画素を備える撮像素子と、
    前記撮像素子を遮光した状態で取得したダーク画像信号を平滑化する平滑化手段と、
    前記撮像素子から被写体を撮像して得た被写体画像信号から、前記平滑化後のダーク画像信号を減ずる減算手段と、
    前記減算手段に、前記平滑化前の黒画素信号から、前記平滑化後のダーク画像信号を各画素毎に減算させ、得られた差が予め設定された範囲外にある画素を、前記撮像素子の欠陥画素として抽出する抽出手段と、
    前記減算手段により前記ダーク画像信号を減算した被写体画像信号の内、前記抽出手段により抽出された欠陥画素の画像信号を、当該欠陥画素の周辺画素の画像信号を用いて補正する補正手段と
    を有することを特徴とする撮像装置。
  2. 予め取得した前記撮像素子の欠陥画素の位置情報を少なくとも保持する記憶手段を更に有し、
    前記補正手段は、前記記憶手段に記憶された欠陥画素の画像信号を更に補正することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 予め取得した前記撮像素子の欠陥画素の位置情報を少なくとも保持する記憶手段を更に有し、
    前記補正手段は、前記ダーク画像信号を取得しなかった場合に、前記記憶手段に記憶された欠陥画素の画像信号を補正することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  4. ダーク画像信号を取得するか否かを設定する為の設定手段を更に有し、
    前記設定手段によりダーク画像信号を取得すると設定されている場合に、前記ダーク画像信号を取得することを特徴とする請求項3に記載の撮像装置。
  5. 前記ダーク画像信号は、前記被写体を撮影したときの電荷蓄積時間と同じ時間、前記撮像素子を遮光した状態で電荷を蓄積して取得することを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の撮像装置。
  6. 前記平滑化手段は、メディアンフィルタ処理または平均化処理を行うことを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の撮像装置。
  7. 複数の画素を備える撮像素子から出力される画像信号を補正する補正方法であって、
    被写体を撮影して被写体画像信号を取得する第1の撮像工程と、
    前記撮像素子を遮光した状態で撮影を行ってダーク画像信号を取得する第2の撮像工程と、
    前記第2の撮像工程で取得したダーク画像信号を平滑化する平滑化工程と、
    前記第1の撮像工程で取得した被写体画像信号から、前記平滑化後のダーク画像信号を減ずる減算工程と、
    前記平滑化前の黒画素信号から、前記平滑化後のダーク画像信号を各画素毎に減算し、得られた差が予め設定された範囲外にある画素を、前記撮像素子の欠陥画素として抽出する抽出工程と、
    前記減算工程において前記ダーク画像信号を減算した被写体画像信号の内、前記抽出工程により抽出された欠陥画素の画像信号を、当該欠陥画素の周辺画素の画像信号を用いて補正する補正工程と
    を有することを特徴とする補正方法。
  8. 記憶手段に記憶された、予め取得した前記撮像素子の欠陥画素の位置情報を読み出す読み出し工程を更に有し、
    前記補正工程では、前記読み出し工程で読み出した欠陥画素の画像信号を更に補正することを特徴とする請求項7に記載の補正方法。
  9. 記憶手段に記憶された、予め取得した前記撮像素子の欠陥画素の位置情報を読み出す読み出し工程を更に有し、
    前記補正工程では、前記ダーク画像信号を取得しなかった場合に、前記読み出し工程で読み出された欠陥画素の画像信号を補正することを特徴とする請求項7に記載の補正方法。
  10. ダーク画像信号を取得するか否かを設定する為の設定工程を更に有し、
    前記設定工程によりダーク画像信号を取得すると設定されている場合に、前記第2の撮像工程を実施してダーク画像信号を取得することを特徴とする請求項9に記載の補正方法。
  11. 前記第2の撮像工程では、前記第1の撮像工程における電荷蓄積時間と同じ時間、前記撮像素子を遮光した状態で電荷を蓄積して、ダーク画像信号を取得することを特徴とする請求項7乃至10のいずれかに記載の補正方法。
  12. 前記第2の撮像工程は、前記第1の撮像工程に先だって実行されることを特徴とする請求項7乃至11のいずれかに記載の補正方法。
  13. 前記第2の撮像工程は、前記第1の撮像工程の実行後に行われることを特徴とする請求項7乃至11のいずれかに記載の補正方法。
  14. 前記平滑化工程では、メディアンフィルタ処理または平均化処理を行うことを特徴とする請求項7乃至13のいずれかに記載の補正方法。
JP2005373521A 2005-12-26 2005-12-26 撮像装置及び補正方法 Expired - Fee Related JP4378341B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005373521A JP4378341B2 (ja) 2005-12-26 2005-12-26 撮像装置及び補正方法
US11/614,402 US7804533B2 (en) 2005-12-26 2006-12-21 Image sensing apparatus and correction method

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005373521A JP4378341B2 (ja) 2005-12-26 2005-12-26 撮像装置及び補正方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007180616A true JP2007180616A (ja) 2007-07-12
JP4378341B2 JP4378341B2 (ja) 2009-12-02

Family

ID=38193141

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005373521A Expired - Fee Related JP4378341B2 (ja) 2005-12-26 2005-12-26 撮像装置及び補正方法

Country Status (2)

Country Link
US (1) US7804533B2 (ja)
JP (1) JP4378341B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010075219A (ja) * 2008-09-24 2010-04-08 Konica Minolta Medical & Graphic Inc 欠陥画素判定方法、欠陥画素判定プログラム、放射線画像検出器を用いた画像生成方法、放射線画像検出器、及び放射線画像生成システム
US20150197098A1 (en) * 2014-01-13 2015-07-16 Toshiba Tec Kabushiki Kaisha Thermal printer and method for checking disconnection
CN113497905A (zh) * 2020-04-01 2021-10-12 佳能株式会社 光电转换设备、成像系统和移动物体

Families Citing this family (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7804532B2 (en) * 2005-04-27 2010-09-28 Nikon Corporation Noise reducing device, electronic camera, and image processing program for reducing image noise by using blackout image
KR100819288B1 (ko) * 2006-10-20 2008-04-02 삼성전자주식회사 저조도 노이즈를 검출하는 방법 및 이를 위한 영상 압축장치
EP1944963B1 (en) * 2007-01-12 2011-11-30 STMicroelectronics (Research & Development) Limited Image Sensor Systems Having Improved Noise Performance
JP5084366B2 (ja) * 2007-06-21 2012-11-28 キヤノン株式会社 撮像装置及び撮像装置の制御方法
JP4931238B2 (ja) * 2007-08-14 2012-05-16 キヤノン株式会社 撮像装置及びその駆動方法
US20090262205A1 (en) * 2008-04-21 2009-10-22 Dana Stephen Smith Voice activated headset imaging system
JP5274101B2 (ja) * 2008-05-19 2013-08-28 キヤノン株式会社 放射線画像処理装置、放射線画像処理方法及びプログラム
TWI383332B (zh) * 2009-05-08 2013-01-21 Chunghwa Picture Tubes Ltd 影像處理裝置及其方法
JP5521460B2 (ja) * 2009-09-18 2014-06-11 ソニー株式会社 撮像装置および方法、電子機器、並びにプログラム
JP5889323B2 (ja) * 2011-10-12 2016-03-22 キヤノン株式会社 撮像装置及び撮像装置の制御方法
WO2013054403A1 (ja) * 2011-10-12 2013-04-18 キヤノン株式会社 撮像装置及び撮像装置の制御方法
CN105682534B (zh) * 2013-12-25 2017-10-27 奥林巴斯株式会社 内窥镜系统以及像素校正方法
AU2015212609B2 (en) 2014-01-28 2019-05-09 Mbda Uk Limited Improved imaging method and apparatus
GB2522479B (en) * 2014-01-28 2020-08-12 Mbda Uk Ltd Improved imaging method and apparatus
WO2016035401A1 (ja) * 2014-09-03 2016-03-10 オリンパス株式会社 内視鏡装置
DE102019134473A1 (de) * 2019-12-16 2021-06-17 Hoya Corporation Live-Kalibrierung
JP2023010159A (ja) * 2021-07-09 2023-01-20 株式会社ソシオネクスト 画像処理装置および画像処理方法

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0865506A (ja) 1994-08-25 1996-03-08 Fuji Xerox Co Ltd 画像読み取り装置
US6101287A (en) * 1998-05-27 2000-08-08 Intel Corporation Dark frame subtraction
US6529622B1 (en) * 1998-10-30 2003-03-04 General Electric Company Method and apparatus for identifying defective regions in a discrete pixel detector
US6747697B1 (en) * 2000-07-12 2004-06-08 Koninklijke Philips Electronics, N.V. Method and apparatus for digital image defect correction and noise filtering
JP3636046B2 (ja) * 2000-07-31 2005-04-06 株式会社日立国際電気 固体撮像素子の画素欠陥検出方法およびその方法を用いた撮像装置
JP4379764B2 (ja) 2001-06-28 2009-12-09 シャープ株式会社 固体撮像装置の固定パターンノイズ抑制方法及び固体撮像装置
JP4337356B2 (ja) 2002-02-07 2009-09-30 株式会社ニコン 画像信号のノイズを低減する信号処理装置、信号処理プログラムおよび信号処理方法
JP2003333435A (ja) 2002-03-08 2003-11-21 Canon Inc 補正処理装置、撮像装置、補正処理方法、補正処理コンピュータプログラム
JP2004248006A (ja) 2003-02-14 2004-09-02 Nikon Corp 電子カメラ、ノイズ除去装置、およびノイズ除去プログラム
JP2005057691A (ja) 2003-08-07 2005-03-03 Canon Inc 撮像装置及び方法
JP4331553B2 (ja) * 2003-09-17 2009-09-16 オリンパス株式会社 撮像装置
JP2005110176A (ja) * 2003-10-02 2005-04-21 Nikon Corp ノイズ除去方法、ノイズ除去処理プログラム、およびノイズ除去装置
JP4517638B2 (ja) 2003-12-12 2010-08-04 ソニー株式会社 固体撮像装置、画像入力装置、および、固体撮像装置のノイズ除去方法

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010075219A (ja) * 2008-09-24 2010-04-08 Konica Minolta Medical & Graphic Inc 欠陥画素判定方法、欠陥画素判定プログラム、放射線画像検出器を用いた画像生成方法、放射線画像検出器、及び放射線画像生成システム
US20150197098A1 (en) * 2014-01-13 2015-07-16 Toshiba Tec Kabushiki Kaisha Thermal printer and method for checking disconnection
US9096072B1 (en) * 2014-01-13 2015-08-04 Toshiba Tec Kabushiki Kaisha Thermal printer and method for checking disconnection
CN113497905A (zh) * 2020-04-01 2021-10-12 佳能株式会社 光电转换设备、成像系统和移动物体
CN113497905B (zh) * 2020-04-01 2024-03-12 佳能株式会社 光电转换设备、成像系统和移动物体

Also Published As

Publication number Publication date
US7804533B2 (en) 2010-09-28
JP4378341B2 (ja) 2009-12-02
US20070146508A1 (en) 2007-06-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4378341B2 (ja) 撮像装置及び補正方法
JP4989385B2 (ja) 撮像装置及びその制御方法及びプログラム
JP2007174124A (ja) 撮像装置及び補正方法
JP2005045552A (ja) 撮像装置及び方法
JP4761570B2 (ja) 撮像装置及びその制御方法及びプログラム及び記憶媒体
JP2001028713A (ja) 画像処理装置及びその制御方法並びにメモリ媒体
JP5094324B2 (ja) 撮像装置
JP4819479B2 (ja) 撮像装置及び画像データの補正方法
JP3605084B2 (ja) 画像データ補正装置、画像処理装置、画像データ補正方法、プログラム、及び記憶媒体
JP2005292740A (ja) 電子カメラ
JP2003333434A (ja) 撮像装置、撮像方法、プログラムおよび記憶媒体
JP4411053B2 (ja) 撮像装置及びその制御方法、並びに制御プログラム及び記憶媒体
JP4393177B2 (ja) 撮像装置および撮像方法
JP2006109162A (ja) 撮像装置、撮像方法、プログラム及び記憶媒体
JP2020043398A (ja) 撮像装置及びその制御方法、プログラム、記憶媒体
JP4682104B2 (ja) 撮像装置
JP2005057691A (ja) 撮像装置及び方法
JP2006042258A (ja) 撮像装置及びその制御方法
JP2005051697A (ja) 撮像装置
JP2006060409A (ja) 撮像装置及びその制御方法
JP2009302778A (ja) 撮像装置及びその制御方法
JP4307320B2 (ja) 撮像装置
JP2006108878A (ja) 撮像装置
JP2007201735A (ja) 撮像装置及びその制御方法
JP2013197839A (ja) 撮像装置、その制御方法及びプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090216

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090414

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090904

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090914

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4378341

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120918

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120918

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130918

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees