JP2006042258A - 撮像装置及びその制御方法 - Google Patents

撮像装置及びその制御方法

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Abstract

【課題】 従来のようにメモリやセンサを設けることなく、ランダム成分ノイズのような画像データのノイズに対する影響を考慮しつつ、撮像手段のノイズ除去を実行可能とする。
【解決手段】 撮像手段から出力される画像データのうち所定領域に該当する第1の画像データのノイズレベルを算出し(ステップS303)、算出される第1の画像データのノイズレベルに応じて(ステップS305)、撮像手段のノイズを除去する(ステップS306、307)。
【選択図】 図5

Description

本発明は、撮像手段の暗電流ノイズ等のノイズを除去可能な撮像装置及びその制御方法に関するものである。
近年、デジタルカメラ、携帯電話等に用いられるCCDなどの撮像素子は、小型化・高画素化が進み、撮像素子の暗電流ノイズ、ランダム成分ノイズが増加する傾向にある。また、撮像素子の感度低下が著しく、所望の信号レベルを得るために信号処理での増幅度が大きくなり、撮影画像のノイズ増加が大きな問題となってきている。
従来例では、撮像素子の暗電流ノイズの影響を除去(以下、ノイズリダクションと称す)するために、本撮影画像と遮光時のダーク画像を減算する手法が例えば特許文献1に開示されている。
しかし、ノイズリダクションを行うと、暗電流ノイズは除去されるが、ランダム成分ノイズは増加するという問題がある。例えば特許文献2では、暗電流ノイズは温度変化の影響を受ける性質を考慮し、あらかじめ各温度における撮像素子の遮光部出力電圧値をメモリに保存し、本撮影画像の出力電圧と比較する手法を提案している。これにより、暗電流ノイズの影響が大きいときのみノイズリダクションを行い、ランダム成分ノイズの影響を抑えている。
特開平6−54261号公報 特開平6−350925号公報
しかしながら、特許文献2に開示される発明のように、各温度におけるデータを保存するにはメモリ容量が必要となり、また、データ取得のために時間を費やすこととなる。また、温度取得のためのセンサが必要となり、センサを配置する位置にも制約が生じる。
従って、本発明の目的は、従来のように大容量のメモリやセンサを設けることなく、ランダム成分ノイズのような画像データのノイズに対する影響を考慮しつつ、撮像手段のノイズ除去を実行可能とすることにある。
本発明の撮像装置は、一部分が遮光された複数の光電変換部を有し、被写体像を撮像する撮像手段と、前記撮像手段を遮光する遮光手段と、前記遮光手段によって、前記撮像手段を遮光した状態で、前記撮像手段で得られた第1の信号を用いて、前記撮像手段を遮光せずに、前記撮像手段で得られた第2の信号を補正する補正手段と、前記撮像手段の遮光された領域からの第3の信号に基づいて、前記補正手段の動作を行うか否かを制御する制御手段とを有することを特徴とする。
本発明の撮像装置の制御方法は、一部分が遮光された複数の光電変換部を有し、被写体像を撮像する撮像手段を有する撮像装置の制御方法であって、前記撮像手段を遮光した状態で、前記撮像手段で得られた第1の信号を用いて、前記撮像手段を遮光せずに、前記撮像手段で得られた第2の信号を補正する補正ステップと、前記撮像手段の遮光された領域からの第3の信号に基づいて、前記補正手段の動作を行うか否かを制御する制御ステップとを含むことを特徴とする。
本発明のプログラムは、前記撮像装置の制御方法をコンピュータに実行させることを特徴とする。
本発明のコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、前記プログラムを記録したことを特徴とする。
本発明によれば、例えばランダム成分ノイズ等の画像データのノイズが低く、そのノイズに対する影響が低く抑えられる場合に撮像手段のノイズ除去を実行することが可能となる。従って、従来のように大容量のメモリやセンサを設けることなく、画像データのノイズに対する影響を考慮しつつ撮像手段のノイズ除去を実行することが可能となる。
以下、本発明を適用した好適な実施形態を、添付図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は本発明の一実施形態に係る撮像装置の外観の一例を示す図である。
図1において1はデジタルカメラ、2は本体部、10は撮影レンズ、48はストロボ発光部、54はモード表示用LCD、62はレリーズスイッチ、72は録画・再生・パソコンとの通信用等のモード切り替えスイッチ、104は光学ファインダである。
<撮像システムの構成説明>
図2は、本発明の一実施形態に係る撮像装置の内部構成を示す図である。
図2において、10は撮影レンズ、12は絞り機能を備えるシャッタ、14は光学像を電気信号に変換する撮像素子、16は撮像素子14のアナログ信号出力をデジタル信号に変換するA/D変換器である。
18は撮像素子14、A/D変換器16、D/A変換器26にクロック信号や制御信号を供給するタイミング発生回路であり、メモリ制御回路22及びシステム制御回路50により制御される。
20は画像処理回路であり、A/D変換器16からのデータ或いはメモリ制御回路22からのデータに対して所定の画素補間処理や色変換処理を行う。また、画像処理回路20においては、撮像した画像データを用いて所定の演算処理を行い、得られた演算結果に基づいてシステム制御回路50が露光制御手段40、測距制御手段42に対して制御を行う、TTL(スルー・ザ・レンズ)方式のAF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、EF(ストロボプリ発光)処理を行っている。
さらに、画像処理回路20においては、撮像した画像データを用いて所定の演算処理を行い、得られた演算結果に基づいてTTL方式のAWB(オートホワイトバランス)処理も行っている。
22はメモリ制御回路であり、A/D変換器16、タイミング発生回路18、画像処理回路20、画像表示メモリ24、D/A変換器26、メモリ30、圧縮・伸長回路32を制御する。
A/D変換器16のデータが画像処理回路20、メモリ制御回路22を介して、或いはA/D変換器16のデータが直接メモリ制御回路22を介して、画像表示メモリ24或いはメモリ30に書き込まれる。
24は画像表示メモリ、26はD/A変換器、28はTFT LCD等から成る画像表示部であり、画像表示メモリ24に書き込まれた表示用の画像データはD/A変換器26を介して画像表示部28により表示される。画像表示部28を用いて撮像した画像データを逐次表示すれば、電子ファインダ機能を実現することが可能である。
30は撮影した静止画像や動画像を格納するためのメモリであり、所定枚数の静止画像や所定時間の動画像を格納するのに十分な記憶量を備えている。これにより、複数枚の静止画像を連続して撮影する連写撮影やパノラマ撮影の場合にも、高速かつ大量の画像書き込みをメモリ30に対して行うことが可能となる。また、メモリ30はシステム制御回路50の作業領域としても使用することが可能である。
32は適応離散コサイン変換(ADCT)、ウェーブレット変換等により画像データを圧縮伸長する圧縮・伸長回路であり、メモリ30に格納された画像を読み込んで圧縮処理或いは伸長処理を行い、処理を終えたデータをメモリ30に書き込む。
40は絞り機能を備えるシャッタ12を制御する露光制御手段であり、ストロボ48と連携することによりストロボ調光機能も有するものである。
42は撮影レンズ10のフォーカシングを制御する測距制御手段、44は撮影レンズ10のズーミングを制御するズーム制御手段、46はバリアである保護手段102の動作を制御するバリア制御手段である。
48はストロボであり、AF補助光の投光機能、ストロボ調光機能も有する。露光制御手段40、測距制御手段42はTTL方式を用いて制御されており、撮像した画像データを画像処理回路20によって演算した演算結果に基づき、システム制御回路50が露光制御手段40、測距制御手段42に対して制御を行う。
50は撮像装置100全体を制御するシステム制御回路、52はシステム制御回路50の動作用の定数、変数、プログラム等を記憶するメモリである。
54はシステム制御回路50でのプログラムの実行に応じて、文字、画像、音声等を用いて動作状態やメッセージ等を表示する液晶表示装置、スピーカ等の表示部であり、撮像装置100の操作部近辺の視認し易い位置に単数或いは複数個所設置され、例えばLCDやLED、発音素子等の組み合わせにより構成されている。
また、表示部54は、その一部の機能が光学ファインダ104内に設置されている。表示部54の表示内容のうち、LCD等に表示するものとしては、例えば、シングルショット/連写撮影表示、セルフタイマ表示、圧縮率表示、記録画素数表示、記録枚数表示、残撮影可能枚数表示、シャッタスピード表示、絞り値表示、露出補正表示、ストロボ表示、赤目緩和表示、マクロ撮影表示、ブザー設定表示、時計用電池残量表示、電池残量表示、エラー表示、複数桁の数字による情報表示、記録媒体200の着脱状態表示、通信I/F動作表示、日付け・時刻表示、外部コンピュータとの接続状態を示す表示、等がある。
また、表示部54の表示内容のうち、光学ファインダ104内に表示するものとしては、例えば、合焦表示、撮影準備完了表示、手振れ警告表示、ストロボ充電表示、ストロボ充電完了表示、シャッタスピード表示、絞り値表示、露出補正表示、記録媒体書き込み動作表示、等がある。
さらに、表示部54の表示内容のうち、LED等に表示するものとしては、例えば、合焦表示、撮影準備完了表示、手振れ警告表示、手振れ警告表示、ストロボ充電表示、ストロボ充電完了表示、記録媒体書き込み動作表示、マクロ撮影設定通知表示、二次電池充電状態表示、等がある。
そして、表示部54の表示内容のうち、ランプ等に表示するものとしては、例えば、セルフタイマ通知ランプ、等がある。このセルフタイマ通知ランプは、AF補助光と共用して用いても良い。
56は電気的に消去・記録可能な不揮発性メモリであり、例えばEEPROM、フラッシュメモリ等が用いられる。
60、62、64、70及び72は、システム制御回路50の各種の動作指示を入力するための操作手段であり、スイッチやダイアル、タッチパネル、視線検知によるポインティング、音声認識装置等の単数或いは複数の組み合わせで構成される。
ここで、これらの操作手段の具体的な説明を行う。60は電源スイッチ(メインスイッチ)で、画像処理装置100の電源オン、電源オフの各モードを切り替え設定することが出来る。また、画像処理装置100に接続された各種付属装置の電源オン、電源オフの設定も合わせて切り替え設定することが出来る。
62はシャッタスイッチSW1で、不図示のシャッタボタンの操作途中でONとなり、AF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、AWB(オートホワイトバランス)処理、EF(ストロボプリ発光)処理等の動作開始を指示する。
64はシャッタスイッチSW2で、不図示のシャッタボタンの操作完了でONとなり、撮像素子14から読み出した信号をA/D変換器16、メモリ制御回路22を介してメモリ30に画像データを書き込む露光処理、画像処理回路20やメモリ制御回路22での演算を用いた現像処理、メモリ30から画像データを読み出し、圧縮・伸長回路32で圧縮を行い、記録媒体200に画像データを書き込む記録処理という一連の処理の動作開始を指示する。
70は各種ボタンやタッチパネル等からなる操作部で、メニューボタン、セットボタン、マクロボタン、マルチ画面再生改ページボタン、ストロボ設定ボタン、単写/連写/セルフタイマ切り替えボタン、メニュー移動+(プラス)ボタン、メニュー移動−(マイナス)ボタン、再生画像移動+(プラス)ボタン、再生画像−(マイナス)ボタン、撮影画質選択ボタン、露出補正ボタン、日付/時間設定ボタン、画像表示ON/OFFボタン、圧縮モードスイッチ、撮影直後に撮影した画像データを画像表示部28を用いて自動再生表示するクイックレビュー機能を設定するクイックレビュースイッチ、撮影及び或いは再生を実行する際に各種機能の選択及び切り替えを設定する選択/切り替えスイッチ、撮影及び或いは再生を実行する際に各種機能の決定及び実行を設定する決定/実行スイッチ等がある。
なお、圧縮モードスイッチにおいては、JPEG(Joint Photographic Expert Gpoup)圧縮の圧縮率を選択するため、或いは撮像素子の信号をそのままデジタル化して記録媒体に記録するCCDRAWモードを選択するためのスイッチである。
JPEG圧縮のモードは、例えばノーマルモードとファインモードが用意されている。撮像装置100の利用者は、撮影した画像のデータサイズを重視する場合はノーマルモードを、撮影した画像の画質を重視する場合はファインモードを、それぞれ選択して撮影を行うことが出来る。
JPEG圧縮のモードに於いては、撮像素子14から読み出されてA/D変換器16、画像処理回路20、メモリ制御回路22を介して、メモリ30に書き込まれた画像データを読み出し、圧縮・伸長回路32により設定した圧縮率に圧縮し、記録媒体200に記録を行う。
CCDRAWモードでは、撮像素子14の色フィルタの画素配列に応じて、ライン毎にそのまま画像データを読み出して、A/D変換器16、メモリ制御回路22を介して、メモリ30に書き込まれた画像データを読み出し、記録媒体200に記録を行う。
72はモードダイアルスイッチで、自動撮影モード、撮影モード、パノラマ撮影モード、再生モード、マルチ画面再生・消去モード、PC接続モード等の各機能モードを切り替え設定することが出来る。
80は電源制御手段で、電池検出回路、DC−DCコンバータ、通電するブロックを切り替えるスイッチ回路等により構成されており、電池の装着の有無、電池の種類、電池残量の検出を行い、検出結果及びシステム制御回路50の指示に基づいてDC−DCコンバータを制御し、必要な電圧を必要な期間、記録媒体を含む各部へ供給する。
82はコネクタ、84はコネクタ、86はアルカリ電池やリチウム電池等の一次電池やNiCd電池やNiMH電池、Li−ion電池等の二次電池、ACアダプタ等からなる電源手段である。
90はメモリカードやハードディスク等の記録媒体とのインタフェース、92はメモリカードやハードディスク等の記録媒体と接続を行うコネクタである。
102は、撮像装置100のレンズ10を含む撮像部を覆う事により、撮像部の汚れや破損を防止するバリアである保護手段である。
104は光学ファインダであり、画像表示部28による電子ファインダ機能を使用すること無しに、光学ファインダのみを用いて撮影を行うことが可能である。また、光学ファインダ104内には、表示部54の一部の機能、例えば、合焦表示、手振れ警告表示、ストロボ充電表示、シャッタスピード表示、絞り値表示、露出補正表示などが設置されている。
200はメモリカードやハードディスク等の記録媒体である。記録媒体200は、半導体メモリや磁気ディスク等から構成される記録部202、撮像装置100とのインタフェース204、撮像装置100と接続を行うコネクタ206を備えている。なお、記録媒体200は本実施形態では撮像装置100に内蔵される構成として説明している。
<撮像装置100の動作説明>
図3は本実施形態における撮像装置100の主ルーチンのフローチャートを示す。
電池交換等の電源投入により、システム制御回路50はフラグや制御変数等を初期化すると共に、撮像装置100各部の初期化処理を行う(S101)。
システム制御回路50は、電源スイッチ60の設定位置を判断し、電源スイッチ60が電源OFFに設定されていたならば(S102)、各表示部の表示を終了状態に変更し、フラグや制御変数等を含む必要なパラメータや設定値、設定モードを不揮発性メモリ56に記録し、電源制御手段80により画像表示部28を含む撮像装置100各部の不要な電源を遮断する等の所定の終了処理を行った後(S103)、S102に戻る。
電源スイッチ60が電源ONに設定されていたならば(S102)、S104に進む。システム制御回路50は、電源制御手段80により電池等により構成される電源86の残容量や動作情況が撮像装置100の動作に問題があるか否かを判断し(S104)、問題があるならば表示部54及び/或いは画像表示部28を用いて画像や音声により所定の警告表示を行った後に(S105)、S102に戻る。電源86に問題が無いならば(S104)、S106に進む。
システム制御回路50は、表示部54を用いて画像や音声により撮像装置100の各種設定状態の表示を行う。なお、画像表示部28の画像表示がONであったならば、画像表示部28も用いて画像や音声により撮像装置100の各種設定状態の表示を行う(S106)。
システム制御回路50は、モードダイアル72の設定位置を判断し、モードダイアル72が撮影モードに設定されていなかったならば(S107)、S109に進む。
モードダイアル72が撮影モードに設定されていたならば(S107)、システム制御回路50は、撮影モード処理を実行し(S108)、処理を終えたならばS102に戻る。この撮影モード処理(S108)の詳細は図4を用いて後述する。
システム制御回路50は、モードダイアル72の設定位置を判断し、モードダイアル72が再生モードに設定されていなかったならば(S109)、S102に戻る。
モードダイアル72が再生モードに設定されていたならば(S109)、再生モード処理を実行し(S110)、処理を終えたならばS102に戻る。上記のように、撮像装置100の利用者は、撮像装置100を携帯して撮影、再生を随時行うことが可能である。
図4は、図3のS108の撮影モード処理の詳細なフローチャートを示す。
システム制御回路50は、操作部70が備える各種スイッチの操作により、ユーザによって撮影に関する各種設定の変更が行われたならば(S201)、変更された内容に応じて、撮影に関する動作設定を変更する(S202)。
システム制御回路50は、シャッタスイッチSW1が押されていないならば(S203)、撮影モード処理ルーチン(S108)を終了する。
シャッタスイッチSW1が押されたならば(S203)、システム制御回路50は、撮像手段を起動し(S204)、撮像素子14からの画像信号データを用いて所定の演算処理を行い、得られた演算結果に基づいて測距制御手段に対し測距処理を行ってレンズ10の焦点を被写体に合わせAF制御を行う(S205)。
システム制御回路50は、露光制御手段40を起動して、適正露出にするように絞り手段、シャッタ手段を用い、絞り制御値、シャッタ制御値、撮像感度値から被写体輝度を算出するAE制御を行う(S206)。次に、システム制御回路50は、撮像素子14からの画像信号データを用いて所定の演算処理を行い、得られた演算結果がホワイトバランスとして適正と判断されるまで画像処理回路20を用いて、AWB(オートホワイトバランス)制御を行う(S207)。
次に、64のシャッタスイッチSW2が押されたら(S208)、システム制御回路50は、露光制御手段40を起動して、適正に調光できるようにEF制御(S209)を行う。
次に、ノイズリダクションシーケンスに入り、ノイズリダクションを行うか否かを判断する(S210)。
そして、インタフェース90或いは94、コネクタ92を介して、メモリカードやコンパクト(登録商標)フラッシュカード等の記録媒体200への画像データ書き込みを行う(S211)。64のシャッタスイッチSW2が押されない場合、SW2が押されるまで待機する。
続いて、図5にノイズリダクションシーケンス(S210)のフローチャートを示す。
システム制御回路50は、シャッタスイッチSW2が押されたら(S208)、EF制御(S209)を行い、本露光(S301)を開始する。本露光(S301)によって撮像素子14から読み出した信号は、A/D変換器16によってデジタル信号に変換され、メモリ制御回路22を介してメモリ30に画像データが書き込まれる。メモリ30に書き込まれた画像データのうち、撮像素子の遮光領域(オプティカルブラック領域(以下、OB領域と称す))のデータは、メモリ制御回路22を介して画像処理回路20に送られる(S302)。画像処理回路20では、OB領域画像データの標準偏差X1を算出し(S303)、演算結果はメモリ30で保持される。
ここで、図6は撮像素子14のOB領域を示している。画像処理回路20に送られる画像データ(S302)は、図6のOB領域であれば任意の領域をとることが可能である。画像処理回路20での演算は、標準偏差に限らず、平均値など信号のランダム成分ノイズレベルを検出可能な演算であれば演算方法は問わない。
次に、システム制御回路50は、画像処理回路20において、撮像素子14より読み出される各フィールドの信号データから、そのフィールドのOB領域画像データを減算し、減算により得られた画像データ、即ち露光領域の画像データの標準偏差X2を算出する(S304)。ここで、減算を行う画像データは、フィールドごとではなく、1フィールドの異なるOB領域を用いて減算しても構わない。
次に、X1とX2の値を比較し(S305)、露光領域の画像データのランダム成分ノイズが、OB領域画像データのランダム成分ノイズレベルより低ければ、即ちX1>X2であればS306に進み、露光領域の画像データのランダム成分ノイズが、OB領域画像データのランダム成分ノイズレベル以上であれば、即ちX1<=X2であれば、ノイズリダクションシーケンスを終了し、S301で記録した画像データを記録する(S211)。
上記では、X1とX2とを比較することによって、ノイズリダクション動作を行うか否かを制御しているが、OB領域の信号レベルを検出し、その信号レベルが所定値よりも大きい(暗電流が大きい)場合に、ノイズリダクション動作を行うように制御しても良い。
システム制御回路50は、露光制御手段40を制御し、シャッタ12を閉じて撮像素子を遮光し、ダーク画像の露光を行う(S306)。
次に、S301で記録された本露光画像データとS306で記録されたダーク画像を減算し、撮像素子の暗電流ノイズ成分を除去し(S307)、ノイズリダクションシーケンスを終了する。
本実施形態では、本露光時(S301)における画像データのOB領域を利用して演算を行ったが、撮影時の本露光に限らず、スルー表示画像データのOB領域を利用して、ノイズリダクションを行うか否かを判断しても構わない。
以上説明したように、本実施形態によれば、フィールドごと、或いは1フィールドの異なるOB領域の画像データのランダム成分ノイズ、露光領域の画像データのランダム成分ノイズを算出し、互いを比較して露光領域の画像データのランダム成分ノイズがOB領域の画像データのランダム成分ノイズより低い場合に、ノイズリダクションを実行するようにしている。このように露光領域の画像データのランダム成分ノイズが低く、ノイズリダクションによる影響が抑えられる場合にノイズリダクションを実行することで、従来のように、各温度におけるデータを保存するメモリ領域を確保し、温度取得のためのセンサが必要であった問題を解消でき、リアルタイムで最適な条件の基でノイズリダクションを行うことが可能となる。
また、本発明の目的は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成されることは言うまでもない。
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、プログラムコード自体及びそのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等を用いることができる。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(基本システム或いはオペレーティングシステム)などが実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
本発明の一実施形態に係る撮像装置の外観の一例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る撮像装置の内部構成を示す図である。 本発明の一実施形態に係る撮像装置の主ルーチンのフローチャートである。 図3のS108の撮影モード処理の詳細を示すフローチャートである。 図4のS210におけるノイズリダクションシーケンスのフローチャートである。 撮像素子のOB領域を示す図である。
符号の説明
1:デジタルカメラ
2:本体部
10:撮影レンズ
62、64:シャッタ
14:撮像素子
16:A/D変換器
18:タイミング発生回路
20:画像処理回路
22:メモリ制御回路
24:画像表示メモリ
26:D/A変換器
28:画像表示部
30:メモリ
32:画像圧縮・伸長回路
40:露光制御手段
42:測距制御手段
44:ズーム制御手段
46:バリア制御手段
48:ストロボ
50:システム制御回路
52:メモリ
54:表示部
56:不揮発性メモリ
60:電源スイッチ(メインスイッチ)
70:操作部
72:モードダイアルスイッチ
80:電源制御手段
82:コネクタ
84:コネクタ
86:電源手段
90:インタフェース
92:コネクタ
100:撮像装置
102:保護手段
104:光学ファインダ
200:記録媒体
202:記録部
204:インタフェース
206:コネクタ

Claims (5)

  1. 一部分が遮光された複数の光電変換部を有し、被写体像を撮像する撮像手段と、
    前記撮像手段を遮光する遮光手段と、
    前記遮光手段によって、前記撮像手段を遮光した状態で、前記撮像手段で得られた第1の信号を用いて、前記撮像手段を遮光せずに、前記撮像手段で得られた第2の信号を補正する補正手段と、
    前記撮像手段の遮光された領域からの第3の信号に基づいて、前記補正手段の動作を行うか否かを制御する制御手段とを有することを特徴とする撮像装置。
  2. 前記制御手段は、前記第2の信号と前記第3の信号との差分信号と、前記第3の信号との比較に基づいて、前記補正手段の動作を行うか否かを制御することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 一部分が遮光された複数の光電変換部を有し、被写体像を撮像する撮像手段を有する撮像装置の制御方法であって、
    前記撮像手段を遮光した状態で、前記撮像手段で得られた第1の信号を用いて、前記撮像手段を遮光せずに、前記撮像手段で得られた第2の信号を補正する補正ステップと、
    前記撮像手段の遮光された領域からの第3の信号に基づいて、前記補正手段の動作を行うか否かを制御する制御ステップとを含むことを特徴とする撮像装置の制御方法。
  4. 請求項3に記載の撮像装置の制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
  5. 請求項4に記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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