JP5311922B2 - 撮像装置及びその制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、CMOSセンサ等のXYアドレス方式の撮像素子で撮像された画像信号に発生するフリッカを抑制するためのフリッカ補正方法を具備する撮像装置、及び、その制御方法に関するものである。
デジタルカメラの撮像素子に用いられるCMOSセンサは露光時刻がライン毎に異なるため、例えば蛍光灯による照明下ではフリッカが発生して画面に横縞を生じさせて画像が見苦しくなってしまう。このため、フリッカを検出して除去するための技術が種々提案されている。
例えば、特許文献1では、複数のフレームにおける同一の画像位置の積分値を周波数分析してフリッカの有無を判定し、シャッタ速度に応じて、フリッカ有無の判定の閾値を変化させる技術が記載されている。
特許第03539901号明細書
ところが、上記特許文献1に記載された技術では、動画撮影時のように被写体に動きがあるシーンではフリッカの検出率が低下してしまったり、複数のフレームを用いてフリッカの検出を行うため一定時間フリッカが発生してしまう。
本発明は、このような課題を解決するためになされたものであり、被写体に動きがあるシーンであってもフリッカの検出率が低下することなく、常にフリッカの発生していない画像を撮影あるいは表示できる撮像装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の撮像装置は、画素が2次元的に配列された撮像素子により被写体を撮像して画像データを生成する撮像手段と、前記撮像素子の蓄積時間が列間で異なる蓄積時間をとり得るように制御する制御手段と、蓄積時間の異なる複数の画像データを同一のフレームで取得する取得手段と、前記取得手段により同一のフレームで取得した複数の画像データを比較し、画像データにフリッカが発生しているか判定する判定手段と、前記同一のフレームで取得した複数の画像データのうち、前記判定手段によりフリッカが発生してないと判定された画像データ被写体画像として表示する表示手段とを有することを特徴とする。
また、本発明の撮像装置の制御方法は、画素が2次元的に配列された撮像素子により被写体を撮像して画像データを生成する撮像手段と、前記撮像素子の蓄積時間が列間で異なる蓄積時間をとり得るように制御する制御手段と、を有する撮像素子の制御方法であって、蓄積時間の異なる複数の画像データを同一のフレームで取得する取得工程と、前記取得工程により同一のフレームで取得した複数の画像データを比較し、画像データにフリッカが発生しているか判定する判定工程と、前記同一のフレームで取得した複数の画像データのうち、前記判定工程によりフリッカが発生してないと判定された画像データ被写体画像として表示する表示工程とを有することを特徴とする。
本発明によれば、常にフリッカの発生していない画像を撮影あるいは表示しつつ、フリッカの検出を行うことができる。
以下に、添付図面を参照して本発明を実施するための最良の形態について詳細に説明する。
尚、以下に説明する実施の形態は、本発明の実現手段としての一例であり、本発明が適用される装置の構成や各種条件によって適宜修正又は変更されるべきものであり、本発明は以下の実施の形態に限定されるものではない。
図1は、本発明に係る実施形態の撮像装置の構成を示すブロック図である。
図1において、100は本発明の撮像装置を適用した実施形態のデジタルカメラである。
10は撮影レンズ、12は絞り機能を備える機械式シャッタである。14は各画素が2次元に配列されて光学像を電気信号に変換する撮像素子、16は撮像素子14からの出信号をデジタル信号に変換するA/D変換器である。
18は撮像素子14、A/D変換器16、D/A変換器26にクロック信号や制御信号を供給するタイミング発生回路であり、メモリ制御回路22及びシステム制御回路50により制御される。機械式シャッタ12以外にも、タイミング発生回路18の撮像素子14のリセットタイミングの制御によって、電子シャッタとして蓄積時間を制御することが可能であり、動画撮影などに使用可能である。
20は画像処理回路であり、A/D変換器16からのデータ或いはメモリ制御回路22からのデータに対して所定の画素補間処理や色変換処理を行う。また、画像処理回路20によって画像の切り出し、変倍処理を行うことで電子ズーム機能が実現される。
また、画像処理回路20は、撮像した画像データを用いて所定の演算処理を行う。システム制御回路50は、演算処理により得られた演算結果に基づき露光制御回路40、測距制御回路42に対して制御を行う、TTL方式のAF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、EF(フラッシュプリ発光)処理を行う。さらに、画像処理回路20は、撮像した画像データを用いて所定の演算処理を行い、得られた演算結果に基づいてTTL方式のAWB(オートホワイトバランス)処理も行う。
22はメモリ制御回路であり、A/D変換器16、タイミング発生回路18、画像処理回路20、画像表示メモリ24、D/A変換器26、メモリ30、圧縮・伸長回路32を制御する。
A/D変換器16のデータが画像処理回路20、メモリ制御回路22を介して、或いはA/D変換器16のデータが直接メモリ制御回路22を介して、画像表示メモリ24或いはメモリ30に書き込まれる。
24は画像表示メモリ、26はD/A変換器、28はTFT LCD等の画像表示部であり、画像表示メモリ24に書き込まれた表示用の画像データはD/A変換器26を介して画像表示部28により被写体画像として表示される。画像表示部28を用いて撮像した被写体画像を逐次表示すれば、電子ファインダ機能を実現することが可能である。
また、画像表示部28は、システム制御回路50の指示により任意に表示をON/OFFすることが可能であり、表示をOFFにした場合にはデジタルカメラ100の電力消費を大幅に低減することができる。
30は撮影した静止画像や動画像を格納するためのメモリであり、所定枚数の静止画像や所定時間の動画像を格納するのに十分な記憶量を備えている。これにより、複数枚の静止画像を連続して撮影する連射撮影やパノラマ撮影の場合にも、高速かつ大量の画像書き込みをメモリ30に対して行うことが可能となる。また、メモリ30はシステム制御回路50の作業領域としても使用することが可能である。
32は適応離散コサイン変換(ADCT)等により画像データを圧縮伸長する圧縮・伸長回路であり、メモリ30に格納された画像を読み込んで圧縮処理或いは伸長処理を行い、処理を終えたデータをメモリ30に書き込む。
40は絞り機能を備えるシャッタ12を制御する露光制御回路であり、フラッシュ48と連携することによりフラッシュ調光機能も有するものである。
42は撮影レンズ10のフォーカシングを制御する測距制御回路、44は撮影レンズ10のズーミングを制御するズーム制御回路、46はバリアである保護部102の動作を制御するバリア制御回路である。
48はフラッシュであり、AF補助光の投光機能、フラッシュ調光機能も有する。
露光制御回路40、測距制御回路42はTTL方式を用いて制御されており、撮像した画像データを画像処理回路20によって演算した演算結果に基づき、システム制御回路50が露光制御回路40、測距制御回路42に対して制御を行う。
50はデジタルカメラ100全体を制御するシステム制御回路、52はシステム制御回路50の動作用の定数、変数、プログラム等を記憶するメモリである。
54はシステム制御回路50でのプログラムの実行に応じて、文字、画像、音声等を用いて動作状態やメッセージ等を表示する液晶表示装置、スピーカー等の表示部である。表示部54は、デジタルカメラ100の操作部近辺の視認し易い位置に設置され、例えばLCDやLED、発音素子等の組み合わせにより構成されている。
また、表示部54は、その一部の機能が光学ファインダ104内に設置されている。表示部54の表示内容のうち、LCD等に表示するものとしては、シングルショット/連写撮影表示、セルフタイマー表示、圧縮率表示、記録画素数表示、記録枚数表示、残撮影可能枚数表示などがある。また、シャッタスピード表示、絞り値表示、露出補正表示、フラッシュ表示、赤目緩和表示、マクロ撮影表示などがある。さらに、ブザー設定表示、電池残量表示、エラー表示、複数桁の数字による情報表示、記録媒体200及び210の着脱状態表示、通信I/F動作表示等も可能である。
また、表示部54の表示内容のうち、光学ファインダ104内に表示するものとしては、合焦表示、手振れ警告表示、フラッシュ充電表示、シャッタスピード表示、絞り値表示、露出補正表示、等がある。
56は電気的に消去・記録可能な不揮発性メモリであり、例えばEEPROM等が用いられる。
60、62、64、66、70、72及び74は、システム制御回路50の各種の動作指示を入力するための操作手段であり、スイッチやダイアル、タッチパネル、視線検知によるポインティング、音声認識装置等の単数或いは複数の組み合わせで構成される。
ここで、これらの操作手段の具体的な説明を行う。
60はモードダイアルスイッチで、電源オフ、自動撮影モード、撮影モード、パノラマ撮影モード、動画撮影モード、再生モード、マルチ画面再生・消去モード、PC接続モード、テレビ受信モード等の各機能モードを切り替え設定することができる。
62はシャッタスイッチSW1で、シャッタボタンの操作途中でONとなり、AF処理、AE処理、AWB処理、EF処理等の動作開始を指示する。
64はシャッタスイッチSW2で、シャッタボタンの操作完了でONとなる。撮像素子14から読み出した信号をA/D変換器16、メモリ制御回路22を介してメモリ30に画像データを書き込む露光処理、画像処理回路20やメモリ制御回路22での演算を用いた現像処理を行う。また、メモリ30から画像データを読み出し、圧縮・伸長回路32で圧縮処理を行い、次に記録媒体200或いは210に画像データを書き込む記録処理という一連の処理の動作開始を指示する。
66は表示切替スイッチで、画像表示部28の表示切替をすることができる。この機能により、光学ファインダ104を用いて撮影を行う際に、画像表示部28への電流供給を遮断することにより、省電力を図ることが可能となる。
70は各種ボタンやタッチパネル等からなる操作部で、メニューボタン、セットボタン、マクロボタン、マルチ画面再生改ページボタン、フラッシュ設定ボタン、単写/連写/セルフタイマー切り替えボタン等がある。また、メニュー移動+(プラス)ボタン、メニュー移動−(マイナス)ボタン、再生画像移動+(プラス)ボタン、再生画像−(マイナス)ボタン、撮影画質選択ボタン、露出補正ボタン、日付/時間設定ボタン等もある。
72はユーザが撮像画像の倍率変更指示を行うズームスイッチ部である(以下、ズームスイッチ)。このズームスイッチ72は、撮像画角を望遠側に変更させるテレスイッチと、広角側に変更させるワイドスイッチからなる。ズームスイッチ72を用いることにより、ズーム制御回路44に撮影レンズ10の撮像画角の変更を指示し光学ズーム操作を行うトリガとなる。また、画像処理回路20による画像の切り出しや、画素補間処理などによる撮像画角の電子的な変更のトリガともなる。74は被写体検出部で、被写体を検出する素子などがある。被写体として人物の顔検出する場合も考えられる。
80は電源制御回路で、電池検出回路、DC−DCコンバータ、通電するブロックを切り替えるスイッチ回路等により構成されており、電池の装着の有無、電池の種類、電池残量の検出を行う。また、検出結果及びシステム制御回路50の指示に基づいてDC−DCコンバータを制御し、必要な電圧を必要な期間、記録媒体を含む各部へ供給する。
82はコネクタ、84はコネクタ、86はアルカリ電池やリチウム電池等の一次電池やNiCd電池やNiMH電池、Li電池等の二次電池、ACアダプタ等からなる電源部である。
90及び94はメモリカードやハードディスク等の記録媒体とのインタフェース、92及び96はメモリカードやハードディスク等の記録媒体と接続を行うコネクタである。
なお、本実施形態では記録媒体を取り付けるインタフェース及びコネクタを2系統持つものとして説明している。しかし、記録媒体を取り付けるインタフェース及びコネクタは、単数或いは複数、いずれの系統数を備える構成としても構わない。また、異なる規格のインタフェース及びコネクタを組み合わせて備える構成としても構わない。
102は、デジタルカメラ100のレンズ10を含む撮像部を覆うことにより、撮像部の汚れや破損を防止するバリアである保護部である。
104は光学ファインダであり、画像表示部28による電子ファインダ機能を使用することなしに、光学ファインダのみを用いて撮影を行うことが可能である。また、光学ファインダ104内には、表示部54の一部の機能、例えば、合焦表示、手振れ警告表示、フラッシュ充電表示、シャッタスピード表示、絞り値表示、露出補正表示などが設置されている。
110は通信部で、RS232CやUSB、IEEE1394、P1284、SCSI、モデム、LAN、無線通信、等の各種通信機能を有する。
112は通信部110によりデジタルカメラ100を他の機器と接続するコネクタ或いは無線通信の場合はアンテナである。
200はメモリカードやハードディスク等の記録媒体である。
記録媒体200は、半導体メモリや磁気ディスク等から構成される記録部202、デジタルカメラ100とのインタフェース204、デジタルカメラ100と接続を行うコネクタ206を備えている。
210はメモリカードやハードディスク等の記録媒体である。
記録媒体210は、半導体メモリや磁気ディスク等から構成される記録部212、デジタルカメラ100とのインタフェース214、デジタルカメラ100と接続を行うコネクタ216を備えている。
[撮影動作]
図2および図3は、本実施形態のデジタルカメラ100による撮影動作を示すフローチャートである。図4は、図3の採用画像判定処理を説明する図である。
図4に示すように、例えば、電源周波数60Hzの蛍光灯による照明下において、照明の明るさは120Hzで遷移する。この場合、デジタルカメラ100による動画撮影時や、電子ファインダでの画像表示の際には、電子シャッタが120Hz=1/120秒の倍数以外の場合、フリッカが発生してしまう。特に撮像素子14がCMOSセンサなど、ライン毎に蓄積時刻が異なるセンサではライン単位で明るさが異なることになり、それが横縞を発生させ、大変見苦しい画像となってしまう。そこで、本実施形態では、ライン毎に蓄積時間を変更してシャッタスピードの異なる画像データを生成し、これらの画像データからフリッカの発生していない画像を表示画像や撮影画像として採用する。ここで、シャッタスピードの変更は、例えばスリットローリングシャッタ方式によりCMOSセンサを制御して実現される。
図2において、モードダイアルスイッチ60が動画撮影モードの際に、シャッタスイッチSW1が押された場合には、S2にて被写界輝度を測光し、適正露出となるような露出条件を算出する。本実施形態では、ISO感度をISO200、適正蓄積時間としてシャッタスピードを1/80秒、絞りをf2.8とする(S3)。また、説明を簡単にするために、撮影前に一度測光を実行するようにしているが、動画撮影中も常に測光を行っても良い。
S4ではフリッカ検出モードか判定しているが、ユーザは表示部54に表示される、メニューや操作手段60、62、64、66、70、72および74等によって、フリッカ検出モードを設定可能である。S4にてフリッカ検出モードでなかった場合には、S6において動画撮影を開始する。
一方、S4にてフリッカ検出モードであった場合には、S5にて動画撮影を開始するが、ライン毎にシャッタスピードとゲインの変更を行う(S7)。
S8にてライン番号が3の倍数から2を引いた数であった場合(N=1,4,7,…)、そのラインは、S3にて決定した露出条件を変更しない。即ち、ISO感度をISO200、シャッタスピード1/80秒、絞りf2.8を維持する(S10)。
また、S9にてライン番号が3の倍数から1を引いた数であった場合(N=2,5,8,…)、シャッタスピードを1/60秒(第1の蓄積時間)に変更する。そして、シャッタスピードで1/3段露出オーバーに変更した分、ゲインを1/3段下げて、ISO160とする(S11)。これにより、画面の明るさは同一に保持される。
その他のライン、即ちライン番号が3の倍数であった場合(N=3,6,9,…)、シャッタスピードを1/50秒(第2の蓄積時間)に変更する。そして、シャッタスピードで2/3段露出オーバーに変更した分、ゲインを2/3段下げて、ISO128とする(S12)。
以上の処理を全てのラインについて実行することにより(S13)、一画面内でシャッタスピード1/80秒と1/60秒と1/50秒の各ラインが交互に並ぶようにする(但し、ゲインで補正することにより、明るさは均一となる)。なお、一画面内でシャッタスピード1/80秒と1/60秒と1/50秒の各ラインが交互に並ぶようにしているので、それぞれのシャッタスピードとなったライン数は略同一である。
S14において、全てのラインについての処理が終了したならば、S15にて露光を開始し、S16において撮像素子から映像信号の読み出しを実行する。
S16で得られた画像データからフリッカの有無を判定し、いずれのラインの画像を表示画像および撮影画像として採用するかを選択する採用画像判定処理を行う(S17、図3)。
図3において、3ライン交互の画像データが得られたら、それぞれのシャッタスピードのライン毎にラインを振り分け、3種類の画像データを取得する(S22、図4参照)。なお、図4に示すように、すべてのラインのシャッタスピードを同じにして取得した画像データと比較して、S22で取得した各画像データは縦のライン数が1/3となる。しかしながら、近年の撮像素子の高画素化によって、動画撮影等に用いる際にはライン数が1/3となっても十分な品質の画像が得られるため、各画像データの縦のライン数が1/3となっても問題にはならない。また、シャッタスピードに応じてISO感度を変更しているので、異なるシャッタスピードで取得した画像であっても3種類ともに略同一の明るさとなる。
S23では、S22にて取得された3種類の画像データの映像信号の特定領域(中心付近のやや狭い領域)を積分する。
S24では、3種類の画像データの映像信号の積分値としての信号レベルを比較し、3種類の画像データの信号レベルの差が所定値未満だった場合には、3種類の画像のすべてでフリッカが発生していないと判定する(S27)。そして、最初の測光で得られた露出条件である、ISO感度ISO200、シャッタスピード1/80秒、絞りf2.8で撮影された画像を撮影動画像として採用する(S28)。
一方、S24にてそれぞれの信号レベルの差が所定値以上だった場合には、S25にて3種類の画像のいずれかの画像にフリッカが発生していると判定する。本例では蛍光灯による照明下でのフリッカの検出および除去を前提としている。このため、蛍光灯の電源周波数は50Hzもしくは60Hzであり、シャッタスピード1/50秒で取得した画像とシャッタスピード1/60秒で取得した画像のいずれか一方はフリッカが発生していないと判定できる。ここでは、S26において、積分領域におけるシャッタスピード1/50秒で取得した画像データの映像信号(第2の映像信号)とシャッタスピード1/60秒で取得した画像データの映像信号(第1の映像信号)を減算することにより、フリッカ成分を抽出する。
S29ではシャッタスピード1/50秒で取得した画像データの映像信号からS26で抽出したフリッカ成分を減算し、S30でシャッタスピード1/60秒で取得した画像データの映像信号と比較する。そして、両画像データの信号レベルの差が所定値未満だった場合、シャッタスピード1/60秒で取得した画像にフリッカが発生していないと判定し(S33)、シャッタスピード1/60秒で取得した画像を撮影動画像として採用する(S34)。
一方、S30で両画像データの信号レベルの差が所定値以上だった場合シャッタスピード1/50秒で取得した画像にフリッカが発生していないと判定し(S31)、S32にてシャッタスピード1/50秒で取得した画像を撮影動画像として採用する。
以上の処理を行うことにより、フリッカが発生していない画像を撮影画像として採用することができ、採用画像判定処理を終了する。
図2のS17における採用画像判定処理が終了すると、S18にて動画撮影が終了したか判定し、終了した場合は動画撮影を終了する。
本実施形態のフリッカ検出方法は一例であり、例えば、上記の例にシャッタスピード1/120秒のラインを加えてもよい。その場合、シャッタスピード1/50秒とシャッタスピード1/60秒のそれぞれで取得した画像データの積分値信号レベルをシャッタスピード1/120秒で取得した画像データの信号レベルと比較することにより、容易にフリッカを検出可能である。また、シャッタスピードは1/100秒の倍数と1/120秒の倍数であれば、1/50秒と1/60秒に限定されるものではない。ただし、1/100秒の倍数かつ1/120秒の倍数のシャッタスピードにすると、蛍光灯の電源周波数が50Hzと60Hzのどちらであってもフリッカが発生しないため有効ではない。また、前述したように動画撮影中にも常に測光を実施し、適正な露出が変化する場合においても本発明が適用可能である。また、本実施形態は動画撮影中における撮影画像を対象としているが、静止画用の電子ファインダ表示の際の表示画像など電子シャッタを使用する画像に対しても適用可能である。
上記実施形態によれば、動画撮影中或いは電子ファインダ表示中に常にフリッカの発生していない画像を撮影あるいは表示しつつ、フリッカの検出を行うことができ、使い勝手の良いデジタルカメラを実現できる。
[他の実施形態]
本発明の目的は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給しても達成可能である。すなわち、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(CPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成されることは言うまでもない。
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性の半導体メモリカード、ROMなどを用いることができる。また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現される場合もある。
しかし、さらにプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(オペレーティングシステム)などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれる場合もあり得る。その後、プログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
本発明の撮像装置をデジタルカメラに適用した実施形態の構成を示すブロック図である。 本実施形態の撮像装置による撮影動作を示すフローチャートである。 本実施形態の撮像装置による撮影動作を示すフローチャートである。 図3の採用画像判定処理を説明する図である。
符号の説明
10 撮影レンズ
12 シャッタ
14 撮像素子
16 A/D変換器
18 タイミング発生回路
20 画像処理回路
22 メモリ制御回路
24 画像表示メモリ
26 D/A変換器
28 画像表示部
30 メモリ
32 画像圧縮・伸長回路
40 露光制御回路
42 測距制御回路
44 ズーム制御回路
46 バリア制御回路
48 フラッシュ
50 システム制御回路
52 メモリ
54 表示部
56 不揮発性メモリ
60 モードダイアルスイッチ
62 シャッタスイッチSW1
64 シャッタスイッチSW2
66 表示切替スイッチ
70 操作部
72 ズームスイッチ
74 被写体検出部
80 電源制御回路
82 コネクタ
84 コネクタ
86 電源部
90 インタフェース
92 コネクタ
94 インタフェース
96 コネクタ
100 撮像装置
102 保護部
104 光学ファインダ
110 通信部
112 コネクタ(またはアンテナ)
200 記録媒体
202 記録部
204 インタフェース
206 コネクタ
210 記録媒体
212 記録部
214 インタフェース
216 コネクタ

Claims (8)

  1. 画素が2次元的に配列された撮像素子により被写体を撮像して画像データを生成する撮像手段と、
    前記撮像素子の蓄積時間が列間で異なる蓄積時間をとり得るように制御する制御手段と、
    蓄積時間の異なる複数の画像データを同一のフレームで取得する取得手段と、
    前記取得手段により同一のフレームで取得した複数の画像データを比較し、画像データにフリッカが発生しているか判定する判定手段と、
    前記同一のフレームで取得した複数の画像データのうち、前記判定手段によりフリッカが発生してないと判定された画像データ被写体画像として表示する表示手段とを有することを特徴とする撮像装置。
  2. 前記撮像素子の各列の蓄積時間は少なくとも、1/100秒の倍数であって1/120秒の倍数でない第1の蓄積時間、1/120秒の倍数であって1/100秒の倍数でない第2の蓄積時間を含むことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 被写界輝度を測光する測光手段と、
    前記測光手段で測光した被写界輝度に基づいて、適正露出を算出する算出手段をさらに有し、
    前記制御手段は、前記同一のフレームで取得した複数の画像データが適正露出となるように、蓄積時間に応じてそれぞれの画像データのISO感度を制御することを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。
  4. 前記測光手段はフレームごとに被写界輝度の測光をおこない、前記算出手段はフレームごとに被写界輝度に基づいた適正露出を算出することを特徴とする請求項3に記載の撮像装置。
  5. 前記撮像素子の各の蓄積時間は、前記測光手段で測光した被写界輝度に基づいて算出する適正蓄積時間、前記第1の蓄積時間、および前記第2の蓄積時間のいずれかであって、それぞれの蓄積時間となる前記撮像素子の数は略同一であることを特徴とする請求項3又は請求項4に記載の撮像装置。
  6. 前記判定手段は、蓄積時間が前記適正蓄積時間、前記第1の蓄積時間、および前記第2の蓄積時間で取得した3つの画像データの映像信号の信号レベルを比較し、それぞれの前記信号レベルの差が所定値未満である場合、前記3つの画像データのいずれにもフリッカが発生していないと判定することを特徴とする請求項に記載の撮像装置。
  7. 前記判定手段は、前記3つの画像データの映像信号の特定領域をそれぞれ積分して算出した積分値を比較することでフリッカの発生を判定することを特徴とする請求項6に記載の撮像装置。
  8. 画素が2次元的に配列された撮像素子により被写体を撮像して画像データを生成する撮像手段と、前記撮像素子の蓄積時間が列間で異なる蓄積時間をとり得るように制御する制御手段と、を有する撮像素子の制御方法であって、
    蓄積時間の異なる複数の画像データを同一のフレームで取得する取得工程と、
    前記取得工程により同一のフレームで取得した複数の画像データを比較し、画像データにフリッカが発生しているか判定する判定工程と、
    前記同一のフレームで取得した複数の画像データのうち、前記判定工程によりフリッカが発生してないと判定された画像データ被写体画像として表示する表示工程とを有することを特徴とする撮像装置の制御方法。
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