JP2014075729A - 画像処理装置及び画像処理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 複数回に分割して露光を行い、信号加算によって1枚の画像を生成する分割露光撮影における、瞬き欠陥画素による画質の低下を軽減する。
【解決手段】 分割露光撮影中に瞬き欠陥画素の判断を行い、瞬き欠陥と判断された場合と判断されなかった場合で、分割露光画像の加算方法を変更する。
【選択図】 図11

Description

本発明は、画像処理装置及び画像処理方法に関するものである。
従来、デジタルカメラやビデオカメラ等の撮像装置において、CCDやCMOSセンサ等の固体撮像素子が一般的に使用されている。この固体撮像素子では、製造過程において発生する欠陥画素が、画質の低下や製造上の歩留まりを下げる要因の一つとなっていることが知られている。
欠陥画素にはいくつかの種類があり、遮光した状態で撮影したにも関わらず、画素出力が白く飽和してしまう白欠陥画素や、逆に光をあてた状態で撮影したにも関わらず、画素出力が黒のままになってしまう黒欠陥画素がある。また、撮像素子から読み出したときに、数回に一回の頻度で、画素出力が白くなってしまう瞬き欠陥画素も存在する。
欠陥画素を完全に無くすことは困難であることから、このような欠陥画素対策として、一般的に、欠陥画素の周囲画素の出力信号を用いた補間処理を行って画質向上を図ることが知られている。まず、工場出荷時等に所定の条件下において固体撮像素子の欠陥画素を検出し、検出された欠陥画素の位置及び出力レベル等の欠陥画素情報を記憶しておく。そして、カメラで撮影を行なう際に、記憶されている欠陥画素情報に基づいて、欠陥画素に隣接する画素の出力を用いて、欠陥画素の出力の補間処理を行う(特許文献1を参照)。
また、撮像素子から出力される信号が前後の信号レベルと比較してレベルの高い突出した信号であり、かつ該突出した部分の信号が設定された所定の画素数分の幅以下の信号である場合に、白欠陥画素の信号であると判断する。そして、突出した部分の信号レベルを前後の信号レベルまで抑制することで、画質の向上を図る技術も知られている(特許文献2を参照)。
特開2003−333435号公報 特開2000−209505号公報
従来のデジタルカメラにおいて、露光時間の長い静止画撮影を行なう場合に、全露光時間を複数回に分割して露光および信号の読出しを行い、複数回に分割して読み出した信号を加算することによって1枚の画像を生成する分割露光撮影を行うことがある。分割露光撮影を行なう場合の複数回に分割して撮影した露光画像のいずれかにおいて、前記したような瞬き欠陥画素が発生した場合、画質を低下させる恐れがある。また、工場出荷時等に取得した欠陥画素情報に瞬き欠陥画素を含めてしまうと、その画素において瞬き欠陥が発生していない場合でも、欠陥画素として補正処理が行われることになり、画質が低下する。
本発明は上記課題を鑑みてなされたものであり、瞬き欠陥画素などの影響を受けることなく、分割露光信号を加算処理することのできる画像処理装置及び画像処理方法を提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、請求項1に記載の画像処理装置は、複数の画素を有する撮像素子を複数回に分割して露光することで、前記撮像素子から出力される前記複数の分割露光信号を加算する加算手段と、前記複数の分割露光信号における検出対象分割露光信号と前記検出対象分割露光信号以外の分割露光信号とを比較することで前記撮像素子の欠陥画素を検出する欠陥画素検出手段と、前記欠陥画素検出手段により検出された前記撮像素子の欠陥画素から出力された分割露光信号を前記加算手段が加算しないように制御する制御手段と、を備えたことを特徴とする。
また、請求項4に記載の画像処理方法は、複数の画素を有する撮像素子を複数回に分割して露光することで、前記撮像素子から出力される前記複数の分割露光信号を加算手段が加算するステップと、前記複数の分割露光信号における検出対象分割露光信号と前記検出対象分割露光信号以外の分割露光信号とを比較することで前記撮像素子の欠陥画素を欠陥画素検出手段が検出するステップと、前記欠陥画素検出手段により検出された前記撮像素子の欠陥画素から出力された分割露光信号を前記加算手段が加算しないように制御手段が制御するステップと、を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、瞬き欠陥画素などの影響を受けることなく、分割露光画像を加算処理することができる。
実施例の撮像装置のブロック図である。 実施例の主ルーチンのフローチャートである。 実施例の主ルーチンのフローチャートである。 実施例の側距・測光データ更新のフローチャートである。 実施例の撮影ルーチンのフローチャートである。 実施例の通常露光ルーチンのフローチャートである。 実施例の記録ルーチンのフローチャートである。 実施例の分割露光ルーチンのフローチャートである。 実施例の瞬き欠陥検出時の図である。 実施例の瞬き欠陥検出時の平均値取得図である。 実施例の画像処理装置とメモリの詳細図である。
以下に、本発明の好ましい実施の形態を、添付の図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に説明する実施形態は、本発明の実現手段としての一例であり、本発明が適用される装置の構成や各種条件によって適宜修正又は変更されるべきものであり、本発明は以下の実施形態に限定されるものではない。
(実施例1)
図1は、本発明の実施例における撮像システムの構成を示す図である。図1において、画像処理装置100は、以下のような構成を備えている。
撮像素子14は、撮影レンズ10により結像された光学像を電気信号に変換する。撮影レンズ10と撮像素子14の間には、絞り機能を備えた機械式シャッター12が配置されている。A/D変換器16は、撮像素子14のアナログ出力信号をデジタル信号に変換する。タイミング発生回路18は、メモリ制御回路22及びシステム制御回路50により制御され、撮像素子14やA/D変換器16にクロック信号や制御信号を供給する。撮像素子18のリセットタイミングの制御により、撮像素子18の蓄積時間を制御することが可能であり、動画撮影などにおける電子シャッターとして使用可能である。
画像処理回路20は、A/D変換器16から出力されるデジタルデータ或いはメモリ制御回路22によりメモリ30から読み出されたデータに対して、所定の画素補間処理や色変換処理を行う。また、画像処理回路20によって画像の切り出し、変倍処理を行うことで電子ズーム機能が実現される。また、画像処理回路20は、A/D変換器16から出力される撮像画像データを用いて所定の演算処理を行なう。そして、得られた演算結果に基づいてシステム制御回路50が露光制御部40、測距制御部42に対して制御を行うことで、TTL方式のAF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、EF(フラッシュプリ発光)処理を行っている。さらに、画像処理回路20は、A/D変換器16から出力される撮像画像データを用いて所定の演算処理を行い、得られた演算結果に基づいてTTL方式のAWB(オートホワイトバランス)処理も行っている。また、画像処理回路20は、画像データの画像識別や、前フレーム画像との変化量を検出する処理も行っている。
メモリ制御回路22は、A/D変換器16、タイミング発生回路18、画像処理回路20、メモリ30、圧縮・伸長回路32を制御する。そして、メモリ制御回路22の制御により、A/D変換器16から出力されるデータが画像処理回路20、メモリ制御回路22を介してメモリ30に書き込まれる。画像表示部28は、TFTLCD等から成り、メモリ20に書き込まれた表示用の画像データはメモリ制御回路22の制御により画像表示部28に表示される。画像表示部28を用いて撮像した画像データを逐次表示すれば、電子ファインダー機能を実現することが可能である。また、画像表示部28は、システム制御回路50の指示により任意に表示をON/OFFすることが可能であり、表示をOFFにした場合には、画像処理装置100の電力消費を大幅に低減することが出来る。また、画像表示部28にタッチパネルを用いた場合、タッチパネルを操作部としても使用することで、操作部70を省くことも可能である。
メモリ30は、撮影した静止画像や動画像を格納するためのものであり、所定枚数の静止画像や所定時間の動画像を格納するのに十分な記憶容量を備えている。これにより、複数枚の静止画像を連続して撮影する連写撮影やパノラマ撮影の場合にも、高速かつ大量の画像をメモリ30に対して書き込むことが可能となる。また、メモリ30をシステム制御回路50の作業領域としても使用することが可能である。圧縮・伸長回路32は、適応離散コサイン変換(ADCT)等により画像データを圧縮伸長し、メモリ30に格納された画像を読み込んで圧縮処理或いは伸長処理を行う。圧縮処理あるいは伸長処理を終えたデータは、メモリ30に再度書き込まれる。
不揮発性メモリ31は、FlashROM等で構成される。不揮発性メモリ31には、システム制御回路50が実行するプログラムコードが書き込まれており、システム制御回路50は、不揮発性メモリ31からプログラムコードを逐次読み出しながら実行する。また、不揮発性メモリ31内にシステム情報を記憶する領域や、ユーザー設定情報を記憶する領域を設け、さまざまな情報や設定を次回起動時に読み出して、復元することを実現している。
露光制御部40は、絞り機能を備えるシャッター12を制御することで露光制御を行ない、さらにフラッシュ48と連動することによりフラッシュ調光機能も有する。測距制御部42は、撮影レンズ10のフォーカシングを制御し、ズーム制御部44は、撮影レンズ10のズーミングを制御する。フラッシュ48は、AF補助光の投光機能とフラッシュ調光機能を有する。露光制御手段40、測距制御手段42は、撮像した画像データを画像処理回路20によって演算した演算結果に基づき、システム制御回路50によりTTL方式を用いて制御される。システム制御回路50は、画像処理装置100全体を制御する。
システム制御回路50の各種の動作指示を入力するための各種操作部は、スイッチやダイアル、タッチパネル、視線検知によるポインティング、音声認識装置等の単数或いは複数のデバイスの組み合わせで構成される。以下、各種操作部の具体的な説明を行う。
モードダイアルスイッチ60は、電源オフ、自動撮影モード、静止画撮影モード、パノラマ撮影モード、動画撮影モード、再生モード、PC接続モード等の各機能モードを切り替え設定する。シャッタースイッチ62(SW1)は、シャッターボタンの操作途中でONとなり、AF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、AWB(オートホワイトバランス)処理等の動作開始を指示する。シャッタースイッチ64(SW2)は、シャッターボタンの操作完了でONとなる。フラッシュ撮影の場合、EF(フラッシュプリ発光)処理を行った後に、AE処理で決定された露光時間分、撮像素子14を露光させる。そして、フラッシュ撮影の場合、この露光期間中にフラッシュを発光させて、露光期間終了と同時に露光制御部40により遮光することで、撮像素子14への露光を終了させる。
さらに、シャッタースイッチ64(SW2)のONにより、撮像素子14から読み出した信号をA/D変換器16、メモリ制御回路22を介してメモリ30に画像データを書き込む。そして、画像処理回路20やメモリ制御回路22での演算を用いた現像、メモリ30から画像データを読み出して圧縮・伸長回路32での圧縮処理、記録媒体200へ画像データを書き込む記録処理という一連の処理の動作開始を指示する。
表示切替スイッチ66は、画像表示部28の表示を切り替えるための操作部である。この機能により、光学ファインダー104を用いて撮影を行う際に、TFTLCD等から成る画像表示部への電流供給を遮断することにより、省電力を図ることが可能となる。操作部70は、各種ボタン、タッチパネルや回転式ダイアル等からなり、メニューボタン、セットボタン、マクロボタン、マルチ画面再生改ページボタン、フラッシュ設定ボタン、単写/連写/セルフタイマー切り替えボタン等を備える。また、メニュー移動+(プラス)ボタン、メニュー移動−(マイナス)ボタン、再生画像移動+(プラス)ボタン、再生画像−(マイナス)ボタン、撮影画質選択ボタン、露出補正ボタン、日付/時間設定ボタン等もある。
ズームスイッチ部(以下、ズームスイッチという)72は、ユーザーにより撮像画像の倍率変更指示が行われる。このズームスイッチ72は、撮像画角を望遠側に変更させるテレスイッチと、広角側に変更させるワイドスイッチからなる。ズームスイッチ72を用いることによりズーム制御部44に撮影レンズ10の撮像画角の変更を指示し、光学ズーム操作を行うトリガとなる。また、画像処理回路20による画像の切り出しや、画素補間処理などによる撮像画角の電子的なズーミング処理のトリガともなる。
電源部86は、アルカリ電池の一次電池、NiCd電池、NiMH電池、Liイオン電池等の二次電池、ACアダプター等からなる。インタフェース90は、コネクタ92を介してメモリカードやハードディスク等の記録媒体200と接続を行う。光学ファインダー104は、画像表示部28による電子ファインダー機能を使用すること無しに撮影を行うためのものである。通信部110は、USB、IEEE1394、LAN、無線通信等の各種通信機能を有する。コネクタ(無線通信の場合はアンテナ)112は、画像処理装置100を他の機器と接続する。記録媒体200は、メモリカードやハードディスク等である。記録媒体200は、半導体メモリや磁気ディスク等から構成される記録部202、画像処理装置100とのインタフェース204、画像処理装置100と接続を行うコネクタ206を備えている。
図2及び図3は、本実施例の画像処理装置100の主ルーチンのフローチャートである。電池交換等を含む電源投入により、システム制御回路50は、フラグや制御変数等を初期化し(S101)、画像表示部28の画像表示をOFF状態に設定する(S102)。システム制御回路50は、モードダイアル60の設定位置を判断し(S103)、モードダイアル60が撮影モードに設定されていた場合にはS106に進む。また、モードダイアル60が撮影モード以外のモード(例えば、再生モードなど)に設定されていた場合にはS104に進んで、システム制御回路50は選択されたモードに応じた処理を実行し、処理を完了後にS103に戻る。
S106において、システム制御回路50は、電池等により構成される電源86の残容量や動作情況が画像処理装置100の動作に問題があるか否かを判断する(S106)。問題がある場合には、画像や音声により所定の警告表示を行った後に(S108)、S103に戻る。S106において、電源86などに問題が無い場合には、システム制御回路50は、記録媒体200の動作状態が画像処理装置100の動作、特に記録媒体に対する画像データの記録再生動作に問題があるか否かを判断する(S107)。問題がある場合には、画像や音声により所定の警告表示を行った後に(S108)、S103に戻る。
S107において、記録媒体200の動作状態に問題が無い場合には、画像表示部28をONにするとともに、画像処理装置100の各種設定状態を表示する(S109)。続いて、システム制御回路50は、撮像した画像データを逐次表示するスルー表示状態に設定する(S116)。スルー表示状態に於いては、撮像素子14、A/D変換器16、画像処理回路20、メモリ制御回路22を介して、メモリ30に逐次書き込まれた画像データを、画像表示部28により逐次表示することにより、電子ファインダー機能を実現する。
S119に進んで、シャッタースイッチ62(SW1)が押されていない場合には、S103に戻り、シャッタースイッチ62(SW1)が押された場合には、S122に進む。S122では、システム制御回路50は、測距処理を行って撮影レンズ10の焦点を被写体に合わせ、測光処理を行って絞り値及びシャッター時間を決定する。測光処理では、必要であればフラッシュの設定も行う。この測距・測光処理(S122)の詳細なフローは、図4を用いて後述する。S122における測距・測光処理を終えたならば、S125に進む。
S125において、シャッタースイッチ64(SW2)が押されない場合には、S126に進み、S126において、シャッタースイッチ62(SW1)も解除された場合には、S103に戻る。S125において、シャッタースイッチ64(SW2)が押された場合には、S129に進んで撮影処理を実行する。この撮影処理の詳細なフローは、図5を用いて後述する。S129における撮影処理が完了すると、S135に進んで、撮影した画像データを記録媒体200に書き込み、S103に戻る。この記録処理の詳細なフローは、図7を用いて後述する。
図4は、図3のS122における測距・測光処理の詳細なフローチャートである。システム制御回路50は、撮像素子14から電荷信号を読み出し、A/D変換器16を介して画像処理回路20に撮影画像データを逐次読み込む(S201)。そして、この逐次読み込まれた画像データを用いて、画像処理回路20はTTL(スルー・ザ・レンズ)方式のAE(自動露出)処理、EF(フラッシュプリ発光)処理、AF(オートフォーカス)処理に用いる所定の演算を行なう。なお、S201における各処理は、撮影した全画素数のうちの必要に応じた特定の部分を必要個所分切り取って抽出し、演算に用いている。これにより、TTL方式のAE、EF、AWB、AFの各処理において、中央重点モード、平均モード、評価モードの各モード等の異なるモード毎に最適な演算を行うことが可能となる。
画像処理回路20での演算結果を用いて、システム制御回路50は、露出(AE)が適正であるかどうかを判断し(S202)、S202で露出が適正であると判断されるまで露光制御部40によりAE制御を行う(S203)。
S203におけるAE制御で得られた測定データを用いて、システム制御回路50は、フラッシュ48が必要であるか否かを判断し(S204)、フラッシュ48が必要である場合には、フラッシュフラグをセットし、フラッシュ48を充電する(S205)。S202において露出(AE)が適正であると判断した場合には、測定データ及び/或いは設定パラメータをメモリ30に記憶し、S206に進む。
S206において、システム制御回路50は、画像処理回路20での演算結果及びAE制御で得られた測定データを用いて、ホワイトバランスが適正と判断されるまで画像処理回路20により色処理のパラメータを調節してAWB制御を行う(S207)。S206においてホワイトバランスが適正と判断した場合には、測定データ及び/或いは設定パラメータをメモリ30に記憶し、S208に進む。
S203におけるAE制御及びS207におけるAWB制御で得られた測定データを用いて、システム制御回路50は、測距(AF)動作を行ない、合焦しているかどうかを判断する(S208)。そして、S208で合焦と判断されるまで、測距制御部42を用いてAF制御を行う(S209)。S208において、合焦と判断した場合には、測定データ及び/或いは設定パラメータをメモリ30に記憶し、測距・測光処理ルーチンを終了する。
図5は、図3のS129における撮影処理の詳細なフローチャートである。システム制御回路50は、メモリ30に記憶されている測光データに基づいて露光時間を決定し、決定された露光時間、ISO感度、及び撮影時の温度に応じて、分割露光撮影を行なうかどうかを判断する(S300)。S300において、通常露光撮影を行なうと判断された場合には、S301に進んで通常露光撮影を行なう。また、S300において、分割露光撮影を行なうと判断された場合には、S302に進み、分割露光撮影を行なう。S301における通常露光撮影又はS302における分割露光撮影を行なった後、S303において、設定された撮影モードに応じて現像処理を順次行った後、メモリ30に現像処理を終えた画像データを書き込む。一連の処理を終えたならば、撮影処理ルーチンを終了する。
図7は、図3のS135における記録処理の詳細なフローチャートである。システム制御回路50は、メモリ制御回路22を制御することにより、メモリ30に書き込まれた画像データを読み出して、設定したモードに応じた画像圧縮処理を圧縮・伸長回路32により行なう(S402)。そして、インタフェース90、コネクタ92を介して、メモリカードやコンパクトフラッシュ(登録商標)カード等の記録媒体200へ圧縮した画像データを書き込む(S403)。記録媒体への書き込みが終わったならば、記録処理ルーチンを終了する。
図6は、図5のS301における通常露光撮影のシーケンスを示すフローチャートである。システム制御回路50は、メモリ30に記憶される測光データに従い、露光制御部40によって絞り機能を有するシャッター12を絞り値に応じて開放し(S311)、撮像素子10の露光を開始する(S312)。システム制御回路50は、測光データに従って撮像素子12の設定された露光時間が経過したかどうかを判断し(S313)、設定された露光時間が経過した場合にシャッター12を閉じる(S314)。次に、撮像素子14から電荷信号を読み出し、A/D変換器16によりデジタル信号に変換し、画像処理回路20により画像データを生成してメモリ制御回路22によりメモリ30に書き込むことで、通常露光撮影処理を終了する(S315)。なお、A/D変換器16から直接メモリ制御回路22を介して画像データをメモリ30に書き込んでもよい。
また、図8は、図5のS302における分割露光撮影のシーケンスを示すフローチャートである。システム制御回路50は、メモリ30に記憶される測光データに従い、露光制御部40によって絞り機能を有するシャッター12を絞り値に応じて開放する(S330)。次に、図5のS300において決定された全露光時間を複数(N)に分割し、複数回(N回)の露光及び分割露光信号の読み出しを行う。S331において、複数回(N回)の分割露光が完了したかどうかを判断し、完了していない場合には、i番目の分割露光における撮像素子10の露光を開始する(S332)。その後、分割露光時間が経過した場合に、撮像素子14から電荷信号を読み出し、A/D変換器16によりデジタル信号に変換し、画像処理回路20により画像データ(分割露光信号)を生成してメモリ制御回路22によりメモリ30に書き込む(S333)。なお、A/D変換器16から直接メモリ制御回路22を介して画像データをメモリ30に書き込んでもよい。次に、メモリ30に書き込まれたi分割目の画像データ(分割露光信号)における各画素の出力データについて瞬き欠陥の検出を行なう(S334)。そして、瞬き欠陥が検出された画素の出力データに対する補正処理を行ない(S335)、メモリ30に書き込まれている(i−1)分割目までの画像データと加算する(S336)。
次に、瞬き欠陥画素の検出と補正の方法について説明する。図9は、瞬き欠陥画素を検出する方法を示す図である。瞬き欠陥画素を検出する際には、各分割露光画像データ(検出対象分割露光信号)の各画素の出力値をその前後複数の分割露光画像データ(検出対象分割露光信号以外の分割露光信号)の各画素の出力平均値と比較する。そして、前後複数の分割露光画像データの各画素の出力平均値よりも出力値が大きい場合に、今回の分割露光画像データの画素が瞬き欠陥画素であると判断する。そして瞬き欠陥画素であると判断された画素の出力値を前後複数の分割露光画像データの平均値に置き換える。
また、図10は、瞬き欠陥画素を検出するための平均値を取得する分割露光画像の設定方法を示す図である。まず、1分割目の露光画像では、その後の2〜5分割目の露光画像における各画素の平均値と比較して瞬き欠陥画素を検出する。2分割目の露光画像では、その前後の1分割目及び3〜5分割目の露光画像における各画素の平均値と比較し、3分割目の露光画像では、その前後の1、2分割目及び4、5分割目の露光画像における各画素の平均値と比較することで、瞬き欠陥画素を検出する。4分割目以降の露光画像についても、常に平均値を取得する分割露光数が例えば4つ(一定数)になるように分割露光数に応じて平均値を取得する露光画像の設定を変更する。なお、瞬き欠陥画素と判断された場合には、その画素の出力を平均値の演算対象から除外する。
図11は、画像処理回路20及びメモリ30の構成図である。撮像素子14から電荷信号を読み出し、A/D変換器16によりデジタル信号に変換した各分割露光画像データをメモリ30の露光出力1〜4に記録する。また、メモリ30の露光出力1〜4に記録された各分割露光画像データはそれぞれ読み出され、画像処理回路20内の瞬き欠陥検出回路302(欠陥画素検出手段)に入力する。また、メモリ30の露光出力1〜4に記録された各分割露光画像データを画像処理回路20内の平均値算出回路301に入力して平均値を算出し、算出した平均値を瞬き欠陥検出回路302に入力する。
瞬き欠陥検出回路302では、上記2つの入力信号を比較することで瞬き欠陥判定を行なう(瞬き欠陥画素を検出する)。比較の結果、瞬き欠陥画素ではないと判定された場合には、その画素の撮影画像データを加算回路303(加算手段)に出力する。また、比較の結果、瞬き欠陥画素であると判断された場合には、その画素に対応する前後4つの分割露光画像データの平均値を加算回路303に出力する。なお、瞬き欠陥画素の検出において、前後の分割露光画像データの平均値を算出しながら瞬き欠陥画素を検出するのではなく、分割露光の最初(1番目)の露光出力、もしくは最初から数露光分の出力平均値を基準として、瞬き欠陥検出を行うことも可能である。
(その他の実施例)
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実
施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体
を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(または
CPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
14 撮像素子
16 A/D変換器
20 画像処理回路
22 メモリ制御回路
30 メモリ
40 露光制御部
50 システム制御回路
100 画像処理装置
301 平均値算出回路
302 瞬き欠陥検出回路
303 加算回路

Claims (6)

  1. 複数の画素を有する撮像素子を複数回に分割して露光することで、前記撮像素子から出力される前記複数の分割露光信号を加算する加算手段と、
    前記複数の分割露光信号における検出対象分割露光信号と前記検出対象分割露光信号以外の分割露光信号とを比較することで前記撮像素子の欠陥画素を検出する欠陥画素検出手段と、
    前記欠陥画素検出手段により検出された前記撮像素子の欠陥画素から出力された分割露光信号を前記加算手段が加算しないように制御する制御手段と、
    を備えたことを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記欠陥画素検出手段は、前記検出対象分割露光信号を前記検出対象分割露光信号以外の複数の分割露光信号と比較することで前記撮像素子の欠陥画素を検出することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記制御手段は、前記欠陥画素検出手段により前記検出対象分割露光信号と比較される前記複数の分割露光信号の数が常に一定数となるように制御することを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 複数の画素を有する撮像素子を複数回に分割して露光することで、前記撮像素子から出力される前記複数の分割露光信号を加算手段が加算するステップと、
    前記複数の分割露光信号における検出対象分割露光信号と前記検出対象分割露光信号以外の分割露光信号とを比較することで前記撮像素子の欠陥画素を欠陥画素検出手段が検出するステップと、
    前記欠陥画素検出手段により検出された前記撮像素子の欠陥画素から出力された分割露光信号を前記加算手段が加算しないように制御手段が制御するステップと、
    を備えたことを特徴とする画像処理方法。
  5. 前記欠陥画素検出手段は、前記検出対象分割露光信号を前記検出対象分割露光信号以外の複数の分割露光信号と比較することで前記撮像素子の欠陥画素を検出することを特徴とする請求項4に記載の画像処理方法。
  6. 前記制御手段は、前記欠陥画素検出手段により前記検出対象分割露光信号と比較される前記複数の分割露光信号の数が常に一定数となるように制御することを特徴とする請求項5に記載の画像処理方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2022085447A1 (ja) * 2020-10-19 2022-04-28 ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社 センサ

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