JP2006295316A - 撮像装置及び撮像方法及びプログラム及び記憶媒体 - Google Patents

撮像装置及び撮像方法及びプログラム及び記憶媒体 Download PDF

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Abstract


【課題】複数枚の撮影を行い、後処理で複数枚の画像を合成して手振れの補正を行なう場合に、残り撮影可能回数を適切に表示できるようにするとともに、一定の記憶容量の記録媒体に対して、複数枚の連写撮影の実行可能回数を増加させる。
【解決手段】所望の露出を得るための露光時間よりも短い露光時間で撮影した1セット分の複数枚の画像から、合成により前記所望の露出の画像を得るための撮像装置であって、1セット分の複数枚の画像のうちの主画像のデータと、副画像の主画像に対する差分データとを生成し、主画像のデータとともに記憶媒体に記憶させる画像処理部と、1セット分の主画像のデータと副画像の差分データの合計のデータ量と、記憶媒体の残り記憶可能容量とに基づいて、複数枚の画像の撮影を実行可能な残り回数を演算する演算部とを有する。
【選択図】 図12

Description

本発明は、主として静止画像を撮像して記録する撮像装置における手振れを補正する技術に関するものである。
従来、銀塩カメラやビデオカメラ、電子スチルカメラなどを手持ちで撮影する場合に発生する手振れを補正する技術についてはさまざまなものが提案され、かつ実用化されている。
たとえば、振動ジャイロなどの角速度センサによって手振れを検知し、光学系を揺動させる、または光軸と垂直方向に補正光学系を駆動することによって手振れを抑制する技術が、一眼レフ用の交換レンズ、ビデオカメラ、電子スチルカメラに既に用いられている。防振機能により撮影領域は拡大されるので、これらの効果は大きいものであるが、しかし、センサおよび補正光学系を追加する必要があるために、手振れ補正機能を持たない交換レンズ、ビデオカメラ、電子スチルカメラに比べて大型化やコスト増が避けられないという問題が有った。
また、ビデオカメラではNTSCやPALなどのテレビ方式に合わせて1/60秒または1/50秒間隔で撮影が行われるが、手振れ量を測定するために、角速度センサの代わりに、撮像された各画像間での動きベクトルを検知するという技術を用いているものが有る。このような方式には、手振れを補正するために撮像素子から画像を取り出す切り出し位置を検知された手ぶれ量に応じて変えるようにすることにより、補正光学系のような可動部分を持たずに手振れ抑制機能を実現しているものもある。これらの技術では大型化やコスト増を回避することが出来る。
しかしながら、電子スチルカメラにおいては、動画と静止画の違いから、このようなビデオカメラの手振れ補正技術をそのまま応用することは困難である。なぜなら、電子スチルカメラでは銀塩カメラと同様に、測光結果によって定まった露光時間中、連続して撮像素子での電荷蓄積が行われており、その期間は蓄積が行われているためにリアルタイムに動きベクトルを得ることができない。また手振れ補正についても、露光中にすでに撮像素子上には手振れ成分が重畳された画像が蓄積されているため、画像の切り出し位置を変えて手振れ補正することができない。
そこで、電子スチルカメラに好適な手振れ補正技術として、手振れを生じない程度のシャッター速度で複数枚の画像を連写撮影し、撮影後の処理でその複数枚の画像を位置合わせを行いながら合成して手振れのない画像を得るという技術が提案されている。
本願出願人が既に出願している特許文献1では、順次撮像した画像を経時的な位置ずれに対応して座標変換を行った後に合成する技術を提案している。
また、手振れ補正技術には関係しないが、残り撮影回数表示に関係する技術として特許文献2、特許文献3、特許文献4があり、これらの文献には、自動露出ブラケット(AEB)撮影時の残り撮影可能回数表示に関する技術が開示されている。
特許第3110797号公報 特開2003−307776号公報 特開2004−260751号公報 特開2003−259289号公報
複数枚の画像を撮影し、手振れ量を補正しながら合成することでぶれのない画像を得る技術について、手振れの補正および合成のプロセスは、電子スチルカメラ内で行う必要は必ずしも無い。電子スチルカメラ内では、複数枚画像の撮影だけを行い、手振れ量補正および合成に関しては、パーソナルコンピュータ(以下PC)に取り込んで行うようにしても良い。
このようにPC上で画像の後処理を行うことは、明るさやコントラストの補正などいわゆるレタッチとして広く一般的に行われている。また、一眼レフタイプの電子スチルカメラや高級コンパクトタイプの電子スチルカメラの多くでは撮像素子から得られた生データ画像をそのまま保存しておくことが出来るようになっている(一般にこのような生データ画像をRAW画像と呼ぶ)。RAW画像は、カメラ固有の形式であり、そのままではPC上などで画像として見ることは出来ないが、PC上で色温度補正、階調補正、露出補正などを行いつつJPEGなどの一般的な画像フォーマットに変換することができる。このような処理は銀塩のイメージから現像処理と呼ばれる。現像処理もレタッチ同様PC上での画像の後処理として現在では一般的に行われている。
また、撮像素子の画素数増大や連写性能向上への要求のため、電子スチルカメラ内での撮像から画像の記録までの時間短縮も必要となってきている。後処理で手振れ補正、合成を行わせることは、電子スチルカメラ側の処理の負荷を減らすことになり、その分連写性能を向上できるなどのメリットがある。
ところで、電子スチルカメラでは、撮影された画像はCF(コンパクトフラッシュ(登録商標))カードやSDカードなどのメモリカードや、小型のハードディスクなどの記録媒体に記録される。
そして、残り撮影可能回数については、記録媒体の残容量と画像1枚あたりのファイルサイズとから概略の残り撮影可能回数が演算されて表示される。電子スチルカメラでは、多くの場合、記録容量を節約するためにJPEG形式などの画像形式に圧縮されて記録されるが、その圧縮率は、画質や撮影シーン自体、また設定されている撮影感度に依存するノイズ量などによって異なってくる。また、記録する画像の大きさ(解像度)によってもファイルサイズは異なってくる。これらの点も考慮されて残り撮影可能回数の表示が行われる。
しかしながら、前述したように複数枚数の画像を撮影し、それを後処理で合成して1枚の画像とする場合、残り撮影可能回数の表示についてこの点も考慮して行う必要があるが、先の従来例に関しては、特許文献1で開示されているのはビデオカメラに応用した例であり、後処理で手振れ補正、合成を行う技術は開示されておらず、残り撮影可能回数表示についても考慮されていない。
また、特許文献2では、自動的に露出を振って数枚の撮影を行うオートブラケット(AEB)撮影などの複数枚の撮影を一連に行う撮影モードが設定されているときに、そのような一連撮影を何回行えるかをフィルムの残枚数から演算して表示する技術が開示されている。しかしながら、開示されている技術は銀塩フィルムを使用するカメラについてのものであり、画像処理により手振れ補正、合成を行う技術自体が銀塩カメラにそのまま応用できるものではない。また電子スチルカメラと手振れ補正、合成の技術を組み合わせた場合はファイルサイズに関係する要素に応じて残り撮影可能回数表示を変更する必要があるが、このような内容についてまで開示はされていない。
また、特許文献3では、自動的に露出を振って数枚の撮影を行うオートブラケット(AEB)撮影などの複数枚の撮影を一連に行う撮影モードが設定されているときに、そのような一連撮影を何回行えるかを記録媒体の残り容量から演算して表示する技術が開示されている。しかしながら、特許文献3では、一定の容量の記録媒体に対して一連撮影を行なえる回数を増やすための手法については何ら言及されていない。
また、特許文献4で開示されている技術では、オートブラケット撮影のような連続撮影モードが設定されている場合は、その連続撮影枚数の端数に相当する残撮影枚数を引いて表示を行うという技術が開示されているが、残り撮影可能回数表示を行うものではなく、画像合成で手振れのない画像を得るような方法についても開示されていない。
したがって、本発明は上述した課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、複数枚の撮影を行い、後処理で複数枚の画像を合成して所望の露出の画像を得る場合に、各種条件を考慮して残り撮影可能回数を適切に表示できるようにするとともに、一定の記憶容量の記録媒体に対して、複数枚の連写撮影の実行可能回数を増加させることである。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、所望の露出を得るための露光時間よりも短い露光時間で撮影した1セット分の複数枚の画像から、合成により前記所望の露出の画像を得るための撮像装置であって、前記1セット分の複数枚の画像のうちの少なくとも1枚の画像である主画像のデータと、前記1セット分の複数枚の画像のうちの前記主画像以外の画像である副画像の前記主画像に対する差分データとを生成し、前記主画像のデータとともに記憶手段に記憶させる画像処理手段と、前記1セット分の複数枚の画像のうちの前記主画像のデータと前記副画像の差分データの合計のデータ量と、前記記憶手段の残り記憶可能容量とに基づいて、前記1セット分の複数枚の画像の撮影を実行可能な残り回数を演算する演算手段と、前記演算手段により算出された前記実行可能な残り回数を表示する表示手段と、を具備することを特徴とする。
また、本発明に係わる撮像方法は、所望の露出を得るための露光時間よりも短い露光時間で撮影した1セット分の複数枚の画像から、合成により前記所望の露出の画像を得るための撮像方法であって、前記1セット分の複数枚の画像のうちの少なくとも1枚の画像である主画像のデータと、前記1セット分の複数枚の画像のうちの前記主画像以外の画像である副画像の前記主画像に対する差分データとを生成し、前記主画像のデータとともに記憶手段に記憶させる画像処理工程と、前記1セット分の複数枚の画像のうちの前記主画像のデータと前記副画像の差分データの合計のデータ量と、前記記憶手段の残り記憶可能容量とに基づいて、前記1セット分の複数枚の画像の撮影を実行可能な残り回数を演算する演算工程と、前記演算工程において算出された前記実行可能な残り回数を表示する表示工程と、を具備することを特徴とする。
また、本発明に係わるプログラムは、上記の撮像方法をコンピュータに実行させることを特徴とする。
また、本発明に係わる記憶媒体は、上記のプログラムをコンピュータ読み取り可能に記憶したことを特徴とする。
本発明によれば、複数枚の撮影を行い、後処理で複数枚の画像を合成して所望の露出の画像を得る場合に、各種条件を考慮して残り撮影可能回数を適切に表示できるようにするとともに、一定の記憶容量の記録媒体に対して、複数枚の連写撮影の実行可能回数を増加させることが可能となる。
以下、本発明の好適な実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係わるデジタルカメラの構成を示すブロック図である。
図1において、100はデジタルカメラである。
10は撮影レンズ、12は絞り機能を備えるシャッター、14は光学像を電気信号に変換する撮像素子、16は撮像素子14のアナログ出力信号をディジタル信号に変換するA/D変換器である。
18は撮像素子14、 A/D変換器16、 D/A変換器26にクロック信号や制御信号を供給するタイミング発生回路であり、メモリ制御回路22及びシステム制御回路50により制御される。
20は画像処理回路であり、 A/D変換器16からのデータ或いはメモリ制御回路22からのデータに対して所定の画素補間処理や色変換処理を行う。また、画像処理回路20においては、撮像した画像データを用いて所定の演算処理を行い、得られた演算結果に基づいてシステム制御回路50が露光制御部40、測距制御部42に対して制御を行う、TTL(スルー・ザ・レンズ)方式のAF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、EF(フラッシュプリ発光)処理を行っている。さらに、画像処理回路20においては、撮像した画像データを用いて所定の演算処理を行い、得られた演算結果に基づいてTTL方式のAWB(オートホワイトバランス)処理も行っている。
22はメモリ制御回路であり、A/D変換器16、タイミング発生回路18、画像処理回路20、画像表示メモリ24、D/A変換器26、メモリ30、圧縮・伸長回路32を制御する。
A/D変換器16のデータが画像処理回路20、メモリ制御回路22を介して、或いはA/D変換器16のデータが直接メモリ制御回路22を介して、画像表示メモリ24或いはメモリ30に書き込まれる。
24は画像表示メモリ、26はD/A変換器、28はTFT LCD等から成る画像表示部であり、画像表示メモリ24に書き込まれた表示用の画像データはD/A変換器26を介して画像表示部28により表示される。
画像表示部28を用いて撮像した画像データを逐次表示すれば、電子ファインダー機能を実現することが可能である。
また、画像表示部28は、システム制御回路50の指示により任意に表示をON/OFFすることが可能であり、表示をOFFにした場合にはデジタルカメラ100の消費電力を大幅に低減することが出来る。
30は撮影した静止画像や動画像を格納するためのメモリであり、所定枚数の静止画像や所定時間の動画像を格納するのに十分な記憶容量を備えている。これにより、複数枚の静止画像を連続して撮影する連写撮影やパノラマ撮影の場合にも、高速かつ大量の画像書き込みをメモリ30に対して行うことが可能となる。また、メモリ30はシステム制御回路50の作業領域としても使用することが可能である。
32は適応離散コサイン変換(ADCT)等により画像データを圧縮伸長する圧縮・伸長回路であり、メモリ30に格納された画像を読み込んで圧縮処理或いは伸長処理を行い、処理を終えたデータをメモリ30に書き込む。
40は絞り機能を備えるシャッター12を制御する露光制御部であり、フラッシュ48と連携することによりフラッシュ調光機能も有するものである。
42は撮影レンズ10のフォーカシングを制御する測距制御部、44は撮影レンズ10のズーミングを制御するズーム制御部、46はバリアである保護部102の動作を制御するバリア制御部である。
48はフラッシュであり、AF補助光の投光機能、フラッシュ調光機能も有する。
露光制御部40、測距制御部42はTTL方式を用いて制御されており、撮像した画像データを画像処理回路20によって演算した演算結果に基づき、システム制御回路50が露光制御部40、測距制御部42に対して制御を行う。
50はデジタルカメラ100全体を制御するシステム制御回路、52はシステム制御回路50の動作用の定数、変数、プログラム等を記憶するメモリである。
54はシステム制御回路50でのプログラムの実行に応じて、文字、画像、音声等を用いて動作状態やメッセージ等を表示する液晶表示装置、スピーカー等の表示部であり、デジタルカメラ100の操作部近辺の視認し易い位置に単数或いは複数個所設置され、例えばLCDやLED、発音素子等の組み合わせにより構成されている。
また、表示部54は、その一部の機能が光学ファインダー104内に設置されている。
表示部54の表示内容のうち、LCD等に表示するものとしては、シングルショット/連写撮影表示、セルフタイマー表示、圧縮率表示、記録画素数表示、記録枚数表示、残撮影可能枚数表示、シャッタースピード表示、絞り値表示、露出補正表示、フラッシュ表示、赤目緩和表示、マクロ撮影表示、ブザー設定表示、時計用電池残量表示、電池残量表示、エラー表示、複数桁の数字による情報表示、記録媒体150及び160の着脱状態表示、通信I/F動作表示、日付け・時刻表示、防振機能表示、等がある。
また、表示部54の表示内容のうち、光学ファインダー104内に表示するものとしては、合焦表示、手振れ警告表示、フラッシュ充電表示、シャッタースピード表示、絞り値表示、露出補正表示、等がある。
56は電気的に消去・記録可能な不揮発性メモリであり、例えばEEPROM等が用いられる。
60、62、64、66、68及び70は、システム制御回路50の各種の動作指示を入力するための操作部であり、スイッチやダイアル、タッチパネル、視線検知によるポインティング、音声認識装置等の単数或いは複数の組み合わせで構成される。
ここで、これらの操作部の具体的な説明を行う。
60はモードダイアルスイッチで、電源オフ、自動撮影モード、撮影モード、パノラマ撮影モード、再生モード、マルチ画面再生・消去モード、PC接続モード等の各機能モードを切り替え設定することが出来る。
62はシャッタースイッチSW1で、不図示のシャッターボタンの操作途中でONとなり、AF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、AWB(オートホワイトバランス)処理、EF(フラッシュプリ発光)処理等の動作開始を指示する。
64はシャッタースイッチSW2で、不図示のシャッターボタンの操作完了でONとなり、撮像素子14から読み出した信号をA/D変換器16、メモリ制御回路22を介してメモリ30に書き込む露光処理、画像処理回路20やメモリ制御回路22での演算を用いた現像処理、メモリ30から画像データを読み出し、圧縮・伸長回路32で圧縮を行い、記録媒体150或いは160に書き込む記録処理という一連の処理の動作開始を指示する。
66は画像表示ON/OFFスイッチで、画像表示部28のON/OFFを設定することが出来る。
この機能により、光学ファインダー104を用いて撮影を行う際に、TFT LCD等から成る画像表示部への電流供給を遮断することにより、省電力を図ることが可能となる。
68は、防振機能ON/OFFスイッチで、防振機能の作動/非作動を設定することができる。本実施形態では防振機能が非作動の場合は通常撮影を行なうモードとなり、防振機能を作動させると、通常の1回の撮影で適正露出が得られるシャッタースピードよりもシャッタースピードを早くして、所定枚数のアンダー露出の画像を連写撮影するモードとなる。この連写撮影した複数枚のアンダー露出の画像を合成して、一枚の適正露出で且つブレのない画像を作成する。防振機能作動時の詳細については後述する。
実際に、撮影した複数枚の画像を合成して一枚のブレのない画像を作成する処理は後述する画像処理装置側にて行われる。
70は各種ボタンやタッチパネル等からなる操作部で、メニューボタン、セットボタン、マクロボタン、マルチ画面再生改ページボタン、フラッシュ設定ボタン、単写/連写/セルフタイマー切り替えボタン、メニュー移動+(プラス)ボタン、メニュー移動−(マイナス)ボタン、再生画像移動+(プラス)ボタン、再生画像移動−(マイナス)ボタン、撮影画質選択ボタン、露出補正ボタン、日付/時間設定ボタン等がある。
80は電源制御部で、電池検出回路、DC−DCコンバータ、通電するブロックを切り替えるスイッチ回路等により構成されており、電池の装着の有無、電池の種類、電池残量の検出を行い、検出結果及びシステム制御回路50の指示に基づいてDC−DCコンバータを制御し、必要な電圧を必要な期間、記録媒体を含む各部へ供給する。
82はコネクタ、84はコネクタ、86はアルカリ電池やリチウム電池等の一次電池やNiCd電池やNiMH電池、Liイオン電池等の二次電池、ACアダプター等からなる電源部である。
90及び94はメモリカードやハードディスク等の記録媒体とのインターフェース、92及び96はメモリカードやハードディスク等の記録媒体と接続を行うコネクタ、98はコネクタ92及び/又は96に記録媒体150或いは160が装着されているか否かを検知する記録媒体着脱検知部である。
なお、本実施形態では記録媒体を取り付けるインターフェース及びコネクタを2系統持つものとして説明しているが、もちろん、記録媒体を取り付けるインターフェース及びコネクタは、単数でも良いし、或いは2系統以上の任意の数でも良い。また、異なる規格のインターフェース及びコネクタを組み合わせて備える構成としても構わない。
インターフェース及びコネクタとしては、PCMCIAカードやCF(コンパクトフラッシュ(登録商標))カード、SDカードなど、或いはその他種々の記憶媒体の規格に準拠したものを用いて構成して構わない。
さらに、インターフェース90及び94、そしてコネクタ92及び96をPCMCIAカードやCF(コンパクトフラッシュ(登録商標))カード等の規格に準拠したものを用いて構成した場合、LANカードやモデムカード、USBカード、IEEE1394カード、P1284カード、SCSIカード、PHS等の通信カード、等の各種通信カードを接続することにより、他のコンピュータやプリンタ等の周辺機器との間で画像データや画像データに付属した管理情報を転送し合うことが出来る。
102は、デジタルカメラ100のレンズ10を含む撮像部を覆うことにより、撮像部の汚れや破損を防止するバリアである保護部である。
104は光学ファインダであり、画像表示部28による電子ファインダー機能を使用すること無しに、光学ファインダのみを用いて撮影を行うことが可能である。また、光学ファインダー104内には、表示部54の一部の機能、例えば、合焦表示、手振れ警告表示、フラッシュ充電表示、シャッタースピード表示、絞り値表示、露出補正表示などが設置されている。
110は通信部で、RS232CやUSB、IEEE1394、P1284、SCSI、モデム、LAN、無線通信、等の各種通信機能を有する。
112は通信部110によりデジタルカメラ100を他の機器と接続するコネクタ或いは無線通信の場合はアンテナである。
150はメモリカードやハードディスク等の記録媒体である。記録媒体150は、半導体メモリや磁気ディスク等から構成される記録部152、デジタルカメラ100とのインターフェース154、デジタルカメラ100と接続を行うコネクタ156を備えている。
160はメモリカードやハードディスク等の記録媒体である。記録媒体160は、半導体メモリや磁気ディスク等から構成される記録部162、デジタルカメラ100とのインターフェース164、デジタルカメラ100と接続を行うコネクタ166を備えている。
次に、図2乃至図6を参照して、第1の実施形態のデジタルカメラの動作について説明する。
図2及び図3は本実施形態のデジタルカメラ100の主ルーチンのフローチャートである。
図2及び図3を用いて、デジタルカメラ100の動作について説明する。
電池交換等の電源投入により、システム制御回路50はフラグや制御変数等を初期化し(ステップS101)、画像表示部28の画像表示をOFF状態に初期設定する(ステップS102)。
システム制御回路50は、モードダイアル60の設定位置を判断し、モードダイアル60が電源OFFに設定されていたならば(ステップS103)、各表示部の表示を終了状態に変更し、保護部102のバリアを閉じて撮像部を保護し、フラグや制御変数等を含む必要なパラメータや設定値、設定モードを不揮発性メモリ56に記録し、電源制御部80により画像表示部28を含むデジタルカメラ100各部の不要な電源を遮断する等の所定の終了処理を行った後(ステップS105)、ステップS103に戻る。
モードダイアル60が撮影モードに設定されていたならば(ステップS103)、ステップS106に進む。
モードダイアル60がその他のモードに設定されていたならば(ステップS103)、システム制御回路50は選択されたモードに応じた処理を実行し(ステップS104)、処理を終えたならばステップS103に戻る。
システム制御回路50は、電源制御部80により電池等により構成される電源86の残容量や動作情況がデジタルカメラ100の動作に問題があるか否かを判断し(ステップS106)、問題があるならば表示部54を用いて画像や音声により所定の警告表示を行った後に(ステップS108)、ステップS103に戻る。
電源86に問題が無いならば(ステップS106)、システム制御回路50は記録媒体150或いは160の動作状態がデジタルカメラ100の動作、特に記録媒体に対する画像データの記録再生動作に問題があるか否かを判断し(ステップS107)、問題があるならば表示部54を用いて画像や音声により所定の警告表示を行った後に(ステップS108)、ステップS103に戻る。
記録媒体150或いは160の動作状態に問題が無いならば(ステップS107)、表示部54を用いて画像や音声によりデジタルカメラ100の各種設定状態の表示を行う(ステップS109)。なお、画像表示部28の画像表示がONであったならば、画像表示部28も用いて画像や音声によりデジタルカメラ100の各種設定状態の表示を行う。
システム制御回路50は、防振機能ON/OFFスイッチ68の設定状態を調べ(ステップS110)、防振機能ONに設定されていたならば防振機能フラグを設定し(ステップS111)、防振機能OFFに設定されていたならば防振機能フラグを解除する(ステップS112)。
なお、防振機能フラグの状態は、システム制御回路50の内部メモリ或いはメモリ52に記憶する。
続いて、システム制御回路50は、記録媒体150および/又は記録媒体160の残容量と現在設定されている画像サイズ、画質(画像の圧縮率)、画像フォーマット(JPEG、RAW、TIFFなど)、ISO感度などの情報から残撮影可能回数を演算し、表示する残撮影可能回数演算および表示の処理ステップS113を実行する。残撮影可能回数演算および表示処理の詳細は図7を用いて後述する。
シャッタースイッチSW1が押されていないならば(ステップS114)、ステップS103に戻る。
シャッタースイッチSW1が押されたならば(ステップS114)、システム制御回路50は、測距処理を行って撮影レンズ10の焦点を被写体に合わせ、測光処理を行って絞り値及びシャッター時間を決定する(ステップS115)。測光処理に於いて、必要であればフラッシュの設定も行う。
この測距・測光処理ステップS115の詳細は図4を用いて後述する。
測距・測光処理ステップS115を終えたならば、シャッタースイッチSW2が押されたかどうかの判定(ステップS116)に進む。
シャッタースイッチSW2が押されずに(ステップS116)、さらにシャッタースイッチSW1も解除されたならば(ステップS117)、ステップS103に戻る。
シャッタースイッチSW2が押されたならば(ステップS116)、ステップS118に進む。
システム制御回路50は、撮像素子12、A/D変換器16、画像処理回路20、メモリ制御回路22を介して、或いはA/D変換器16から直接メモリ制御回路22を介して、メモリ30に撮影した画像データを書き込む露光処理、及び、メモリ制御回路22そして必要に応じて画像処理回路20を用いて、メモリ30に書き込まれた画像データを読み出して各種処理を行う現像処理からなる撮影処理を実行する(ステップS118)。
この撮影処理ステップS118の詳細は図5を用いて後述する。
システム制御回路50は、メモリ30に書き込まれた撮影画像データを読み出して、メモリ制御回路22そして必要に応じて画像処理回路20を用いて各種画像処理を、また、圧縮・伸長回路32を用いて設定したモードに応じた画像圧縮処理を行った後、記録媒体150或いは160へ画像データの書き込みを行う記録処理を実行する(ステップS119)。
この記録処理ステップS119の詳細は図6を用いて後述する。
記録処理ステップS119が終了したならば、新たな記録媒体150或いは160の残容量をもとに、残撮影可能回数演算および表示の処理ステップS120を実行する。残撮影可能回数演算および表示処理ステップS120は先のステップS113と同内容の動作である。詳細は図7を用いて後述する。
残撮影可能回数演算および表示の処理ステップS120が終了した際に、シャッタースイッチSW2が押された状態であったならば(ステップS121)、システム制御回路50はシステム制御回路50の内部メモリ或いはメモリ52に記憶される連写フラグの状態を判断し(ステップS122)、連写フラグが設定されていたならば、連続して撮影を行うためにステップS118に戻り、次の撮影を行う。
連写フラグが設定されていないならば(ステップS122)、シャッタースイッチSW2が放されるまで(ステップS121)、現在の処理を繰り返す。
シャッタースイッチSW2が押されておらず(ステップS121)、且つシャッタースイッチSW1が押された状態であったならば(ステップS123)、システム制御回路50は、ステップS116に戻って次の撮影に備える。
シャッタースイッチSW1も放された状態であったならば(ステップS123)、システム制御回路50は、一連の撮影動作を終えてステップS103に戻る。
図4は、図3のステップS115における測距・測光処理の詳細な動作を示すフローチャートである。
システム制御回路50は、撮像素子14から電荷信号を読み出し、A/D変換器16を介して画像処理回路20に撮影画像データを逐次読み込む(ステップS201)。この逐次読み込まれた画像データを用いて、画像処理回路20はTTL(スルー・ザ・レンズ)方式のAE(自動露出)処理、EF(フラッシュプリ発光)処理、AF(オートフォーカス)処理に用いる所定の演算を行っている。
なお、ここでの各処理は、撮影した全画素数のうちの必要に応じた特定の部分を必要個所分切り取って抽出し、演算に用いている。これにより、 TTL方式のAE、EF、AWB、AFの各処理において、中央重点モード、平均モード、評価モードの各モード等の異なるモード毎に最適な演算を行うことが可能となる。
画像処理回路20での演算結果を用いて、システム制御回路50は露出(AE)が適正と判断されるまで(ステップS202)、露光制御部40を用いてAE制御を行う。
AE制御時、システム制御回路50はシステム制御回路50の内部メモリ或いはメモリ52に記憶される防振機能フラグの状態を判断し(ステップS203)、防振機能ONの場合は防振用AE制御を行い(ステップS204)、防振機能OFF時は通常のAE制御を行う(ステップS205)。
防振機能がONの場合は、複数枚の画像が撮影され、その後、画像処理装置にて像の位置ズレを補正しながら加算合成が行われる。このときのシャッター速度は手振れが発生しにくい速度にする必要がある。このようなシャッター速度は次のようにして求めることが出来る。従来より35mmフィルムを使用するカメラでは撮影レンズの焦点距離をfmmとすると、1/f(sec)のシャッター速度であれば手振れが影響しにくいと言われている。一般的にデジタルカメラの撮像素子は35mmフィルムに対して小さいが、35mmフィルムに対する撮像素子の大きさの比と撮影レンズの実焦点距離から、35mmフィルムカメラ相当の焦点距離を求め、これをf’とすると、この逆数(1/f’(sec))をシャッター速度とすれば手振れしにくいシャッター速度とすることが出来る。または、PC用モニタなどで拡大表示して観察されることを考慮して、より高速なシャッター速度としても良い。
このようにして求めたシャッター速度と、AE制御で決まる適正露光量とカメラ側で設定される絞り値および感度値などから、1枚撮影したときの露光量と適正露光量の比を求めることができ、この比から適正露光を得るためには、何枚の撮影画像を加算すればいいかが求まる。たとえば、1枚あたりの露光量が適正露光量の1/4であれば、撮影枚数は4枚として、4枚の画像を加算することで適正露光となる画像を求められる。
防振時の撮影枚数については、少ないと防振効果が少なくなり、また、多すぎると1枚あたりの露光量が少なくなりすぎて、後処理での動きベクトル検出の処理などが困難になったり、処理にも時間がかかるようになるので、4〜8枚程度が適切である。
次にAE制御で得られた測定データを用いて、システム制御回路50はフラッシュが必要か否かを判断し(ステップS206)、フラッシュが必要ならばフラッシュフラグをセットし、フラッシュ48を充電する(ステップS207)。
露出(AE)が適正と判断したならば(ステップS202)、測定データ及び/又は設定パラメータをシステム制御回路50の内部メモリ或いはメモリ52に記憶する。
画像処理回路20での演算結果及びAE制御で得られた測定データを用いて、システム制御回路50はホワイトバランス(AWB)が適正と判断されるまで(ステップS208)、画像処理回路20を用いて色処理のパラメータを調節してAWB制御を行う(ステップS209)。
ホワイトバランス(AWB)が適正と判断したならば(ステップS208)、測定データ及び/又は設定パラメータをシステム制御回路50の内部メモリ或いはメモリ52に記憶する。
AE制御及びAWB制御で得られた測定データを用いて、システム制御回路50は測距(AF)が合焦と判断されるまで(ステップS210)、測距制御部42を用いてAF制御を行う(ステップS211)。
測距(AF)が合焦と判断したならば(ステップS210)、測定データ及び/又は設定パラメータをシステム制御回路50の内部メモリ或いはメモリ52に記憶し、測距・測光処理ルーチンS122を終了する。
図5は、図3のステップS118における撮影処理の詳細な動作を示すフローチャートである。
システム制御回路50は、システム制御回路50の内部メモリ或いはメモリ52に記憶される測光データに従い、露光制御部40によって、絞り機能を有するシャッター12を絞り値に応じて開放して撮像素子14を露光する(ステップS301、ステップS302)。
システム制御回路50はシステム制御回路50の内部メモリ或いはメモリ52に記憶される防振機能フラグの状態を判断し(ステップS303)、防振機能ONの場合は防振時連写の1コマ目か否かを判断し(ステップS304)、1コマ目ならフラッシュ使用の判断(ステップS305)に進み、1コマ目以外の場合は、露光終了判断(ステップS307)に進む。ステップS303にて防振機能OFFならばフラッシュ使用の判断(ステップS305)に進む。
ステップS305ではフラッシュ・フラグによりフラッシュ48が必要か否かを判断し、必要な場合はフラッシュを発光させる(ステップS306)。
上記により、防振機能がONで、かつフラッシュを使用する場合には、防振機能による連写の1コマ目だけ、フラッシュが発光することとなる。1コマ目だけ発光させるのは、フラッシュに関してはフラッシュ光到達距離範囲内の被写体については一度の発光で適正露出が得られるためである。また、フラッシュを複数コマで発光させようとすると発光後の充電に時間を要するため、各露光間のブレ量(画角変化)が過大となり、後処理の画像処理装置での画像合成が困難になること、また、全体の撮影に長時間かかることになり、被写体が人物の場合など被写体ぶれが大きくなってしまうためである。本実施形態のように構成することで、夜景をバックにした人物撮影などの場合、手前の人物には一度のフラッシュ撮影で適正露光が得られ、背景については防振機能を利用してぶれの少ない夜景が撮影できることとなり、非常に有効である。
システム制御回路50は、測光データに従って撮像素子14の露光終了を待ち(ステップS307)、シャッター12を閉じて(ステップS308)、撮像素子14から電荷信号を読み出し、A/D変換器16、画像処理回路20、メモリ制御回路22を介して、或いはA/D変換器16から直接メモリ制御回路22を介して、メモリ30に撮影画像のデータを書き込む(ステップS309)。
設定された撮影モードに応じて、フレーム処理を行う必要があるならば(ステップS310)、システム制御回路50は、メモリ制御回路22そして必要に応じて画像処理回路20を用いて、メモリ30に書き込まれた画像データを読み出して垂直加算処理や(ステップS311)、色処理(ステップS312)を順次行った後、メモリ30に処理を終えた画像データを書き込む。
次に防振機能フラグがセットされている場合(ステップS313)は、防振用連写撮影が終了したかどうかを判断し(ステップS314)、終了していない場合はステップS301に戻り、防振用連写が終了するまで上記のステップを繰り返す。防振連写が終了した場合は、ここで撮影終了後の画像表示のために表示用画像データを生成するとともに、インデックス表示や再生表示のためのサムネイル画像を生成する。
しかしながら、本実施形態においては、PC上などでの後処理にて画像合成処理を行うこととしているため、この時点では合成前の画像しかない。また、防振用連写撮影で得られた個々の画像は手振れしない秒時で撮影され、適正露光よりアンダー露出となっている。そのため、そのままでは表示用画像やサムネイル画像として適さない。そこで主画像として用いる画像を略撮影枚数分ゲインアップを行って表示画像データおよびサムネイル画像を生成する(ステップS315)。
具体的には、主画像データの輝度情報を撮影枚数分乗算する。たとえば4枚の画像を合成する場合は、主画像の輝度情報を4倍する。このように整数倍することで、階調性は失われるが、画像表示部28に使われる液晶上では元画像に対してかなり縮小された画像が表示されるため、階調性が失われていても撮影画像の構図確認などの用途には十分である。そして次のステップ(ステップS317)に進む。
またステップS314にて防振機能フラグがセットされてない場合はゲインアップ処理は行わずに、撮影画像から表示画像データおよびサムネイル画像を生成する(ステップS316)。
そして、システム制御回路50は、メモリ30から画像データを読み出し、メモリ制御回路22を介して画像表示メモリ24に表示画像データの転送を行う(ステップS317)。以上で撮影処理ルーチンS118を終了する。
次に記録処理ステップS119の動作について図6を用いて説明する。図6は、図3のステップS119における記録処理の詳細な動作を示すフローチャートである。
図6において、システム制御回路50は、メモリ制御回路22そして必要に応じて画像処理回路20を用いて、メモリ30に書き込まれた撮影画像データを読み出して撮像素子の縦横画素比率を1:1に補間する画素正方化処理を行った後(ステップS401)、メモリ30に処理を終えた画像データを書き込む。そして、メモリ30に書き込まれた画像データを読み出して、設定したモードに応じた画像圧縮処理を圧縮・伸長回路32により行う(ステップS402)。
次に、システム制御回路50は、インターフェース90或いは94、コネクタ92或いは96を介して、メモリカードやコンパクトフラッシュ(登録商標)カード等の記録媒体150或いは160へ圧縮した画像データの書き込みを行う(ステップS403)。記録する画像のフォーマットはここではJPEG形式で記録するものとして話を進める。ただし、TIFF、GIF、BMPなど公知の任意のフォーマットで良いことは言うまでもない。また、画像を記録する際、後処理で防振処理が必要かどうかの判定を容易にするため、画像のヘッダー部等に防振処理が必要かどうかのフラグをセットするようにしても良いし、ファイル名や拡張子を防振処理が必要であるときには変更することで判定可能にしてもよい。
次に、システム制御回路50は、システム制御回路50の内部メモリ或いはメモリ52に記憶される防振機能フラグの状態を判断し(ステップS404)、防振機能OFFの場合は、通常の撮影であるので、記録処理ルーチンS119を終了する。
ステップS403において防振機能がONの場合は、防振連写した最終コマの記録が終了したかどうかの判断を行う(ステップS405)。終了していない場合は、ステップS401に戻り、まだ記録が行われていない画像の記録処理を行う。ステップS405において最終コマの記録が終了したと判断された場合は、記録処理ルーチンS119を終了する。
次に、図7を用いて、残撮影可能回数演算および表示処理について説明する。図7は、図2のステップS113、および図3のステップS120における残撮影可能回数の演算および表示処理の詳細な動作を示すフローチャートである。
図7において、システム制御回路50は、残撮影可能回数演算のため、まず現在設定されている条件で撮影した画像1枚あたりの記憶容量がどれぐらいの大きさになるかを求める。そのために、まず内部メモリ或いはメモリ52に記憶される各種フラグの状態、または操作部70の各種SWの状態から現在の設定条件を検出する。
まず、システム制御回路50は、設定されている画像のサイズを検出する(ステップS451)。サイズにはたとえばLarge、Middle、Smallの3種類があることとする。例えば、Largeは3072×2048画素で画素数は約600万画素、Middleは2048×1360画素で画素数は約280万画素、Smallは1536×1024で画素数は約150万画素とする。次にシステム制御回路50は、設定されている画質(画像の圧縮率)を検出する(ステップS452)。画質はたとえばFineとNormalの2種類があり、Normalの方がより高圧縮率であるとする。次に、システム制御回路50は、設定されているISO感度を検出する(ステップS453)。ISO感度は、例えば、100、200、400、800、1600の5種類が設定可能であるとする。
そして、これらのパラメータからシステム制御回路50は画像1枚あたりの容量の概算値を算出する(ステップS454)。ここでは、あらかじめ画像サイズと画質については図17に示すように組み合わせたときの1枚あたりの容量の概算値が表形式でメモリ52または不揮発性メモリ56内に記憶されているものとする。JPEG形式の場合、画像の容量は被写体画像の絵柄にも依存するため、安全を見込んで若干大きめの値が記憶される。また、ISO感度については図18のようにそれぞれの感度に対する補正係数がメモリ52または不揮発性メモリ56内に記憶されているものとする。システム制御回路50は、図17の1枚あたりの容量概算値に対して図18のISO感度の補正係数を乗じることで求めたパラメータ条件での1枚あたりの画像容量を求める。たとえば、画像サイズLarge、画質Fine、ISO感度400のときの1枚あたりの画像容量は、3.1MB×1.2=約3.7MBとなる。
次にシステム制御回路50は、システム制御回路50の内部メモリ或いはメモリ52に記憶される防振機能フラグの状態を判断し(ステップS455)、防振機能OFFの場合は、1回のレリーズでの撮影枚数は1枚であるので、撮影時容量は、すなわちステップS454で算出した画像1枚あたりの容量であるとする(ステップS456)。たとえば、上記のLarge、Fine、ISO400の場合は撮影時容量=画像1枚あたりの容量=3.7MBとなる。
ステップS455で防振機能ONの場合は、1回のレリーズで4駒の撮影が行われるので、撮影時容量はステップS454で算出した画像1枚あたりの容量×1回レリーズあたりの撮影枚数(=4)とする(ステップS457)。上記のようにLarge、Fine、ISO400の場合は撮影時容量=画像1枚あたりの容量×4=3.7MB×4=14.8MBとなる。
次にシステム制御回路50は、記録媒体150、160の残容量の検出を行う(ステップS458)。そして、ステップS458で、求めた残容量を、ステップS456またはステップS457で求めた撮影時容量で除算することで、残撮影可能回数を求める(ステップS459)。そして、求めた残撮影可能回数をLCDなどの表示部54に表示する(ステップS460)。
たとえば、残容量が512MBだったとすると、上記Large、Fine、ISO400の条件では、防振機能OFFのとき、残撮影回数は512/3.7=138.4で小数点以下を切り捨てて138回となり、表示部54には「138」が表示される。防振機能ONのとき、残撮影回数は512/14.8=34.6で小数点以下を切り捨てて34回となり、表示部54には「34」が表示される。
以上で残撮影可能回数演算および表示のルーチンを終了する。
次に本実施形態の画像処理装置側の処理について説明する。
図8は本実施形態のデジタルカメラと画像処理装置の接続を表す図である。
デジタルカメラ100と画像処理装置200は、接続ケーブル201で接続され、デジタルカメラ100内の画像データは画像処理装置200に転送され、そこで防振用連写された画像の位置合わせおよび加算合成処理が行われる。接続は、デジタルカメラ100内のインターフェース90、94に接続されたLANカードやモデムカード、USBカード、IEEE1394カード、P1284カード、SCSIカード、等の各種通信カードによって行われる。また、以上のような有線接続ではなく、IrDAによる赤外線接続、IEEE802.11a、同802.11b、同802.11gなどの無線LANカードによる無線接続であってもかまわない。
また、CF(コンパクトフラッシュ(登録商標))カード等のメモリ媒体を介して画像データを転送しても良い。
画像処理装置200は、形態としては一般的なPCでも良いし、画像処理専用のグラフィックワークステーション(GWS)や画像処理専用のハードウェアでも良い。また、ダイレクトプリント機能のように直接デジタルカメラと接続して印刷が行えるようなプリンタの形態であっても良い。
図9は画像処理装置200内の画像処理のフローチャートであり、デジタルカメラ100から転送された画像を、防振用画像合成処理が必要な画像だけ、自動的に判断して処理を行うようなフローである。本実施形態では画像フォーマットとしてJPEG形式の画像を扱う例を示す。
まず、未処理の画像データがあるかどうかを判断し(ステップS501)、無い場合は処理を終了する。
未処理の画像データがある場合は、それを画像処理装置内のメモリに読み込む(ステップS502)。次に、防振用画像合成処理が必要な画像かどうかを判断する(ステップS503)。防振用画像合成処理が必要ない場合は、ステップS501に戻って次の画像データを読み込む。防振用画像合成処理が必要か否かは、画像のヘッダー部等にセットされた防振処理用のフラグで判断したり、ファイル名や拡張子を防振処理が必要か否か識別可能に設定するようにして、それで判定するようにするなど任意の方法で判定して良い。
防振用画像合成処理が必要な場合、まず読み込んだ画像データを、加算合成処理のために輝度リニアフォーマットに変換する(ステップS504)。読み込まれた画像データはJPEG形式であり、ガンマ処理や、デジタルカメラに固有の階調補正などがされている。このままで加算処理を行うとガンマなどの影響で色調や明度、コントラストなどが変化してしまう。このため、輝度リニアなフォーマットへの変更が必要になる。
次に、画像合成のために次の画像データを読み込む(ステップS505)。このデータもJPEG形式であるので、1枚目の画像データと同様に輝度リニアフォーマットへの変換を行う(ステップS506)。そして、1枚目の画像データと2枚目の画像データの位置合わせを行う(ステップS507)。位置合わせは2枚の画像間の動きベクトルを求めることにより行う。
動きベクトルの検知方法としてはさまざまな手法が公知であり、そのうちどのような手法を用いることも可能である。一例として図10を用いて説明する。図10は動きベクトル検知方法の一例を説明する図である。
図10(a)は画面を小ブロックに分割する様子を示した図である。300は撮影された画像であり、ここでは横3072画素、縦2048画素、総画素数6,291,456画素の画像が撮影されるものとする。動きベクトルを求めるためにここでは画面全体を横256画素、縦256画素の小ブロック301に分割する。このようにして図10(a)に示すように横12ブロック、縦8ブロックに分割される。
次に、各小ブロックごとに、動きベクトルを求めるためのもう1枚の画像との二次元相関値を求めていく。相関値としては、小ブロックを画素単位でずらしながら、対応する各画素間の差の絶対値の和を次々に求めていき、その和が最小となるずらし量をその小ブロックの動きベクトルとする。
このようにして、図10(b)に示すように全ての小ブロックにおいてその動きベクトル302を求める。
次にそのようにして求めた動きベクトルの頻度を調べる。頻度を最頻値から順にプロットしたヒストグラムが図10(c)である。このようにして求めた最頻値(図10(c)の場合は(2、1))が、この二画像間の動きベクトルとなる。
動きベクトルの検知方法について簡単に述べたが、小ブロックの分割画素数はたとえばより細かく32画素×32画素、64画素×64画素、128画素×128画素など任意の大きさのブロックでかまわないし、画面全体の動きベクトルもたとえば頻度順に2〜3の動きベクトル候補値を選び、さらに補間によって1画素より小さい単位で求めるようにしてもよい。
また、他の公知な方法によってもかまわない。たとえば画面から特徴となる点を抽出し、それと対応する点を探しだすことで動きベクトルを求めるようにしても良いし、画面全体を調べるのではなく、演算量を減らすために小ブロックを一部選択してそれらについての動きベクトルから求めるようにしてもよい。このように様々な手法が公知であるがそれらのどの方法によって動きベクトルを求めても良い。
また、直線状の動きだけではなく、アフィン変換など回転を考慮するようにしてもよいことは言うまでもない。
位置合わせが完了したなら、次の画像データがあるかどうかがチェックされ(ステップS508)、まだ残っている場合はステップS505に戻り、次画像データの読み込み、輝度リニアフォーマットへの変換、1枚目の画像との動きベクトル量の検出というステップが繰り返される。
防振処理に必要な全ての画像データの読み込み、変換、位置合わせが完了したなら、次に位置合わせした画像データを全て加算して合成を行う(ステップS509)。
合成が終了した時点で得られた画像は輝度リニアフォーマットなので、ここで再度JPEGフォーマットへの変換を行う(ステップS510)。
また、この時点までのサムネイル画像は主画像だけをゲインアップして生成された画像であったので、合成が完了したこの時点で、合成された画像から改めてサムネイル画像を生成する(ステップS511)。
最後に合成した画像、サムネイル画像を保存して(ステップS512)、ステップS501に戻って次の画像データの処理に進む。
以上、示した本実施形態では、防振機能がONされると、1回の撮影で4枚の画像が記録されるため、防振機能がOFFの時に対して、残撮影可能回数表示が1/4された値が表示される。これにより、撮影者に対して、防振機能設定時の残撮影可能回数を容易に知らしめることができるという効果が有る。
本実施形態では、防振機能ON時の残撮影可能回数は一度防振機能ON時の撮影時容量を求めてから演算するようにしているが、これを防振機能OFF時の残撮影可能回数を、防振機能ON時の撮影枚数で除算するようにしてもよいことはいうまでもない。
なお、以上では、第1の実施形態の動作を分かりやすくするために、防振連写撮影をする場合に、連写した例えば4枚の画像を同一フォーマット(上記の説明ではJPEG)で記録するように説明したが、実際には、本実施形態では、連写した例えば4枚の画像の差分をとって記録する。
手振れを補正するための連写撮影ではほぼ同一シーンを連写した画像となるため、1枚の画像を主画像としてそのままJPEG形式で記録し、他の画像については主画像との差分を取るようにし、かつその差分情報を圧縮して記録するようにすることで、差分情報の高圧縮化が期待でき、全体のデータ量を減少させることができ、記録媒体の容量を節約することができる。
ここでは、このように差分情報を記録するようにした場合について説明する。この方法では、主画像以外は差分情報を記録するので、防振機能ON時に単純に画像1枚あたりの容量に防振撮影時の駒数を乗じたのでは撮影時容量を得ることができない。
図11は差分情報を記録する場合における記録時のシークエンスを表す図である。
ステップS401の画素正方化のステップの後、システム制御回路50はシステム制御回路50の内部メモリ或いはメモリ52に記憶される防振機能フラグの状態を判断し(ステップS411)、防振撮影でないと判断された場合は画像データがJPEG形式に圧縮される(ステップS412)。そして、記録媒体への記録が行われる(ステップS419)。
ステップS411にて、防振撮影と判断された場合は、防振連写の1コマ目かどうかの判断が行われ(ステップS413)、防振連写の1コマ目ならば、画像データがJPEG形式に圧縮され(ステップS414)、次に防振連写の最終コマかどうかの判断のステップS418において再びステップS401に戻る。
ステップS413において、1コマ目以降の場合は、主画像との差分演算が行われ(ステップS415)、次に差分データを圧縮し(ステップS416)、この圧縮された差分データは元データに対して容量は相当小さくなるため、ここでは別ファイルにはせずに、主画像のタグ情報に差分データを記録する(ステップS417)。また、画像処理装置での後処理にて、元画像に戻す必要があるため、差分データはJPEGなどの非可逆圧縮ではなく、可逆圧縮方式で圧縮される。差分データの圧縮方法としては、公知のランレングス法、ハフマン符号化などが用いられる。タグ情報に記録した後は防振連写の最終コマの処理が終わったかどうかが判断され(ステップS418)、終了してなければ、ステップS401に戻る。
終了していれば、タグ情報に記録された差分情報とともに、記録媒体150、または160に画像データを記録する。
図12は差分情報を記録する場合における残撮影可能回数の演算および表示処理の動作を示すフローチャートである。以下、既に説明した図7と動作が同じステップについては同じ番号を付し、説明を省略する。図12は、図7とは防振機能ON時に撮影時容量を計算するステップが異なっている。
本実施形態では前述のようにほぼ同一のシーンを撮影するため、位置合わせを行わない少し画像がずれた状態で差分を取って可逆圧縮を行ってもかなりデータ量を減らすことができる。このときの減少率を差分画像系数としてあらかじめ設定しておく。たとえば元画像の容量の約10%になるものとして、0.1という係数を設定する。すると、撮影時容量は、画像1枚あたりの容量×(1+差分画像係数×差分画像枚数)で求められる。ここで、画像サイズLarge、画質Fine、ISO感度400で4枚撮影する場合を考えると、図17、図18より画像1枚あたりの容量は3.7MBとなる。1枚が主画像、残る3枚が差分画像となるので、撮影時容量は、3.7MB×(1+0.1×3)=4.8MBとなる。
この撮影時容量を用いて、ステップS459で残撮影可能回数を演算し、ステップS460で表示を行う。
図13は差分情報を記録する場合における画像処理装置200内の画像処理のフローチャートである。図9のフローチャートとは、差分画像データの読み込み時の処理が異なっている。
防振用画像処理が必要な画像かどうかを判断するステップ(ステップS520)において、防振用画像合成処理が必要か否かは、画像のヘッダー部等にセットされた防振処理用のフラグで判断したり、ファイル名や拡張子を防振処理が必要か否か識別可能に設定するようにして、それで判定するようにするなど任意の方法で判定して良い。
差分画像データの読み込みはステップS521からステップS508までのステップであり、まず差分画像データを読み込み(ステップS521)、差分データを公知のアルゴリズムにより圧縮状態から解凍するとともに、既にステップS502からステップS504のステップで読み込まれている主画像データと解凍した差分データより非主画像データを復元する(ステップS522)。復元した画像を輝度リニアフォーマットに変換し(ステップS523)、主画像データとの位置合わせを行い(ステップS507)、これを非主画像の枚数分繰り返した後、加算合成を行う(ステップS509)。
以上説明したように主画像以外の画像について、主画像との差分データを圧縮して記憶するようにした場合においても、防振機能が設定されたときに残撮影可能回数を正確に表示することができる。
(第2の実施形態)
第1の実施形態では、JPEG方式で記録された画像を画像処理装置側で、輝度リニアフォーマットに変換してから位置合わせ、加算合成するようにしていたが、JPEG画像は8bit精度で記録されるのに対し、カメラ側の撮像素子からのA/D変換値をそのまま出力するいわゆるRAWフォーマットの場合は、12bitから14bit、またはそれ以上の情報量が有るので、加算や変換など演算を行う場合はより情報量の多いRAW画像データを使って処理を行うことが望ましい。第2の実施形態は、防振機能がONされた場合は、自動的にRAWフォーマットで画像を記録する様にし、後の画像処理もRAWデータを使って行うようにした実施形態である。
図14は、第2の実施形態における記録時のシークエンスを表す図である。本実施形態では、画像フォーマットとして、JPEG形式とRAW形式を選択可能とするとともに、防振機能がONされたときには自動的にRAWフォーマットが選択されるようにしている。
図14において、システム制御回路50は、メモリ制御回路22そして必要に応じて画像処理回路20を用いて、メモリ30に書き込まれた撮影画像データを読み出して撮像素子の縦横画素比率を1:1に補間する画素正方化処理を行った後(ステップS401)、メモリ30に処理を終えた画像データを書き込む。次に、システム制御回路50はシステム制御回路50の内部メモリ或いはメモリ52に記憶される防振機能フラグの状態を判断し(ステップS421)、防振機能OFFの場合は、通常の撮影であるので、ステップS422に進む。
ステップS422では、画像フォーマットとして、JPEG形式が選択されているか、RAW形式が選択されているかを判断する。JPEG形式が選択されている場合は、メモリ30に書き込まれた画像データを読み出して、JPEG形式に応じた画像圧縮処理を圧縮・伸長回路32により行う(ステップS423)。RAW形式が選択されている場合は、同様にRAW形式に応じた画像圧縮処理を圧縮・伸長回路32により行う(ステップS424)。
そして、次に、システム制御回路50は、インターフェース90或いは94、コネクタ92或いは96を介して、メモリカードやコンパクトフラッシュ(登録商標)カード等の記録媒体150或いは160へ圧縮した画像データの書き込みを行う(ステップS425)。そして、記録処理ルーチンを終了する。
ステップS421において、防振機能ONの場合はステップS426に進む。防振機能ONの場合は、画像フォーマットに関する判断は行われず、常にRAW形式で記録を行う。そのため、RAW形式に応じた画像圧縮処理を圧縮・伸長回路32により行い(ステップS426)、次に記録媒体150或いは160へ圧縮した画像データの書き込みを行う(ステップS427)。
そして、防振連写した最終コマを処理したかどうかが判断され(ステップS428)、終了していない場合はステップS401に戻って処理を繰り返し、終了した場合は記録処理ルーチンを終了する。
図15は、第2の実施形態における残撮影可能回数の演算および表示処理の動作を説明するフローチャートである。以下、第1の実施形態と動作が同じステップについては同じ番号を付し、説明を省略する。図15は、図7とは、パラメータとして画像フォーマットを検出するステップ(ステップS471)、および防振機能ON時の画像1枚あたりの容量再算出のステップ(ステップS472)が追加されており、防振機能ON時に撮影時容量を計算するステップが異なっている。
本実施形態では、前述のように画像フォーマットとして、JPEG形式とRAW形式を選択可能としている。そのため、パラメータ検出のステップに画像フォーマットを検出するステップを追加している。RAW形式は、撮像素子14からA/D変換されたデータを、補間やリサイズ、ガンマ補正などしない状態で記録したデータである。可逆圧縮は行えるが、JPEG形式のように非可逆圧縮は行われていないため、容量は大きく、画質(圧縮率)の設定は行えない。また、リサイズも行われないので、画像サイズは1種類のみとなる。図17にRAW形式を追加したものの例を図19に示す。
ただし、RAW形式に可逆圧縮を行った場合は、ISO感度の差によるノイズの影響で圧縮率は異なってくる。ここでは、RAW形式に対して可逆圧縮は行うものとして、ISO感度による容量増の係数は図18を使うものとする。
第1の実施形態と同番号を付してあるが、画像1枚あたりの容量算出を行うステップS454のステップでは、RAW形式が指定されている場合は、図19に従って容量算出を行う。
ステップS455で防振機能ONと判断された場合は、ステップS472に進む。本実施形態では防振機能が設定されたときには自動的にRAW形式が選択されるようになっているので、ステップS454でJPEG形式での容量算出が行われていたとしても、ステップS472でRAWフォーマットでの画像1枚あたりの容量が再算出される。たとえば、RAW形式で、ISO400の場合は、7.0MB×1.2=8.4MBとなる。
この場合、撮影時容量はステップS457で画像1枚あたり容量×4=8.4MB×4=33.6MBとなり、残容量がたとえば512MBの場合は、ステップS459で残撮影可能回数は512MB/33.6MB=15.2となり、15と表示される(ステップS460)。
図16は第2の実施形態における画像処理装置200内の画像処理のフローチャートである。第1の実施形態で説明した画像処理のフローチャートとは、画像の読み込み時にRAWから輝度リニアフォーマットへの変換処理が入ることが異なっている。
防振用画像合成処理が必要な画像かどうかを判断するステップ(ステップS530)において、防振用画像合成処理が必要か否かは、RAW画像に設定されているタグ情報内のフラグなどから判断することが出来る。
防振画像合成処理が必要と判断された場合は、まず1枚目の画像データをRAWフォーマットから輝度リニアフォーマットに変換する(ステップS531)。
次に次画像の読み込みが行われる(ステップS505)。読み込まれた画像は1枚目の画像と同様にRAWフォーマットから輝度リニアフォーマットに変換される(ステップS532)。変換されたデータは、1枚目の画像データとの位置合わせを行い(ステップS507)、これを残る画像の枚数分繰り返した後、加算合成を行う(ステップS509)。
以上述べたようにRAW画像データを使って合成処理を行う場合により正確な残撮影可能回数を表示することが出来る効果が有る。
なお、この第2の実施形態においても、防振連写して撮影された複数枚の画像について、主画像のみを通常のRAWフォーマットで記録し、その他の非主画像を主画像との差分を取って記録するようにしても良い。その方法については、第1の実施形態と同様であるので説明を省略する。
以上、図1から図19を用いて本発明の第1及び第2の実施形態の説明を行った。
本実施形態の説明ではレンズや鏡筒が本体と一体化された、いわゆるデジタルコンパクトカメラに適用した実施形態について説明したが、レンズ交換式の一眼レフタイプの撮像装置、または静止画撮影機能を有するビデオカメラなどについても本発明が適用可能なことは言うまでもない。
また、シャッター12は絞りとシャッターを兼用するレンズシャッタータイプで説明を行ったが、絞りとシャッターは独立していても良い。また、シャッターはフォーカルプレーン式のシャッターで構成されていても良い。
またズーム機能の無い単焦点レンズ内蔵の撮像装置であっても良いし、バリア102を有していなくとも良い。フラッシュ48も内蔵でなく、外付けフラッシュであってもかまわない。
また、操作系についてもモードダイヤルでなく、プッシュSWの組み合わせでモードが切り替え可能なように構成しても良い。
また、画像の記録形式に関しても、本発明の第1の実施形では、Exifの規定に基づいて、拡張子.JPGとして記録する例、および第2の実施形態ではRAWデータで記録する例を示したが、第1の実施形態でRAW形式を選択可能にするようにしてかまわないし、画像フォーマットの形式については上記に限定されるわけでなく、TIFF、GIF、BMP形式など任意の画像フォーマットであっても良い。
また、今後のExifの改訂、または別の新たな規格に適合した形態を取ることが可能である。
また、画像のサイズは本実施形態のように3種類に限定されるわけではなく、2種や4種以上など任意の数のサイズを選択可能に構成しても良い。
また、画質(画像の圧縮率)についても、2種よりも多い段階を選択可能にしてかまわない。
また、ISO感度も上記の実施形態に挙げたよりもさらに低感度や高感度を選択可能にしてもよいし、1段単位ではなく、1/3段単位で選択可能にしてもよいことはいうまでもない。
また、画像合成する枚数としては上記の実施形態では4枚の例で説明したが、撮影時容量を演算する際にこの枚数を考慮すれば、2枚や3枚、または4枚以上の任意の数を合成するようにしてもかまわない。
また、画像1枚あたりの容量を求める際に、本実施形態では画像サイズ、圧縮率、画像フォーマットの条件を組み合わせた標準容量の表をもとに、ISO感度による容量増の補正係数を用いて、容量を求めるようにしていたが、全てのパラメータに対してISO感度と同様の係数表を作り、それらを使って演算のみで求めるようにしてもよい。
なお、記録媒体150及び160は、PCMCIAカードやコンパクトフラッシュ(登録商標)等のメモリカード、ハードディスク等だけでなく、マイクロDAT、光磁気ディスク、CD−RやCD−RW等の光ディスク、DVD等の相変化型光ディスク等で構成されていても勿論問題無い。
また、記録媒体150及び160がメモリカードとハードディスク等が一体となった複合媒体であっても勿論問題無い。さらに、その複合媒体から一部が着脱可能な構成としても勿論問題無い。
そして、実施形態の説明に於いては、記録媒体150及び160はデジタルカメラ100と分離していて任意に接続可能なものとして説明したが、いずれか或いは全ての記録媒体が撮像装置100に固定したままとなっていても勿論問題無い。
また、デジタルカメラ100に記録媒体150或いは160が、単数或いは複数の任意の個数接続可能な構成であっても構わない。
また、デジタルカメラ100に記録媒体150及び160を装着する構成として説明したが、記録媒体は単数或いは複数の何れの組み合わせの構成であっても、勿論問題無い。
画像合成を行う画像処理装置の画像処理はソフトウェアで実現しても良いし、ハードウェアで実現しても良い。
また、画像処理は銀塩フィルムのラボのように、ユーザーが記憶媒体に記憶された画像をラボに持ち込んだり、インターネットなどの通信機能によりラボ側に画像を送付し、ラボ側にて画像合成処理を行うという形態でもかまわない。
さらに上記以外に本発明の趣旨に沿った範囲でさまざまな変形例の形態をとってもかまわない。
以上説明したように、上記の実施形態によれば、撮影した画像を記録媒体にデジタル的に記録する記録部、記録媒体の残容量と記録される画像データの概算値から残記録可能回数を演算する演算部、演算部で演算された残記録可能回数を表示する表示部、および撮影時に露光時間を手振れを起こしにくい複数の秒時に分割して複数枚の画像撮影を行い撮影後に画像処理装置にて複数枚の画像を位置合わせを行いながら合成することで手振れを補正する手振れ補正モードとを有する撮像装置であって、手振れ補正モードが設定されている間は手振れ補正モード時の1回のレリーズで記録される画像の総データ量に応じて残記録可能回数を演算および表示することによって、手振れ補正モード時の残記録可能回数をユーザーに理解しやすく表示できるという効果がある。
また、手振れ補正モードで撮影された複数画像のうち少なくとも1枚は通常の記録を行い、他の画像は通常記録された画像との差分を取った差分情報を記録するよう構成され、手振れ補正モード設定時の残記録可能回数は、通常記録画像及び差分情報記録を合計したおよその値に基づいて演算することにより、記録媒体を節約するモードでも正しく残記録可能回数の表示が行えるという効果がある。
また、現像処理を行って画像を記録する第1の画像記録モードと、現像処理を行わずにRAW画像を記録する第2の画像記録モードとを有し、手振れ補正モードが設定されると自動的に第2の画像記録モードになり、手振れ補正モード設定時の残記録可能回数は、第2の画像記録モードでの1回で撮影する画像の総データ量に応じて演算することにより、手振れ補正モードにおいて自動的にRAW画像を記録するよう構成した場合に正しく残記録可能回数を表示できるという効果がある。
なお、上記の実施形態では、露光時間の短い複数枚の画像を合成して適正露出の画像を生成する場合について説明したが、適正露出の画像を得るためだけではなく、適正露出よりも明るいかまたは暗い所望の露出の画像を得るために、適正露出や適正露出よりも短い露光時間の画像を複数枚撮影して合成しても良い。また、適正露出を得るための露光時間が手振れの影響を受けないような露光時間であっても、被写体振れを防止するためにさらに短い露光時間で複数枚の画像を撮影して合成し、適正露出で且つ被写体振れも防止した画像を得るようにしても良い。
(他の実施形態)
また、各実施形態の目的は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体(または記録媒体)を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成されることは言うまでもない。この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているオペレーティングシステム(OS)などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張カードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張カードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
本発明を上記記憶媒体に適用する場合、その記憶媒体には、先に説明した手順に対応するプログラムコードが格納されることになる。
本発明の第1の実施形態に係わるデジタルカメラの構成を示すブロック図である。 第1の実施形態のデジタルカメラの主ルーチンのフローチャートである。 第1の実施形態のデジタルカメラの主ルーチンのフローチャートである。 第1の実施形態のデジタルカメラの測距・測光ルーチンのフローチャートである。 第1の実施形態のデジタルカメラの撮影ルーチンのフローチャートである。 第1の実施形態のデジタルカメラの記録ルーチンのフローチャートである。 第1の実施形態のデジタルカメラの残撮影可能回数演算及び表示ルーチンのフローチャートである。 第1の実施形態のデジタルカメラと画像処理装置の接続を表す図である。 第1の実施形態の画像処理装置の画像処理ルーチンのフローチャートである。 第1の実施形態の動きベクトルを検知する方法について説明する図である。 第1の実施形態のデジタルカメラの記録ルーチンのフローチャートである。 第1の実施形態のデジタルカメラの残撮影可能回数演算及び表示ルーチンのフローチャートである。 第1の実施形態のデジタルカメラの画像処理ルーチンのフローチャートである。 第2の実施形態のデジタルカメラの記録ルーチンのフローチャートである。 第2の実施形態のデジタルカメラの残撮影可能回数演算及び表示ルーチンのフローチャートである。 第2の実施形態のデジタルカメラの画像処理ルーチンのフローチャートである。 画像サイズと画質と1枚あたりの容量の関係を示す図である。 ISO感度に対する補正係数を示す図である。 画像サイズと画質と1枚あたりの容量の関係を示す図である。
符号の説明
10 撮影レンズ
12 シャッター
14 撮像素子
16 A/D変換器
18 タイミング発生回路
20 画像処理回路
22 メモリ制御回路
24 画像表示メモリ
26 D/A変換器
28 画像表示部
30 メモリ
32 画像圧縮・伸長回路
40 露光制御部
42 測距制御部
44 ズーム制御部
46 バリア制御部
48 フラッシュ
50 システム制御回路
52 メモリ
54 表示部
56 不揮発性メモリ
60 モードダイアルスイッチ
62 シャッタースイッチSW1
64 シャッタースイッチSW2
66 画像表示ON/OFFスイッチ
68 防振機能ON/OFFスイッチ
70 操作部
80 電源制御部
82 コネクタ
84 コネクタ
86 電源部
90 インターフェース
92 コネクタ
94 インターフェース
96 コネクタ
98 記録媒体着脱検知部
100 撮像装置
102 保護部
104 光学ファインダ
110 通信部
112 コネクタ(またはアンテナ)
150 記録媒体
152 記録部
154 インターフェース
156 コネクタ
160 記録媒体
162 記録部
164 インターフェース
166 コネクタ
200 画像処理装置
201 接続ケーブル

Claims (10)

  1. 所望の露出を得るための露光時間よりも短い露光時間で撮影した1セット分の複数枚の画像から、合成により前記所望の露出の画像を得るための撮像装置であって、
    前記1セット分の複数枚の画像のうちの少なくとも1枚の画像である主画像のデータと、前記1セット分の複数枚の画像のうちの前記主画像以外の画像である副画像の前記主画像に対する差分データとを生成し、前記主画像のデータとともに記憶手段に記憶させる画像処理手段と、
    前記1セット分の複数枚の画像のうちの前記主画像のデータと前記副画像の差分データの合計のデータ量と、前記記憶手段の残り記憶可能容量とに基づいて、前記1セット分の複数枚の画像の撮影を実行可能な残り回数を演算する演算手段と、
    前記演算手段により算出された前記実行可能な残り回数を表示する表示手段と、
    を具備することを特徴とする撮像装置。
  2. 前記画像処理手段は、前記主画像のデータをJPEG形式のデータとして生成することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記画像処理手段は、前記主画像のデータをRAW形式のデータとして生成することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  4. 前記被写体を1回の露光で撮影する通常撮影モードと、前記複数枚の画像の撮影を行ない、該複数枚の画像を合成して前記所望の露出の画像を得る合成モードとを切り替える切り替え手段と、該切り替え手段により合成モードが選択された場合に、自動的に前記画像処理手段に前記主画像のデータをRAW形式で生成させるように制御する制御手段とをさらに具備することを特徴とする請求項3に記載の撮像装置。
  5. 所望の露出を得るための露光時間よりも短い露光時間で撮影した1セット分の複数枚の画像から、合成により前記所望の露出の画像を得るための撮像方法であって、
    前記1セット分の複数枚の画像のうちの少なくとも1枚の画像である主画像のデータと、前記1セット分の複数枚の画像のうちの前記主画像以外の画像である副画像の前記主画像に対する差分データとを生成し、前記主画像のデータとともに記憶手段に記憶させる画像処理工程と、
    前記1セット分の複数枚の画像のうちの前記主画像のデータと前記副画像の差分データの合計のデータ量と、前記記憶手段の残り記憶可能容量とに基づいて、前記1セット分の複数枚の画像の撮影を実行可能な残り回数を演算する演算工程と、
    前記演算工程において算出された前記実行可能な残り回数を表示する表示工程と、
    を具備することを特徴とする撮像方法。
  6. 前記画像処理工程では、前記主画像のデータをJPEG形式のデータとして生成することを特徴とする請求項5に記載の撮像方法。
  7. 前記画像処理工程では、前記主画像のデータをRAW形式のデータとして生成することを特徴とする請求項5に記載の撮像方法。
  8. 前記被写体を1回の露光で撮影する通常撮影モードと、前記複数枚の画像の撮影を行ない、該複数枚の画像を合成して前記所望の露出の画像を得る合成モードとを切り替える切り替え手段により、前記合成モードが選択された場合に、自動的に前記画像処理工程において前記主画像のデータをRAW形式で生成させるように制御する制御工程とをさらに具備することを特徴とする請求項7に記載の撮像方法。
  9. 請求項5乃至8のいずれか1項に記載の撮像方法をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
  10. 請求項9に記載のプログラムをコンピュータ読み取り可能に記憶したことを特徴とする記憶媒体。
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