JP5094665B2 - 撮像装置及びその制御方法及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、CCDやCMOSセンサ等の撮像素子を用いた撮像装置における、撮像素子の前方に配置された光学ローパスフィルター等の表面に付着した異物による画質劣化を抑制する技術に関し、特に異物情報を生成する技術に関する。
レンズ交換式のデジタルカメラでは、レンズをカメラ本体から取り外した際にカメラ本体の内部に空気中に浮遊する埃などが侵入する可能性がある。またカメラ内部には、例えばシャッタ機構等の機械的に動作する各種の機構部が配設されており、これらの機構部が動作することにより、カメラ本体内で金属片などのゴミ等が発生する場合もある。
このようなゴミや埃などの異物がデジタルカメラの撮像部を構成する撮像素子の前方に配置された光学ローパスフィルタ等の光学素子の表面に付着すると、その異物は撮影された画像に影となって写り込んでしまい、撮影画像の品位を低下させてしまう。
このような問題点を解決するため、異物が写り込んだ画素をその画素の周囲の画素の信号を利用するなどして補正する方法が考えられる。そのような画素を補正する技術として、例えば特許文献1には、撮像素子の画素欠陥を補正するための画像欠陥補正方法が提案されている。また特許文献2には、画素欠陥の位置情報の設定を簡略化するために、ゴミ取得モードで撮影した画像ファイルの拡張子などを通常画像と異ならせることが提案されている。このようにすることで、PC(パーソナルコンピュータ)側でゴミ情報を自動判別し、その情報を用いて補正対象画像を補正する。
また近年、動画情報をデジタルデータとして取り扱い、蓄積・伝送に用いるために、高圧縮率かつ高画質で符号化する技術が提案され広く普及している。
Motion JPEG方式は、静止画符号化(例えば、JPEG(JointPhotographic Coding Experts Group)符号化)を各フレームに適応させることで符号化する。JPEG符号化は、基本的には静止画に対する符号化方式であるが、高速処理させることにより動画にも対応させる製品も出てきている。
一方、更なる高圧縮率、高画質を目指した符号化方式としてH.264(MPEG4−Part10 AVC)がある。このH.264はMPEG2やMPEG4といった従来の符号化方式と比較して、その符号化、復号により多くの演算量が要求されるものの、より高い符号化効率が実現されることが知られている(非特許文献1参照)。
これらの符号化方式を利用して動画像を記録可能としたコンパクトデジタルカメラも開発、製品化されており、ユーザーはこれらの装置或いはパーソナルコンピュータやDVDプレーヤーなどを用いて簡単に画像を視聴することが可能となっている。
特開平6−105241号公報 特開2004−242158号公報 ISO/IEC 14496-10,"Advanced Video
このような状況の中で、近年では、コンパクトタイプのデジタルカメラのみならず、レンズ交換式のデジタルカメラにおいても、より多画素、高精細な動画像を記録したいニーズも高まっている。しかし、すでに述べたように、レンズ交換式のデジタルカメラではさまざまな要因で撮像素子の表面にゴミが付着するため、そのまま動画記録を行うと、動画再生中、常に同じ位置にゴミが表示されてしまう可能性があった。
レンズ交換式のデジタルカメラにおける従来のゴミ除去方法では、ゴミ除去に必要な異物情報(例えばゴミの位置及び大きさの情報)と画像データとを記録しておき、後にパソコンなどに画像を取り込んで画像処理によりゴミを除去していた。従来の異物情報は静止画の画像データに適用するものであるため、静止画撮影と同様の撮影動作により取得されたものであり、動画記録を考慮して生成された異物情報ではなかった。
動画記録を行う場合、決められたフレームレートや最長動画記録時間を達成するために、静止画撮影とは異なり、撮影や記録処理に関して処理速度を優先するための制御を行うことがある。
例えば、静止画撮影では記録する画像サイズが異なる場合であっても、撮像素子から読み出される画像データは常に最大サイズで読み出される。そして、読み出された画像データが画像処理回路によって縮小処理され、記録される画像サイズとなり、記録部によって記録される。
しかしながら、撮像素子から最大サイズの画像データを読み出す処理は非常に時間が掛かる処理であり、動画記録を行う場合には最大サイズの画像データを読み出すことは困難である。そこで、撮像素子から画像データが読み出される時点で、処理時間に間に合うように縮小された画像データが読み出されるように制御されている。
また、読み出された画像データを画像処理回路によって縮小処理する場合も、処理時間を考慮して縮小処理方法が決定されている。
このように動画記録では、静止画撮影とは異なる撮像素子や画像処理回路の制御を行うため、記録データに残るゴミの個数や大きさ、形などが静止画撮影の場合とは異なる。
従って、本発明は上述した課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、静止画のみならず動画を撮影して記録する場合でも、適切な異物情報を生成できるようにすることである。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係わる撮像装置は、撮像素子と、前記撮像素子の前方に配置される光学素子と、前記光学素子に付着した異物を前記撮像素子で撮像して得られる異物画像から静止画用の異物情報を生成するとともに、前記異物画像に対して動画撮影時の前記撮像素子の駆動方法に合わせた縮小処理を行うことで動画用の異物情報を生成する異物情報生成手段と、を有することを特徴とする。
また、本発明に係わる撮像装置は、撮像素子と、前記撮像素子からの出力信号に基づく画像信号を処理する画像処理手段と、前記撮像素子の前方に配置される光学素子と、
前記光学素子に付着した異物を前記撮像素子で撮像して得られる異物画像から静止画用の異物情報を生成するとともに、前記異物画像に対して動画撮影時の前記画像処理手段による画像処理の方法に合わせた縮小処理を行うことで動画用の異物情報を生成する異物情報生成手段と、を有することを特徴とする。
また、本発明に係わる撮像装置の制御方法は、撮像素子と、前記撮像素子の前方に配置される光学素子とを有する撮像装置の制御方法であって、前記光学素子に付着した異物を前記撮像素子で撮像して得られる異物画像から静止画用の異物情報を生成する静止画用の異物情報生成工程と、前記異物画像に対して動画撮影時の前記撮像素子の駆動方法に合わせた縮小処理を行うことで動画用の異物情報を生成する動画用の異物情報生成工程と、を有することを特徴とする。
また、本発明に係わる撮像装置の制御方法は、撮像素子と、前記撮像素子からの出力信号に基づく画像信号を処理する画像処理手段と、前記撮像素子の前方に配置される光学素子とを有する撮像装置の制御方法であって、前記光学素子に付着した異物を前記撮像素子で撮像して得られる異物画像から静止画用の異物情報を生成する静止画用の異物情報生成工程と、前記異物画像に対して動画撮影時の前記画像処理手段による画像処理の方法に合わせた縮小処理を行うことで動画用の異物情報を生成する動画用の異物情報生成工程と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、静止画のみならず動画を撮影して記録する場合でも、適切な異物情報を生成することが可能となる。
以下、本発明の好適な一実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態における画像処理機能を有する撮像装置の構成を示すブロック図である。本実施形態においては、撮像装置としてレンズ交換可能な一眼レフタイプのデジタルカメラを例に挙げて説明する。なお撮像装置としては、他にレンズ交換が可能なデジタルビデオカメラ等にも、本発明を適用することが可能である。
図1に示すように、本実施形態の撮像装置は、主にカメラ本体100と、交換レンズタイプのレンズユニット300とを備えて構成されている。
レンズユニット300において、310は複数のレンズからなる撮像レンズ、312は絞り、306はレンズユニット300をカメラ本体100と機械的に結合するレンズマウントである。レンズマウント306内には、レンズユニット300をカメラ本体100と電気的に接続する各種機能が含まれている。320は、レンズマウント306において、レンズユニット300をカメラ本体100と接続するためのインターフェース、322はレンズユニット300をカメラ本体100と電気的に接続するコネクタである。
コネクタ322は、カメラ本体100とレンズユニット300との間で制御信号、状態信号、データ信号などを伝え合うと共に、各種電圧の電流を供給される機能も備えている。また、コネクタ322は電気通信のみならず、光通信、音声通信などを用いて通信を行う構成としてもよい。
340は、測光制御部46からの測光情報に基づいて、後述するカメラ本体100のシッター12を制御するシャッター制御部40と連携しながら、絞り312を制御する絞り制御部である。342は撮像レンズ310のフォーカシングを制御するフォーカス制御部、344は撮像レンズ310のズーミングを制御するズーム制御部である。
350はレンズユニット300全体を制御するレンズシステム制御回路である。レンズシステム制御回路350は、動作用の定数、変数、プログラムなどを記憶するメモリを備えている。更に、レンズユニット300固有の番号などの識別情報、管理情報、開放絞り値や最小絞り値、焦点距離などの機能情報、現在や過去の各設定値などを保持する不揮発性メモリも備えている。
次に、カメラ本体100の構成について説明する。
106はカメラ本体100とレンズユニット300を機械的に結合するレンズマウント、130,132はミラーで、撮像レンズ310に入射した光線を一眼レフ方式によって光学ファインダー104に導く。なお、ミラー130はクイックリターンミラーの構成としても、ハーフミラーの構成としても、どちらでも構わない。12はフォーカルプレーン式のシャッター、14はCCD、CMOSセンサ等からなり、被写体像を光電変換する撮像素子である。なお、撮像素子14の前方には、光学ローパスフィルター等の光学素子14aが配置されており、この光学素子14aの表面に付着したゴミ等の異物が撮像素子14で生成される画像に写りこみ、画質を劣化させる。本実施形態は、この画質劣化を抑制する技術に関するものである。
撮像レンズ310に入射した光線は、一眼レフ方式によって光量制限手段である絞り312、レンズマウント306及び106、ミラー130、シャッター12を介して導かれ、光学像として撮像素子14上に結像される。
16は、撮像素子14から出力されるアナログ信号(出力信号)をデジタル信号に変換するA/D変換器である。18は撮像素子14、A/D変換器16、D/A変換器26にそれぞれクロック信号や制御信号を供給するタイミング発生回路であり、メモリ制御回路22及びシステム制御回路50により制御される。
20は画像処理回路であり、A/D変換器16からのデータ或いはメモリ制御回路22からのデータに対して所定の画素補間処理や色変換処理を行う。また、画像処理回路20は、必要に応じて、A/D変換器16から出力される画像データを用いて所定の演算処理を行う。得られた演算結果に基づいてシステム制御回路50がシャッター制御部40、焦点調節部42を制御するための、TTL(スルー・ザ・レンズ)方式のオートフォーカス(AF)処理、自動露出(AE)処理、フラッシュプリ発光(EF)処理を行うことができる。さらに、画像処理回路20は、A/D変換器16から出力される画像データを用いて所定の演算処理を行い、得られた演算結果に基づいてTTL方式のオートホワイトバランス(AWB)処理も行っている。
なお、本実施形態における図1に示す例では、焦点調節部42及び測光制御部46を専用に備えている。従って、焦点調節部42及び測光制御部46を用いてAF処理、AE処理、EF処理の各処理を行い、画像処理回路20を用いたAF処理、AE処理、EF処理の各処理を行わない構成としても構わない。また、焦点調節部42及び測光制御部46を用いてAF処理、AE処理、EF処理の各処理を行い、さらに、画像処理回路20を用いたAF処理、AE処理、EF処理の各処理を行う構成としてもよい。
22はメモリ制御回路であり、A/D 変換器16、タイミング発生回路18、画像処理回路20、画像表示メモリ24、D/A変換器26、メモリ30、圧縮・伸長回路32を制御する。A/D変換器16から出力される画像データは、画像処理回路20、メモリ制御回路22を介して、或いはメモリ制御回路22のみを介して、画像表示メモリ24或いはメモリ30に書き込まれる。
24は画像表示メモリ、26はD/A変換器、28はTFT方式のLCD等から成る画像表示部であり、画像表示メモリ24に書き込まれた表示用の画像データはD/A変換器26を介して画像表示部28により表示される。画像表示部28を用いて、撮像した画像データを逐次表示することで、電子ビューファインダー(EVF)機能を実現することができる。また、画像表示部28は、システム制御回路50の指示により任意に表示をON/OFFすることが可能であり、表示をOFFにした場合にはカメラ本体100の電力消費を大幅に低減することができる。
30は撮影した静止画像あるいは動画像を格納するためのメモリであり、所定枚数の静止画像あるいは所定量の動画像を格納するのに十分な記憶容量を備えている。これにより、複数枚の静止画像を連続して撮影する連写撮影やパノラマ撮影の場合にも、高速かつ大量の画像書き込みをメモリ30に対して行うことが可能となる。また、動画撮影時には、所定レートで連続的に書き込まれる画像のフレームバッファとして使用される。さらに、メモリ30はシステム制御回路50の作業領域としても使用することが可能である。
32は公知の圧縮方法を用いて画像データを圧縮・伸長する圧縮・伸長回路である。圧縮・伸長回路32は、メモリ30に格納された画像を読み込んで圧縮処理或いは伸長処理を行い、処理を終えたデータを再びメモリ30に書き込む。また、動画像データを所定のフォーマットに圧縮符号化し、又は所定の圧縮符号化データから動画像信号を伸張する機能も有する。
40はシャッター制御部であり、測光制御部46からの測光情報に基づいて絞り312を制御する絞り制御部340と連携しながらシャッター12を制御する。42はAF(オートフォーカス)処理を行うための焦点調節部である。レンズユニット300内の撮像レンズ310に入射した光線を絞り312、レンズマウント306,106、ミラー130及び焦点調節用サブミラー(不図示)を介して一眼レフ方式で入射させることにより、光学像として結像された画像の合焦状態を測定する。
46はAE(自動露出)処理を行うための測光制御部である。レンズユニット300内の撮像レンズ310に入射した光線を、絞り312、レンズマウント306,106、ミラー130及び測光用サブミラー(図示せず)を介して一眼レフ方式で入射させることにより、光学像として結像された画像の露出状態を測定する。48はフラッシュであり、AF補助光の投光機能、フラッシュ調光機能も有する。測光制御部46はフラッシュ48と連携することにより、EF(フラッシュ調光)処理機能も有する。
また、焦点調節部42による測定結果と、A/D変換器16からの画像データを画像処理回路20によって演算した演算結果とを用いて、AF制御を行うようにしてもよい。さらに、測光制御部46による測定結果と、A/D変換器16からの画像データを画像処理回路20によって演算した演算結果とを用いて露出制御を行うようにしてもよい。
50はカメラ本体100全体を制御するシステム制御回路であり、周知のCPUなどを内蔵する。52はシステム制御回路50の動作用の定数、変数、プログラム等を記憶するメモリである。
54はシステム制御回路50でのプログラムの実行に応じて、文字、画像、音声などを用いて動作状態やメッセージなどを外部に通知するための通知部である。通知部54としては、例えばLCDやLEDなどによる視覚的な表示を行う表示部や音声による通知を行う発音素子などが用いられるが、通知部54はこれらのうちの1つ以上の組み合わせにより構成される。特に、表示部の場合には、カメラ本体100の操作部70近辺の、視認しやすい、単数あるいは複数箇所に設置される。また、通知部54は、その一部の機能が光学ファインダ104内に設置されている。
通知部54の表示内容の内、LCDなどの画像表示部28に表示するものとしては以下のものがある。まず、単写/連写撮影表示、セルフタイマ表示等、撮影モードに関する表示がある。また、圧縮率表示、記録画素数表示、記録枚数表示、残撮影可能枚数表示等の記録に関する表示がある。また、シャッター速度表示、絞り値表示、露出補正表示、調光補正表示、外部フラッシュ発光量表示、赤目緩和表示等の撮影条件に関する表示がある。その他に、マクロ撮影表示、ブザー設定表示、電池残量表示、エラー表示、複数桁の数字による情報表示、記録媒体200及びPC210の着脱状態表示がある。更に、レンズユニット300の着脱状態表示、通信I/F動作表示、日付・時刻表示、外部コンピュータとの接続状態を示す表示等も行われる。
また、通知部54の表示内容のうち、光学ファインダ104内に表示するものとしては、例えば、以下のものがある。合焦表示、撮影準備完了表示、手振れ警告表示、フラッシュ充電表示、フラッシュ充電完了表示、シャッター速度表示、絞り値表示、露出補正表示、記録媒体書き込み動作表示等である。
56は後述するプログラムなどが格納された電気的に消去・記録可能な不揮発性メモリであり、例えばEEPROM等が用いられる。
60,62,64,66,68,70は、システム制御回路50の各種の動作指示を入力するための操作手段であり、スイッチやダイアル、タッチパネル、視線検知によるポインティング、音声認識装置等の単数或いは複数の組み合わせで構成される。
ここで、これらの操作手段の具体的な説明を行う。
60はモードダイアルスイッチで、自動撮影モード、プログラム撮影モード、シャッター速度優先撮影モード、絞り優先撮影モード、マニュアル撮影モード、焦点深度優先(デプス)撮影モード等の各機能撮影モードを切り替え設定することができる。他に、ポートレート撮影モード、風景撮影モード、接写撮影モード、スポーツ撮影モード、夜景撮影モード、パノラマ撮影モードなどの各機能撮影モードを切り替え設定することもできる。
62はシャッタースイッチSW1で、不図示のシャッターボタンの操作途中(例えば半押し)でONとなり、AF処理、AE処理、AWB処理、EF処理等の動作開始を指示する。
64はシャッタースイッチSW2で、不図示のシャッターボタンの操作完了(例えば全押し)でONとなり、露光処理、現像処理、及び記録処理からなる一連の処理の動作開始を指示する。まず、露光処理では、撮像素子14から読み出した信号をA/D変換器16、メモリ制御回路22を介してメモリ30に書き込み、更に、画像処理回路20やメモリ制御回路22での演算を用いた現像処理が行われる。更に、記録処理では、メモリ30から画像データを読み出し、圧縮・伸張回路32で圧縮を行い、記録媒体200あるいはPC210に書き込む、または送信する。
66は再生スイッチであり、撮影モード状態で撮影した画像をメモリ30あるいは記録媒体200、PC210から読み出して画像表示部28に表示する再生動作の開始を指示する。再生スイッチ66は、他に、再生モード、マルチ画面再生・消去モード、PC接続モード等の各機能モードを設定することができる。
68は単写/連写スイッチで、シャッタースイッチSW2(64)を押した場合に、1コマの撮影を行って待機状態とする単写モードと、シャッタースイッチSW2(64)を押している間、連続して撮影を行い続ける連写モードとを設定することができる。
70は各種ボタンやタッチパネルなどから成る操作部である。一例として、ライブビュー開始/停止ボタン、動画記録開始/停止ボタン、メニューボタン、セットボタン、マルチ画面再生改ページボタン、フラッシュ設定ボタン、単写/連写/セルフタイマー切り換えボタン、メニュー移動+(プラス)ボタン、メニュー移動−(マイナス)ボタンを含む。更に、再生画像移動+(プラス)ボタン、再生画像移動−(マイナス)ボタン、撮影画質選択ボタン、露出補正ボタン、調光補正ボタン、外部フラッシュ発光量設定ボタン、日付/時間設定ボタンなども含む。なお、上記プラスボタン及びマイナスボタンの各機能は、回転ダイアルスイッチを備えることによって、より軽快に数値や機能を選択することが可能となる。
また、画像表示部28のON/OFFを設定する画像表示ON/OFFスイッチ、撮影直後に撮影した画像データを自動再生するクイックレビュー機能を設定するクイックレビューON/OFFスイッチがある。また、JPEG圧縮の圧縮率を選択するため、あるいは撮像素子の信号をそのままデジタル化して記録媒体に記録するRAWモードを選択するためのスイッチである圧縮モードスイッチがある。また、ワンショットAFモードとサーボAFモードとを設定可能なAFモード設定スイッチなどがある。ワンショットAFモードでは、シャッタースイッチSW1(62)を押した際にオートフォーカス動作を開始し、一旦合焦した場合、その合焦状態を保ち続ける。サーボAFモードでは、シャッタースイッチSW1(62)を押している間、連続してオートフォーカス動作を続ける。更に、後述するようにゴミ検出用画像(異物画像)を撮影してゴミ情報を取得する、ゴミ情報取得モードを設定することができる設定スイッチを含む。
72は電源スイッチであり、カメラ本体100の電源オン、電源オフの各モードを切り替え設定することができる。また、カメラ本体100に接続されたレンズユニット300、外部フラッシュ112、記録媒体200、PC210等の各種付属装置の電源オン、電源オフの設定も合わせて切り替え設定可能である。
80は電源制御部で、電池検出回路、DC−DCコンバータ、通電するブロックを切り替えるスイッチ回路等により構成されている。電源制御部80は、電池の装着の有無、電池の種類、電池残量の検出を行い、検出結果及びシステム制御回路50の指示に基づいてDC−DCコンバータを制御し、必要な電圧を必要な期間、記録媒体を含む各部へ供給する。
82,84はコネクタ、86はアルカリ電池やリチウム電池等の一次電池、NiCd電池やNiMH電池、Li‐ion電池、Liポリマー電池等の二次電池、ACアダプター等からなる電源部である。
90及び94はメモリカードやハードディスク等の記録媒体やPCとのインターフェース、92及び96はメモリカードやハードディスク等の記録媒体やPCと接続を行うコネクタである。98はコネクタ92及び/或いは96に記録媒体200或いはPC210が装着されているか否かを検知する記録媒体着脱検知回路である。
なお、本実施形態では記録媒体を取り付けるインターフェース及びコネクタを2系統持つものとして説明しているが、記録媒体を取り付けるインターフェース及びコネクタは、単数或いは複数、いずれの系統数を備える構成としても構わない。また、異なる規格のインターフェース及びコネクタを組み合わせて備える構成としても構わない。
インターフェース及びコネクタとしては、種々の記憶媒体の規格に準拠したものを用いて構成することが可能である。例えば、PCMCIA(Personal Computer Memory Card International Association)カードやCF(コンパクトフラッシュ(登録商標))カード、SDカード等である。インターフェース90及び94、そしてコネクタ92及び96をPCMCIAカードやCFカード等の規格に準拠したものを用いて構成した場合、各種通信カードを接続することができる。通信カードとしては、LANカードやモデムカード、USB(Universal Serial Bus)カード、IEEE(Institute of Electrical and Electronic Engineers)1394カードがある。他にも、P1284カード、SCSI(Small Computer System Interface)カード、PHS等がある。これら各種通信カードを接続することにより、他のコンピュータやプリンタ等の周辺機器との間で画像データや画像データに付属した管理情報を転送し合うことができる。
104は光学ファインダであり、撮像レンズ310に入射した光線を、一眼レフ方式によって、絞り312、レンズマウント306,106、ミラー130,132を介して導き、光学像として結像させて表示することができる。これにより、画像表示部28による電子ファインダー機能を使用すること無しに、光学ファインダーのみを用いて撮影を行うことが可能である。また、光学ファインダー104内には、通知部54の一部の機能、例えば、合焦状態、手振れ警告、フラッシュ充電、シャッター速度、絞り値、露出補正などが表示される。
112は、アクセサリシュー110を介して装着される、外部フラッシュ装置である。
120はレンズマウント106内でカメラ本体100をレンズユニット300と接続するためのインターフェースである。
122はカメラ本体100をレンズユニット300と電気的に接続するコネクタである。また、レンズマウント106及びコネクタ122にレンズユニット300が装着されているか否かは、不図示のレンズ着脱検知部により検知される。コネクタ122はカメラ本体100とレンズユニット300との間で制御信号、状態信号、データ信号などを伝え合うと共に、各種電圧の電流を供給する機能も備えている。
コネクタ122を介して通信される、レンズユニット300の各種光学情報(絞り、ズーム位置、瞳距離、焦点距離など)は、カメラ本体100の不揮発性メモリ56に記憶される。通信の要求はカメラ側から行う場合もあれば、レンズ側から情報更新のたびに通信される場合もある。
また、コネクタ122は電気通信だけでなく、光通信、音声通信により通信を行う構成としてもよい。
200はメモリカードやハードディスク等の記録媒体である。この記録媒体200は、半導体メモリや磁気ディスク等から構成される記録部202、カメラ本体100とのインターフェース204、カメラ本体100と接続を行うコネクタ206を備えている。
記録媒体200としては、PCMCIAカードやコンパクトフラッシュ(登録商標)等のメモリカード、ハードディスク等を用いることができる。また、マイクロDAT、光磁気ディスク、CD−RやCD−RW等の光ディスク、DVD等の相変化型光ディスク等で構成されていても勿論構わない。
210はPCであり、磁気ディスク(HD)等から構成される記録部212、カメラ本体100とのインターフェース214、カメラ本体100と接続をうコネクタ216を備えている。インターフェース94はUSBやIEEE1394などが挙げられるが、特に限定はない。
次に、上記構成を有する撮像装置において、撮像素子の前方に配置されたローパスフィルタやカバーガラス等の光学素子14a上のゴミの位置及び大きさの情報である静止画撮影用のゴミ情報を取得する方法について説明する。
本実施形態では、ゴミ(異物)の付着している位置及び大きさ等の情報であるゴミ情報を得る(異物情報生成)ためのゴミ検出用画像(異物画像)を撮影し、ゴミデータを抽出し、ゴミデータを生成する。ここでゴミ検出用画像は、できるだけ均一な輝度面を撮影した画像が望ましいが、身近な場所で容易に撮影できることが望ましいため、厳密な均一性を要求するものではない。例えば、青空や白い壁面を撮影することを想定している。
図2は、本実施形態におけるゴミ情報を取得する際のデジタルカメラにおける処理を示すフローチャートである。
まずステップS201において、操作部70によりゴミ情報取得モードが選択されたか否かを判定する。ゴミ情報取得モードが選択されるまでステップS201の判定を繰り返し、ゴミ情報取得モードが選択されるとステップS202へ進み、シャッタースイッチSW1(62)がONされたかどうかを判断する。OFFであればステップS201に戻って上記処理を繰り返す。
一方、ONであれば、ステップS203において、絞り、ISO値、シャッタースピード、その他撮影関連のパラメータを設定する。ここで設定されるパラメータを図3に示す。絞りはF22など、絞りを絞り込んだ設定とする。レンズマウント106に接続されるレンズユニット300において設定可能な範囲内で最も絞り込んだ状態で撮影するものとしてもよい。このように絞りを絞るのは、ゴミは通常撮像素子14の表面ではなく、撮像素子14を保護する保護用ガラスや、撮像素子より被写体側に配置される光学フィルター等の光学素子14a上に付着しているため、レンズユニット300の絞り値によって結像状態が異なるためである。そのため、絞りが開放値に近いとゴミの像がぼやけてしまい、適切なゴミ検出用の画像が取得できないので、できるだけ絞り込んだ状態で撮影するのが好ましい。
図2のフローチャートの説明に戻ると、この時までに撮影者はできるだけ白い壁などの均一輝度面に撮像装置を向け、シャッタースイッチSW2(64)を操作することとなる。
ステップS204ではシャッタースイッチSW2(64)がONされたかどうかを判断する。OFFであればステップS202に戻りシャッタースイッチSW1(62)の判定を行う。ONであればステップS205へ進む。ステップS205ではゴミ検出用画像の撮影(均一輝度面の撮影)を行って、メモリ30内に画像データを取り込む。
次にステップS206では、メモリ30内に記憶した画像データを、画像処理に合わせて縮小する処理を行う。撮影された画像は本実施形態のデジタルカメラで撮影できる画像の最大解像度であるラージ画像である。実際に記録される画像がラージサイズではなく、ミドルサイズやスモールサイズである場合、撮像素子はラージサイズの画像を記録する場合と同じように動作し、画像処理回路によって画像データをミドルサイズやスモールサイズに縮小処理して、記録される画像サイズに変換する。よって、メモリ30内に記憶されたゴミ検出用の画像データは、記録される画像サイズに合わせて縮小処理される。静止画撮影された画像は、ピントの確認や画質など撮影者によって厳しく評価をされる。また、画像処理に掛けられる時間も長く割り当てることができる。よって、画像処理方法は画質重視の縮小方法が用いられる。
拡大・縮小といった画像処理方法としては、ニアレストネイバー法、バイリニア法、バイキュービック法などが有名であるが、図4にまとめたような特徴がある。静止画撮影時には画像処理に時間が掛けられることから、画質が最も良いバイキュービック法が用いられることが多い。この方法で縮小処理を行うことにより、縮小処理後のゴミ検出用画像のデータは静止画撮影用として精度の高いゴミ情報取得画像となる。
次にステップS207ではメモリ30内に記憶した画像データからゴミ情報を取得する。
ここで、ゴミ情報の取得について説明する。具体的には、撮影したゴミ検出用画像からゴミ領域の位置(座標)と大きさを求めるものである。まず、撮影したゴミ検出用画像の領域を複数のブロックに分割し、ブロック内の最大輝度Lmax、平均輝度Laveを算出し、次式を用いてブロック内のスレッショルド値T1を算出する。
T1=Lave×0.6+Lmax×0.4
次に、ゴミが付着している画素はその輝度が周囲の画素の輝度よりも低下するため、スレッショルド値T1を超えない画素をゴミ画素とし、ゴミ画素によって構成される孤立領域を各々一つのゴミ領域di(i=0,1,…,n)とする。
図5は、ゴミ領域サイズ算出の概要を示す図である。図5に示すように、ゴミ領域毎に、ゴミ領域を構成する画素の水平方向の座標の最大値Xmax および最小値Xmin、垂直方向の座標の最大値Ymaxおよび最小値Yminを求め、ゴミ領域diのサイズを表す半径riを次式によって算出する。
ri=[√{(Xmax−Xmin)2+(Ymax−Ymin)2}]/2
また、このときの中心座標(Xdi,Ydi)は、近似的に、
Xdi=(Xmax+Xmin)/2
Ydi=(Ymax+Ymin)/2
で求めるものとする。このように求められた位置(座標)と半径を、ゴミ情報プロファイルとして記録する。
不揮発性メモリ56のサイズによる制限などにより、ゴミ補正データ(ゴミ情報プロファイル)のデータサイズが制限されている場合がある。このような場合に対応するために、ゴミ位置情報を、大きさやゴミ領域の平均輝度値によってソートする。本実施形態では、riの大きい順にソートする。riが等しい場合、平均輝度値の低い順にソートする。このようにすることで、目立つゴミを優先してゴミ補正データに登録することが出来る。なお、ソート済みのゴミ領域をDi、ゴミ領域Diの半径をRiとする。
なお、予め定められたサイズより大きいゴミ領域がある場合、ソートの対象から外し、ソート済みゴミ領域リストの末尾に配置してもよい。大きいゴミ領域については、後に補間処理をするとかえって画質を低下させる場合があり、補正対象の優先順位としては最下位として扱うことが望ましいからである。
このゴミ情報プロファイルは、図6に示すような構造をとる。図6に示す通り、ゴミ情報プロファイルには、ゴミ検出用画像撮影時の、レンズ情報とゴミの位置、大きさの情報が格納される。更に具体的には、ゴミ検出用画像撮影時のレンズ情報として、ゴミ検出用画像撮影時における実際の絞り値(F値)と、そのときのレンズ瞳位置を格納する。続いて記憶領域に検出したゴミ領域の数(整数値)を格納し、これに続き、個々の具体的なゴミ領域のパラメータを、ゴミ領域の数だけ繰返して格納する。ゴミ領域のパラメータは、ゴミの半径(例えば2バイト)、有効画像領域における中心のx座標(例えば2バイト)、おなじく中心のy座標(例えば2バイト)の3つの数値のセットである。
取得したゴミ情報はステップS208で不揮発性メモリ56に記憶され、ゴミ情報取得のための処理を終了する。
なお、ゴミ情報取得モードにおける撮影動作は、ゴミ情報を取得することを目的とするため、本実施形態では撮影した画像そのものに対して、圧縮及び記録媒体200への記録処理は行わない。これは撮影者にとって不要な画像データで記録媒体200内の容量を無駄に消費することがないようにするためであるが、通常画像と同様に、圧縮後、記録媒体200へ保存しても良く、また、その際に拡張子を変更するなど何らかの手を加えても構わない。
次に、上記構成を有する撮像装置において、撮像素子の前方に配置されたローパスフィルタやカバーガラス等の光学素子14a上の位置及び大きさの情報である動画撮影用のゴミ情報を取得する方法について説明する。
本実施形態では、静止画用ゴミ情報の生成と同様にゴミ(異物)の付着している位置及び大きさ等の情報であるゴミ情報(異物情報)を得るためのゴミ検出用画像を撮影し、ゴミデータを抽出し、ゴミデータを生成する。
図7は、本実施形態における動画用のゴミ情報を取得する際のデジタルカメラにおける処理を示すフローチャートである。なお、図7では、動画用にゴミ検出用画像を再度撮影するように示しているが、実際は、ステップS201〜ステップS205の動作は、静止画の場合と同様であり、動画用にあらためてゴミ検出用画像を撮影するのではなく、図2のステップS205で得られてメモリ30内に既に記憶されている静止画用のゴミ検出用画像をそのまま動画用のゴミ検出用画像として用いる。
そして、ステップS306ではメモリ30内に記憶されているゴミ検出用の画像データに対して、撮像素子の駆動方法に合わせた縮小処理を行い、メモリ30内に記憶する。通常のモードで動画撮影を行う場合には、決められたフレームレートを維持するために、撮像素子から読み出される画像データを少なくし、読み出し時間を短縮するように撮像素子を駆動する。そのため、ゴミ情報を生成する場合も通常の動画撮影時の撮像素子の駆動方法に合わせた縮小処理が必要となる。
撮像素子から読み出される画像データ(データ量)を少なくする駆動方法を図8を用いて説明する。
図8は撮像素子の一部を拡大した図であり、説明をわかりやすくするために画素に対して列方向を表すX1からX6までの番号をつけている。また、行方向にも同じようにY1からY5までの番号をつけている。まず、撮像素子から画像データを読み出すときには、行毎に画像データが読み出されるので、1行分の画像データを読み出す時に画像データを減らす読み出し方法を行う。図8では3画素に対して1画素分の画像データだけを読み出す間引き読み出しを表している。よって読み出される画素はX1、X4、…となる。また、同じように列方向にも画像データを減らす読み出し方法を行う。図8では3行に対して1行だけを読み出す間引き読み出しを表している。よって、読み出される行はY1、Y4、…となる。よって、実際に読み出される画素は図8では図中のハッチングを施した(X1, Y1)、(X4, Y1)、(X1, Y4)、(X4, Y4)となる。これにより本来の撮像素子の画素数に対して1/9の画素を読み出すことになるため、読み出し時間が短縮される。
ステップS306に話を戻すと、上記のように動画撮影用の撮像素子の駆動方法を行うことによって、読み出されない画素上に存在するゴミ部分は画像データとしては存在せず、ゴミの形状が実際のゴミの形状とは異なった画像データとして読み出されることになる。また、小さなゴミはゴミ部分が画像データに残らなくなったり、ゴミとして映り込む影の濃さが変わってしまったりする。例えば図9のようにゴミが付着した撮像素子において、間引き読み出しを行った場合にはハッチングの部分の画像データだけが読み出されるために図10のようになり、ゴミの形状が変化することが分かる。そのために、撮像素子の駆動方法に合わせて、読み出されない画素にかかるゴミ部分の情報をメモリ30内に記憶されているゴミ検出用画像の画像データから削除することで、動画撮影用として精度の高いゴミ情報取得画像となる。
次にステップS206ではメモリ30内に記憶した画像データに対して、画像処理方法に合わせた縮小処理を行い、メモリ30内に記憶する。実際に記録される画像は撮像素子の駆動方法によって縮小された画像サイズのままではなく、画像処理回路によってVGAサイズやHiVisionサイズに縮小処理されて、記録される画像サイズに変換される。よって、メモリ30内に記憶した画像データも、通常の動画として記録される画像と同じ画像処理方法を用いて縮小処理を行う。動画撮影では、縮小処理に時間がかかると動画記録時間が短くなってしまう問題が発生する。また、静止画のようにピントの確認なども厳しく評価されないため、縮小処理時間が比較的高速な縮小処理が選択される。動画撮影時の画像処理方法には、ニアレストネイバー法やバイリニア法が用いられることが多い。画像処理方法に合わせた縮小処理を行うことにより、縮小処理後の画像データは動画撮影用として精度の高いゴミ情報取得画像となる。
次に、ステップS207では、縮小処理されてメモリ30内に記憶されたゴミ検出用の画像データからゴミ情報を取得する。
このステップS207におけるゴミ情報を取得する動作、及びステップS208の動作は、図2のステップS207及びステップS208の動作と同様であるので、説明を省略する。
なお、本実施形態では、動画像に対する縮小処理として、画素数を行と列それぞれ1/3となるように間引く処理をしているが、間引きの程度は撮像素子や実現するフレームレートによって異なる。また、行と列で異なる間引きとなる場合も存在する。また、単純に間引かずに同一色の画素データを複数用いて平均値を求め、1画素のデータとすることで読み出す画像データを縮小する方法を用いてもよい。
また、記録する画像サイズを選択できる場合、画像処理装置による縮小方法や縮小率が変更になるため、それに応じてゴミ情報を分けて取得しても良い。
また、撮影した画像を表示装置に表示するときに表示装置が異なる場合、画像表示メモリに展開される画像サイズが表示装置により変化する。このとき画像処理装置による縮小方法や縮小率が変更になるため、それに応じてゴミ情報を分けて取得しても良い。
次に、ゴミ検出用の画像の撮影ではない通常の撮影を行った場合に、撮影した通常撮影画像データから画像処理によりゴミを除去する動作について説明する。
本実施形態は、撮影した動画像データからゴミを除去するものであるが、動画像の各フレームを1つの静止画と考えれば、静止画からゴミを除去する処理と同様に行うことができる。そのため、以下では、静止画の場合のゴミ除去処理について説明する。
ゴミ検出用画像の撮影ではない通常の撮影(静止画)を行った場合、通常撮影時のカメラ設定値等と共に図6に示したゴミ情報(ゴミ情報プロファイル)を画像データに関連付けて記録媒体200に記録する。
具体的には、例えば、撮影時のカメラ設定値等が記録される画像ファイルのヘッダ領域であるExif領域にゴミ補正データを追記することで、関連付けを実現することができる。なお、本実施形態の撮像装置で動画を撮影する場合は、動画像データを例えばMP4ファイルフォーマットで記録する。この場合、一旦不揮発性メモリ56に記憶されたゴミ情報プロファイルを、動画データの moov ボックス内のヘッダ情報からなる mvhd ボックス、もしくは moof ボックス内の mvhd ボックスに格納しておく。これにより、撮像装置で撮像された動画像データに対してゴミ情報を付加することができる。
続いて、図11を参照してゴミ除去処理の動作について説明する。
ステップS601では、選択された画像データにゴミ情報が埋め込まれているかどうか判定する。埋め込まれている場合はステップS602へ進み、ゴミ情報を取り込む。ステップS603では取り込んだゴミ情報から画像データにおけるゴミの影響を除去するべく、ゴミの周辺画素による画素補間処理等による補正処理を行う。
抽出したゴミ補正データから座標列Di(i=1,2,…n)、半径列Ri(i=1,2,…,n)、絞り値f1とレンズ瞳位置L1を得る。ここでRiは、先にゴミ補正データソート時に求めた座標Diのゴミの大きさである。また、f1は、ゴミ検出用画像の撮影時のレンズの絞り値、L1は、同じくゴミ検出用画像の撮影時のレンズの瞳位置である。通常撮影された画像の撮影時の絞り値f2とレンズ瞳位置L2を取得し、Diを次式で変換する。ここで、dは画像中心から座標Diまでの距離、Hは撮像素子14の表面とゴミとの距離であるとする。変換後の座標Di’と変換後の半径Ri’は例えば次式で定義する。
Di’(x,y)=(L2×(L1−H)×d/((L2−H)×L1))×Di(x,y)
Ri’=(Ri×f1/f2+3) (1)
ここでの単位はピクセルであり、Ri’についての「+3」はマージン量である。
座標Di’、半径Ri’で示される領域内のゴミを検出し、必要に応じて補間処理を適用する。全ての座標についてゴミ除去処理を適用し、全ての座標について処理が終わっていれば、ステップS604に進む。
ステップS604では、撮影した画像からゴミの影響を除去した補正処理後の画像を新たに記録する。
以上でゴミ除去処理を終了する。
以上説明したように、本実施形態によれば、異物情報を静止画撮影用と動画撮影用それぞれに生成することによって、撮影方法に適した異物情報を生成することができ、最適なゴミ除去を実現することが可能となる。
(他の実施形態)
また、各実施形態の目的は、次のような方法によっても達成される。すなわち、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体(または記録媒体)を、システムあるいは装置に供給する。そして、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行する。この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、本発明には次のような場合も含まれる。すなわち、プログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているオペレーティングシステム(OS)などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される。
さらに、次のような場合も本発明に含まれる。すなわち、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張カードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書込まれる。その後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張カードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される。
本発明を上記記憶媒体に適用する場合、その記憶媒体には、先に説明した手順に対応するプログラムコードが格納されることになる。
本発明の一実施形態における撮像装置の構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態におけるゴミ情報を取得する際のデジタルカメラにおける処理を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態におけるゴミ情報取得時の設定パラメータ一覧を示す図である。 本発明の一実施形態における画像の拡大・縮小の処理方法とその性質を示す図である。 ゴミ領域サイズ算出の概要を示す図である。 ゴミ情報プロファイルの構造を示す図である。 本発明の一実施形態におけるゴミ情報を取得する際のデジタルカメラにおける処理を示すフローチャートである。 撮像素子の駆動方法の概要を示す図である。 撮像素子上のゴミを示す図である。 画像データ上のゴミを示す図である。 本発明の一実施形態における画像データ上のゴミ補正を示すフローチャートである。

Claims (5)

  1. 撮像素子と、
    前記撮像素子の前方に配置される光学素子と、
    前記光学素子に付着した異物を前記撮像素子で撮像して得られる異物画像から静止画用の異物情報を生成するとともに、前記異物画像に対して動画撮影時の前記撮像素子の駆動方法に合わせた縮小処理を行うことで動画用の異物情報を生成する異物情報生成手段と、
    を有することを特徴とする撮像装置。
  2. 撮像素子と、
    前記撮像素子からの出力信号に基づく画像信号を処理する画像処理手段と、
    前記撮像素子の前方に配置される光学素子と、
    前記光学素子に付着した異物を前記撮像素子で撮像して得られる異物画像から静止画用の異物情報を生成するとともに、前記異物画像に対して動画撮影時の前記画像処理手段による画像処理の方法に合わせた縮小処理を行うことで動画用の異物情報を生成する異物情報生成手段と、
    を有することを特徴とする撮像装置。
  3. 撮像素子と、前記撮像素子の前方に配置される光学素子とを有する撮像装置の制御方法であって、
    前記光学素子に付着した異物を前記撮像素子で撮像して得られる異物画像から静止画用の異物情報を生成する静止画用の異物情報生成工程と、
    前記異物画像に対して動画撮影時の前記撮像素子の駆動方法に合わせた縮小処理を行うことで動画用の異物情報を生成する動画用の異物情報生成工程と、
    を有することを特徴とする撮像装置の制御方法。
  4. 撮像素子と、前記撮像素子からの出力信号に基づく画像信号を処理する画像処理手段と、前記撮像素子の前方に配置される光学素子とを有する撮像装置の制御方法であって、
    前記光学素子に付着した異物を前記撮像素子で撮像して得られる異物画像から静止画用の異物情報を生成する静止画用の異物情報生成工程と、
    前記異物画像に対して動画撮影時の前記画像処理手段による画像処理の方法に合わせた縮小処理を行うことで動画用の異物情報を生成する動画用の異物情報生成工程と、
    を有することを特徴とする撮像装置の制御方法。
  5. 請求項3または4に記載の制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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