JP2010094046A - 包被食品の製造方法及び装置並びにスタンパ - Google Patents

包被食品の製造方法及び装置並びにスタンパ Download PDF

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Abstract

【課題】外皮材を直角に折畳むことができ、かつ内包材と外皮材との間に空隙を生じることなく内包材を包み込むことのできる包被食品の製造方法及び装置を提供する。
【解決手段】外皮材でもって内包材を包被した包被食品の製造装置であって、シート状の長尺の外皮材3を供給するための外皮材供給手段5と、上記外皮材3上に内包材25を供給載置する内包材供給手段37と、前記外皮材3を多角形状のシート状の外皮材3に切断するための切断手段57と、前記外皮材3の折畳み時に重なり合う部分の粘着を行うために、外皮材3の粘着すべき複数箇所の角付近に水分を付与するための水分付与手段59と、前記外皮材3の折畳む部分に折畳み用の溝39を形成するためのスタンパ41と、前記外皮材3に形成された折畳み溝39に沿って外皮材3を順次折畳んで内包材25を包み込むための外皮材折畳み手段27と、を備えている。
【選択図】図3

Description

本発明は、例えばパイ生地などのシート状の外皮材でもって餡などの内包材を包被したパイ饅頭などの包被食品の製造方法及び装置並びにスタンパに係り、さらに詳細には、前記外皮材でもって内包材を包むように外皮材を折畳むとき、筋目(折り目)をより体裁よく直角に折ることのできる包被食品の製造方法及び装置並びにスタンパに関する。
例えばパイ饅頭などの包被食品を製造する場合には、ベルトコンベアによって間欠的に下流側へ移送されるパレット上にパイ生地などのシート状の外皮材を供給すると共に、上記外皮材を例えば4角形状に切断し、かつ前記外皮材上に餡などの内包材を供給載置している。そして、内包材を載置した後の外皮材の角部を、前記内包材を包むように順次折り畳むことによって包被食品を製造している(例えば、特許文献1参照)。
特公平8−8830号公報
ところで、4角形状の外皮材上に載置された内包材を、外皮材の角部を順次折り曲げて包み込む場合には、外皮材が柔軟であるので、特許文献1に記載されているように、元の状態に復帰することができるように弾性変形自在な樹脂製のシート状のフレキシブルマットをパレット上に備えることが必要である。このように、パレット上にフレキシブルマットを備えることにより、フレキシブルマットを介してシート状の外皮材を、内包材を包み込むように折り畳むことができ、外皮材によって内包材を包み込むことができる。
しかし、フレキシブルマットを介し外皮材の折り曲げを行うことにより、外皮材の折り目はフレキシブルマットの折り目に倣った形状となり、例えば折り目は直角に折曲がることなく比較的大きな円弧状の膨らみを有する曲面となり、外観をより美しく体裁よく仕上げる上においてさらなる改善が望まれている。さらに、外皮材の折り目が比較的大きな円弧状の曲面となることにより、当該部分においての内包材と外皮材との間に空隙を生じ易いという問題がある。
本発明は前述のごとき従来の問題に鑑みてなされたもので、外皮材でもって内包材を包被した包被食品の製造方法であって、
(a)多角形状のシート状の外皮材上に内包材を載置する工程、
(b)前記外皮材の折畳み時に重なり合う部分の粘着を行うために、外皮材の粘着すべき複数箇所に水分を付与する工程、
(c)前記外皮材の折畳む部分に折畳み用の溝を成形する工程、
(d)前記折畳み溝に沿って外皮材を順次折畳んで内包材を包み込む工程、
の各工程を備えていることを特徴とするものである。
また、外皮材でもって内包材を包被した包被食品の製造装置であって、
シート状の長尺の外皮材を供給するための外皮材供給手段と、
上記外皮材上に内包材を供給載置する内包材供給手段と、
前記外皮材を多角形状のシート状の外皮材に切断するための切断手段と、
前記外皮材の折畳み時に重なり合う部分の粘着を行うために、外皮材の粘着すべき複数箇所の角付近に水分を付与するための水分付与手段と、
前記外皮材の折畳む部分に折畳み用の溝を形成するためのスタンパと、
前記外皮材に形成された折畳み溝に沿って外皮材を順次折畳んで内包材を包み込むための外皮材折畳み手段と、
を備えていることを特徴とするものである。
また、前記包被食品の製造装置において、前記スタンパは、アクチュエータによって上下動される昇降部材に着脱可能に備えられた型ベースの下面中央部に凹部を備え、この凹部の周囲に、外皮材の折畳み部分に折畳み用の溝を形成するための内側突出部を備え、この内側突出部の外側に、内側突出部と並行に外側突出部を備えていることを特徴とするものである。
また、前記包被食品の製造装置において、前記内側突出部は連続した環状に形成してあることを特徴とするものである。
また、前記包被食品の製造方法における前記(c)工程に使用するスタンパであって、前記スタンパは、アクチュエータによって上下動される昇降部材に着脱可能に備えられた型ベースの下面中央部に凹部を備え、この凹部の周囲に、外皮材の折畳み部分に折畳み用の溝を形成するための内側突出部を備え、この内側突出部の外側に、内側突出部と並行に外側突出部を備え、前記内側突出部は連続した環状に形成してあることを特徴とするものである。
本発明によれば、外皮材は予め形成された折畳み用の溝において折り曲げられるので、内包材を包み込むように外皮材を折畳んだときの折り目は、例えば直角に折曲げることができ、折り目の外観が向上すると共に内包材に対して外皮材が密着する態様となり、前述したごとき従来の問題を解消することができるものである。
図1,図2を参照するに、本発明の実施形態に係る包被食品の製造装置1は、シート状の長尺の外皮材3を供給するための外皮材供給手段(外皮材供給装置)5を備えている。この外皮材供給手段5は、予め帯状に形成され、かつ巻き戻し可能に予め巻き込まれている状態の外皮材3を巻き戻して下流側へ供給する作用をなすもので、この外皮材供給手段5には、下流側へ連続して送給される外皮材3のトリミングを行うと共に幅方向の中央部を切断するための3枚の回転カッタ7を備えたカッタ装置9及び外皮材3の上面に付着している手粉を払い除くための粉払いハケ11を前記外皮材3の幅方向へ移動自在に備えた粉払い装置13が備えられている。
したがって、前記外皮材供給手段5から下流側へ供給される外皮材3は、図3の領域Aに示すように、幅方向の両側縁のトリミングが行われ、かつ幅方向の中央部が切断されて、幅方向に二等分された状態にある。
前記外皮材供給手段5の下流側には、外皮材供給手段5から送給された外皮材3を支持する多数のパレット15を隣接して備えたエンドレス状の搬送チェーン17が備えられている。この搬送チェーン17は、搬送用駆動モータ(図示省略)を間欠的に回転されて、前記パレット15を、当該パレット15の幅寸法にほぼ等しいピッチで下方向へ移送する作用をなすものである。なお、前記搬送用駆動モータを間欠的に駆動してパレット15の間欠送りを行う構成としては、前記特許文献1に記載されているように、カムとリミットスイッチを使用した構成でもってタイミングを制御する構成でもよく、また、製造装置1の全体的動作を制御する制御装置(シーケンサ)19の制御の下に、予め設定された動作プログラムに従って搬送用モータの駆動を制御する構成であってもよいものである。
前記パレット15は、2列に切断されて供給される前記外皮材3に対応するように、搬送方向に対して直交する方向に長く設けられている。そして、パレット15において2列の外皮材3をそれぞれ載置する載置領域15A(図4参照)は同一に構成してあり、上記載置領域15Aの中央部には、多角形状のフイルム部材21(図4,図5参照)の中央部が適宜に固定してある。上記フイルム部材21は、内包材の包み込みを開始する直前の外皮材3の外形形状にほぼ等しい形状に形成してある。
上記フイルム部材21は、外皮材3と粘着し難くかつ元の状態に復帰することができるように弾性変形自在な樹脂フイルムからなるものである。なお、このフイルム部材21を介して外皮材3の折り畳みを行うときに、フイルム部材21をほぼ直角に折り畳むことができるように、外皮材3に予め形成されている折畳み用の溝に対応して、フイルム部材21の折り畳み位置に折畳み用の溝を予め形成しておくことが望ましいものである。
前記パレット15における前記載置領域15Aには、当該載置領域15Aの中央部から放射方向に長い複数の長孔又はスリット(切欠部)などの上下貫通部23が形成してある。この上下貫通部23は、前記パレット15の載置領域15Aに載置され、かつ内包材25を中心部に載置された状態にある所定形状の外皮材3でもって前記内包材25を包み込むように、外皮材3を折り畳むときの折畳み手段27における折畳み作用部が上下動するための貫通部である。
前記折畳み手段27は、前記搬送チェーン17によって搬送されるパレット15の下方位置に設けられているものであって、当該折畳み手段27の上方にパレット15が搬送位置決めされて停止した状態にあるときに、前記パレット15の上下貫通部23を下方から上方向へ貫通して、前記フイルム部材21を介して外皮材3の折り畳みを行うものである。
より詳細には、前記折畳み手段27は、小型のエアーシリンダなどのごとき上下動用アクチュエータ29を備えており、この上下動用アクチュエータ29にはピストンロッドなどのごとき昇降ロッド31が備えられている。この昇降ロッド31は、パレット15上の水平状態にあるフイルム部材21及び外皮材3を、内包材25の外周縁に沿って垂直状に折り曲げる(折り畳む)作用をなすものである。
そして、前記昇降ロッド31の先端部には、L形状の折畳み用の揺動片33が上下方向に揺動(回動)自在に枢着してあり、この揺動片33を上下に揺動するために、前記昇降ロッド31には、例えばシリンダなどのごとき適宜のアクチュエータ35が備えられている。したがって、前述のごとく昇降ロッド31を上昇してフイルム部材21及び外皮材3を垂直状に折り曲げた後、前記アクチュエータ35を作動して前記揺動片33を上方向へ回動することにより、垂直状に折畳まれた状態にあるフイルム部材21及び外皮材3の上端側を、内包材25の上面に重なるように水平状に折り畳むことができるものである。その後、前記折畳み手段27を元の状態に復帰すると、フイルム部材21は、弾性によって元の水平状態に復帰するものである。
なお、前記折畳み手段27の構成としては、前述したごとき構成に限ることなく、例えば特許文献1に記載されている折畳み手段の構成を採用することもできる。すなわち、折畳み手段としては種々の構成を採用可能である。
前記外皮材供給手段5の下流側には、前記パレット15に載置されて搬送される2列の外皮材3上に、図3の領域Bに示すように、餡などの前記内包材25を載置供給する内包材供給手段37が備えられている。なお、この種の内包材供給手段37は、例えば最中などに内包材を供給する内包材供給手段と同一の構成であり、公知であるから、前記内包材供給手段37の詳細については説明を省略する。
前記内包材供給手段37の下流側には、前記内包材25を外皮材3でもって包み込むように外皮材3を折畳むときの折畳み部分に折畳み用の溝39(図3参照)を形成するためのスタンパ41が2列に備えられている。上記スタンパ41は、製造装置1の適宜位置に備えられたエアーシリンダなどのごとき上下動用アクチュエータ43を備えており、この上下動用アクチュエータ43によって上下動される昇降部材45(図6参照)の下面には、取付ボルトなどのごとき取付具(図示省略)によって型ベース47が着脱交換自在に取付けてある。
前記型ベース47の下面中央部には、外皮材3上の前記内包材25の外形よりも僅かに大きな外形の穴又は窪みなどのごとき凹部49が備えられており、この凹部49の周囲には、前記外皮材3の折畳み部分に折畳み用の溝39を形成するための内側突出部51が下方向へ突出して連続した環状に形成してある。なお、前記内側突出部51は、必ずしも連続している必要はなく、例えば破断線のように一部を破断した構成とすることも可能である。しかし、凹部49が多角形状であるときには、凹部49の角部に対応した内側突出部51は、図6(B)に示すように、隣接した辺の内側突出部51と連続してあることが望ましい。換言すれば、内側突出部51の角部は破断することなく連続してある。
さらに前記型ベース47の下面には、多角形の前記内側突出部51における各辺部分に並列にほぼ同一突出高の外側突出部53が備えられている。前記内側突出部51と外側突出部53との間隙は、前記外皮材3上の前記内包材25の厚さ(高さ)寸法にほぼ等しく設定してある。
前記構成により、前記内包材供給手段37によって内包材25が載置された外皮材3が前記スタンパ41の下方位置に間欠的に搬送され停止されて位置決めされると、スタンパ41における上下動用アクチュエータ43が駆動され、型ベース47が下降して外皮材3の上面に押圧される。この際、外皮材3上の内包材25は型ベース47の凹部49内へ相対的に入り込むので、内包材25と型ベース47とが互に干渉するようなことがないものである。したがって、図3の領域Cに示すように、前記型ベース47における内側突出部51によって外皮材3上の内包材25の近接した周囲に、外皮材3の折畳み用の内側の溝39が形成されると共に、外側突出部53によって折畳み用の外側の溝39が形成されるものである。
前記スタンパ41の下流側には、前記搬送チェーン17による前記外皮材3の搬送方向に対して直交する水平方向へ移動自在なカッタ55を備えた切断機57が備えられている。前記カッタ55は、図3の領域Dに示すように、搬送チェーン17によって搬送される前記パレット15の互いの接合位置において外皮材3を長尺の状態から内包材25を包み込む大きさの多角形に切断分離する作用をなすものである。換言すれば、カッタ55によって切断分離された後の外皮材3の幅寸法(搬送方向の寸法)は、前記パレット15の幅寸法にほぼ等しいものである。
ところで、前記スタンパ41と前記切断機57との位置的関係を逆にすることも可能である。しかし、スタンパ41によって折畳み用の溝39を外皮材3の上面に形成する際、スタンパ41と外皮材3との粘着によって外皮材3が僅かに移動する可能性もあるので、外皮材3の位置の安定性を図るために、切断分離されることなく長尺の状態にあるときにスタンパ41によって折畳み用の溝39を外皮材3の上面に形成することが望ましいものである。
なお、前記スタンパ41によって外皮材3の上面に形成した折畳み用の溝39の長手方向は、前記パレット15における上下貫通部23の長手方向(放射方向)に対して直交する方向である。換言すれば、スタンパ41は、パレット15に備えられた上下貫通部23の長手方向に対して直交する方向に、外皮材3の上面に折畳み用の溝39を形成するものである。
前記切断機57の下流側には、前記外皮材3の折畳み時に重なり合う部分の粘着を行うために、外皮材3の粘着すべき複数箇所の角度付近に水分を付与するための水分付与手段59が備えられている。より詳細には、上記水分付与手段59は、多角形(4角形)に切断分離された外皮材3の各角部付近に水滴を滴下するための複数の滴下ノズル61を、外皮材3の各角部に対応して備えられている。
したがって、前記切断機57によって切断分離された外皮材3が前記水分付与手段59の下方位置に位置決めされると、図3の領域Eに示すように、外皮材3の各角部に対応した位置に水滴63の滴下が行われるものである。
前記水分付与手段59の下流側には、図3の領域F,Gに示すように、外皮材3の互いに対向した角部を交互に折畳むための前記折畳み手段27(図1,2には図示省略)が備えられている。前記折畳み手段27は、外皮材3の対向した一方の角部を折畳んだ後に他方の角部を折畳むように、パレット15が間欠的に移送される移送距離だけ離れて対向するように配置してある。
ところで、前述したように、折畳み手段27における昇降ロッド31をパレット15の上下貫通部23から上方向に突出すると共に揺動片33を上方向に回動して、パレット15上のフイルム部材21を介して外皮材3の折畳みを行うとき、外皮材3には予め折畳み用の溝39が形成してあるので、上記溝39の部分において外皮材3をほぼ直角に折曲げる(折畳む)ことができ、折曲げ部の膨らみを防止して、内包材25と外皮材3とを密着することができるものである。すなわち、外皮材3と内包材25との間に空隙を生じることなく外皮材3でもって内包材25を包み込むことができるものである。
前述のごとく、外皮材3の対向する角部を重ね合せるように折畳むと、外皮材3の角部付近には水滴63が滴下してあって粘着性を向上してあるので、重なるように折畳んだときに、外皮材3の対向した角部の粘着が良好に行われるものである。
前述したように、外皮材3の対向した角部を重ね合わせるように折り畳んだ後(図3の領域F,Gの後)、前記外皮材3の重ね合わされた角部の両側の辺部分を前記内包材25に密着するために、また、前記内包材25の包まれていない側の外皮材3を内包材25の包まれていない外側に沿って押圧して、図3の領域Hに示すように、折り目を整える折り目整え手段65が備えられている。上記折り目整え手段65は、例えばエアーシリンダ等のごとき上下動用アクチュエータ(図示省略)によって上下動される昇降部材67の下部に、前記内包材25の包まれていない側の外皮材3を内包材25に沿って内包材25に近接した位置を下方向へ押圧する一対の押圧パット69を、前記内包材25に対応するように間隔調節可能に備えた構成である。
したがって、外皮材3の一方の対向した角部を、内包材25を包み込むように折り畳んで重ね合わせると、次の工程として、前記折り目整え手段65における一対の押圧パット69によって、内包材25の包み込まれていない側の外皮材3が押圧されて、図3の領域Hに示すように、外皮材3の次に折り畳む側の折り目が整えられるものである。
前記折り目整え手段65の下流側には、図3の領域I,Jに示すように、外皮材3の他方の対向した角部を、内包材25を包み込むように折畳むための折畳み手段27(図5参照、図1〜3には図示省略)が備えられている。この折畳み手段27は、外皮材3の一方の対向した角部の折り畳みを行うための折畳み手段27とは方向性が異なるのみであって、構成は同一である。なお、外皮材3の他方の対向した角部の折り畳みを行った際の効果は、一方の対向した角部の折り畳みを行った場合と同一である。
前述したように、外皮材3の一方の対向した角部を順次折り畳むと共に他方の対向した角部を順次折り畳んで内包材25を包み込むことにより、図3の領域Jに示すように、包被食品71が得られる。この得られた包被食品71は、最終工程に備えた押圧手段73によって上面を軽く押圧されるものである。上記押圧手段73は、例えばエアーシリンダなどのごときアクチュエータによって上下動される押圧パット75を備えた構成である。したがって、上記押圧パット75によって包被食品71の上面を軽く押圧することができ、外皮材3の各角部の粘着をより確実化を図ることができるものである。
以上のごとき説明より理解されるように、多角形状のシート状の外皮材3上に内包材25を載置した後、内包材25を包み込むように外皮材3の角部を順次折り畳むとき、外皮材3には予め折畳み用の溝39が形成してあるので、上記折畳み溝39の部分において外皮材3をほぼ直角に折曲げることができる。したがって、外皮材3の折曲げ部においても外皮材3と内包材25とを密着することができると共に内包材25と外皮材3との間に空隙が生じることを防止できるものである。また、外皮材3の切曲げ部(折畳み部、折り目)が直角になることにより、包被食品71の外観がより美しく体裁よく仕上げることができるものであり、前述したごとき従来の問題を解消することができるものである。
本発明の実施形態に係る包被食品の製造装置の全体的構成を示す正面説明図である。 本発明の実施形態に係る包被食品の製造装置の全体的構成を示す平面説明図である。 包被食品の製造工程の説明図である。 パレットの平面説明図である。 パレットと折畳み手段との関係を示す説明図である。 外皮材に折畳み用の溝を形成するための型ベースの説明図である。
符号の説明
1 製造装置
3 外皮材
5 外皮材供給手段
9 カッタ装置
15 パレット
17 搬送チェーン
21 フイルム部材
23 上下貫通部
25 内包材
27 折畳み手段
31 昇降ロッド
33 揺動片
37 内包材供給手段
39 折り畳み用の溝
41 スタンパ
47 型ベース
49 凹部
51 内側突出部
53 外側突出部
57 切断機
59 水分付与手段
61 滴下ノズル

Claims (5)

  1. 外皮材でもって内包材を包被した包被食品の製造方法であって、
    (a)多角形状のシート状の外皮材上に内包材を載置する工程、
    (b)前記外皮材の折畳み時に重なり合う部分の粘着を行うために、外皮材の粘着すべき複数箇所に水分を付与する工程、
    (c)前記外皮材の折畳む部分に折畳み用の溝を成形する工程、
    (d)前記折畳み溝に沿って外皮材を順次折畳んで内包材を包み込む工程、
    の各工程を備えていることを特徴とする包被食品の製造方法。
  2. 外皮材でもって内包材を包被した包被食品の製造装置であって、
    シート状の長尺の外皮材を供給するための外皮材供給手段と、
    上記外皮材上に内包材を供給載置する内包材供給手段と、
    前記外皮材を多角形状のシート状の外皮材に切断するための切断手段と、
    前記外皮材の折畳み時に重なり合う部分の粘着を行うために、外皮材の粘着すべき複数箇所の角付近に水分を付与するための水分付与手段と、
    前記外皮材の折畳む部分に折畳み用の溝を形成するためのスタンパと、
    前記外皮材に形成された折畳み溝に沿って外皮材を順次折畳んで内包材を包み込むための外皮材折畳み手段と、
    を備えていることを特徴とする包被食品の製造装置。
  3. 請求項2に記載の包被食品の製造装置において、前記スタンパは、アクチュエータによって上下動される昇降部材に着脱可能に備えられた型ベースの下面中央部に凹部を備え、この凹部の周囲に、外皮材の折畳み部分に折畳み用の溝を形成するための内側突出部を備え、この内側突出部の外側に、内側突出部と並行に外側突出部を備えていることを特徴とする包被食品の製造装置。
  4. 請求項3に記載の包被食品の製造装置において、前記内側突出部は連続した環状に形成してあることを特徴とする包被食品の製造装置。
  5. 請求項1に記載の包被食品の製造方法における前記(c)工程に使用するスタンパであって、前記スタンパは、アクチュエータによって上下動される昇降部材に着脱可能に備えられた型ベースの下面中央部に凹部を備え、この凹部の周囲に、外皮材の折畳み部分に折畳み用の溝を形成するための内側突出部を備え、この内側突出部の外側に、内側突出部と並行に外側突出部を備え、前記内側突出部は連続した環状に形成してあることを特徴とするスタンパ。
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