JP2010084490A - 鉄筋籠およびその製造方法、並びに鉄筋籠用半体およびその製造方法 - Google Patents

鉄筋籠およびその製造方法、並びに鉄筋籠用半体およびその製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2010084490A
JP2010084490A JP2008257604A JP2008257604A JP2010084490A JP 2010084490 A JP2010084490 A JP 2010084490A JP 2008257604 A JP2008257604 A JP 2008257604A JP 2008257604 A JP2008257604 A JP 2008257604A JP 2010084490 A JP2010084490 A JP 2010084490A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
main
bars
reinforcing bar
bar
reinforcing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2008257604A
Other languages
English (en)
Inventor
Masato Koshiji
正人 越路
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TOOTETSU SANGYO KK
Tokyo Tekko Co Ltd
Original Assignee
TOOTETSU SANGYO KK
Tokyo Tekko Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TOOTETSU SANGYO KK, Tokyo Tekko Co Ltd filed Critical TOOTETSU SANGYO KK
Priority to JP2008257604A priority Critical patent/JP2010084490A/ja
Publication of JP2010084490A publication Critical patent/JP2010084490A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Reinforcement Elements For Buildings (AREA)

Abstract

【課題】 搬送効率の高い鉄筋籠を提供する。
【解決手段】
鉄筋籠3は、一対の半体10を備えている。各半体10は、互いに平行をなす第1主筋11、第2主筋12と、これら主筋11,12の長手方向に間隔をおいて配置された剪断補強筋15とを有している。剪断補強筋15は、互いに直交する第1辺15xと第2辺15yとを有してL字形をなしている。第2辺15yの端部にはフック15aが形成されている。第1辺15xの端部に上記第1主筋11がスポット溶接され、第1辺15xと第2辺15yの交差部に上記第2主筋12にスポット溶接されている。一対の半体10の剪断補強筋15の第1辺15x同士が互いに平行をなして対峙し、第2辺15y同士が平行をなして対峙し、各半体10の剪断補強筋15のフック15aが他の半体10の第1主筋11に掛けられた状態で、一対の半体の剪断補強筋15同士が結束されている。
【選択図】 図3

Description

本発明は、主筋と剪断補強筋を有する鉄筋籠およびその製造方法に関し、更にこの鉄筋籠の構成要素となる半体およびその製造方法に関する。
鉄筋コンクリート製の梁や柱を構築する場合、建築現場において多数の主筋を水平または垂直に配筋する。次に、これら主筋の長手方向に間隔をおいて多数の剪断補強筋を配筋する。この際、現場において剪断補強筋を矩形に折り曲げ加工して、主筋に結束する方法(特許文献1の従来技術の欄参照)と、予め矩形に形成された剪断補強筋を主筋に通して主筋に結束する方法(特許文献2の従来技術の欄参照)がある。いずれの場合でも剪断補強筋の折曲部の内側に4つの主筋が配置される。
上記のように剪断補強筋を主筋に配筋して鉄筋籠にした状態でコンクリートを打設することによって、梁や柱を構築する。
しかし、上記のように現場で剪断補強筋を配筋する作業は煩雑である。そこで最近では工場で鉄筋籠を先組みし、これを現場まで搬送し現場で鉄筋籠を設置する工法が広く採用されてきている。この先組み鉄筋籠は、複数の主筋を囲むように剪断補強筋を環状に配置し、主筋と剪断補強筋とをアーク溶接することにより得られる。
実公平7−47544号公報 特開平3−180653号公報
しかし、上記のような先組み鉄筋籠は断面矩形をなす内部空間を有しており、この内部空間がデッドスペースとなるため搬送効率が低かった。また、重量が大きいので現場での取り扱いに手間がかかった。
なお、特許文献1では、梁用の鉄筋籠において、剪断補強筋をU字形にし、この剪断補強筋を主筋の上下から配筋する技術を提案している。しかし、特許文献1は主筋と剪断補強筋とを溶接することにより構成した一対の半体を提案していない。
また、特許文献2は、L字形の剪断補強筋を間隔をおいて継筋に連結することにより、剪断補強筋ユニットを形成し、これを予め配筋された主筋に結束していくことにより、鉄筋籠を構成することを提案している。しかし、特許文献2は主筋と剪断補強筋とを溶接することにより構成した一対の半体を提案していない。
本発明は上記課題を解決するためになされたものであり、鉄筋籠において、一対の半体を備え、各半体が、互いに平行をなす第1、第2の主筋と、これら第1、第2の主筋の長手方向に間隔をおいて配置された剪断補強筋とを有し、上記剪断補強筋が互いに直交する第1辺と第2辺とを有してL字形をなし、上記第1辺の端部に上記第1主筋が溶接され、上記第1辺と第2辺の交差部に上記第2主筋に溶接され、上記一対の半体の剪断補強筋の第1辺同士が互いに平行をなして対峙し、第2辺同士が平行をなして対峙した状態で、上記一対の半体が連結されていることを特徴とする。
この構成によれば、多数の半体を重ねた状態で建築現場まで搬送することができ搬送効率が高まるとともに現場での取り扱いも楽になる。また、剪断補強筋と主筋は溶接されているので、搬送の際に形が崩れることもない。
好ましくは、各半体の剪断補強筋の第2辺の端部には他の半体の剪断補強筋の第1主筋に掛けられる掛け部が設けられている。
この構成によれば、剪断補強筋の第2辺の端部と第1主筋との間の荷重伝達を溶接手段を介さずに行うことができる。
好ましくは、上記第2辺の端部が第2辺の軸線に対して折れ曲げられることにより、上記掛け部としてのフックが形成されている。
これによれば、掛け部を簡易な構成で提供できる。
好ましくは、上記一対の半体の少なくとも一方の剪断補強筋のフックが、鋭角に折り曲げられている。
これによれば、剪断補強筋の第2辺の端部と第1主筋との間の荷重伝達をより一層確実に行うことができる。
好ましくは、上記剪断補強筋と上記第1、第2主筋との溶接がスポット溶接であり、上記一対の半体同士が結束線により結束されている。
これによれば、アーク溶接を用いずに済むので、材料強度の低下を回避することができる。
好ましくは、上記半体が更に、他の主筋及び/又は主筋より小径の補助筋を有し、これら他の主筋、補助筋が上記剪断補強筋の第1辺及び/又は第2辺の中間部にスポット溶接されている。
これによれば、鉄筋籠の強度を高めるための他の主筋、補助筋を半体に組み込むことができる。
好ましくは、上記剪断補強筋の第1辺の端部には、第1辺の軸線から横に突出する定着部が設けられている。
これによれば、定着部のコンクリートへの定着により第1主筋と剪断補強筋の第2溶接部を補強することができる。
本発明の他の態様は、鉄筋籠用半体において、互いに平行をなす第1、第2の主筋と、これら第1、第2の主筋の長手方向に間隔をおいて配置された剪断補強筋とを有し、上記剪断補強筋が互いに直交する第1辺と第2辺とを有してL字形をなし、上記剪断補強筋の第1辺の端部に上記第1主筋が溶接され、上記第1辺と第2辺の交差部に第2主筋が溶接され、上記第2辺の端部には、第2辺の軸線に対して折れ曲げられたフックが形成されていることを特徴とする。
本発明のさらに他の態様は、鉄筋籠用半体の製造方法において、互いに平行をなす第1、第2の主筋と、互いに平行をなす直線状の複数の素筋とを、これら第1、第2主筋と素筋とを直交させた状態でスポット溶接することにより、平たい網筋を得、この工程で、上記素筋の一方の端部と上記第1主筋をスポット溶接し、上記素筋の中間部と上記第2主筋をスポット溶接し、上記網筋の全ての素筋を、上記第2主筋の溶接箇所またはその近傍で直角に折り曲げるとともに、これら素筋の他方の端部を折り曲げてフックを形成することを特徴とする。
この方法によれば、剪断補強筋となるべき直線状の素筋を第1、第2主筋にスポット溶接するので、このスポット溶接作業を円滑に行うことができる。
本発明のさらに他の態様は、上記方法で得た鉄筋籠用半体を一対用意し、上記一対の半体の剪断補強筋の第1辺同士を互いに平行をなして対峙させ、第2辺同士を平行をなして対峙させ、各半体の剪断補強筋のフックを他の半体の剪断補強筋の第1主筋に掛け、これら半体同士を結束線で結束することを特徴とする。
本発明によれば、搬送効率を向上できる鉄筋籠用半体および鉄筋籠を提供できる。
以下、本発明の第1実施形態をなす基礎梁について図1〜図3を参照しながら説明する。図3(C)に示すように、鉄筋コンクリート製の基礎梁1は図2(C)の紙面と直交する方向に水平に延び、例えば断面矩形をなすコンクリート2に鉄筋籠3を埋設することにより構成される。
上記鉄筋籠3は、図2(C)、図3(C)に示すように断面が縦長の矩形をなしており、図2(A)、図3(A)に示すような工場で先組みされた横断面L字形の一対の半体10,10を建築現場で組み立てることにより得られる。
上記半体10の製造工程を図1を参照しながら説明する。図1(A)に示すように、異形鉄筋からなる第1〜第3の主筋11〜13(複数の主筋)および腹筋16(補助筋)を互いに平行かつ同一高さをなして所定位置に支持する。例えば、複数の細長い支持台(図示しない)を互いに平行かつ同一高さをなして離間して配置し、これら支持台上に支持台と直交するようにして、上記主筋11〜13および腹筋16を載せる。
上記第1主筋11と第2主筋12との間隔は、上記鉄筋籠3の縦幅と略等しい。第2主筋12と第3主筋13との間隔は、上記鉄筋籠3の横幅の略半分である。腹筋16は、主筋11,12の間の中央に配置されている。
次に、直線状の異形鉄筋からなる多数(複数)の素筋14を、上記主筋11〜13と直交させるとともに主筋11〜13の長手方向に等間隔をおいて主筋11〜13の上に載せる。各素筋14の一端部は第1主筋11に位置させる。なお、素筋14および腹筋16は、主筋11〜13より小径である。
次に、上記素筋14と主筋11〜13,腹筋16とを、その交差部において図示しないスポット溶接機を用いてスポット溶接する。スポット溶接機は、一対の電極を各交差部の上下に配置させ、これら電極で素筋14と主筋11〜13,腹筋16とを挟んで電流を供給することにより溶接する。主筋11〜13および腹筋16が同一水平面上に配置されているため、スポット溶接機の上下の電極を上記交差部の上下に容易に位置させることができ、スポット溶接を円滑に行うことができる。
上記溶接により平たい網筋10Aが得られる。本実施形態では、上記スポット溶接は全強度溶接(溶接強度が素筋14すなわち後述の剪断補強筋15の規格降伏点以上の強度を有するように溶接すること)である。
なお、各素筋14を主筋11〜13、腹筋16上で位置決めする度にスポット溶接を行い、これを繰り返すことにより、上記網筋10Aを得てもよいことは勿論である。
上述したようにして網筋10Aを製造した後、図1(B)に示すように網筋10Aをひっくり返し、図1(C)に示すように折り曲げ加工する。詳述すると、全ての素筋14をほぼ同時に第2主筋12の溶接箇所またはその近傍で直角に折り曲げるとともに、第3主筋13に近い方の端部を90°超(例えば約135°)折り曲げる。これにより、素筋14はL字形の剪断補強筋15となり、上記網筋10Aが上記半体10となる。
上記剪断補強筋15は長辺をなす第1辺15xと短辺をなす第2辺15yとを有し、第2辺15yの端部に鋭角のフック15a(掛け部)が形成されている。
第1辺15xの端部に第1主筋11が溶接され、第1辺15xと第2辺15yの直角の交差部の内側に第2主筋12が溶接され、第2辺15yの中央に第3主筋13が溶接され、第1辺の中央に腹筋16が溶接されている。
上記半体10は、多数まとめて工場から建築現場まで搬送される。この際、半体10はL字形をなしているので、同姿勢で重ねることができ、デッドスペースが殆どない状態で搬送できる。その結果、搬送効率が向上する。また、半体10は溶接により構成されているので、搬送の際に確実に形状保持ができる。さらに、建築現場でも通常の先組み鉄筋籠に比べて半分の重量であるので、作業者等による持ち運びや取り扱いも楽である。
建築現場において、上記一対の半体10により鉄筋籠3を組み立てる。以下、その詳細を説明する。
図2(A)、図3(A)に示すように、一対の半体10を互いに逆向きにした状態で、これら半体10の剪断補強筋15の第1辺15x同士を左右方向(半体10の長手方向と直交する方向)に対峙させるとともに、第2辺15y同士を上下方向(半体10の長手方向と直交する方向)に対峙させる。なお、第1辺15x同士の間隔を鉄筋籠3の横幅より狭め、第2辺15y同士の間隔を鉄筋籠3の縦幅より広くする。
次に、図2(B)、図3(B)に示すように、一対の半体10の第2辺15y同士を互いに近づけることにより、各半体10の第1主筋11を他方の半体10の剪断補強筋15のフック15aを横切って当該他の剪断補強筋15の第2辺15yに当接ないしは近づける。
次に、図2(C)、図3(C)に示すように、一対の半体10の第1辺15xを互いに遠ざけ、各半体10の第1主筋11を他方の半体10のフック15aの奥に入れる。
上記のようにして、鉄筋籠3の最終形状が得られる。これら一対の半体10の組み立てに際し、フック15aは第2辺15yの端部だけに形成されるので、フック15aを回避しながら円滑に組み立てを行うことができる。
次に、細いなまし鉄線等の柔らかい結束線(図示しない)を用いて、隣接した位置にある上下の剪断補強筋15同士を結束する。具体的には、各剪断補強筋15の第1辺15xの端部と他方の剪断補強筋15のフック15aとを結束する。その結果、上記隣接した2本の剪断補強筋15は、互いにほぼ当接した状態まで近づけられ、従来の鉄筋籠における環状の剪断補強筋と同様の役割を果たすことができる。なお、上記剪断補強筋15同士の結束の際に、第1主筋11も一緒に結束してもよい。
上記のようにして組み立てられた鉄筋籠3において、上側の半体10の第2、第3の主筋12,13と下側の半体10の第1主筋11が、3本の上側主筋として提供される。また、上側の半体10の第1主筋11と下側の半体10の第2、第3主筋12,13が、3本の下側主筋として提供される。2本の腹筋16は上下の主筋間に配置される。
上記鉄筋籠3において、剪断補強筋15と主筋11〜13、腹筋16との連結および半体10の剪断補強筋15同士の連結にアーク溶接を用いずに済むので、材料強度の低下を回避することができる。
本実施形態では、剪断補強筋15と主筋11〜13、腹筋16とが全強度溶接されているので、上記鉄筋籠3がコンクリート2に埋設された状態で荷重を付与された時に、剪断補強筋15が降伏する前に溶接部が破壊されることはない。
次に、本発明の他の実施形態について図面を参照しながら説明する。以下に説明する実施形態において、先行する実施形態に対応する構成部には同番号を付してその詳細な説明を省略する。なお、以下の実施形態の説明においてスポット溶接を単に溶接と称して説明する。
第2実施形態をなす基礎梁用の鉄筋籠3について、図4を参照しながら説明する。図4(A)に示すように半体10は、剪断補強筋15の長辺をなす第1辺15xの端部に第1主筋11が溶接され、第1辺15xと第2辺15yの交差部に第2主筋12が溶接されている点で、第1実施形態と同様である。ただし、本実施形態では第2辺15yの中間部に溶接される第3主筋13は2本である。また、第1辺15xの中間部には、上記第1主筋11、第2主筋12にそれぞれ近い位置において第4主筋17が溶接されている。
上記第2実施形態では、工場において、第1実施形態と同様にして主筋11,12,13,17と素筋を溶接することにより網筋を得、この網筋を折り曲げ加工して半体10を得る。
建築現場では、第1実施形態と同様に一対の半体10を組み立てて図4(B)に示す鉄筋籠3を得る。鉄筋籠3は、上下とも2段をなして主筋11〜13,17が配置されている。
図5に示す第3実施形態では、第1辺15xが短辺をなし第2辺15yが長辺をなしている点で、第1、第2実施形態と異なる。上記第1辺15xの端部に第1主筋11が溶接され、第1、第2辺15x、15yの交差部に第2主筋12が溶接され、第2辺12yの端部にフック15aが形成される点は、第1実施形態と同様である。
上記第3実施形態では、第1辺15xの中央に第3主筋13が溶接され、第2辺15yの中央に腹筋16が溶接されている。
組み立てられた鉄筋籠3において、一対の半体10の第1辺15x同士が上下に対峙し、第2辺15y同士が左右に対峙しているが、全体形状は第1実施形態に似ている。
図6に示す第4実施形態では、剪断補強筋15の第1辺15xの端部に瘤15s(大径部、定着部)が形成されているが、他の構成は第1実施形態と同じである。この瘤15sは、例えば直線状の素筋の端部を軟化させて軸方向に圧縮力を付与することにより、剪断補強筋15と一体をなして形成される。この瘤15sの形成後に第1実施形態と同様に網筋を作る。
上記瘤15sは、コンクリートに定着されることにより、その近傍に位置する第1主筋11と剪断補強筋15の第1辺15xとの溶接部を補強する役割を担うことができる。したがって、主筋11〜13と剪断補強筋15との溶接強度を全強度溶接より低くすることも可能である。
上記瘤15sの代わりに、別部品(大径部、定着部)を第1辺15xの端部に装着してもよい。
図7に示す第5実施形態では、第4実施形態の瘤15sの代わりに、第1辺15xの端部を直角に折り曲げることにより、補助フック15m(定着部)が形成されている。
図8に示す第6実施形態では、瘤15sの代わりに、第1辺15xの端部を鋭角に折り曲げることにより、補助フック15p(定着部)が形成されている。この補助フック15pはフック15aとほぼ同形状であってもよい。
この第6実施形態でも、第1実施形態と同様にして(特に図3参照)、鉄筋籠3が得られる。
図9に示す第7実施形態は、剪断補強筋15のフックが鋭角でなくてもよい場合があることを示している。この実施形態では、下側の半体10のフック15’(掛け部)が直角をなしている。基礎梁1’のコンクリート2’が逆T字形をなしており、このコンクリート2’の幅広のベース部が、上記フック15’と上側の半体10の第1主筋11との引っ掛かりの弱さを補っている。
本発明は上記実施形態に制約されず、種々の態様を採用可能である。
第2辺の端部に設けられる掛け部は、フックの代わりに瘤であってもよいし、別部品を装着することにより構成してもよい。
本発明の鉄筋籠は、基礎梁の他に天井梁等にも用いることができる。梁用の鉄筋籠の断面形状は正方形でもよく、横に広い扁平な形であってもよい。また、本発明の鉄筋籠は柱に用いてもよい。
鉄筋籠の半体は、第1主筋11と第2主筋12だけを剪断補強筋に溶接することにより構成してもよい。
第1、第2の主筋以外の主筋や腹筋等の補助筋を組み付ける必要がある場合には、建築現場で半体に結束してもよい。
半体の製造方法において、最初に素筋を配置し、その上に主筋等を載せて溶接してもよい。
(A),(B),(C)は、本発明の第1実施形態をなす鉄筋籠用半体の製造工程を順に示す斜視図である。 (A),(B),(C)は、上記一対の半体により鉄筋籠を組み立てる工程を示す斜視図である。 (A),(B),(C)は、上記一対の半体により鉄筋籠を組み立てる工程を示す断面図である。 本発明の第2実施形態に係る鉄筋籠を示す断面図であり、(A)は組み立て前の状態、(B)は組み立て後の状態を示す。 本発明の第3実施形態に係る鉄筋籠を示す断面図であり、(A)は組み立て前の状態、(B)は組み立て後の状態を示す。 本発明の第4実施形態に係る鉄筋籠を示す断面図であり、(A)は組み立て前の状態、(B)は組み立て後の状態を示す。 本発明の第5実施形態に係る鉄筋籠を示す断面図であり、(A)は組み立て前の状態、(B)は組み立て後の状態を示す。 本発明の第6実施形態に係る鉄筋籠を示す断面図であり、(A)は組み立て前の状態、(B)は組み立て後の状態を示す。 本発明の第7実施形態に係る鉄筋籠を示す断面図であり、(A)は組み立て前の状態、(B)は組み立て後の状態を示す。
符号の説明
3 鉄筋籠
10 半体
11 第1主筋
12 第2主筋
13,17 他の主筋
14 素筋
15 剪断補強筋
15a、15a’ フック(掛け部)
15s 瘤(大径部、定着部)
15m、15p 補助フック(定着部)
15x 第1辺
15y 第2辺
16 腹筋(補強筋)

Claims (10)

  1. 一対の半体を備え、
    各半体が、互いに平行をなす第1、第2の主筋と、これら第1、第2の主筋の長手方向に間隔をおいて配置された剪断補強筋とを有し、
    上記剪断補強筋が互いに直交する第1辺と第2辺とを有してL字形をなし、上記第1辺の端部に上記第1主筋が溶接され、上記第1辺と第2辺の交差部に上記第2主筋に溶接され、
    上記一対の半体の剪断補強筋の第1辺同士が互いに平行をなして対峙し、第2辺同士が平行をなして対峙した状態で、上記一対の半体が連結されていることを特徴とする鉄筋籠。
  2. 各半体の剪断補強筋の第2辺の端部には他の半体の剪断補強筋の第1主筋に掛けられる掛け部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の鉄筋籠。
  3. 上記第2辺の端部が第2辺の軸線に対して折れ曲げられることにより、上記掛け部としてのフックが形成されていることを特徴とする請求項2に記載の鉄筋籠。
  4. 上記一対の半体の少なくとも一方の剪断補強筋のフックが、鋭角に折り曲げられていることを特徴とする請求項3に記載の鉄筋籠。
  5. 上記剪断補強筋と上記第1、第2主筋との溶接がスポット溶接であり、上記一対の半体同士が結束線により結束されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の鉄筋籠。
  6. 上記半体が更に、他の主筋及び/又は主筋より小径の補助筋を有し、これら他の主筋、補助筋が上記剪断補強筋の第1辺及び/又は第2辺の中間部にスポット溶接されていることを特徴とする請求項6に記載の鉄筋籠。
  7. 上記剪断補強筋の第1辺の端部には、第1辺の軸線から横に突出する定着部が設けられていることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の鉄筋籠。
  8. 互いに平行をなす第1、第2の主筋と、これら第1、第2の主筋の長手方向に間隔をおいて配置された剪断補強筋とを有し、
    上記剪断補強筋が互いに直交する第1辺と第2辺とを有してL字形をなし、上記剪断補強筋の第1辺の端部に上記第1主筋が溶接され、上記第1辺と第2辺の交差部に第2主筋が溶接され、上記第2辺の端部には、第2辺の軸線に対して折れ曲げられたフックが形成されていることを特徴とする鉄筋籠用半体。
  9. 互いに平行をなす第1、第2の主筋と、互いに平行をなす直線状の複数の素筋とを、これら第1、第2主筋と素筋とを直交させた状態でスポット溶接することにより、平たい網筋を得、この工程で、上記素筋の一方の端部と上記第1主筋をスポット溶接し、上記素筋の中間部と上記第2主筋をスポット溶接し、
    上記網筋の全ての素筋を、上記第2主筋の溶接箇所またはその近傍で直角に折り曲げるとともに、これら素筋の他方の端部を折り曲げてフックを形成することを特徴とする鉄筋籠用半体の製造方法。
  10. 請求項9の方法で得た鉄筋籠用半体を一対用意し、上記一対の半体の剪断補強筋の第1辺同士を互いに平行をなして対峙させ、第2辺同士を平行をなして対峙させ、各半体の剪断補強筋のフックを他の半体の剪断補強筋の第1主筋に掛け、これら半体同士を結束線で結束することを特徴とする鉄筋籠の製造方法。
JP2008257604A 2008-10-02 2008-10-02 鉄筋籠およびその製造方法、並びに鉄筋籠用半体およびその製造方法 Pending JP2010084490A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008257604A JP2010084490A (ja) 2008-10-02 2008-10-02 鉄筋籠およびその製造方法、並びに鉄筋籠用半体およびその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008257604A JP2010084490A (ja) 2008-10-02 2008-10-02 鉄筋籠およびその製造方法、並びに鉄筋籠用半体およびその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2010084490A true JP2010084490A (ja) 2010-04-15

Family

ID=42248718

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008257604A Pending JP2010084490A (ja) 2008-10-02 2008-10-02 鉄筋籠およびその製造方法、並びに鉄筋籠用半体およびその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2010084490A (ja)

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013019240A (ja) * 2011-07-14 2013-01-31 Showa Engineering Kk 基礎用溶接鉄筋ユニット
JP2015021273A (ja) * 2013-07-18 2015-02-02 旭化成ホームズ株式会社 鉄筋ユニット
JP2016029249A (ja) * 2014-07-17 2016-03-03 三栄商事株式会社 鉄筋コンクリート梁の配筋構造および配筋方法
JP2017014706A (ja) * 2015-06-27 2017-01-19 株式会社安藤・間 鉄骨コンクリート構造
JP2017078254A (ja) * 2015-10-19 2017-04-27 育弘 松崎 鉄筋コンクリート基礎梁のダブル配筋構造
JP2019116795A (ja) * 2017-12-27 2019-07-18 大和ハウス工業株式会社 梁筋とその配筋方法
CN112792265A (zh) * 2020-12-03 2021-05-14 南通远扬休闲用品有限公司 一种钢丝笼防腐耐磨处理方法
CN114160936A (zh) * 2021-12-29 2022-03-11 南京金棠仓储设备制造有限公司 一种仓储笼加强筋的焊接方法
JP7074445B2 (ja) 2017-09-28 2022-05-24 大和ハウス工業株式会社 鉄筋ユニットおよび鉄筋コンクリート梁
JP7438727B2 (ja) 2019-11-25 2024-02-27 大和ハウス工業株式会社 梁筋とその配筋方法

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5721668A (en) * 1980-07-16 1982-02-04 Kajima Corp Reinforcing bar arrangement
JPH0442524U (ja) * 1990-08-10 1992-04-10
JPH06248759A (ja) * 1993-02-26 1994-09-06 Shimizu Corp スターラップメッシュユニットの現場生産方法
JPH0713995U (ja) * 1993-08-06 1995-03-10 泰一 蛭子 簡易組立式鉄筋
JPH0967899A (ja) * 1995-08-31 1997-03-11 Maeda Corp 鉄筋篭およびその組み立て方法

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5721668A (en) * 1980-07-16 1982-02-04 Kajima Corp Reinforcing bar arrangement
JPH0442524U (ja) * 1990-08-10 1992-04-10
JPH06248759A (ja) * 1993-02-26 1994-09-06 Shimizu Corp スターラップメッシュユニットの現場生産方法
JPH0713995U (ja) * 1993-08-06 1995-03-10 泰一 蛭子 簡易組立式鉄筋
JPH0967899A (ja) * 1995-08-31 1997-03-11 Maeda Corp 鉄筋篭およびその組み立て方法

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013019240A (ja) * 2011-07-14 2013-01-31 Showa Engineering Kk 基礎用溶接鉄筋ユニット
JP2015021273A (ja) * 2013-07-18 2015-02-02 旭化成ホームズ株式会社 鉄筋ユニット
JP2016029249A (ja) * 2014-07-17 2016-03-03 三栄商事株式会社 鉄筋コンクリート梁の配筋構造および配筋方法
JP2017014706A (ja) * 2015-06-27 2017-01-19 株式会社安藤・間 鉄骨コンクリート構造
JP2017078254A (ja) * 2015-10-19 2017-04-27 育弘 松崎 鉄筋コンクリート基礎梁のダブル配筋構造
JP7074445B2 (ja) 2017-09-28 2022-05-24 大和ハウス工業株式会社 鉄筋ユニットおよび鉄筋コンクリート梁
JP2019116795A (ja) * 2017-12-27 2019-07-18 大和ハウス工業株式会社 梁筋とその配筋方法
JP7438727B2 (ja) 2019-11-25 2024-02-27 大和ハウス工業株式会社 梁筋とその配筋方法
CN112792265A (zh) * 2020-12-03 2021-05-14 南通远扬休闲用品有限公司 一种钢丝笼防腐耐磨处理方法
CN114160936A (zh) * 2021-12-29 2022-03-11 南京金棠仓储设备制造有限公司 一种仓储笼加强筋的焊接方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2010084490A (ja) 鉄筋籠およびその製造方法、並びに鉄筋籠用半体およびその製造方法
JP5231836B2 (ja) 接続構造
JP3802039B2 (ja) 鉄筋の連結構造、及び鉄筋ユニットの製造方法
JP2010275739A (ja) 鉄筋構造物および鉄筋施工方法
JP4164511B2 (ja) 鉄筋トラス付デッキプレート
JP2009155850A (ja) プレキャスト床版と梁との接合構造
JP4701134B2 (ja) トラス形成筋及びトラス形成方法
JP7157401B2 (ja) 柱中柱組付型拘束の接合構造
JP2010024775A (ja) 鉄筋かごの揚重方法、鉄筋かご、鉄筋かごの組立方法
JP2018105101A (ja) Rc造梁せん断筋ユニット及びrc造梁の施工方法
JP2014163082A (ja) 柱梁架構
KR101846245B1 (ko) 나선형 횡보강 구조체와 이를 이용한 철근콘크리트 기둥 시공방법
JP4474669B2 (ja) ユニット鉄筋の連結方法
JP2009167760A (ja) 梁上端主筋の受け架台および梁鉄筋の組立て方法
JP6591255B2 (ja) 鉄筋コンクリート基礎梁のダブル配筋構造
KR101080440B1 (ko) 트러스와, 이 트러스가 설치되는 데크플레이트 구조체 및, 데크플레이트 구조체의 시공 방법
JP2006322272A (ja) 接続構造
JP4156013B1 (ja) せん断補強鉄筋ユニット
JP6373667B2 (ja) 接合構造、及び接合方法
KR200492774Y1 (ko) 건축골조용 형강 연결기구
JP2005009241A (ja) 鉄筋篭用治具、鉄筋篭の組立方法
JP3147732U (ja) 複数の螺旋状箍結合鉄筋網構造
JP6310648B2 (ja) 鉄筋コンクリート部材と鉄骨部材との接合構造
JP3131052U (ja) らせん筋複合構造
JP3102488U (ja) 剪断補強筋

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110824

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20121029

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20121106

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20130305