JPH06248759A - スターラップメッシュユニットの現場生産方法 - Google Patents

スターラップメッシュユニットの現場生産方法

Info

Publication number
JPH06248759A
JPH06248759A JP3909093A JP3909093A JPH06248759A JP H06248759 A JPH06248759 A JP H06248759A JP 3909093 A JP3909093 A JP 3909093A JP 3909093 A JP3909093 A JP 3909093A JP H06248759 A JPH06248759 A JP H06248759A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
stirrup
unit
mesh
mesh unit
stirrup mesh
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3909093A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuo Kajioka
保夫 梶岡
Hitoshi Sato
等 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimizu Construction Co Ltd
Shimizu Corp
Original Assignee
Shimizu Construction Co Ltd
Shimizu Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shimizu Construction Co Ltd, Shimizu Corp filed Critical Shimizu Construction Co Ltd
Priority to JP3909093A priority Critical patent/JPH06248759A/ja
Publication of JPH06248759A publication Critical patent/JPH06248759A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Reinforcement Elements For Buildings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、鉄筋コンクリートもしくは鉄骨鉄
筋コンクリート建築物の梁の配筋の施工の省力化及び建
設現場のスペースの有効利用を図るものである。 【構成】 建設現場に鉄筋を搬入する(S1)。次に、
建設現場においてメッシュ組立装置を用いて前記鉄筋を
格子状に組んでスターラップメッシュを作成する(S
2)。さらに、メッシュ曲げ加工装置を用いて、建設現
場においてスターラップメッシュを断面コ字状(あるい
は断面ロ字状)に曲げ加工してスターラップメッシュユ
ニット(ユニット)を作成する(S3)。この際に、キ
ャップ筋ユニットも作製する。ユニットと梁の主鉄筋と
を地組みし、建設現場の型枠内に挿入する(S4)。以
上のように建設現場において、メッシュ組立装置及びメ
ッシュ曲げ加工装置を用いてユニットを製作することに
より、梁の配筋作業を省力化するとともに、ユニットを
保管するスペースを削減することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鉄筋コンクリートもし
くは鉄筋鉄骨コンクリート建築物の梁を構築するに当た
って、梁鉄筋のスターラップ(肋筋)を予め格子状に組
み、かつ曲げ加工したスターラップメッシュユニットを
用いる際のスターラップメッシュユニットの現場生産方
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、鉄筋コンクリートもしくは鉄骨
鉄筋コンクリート建築物における梁の配筋は、梁の長さ
方向に沿って配置される主筋と該主筋に取付けられて肋
状に配筋されるスターラップ筋とからなる。該スターラ
ップ筋は、鉄筋コンクリート梁の上下端部の主筋を囲ん
で巻いた鉄筋であり、梁の受けるせん断力に対する補強
筋となるが、施工上主筋位置を固定するためにも必要な
鉄筋である。
【0003】従来、このようなスターラップの構築現場
における配筋方法としては、まず、主筋及び工場で曲げ
加工したスターラップ用鉄筋を構築現場に搬入し、梁の
型枠上部に架設台を設けて、これに上端主筋(梁の上部
側の主筋)を掛け渡し、次いでスターラップ用鉄筋を所
定ピッチに配設する。その後、配設されたスターラップ
用鉄筋に下端主筋(梁の下部側の主筋)を取り付け、上
端主筋及び下端主筋とスターラップ用鉄筋とを相互に結
束線で固定一体化し、型枠内に吊り降ろすものがあっ
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
スターラップの配筋方法では、スターラップを取付ける
作業がほとんど手組み作業となり、生産性が悪かった。
【0005】なお、スターラップの配筋を予め工場等で
行ってスターラップメッシュユニットとし、これを構築
現場に搬入し、型枠に吊り降ろすことも可能であるが、
スターラップメッシュユニットとして組まれた配筋は、
かなり大きな形状となり、トラック等により一度に大量
に搬送することが困難になるとともに、保管場所にも大
きなスペースが必要となるという問題があった。
【0006】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であり、スターラップの配筋に際し、構築現場でスター
ラップメッシュユニットを製作することにより、構築現
場での配筋作業の生産性を向上させるとともに、スター
ラップメッシュユニットの搬送や保管に要する無駄な時
間やスペースを減少させることができるスターラップメ
ッシュユニットの現場生産方法を提供することを目的と
するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のスターラップメ
ッシュユニットの生産方法は、鉄筋コンクリート構造物
もしくは鉄骨鉄筋コンクリート構造物の構築現場に、ス
ターラップメッシュユニットを構成するスターラップ用
鉄筋を搬入する段階と、前記構築現場において、スター
ラップ用鉄筋を格子状に組んでスターラップメッシュを
製作する段階と、次いで、前記構築現場において、格子
状に組まれたスターラップメッシュをメッシュ曲げ機に
より一体に折り曲げてスターラップメッシュユニットを
製作する段階と、次いで、前記スターラップメッシュユ
ニットと梁主筋と組み合わせて梁鉄筋とするとともに、
該梁鉄筋を構築現場の梁を設けるべき位置に配置する段
階とを具備してなることを前記課題の解決手段とした。
また、本発明のスターラップメッシュユニットの生産方
法において、前記スターラップメッシュユニットは、断
面コ字状のコ字型スターラップメッシュユニットと、該
コ字型スターラップメッシュユニットの開放部分に配置
されるキャップ筋ユニットとからなるものである。もし
くは前記スターラップメッシュユニットは、断面ロ字状
の閉鎖型スターラップメッシュユニットである。
【0008】
【作用】上記構成によれば、梁の配筋用として現場に搬
入される鉄筋は、直線状の主筋用及びスターラップ用鉄
筋であり、移動や保管に場所を取ることがない。すなわ
ち、各鉄筋は、径や長さが異なるものがあるが、曲げ加
工の必要なスターラップ鉄筋は、構築現場において、格
子状に組まれた後に一体曲げ加工されるので、予め工場
等において、曲げ加工した鉄筋を搬入する必要がない。
従って、鉄筋の種類は限られたものとなり、容易に在庫
の管理を行うことができる。また、在庫管理の不備等に
より、必要な鉄筋が不足した場合でも、長い鉄筋の在庫
があれば、これを切断してその場をしのぐことができ
る。
【0009】また、建築作業の進行状態に合わせて、ス
ターラップメッシュユニットを生産することが可能とな
り、生産されたスターラップメッシュユニットを順次鉄
骨梁に嵌合させ、あるいは型枠内に配置するようにすれ
ば、スターラップメッシュユニットを仮置きしたり、保
管したりするスペースを削減することができる。
【0010】
【実施例】本発明の一実施例を図面を参照して説明す
る。図1はこの実施例の生産方法の工程を示すフローチ
ャートであり、図2は鉄筋コンクリート梁Aの断面を示
すものであり、図3は鉄筋を格子状に組んだスターラッ
プメッシュBを示すものであり、図4はスターラップメ
ッシュBを一体曲げ加工して製作された断面コの字型の
スターラップメッシュユニットCと該スターラップメッ
シュユニットCと組み合わせられるキャップ筋ユニット
Dと梁主筋1、2とからなる梁鉄筋Eを示すものであ
る。
【0011】本発明のスターラップメッシュユニットの
現場生産方法を用いた梁鉄筋の配筋方法を説明をする前
に、簡単に鉄筋コンクリート梁Aの梁鉄筋(主筋1、2
・スターラップメッシュユニットC・キャップ筋ユニッ
トD)Eについて説明する。梁Aの梁鉄筋Eは、例え
ば、図2に示すように、梁Aの軸方向に沿って梁Aの上
部に設けられた上端主筋1、1と、梁Aの下部に設けら
れた下端主筋2、2と、これら主筋1、2を囲んで巻く
ように設けられ、かつ軸方向に間隔をあけて設けられた
スターラップ3…(図2は一つだけ図示)と、該スター
ラップ3…を一体につなぐ、段取り筋4…とからなるも
のである。
【0012】また、スターラップ3は、例えば、コ字状
のスターラップ筋3aと、コ字状に形成されたスターラ
ップ筋3aの開放部分をつなぐように設けられるキャッ
プ筋3bとからなる。そして、この実施例においては、
図3に示すような、前記スターラップ筋3a用の直筋3
Aと、直線状の段取り筋(段取り用直筋)4とを格子状
に組んだスターラップメッシュBを一体に曲げ加工する
ことにより、図4に示すようなスターラップメッシュユ
ニットCを作成し、また、同様にキャップ筋3b用の直
筋と段取り筋4とを組んだキャップ用のスターラップメ
ッシュ(図示略)を一体曲げ加工することにより、図4
に示すようにキャップ筋ユニットDを作成し、スターラ
ップメッシュユニットCとキャップ筋ユニットDに主筋
1、2を組み込むことにより梁Aの配筋を行い、梁鉄筋
Eとするようになっている。
【0013】なお、キャップ筋ユニットDも基本的にス
ターラップメッシュユニットであり、スターラップメッ
シュユニットCと同様に生産されるものである。すなわ
ち、スターラップメッシュユニットには、図4に示すよ
うなコ字状のスターラップメッシュユニットCと、該コ
字状のスターラップメッシュユニットCと組み合わせて
用いられるキャップ筋ユニットDとがあり、さらに、図
示しないが、コ字状のスターラップメッシュユニットC
のように開放部分を持たない断面ロ字状の閉鎖型のスタ
ーラップメッシュユニットなどが用いられる場合もあ
る。これらのスターラップメッシュユニットは、後述す
るスターラップメッシュユニットCと同様の現場生産方
法で生産することが可能であり、断面コ字状以外のスタ
ーラップメッシュユニットも本発明の範囲内である。
【0014】次に図1のフローチャートを参照して、ス
ターラップメッシュユニットの現場生産方法を説明す
る。この実施例のスターラップメッシュユニットの現場
生産方法においては、まず、スターラップメッシュユニ
ットC(及びキャップ筋ユニットD)の生産に必要な鉄
筋(スターラップ用直筋3A…及び段取り筋4…)を発
注し、構築現場への鉄筋の搬入が行われる(ステップS
1)。なお、予め、スターラップメッシュユニットCの
製作に必要なメッシュ組立装置(図示略)及びメッシュ
曲げ加工装置(図示略)を、構築現場に設置する。
【0015】また、スターラップメッシュユニットCに
用いられる鉄筋及び梁の主筋1、2は、全て直線状の鉄
筋として搬入される。したがって、予め、工場等におい
てスターラップメッシュユニットCを組んだ場合に比較
してかさばることがなく、容易に搬送・搬入を行うこと
ができる。また、直線状の鉄筋は、かさばらないので構
築現場において保管場所にスペースを取らず、保管場所
の確保に困ることがない。
【0016】次いで、スターラップ用直筋3A…及び段
取り筋4…を所定の長さに切断する。なお、鉄筋の発注
に際して、後述するスターラップ設計支援装置(図示
略)により、スターラップ用直筋3A…及び段取り筋4
…の長さを求めておき、切断された状態の鉄筋を発注し
ても良い。なお、現場において、切断する場合も、スタ
ーラップ設計支援装置(図示略)により、スターラップ
用直筋3A…及び段取り筋4…の長さを求める。
【0017】次いで、スターラップ用直筋3A…を所定
の間隔で互いに平行に配置するとともに、段取り用鉄筋
4…をスターラップ用直筋3Aと直角に所定の位置に配
置し、スターラップ用直筋3A…と段取り筋4…とを抵
抗熔接することにより、図3に示すような格子状のスタ
ーラップメッシュBを製造する(ステップS2)。そし
て、格子状のスターラップメッシュBを組み立てる際に
は、メッシュ組立装置を用いる。このメッシュ組立装置
は、スターラップ用直筋3A…及び段取り筋4…をそれ
ぞれ所定位置に固定可能な架台と、該架台上をX軸方向
及びY軸方向に移動可能な抵抗熔接機とからなるもので
ある。
【0018】次に、スターラップメッシュBを一体に曲
げて図4に示すように断面コ字状に成形して、スターラ
ップメッシュユニットCを生産する(ステップS3)。
この際には、鉄筋メッシュ曲げ加工装置を用いて、スタ
ーラップメッシュBを所定の曲げ基準位置で一体曲げし
てスターラップメッシュユニットCを作成する。なお、
上述したように断面ロ字状の閉鎖型スターラップメッシ
ュユニット(図示略)を生産するものとしても良い。前
記鉄筋メッシュ曲げ加工装置は、スターラップメッシュ
Bがセットされる架台と、この架台にセットされたスタ
ーラップメッシュBの曲げ位置にあってその曲げ方向の
内側に配される曲げ支点部と、この曲げ支点部を支点と
して複数の鉄筋の一端側を移動させることにより、複数
の鉄筋を一括して曲げる曲げ力点部とを備えたものであ
る。なお、キャップ筋ユニットDもスターラップメッシ
ュユニットCと同様に作成される。
【0019】このように構築現場に、メッシュ組立装置
及びメッシュ曲げ加工装置を予め設置しておくととも
に、構築現場においてスターラップメッシュユニットC
及びキャップ筋ユニットDを形成するようにすれば、鉄
筋自体に比較して極めてかさばるスターラップメッシュ
ユニットC及びキャップ筋ユニットDを、工場から構築
現場に搬送する必要がなくなるとともに、手作業によ
り、構築現場において、主筋1、2に予め曲げ加工され
たスターラップ用鉄筋を一本づつ取付ける必要がなくな
る。また、用いられる梁の形状の種類の多い構築現場の
ように、梁鉄筋Eの多品種小量の生産が必要な場合など
においても、一台あたりの製造能力を考慮して、こまめ
に対応することができる。
【0020】また、前記スターラップ用直筋3A及び段
取り筋4の切断長の設定と、スターラップメッシュBを
作成する際のスターラップ用直筋3Aに対する段取り筋
4の配置位置の設定と、メッシュ曲げ加工装置によるメ
ッシュ曲げ位置、すなわち、上記メッシュ曲げ加工装置
の曲げ支点部の位置の設定は、スターラップ設計支援装
置によって行われるようになっている。
【0021】上記スターラップ設計支援装置は、鉄筋コ
ンクリート梁Aの高さ、幅、長さ等の設計データから上
記各値を演算するものであり、基本的には、前記演算を
プログラム化し、このプログラムをノート型等の小型の
パソコンに組み込んだものである。また、上記スターラ
ップ設計支援装置は、任意の長さの梁Aに、決まった長
さ(一例として梁Aの軸方向の長さが2.0m〜2.1
m)のスターラップメッシュユニットC(及びキャップ
筋ユニットD)をいくつ割り付けるかを演算するととも
に、決まった長さのスターラップメッシュユニットCを
前記梁Aに割り付けて、余りがでた際に、余りの長さを
求め、この余りの長さに対応したスターラップメッシュ
ユニットC(及びキャップ筋ユニットD)を製作するた
めの段取り筋4の長さ等を指示するようになっている。
【0022】そして、スターラップ設計支援装置は、上
記演算結果を指示書としてプリントアウトするようにな
っており、この指示書に基づいて鉄筋の発注からスター
ラップメッシュBの組立、一体曲げ加工等が行われるよ
うになっている。以上のようなスターラップ設計支援装
置を、構築現場に持ち込むことにより、構築現場に設置
されたメッシュ組立装置及びメッシュ曲げ加工装置とと
もにスターラップメッシュユニットC及びキャップ筋ユ
ニットDの設計から製作までの大部分を鉄筋の加工を行
なう工場と同様もしくはそれ以上に自動化することがで
きる。
【0023】次いで、該主筋1、2に前記スターラップ
メッシュユニットCを結束により取付けるとともにキャ
ップ筋ユニットDを取付ける。この際に、柱・梁接合部
の鉄筋(図示略)と、該接合部に接合される複数のスタ
ーラップメッシュユニットCを主筋を介して一体に地組
みするようにしても良い。一方、構築現場においては、
梁を製造するための型枠5の建て込み作業(もしくは鉄
骨からなる柱・梁の施工)を、スターラップメッシュユ
ニットC(及びキャップ筋ユニットD)の製造と並行し
て行う。
【0024】そして、主筋1、2を取付けられたスター
ラップメッシュユニットCもしくは主筋1、2を介して
柱・梁接合部の鉄筋と複数のスターラップメッシュユニ
ットC…とが地組みされたものを、クレーン等を用いて
吊り上げ、図4に示すように前記型枠5内に吊り降ろし
(ステップS4)、次いでスターラップメッシュユニッ
トCの取り付けられた主筋1、2に、キャップ筋ユニッ
トDを取り付ける(ステップS8)。
【0025】なお、作成されたスターラップメッシュユ
ニットCを用いた梁Aの配筋の方法としては、型枠5内
において、スターラップメッシュユニットCとキャップ
筋ユニットDと主鉄筋1、2とを取付ける以下のような
方法もある。まず、型枠5内にスターラップメッシュユ
ニットCの位置を決めるスペーサ(図示略)を設置す
る。次いで、スペーサ上にスターラップメッシュユニッ
トCを設置する。そして、スターラップメッシュユニッ
トC内の下部に下端主筋2を並べ、下端主筋同士を圧接
し、さらにスターラップメッシュユニットCと下主筋2
とを結束する(ステップS5)。次に、上端主筋1…を
並べ、上端主筋同士を圧接するとともに、キャップ筋ユ
ニットDをスターラップメッシュユニットC上に被せ、
スターラップメッシュユニットC及びキャップ筋ユニッ
トDと上主筋1…とを結束する(ステップS8)。
【0026】さらに、上記スターラップメッシュユニッ
トC及びキャップ筋ユニットDは、鉄骨鉄筋コンクリー
ト建築物にも用いることができ、この場合には、まず、
上述のようにスターラップメッシュユニットCと主筋
1、2を地組みし、これを鉄骨梁に嵌合させ(ステップ
S6)、嵌合されたスターラップメッシュユニットC及
び主筋1、2にキャップ筋ユニットDを取り付ける(ス
テップS8)。なお、スターラップメッシュユニットC
及びキャップ筋ユニットDに対する主筋1、2の結束点
数は、主筋一本当たり、3箇所(両端と中央)で良く、
構築現場において、曲げ加工されたスターラップ筋を一
本ずつ主筋1、2に取付けた場合に比較して少なくて良
い。なお、スターラップメッシュユニットとして断面ロ
字状の閉鎖型スターラップメッシュユニット(図示略)
を現場生産し、これを設置する際には、キャップ筋ユニ
ットDを必要としない。
【0027】以上のようなスターラップメッシュユニッ
トの現場生産方法によれば、現場に搬入される部材とし
ては、直線状の鉄筋だけであり、かさばることがなく、
搬送、搬入、保管を容易に行うことができる。また、保
管する鉄筋の種別は、主に鉄筋の径の違いだけであり、
保管中の在庫管理を容易に行うことができる。
【0028】また、鉄筋コンクリート建築物の建築の進
行状況に合わせてスターラップメッシュユニットC及び
キャップ筋ユニットDを現場で製作することができるの
で、かさばることにより大きな保管場所を必要とするス
ターラップメッシュユニットC及びキャップ筋ユニット
Dをいくつも保管する必要がなく、製作後、スターラッ
プメッシュユニットC及びキャップ筋ユニットDを順次
型枠5に配筋させていくかもしくは鉄骨に嵌合させてい
くことが可能となるとともに、従来のように現場におい
て主筋に一本ずつスターラップ筋を取付けた場合に比較
して梁Aの配筋作業の生産性を大幅に向上することがで
きる。
【0029】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように本発明のス
ターラップメッシュユニットの現場生産方法によれば、
上記従来のように構築現場において、主筋に対してスタ
ーラップを一本ずつ配筋する必要がなく、大幅に配筋作
業の生産性を向上することができるとともに、予め工場
等において組まれたスターラップメッシュユニットを仮
置き、保管する必要がなく、構築現場に搬入されるの
は、直線状の鉄筋だけで良く、搬送、搬入、保管に小さ
なスペースしかとらないので、構築現場のスペースを有
効に利用できる。さらに、構築現場には、直線状の鉄筋
だけを搬入すれば良いことから、搬入される部材の種類
が少ないので、保管される部材の在庫管理を容易に行う
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の上記実施例のスターラップメッシュユ
ニットの現場生産方法の工程を示すフローチャートであ
る。
【図2】上記実施例の梁の配筋を示す断面図である。
【図3】上記実施例のスターラップメッシュを示す平面
図である。
【図4】上記実施例のスターラップメッシュユニット及
びキャップ筋ユニット及び梁主筋からなる梁鉄筋を示す
展開斜視図である。
【符号の説明】
A 梁 B スターラップメッシュ C スターラップメッシュユニット 1 上主筋 2 下主筋 3 スターラップ 3A スターラップ用直筋 4 段取り筋(段取り用直筋)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鉄筋コンクリート構造物もしくは鉄骨鉄
    筋コンクリート構造物の構築現場に、スターラップメッ
    シュユニットを構成するスターラップ用鉄筋を搬入する
    段階と、 前記構築現場において、スターラップ用鉄筋を格子状に
    組んでスターラップメッシュを製作する段階と、 次いで、前記構築現場において、格子状に組まれたスタ
    ーラップメッシュをメッシュ曲げ機により一体に折り曲
    げてスターラップメッシュユニットを製作する段階と、 次いで、前記スターラップメッシュユニットと梁主筋と
    組み合わせて梁鉄筋とするとともに、該梁鉄筋を構築現
    場の梁を設けるべき位置に配置する段階と、 を具備してなることを特徴とするスターラップメッシュ
    ユニットの現場生産方法。
  2. 【請求項2】前記スターラップメッシュユニットは、断
    面コ字状のコ字型スターラップメッシュユニットと、該
    コ字型スターラップメッシュユニットの開放部分に配置
    されるキャップ筋ユニットとからなることを特徴とする
    請求項1記載のスターラップメッシュユニットの現場生
    産方法。
  3. 【請求項3】前記スターラップメッシュユニットが、断
    面ロ字状の閉鎖型スターラップメッシュユニットである
    ことを特徴とする請求項1記載のスターラップメッシュ
    ユニットの現場生産方法。
JP3909093A 1993-02-26 1993-02-26 スターラップメッシュユニットの現場生産方法 Pending JPH06248759A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3909093A JPH06248759A (ja) 1993-02-26 1993-02-26 スターラップメッシュユニットの現場生産方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3909093A JPH06248759A (ja) 1993-02-26 1993-02-26 スターラップメッシュユニットの現場生産方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06248759A true JPH06248759A (ja) 1994-09-06

Family

ID=12543382

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3909093A Pending JPH06248759A (ja) 1993-02-26 1993-02-26 スターラップメッシュユニットの現場生産方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06248759A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010084490A (ja) * 2008-10-02 2010-04-15 Tokyo Tekko Co Ltd 鉄筋籠およびその製造方法、並びに鉄筋籠用半体およびその製造方法
JP2010174597A (ja) * 2009-02-02 2010-08-12 Aoi Techno Service Kk コンクリート舗装用荷重伝達筋保持具
JP2017078254A (ja) * 2015-10-19 2017-04-27 育弘 松崎 鉄筋コンクリート基礎梁のダブル配筋構造
JP2019065462A (ja) * 2017-09-28 2019-04-25 大和ハウス工業株式会社 鉄筋ユニットおよび鉄筋コンクリート梁

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010084490A (ja) * 2008-10-02 2010-04-15 Tokyo Tekko Co Ltd 鉄筋籠およびその製造方法、並びに鉄筋籠用半体およびその製造方法
JP2010174597A (ja) * 2009-02-02 2010-08-12 Aoi Techno Service Kk コンクリート舗装用荷重伝達筋保持具
JP2017078254A (ja) * 2015-10-19 2017-04-27 育弘 松崎 鉄筋コンクリート基礎梁のダブル配筋構造
JP2019065462A (ja) * 2017-09-28 2019-04-25 大和ハウス工業株式会社 鉄筋ユニットおよび鉄筋コンクリート梁

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5715503B2 (ja) 鉄筋クリップとそれを使用した閉鎖型鉄筋及びその閉鎖型鉄筋の製造方法
JP3802039B2 (ja) 鉄筋の連結構造、及び鉄筋ユニットの製造方法
JP2012036584A (ja) 鉄筋コンクリート柱の配筋方法
JPH06248759A (ja) スターラップメッシュユニットの現場生産方法
JPH08209858A (ja) 鉄筋篭およびその組み立て方法
JP2018084043A (ja) スターラップ筋ユニットおよび鉄筋コンクリート造梁の配筋構造
JP2000273946A (ja) 鉄筋コンクリート構造物の組立て方法
JPH07217072A (ja) 補強筋及びその製造方法
US6216412B1 (en) Method for the reinforcement of reinforced concrete and reinforcement for use thereof
JPH09209500A (ja) Rc構造物用の先組み鉄筋部材
CN217326097U (zh) 预制钢筋骨架装置
JPH0130985B2 (ja)
JP4392684B2 (ja) 鉄筋篭用治具、鉄筋篭の組立方法
CN114165057B (zh) 一种建筑工地钢筋绑扎施工方法
JPH04143350A (ja) 梁スターラップ用半プレハブ鉄筋およびそれによる梁筋の配筋方法
JP2018193665A (ja) 鉄筋保持具、鉄筋骨組み構造、および、受圧板の成形方法
JP2832669B2 (ja) コンクリート構造物の配筋工法及び該工法に使用する曲面成形機
JPH0714432Y2 (ja) 基礎用筋枠
JP2538528B2 (ja) 斜面安定化工法
JP2003013493A (ja) 柱梁接合継手および柱梁接合方法
CN116378312A (zh) 预制钢筋骨架装置及其制造方法
JPH0967899A (ja) 鉄筋篭およびその組み立て方法
JP2003013495A (ja) コンクリート躯体の設計施工発注システム
JPS632526A (ja) 鉄筋組立装置
JP2622319B2 (ja) プレキヤストコンクリート部材の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20020326