JPH08209858A - 鉄筋篭およびその組み立て方法 - Google Patents
鉄筋篭およびその組み立て方法Info
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- JPH08209858A JPH08209858A JP3619095A JP3619095A JPH08209858A JP H08209858 A JPH08209858 A JP H08209858A JP 3619095 A JP3619095 A JP 3619095A JP 3619095 A JP3619095 A JP 3619095A JP H08209858 A JPH08209858 A JP H08209858A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 型枠内への梁筋の配筋作業で、主筋周りに配
置するＵ形状スターラップの配筋作業の効率を向上させ
る技術を提供する。 【構成】 主筋Ｓの周りに配置すべきＵ形状のスターラ
ップ１を所定の間隔ごとに一方向に配置したスターラッ
プ群１０と、各スターラップ１を相互に固定する複数の
固定筋２、３とを備える鉄筋篭Ｋを用いる。この鉄筋篭
Ｋは、たとえば２〜３ｍの長さであり、施工すべき鉄筋
コンクリート造の梁を複数に区分した各区分域の長さに
対応する。
置するＵ形状スターラップの配筋作業の効率を向上させ
る技術を提供する。 【構成】 主筋Ｓの周りに配置すべきＵ形状のスターラ
ップ１を所定の間隔ごとに一方向に配置したスターラッ
プ群１０と、各スターラップ１を相互に固定する複数の
固定筋２、３とを備える鉄筋篭Ｋを用いる。この鉄筋篭
Ｋは、たとえば２〜３ｍの長さであり、施工すべき鉄筋
コンクリート造の梁を複数に区分した各区分域の長さに
対応する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、鉄筋コンクリート造の
梁を施工する際の鉄筋の組み立て技術に関し、特に、主
筋周りに配置するＵ形状スターラップの組み立て作業性
の向上を図る上で有効に利用することができる技術に関
するものである。
梁を施工する際の鉄筋の組み立て技術に関し、特に、主
筋周りに配置するＵ形状スターラップの組み立て作業性
の向上を図る上で有効に利用することができる技術に関
するものである。
【０００２】
【発明の背景】鉄筋コンクリート造の梁の施工において
は、まず型枠を組み、その型枠内に主筋やスターラッ
プ、その他の必要な鉄筋を配筋した後、型枠内にコンク
リートを打設して施工するのが一般的である。その場
合、スターラップとしては、通常、Ｕ形状のものが用い
られ、型枠内に所定の間隔をおいて多数配置される。こ
れらのスターラップは、主筋群を囲むようにその周囲に
配置されるものであるが、型枠内への配筋作業性や作業
手順などとの関係から、まず、必要な数の多数のスター
ラップを型枠内に配置し、その後で主筋その他の鉄筋を
配置する作業法が採られている。
は、まず型枠を組み、その型枠内に主筋やスターラッ
プ、その他の必要な鉄筋を配筋した後、型枠内にコンク
リートを打設して施工するのが一般的である。その場
合、スターラップとしては、通常、Ｕ形状のものが用い
られ、型枠内に所定の間隔をおいて多数配置される。こ
れらのスターラップは、主筋群を囲むようにその周囲に
配置されるものであるが、型枠内への配筋作業性や作業
手順などとの関係から、まず、必要な数の多数のスター
ラップを型枠内に配置し、その後で主筋その他の鉄筋を
配置する作業法が採られている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】こうした、鉄筋の組み
立て作業では、スターラップの数が非常に多く、たとえ
ば中規模程度の建物でも、１フロアー当り数千個にも及
ぶ。そのため、それら多数のスターラップを型枠内に１
個づつ所定の間隔をおいて配置するには、膨大な手間と
労力を必要とする。しかも、それらのスターラップの配
置作業には、いわゆる間配り、ピッチ割り、取り付けな
ど、工程数も多く、これらはいずれも現場作業となるた
めに作業効率が非常に悪い。特に、スターラップは型枠
内に立てて配置する必要があるが、１個では立たないた
め、この点も作業性を悪くする大きな要因となってい
る。
立て作業では、スターラップの数が非常に多く、たとえ
ば中規模程度の建物でも、１フロアー当り数千個にも及
ぶ。そのため、それら多数のスターラップを型枠内に１
個づつ所定の間隔をおいて配置するには、膨大な手間と
労力を必要とする。しかも、それらのスターラップの配
置作業には、いわゆる間配り、ピッチ割り、取り付けな
ど、工程数も多く、これらはいずれも現場作業となるた
めに作業効率が非常に悪い。特に、スターラップは型枠
内に立てて配置する必要があるが、１個では立たないた
め、この点も作業性を悪くする大きな要因となってい
る。
【０００４】ところで、現場における鉄筋組み作業の向
上を図る点からすれば、たとえば鉄筋コンクリート造の
１スパンの梁に必要な鉄筋のほとんどを、予め、現場近
くあるいは工場などにおいて、梁鉄筋ユニットとして一
体に組み立てておき、現場ではこの梁鉄筋ユニットをク
レーン等の重機を用いて吊り下げて設置する方法も考え
られる。しかし、このように梁の長さ全体にも及ぶ梁鉄
筋ユニットを用いた場合、不都合なことが多い。その理
由として、まず第１に、柱筋に対し梁筋を接続するため
の熔接箇所が多くなること。第２に、梁鉄筋ユニット自
体が大重量となるので、これを吊り下げて架設するため
の大型の重機を必要とすること。第３に、鉄筋コンクリ
ート造の建物の施工においては、本来、型枠を足場とし
て配筋作業等を行うことによって、大型の重機を使用し
ないで施工できる点も大きな利点であるが、この利点が
得られなくなることである。
上を図る点からすれば、たとえば鉄筋コンクリート造の
１スパンの梁に必要な鉄筋のほとんどを、予め、現場近
くあるいは工場などにおいて、梁鉄筋ユニットとして一
体に組み立てておき、現場ではこの梁鉄筋ユニットをク
レーン等の重機を用いて吊り下げて設置する方法も考え
られる。しかし、このように梁の長さ全体にも及ぶ梁鉄
筋ユニットを用いた場合、不都合なことが多い。その理
由として、まず第１に、柱筋に対し梁筋を接続するため
の熔接箇所が多くなること。第２に、梁鉄筋ユニット自
体が大重量となるので、これを吊り下げて架設するため
の大型の重機を必要とすること。第３に、鉄筋コンクリ
ート造の建物の施工においては、本来、型枠を足場とし
て配筋作業等を行うことによって、大型の重機を使用し
ないで施工できる点も大きな利点であるが、この利点が
得られなくなることである。
【０００５】
【発明の目的】本発明は、以上のような点を考慮してな
されたものであり、梁の施工において型枠を足場として
配筋作業を行える本来の利点を備えさせることができる
と同時に、特に、主筋周りに配置するＵ形状スターラッ
プの配筋作業の効率を格段に向上させることができ、こ
れにより鉄筋コンクリート梁の施工性の向上を図ること
ができる技術を提供することを目的とする。
されたものであり、梁の施工において型枠を足場として
配筋作業を行える本来の利点を備えさせることができる
と同時に、特に、主筋周りに配置するＵ形状スターラッ
プの配筋作業の効率を格段に向上させることができ、こ
れにより鉄筋コンクリート梁の施工性の向上を図ること
ができる技術を提供することを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段および作用】本発明では、
施工すべき鉄筋コンクリート造の梁をその長さ方向に複
数に区分し、各区分域に配置するユニット化した鉄筋篭
を用いる。この鉄筋篭は、主筋の周りに配置すべきＵ形
状のスターラップを所定の間隔ごとに一方向に配置した
スターラップ群と、各スターラップを相互に固定する固
定筋とを備え、この固定筋は主筋よりも強度的に小さく
設定した構成のものである。したがって、このような構
成の鉄筋篭では、これを型枠内に複数個セットするだけ
で、いわゆる梁のスパン分に相当する多数のスターラッ
プをセットすることができ、スターラップの配筋作業が
著しく向上する。その場合、スターラップ群は固定筋に
より相互に固定されているので、安定性良く配置でき、
この点も作業性の向上に寄与する。また、鉄筋篭自体の
長さは、梁のスパンを複数に区分した長さしかなく、し
かも、基本的には複数のスターラップと固定筋だけであ
るので、軽量なものとなり、したがって、通常使用され
る簡易クレーン等を用いて容易にこれを配置することが
できる。
施工すべき鉄筋コンクリート造の梁をその長さ方向に複
数に区分し、各区分域に配置するユニット化した鉄筋篭
を用いる。この鉄筋篭は、主筋の周りに配置すべきＵ形
状のスターラップを所定の間隔ごとに一方向に配置した
スターラップ群と、各スターラップを相互に固定する固
定筋とを備え、この固定筋は主筋よりも強度的に小さく
設定した構成のものである。したがって、このような構
成の鉄筋篭では、これを型枠内に複数個セットするだけ
で、いわゆる梁のスパン分に相当する多数のスターラッ
プをセットすることができ、スターラップの配筋作業が
著しく向上する。その場合、スターラップ群は固定筋に
より相互に固定されているので、安定性良く配置でき、
この点も作業性の向上に寄与する。また、鉄筋篭自体の
長さは、梁のスパンを複数に区分した長さしかなく、し
かも、基本的には複数のスターラップと固定筋だけであ
るので、軽量なものとなり、したがって、通常使用され
る簡易クレーン等を用いて容易にこれを配置することが
できる。
【０００７】一方、本発明の組み立て方法では、施工す
べき鉄筋コンクリート造の梁をその長さ方向複数に区分
し、各区分域に配置するユニット化した鉄筋篭であっ
て、主筋の周りに配置すべきＵ形状のスターラップを所
定の間隔ごとに一方向に配置したスターラップ群と、各
スターラップを相互に固定する固定筋であり、前記主筋
よりも強度的に小さい固定筋とを持つものを、次の各工
程を経て組み立てることを特徴としている。 Ａ 前記鉄筋篭を前記梁部分の型枠の外で組み立てる第
１工程。 Ｂ 第１工程で組み立てた鉄筋篭を前記型枠内にセット
し、主筋その他の鉄筋を組み付ける第２工程。 鉄筋篭は、型枠の外で組み立てるので、たとえば工場あ
るいは現場近くで組み立てることにより、その分、型枠
上での作業が減り、施工性が向上して工期の短縮化を図
れるだけでなく、スターラップの配筋精度が向上し、安
全性も高まる。また、鉄筋篭の型枠内へのセット後に、
主筋その他の鉄筋を組み付ける作業についても、鉄筋篭
自体がその形状をしっかりと保持しているので、この鉄
筋篭を支持材に利用して主筋その他の鉄筋を組み付ける
ことが可能となり、作業性が良くなる。
べき鉄筋コンクリート造の梁をその長さ方向複数に区分
し、各区分域に配置するユニット化した鉄筋篭であっ
て、主筋の周りに配置すべきＵ形状のスターラップを所
定の間隔ごとに一方向に配置したスターラップ群と、各
スターラップを相互に固定する固定筋であり、前記主筋
よりも強度的に小さい固定筋とを持つものを、次の各工
程を経て組み立てることを特徴としている。 Ａ 前記鉄筋篭を前記梁部分の型枠の外で組み立てる第
１工程。 Ｂ 第１工程で組み立てた鉄筋篭を前記型枠内にセット
し、主筋その他の鉄筋を組み付ける第２工程。 鉄筋篭は、型枠の外で組み立てるので、たとえば工場あ
るいは現場近くで組み立てることにより、その分、型枠
上での作業が減り、施工性が向上して工期の短縮化を図
れるだけでなく、スターラップの配筋精度が向上し、安
全性も高まる。また、鉄筋篭の型枠内へのセット後に、
主筋その他の鉄筋を組み付ける作業についても、鉄筋篭
自体がその形状をしっかりと保持しているので、この鉄
筋篭を支持材に利用して主筋その他の鉄筋を組み付ける
ことが可能となり、作業性が良くなる。
【０００８】また、本発明では、鉄筋篭を型枠の外で組
み立てる第１工程を行うに際し、直線的な支持バーを用
い、その支持バーの上に前記Ｕ形状のスターラップを跨
ぐように載せて鉄筋篭を組み立てる方法が好適に採用さ
れる。このようにすると、支持バー上で、スターラップ
が安定状態で支持バーにぶら下がるように載るので、複
数のスターラップの配置作業が容易になる。そして、こ
のように各スターラップが安定状態となるので、固定筋
による固定作業も容易になり、これにより鉄筋篭の製作
性が向上する。
み立てる第１工程を行うに際し、直線的な支持バーを用
い、その支持バーの上に前記Ｕ形状のスターラップを跨
ぐように載せて鉄筋篭を組み立てる方法が好適に採用さ
れる。このようにすると、支持バー上で、スターラップ
が安定状態で支持バーにぶら下がるように載るので、複
数のスターラップの配置作業が容易になる。そして、こ
のように各スターラップが安定状態となるので、固定筋
による固定作業も容易になり、これにより鉄筋篭の製作
性が向上する。
【０００９】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付の図１〜図５に
基づいて説明する。図１は鉄筋篭の斜視図であり、図２
はその端面図、図３は鉄筋篭の組み立て要領を示す斜視
図、図４は型枠内に組み付ける梁鉄筋の斜視図である。
また、図５（ａ）、（ｂ）、（ｃ）は、施工手順を示す
工程図である。
基づいて説明する。図１は鉄筋篭の斜視図であり、図２
はその端面図、図３は鉄筋篭の組み立て要領を示す斜視
図、図４は型枠内に組み付ける梁鉄筋の斜視図である。
また、図５（ａ）、（ｂ）、（ｃ）は、施工手順を示す
工程図である。
【００１０】これらの図において、符号Ｋが鉄筋篭であ
り、この鉄筋篭Ｋは、主筋Ｓの周りに配置すべきＵ形状
のスターラップ１を所定の間隔ごとに一方向に配置した
スターラップ群１０と、各スターラップ１を相互に固定
する複数の固定筋２、３とを備える。固定筋２、３はい
ずれも主筋Ｓよりも強度的に小さく設定した構成であ
る。鉄筋篭Ｋの長さは、特に取り扱い性の点を考慮し
て、施工すべき梁のスパンよりも短く、たとえば２〜３
ｍ程度である。したがって、施工すべき梁をその長さ方
向に複数に区分し、各区分域に配置するユニット化した
鉄筋篭Ｋとして構成してある。
り、この鉄筋篭Ｋは、主筋Ｓの周りに配置すべきＵ形状
のスターラップ１を所定の間隔ごとに一方向に配置した
スターラップ群１０と、各スターラップ１を相互に固定
する複数の固定筋２、３とを備える。固定筋２、３はい
ずれも主筋Ｓよりも強度的に小さく設定した構成であ
る。鉄筋篭Ｋの長さは、特に取り扱い性の点を考慮し
て、施工すべき梁のスパンよりも短く、たとえば２〜３
ｍ程度である。したがって、施工すべき梁をその長さ方
向に複数に区分し、各区分域に配置するユニット化した
鉄筋篭Ｋとして構成してある。
【００１１】前記固定筋２、３は、鉄筋篭Ｋの長さ方向
に走り、Ｕ形状スターラップ群１０の内側に配置されて
各スターラップ１、１をどうしを連結する２本の側部用
の固定筋２、２、およびＵの底辺に相当する部分の外側
に配置された２本の底辺用の固定筋３、３とからなる。
各固定筋２、３は、各スターラップ１に対して点熔接な
どの手段、あるいは番線等を利用した結束により固定さ
れている。
に走り、Ｕ形状スターラップ群１０の内側に配置されて
各スターラップ１、１をどうしを連結する２本の側部用
の固定筋２、２、およびＵの底辺に相当する部分の外側
に配置された２本の底辺用の固定筋３、３とからなる。
各固定筋２、３は、各スターラップ１に対して点熔接な
どの手段、あるいは番線等を利用した結束により固定さ
れている。
【００１２】このような構成の鉄筋篭Ｋは、これを配置
すべき型枠の外で、例えば工場などで組み立てるのが好
都合である。図３はその組み立て方法の一例を示してい
る。この例では、基台２０上に立つ支柱３０によって水
平に支持された直線的な支持バー４０を用い、その支持
バー４０の上にＵ形状の多数のスターラップ１を跨ぐよ
うに載せて組み立てる例が示されている。支持バー４０
には、たとえば鋼製のパイプ材をここでは４本平行に並
べて用いている。このようにすると、支持バー４０上
で、各スターラップ１が安定状態で支持バー４０にぶら
下がるように載るので、複数のスターラップ１の配置作
業が容易になる。しかも、各スターラップ１は本来の配
置とは天地逆の形態となるので、特に底辺用の固定筋３
による固定作業がきわめて容易になり、これらの結果、
鉄筋篭Ｋ全体の製作性が格段に向上する。
すべき型枠の外で、例えば工場などで組み立てるのが好
都合である。図３はその組み立て方法の一例を示してい
る。この例では、基台２０上に立つ支柱３０によって水
平に支持された直線的な支持バー４０を用い、その支持
バー４０の上にＵ形状の多数のスターラップ１を跨ぐよ
うに載せて組み立てる例が示されている。支持バー４０
には、たとえば鋼製のパイプ材をここでは４本平行に並
べて用いている。このようにすると、支持バー４０上
で、各スターラップ１が安定状態で支持バー４０にぶら
下がるように載るので、複数のスターラップ１の配置作
業が容易になる。しかも、各スターラップ１は本来の配
置とは天地逆の形態となるので、特に底辺用の固定筋３
による固定作業がきわめて容易になり、これらの結果、
鉄筋篭Ｋ全体の製作性が格段に向上する。
【００１３】さて、このようにして型枠の外で組み立て
た鉄筋篭Ｋは、梁の１スパン当り複数個用意され、たと
えば鉄筋などを吊り上げる小型クレーン等により吊り上
げられ、図５（ａ）に示すように、型枠Ｐ内に順次セッ
トされる。このセット作業は、鉄筋篭Ｋを型枠Ｐ内の所
定の位置にただ置くだけであるので簡単である。また、
この鉄筋篭Ｋは比較的細いスターラップ群１０を主体と
するので、軽量であり、取り扱いにも大変便利である。
さらに、鉄筋篭Ｋそのもは、全体としていわゆる篭のよ
うにその形状をしっかりと保持しているから、設置安定
性も極めて良い。
た鉄筋篭Ｋは、梁の１スパン当り複数個用意され、たと
えば鉄筋などを吊り上げる小型クレーン等により吊り上
げられ、図５（ａ）に示すように、型枠Ｐ内に順次セッ
トされる。このセット作業は、鉄筋篭Ｋを型枠Ｐ内の所
定の位置にただ置くだけであるので簡単である。また、
この鉄筋篭Ｋは比較的細いスターラップ群１０を主体と
するので、軽量であり、取り扱いにも大変便利である。
さらに、鉄筋篭Ｋそのもは、全体としていわゆる篭のよ
うにその形状をしっかりと保持しているから、設置安定
性も極めて良い。
【００１４】鉄筋篭Ｋを必要な数だけセットしたら、図
５（ｂ）に示すように、複数の主筋群のうち、まず下筋
となる主筋Ｓを配置し、長さ方向に隣り合う主筋Ｓどう
しを相互に熔接して接続する。次に、上筋となる主筋Ｓ
を配置し、同じく長さ方向に隣り合う主筋Ｓどうしを相
互に熔接して接続する。そして、各主筋Ｓの幅止め後、
上辺スターラップ５を結束して配筋完了とする。
５（ｂ）に示すように、複数の主筋群のうち、まず下筋
となる主筋Ｓを配置し、長さ方向に隣り合う主筋Ｓどう
しを相互に熔接して接続する。次に、上筋となる主筋Ｓ
を配置し、同じく長さ方向に隣り合う主筋Ｓどうしを相
互に熔接して接続する。そして、各主筋Ｓの幅止め後、
上辺スターラップ５を結束して配筋完了とする。
【００１５】こうした組み立て技術によれば、特に、多
数のスターラップ１の配筋作業を簡単にしかも能率的に
行うことができる。しかも、複数の主筋Ｓおよびその他
の鉄筋の配筋作業時において、鉄筋篭Ｋを支持材として
組み付けることができる。これにより、現場での鉄筋組
みの作業性を良くして施工性の向上および工期の短縮を
図ることが可能になる。また、鉄筋篭Ｋは型枠の外での
製作とすることによって、主筋Ｓ周りに配置するための
スターラップ１の組み付け精度も向上する。さらに、鉄
筋篭Ｋは比較的軽量となるので、重機等を使用する必要
もなく、したがって、型枠を足場として鉄筋組み作業を
行える利点もそのまま維持することができる。
数のスターラップ１の配筋作業を簡単にしかも能率的に
行うことができる。しかも、複数の主筋Ｓおよびその他
の鉄筋の配筋作業時において、鉄筋篭Ｋを支持材として
組み付けることができる。これにより、現場での鉄筋組
みの作業性を良くして施工性の向上および工期の短縮を
図ることが可能になる。また、鉄筋篭Ｋは型枠の外での
製作とすることによって、主筋Ｓ周りに配置するための
スターラップ１の組み付け精度も向上する。さらに、鉄
筋篭Ｋは比較的軽量となるので、重機等を使用する必要
もなく、したがって、型枠を足場として鉄筋組み作業を
行える利点もそのまま維持することができる。
【図１】 本発明の実施例を示す鉄筋篭の斜視図であ
る。
る。
【図２】 本発明の実施例を示す鉄筋篭の端面図であ
る。
る。
【図３】 本発明の実施例による鉄筋篭の組み立て要領
を示す斜視図である。
を示す斜視図である。
【図４】 型枠内に組み付ける梁鉄筋の斜視図である。
【図５】 型枠内への鉄筋の組み付け手順を示す工程図
である。
である。
１ Ｕ形状スターラップ ２、３ 固定筋 ５ 上辺スターラップ １０ スターラップ群 ３０ 支柱 ４０ 支持バー Ｋ 鉄筋篭 Ｓ 主筋 Ｐ 型枠
Claims (3)
- 【請求項１】 施工すべき鉄筋コンクリート造の梁をそ
の長さ方向に複数に区分し、各区分域に配置するユニッ
ト化した鉄筋篭であって、主筋の周りに配置すべきＵ形
状のスターラップを所定の間隔ごとに一方向に配置した
スターラップ群と、各スターラップを相互に固定する固
定筋とを備え、前記固定筋は前記主筋よりも強度的に小
さいことを特徴とする、鉄筋篭。 - 【請求項２】 施工すべき鉄筋コンクリート造の梁をそ
の長さ方向に複数に区分し、各区分域に配置するユニッ
ト化した鉄筋篭であって、主筋の周りに配置すべきＵ形
状のスターラップを所定の間隔ごとに一方向に配置した
スターラップ群と、各スターラップを相互に固定する固
定筋であり、前記主筋よりも強度的に小さい固定筋とを
持つものを、次の各工程を経て組み立てることを特徴と
する、組み立て方法。 Ａ 前記鉄筋篭を前記梁部分の型枠の外で組み立てる第
１工程、 Ｂ 第１工程で組み立てた鉄筋篭を前記型枠内にセット
し、主筋その他の鉄筋を組み付ける第２工程。 - 【請求項３】 前記第１工程を行うに際し、直線的な支
持バーを用い、その支持バーの上に前記Ｕ形状のスター
ラップを跨ぐように載せ、前記鉄筋篭を組み立てること
を特徴とする、請求項２記載の組み立て方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3619095A JPH08209858A (ja) | 1995-01-31 | 1995-01-31 | 鉄筋篭およびその組み立て方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3619095A JPH08209858A (ja) | 1995-01-31 | 1995-01-31 | 鉄筋篭およびその組み立て方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08209858A true JPH08209858A (ja) | 1996-08-13 |
Family
ID=12462813
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3619095A Pending JPH08209858A (ja) | 1995-01-31 | 1995-01-31 | 鉄筋篭およびその組み立て方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08209858A (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| AT503200B1 (de) * | 2005-12-21 | 2008-03-15 | Fischer Rista Ag | Bewehrungskorb |
| AT503201B1 (de) * | 2005-12-21 | 2008-03-15 | Fischer Rista Ag | Bewehrungskorb ii |
| EP2295667A1 (de) | 2009-09-10 | 2011-03-16 | Debrunner Koenig Management AG | Bewehrungselement zur Verlegung in Betonbauteile |
| CN106193457A (zh) * | 2016-08-22 | 2016-12-07 | 北京迈瑞司建筑科技发展有限公司 | 一种钢筋笼及其安装方法 |
| CN108193888A (zh) * | 2017-12-29 | 2018-06-22 | 中交路桥华南工程有限公司 | 桩基钢筋笼施工用胎架 |
| CN111390073A (zh) * | 2020-03-24 | 2020-07-10 | 湖南三一快而居住宅工业有限公司 | 梁、柱体钢筋笼生产方法 |
| CN114351594A (zh) * | 2021-12-31 | 2022-04-15 | 中交路桥华南工程有限公司 | 变截面大断面墩塔钢筋笼节段分环拆分结构 |
| CN117620566A (zh) * | 2023-12-08 | 2024-03-01 | 中铁四局集团有限公司 | 一种箱梁钢筋笼自动焊接的胎架及预制方法 |
-
1995
- 1995-01-31 JP JP3619095A patent/JPH08209858A/ja active Pending
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