JP2018084043A - スターラップ筋ユニットおよび鉄筋コンクリート造梁の配筋構造 - Google Patents

スターラップ筋ユニットおよび鉄筋コンクリート造梁の配筋構造 Download PDF

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【課題】荷姿が小さく、運搬・搬入に便利であり、スターラップ筋の位置決めを正確に行える鉄筋コンクリート造梁のスターラップ筋ユニットを提供すること。【解決手段】スターラップ筋ユニット6は、複数本のスターラップ筋7と、スターラップ筋7を、梁長さ方向に沿って一定間隔に仮止めしている2組の段取り筋8、9とを有している。各スターラップ筋7は、折り畳み位置7Bから起立位置に回動可能である。各スターラップ筋7が折り畳み位置に倒れた状態では、スターラップ筋ユニット6は長方形の平面状の荷姿となり、トラック等による運搬、建築現場への搬入に便利であり、場所も取らない。スターラップ筋7は、相互に溶接された上下の第1、第2段取り筋8aの間および第1、第2段取り筋9a、9bの間に挟持されており、正確に位置決めされる。【選択図】図2

Description

本発明は、鉄筋コンクリート造梁の配筋構造に関し、特に、せん断補強筋である閉鎖型あるいは上方開放型のスターラップ筋が段取り筋等によって仮止めされた構造のスターラップ筋ユニットに関する。
木造住宅などにおける鉄筋コンクリート造の基礎梁などの配筋工法として、配筋作業の省力化のために、各種の工法が提案されている。例えば、矩形枠状の閉鎖型、あるいは、U字形状の上方開放型のスターラップ筋を、工場等において、予め、段取り筋によって一定間隔に配列された状態で仮止めした溶接ユニットを用いた段取り鉄筋ユニット工法が知られている。この工法に用いる溶接ユニットは、一定の間隔で梁長さ方向に平行に配列した2本の段取り筋に、一定の間隔でスターラップ筋の下辺部分をスポット溶接した構造となっている。溶接ユニットを用いれば、建築現場の基礎梁の設置場所において、スターラップ筋を一本ずつ、梁長さ方向に沿って一定の間隔で配列する配筋作業が不要となり便利である。
また、特許文献1には、段取り筋に対して、直交方向に、一定の間隔で、多数本のスターラップ筋用の鉄筋をスポット溶接したスターラップメッシュを、建築現場等において、コの字形状に折り曲げ加工して、上方開放型のスターラップ筋ユニットを製作し、基礎梁設置場所に配筋する工法が提案されている。
特開平6−248759号公報
既存の段取り鉄筋ユニット工法は、工場生産によって一定間隔でスターラップ筋が段取り筋に溶接されているので、建築現場においてスターラップ筋の配筋を行う場合に比べて、スターラップ筋が正確に位置決めされた状態で設定できる。しかしながら、工場において、予め組み立てられるので、トラック等による運搬、現場への搬入のために所定のスペースが必要になる。また、搬送、搬入における移動時に、スターラップが周囲に当たらないように注意する必要があり、移動中に、スターラップ筋が他の物に衝突して折れ曲がるなどの弊害が発生する可能性がある。
一方、特許文献1に開示のスターラップメッシュの場合には、平面状のメッシュを搬送する必要があるので大きな面積を必要とする。また、建築現場において鉄筋折り曲げ加工機を設置する必要があり、木造住宅、小規模建物等の配筋工法としては適していない。
本発明の目的は、荷姿が小さく、運搬・搬入に便利であり、スターラップ筋の位置決めを簡単な作業によって正確に行うことのできる鉄筋コンクリート造梁のスターラップ筋ユニット、および、当該スターラップ筋ユニットを備えた配筋構造を提供することにある。
本発明によるスターラップ筋ユニットは、鉄筋コンクリート造梁の配筋に用いる複数本の閉鎖型あるいは上方開放型のスターラップ筋、および、スターラップ筋を、梁長さ方向に沿って、所定の間隔に保持している段取り筋などの段取り具を有している。スターラップ筋のそれぞれは、梁長さ方向に倒れた折り畳み位置から梁丈方向あるいは梁幅方向に起立した起立位置に回動可能な状態で、段取り具に取り付けられている。
スターラップ筋ユニットは、例えば、工場において製作される。スターラップ筋ユニットの各スターラップ筋が、折り畳み位置に倒れた状態では、スターラップ筋ユニットは長方形の平面状の荷姿となり、トラック等による運搬、建築現場への搬入に便利であり、場所も取らない。スターラップ筋が起立状態で運搬、搬入されないので、移動中等においてスターラップ筋が周囲の物に当たり変形、折れ曲がり等の不具合が生じるおそれも極めて少ない。
建築現場の基礎梁などの梁の設置場所に設置する場合には、各スターラップ筋を折り畳み位置から起立位置に立ち上げる。スターラップ筋を立ち上げると、各スターラップ筋が梁長さ方向に一定の間隔で、配列された状態になる。この状態のスターラップ筋ユニットを梁型枠内に設置する。あるいは、梁型枠内に設置した後に、各スターラップ筋を立ち上げて位置決めする。これにより、スターラップ筋が正確に位置決めされた状態で配列される。
段取り具として、梁長さ方向に延びる少なくとも1組の第1段取り筋および第2段取り筋を用いることができる。この場合には、例えば、梁長さ方向に沿って一定の間隔で配列したスターラップ筋を挟む状態に、第1、第2段取り筋を配置する。例えば、各スターラップ筋の下辺部分を上下から挟む状態、あるいは、各スターラップ筋の一方の側辺部分を左右から挟む状態に、第1、第2段取り筋を配置する。この状態で、第1、第2段取り筋における各スターラップ筋の間の部分を相互にスポット溶接する。これにより、スポット溶接された各鉄筋接合部の間には、スターラップ筋が、第1、第2段取り鉄筋の間に所定の挟持力で挟まれた鉄筋挟持部を形成することができる。
鉄筋挟持部によるスターラップ筋の挟持力を適切に設定することにより、各スターラップ筋を、鉄筋挟持部を中心として、折り畳み位置から起立位置に回動可能な状態で鉄筋挟持部によって保持することができる。
例えば、閉鎖型あるいは上方開放型のスターラップ筋の下辺部分を、第1、第2段取り筋の鉄筋挟持部に挟み込む。この場合には、スターラップ筋は、折り畳み位置から梁丈方向に垂直に起立した起立位置に立ち上がる。スターラップ筋の一方の側辺部分を、第1、第2鉄筋挟持部に挟持した場合には、スターラップ筋は折り畳み位置から梁幅方向に垂直に起立した起立位置に立ち上がる。
次に、本発明による鉄筋コンクリート造梁の配筋構造は、複数本、例えば左右2本の上端梁主筋、複数本、例えば左右2本の下端梁主筋、および、上記構成のスターラップ筋ユニットを備えている。スターラップ筋ユニットのスターラップ筋のそれぞれは、起立位置において、下端梁主筋、および、少なくとも梁幅方向の両端に位置する上端梁主筋を取り囲む状態に配置される。
本発明を適用した鉄筋コンクリート造基礎梁の配筋構造を示す部分斜視図、横断面図および部分側面図である。 スターラップ筋ユニットの起立状態の姿を示す部分斜視図、その折り畳み途中あるいは起立途中の姿を示す部分斜視図、および、その折り畳み状態の姿を示す部分斜視図である。 スターラップ筋ユニットの別の例を示す説明図である。 上方開放型のスターラップ筋を備えたスターラップ筋ユニットの例を示す説明図である。
以下に、図面を参照して、本発明を適用した鉄筋コンクリート造基礎梁の配筋構造およびスターラップ筋ユニットの実施の形態を説明する。
図1(a)は、本実施の形態に係る鉄筋コンクリート造基礎梁の配筋構造を示す部分斜視図であり、図1(b)はその部分横断面図であり、図1(c)はその部分側面図である。本例は、キャップタイ工法による配筋構造である。当該配筋構造1は、想像線で示す矩形断面の鉄筋コンクリート梁躯体の四隅部分に位置する2本の上端梁主筋2、3と、2本の下端梁主筋4、5と、スターラップ筋ユニット6と、キャップタイ10とを備えている。これらの各鉄筋は一般に異形棒鋼が使用される。
スターラップ筋ユニット6は、梁長さ方向Aに沿って一定のピッチで配列した複数本のスターラップ筋7、および、スターラップ筋7を梁長さ方向に沿って一定のピッチで仮止めしている2組の段取り筋8、9を備えている。スターラップ筋7は、U字形状の上方開放型のスターラップであり、その両側上端部には、下方に180°折り曲げられたフックがそれぞれ形成されている。段取り筋8は、第1段取り筋8aおよび第2段取り筋8bを備えており、段取り筋9も同様に、第1段取り筋9aおよび第2段取り筋9bを備えている。
上方開放型に加工されているスターラップ筋7のそれぞれは、梁幅方向Bに平行な状態で、梁丈方向Cに垂直に起立した起立位置の状態にある。一方の段取り筋8の第1、第2段取り筋8a、8bは、各スターラップ筋7の下辺部分7aにおける梁幅方向Bの一方の側の部分を上下から挟んだ状態で、梁長さ方向Aに平行に配列されている。下側の第2段取り筋8bは、直線状に梁長さ方向Aに延びている。上側の第1段取り筋8aは、梁長さ方向Aに配列されていると共に、一定のピッチで、上下方向に凹凸状(波形状、山形状)に繰り返し湾曲した形状をしている。
上側の第1段取り筋8aにおける凹状鉄筋部分の底部は、スポット溶接によって、下側の第2段取り筋8bに接合された鉄筋接合部8cとなっている。一定のピッチで形成された鉄筋接合部8cの間の凸状鉄筋部分の頂部と、下側の第2段取り筋8bとの間は、所定の挟持力でスターラップ筋7の下辺部分7aを挟持している鉄筋挟持部8dとなっている。
他方の段取り筋9の第1、第2段取り筋9a、9bも同様に構成されており、各スターラップ筋7の下辺部分7aにおける梁幅方向Bの他方の側の部分を上下から挟んだ状態で、梁長さ方向Aに平行に延びている。下側の第2段取り筋9bは、直線状に梁長さ方向Aに延びている。上側の第1段取り筋9aは、一定のピッチで、上下方向に凹凸状(波形状、山形状)に繰り返し湾曲した形状をしており、梁長さ方向に延びている。上側の第1段取り筋9aにおける凹状鉄筋部分の底部は、スポット溶接によって、下側の第2段取り筋9bに接合された鉄筋接合部9cとなっている。一定のピッチで形成された鉄筋接合部9cの間の凸状鉄筋部分の頂部と、下側の第2段取り筋9bとの間は、所定の挟持力でスターラップ筋7の下辺部分7aを挟持している鉄筋挟持部9dとなっている。
左右の段取り筋8、9において、鉄筋接合部8c、9cは梁長さ方向において同一位置に同一ピッチで形成されており、それらの間の鉄筋挟持部8d、9dも同一位置に同一ピッチで形成されている。段取り筋8、9によって、スターラップ筋7のそれぞれは、梁幅方向Bに平行な状態で、梁長さ方向に沿って一定のピッチで配列されるように、正確に位置決めされている。
スターラップ筋7のそれぞれは矩形枠状に加工され、その上側の一方の角部分に位置する両端部には、135度の角度に折り曲げた所定長さのフックが形成される。矩形枠状の閉鎖型のスターラップ筋7の内側の四隅に、上端梁主筋2、3および下端梁主筋4、5が不図示の結束筋によって締結される。
スターラップ筋ユニット6は、工場生産されて建築現場に搬入して設置される。工場においては、例えば、スターラップ筋7を梁長さ方向に沿って一定のピッチで起立状態に配列した状態で、スターラップ筋7の下辺部分7aを上下から挟む状態に、第1段取り筋8a、第2段取り筋8b、および、第1段取り筋9a、第2段取り筋9bを配列する。この状態で、上下の第1、第2段取り筋8a、8bの間、および、第1、第2段取り筋9a、9bの間を、梁長さ方向に沿って一定のピッチでスポット溶接する。
スターラップ筋7として、例えば、D10からD13の異形棒鋼が使用され、上側の第1段取り筋8a、9aとして、例えば、D6〜D10の異形棒鋼が使用され、下側の第2段取り筋8b、9bとして、D6〜D10の異形棒鋼を一定のピッチで凹凸状(波形あるいは山形)に折り曲げ加工したものが使用される。丸棒を使用することも可能である。
図2(a)はスターラップ筋ユニット6の起立状態の姿勢を示す部分斜視図であり、図2(b)はその折り畳み状態から起立状態の間の姿勢示す部分斜視図であり、図2(c)はその折り畳み状態の姿勢を示す部分斜視図である。
本例のスターラップ筋ユニット6においては、各スターラップ筋7の下辺部分7aが、上下から、第1、第2段取り筋8a、8b、および第1、第2段取り筋9a、9bによって挟持されている。これらの段取り筋の鉄筋挟持部8d、9dにおけるスターラップ筋7の下辺部分7aを挟持する挟持力を適切に設定しておくことにより、各スターラップ筋7を、図2(a)に示すように梁丈方向Cに垂直に起立した起立位置から、図2(b)の状態を経て、図2(c)に示す梁長さ方向Aにほぼ倒れた折り畳み位置まで倒すことができる。また、各スターラップ筋7を、起立位置から倒れることが無いように、所定の拘束力で保持することができる。
したがって、工場生産によって製作された図2(a)に示す各スターラップ筋7が起立位置にあるスターラップ筋ユニット6を、図2(c)に示すように、各スターラップ筋7を折り畳み位置に倒した折り畳み状態にして、建築現場に向けて運搬して、搬入することができるので便利である。また、建築現場において各スターラップ筋7を起立位置に起こすと、その起立位置に所定の拘束力で保持されるので、正確に位置決めできる。
(その他の実施の形態)
上記のスターラップ筋ユニット6では、各スターラップ筋7の下辺部分7aを上下から挟む状態に、第1、第2段取り筋8a、8bを相互に溶接し、第1、第2段取り筋9a、9bを相互に溶接している。
この代わりに、例えば、図3に示す配筋構造1Aでは、各スターラップ筋7の一方の側辺部分7bの部分を、両側から挟む状態で、第1、第2段取り筋8a、8bを相互に溶接し、また、同様に、第1、第2段取り筋9a、9bを相互に溶接することも可能である。
この場合には、各スターラップ筋7を、梁幅方向Bに直角に起立した起立位置から梁側面の側に折り畳まれた折り畳み位置に折り畳み可能にすればよい。これによって、上記の場合と同様な作用効果が得られる。
次に、本発明によるスターラップ筋ユニットは、一般的な矩形枠状の閉鎖型のスターラップ筋を備えた配筋構造にも適用できる。
図4(a)は、本実施の形態に係る鉄筋コンクリート造基礎梁の配筋構造を示す部分斜視図であり、図4(b)はその部分横断面図であり、図4(c)はその部分側面図である。図4(a)において想像線で示す縦長の矩形断面のコンクリート梁躯体内に配置される閉鎖型梁の配筋構造1Bは、梁長さ方向に平行に延びる2本の上端梁主筋12、13、梁長さ方向Aに平行に延びる2本の下端梁主筋14、15、および、スターラップ筋ユニット16から構成されている。これらの各鉄筋は一般に異形棒鋼が使用される。
スターラップ筋ユニット16は、梁長さ方向Aに沿って一定のピッチで配列した複数本のスターラップ筋17、および、スターラップ筋17を梁長さ方向Aに沿って一定のピッチで仮止めしている2組の段取り筋18、19を備えている。段取り筋18は、第1段取り筋18aおよび第2段取り筋18bを備えており、段取り筋19も同様に、第1段取り筋19aおよび第2段取り筋19bを備えている。
矩形枠状の閉鎖型に加工されているスターラップ筋17のそれぞれは、梁幅方向Bに平行な状態で、梁丈方向Cに垂直に起立した起立位置の状態にある。一方の段取り筋18の第1、第2段取り筋18a、18bは、各スターラップ筋17の下辺部分17aにおける梁幅方向Bの一方の側の部分を上下から挟んだ状態で、梁長さ方向Aに平行に配列されている。下側の第2段取り筋18bは、直線状に梁長さ方向Aに延びている。上側の第1段取り筋18aは、梁長さ方向Aに配列されていると共に、一定のピッチで、上下方向に凹凸状(波形状、山形状)に繰り返し湾曲した形状をしている。
上側の第1段取り筋18aにおける凹状鉄筋部分の底部は、スポット溶接によって、下側の第2段取り筋18bに接合された鉄筋接合部8cとなっている。一定のピッチで形成された鉄筋接合部18cの間の凸状鉄筋部分の頂部と、下側の第2段取り筋18bとの間は、所定の挟持力でスターラップ筋17の下辺部分17aを挟持している鉄筋挟持部18dとなっている。
他方の段取り筋19の第1、第2段取り筋19a、19bも同様に構成されており、各スターラップ筋17の下辺部分17aにおける梁幅方向Bの他方の側の部分を上下から挟んだ状態で、梁長さ方向Aに平行に延びている。下側の第2段取り筋19bは、直線状に梁長さ方向Aに延びている。上側の第1段取り筋19aは、一定のピッチで、上下方向に凹凸状(波形状、山形状)に繰り返し湾曲した形状をしており、梁長さ方向に延びている。上側の第1段取り筋19aにおける凹状鉄筋部分の底部は、スポット溶接によって、下側の第2段取り筋19bに接合された鉄筋接合部19cとなっている。一定のピッチで形成された鉄筋接合部19cの間の凸状鉄筋部分の頂部と、下側の第2段取り筋19bとの間は、所定の挟持力でスターラップ筋17の下辺部分17aを挟持している鉄筋挟持部19dとなっている。
左右の段取り筋18、19において、鉄筋接合部18c、19cは梁長さ方向において同一位置に同一ピッチで形成されており、それらの間の鉄筋挟持部18d、19dも同一位置に同一ピッチで形成されている。段取り筋18、19によって、スターラップ筋17のそれぞれは、梁幅方向Bに平行な状態で、梁長さ方向に沿って一定のピッチで配列されるように、正確に位置決めされている。
スターラップ筋17のそれぞれは矩形枠状に加工され、その上側の一方の角部分に位置する両端部には、135度の角度に折り曲げた所定長さのフックが形成される。矩形枠状の閉鎖型のスターラップ筋17の内側の四隅に、上端梁主筋12、13および下端梁主筋14、15が不図示の結束筋によって締結される。
スターラップ筋ユニット16は、工場生産されて建築現場に搬入して設置される。工場においては、例えば、スターラップ筋17を梁長さ方向に沿って一定のピッチで起立状態に配列した状態で、スターラップ筋17の下辺部分17aを上下から挟む状態に、第1段取り筋18a、第2段取り筋18b、および、第1段取り筋19a、第2段取り筋19bを配列する。この状態で、上下の第1、第2段取り筋18a、18bの間、および、第1、第2段取り筋19a、19bの間を、梁長さ方向に沿って一定のピッチでスポット溶接する。
スターラップ筋17として、例えば、D10からD13の異形棒鋼が使用され、上側の第1段取り筋18a、19aとして、例えば、D6〜D10の異形棒鋼が使用され、下側の第2段取り筋18b、19bとして、D6〜D10の異形棒鋼を一定のピッチで凹凸状(波形あるいは山形)に折り曲げ加工したものが使用される。丸棒を使用することも可能である、
(その他の実施の形態)
上記の実施の形態では、段取り具として、複数本の鉄筋から構成される段取り筋8、9、18、19を用いている。段取り具は、板状の細長い金具などを用いて構成することもできる。
1 配筋構造
1A 配筋構造
1B 配筋構造
2 上端梁主筋
3 上端梁主筋
4 下端梁主筋
5 下端梁主筋
6 スターラップ筋ユニット
7 スターラップ筋
7a 下辺部分
7b 側辺部分
8 段取り筋
8a 第1段取り筋
8b 第2段取り筋
8c 鉄筋接合部
8d 鉄筋挟持部
9 段取り筋
9a 第1段取り筋
9b 第2段取り筋
9c 鉄筋接合部
9d 鉄筋挟持部
10 キャップタイ
12 上端梁主筋
13 上端梁主筋
14 下端梁主筋
15 下端梁主筋
16 スターラップ筋ユニット
17 スターラップ筋
17a 下辺部分
18 段取り筋
18a 第1段取り筋
18b 第2段取り筋
18c 鉄筋接合部
18d 鉄筋挟持部
19 段取り筋
19a 第1段取り筋
19b 第2段取り筋
19c 鉄筋接合部
19d 鉄筋挟持部
20 キャップタイ
A 梁長さ方向
B 梁幅方向
C 梁丈方向

Claims (4)

  1. 鉄筋コンクリート造梁の配筋に用いる複数本の閉鎖型あるいは上方開放型のスターラップ筋と、
    前記スターラップ筋を、梁長さ方向に沿って、所定の間隔に保持している段取り具と
    を有しており、
    前記スターラップ筋のそれぞれは、前記梁長さ方向に倒れた折り畳み位置から梁丈方向あるいは梁幅方向に起立した起立位置に回動可能な状態で、前記段取り具に取り付けられているスターラップ筋ユニット。
  2. 請求項1において、
    前記段取り具は、前記梁長さ方向に延びる少なくとも1組の第1段取り鉄筋および第2段取り鉄筋を備え、
    前記第1、第2段取り鉄筋は、
    前記梁長さ方向に沿って、所定の間隔で相互にスポット溶接された複数の接合部と、
    前記接合部の間において前記第1、第2段取り鉄筋の部分が所定の間隔で対峙している複数の鉄筋挟持部と
    を備えており、
    前記スターラップ筋は、前記鉄筋挟持部において、前記折り畳み位置から前記起立位置に回動可能な状態で、前記第1、第2段取り鉄筋の間に挟持されているスターラップ筋ユニット。
  3. 請求項2において、
    前記スターラップ筋の下辺部分が前記鉄筋挟持部によって挟持されており、
    前記スターラップ筋は、前記折り畳み位置から前記梁丈方向に起立した前記起立位置に回動可能であるスターラップ筋ユニット。
  4. 複数本の上端梁主筋と、
    複数本の下端梁主筋と、
    請求項1ないし3のうちのいずれか一つの項に記載のスターラップ筋ユニットと
    を有しており、
    前記スターラップ筋ユニットの前記スターラップ筋のそれぞれは、前記起立位置において、前記下端梁主筋、および、少なくとも梁幅方向の両端に位置する前記上端梁主筋を、取り囲む状態に配置されている鉄筋コンクリート造梁の配筋構造。
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