JP2010083458A - 車輪構造体及び台車枠 - Google Patents
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Abstract
【課題】車輪の走行方向に対して取付用の貫孔の配設位置を、容易に変更して製作できる車輪構造体を提供する。
【解決手段】長方形状の台座1と、水平軸心廻りに回転する車輪3が下端に枢着されるヨークフレーム2と、を備え、上記台座1は、長辺Aと短辺Bを有する長方形の頂点に配設された4つの貫孔1a,1a,1a,1aを有し、台座1の重心G1 を通り長辺Aと平行な中心線L0 が車輪3の走行方向Sに対して成す取付角度θを、−45°≦θ<0°及び0°<θ≦45°の範囲内にして、台座1とヨークフレーム2とをカシメ加工にて固着する。
【選択図】図1
【解決手段】長方形状の台座1と、水平軸心廻りに回転する車輪3が下端に枢着されるヨークフレーム2と、を備え、上記台座1は、長辺Aと短辺Bを有する長方形の頂点に配設された4つの貫孔1a,1a,1a,1aを有し、台座1の重心G1 を通り長辺Aと平行な中心線L0 が車輪3の走行方向Sに対して成す取付角度θを、−45°≦θ<0°及び0°<θ≦45°の範囲内にして、台座1とヨークフレーム2とをカシメ加工にて固着する。
【選択図】図1
Description
本発明は、車輪構造体及び台車枠に関する。
従来、台車に設けられる直進用の旋回不可能な車輪構造体は、特許文献1記載のように、荷物等が積載される荷台板部材等(取着対象部材)に取着するための貫孔を有する天板部と、天板部から屈曲し垂設される一対の車輪支持片部と、を一枚板状の金属部材を折曲げて成形したヨーク部材を備え、車輪をその車輪支持片部に水平軸心廻りに枢着したものがあった。
特開2006−62613号公報
しかし、従来の車輪構造体は、プレス機等の押圧成形工作機械によってヨーク部材を、打ち抜き加工や折曲げ加工し、天板部と貫孔と車輪支持片部とを、一体状に形成していたため、製造する際に車輪の走行方向に対する取付用の貫孔の配設位置を、容易に変更できないという問題があった。
また、等辺山形鋼や不等片山形鋼等を矩形状に配設した枠体に、従来の車輪構造体を取着した従来の台車枠は、わざわざ、車輪走行方向と貫孔の位置関係を考慮して、取付孔を所定の取着箇所に形成する必要があった。また、取付孔の配設方向のみが異なる多種類の部品は、加工及び組立の間違いを発生させる原因になっていた。また、製作費用も高くなるという問題があった。
また、等辺山形鋼や不等片山形鋼等を矩形状に配設した枠体に、従来の車輪構造体を取着した従来の台車枠は、わざわざ、車輪走行方向と貫孔の位置関係を考慮して、取付孔を所定の取着箇所に形成する必要があった。また、取付孔の配設方向のみが異なる多種類の部品は、加工及び組立の間違いを発生させる原因になっていた。また、製作費用も高くなるという問題があった。
そこで、本発明は、車輪の走行方向に対して取付用の貫孔の配設位置を、容易に変更して製作できる車輪構造体の提供を目的とする。
また、別の目的としては、部品の種類が少なく、加工や組立の間違いの発生を軽減できる台車枠の提供を目的とする。
また、別の目的としては、部品の種類が少なく、加工や組立の間違いの発生を軽減できる台車枠の提供を目的とする。
上記目的を達成するために本発明の車輪構造体は、長方形状の台座と、水平軸心廻りに回転する車輪が下端に枢着されるヨークフレームと、を備え、上記台座は、長辺と短辺を有する長方形の頂点に配設された4つの貫孔を有し、上記台座の重心を通り上記長辺と平行な中心線が上記車輪の走行方向に対して成す取付角度を、−45°≦θ<0°及び0°<θ≦45°の範囲内にして、上記台座と上記ヨークフレームとをカシメ加工にて固着したものである。
また、本発明の台車枠は、長辺と短辺を有する長方形の頂点に配設された4つの貫孔を有する長方形状の台座と、水平軸心廻りに回転する車輪が下端に枢着されるヨークフレームと、を備えた2つの車輪構造体と、上記長辺と上記短辺を有する長方形の頂点に配設された4つの取付孔を有すると共に矩形状に配設される複数の枠部材を各角部で連結し相互に回転対称に配設される4つの連結部材と、を具備し、上記2つの車輪構造体の一方を、上記台座の重心を通り上記長辺と平行な中心線が上記車輪の走行方向に対して成す取付角度を0°に設定すると共に、他方を、上記取付角度を90°に設定し、相互に90°の回転対称位置となる2つの上記連結部材の内の一方の上記取付孔に、上記一方の車輪構造体の上記貫孔を対応させて取着すると共に、他方の上記連結部材の上記取付孔に、他方の上記車輪構造体の上記貫孔を対応させて取着したものである。
本発明の車輪構造体によれば、車輪の走行方向に対して、取付用の貫孔の配設位置を、容易に変更して製作できる。使用者(お客)の要望や取付位置に適応する車輪構造体を容易かつ迅速に提供できる。
また、連結部材や枠部材を共通化にできる。即ち、部品の種類が少ない台車枠が得られる。台車枠の製造の際に、加工や組立の間違いを軽減できる。
また、連結部材や枠部材を共通化にできる。即ち、部品の種類が少ない台車枠が得られる。台車枠の製造の際に、加工や組立の間違いを軽減できる。
以下、実施の形態を示す図面に基づき本発明を詳説する。
図1は本発明の車輪構造体の第1の実施形態を示す平面図であり、図2はその一部破断で示す側面図であり、図3は一部破断で示したその正面図である。
本発明の車輪構造体60は、台車用の枠体や荷台板部材等(以下、取着対象部材と呼ぶ場合がある。)の下面側(地面側)に取着され、旋回が不可能な直進(直進性の向上)用の車輪構造体である。なお、本発明の車輪構造体60は、固定キャスターと呼ばれる場合もある。
図1は本発明の車輪構造体の第1の実施形態を示す平面図であり、図2はその一部破断で示す側面図であり、図3は一部破断で示したその正面図である。
本発明の車輪構造体60は、台車用の枠体や荷台板部材等(以下、取着対象部材と呼ぶ場合がある。)の下面側(地面側)に取着され、旋回が不可能な直進(直進性の向上)用の車輪構造体である。なお、本発明の車輪構造体60は、固定キャスターと呼ばれる場合もある。
長方形状の金属製板状の台座1と、台座1の重心G1 を通る鉛直軸心L1 と同心状に配設される円筒状のヨークフレーム2と、ヨークフレーム2の下端に水平軸心L2 廻りに回転自在に枢着された車輪3と、を備えている。
台座1は、長辺Aと短辺Bを有すると共に台座1の重心G1 と同位置に重心を形成する長方形(図1に於て一点鎖線で示す長方形)の頂点に、中心が配設される4つの取付用の貫孔1a,1a,1a,1aを有している。貫孔1aを配設する長方形の長辺Aは、台座1の長辺Wと平行である。貫孔1aは、台座1の角部近傍に形成される。また、台座1は、その重心G1 を中心として鉛直軸心L1 方向に貫設される中心孔1bを有している。また、台座1は、板金素材からプレス機等の押圧工作機械で形成するのが望ましい。
ヨークフレーム2は、台座1が載置され固着される天井壁部2aと、天井壁部2aから垂設され車輪3を下端で支持する一対の支持突片部2d,2dと、車輪3の走行方向Sの前後方向に開口する開口部2e,2eと、を有している。
天井壁部2aは、鉛直軸心L1 と同心状の貫通孔2bと、貫通孔2bを挟んで走行方向Sの前後方向の両側に貫設される位置決め用の小孔2c,2cと、を有している。
天井壁部2aは、鉛直軸心L1 と同心状の貫通孔2bと、貫通孔2bを挟んで走行方向Sの前後方向の両側に貫設される位置決め用の小孔2c,2cと、を有している。
台座1の中心孔1bとヨークフレーム2の貫通孔2bに連結用の主軸4が挿通されている。主軸4をプレス機等によってカシメ加工し、台座1と天井壁部2aとを密着させて固着している。
また、台座1は、プレス加工によって、ヨークフレーム2の2つの小孔2c,2cにそれぞれ入り込む膨出部1c,1cが形成される。このようにプレス加工によって膨出部1cを孔2cに嵌入させ、ヨークフレーム2の鉛直軸心L1 廻りの回転(旋回)を禁止している。
ここで、主軸4のカシメ加工前及び膨出部1cの形成前では、台座1は、主軸4によってヨークフレーム2の天井壁部2aに枢着したような状態である。つまり、台座1が鉛直軸心L1 廻りに回転可能な状態であって、台座1の重心G1 を通り長辺Aと平行な中心線L0 が車輪3の走行方向Sに対して成す取付角度θを設定可能な状態である。
図1は、取付角度θを45°に設定したものである。また、第2の実施の形態として、取付角度θを−45°に設定したものを、図4に示す。
本発明の車輪構造体60は、取付角度θを、−45°≦θ<0°及び0°<θ≦45°の範囲内で設定して、主軸4をカシメ加工して台座1とヨークフレーム2とを固着すると共に、台座1を押圧して膨出部1cを形成し孔2bに嵌合させて台座1とヨークフレーム2との相互の回転を防止して固着している。鉛直軸心L1 廻りに車輪3は旋回しない。
本発明の車輪構造体60は、取付角度θを、−45°≦θ<0°及び0°<θ≦45°の範囲内で設定して、主軸4をカシメ加工して台座1とヨークフレーム2とを固着すると共に、台座1を押圧して膨出部1cを形成し孔2bに嵌合させて台座1とヨークフレーム2との相互の回転を防止して固着している。鉛直軸心L1 廻りに車輪3は旋回しない。
上述した実施の形態の使用方法及び作用について説明する。
まず、図11に、従来の車輪構造体70の一例を示す。(a)は平面図であり、(b)は側面図である。
従来の車輪構造体70は、取着対象部材に取り付けるための取付貫孔70aを有する天板部72aと、天板部72aから屈曲し垂下状に延設される一対の車輪支持片部72bと、を一枚板状の金属部材を折曲げて形成したヨーク部材72を備え、その車輪支持片部72bの下端に水平軸心廻りに回転する車輪3を枢着しているものである。
即ち、従来の車輪構造体70は、天板部72aを鉛直軸心L1 廻りに回転させて、中心線L0 が車輪3の走行方向Sに対して成す取付角度θを、自由に設定することが不可能な構造である。
まず、図11に、従来の車輪構造体70の一例を示す。(a)は平面図であり、(b)は側面図である。
従来の車輪構造体70は、取着対象部材に取り付けるための取付貫孔70aを有する天板部72aと、天板部72aから屈曲し垂下状に延設される一対の車輪支持片部72bと、を一枚板状の金属部材を折曲げて形成したヨーク部材72を備え、その車輪支持片部72bの下端に水平軸心廻りに回転する車輪3を枢着しているものである。
即ち、従来の車輪構造体70は、天板部72aを鉛直軸心L1 廻りに回転させて、中心線L0 が車輪3の走行方向Sに対して成す取付角度θを、自由に設定することが不可能な構造である。
本発明の車輪構造体60は、使用者(お客)の要望や取着対象部材に応じて、取付角度θを設定することが容易である。
例えば、図5の平面図に於て、車輪構造体60が取着されるべき取着対象部材が、等辺山形鋼等の断面視L字状の複数の鋼材によって矩形状に形成された荷台枠Eである場合に、鋼材によって形成される荷台枠Eの角部の下面が取付平面となる。荷台枠E(取着対象部材)は、二点鎖線で示した取付角度θが0°のものでは、貫孔1aが取付平面から外れてしまうような細い鋼材から成るものである。
例えば、図5の平面図に於て、車輪構造体60が取着されるべき取着対象部材が、等辺山形鋼等の断面視L字状の複数の鋼材によって矩形状に形成された荷台枠Eである場合に、鋼材によって形成される荷台枠Eの角部の下面が取付平面となる。荷台枠E(取着対象部材)は、二点鎖線で示した取付角度θが0°のものでは、貫孔1aが取付平面から外れてしまうような細い鋼材から成るものである。
従来は、荷台枠Eの角部の下面側に図示省略の当て板部材を固着して広い取付平面を形成していたが、本発明の車輪構造体60は、取付角度θを45°にすることで、4つの貫孔1a全てが取付平面に配設される。当て板部材を固着せずとも確実に荷台枠Eに取着される。なお、当て板部材を、強度向上や水平性向上等の理由により固着する場合は、その当て板部材を小さなものにすることが可能である。
また、図6に於て、二点鎖線で示したような直角三角形状の取付天板を有する荷台枠E用の特殊な車輪構造体75に比べ、本発明車輪構造体60は小型、かつコンパクトになる。
次に、本発明の台車枠の実施の一形態について説明する。
図7は、本発明の台車枠の平面図である。図8は、その側面図である。
本発明の台車枠は、等辺山形鋼や不等辺山形鋼等の鋼材である断面視L字状の4つの枠部材52,52,52,52と、矩形状に配設した枠部材52を各角部で連結し枠体(取着対象部材)50を形成する連結部材51,51,51,51と、枠体50の下面側に取着される旋回不可能な2つの車輪構造体60(60a),60(60b)及び旋回可能な2つの自在キャスター53,53と、を備えている。
図7は、本発明の台車枠の平面図である。図8は、その側面図である。
本発明の台車枠は、等辺山形鋼や不等辺山形鋼等の鋼材である断面視L字状の4つの枠部材52,52,52,52と、矩形状に配設した枠部材52を各角部で連結し枠体(取着対象部材)50を形成する連結部材51,51,51,51と、枠体50の下面側に取着される旋回不可能な2つの車輪構造体60(60a),60(60b)及び旋回可能な2つの自在キャスター53,53と、を備えている。
2つの車輪構造体60a(60),60b(60)は、上述した車輪構造体60の実施の形態と同様に、長辺Aと短辺Bを有する長方形の頂点に配設された4つの貫孔1a,1a,1a,1aを有する長方形状の台座1と、水平軸心L2 廻りに回転する車輪3が下端に枢着されるヨークフレーム2と、を備えている。また、台座1を鉛直軸心L1 廻りに回転させて、中心線L0 が車輪3の走行方向Sに対して成す取付角度θを設定後に主軸4をカシメ加工して製造可能な構造である。
2つの車輪構造体60a,60bの内の一方の車輪構造体60aは、図10(a)に示すように、取付角度θを0°に設定し、主軸4をカシメ加工して台座1とヨークフレーム2とを固着したものである。
他方の車輪構造体60bは、図10(b)に示すように、取付角度θを90°に設定し、台座1とヨークフレーム2とをカシメ加工にて固着したものである。
他方の車輪構造体60bは、図10(b)に示すように、取付角度θを90°に設定し、台座1とヨークフレーム2とをカシメ加工にて固着したものである。
図7及び図8に於て、2つの自在キャスター53,53は、取付用の座板部53aに、長辺Aと短辺Bを有する長方形の頂点に配設された4つの取着貫孔を有している。また、2つの自在キャスター53,53の取着貫孔の、孔ピッチ(間隔寸法)は2つの車輪構造体60a,60bの貫孔1aと同じに設定している。
図9に、連結部材51の斜視図を示す。連結部材51は、水平板状の取付平面部51cと、取付平面部51cからL字状に突出する側壁部51dと、を有している。また、取付平面部51c及び側壁部51dは、2つの枠部材52,52を、各々直交する水平方向から差込可能な側方開口状の開口部51b,51bを有している。連結部材51は、2つの枠部材52,52を直角状に連結するものである。
また、取付平面部51cには、長辺Aと短辺Bを有する長方形状の頂点に配設された4つの取付孔51a,51a,51a,51aが貫設されている。取付孔51aの孔ピッチ(間隔寸法)は、貫孔1aと同じに設定している。
図7乃至図9に於て、連結部材51は、枠体50の各角部で、その枠体50の重心を通る鉛直状の中心軸心L50廻りに回転対称に配置されている。中心軸心L50廻りに隣合う連結部材51,51は、相互に90°の回転対称位置となる。4つの連結部材51は同じ樹脂成型品である。
そして、4つの連結部材51,51,51,51は、4つの枠部材52,52,52,52を連結して、下面側に、2つの車輪構造体60a,60b及び2つの自在キャスター53,53が取着される、枠体50(取着対象部材)を形成している。
2つの車輪構造体60a,60bは、本発明の台車枠を進ませるべき方向である進行方向X側の連結部材51,51の下面側に取着されている。
2つの自在キャスター53,53は、残りの2つの連結部材51,51の下面側に取着される。
2つの自在キャスター53,53は、残りの2つの連結部材51,51の下面側に取着される。
進行方向Xに対して、取付孔51aを配設させる長辺Aが平行方向となっている連結部材51の下面側に、取付角度θが0°に設定された一方の車輪構造体60aの貫孔1aを、その連結部材51の取付孔51aに対応させて、ボルト部材及びナット部材を用いて取着する。すると、進行方向Xと一方の車輪構造体60aの車輪3の走行方向Sとが一致する。
また、進行方向Xに対して、取付孔51aを配設させる長辺Aが直交方向となっている(一方の車輪構造体60aが取着された連結部材51と相互に90°の回転対称位置の)連結部材51の下面側に、取付角度θが90°に設定された他方の車輪構造体60bの貫孔1aを、その連結部材51の取付孔51aに対応させて、取着する。すると、進行方向Xと他方の車輪構造体60bの車輪3の走行方向Sとが一致する。
言い換えると、4つの連結部材51,51,51,51を共通にし、中心軸心L50廻りに隣合う連結部材51,51を、相互に90°の回転対称位置となるように配設させると、各連結部材51の取付孔群(長方形の頂点位置に配設される4つの取付孔51a,51a,51a,51a)が相互に回転対称となる。そこで、取付角度θが0°の車輪構造体60aと取付角度θが90°の車輪構造体60bとを、中心軸心L50廻りに隣合う(相互に90°の回転対称位置である)連結部材51,51に配設することで、2つの車輪構造体60a,60bの走行方向Sは、互いに直交せず同方向(進行方向X)に統一される。
取付角度θが0°の車輪構造体60aと、取付角度θが90°の車輪構造体60bと、を用いることで、4つの連結部材51,51,51,51の共用化を可能にすると共に対面状の枠部材52,52の共用化を可能にする。
なお、本発明は、設計変更可能であって、例えば、本発明の台車枠に於て、2つの自在キャスター53,53の替わりに、2つの車輪構造体60a,60bを設けても良い。
以上のように、本発明は、長方形状の台座1と、水平軸心L2 廻りに回転する車輪3が下端に枢着されるヨークフレーム2と、を備え、台座1は、長辺Aと短辺Bを有する長方形の頂点に配設された4つの貫孔1a,1a,1a,1aを有し、台座1の重心G1 を通り長辺Aと平行な中心線L0 が車輪3の走行方向Sに対して成す取付角度θを、−45°≦θ<0°及び0°<θ≦45°の範囲内にして、台座1とヨークフレーム2とをカシメ加工にて固着したので、使用者(お客)の使用条件にあった取付角度θの車輪構造体60を製造できる。貫孔1aの配設位置と車輪3の走行方向Sを、容易に変更して製造できる。また、台座1とヨークフレーム2が別体に設けられ(台座1から折曲げずにヨークフレーム2が設けられ)、台車1の大きさや形状に影響を受けず、ヨークフレーム2を車輪幅や外径の異なる様々な車輪3を支持可能な形状にできる。また、貫孔1aへのボルト部材等の挿入作業が容易なヨークフレーム2又は台座1にすることができる。狭い場所に取着できる。
また、長辺Aと短辺Bを有する長方形の頂点に配設された4つの貫孔1a,1a,1a,1aを有する長方形状の台座1と、水平軸心L2 廻りに回転する車輪3が下端に枢着されるヨークフレーム2と、を備えた2つの車輪構造体60a,60bと、長辺Aと短辺Bを有する長方形の頂点に配設された4つの取付孔51a,51a,51a,51aを有すると共に矩形状に配設される複数の枠部材52,52,52,52を各角部で連結し相互に回転対称に配設される4つの連結部材51,51,51,51,と、を具備し、2つの車輪構造体60a,60bの一方を、台座1の重心G1 を通り長辺Aと平行な中心線L0 が上記車輪3の走行方向Sに対して成す取付角度θを0°に設定すると共に、他方を、取付角度θを90°に設定し、相互に90°の回転対称位置となる2つの連結部材51,51の内の一方の取付孔51aに、一方の車輪構造体60aの貫孔1aを対応させて取着すると共に、他方の連結部材51の取付孔51aに、他方の車輪構造体60bの上記貫孔1aを対応させて取着したので、連結部材51及び対面する枠部材52,52を共通部材とすることができる。即ち、部品の種類が少ない台車枠を製造できる。台車枠の製造の際に、加工や組立の間違いの発生を軽減できる。
1 台座
1a 貫孔
2 ヨークフレーム
3 車輪
51 連結部材
51a 取付孔
52 枠部材
60a 一方の車輪構造体
60b 他方の車輪構造体
A 長辺
B 短辺
G1 台座の重心
L0 中心線
L2 水平軸心
S 走行方向
θ 取付角度
1a 貫孔
2 ヨークフレーム
3 車輪
51 連結部材
51a 取付孔
52 枠部材
60a 一方の車輪構造体
60b 他方の車輪構造体
A 長辺
B 短辺
G1 台座の重心
L0 中心線
L2 水平軸心
S 走行方向
θ 取付角度
Claims (2)
- 長方形状の台座(1)と、水平軸心(L2 )廻りに回転する車輪(3)が下端に枢着されるヨークフレーム(2)と、を備え、
上記台座(1)は、長辺(A)と短辺(B)を有する長方形の頂点に配設された4つの貫孔(1a)(1a)(1a)(1a)を有し、
上記台座(1)の重心(G1 )を通り上記長辺(A)と平行な中心線(L0 )が上記車輪(3)の走行方向(S)に対して成す取付角度(θ)を、−45°≦θ<0°及び0°<θ≦45°の範囲内にして、上記台座(1)と上記ヨークフレーム(2)とをカシメ加工にて固着したことを特徴とする車輪構造体。 - 長辺(A)と短辺(B)を有する長方形の頂点に配設された4つの貫孔(1a)(1a)(1a)(1a)を有する長方形状の台座(1)と、水平軸心(L2 )廻りに回転する車輪(3)が下端に枢着されるヨークフレーム(2)と、を備えた2つの車輪構造体(60a)(60b)と、
上記長辺(A)と上記短辺(B)を有する長方形の頂点に配設された4つの取付孔(51a)(51a)(51a)(51a)を有すると共に矩形状に配設される複数の枠部材(52)(52)(52)(52)を各角部で連結し相互に回転対称に配設される4つの連結部材(51)(51)(51)(51)と、を具備し、
上記2つの車輪構造体(60a)(60b)の一方を、上記台座(1)の重心(G1 )を通り上記長辺(A)と平行な中心線(L0 )が上記車輪(3)の走行方向(S)に対して成す取付角度(θ)を0°に設定すると共に、他方を、上記取付角度(θ)を90°に設定し、相互に90°の回転対称位置となる2つの上記連結部材(51)(51)の内の一方の上記取付孔(51a)に、上記一方の車輪構造体(60a)の上記貫孔(1a)を対応させて取着すると共に、他方の上記連結部材(51)の上記取付孔(51a)に、他方の上記車輪構造体(60b)の上記貫孔(1a)を対応させて取着したことを特徴とする台車枠。
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JP (1) | JP2010083458A (ja) |
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2008
- 2008-10-03 JP JP2008257937A patent/JP2010083458A/ja active Pending
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