JP2010083324A - カーテンエアバッグ装置を備えた車両の内装構造 - Google Patents

カーテンエアバッグ装置を備えた車両の内装構造 Download PDF

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Abstract

【課題】ルーフ側縁トリムが設けられていても、カーテン部の展開性を向上させる。
【解決手段】本発明のカーテンエアバッグ装置2を備えた車両の内装構造は、車両の室内の天井を形成するルーフトリム34と、ピラーの室内側を覆い、前記ルーフトリムよりも硬質な合成樹脂材からなるピラートリム33と、一対のピラートリムの上端部を跨ぐように設けられ、ルーフトリム34の縁部分34aを支持するルーフ側縁トリム35と、車両の側方開口部を覆うように展開するカーテン部24、および、ピラーとカーテン部24とを連結することで展開したカーテン部24に張力を付与する連結部25を有するカーテンエアバッグ装置とを備えている。そして、カーテン部がルーフトリムの上方に収納された状態で、連結部25は、長手側の一部が、ピラートリム33bの上端とルーフ側縁トリム35の縁との境界領域に沿って配索されている。
【選択図】図8

Description

本発明は、所定条件の成立時に供給されるガス圧に応じて膨張状態となり、車両の側方開口部や後方開口部を覆うように展開するカーテンエアバッグ装置を備えた車両の内装構造に関する。
従来、車両の室内で車両の開口部を覆うように膨張・展開し、車両の側突時やロールオーバー時等に乗員の頭部を保護するカーテンエアバッグ装置が知られている。カーテンエアバッグ装置は、主に、インフレータと、ガス供給パイプと、蛇腹状に折り畳まれた袋状のエアバッグ(カーテン部)と、テザーとを備えている。具体的には、エアバッグは、車両の室内側の内装材であるトリムと、車体側部材であるルーフパネルやピラーとの間に形成された空間内に収納されている。そして、所定条件の成立時にインフレータによって供給されるガス圧に応じて、エアバッグが膨張状態となり、膨張による押圧力でトリムの縁部分を変形させて隙間を確保し、この隙間から車両の室内へ向けて膨出し、車両の開口部を覆うように展開する(特許文献1参照)。テザーはエアバッグが展開した状態で、エアバッグが車両の前後方向に広がった状態を維持するための張力を、エアバッグに対して付与するためのひも状の部材であり、一方の端部はエアバッグに、他方の端部はピラーに固定されている。
特開2007−15536号公報
上記従来の技術では、ルーフトリムの縁部分を支持する板状のルーフ側縁トリムが設けられている箇所において、エアバッグをスムーズに車両の室内に展開させることが難しいという問題がある。
本発明は、上記従来の問題に鑑みてなされたものであり、ルーフ側縁トリムが設けられていても、カーテン部の展開性を向上させることができるカーテンエアバッグ装置を備えた車両の内装構造を提供することを目的としている。
本発明のカーテンエアバッグ装置を備えた車両の内装構造は、車両の室内の天井を形成するルーフトリムと、ピラーの室内側を覆い、前記ルーフトリムよりも硬質な合成樹脂材からなるピラートリムと、一対のピラートリムの上端部を跨ぐように設けられ、前記ルーフトリムの縁部分を支持するルーフ側縁トリムと、所定条件の成立時に供給されるガス圧に応じて膨張状態となり、前記ルーフトリムの縁部分を変形させて車両の開口部を覆うように展開するカーテン部、および、前記ピラーと前記カーテン部とを連結することで展開した前記カーテン部に張力を付与する連結部を有するカーテンエアバッグ装置とを備えたカーテンエアバッグ装置を備えた車両の内装構造であって、前記カーテン部が前記ルーフトリムの上方に収納された状態で、前記カーテン部には、後方側先端が前方側へ向けて折り曲げられた折曲部が形成され、前記連結部は、長手側の一部が、前記ピラートリムの上縁部と前記ルーフ側縁トリムの縁部との境界領域に沿って配索されていることを特徴とする。
この発明は、硬質な合成樹脂からなるピラートリムを変形させてカーテン部を膨出させる隙間を確保してカーテン部を膨出させる必要がなく、ピラートリムより柔軟な素材からなるルーフトリムを変形させることで充分な隙間を確保し、その隙間からカーテン部を膨出させることができるように、カーテン部がルーフトリムの上方に収納された状態で、カーテン部には、後方側先端が前方側へ向けて折り曲げられた折曲部が形成されている。つまり、硬質な合成樹脂からなるピラートリムを変形させて隙間を確保し、カーテン部を膨出させる必要がなく、ピラートリムより柔軟な素材からなるルーフトリムを変形させることで充分な隙間を確保し、カーテン部を膨出させている。したがって、カーテン部をスムーズに展開させることができる。また、連結部は、カーテン部がルーフトリムの上方に収納された状態で、長手側の一部が、ピラートリムの上縁部とルーフ側縁トリムの縁部との境界領域に沿って配索されているため、カーテン部の展開時には、連結部が、カーテン部の膨出と同時にカーテン部によって、境界領域を押圧する方向に引っ張られ、ピラートリムの上縁部とルーフ側縁トリムの縁部との境界領域を変形させる。この変形によって、ピラートリムとルーフ側縁トリムとの間に隙間が確保され、連結部は、この隙間を通って、車両の室内側へ落下する。したがって、硬質のルーフ側縁トリムが設けられていても、連結部を導出させ易く、カーテン部の展開性を向上させることができる。
また、前記ピラートリムの上縁部には、前記カーテン部が前記ルーフトリムの上方に収納された状態で、前記連結部の前記長手側の一部が前記境界領域から外れる方向に移動するのを規制するピラートリム側規制部が設けられていることが好ましい。
この発明によれば、ピラートリムの上縁部にピラートリム側規制部が設けられているので、カーテン部がルーフトリムの上方に収納された状態において、ピラートリム側規制部が、連結部の長手側の一部が境界領域から外れる方向へ移動するのを規制して、連結部の長手側の一部が境界領域に沿った状態を維持することができる。
また、前記ルーフ側縁トリムの縁部には、前記カーテン部が前記ルーフトリムの上方に収納された状態で、前記連結部の前記長手側の一部が前記境界領域から外れる方向に移動するのを規制するルーフ側縁トリム側規制部が設けられていることが好ましい。
この発明によれば、ルーフ側縁トリムの縁部にルーフ側縁トリム側規制部が設けられているので、カーテン部がルーフトリムの上方に収納された状態において、ルーフ側縁トリム側規制部が、連結部の移動を規制して、連結部の長手側の一部が境界領域に沿った状態を維持することができる。
また、前記連結部は、平面視で、車両前方内側から車両後方外側へ向けて斜めに配設されていることが好ましい。
この発明によれば、連結部の長手側の一部が境界領域に沿った状態に配索されていても、連結部の長さを短くすることができる。
また、前記折曲部は、平面視で前記ルーフ側縁トリムより車両内側に配置されていることが好ましい。
この発明によれば、折曲部が、平面視でルーフ側縁トリムより車両内側に配置されているので、カーテン部の展開時における、折曲部とルーフ側縁トリムとの干渉を効果的に回避することができる。
本発明によれば、ルーフ側縁トリムが設けられていても、カーテン部の展開性を向上させることができる。
以下で、本実施の形態のカーテンエアバッグ装置を備えた車両の内装構造について、図面を用いて詳細に説明する。
(実施の形態1)
実施の形態1のカーテンエアバッグ装置を備えた車両の内装構造は、エアバッグ(カーテン部)の後方側先端を折り曲げた姿勢でエアバッグをルーフトリムの上方に収納するとともに、エアバッグの後方に設けられるテザー(連結部)の配索状態を特定したものである。
図1および図2は、車両の室内側からカーテンエアバッグ装置2の配置状態を説明するための図であり、図1は、エアバッグ(カーテン部)24が展開していない状態を示し、図2は、エアバッグ24が展開した状態を示す。
カーテンエアバッグ装置2は、図1および図2に示されるように、エアバッグ24が展開していない状態において、車体側部材の内側面を、車体の内装を構成する部材で覆うことによって形成された、内装を構成する部材と外装を構成する部材との間の空間内に、折り畳まれた状態で収納されている。
車体の内装を構成する部材としては、図1に示されるように、ルーフトリム34、フロントピラートリム31、センターピラートリム32、リヤピラートリム33およびルーフサイドトリム(ルーフ側縁トリム)35がある。さらに、リヤピラートリム33は、前部リヤピラートリム33aと、後部リヤピラートリム33bとに分類される。
ルーフトリム34は、車両の室内の天井を形成する平面的な部材である。本実施の形態では、ルーフトリム34における、車両の両側縁に沿った部分を側縁部(縁部分)34aと呼ぶ。
フロントピラートリム31、センターピラートリム32およびリヤピラートリム33は、ドア、フロントガラス、リヤガラス、サイドウィンドガラス等を支える支柱である各種ピラーの内側面を覆う。各種ピラートリムは、車両前方から後方に、フロントピラートリム31、センターピラートリム32、前部リヤピラートリム33a、後部リヤピラートリム33bの順序で配置されている。すなわち、フロントピラートリム31は、フロントピラー(いわゆる、Aピラー)の内側面を覆い、センターピラートリム32は、センターピラー(いわゆる、Bピラー)の内側面を覆い、前部リヤピラートリム33aは、前部リヤピラー(いわゆる、Cピラー)の内側面を覆い、後部リヤピラートリム33bは、後部リヤピラー(いわゆる、Dピラー)の内側面を覆う。また、各種ピラートリムの上端部は、車両の室内側へ向けて反るように延びている。
さらに、本実施の形態において、後部リヤピラートリム33bの上端部前方側には、第1の縦壁(ピラートリム側規制部)33b1が設けられている(図7参照)。第1の縦壁33b1は、後部リヤピラートリム33bの裏面側(上端部上面側)に、略垂直に直立するように、後部リヤピラートリム33bと一体に形成されている。また、第1の縦壁33b1は、後部リヤピラートリム33bの上端部における車両前方側の上縁部(上端部)33b2の縁に沿って延びるように形成されている。
つぎに、本実施の形態のルーフサイドトリム35について説明する。
図3は、車両の最後部座席S3の側部に設けられたリヤピラートリム33と、エアバッグ装置2の後方端側の配置を説明するための図である。図4は、後部リヤピラートリム33bおよびルーフサイドトリム35の位置関係を説明するための図である。図5は、図4のV−V位置における断面を説明するための図である。図6は、図4のVI−VI位置における断面を説明するための図である。
図3および図4に示されるように、車両の最後部座席S3の側部には、固定式のサイドウィンドガラス5を前後から挟み込むように、前部リヤピラートリム33aと後部リヤピラートリム33bとが配置されている。そして、前部リヤピラートリム33aの上端と、後部リヤピラートリム33bの上端とを跨ぐように、すなわち、サイドウィンドガラス5の上縁に沿って、ルーフサイドトリム35が架設されている(図4参照)。ルーフサイドトリム35は、車両の前後方向に延びる、平面視で細長い略板状の部材である。ルーフサイドトリム35の前縁部35dは、前部リヤピラートリム33aの上端に重なっており、ルーフサイドトリム35の後縁部(縁部)35bは、後部リヤピラートリム33bの上端部の車両前方側の上縁部33b2に重なっている。本実施の形態において、このルーフサイドトリム35の後縁部35bと、後部リヤピラートリム33bの上端部の車両前方側の上縁部33b2とが重なった部分を境界領域と呼ぶ。また、ルーフサイドトリム35の長手側の縁部35cは、その上面でルーフトリム34の側縁部34aを支持している。また、ルーフサイドトリム35には、上面に係止突起37が設けられている。ルーフサイドトリム35は、図5に示されるように、この係止突起37を、車両の側部に設けられ、車両の前後方向に延びるルーフサイドレール42のインナーパネル42aに係止させることで、高さ方向の所定の位置に設置される。
また、本実施の形態において、ルーフサイドトリム35には、後縁部35bの上面側に第2の縦壁(ルーフ側縁トリム側規制部)35a(図7および図8参照)が設けられている。この第2の縦壁35aは、ルーフサイドトリム35の裏面側(上面側)の後縁部35bに、略垂直に直立するように、ルーフサイドトリム35と一体に形成されている。また、第2の縦壁35aは、ルーフサイドトリム35の車両後方側の縁に沿って延びるように形成されている。
上述の第1の縦壁33b1および第2の縦壁35aは、後部リヤピラートリム33bとルーフサイドトリム35とが所定の位置に設置された状態で、ちょうど境界領域を挟むように、互いに所定の間隔を空けて平面視で略平行になるように設けられている(図8参照)。
これら車体の内装を構成する部材のうち、ルーフトリム34には、単に車体側部材の下面やクロスメンバーなどを目隠しする機能が要求され、所定の強度や剛性を確保するといった機能はとくに要求されない。そのため、ルーフトリム34は、表面が不織布で覆われた発泡ポリウレタンなどの比較的弾性変形しやすい素材で形成されている。一方、フロントピラートリム32、センターピラートリム33、リヤピラートリム34などの各種ピラーの内側面を覆うトリムおよびルーフサイドトリム35には、ピラーや側縁部等の内側面を目隠しする機能のほかに、所定の強度や剛性を確保するという機能までもが要求される。そのため、これらのトリムは、手指で押圧する程度の力では変形しにくいポリプロピレンなどの比較的硬質な素材で形成されている。
つぎに、カーテンエアバッグ装置2について説明する。
カーテンエアバッグ装置2は、図1および図2に示されるように、車両の前後方向に延びるように、車両の両側部に設けられたルーフサイドレール42(図5参照)に固定されている。カーテンエアバッグ装置2は、所定のガス圧を供給するインフレータ21と、インフレータ21に取り付けられ、インフレータ21から噴出したガスを導通させるガス供給パイプ22と、ガス供給パイプ22を経て供給されたガス圧を受けて膨張する袋状のエアバッグ(カーテン部)24と、フロントピラー、後部リヤピラーとエアバッグ24の所定の位置とを連結する部材であるテザー25とを備えている。インフレータ21は、車両の側突やロールオーバーの発生が、エアバッグセンサなどによって検知されると作動し、エアバッグ24を膨張・展開させるのに足りる所定のガス圧を、瞬時に供給することができるように構成されている。具体的には、インフレータ21は、不活性ガスに点火して気体を急速に膨張させることで、所定のガス圧を発生させる。
インフレータ21、ガス供給パイプ22およびエアバッグ24は、ルーフサイドレール42の長手方向に所定の間隔を空けて固定された複数の固定具23によって、ルーフトリム34と外装を構成する部材との間の空間内に支持されている。
エアバッグ24は、織布を略袋状にしたもので、インフレータ21で噴出させたガスがガス供給パイプ22を経て袋の内部に導入されることにより、瞬時に膨張する。エアバッグ24は、図2に示されるように、展開したときに車両側部に形成された開口部(フロントドアガラス、リヤドアガラス、サイドウィンドガラス5などの内側面)を覆うような、車両前後方向に帯状に長い形状を呈している。エアバッグ24は、通常時、平らな状態(膨張していない状態)から蛇腹状に折り畳まれている。この状態では、エアバッグ24は、車両の前後方向に延びる長尺体として、コンパクトに、ルーフトリム34の上方の空間に収納されている。
また、本実施の形態において、エアバッグ24は、その後方側先端24a1を車両前方側へ向けて略180度折り曲げられた状態でルーフトリム34の上方に収納されている。この折り曲げられた部分(以下、折曲部24aという)は、エアバッグ24を車両の後方側へ延長させた部分である。折曲部24aは、通常時、平面視でルーフサイドトリム35より、車幅方向内側に配置されている。この折曲部24aが設けられていることにより、エアバッグ24の膨張・展開時には、図2に示されるように、エアバッグ24は、より後部リヤピラートリム33bに近い位置まで、最後部座席S3の側部に設けられた固定式のサイドウィンドガラス5を覆うことができる。
テザー25は、可撓性を有するひも状の部材であり、車両の前部に設けられた前テザー25Aと、車両の後部に設けられた後ろテザー(連結部)25Bとを含む。各テザー25A、25Bは、それぞれ、エアバッグ24の展開状態で、エアバッグ24が車両の前後方向に広がった状態に維持されるような張力を、エアバッグ24に対して付与するように、その長さと両端の固定位置とが調整されている。前テザー25Aは、一方の端部がフロントピラーの内側に固定され、他方の端部がエアバッグ24の前方部分に固定されている。
ここで、本実施の形態の後ろテザー25Bについて詳しく説明する。本実施の形態の後ろテザー25Bは、一方の端部(以下、第1の固定部という)25B1が後部リヤピラーの室内側面に固定され、中間部が後部リヤピラーと後部リヤピラートリム33bとの間の空間を経て、他方の端部(以下、第2の固定部という)25B2がエアバッグ24の好ましくは、車幅方向外側に固定されている。
図6は、図4のVI−VI位置における断面を説明するための図である。図7は、第1の縦壁33b1および第2の縦壁35aの間を通過する後ろテザー25Bを説明するための図である。図8は、第1の縦壁33b1および第2の縦壁35aの間の境界領域を説明するための図である。
具体的には、後ろテザー25Bの第1の固定部25B1は、図6に示されるように、符号43により示される後部ピラーに、所定の高さに固定されている。そして、後ろテザー25Bは、中間部がインナーパネル43bと後部リヤピラートリム33bとの間の空間を上方に向けて配索される。図7および図8に示されるように、後部リヤピラートリム33bの上端部では、後ろテザー25Bは、第1の縦壁33b1と第2の縦壁35aとの間に、第2の固定部25B2側を車幅方向内側へ向けて配索される。そして、第2の固定部25B2は、ルーフトリム34の上方に収納されたエアバッグ24に固定される。このように、後ろテザー25Bが、平面視で、車両前方内側から車両後方外側へ向けて斜めに配設されることで、後ろテザー25Bの長手側の一部が境界領域に沿った状態に配索されていても、後ろテザー25Bの長さを短くすることができる。
このように、後ろテザー25Bを第1の縦壁33b1と第2の縦壁35aとの間に配置すると、後ろテザー25Bが、ちょうど、境界領域の上部に沿って配置されることになる。しかも、後ろテザー25Bは、第1の縦壁33b1と第2の縦壁35aとによって、後ろテザー25Bの長手方向に直交する方向への移動が規制され、ほぼ位置決めされた状態が保たれる。本実施の形態のように、第1の縦壁33b1と第2の縦壁35aが境界領域に沿って設けられていることにより、後ろテザー25Bの配索状態を容易に特定することができる。
このカーテンエアバッグ装置2を備えた車両の内装構造の動作について、以下で詳しく説明する。
カーテンエアバッグ装置2は、通常時は、ルーフパネルや各種ピラーなどの外装を構成する部材と、ルーフトリム34や各種ピラートリムなどの内装を構成する部材との間の空間に収納されている。
図9(a)および図9(b)は、図8のIX−IX位置における断面を用いて、後ろテザー25Bが、トリムの上方から落下する様子を説明するための図であり、図9(a)は後ろテザー25Bが境界領域に沿って配索された状態を示し、図9(b)は後ろテザー25Bが隙間を通過して落下する状態を示す。
通常時、エアバッグ24が折り畳まれてルーフトリム34の上方に収納された状態では、図9(a)に示されるように、後ろテザー25Bの長手側の一部は、第1の縦壁33b1と第2の縦壁35aとの間に位置し、ちょうど、ルーフサイドトリム35の後縁部35bと後部リヤピラートリム33bの上縁部33b2とが上下に重なっている境界領域の上に載置されている。
そして、車両の側突やロールオーバーが発生したときには、カーテンエアバッグ装置2のうち、エアバッグ24およびテザー25の大部分が車室内に向けて瞬時に飛び出す。
まず、インフレータ21から所定のガス圧が供給されると、図5に示されるように、エアバッグ24が膨張し、このエアバッグ24の膨張によりルーフトリム34の側縁部34aの上面が押圧される。そして、側縁部34aは、エアバッグ24の押圧によって、車両の室内側へ向けて反り返るように変形し、ルーフサイドトリム35の長手側縁部35cの上面から離脱する。このルーフトリム34の側縁部34aが変形することで、ルーフサイドトリム35の長手側縁部35cとルーフトリム34の側縁部34aとの間に、エアバッグ24が膨出する隙間が確保される。エアバッグ24はこの隙間を通じて車両の室内へ膨出する。本実施の形態では、エアバッグ24の後方端側を、硬質な素材により形成された後部リヤピラートリム33bと後部リヤピラーとの間の空間ではなく、後部リヤピラートリム33bよりも柔軟な素材により形成されたルーフトリム34の上方に収納しているので、エアバッグ24の膨出時に、ルーフトリム34の側縁部34aを大きく変形させやすく、エアバッグ24がスムーズに膨出するのに充分な隙間を確保できる。しかも、折曲部24aが、ルーフサイドトリム35よりも車幅方向内側に配置されているので、折曲部24aが膨張したときに、折曲部24aがルーフサイドトリム35に干渉するのを避けることができる。
この、エアバッグ24が膨出するとき、エアバッグ24に固定された第2の固定部25B2は、エアバッグ24の膨出に伴って下方へ向けて引っ張られる。この引っ張り力を受けて、後ろテザー25Bの境界領域上に載置された部分が、境界領域を下方へ向けて押圧する。そして、図9(b)に示されるように、ルーフサイドトリム35の後縁部35bおよび後部リヤピラートリム33bの上縁部33b2は、後ろテザー25Bによる押圧力を受けて、車両の室内側へ向けて、つまり、下方に変形する。ルーフサイドトリム35の後縁部35bおよび後部リヤピラートリム33bの上縁部33b2の変形により、境界領域には、後ろテザー25Bが車両の室内へ落下できる程度の隙間が、後ろテザー25Bの長手方向に沿って確保される。後ろテザー25Bは、この隙間を通過して車両の室内へ落下するとともに、図6に2点鎖線で示されるように、後部リヤピラートリム33bをわずかに変形させて、サイドウィンドガラス5と後部リヤピラートリム33bとの間に後ろテザー25Bが通過可能な程度の隙間を確保し、この隙間を経て後部リヤピラートリム33bと後部リヤピラー43との間の空間から外部に導出される。とくに、本実施の形態では、第1の縦壁33b1によって、後ろテザー25Bは、長手方向が車両前後方向に沿った状態で、車幅方向内側へ移動するのが規制されているため、自ずとサイドウィンドガラス5の側に回り込んだ状態で導出されることになる。
以上の実施の形態によれば、エアバッグ24がルーフトリム34の上方に収納された状態で、エアバッグ24には、後方側先端が前方側先端側へ向けて折り曲げられた折曲部24aが形成されている。つまり、硬質な合成樹脂からなる後部リヤピラートリム33bを変形させてエアバッグ24の一部を膨出させるための隙間を確保する必要がなく、後部ピラートリム33bより柔軟な素材からなるルーフトリム34を変形させることで充分な隙間を確保し、エアバッグ24を膨出させている。したがって、エアバッグ24をスムーズに展開させることができる。また、後ろテザー25Bは、エアバッグ24がルーフトリム34の上方に収納された状態で、長手側の一部が、後部リヤピラートリム33bの上縁33b2とルーフサイドトリム35の後縁35bとの境界領域に沿って配索されている。エアバッグ24の展開時には、後ろテザー25Bは、エアバッグ24の膨出と同時にエアバッグ24によって、境界領域を押圧する方向に引っ張られ、後部リヤピラートリム33bの上縁33b2とルーフサイドトリム35の後縁35bとの境界領域を変形させる。この変形によって、後部リヤピラートリム33bとルーフサイドトリム35との間に隙間が確保され、後ろテザー25Bが、この隙間を通って、車両の室内側へ落下する。したがって、ルーフサイドトリム35が設けられていても、後ろテザー25Bを導出させ易く、エアバッグ24の展開性を向上させることができる。
なお、上記実施の形態では、第1の縦壁33b1および第2の縦壁35aを設けて、後ろテザー25Bを、ルーフサイドトリム35と後部リヤピラートリム33bとの境界に沿うように配索した形態について説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。
図10は、後部リヤピラートリム33bの上端とルーフサイドトリム35の後縁35bとが重複した境界領域に沿って後ろテザー25Bの長手側の一部が粘着テープ36で固定されている状態を示す図である。図11は、図10における境界領域を説明するための図である。図12は、図10における後ろテザー25Bが、ルーフサイドトリム35および後部リヤピラートリム33bの上方から落下する様子を説明するための図であり、(a)は後ろテザー25Bが境界領域に沿って配索された状態を示し、(b)は後ろテザー25Bが隙間を通過して落下する状態を示す。たとえば、図10〜図12に示されるように、後ろテザー25Bの長手側の一部を、粘着テープ36で境界領域に沿うように数箇所固定する形態であってもよい。この場合であっても、エアバッグ24の展開時には、エアバッグ24の膨出と同時に、後ろテザー25Bが、エアバッグ24によって境界領域の上面を押圧する方向に引っ張られ、ルーフサイドトリム35の後縁部35bおよび後部リヤピラートリム33bの上縁部33b2を変形させて隙間を確保する。このとき、粘着テープ36は後ろテザー25Bおよびトリムの上面から剥がれて、後ろテザー25Bは、隙間から下方に落下する(図12(a)および図12(b)参照)。
図10〜図12のように、後ろテザー25Bを粘着テープ36で固定することで後ろテザー25の配索状態を特定する場合には、ルーフサイドトリム35や後部リヤピラートリム33bの従来品を、そのまま用いることができる。
また、上記実施の形態では、車両の両側部に設けられる、フロントドアガラス、リヤドアガラス、サイドウィンドガラス等の内側面を覆うように設けられるカーテンエアバッグ装置に、本願発明の内装構造を適用した形態について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、車両の後方のバックドアガラスを覆うように設けられるカーテンエアバッグ装置に本願発明の内装構造を適用してもよい。
また、上記実施の形態では、後部リヤピラートリム33bの上縁部33b2とルーフサイドトリム35の後縁部35bとが重なった部分を境界領域とした場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。たとえば、後部リヤピラートリムの上縁部の縁とルーフサイドトリムの後縁部の縁とが当接した箇所を境界領域とする形態であってもよい。
また、上記実施の形態では、第1の縦壁33b1および第2の縦壁35aの2つの縦壁が設けられた形態について説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。たとえば、後部リヤピラートリム33bの上縁部33b2に設けられる第1の縦壁のみを備えて、後ろテザー25Bの移動を規制する形態であってもよいし、ルーフサイドトリム35の後縁部35bに設けられる第2の縦壁35aのみを備えて、後ろテザー25Bの移動を規制する形態であってもよい。
車両の室内側からカーテンエアバッグ装置の配置状態を説明するための図であり、エアバッグが展開していない状態を示す。 車両の室内側からカーテンエアバッグ装置の配置状態を説明するための図であり、エアバッグが展開した状態を示す。 車両の最後部座席の側部に設けられたリヤピラートリムと、エアバッグ装置の配置を説明するための図である。 後部リヤピラートリムおよびルーフサイドトリムの位置関係を説明するための図である。 図4のV−V位置における断面を説明するための図である。 図4のVI−VI位置における断面を説明するための図である。 第1の縦壁および第2の縦壁の間を通過する連結部を説明するための図である。 第1の縦壁および第2の縦壁の間の境界領域を説明するための図である。 図8のIX−IX位置における断面を用いて、連結部が、トリムの上方から落下する様子を説明するための図であり、(a)は連結部が境界領域に沿って配索された状態を示し、(b)は連結部が隙間を通過して落下する状態を示す。 後部リヤピラートリムの上端とルーフサイドトリムの後端とが重複した境界領域に沿って連結部の長手側の一部がテープで固定されている状態を示す図である。 図10における境界領域を説明するための図である。 図10における連結部が、トリムの上方から落下する様子を説明するための図であり、(a)は連結部が境界領域に沿って配索された状態を示し、(b)は連結部が隙間を通過して落下する状態を示す。
符号の説明
2 カーテンエアバッグ装置
24 エアバッグ(カーテン部)
24a 折曲部
25B 後ろテザー(連結部)
33b 後部リヤピラートリム
33b1 第1の縦壁(ピラートリム側規制部)
33b2 上縁部
34 ルーフトリム
34a 側縁部
35 ルーフサイドトリム(ルーフ側縁トリム)
35a 第2の縦壁(ルーフ側縁トリム側規制部)
35b 後縁部(縁部)

Claims (5)

  1. 車両の室内の天井を形成するルーフトリムと、
    ピラーの室内側を覆い、前記ルーフトリムよりも硬質な合成樹脂材からなるピラートリムと、
    一対のピラートリムの上端部を跨ぐように設けられ、前記ルーフトリムの縁部分を支持するルーフ側縁トリムと、
    所定条件の成立時に供給されるガス圧に応じて膨張状態となり、前記ルーフトリムの縁部分を変形させて車両の開口部を覆うように展開するカーテン部、および、前記ピラーと前記カーテン部とを連結することで展開した前記カーテン部に張力を付与する連結部を有するカーテンエアバッグ装置とを備えたカーテンエアバッグ装置を備えた車両の内装構造であって、
    前記カーテン部が前記ルーフトリムの上方に収納された状態で、
    前記カーテン部には、後方側先端が前方側へ向けて折り曲げられた折曲部が形成され、
    前記連結部は、長手側の一部が、前記ピラートリムの上縁部と前記ルーフ側縁トリムの縁部との境界領域に沿って配索されていることを特徴とするカーテンエアバッグ装置を備えた車両の内装構造。
  2. 前記ピラートリムの上縁部には、前記カーテン部が前記ルーフトリムの上方に収納された状態で、前記連結部の前記長手側の一部が前記境界領域から外れる方向に移動するのを規制するピラートリム側規制部が設けられている請求項1記載のカーテンエアバッグ装置を備えた車両の内装構造。
  3. 前記ルーフ側縁トリムの縁部には、前記カーテン部が前記ルーフトリムの上方に収納された状態で、前記連結部の前記長手側の一部が前記境界領域から外れる方向に移動するのを規制するルーフ側縁トリム側規制部が設けられている請求項1または2に記載のカーテンエアバッグ装置を備えた車両の内装構造。
  4. 前記連結部は、平面視で、車両前方内側から車両後方外側へ向けて斜めに配設されている請求項1〜3のいずれか1項に記載のカーテンエアバッグ装置を備えた車両の内装構造。
  5. 前記折曲部は、平面視で前記ルーフ側縁トリムより車両内側に配置されている請求項1〜4のいずれか1項に記載のカーテンエアバッグ装置を備えた車両の内装構造。
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