JP2010083102A - 転写具 - Google Patents

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Abstract

【課題】スタンプ操作と同じ操作感で転写剤を転写する態様と、ケースを水平移動して帯状に転写剤を転写する態様とを選択可能な転写具を提供すること。
【解決手段】開口部12を備えたケース13内に配置されるとともに転写用テープTを繰出可能に支持する繰出ローラ18と、転写済み基材テープを巻き取る巻取ローラ20と、転写剤を転写する転写ローラ19と、繰出ローラ18と巻取ローラ20とを連動回転させる連動機構22と、前記開口部側で前後方向に進退可能に設けられた押さえ部材26と、前記繰出ローラ18、巻取ローラ20及び転写ローラ19を支持する回転フレーム16とを含み、押さえ部材26を被転写面Pに突き当ててケース13に押圧力を付与したときに、転写ヘッド19が相対的に突出して被転写面Pを押圧しながら被転写面P上を移動して転写剤が転写可能となっている。
【選択図】図1

Description

本発明は、転写具に係り、更に詳しくは、帯状の基材テープに設けられた転写剤をスタンプ操作と同じ要領で転写できるとともに、被転写面に沿って連続的に転写剤を転写することのできる転写具に関する。
帯状の基材テープに粘着剤若しくは修正用塗膜を設けた転写用テープを繰り出し及び巻き取り可能に設け、その繰出経路に転写ローラ等からなる転写ヘッドを配置し、当該転写ヘッドを紙面に押し付けて所定操作することで転写剤の転写を行うことのできる転写具が知られている。
転写剤を紙面に転写する態様としては、転写ヘッドを紙面に押し当てた状態で転写ヘッドを紙面に沿って移動させることで、当該移動方向に沿って転写を行う態様と、転写ヘッドをスタンプと同じように紙面に押し付けることで部分的に転写を行う態様とが存在する。特許文献1には、これらの態様を選択することのできる転写具が開示されている。
特開2007−203691号公報
しかしながら、特許文献1に開示された転写具にあっては、後者の態様を選択したときに、転写剤がスポット的に転写されるに過ぎない構成となっている。これは、転写ヘッドの先端側で被転写面を押圧したときに、転写ヘッドが被転写面に沿って移動しないことに起因する。従って、転写剤として、例えば、粘着剤を適用したときに、当該粘着剤を一定の長さ単位で断続的に転写させることには適していない、という不都合がある。
[発明の目的]
本発明は、このような不都合に着目して案出されたものであり、その目的は、被転写面に沿って転写剤を帯状に転写することをもとより可能とし、所定長さ単位で転写剤を転写することに適した転写具を提供することにある。
前記目的を達成するため、本発明は、転写ヘッドを外部に臨ませる開口部を前部に備えたケースと、当該ケース内に配置されるとともに、帯状の基材テープに転写剤が設けられた転写用テープを繰出可能に支持する繰出ローラと、前記基材テープを巻き取る巻取ローラと、前記繰出ローラと巻取ローラとを連動回転させる連動機構とを含み、前記転写ヘッドを介して転写剤が転写可能に設けられた転写具において、
前記ケースの開口部側で前後方向に進退可能に設けられるとともに、常時は前端が転写ヘッドよりも突出する状態に保たれる押さえ部材を含み、
前記押さえ部材の前端を被転写面に突き当てた状態で前記ケースに押圧力を付与したときに前記転写ヘッドが相対的に突出し、当該転写ヘッドが被転写面を押圧しながら当該被転写面に沿って移動若しくは走行して転写剤が転写可能に設けられる、という構成を採っている。
本発明は、前記ケース内に、当該ケースの前後方向に移動可能に設けられたメインフレームと、このメインフレームに相対回転可能に組み合わされた回転フレームとを含み、
前記繰出ローラ、転写ヘッド及び巻取ローラは、前記回転フレームを介して転写ヘッドの前記移動を許容する方向に回転可能に設けられる、という構成を採ることが好ましい。
また、前記メインフレームは、前端側と後端側に第1のばねと、当該第1のばねよりもばね力が強い第2のばねとを備え、第1のばねは前記押さえ部材を開口部から突出する方向に力を付与する一方、第2のばねは前記メインフレームを前方に向けて力を付与するように設けられ、前記転写ヘッドが被転写面に突き当たった後の押圧力の反力によって前記第2のばねの力に抗してメインフレームが後退することで、前記回転フレームの回転中心が後方に変位して転写ヘッドが被転写面に沿って平行に移動する、という構成を採っている。
更に、前記繰出ローラ、転写ヘッド、巻取ローラは、リフィルプレートにそれぞれ支持されて単一のカートリッジを構成し、当該カートリッジを前記回転フレームに着脱自在に設けることで、使用済み転写用テープを新たな転写用テープに交換可能とするように設けることができる。
また、前記転写ヘッドを被転写面に押圧したときに、前記回転プレートの回転方向を一方向に保つ規制手段を更に含む構成が採用されている。
また、前記規制手段は、前記回転プレートの回転中心から離れた位置に設けられた凹部若しくは凸部の何れか一方と、前記ケース内面に設けられた凹部若しくは凸部の何れか他方とを含み、これら凹部と凸部とが相対回転可能に係り合い可能に設けられ、前記回転プレートの回転中心が後退したときに、前記係り合う部分を支点として回転プレートの回転方向が規制されるように設けられている。
更に、前記押さえ部材は、前記転写ヘッドを囲む第1の位置と、当該囲みを解除する第2の位置との間で回転可能に設けられ、押さえ部材を第2の位置としたときに、被転写面に沿う連続的な転写が可能に設けられる、という構成を採っている。この際、押さえ部材の先端側に滑り防止部材を装着することが好ましい。
また、前記開口部近傍のケース内に、前後方向に移動可能なスライド部材を含み、当該スライド部材に前記押さえ部材が支持される、という構成を採ることができる。
更に、前記スライド部材は、閉ループ状の凹部を備えている一方、前記回転プレートに凸部が設けられ、当該凸部は、常時は凹部内の所定位置を初期位置とし、前記回転プレートが回転するときに、前記凹部内を一方向に移動して初期位置に戻るように案内されるように設けるとよい。
また、前記ケースは、略直方体をなし、その長手方向一端側に前記開口部が位置する形状に設けられ、スタンプ操作と実質的に同様の押圧操作で転写剤の転写が可能に設けられる、という構成を採ることが好ましい。
本発明によれば、押さえ部材の前端を被転写面に突き当てて押圧力を付与したときに、押さえ部材が後退して転写ヘッドを被転写面に突き当てて転写剤を転写することができる。しかも、押圧力の付与により、転写ヘッドが被転写面上を移動するため、当該移動距離に応じた長さで転写を行うことができ、スポット的な転写に比べて転写面積を広く確保した転写を行うことができる。従って、例えば、封筒の開放口を封止する舌片に粘着剤を転写するときに、当該舌片の長手方向に沿って断続的な転写を行うことが可能となる。
また、ケース内で前後方向に移動可能なメインフレームに回転フレームを回転可能に設け、当該回転フレームを介して前記繰出ローラ、転写ヘッド及び巻取ローラを回転可能とした構成では、繰出ローラ、転写ヘッド及び巻取ローラの相互間隔を一定に保った状態で回転させることができ、転写用テープに弛み等を生じさせることなく繰り出しと巻き取りとを行うことができる。
更に、メインフレームをケース内で後退させて回転フレームの回転中心を後方に変位可能とした構成では、被転写面に沿って転写ヘッドをスムースに移動させることができ、これにより、一定長さの転写が可能となる。
また、繰出ローラ、転写ヘッド、巻取ローラがリフィルプレートを介してカートリッジとして構成されている場合には、使用済み転写用テープの交換作業を容易且つ迅速に行うことができる。しかも、この際、ユーザーによる転写用テープの掛け回し作業も不要となる。
更に、回転プレートの回転方向が規制手段によって規制されるので、転写ヘッドを常に転写方向に向かって移動させることができ、安定した転写動作を実現できる。
また、前記規制手段は、回転プレートとケースとの係り合わせによって構成されるため、回転プレートの回転方向を規制する構造を簡単なものとすることができる。
更に、前記押さえ部材が転写ヘッドの囲みを解除する第2の位置に回転可能とした構成では、転写ヘッドを被転写面に押し当てて引き操作を行うことで、帯状に連続する軌跡に沿って転写剤の転写が可能となる。
また、押さえ部材に滑り防止部材を装着した場合には、被転写面の位置を固定的に保つことができる。
更に、前記ケース内にスライド部材を設けて押さえ部材を支持する構成とした場合には、押さえ部材を支持する構造をケースに設ける必要がなく、ケースの開口部側形状を複雑にすることもない。
しかも、スライド部材に閉ループ状の凹部を設け、当該凹部に案内される凸部を回転プレートに設けることによって回転プレートが回転するときの移動軌跡を一定に保つことができる。
また、前記ケースは長手方向一端側に前記開口部が位置する略直方体形状に設けられている形状により、スタンプ操作と実質的に同様の押圧操作が可能となる。
なお、本明細書において、特に明記しない限り、図1中下方を「前」とする一方、同図中上方を「後」とする。また、図2中左側を「上」とし、右側を「下」とし、上下は高さと同義とする。更に、図1中左右方向を幅方向若しくは幅とする。
以下、本発明の好ましい実施形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1には、本実施形態に係る転写具の蓋体を省略した転写具の正面図が示され、図2には、蓋体が取り付けられた状態の断面図が示されている。これらの図において、転写具10は前部に開口部12を備えたケース13と、当該ケース内13内に前後方向移動可能に設けられたメインフレーム14と、このメインフレーム14に相対回転可能に組み合わされた回転フレーム16と、帯状の基材テープの一方の面に転写剤が設けられた転写用テープTを繰出可能に支持する繰出ローラ18と、転写剤が外側となるように転写用テープTが巻き掛けられるとともに、前記開口部12よりも前方に位置して外部に臨むように設けられた転写ヘッドとしての転写ローラ19と、この転写ローラ19を介して転写剤が転写された後の基材テープを巻き取る巻取ローラ20と、前記繰出ローラ18及び巻取ローラ20を連動回転させる連動機構22と、前記開口部12側で前後方向に進退可能に設けられたスライド部材24と、当該スライド部材24に連結されるとともに、常時は前端が転写ローラ19よりも突出する状態に保たれる押さえ部材26と、前記繰出ローラ18、転写ローラ19及び巻取ローラ20を支持して単一のカートリッジを構成するリフィルプレート27とを備えて構成されている。ここで、本実施形態における転写剤は粘着剤が採用されており、当該粘着剤は、基材テープの一方の面における全面に設けられる場合の他、ドット状をなす多数の転着剤が基材テープに沿って連続的に形成されている場合の双方を含む。また、転写剤は、修正用塗膜等であってもよい。
前記ケース13は、ケース本体28と、当該ケース本体28に組み合わされて内部に一定の収容空間を形成する蓋体29とからなり、全体として、略直方体状若しくは角柱状に設けられている。このケース13は、特に限定されるものではないが、本実施形態では、前後方向長さが80mm前後、高さが20mm前後、幅が30mm前後の寸法に設けられており、手の平で握り締めてスタンプを押すような操作感で後述する転写を行える大きさとなっている。
前記ケース本体28は、図4ないし図8にも示されるように、平面視略長方形状に設けられるとともに中央部に突部31Aを備えた底壁31と、この底壁31の幅方向(図4中上下方向)両側に位置する一対の側壁32と、これら側壁32及び底壁31の後端(同図中右端)に連なる後壁33及び後上壁34とを備え、側壁32の前部は段階的に高さが低くなるように形成されている。側壁32の前部側には片状に立ち上がる一対の爪部材36が設けられている一方、後上壁34には、スロット状の穴37が形成されているとともに当該穴37の図4中上下両側位置からは下向きに延びる片部材38,39が設けられている。また、側壁32の下方前部領域には、前後方向に向けられたガイド溝41(図8参照)が形成されており、一方の側壁32の長手方向中央部には、規制手段を構成する凸部43がケース本体28の内方に向けて設けられている。凸部43の外周は略円弧状の曲面に設けられている。
前記蓋体29は、図9ないし図12にも示されるように、略長方形状の平面部45と、この平面部45の幅方向両側に連なる一対の上部側壁46と、平面部45の後端中央部に設けられた片状の連結部47と、上部側壁46の前部寄りに設けられて前後方向に向けられた凹状部49とを備えて構成されている。蓋体29において、前記連結部47がケース本体28の後上壁34に設けられた穴37内に下方から係り合い、凹状部49に前記爪部材36が係り合うようになっており、これにより、ケース本体28に蓋体29が組み合わされてケース13を構成するようになっている。なお、前記平面部45の前部左右両側の内面には、前後方向に延びる溝45A(図11参照)が形成されており、当該溝45Aに後述するスライド部材24の一部が位置するように設けられている。また、平面部45の内面側には、複数の突条部45Bが設けられている。
前記メインフレーム14は、図13及び図14にも示されるように、平面形状が略長方形状をなす板状部51と、この板状部51の前端側(図13中左端側)における幅方向一端側から幅方向他端側に向けられて先端が次第に前方に位置するように傾斜方向に設けられた片持ち状の第1のばね52と、板状部51の後端側において、起立部51Aを介して第1のばね52と対称的に近い状態に設けられた片持ち状の第2のばね53と、板状部51の幅方向両側部分に設けられた前後方向に細長い一対の片部材55と、板状部51の後端幅方向両側から突出する突状部材56とを備えて構成されている。板状部51の面内略中央部領域には、打抜部57形成されている。この打抜部57は、前部打抜部57Aと、当該前部打抜部57Aの後方に中間打抜部57Bを介して連なるとともに中間打抜部57Bよりも幅広となる後部打抜部57Cとを含み、当該後部打抜部57Cには、後部が板状部51に連なる片状部材59が位置するようになっている。また、前部打抜部57Aの領域内には幅方向に横切るように向けられた横行部材60が位置するようになっている。なお、前記起立部51Aの下面側は円弧方向に延びるスロット穴51Bが設けられている。
前記板状部51は、その前部側が一段高い前部板状部51Cとされており、当該前部板状部51Cの前端中央部から後部に向かう傾斜方向に切欠部61が形成され、当該切欠部61内に、第1のばね52が位置するようになっている。前部板状部51Cの幅方向両側における前端部下面側には突起62がそれぞれ設けられている。なお、第2のばね52は、前部板状部51Cの下面側を潜るように変形若しくは変位できるようになっており、また、第1のばね52と第2のばね53は、図13に示される位置を初期位置とするようになっている。ここで、第2のばね53は、第1のばね52よりも強いばね力となっている。
前記回転フレーム16は、図16及び図17に示されるように、平面形状が瓢箪に類似した形状となる本体面65と、この本体面65の前部に段部65Aを介して連なるとともに、先端に向かうに従って次第に幅狭となる前部上段面66と、本体面65の後端部から部分的に突き出る突片部67とを含む。本体面65の中央部には、繰出軸68(図2参照)を支持するとともに回転フレーム16の回転中心となる第1の支持体69が形成され、後部には巻取ローラ20を支持する第2の支持体70が形成されている。これら第1及び第2の支持体69、70の間には、連動機構22を構成する中間ギヤ72(図2参照)を支持するための突部74が形成されている。また、第1の支持体69の近傍において、本体面65の外周側部分には、略円弧状に切り欠いた凹部76が形成され、当該凹部76には、前記ケース本体28の側壁32内面に設けられた凸部43が位置するように設けられている。ここにおいて、凸部43及び凹部76により回転フレーム16の回転方向を一定に保つための規制手段が構成されている。
前記第1の支持体69の下端は、本体面65の下面より下方に突出しており、当該突出した部分が前記メインフレーム14の前部打抜部57A内に位置するようになっている。
また、前部上段面66の中央部上面側には上向き凸部79が設けられている一方、それより前方の下面側には下向き凸部80が設けられている。
前記繰出軸68は、図2に示されるように、回転フレーム16の第1の支持体69の外周側に相対回転可能に装着される筒体82と、この筒体82の外周側に位置する環状部材83と、この環状部材83を上方に押し上げて当該環状部材83を所定位置に保つためのコイルばね84とを含む。図18及び図19に明瞭に示されるように、筒体82の下端には、コイルばね84の一端側を受け止めるフランジ部85が一体に設けられており、当該フランジ部85の外周側には、連動機構22を構成する繰出側ギヤ86が形成されている。なお、環状部材83は、コイルばね84により上方に向かって力を付与されているが、環状部材83の上部内周は、第1の支持体69の上部外周に突き当たって上方に抜け出ることがないようになっている。また、環状部材83は、その外周面の周方向に沿って所定間隔毎に、軸方向に沿うリブを備えた形状とされ、当該リブが繰出ローラ18の内周面に係り合うように構成されている。
前記繰出ローラ18は、図2に示されるように、前記環状部材83の外周側に位置するとともに、外周側に転写用テープTをロール状に巻くための筒状のコア部88と、このコア部88の軸方向両側に位置するリール板89とを含む。繰出ローラ18は、図2中左側のリール板89の中央部に形成された穴89Aを利用してリフィルプレート27に支持されるようになっている。
前記巻取ローラ20は、図2及び図20に示されるように、前記第2の支持体70の外周側に相対回転可能な状態で装着される巻取コア90と、当該巻取コア90の上端側に位置する上部フランジ91と、下端側に位置する下部フランジ92とを備えて構成されている。上部フランジ91の中央部には、巻取ローラ20をリフィルプレート27に支持させるための穴91Aが形成されているとともに、ラチェット機構を構成するラック93が円周方向に沿って設けられている。また、下部フランジ92の下面側には、連動機構22を構成する巻取側ギヤ94が形成されている。
前記リフィルプレート27は、図21ないし図23にも示されるように、前記回転フレーム16に近似した平面形状をなす本体プレート95を含む。この本体プレート95の中央部には中央凸部96が設けられているとともに、後部側には後部凸部97が設けられ、これら各凸部96、97の間にラチェット機構を構成する爪部材99が配置されている。また、本体プレート95の前方には、図22に示されるように、下向きに延びる突片100が形成されている。この突片100の後部側には筒状管101が形成されている一方、前部側には転写ローラ19を回転可能に支持する軸受部102が設けられている。
前記爪部材99は、図21に示されるように、傾斜方向に設けられたスロット穴104内に位置し、爪部材99は、本体プレート95の下面側に連なって片持ち状に延びるアーム105と、このアーム105の自由端側に設けられた爪106とにより構成されている。
前記スライド部材24は、前記ケース13における開口部12の内側に配置されている。このスライド部材24は、図24及び図25に示されるように、ケース本体28の底壁31上に位置するベース面110と、このベース面110の幅方向両側に連なる一対の起立面111とを含み、前方から見たときの形状が上向きのコ字状となるようになっている。ベース面110の中央部は、上面高さが低く設けられた凹部112とされ、当該凹部112の中央部には、図24に示されるように、右側を開放する向きとなる平面視略U字状の隆起したガイドリブ114が設けられて前記凹部112が略四角形の軌跡を形成する閉ループ状に設けられている。なお、図24では、ガイドリブ114の平面形状を理解し易くするため、その領域が斜線で示されている。ガイドリブ114において、前方(図24中下方)に位置する部分の端部は同図中右下方向に向かう傾斜部114Aとなるように設けられている。また、斜線で示したガイドリブ114と略同じ領域内で、当該ガイドリブ114と略対称向きとなる白抜きで示された部分は穴116となっている。
前記ベース面110において、凹部112の幅方向(図24中左右方向)両側には、前後方向に向けられたスロット117が形成されている。また、ベース面110の下面側幅方向両側には、ベース面110の下面との間に隙間Sを形成する片状部118が設けられ、当該片状部118は、前記ケース本体28の側壁32に設けられたガイド溝41内に位置するようになっている。この一方、スライド部材24の前記起立面111の上端部分には、鋭角部111Aが形成されており、当該鋭角部111Aが前記蓋体29の平面部45に形成された溝45A内に受容され、これにより、スライド部材24がケース13内で安定した姿勢で前後方向に移動可能に案内される。また、ベース面110の前端側は曲面部110Aとされている。
前記起立面111において、図24中右側の起立面111には、上下方向に沿う孔111Bが形成されている一方、左側の起立面111の前端における高さ方向中間部には、軸受筒119が設けられている。
前記押さえ部材26は、その前端を被転写面Sに向けた姿勢でケース13に押圧力を付与したときに後退し、前記転写ローラ19を相対的に突出させるようになっている。この押さえ部材26は、図26ないし図29に示されるように、平面視で略角筒状をなす形状を備えて転写ローラ19を囲むことができる形状となっている。具体的には、相互に略平行に設けられた前面120、後面121と、これら各面の端部間に位置する側面123とを含む。前面120の上端には立ち上がり面125が形成されている一方、後面121の上部には、前述した曲面部110Aに相対する湾曲リブ127が形成されている。また、図26中左側の側面123の上部には、一対の突片130が設けられており、これら突片130の相対位置には軸部131が設けられている。この一方、反対側の側面123の上部は外側に突出する指掛け部133が設けられているとともに、当該指掛け部133の基部側にはフック部135が設けられている。
前記押さえ部材26は、軸部131が前述したスライド部材24の軸受筒119に嵌合することで当該スライド部材24に回転可能な状態で組み合わされる。また、前記フック部135は、スライド部材24の一方の起立面111に形成された孔111Bに係り合うようになっており、指掛け部133に指先を引っかけて前方に力を付与することで、孔111Bとフック部135との係り合いを解除できるように設けられている。この押さえ部材は、孔111Bにフック部135が係り合って転写ローラ19を囲む第1の位置と、孔111Bからフック部135を外して転写ローラ19の囲みを解除する第2の位置との間で回転可能とされている。ここでは図示省略しているが、第2の位置は、軸部131が設けられている側の側面123がケース13の側面に略接触する略180度回転位置となっており、当該第2の位置は、軸部131と軸受筒119との間に節度機構等を設けることによって保持される。
なお、前記押さえ部材26の前端部には、図2及び図3に示されるように、滑り防止部材としての閉ループ状のラバー137が装着される。
次に、前記転写具10の組立方法を説明し、その後に、図30をも参照しながら転写動作について説明する。
転写具10の組み立てに際し、前記リフィルプレート27の中央凸部96に繰出ローラ18が支持される一方、後部凸部97に巻取ローラ20が支持され、繰出ローラ18の外周に巻かれた転写用テープTが所定長さ引き出されて、転写ローラ19を経て巻取ローラ20にリード端が固定されてカートリッジを構成しているものとする。
先ず、メインフレーム14とスライド部材24とを組み合わせる。この組合せは、スライド部材24のベース面110後部をメインフレーム14の前部下面側に位置させるとともに、メインフレーム14の前部下面側に設けられた突起62をスライド部材24のスロット117内に位置させることによって行われる。
このように組み合わされたメインフレーム14とスライド部材24は、それらが一体となってケース本体28の底壁31内面側に配置される。すなわち、メインフレーム14は、後端側の幅方向両側に位置する突状部材56が、片部材39の下端側に位置するように差し込まれるとともに、板状部51の幅方向両側に設けられた片部材55がケース本体28側のガイド溝41内に位置される。そして、板状部51の中央部に位置する中間打抜部57C内に、前記底壁31の中央部に設けられた凸部31A(図3参照)を位置させる。これにより、メインフレーム14は、前後方向に移動可能となる状態で、ケース本体28の底壁31上に配置されることとなる。なお、メインフレーム14がケース本体18に配置された状態では、後端側に設けられている第2のばね53は、その自由端側がケース本体18の後壁33内面に突き当たって弓なりに変形した状態となり、メインフレーム14に前向きの力を付与することとなる。
前記メインフレーム14をケース本体28内に配置する作業を行うのと同時に、前記スライド部材28は、その片状部118がケース本体28のガイド溝41内に位置するように位置を合わせされる。スライド部材24は前方への脱落が阻止されるとともに、ケース本体28の底壁31からの浮き上がりが規制された状態で前後方向に移動可能となる。スライド部材24がメインフレーム14と共にベース本体28内に位置した状態において、前記第1のばね52の自由端側はスライド部材24のベース面110の後端に当たって当該スライド部材24に常に前向きの力が付与される。
メインフレーム14とスライド部材24の組み立てを完了した状態で、これらメインフレーム14とスライド部材24の上面側に回転フレーム16が組み合わされる。回転フレーム16は、本体面65の後端に設けられた突片部67をメインフレーム14の後部に位置するスロット穴51Bに差し込むとともに、中間部に位置する第1の支持体69の下端突出部をメインフレーム14の中間部に設けられた前部打抜部57A内に位置させる。この際、図1に示されるように、本体面65の中間外周部分に形成された凹部76内にケース本体28に形成された凸部43を位置させることで、回転フレーム16は、前部が開口部12の左側に寄った傾きとなる姿勢に保たれる。このようにして回転フレーム16を組み立てた状態では、前記本体面65の前部に連なる前部上段面66の下面側に設けられた下向き凸部80が前記スライド部材24の閉ループ状の凹部112内に位置することとなる。本実施形態では、凹部112の図1中上部左側コーナー近傍に下向き凸部80が位置したときが初期位置とされる。なお、回転フレーム16には、本体面65に設けられた突部74に中間ギヤ72が予め装着される。
次いで、回転フレーム16の第1の支持体69の外周側に筒体82を装着して当該筒体82の下端側に位置するフランジ部85の繰出側ギヤ86を中間ギヤ72に噛み合わせる。そして、筒体82の外周側にコイルばね84を配置した状態で、環状部材83を上方から強制的に嵌め込み、これにより、繰出軸68が構成されることとなる。
回転フレーム16の組み立てが完了した後は、予め準備された前記カートリッジを装着すればよい。この装着は、前記繰出軸68を繰出ローラ18内に位置させるとともに、回転フレーム16の第1の支持体70を巻取ローラ20の巻取コア90内に位置させることによって行うことができる。
カートリッジの装着後、前記蓋体29がケース本体28に組み合わせて連結される。蓋体29は、後端側の連結部47をケース本体28の後上壁34に形成された穴37に係り合わせるとともに、上部側壁46に形成された凹状部49にケース本体28側の爪部材36を係り合わせることによって行うことができ、これにより、転写具10の組み立てを完了する。
なお、蓋体29をケース本体28に組み合わせた状態では、蓋体29における平面部45の下面側(内面側)に設けられた突条部45Bがリフィルプレート27の上面側に位置するようになっており、これにより、リフィルプレート27の脱落が防止される。
次に、前記転写具10による転写剤の転写方法について、図30をも参照しながら説明する。
本実施形態における転写具10は、スタンプを押す操作と同様の操作感による第1の転写態様と、被転写面Pに沿ってケース本体10を水平方向に移動させることで帯状に転写剤を転写する第2の転写態様を任意に選択することができる。
[第1の転写態様]
この転写は、押さえ部材26を第1の位置にした状態で行われる。すなわち、押さえ部材26のフック部135をスライド部材24の孔111Bに係り合わせ、転写ローラ19が押さえ部材26によって囲まれた状態で行われる。
図1に示されるように、被転写面Pに対し、押さえ部材26の前端を突き当て、この状態でケース本体13に下方に向かう押圧力を付与する。押圧力が付与されると、押さえ部材26の湾曲リブ127がスライド部材24の前端に位置する曲面部110Aに接していることで、押さえ部材26はスライド部材24と一体となってケース13の開口部12側に後退する。スライド部材24の後退は、第1のばね52が湾曲して自由端側が後退する方向に変位することによって許容される。
スライド部材24と押さえ部材26が後退すると転写ローラ19の外周が被転写面Pに接地する。このとき、メインフレーム14の前部に位置する突起62に、スライド部材24のスロット117前端内縁が突き当たる。そして、更なる押圧力の付与によって、メインフレーム17を後退移動(図1中上方移動)させる力が付与される。
メインフレーム17が後退移動すると、前部打抜部57A内に回転フレーム16の回転中心となる第1の支持体69の下端部が位置していため、回転フレーム16も同時に後退移動することとなる。このとき、図30に示されるように、回転フレーム16に設けられた凹部76内にケース本体28側の凸部43が位置しているため、押圧力の反力によって、回転フレーム16は、凸部43位置を支点領域として反時計方向に回転することとなる。従って、転写ローラ19は、図30中実線位置から二点鎖線で示される位置に移動若しくは走行可能となり、転写ローラ19の回転によって転写用テープTの繰り出しと巻き取りが行われて転写剤の転写が距離Lの長さで行われる。なお、転写ローラ19が図30中実線位置から二点鎖線で示される位置に移動する際は、本来的には、円弧状の軌跡に沿うものとなるが、本実施形態では、押圧力の反力により、第2のばね53が変形してメインフレーム14が後退し、これに組み合わされている回転フレーム16を介してリフィルプレート27も後退するため、転写ローラ19は、被転写面Pに沿って平行に移動できるようになり、当該移動が妨げられるような不都合は生じない。
このように、押圧力をケース13に付与したときには、回転フレーム16の前部に設けられた下向き凸部80は、スライド部材24の凹部112内において、図1中反時計方向に移動し、一回の転写操作を完了したときに、前述した初期位置に復帰することとなる。この際、凹部112の中央部にはガイドリブ114が設けられているため、下向き凸部80の移動経路が一定となるとともに、ガイドリブ114の前記傾斜部114Aを下向き凸部80が右側に通過したときに、反対方向に戻る移動も規制されて常に反時計方向への移動が担保される。
[第2の転写態様]
転写剤の転写を被転写面Pに沿って連続的に転写する場合には、前記押さえ部材26の指掛け部133に指先を引っ掛けて、フック部135と孔111Bとの係り合いを解除し、軸部131を回転中心として押さえ部材26を時計方向に回転させて転写ローラ19を露出させ、公知の転写具と同じように、転写ローラ19を被転写面Pに押し付けつつ水平移動させて行うことができる。この際、押さえ部材26は、略180度回転して前記軸部131が設けられている側面123が本体ケース13の外側面に接触する第2の位置を保つようになっているため、押さえ部材26がぶらついてしまうような不都合は回避される。
従って、このような実施形態によれば、スタンプを押す操作と同じような操作感によって断続的な転写剤の転写と、被転写面に沿って帯状に長い連続的な転写とを任意に選択して転写を行うことができる。
しかも、前記第1の転写態様においては、押さえ部材26の前端を被転写面Pに突き当てて押圧するだけであるため、ケース13が被転写面Pに沿って不用意に移動することはなく、転写領域を定めて転写を行うことができる。
また、押さえ部材26によって被転写面Pを押さえ付けることができるので、転写剤によって被転写面が浮き上がってしまうような不都合も回避可能となる。しかも、押さえ部材26の前端側にラバー137が装着されているため、押さえ部材26が被転写面P上で滑ってしまうようなこともない。
本発明を実施するための最良の構成、方法などは、以上の記載で開示されているが、本発明は、これに限定されるものではない。
すなわち、本発明は、主に特定の実施の形態に関して特に図示し、且つ、説明されているが、本発明の技術的思想及び目的の範囲から逸脱することなく、以上に述べた実施の形態に対し、形状、材料、数量、その他の詳細な構成において、当業者が様々な変形を加えることができるものである。
従って、上記に開示した形状、材質などを限定した記載は、本発明の理解を容易にするために例示的に記載したものであり、本発明を限定するものではないから、それらの形状、材料などの限定の一部若しくは全部の限定を外した部材の名称での記載は、本発明に含まれるものである。
例えば、前記実施形態では、回転フレーム16を回転させると同時に後退変位させることで、転写ローラ19が被転写面Pに沿って水平若しくは平行移動する構成としたが、本発明は、必ずしもこれに限定されるものではなく、押さえ部材26を被転写面Pに突き当てて押圧力を付与したときに、当該押圧力の方向に対して直交する方向に転写ローラ19を移動若しくは走行させることのできる構造であれば足りる。
また、前記実施形態におけるケース13の形状、各部寸法は、繰出ローラ等の直径に応じて変更することができる。
また、回転フレーム16を回転させる方向を規制する手段も図示構成例に限定されるものではなく、押圧力が付与されたときに、常に一定の方向に回転フレーム16が回転若しくは移動可能な構成であればよい。また、規制手段を構成する凸部43と凹部76は反対に設けることを妨げない。
更に、転写ヘッドは転写ローラに限らず、先端側が片状若しくは板状となるヘッド等を用いることも可能である
実施形態に係る転写具の蓋体を省略した状態を示す概略正面図。 蓋体を装着した状態における図1の縦断面図。 押さえ部材の外観を表した状態における図2と同様の断面図。 ケース本体を内面側から見た正面図。 ケース本体の側面図。 ケース本体の背面図。 図4のa−a矢視断面図。 (A)は図4のb−b端面図、(B)は図4のc−c端面図、(C)は図6のd−d端面図。 蓋体を外面側から見た正面図。 図9のe−e矢視断面図。 蓋体を内面側から見た背面図。 図11のf矢視図。 メインフレームの正面図。 図13のg−g矢視断面図。 メインフレームの背面図。 回転フレームの正面図。 図16のh−h矢視断面図。 繰出軸を構成する筒体の平面図。 図18のi−i矢視断面図。 (A)は巻取ローラの正面図、(B)はその断面図、(C)は同背面図。 リフィルプレートの正面図。 図21のj−j矢視断面図。 リフィルプレートの背面図。 スライド部材の正面図。 図24のk−k矢視断面図。 押さえ部材の平面図。 図26のm矢視図。 図26のn矢視図。 図26のp−p矢視断面図。 回転フレームの回転動作原理を示す説明図。
符号の説明
10 転写具
12 開口部
13 ケース
14 メインフレーム
16 回転フレーム
18 繰出ローラ
19 転写ローラ(転写ヘッド)
20 巻取ローラ
22 連動機構
24 スライド部材
26 押さえ部材
27 リフィルプレート
43 凸部(規制手段)
52 第1のばね
53 第2のばね
69 第1の支持体(回転中心)
76 凹部(規制手段)
112 凹部
114 下向き凸部
137 ラバー(滑り防止部材)
P 被転写面
T 転写用テープ

Claims (11)

  1. 転写ヘッドを外部に臨ませる開口部を前部に備えたケースと、当該ケース内に配置されるとともに、帯状の基材テープに転写剤が設けられた転写用テープを繰出可能に支持する繰出ローラと、前記基材テープを巻き取る巻取ローラと、前記繰出ローラと巻取ローラとを連動回転させる連動機構とを含み、前記転写ヘッドを介して転写剤が転写可能に設けられた転写具において、
    前記ケースの開口部側で前後方向に進退可能に設けられるとともに、常時は前端が転写ヘッドよりも突出する状態に保たれる押さえ部材を含み、
    前記押さえ部材の前端を被転写面に突き当てた状態で前記ケースに押圧力を付与したときに前記転写ヘッドが相対的に突出し、当該転写ヘッドが被転写面を押圧しながら当該被転写面に沿って移動若しくは走行して転写剤が転写可能に設けられていることを特徴とする転写具。
  2. 前記ケース内に、当該ケースの前後方向に移動可能に設けられたメインフレームと、このメインフレームに相対回転可能に組み合わされた回転フレームとを含み、
    前記繰出ローラ、転写ヘッド及び巻取ローラは、前記回転フレームを介して転写ヘッドの前記移動を許容する方向に回転可能に設けられていることを特徴とする請求項1記載の転写具。
  3. 前記メインフレームは、前端側と後端側に第1のばねと、当該第1のばねよりもばね力が強い第2のばねとを備え、第1のばねは前記押さえ部材を開口部から突出する方向に力を付与する一方、第2のばねは前記メインフレームを前方に向けて力を付与するように設けられ、前記転写ヘッドが被転写面に突き当たった後の押圧力の反力によって前記第2のばねの力に抗してメインフレームが後退することで、前記回転フレームの回転中心が後方に変位して転写ヘッドが被転写面に沿って平行に移動することを特徴とする請求項2記載の転写具。
  4. 前記繰出ローラ、転写ヘッド、巻取ローラは、リフィルプレートにそれぞれ支持されて単一のカートリッジを構成し、当該カートリッジを前記回転フレームに着脱自在に設けることで、使用済み転写用テープを新たな転写用テープに交換可能とすることを特徴とする請求項2又は3記載の転写具。
  5. 前記転写ヘッドを被転写面に押圧したときに、前記回転プレートの回転方向を一方向に保つ規制手段を更に含むことを特徴とする請求項2,3又は4記載の転写具。
  6. 前記規制手段は、前記回転プレートの回転中心から離れた位置に設けられた凹部若しくは凸部の何れか一方と、前記ケース内面に設けられた凹部若しくは凸部の何れか他方とを含み、これら凹部と凸部とが相対回転可能に係り合い可能に設けられ、前記回転プレートの回転中心が後退したときに、前記係り合う部分を支点として回転プレートの回転方向が規制されることを特徴とする請求項5記載の転写具。
  7. 前記押さえ部材は、前記転写ヘッドを囲む第1の位置と、当該囲みを解除する第2の位置との間で回転可能に設けられ、押さえ部材を第2の位置としたときに、被転写面に沿う連続的な転写が可能に設けられていることを特徴とする請求項1ないし6の何れかに記載の転写具。
  8. 前記押さえ部材の先端側に滑り防止部材が装着されていることを特徴とする請求項1ないし7の何れかに記載の転写具。
  9. 前記開口部近傍のケース内に、前後方向に移動可能なスライド部材を含み、当該スライド部材に前記押さえ部材が支持されていることを特徴とする請求項1ないし8の何れかに記載の転写具。
  10. 前記スライド部材は、閉ループ状の凹部を備えている一方、前記回転プレートに凸部が設けられ、当該凸部は、常時は凹部内の所定位置を初期位置とし、前記回転プレートが回転するときに、前記凹部内を一方向に移動して初期位置に戻るように案内されることを特徴とする請求項9記載の転写具。
  11. 前記ケースは、略直方体をなし、その長手方向一端側に前記開口部が位置する形状に設けられ、スタンプ操作と実質的に同様の押圧操作で転写剤の転写が可能に設けられていることを特徴とする請求項1ないし10の何れかに記載の転写具。
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