JP3137300U - スライダーを備えた粘着テープ転写具。 - Google Patents
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Abstract
【課題】使用しない場合に、粘着材が露出した部分は、スライダーによって覆われるため、粘着材が不用意に他のものについてしまうという心配がなく、使用にあたって、被粘着面の目標とする場所に、スライダーの下部端面をあてて押すため、容器が非粘着面に対してとる角度がきまり、転写の確実性が向上する。
【解決手段】露出したテープ20、ローラー9を覆う壁4eを有し、上方向にスライドして、退避するスライダー4を備え、かつそのスライドに際して、供給リールを蹴りあげることで、短い長さを繰り出すようにした。
【選択図】図7
【解決手段】露出したテープ20、ローラー9を覆う壁4eを有し、上方向にスライドして、退避するスライダー4を備え、かつそのスライドに際して、供給リールを蹴りあげることで、短い長さを繰り出すようにした。
【選択図】図7
Description
本考案は、粘着材が塗布されたロール状のテープを用い、粘着材を相手(たとえば封筒の蓋)に塗布するための、粘着テープ転写具に関するものである。
図7、図8を参照して、従来の粘着テープ転写具の一例について説明する。図8は全体の構成を示すもので、テープ20は供給リール5に巻かれており、テープの一端は、パス1;20aを経てローラー9を回り、パス2;20bを経てテープの反対側に付着し、さらに上に上がって、巻取リール7に留められている。
図示反対面に供給ギア6が供給リール5と同軸に、また背後に隠れて見えないが巻取ギア8が巻取リール7と同軸に配置され、粘着材が被粘着面に移行したあとのテープ20は、巻取リールに巻き取られる。図7に示すごとく、ローラー9とテープ20のパス1;20a,パス2;20bは、容器3の外の露出している。使用に際しては、被粘着面30にローラー9を当てつけて、そのままの姿勢で手前に引くとローラー9により粘着材が被粘着面に転写される。
図示反対面に供給ギア6が供給リール5と同軸に、また背後に隠れて見えないが巻取ギア8が巻取リール7と同軸に配置され、粘着材が被粘着面に移行したあとのテープ20は、巻取リールに巻き取られる。図7に示すごとく、ローラー9とテープ20のパス1;20a,パス2;20bは、容器3の外の露出している。使用に際しては、被粘着面30にローラー9を当てつけて、そのままの姿勢で手前に引くとローラー9により粘着材が被粘着面に転写される。
ところで上記の従来例では、使用上二つの欠点がある。
そのひとつは、粘着材のついたテープが露出しており、使用しない時は、キャップをかぶせて、粘着材が不用意につかないようにしなければならない。
使用の前後にキャップを着脱することが必要で、煩雑である。
ふたつめの欠点は、ローラー9を被粘着面30に押し付けるために、ある程度の力を必要とし、また力をかけた状態を保って手前に引くため、短い長さの転写が難しいことである。
そのひとつは、粘着材のついたテープが露出しており、使用しない時は、キャップをかぶせて、粘着材が不用意につかないようにしなければならない。
使用の前後にキャップを着脱することが必要で、煩雑である。
ふたつめの欠点は、ローラー9を被粘着面30に押し付けるために、ある程度の力を必要とし、また力をかけた状態を保って手前に引くため、短い長さの転写が難しいことである。
本考案は、前記の二つの欠点を、簡単な構造、構成で解決するものである。露出したテープ20のパス;1a,パス2;20b,ローラー9を覆う壁4eを有し、上方向にスライドして、退避するスライダーを備え、かつそのスライドに際して供給リールを蹴りあげることで、短い長さを繰り出すようにしたものである。
本考案によれば、以下の利便性をえられる。
ひとつめは、使用しない場合に、粘着材が露出した部分は、スライダーによって覆われるため、粘着材が不用意に他のものについてしまうという心配がない。
ふたつめは、使用にあたって、被粘着面の目標とする場所に、スライダーの下部端面をあてて押すため、容器が非粘着面にたいしてとる角度がきまり、転写の確実性が向上する。
三つ目は、スライダーの回避動作でテープを送るので、そのまま押すだけで、短い長さの転写が可能であり、またこの使い方では、反復動作が可能である。
ふたつめは、使用にあたって、被粘着面の目標とする場所に、スライダーの下部端面をあてて押すため、容器が非粘着面にたいしてとる角度がきまり、転写の確実性が向上する。
三つ目は、スライダーの回避動作でテープを送るので、そのまま押すだけで、短い長さの転写が可能であり、またこの使い方では、反復動作が可能である。
図1〜図6を参照して説明する。
図1に示すように、常にはスライダー4が一番下にある状態で、図4のスライダー4の作動前(左図)に示すように、ローラー9とその前後のテープ20のパス1;20aとパス2;20bは、スライダー4の壁4eによって覆われている。
使用に際して、スライダー4の壁4eの下端を被粘着面30に押し付けそのまま力を加えてストロークS1分下に押し下げると、図4の右図にしめすごとく、 スライダー4が上方向に動いて、ローラー9を被粘着面に接触させることが可能になる。スライダー4が上方向に動くと、その送り爪4bで供給ギア6と一体に形成されたラチェット歯面6aを、蹴り上げて矢印T1方向に回動させ、テープ11を矢印T2方向に送る。
また、ローラー9を被粘着面30から離して、容器3を持ち上げると、スライドバネ13によって、初期の位置まで、スライダー4が下げられる。
そのとき、スライダー4の送り爪4bは弾性変形して、供給ギア6のラチェット歯面6aを滑るため、供給ギアを送らない。
ローラー9がその弾性で被粘着面30に接する長さ(図4における寸法4.3)であれば手前にひくことなく、押すだけで転写可能である。この構成により、ローラー9の直下には必ず粘着材のついたテープ20の部分が供給されるため、短い転写は押すだけで、常に可能である。
図5に示すごとく、スライダー4をさらに上にストロークS2分動かすと、ロックレバー10によって、その位置が保持されて、ローラー9は露出した状態になり、ローラー9を被粘着面30に押し付けながら、手前に引くことが可能である。
図1に示すように、常にはスライダー4が一番下にある状態で、図4のスライダー4の作動前(左図)に示すように、ローラー9とその前後のテープ20のパス1;20aとパス2;20bは、スライダー4の壁4eによって覆われている。
使用に際して、スライダー4の壁4eの下端を被粘着面30に押し付けそのまま力を加えてストロークS1分下に押し下げると、図4の右図にしめすごとく、 スライダー4が上方向に動いて、ローラー9を被粘着面に接触させることが可能になる。スライダー4が上方向に動くと、その送り爪4bで供給ギア6と一体に形成されたラチェット歯面6aを、蹴り上げて矢印T1方向に回動させ、テープ11を矢印T2方向に送る。
また、ローラー9を被粘着面30から離して、容器3を持ち上げると、スライドバネ13によって、初期の位置まで、スライダー4が下げられる。
そのとき、スライダー4の送り爪4bは弾性変形して、供給ギア6のラチェット歯面6aを滑るため、供給ギアを送らない。
ローラー9がその弾性で被粘着面30に接する長さ(図4における寸法4.3)であれば手前にひくことなく、押すだけで転写可能である。この構成により、ローラー9の直下には必ず粘着材のついたテープ20の部分が供給されるため、短い転写は押すだけで、常に可能である。
図5に示すごとく、スライダー4をさらに上にストロークS2分動かすと、ロックレバー10によって、その位置が保持されて、ローラー9は露出した状態になり、ローラー9を被粘着面30に押し付けながら、手前に引くことが可能である。
図1〜図6を参照して実施例を説明する。
手に持たれる形状をした容器3は、ベース1とカバー2からなる。
ベース1は、軸1a,1b,1c、ラチェット爪1d、ガイドボス1e、バネかけ1fの各部を有している。
供給ギア6はベース1の軸1bを中心として回転可能で、その回転は供給リール5に伝えられる。また供給ギア6にはラチェット歯面6aが形成されている。
供給リール5と供給ギア6の間にフリクションバネ12がはいり、供給リール5と供給ギア6はスリップ可能に構成される。
巻取ギア8はベース1の軸1cを中心として回転可能で、その回転は巻取リール7に伝えられる。
ローラー9はベース1の軸1cに嵌められ、回転可能である。
スライダー4はベース1のガイドボス1eにはまるガイド穴4a、供給ギア6のラチェット歯面に作用する送り爪4b、ベース1のバネ掛け1fとの間で張られるバネ掛け4c、ロック穴4d、左右の対称一対の壁4e、つなぎの部分4eを有する。
ベース1の背面に配置されるロックレバー10は、その軸10aで回動可能に支持され、ロックバネ11によりロック爪10bを、スライダー4のロック穴4dに落としいれる。
テープ20は、供給リール5に巻かれ、パス1;20a、パス2;20bを経て、巻上リール7にその先端を留められる。
本考案の実施例では供給リール6にラチェット歯面6aが形成されているが、他の実施例として、巻取リールにラチェット歯面を形成してもよい。その場合、供給ギア6と巻取ギア8の間にアイドルギアを配置し、巻取ギア8の回転方向を逆にする必要があるのは、言うまでもない。
手に持たれる形状をした容器3は、ベース1とカバー2からなる。
ベース1は、軸1a,1b,1c、ラチェット爪1d、ガイドボス1e、バネかけ1fの各部を有している。
供給ギア6はベース1の軸1bを中心として回転可能で、その回転は供給リール5に伝えられる。また供給ギア6にはラチェット歯面6aが形成されている。
供給リール5と供給ギア6の間にフリクションバネ12がはいり、供給リール5と供給ギア6はスリップ可能に構成される。
巻取ギア8はベース1の軸1cを中心として回転可能で、その回転は巻取リール7に伝えられる。
ローラー9はベース1の軸1cに嵌められ、回転可能である。
スライダー4はベース1のガイドボス1eにはまるガイド穴4a、供給ギア6のラチェット歯面に作用する送り爪4b、ベース1のバネ掛け1fとの間で張られるバネ掛け4c、ロック穴4d、左右の対称一対の壁4e、つなぎの部分4eを有する。
ベース1の背面に配置されるロックレバー10は、その軸10aで回動可能に支持され、ロックバネ11によりロック爪10bを、スライダー4のロック穴4dに落としいれる。
テープ20は、供給リール5に巻かれ、パス1;20a、パス2;20bを経て、巻上リール7にその先端を留められる。
本考案の実施例では供給リール6にラチェット歯面6aが形成されているが、他の実施例として、巻取リールにラチェット歯面を形成してもよい。その場合、供給ギア6と巻取ギア8の間にアイドルギアを配置し、巻取ギア8の回転方向を逆にする必要があるのは、言うまでもない。
以上の考案によれば、転写具の利用時、キャップ着脱が不必要で、短い長さも、長い連続した長さも簡単に転写可能であり、非粘着面の種類に応じて使い方を選択可能である。多大の便利性を有し、粘着テープ転写具の使われる範囲、頻度を拡大するものである。
1 ベース 1a,1b,1c 軸 1d ラチェット爪 1e ガイドボス
2 カバー
3 容器
4 スライダー 4a ガイド穴 4b 送り爪 4c バネ掛け 4d ロック穴 4e 壁
5 供給リール
6 供給ギア 6a ラチェット歯面
7 巻取リール
8 巻取ギア
9 ローラー
10 ロックレバー 10a 軸 10b ロック爪
11 ロックバネ
12 フリクションバネ
13 スライドバネ
20 テープ 20a パス1 20b パス2
30 非粘着面
S1、S2 ストローク
T1 回転方向
T2 送り方向
2 カバー
3 容器
4 スライダー 4a ガイド穴 4b 送り爪 4c バネ掛け 4d ロック穴 4e 壁
5 供給リール
6 供給ギア 6a ラチェット歯面
7 巻取リール
8 巻取ギア
9 ローラー
10 ロックレバー 10a 軸 10b ロック爪
11 ロックバネ
12 フリクションバネ
13 スライドバネ
20 テープ 20a パス1 20b パス2
30 非粘着面
S1、S2 ストローク
T1 回転方向
T2 送り方向
Claims (1)
- 粘着材が塗布されたテープを被粘着面に押し当てるローラーを備え、前記ローラーが前記テープを収納している容器の外に露出している粘着テープ転写具において、前記ローラー、前記テープの容器外に露出している部分を覆うように、配置されたスライダーを備え、前記ローラーが前記被粘着面に接触可能になるよう、前記スライダーは退避可能で、前記スライダーの前記退避方向への移動により、前記テープが巻かれている供給リ−ル若しくは前記テープが巻き取られる巻取リールを回動させることを特徴とする粘着テープ転写具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007005560U JP3137300U (ja) | 2007-06-21 | 2007-06-21 | スライダーを備えた粘着テープ転写具。 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007005560U JP3137300U (ja) | 2007-06-21 | 2007-06-21 | スライダーを備えた粘着テープ転写具。 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3137300U true JP3137300U (ja) | 2007-11-22 |
Family
ID=43287665
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007005560U Expired - Fee Related JP3137300U (ja) | 2007-06-21 | 2007-06-21 | スライダーを備えた粘着テープ転写具。 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP3137300U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2010038604A1 (ja) * | 2008-10-02 | 2010-04-08 | コクヨ株式会社 | 転写具 |
-
2007
- 2007-06-21 JP JP2007005560U patent/JP3137300U/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2010038604A1 (ja) * | 2008-10-02 | 2010-04-08 | コクヨ株式会社 | 転写具 |
JP2010083102A (ja) * | 2008-10-02 | 2010-04-15 | Kokuyo Co Ltd | 転写具 |
EP2335946A1 (en) * | 2008-10-02 | 2011-06-22 | Kokuyo CO., LTD. | Transfer tool |
EP2335946A4 (en) * | 2008-10-02 | 2013-04-10 | Kokuyo Kk | TRANSFER TOOL |
US9108457B2 (en) | 2008-10-02 | 2015-08-18 | Kokuyo Co., Ltd. | Dispenser with transfer head |
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