JP4617435B2 - 塗膜転写具 - Google Patents
塗膜転写具 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4617435B2 JP4617435B2 JP2005109742A JP2005109742A JP4617435B2 JP 4617435 B2 JP4617435 B2 JP 4617435B2 JP 2005109742 A JP2005109742 A JP 2005109742A JP 2005109742 A JP2005109742 A JP 2005109742A JP 4617435 B2 JP4617435 B2 JP 4617435B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- transfer
- case
- protrusion
- coating film
- feeding
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Adhesive Tape Dispensing Devices (AREA)
Description
転写ヘッドを保護するための他の手段としては、スライド式や繰出し式が提案されている(例えば、特許文献1、2、3を参照。)。
特許文献1の装置は、ケース本体に対して摺動可能な保護筒を具え、保護筒を転写ヘッドの先端方向へスライドさせることにより、転写ヘッドを覆って保護する機構を有する。
特許文献2の塗膜転写具は、転写ヘッド前端を露出させたケース本体の前端部に筒状の保護カバーが前後方向に摺動自在に設けられ、この保護カバーを回転させることにより、保護カバーに形成された螺旋溝にケース本体内部の突起が案内され、ケース先端から転写ヘッドの出し入れが行われる構成になっている。
また、特許文献3の塗膜転写具は、ケース本体と内部カセットと回動栓で構成され、回動栓を回転させることにより、回動栓の螺状突起がケース本体の後端部に設けられた螺状溝に螺合され、ケース本体内部で内部カセットが進退して転写ヘッドの出し入れが行われる構成になっている。
特許文献2の塗膜転写具の場合、転写ヘッドをケース先端から繰出し転写可能な状態を保持するために、まず保護カバーを回転させて第1係止溝から突起を脱出させ、次いで保護カバーを反対方向に回転させて螺旋溝に沿って突起を移動させ、さらに反対方向に回転させて突起を第2係止溝に進入させるという複雑な操作を行わなければならず、操作性が悪いという問題がある。また、転写ヘッドが保護カバー内部に収納されている状態のときに、ケース本体と保護カバーの接触距離が短くなるため、連結部が破損しやすくなるという不具合もある。
特許文献3の塗膜転写具では、交換カセットと回動栓の連結が鉤状構造であるため、カセット交換時に交換カセットの鉤状突起を変形させて回動栓の鉤状溝から取外す煩わしさがある。また、転写ヘッドがケース本体に収納された状態では回動栓の螺状突起が露出するため、外観形状の見栄えが悪いという問題がある。 また、従来の塗膜転写具の内部カセットは、装着方向が一方向に限定されているものが主流であり、内部カセットの交換作業が行い難いという問題がある。
前記内部カセットを前記転写ヘッドの反突出方向へ付勢する弾性体と、前記ケ−スの前方又は後方から突出した前記内部カセットの繰出し筒とを有し、前記内部カセットは繰出し軸中心に対称に2箇所の突起を具え、前記繰出し筒の内周に前記突起を案内する螺旋カムと、前記突起を係止させる係止部が、繰出し軸中心に対称に2箇所の位置に設けられ、前記繰出し筒の180°の回転操作のみにより、前記突起が前記螺旋カムに沿って前進して前記ケース先端又は、前記繰出し筒先端から前記転写ヘッドが繰出され、前記弾性体の弾性反発力により前記突起が前記係止部に係止することにより転写可能な状態が保持されるとともに、前記繰出し筒のさらなる180°の回転操作のみにより、前記突起が前記係止部から脱出して前記転写可能な状態が解除され、前記突起が前記螺旋カムに沿って後退して前記転写ヘッドが前記ケース内部に収納されることを特徴とする塗膜転写具によって、前記の課題を解決した。
また、弾性体の弾性反発力によって、突起が螺旋カムの係止部に確実に係止するため、転写作業中にケース内に転写ヘッドが後退して転写作業が中断してしまうということがなく、転写作業を確実に行うことができる。また、塗膜転写具を使用しないときでも、弾性体の弾性反発力によって内部カセットが常に後方へ付勢されているので、ケース先端から転写ヘッドが露出することがない。
さらに、繰出し構造が外から見えないため、従来の繰出式の塗膜転写具と比べてデザイン性に優れる。
請求項2の発明によれば、内部カセットを交換してケースを再利用できるので、廃棄するプラスチックの量を削減することができる。
さらに請求項3の構成によれば、内部カセットの表と裏が逆でもケースに装着することができるため、内部カセットの交換作業が容易になる。
図1は、塗膜転写具10の分解斜視図であり、図2(a)は塗膜転写具10に用いられる内部カセット30の正面図及び図2(b)は内部カセット30の側面図である。
図1に示すように、この塗膜転写具10は、前後両端に開口部12及び13が設けられた中空のケース本体11a、ケース蓋体11b、ケース内に収納される内部カセット30、弾性体40及び内部カセット30の繰出し筒50からなる。図2に示すように、内部カセット30は、先端に転写ヘッド31を具え、後端部36には後述する螺旋カムに案内される突起37が2箇所に設けられている。なお、本明細書中では、ケース本体11aの係合部14がケース蓋体11bの係合部15と係合して一体になったものをケース11と呼ぶことにする。
図4(a)は、塗膜転写具10の転写ヘッド31がケース11内部に収められた状態、すなわち、使用しない状態を示す斜視図であり、図4(b)は図4(a)の上面図、図4(c)は図4(b)のc−c線断面図である。
図5(a)は繰出し筒50を正面から見た透視図、図5(b)は繰出し筒50の底面図、図5(c)は図5(b)のc−c線断面図であり、図5(d)は図5(b)のd−d線断面図である。なお、図5(c)及び図5(d)は、便宜上、図5(a)と上下の向きを揃えて示されている。図6はケース蓋体11bを中心で切った縦断面図である。
弾性体(ばね)40は、ケース本体11a内面の段部16と、内部カセット30に設けられた凸部35との間に嵌挿され、内部カセット30を後方(すなわち、転写ヘッド31の反突出方向)へ付勢している。この弾性反発力が、内部カセット後端部36を介して、繰出し筒50に設けられた係止部54又は螺旋カム53の端部55で受止められる構造になっている。
なお、螺旋カム53は中心軸に対称に2箇所設けられているが、図5では、二つのうちのひとつを省略して示している。
図7は第2実施形態の塗膜転写具の分解斜視図である。この塗膜転写具20では、繰出し筒50’の繰出操作部56’及び前端部58が、ケース本体11a’の先端開口部12’から常に突出し、繰出し筒50’は後端部59で開口部12’に遊嵌され、周方向に回転する。突起37’は内部カセット30’の前端に2箇所設けられており(図7では1箇所のみ示されている。)、突起37’を案内する螺旋カム53’及び係止部54’は、繰出し筒50’の後端部59の内周に設けられている。なお、螺旋カム53’は中心軸に対称に2箇所設けられているが、図7では、二つのうちのひとつを省略して示している。弾性体40は、ケース本体11a’内面の段部16’(図示せず。)と内部カセット30’に設けられた凸部35’との間に挿嵌され、内部カセット30’を後方へ付勢している。
突起37’が螺旋カム53’の端部55’(図示せず。)に当接している状態から繰出し筒50’を90°回転させると、転写ヘッド31が繰出し筒50’の前端部58から繰出され、弾性体40の弾性反発力によって突起37’が螺旋カム53’の係止部54’に係止し、転写可能な状態が保持される。さらに繰出し筒50’を同一方向に回転させ、係止部54’から突起37’を脱出させると、転写可能な状態が解除され、弾性体40の弾性反発力によって突起37’が螺旋カム53’のカム面に沿って移動し、転写ヘッド31がケース11内に収納される。
また、本発明の請求項2の発明によれば、内部カセットを交換してケースを再利用することができる。
また、請求項3の構成では、内部カセットの表と裏が逆でも装着することができるため、さらに使い勝手がよいものとなる。
11:ケース
30,30’:内部カセット
31:転写ヘッド
32:転写テープ
33:繰出しリール
34:巻取りリール
37,37’:突起
40:弾性体
50,50’:繰出し筒
53,53’:螺旋カム
54,54’:係止部
Claims (3)
- 基材テープに塗膜がコーティングされた転写テープを繰出す繰出しリールと、前記塗膜を被転写体に押圧して転写する転写ヘッドと、転写後の基材テープを巻取る巻取りリール及び両リールを連動させる連動機構とを具えた内部カセットがケースに収納される塗膜転写具において、
前記内部カセットを前記転写ヘッドの反突出方向へ付勢する弾性体と、前記ケ−スの前方又は後方から突出した前記内部カセットの繰出し筒とを有し、
前記内部カセットは繰出し軸中心に対称に2箇所の突起を具え、前記繰出し筒の内周に前記突起を案内する螺旋カムと、前記突起を係止させる係止部が、繰出し軸中心に対称に2箇所の位置に設けられ、
前記繰出し筒の180°の回転操作のみにより、前記突起が前記螺旋カムに沿って前進して前記ケース先端又は、前記繰出し筒先端から前記転写ヘッドが繰出され、前記弾性体の弾性反発力により前記突起が前記係止部に係止することにより転写可能な状態が保持されるとともに、前記繰出し筒のさらなる180°の回転操作のみにより、前記突起が前記係止部から脱出して前記転写可能な状態が解除され、前記突起が前記螺旋カムに沿って後退して前記転写ヘッドが前記ケース内部に収納されることを特徴とする、
塗膜転写具。 - 前記内部カセットが交換可能である、請求項1の塗膜転写具。
- 前記内部カセットが幅方向にほぼ対称形状である、請求項2の塗膜転写具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005109742A JP4617435B2 (ja) | 2005-04-06 | 2005-04-06 | 塗膜転写具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005109742A JP4617435B2 (ja) | 2005-04-06 | 2005-04-06 | 塗膜転写具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006289635A JP2006289635A (ja) | 2006-10-26 |
JP4617435B2 true JP4617435B2 (ja) | 2011-01-26 |
Family
ID=37410761
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005109742A Active JP4617435B2 (ja) | 2005-04-06 | 2005-04-06 | 塗膜転写具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4617435B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4588691B2 (ja) * | 2006-11-28 | 2010-12-01 | 順▲徳▼工業股▲分▼有限公司 | 修正テープ |
ATE554038T1 (de) * | 2009-07-16 | 2012-05-15 | Sdi Corp | Mittels drehknopf gesteuerter klebebandspender |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS50149143U (ja) * | 1974-05-27 | 1975-12-11 | ||
JPS5142620A (ja) * | 1974-10-08 | 1976-04-10 | Minoru Nakamura | |
JPH11334283A (ja) * | 1998-05-28 | 1999-12-07 | Pentel Kk | 後端ノック式筆記具 |
JP2004291284A (ja) * | 2003-03-26 | 2004-10-21 | Pentel Corp | 出没式塗膜転写具 |
JP2006123544A (ja) * | 2004-10-26 | 2006-05-18 | Shunde Industry Co Ltd | 転写テープ式修正具 |
-
2005
- 2005-04-06 JP JP2005109742A patent/JP4617435B2/ja active Active
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS50149143U (ja) * | 1974-05-27 | 1975-12-11 | ||
JPS5142620A (ja) * | 1974-10-08 | 1976-04-10 | Minoru Nakamura | |
JPH11334283A (ja) * | 1998-05-28 | 1999-12-07 | Pentel Kk | 後端ノック式筆記具 |
JP2004291284A (ja) * | 2003-03-26 | 2004-10-21 | Pentel Corp | 出没式塗膜転写具 |
JP2006123544A (ja) * | 2004-10-26 | 2006-05-18 | Shunde Industry Co Ltd | 転写テープ式修正具 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2006289635A (ja) | 2006-10-26 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4617430B2 (ja) | 塗膜転写具 | |
US7784517B2 (en) | Coating film transfer tool | |
JP5103201B2 (ja) | 塗布膜転写具 | |
JP5211339B2 (ja) | 転写具 | |
JP5011558B2 (ja) | 転写具 | |
JP2007001101A (ja) | 転写具 | |
JP4617435B2 (ja) | 塗膜転写具 | |
US7014380B2 (en) | Composite holding tool | |
JP2006272666A (ja) | 回転繰出し式筆記具 | |
JP4105474B2 (ja) | 転写具 | |
JP2004216837A (ja) | 塗膜転写具 | |
JP2007050610A (ja) | 筆記具 | |
JP3039407B2 (ja) | 転着テープヘッドの保護カバー | |
JP4373256B2 (ja) | 複合筆記具 | |
JP2002127681A (ja) | 修正テープや粘着テープ等の転写具 | |
JP3712723B2 (ja) | 転写テープ式修正具 | |
JP4750388B2 (ja) | カバー付きディスペンサー | |
KR101244800B1 (ko) | 수정테이프 디스펜서 | |
JP4226424B2 (ja) | 複合筆記具 | |
WO2016132605A1 (ja) | 転写具 | |
JP7336969B2 (ja) | 筆記具 | |
JP6780191B2 (ja) | 塗膜転写具 | |
JP4750885B2 (ja) | カバー付きディスペンサー | |
JP2005212423A (ja) | 消しゴム繰り出し容器 | |
JP4750886B2 (ja) | カバー付きディスペンサー |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20080311 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20100803 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20100901 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20100921 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20100927 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131105 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4617435 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |