JP2010082752A - 折り畳みワーク操作装置、ワーク拘束装置、作業装置及びネジ締め装置 - Google Patents

折り畳みワーク操作装置、ワーク拘束装置、作業装置及びネジ締め装置 Download PDF

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Abstract

【課題】複数の面に対してネジ締めを1台の装置で行うこと。
【解決手段】ユニット12を開いた状態でユニット11の内側を押さえカバー21で覆い、押さえカバー21の穴を通してユニット11の内側面をネジ締めする。そして、折り畳みローラ9をユニット12の背面側に押し当てて推し進めることでユニット12を折り畳む。そして、ユニット12の外側を押さえカバー22で覆い、押さえカバー22の穴を通してユニット12の外側面をネジ締めする。また、ユニット12を折り畳む際に、押さえカバー21を閉じた状態で折り畳みを開始し、ユニット12が垂直になる10度ぐらい手前で折り畳みローラ9を一旦停止し、押さえカバー21を開く。
【選択図】 図3

Description

この発明は、携帯電話、携帯ゲーム機器等を製作する際にワークとして操作、拘束する技術に関するものである。
携帯電話、携帯ゲーム機器等の生産工程には、ネジ締め装置を使用するネジ締め工程がある。図17及び図18に、従来のネジ締め装置の例を示す。ネジ締め工程では、先ず、作業員が、図17に示すようにワーク1をゴム台31の上に置く。ゴム台31はワーク1の外側形状を型取りしたものである。なお、ここではワーク1として携帯電話を例としている。
次に、アクチュエータ7の駆動によって、電動ドライバー4が下がり、ネジ供給機5上のネジ6を、ネジ吸着装置4aによってエアー吸着する。次に、図18に示すように押さえカバー21が締まり、ワーク1はゴム台31と押さえカバー21によって拘束される。押さえカバー21には、ワーク1のネジ穴11a、11b、11c、11dの真上に相当する位置にそれぞれ穴21a、21b、21c、21dが空いている。
そして、電動ドライバー4が下がり、ネジ吸着装置4aに吸着したネジ6が押さえカバー21の穴21aを通して、ワーク1のネジ穴11aにぶつかり、電動ドライバー4の回転によってネジ6がワーク1上に締めつけられる。
そして、アクチュエータ7の駆動によって電動ドライバー4は上に上がり、再びネジ供給機5上のネジ6を取り、次は座標を変えてネジ穴11bを締める。これを繰り返し、ネジ穴11c、ネジ穴11dと締めて行く。ネジ締め箇所が全て終わると、押さえカバー21を開いてワーク1を取り出し可能とし、作業が完了する。なお、特許文献1には、ネジ吸着確認手段を備えたネジ締め装置が記載されている。
特開平01−097577号公報
しかしながら、折り畳み型の携帯電話の場合、ネジ穴は1面に集中している訳ではなく、他の面にもネジ穴がある。従来のネジ締め装置では、1面しか締めることができず、異なる面を締めようとすると、その面に合うゴム台が必要であり、面が違えばネジ穴の位置が異なるのが一般的であるので、押さえカバー21の穴21a〜21dを変更する必要がある。したがって、2面のネジを締めようとすると、各面に合わせてカスタマイズしたネジ締め装置を1台ずつ合計2台使う必要がある。また、人の手でワーク1を載せ換える手間も増える。
この発明は、上述した従来技術による問題点を解消するためになされたものであり、1台の装置で複数の面のネジ締めを可能とするネジ締め装置並びにネジ締め装置などに使用される折り畳みワーク操作装置及びワーク拘束装置などを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、本発明の一つの態様では、折り畳みワーク操作装置が、回転支点を中心に第1のユニットと第2のユニットが折り畳まれるワークを開いた状態で第1のユニットの外側を拘束する第1の拘束手段と、前記第1の拘束手段により拘束された第1のユニットの内側を覆って拘束する第2の拘束手段と、第1のユニットが前記第2の拘束手段で拘束された状態で第2のユニットの外側を押し、第2のユニットの回転が重い状態から軽い状態に変化するまでワークを折り畳んだ後、前記第2の拘束手段による拘束を開放し、第2のユニットの外側を押してワークを折り畳む折り畳み手段とを備える。
この態様によれば、ワークを開いた状態で第1のユニットの外側及び内側を拘束し、第1のユニットを拘束した状態で第2のユニットの外側を押し、第2のユニットの回転が重い状態から軽い状態に変化するまでワークを折り畳んだ後、内側の拘束を開放し、第2のユニットの外側を押してワークを折り畳むこととしたので、ワークを折り畳むことができる。
また、本発明の他の態様では、ワーク拘束装置が、回転することによって開状態から閉状態に移行することによりワークの片側を覆って拘束する拘束手段と、前記拘束手段が開状態と閉状態の間を移行できるように前記拘束手段を回転する回転手段と、前記拘束手段が開状態から閉状態に移行する際に、ワークに触れる前の所定の位置までは前記拘束手段を高いトルクで回転した後にトルクを下げてワークを覆うように前記回転手段の回転を制御する制御手段とを備える。
この態様によれば、ワークを覆う際に、ワークに触れる前の所定の位置までは高いトルクで回転した後にトルクを下げてワークを覆うように制御することとしたので、高速にワークを覆うことができる。
また、本発明の他の態様では、作業装置が、装置本体から取り外し可能なワーク拘束手段と、前記ワーク拘束手段が装置本体に取り付けられた状態で該ワーク拘束手段により拘束されたワークに対して作業を実施する作業実施手段と、装置本体に取り付けられたワーク拘束手段の種類を検出する検出手段と、ワークに対する作業位置情報及び作業良否判定情報を前記検出手段により検出されたワーク拘束手段の種類に基づいて取得する作業情報取得手段と、前記作業情報取得手段により取得された作業情報に基づいて前記作業実施手段を制御する制御手段とを備える。
この態様によれば、装置本体に取り付けられたワーク拘束手段の種類を検出し、ワークに対する作業位置情報及び作業良否判定情報を、検出したワーク拘束手段の種類に基づいて取得し、取得した作業情報に基づいて作業を制御することとしたので、ワーク拘束手段の種類に応じた作業を行うことができる。
また、本発明の他の態様では、ネジ締め装置が、回転支点を中心に第1のユニットと第2のユニットが折り畳まれるワークを開いた状態で第1のユニットの外側を拘束する第1の拘束手段と、前記第1の拘束手段により拘束された第1のユニットの内側面のネジ穴に対応する位置にネジ締め用の穴を有し、第1のユニットの内側を覆って拘束する第2の拘束手段と、第1のユニットが前記第2の拘束手段で拘束された状態で第2のユニットの外側を押し、第2のユニットの回転が重い状態から軽い状態に変化するまでワークを折り畳んだ後、前記第2の拘束手段による拘束を開放し、第2のユニットの外側を押してワークを折り畳む折り畳み手段と、前記折り畳み手段により折り畳まれたワークの第2のユニットの外側面のネジ穴に対応する位置にネジ締め用の穴を有し、第2のユニットの外側を覆って拘束する第3の拘束手段と、第1のユニットが前記第2の拘束手段で拘束された状態で該第2の拘束手段が有するネジ締め用の穴を通して第1のユニットの内側面のネジ締めを行い、第2のユニットが前記第3の拘束手段で拘束された状態で該第3の拘束手段が有するネジ締め用の穴を通して第2のユニットの外側面のネジ締めを行うネジ締め手段とを備える。
この態様によれば、ワークを開いた状態で第1のユニットの外側及び内側を拘束してネジ締めを行い、第1のユニットを拘束した状態で第2のユニットの外側を押し、第2のユニットの回転が重い状態から軽い状態に変化するまでワークを折り畳んだ後、内側の拘束を開放し、第2のユニットの外側を押してワークを折り畳みネジ締めを行うこととしたので、ワークを折り畳む前後でネジ締めを行うことができる。
なお、本発明の構成要素、表現または構成要素の任意の組合せを、方法、装置、システム、コンピュータプログラム、記録媒体、データ構造などに適用したものも上述した課題を解決するために有効である。
本発明の一つの態様によれば、ワークを折り畳むことができるので、1台の装置でワークの複数面に対して作業を行うことができるという効果を奏する。
また、本発明の他の態様によれば、高速にワークを覆うので、タクトタイムを短縮することができるという効果を奏する。
また、本発明の他の態様によれば、ワーク拘束手段の種類に応じた作業を行うので、ワーク拘束手段を交換することで1台の装置で多種のワークに対応することができるという効果を奏する。
また、本発明の他の態様によれば、ワークを折り畳む前後でネジ締めを行うので、1台の装置でワークの複数面に対してネジ締めを行うことができるという効果を奏する。
以下に添付図面を参照して、この発明に係る折り畳みワーク操作装置、ワーク拘束装置、作業装置及びネジ締め装置の好適な実施例を詳細に説明する。なお、本実施例では、本発明を携帯電話のネジ締めに適用した場合を中心に説明する。
まず、本実施例に係るネジ締めの原理について説明する。図1は、本実施例に係るネジ締めの原理を説明するための説明図である。図1(a)に示すように、従来のネジ締めでは、2面のネジ締めを行う場合に、2台のネジ締め装置を使用していた。このため、2面のネジ締めを行う途中で人がワークすなわち携帯電話を載せ換える必要があり、作業効率が悪かった。
そこで、本実施例に係るネジ締めでは、図1(b)に示すように、1台のネジ締め装置を使用して2面のネジ締めを可能とする機能をネジ締め装置に設ける。ただし、流れ作業におけるネジ締め工程において、1面のネジ締め時間を30秒とし、2面のネジ締めに30秒×2=60秒を要することとすると、作業効率が向上しない。したがって、流れ作業におけるネジ締め工程として効率を上げるためには、2面のネジ締めに要する時間を30秒に短縮する必要がある。そこで、本実施例では、各面のネジ締めに要する時間を短縮する機能もネジ締め装置に設ける。
次に、本実施例に係るネジ締め装置の構造及び方法を図2〜図7を用いて説明する。ネジ締めを行う対象は折り畳み方式のワークであり、本実施例に係るネジ締め装置は、手作業を介さずに自動的に2面のネジを締める。
図2は、ワーク1のレディ状態を示す図である。まず、図2に示すように、ワーク1を置き易いように右側の押さえカバー21と左側の押さえカバー22が開いて、ワーク1の外側形状を型取りしたゴム台31の上に作業者がワーク1を置く。そして、作業者が図示されないスタートボタンを押すと、右側の押さえカバー21が反時計方向に回転して閉じる。
ここで、押さえカバー21の開閉では、タクトタイムを短くするため、速い速度で開閉したい。その理由は、図1に示したように、従来は2台の装置を使うが、本実施例では1台の装置でまかなおうとしているため、従来と同じ速度でネジ締めを行っていては流れ作業が遅延するためである。
しかし、押さえカバー21の開閉速度を速くすると、押さえカバー21が勢いよく閉じるため、ワーク1にぶつかってワーク1を傷めたり、ワーク1に歪みを生じさせたりする。そこで、押さえカバー21、22を回転するために、従来はエアー式のロータリシリンダ等を使用していたが、本実施例では速度すなわちトルクを制御可能なトルクモータ10a、10bを使用する。
トルクモータ10aを使用すれば、押さえカバー21が開いた状態から、ワーク1にぶつかる手前までの間は高いトルクによって速く閉じ、押さえカバー21がワーク1にぶつかる手前からトルクを下げてゆっくり閉じることができる。このように、トルクを途中で切り換えることで、最短時間で押さえカバー21を開閉することができ、しかもワーク1へのダメージをなくすことができる。
次にネジ締めを行う。図3に示すように、押さえカバー21には、ワーク1のネジ穴11a、11b、11c、11dの真上に穴21a、21b、21c、21dが空いている。そして、電動ドライバー4が下がりネジ吸着装置4aに吸着したネジ6が押さえカバー21の穴21aを通して、ワーク1のネジ穴11aにぶつかり、電動ドライバー4の回転によってネジ6がワーク1上に締めつけられる。このネジ吸着とネジ締めを繰り返すことで、ワーク1の第1面のネジ穴11a、11b、11c、11dのネジ締めが完了する。
次にワーク1を折り畳む。ワーク1にはヒンジがあり、図4に示すように、ユニット11とユニット12の角度が変わり、ワーク1は、開いたり、折り畳んだりすることができる。図3に示す折り畳みローラ9は、ワーク1を自動的に折り畳むものである。
ワーク1を折り畳む際、モータ8を回転させて、回転フリーな折り畳みローラ9をユニット12の背面側(外側)を押し当て押し進めることで、ユニット12を約垂直の中間位置まで折り畳む。理想的には、中間位置は垂直になる10度ぐらい手前が良い。そして、押さえカバー21を開く。ここで、押さえカバー21を開く時は、トルクを上げて最短時間で開くようにする。次に折り畳みローラ9をさらに押し進めることで、図5の状態まで完全にワーク1を折り畳むことができる。次に折り畳みローラ9を図6の位置まで戻す。
ここで、ワーク1を一回で折り畳まない理由について説明する。折り畳み方式のワーク1は、図4に示すように、閉じる時に一部の範囲で回転が少し重くなっている。これは、開いた状態を安定して保持するためである。もし、押さえカバー21を開いたまま折り畳みローラ9をワーク1の背面側に当てて押すと、ワーク1全体が持ち上がってしまい、ゴム台31からワーク1が落ちてしまう。そのため、押さえカバー21によってワーク1が持ち上がらないように押さえている。
そして、折り畳み部であるユニット12が約垂直の中間位置まで折り畳まれた状態では軽く動くので、押さえカバー21を開いた状態でも、折り畳みローラ9を押し進めることで、完全にユニット12を折り畳むことができる。
また、中間位置までワーク1を折り畳む際に、慣性によってワーク1を垂直を超える範囲まで折り畳んでしまったときに、押さえカバー21を開くと、押さえカバー21とワーク1が衝突してワーク1を傷つけてしまう可能性がある。このため、ユニット12が垂直の約10度手前になるところで折り畳みローラ9を一旦止めている。
しかし、タクトタイムを短くして速く折り畳むようにすると、勢いで垂直を超えてしまう場合がある。このような場合に備えて、図3に示すブロック21Eがある。ブロック21Eは、ユニット12を傷付けないように樹脂、ゴム等がよく、ローラでもよい。さらに、折り畳みローラ9に汚れや異物が付着した場合に備えて、図3に示す清掃パット9aがあり、毎回清掃パット9aと擦れることで、折り畳みローラ9が清掃される。以上でワーク1を傷付けることなく、安全、確実に折り畳むことができる。
次に押さえカバー22を閉じる。押さえカバー22を閉じる時は、ワーク1へ影響しないように、押さえカバー21を閉じる時と同じようにトルク制御を行う。
次に押さえカバー22の穴22a、22b、22c、22dを通して、図7に示すように、その下にあるそれぞれのネジ穴12a、12b、12c、12dのネジ締めを行う。これで、図6に示す面21Aにあるネジ穴のネジ締めが完了する。次に押さえカバー22を開くと、ワーク1が取り出し可能となり、最初のレディ状態になる。
以上述べた手順と、ワーク1を傷つけない工夫によって、2面のネジ締めを行うことができる。しかし、以上の工夫だけではユニット12の面21Aのネジ締めを失敗する場合がある。その理由は、折り畳み方式のワーク1では図8に示すようにユニット11とユニット12がよじれ、ユニット12のネジ穴位置がずれる場合があるためである。
そこで、図9に示すように、押さえカバー22の裏側にユニット12を型取りしたゴム型22Aを取り付けて、よじれを矯正するようにする。さらに、図10に示すように、押さえカバー22の表側には穴22aと同心円の筒状スライドガイド40を取り付け、上部にはテーパ40aを設ける。そして、ネジ吸着装置4aが筒状スライドガイド40の内径に沿って落下することで、ネジ吸着装置4aに内蔵されているドライバービット4bとワーク1のネジ穴12aとネジ6の相対位置精度を上げることができる。その結果、ネジ締めの失敗を減らし、品質を向上させることができる。なお、図10は押さえカバー22の穴22aの例であるが、筒状スライドガイド40は、穴22b、穴22c、穴22dにも同様に適用される。
次に、ワーク1の機種変更に対する柔軟な対応方法について説明する。図11に示すように、機種に応じたゴム台、押さえカバーを載せたカセット41は取り外し可能となっている。すなわち、トルクモータ10aの駆動を伝えるカップリング52aと、押さえカバー21を回転させるシャフト42aが切り離され、同様にトルクモータ10bの駆動を伝えるカップリング52bと、押さえカバー22を回転させるシャフト42bが切り離される。したがって、機種に応じてカスタマイズした複数のカセットを準備しておけば、カセット交換するだけで、機種変更や、多品種への対応が可能である。
また、カセット41には、ID検出用の突起41a、41b、42cがあり、ネジ締め装置本体側には、それぞれを認識する透過型センサ51a、51b、51cがある。これらの突起の有無によって2×2×2=8通りのIDの認識ができ、そのIDに合った座標位置やシーケンスが自動的に選択されることで、カセット交換だけで、自動的に機種変更に対応することができる。
ただし、完全に自動化するには、ネジ締めの不良検出に汎用性を持たせる必要がる。一般の電動ドライバーには、予めセットした規定トルクに到達した場合に、フィニッシュ信号が出力されるようになっている。この時、電動ドライバーは、規定トルクに達したことしか判定できず、ネジが斜めに締められた、あるいは、ネジ穴の加工ミス等でネジが完全にしまったか否かは判定できない。そのために、従来は、電動ドライバーが完全に下に下がったかを検出するネジ浮き検出センサ、例えば透過型センサを設けていた。
従来のネジ締め装置であれば、ネジ穴の高さに応じて、ネジ浮き検出センサを1つ、2つ配置すれば良かった。しかし、他種類のワークや、将来開発設計するワークに対して、ネジ高さを予測することはできないため、本実施例では、センサではなく、図12に示すように、高さ測定器53を配置した。
アクチュエータ7の上下によって、電動ドライバー4が上下するが、これに連動して金具54も上下する。そして、電動ドライバー4が下がり、ネジ締めを行った時、金具54は高さ測定器53の伸縮するセンサ部53aを押す。高さ測定器53は、センサ部53aが押された長さを測定することによって電動ドライバー4の高さを測定する。なお、高さ測定器53としては、金具54との距離を測定することができれば、どのような種類の測定器でも構わない。
正常なネジ締め状態であれば、電動ドライバー4の回転に合わせてネジ6が締められて下にさがるが、ネジ6が斜めに締まった場合や、途中で終わってしまった場合には、電動ドライバー4は高くなる。すなわち、電動ドライバー4の高さでネジ締めの良否を判定することができ、電動ドライバー4の高さをこの高さ測定器53で測ることができる。
この高さ測定器53からは、ネジ締めが完了した時の高さデータが送出される。この送られる高さデータを元に、ネジ締めのOK、NG判定をソフトウェアで行い、その判定の閾値を機種IDによって自動的に変更することで、多機種のネジ浮き検出が可能となる。
図13は、ネジ締めの良否を判定する制御プログラムを説明するための説明図である。制御プログラム61は、機種に応じてネジ穴の座標X及びY、高さ測定器53から送られたデータのOK、NG判定基準である高さ閾値を格納したテーブルを、機種に応じて参照することで、多機種に対応することができる。なお、この制御プログラム61はネジ締め装置の制御装置内のプロセッサ62によって実行され、透過型センサ51a,51b,51cからデータを受け取って機種を判定する。
また、テーブルにワークの折り畳みの有無も格納しておけば、折り畳み機能のないワークにも対応可能である。また、ネジ穴の数もワーク種類によって異なるので、テーブルにネジ穴の数を入れておくとテーブルの参照がしやすくなる。なお、テーブルは制御装置内の記憶装置に記憶される。以上の技術を用いることで、多機種への対応を可能とすることができる。
また、制御プログラム61は、ネジ締めの良否を判定するだけでなく、ネジ締め装置全体を制御する。すなわち、制御プログラム61は、アクチュエータ7、モータ8、トルクモータ10a,10bなどを制御して電動ドライバー4、折り畳みローラ9、押さえカバー21,22などにネジ締めに必要な動作を行わせる。
次に、ネジ締め装置の清掃について説明する。本実施例のネジ締めでは、従来2台使っていたネジ締め装置に比べ、1台の装置で2倍のネジ穴を締めるため、清掃などメンテナンスが重要となる。携帯電話、ゲーム機などに使用するネジは小さくて締結力が弱く、脆弱な樹脂をネジ締めするために強く締めることが出来ず、緩み易い。そのため、ネジ先端に予めボンドが接着されていて、ネジ緩みを防止している。このボンド付きネジは、締める際に多少剥がれて、粉塵として舞い上がる。
一方、ネジ吸着は、ネジが無くなると周囲の空気を取り込むため、ネジ吸着ビットの摺動部や真空エジェクタ等にボンド塵が堆積し、作業を中断して清掃メンテナンスする回数が増えてしまう。そこで、ネジ吸着装置4aが、押さえカバーに当接する前にエアー吸引を止め、ネジ締め中はエアー吸引しないようにする。その結果、ボンド塵の吸い込みを大幅に低減することができる。
さらに、定期的に図14に示すようにエアー噴射することで、ボンド塵を吐き出すことができ、メンテナンス周期をさらに延ばすことができる。ここで、ボンド塵をエアー噴射すると周囲にボンド塵が舞い上がる。したがって、ネジ供給機5やネジ締め付近を避けた場所で噴射する。
図15は、ネジ締め手順を示すフローチャートである。図15に示すように、本実施例に係るネジ締め装置は、ネジ吸着後、ネジ締め位置に移動する(ステップS1)。そして、ドライバービット4bの下降をONにして(ステップS2)、ドライバービット4bを下降する。
そして、ドライバービット4bが所定の吸引停止位置まで下降したことをオートスイッチを用いて検出すると(ステップS3、Yes)、ネジ吸着をOFFにして(ステップS4)、ネジ締めを実行する(ステップS5)。
そして、ネジ締めが完了すると(ステップS6、Yes)、ドライバー回転を停止して(ステップS7)、ネジ高さ測定データを読み出す(ステップS8)。そして、測定データが閾値内であるか否かを判定し(ステップS9)、閾値内でない場合には、エラー通知を行う(ステップS10)。
そして、ドライバービット4bを上昇させ(ステップS11)、ネジ締め回数をカウントアップする(ステップS12)。そして、ネジ締め回数が自動清掃のタイミングを示す回数より大きいか否かを判定し(ステップS13)、自動清掃のタイミングを示す回数より大きい場合には、ゴミすなわちボンド塵を排出する位置へ移動し(ステップS14)、ゴミ排出を実行する(ステップS15)。
このように、ネジ締め中はエアー吸引をしないようにし、また、定期的にボンド塵を排出することによって、メンテナンス周期を延ばすことができる。
次に、トルク校正について説明する。本実施例に係るネジ締め装置では、ネジ締めの頻度が増えるため、電動ドライバー4のトルク校正周期を短くする必要がある。したがって、トルク校正を簡単に行えるようにする必要がある。
トルク校正には、図16に示すような箱形状のトルク校正器55が使用される。このトルク校正器55では、回転台55aに電動ドライバー4を押し当て、電動ドライバー4を回すと、表示器55bに締め付けトルクが表示される。
そこで、本実施例に係るネジ締め装置では、トルク校正器55をカセット41の代わりに置いて、トルク校正を行う。トルク校正器55には、カセット41と同様の突起41aと41bを設け、41cを設けないようにすることによって、トルク校正器55とカセット41を識別することができる。したがって、トルク校正器55を識別して、自動的に電動ドライバー4を回転台55aに押し当てて校正することができる。
上述してきたように、本実施例では、ユニット12を開いた状態でユニット11の内側を押さえカバー21で覆い、押さえカバー21の穴を通してユニット11の内側面をネジ締めする。そして、折り畳みローラ9をユニット12の背面側に押し当てて推し進めることでユニット12を折り畳む。そして、ユニット12の外側を押さえカバー22で覆い、押さえカバー22の穴を通してユニット12の外側面をネジ締めする。したがって、ワーク1の2面を1台のネジ締め装置でネジ締めすることができる。
また、本実施例では、ユニット12を折り畳む際に、押さえカバー21を閉じた状態で折り畳みを開始し、ユニット12が垂直になる10度ぐらい手前で折り畳みローラ9を一旦停止し、押さえカバー21を開くこととした。したがって、ユニット12の回転が重い範囲ではワーク1を押さえカバー21で押さえ、ワーク1が持ち上がらないようにすることができる。
また、本実施例では、押さえカバー21及び22を開いた状態から閉じる際に、ワーク1にぶつかる手前までは高いトルクによって速く閉じ、ワーク1にぶつかる手前からはトルクを下げてゆっくり閉じることとした。したがって、高速に押さえカバー21及び22を閉じてタクトタイムを短縮することができるとともに、ワーク1へダメージを与えないようにすることができる。
また、本実施例では、押さえカバー22の裏側に、ユニット11を型取りしたゴム型22Aを取り付けることとしたので、ユニット12を閉じた時に生じるねじれを矯正することができる。また、押さえカバーの表側にネジ締め用の穴と同心円の筒状スライドガイド40を取り付け、上部にテーパ40aを設けることとしたので、ネジ穴とネジ6の相対位置精度を上げることができ、ネジ締めの失敗を減らすことができる。
また、本実施例では、機種に応じたゴム台、押さえカバーを載せたカセット41をネジ締め装置本体から取り外し可能としたので、カセット交換するだけで機種変更や多品種への対応を可能とすることができる。また、カセット41にカセット識別用の突起41a、41b、41cを設け、本体に各突起を認識する透過型センサ51a、51b、51cを設けることとしたので、カセットの種類を自動認識することができる。したがって、カセットごとにネジ穴の位置、ネジ締め良否判定用閾値などを記憶することによって、自動的にカセット交換に対応することができる。
また、本実施例では、高さ測定器53を用いてネジ高さを測定することとしたので、ネジ高さを予測することができない将来のワークに対してもネジ締めの良否を判定することができる。
また、本実施例では、ネジ締め中はエアー吸引しないようにするとともに、定期的にボンド塵を排出することとしたので、メンテナンス周期を延ばすことができる。また、トルク校正器55をカセット41と同様にネジ締め装置本体に取り付け可能としたので、簡単にトルク校正を行うことができる。
なお、本実施例では、携帯電話の2つの面にネジ締めを行うネジ締め装置について説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではなく、携帯電話の2つの面にラベルを貼り付ける自動ラベル貼り付け装置やゴムブッシュを挿入する自動ゴムブッシュ挿入装置など他の作業装置にも同様に適用することができる。また、携帯ゲーム機器、携帯端末など他の機器の2つの面にネジ締め、ラベルの貼り付け、ゴムブッシュの挿入などの作業を行う場合にも同様に適用することができる。また、3つ以上の面にネジ締め、ラベルの貼り付け、ゴムブッシュの挿入などの作業を行う場合にも同様に適用することができる。
以上の実施例を含む実施形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)回転支点を中心に第1のユニットと第2のユニットが折り畳まれるワークを開いた状態で第1のユニットの外側を拘束する第1の拘束手段と、
前記第1の拘束手段により拘束された第1のユニットの内側を覆って拘束する第2の拘束手段と、
第1のユニットが前記第2の拘束手段で拘束された状態で第2のユニットの外側を押し、第2のユニットの回転が重い状態から軽い状態に変化するまでワークを折り畳んだ後、前記第2の拘束手段による拘束を開放し、第2のユニットの外側を押してワークを折り畳む折り畳み手段と
を備えたことを特徴とする折り畳みワーク操作装置。
(付記2)回転することによって開状態から閉状態に移行することによりワークの片側を覆って拘束する拘束手段と、
前記拘束手段が開状態と閉状態の間を移行できるように前記拘束手段を回転する回転手段と、
前記拘束手段が開状態から閉状態に移行する際に、ワークに触れる前の所定の位置までは前記拘束手段を高いトルクで回転した後にトルクを下げてワークを覆うように前記回転手段の回転を制御する制御手段と
を備えたことを特徴とするワーク拘束装置。
(付記3)装置本体から取り外し可能なワーク拘束手段と、
前記ワーク拘束手段が装置本体に取り付けられた状態で該ワーク拘束手段により拘束されたワークに対して作業を実施する作業実施手段と、
装置本体に取り付けられたワーク拘束手段の種類を検出する検出手段と、
ワークに対する作業位置情報及び作業良否判定情報を前記検出手段により検出されたワーク拘束手段の種類に基づいて取得する作業情報取得手段と、
前記作業情報取得手段により取得された作業情報に基づいて前記作業実施手段を制御する制御手段と
を備えたことを特徴とする作業装置。
(付記4)回転支点を中心に第1のユニットと第2のユニットが折り畳まれるワークを開いた状態で第1のユニットの外側を拘束する第1の拘束手段と、
前記第1の拘束手段により拘束された第1のユニットの内側面のネジ穴に対応する位置にネジ締め用の穴を有し、第1のユニットの内側を覆って拘束する第2の拘束手段と、
第1のユニットが前記第2の拘束手段で拘束された状態で第2のユニットの外側を押し、第2のユニットの回転が重い状態から軽い状態に変化するまでワークを折り畳んだ後、前記第2の拘束手段による拘束を開放し、第2のユニットの外側を押してワークを折り畳む折り畳み手段と、
前記折り畳み手段により折り畳まれたワークの第2のユニットの外側面のネジ穴に対応する位置にネジ締め用の穴を有し、第2のユニットの外側を覆って拘束する第3の拘束手段と、
第1のユニットが前記第2の拘束手段で拘束された状態で該第2の拘束手段が有するネジ締め用の穴を通して第1のユニットの内側面のネジ締めを行い、第2のユニットが前記第3の拘束手段で拘束された状態で該第3の拘束手段が有するネジ締め用の穴を通して第2のユニットの外側面のネジ締めを行うネジ締め手段と
を備えたことを特徴とするネジ締め装置。
(付記5)前記第2の拘束手段は、回転することによって開状態から閉状態に移行することにより第1のユニットの内側を覆って拘束し、
前記第2の拘束手段が開状態と閉状態の間を移行できるように回転する回転手段と、
前記第2の拘束手段が開状態から閉状態に移行する際に、第1のユニットに触れる前の所定の位置までは前記第2の拘束手段を高いトルクで回転した後にトルクを下げて第1のユニットを覆うように前記回転手段の回転を制御する制御手段と
をさらに備えたことを特徴とする付記4に記載のネジ締め装置。
(付記6)前記第1の拘束手段、第2の拘束手段及び第3の拘束手段を有し、装置本体から取り外し可能なワーク拘束手段と、
装置本体に取り付けられたワーク拘束手段の種類を検出する検出手段と、
第1のユニットに対するネジ締め位置情報及びネジ締め良否判定情報を前記検出手段により検出されたワーク拘束手段の種類に基づいて取得する作業情報取得手段と、
前記作業情報取得手段により取得された作業情報に基づいて前記ネジ締め手段を制御する制御手段と
をさらに備えたことを特徴とする付記4に記載のネジ締め装置。
(付記7)前記第2の拘束手段の第1のユニットを覆う面は、第1のユニットの覆われる面を型取りしたゴム型が取り付けられていることを特徴とする付記4に記載のネジ締め装置。
(付記8)前記第2の拘束手段の第1のユニットを覆う面と反対の面に、ネジ締め用の穴と同心円の筒状スライドガイドが取り付けられていることを特徴とする付記4に記載のネジ締め装置。
(付記9)前記ネジ締め手段は、エアー吸引によりネジを吸着するネジ吸着手段を備え、ネジ締め行う場合には、エアー吸引を停止することを特徴とする付記4に記載のネジ締め装置。
(付記10)前記ネジ締め手段は、エアー吸引によりネジを吸着するネジ吸着手段を備え、エアー吸引により吸い込んだ粉塵をエアー噴射により排出することを特徴とする付記4に記載のネジ締め装置。
(付記11)前記ワーク拘束手段と同様に本体装置から取り外し可能なトルク校正手段をさらに備え、
前記検出手段は、装置本体に取り付けられたトルク校正手段をさらに検出し、
前記制御手段は、トルク校正を行うように前記ネジ締め手段を制御することを特徴とする付記6に記載のネジ締め装置。
(付記12)回転支点を中心に第1のユニットと第2のユニットが折り畳まれるワークを開いた状態で第1のユニットの外側を拘束する第1の拘束ステップと、
前記第1の拘束ステップにより拘束された第1のユニットの内側を覆って拘束する第2の拘束ステップと、
第1のユニットが前記第2の拘束ステップで拘束された状態で第2のユニットの外側を押し、第2のユニットの回転が重い状態から軽い状態に変化するまでワークを折り畳んだ後、前記第2の拘束ステップによる拘束を開放し、第2のユニットの外側を押してワークを折り畳む折り畳みステップと
を含んだことを特徴とする折り畳みワーク操作方法。
(付記13)押さえカバーを回転することによってワークの片側を覆って拘束する際に、ワークに触れる前の所定の位置までは押さえカバーを高いトルクで回転した後にトルクを下げてワークを覆うように制御することを特徴とするワーク拘束方法。
(付記14)装置本体から取り外し可能なワーク拘束装置が装置本体に取り付けられると該取り付けられたワーク拘束装置の種類を検出する検出ステップと、
ワークに対する作業位置情報及び作業良否判定情報を前記検出ステップにより検出されたワーク拘束装置の種類に基づいて取得する作業情報取得ステップと、
前記作業情報取得ステップにより取得された作業情報に基づいて前記ワーク拘束装置により拘束されたワークに対して作業を実施する実施ステップと
を含んだことを特徴とする作業方法。
(付記15)回転支点を中心に第1のユニットと第2のユニットが折り畳まれるワークを開いた状態で第1のユニットの外側を拘束する第1の拘束ステップと、
前記第1の拘束ステップにより拘束された第1のユニットの内側面のネジ穴に対応する位置にネジ締め用の穴を有する第1の押さえカバーで第1のユニットの内側を覆って拘束する第2の拘束ステップと、
第1のユニットが前記第2の拘束ステップで拘束された状態で前記第1の押さえカバーが有するネジ締め用の穴を通して第1のユニットの内側面のネジ締めを行う第1のネジ締めステップと、
第1のユニットが前記第2の拘束ステップで拘束された状態で第2のユニットの外側を押し、第2のユニットの回転が重い状態から軽い状態に変化するまでワークを折り畳んだ後、前記第2の拘束ステップによる拘束を開放し、第2のユニットの外側を押してワークを折り畳む折り畳みステップと、
前記折り畳みステップにより折り畳まれたワークの第2のユニットの外側面のネジ穴に対応する位置にネジ締め用の穴を有する第2の押さえカバーで第2のユニットの外側を覆って拘束する第3の拘束ステップと、
第2のユニットが前記第3の拘束ステップで拘束された状態で前記第2の押さえカバーが有するネジ締め用の穴を通して第2のユニットの外側面のネジ締めを行う第2のネジ締めステップと
を含んだことを特徴とするネジ締め方法。
本実施例に係るネジ締めの原理を説明するための説明図である。 ワーク1のレディ状態を示す図である。 押さえカバー21を閉じた状態を示す図である。 ワーク1の折り畳みを示す図である。 ワーク1を折り畳んだ状態を示す図である。 折り畳みローラ9を戻した状態を示す図である。 押さえカバー22を閉じてネジ締めを行う状態を示す図である。 ユニット11とユニット12のよじれを示す図である。 押さえカバー22の裏側のゴム型22Aを示す図である。 筒状スライドガイド40を示す図である。 機種に応じたゴム台、押さえカバーを搭載したカセット41を示す図である。 高さ測定器53を示す図である。 ネジ締めの良否を判定する制御プログラムを説明するための説明図である。 ネジ吸着装置4aによるエアー吸引とエアー噴射を示す図である。 ネジ締め手順を示すフローチャートである。 トルク校正器55を示す図である。 従来のネジ締め装置の例を示す図(ワーク1を置いた状態)である。 従来のネジ締め装置の例を示す図(押さえカバー21を閉じた状態)である。
符号の説明
1 ワーク
4 電動ドライバー
4a ネジ吸着装置
4b ドライバービット
5 ネジ供給機
6 ネジ
7 アクチュエータ
8 モータ
9 折り畳みローラ
9a 清掃パット
10a,10b トルクモータ
11,12 ユニット
11a,11b,11c,11d,12a,12b,12c,12d ネジ穴
21,22 押さえカバー
21a,21b,21c,21d,22a,22b,22c,22d 穴
21A 面
21E ブロック
22A ゴム型
31 ゴム台
40 筒状スライドガイド
40a テーパ
41 カセット
41a,41b,41c 突起
42a,42b シャフト
51a,51b,51c 透過型センサ
52a、52b カップリング
53 高さ測定器
53a センサ部
54 金具
55 トルク校正器
55a 回転台
55b 表示器
61 制御プログラム
62 プロセッサ

Claims (8)

  1. 回転支点を中心に第1のユニットと第2のユニットが折り畳まれるワークを開いた状態で第1のユニットの外側を拘束する第1の拘束手段と、
    前記第1の拘束手段により拘束された第1のユニットの内側を覆って拘束する第2の拘束手段と、
    第1のユニットが前記第2の拘束手段で拘束された状態で第2のユニットの外側を押し、第2のユニットの回転が重い状態から軽い状態に変化するまでワークを折り畳んだ後、前記第2の拘束手段による拘束を開放し、第2のユニットの外側を押してワークを折り畳む折り畳み手段と
    を備えたことを特徴とする折り畳みワーク操作装置。
  2. 回転することによって開状態から閉状態に移行することによりワークの片側を覆って拘束する拘束手段と、
    前記拘束手段が開状態と閉状態の間を移行できるように前記拘束手段を回転する回転手段と、
    前記拘束手段が開状態から閉状態に移行する際に、ワークに触れる前の所定の位置までは前記拘束手段を高いトルクで回転した後にトルクを下げてワークを覆うように前記回転手段の回転を制御する制御手段と
    を備えたことを特徴とするワーク拘束装置。
  3. 装置本体から取り外し可能なワーク拘束手段と、
    前記ワーク拘束手段が装置本体に取り付けられた状態で該ワーク拘束手段により拘束されたワークに対して作業を実施する作業実施手段と、
    装置本体に取り付けられたワーク拘束手段の種類を検出する検出手段と、
    ワークに対する作業位置情報及び作業良否判定情報を前記検出手段により検出されたワーク拘束手段の種類に基づいて取得する作業情報取得手段と、
    前記作業情報取得手段により取得された作業情報に基づいて前記作業実施手段を制御する制御手段と
    を備えたことを特徴とする作業装置。
  4. 回転支点を中心に第1のユニットと第2のユニットが折り畳まれるワークを開いた状態で第1のユニットの外側を拘束する第1の拘束手段と、
    前記第1の拘束手段により拘束された第1のユニットの内側面のネジ穴に対応する位置にネジ締め用の穴を有し、第1のユニットの内側を覆って拘束する第2の拘束手段と、
    第1のユニットが前記第2の拘束手段で拘束された状態で第2のユニットの外側を押し、第2のユニットの回転が重い状態から軽い状態に変化するまでワークを折り畳んだ後、前記第2の拘束手段による拘束を開放し、第2のユニットの外側を押してワークを折り畳む折り畳み手段と、
    前記折り畳み手段により折り畳まれたワークの第2のユニットの外側面のネジ穴に対応する位置にネジ締め用の穴を有し、第2のユニットの外側を覆って拘束する第3の拘束手段と、
    第1のユニットが前記第2の拘束手段で拘束された状態で該第2の拘束手段が有するネジ締め用の穴を通して第1のユニットの内側面のネジ締めを行い、第2のユニットが前記第3の拘束手段で拘束された状態で該第3の拘束手段が有するネジ締め用の穴を通して第2のユニットの外側面のネジ締めを行うネジ締め手段と
    を備えたことを特徴とするネジ締め装置。
  5. 前記第2の拘束手段は、回転することによって開状態から閉状態に移行することにより第1のユニットの内側を覆って拘束し、
    前記第2の拘束手段が開状態と閉状態の間を移行できるように回転する回転手段と、
    前記第2の拘束手段が開状態から閉状態に移行する際に、第1のユニットに触れる前の所定の位置までは前記第2の拘束手段を高いトルクで回転した後にトルクを下げて第1のユニットを覆うように前記回転手段の回転を制御する制御手段と
    をさらに備えたことを特徴とする請求項4に記載のネジ締め装置。
  6. 前記第1の拘束手段、第2の拘束手段及び第3の拘束手段を有し、装置本体から取り外し可能なワーク拘束手段と、
    装置本体に取り付けられたワーク拘束手段の種類を検出する検出手段と、
    第1のユニットに対するネジ締め位置情報及びネジ締め良否判定情報を前記検出手段により検出されたワーク拘束手段の種類に基づいて取得する作業情報取得手段と、
    前記作業情報取得手段により取得された作業情報に基づいて前記ネジ締め手段を制御する制御手段と
    をさらに備えたことを特徴とする請求項4に記載のネジ締め装置。
  7. 前記第2の拘束手段の第1のユニットを覆う面は、第1のユニットの覆われる面を型取りしたゴム型が取り付けられていることを特徴とする請求項4に記載のネジ締め装置。
  8. 前記ネジ締め手段は、エアー吸引によりネジを吸着するネジ吸着手段を備え、ネジ締め行う場合には、エアー吸引を停止することを特徴とする請求項4に記載のネジ締め装置。
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