JP2010082426A - 管理装置、プログラム及び撮影装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の撮影装置のうち、特定の撮影装置の集中的な使用を支援することができる管理装置及びプログラムを提供する。
【解決手段】各々患者を透過した放射線を検出する放射線検出器36を有し、当該放射線検出器36により検出された放射線量に応じた放射線画像を示す画像情報を生成し、当該画像情報をラインメモリ80に記憶することにより撮影を行う複数の電子カセッテ20と、複数の電子カセッテ20の各々の放射線検出器36の劣化度を数値化するカセッテ制御部82と、を備える。
【選択図】図4

Description

本発明は、管理装置及びプログラムに係り、特に、被検体を透過した放射線を検出して、検出した放射線量に応じた放射線画像を示す画像情報を生成し、当該画像情報を予め定められた記憶領域に記憶することにより撮影を行う撮影装置を管理する管理装置、プログラム及び撮影装置に関する。
近年、TFT(thin film transistor)アクティブマトリクス基板上に放射線感応層を配置し、放射線を直接デジタルデータに変換できるFPD(flat panel detector)が実用化されており、このFPD等を用いて、照射された放射線量に応じた放射線画像を示す画像情報を生成し、生成した画像情報を記憶することにより撮影を行う可搬型撮影装置が実用化されている。
ところで、この種の可搬型撮影装置では、撮影を重ねる毎にFPDの性能が低下する、という問題点があった。
特許文献1には、複数の可搬型撮影装置が満遍なく使用されるように品質情報に基づいて可搬型撮影装置を選択する技術が開示されている。
特開2008−99808号公報
しかしながら、特許文献1の技術では、複数の可搬型撮影装置のうち、特定の可搬型撮影装置を集中的に使用することを望んでいるユーザにとっては不利に働いてしまう、という問題点があった。
なお、複数の可搬型撮影装置が存在する場合について説明したが、複数の据置型撮影装置が存在する場合や可搬型撮影装置と据置型撮影装置が混在して存在する場合についても同様であり、撮影装置は可搬型撮影装置に限定されるものではない。
本発明は上記問題点を解決するために成されたものであり、複数の撮影装置のうち、特定の撮影装置の集中的な使用を支援することができる管理装置、プログラム及び撮影装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の管理装置は、各々被検体を透過した放射線を検出する放射線検出手段を有し、当該放射線検出手段により検出された放射線量に応じた放射線画像を示す画像情報を生成し、当該画像情報を予め定められた記憶領域に記憶することにより撮影を行う複数の撮影装置から前記放射線検出手段の劣化度に相関する相関情報を取得する取得手段と、前記取得手段により取得された相関情報に基づいて前記複数の撮影装置の各々の前記放射線検出手段の劣化度を数値化する数値化手段と、を含んで構成されている。
請求項1に記載の管理装置によれば、各々被検体を透過した放射線を検出する放射線検出手段を有する複数の撮影装置により、当該放射線検出手段により検出された放射線量に応じた放射線画像を示す画像情報を生成し、当該画像情報を予め定められた記憶領域に記憶することにより撮影が行われており、取得手段により、複数の撮影装置から放射線検出手段の劣化度に相関する相関情報が取得される。
また、本発明では、数値化手段により、複数の撮影装置の各々の放射線検出手段の劣化度が数値化される。
このように、本発明の管理装置によれば、複数の撮影装置の各々の放射線検出手段の劣化度が数値化されるので、複数の撮影装置のうち、特定の撮影装置の集中的な使用を支援することができる。
なお、請求項1に記載の管理装置は、請求項2に記載の発明のように、前記数値化手段により数値化された劣化度を前記撮影装置毎に対応させて表示する表示手段を更に含んで構成されていてもよい。これにより、ユーザは、複数の撮影装置のうちの何れの撮影装置を使用することが好ましいのかを容易に知ることができる。
また、請求項1または請求項2に記載の管理装置は、請求項3に記載の発明のように、前記数値化手段により数値化された劣化度に基づいて前記撮影装置の使用を推奨する推奨手段を更に含んで構成されていてもよい。これにより、ユーザに対して特定の撮影装置の使用を促すことができる。
また、請求項1または請求項2記載の管理装置は、請求項4に記載の発明のように、前記複数の撮影装置から、前記数値化手段により数値化された劣化度に基づいて、複数回の撮影を行う際に前記劣化度に応じた割合で各撮影装置を選択する選択手段を更に含んで構成されていてもよい。これにより、ユーザに対して、複数の撮影装置から劣化度に応じた割合で選択された撮影装置の使用を促すことができる。
また、請求項1または請求項2記載の管理装置は、請求項5に記載の発明のように、前記複数の撮影装置から前記劣化度が所定値以上の撮影装置を選択する選択手段を更に含んで構成されていてもよい。これにより、ユーザに対して劣化度が所定値以上の撮影装置の使用を促すことができる。
また、請求項4または請求項5に記載の管理装置は、請求項6に記載の発明のように、前記選択手段により選択された撮影装置の劣化度が予め定められた閾値を超えた場合に予め定められた撮影対象を示す情報を表示する表示手段を更に含んで構成されていてもよい。これにより、撮影装置の性能の低下に起因する撮影のやり直しを防止することができる。
また、請求項1〜請求項6の何れか1項に記載の管理装置は、請求項7に記載の発明のように、前記相関情報を、撮影回数、前記放射線検出手段の欠陥画素数、前記放射線検出手段の欠陥画素の配置、累積放射線被曝線量、及び前記放射線検出手段のノイズ量の少なくとも1つとしてもよい。これにより、放射線検出手段の劣化度の信頼度を高めることができる。
一方、上記目的を達成するために、請求項8に記載のプログラムは、コンピュータを、各々被検体を透過した放射線を検出する放射線検出手段を有し、当該放射線検出手段により検出された放射線量に応じた放射線画像を示す画像情報を生成し、当該画像情報を予め定められた記憶領域に記憶することにより撮影を行う複数の撮影装置の各々の前記放射線検出手段の劣化度を数値化する数値化手段として機能させるためのものである。
従って、請求項8に記載のプログラムによれば、請求項1に記載の発明と同様に作用するので、請求項1に記載の発明と同様に、複数の撮影装置のうち、特定の撮影装置の集中的な使用を支援することができる。
また、請求項9に記載のプログラムは、コンピュータを、請求項1〜請求項7の何れか1項に記載の管理装置における数値化手段として機能させるためのものである。
従って、請求項9記載のプログラムによれば、請求項1〜請求項7の何れか1項に記載の管理装置と同様に作用するので、当該管理装置と同様の効果を得ることができる。
一方、上記目的を達成するために、請求項10に記載の撮影装置は、各々被検体を透過した放射線を検出する放射線検出手段と、前記放射線検出手段により検出された放射線量に応じた放射線画像を示す画像情報を生成する生成手段と、前記生成手段により生成された画像情報を記憶する記憶手段と、前記放射線検出手段の劣化度に相関する相関情報に基づいて前記放射線検出手段の劣化度を数値化する数値化手段と、を含んでいる。
従って、請求項10に記載の撮影装置によれば、請求項1に記載の発明と同様に作用するので、請求項1に記載の発明と同様に、複数の撮影装置のうち、特定の撮影装置の集中的な使用を支援することができる。
本発明によれば、複数の撮影装置のうち、特定の撮影装置の集中的な使用を支援することができる、という効果が得られる。
実施形態に係る撮影システムが設置された手術室の様子を示す図である。 実施形態に係る電子カセッテの内部構成を示す斜視図である。 実施形態に係るカセッテスタンドの内部構成を示す端面図である。 実施形態に係る撮影システムの構成を示すブロック図である。 実施形態に係る放射線検出器の1画素部分に注目した等価回路図である。 第1の実施形態に係る劣化度数値化処理プログラムの処理の流れを示すフローチャートである。 第1の実施形態に係る電子カセッテ推奨処理プログラムの処理の流れを示すフローチャートである。 第1の実施形態に係るディスプレイに表示された複数組のID番号及び劣化度の一例を示す図である。 第1の実施形態に係るディスプレイに表示された推奨メッセージの一例を示す図である。 第2の実施形態に係る電子カセッテ選択処理プログラムの処理の流れを示すフローチャートである。 第1の実施形態に係る放射線検出器の撮影領域を区分領域に分けた一例を示す図である。 第1の実施形態に係る放射線検出器の撮影領域を区分領域に分けた他の例を示す図である。 第1の実施形態に係る放射線検出器の撮影領域をマトリクス状の区分領域に分けた一例を示す図である。 第3の実施形態に係る病院情報システムの全体構成を示すブロック図である。 第3の実施形態に係るサーバの構成を示すブロック図である。 第3の実施形態に係る交換時期判定処理プログラムの処理の流れを示すフローチャートである。
以下、図面を参照して本発明を実施するための最良の形態について詳細に説明する。
〔第1の実施形態〕
先ず、本第1の実施形態に係る放射線画像撮影システム10(以下、「撮影システム10」とも称する。)の構成について説明する。図1には、本第1の実施形態に係る撮影システム10を配置した様子の一例として、撮影システム10が手術室内に設置された様子が示されている。
撮影システム10は、医師12や放射線技師の操作により放射線画像の撮影を行うものである。撮影システム10は、患者14が載置されるベッド16と、撮影条件に従った放射線量からなる放射線Xを患者14に照射する放射線照射装置18と、患者14を透過した放射線Xを検出して、検出した放射線量に応じた放射線画像を示す放射線画像情報(以下、単に「画像情報」とも言う。)を生成し、当該画像情報を予め定められた記憶領域に記憶することにより撮影を行う可搬型撮影装置20(以下、「電子カセッテ20」とも言う。)と、ベッド16に設けられ、ベッド16の患者14が載置される側で電子カセッテ20を片持ち支持する支持部材22と、複数の電子カセッテ20を起立させた状態で区別して収容するカセッテスタンド24と、放射線照射装置18、電子カセッテ20及びカセッテスタンド24を制御するコンソール26と、を備えている。
ベッド16は、放射線Xを透過させる材料で構成され、患者14が載置される略矩形平板状の載置台16Aと、載置台16Aの四隅に設けられ、載置台16Aを支持する脚部16Bと、を備えている。
放射線照射装置18は、載置台16Aの裏側(患者14が載置される側と反対側)から載置台16A上の患者14に放射線Xが照射されるように載置台16Aの裏側に配置されている。
電子カセッテ20は、裏面に、撮影した放射線画像が表示されるディスプレイ28を備え、ディスプレイ28を上方に向けた状態で、放射線照射装置18から照射された放射線Xが載置台16A及び患者14を透過して後述する放射線検出器36により検出されるように載置台16Aの表側(患者14が載置される側)に配置されている。
載置台16Aの患者14が載置される側の面には支持部材22が設けられている。支持部材22は、略L字状に屈曲しており、基端部が載置台16Aに固定されており、先端部には電子カセッテ20が着脱自在に取付けられている。
図2には、本第1の実施形態に係る電子カセッテ20の内部構成が示されている。
同図に示すように、電子カセッテ20は、放射線Xを透過させる材料からなる略矩形平板状の筐体30を備えている。電子カセッテ20は、手術室等で使用されるとき、血液やその他の雑菌が付着するおそれがある。そこで、筐体30を防水性、密閉性を有する構造として、必要に応じて殺菌洗浄することにより、1つの電子カセッテ20を繰り返し続けて使用することができる。筐体30の側面には通信ケーブルを接続するための接続端子20Aが設けられている。筐体30の内部には、放射線Xが照射される筐体30の照射面32側から、放射線Xの散乱線を除去するグリッド34と、患者14を透過して照射面32から照射された放射線Xを検出して、検出した放射線量に応じた放射線画像を示す画像情報を出力する放射線検出器36と、放射線Xのバック散乱線を吸収する鉛板38と、が順に配設される。
また、筐体30の内部の一端側には、マイクロコンピュータを含む電子回路及び充電可能な二次電池を収容するケース40が配置されている。放射線検出器36及び電子回路は、ケース40に収容された二次電池から供給される電力によって作動する。ケース40内部に収容された各種回路が放射線Xの照射に伴って損傷することを回避するため、ケース40の照射面32側には鉛板等の放射線を遮蔽する遮蔽部材を配設しておくことが望ましい。
図3には、本第1の実施形態に係るカセッテスタンド24の内部構成を示す端面図が示されている。
同図に示されるように、カセッテスタンド24のケーシング42の上面には、谷型に凹んだ挿入溝44が複数(本実施形態では、3つ)形成されている。挿入溝44の各々は開口部が略矩形状とされ、開口部の大きさは、電子カセッテ20の筐体30を挿入可能な大きさとされている。
各挿入溝44の底には、電動アクチュエータ46が設けられている。電動アクチュエータは、ケーシング42に埋設されたハウジング46aと、ハウジング46a内に収容配置された駆動ロッド46bと、を含んで構成されている。駆動ロッド46bは、螺子スピンドルと駆動ナットからなる送り螺子機構(図示省略)に連結されており、更に、螺子スピンドルはウォームホイール(図示省略)及びウォームギア(図示省略)を介してモータ(図示省略)に接続されている。このように構成された電動アクチュエータ46では、モータの回転により螺子スピンドルが回転することによって、駆動ロッド46bが軸線方向に伸縮する。
図4には、本第1の実施形態に係る撮影システム10の構成を示すブロック図が示されている。
放射線照射装置18には、コンソール26と通信を行うための接続端子18Aが設けられている。コンソール26には、放射線照射装置18と通信を行うための接続端子26A、電子カセッテ20と通信を行うための接続端子26B、及びカセッテスタンド24と通信を行うための接続端子26Cが設けられている。カセッテスタンド24には、コンソール26と通信を行うための接続端子24Aが設けられている。
放射線照射装置18は、通信ケーブル50を介してコンソール26に接続されている。電子カセッテ20は、放射線画像の撮影時に、接続端子20Aに通信ケーブル52が接続され、当該通信ケーブル52を介してコンソール26に接続される。カセッテスタンド24は、通信ケーブル54を介してコンソール26に接続されている。なお、本実施形態では、電子カセッテ20とコンソール26との間のデータ転送の高速化を図るために、通信ケーブル52に光ファイバを採用した光通信ケーブルを用いており、光通信によって電子カセッテ20とコンソール26との間でデータの転送を行っている。
電子カセッテ20に内蔵された放射線検出器36は、TFTアクティブマトリクス基板56上に、放射線Xを吸収し、電荷に変換する光電変換層が積層されて構成されている。光電変換層は例えばセレンを主成分(例えば含有率50%以上)とする非晶質のa−Se(アモルファスセレン)から成り、放射線Xが照射されると、照射された放射線量に応じた電荷量の電荷(電子−正孔の対)を内部で発生することで、照射された放射線Xを電荷へ変換する。なお、放射線検出器36は、アモルファスセレンのような放射線Xを直接的に電荷に変換する放射線-電荷変換材料の代わりに、蛍光体材料と光電変換素子(フォトダイオード)を用いて間接的に電荷に変換しても良い。蛍光体材料としては、ガドリニウム硫酸化物(GOS)やヨウ化セシウム(CsI)が良く知られている。この場合、蛍光材料によって放射線X−光変換を行い、光電変換素子のフォトダイオードによって光−電荷変換を行なう。
また、TFTアクティブマトリクス基板56上には、光電変換層で発生された電荷を蓄積する蓄積容量58と、蓄積容量58に蓄積された電荷を読み出すためのTFT60とを備えた画素部62(図4では個々の画素部62に対応する光電変換層を光電変換部64として模式的に示している)がマトリクス状に多数個配置されており、電子カセッテ20への放射線Xの照射に伴って光電変換層で発生された電荷は、個々の画素部62の蓄積容量58に蓄積される。これにより、電子カセッテ20に照射された放射線Xに担持されていた画像情報は電荷情報へ変換されて放射線検出器36に保持される。
また、TFTアクティブマトリクス基板56には、一定方向(行方向)に延設され個々の画素部62のTFT60をオンオフさせるための複数本のゲート配線66と、ゲート配線66と直交する方向(列方向)に延設されオンされたTFT60を介して蓄積容量58から蓄積電荷を読み出すための複数本のデータ配線68が設けられている。個々のゲート配線66はゲート線ドライバ70に接続されており、個々のデータ配線68は信号処理部72に接続されている。個々の画素部62の蓄積容量58に電荷が蓄積されると、個々の画素部62のTFT60は、ゲート線ドライバ70からゲート配線66を介して供給される信号により行単位で順にオンされ、TFT60がオンされた画素部62の蓄積容量58に蓄積されている電荷は、電荷信号としてデータ配線68を伝送されて信号処理部72に入力される。従って、個々の画素部62の蓄積容量58に蓄積されている電荷は行単位で順に読み出される。
図5には、本第1の実施形態に係る放射線検出器36の1画素部分に注目した等価回路図が示されている。
同図に示すように、TFT60のソースは、データ配線68に接続されており、このデータ配線68は、信号処理部72に接続されている。また、TFT60のドレインは蓄積容量58及び光電変換部64に接続され、TFT60のゲートはゲート配線66に接続されている。
信号処理部72は、個々のデータ配線68毎にサンプルホールド回路74を備えている。個々のデータ配線68を伝送された電荷信号はサンプルホールド回路74に保持される。サンプルホールド回路74はオペアンプ74Aとコンデンサ74Bを含んで構成され、電荷信号をアナログ電圧に変換する。また、サンプルホールド回路74にはコンデンサ74Bの両電極をショートさせ、コンデンサ74Bに蓄積された電荷を放電させるリセット回路としてスイッチ74Cが設けられている。
サンプルホールド回路74の出力側にはマルチプレクサ76、A/D変換器78が順に接続されており、個々のサンプルホールド回路に保持された電荷信号はアナログ電圧に変換されてマルチプレクサ76に順に(シリアルに)入力され、A/D変換器78によってデジタルの画像情報へ変換される。
信号処理部72にはラインメモリ80が接続されており(図4参照。)、信号処理部72のA/D変換器78から出力された画像情報はラインメモリ80に順に記憶される。ラインメモリ80は放射線画像を示す画像情報を所定ライン分記憶可能な記憶容量を有しており、1ラインずつ電荷の読み出しが行われる毎に、読み出された1ライン分の画像情報がラインメモリ80に順次記憶される。
ラインメモリ80は電子カセッテ20全体の動作を制御するカセッテ制御部82と接続されている。カセッテ制御部82は、マイクロコンピュータによって実現されており、光通信制御部84が接続されている。この光通信制御部84は、接続端子20Aに接続されており、接続端子20Aを介して接続された外部機器との間での各種情報の伝送の制御を行う。カセッテ制御部82は、光通信制御部84を介して外部機器との間で各種情報の送受信が可能とされている。
また、電子カセッテ20は、ディスプレイ28の表示制御を行うディスプレイドライバ86を備えており、ディスプレイドライバ86にはカセッテ制御部82が接続されている。カセッテ制御部82は、ラインメモリ80に記憶されている画像情報を読み出し、当該画像情報により示される放射線画像をディスプレイ28に表示させる。
また、電子カセッテ20は、後述するRFIDリーダ124と共にRFIDシステム(Radio Frequency Identification System;電波方式認識システム)を構成するRFIDチップ88が設けられている。RFIDチップ88にはカセッテ制御部82が接続されている。RFIDチップ88のメモリ(図示省略)には電子カセッテ20のID番号が予め記憶されている。
更に、電子カセッテ20は、電源部90を備えており、上述した各種回路や各素子(ゲート線ドライバ70、信号処理部72、ラインメモリ80、光通信制御部84やカセッテ制御部82として機能するマイクロコンピュータ)は、電源部90から供給された電力によって作動する。電源部90は、電子カセッテ20の可搬性を損なわないように、バッテリ(充電可能な二次電池)を内蔵しており、充電されたバッテリから各種回路・素子へ電力を供給する。
一方、コンソール26は、サーバ・コンピュータとして構成されており、操作メニューや撮影された放射線画像等を表示するディスプレイ92と、複数のキーを含んで構成され、各種の情報や操作指示が入力される操作パネル94と、を備えている(図1も参照。)。
また、コンソール26は、装置全体の動作を司るCPU(Central Processing Unit)96と、制御プログラムを含む各種プログラム等が予め記憶されたROM(Read Only Memory)98と、各種データを一時的に記憶するRAM(Random Access Memory)100と、各種データを記憶して保持するHDD(Hard Disk Drive)102と、ディスプレイ92への各種情報の表示を制御するディスプレイドライバ104と、操作パネル94に対する操作状態を検出する操作入力検出部106と、接続端子26Aに接続され、接続端子26A及び通信ケーブル50を介して放射線照射装置18との間で曝射条件や放射線照射装置18の状態情報等の各種情報の送受信を行う通信インタフェース(I/F)部108と、接続端子26Bに接続され、接続端子26B及び通信ケーブル52を介して電子カセッテ20との間で画像情報等の各種情報の送受信を行う光通信制御部110と、接続端子26Cに接続され、接続端子26C及び通信ケーブル54を介してカセッテスタンド24との間で各種情報の送受信を行う通信I/F部112と、予め定められた数値範囲(本実施形態では、0〜9999の整数)で乱数を生成する乱数生成部114と、を備えている。
CPU96、ROM98、RAM100、HDD102、ディスプレイドライバ104、操作入力検出部106、通信I/F部108,112、光通信制御部110、及び乱数生成部114は、システムバスBUSを介して相互に接続されている。従って、CPU96は、ROM98、RAM100、HDD102へのアクセスを行うことができると共に、ディスプレイドライバ104を介したディスプレイ92への各種情報の表示の制御、操作入力検出部106を介した操作パネル94に対するユーザの操作状態の把握、通信I/F部108を介した放射線照射装置18との各種情報の送受信の制御、光通信制御部110を介した電子カセッテ20との各種情報の送受信の制御、通信I/F部112を介したカセッテスタンド24との各種情報の送受信の制御、乱数生成部114に対しての乱数生成の指示、乱数生成部114で生成した乱数の取得を各々行うことができる。
一方、放射線照射装置18は、放射線Xを出力する放射線源116と、接続端子18Aと接続され、コンソール26との間で曝射条件や放射線照射装置18の状態情報等の各種情報を送受信する通信I/F部118と、受信した曝射条件に基づいて放射線源116を制御する線源制御部120と、を備えている。線源制御部120は、マイクロコンピュータによって実現されており、受信した曝射条件を記憶し、記憶した曝射条件に基づいて放射線源116から放射線Xを照射させる。
一方、カセッテスタンド24は、電動アクチュエータ46の他に、マイクロコンピュータによって実現され、カセッテスタンド24全体の動作を制御するカセッテスタンド制御部122と、収納溝44毎に設けられ、所定周波数の電波を発信し、RFIDチップ88と無線で通信を行ってRFIDチップ88に記憶されているID番号を読み取るRFIDリーダ124と、接続端子24Aに接続され、コンソール26との間で各種情報を送受信する通信I/F部126と、を備えている。
カセッテスタンド制御部122は、電動アクチュエータ46、RFIDリーダ124、及び通信I/F126に接続されており、電動アクチュエータ46の駆動制御、通信I/F部126を介したコンソール26との各種情報の送受信の制御、RFIDリーダ124の作動の制御を各々行うことができる。
ところで、本第1の実施形態に係る電子カセッテ20では、放射線検出器36の劣化度を数値化する劣化度数値化処理が実行される。
次に、図6を参照して、上記劣化度数値化処理を実行する際の電子カセッテ20の処理ルーチンを説明する。なお、図6は、この際に電子カセッテ20のカセッテ制御部82によって実行される劣化度数値化処理プログラムの処理の流れを示すフローチャートであり、当該プログラムはカセッテ制御部82に接続されている図示しないメモリの所定領域に予め記憶されている。
同図のステップ200では、電子カセッテ20を用いた撮影が行われるまで待機し、次のステップ202では、RFIDチップ88のメモリの所定領域に放射線検出器36の劣化度として「1」を加算し、本劣化度数値化処理プログラムを終了する。
なお、本第1の実施形態では、電子カセッテ20を用いた撮影が行われる毎に、RFIDチップ88のメモリの所定領域に劣化度「1」を加算することにより、撮影回数をカウントしているが、これに限らず、電子カセッテ20を用いた撮影を行う毎に、当該撮影で検出された放射線量に応じた値を劣化度としてRFIDチップ88のメモリの所定領域に加算してもよい。また、劣化度は、撮影回数、欠陥画素数、欠陥画素の配置、累積放射線被曝線量、及び放射線検出器36でのノイズ量の少なくとも1つから算出されることが好ましい。これにより、劣化度の信頼度を高めることができる。
放射線検出器36は、撮影回数や照射された放射線の線量が多くなるほど欠陥画素が多くなる。このため、欠陥画素数と劣化度には相関関係がある。
欠陥画素は、例えば、放射線照射装置18から放射線を照射せずに放射線検出器36の各画素部50に蓄積された電荷を読み出し、読み出した電荷量が放射線が未照射状態での正常な範囲内であるか否かを判定することにより検出できる。
また、電子カセッテ20は、放射線検出器36に欠陥画素数が少なくても、放射線画像で患者14の撮影部位と重なる位置に欠陥画素がある場合、放射線画像に対する欠陥画素の影響が大きくより劣化している。
そこで、例えば、放射線検出器36の放射線画像を撮影可能な撮影領域を欠陥画素が位置した場合の放射線画像への影響度合に応じて区分し、当該区分した区分領域毎に影響度合に応じて重み値を定める。そして、区分領域毎に、区分領域内の欠陥画素の個数に区分領域に対応する重み値を乗算し、区分領域毎の乗算によって得られた値を合計した値を劣化度としてもよい。図11及び図12には、放射線検出器36の撮影領域の区分領域毎に重み値を定めた例が示されている。図11では、放射線検出器36の撮影領域の中央付近で重み値が大きくなるように区分されている。一方、放射線検出器36の撮影領域が大きい場合、撮影部位を撮影領域の長手方向の何れか一方に寄せて撮影が行われることがある。そこで、図12では、放射線検出器36の撮影領域を半分に分けて、それぞれ半分の撮影領域内の中央付近で重み値が大きくなるように区分されている。
また、例えば、放射線検出器36の撮影領域を複数の均等な区分領域に区分して、隣合う区分領域に欠陥画素がある場合に放射線画像への影響が大きいため重み値を大きく変更して、各区分領域毎に、区分領域内の欠陥画素の個数に区分領域に対応する重み値を乗算し、区分領域毎の乗算によって得られた値を合計した値を劣化度としてもよい。図13には、放射線検出器36の撮影領域をマトリクス状の区分領域に分けた例が示されている。例えば、図13に示すように、隣合う区分領域に欠陥画素がない場合、重み値を「1」とし、隣合う区分領域に欠陥画素がある場合、重み値を「2」とする。
また、放射線検出器36及びサンプルホールド回路74は、劣化するほど暗電流などのノイズが多くなる。このため、ノイズ量と劣化度には相関関係がある。
ノイズ量は、例えば、放射線照射装置18から放射線を照射せずに放射線検出器36の各画素部50に蓄積された電荷を定期的に読み出し、読み出した電荷量から求めることができる。ノイズ量は、例えば、初期の電荷量に対する定期的に読み出した電荷量の増加量をノイズ量としてもよく、また、所定の基準値に対する定期的に読み出した電荷量の増加量をノイズ量としてもよい。
なお、ノイズ量や欠陥画素を検出するタイミングは、例えば、所定回の撮影毎としてもよく、電子カセッテ20の電源オン、電源オフの少なくとも一方としてもよく、放射線画像の撮影前、撮影後の少なくとも一方としてもよく、特定の時刻してもよく、月の開始日、末日などの特定の日付としてもよく、これらを組み合わせてもよい。
また、本第1の実施形態では、電子カセッテ20で劣化度の数値化を行っているが、これに限らず、カセッテスタンド24やコンソール26で劣化度の数値化を行ってもよい。
ところで、本第1の実施形態に係るコンソール26は、カセッテスタンド24に複数の電子カセッテ20が収容された状態で、操作パネル94に対して所定の入力操作が行われると、カセッテスタンド制御部122に対して、RFIDリーダ124によりカセッテスタンド24に収容されている複数の電子カセッテ20の各々のRFIDチップ88のメモリに記憶されている劣化度及びID番号を読み取らせるように指示を行う。カセッテスタンド制御部122は、RFIDリーダ124によって読み取られた電子カセッテ20毎の劣化度及びID番号を関連付けてコンソール26に送信する。これに応じて、コンソール26では、カセッテスタンド24に収容されている複数の電子カセッテ20から特定の電子カセッテ20の使用を推奨する電子カセッテ推奨処理が実行される。
次に、図7を参照して、上記電子カセッテ推奨処理を実行する際のコンソール26の処理ルーチンを説明する。なお、図7は、この際にコンソール26のCPU96によって実行される電子カセッテ推奨処理プログラムの処理の流れを示すフローチャートであり、当該プログラムはROM98の所定領域に予め記憶されている。
同図のステップ300では、カセッテスタンド24から送信された複数組のID番号及び劣化度の受信待ちを行い、次のステップ302では、上記ステップ300で受信した複数組のID番号及び劣化度を一例として図8に示すようにディスプレイ92に表示する。なお、図8は、ディスプレイ92に表示された複数組のID番号及び劣化度の一例を示す図である。
なお、本第1の実施形態では、劣化度をコンソール26のディスプレイ92に表示しているが、これに限らず、劣化度を、対応する電子カセッテ20のディスプレイ28に表示してもよい。この場合、カセッテスタンド24のRFIDリーダ124によるID番号及び劣化度の読み取りが不要となる。また、カセッテスタンド24にディスプレイを設け、当該ディスプレイにRFIDリーダ124によって読み取られた電子カセッテ20毎の劣化度を表示してもよい。この場合、RFIDリーダ124によって読み取った電子カセッテ20毎のID番号及び劣化度のコンソール26への送信が不要となる。
次のステップ304では、上記ステップ302の処理を終了してから所定時間(例えば、20秒)経過するまで待機し、次のステップ306では、上記ステップ300で受信した複数の劣化度のうち、最も大きな劣化度に対応するID番号の電子カセッテ20の使用を推奨する推奨メッセージを一例として図9に示すようにディスプレイ92に表示し、本電子カセッテ推奨処理プログラムを終了する。なお、図9は、ディスプレイ92に表示された推奨メッセージの一例を示す図である。
上記ステップ306の処理では、最も大きな劣化度に対応するID番号の電子カセッテ20の使用を推奨する推奨メッセージをディスプレイ92に表示しているが、これに限らず、例えば、予め定められた閾値以上の劣化度に対応するID番号の電子カセッテ20の使用を推奨する推奨メッセージをディスプレイ92に表示してもよい。また、スピーカなどの音声再生装置を用いて推奨メッセージを可聴表示してもよいし、プリンタなどの画像形成装置を用いて推奨メッセージを記録用紙に印字することにより永久可視表示してもよい。また、上記ステップ306の処理では、推奨メッセージをコンソール26のディスプレイ92に表示しているが、これに限らず、推奨メッセージを電子カセッテ20のディスプレイ28に表示してもよいし、カセッテスタンド24にディスプレイを設け、当該ディスプレイに推奨メッセージを表示してもよい。
以上、詳細に説明したように、本第1の実施形態に係る撮影システム10では、各々患者14を透過した放射線Xを検出する放射線検出器36を有し、当該放射線検出器36により検出された放射線量に応じた放射線画像を示す画像情報を生成し、当該画像情報をラインメモリ80に記憶することにより撮影を行う複数の電子カセッテ20と、複数の電子カセッテ20の各々の放射線検出器36の劣化度を数値化するカセッテ制御部82と、を備えているので、複数の電子カセッテ20のうち、特定の電子カセッテ20の集中的な使用を支援することができる。
また、本第1の実施形態に係る撮影システム10では、ディスプレイ92により、カセッテ制御部82により数値化された劣化度が電子カセッテ20のID番号に対応して表示されるので、医師12や放射線技師は、複数の電子カセッテ20のうちの何れの電子カセッテ20を使用することが好ましいのかを容易に知ることができる。
また、本第1の実施形態に係る撮影システム10では、カセッテ制御部82により数値化された劣化度に基づいて電子カセッテ20の使用を推奨する推奨メッセージがディスプレイ92により表示されるので、ユーザに対して特定の電子カセッテ20の使用を促すことができる。
〔第2の実施形態〕
上記第1の実施形態では、劣化度に基づいて電子カセッテ10の使用を推奨する場合の形態例を挙げて説明したが、本第2の実施形態では、複数の電子カセッテ10から、複数回の撮影を行う際に劣化度に応じた割合で各電子カセッテ10を選択する場合の形態例について説明する。なお、本第2の実施形態に係る撮影システムの構成は上記第1の実施形態に係る撮影システム10と同様であるので、ここでの説明は省略する。
ところで、本第2の実施形態に係る撮影システム10のカセッテスタンド24は、上記第1の実施形態で説明したように、コンソール26の指示に応じてカセッテスタンド24に収容されている複数の電子カセッテ20の各々から劣化度及びID番号を読み取り、コンソール26に送信する。これに応じてコンソール26では、カセッテスタンド24に対して、収容している複数の電子カセッテ20から1つの電子カセッテ20を選択させるための電子カセッテ選択処理が実行される。
次に、図10を参照して、上記電子カセッテ選択処理を実行する際のコンソール26の処理ルーチンを説明する。なお、図10は、この際にコンソール26のCPU96によって実行される電子カセッテ選択処理プログラムの処理の流れを示すフローチャートであり、当該プログラムは、ROM98の所定領域に予め記憶されている。
同図のステップ400では、カセッテスタンド24から送信された複数組のID番号及び劣化度の受信待ちを行い、次のステップ402では、予め定められた数値範囲(本第2の実施形態では、0〜9999の整数)を上記ステップ400で受信した劣化度に応じた割合で分割し、分割した数値範囲を、対応する劣化度に関連付けられているID番号に割り当てる。
例えば、劣化度「2」が付与された電子カセッテ20と、劣化度「3」が付与された電子カセッテ20と、劣化度「5」が付与された電子カセッテ20とがカセッテスタンド24に収容されている場合、劣化度「2」に関連付けられているID番号には0〜1999が割り当てられ、劣化度「3」に関連付けられているID番号には2000〜4999の整数が割り当てられ、劣化度「5」に関連付けられているID番号には5000〜9999の整数が割り当てられる。
次のステップ404では、乱数生成部114に対して乱数を生成させるように指示を行う。これに応じて、乱数生成部114では、乱数が生成される。
次のステップ406では、上記ステップ402で分割して得られた各数値範囲のうち、上記ステップ404の処理により乱数生成部114で生成された乱数が属する数値範囲に割り当てられたID番号を指定し、当該ID番号をカセッテスタンド24に送信する。これに応じて、カセッテスタンド24のカセッテスタンド制御部122は、コンソール26から送信されたID番号の電子カセッテ20が収容されている収容溝44に対応している電動アクチュエータ46を駆動ロッド46bが当該収容溝44の底から突出するように駆動させる。これにより、カセッテスタンド24の収納溝44から1つの電子カセッテ20が押し出される。このように、本第2の実施形態に係る撮影システム10では、カセッテスタンド24から電子カセッテ20を押し出すことにより当該電子カセッテ20を選択する。
次のステップ408では、上記ステップ402で分割して得られた各数値範囲のうち、上記ステップ404の処理により乱数生成部114で生成された乱数が属する数値範囲に割り当てられたID番号をディスプレイ92に表示させる。これにより、医師12や放射線技師は、カセッテスタンド24に収容されている複数の電子カセッテ20のうちの何れの電子カセッテ20の使用が推奨されているのかを容易に知ることができる。
次のステップ410では、上記ステップ402で分割して得られた各数値範囲のうち、上記ステップ404の処理により乱数生成部114で生成された乱数が属する数値範囲に割り当てられたID番号の電子カセッテ20の劣化度が予め定められた閾値を超えているか否かを判定し、否定判定となった場合には本電子カセッテ選択処理プログラムを終了する一方、肯定判定となった場合にはステップ412へ移行し、予め定められた撮影対象を示す情報をディスプレイ92に表示させた後、本電子カセッテ選択処理プログラムを終了する。
なお、上記の予め定められた閾値としては、電子カセッテ20の実機による試験や、電子カセッテ20の設計仕様等に基づくコンピュータ・シミュレーション等によって、所定レベル以上の画質の放射線画像を得ることができるものとして予め得られた値を適用すればよい。
また、上記の「予め定められた撮影対象」としては、精密な読影を必要としない撮影対象が例示できる。
以上詳細に説明したように、本第2の実施形態に係る撮影システム10では、複数の電子カセッテ20から、複数回の撮影を行う際に劣化度に応じた割合で各電子カセッテ20を選択する電動アクチュエータ46を備えているので、複数の電子カセッテ20のうち、特定の電子カセッテ20の集中的な使用を支援することができる。
また、本実施形態に係る撮影システム10では、電動アクチュエータ46により選択された電子カセッテ20の劣化度が予め定められた閾値を超えた場合に予め定められた撮影対象を示す情報がディスプレイ92に表示されるので、電子カセッテ20の性能の低下に起因する撮影のやり直しを防止することができる。
〔第3の実施形態〕
次に、第3の実施形態について説明する。この第3の実施形態の特徴は、電子カセッテ20の劣化度を定期的に外部のデータセンタに設けられたサーバ・コンピュータに送信し、サーバ・コンピュータにおいて電子カセッテ20の交換時期を判定する点にある。
図14には、放射線画像撮影システム10を含んだ病院全体の病院情報システム(HIS:Hospital Information System)500全体の概略構成を示すブロック図が示されている。
第3の実施の形態に係る放射線画像撮影システム10は、HIS500の一部を構成しており、上記第1及び第2の実施形態で説明したコンソール26、複数の電子カセッテ20、カセッテスタンド24及び放射線照射装置18に加えて、撮影受付端末502、放射線検出器を装置内に組み込んだ据置型の放射線撮影装置504、イメージングプレート(IP)を内蔵したIPカセッテ506、IPカセッテ506に内蔵されたイメージングプレートから放射線画像を読み取る読取装置508をさらに備えている。
コンソール26、カセッテスタンド24、撮影受付端末502、放射線撮影装置504及び読取装置508は、病院内ネットワークN1に通信可能に接続されている。
また、病院内ネットワークN1には、複数台の端末装置510、画像処理装置512、データ・サーバ514が接続されている。
端末装置12は、医師や放射線技師が診断情報や施設予約の入力・閲覧をするためのものであり、放射線画像の撮影依頼(撮影予約)もこの端末装置12からなされる。各端末装置12は、表示装置付きのパーソナルコンピュータにより構成されている。
画像処理装置512は、サーバ・コンピュータにより構成され、放射線画像の読影に適した画像処理や病変部を特定する画像処理を行う各種の画像処理プログラムが記憶されており、撮影によって得られた放射線画像を示す画像情報に対して各種の画像処理を行う。
データ・サーバ514は、撮影によって得られた放射線画像を示す画像情報及び画像処理装置512により画像処理された画像情報を記憶する。
撮影受付端末502は、放射線画像の撮影を行う撮影室の入り口に設けられ、医師や放射線技師が放射線画像の撮影を行う際の受付処理を行う。
第3の実施の形態に係るカセッテスタンド24は、収容された電子カセッテ20を病院内ネットワークN1と通信可能に接続する。図14ではカセッテスタンド24に収納されている電子カセッテ20をカセッテスタンド24と線で結んでいる。なお、電子カセッテ20を無線通信可能として、コンソール26や病院内ネットワークN1と無線通信を行うようにしてもよい。
また、HIS500は、ルータなどの不図示のネットワーク機器を介してインターネットなどの外部ネットワークN2と接続され、外部ネットワークN2を介してデータセンタ520に設けられたサーバ・コンピュータ(以下「サーバ」という。)530と通信を行うことが可能とされている。
図15には、本実施の形態に係るサーバ530の詳細な構成が示されている。
サーバ530は、操作メニュー及びメッセージ等を表示するディスプレイ532と、ユーザからの各種の操作指示が入力されるキーボード及びポインティングデバイス等の操作入力部534と、を備えている。
また、サーバ530は、装置全体の動作を司るCPU536と、制御プログラムを含む各種プログラム等が予め記憶された記録媒体としてROM538と、各種情報を一時的に記憶するRAM540と、インストールされたソフト含む各種情報を記憶して保持するHDD542と、ディスプレイ532への各種情報の表示を制御するディスプレイ・ドライバ544と、操作入力部534に対する操作状態を検出する操作入力検出部546と、外部ネットワークN2と通信を行うための通信I/F部548と、を備えている。
CPU536、ROM538、RAM540、HDD542、ディスプレイ・ドライバ544、操作入力検出部546、及び通信I/F部548は、システムバスBUS2を介して相互に接続されている。従って、CPU536は、ROM538、RAM540、及びHDD542へのアクセスを行うと共に、ディスプレイ・ドライバ544を介したディスプレイ532への各種情報の表示の制御、通信I/F部548を介したネットワーク18との情報の送受信の制御を行う。また、CPU536は、操作入力検出部546を介して操作入力部534に対するユーザの操作状態を把握する。
本実施形態に係るコンソール26は、定期的にカセッテスタンド制御部122に対して、電子カセッテ20のRFIDチップ88のメモリから劣化度及びID番号を読み取るように指示を行う。カセッテスタンド制御部122は、カセッテスタンド24に収容された各電子カセッテ20のRFIDチップ88のメモリに記憶された劣化度及びID番号をRFIDリーダ124によって読み取り、読み取った劣化度及びID番号をコンソール26へ送信する。コンソール26は、読み取られた各電子カセッテ20の劣化度及びID番号を劣化度素情報としてサーバ530に送信する。
なお、本第3の実施形態では、上記第1の実施形態と同様に電子カセッテ20で劣化度の数値化を行っているが、これに限らず、カセッテスタンド24やコンソール26、サーバ530で劣化度の数値化を行ってもよい。
また、コンソール26が劣化度素情報を送信するタイミングは、例えば、所定回の撮影毎としてもよく、コンソール26の電源オン、電源オフの少なくとも一方としてもよく、特定の時刻してもよく、月の開始日、末日などの特定の日付としてもよく、これらを組み合わせてもよい。
サーバ530は、コンソール26から劣化度情報を受信すると、受信した劣化度素情報に基づいて各電子カセッテ20の交換時期を判定する交換時期判定処理を実行する。
次に、図16を参照して、上記交換時期判定処理を実行する際のコンソール26の処理ルーチンを説明する。なお、図16は、この際にサーバ530のCPU536によって実行される交換時期判定処理プログラムの処理の流れを示すフローチャートであり、当該プログラムはHDD542の所定領域に予め記憶されている。
同図のステップ600では、劣化度情報により示される各電子カセッテ20の劣化度が電子カセッテ20の交換を必要とする所定の閾値以下であるか否かを判定し、肯定判定となった場合は処理終了となり、否定判定となった場合はステップ602へ移行する。
なお、上記の所定の閾値としては、電子カセッテ20の実機による試験や、電子カセッテ20の設計仕様等に基づくコンピュータ・シミュレーション等によって、放射線検出器36の交換が必要となるまで放射線画像の画質が劣化する劣化度を求めて適用すればよい。
ステップ602では、劣化度が閾値よりも大きい電子カセッテ20のID番号を外部ネットワークN2及び病院内ネットワークN1を介してコンソール26へ通知し、処理を終了する。
コンソール26では、通知されたID番号の電子カセッテ20の交換を促すメッセージを表示する。これにより、劣化が進んだ電子カセッテ20の交換を促すことができる。
なお、サーバ530は、劣化度が閾値よりも大きい電子カセッテ20が存在する場合、劣化度が閾値よりも大きい電子カセッテ20のID番号をディスプレイ532に表示して、電子カセッテ20のメンテナンスや交換のための作業員をデータセンタ520から派遣させるようにしてもよい。
以上詳細に説明したように、本実施形態に係るサーバ530では、通信I/F部548を介して複数の電子カセッテ20の劣化度を取得し、複数の電子カセッテ20の劣化度を把握することにより、適切な時期に電子カセッテ20の交換を促すことができる。
以上、本発明を上記各実施形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記各実施形態に記載の範囲には限定されない。発明の主旨を逸脱しない範囲で上記各実施形態に多様な変更または改良を加えることができ、当該変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
また、上記各実施形態は、特許請求の範囲に記載された発明を限定するものではなく、また、上記各実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。上記各実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における状況に応じた組み合わせにより種々の発明を抽出できる。上記各実施形態に示される全構成要件から幾つかの構成要件が削除されても、効果が得られる限りにおいて、この幾つかの構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
例えば、上記第2の実施形態では、複数の電子カセッテ20から劣化度に応じた割合で電子カセッテ20を選択する場合の形態例を挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、電動アクチュエータ46により、複数の電子カセッテ20から劣化度が所定値以上の電子カセッテ20をカセッテスタンド46の収納溝44から押し出すことにより選択してもよい。この場合も、複数の電子カセッテ20のうち、特定の電子カセッテ20の集中的な使用を支援することができる。なお、上記所定値を変更可能にしてもよい。この場合、操作パネル94に所望の値を入力することにより上記所定値を更新する形態やコンソール26に多段階調節が可能なスイッチ(例えば、ディップスイッチ)を設け、当該スイッチを操作することにより上記所定値を更新する形態が例示できる。
また、上記第2の実施形態では、電動アクチュエータ46を用いて収納溝44から電子カセッテ20を押し出す場合の形態例を挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、ソレノイドを用いて収納溝44から電子カセッテ20を押し出すようにしもよい。このように、収納溝44から電子カセッテ20を押し出すことができるアクチュエータであれば如何なるものであってもよい。
また、上記第2の実施形態では、電動アクチュエータ46を駆動させて収容溝44から電子カセッテ20を押し出すことにより電子カセッテ20を選択する場合の形態例を挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、電子カセッテ20にLED(light emitting diode)などの発光素子を設け、当該発光素子を発光させることにより電子カセッテ20を選択する形態や電子カセッテ20にブザーを設け、当該ブザーを鳴動させることにより電子カセッテ20を選択する形態としてもよい。
また、上記第2の実施形態では、コンソール26のディスプレイ92に予め定められた撮影対象を示す情報を表示する場合の形態例を挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、予め定められた撮影対象を示す情報を、対応する電子カセッテ20のディスプレイ28に表示するようにしてもよい。また、カセッテスタンド24にディスプレイを設け、当該ディスプレイに予め定められた撮影対象を示す情報を表示するようにしてもよい。また、コンソール26及びカセッテスタンド24以外にディスプレイを設置し、当該ディスプレイに予め定められた撮影対象を示す情報を表示するようにしてもよい。
また、上記第2の実施形態では、使用を推奨した電子カセッテ20の劣化度が予め定められた閾値を超えている場合、コンソール26のディスプレイ92に撮影対象を示す情報を表示する場合の形態例を挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、電子カセッテ20の劣化度を複数の段階的な閾値の各々と比較することにより、電子カセッテ20の劣化度を複数段階にランク分けし、劣化度のランクに応じた撮影対象を示す情報を表示するようにしてもよい。例えば、電子カセッテ20の劣化度を例えば、高、中、低の3段階にランク分けし、劣化度が低の場合は高いレベルでの精密な読影を必要とする撮影対象(例えば、癌の病変部)を表示し、劣化度が中の場合はそれ程精密な読影を必要としない撮影対象(例えば、肺炎などの炎症部)を表示し、劣化度が高の場合は精密な読影を必要としない撮影対象(例えば、骨折部分)を表示するようにしてもよい。
また、上記第2の実施形態では、使用を推奨した電子カセッテ20の劣化度が予め定められた閾値を超えた場合、警告を表示するようにしてもよい。これにより、医師12や放射線技師が電子カセッテ20が劣化していることが分かるため、電子カセッテ20のメンテナンスの動機付けとなる。
また、上記第1及び第2の実施形態では、電子カセッテ20の劣化度を撮影対象となった撮影部位を示す情報と関連付けて電子カセッテ20内のメモリ(例えばRFIDチップ88のメモリ)やコンソール26のHDD102に記憶してもよい。これにより、撮影部位に適した撮影が行われたか管理することができる。
また、撮影された放射線画像を示す画像情報に当該放射線画像を撮影した電子カセッテ20の劣化度を対応させて記憶させてもよい。劣化度を対応させて記憶には、画像情報自体のヘッダやフッタ、タグに劣化度を記憶させること及び画像情報に関連付けて記憶させることを含む。これにより、どのような劣化度の電子カセッテ20で放射線画像が撮影されたかを管理でき、トレーサビリティが向上する。
また、上記各実施形態では、RFIDシステムを利用して電子カセッテ20から劣化度及びID番号を取得する場合の形態例を挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、光通信などの他の形態の非接触型通信を利用して電子カセッテ20から劣化度及びID番号を取得してもよい。また、非接触型通信に限ることなく、専用の端子にICチップを接続することで通信を行う接触型通信を利用して電子カセッテ20から劣化度及びID番号を取得してもよい。
上記第3の実施形態では、コンソール26から各電子カセッテ20の劣化度及びID番号を劣化度素情報としてサーバ530に送信する場合の形態例を挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、据置型の放射線撮影装置504が組み込まれた放射線検出器の劣化度を求め、当該劣化度を示す情報を放射線撮影装置504から直接又はコンソール26を介してサーバ530に送信するようにしてもよい。これにより、サーバ530は、据置型の放射線撮影装置504に組み込まれた放射線検出器の劣化度も把握するできるため、適切な時期に放射線撮影装置504のメンテナンスを促すことができる。
その他、上記各実施形態で説明した撮影システム10の構成(図1〜図5を参照。)は一例であり、本発明の主旨を逸脱しない範囲内において状況に応じて変更可能であることは言うまでもない。
また、上記第1の実施形態で説明した劣化度数値化処理プログラムの処理の流れ(図6を参照。)、上記第1の実施形態で説明した電子カセッテ推奨処理プログラムの処理の流れ(図7を参照。)、及び上記第2の実施形態で説明した電子カセッテ選択処理プログラム(図10を参照。)も一例であり、本発明の主旨を逸脱しない範囲内において不要なステップを削除したり、新たなステップを追加したり、処理順序を入れ替えたりすることができることは言うまでもない。
10 撮影システム
20 電子カセッテ(撮影装置)
24 カセッテスタンド
26 コンソール(管理装置)
36 放射線検出器(放射線検出手段)
46 電動アクチュエータ(選択手段)
74 サンプルホールド回路(生成手段)
80 ラインメモリ(記憶手段)
82 カセッテ制御部(数値化手段)
92 ディスプレイ(推奨手段、表示手段)
96 CPU(数値化手段)
112 通信I/F部(取得手段)
536 CPU(数値化手段)
530 サーバ(管理装置)
548 通信I/F部(取得手段)

Claims (10)

  1. 各々被検体を透過した放射線を検出する放射線検出手段を有し、当該放射線検出手段により検出された放射線量に応じた放射線画像を示す画像情報を生成し、当該画像情報を予め定められた記憶領域に記憶することにより撮影を行う複数の撮影装置から前記放射線検出手段の劣化度に相関する相関情報を取得する取得手段と、
    前記取得手段により取得された相関情報に基づいて前記複数の撮影装置の各々の前記放射線検出手段の劣化度を数値化する数値化手段と、
    を含む管理装置。
  2. 前記数値化手段により数値化された劣化度を前記撮影装置毎に対応させて表示する表示手段を更に含む請求項1記載の管理装置。
  3. 前記数値化手段により数値化された劣化度に基づいて前記撮影装置の使用を推奨する推奨手段を更に含む請求項1または請求項2記載の管理装置。
  4. 前記複数の撮影装置から、前記数値化手段により数値化された劣化度に基づいて、複数回の撮影を行う際に前記劣化度に応じた割合で各撮影装置を選択する選択手段を更に含む請求項1または請求項2記載の管理装置。
  5. 前記複数の撮影装置から前記劣化度が所定値以上の撮影装置を選択する選択手段を更に含む請求項1または請求項2記載の管理装置。
  6. 前記選択手段により選択された撮影装置の劣化度が予め定められた閾値を超えた場合に予め定められた撮影対象を示す情報を表示する表示手段を更に含む請求項4または請求項5に記載の管理装置。
  7. 前記相関情報を、撮影回数、前記放射線検出手段の欠陥画素数、前記放射線検出手段の欠陥画素の配置、累積放射線被曝線量、及び前記放射線検出手段のノイズ量の少なくとも1つとした請求項1〜請求項6の何れか1項に記載の管理装置。
  8. コンピュータを、
    各々被検体を透過した放射線を検出する放射線検出手段を有し、当該放射線検出手段により検出された放射線量に応じた放射線画像を示す画像情報を生成し、当該画像情報を予め定められた記憶領域に記憶することにより撮影を行う複数の撮影装置の各々の前記放射線検出手段の劣化度を数値化する数値化手段として機能させるためのプログラム。
  9. コンピュータを、請求項1〜請求項7の何れか1項に記載の管理装置における数値化手段として機能させるためのプログラム。
  10. 各々被検体を透過した放射線を検出する放射線検出手段と、
    前記放射線検出手段により検出された放射線量に応じた放射線画像を示す画像情報を生成する生成手段と、
    前記生成手段により生成された画像情報を記憶する記憶手段と、
    前記放射線検出手段の劣化度に相関する相関情報に基づいて前記放射線検出手段の劣化度を数値化する数値化手段と、
    を含む撮影装置。
    前記放射線検出手段の劣化度に相関する相関情報に基づいて前記放射線検出手段の劣化度を数値化する数値化手段と、
    を含む撮影装置。
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