JP2008099808A - X線撮影装置の検出器管理方法及び管理装置 - Google Patents

X線撮影装置の検出器管理方法及び管理装置 Download PDF

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Abstract

【課題】複数のX線検出器の品質状況を管理し、X線検出器の方式、劣化状況を反映した品質管理及び最適な撮影を行うことを可能にする。
【解決手段】ステップS1において、撮影終了通知を待つ。X線撮影が終了すると、ステップS2において撮影に使用したX線検出器の品質情報を取得する。ステップS3において、撮影に使用した撮影情報を取得する。ステップS4において、取得した撮影情報に基づいて、X線検出器の品質情報を更新する。次に、ステップS5において、更新された品質情報を表示する。
【選択図】 図4

Description

本発明は、X線検出器を用いてX線を可視化するX線撮影装置の検出器管理方法及び管理装置に関するものである。
近年の医療用のX線撮影装置では、デジタル技術の進歩に伴い、様々な方式を用いたデジタルX線撮影装置が普及している。例えば、輝尽性蛍光体にX線強度分布を潜像化し、この輝尽性蛍光体をレーザー走査することにより潜像を励起し、発生する蛍光を光電子増倍管で読み取るコンピューテッド・ラジオグラフィ(CR)装置がある。
また、蛍光体と大面積アモルファスシリコン(a−Si)センサを密着させた放射線平面X線検出器、所謂フラットパネルディテクタ(FPD)を使用し、光学系等を介さずに放射線像を直接デジタル化するデジタルX線撮影装置が実用化されている。また、アモルファスセレン(a−Se)、ガリウムヒ素(GaAs)、カドミウム化テルル(CdTe)、よう化鉛(PbI2)及びよう化水銀(HgI2)等を使用して、放射線を直接光電変換して電子に変換するFPDも実用化されている。
また近年では、X線検出器部のみを携帯型とした可搬可能なカセッテ或いは電子カセッテと呼ばれる装置も普及してきており、全ゆる撮影に柔軟性をもって対応できるようになってきている。
ここで、上述したようなデジタルX線撮影装置において、方式等の違いによってX線検出器の諸特性は異なり、出力画像の画質も異なるものである。また、極めて精密な製造工程であっても、完全に同一特性のX線検出器を製造することは困難であり、同じ方式のX線検出器でも少なからず画質の相違が見られる。更に、経時変化によるX線検出器の性能劣化は免れず、長期間に渡って同一画質を保つことは困難であり、画質変動が生ずる可能性がある。
なお、X線検出器の諸特性としては、空間解像力、コントラスト、雑音、ダイナミックレンジ、線形性、均一性、検出効率、感度等がある。これらは、MTF(modulation transfer function)、NPS(noise power spectrum)、DQE(detective quantum efficiency)、SNR(signal-to-noise ratio)等の様々な評価指標を用いることで、統一的な画質評価が可能となる。
また、X線検出器の画質変動は、上述したような画質評価を定期的に行い、厳密に管理することが要求されている。このような品質管理(QC)は不変性試験と呼ばれ、その評価項目に関してはIEC(International Electro technical Commission)やJIS(Japanese Industrial Standards)等によって規定されている。
なお、測定に関しては通常ではQCファントムを撮影することで行われる。このQCファントムはアクリル樹脂やウレタン樹脂等の合成樹脂から成る基準物質中に、X線吸収率が既知の合成樹脂や金属等から構成された複数種の画質測定用パターンを配置し、複数の画質評価項目が測定できるように設計されている。このようなQCファントムの構成については特許文献1で開示されている。
特開2001−17417公報
ところで、X線検出器の画質特性は経時的に変化するが、方式、使用頻度、X線検出器の入射線量等により、その画質劣化の度合いは異なるものであり、不変性試験を厳密に行う場合に、試験頻度(間隔)はまちまちである。従って、ユーザは各X線検出器に応じて全ての試験時期を把握しておく必要があり、X線検出器の品質管理が煩雑になるという問題がある。
また、デジタルX線撮影装置において、検査項目毎に画質に対する要求仕様は異なるものである。例えば、身体の骨梁などの細かい情報を観察する検査では空間解像力、コントラスト等が重要視され、低線量撮影の検査では、ノイズ特性、感度等が重要視される。ユーザが最良の画質を得るためには、検査毎に複数のX線検出器の中から、最適なものを選択する必要がある。特に、上述の通り同じ方式のX線検出器においても、画質特性は少なからず異なり、またX線検出器の画質特性は経時的に変化するため、ユーザが最良のX線検出器を検査項目毎に手動で選択するのは困難である。
そこで、本発明の目的は、上記課題を解消し、複数のX線検出器の品質状況を管理し、X線検出器の方式、劣化状況を反映した品質管理及び最適な撮影を行うことを可能にするX線撮影装置の検出器管理方法及び管理装置を提供することにある。
上記目的を達成するための本発明に係るX線撮影装置の検出器管理方法の技術的特徴は、X線検出器を用いてX線画像を撮影するX線撮影装置に対し、前記X線検出器の前記品質情報を取得する品質情報取得工程と、撮影情報を取得する撮影情報取得工程と、前記撮影情報取得工程によって取得した前記撮影情報に基づいて前記X線検出器の品質情報を更新する品質情報更新工程とを備えることにある。
更に、本発明に係るX線撮影装置の検出器管理装置の技術的特徴は、X線検出器を用いてX線画像を撮影するX線撮影装置を接続した検出器管理装置において、前記X線検出器の品質情報を取得する品質情報取得手段と、撮影情報を取得する撮影情報取得手段と、該撮影情報取得手段によって取得した前記撮影情報に基づいて前記X線検出器の前記品質情報を更新する品質情報更新手段とを備えることにある。
本発明に係るX線撮影装置の検出器管理方法及び管理装置によれば、複数のX線検出器の品質状況を管理し、品質情報を表示することでX線検出器の品質状況を容易に把握することができる。
本発明を図示の実施例に基づいて詳細に説明する。
図1は第1の実施形態におけるX線撮影システムのブロック回路構成図である。検出器管理装置10はX線撮影装置20、30の品質状況を管理する装置である。この検出器管理装置10は、情報送信回路11、情報受信回路12、品質情報取得回路13、撮影情報取得回路14、品質情報更新回路15、品質情報表示器16を備えている。
また、X線撮影装置20は情報送信回路21、情報受信回路22、撮影制御回路23、表示器24、操作パネル25、X線発生回路26、X線検出器27を備えている。X線撮影装置30も同様に情報送信回路31、情報受信回路32、撮影制御回路33、表示器34、操作パネル35、X線発生回路36、X線検出器37を備えている。
ここで、検出器管理装置10はX線撮影装置20、30とネットワーク40を介して接続されており、互いに情報の授受が可能なように構成されている。また、ネットワーク40を介して検出オーダ情報が供給されるようになっている。
なお、この第1の実施の形態では、説明を簡略化するために、1台の検出器管理装置10に2台のX線撮影装置20、30が接続されている場合について説明するが、3台以上のX線撮影装置に接続してもよいことは云うまでもない。また、X線撮影装置20、30は、それぞれ1個のX線検出器27、37を備える構成となっているが、複数のX線検出器を備えていてもよい。
このような構成において、X線撮影装置20は情報送信回路21、情報受信回路22を介してネットワークに接続されており、図示しない外部装置から情報受信回路22により要求された検査オーダ情報を受信する。検査オーダ情報は受信者毎に複数の検査情報と撮影情報を含んでおり、検査情報の一例としては、検査状態、受付No、受診者名、受診者ID、受診者の生年月日、受診者の性別等がある。また、撮影情報の一例としては、撮影日時、撮影部位、撮影方向、管電圧、管電流、照射時間等の撮影条件がある。
情報受信回路22において取得した検査オーダ情報は、操作者が確認可能なように、図2に示す操作パネル25に配置された表示器24に表示される。X線撮影装置20は表示された検査オーダ情報の中から、操作者による検査を行う受診者の選択を検出する。更に、検査開始ボタン25aの選択を検出することでその選択が確定する。
図3は表示器24に表示される選択された受診者の撮影情報の一例である。X線撮影装置20は表示された撮影情報の中から、これから撮影を行う受診者の選択を操作パネル25を介して検出する。そして、操作者による撮影開始ボタン25bの選択を検出することで撮影を決定する。撮影開始ボタン25bの選択の検出に応じて発生した撮影指示信号は、撮影制御回路23に伝達される。撮影制御回路23は撮影指示を受け、X線発生回路26及びX線検出器27を制御してX線撮影を実行する。
X線撮影では、先ずX線発生回路26が被写体に対してX線ビームを放射する。X線発生回路26から放射されたX線ビームは被写体中を減衰しながら透過してX線検出器27に到達し、X線検出器27により電気的な信号に変換されたX線画像信号が得られる。
図4は検出器管理装置10の処理手順のフローチャート図である。先ず、ステップS1において、情報送信回路11はX線撮影装置20の撮影終了通知を待つ。X線撮影が終了し、終了通知を情報送信回路11が受信すると、次のステップS2において品質情報取得回路13が撮影に使用したX線検出器27の品質情報を取得する。この取得方法は特に限定するものではないが、例えば予めX線検出器27にID番号を割り当てておき、撮影に使用したX線検出器27のID番号に対応する前回の撮影時までの品質情報を外部のデータベース等から取得すればよい。また、ID番号はX線検出器27の内蔵メモリに保存しておき、撮影時に内蔵メモリから取得すればよい。また、X線検出器27にID番号に関する情報を保持したバーコードを貼り付け、撮影時に手動で読み出してもよい。
ここで、品質情報はX線検出器の品質に関わる情報のことを指し、例えば次に列挙する情報である。
(1)X線検出器の使用開始日、不変性試験を行った日。
(2)撮影回数に関する情報(総撮影回数、過去数日の撮影回数、前回行った不変性試験からの撮影回数)。
(3)X線検出器の使用期間に関する情報(使用開始日からの経過日数、使用開始日からの稼動日数、前回行った不変性試験からの経過日数、前回行った不変性試験からの稼動日数)。
(4)撮影頻度に関する情報(1日の平均撮影回数、1年の平均撮影回数)。
(5)撮影線量の指標となる情報(総照射線量、総入射線量、前回行った不変性試験からの総照射線量、前回行った不変性試験からの総入射線量)。
(6)品質情報の最終更新日時。
なお、前回撮影時までの情報は既に外部のデータベース等に記録されており、その品質情報を取得する。また、不変性試験を行った日に関しては、X線検出器毎に操作者が予め登録しておけばよい。
次にステップS3において、撮影情報取得回路14が撮影に使用した撮影情報を取得する。取得方法は特に限定するものでないが、例えば情報送信回路11に終了通知と合わせて撮影情報を送信し、情報受信回路12から撮影情報を取得すればよい。なお、前回撮影時までの撮影情報を予め外部のデータベース等に記録しておき、過去の撮影情報も含んで取得してもよい。
ここで撮影情報とは、例えば撮影日時、撮影部位、撮影方向、撮影条件(管電圧、管電流、照射時間)などである。また、撮影情報には撮影したX線画像信号から得られる情報も含み、撮影したX線画像のROI(関心領域)の平均値、最大値、最小値、標準偏差など、更に撮影したX線画像信号そのものであってもよい。
次にステップS4において、品質情報更新回路15が撮影情報取得回路14で取得した撮影情報に基づいて、品質情報取得回路13で取得したX線検出器27の品質情報を更新する。例えば、撮影回数は取得した品質情報の中から撮影回数に関する情報を取得して回数をインクリメントすればよい。X線検出器27の経過日数は撮影情報から取得された撮影日と、X線検出器27の使用開始日、又は不変性試験を行った日との差分から求めることができる。また、稼動日数は品質情報の最終更新日と、撮影情報から取得された撮影日が異なる場合は日数をインクリメントすればよい。更に、平均撮影回数は更新したX線検出器27の稼動日数と撮影回数の除算によって求めることが可能である。
また、撮影線量の指標となる照射線量は、X線管の管電圧や管電流、或いは照射時間の情報から推定することができる。特に、照射線量は管電流(mA)及び照射時間(s)から算出されるmAs値に対して、ほぼ比例することが実験的に確かめられており、mAs値を算出することで照射線量を求めることができる。
X線画像の出力値は入射線量と比例関係にあるので、X線検出器27の入射線量はX線画像の出力値を用いることで算出可能である。なお、当然のように入射線量はX線検出器27の全面において一律ではないため、例えば撮影情報から得られるROIの平均値、最大値等を入射線量の指標とすればよい。また、AEC(Auto Exposure Control)又はフォトタイマと呼ばれる線量自動設定機構の情報を用いることもできる。このように、算出した撮影線量の指標値を前回までの情報に加算することで、品質情報を更新することができる。
次に、ステップS5において、品質情報更新回路15で更新された品質情報を品質情報表示器16に表示する。表示方法は特に限定するものではないが、図5に示すようにX線検出器毎に品質情報一覧を表示しておき、品質情報が更新される度に対応するX線検出器の品質情報をアップデートしていけばよい。
なお、図5では使用開始時からの(a)品質情報と(b)不変性試験を最後に行った日からの品質情報をX線検出器毎に表示したものである。ここで、表示方法に関しては表示項目をユーザがカスタマイズできるようにしてもよい。また、品質情報表示器16から情報送信回路11を介して品質情報が更新されたX線検出器を備えるX線撮影装置に情報を送信し、X線撮影装置側で品質情報を表示してもよい。
上述の実施の形態によれば、複数のX線検出器の品質情報を管理し、X線検出器毎に最新の品質情報を表示することで、操作者が容易に品質状況を把握することができる。
図6は第2の実施の形態におけるX線撮影システムを示している。検出器管理装置10’は図1の検出器管理装置10に対し、品質試験の必要性の有無を報知する報知回路17が追加され、また情報送信回路11、情報受信回路12を一体とした情報送受信回路18が設けられている。また、X線撮影装置20’、30’において、情報送信回路21、31、情報受信回路22、32の代りに、それぞれ情報送受信回路28、38が設けられている。
図7は検出器管理装置10’による処理手順のフローチャート図であり、図4のフローチャート図と同様な処理を実行するステップは同じ符号を付している。ステップS11において、報知回路17が品質情報更新回路15の中から判定の基準となる閾値(TH)、及びこの閾値に対応する判定値を抽出する。判定の基準となる閾値は、不変性試験を行うか否かの基準値となり、例えば不変性試験を最後に行った日から、次に不変性試験を行うまでの経過日数、稼動日数、撮影回数、総照射線量、総入射線量の上限値を設定すればよい。また、この閾値に対応する判定値は、品質情報更新回路15で更新した情報の中から、判定の基準として設定した項目に対応する情報を抽出すればよい。
ここで、どの品質情報を判定の基準値とするかは、ユーザが最適なものを任意に設定すればよい。また、上限値はユーザが不変性試験をどの程度の間隔で実行したいかによって、予め外部のデータベース等に記録しておき、そのデータを読み出すことで取得すればよい。なお、判定の基準値は1つでもよいし複数設定してもよい。
次にステップS12において、報知回路17が判定値と基準値となる閾値(TH)との比較を行う。ここで、判定となる基準値は次に不変性試験を行うまでの上限値であるので、判定値が閾値より大きい場合は不変性試験が必要であると判断する。逆に判定値が閾値以下の場合は、不変性試験は不要であると判断する。なお、判定の基準値を複数設定した場合は、何れかの判定値が基準値を超えた場合に、不変性試験が必要であると判断すればよい。
次に、ステップS13によって報知回路17が不変性試験の必要性の有無を報知する。報知する方法は特に限定しないが、例えば図8に示すように品質情報表示器16で表示される品質情報一覧に試験必要性項目を追加し、X線検出器毎に要・不要を表示すればよい。また、報知回路17より情報送信回路11を介して不変性試験の要・不要について、各X線検出器を備えるX線撮影装置に情報を送信し、X線撮影装置側で報知してもよい。
上述の実施の形態によれば、複数のX線検出器の品質情報を管理し、X線検出器毎の最新の品質情報を表示し、更にX線検出器の方式、劣化状況に応じて不変性試験の時期を報知することで、厳密な品質管理を行える効果がある。
図9は複数のX線撮影装置及びそれらを管理する検出器管理装置10”を有する第3の実施の形態における撮影システムを示している。この検出器管理装置10”は第2の実施の形態における検出器管理装置10’に対し、品質情報に基づいてX線検出器を選択するX線検出器選択回路19を備えている。
なお、第3の実施の形態では図示しない外部装置から受信した検査オーダ情報に含まれる撮影情報と各X線検出器の品質情報とに基づいて、撮影するX線検出器を検出器管理装置10”が選択する。即ち、検査オーダ情報は検出器管理装置10”から、選択されたX線検出器を備えるX線撮影装置20’、30’に検査オーダ情報を送信することで撮影が行われる。
また、図10は検出器管理装置10”による処理手順のフローチャート図であり、図7のフローチャート図と同様の処理を実行するステップは同じ符号を付している。先ず、図10のステップS21において、情報送受信回路18が検査オーダ情報を待ち、検査オーダ情報が受信されると、ステップS22において撮影情報取得回路14が検査オーダの中から撮影情報を取得する。
次のステップS23において、品質情報取得回路13が全てのX線検出器の品質に関わる品質情報を取得する。品質情報は上述の品質情報に加え、各X線検出器の前回行った不変性試験結果(空間解像力、コントラスト、雑音、ダイナミックレンジ、線形性、均一性、検出効率、感度等)、X線検出器の基本的な諸特性(画素ピッチ、センササイズなど)を取得する。なお、不変性試験の結果は試験時に外部のデータベース等に記録しておき、そのデータを読み出して取得すればよい。また、X線検出器の基本的な諸特性に関してもX線検出器の購入時に外部のデータベース等に記録しておき、そのデータを読み出して取得すればよい。
次に、ステップS24においてX線検出器選択回路19が、撮影情報取得回路14から取得した撮影情報及び品質情報取得回路13から取得した品質情報に基づいて撮影に適したX線検出器を選択する。例えば、予め撮影部位毎に空間解像力、コントラスト、雑音、ダイナミックレンジ、線形性、均一性、検出効率、感度等の品質情報の最低要求スペックを設定しておく。ここで、撮影情報で取得した部位情報に対応する最低要求スペックを読み出し、最低要求スペックを満たすX線検出器を選択すればよい。
なお、最低要求スペックを満たす複数のX線検出器が存在する場合には、最も重視する品質情報を予め設定しておく。例えば、コントラストを重視する設定にしておき、最低要求スペックを満たすX線検出器のうち、コントラストが最も高いX線検出器を選択すればよい。また、X線検出器の割り振りが偏ることを防ぐため、例えば複数のX線検出器が選択された場合は品質情報の最終更新日時が最も前であるX線検出器、即ち前回撮影されてから最も時間の経過したX線検出器を選択するようにしてもよい。また、最低要求スペックを満たすX線検出器が1つもない場合は、最も重視する品質情報が最も良いX線検出器を選択すればよい。
なお、選択方法はこれに限定されるものではなく、例えば撮影条件によってX線検出器を選択するようにしてもよい。また、或る規則に従って最終的な候補を求めるルールベース法やニューラルネットワークを用いてX線検出器を選択する等の方法を用いてもよい。
次に、ステップS25において情報送受信回路18により選択されたX線検出器を備える例えばX線撮影装置20’に検査オーダを送信する。検査オーダを受信したX線撮影装置20’は検査オーダに従って撮影を行うことになる。
以上の実施例によれば、複数のX線検出器の品質情報を管理し、X線検出器の方式、劣化状況に基づいて最適なX線検出器を選択し撮影を行うことができるため、常に良好な画質を得る効果がある。
以上、本発明の好ましい実施例について説明したが、本発明はこれらの実施例に限定されないことは云うまでもなく、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
また、前述した実施例の機能を実現するソフトウェアのプログラムを、システム或いは装置に直接或いは遠隔から供給し、供給されたプログラムコードを読み出して実行することによっても達成される場合を含むものとする。
従って、本発明の機能処理をコンピュータで実現するために、コンピュータにインストールされるプログラムコード自体も本発明を実現するものである。つまり、本発明の機能処理を実現するためのコンピュータプログラム自体も含まれる。
プログラムを供給するための記録媒体としては、例えばフロッピ(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、MO、CD−ROM、CD−R、CD−RW、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM、DVDなどがある。
その他に、クライアントコンピュータのブラウザを用いてインターネットのホームページに接続し、本発明のコンピュータプログラム、又は圧縮され自動インストール機能を含むファイルをダウンロードすることによっても供給できる。また、本発明のプログラムを構成するプログラムコードを複数のファイルに分割し、それぞれのファイルを異なるホームページからダウンロードすることによっても実現可能である。つまり、本発明の機能処理をコンピュータで実現するためのプログラムファイルを、複数のユーザに対してダウンロードさせるWWWサーバも、本発明に含まれるものである。
また、本発明のプログラムを暗号化して、CD−ROM等の記憶媒体に格納してユーザに配布し、所定の条件をクリアしたユーザに対し、インターネットを介してホームページから暗号化を解く鍵情報をダウンロードすることができる。そして、その鍵情報を使用することにより暗号化されたプログラムを実行してコンピュータにインストールさせて実現することも可能である。
また、コンピュータが、読み出したプログラムを実行することによって、前述した実施例の機能が実現される。また、プログラムの指示に基づいて、コンピュータ上で稼動しているOSなどが、実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によっても前述した実施例の機能が実現され得る。
第1の実施の形態のX線撮影システムのブロック回路構成図である。 表示器に表示した検査オーダの説明図である。 撮影情報の表示の説明図である。 第1の実施の形態の処理手順のフローチャート図である。 品質情報の表示の説明図である。 第2の実施の形態のブロック回路構成図である。 第2の実施の形態の処理手順のフローチャート図である。 不変性試験の必要性の報知の説明図である。 第3の実施の形態のブロック回路構成図である。 第3の実施の形態の処理手順のフローチャート図である。
符号の説明
10、10’、10” 検出器管理装置
11 情報送信回路
12 情報受信回路
13 品質情報取得回路
14 撮影情報取得回路
15 品質情報更新回路
16 品質情報表示器
17 報知回路
18、28、38 情報送受信回路
19 X線検出器選択回路
20、20’、30,30’ X線撮影装置
21、31 情報送信回路
22、32 情報受信回路
23、33 撮影制御回路
24、34 表示器
25、35 操作パネル
26、36 X線発生回路
27、37 X線検出器

Claims (10)

  1. X線検出器を用いてX線画像を撮影するX線撮影装置に対し、前記X線検出器の品質情報を取得する品質情報取得工程と、撮影情報を取得する撮影情報取得工程と、前記撮影情報取得工程によって取得した前記撮影情報に基づいて前記X線検出器の前記品質情報を更新する品質情報更新工程とを備えることを特徴とするX線撮影装置の検出器管理方法。
  2. 前記品質情報取得工程によって取得した前記品質情報と前記撮影情報取得工程によって取得した前記撮影情報とに基づいて、複数の前記X線検出器の中から撮影するためのX線検出器を選択するX線検出器選択工程とを備えることを特徴とする請求項1に記載のX線撮影装置の検出器管理方法。
  3. 前記X線検出器の前記品質情報を表示する品質情報表示工程を備えることを特徴とする請求項1又は2に記載のX線撮影装置の検出器管理方法。
  4. 前記品質情報更新工程で更新した前記品質情報に基づいて不変性試験の必要性の有無を報知する報知工程を備えることを特徴とする請求項1〜3の何れか1つの請求項に記載のX線撮影装置の検出器管理方法。
  5. X線検出器を用いてX線画像を撮影するX線撮影装置を接続した検出器管理装置において、前記X線検出器の品質情報を取得する品質情報取得手段と、撮影情報を取得する撮影情報取得手段と、該撮影情報取得手段によって取得した前記撮影情報に基づいて前記X線検出器の前記品質情報を更新する品質情報更新手段とを備えることを特徴とするX線撮影装置の検出器管理装置。
  6. 前記品質情報取得手段によって取得した前記品質情報と前記撮影情報取得手段によって取得した前記撮影情報とに基づいて、複数の前記X線検出器の中から撮影するためのX線検出器を選択するX線検出器選択手段を備えることを特徴とする請求項5に記載のX線撮影装置の検出器管理装置。
  7. 前記X線検出器の前記品質情報を表示する品質情報表示手段を備えることを特徴とする請求項5又は6に記載のX線撮影装置の検出器管理装置。
  8. 前記品質情報更新手段で更新した前記品質情報に基づいて不変性試験の必要性の有無を報知する報知手段を備えることを特徴とする請求項5〜7の何れか1つの請求項に記載のX線撮影装置の検出器管理装置。
  9. 請求項1〜4の何れか1つの請求項に記載のX線撮影装置の検出器管理方法における各工程を含み、コンピュータにより実行させるためプログラム。
  10. 請求項9に記載のプログラムを記憶していることを特徴とするコンピュータ可読記憶媒体。
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