JP2005107346A - 放射線画像撮影システム - Google Patents

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Abstract

【課題】
放射線撮影において繰返し使用される放射線像蓄積シート体は、主に放射線画像読取装置内部を搬送される際に生じる傷や汚れ、もしくは撮影の際に照射される放射線により次第に劣化する。この放射線像蓄積シート体の劣化を早期に検知して使用者に通知し、適正な放射線像蓄積シート体への交換を促すことにより、常に診断能の高い画像データを取得し続ける、信頼性の高いシステムを提供することを目的とする。
【解決手段】
放射線画像読取装置と、コントローラおよびデータベースを相互に接続し、放射線画像読取装置で読取られる放射線像蓄積シート体の劣化の度合を、放射線像蓄積シート体の識別子と対応付けて、放射線画像読取装置と、コントローラおよびデータベースのいずれかで管理し、劣化の度合が規定値を超えた場合は、使用者にこれを通知するように構成した。
【選択図】図1

Description

この発明はデジタル化された画像データを出力する放射線画像読取装置と、画像データを受信し表示するコントローラから構成される放射線画像撮影システムに関するものである。
近年、病院で発生する患者の放射線画像情報をデジタルデータ化して保存・電送することにより、診断の効率化・迅速化を図ろうとする気運が高まりつつある。このため、直接撮影の分野においても、従来のスクリーン/フィルム系に代わり、輝尽性蛍光体を利用したデジタルデータを出力する放射線画像撮影システムが多く用いられる様になってきた。
この輝尽性蛍光体を利用した放射線画像撮影システムは、通称CR(コンピューテッドラジオグラフィー)と呼ばれており、被写体を透過した放射線エネルギーを輝尽性蛍光体の内部に一旦蓄積し、これを所定の波長のレーザ光で励起して輝尽光として取得し、この輝尽光をフォトマルチプライヤー等の光電変換素子を用いて電気信号として取り出すことにより放射線画像の形成を行うものである。 この輝尽性蛍光体を利用した放射線画像撮影システムは、大きく分けて、輝尽性蛍光体を内蔵した据置き型の専用タイプと呼ばれる放射線画像撮影システムと、輝尽性蛍光体を内部に収容した持ち運び可能なカセッテを用いるカセッテタイプの放射線画像撮影システムに分類される。
この輝尽性蛍光体を使用したカセッテタイプの放射線画像撮影システムについて、図1を用いて説明する。カセッテ6は、放射線エネルギーの一部を蓄積する輝尽性蛍光体シート8を内蔵している持ち運び可能なものである。放射線撮影室内で、放射線管球9とこのカセッテ6の間に被写体Mを位置させ、放射線管球9から放射線をカセッテ6に向けて照射する。カセッテ6内の輝尽性蛍光体シート8は、照射された放射線エネルギーの一部を蓄積する。そして、このカセッテ6を放射線画像読取装置1にセットすると、放射線画像読取装置1は、カセッテ6内の輝尽性蛍光体シート8内に蓄積された放射線画像情報を読み取る。また、コントローラ2は、カセッテ6に蓄積された画像の患者情報や、撮影部位などの情報を入力したり、放射線画像読取装置1で読み取られた画像を確認するためのモニタを有している。
そして、放射線画像読取装置1は、カセッテ6内の輝尽性蛍光体シート8に蓄積された放射線画像情報を読み出すために、輝尽性蛍光体シートに励起光を照射し、照射された励起光により蓄積された放射線画像情報に応じて発光する輝尽光を光電変換し、A/D変換後、デジタル画像データとして出力するものであるが、これらの系では、カセッテ6内に収めた輝尽性蛍光体シート8に対し、放射線の照射と、放射線画像読取装置1内を搬送しての読取り動作を繰返し行うため、輝尽性蛍光体シート8に経時的な劣化が生じる問題があった。
特開平8−299331で既に公知である技術は、被写体への放射線照射量を計測可能とするものであるが、輝尽性蛍光体シート8そのものの劣化を計測する技術ではない。
また、特開2002−159476で既に公知である放射線画像撮影システムは、本件同様の構成からなるシステムではあるものの、輝尽性蛍光体シート8の劣化状態の検知については言及していない。
特開平8−299331号公報 特開2002−159476号公報
上述の放射線画像読取装置1のような系では、放射線画像読取装置1内部で、繰返し輝尽性蛍光体シート8を搬送するために、輝尽性蛍光体シート8の表面に傷や汚れが発生し、放射線画像読取装置1の出力する画像データの診断能が低下することがあった。
また、ポータブルな放射線源を、例えば患者の病室のように、被写体の移動が出来ないという理由で、輝尽性蛍光体シート8を収めた状態のカセッテ6ごと撮影現場に持ち込むような場合には、放射線撮影室のように管理がなされていない状況下で、カセッテ6の隙間から進入した埃等により、輝尽性蛍光体シート8の表面が汚れることもあった。
さらには、輝尽性蛍光体シート8は、繰返し放射線を照射されることにより、放射線画像読取装置1内で励起光を照射された際に発生する輝尽光の強度が低下する傾向があり、これも放射線画像読取装置1の出力する画像データの診断能を低下させる要因となる上に、このように輝尽光の強度が低下した輝尽性蛍光体シート8を用いながらも画像データの診断能を上げるために、被写体Mに必要以上の放射線を照射させる危険を生じさせる問題があった。
この発明は、上述の問題を解決するためのもので、放射線撮影において繰返し使用される輝尽性蛍光体シートの傷や汚れ、もしくは放射線の照射による輝尽光強度の低下などの、輝尽性蛍光体シートの経時的な性能劣化を早期に検知して使用者に通知し、適正な放射線像蓄積シート体への交換を促すことにより、常に診断能の高い画像データを取得し続ける、信頼性の高いシステムを提供することを目的とする。
上述の課題を解決し、また、上述の目的を達成する以下の解決手段を提案する。
(1)放射線像蓄積シート体に蓄積された放射線画像を読取り、画像データを出力する放射線画像読取装置と、前記放射線画像読取装置が放射線像蓄積シート体から読取った画像を受信し、表示するコントローラからなる放射線画像撮影システムであって、
前記放射線画像読取装置は、前記放射線画像撮影システムの情報を通知するための情報表示手段を有し、
前記コントローラは、前記放射線画像撮影システムの情報を通知するための情報表示手段を有し、
前記放射線画像読取装置が、放射線像蓄積シート体の読取りの際には、前記放射線像蓄積シート体の識別情報に対応付けて、前記放射線像蓄積シート体の劣化度数を集計し、前記劣化度数の総和が予め設定された規定の劣化度数に達した場合は、前記情報表示手段を用いて、前記放射線像蓄積シート体の識別情報と共に、前記放射線像蓄積シート体が規定の劣化度数に達したことを通知することが可能であることを特徴とする放射線画像撮影システム。
(2)前記放射線画像読取装置が、前記放射線像蓄積シート体が規定の劣化度数に達したことを検知した際には、前記コントローラに前記放射線像蓄積シート体が規定の劣化度数に達したことを通知することにより、前記コントローラの前記情報表示手段を用いて、前記放射線像蓄積シート体の識別情報と共に、前記放射線像蓄積シート体が規定の劣化度数に達したことを通知することが可能であることを特徴とする請求項1に記載の放射線画像撮影システム。
(3)前記劣化度数が、前記放射線像蓄積シート体の前記放射線画像読取装置による読取回数であることを特徴とする請求項1乃至請求項2のいずれかに記載の放射線画像撮影システム。
(4)前記劣化度数が、前記放射線画像読取装置により前記放射線像蓄積シート体から読取った画像データの信号値を基に、前記放射線像蓄積シート体に照射された放射線量を換算して求めた照射線量であることを特徴とする請求項1乃至請求項2のいずれかに記載の放射線画像撮影システム。
(5)前記コントローラが、複数台からなることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の放射線画像撮影システム。
(6)放射線像蓄積シート体に蓄積された放射線画像を読取り、画像データを出力する放射線画像読取装置と、前記放射線画像読取装置が放射線像蓄積シート体から読取った画像を受信し、表示するコントローラからなる放射線画像撮影システムであって、
前記放射線画像読取装置は、前記放射線画像撮影システムの情報を通知するための情報表示手段を有し、
前記コントローラは、前記放射線画像撮影システムの情報を通知するための情報表示手段を有し、
前記放射線画像読取装置が、放射線像蓄積シート体の読取りの際には、前記放射線像蓄積シート体から読取った画像と共に、前記放射線像蓄積シート体の識別情報と前記放射線像蓄積シート体の劣化度数を出力し、前記コントローラが、前記放射線画像読取装置からの画像データおよび前記放射線像蓄積シート体の識別情報と前記放射線像蓄積シート体の劣化度数を受信の際には、前記放射線像蓄積シート体の識別情報に対応付けて、前記放射線像蓄積シート体の劣化度数を集計し、前記劣化度数の総和が予め設定された規定の劣化度数に達した場合は、前記情報表示手段を用いて、前記放射線像蓄積シート体の識別情報と共に、前記放射線像蓄積シート体が規定の劣化度数に達したことを通知することが可能であることを特徴とする放射線画像撮影システム。
(7)前記コントローラが、前記放射線像蓄積シート体が規定の劣化度数に達したことを検知した際には、前記放射線画像読取装置に前記放射線像蓄積シート体が規定の劣化度数に達したことを通知することにより、前記放射線画像読取装置の前記情報表示手段を用いて、前記放射線像蓄積シート体の識別情報と共に、前記放射線像蓄積シート体が規定の劣化度数に達したことを通知することが可能であることを特徴とする請求項1に記載の放射線画像撮影システム。
(8)前記劣化度数が、前記放射線像蓄積シート体の前記放射線画像読取装置による読取回数であることを特徴とする請求項6乃至請求項7のいずれかに記載の放射線画像撮影システム。
(9)前記劣化度数が、前記コントローラが受信した前記放射線画像読取装置からの画像データの信号値を基に、前記放射線像蓄積シート体に照射された放射線量を換算して求めた照射線量であることを特徴とする請求項6乃至請求項7のいずれかに記載の放射線画像撮影システム。
(10)前記放射線画像読取装置が、複数台からなることを特徴とする請求項6乃至請求項9のいずれかに記載の放射線画像撮影システム。
(11)放射線像蓄積シート体に蓄積された放射線画像を読取り、画像データを出力する放射線画像読取装置と、前記放射線画像読取装置が放射線像蓄積シート体から読取った画像を受信し、表示するコントローラと、放射線画像撮影システムの情報を蓄積するデータベースからなる放射線画像撮影システムであって、
前記放射線画像読取装置は、前記放射線画像撮影システムの情報を通知するための情報表示手段を有し、
前記コントローラは、前記放射線画像撮影システムの情報を通知するための情報表示手段を有し、
前記放射線画像読取装置が、放射線像蓄積シート体の読取りの際には、前記データベースに前記放射線像蓄積シート体の識別情報に対応付けて、前記放射線像蓄積シート体の劣化度数を加算登録し、前記コントローラが、前記データベースの前記放射線像蓄積シート体の識別情報に対応付けられた劣化度数を参照することにより、前記劣化度数の総和が予め設定された規定の劣化度数に達したことを検知した場合は、前記コントローラの前記情報表示手段を用いて、前記放射線像蓄積シート体の識別情報と共に、前記放射線像蓄積シート体が規定の劣化度数に達したことを通知することが可能であることを特徴とする放射線画像撮影システム。
(12)前記コントローラが、前記放射線像蓄積シート体が規定の劣化度数に達したことを検知した際には、前記放射線画像読取装置に前記放射線像蓄積シート体が規定の劣化度数に達したことを通知することにより、前記放射線画像読取装置の前記情報表示手段を用いて、前記放射線像蓄積シート体の識別情報と共に、前記放射線像蓄積シート体が規定の劣化度数に達したことを通知することが可能であることを特徴とする請求項11に記載の放射線画像撮影システム。
(13)前記劣化度数が、前記放射線像蓄積シート体の前記放射線画像読取装置による読取回数であることを特徴とする請求項11乃至請求項12のいずれかに記載の放射線画像撮影システム。
(14)前記劣化度数が、前記コントローラが受信した前記放射線画像読取装置からの画像データの信号値を基に、前記放射線像蓄積シート体に照射された放射線量を換算して求めた照射線量であることを特徴とする請求項11乃至請求項12のいずれかに記載の放射線画像撮影システム。
(15)前記データベースに登録する前記劣化度数が、前記放射線画像読取装置が読取った前記放射線像蓄積シート体の前記画像データの参照信号値であり、前記データベースが、前記参照信号値から前記放射線像蓄積シート体への照射線量を換算し、前記射線像蓄積シート体の識別情報に対応付けて前記データベース自身に再登録したものであることを特徴とする請求項11乃至請求項12のいずれかに記載の放射線画像撮影システム。
(16)前記参照信号値が、前記画像データの最大信号値であることを特徴とする請求項15に記載の放射線画像撮影システム。
(17)前記放射線画像読取装置が、複数台からなることを特徴とする請求項11乃至請求項16のいずれかに記載の放射線画像撮影システム。
(18)前記コントローラが、複数台からなることを特徴とする請求項11乃至請求項17のいずれかに記載の放射線画像撮影システム。
(19)放射線像蓄積シート体に蓄積された放射線画像を読取り、画像データを出力する放射線画像読取装置と、前記放射線画像読取装置が放射線像蓄積シート体から読取った画像を受信し、表示するコントローラと、放射線画像撮影システムの情報を蓄積するデータベースからなる放射線画像撮影システムであって、
前記放射線画像読取装置は、前記放射線画像撮影システムの情報を通知するための情報表示手段を有し、
前記コントローラは、前記放射線画像撮影システムの情報を通知するための情報表示手段を有し、
前記放射線画像読取装置が、放射線像蓄積シート体の読取りの際には、前記放射線像蓄積シート体から読取った画像と共に、前記放射線像蓄積シート体の識別情報と前記放射線像蓄積シート体の劣化情報を出力し、前記コントローラが、前記放射線画像読取装置からの画像データおよび前記放射線像蓄積シート体の識別情報と前記放射線像蓄積シート体の劣化度数を受信の際には、前記放射線像蓄積シート体の識別情報に対応付けて、前記放射線像蓄積シート体の劣化情報を前記データベースに加算登録し、前記コントローラが、前記データベースの前記放射線像蓄積シート体の識別情報に対応付けられた劣化情報を参照することにより、前記劣化度数の総和が予め設定された規定の劣化度数に達したことを検知した場合は、前記情報表示手段を用いて、前記放射線像蓄積シート体の識別情報と共に、前記放射線像蓄積シート体が規定の劣化度数に達したことを通知することが可能であることを特徴とする放射線画像撮影システム。
(20)前記コントローラが、前記放射線像蓄積シート体が規定の劣化度数に達したことを検知した際には、前記放射線画像読取装置に前記放射線像蓄積シート体が規定の劣化度数に達したことを通知することにより、前記放射線画像読取装置の前記情報表示手段を用いて、前記放射線像蓄積シート体の識別情報と共に、前記放射線像蓄積シート体が規定の劣化度数に達したことを通知することが可能であることを特徴とする請求項19に記載の放射線画像撮影システム。
(21)前記劣化度数が、前記放射線像蓄積シート体の前記放射線画像読取装置による読取回数であることを特徴とする請求項19乃至請求項20のいずれかに記載の放射線画像撮影システム。
(22)前記劣化度数が、前記コントローラが受信した前記放射線画像読取装置からの画像データの信号値を基に、前記放射線像蓄積シート体に照射された放射線量を換算して求めた照射線量であることを特徴とする請求項19乃至請求項20のいずれかに記載の放射線画像撮影システム。
(23)前記データベースに登録する前記劣化度数が、前記コントローラが受信した前記放射線像蓄積シート体の前記画像データの参照信号値であり、前記データベースが、前記参照信号値から前記放射線像蓄積シート体への照射線量を換算し、前記射線像蓄積シート体の識別情報に対応付けて前記データベース自身に再登録したものであることを特徴とする請求項19乃至請求項20のいずれかに記載の放射線画像撮影システム。
(24)前記参照信号値が、前記画像データの最大信号値であることを特徴とする請求項23に記載の放射線画像撮影システム。
(25)前記放射線画像読取装置が、複数台からなることを特徴とする請求項19乃至請求項24のいずれかに記載の放射線画像撮影システム。
(26)前記コントローラが、複数台からなることを特徴とする請求項19乃至請求項25のいずれかに記載の放射線画像撮影システム。
(請求項1の効果)本発明により、前記放射線像蓄積シート体が、繰返し使用されることによる劣化の度合が、予め定められた前記放射線像蓄積シート体の使用限度を超えたことを、前記放射線画像読取装置の前記情報表示手段を用いて操作者に知らしめることが可能となり、劣化した放射線像蓄積シート体を使用することによる誤診断を防止するとともに、劣化した放射線像蓄積シート体を用いて正常な放射線像蓄積シート体と同等の画像データを得るために、患者に必要以上の放射線を照射する危険性も回避可能となり、常に適正な画像データを提供する信頼性の高い放射線画像撮影システムを維持可能となる。
この際、前記放射線像蓄積シート体の劣化度数を、前記放射線像蓄積シート体の識別情報と対応付けて管理することは、1台の前記放射線画像読取装置に対し複数の前記放射線像蓄積シート体を使用するような、カセッテタイプと呼ばれる前記放射線画像読取装置に対して、前記放射線像蓄積シート体ごとの劣化の度合を操作者に知らしめる上で、特に有効である。
(請求項2の効果)本発明により、前記放射線画像読取装置の前記情報表示手段ばかりでなく、操作者が画像データの確認のため用いる前記コントローラにも、前記コントローラの前記情報表示手段を用いて、前記放射線像蓄積シート体の劣化の度合が、使用限度を超えたことを知らしめることが可能となる。
(請求項3の効果)本発明により、前記放射線像蓄積シート体が、画像読取りの際に繰返し前記放射線画像読取装置の内部を搬送されることにより、前記放射線像蓄積シート面に付く傷や汚れなどによる劣化の度合が推定可能となる。
(請求項4の効果)本発明により、前記放射線像蓄積シート体が、患者撮影の際に繰返し照射される放射線による劣化の度合が推定可能となる。
(請求項5の効果)本発明により、前記放射線画像読取装置に対し、複数の前記コントローラが接続された放射線撮影システムであっても、全てのコントローラの操作者に対し、前記放射線像蓄積シート体の劣化を知らしめることが可能となる。
(請求項6の効果)本発明により、前記放射線像蓄積シート体が、繰返し使用されることによる劣化の度合を、前記放射線画像読取装置で集計する必要なしに、前記コントローラ側で、前記放射線像蓄積シート体の劣化の度合が、予め定められた前記放射線像蓄積シート体の使用限度を超えたことを、前記コントローラの前記情報表示手段を用いて操作者に知らしめることが可能となり、劣化した放射線像蓄積シート体を使用することによる誤診断を防止するとともに、劣化した放射線像蓄積シート体を用いて正常な放射線像蓄積シート体と同等の画像データを得るために、患者に必要以上の放射線を照射する危険性も回避可能となり、常に適正な画像データを提供する信頼性の高い放射線画像撮影システムを維持可能となる。
この際、前記放射線像蓄積シート体の劣化の度合を前記放射線画像読取装置側で集計する必要がないため、前記放射線画像読取装置に不用な不揮発性メモリを実装する必要もなく、コスト低減に寄与するとともに、前記放射線画像読取装置の故障などによる、前記放射線像蓄積シート体の劣化度数に関わるデータを消失する危険性を回避可能となる。
(請求項7の効果)本発明により、前記コントローラの前記情報表示手段ばかりでなく、前記放射線画像読取装置側の前記情報表示手段を用いて、前記放射線像蓄積シート体の劣化の度合が、使用限度を超えたことを知らしめることが可能となり、操作者への通知の機会を増すことが可能となる。
(請求項8の効果)本発明により、前記放射線像蓄積シート体が、画像読取りの際に繰返し前記放射線画像読取装置の内部を搬送されることにより、前記放射線像蓄積シート面に付く傷や汚れなどによる劣化の度合が推定可能となる
(請求項9の効果)本発明により、前記放射線像蓄積シート体が、患者撮影の際に繰返し照射される放射線による劣化の度合が推定可能となる。
(請求項10の効果)本発明により、前記コントローラに対し、複数の前記放射線画像読取装置が接続された放射線撮影システムであっても、全ての放射線画像読取装置の操作者に対し、前記放射線像蓄積シート体の劣化を知らしめることが可能となる。
(請求項11の効果)本発明により、前記放射線像蓄積シート体が、繰返し使用されることによる劣化の度合を、前記放射線画像読取装置および前記コントローラで集計する必要なしに、前記コントローラが、前記データベース上の前記前記放射線像蓄積シート体の劣化度数を参照することにより、前記劣化度数が
予め定められた前記放射線像蓄積シート体の使用限度を超えたことを、前記コントローラの前記情報表示手段を用いて操作者に知らしめることが可能となり、劣化した放射線像蓄積シート体を使用することによる誤診断を防止するとともに、劣化した放射線像蓄積シート体を用いて正常な放射線像蓄積シート体と同等の画像データを得るために、患者に必要以上の放射線を照射する危険性も回避可能となり、常に適正な画像データを提供する信頼性の高い放射線画像撮影システムを維持可能となる。
(請求項12の効果)本発明により、前記コントローラの前記情報表示手段ばかりでなく、前記放射線画像読取装置側の前記情報表示手段を用いて、前記放射線像蓄積シート体の劣化の度合が、使用限度を超えたことを知らしめることが可能となり、操作者への通知の機会を増すことが可能となる。
(請求項13の効果)本発明により、前記放射線像蓄積シート体が、画像読取りの際に繰返し前記放射線画像読取装置の内部を搬送されることにより、前記放射線像蓄積シート面に付く傷や汚れなどによる劣化の度合が推定可能となる
(請求項14の効果)本発明により、前記放射線像蓄積シート体が、患者撮影の際に繰返し照射される放射線による劣化の度合が推定可能となる。
(請求項15の効果)本発明により、前記放射線画像読取装置が、読取った前記放射線像蓄積シート体の画像データから、前記放射線像蓄積シート体への照射線量を換算する必要なしに、前記放射線像蓄積シート体が、患者撮影の際に繰返し照射される放射線による劣化の度合が推定可能となる。
この際、前記放射線画像読取装置の限られたリソースを用いることなく、前記放射線像蓄積シート体の劣化の度合が推定可能なため、前記放射線画像読取装置の性能向上の上で効果がある。
(請求項16の効果)本発明により、前記データベースに登録する前記参照信号値が、前記画像データ中の最大信号値1つで良いことから、前記データベースの不要な記憶容量を削減することが可能となり、前記放射線画像読取装置が前記データベースに前記参照信号値を登録する際の、ネットワークの不可を減らすことが可能となる。
(請求項17の効果)本発明により、前記コントローラに対し、複数の前記放射線画像読取装置が接続された放射線撮影システムであっても、全ての放射線画像読取装置の操作者に対し、前記放射線像蓄積シート体の劣化を知らしめることが可能となる。
この際、複数の前記放射線画像読取装置のそれぞれで読取られる、複数の前記放射線像蓄積シート体について、前記放射線像蓄積シート体の劣化度数を、前記放射線像蓄積シート体の識別情報と対応付けて管理することは、前記放射線画像読取装置に対し複数の前記放射線像蓄積シート体を使用するような、カセッテタイプと呼ばれる前記放射線画像読取装置が複数台からなる放射線画像撮影システムにおいて、前記放射線像蓄積シート体ごとの劣化の度合を操作者に知らしめる上で、極めて有効である。
(請求項18の効果)本発明により、前記放射線画像読取装置に対し、複数の前記コントローラが接続された放射線撮影システムであっても、全てのコントローラの操作者に対し、前記放射線像蓄積シート体の劣化を知らしめることが可能となる。
(請求項19の効果)本発明により、前記放射線像蓄積シート体が、繰返し使用されることによる劣化の度合を、前記放射線画像読取装置から前記データベースに登録する必要なしに、前記コントローラが、前記データベース上の前記前記放射線像蓄積シート体の劣化度数を参照することにより、前記劣化度数が
予め定められた前記放射線像蓄積シート体の使用限度を超えたことを、前記コントローラの前記情報表示手段を用いて操作者に知らしめることが可能となり、劣化した放射線像蓄積シート体を使用することによる誤診断を防止するとともに、劣化した放射線像蓄積シート体を用いて正常な放射線像蓄積シート体と同等の画像データを得るために、患者に必要以上の放射線を照射する危険性も回避可能となり、常に適正な画像データを提供する信頼性の高い放射線画像撮影システムを維持可能となる。
この際、前記放射線像蓄積シート体の劣化の度合を前記放射線画像読取装置から前記データベースに登録する必要がないため、前記放射線画像読取装置の限られたリソースを用いることなく、前記放射線像蓄積シート体の劣化の度合が推定可能なため、前記放射線画像読取装置の性能向上の上で特に効果がある。
(請求項20の効果)本発明により、前記コントローラの前記情報表示手段ばかりでなく、前記放射線画像読取装置側の前記情報表示手段を用いて、前記放射線像蓄積シート体の劣化の度合が、使用限度を超えたことを知らしめることが可能となり、操作者への通知の機会を増すことが可能となる。
(請求項21の効果)本発明により、前記放射線像蓄積シート体が、画像読取りの際に繰返し前記放射線画像読取装置の内部を搬送されることにより、前記放射線像蓄積シート面に付く傷や汚れなどによる劣化の度合が推定可能となる。
(請求項22の効果)本発明により、前記放射線像蓄積シート体が、患者撮影の際に繰返し照射される放射線による劣化の度合が推定可能となる。
(請求項23の効果)本発明により、前記コントローラが、受信した前記放射線像蓄積シート体の画像データから、前記放射線像蓄積シート体への照射線量を換算する必要なしに、前記放射線像蓄積シート体が、患者撮影の際に繰返し照射される放射線による劣化の度合が推定可能となる。
この際、前記コントローラの限られたリソースを用いることなく、前記放射線像蓄積シート体の劣化の度合が推定可能なため、前記コントローラの性能向上の上で効果がある。
(請求項24の効果)本発明により、前記データベースに登録する前記参照信号値が、前記画像データ中の最大信号値1つで良いことから、前記データベースの不要な記憶容量を削減することが可能となり、前記コントローラが前記データベースに前記参照信号値を登録する際の、ネットワークの不可を減らすことが可能となる。
(請求項25の効果)本発明により、前記コントローラに対し、複数の前記放射線画像読取装置が接続された放射線撮影システムであっても、全ての放射線画像読取装置の操作者に対し、前記放射線像蓄積シート体の劣化を知らしめることが可能となる。
(請求項26の効果)本発明により、前記放射線画像読取装置に対し、複数の前記コントローラが接続された放射線撮影システムであっても、全てのコントローラの操作者に対し、前記放射線像蓄積シート体の劣化を知らしめることが可能となる。
この際、複数の前記コントローラのそれぞれで受信される、複数の前記放射線像蓄積シート体の劣化度数について、前記放射線像蓄積シート体の識別情報と対応付けて管理することは、前記放射線画像読取装置に対し複数の前記放射線像蓄積シート体を使用するような、カセッテタイプと呼ばれる前記放射線画像読取装置に前記コントローラが複数台接続された放射線画像撮影システムにおいて、前記放射線像蓄積シート体ごとの劣化の度合を操作者に知らしめる上で、極めて有効である。
以下、本発明の実施の形態について説明する。なお、本発明は以下に説明される実施の形態に限られるものではない。また、以下の説明で用語の意義を説明している記載があるが、あくまで実施の形態における用語の意義を説明するものであり、本発明の用語の意義はこの記載に限られない。
実施の形態
本実施形態の放射線画像撮影システム01は、図2に示すように、複数の放射線画像読取装置1と複数のコントローラ2とサーバ4とが、ネットワーク3を介して接続されている。そして、複数のコントローラ2は、DICOMネットワーク90へ接続されている。このDICOMネットワーク90には、レーザイメージャなどの画像記録装置91や画像診断装置92や画像ファイリング装置93などを接続することができる。画像記録装置91は、コントローラ2が出力する画像データをフイルム上に出力することで医者に可視化した診断画像を提供し、画像診断装置92は、コントローラ2が出力する画像データをモニタ上に表示することで、医者に可視化した診断画像を提供する。画像ファイリング装置93は、コントローラ2から出力する画像データを保存する。画像ファイリング装置93に保存されている画像データは、必要に応じて画像出力装置91や画像診断装置92に出力することができる。
先ず、本実施形態の放射線画像撮影システム01について図3を用いて説明する。
(1)カセッテ6の筐体には、カセッテ6に内蔵されている輝尽性蛍光体シート8を識別するためのID番号(以後、このID番号をシートID番号を呼ぶ)に対応するバーコード62が付されている。また、本実施形態では、シートID番号をバーコード62にて識別する構成としたが、例えば、電磁波やマイクロ波などを用いた無線技術を用いて、ラベルなどの素子に書き込まれたコードを読取り可能な、非接触IDラベル(Sラベル)やタイリスと呼ばれる素子を、バーコード62の代わりに使用しても良い。この様な、無線技術を使用してコード(シートID番号)を読み取るラベルなどを使用する場合、カセッテ6の筐体にラベルを添付する必要はなく、例えば、輝尽性蛍光体シート8の裏面などに添付する様にしても良い。この場合、輝尽性蛍光体シート8を識別するためのID番号が表記された別ラベルを、カセッテ6の筐体に添付しておくと良い。
(2)放射線技師は、放射線管球9とカセッテ6の間に被写体Mの放射線撮影を行いたい部分を配置させ(通常、カセッテ6を被写体Mにあてがう)、放射線管球9の放射線発生制御装置10を操作して放射線を照射する。すると、放射線管球9から照射され被写体Mを透過した放射線エネルギーの一部が、カセッテ6に内蔵されている輝尽性蛍光体シート8に一旦蓄積される。
(3)患者の放射線撮影が終了すると、撮影を終えたカセッテ6を放射線画像読取装置1にセットする。この際、何れの放射線画像読取装置1にカセッテ6をセットするかは自由である。また、複数枚のカセッテ6を、複数台の放射線画像読取装置1に分散してセットしても良い。
放射線画像読取装置1は、カセッテ6をセットされると、カセッテ6のバーコード62からシートID番号を読取り保持し、カセッテ6内にある輝尽性蛍光体シート8に蓄積された放射線画像情報を読み出す。すなわち、励起光を輝尽性蛍光体シート8に照射し、照射された励起光により蓄積された放射線画像情報に応じて発光する輝尽光を光電変換し、A/D変換したデジタル画像データ(以後、簡単のために、画像データと呼ぶ)を取得し、これを規定のコントローラ2へ送る。この際、輝尽性蛍光体シート8に照射された最大放射線量に比例する、画像データの最大信号値を探索し保持し、この最大信号値と放射線画像読取装置1の読取系のゲイン値(例えば、フォトマルチプライヤー等の光電変換素子に設定する感度値)などから、輝尽性蛍光体シート8に照射された最大放射線量を求め、サーバ4上のデータベース機能に、シートIDと対応付けて登録する。この際、サーバ4上のデータベース機能に、既に登録すべきシートIDの最大放射線量のデータが存在する場合は、今回登録しようとする最大放射線量のデータを、既存のデータに加算して登録することにより、輝尽性蛍光体シート8が使用開始されてから現在までの総照射線量のデータの記録を行う。
画像データの読取りが終了すると、放射線画像読取装置1は、輝尽性蛍光体シート8に残存しているエネルギーを消去し、輝尽性蛍光体シート8をカセッテ6内に戻し、カセッテ6を取り出し可能な状態にする。助手は、読取りを終えたカセッテ6を放射線撮影室に戻し、次の撮影に備える。
(4)放射線技師は、受信した画像データの確認作業を行う。まず、コントローラ2は、放射線画像読取装置1から画像データを受信しながら、画像データの縮小画像を生成し、この縮小画像を画面21に順次表示してゆく。
コントローラ2では、サーバ4上のデータベース機能に保存されている、シートIDと総照射線量のデータを定期的に参照し、参照した総照射線量が、輝尽性蛍光体シートごとに定められた規定の限界照射線量を超えた場合は、輝尽性蛍光体シート8が劣化した旨のメッセージと共に、輝尽性蛍光体シート8のシートIDを、画面21に表示する。この際、規定の限界照射線量のデータもサーバ4上のデータベース機能に登録しておき、総照射線量が限界照射線量を超えたことをサーバ4で検知し、各コントローラ2に、輝尽性蛍光体シート8のシートIDと共に、輝尽性蛍光体シート8が劣化した旨の通知を行っても良い。
次に、放射線画像読取装置1について図4に基づいて、詳細に説明する。
放射線撮影終了後、カセッテ6を放射線画像出力装置1にセットすると、バーコードリーダ150によりカセッテ6のバーコード62からシートID番号が読み取られ、一次記憶部130に保持される。
カセッテ6を放射線画像出力装置1にセットすると、カセッテ6から輝尽性蛍光体シート8が引き出され、搬送機構160で輝尽性蛍光体シート8をXの方向に副走査搬送しながら、輝尽性蛍光体シート8に蓄積・保持された画像データを読取部110により読み出す。
読取部110は、励起光発生部111、光電読取部112、A/D変換器113によって構成されている。輝尽性蛍光体シート8が搬送機構160によって副走査搬送されている間、励起光発生部111が、副走査方向と直行する方向(主走査方向)に励起光14を走査する。
輝尽性蛍光体シート8に励起光14が作用すると、蛍光体内部に蓄積されていたエネルギーが輝尽光15として発生するで、この輝尽光15を集光して、光電読取部112によって電気信号に変換し、この電気信号を、対数変換器114にて対数変換し(これによって、電気信号は輝尽光15の光強度にリニアな電気信号から、輝尽光15の光強度の対数リニアな電気信号、すなわち濃度にリニアな電気信号に変換される)、さらにA/D変換器113によってデジタル化する。 読取部110から出力される画像データは、信号処理部120で、読取部110や輝尽性蛍光体シート8に特有の補正処理(光電読取部112のシェーディング補正や、励起光発生部111に起因するムラ補正、輝尽性蛍光体シート8の感度ムラ補正など)が施され、その後、順次、一次記憶部130に一時的に記憶される。この際、輝尽性蛍光体シート8に照射された最大放射線量に比例する、画像データの最大信号値を探索し一次記憶部130に保持し、この最大信号値と放射線画像読取装置1の読取系のゲイン値(例えば、光電読取部112に設定するゲイン値)などから、信号処理部120が、輝尽性蛍光体シート8に照射された最大放射線量を求め、通信部140を用いてネットワーク3を介し、サーバ4上のデータベース機能に、シートIDと対応付けて登録する。この際、サーバ4上のデータベース機能に、既に登録すべきシートIDの最大放射線量のデータが存在する場合は、今回登録しようとする最大放射線量のデータを、既存のデータに加算して登録することにより、輝尽性蛍光体シート8の総照射線量のデータの記録を行う。また、画像データの最大信号値から輝尽性蛍光体シート8に照射された最大放射線量を求める過程は、予め放射線画像読取装置1の読取系のゲイン値をサーバ4上のデータベース機能に登録しておくことにより、サーバ4で実施することも可能である。この場合、放射線画像読取装置1からサーバ4上のデータベース機能へは、シートIDと対応付けた画像データの最大信号値を登録すれば良い。
最後に、読取りが完了した後(もしくは、画像データを読取りながら)、通信部140が、ネットワーク3を介して、規定のコントローラ2に、画像データを送信することになる。
この発明はデジタル化された画像データを出力する放射線画像読取装置と、画像データを受信し表示するコントローラから構成される放射線画像撮影システムに適用できる。
従来のカセッテタイプの放射線画像撮影システムの構成例を示す図である。 実施形態の放射線画像撮影システムの構成例を示す図である。 実施形態の放射線画像撮影システムの動作を示す図である。 実施形態の放射線画像撮影システムの放射線画像読取装置を示す図である。
符号の説明
1 放射線画像読取装置(カセッテタイプ)
2 コントローラ
3 ネットワーク
4 サーバ
6 カセッテ
8 輝尽性蛍光体シート
9 放射線管球
10 放射線発生制御装置
14 励起光
15 輝尽光
21 表示部
62 バーコード
90 DICOMネットワーク
91 画像記録装置
92 画像診断装置
93 画像ファイリング装置
110 読取部
111 励起光発生部
112 光電読取部
113 A/D変換器
114 対数変換器
120 信号処理部
130 一次記憶部
140 通信部
150 バーコードリーダ
160 搬送機構

Claims (26)

  1. 放射線像蓄積シート体に蓄積された放射線画像を読取り、画像データを出力する放射線画像読取装置と、前記放射線画像読取装置が放射線像蓄積シート体から読取った画像を受信し、表示するコントローラからなる放射線画像撮影システムであって、
    前記放射線画像読取装置は、前記放射線画像撮影システムの情報を通知するための情報表示手段を有し、
    前記コントローラは、前記放射線画像撮影システムの情報を通知するための情報表示手段を有し、
    前記放射線画像読取装置が、放射線像蓄積シート体の読取りの際には、前記放射線像蓄積シート体の識別情報に対応付けて、前記放射線像蓄積シート体の劣化度数を集計し、前記劣化度数の総和が予め設定された規定の劣化度数に達した場合は、前記情報表示手段を用いて、前記放射線像蓄積シート体の識別情報と共に、前記放射線像蓄積シート体が規定の劣化度数に達したことを通知することが可能であることを特徴とする放射線画像撮影システム。
  2. 前記放射線画像読取装置が、前記放射線像蓄積シート体が規定の劣化度数に達したことを検知した際には、前記コントローラに前記放射線像蓄積シート体が規定の劣化度数に達したことを通知することにより、前記コントローラの前記情報表示手段を用いて、前記放射線像蓄積シート体の識別情報と共に、前記放射線像蓄積シート体が規定の劣化度数に達したことを通知することが可能であることを特徴とする請求項1に記載の放射線画像撮影システム。
  3. 前記劣化度数が、前記放射線像蓄積シート体の前記放射線画像読取装置による読取回数であることを特徴とする請求項1乃至請求項2のいずれかに記載の放射線画像撮影システム。
  4. 前記劣化度数が、前記放射線画像読取装置により前記放射線像蓄積シート体から読取った画像データの信号値を基に、前記放射線像蓄積シート体に照射された放射線量を換算して求めた照射線量であることを特徴とする請求項1乃至請求項2のいずれかに記載の放射線画像撮影システム。
  5. 前記コントローラが、複数台からなることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の放射線画像撮影システム。
  6. 放射線像蓄積シート体に蓄積された放射線画像を読取り、画像データを出力する放射線画像読取装置と、前記放射線画像読取装置が放射線像蓄積シート体から読取った画像を受信し、表示するコントローラからなる放射線画像撮影システムであって、
    前記放射線画像読取装置は、前記放射線画像撮影システムの情報を通知するための情報表示手段を有し、
    前記コントローラは、前記放射線画像撮影システムの情報を通知するための情報表示手段を有し、
    前記放射線画像読取装置が、放射線像蓄積シート体の読取りの際には、前記放射線像蓄積シート体から読取った画像と共に、前記放射線像蓄積シート体の識別情報と前記放射線像蓄積シート体の劣化度数を出力し、前記コントローラが、前記放射線画像読取装置からの画像データおよび前記放射線像蓄積シート体の識別情報と前記放射線像蓄積シート体の劣化度数を受信の際には、前記放射線像蓄積シート体の識別情報に対応付けて、前記放射線像蓄積シート体の劣化度数を集計し、前記劣化度数の総和が予め設定された規定の劣化度数に達した場合は、前記情報表示手段を用いて、前記放射線像蓄積シート体の識別情報と共に、前記放射線像蓄積シート体が規定の劣化度数に達したことを通知することが可能であることを特徴とする放射線画像撮影システム。
  7. 前記コントローラが、前記放射線像蓄積シート体が規定の劣化度数に達したことを検知した際には、前記放射線画像読取装置に前記放射線像蓄積シート体が規定の劣化度数に達したことを通知することにより、前記放射線画像読取装置の前記情報表示手段を用いて、前記放射線像蓄積シート体の識別情報と共に、前記放射線像蓄積シート体が規定の劣化度数に達したことを通知することが可能であることを特徴とする請求項1に記載の放射線画像撮影システム。
  8. 前記劣化度数が、前記放射線像蓄積シート体の前記放射線画像読取装置による読取回数であることを特徴とする請求項6乃至請求項7のいずれかに記載の放射線画像撮影システム。
  9. 前記劣化度数が、前記コントローラが受信した前記放射線画像読取装置からの画像データの信号値を基に、前記放射線像蓄積シート体に照射された放射線量を換算して求めた照射線量であることを特徴とする請求項6乃至請求項7のいずれかに記載の放射線画像撮影システム。
  10. 前記放射線画像読取装置が、複数台からなることを特徴とする請求項6乃至請求項9のいずれかに記載の放射線画像撮影システム。
  11. 放射線像蓄積シート体に蓄積された放射線画像を読取り、画像データを出力する放射線画像読取装置と、前記放射線画像読取装置が放射線像蓄積シート体から読取った画像を受信し、表示するコントローラと、放射線画像撮影システムの情報を蓄積するデータベースからなる放射線画像撮影システムであって、
    前記放射線画像読取装置は、前記放射線画像撮影システムの情報を通知するための情報表示手段を有し、
    前記コントローラは、前記放射線画像撮影システムの情報を通知するための情報表示手段を有し、
    前記放射線画像読取装置が、放射線像蓄積シート体の読取りの際には、前記データベースに前記放射線像蓄積シート体の識別情報に対応付けて、前記放射線像蓄積シート体の劣化度数を加算登録し、前記コントローラが、前記データベースの前記放射線像蓄積シート体の識別情報に対応付けられた劣化度数を参照することにより、前記劣化度数の総和が予め設定された規定の劣化度数に達したことを検知した場合は、前記コントローラの前記情報表示手段を用いて、前記放射線像蓄積シート体の識別情報と共に、前記放射線像蓄積シート体が規定の劣化度数に達したことを通知することが可能であることを特徴とする放射線画像撮影システム。
  12. 前記コントローラが、前記放射線像蓄積シート体が規定の劣化度数に達したことを検知した際には、前記放射線画像読取装置に前記放射線像蓄積シート体が規定の劣化度数に達したことを通知することにより、前記放射線画像読取装置の前記情報表示手段を用いて、前記放射線像蓄積シート体の識別情報と共に、前記放射線像蓄積シート体が規定の劣化度数に達したことを通知することが可能であることを特徴とする請求項11に記載の放射線画像撮影システム。
  13. 前記劣化度数が、前記放射線像蓄積シート体の前記放射線画像読取装置による読取回数であることを特徴とする請求項11乃至請求項12のいずれかに記載の放射線画像撮影システム。
  14. 前記劣化度数が、前記コントローラが受信した前記放射線画像読取装置からの画像データの信号値を基に、前記放射線像蓄積シート体に照射された放射線量を換算して求めた照射線量であることを特徴とする請求項11乃至請求項12のいずれかに記載の放射線画像撮影システム。
  15. 前記データベースに登録する前記劣化度数が、前記放射線画像読取装置が読取った前記放射線像蓄積シート体の前記画像データの参照信号値であり、前記データベースが、前記参照信号値から前記放射線像蓄積シート体への照射線量を換算し、前記射線像蓄積シート体の識別情報に対応付けて前記データベース自身に再登録したものであることを特徴とする請求項11乃至請求項12のいずれかに記載の放射線画像撮影システム。
  16. 前記参照信号値が、前記画像データの最大信号値であることを特徴とする請求項15に記載の放射線画像撮影システム。
  17. 前記放射線画像読取装置が、複数台からなることを特徴とする請求項11乃至請求項16のいずれかに記載の放射線画像撮影システム。
  18. 前記コントローラが、複数台からなることを特徴とする請求項11乃至請求項17のいずれかに記載の放射線画像撮影システム。
  19. 放射線像蓄積シート体に蓄積された放射線画像を読取り、画像データを出力する放射線画像読取装置と、前記放射線画像読取装置が放射線像蓄積シート体から読取った画像を受信し、表示するコントローラと、放射線画像撮影システムの情報を蓄積するデータベースからなる放射線画像撮影システムであって、
    前記放射線画像読取装置は、前記放射線画像撮影システムの情報を通知するための情報表示手段を有し、
    前記コントローラは、前記放射線画像撮影システムの情報を通知するための情報表示手段を有し、
    前記放射線画像読取装置が、放射線像蓄積シート体の読取りの際には、前記放射線像蓄積シート体から読取った画像と共に、前記放射線像蓄積シート体の識別情報と前記放射線像蓄積シート体の劣化情報を出力し、前記コントローラが、前記放射線画像読取装置からの画像データおよび前記放射線像蓄積シート体の識別情報と前記放射線像蓄積シート体の劣化度数を受信の際には、前記放射線像蓄積シート体の識別情報に対応付けて、前記放射線像蓄積シート体の劣化情報を前記データベースに加算登録し、前記コントローラが、前記データベースの前記放射線像蓄積シート体の識別情報に対応付けられた劣化情報を参照することにより、前記劣化度数の総和が予め設定された規定の劣化度数に達したことを検知した場合は、前記情報表示手段を用いて、前記放射線像蓄積シート体の識別情報と共に、前記放射線像蓄積シート体が規定の劣化度数に達したことを通知することが可能であることを特徴とする放射線画像撮影システム。
  20. 前記コントローラが、前記放射線像蓄積シート体が規定の劣化度数に達したことを検知した際には、前記放射線画像読取装置に前記放射線像蓄積シート体が規定の劣化度数に達したことを通知することにより、前記放射線画像読取装置の前記情報表示手段を用いて、前記放射線像蓄積シート体の識別情報と共に、前記放射線像蓄積シート体が規定の劣化度数に達したことを通知することが可能であることを特徴とする請求項19に記載の放射線画像撮影システム。
  21. 前記劣化度数が、前記放射線像蓄積シート体の前記放射線画像読取装置による読取回数であることを特徴とする請求項19乃至請求項20のいずれかに記載の放射線画像撮影システム。
  22. 前記劣化度数が、前記コントローラが受信した前記放射線画像読取装置からの画像データの信号値を基に、前記放射線像蓄積シート体に照射された放射線量を換算して求めた照射線量であることを特徴とする請求項19乃至請求項20のいずれかに記載の放射線画像撮影システム。
  23. 前記データベースに登録する前記劣化度数が、前記コントローラが受信した前記放射線像蓄積シート体の前記画像データの参照信号値であり、前記データベースが、前記参照信号値から前記放射線像蓄積シート体への照射線量を換算し、前記射線像蓄積シート体の識別情報に対応付けて前記データベース自身に再登録したものであることを特徴とする請求項19乃至請求項20のいずれかに記載の放射線画像撮影システム。
  24. 前記参照信号値が、前記画像データの最大信号値であることを特徴とする請求項23に記載の放射線画像撮影システム。
  25. 前記放射線画像読取装置が、複数台からなることを特徴とする請求項19乃至請求項24のいずれかに記載の放射線画像撮影システム。
  26. 前記コントローラが、複数台からなることを特徴とする請求項19乃至請求項25のいずれかに記載の放射線画像撮影システム。
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