JP2003244540A - X線平面検出器のパラメータ調整方法及びその装置、x線診断装置 - Google Patents

X線平面検出器のパラメータ調整方法及びその装置、x線診断装置

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JP2003244540A JP2002043485A JP2002043485A JP2003244540A JP 2003244540 A JP2003244540 A JP 2003244540A JP 2002043485 A JP2002043485 A JP 2002043485A JP 2002043485 A JP2002043485 A JP 2002043485A JP 2003244540 A JP2003244540 A JP 2003244540A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】動作パラメータなどの設定を自動化して作業時
間の短縮、入力ミスや設定ミスの低減を図ること。 【解決手段】X線平面検出器2から出力されるべき画素
値の期待値の基準レベル範囲を与え、X線を曝射したと
きのX線画像の画素値と画素値の期待値の基準レベル範
囲とを比較し、この比較結果に基づいて動作パラメータ
を期待値の基準レベル範囲内に自動的に決定し、かつX
線平面検出器12のオフセット成分を補正するためのオ
フセット補正係数や、ゲイン補正係数、欠陥点の位置情
報を自動的に決定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、X線平面検出器を
動作させるための動作パラメータなどを調整するのパラ
メータ調整方法及び装置、この装置を用いたX線診断装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】図5はX線診断装置の構成図である。X
線管球1とX線平面検出器2とが対向配置され、これら
X線管球1とX線平面検出器2との間には被写体3が配
置される。X線管球1にはX線の曝射を制御するX線発
生制御手段4が接続され、かつX線平面検出器2にはX
線平面検出器インタフェース(以下、X線検出器I/F
と省略する)5を介して画像処理手段7が接続されてい
る。この画像処理手段7は、X線検出器I/F5を通し
てX線平面検出器2から出力されるX線画像信号を入力
し、このX線画像信号を映像化してテレビジョンモニタ
(TVモニタ)などの画像表示手段7に表示する。
【0003】システム制御手段8には、操作者からのX
線診断の操作を受けるユーザインタフェース9が接続さ
れている。システム制御手段7は、ユーザインタフェー
ス9からのX線条件の設定の情報や透視開始の指令を受
け、この指令に基づいてX線発生手段4を制御してX線
管球1からX線を曝射させ、かつX線平面検出器2及び
画像処理手段6を制御する。
【0004】このような装置であれば、X線管球1から
曝射されたX線は、被写体3を透過してX線平面検出器
2に入射する。このX線平面検出器2は、被写体3を透
過したX線を入射し、そのX線画像信号を出力する。画
像処理手段6は、X線平面検出器2から出力されたX線
画像信号をX線検出器I/F5を通して入力し、このX
線画像を映像化してTVモニタなどの画像表示手段7に
表示する。
【0005】図6はX線平面検出器2及びX線検出器I
/F5の構成図である。X線平面検出器2は、図7に示
すように複数の画素容量12を2次元平面上で縦横方向
に配列(例えば4列×4列)したものである。これら画
素容量12には、入射したX線を図示しない変換素子に
よって変換された電荷を蓄積する。
【0006】これら画素容量12には、それぞれ当該画
素容量12に蓄積された電荷を読み出すための半導体ス
イッチであるTFT(thin film trasistor)13のド
レイン電極が接続されている。これらTFT13の各ゲ
ート電極は、例えば図面上横方向の各TFT13別に各
ゲート線#1〜#4を介してゲートドライバ14が接続
されている。
【0007】このゲートドライバ14は、読み出し制御
手段15によって制御されるもので、図8に示すように
各ゲート線#1〜#4を介して図面上横方向の各TFT
13別にそれぞれオン(ON)、オフ(OFF)させる
各ゲート信号を出力する。これにより、図面上横方向の
各TFT13別に逐次各画素容量12に蓄積された各電
荷が各TFT13のソース電極を通して読み出される。
【0008】これらTFT13のソース電極には、例え
ば図面上縦方向の各TFT13別にそれぞれ積分アンプ
16−1〜16−4と、その後段にアンプ17−1〜1
7−4とが直列接続されている。さらに、各アンプ17
−1〜17−4の出力端子には、マルチプレクサ18、
A/Dコンバータ19が接続されている。
【0009】従って、各画素容量12から読み出された
電荷は、それぞれ各積分アンプ16−1〜16−4によ
って増幅され、さらに各アンプ17−1〜17−4によ
って増幅された後、マルチプレクサ18を通して1画素
単位に選択され、次にA/Dコンバータ19によりデジ
タル値に変換されて出力される。
【0010】図9は積分アンプ16−1〜16−4及び
アンプ17−1〜17−4の構成図である。各積分アン
プ16−1〜16−4は、オペアンプ20と、このオペ
アンプ20の「−」入力端子と出力端子との間に接続さ
れた容量の異なる複数のコンデンサC〜C及び複数
のスイッチS〜Sとからなっている。このうちスイ
ッチSは、電荷を読み出す最初に、各コンデンサC
〜Cに蓄積されている各電荷をリセットするもので、
コンデンサを介さずにオペアンプ21の「−」入力端子
と出力端子との間に接続されている。
【0011】これらアンプ17−1〜17−4は、X線
診断装置においてX線画像を撮像するときの透視、撮影
などの各収集モード(低線量透視モード、通常線量透視
モードなど)毎に最適なゲインとなるようにセットされ
る。
【0012】動作パラメータ設定手段20は、各積分ア
ンプ16−1〜16−4における最適な容量値と、各ア
ンプ17−1〜17−4の最適なゲインとが予め格納さ
れており、読み出し制御手段15からの収集モードの設
定の切り替えによって各積分アンプ16−1〜16−4
の容量値と各アンプ17−1〜17−4のゲインとを最
適な値に切り替える。
【0013】再び図6において、X線平面検出器2の出
力端子には、X線検出器I/F5が接続されている。こ
のX線検出器I/F5は、X線平面検出器2に対して取
り付け、取り外し可能である。
【0014】X線検出器I/F5には、X線平面検出器
2のオフセット成分を補正するための加算器21が設け
られている。この加算器21の出力端子には、ゲインの
ばらつきを補正するための乗算器22が接続され、さら
にこの乗算器22の出力端子に欠陥点補正手段23が接
続されている。
【0015】このうち加算器21の「−」入力端子に
は、オフセット補正係数テーブル24が接続されてい
る。オフセット補正係数計算手段25は、検出器本体1
1から出力されるX線画像を入力し、このX線画像から
各画素毎のオフセット成分であるオフセット補正係数を
求めてオフセット補正係数テーブル24に記憶する。
【0016】乗算器22の一入力端子には、ゲイン補正
係数テーブル26が接続されている。ゲイン補正係数計
算手段27は、加算器21から出力されるX線画像を入
力し、このX線画像から各画素毎のゲインのばらつきを
なくすようなゲイン補正係数を求めてゲイン補正係数テ
ーブル26に格納する。
【0017】欠陥点補正手段23は、乗算器22から出
力されるオフセット補正処理及びゲイン補正処理された
X線画像における欠陥点を補正するもので、一入力端子
には欠陥点位置情報テーブル28が接続されている。欠
陥点位置情報計算手段29は、乗算器22から出力され
るX線画像を入力し、このX線画像から欠陥点を認識
し、この欠陥点の位置を示す欠陥点位置情報を欠陥点位
置情報テーブル28に格納する。
【0018】欠陥点補正手段23は、乗算器22から出
力されるオフセット補正処理及びゲイン補正処理された
X線画像における欠陥点を欠陥点位置情報テーブル28
に記憶されている欠陥点位置情報に基づいて認識し、こ
の欠陥点の近傍の欠陥でない画素の平均値を求め、この
画素の平均値で欠陥点を置き換える欠陥点補正処理を行
なう。
【0019】次に、X線診断装置の透視の一連の動作に
ついて図10に示す動作タイミング図を参照して説明す
る。
【0020】X線透視スイッチがオン(ON)される
と、システム制御手段8は、X線透視スイッチのオンを
認識し、X線平面検出器2に対して動作開始の指令を発
し、続いてX線発生制御手段4を制御してX線管球1か
らX線を曝射させる。
【0021】X線管球1から曝射されたX線は、被写体
3を透過してX線平面検出器2に入射する。
【0022】X線平面検出器2は、予め設定された時間
によりX線の発生終了を見計らって複数の画素容量12
に蓄積された各電荷を読み出す。すなわち、図7に示す
ようにX線平面検出器2では、ゲートドライバ14から
図8に示すように各ゲート線#1〜#4を介して各ゲー
ト信号が出力されると、各画素容量12に蓄積された各
電荷が逐次各TFT13のソース電極を通して読み出さ
れる。
【0023】これら画素容量12から読み出された電荷
は、図7に示すように各積分アンプ16−1〜16−4
によって増幅され、さらに各アンプ17−1〜17−4
によって増幅された後、マルチプレクサ18を通して1
画素単位に選択され、次にA/Dコンバータ19により
デジタル値に変換されて出力される。
【0024】X線平面検出器2から出力されたX線画像
は、図6に示すようにX線検出器I/F5において、加
算器21によりオフセット補正係数が引き算されてオフ
セット補正処理が行われ、次に、乗算器22によりオフ
セット補正処理されたX線画像信号に対してゲイン補正
係数が乗算されてゲイン補正処理される。
【0025】この場合、オフセット補正係数及びゲイン
補正係数は、透視や撮影などの線量や収集レートの異な
る収集モードに応じて最適な値が予め設定される。
【0026】オフセット補正処理及びゲイン補正処理さ
れたX線画像は、欠陥点補正手段23に送られる。この
欠陥点補正手段23は、X線画像から欠陥点の近傍の欠
陥でない画素の平均値を求め、この画素の平均値で欠陥
点を置き換える欠陥点補正処理を行なう。
【0027】そして、画像処理手段6は、X線平面検出
器2から出力されたX線画像信号を入力し、このX線画
像をTVモニタなどの画像表示手段7に表示する。
【0028】以上の動作が繰り返し行われることによ
り、画像表示手段7には透視動画像が表示される。
【0029】ところで、図9に示す各積分アンプ16−
1〜16−4における最適な容量値及び各アンプ17−
1〜17−4の最適なゲイン値の動作パラメータ、オフ
セット補正係数、ゲイン補正係数、欠陥点位置情報など
の設定は、通常の使用モードとは異なるモード、すなわ
ち調整、ギャブレーションモード(サービスモード)に
おいて行われる。
【0030】さらに、これらの設定は、X線平面検出器
2の欠陥点などの特性が各X線平面検出器2毎に異なる
ので、各X線平面検出器2個々の調整、ギャブレーショ
ンにおいて行われる。
【0031】これら動作パラメータ、オフセット補正係
数、ゲイン補正係数及び欠陥点位置情報の設定手順は、
サービスマンのマニュアル操作によって次の通り行われ
る。
【0032】先ず、各収集モード毎に規定されたX線量
のX線をX線管球1から曝射し、X線平面検出器2に入
射させる。X線平面検出器2から出力されるX線画像に
オフセット成分やゲインのばらつきが含んでも飽和しな
いようにX線平面検出器2の動作パラメータが設定され
る。
【0033】このとき、オフセット補正処理、ゲイン補
正処理は、オフされる。この作業が各収集モード毎に繰
り返し行われて、全ての収集モード毎の各動作パラメー
タが設定される。
【0034】次に、X線管球1からX線の曝射を行なわ
ない状態に、オフセット補正係数計算手段25は、X線
平面検出器2から出力されるX線画像を複数の画像枚数
分入力し、これらX線画像の平均値を求めてこれをオフ
セット補正係数とし、オフセット補正係数テーブル24
に格納する。このとき、検出器本体11における動作パ
ラメータは、動作パラメータ設定手段20によって各収
集モード毎に設定される。
【0035】次に、X線管球1から平面的に一様な入射
条件でX線の曝射を行なう。そして、ゲイン補正係数計
算手段27は、オフセット補正処理の行われたX線画像
を複数の画像枚数分入力し、実際に入力されたX線画像
の画素値がそのX線入射条件で期待される出力画素値に
等しくなるようなゲイン補正係数を求めてゲイン補正係
数テーブル26に格納する。
【0036】次に、X線管球1から平面的に一様な入射
条件でX線の曝射を行なう。欠陥点位置情報計算手段2
9は、オフセット補正処理及びゲイン補正処理の行われ
たX線画像を入力し、このX線画像において出力画素値
を調べ、オフセット補正処理及びゲイン補正処理で補正
できない画素を欠陥点として認識し、この欠陥点の位置
を示す欠陥点位置情報を欠陥点位置情報テーブル28に
格納する。
【0037】なお、これら動作パラメータ、オフセット
補正係数、ゲイン補正係数及び欠陥点位置情報は、装置
電源がオフされても消去されない記憶媒体、例えば磁気
ディスクやフラッシュメモリなどに形成された各テーブ
ル24、26、28に格納される。
【0038】
【発明が解決しようとする課題】以上のX線平面検出器
2の個々によって異なる各動作パラメータ、各オフセッ
ト補正係数、各ゲイン補正係数及び各欠陥点位置情報
は、X線診断装置が例えば病院などに据え付けられると
きにサービスマンによって設定、格納するのが前提にな
っている。
【0039】しかしながら、例えば各動作パラメータの
うち各アンプ17−1〜17−4のゲイン設定は、X線
条件の設定を始めとして実際にゲインの最適値を選択す
るのにサービスマンのマニュアルでかつ試行錯誤を繰り
返して行なっている。
【0040】しかも、多数の収集モードのあるX線診断
装置では、サービス調整作業に時間がかかり、入力ミス
や設定ミスが発生するおそれがある。
【0041】又、X線平面検出器2以外の機能ユニッ
ト、例えばオフセット補正係数計算手段25及びオフセ
ット補正係数テーブル24が故障した場合には、これら
オフセット補正係数計算手段25及びオフセット補正係
数テーブル24などのユニットが交換されるので、既に
調整、キャリブレーションよって求められたオフセット
補正係数が格納されたオフセット補正係数テーブル24
がユニットごと失われてしまい、全ての調整、キャリブ
レーションをやり直さなければならない。
【0042】さらに、X線診断装置は、X線平面検出器
2の寿命を判断する機能を持たないので、X線変換効率
などが経年変化によって低下してその検出器出力が低下
することから、これを補うためにX線の曝射量が増加す
る傾向にある。このため、例えば患者の被爆や診断能の
低下、さらには欠陥点の増加による診断能の低下の問題
がある。
【0043】そこで本発明は、動作パラメータなどの設
定を自動化して作業時間の短縮、入力ミスや設定ミスの
低減を図ることができるX線平面検出器のパラメータ調
整方法及びその装置、さらにはこの装置を用いたX線診
断装置を提供することを目的とする。
【0044】
【課題を解決するための手段】本発明は、X線平面検出
器を動作させるための動作パラメータを調整するX線平
面検出器のパラメータ調整方法において、X線平面検出
器から出力される画素値の期待値の基準レベル範囲及び
X線画像の収集タイミングを与える工程と、X線を曝射
したときに収集タイミングでX線平面検出器から出力さ
れる画素値を収集し、この画素値と期待値の基準レベル
範囲とを比較し、この比較結果に基づいて動作パラメー
タを期待値の基準レベル範囲内に自動的に決定する工程
とを有することを特徴とするX線平面検出器のパラメー
タ調整方法である。
【0045】本発明は、X線平面検出器を動作させるた
めの動作パラメータを調整するX線平面検出器のパラメ
ータ調整装置において、X線平面検出器から出力される
画素値の期待値の基準レベル範囲及びX線画像の収集タ
イミングを与える第1の手段と、X線を曝射したときに
収集タイミングでX線平面検出器から出力される画素値
を収集し、この画素値と期待値の基準レベル範囲とを比
較し、この比較結果に基づいて動作パラメータを期待値
の基準レベル範囲内に自動的に決定する第2の手段とを
具備したことを特徴とするX線平面検出器のパラメータ
調整装置である。
【0046】本発明は、上記本発明のX線平面検出器の
パラメータ調整装置を備えたことを特徴とするX線診断
装置である。
【0047】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1の実施の形態
について図面を参照して説明する。なお、図5乃至図7
と同一部分には同一符号を付してその詳しい説明は省略
する。
【0048】図1乃至図3は本発明に係るX線平面検出
器2のパラメータ調整装置を用いたX線診断装置の構成
図であって、図1は全体構成図、図2はX線平面検出器
2の構成図、図3は積分アンプ16−1〜16−4及び
アンプ17−1〜17−4の構成図である。
【0049】システム制御手段30は、X線平面検出器
2における各積分アンプ16−1〜16−4及び各アン
プ17−1〜17−4の動作パラメータの調整時に、こ
の動作パラメータの設定範囲と、X線平面検出器2から
出力されるX線画像の期待される画素値の各基準レベル
の上限値及び下限値と、X線画像の収集タイミング(X
線の曝射タイミング)とを各収集モード(透視、撮影な
どでの低線量透視モード、通常線量透視モードなど)ご
とに、X線検出器I/F5に設けられた後述する読み出
し制御手段31に与える機能を有する。
【0050】このX線検出器I/F5には、上記図5に
示すX線検出器I/F5の構成に加えて、図2に示すよ
うに読み出し制御手段31の他に、後述する画素レベル
判断手段32、寿命判定手段33、基準データメモリ3
4及び動作パラメータ書込み/読み出し制御手段35が
備えられると共に、X線平面検出器2には図3に示すよ
うに動作パラメータ設定手段36が設けられている。
【0051】上記システム制御手段30は、オフセット
補正処理及びゲイン補正処理においてそれぞれ期待され
る画素値の各基準レベルの上限値及び下限値と、X線の
曝射タイミングとを各収集モード毎に、X線検出器I/
F5に設けられた読み出し制御手段31に与える機能を
有する。
【0052】又、システム制御手段30は、動作パラメ
ータを決定した後、オフセット補正係数計算手段25に
オフセット補正処理で期待される画素値の基準レベルの
上限値及び下限値を設定すると共に、オフセット補正係
数計算手段25を動作させてオフセット補正係数を自動
的に算出させる機能を有する。
【0053】又、システム制御手段30は、オフセット
補正係数を算出した後、ゲイン補正係数計算手段27に
ゲイン補正処理で期待される画素値の基準レベルの上限
値及び下限値を設定すると共に、ゲイン補正係数計算手
段27を動作させてゲイン補正係数を自動的に算出させ
る機能を有する。
【0054】又、システム制御手段30は、ゲイン補正
係数を算出した後、欠陥点位置情報計算手段29を動作
させてオフセット補正処理及びゲイン補正処理で補正で
きない画素を欠陥点として認識させてその欠陥点位置情
報を自動的に求めさせる機能を有する。
【0055】又、システム制御手段30は、後述する画
素値レベル判断手段32から検出器本体11から出力さ
れたX線画像の画素値が動作パラメータの設定範囲内で
要求される下限値に達していないことの旨を受け取る
と、ユーザ及びサービスセンタ10に対してX線平面検
出器2の寿命を通知する機能を有する。
【0056】又、システム制御手段30には、バックア
ップ用メモリ30aが設けられている。システム制御手
段30は、後述する動作パラメータ書込み読出し制御手
段35との間でデータ授受を行ない、動作パラメータ書
込み読出し制御手段35により読み出された動作パラメ
ータ設定手段36の動作パラメータ、オフセット補正係
数テーブル24に格納されているオフセット補正係数、
ゲイン補正係数テーブル26に格納されているゲイン補
正係数、及び欠陥点位置情報テーブル28に格納されて
いる欠陥点位置情報をバックアップ用メモリ30aに格
納する機能を有する。
【0057】X線検出器I/F5に設けられた読み出し
制御手段31は、システム制御手段30から与えられた
各収集モード毎の各動作パラメータの設定範囲、期待さ
れる画素値の基準レベルの上限値及び下限値、及びX線
画像の収集タイミングのうち動作パラメータの設定範囲
で各積分アンプ16−1〜16−4の最適な容量値と各
アンプ17−1〜17−4の最適なゲイン値とをセット
し、X線画像の収集タイミングでX線を入射してそのX
線画像を出力動作する機能を有する。
【0058】読み出し制御手段31は、システム制御手
段30から与えられた動作パラメータを図3に示す動作
パラメータ設定手段36に対して設定する機能を有す
る。
【0059】又、読み出し制御手段31は、後述する画
素値レベル判断手段32から画素値レベルの判断結果を
受け、X線平面検出器2から出力されたX線画像の画素
値が基準レベルの下限値に達していなければ、図3に示
す動作パラメータ設定手段36に対して各積分アンプ1
6−1〜16−4及び各アンプ17−1〜17−4での
ゲイン値を上げる設定指令を発してシステム制御手段3
0にX線曝射の要求を行い、かつX線画像の画素値が基
準レベルの上限値以上であれば、動作パラメータ設定手
段36に対して各積分アンプ16−1〜16−4及び各
アンプ17−1〜17−4でのゲイン値を下げる設定指
令を発してシステム制御手段30にX線曝射の要求を行
なう機能を有する。
【0060】又、読み出し制御手段31は、システム制
御手段30から与えられたオフセット補正処理で期待さ
れる画素値の基準レベルの上限値及び下限値をオフセッ
ト補正係数計算手段25に与え、次にゲイン補正処理で
期待される画素値の基準レベルの上限値及び下限値をゲ
イン補正係数計算手段27に与える機能を有する。
【0061】画素値レベル判断手段32は、X線平面検
出器2から出力されたX線画像を加算器21、乗算器2
2及び欠陥点補正手段23をバイパスして入力し、画素
値が基準レベルの上限値及び下限値の範囲内にあるか否
かを判断し、その判断結果を読み出し制御手段31に与
える機能を有する。
【0062】又、画素値レベル判断手段32は、X線平
面検出器2から出力されたX線画像の画素値が動作パラ
メータの設定範囲内で要求される下限値に達していない
場合、この旨をシステム制御手段30に通知する機能を
有する。
【0063】寿命判定手段33は、動作パラメータ設定
手段36により決定された前記動作パラメータとこの動
作パラメータの調整時期の情報とを経時的変化データと
して蓄積し、これら経時的変化データから経時的推移か
らX線平面検出器2の寿命を自動的に推し量り、例えば
経時的推移値が予め設定された推移値の下限値に達する
と、X線平面検出器2の寿命と判断してその旨を通知す
る機能を有する。
【0064】又、寿命判定手段33は、オフセット補正
係数計算手段25で計算されたオフセット補正係数と、
ゲイン補正係数計算手段27で計算されたゲイン補正係
数と、欠陥点位置情報計算手段29により求められた欠
陥部の位置情報とをそれぞれ入力し、これら係数及び位
置情報と予め基準データメモリ34に記憶されている各
基準データとをそれぞれ比較し、各係数及び位置情報と
各基準データとの各差が予め設定された各レベル以上で
あれば、X線平面検出器2の寿命である旨をシステム制
御手段30に通知する機能を有する。
【0065】なお、寿命を推し量る基準データは、オフ
セット補正係数であれば、例えばオフセット分布の平均
値と標準偏差であり、ゲイン補正係数でも例えばゲイン
分布の平均値と標準偏差である。欠陥点であれば、例え
ば欠陥点の数や各欠陥点の大きさなどである。これら基
準データは、例えばX線平面検出器2の出荷時のデータ
を格納しておけばよい。
【0066】動作パラメータ書込み読出し制御手段35
は、X線平面検出器2の動作パラメータ設定手段36に
格納されている動作パラメータや、オフセット補正係数
テーブル24に格納されているオフセット補正係数、ゲ
イン補正係数テーブル26に格納されているゲイン補正
係数、及び欠陥点位置情報テーブル28に格納されてい
る欠陥点位置情報の書き込み、読み出しを行ない、シス
テム制御手段30との間でこれら動作パラメータやオフ
セット補正係数、ゲイン補正係数、欠陥点位置情報をデ
ータ授受する機能を有する。
【0067】上記システム制御手段30には、電話回線
37を介してサービスセンタ内の端末装置38に接続さ
れている。この端末装置38は、システム制御手段30
との間で電話回線37を介してデータ授受を行ない、バ
ックアップ用メモリ30aに格納されている動作パラメ
ータ設定手段36の動作パラメータ、オフセット補正係
数テーブル24に格納されているオフセット補正係数、
ゲイン補正係数テーブル26に格納されているゲイン補
正係数、及び欠陥点位置情報テーブル28に格納されて
いる欠陥点位置情報を受け取り、これら動作パラメー
タ、オフセット補正係数、ゲイン補正係数及び欠陥点位
置情報を例えば補助記憶装置に格納する機能を有する。
【0068】又、端末装置38は、システム制御手段3
0との間で電話回線37を介してデータ授受を行ない、
画素値レベル判断手段32による画素値が基準レベルの
上限値及び下限値の範囲内にあるか否かの判断結果と、
X線画像の画素値が動作パラメータの設定範囲内で要求
される下限値に達していない旨の通知とを受け取り、こ
れらデータを例えば補助記憶装置に格納する機能を有す
る。
【0069】又、端末装置38は、システム制御手段3
0との間で電話回線37を介してデータ授受を行ない、
寿命判定手段33により求められた経時的変化データ
と、X線平面検出器2が寿命であることの判断結果の旨
の通知とを受け取り、これらデータを例えば補助記憶装
置に格納する機能を有する。
【0070】次に、上記の如く構成された装置の作用に
ついて説明する。
【0071】先ず、X線平面検出器2のおける各積分ア
ンプ16−1〜16−4及び各アンプ17−1〜17−
4の動作パラメータ、すなわち各積分アンプ16−1〜
16−4における最適な容量値と、各アンプ17−1〜
17−4の最適なゲイン値とが調整される。
【0072】このときシステム制御手段30は、各収集
モードに対する各動作パラメータの設定範囲と、期待さ
れる画素値の各基準レベルの上限値及び下限値と、X線
画像の収集タイミングとをX線平面検出器2のX線検出
器I/F5に与える。
【0073】このX線検出器I/F5における読み出し
制御手段31は、システム制御手段30から与えられた
動作パラメータを図3に示す動作パラメータ設定手段3
6に対して設定する。
【0074】この動作パラメータ設定手段36は、各積
分アンプ16−1〜16−4における容量値をセットす
ると共に、各アンプ17−1〜17−4のゲインをセッ
トする。
【0075】X線の曝射タイミングに応じてX線管球1
から曝射されたX線は、被写体3を透過してX線平面検
出器2に入射する。
【0076】このX線平面検出器2は、X線画像の収集
タイミングに応じて複数の画素容量12に蓄積された各
電荷を読み出す。すなわち、図6に示すようにX線平面
検出器2は、ゲートドライバ14から図7に示すように
各ゲート線#1〜#4を介して各ゲート信号が出力され
ると、各画素容量12に蓄積された各電荷が逐次各TF
T13のソース電極を通して読み出される。
【0077】これら画素容量12から読み出された電荷
は、図6に示すように各積分アンプ16−1〜16−4
によって増幅され、さらに各アンプ17−1〜17−4
によって増幅された後、マルチプレクサ18を通して1
画素単位に選択され、次にA/Dコンバータ19により
デジタル値に変換されて出力される。
【0078】X線平面検出器2から出力されたX線画像
は、X線検出器I/F5における加算器21、乗算器2
2及び欠陥点補正手段23をバイパスする。
【0079】画素値レベル判断手段32は、X線平面検
出器2から出力されたX線画像を取り込み、画素値が基
準レベルの上限値及び下限値の範囲内にあるか否かを判
断し、その判断結果を読み出し制御手段31に与える。
【0080】この読み出し制御手段31は、画素値レベ
ル判断手段32から画素値レベルの判断結果を受け、X
線平面検出器2から出力されたX線画像の画素値が基準
レベルの下限値に達していなければ、図3に示す動作パ
ラメータ設定手段36に対して各積分アンプ16−1〜
16−4及び各アンプ17−1〜17−4でのゲイン値
を上げる設定指令を発し、かつシステム制御手段30に
対してX線曝射の要求を行う。
【0081】この設定指令を受けて動作パラメータ設定
手段36は、各積分アンプ16−1〜16−4における
容量値と各アンプ17−1〜17−4のゲインとを再度
セットする。
【0082】一方、X線画像の画素値が基準レベルの上
限値以上であれば、読み出し制御手段31は、動作パラ
メータ設定手段36に対して各積分アンプ16−1〜1
6−4及び各アンプ17−1〜17−4でのゲイン値を
下げる設定指令を発し、かつシステム制御手段30に対
してX線曝射の要求を行う。
【0083】この設定指令を受けて動作パラメータ設定
手段36は、各積分アンプ16−1〜16−4における
容量値と各アンプ17−1〜17−4のゲインとを再度
セットする。
【0084】このようにX線画像の画素値が基準レベル
の上限値と下限値との範囲内に入るように各アンプ17
−1〜17−4のゲイン値が調整され、最終的に各収集
モードに応じた最適な各積分アンプ16−1〜16−4
の容量値と各アンプ17−1〜17−4のゲインとが自
動的に決定される。
【0085】又、画素値レベル判断手段32は、X線平
面検出器2から出力されたX線画像の画素値と動作パラ
メータの設定範囲内で要求される下限値とを比較する。
この比較の結果、X線画像信号の画素値が動作パラメー
タの設定範囲内で要求される下限値に達していない場
合、画素値レベル判断手段32は、この旨をシステム制
御手段30に通知する。
【0086】このシステム制御手段30は、画素値レベ
ル判断手段32からX線画像の画素値が動作パラメータ
の設定範囲内で要求される下限値に達していないことの
旨を受け取ると、X線平面検出器2の寿命の旨をユーザ
に報知すると共に、電話回線37を介してサービスセン
タ内の端末装置38にX線画像の画素値が動作パラメー
タの設定範囲内で要求される下限値に達していないこと
の旨、すなわちX線平面検出器2の寿命の旨を通知す
る。
【0087】サービスセンタ内の端末装置38は、シス
テム制御手段30からの通知を電話回線37を介して受
け取り、この通知の内容すなわち画素値レベル判断手段
32による画素値が基準レベルの上限値及び下限値の範
囲内にあるか否かの判断結果と、X線画像の画素値が動
作パラメータの設定範囲内で要求される下限値に達して
いない旨すなわちX線平面検出器2の寿命の旨を受け取
り、これらデータを例えば補助記憶装置に格納する。
【0088】一方、寿命判定手段34は、動作パラメー
タ設定手段36により決定された動作パラメータとこの
動作パラメータの調整時期の情報とを経時的変化データ
として蓄積する。
【0089】そして、寿命判定手段34は、蓄積した経
時的変化データの経時的推移からX線平面検出器2の寿
命を自動的に推し量り、例えば経時的推移値が予め設定
された推移値の下限値に達すると、X線平面検出器2の
寿命と判断してその旨を例えばシステム制御手段30に
通知する。
【0090】このシステム制御手段30は、寿命判定手
段33により求められた経時的変化データと、X線平面
検出器2が寿命であることの判断結果の旨とを電話回線
37を介してサービスセンタ内の端末装置38に通知す
る。
【0091】サービスセンタ内の端末装置38は、シス
テム制御手段30からの通知を電話回線37を介して受
け取り、この通知の内容すなわち寿命判定手段33によ
り求められた経時的変化データと、X線平面検出器2が
寿命であることの判断結果の旨の通知とを受け取り、こ
れらデータを例えば補助記憶装置に格納する。
【0092】次に、オフセット補正係数の調整、キュリ
ブレーションに移る。システム制御手段30は、動作パ
ラメータを決定した後、オフセット補正係数計算手段2
5に対してオフセット補正処理で期待される画素値の基
準レベルの上限値及び下限値を設定すると共に、オフセ
ット補正係数計算手段25を動作させてオフセット補正
係数を自動的に算出させる。このとき、X線管球1から
はX線を曝射しない。
【0093】すなわち、X線を曝射しない状態で、X線
平面検出器2はX線画像を出力する。オフセット補正係
数計算手段25は、X線平面検出器2から出力されるX
線画像を複数の画像枚数分入力し、これらX線画像の平
均値を求めてこれをオフセット補正係数とし、オフセッ
ト補正係数テーブル24に格納する。このとき、オフセ
ット補正係数は、各収集モード毎に設定される。
【0094】そして、オフセット補正係数計算手段25
は、オフセット補正係数のキュリブレーションが終了す
ると、その旨をシステム制御手段30に通知する。
【0095】次に、ゲイン補正係数の調整、キュリブレ
ーションに移る。システム制御手段30は、オフセット
補正係数のキュリブレーションが終了した旨を受ける
と、オフセット補正処理において期待される画素値の各
基準レベルの上限値及び下限値と、X線画像の収集タイ
ミングとを各収集モード毎にX線平面検出器2に与え、
ゲイン補正係数計算手段27を動作させてゲイン補正係
数を自動的に算出させる。
【0096】すなわち、ゲイン補正係数計算手段27に
は、ゲイン補正処理で期待される画素値の基準レベルの
上限値及び下限値が設定される。
【0097】X線管球1は、X線の曝射タイミングに応
じてX線を曝射する。このとき、X線管球1から平面的
に一様な入射条件でX線の曝射を行なう。
【0098】X線平面検出器2において各画素容量12
から読み出された電荷は、図3に示すように最適な容量
値に設定された各積分アンプ16−1〜16−4によっ
て増幅され、さらに最適なゲインに設定された各アンプ
17−1〜17−4によって増幅された後、マルチプレ
クサ18を通して1画素単位に選択され、次にA/Dコ
ンバータ19によりデジタル値に変換されてX線画像と
して出力される。
【0099】このX線画像は、加算器21によりオフセ
ット補正係数が引き算されてオフセット補正処理が行わ
れる。
【0100】ゲイン補正係数計算手段27は、オフセッ
ト補正処理されたX線画像を複数の画像枚数分入力し、
この実際に入力されたX線画像の画素値がそのX線入射
条件で期待される出力画素値に等しくなるようなゲイン
補正係数を求めてゲイン補正係数テーブル26に格納す
る。
【0101】そして、ゲイン補正係数計算手段27は、
ゲイン補正係数のキュリブレーションが終了すると、そ
の旨をシステム制御手段30に通知する。
【0102】次に、欠陥点の認識に移る。システム制御
手段30は、ゲイン補正係数のキュリブレーション終了
の通知を受けると、X線画像の収集タイミングを各収集
モード毎にX線平面検出器2に与え、かつ欠陥点位置情
報計算手段29を動作させてオフセット補正処理及びゲ
イン補正処理で補正できない画素を欠陥点として認識さ
せてその欠陥点位置情報を自動的に求めさせる。
【0103】すなわち、X線管球1は、X線の曝射タイ
ミングに応じてX線を曝射する。検出器本体11におい
て各画素容量12から読み出された電荷は、上記同様に
最適な動作パラメータに設定された各積分アンプ16−
1〜16−4及び各アンプ17−1〜17−4によって
増幅された後、マルチプレクサ18を通して1画素単位
に選択され、次にA/Dコンバータ19によりデジタル
値に変換されてX線画像として出力される。
【0104】このX線画像は、加算器21によりオフセ
ット補正係数が引き算されてオフセット補正処理が行わ
れ、乗算器22によりゲイン補正係数が乗算されてゲイ
ン補正処理される。
【0105】欠陥点位置情報計算手段29は、オフセッ
ト補正処理及びゲイン補正処理の行われたX線画像を入
力し、このX線画像において出力画素値を調べ、オフセ
ット補正処理及びゲイン補正処理で補正できない画素を
欠陥点として認識し、この欠陥点の位置を示す欠陥点位
置情報を欠陥点位置情報テーブル28に格納する。
【0106】一方、寿命判定手段34は、動作パラメー
タ設定手段36により決定された前記動作パラメータと
この動作パラメータの調整時期の情報とを経時的変化デ
ータとして蓄積し、これら経時的変化データから経時的
推移からX線平面検出器2の寿命を自動的に推し量り、
例えば経時的推移値が予め設定された推移値の下限値に
達すると、X線平面検出器2の寿命と判断してその旨を
システム制御手段30に通知する。
【0107】又、寿命判定手段34は、オフセット補正
係数計算手段25で計算されたオフセット補正係数と、
ゲイン補正係数計算手段27で計算されたゲイン補正係
数と、欠陥点位置情報計算手段29により求められた欠
陥部の位置情報とをそれぞれ入力し、これら係数及び位
置情報と予め基準データメモリ35に記憶されている各
基準データとをそれぞれ比較し、各係数及び位置情報と
各基準データとの各差が予め設定された各レベル以上で
あれば、X線平面検出器2の寿命と判断してその旨をシ
ステム制御手段30に通知する。
【0108】さらに、動作パラメータ書込み読出し制御
手段36は、X線平面検出器2の動作パラメータ設定手
段36に格納されている動作パラメータや、オフセット
補正係数テーブル24に格納されているオフセット補正
係数、ゲイン補正係数テーブル26に格納されているゲ
イン補正係数、及び欠陥点位置情報テーブル28に格納
されている欠陥点の位置情報の書き込み、読み出しを行
ない、システム制御手段30との間でこれら動作パラメ
ータやオフセット補正係数、ゲイン補正係数、欠陥点位
置情報をデータ授受する。
【0109】システム制御手段30は、動作パラメータ
書込み読出し制御手段35との間でデータ授受を行な
い、動作パラメータ書込み読出し制御手段35により読
み出された動作パラメータ設定手段36の動作パラメー
タ、オフセット補正係数テーブル24に格納されている
オフセット補正係数、ゲイン補正係数テーブル26に格
納されているゲイン補正係数、及び欠陥点位置情報テー
ブル28に格納されている欠陥点位置情報をバックアッ
プ用メモリ30aに格納する。
【0110】バックアップ用メモリ30aに動作パラメ
ータ、オフセット補正係数、ゲイン補正係数及び欠陥点
位置情報を格納しておけば、X線検出器I/F5が交換
されたとしても、システム制御手段30内のバックアッ
プ用メモリ30aにバックアップしておいた動作パラメ
ータやオフセット補正係数、ゲイン補正係数、欠陥点位
置情報を用いて復元できる。
【0111】又、システム制御手段30は、バックアッ
プ用メモリ30aにバックアップしている動作パラメー
タやオフセット補正係数、ゲイン補正係数、欠陥点位置
情報を読み出し、これらデータを電話回線37を介して
サービスセンタ内の端末装置38に送信する。
【0112】この端末装置38は、システム制御手段3
0との間で電話回線37を介して送られてくる動作パラ
メータ、オフセット補正係数、ゲイン補正係数及び欠陥
点位置情報を受け取り、これらデータを例えば補助記憶
装置に格納する。
【0113】このように上記第1の実施の形態において
は、X線平面検出器2から出力されるべき画素値の期待
値の基準レベル範囲を与え、X線を曝射したときのX線
画像信号の画素値と期待値の基準レベル範囲とを比較
し、この比較結果に基づいて動作パラメータを期待値の
基準レベル範囲内に自動的に決定するので、サービスマ
ンがマニュアルでかつ試行錯誤を繰り返して動作パラメ
ータを設定することなく、自動的に多数の収集モードに
応じた最適な各動作パラメータを決定できる。これによ
り、多数の収集モードのあるX線診断装置の各動作パラ
メータの調整において、サービス調整作業の時間を短縮
でき、しかも入力ミスや設定ミスの発生を防止できる。
【0114】又、X線平面検出器2のオフセット成分を
補正するためのオフセット補正係数や、ゲイン補正係
数、欠陥点の位置情報を自動的に決定するので、これら
係数などにおいてもサービスマンがマニュアルでかつ試
行錯誤を繰り返すことなく、自動的に多数の収集モード
に応じた最適なオフセット補正係数や、ゲイン補正係
数、欠陥点の位置情報に決定できる。
【0115】さらに、決定された動作パラメータとこの
動作パラメータの調整時期の情報とを経時的変化データ
として蓄積し、これら経時的変化データから経時的推移
からX線平面検出器2の寿命を自動的に推し量ったり、
オフセット補正係数、ゲイン補正係数及び欠陥部の位置
情報と、これら補正係数及び位置情報の各基準値とを比
較し、この比較結果に基づいて寿命を自動的に推し量る
ので、X線変換効率などが経年変化によって低下してそ
の検出器出力が低下することを補うためにX線の曝射量
が増加して、例えば患者の被爆や診断能が低下する前
に、X線平面検出器2の寿命を判定して例えば患者の被
爆の増加や診断能の低下を低減できる。
【0116】欠陥部の位置情報からその欠陥点の増加を
判定すれば、欠陥点の増加による診断能の低下を判定す
ることができる。
【0117】又、動作パラメータやオフセット補正係
数、ゲイン補正係数、欠陥点位置情報を書込み読出し制
御手段36によって読み出してシステム制御手段30内
のバックアップ用メモリ30aにバックアップするの
で、例えばX線平面検出器2におけるX線検出器I/F
5が交換されたとしても、バックアップ用メモリ30a
にバックアップしておいたX線平面検出器2固有の動作
パラメータやオフセット補正係数、ゲイン補正係数、欠
陥点位置情報を交換された新たなX線検出器I/F5に
与えることにより、X線平面検出器2の動作パラメータ
やオフセット補正係数、ゲイン補正係数、欠陥点位置情
報を再度決定しなくても、X線検出器I/F5が交換さ
れる前と同じ条件で直ぐに動作させることができる。
【0118】又、サービスセンタ内の端末装置38は、
システム制御手段30との間で電話回線37を介してデ
ータ授受を行ない、バックアップ用メモリ30aに格納
されている動作パラメータ、オフセット補正係数、ゲイ
ン補正係数及び欠陥点位置情報を例えば補助記憶装置に
格納したり、画素値が基準レベルの上限値及び下限値の
範囲内にあるか否かの判断結果と、X線画像の画素値が
動作パラメータの設定範囲内で要求される下限値に達し
ていない旨を例えば補助記憶装置に格納したり、経時的
変化データと、X線平面検出器2が寿命であることの判
断結果の旨などを例えば補助記憶装置に格納するので、
例えばX線平面検出器2におけるX線検出器I/F5が
交換されたとしても、サービスセンタ内の端末装置38
からX線平面検出器2固有の動作パラメータやオフセッ
ト補正係数、ゲイン補正係数、欠陥点位置情報を交換さ
れた新たなX線検出器I/F5に与えることができ、X
線平面検出器2をX線検出器I/F5が交換される前と
同じ条件で直ぐに動作させることができる。
【0119】そのうえ、サービスセンタ内の端末装置3
8から例えばX線平面検出器2の使用状態を変更するた
めに、X線平面検出器2固有の動作パラメータやオフセ
ット補正係数、ゲイン補正係数、欠陥点位置情報の修正
もすることができる。
【0120】さらに、サービスセンタ内の端末装置38
において、X線平面検出器2の動作パラメータの経時的
変化データや寿命であることの判断結果などを受け取っ
て記憶するので、X線平面検出器2が据え付けられてい
る現地に赴かなくてもサービスセンタ側で、X線平面検
出器2の状態を常に監視でき、X線平面検出器2に対す
る定期検査のデータとして用いることができ、さらにX
線平面検出器2の寿命の判定もできる。
【0121】しかるに、ユーザがX線平面検出器2に寿
命が来たことに気が付かなくても、サービスセンタ内の
端末装置38からX線平面検出器2が据え付けられてい
る現地のユーザに対してX線平面検出器2に寿命が来た
ことを確実に知らせることができる。これにより、X線
平面検出器2の例えば患者の被爆や診断能が低下した
り、患者への被爆量が増加する前に、正常なX線平面検
出器2に交換でき、X線平面検出器2の的確な管理がで
き、信頼性を向上できる。
【0122】又、サービスセンタ内の端末装置38から
X線平面検出器2のX線検出器I/F5にX線平面検出
器2固有の動作パラメータやオフセット補正係数、ゲイ
ン補正係数、欠陥点位置情報を与えることができるの
で、例えばX線診断装置を据え付けるときに、X線平面
検出器2の動作パラメータやオフセット補正係数、ゲイ
ン補正係数、欠陥点位置情報を決定しているが、これら
動作パラメータやオフセット補正係数、ゲイン補正係
数、欠陥点位置情報は、例えば工場からX線診断装置を
出荷する前に調整データとして取得されている。
【0123】従って、工場での調整時に取得された動作
パラメータやオフセット補正係数、ゲイン補正係数、欠
陥点位置情報をサービスセンタ内の端末装置38から現
地に据え付けられたX線診断装置のX線検出器I/F5
に送信することにより、新しく据え付けたX線診断装置
のX線平面検出器2の動作パラメータやオフセット補正
係数、ゲイン補正係数、欠陥点位置情報を決定する作業
を現地に赴くことなく、サービスセンタ内からできる。
【0124】又、新しく据え付けたX線診断装置のX線
平面検出器2の動作パラメータやオフセット補正係数、
ゲイン補正係数、欠陥点位置情報の決定は、工場での調
整時に取得された動作パラメータやオフセット補正係
数、ゲイン補正係数、欠陥点位置情報を例えばフレキシ
ブルメモリの記憶させ、このフレキシブルメモリをサー
ビスマンがX線診断装置が据え付けられた現地に持参し
たり又は郵送し、現地においてフレキシブルメモリに記
憶されている動作パラメータやオフセット補正係数、ゲ
イン補正係数、欠陥点位置情報をX線検出器I/F5に
与えるようにしてもよい。
【0125】次に、本発明の第2の実施の形態について
図面を参照して説明する。なお、図1乃至図3と同一部
分には同一符号を付してその詳しい説明は省略する。
【0126】図4はX線診断装置におけるX線平面検出
器2、X線検出器I/F5及びシステム制御手段30の
構成図である。なお、X線診断装置の全体構成図は、図
1を援用する。
【0127】システム制御手段30には、上記第1の実
施の形態のX線検出器I/F5に備えられていた画素値
レベル判断手段32、寿命判定手段34及び基準データ
メモリ35が設けられている。
【0128】このような構成であれば、システム制御手
段30において、画素値レベル判断手段32は、X線平
面検出器2から出力されたX線画像の画素値が基準レベ
ルの上限値及び下限値の範囲内にあるか否かを判断し、
その判断結果を読み出し制御手段31に与える。
【0129】又、画素値レベル判断手段32は、X線平
面検出器2から出力されたX線画像の画素値が動作パラ
メータの設定範囲内で要求される下限値に達していない
場合、この旨をシステム制御手段30に通知する。
【0130】一方、寿命判定手段33は、システム制御
手段30において、動作パラメータ設定手段36により
決定された動作パラメータとこの動作パラメータの調整
時期の情報とを経時的変化データとして蓄積し、これら
経時的変化データから経時的推移からX線平面検出器2
の寿命を自動的に推し量り、例えば経時的推移値が予め
設定された推移値の下限値に達すると、X線平面検出器
2の寿命と判断する。
【0131】又、寿命判定手段33は、オフセット補正
係数計算手段25で計算されたオフセット補正係数と、
ゲイン補正係数計算手段27で計算されたゲイン補正係
数と、欠陥点位置情報計算手段29により求められた欠
陥部の位置情報とをそれぞれ入力し、これら係数及び位
置情報と予め基準データメモリ34に記憶されている各
基準データとをそれぞれ比較し、各係数及び位置情報と
各基準データとの各差が予め設定された各レベル以上で
あれば、X線平面検出器2の寿命である旨をシステム制
御手段30に通知する。
【0132】システム制御手段30は、動作パラメータ
書込み読出し制御手段35との間でデータ授受を行な
い、動作パラメータ書込み読出し制御手段35により読
み出された動作パラメータ設定手段36の動作パラメー
タ、オフセット補正係数テーブル24に格納されている
オフセット補正係数、ゲイン補正係数テーブル26に格
納されているゲイン補正係数、及び欠陥点位置情報テー
ブル28に格納されている欠陥点位置情報をバックアッ
プ用メモリ30aに格納する。
【0133】又、システム制御手段30は、バックアッ
プ用メモリ30aにバックアップしている動作パラメー
タやオフセット補正係数、ゲイン補正係数、欠陥点位置
情報を読み出し、これらデータを電話回線37を介して
サービスセンタ内の端末装置38に送信する。
【0134】このように上記第2の実施の形態において
は、システム制御手段30に、画素値レベル判断手段3
2、寿命判定手段34及び基準データメモリ35を設け
たので、上記第1の実施の形態と同様な効果を奏するこ
とは言うまでもなく、システム制御手段30はユーザが
操作することが可能であり、このシステム制御手段30
においてX線平面検出器2から出力されたX線画像の画
素値が基準レベルの上限値及び下限値の範囲内にあるか
否かの判断や、X線平面検出器2の寿命を自動的に推し
量ることによって、ユーザに対してX線平面検出器2の
状態を的確に知らせることができる。
【0135】又、システム制御手段30において動作パ
ラメータとこの動作パラメータの調整時期の情報とを経
時的変化データとして蓄積でき、ユーザによりX線平面
検出器2の動作パラメータの経時的変化を監視できる。
【0136】又、基準データメモリ35がシステム制御
手段30に設けられているので、基準データメモリ35
に格納されている寿命を推し量る基準データ、すなわち
オフセット補正係数であれば、例えばオフセット分布の
平均値と標準偏差であり、ゲイン補正係数でも例えばゲ
イン分布の平均値と標準偏差であり、欠陥点であれば、
例えば欠陥点の数や各欠陥点の大きさなどの基準データ
を、X線平面検出器2が据え付けられている現地に赴か
なくてもサービスセンタ内の端末装置38から確認した
り、例えばX線平面検出器2の設計変更や使用の仕方の
変更に応じて書き替えることができる。
【0137】なお、本発明は、上記第1及び第2の実施
の形態に限定されるものでなく、実施段階ではその要旨
を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。
【0138】例えば、バックアップ用メモリ30aは、
システム制御手段30に設けられているが、これに限ら
ず、サービスセンタ内の端末装置38に接続してもよ
い。
【0139】又、システム制御手段30とサービスセン
タ内の端末装置38との間のデータ授受は、電話回線を
介して行なっているが、これに限らず、各種通信手段例
えば無線通信や電力線を介して行なってもよい。
【0140】さらに、上記実施形態には、種々の段階の
発明が含まれており、開示されている複数の構成要件に
おける適宜な組み合わせにより種々の発明が抽出でき
る。例えば、実施形態に示されている全構成要件から幾
つかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとす
る課題の欄で述べた課題が解決でき、発明の効果の欄で
述べられている効果が得られる場合には、この構成要件
が削除された構成が発明として抽出できる。
【0141】
【発明の効果】以上詳記したように本発明によれば、動
作パラメータなどの設定を自動化して作業時間の短縮、
入力ミスや設定ミスの低減を図ることができるX線平面
検出器のパラメータ調整方法及びその装置、さらにはこ
の装置を用いたX線診断装置をを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わるX線平面検出器のパラメータ調
整装置の第1の実施の形態を用いたX線診断装置の構成
図。
【図2】同装置におけるX線平面検出器の構成図。
【図3】同装置におけるX線平面検出器の積分アンプ及
びアンプの構成図。
【図4】本発明に係わるX線平面検出器のパラメータ調
整装置の第2の実施の形態を用いたX線診断装置におけ
るX線平面検出器、X線検出器I/F及びシステム制御
手段の構成図。
【図5】X線診断装置の構成図。
【図6】従来のX線平面検出器及びX線平面検出器イン
タフェースの構成図。
【図7】同X線平面検出器における検出器本体の構成
図。
【図8】同X線平面検出器における各TFTのゲート線
の読み出し動作を示す図。
【図9】同X線平面検出器における積分アンプ及びアン
プの構成図。
【図10】X線診断装置の動作タイミング図。
【符号の説明】
1:X線管球 2:X線平面検出器 3:被写体 4:X線発生制御手段 5:X線検出器I/F 6:画像処理手段 7:画像表示手段 9:ユーザインタフェース 12:画素容量 13:TFT 14:ゲートドライバ 15:読み出し制御手段 16−1〜16−4:積分アンプ 17−1〜17−4:アンプ 18:マルチプレクサ 19:A/Dコンバータ 20:オペアンプ C〜C:コンデンサ S〜S:スイッチ 21:加算器 22:乗算器 23:欠陥補正手段 24:オフセット補正係数テーブル 25:オフセット補正係数計算手段 26:ゲイン補正係数テーブル 27:ゲイン補正係数計算手段 28:欠陥点位置情報テーブル 29:欠陥点位置情報計算手段 30:システム制御手段 30a:バックアップ用メモリ 31:読み出し制御手段 32:画素値レベル判断手段 33:寿命判定手段 34:基準データメモリ 35:動作パラメータ書込み読出し制御手段 36:動作パラメータ設定手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2G088 EE01 FF02 GG19 JJ05 LL17 LL27 4C093 AA01 CA15 CA17 CA18 CA36 EB17 FA34 FA43 FC04 FC16 FC18 FC19 FD11 FD12 FD13 GA06 GA07 5C024 AX12 BX00 CX00 CX22 GZ00 HX00 HX18

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 X線平面検出器を動作させるための動作
    パラメータを調整するX線平面検出器のパラメータ調整
    方法において、 前記X線平面検出器から出力される画素値の期待値の基
    準レベル範囲及びX線画像の収集タイミングを与える工
    程と、 前記X線を曝射したときに前記収集タイミングで前記X
    線平面検出器から出力される画素値を収集し、この画素
    値と前記期待値の基準レベル範囲とを比較し、この比較
    結果に基づいて前記動作パラメータを前記期待値の基準
    レベル範囲内に自動的に決定する工程と、を有すること
    を特徴とするX線平面検出器のパラメータ調整方法。
  2. 【請求項2】 前記動作パラメータの決定後、前記X線
    を曝射しない状態で、前記X線平面検出器から出力され
    る画素値から所定枚数のオフセット画像を収集し、これ
    らオフセット画像の平均画像を求め、この平均画像を前
    記X線平面検出器のオフセット成分を補正するためのオ
    フセット補正係数として自動設定することを特徴とする
    請求項1記載のX線平面検出器のパラメータ調整方法。
  3. 【請求項3】 前記オフセット補正係数の設定終了後、
    前記X線を曝射したときに前記X線平面検出器から出力
    されるX線画像を収集してオフセット補正処理を施し、
    このオフセット補正処理されたX線画像の画素値を前記
    X線平面検出器から出力されるべき画素値になるように
    ゲイン補正係数を自動設定することを特徴とする請求項
    1記載のX線平面検出器のパラメータ調整方法。
  4. 【請求項4】 前記ゲイン補正係数の設定終了後、前記
    X線を曝射したときに前記X線平面検出器から出力され
    るX線画像を収集してオフセット補正処理及びゲイン補
    正処理を施し、これら補正処理されたX線画像における
    欠陥点を認識し、この欠陥点の位置情報を自動的に求め
    ることを特徴とする請求項1記載のX線平面検出器のパ
    ラメータ調整方法。
  5. 【請求項5】 決定された前記動作パラメータと当該動
    作パラメータの調整時期の情報とを経時的変化データと
    して蓄積し、これら経時的変化データの経時的推移から
    前記X線平面検出器の寿命を自動的に推し量ることを特
    徴とする請求項1記載のX線平面検出器のパラメータ調
    整方法。
  6. 【請求項6】 前記オフセット補正係数、前記ゲイン補
    正係数及び前記欠陥部の位置情報と、これら補正係数及
    び位置情報の各基準値とを比較し、この比較結果に基づ
    いて前記X線平面検出器の寿命を自動的に推し量ること
    を特徴とする請求項1記載のX線平面検出器のパラメー
    タ調整方法。
  7. 【請求項7】 前記動作パラメータ、前記オフセット補
    正係数、前記ゲイン補正係数及び前記欠陥部の位置情報
    は、前記X線画像データの各収集モード毎に設定するこ
    とを特徴とする請求項1乃至4のうちいずれか1項記載
    のX線平面検出器のパラメータ調整方法。
  8. 【請求項8】 前記動作パラメータ、前記オフセット補
    正係数、前記ゲイン補正係数及び前記欠陥部の位置情報
    を前記X線平面検出器とは別に設けられたバックアップ
    用メモリに格納することを特徴とする請求項1乃至4の
    うちいずれか1項記載のX線平面検出器のパラメータ調
    整方法。
  9. 【請求項9】 請求項5又は6記載の前記X線平面検出
    器の寿命の推量は、前記X線平面検出器とは別に設置さ
    れたサービスセンタにおいて通信手段を介して行なうこ
    とを特徴とするX線平面検出器のパラメータ調整方法。
  10. 【請求項10】 前記動作パラメータ、前記オフセット
    補正係数、前記ゲイン補正係数、前記欠陥部の位置情
    報、又は前記位置情報の基準値を前記X線平面検出器と
    は別に設置されたサービスセンタから通信手段を介して
    設定又は変更することを特徴とする請求項1乃至4のう
    ちいずれか1項記載のX線平面検出器のパラメータ調整
    方法。
  11. 【請求項11】 前記動作パラメータ、前記オフセット
    補正係数、前記ゲイン補正係数及び前記欠陥部の位置情
    報をバックアップ用メモリに格納し、かつ前記X線平面
    検出器のインタフェースが交換された場合、新たな前記
    インタフェースに対して前記バックアップ用メモリに格
    納されている前記動作パラメータ、前記オフセット補正
    係数、前記ゲイン補正係数及び前記欠陥部の位置情報を
    与えることを特徴とする請求項1乃至4のうちいずれか
    1項記載のX線平面検出器のパラメータ調整方法。
  12. 【請求項12】 X線平面検出器を動作させるための動
    作パラメータを調整するX線平面検出器のパラメータ調
    整装置において、 前記X線平面検出器から出力される画素値の期待値の基
    準レベル範囲及びX線画像の収集タイミングを与える第
    1の手段と、 前記X線を曝射したときに前記収集タイミングで前記X
    線平面検出器から出力される画素値を収集し、この画素
    値と前記期待値の基準レベル範囲とを比較し、この比較
    結果に基づいて前記動作パラメータを前記期待値の基準
    レベル範囲内に自動的に決定する第2の手段と、を具備
    したことを特徴とするX線平面検出器のパラメータ調整
    装置。
  13. 【請求項13】 前記第2の手段は、前記動作パラメー
    タの決定後、前記X線を曝射しない状態に、前記X線平
    面検出器から出力される画素値から所定枚数のオフセッ
    ト画像データを収集する手段と、 これらオフセット画像データの平均画像データを求める
    手段と、 前記平均画像データを前記X線平面検出器のオフセット
    成分を補正するためのオフセット補正係数として自動設
    定する手段と、を備えたことを特徴とする請求項12記
    載のX線平面検出器のパラメータ調整装置。
  14. 【請求項14】 前記第2の手段は、前記オフセット補
    正係数の設定終了後、前記X線を曝射したときに前記X
    線平面検出器から出力され、オフセット補正処理が施さ
    れたX線画像の画素値を、前記X線平面検出器から出力
    されるべき画素値になるようにゲイン補正係数を自動設
    定することを特徴とする請求項12記載のX線平面検出
    器のパラメータ調整装置。
  15. 【請求項15】 前記第2の手段は、前記ゲイン補正係
    数の設定終了後、前記X線を曝射したときに前記X線平
    面検出器から出力され、オフセット補正処理及びゲイン
    補正処理が施されたX線画像における欠陥点を認識し、
    この欠陥点のの位置情報を自動的に求めることを特徴と
    する請求項12記載のX線平面検出器のパラメータ調整
    装置。
  16. 【請求項16】 決定された前記動作パラメータと当該
    動作パラメータの調整時期の情報とを経時的変化データ
    として蓄積し、これら経時的変化データから経時的推移
    から寿命を自動的に推し量る寿命判定手段、を具備した
    ことを特徴とする請求項12記載のX線平面検出器のパ
    ラメータ調整装置。
  17. 【請求項17】 前記オフセット補正係数、前記ゲイン
    補正係数及び前記欠陥部の位置情報と、これら補正係数
    及び位置情報の各基準値とを比較し、この比較結果に基
    づいて寿命を自動的に推し量る寿命判定手段、を具備し
    たことを特徴とする請求項12記載のX線平面検出器の
    パラメータ調整装置。
  18. 【請求項18】 前記第2の手段は、前記動作パラメー
    タ、前記オフセット補正係数、前記ゲイン補正係数及び
    前記欠陥部の位置情報を、前記X線画像の各収集モード
    毎に設定することを特徴とする請求項12乃至15のう
    ちいずれか1項記載のX線平面検出器のパラメータ調整
    装置。
  19. 【請求項19】 前記動作パラメータ、前記オフセット
    補正係数、前記ゲイン補正係数及び前記欠陥部の位置情
    報を記憶媒体に対して書き込み、読み出しする書込み読
    出し制御手段、を具備したことを特徴とする請求項12
    乃至15のうちいずれか1項記載のX線平面検出器のパ
    ラメータ調整装置。
  20. 【請求項20】 前記X線平面検出器とは別に設けら
    れ、前記動作パラメータ、前記オフセット補正係数、前
    記ゲイン補正係数及び前記欠陥部の位置情報を格納する
    バックアップ用メモリを備えたことを特徴とする請求項
    12乃至15のうちいずれか1項記載のX線平面検出器
    のパラメータ調整装置。
  21. 【請求項21】 請求項16又は17記載の寿命判定手
    段を通信手段を介して接続されたサービスセンタ内の端
    末装置に備えたことを特徴とするX線平面検出器のパラ
    メータ調整装置。
  22. 【請求項22】 前記動作パラメータ、前記オフセット
    補正係数、前記ゲイン補正係数、前記欠陥部の位置情
    報、又は前記位置情報の基準値を通信手段を介して設定
    又は変更するもので、前記X線平面検出器とは別に設置
    されたサービスセンタ内の端末装置を備えたことを特徴
    とする請求項12乃至15のうちいずれか1項記載のX
    線平面検出器のパラメータ調整装置。
  23. 【請求項23】 前記動作パラメータ、前記オフセット
    補正係数、前記ゲイン補正係数及び前記欠陥部の位置情
    報をバックアップ用メモリに格納し、かつ前記X線平面
    検出器のインタフェースが交換された場合、新たな前記
    インタフェースに対してバックアップ用メモリに格納さ
    れている前記動作パラメータ、前記オフセット補正係
    数、前記ゲイン補正係数及び前記欠陥部の位置情報を与
    えるシステム制御手段を備えたことを特徴とする請求項
    12乃至15のうちいずれか1項記載のX線平面検出器
    のパラメータ調整装置。
  24. 【請求項24】 請求項12乃至23のうちいずれか1
    項記載のX線平面検出器のパラメータ調整装置を備えた
    ことを特徴とするX線診断装置。
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