JP4828854B2 - X線診断装置およびその管理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、X線を使用して被検体の透過像を表示・撮影するX線診断装置およびこのX線診断装置における被爆を管理する管理装置に関する。
X線診断装置における被爆線量の管理は、最も単純には、X線管電流、X線管電圧、あるいはSI(線源受像面間距離)といったX線条件に基づいてX線技師が推定することにより行われる。また、被爆線量をより適正に推定するための方法として、NDD(non dosimeter dosimetry)法が知られている。
これに対して、より厳密な被爆線量の管理のためには、電離箱線量計が使用される。
特開平10−155778号公報 特開2000−152924
電離箱線量計は、高価である。このため、電離箱線量計を使用する被爆線量の管理は、コスト的に不利である。このため、推定による被爆線量の管理が行われることが多い。
撮影時においてはX線条件が固定されるため、その際における被爆線量をX線技師が推定することは可能である。また、NDD法は、このような撮影時における被爆線量を精度良く推定できる。
ところが透視においては、X線条件が様々に変化されることから、被爆線量を技師が推定することが困難である。また、NDD法は、X線条件が変化される状況に適応しない。特許文献1または特許文献2に開示される技術も、X線条件が変化される状況に適応しない。このため、透視における被爆線量を管理しようとするならば、電離箱線量計を使用する必要があった。
本発明はこのような事情を考慮してなされたものであり、その目的とするところは、電離箱線量計を使用することなしに、透視における被爆線量の管理を行うことを可能とすることにある。
以上の目的を達成するために本発明のX線診断装置は、X線管電流およびX線管電圧に応じた強度の連続的あるいはパルス的にX線を放射するX線管と、被検体を透過した前記X線を検出する検出手段と、検出された前記X線が表すX線透過像を表示する手段と、表示される前記X線透過像の明るさを調整するために、前記検出手段により検出された前記X線の強度に基づいて前記X線管電流および前記X線管電圧を制御する制御手段と、前記制御手段の制御の下での前記X線管電流および前記X線管電圧の変化の様子を表すX線条件情報を作成する作成手段と、単位期間内に作成された前記X線条件情報に基づいて、当該単位期間内における前記X線管電流の平均値および前記X線管電圧の平均値を算出する算出手段と、前記X線管電流の平均値および前記X線管電圧の平均値に基づいて、前記被検体の被爆線量を推定する推定手段とを備えた。
また前記の目的を達成するために、X線管電流およびX線管電圧に応じた強度のX線を連続的にあるいはパルス的に放射するX線管と、被検体を透過した前記X線を検出する検出手段と、検出された前記X線が表すX線透過像を表示する手段と、表示される前記X線透過像の明るさを調整するために、前記検出手段により検出された前記X線の強度に基づいて前記X線管電流および前記X線管電圧を制御する制御手段と、前記制御手段の制御の下での前記X線管電流および前記X線管電圧の変化の様子を表すX線条件情報を作成する作成手段とを具備したX線診断装置を管理する管理装置は、単位期間内に前記X線診断装置で作成された前記X線条件情報に基づいて、当該単位期間内における前記X線管電流の平均値および前記X線管電圧の平均値を算出する算出手段と、前記X線管電流の平均値および前記X線管電圧の平均値に基づいて、前記被検体の被爆線量を推定する推定手段とを備えた。
本発明によれば、電離箱線量計を使用することなしに、透視における被爆線量の管理を行うことが可能となる。
以下、図面を参照して本発明の一実施形態について説明する。
図1は本実施形態に係るX線診断装置の主要機構部の構成を示す図である。
図1に示す主要機構部には、架台1、起倒機構2、Cアーム移動機構3、天板保持部4、天板5、Cアーム回転機構6、Cアーム7、X線発生部8およびX線検出部9を含む。
架台1は、床に設置される。架台1には起倒機構2が、回転自在に保持される。起倒機構2にはCアーム移動機構3が、直線状にスライドが可能な状態で保持される。また起倒機構2には天板保持部4が、固定的に保持される。天板保持部4は、天板5を保持する。Cアーム移動機構3にはCアーム回転機構6が、固定的に保持される。Cアーム回転機構6にはCアーム7が、円弧状のスライドが可能な状態で保持される。Cアーム7は、その両端内側にX線発生部8とX線検出部9とを、それらが天板5を挟むような位置関係で保持する。
かくして、起倒機構2を回転させることにより、Cアーム移動機構3および天板5を起倒することが可能である。天板5の起倒に伴って、天板5に載置される被検体Pも起倒される。Cアーム移動機構3を移動させることにより、X線発生部8およびX線検出部9が被検体Pの体軸方向に移動することが可能である。Cアーム回転機構6により、X線発生部8およびX線検出部9を、円弧状に移動させることが可能である。X線発生部8の移動範囲は、例えば天板5に正対する位置(天井位置)をθ=90°として約0°乃至180°の範囲である。
X線発生部8は、X線管81およびX線絞り器82を含む。X線管81はX線を放射する真空管であり、陰極(フィラメント)より放出された熱電子を陽極と陰極の間に印加させた高電圧によって加速させてタングステン陽極に衝突させX線を発生させる。X線絞り器82は、X線管81と被検体Pとの間に位置し、X線管81から照射されたX線ビームを、観察部位以外の不要な被曝をさせないために、所定の照射視野サイズに絞り込む。これによりX線絞り器82は、被検体Pに向かうX線錘(コーンビーム)を形成する。
X線検出部9は、平面検出器91の前面にフォトピックアップ92を配置して構成される。平面検出器91に使用可能なデバイスとしては、X線を直接電荷に変換するものと、光に変換した後電荷に変換するものとがある。本実施形態では前者を例に説明するが後者であっても構わない。また、平面検出器91の代わりに、X線を光に変換するイメージインテンシファイヤ(Image Intensifier)と、光を電気信号に変換するTVカメラとを用いても構わない。平面検出器21は、微小なX線検出素子を列方向およびライン方向に2次元的に配列して構成されている。各々のX線検出素子は、光電膜、コンデンサおよび薄膜トランジスタ(TFT)を備えている。光電膜は、X線を感知し、入射X線量に応じて電荷を生成する。コンデンサは、光電膜に発生した電荷を蓄積する。薄膜トランジスタは、コンデンサに蓄積された電荷を所定のタイミングで読み出す。かくして平面検出器91は、被検体Pを透過したX線を2次元的に検出する。フォトピックアップ92は、X線検出部9に入射するX線の強度を検出する。フォトピックアップ92としては、例えば蛍光採光型ファイバ形のX線検出器が利用できる。
図2は本実施形態に係るX線診断装置の制御系および信号処理系の構成を示すブロック図である。なお図2には、図1に示される要素の一部を重複して示し、これらの要素には同一符号を付して、その詳細な説明は省略する。
図2に示すように制御系および信号処理系には、X線検出部9、高電圧発生部10、機構制御部11、画像演算・記憶部12、表示部13、操作部14、X線/ABC制御部15およびシステム制御部16を含む。
X線検出部9は、前述の平面検出器91およびフォトピックアップ92に加えて、画像データ生成部93を含む。画像データ生成部93はさらに、電荷・電圧変換器93a、A/D変換器93bおよびパラレル・シリアル変換器93cを含む。電荷・電圧変換器93aは、平面検出器21から読み出された電荷を電圧に変換する。A/D変換器93bは、電荷・電圧変換器93aの出力をデジタル信号に変換する。パラレル・シリアル変換器93cは、平面検出器21からライン単位でパラレルに読み出されるデジタル変換された画像信号をシリアルな信号に変換する。
高電圧発生部10は、X線管81にX線の放射を行わせるための高電圧を発生する。
機構制御部11は、システム制御部16からの制御信号に従い、被検体Pの診断対象部位に対して最適なX線管焦点―X線検出器間距離(SID)、X線絞り器82の形状、X線ビームの被検体Pに対する入射角度、さらにはCアーム7の移動速度などを所望条件に合わせるようにCアーム移動機構3やCアーム回転機構6を制御する。
画像演算・記憶部12は、画像データ記憶回路121および画像演算回路122を含む。画像データ記憶回路121は、画像データ生成部93で生成されたX線透過像の画像データを記憶する。画像演算回路122は、画像データ記憶回路121に記憶された画像データに対して、所定の演算処理を施す。
表示部13は、表示用画像メモリ131、D/A変換器132、表示回路133およびモニタ134を含む。表示用画像メモリ131は、画像データ記憶回路121に記憶された画像データと、システム制御部16から与えられる透視用X線照射情報、あるいは画像データの付帯情報である数字や各種文字などを合成して一旦保存する。D/A変換器132は、表示用画像メモリ131に記憶されたX線画像データや付帯情報をアナログ信号に変換する。表示回路133は、上記のアナログ信号をTVフォーマットに変換して映像信号を生成する。モニタ134は、上記の映像信号を表示する。モニタ134としては、例えば液晶表示器やCRTなどの表示デバイスを利用できる。
操作部14は、装置操作者がこのX線診断装置に対して行う種々の指示を入力する。操作部14は、表示パネル、キーボード、各種スイッチ、マウス等を備えたインタラクティブなインターフェイスである。装置の操作者は操作部14において、体厚などの被検体情報、被検体Pあるいは診断対象部位に対して最適なX線照射条件、X線管焦点―X線検出器間距離(SID)、X線コーンビームの形状、X線ビームの被検体Pに対する入射角度、更にはCアーム7の移動スピードなどの各種撮影条件などの設定、あるいは撮影開始の曝射信号タイミングの入力などを行う。操作部14は、このような操作に応じた設定信号やタイミング信号を出力する。これらの設定信号やタイミング信号は、システム制御部16を介して各ユニットに送られる。なお、上記X線照射条件としてX線管81に印加するX線管電圧、X線管電流、X線の照射時間などがあり、被検体情報として検査部位、検査方法、被検体の体格(体厚)、過去の診断履歴などがある。
また、操作部14より被検体のID(識別情報)を入力することにより、上記被検体情報、あるいは、この被検体情報に基づく各種撮影条件は予め保存されている装置外部の記憶媒体などからネットワークを介して自動的に読み出され、操作者は表示部13のモニタ134、あるいは操作部14の表示パネルに表示されるこれらの情報や設定条件に対して、変更の必要がある場合のみ操作部14より変更のための入力を行ってもよい。
X線/ABC制御部15には、フォトピックアップ92が出力するフォトピックアップ信号、システム制御部16が出力する照射野絞り位置等信号およびSID信号が入力される。X線/ABC制御部15はこれらの信号に基づいて、モニタ134に表示されるX線透過像の輝度が一定になるようなX線管電流およびX線管電圧を決定する。X線/ABC制御部15は、決定したX線管電流およびX線管電圧をシステム制御部16へ通知する。また、撮影用X線の場合、同様に、適正な濃度になるように、フォトピックアップ92が撮影用X線を検出して、その電気信号により撮影時間(フォトタイマ)のコントロールがX線/ABC制御部15で行なわれる。なお、I.I.およびTVカメラを持つX線検出部の場合、システムに応じてビデオ信号(電気信号)やフォトピックアップ信号(電気信号)が、X線/ABC制御部15に入力され、同様に制御される。すなわちX線/ABC制御部15は、自動輝度調整(ABC:automatic brightness control)のための制御(ABC制御)を行う。
システム制御部16は、図示しないCPUと記憶回路を備える。システム制御部16は、操作部14から送られてくる信号に基づいて、X線診断装置における周知の機能を実現するように上記の各ユニットが動作するように制御する。またシステム制御部16は、X線/ABC制御部15で決定されたX線管電流およびX線管電圧によりX線管81が駆動されるように高電圧発生部10を制御する。
図3はX線/ABC制御部15の具体的な構成を示すブロック図である。
この図3に示すようにX線/ABC制御部15は、増幅回路151、輝度設定信号回路152、比較回路153、透視管電圧透視管電流制御回路154および記憶回路155を含む。
増幅回路151には、フォトピックアップ信号および照射野絞り位置等信号が入力される。増幅回路151は、照射野絞り位置等信号により定まる重み係数を使用してフォトピックアップ信号を増幅する。輝度設定信号回路152は、所望とする輝度に応じた基準信号を出力する。比較回路153は、増幅回路151の出力信号と基準信号とを比較し、それらのレベル差に応じた信号を出力する。透視管電圧透視管電流制御回路154は、比較回路153の出力信号を一定レベルとするようにX線管電流およびX線管電圧を決定する。記憶回路155は、透視管電圧透視管電流制御回路154により決定されたX線管電流およびX線管電圧を、照射野絞り位置等信号が表す絞り位置面積などとともに記憶する。
このようなX線診断装置においては、上記の基本構成の他に図示しないインターフェイスを備える。各種の画像データは、このインターフェイスを介して外部のハードディスクやDVDあるいはMO(光磁気ディスク)などの記録媒体に保管される。あるいは、上記の各種の画像データは、ネットワーク等で接続されているレーザイメージャなどによりフィルム上に出力される。被検体の被曝に関する情報などは、病院システムへと送信される。また、画像データや検査情報はこのネットワークを介して院内外のデータ記録システムに保管され、あるいは院内外の観察システムに転送、表示されて医師による診断に用いられる。
次に以上のように構成されたX線診断装置の動作について説明する。
まず、X線診断装置の電源を投入された時点で、このX線診断装置は、同じ医療施設内に設置されている図示しないサーバと接続状態となる。次いで、操作者によって被検体のIDが操作部14もしくは、図示しない磁気カード、ICカード、バーコードなどの操作部14を構成する補助手段から入力されることによって、システム制御部16は、上記のサーバの記憶回路に既に保存されている被検体情報やこの被検体情報に対応した各種撮影条件の中から、被検体IDに対応した被検体情報および各種撮影条件を読み出し、例えば、操作部14の表示パネルに表示する。
そして、操作部14において設定された各種検査毎の撮影条件は、システム制御部16の図示しない記憶回路に保存される。さらにシステム制御部16により、X線照射条件は高電圧発生部10やX線/ABC制御部15に、また、X線管焦点―X線検出器間距離(SID)やX線コーンビームの形状、Cアーム7の回動速度や移動速度などの情報は、機構制御部11に供給されて、図示しない夫々の記憶回路に保存される。
操作者からの要求に応じてシステム制御部16は、透視用X線の照射を開始させる。そうするとX線/ABC制御部15は、図4に示す処理を実行する。ステップS1においてX線/ABC制御部15は、フォトピックアップ92からのフォトピックアップ信号およびシステム制御部16からの照射野絞り位置信号を入力する。
ステップS2においてX線/ABC制御部15は、フォトピックアップ信号を照射野サイズ情報とSID情報とによって正規化する。なお、フォトピックアップ信号に代えて画像データ信号を利用する場合には、さらに細かく照射野絞りサイズ(観察部位や関心領域)で予め対象領域を抽出した後に上記の正規化を行うことで、より精度良く、かつ、フィードバックループを速やかに収束するようなABC制御のためのオリジナルデータを生成できる。すなわち、目標の輝度レベルに変動がないことは、診断する側にとってみると、目の疲れがなく、正確に判断しやすい明るさを維持することで、結果的に不必要な透視用X線照射を未然に防止できることとなる。
ステップS3においてX線/ABC制御部15は、正規化されたオリジナルデータと目標輝度レベルとの差分量を求める。ステップS4においてX線/ABC制御部15は、上記の求めた差分量に応じて、次に照射するX線条件を決定する。X線条件の決定は例えば、上記の差分量を予め用意された変換表を利用してX線条件に変換することによって行うことができる。ステップS5においてX線/ABC制御部15は、この新たに設定したX線条件が高電圧発生部10で発生可能な範囲内にあるか否かを確認する。そして範囲内にあるならば、X線/ABC制御部15はステップS5からステップS6へ進む。
ステップS6においてX線/ABC制御部15は、上記の決定したX線条件でのX線の照射を行わせる。続いてステップS7においてX線/ABC制御部15は、X線条件の記録処理を行う。こののちにX線/ABC制御部15は、ステップS1に戻る。
一方、新たに設定したX線条件が高電圧発生部10で発生可能な範囲から外れているならば、X線/ABC制御部15はステップS5からステップS8へ進む。ステップS8においてX線/ABC制御部15は、平面検出器21のゲイン、TVカメラゲインやTVカメラアイリスを上下させる。ステップS9においてX線/ABC制御部15は、上記のように変更した条件に応じたX線条件を再設定する。ステップS10においてX線/ABC制御部15は、上記の再設定したX線条件でのX線の照射を行わせる。続いてステップS11においてX線/ABC制御部15は、X線条件の記録処理を行う。こののちにX線/ABC制御部15は、ステップS1に戻る。
この様にしてオートブライトネスコントロールのためのフィードバックループが形成される。このとき、システム制御部16で制御されたX線絞り器82の照射野絞りサイズ情報と、照射野位置情報とで補正することにより、安定した輝度制御(フィードバック制御)が行なわれる。
なお、図4に示す処理は、例えば50ms毎などの一定の周期毎に行われる。そしてこのフィードバックループの中で、X線条件の記録処理が行われる。
次に上記のステップS7またはステップS11におけるX線条件の記録処理について説明する。
まずX線/ABC制御部15は、今回に決定されたX線条件が前回に決定されたX線条件と同一であるか否かを確認する。そして両X線条件が異なるならば、そのX線条件を記述した図5に示すようなデータレコードPを新たに1つ作成する。データレコードPには、照射時間、X線管電圧、X線管電流、撮影方向、絞り位置面積、SIDおよびValidフラグが記述される。なお照射時間は、初期的にはサンプリング周期の1期間に相当する時間T、すなわち例えば「50ms」とする。
今回に決定されたX線条件が前回に決定されたX線条件と同一であるならば、X線/ABC制御部15は新たなデータレコードPを作成しない。そして最も新しいデータレコードPにおける照射時間を、時間Tだけ増加させる。
かくしてX線/ABC制御部15では、X線条件を変更する毎に図5に示すデータレコードPが1つずつ作成されて行き、図5に示すような複数のデータレコードPからなるデータベースが蓄積される。なおX線/ABC制御部15は、各透視スイッチのON/OFFや撮影動作のON/OFFに応じて、複数のデータレコードPを含む複数のレコード群50-mとして管理する。さらにX線/ABC制御部15は、レコード群50-mのそれぞれに含まれるデータレコードPを、所定のフィードバックサイクルにあわせて複数のレコード群50m-nに分けて管理する。また、透視ONの状態が所定の時間持続しないで透視OFFになった場合には、X線照射されなかったとして、該当データレコードPにおけるValidフラグを無効状態とする。Validフラグを使用せずに、そのデータレコードP自体を抹消しても良い。
さてシステム制御部16は、検査終了時にあるいは各撮影用・透視用X線照射毎に、基準となる照射野絞り開度やSIDで正規化された平均X線条件(平均X線管電流および平均X線管電圧)および推定表面線量を次のようにして求める。
照射野絞りの大きさにより、被検体の受けるエネルギーの量f(Col_size)が変化することから、照射野絞りの比から補正されたエネルギーmAsを、予め測定した校正データから算出する。さらに、SIDに反比例して被検体の受けるエネルギーの量g(SID)が変化することから、同様に基準SIDの比から補正されたエネルギーmAsを算出する。このようにして照射位置情報によって補正されたX線条件のエネルギー成分を、検査中の総透視X線エネルギーとして加算/平均することにより、平均X線条件を求める。
連続X線のエネルギーIは、比例係数をk、管電流時間積をmAs、管電圧をkVとすると、次の(1)式に表す関係になることが実験的に確かめられている。
I=k×mAs×(kV)2 …(1)
また、X線の減弱には、距離の逆二乗則があるために、上記の(1)式は次の(2)式にように表すことができる。
I=k×mAs×g((kV)2/(SID)2) …(2)
さらに、X線の減弱がX線の遮蔽に関わるX線絞りの開口部の面積に逆比例することから、被検体Pへの簡易的なX線照射エネルギーは、次の(3)式により表現でき、X線診断装置に応じたその実験データを予め求めておくことができる。
I=k×mAs×g((kV)2/(SID)2)×f(mAs,Col_size) …(3)
すなわち、管電流時間積(mAs)を絞り位置面積で正規化するには、基準線量が一定となるように管電流時間積(mAs)を振らせて、各照射野絞り毎に、図6に示すような実験データから近似的に求めることができる。
同様に、管電圧についても、補正することも可能であるが、エネルギーとしては二乗で影響するため、比例係数(k)とSIDとの関係も、基準線量が一定となるように比例係数(k)を振らせて、各SID毎に、図7に示すような実験データから、近似的に求めることができる。
このようにして、正規化された管電流時間積(mAs)と比例係数(k)とを使用することで、NDD法による基本パラメータである管電流時間積(mAs)を単純な加算値として、単位時間における比例係数(k)で正規化した値として求めることができる。
以上のように正規化することで、より被検体Pの表面に照射される線量の精度を確保できる。しかし、ABC制御に伴う透視条件の単純加算値を総透視時間で割り算した単位時間当たりの単純平均でも、現在の透視X線照射の切断時の値で推定するよりは、十分な精度を確保することが可能である。
この処理を1検査の間に蓄積されたデータレコードPに基づいて行えば、1検査におけるX線照射に関わる平均X線条件を求めることができる。この平均X線条件は、検査毎での被爆量を管理するのに適する。
一方、上記の処理を1回のX線照射の間に蓄積されたデータレコードPに基づいて行えば、1回のX線照射に関わる平均X線条件を求めることができる。この平均X線条件は、検査中に断続的に行われるX線照射のそれぞれでの被爆量を管理するのに適する。従って、このように求めた平均X線条件を検査中に表示すれば、実施したX線照射における被爆量を操作者がすぐに推定することができる。この結果、操作者は、以降におけるX線照射量を1検査内での総被爆量が過剰にならないように調整することが可能になる。
また、上記の処理を1検査の途中でその検査の開始からその時点までの間に蓄積されたデータレコードPに基づいて行えば、現検査におけるこれまでのX線照射に関わる平均X線条件を求めることができる。この平均X線条件は、検査中にその検査において既に生じた総被爆量を管理するのに適する。従って、このように求めた平均X線条件を検査中に表示すれば、現検査におけるこれまでの総被爆量を操作者がすぐに推定することができる。この結果、操作者は、以降におけるX線照射量を1検査内での総被爆量が過剰にならないように調整することが可能になる。
そしてこのように求めた平均X線条件はABC制御に伴う変動が平滑化されているから、この平均X線条件に基づくならば、NDD法のような一般的な表面線量換算式を用いて推定表面線量を求めることができる。
NDD表面線量簡易換算式(三相全波装置による表面線量)は以下の通りである。
D(mGy)=6.5×kv(f)×総ろ過(f)×mAs×(1/FSD)2×8.8×10-3D(mGy)
ただし、6.5は定数、kv(f)は管電圧補正係数、総ろ過(f)は総ろ過補正係数、mAsは管電流(mA)×撮影時間(sec)、FSD(m)は焦点―皮膚間距離(m)(SID、体厚などからFSDを換算する)、8.8×10-3はGy変換係数であり、インバーター装置の場合にはD(mGy)に0.95を乗ずる。
このようにして求めた推定表面線量を表示すれば、操作者はより確実に被爆量を認識することができる。
図8は以上に説明した平均X線条件および推定表面線量を算出する手順を示す図である。
システム制御部16は求めた情報を、モニタ134に表示させたり、あるいはDICOMファイルに変換した上でネットワークを介して病院システムへ転送する。病院システムでは、画像データと各種医用情報とを分けて管理する。これらの情報は、必要に応じてDICOMファイルとして医用情報ビューワに転送され、医用情報ビューワの表示部に表示することができる。これにより、院内の各種検査に対する統計的な被曝量を検討、検査法の改善のための材料として使用することができる。もちろん、被検体の過去の検査に関する各種データを呼び出して、効率のよい検査計画を練ることも可能である。
またシステム制御部16は、上記のようにして求めた推定表面線量または平均X線条件が検査毎に決められた制限値をオーバーした場合には、ブザー等により警報を発する。これにより、操作者に注意を喚起させることで、より被曝低減を可能とすることができる。
このように本実施形態によれば、ABC制御を行ってX線条件が頻繁に変わる透視時についても、電離箱線量計を使用することなく被爆量の管理を行うことが可能となる。
また本実施形態によれば、平均X線条件を算出するに当たり、照射野絞りやSIDによる補正を行っているので、これら照射野絞りやSIDの影響を考慮した精度の高い平均X線条件を算出することができる。従って被爆量の管理をより精度良く行うことが可能である。
この実施形態は、次のような種々の変形実施が可能である。
平均X線条件や推定表面線量の算出とそれらの表示とは、X線診断装置の外部で行うようにしても良い。図9はこれを実現する医用システムの構成を示すブロック図である。X線診断装置Aは、前記実施形態に示されるように図5に示すデータベースを蓄積し、医用情報サーバBへ転送する機能を備える。医用情報サーバBは、入力部17、制御部18、画像データ記憶部19、表示部20、付帯情報記憶部21、DICOMファイル生成部22、計測データ記憶部23、表示用アプリケーション記憶部24およびネットワークインタフェース25を含む。医用情報ビューワCは、DICOMネットワークDを介して医用情報サーバBに接続される。医用情報ビューワCは、ネットワークインタフェース26、制御部27、入力部28、表示部29および記憶部30を含む。そして前記実施形態においてシステム制御部16が有していた平均X線条件や推定表面線量を算出する機能を、制御部18に持たせ、X線診断装置Aから転送されたデータベースに基づいた平均X線条件や推定表面線量の算出を医用情報サーバBで行うようにする。制御部18が求めた平均X線条件や推定表面線量は、表示部20で表示させても良いし、DICOMファイルにて医用画像ビューワCに転送し、表示部29で表示させても良い。あるいは、医用情報サーバBはX線診断装置Aから転送されたデータベースを医用情報ビューワCに配信する。そして前記実施形態においてシステム制御部16が有していた平均X線条件や推定表面線量を算出する機能を、制御部27に持たせ、X線診断装置Aから転送されたデータベースに基づいた平均X線条件や推定表面線量の算出を医用情報ビューワCで行うようにする。
平面検出器91で映像化された画素信号(あるいはビデオ信号)に基づいてABC制御を行っても良い。
平均X線条件を算出するに当たっての照射野絞りおよびSIDによる補正のいずれか一方または双方を行わないようにしても良い。
なお、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。
本発明の一実施形態に係るX線診断装置の主要機構部の構成を示す図。 本発明の一実施形態に係るX線診断装置の制御系および信号処理系の構成を示すブロック図。 図2中のX線/ABC制御部15の具体的な構成を示すブロック図。 図2中のX線/ABC制御部15の処理手順を示すフローチャート。 図2中のX線/ABC制御部15が蓄積するデータベースの一例を示す図。 正規化された管電流時間積(mAs)と照射野絞りの大きさとの関係についての実験データの一例を示す図。 正規化された比例係数(k)とSIDとの関係についての実験データの一例を示す図。 平均X線条件および推定表面線量を算出する手順を示す図。 本発明の変形実施例に係る医用システムの構成を示すブロック図。
符号の説明
1…架台、2…起倒機構、3…アーム移動機構、4…天板保持部、5…天板、6…Cアーム回転機構、7…Cアーム、8…X線発生部、9…X線検出部、10…高電圧発生部、11…機構制御部、12…画像演算・記憶部、13…表示部、14…操作部、15…X線/ABC制御部、151…増幅回路、152…輝度設定信号回路、153…比較回路、154…透視管電圧透視管電流制御回路、155…記憶回路、16…システム制御部、18,27…制御部。

Claims (6)

  1. X線管電流およびX線管電圧に応じた強度のX線を連続的にあるいはパルス的に放射するX線管と、
    被検体を透過した前記X線を検出する検出手段と、
    検出された前記X線が表すX線透過像を表示する手段と、
    表示される前記X線透過像の明るさを調整するために、前記検出手段により検出された前記X線の強度に基づいて前記X線管電流および前記X線管電圧を制御する制御手段と、
    前記制御手段の制御の下での前記X線管電流および前記X線管電圧の変化の様子を表すX線条件情報を作成する作成手段と、
    単位期間内に作成された前記X線条件情報に基づいて、当該単位期間内における前記X線管電流の平均値および前記X線管電圧の平均値を算出する算出手段と、
    前記X線管電流の平均値および前記X線管電圧の平均値に基づいて、前記被検体の被爆線量を推定する推定手段とを具備したことを特徴とするX線診断装置。
  2. 前記推定手段は、前記X線管電流の平均値および前記X線管電圧の平均値に加えて、線源受像面間距離(SID)の逆二乗則を考慮して前記被曝線量を推定することを特徴とする請求項1に記載のX線診断装置。
  3. 前記算出手段は、一定時間毎の期間、前記X線管による前記X線の放射が開始されてから停止されるまでの期間、または1つの被検体に関する1度の診断を行う期間を前記単位期間とすることを特徴とする請求項1に記載のX線診断装置。
  4. 推定された前記被爆線量を表示する手段をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載のX線診断装置。
  5. 前記X線管電流の平均値および前記X線管電圧の平均値または推定された前記被爆線量が制限値を超えたことに応じて警報を発する手段をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載のX線診断装置。
  6. X線管電流およびX線管電圧に応じた強度のX線を連続的にあるいはパルス的に放射するX線管と、
    被検体を透過した前記X線を検出する検出手段と、
    検出された前記X線が表すX線透過像を表示する手段と、
    表示される前記X線透過像の明るさを調整するために、前記検出手段により検出された前記X線の強度に基づいて前記X線管電流および前記X線管電圧を制御する制御手段と、
    前記制御手段の制御の下での前記X線管電流および前記X線管電圧の変化の様子を表すX線条件情報を作成する作成手段とを具備したX線診断装置を管理する管理装置であって、
    単位期間内に前記X線診断装置で作成された前記X線条件情報に基づいて、当該単位期間内における前記X線管電流の平均値および前記X線管電圧の平均値を算出する算出手段と、
    前記X線管電流の平均値および前記X線管電圧の平均値に基づいて、前記被検体の被爆線量を推定する推定手段とを具備することを特徴とする管理装置。
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