JP5285485B2 - 放射線画像撮影システム、放射線画像撮影装置、制御装置及び放射線画像撮影制御方法 - Google Patents

放射線画像撮影システム、放射線画像撮影装置、制御装置及び放射線画像撮影制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、放射線画像撮影システム、放射線画像撮影装置、制御装置及び放射線画像撮影制御方法に関する。
近年、TFT(Thin Film Transistor)アクティブマトリクス基板上に放射線感応層を配置し、放射線を直接デジタルデータに変換できるFPD(Flat Panel Detector)が実用化されており、このFPD等を用いて照射された放射線により表わされる放射線画像を示す画像情報を生成し、生成した画像情報を記憶する可搬型放射線画像撮影装置(以下、「電子カセッテ」ともいう。)が実用化されている。
この電子カセッテは、可搬性を有するため、ストレッチャーやベッドに載せたまま患者を撮影することもでき、電子カセッテの位置を変更することにより撮影箇所を調整することができるため、動けない患者に対しても柔軟に対処することができる。
ところで、FPDは、X線が照射されていない状態であっても暗電流等によって電荷が発生して各画素に電荷が蓄積される。このため、電子カセッテは、待機中、FPDの各画素に蓄積された電荷を読み出して除去するリセット動作を繰り返し行っており、制御用の制御装置(所謂、コンソール)から放射線画像の撮影を要求する指示情報が受信されると1フレーム分のリセット動作が完了後に撮影開始を指示する指示情報をコンソールへ送信する。コンソールは指示情報を受信すると放射線発生装置から電子カセッテへX線を照射させ、電子カセッテは指示情報の送信後、所定時間後にFPDの各画素に蓄積された電荷を読み出しを行う。
ところで、電子カセッテとコンソール間の通信を無線通信にした場合、通信状態が不安定となってコンソールで指示情報が遅延して受信されたり、指示情報を受信できない場合がある。
そこで、特許文献1には、電子カセッテがX線の照射開始の制御信号を受信した場合だけでなく、放射線発生装置からのX線の照射開始を検知した場合にも、リセット動作から各画素に電荷を蓄積させる電荷蓄積状態へ移行させる技術が開示されている。
特開2008−132216号公報
しかしながら、特許文献1の技術は、リセット動作中にX線の照射開始を検知してもすぐに電荷蓄積状態へ移行できず、電荷蓄積状態へ移行するまでの照射分が無駄になり、X線の照射時間ををその分延長すると被検者の被爆線量アップするため、好ましくない。
本発明は上記事実に鑑みてなされたものであり、放射線画像撮影装置と制御装置間の通信を無線通信にした場合でも安定して放射線画像の撮影を行うことができる放射線画像撮影システム、放射線画像撮影装置、制御装置及び放射線画像撮影制御方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明の放射線画像撮影システムは、照射された放射線により表わされる放射線画像を撮影し、当該撮影した放射線画像を示す画像情報を生成する生成手段、及び前記生成手段による放射線画像の撮影準備が整ったタイミングで撮影開始を指示する撮影開始指示情報を無線通信にて応答待ち期間中であっても複数回送信する第1通信手段を有する放射線画像撮影装置と、前記第1通信手段と無線通信にて通信可能とされた第2通信手段、及び前記第1通信手段から複数回送信された前記撮影開始指示情報の何れかが前記第2通信手段で受信された場合に前記放射線画像撮影装置に対して放射線が照射されるように放射線照射手段を制御する制御手段を有する制御装置と、を備え、前記第1通信手段は、何回目の送信かを識別するための識別情報を含んだ前記撮影開始指示情報を予め定められた周期で送信する。
請求項1に記載の発明によれば、放射線画像撮影装置では、生成手段により、照射された放射線により表わされる放射線画像が撮影され、当該撮影した放射線画像を示す画像情報が生成されるものとされており、第1通信手段により、生成手段による放射線画像の撮影準備が整ったタイミングで撮影開始を指示する撮影開始指示情報が無線通信にて応答待ち期間中であっても複数回送信される。
一方、制御装置では、第1通信手段と無線通信にて通信可能とされた第2通信手段で第1通信手段から複数回送信された撮影開始指示情報の何れかが受信された場合に、制御手段により、放射線画像撮影装置に対して放射線が照射されるように放射線照射手段が制御される。
このように、請求項1に記載の発明によれば、放射線画像撮影装置が放射線画像の撮影準備が整ったタイミングで撮影開始を指示する撮影開始指示情報を無線通信にて応答待ち期間中であっても複数回送信し、制御装置が、複数回送信された撮影開始指示情報の何れかが受信された場合に、放射線画像撮影装置に対して放射線が照射されるように放射線照射手段を制御するので、放射線画像撮影装置と制御装置間の通信を無線通信にした場合でも安定して放射線画像の撮影を行うことができる。
また、請求項記載の放射線画像撮影システムは、請求項記載の発明のように、前記制御手段が、前記第2通信手段で受信された撮影開始指示情報に含まれる識別情報に基づいて前記放射線照射手段から放射線を照射させるタイミングを変更してもよい。
また、請求項又は請求項記載の放射線画像撮影システムは、請求項記載の発明のように、前記生成手段が、放射線が照射されることにより発生した電荷を蓄積する共に、当該電荷の蓄積時間に応じて電荷が各々蓄積される複数の電荷蓄積部を有し、前記第1通信手段が、前記複数の電荷蓄積部に蓄積された電荷をリセットしたタイミングで前記撮影開始指示情報を送信してもよい。
また、請求項記載の放射線画像撮影システムは、請求項記載の発明のように、前記制御手段が、前記第2通信手段で前記撮影開始指示情報が受信された場合に、当該受信された撮影開始指示情報に含まれる識別情報に基づいて前記第2通信手段から前記第1通信手段へ返信情報を送信するように制御し、前記生成手段が、前記第1通信手段で返信が受信された場合に、当該返信された返信情報に基づいて放射線画像の撮影の際に前記電荷蓄積部に電荷を蓄積させる期間を変更してもよい。
また、本発明の放射線画像撮影システムは、請求項記載の発明のように、前記制御装置が、前記生成手段による放射線画像の撮影指示操作を2段階で受付ける受付手段をさらに備え、前記制御手段が、前記受付手段で1段階目の撮影指示操作及び2段階目の撮影指示操作が受付けられた場合の少なくとも一方で、撮影指示操作の段階に応じた撮影指示情報を前記第2通信手段から無線通信にて応答待ち期間中であっても複数回送信してもよい。
また、請求項記載の放射線画像撮影システムは、請求項記載の発明のように、前記制御装置が、2段階目の撮影指示操作に応じた撮影指示情報を送信してから所定の撮影待機期間を待機しても前記撮影開始指示情報が受信されない場合に外部への報知を行う第1報知手段をさらに備えてもよい。
また、請求項記載の放射線画像撮影システムは、請求項記載の発明のように、前記制御手段が、前記第2通信手段で前記撮影開始指示情報が受信された場合に、前記放射線照射手段を制御すると共に、前記放射線照射手段からの放射線の照射の終了後に前記第2通信手段から前記第1通信手段へ蓄積電荷の読み出し開始を指示する読出指示情報を送信するように制御し、前記生成手段が、前記第2通信手段から送信された前記読出指示情報が前記第1通信手段で受信された場合に、前記電荷蓄積部に蓄積された電荷の読み出しを開始してもよい。
また、請求項記載の放射線画像撮影システムは、請求項記載の発明のように、前記制御手段が、前記読出指示情報を無線通信にて応答待ち期間中であっても複数回送信し、前記生成手段が、前記第2通信手段から複数回送信された前記読出指示情報の何れかが前記第1通信手段で受信された場合に、前記電荷蓄積部に蓄積された電荷の読み出しを開始してもよい。
また、請求項又は請求項記載の放射線画像撮影システムは、請求項記載の発明のように、前記制御手段が、前記第2通信手段での前記撮影開始指示情報の受信から少なくとも所定の照射待機期間を待機した後に前記読出指示情報を送信するようにしてもよい。
また、請求項7〜請求項9記載の放射線画像撮影システムは、請求項10記載の発明のように、前記生成手段が、複数回の前記撮影開始指示情報の送信から所定の蓄積待機期間を待機しても前記読出指示情報が受信されない場合に、前記電荷蓄積部に蓄積された電荷の読み出しを開始してもよい。
また、本発明の放射線画像撮影システムは、請求項11記載の発明のように、前記放射線画像撮影装置が、放射線画像の撮影に関する所定の指示情報を前記第1通信手段で受信した場合に外部への報知を行う第2報知手段をさらに備えてもよい。
また、請求項11記載の放射線画像撮影システムは、請求項12記載の発明のように、前記所定の指示情報が、放射線画像の撮影を要求する指示情報であってもよい。
また、請求項11又は請求項12記載の放射線画像撮影システムは、請求項13記載の発明のように、前記第2報知手段が、光又は音の少なくとも一方を用いて報知を行ってもよい。
また、請求項11〜請求項13記載の放射線画像撮影システムは、請求項14記載の発明のように、前記第2報知手段が、前記放射線画像撮影装置本体を持ち運ぶ際に把持するための把持部に設けられていることが好ましい。
一方、請求項15記載の発明の放射線画像撮影装置は、照射された放射線により表わされる放射線画像を撮影し、当該撮影した放射線画像を示す画像情報を生成する生成手段と、前記生成手段による放射線画像の撮影準備が整ったタイミングで撮影開始を指示すると共に何回目の送信かを識別するための識別情報を含んだ撮影開始指示情報を無線通信にて応答待ち期間中であっても複数回送信する第1通信手段と、を有している。
また、請求項16記載の発明の制御装置は、放射線画像の撮影準備が整ったタイミングで撮影開始を指示すると共に何回目の送信かを識別するための識別情報を含んだ撮影開始指示情報を無線通信にて応答待ち期間中であっても複数回送信する放射線画像撮影装置と通信可能とされた第2通信手段と、前記第2通信手段から複数回送信された前記撮影開始指示情報の何れかが受信された場合に放射線画像撮影装置に対して放射線が照射されるように放射線照射手段を制御すると共に前記第2通信手段で受信された撮影開始指示情報に含まれる識別情報に基づいて前記放射線照射手段から放射線を照射させるタイミングを変更する制御手段と、を有している。
この請求項15記載の発明の放射線画像撮影装置と、請求項16記載の発明の制御装置とを用いて放射線画像の撮影を行うことにより、安定して放射線画像の撮影を行うことができる。
一方、請求項17記載の発明の放射線画像撮影制御方法は、照射された放射線により表わされる放射線画像を撮影し、当該撮影した放射線画像を示す画像情報を生成する放射線画像撮影装置から放射線画像の撮影準備が整ったタイミングで撮影開始を指示すると共に何回目の送信かを識別するための識別情報を含んだ撮影開始指示情報を無線通信にて応答待ち期間中であっても複数回送信し、前記放射線画像撮影装置と無線通信にて通信可能とされた制御装置で前記放射線画像撮影装置から複数回送信された前記撮影開始指示情報の何れかが受信された場合に当該制御装置が前記放射線画像撮影装置に対して放射線が照射されるように放射線照射手段を制御する。
この請求項17記載の発明の放射線画像撮影制御方法によれば、請求項1記載と同様に作用するので、放射線画像撮影装置と制御装置間の通信を無線通信にした場合でも安定して放射線画像の撮影を行うことができる。
本発明によれば、放射線画像撮影装置が放射線画像の撮影準備が整ったタイミングで撮影開始を指示する撮影開始指示情報を無線通信にて応答待ち期間中であっても複数回送信し、制御装置が、複数回送信された撮影開始指示情報の何れかが受信された場合に、放射線画像撮影装置に対して放射線が照射されるように放射線照射手段を制御するので、放射線画像撮影装置と制御装置間の通信を無線通信にした場合でも安定して放射線画像の撮影を行うことができる、という効果が得られる。
実施の形態に係る放射線情報システムの構成を示すブロック図である。 実施の形態に係る放射線画像撮影システムが設置された手術室の様子を示す図である。 実施の形態に係る電子カセッテの内部構成を示す透過斜視図である。 実施の形態に係る電子カセッテの構成を示す斜視図である。 第1の実施の形態に係る放射線画像撮影システムの詳細な構成を示すブロック図である。 実施の形態に係る放射線検出器の1画素部分に注目した等価回路図である。 第1の実施の形態に係る放射線画像を撮影する際の動作の流れ示すタイミングチャートである。 他の実施の形態に係る放射線画像を撮影する際の動作の流れ示すタイミングチャートである。 他の実施の形態に係る放射線画像を撮影する際の動作の流れ示すタイミングチャートである。 第2の実施の形態に係る放射線画像を撮影する際の動作の流れ示すタイミングチャートである。 第3の実施の形態に係る放射線画像を撮影する際の動作の流れ示すタイミングチャートである。
以下、図面を参照して本発明を実施するための最良の形態について詳細に説明する。
〔第1の実施の形態〕
先ず、第1の実施の形態に係る放射線情報システム10の構成について説明する。
図1には、本実施の形態に係る放射線情報システム10{以下、「RIS10」(RIS:Radiology Information System)とも称する。)の各構成要素を示すブロック図が示されている。
RIS10は、放射線科部門内における、診療予約、診断記録等の情報管理を行うためのシステムであり、病院情報システム(HIS:Hospital Information System)の一部を構成する。
RIS10は、複数の撮影依頼入力端末12(以下、「入力端末12」とも称する。)と、RISサーバ14と、複数の放射線画像撮影システム18(以下、「撮影システム18」とも称する。)と、を含んで構成されている。
RISサーバ14は、RIS10全体の管理をするものであり、LAN(Local Area Network)ケーブル20又は無線LAN22により、各入力端末12及び撮影システム18と相互通信が可能に構成されている。また、RISサーバ14は、HIS全体の管理をするHISサーバ24に接続されている。
入力端末12は、医師26(図2参照。)や放射線技師が、診断情報や施設予約の入力・閲覧をするためのものであり、放射線画像の撮影依頼(撮影予約)もこの入力端末12からなされる。各入力端末12は、表示装置付きのパーソナルコンピュータから構成され、RISサーバ14とLANにより接続されて相互通信が可能となっている。
RISサーバ14は、各入力端末12からの撮影依頼を受け付け、撮影システム18における放射線画像の撮影スケジュールを管理するものであり、データベース28を含んで構成されている。
データベース28は、患者30(図2参照。)の属性情報(氏名、性別、生年月日、年齢、血液、患者ID等)、病歴、受診歴、過去に撮影した放射線画像等、患者30に関する情報、撮影システム18の電子カセッテ32の識別番号、型式、サイズ、感度、使用可能な撮影部位(対応可能な撮影依頼の内容)、使用開始年月日、使用回数等、電子カセッテ32に関する情報、及び電子カセッテ32を用いて放射線画像を撮影する環境、すなわち、電子カセッテ32を使用する環境(一例として、手術室や放射線画像の撮影専用に設置された撮影室など)を示す環境情報を含んで構成されている。
撮影システム18は、RISサーバ14からの指示に応じて医師26や放射線技師の操作により放射線画像の撮影を行う。撮影システム18は、撮影条件に従った放射線量からなる放射線Xを被写体に照射する撮影装置34と、患者30を透過した放射線Xを検出し、放射線画像情報に変換する放射線検出器60(図3参照。)を内蔵する電子カセッテ32と、前記放射線検出器60によって検出された放射線Xに基づく放射線画像を表示する表示装置36と、電子カセッテ32に内蔵されるバッテリを充電するクレードル40と、電子カセッテ32、撮影装置34、表示装置36及びクレードル40を制御するコンソール42と、を備える。
図2には、本実施の形態に係る撮影システム18を配置した様子の一例として、撮影システム18が撮影室としての手術室44内に設置された様子が示されている。本実施の形態に係る撮影システム18では、撮影装置34及び表示装置36とコンソール42とをそれぞれケーブルで接続して有線通信によって各種情報の送受信を行うが、図2では、各機器間を接続するケーブルを省略している。また、電子カセッテ32とコンソール42との間は、無線通信によって各種情報の送受信を行う。
図2の手術室44では、撮影システム18に加えて、患者30が横臥する手術台46が配置されると共に、医師26が手術に使用する各種器具が載置される器具台48が手術台46の側部に配置される。また、手術台46の周りには、麻酔器、吸引器、心電計、血圧計等、手術に必要な様々な機器が配置される(これらの機器は、図2では省略されている。)。
撮影装置34は、自在アーム52に連結され、患者30の撮影部位に応じた所望の位置に移動可能であると共に、医師26による手術の邪魔とならない位置に待避可能である。同様に、表示装置36は、自在アーム52に連結され、撮影された放射線画像を医師26が容易に確認できる位置に移動可能である。
クレードル40は、電子カセッテ32を収納可能な収容部40Aが形成されている。
電子カセッテ32は、待機時、クレードル40の収容部40Aに収納され、内蔵されるバッテリに充電が行われ、放射線画像の撮影時、クレードル40から取り出され、患者30の撮影部位に配置される。
なお、電子カセッテ32は、手術室44で使用される場合に限られるものではなく、例えば、検診や病院内での回診にも適用することができる。
図3には、第1の実施の形態に係る電子カセッテ32の内部構成が示されている。
同図に示すように、電子カセッテ32は、放射線Xを透過させる材料からなる筐体54を備えており、防水性、密閉性を有する構造とされている。電子カセッテ32は、手術室44等で使用されるとき、血液やその他の雑菌が付着するおそれがある。そこで、電子カセッテ32を防水性、密閉性を有する構造として、必要に応じて殺菌洗浄することにより、1つの電子カセッテ32を繰り返し続けて使用することができる。この筐体54には、図4に示すように、持ち運ぶ際に把持し易いように取っ手54Aが設けられている。この取っ手54Aには、表面に発光部55が設けられている。
筐体54の内部(図3参照)には、放射線Xが照射される筐体54の照射面56側から、患者30による放射線Xの散乱線を除去するグリッド58、患者30を透過した放射線Xを検出する放射線検出器60、及び、放射線Xのバック散乱線を吸収する鉛板62が順に配設される。なお、筐体54の照射面56をグリッド58として構成してもよい。
また、筐体54の内部の一端側には、マイクロコンピュータを含む電子回路及び充電可能な二次電池を収容するケース31が配置されている。放射線検出器60及び電子回路は、ケース31に配置された二次電池から供給される電力によって作動する。ケース31内部に収容された各種回路が放射線Xの照射に伴って損傷することを回避するため、ケース31の照射面22側には鉛板等を配設しておくことが望ましい。
図5には、本実施の形態に係る放射線画像撮影システム18の詳細な構成を示すブロック図が示されている。
撮影装置34には、コンソール42と通信を行うための接続端子34Aが設けられている。コンソール42には、撮影装置34と通信を行うための接続端子42A、及び表示装置36へ画像信号を出力するための接続端子42Cが設けられている。
撮影装置34は通信ケーブル35を介してコンソール42に接続され、表示装置36はディスプレイケーブル37を介してコンソール42に接続されている。
電子カセッテ32に内蔵された放射線検出器60は、TFTアクティブマトリクス基板66上に、放射線Xを吸収し、電荷に変換する光電変換層が積層されて構成されている。光電変換層は例えばセレンを主成分(例えば含有率50%以上)とする非晶質のa−Se(アモルファスセレン)から成り、放射線Xが照射されると、照射された放射線量に応じた電荷量の電荷(電子−正孔の対)を内部で発生することで、照射された放射線Xを電荷へ変換する。なお、放射線検出器60は、アモルファスセレンのような放射線Xを直接的に電荷に変換する放射線-電荷変換材料の代わりに、蛍光体材料と光電変換素子(フォトダイオード)を用いて間接的に電荷に変換しても良い。蛍光体材料としては、ガドリニウム硫酸化物(GOS)やヨウ化セシウム(CsI)が良く知られている。この場合、蛍光材料によって放射線X−光変換を行い、光電変換素子のフォトダイオードによって光−電荷変換を行なう。
また、TFTアクティブマトリクス基板66上には、光電変換層で発生された電荷を蓄積する蓄積容量68と、蓄積容量68に蓄積された電荷を読み出すためのTFT70を備えた画素部74(図5では個々の画素部74に対応する光電変換層を光電変換部72として模式的に示している)がマトリクス状に多数個配置されており、電子カセッテ32への放射線Xの照射に伴って光電変換層で発生された電荷は、個々の画素部74の蓄積容量68に蓄積される。これにより、電子カセッテ32に照射された放射線Xに担持されていた画像情報は電荷情報へ変換されて放射線検出器60に保持される。
また、TFTアクティブマトリクス基板66には、一定方向(行方向)に延設され個々の画素部74のTFT70をオンオフさせるための複数本のゲート配線76と、ゲート配線76と直交する方向(列方向)に延設されオンされたTFT70を介して蓄積容量68から蓄積電荷を読み出すための複数本のデータ配線78が設けられている。個々のゲート配線76はゲート線ドライバ80に接続されており、個々のデータ配線78は信号処理部82に接続されている。個々の画素部74の蓄積容量68に電荷が蓄積されると、個々の画素部74のTFT70は、ゲート線ドライバ80からゲート配線76を介して供給される信号により行単位で順にオンされ、TFT70がオンされた画素部74の蓄積容量68に蓄積されている電荷は、電荷信号としてデータ配線78を伝送されて信号処理部82に入力される。従って、個々の画素部74の蓄積容量68に蓄積されている電荷は行単位で順に読み出される。
図6には、本実施の形態に係る放射線検出器60の1画素部分に注目した等価回路図が示されている。
同図に示すように、TFT70のソースは、データ配線78に接続されており、このデータ配線78は、信号処理部82に接続されている。また、TFT70のドレインは蓄積容量68及び光電変換部72に接続され、TFT70のゲートはゲート配線76に接続されている。
信号処理部82は、個々のデータ配線78毎にサンプルホールド回路84を備えている。個々のデータ配線78を伝送された電荷信号はサンプルホールド回路84に保持される。サンプルホールド回路84はオペアンプ84Aとコンデンサ84Bを含んで構成され、電荷信号をアナログ電圧に変換する。また、サンプルホールド回路84にはコンデンサ84Bの両電極をショートさせ、コンデンサ84Bに蓄積された電荷を放電させるリセット回路としてスイッチ84Cが設けられている。
サンプルホールド回路84の出力側にはマルチプレクサ86、A/D変換器88が順に接続されており、個々のサンプルホールド回路に保持された電荷信号はアナログ電圧に変換されてマルチプレクサ86に順に(シリアルに)入力され、A/D変換器88によってデジタルの画像情報へ変換される。
信号処理部82にはメモリ90が接続されており(図5参照。)、信号処理部82のA/D変換器88から出力された画像情報はメモリ90に順に記憶される。メモリ90は放射線画像を示す画像情報を所定枚数分記憶可能な記憶容量を有しており、1ラインずつ電荷の読み出しが行われる毎に、読み出された1ライン分の画像情報がメモリ90に順次記憶される。
メモリ90は電子カセッテ32全体の動作を制御するカセッテ制御部92と接続されている。カセッテ制御部92はマイクロコンピュータによって実現されている。このカセッテ制御部92には無線通信部94が接続されている。この無線通信部94は、IEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)802.11a/b/g等に代表される無線LAN(Local Area Network)規格に対応しており、無線通信による外部機器との間で各種情報の伝送を制御する。カセッテ制御部92は、無線通信部94を介してコンソール42と無線通信が可能とされており、コンソール42との間で各種情報の送受信が可能とされている。カセッテ制御部92は、コンソール42から受信される後述する撮影制御情報を記憶し、当該情報に基づいて電荷の読み出しを開始する。
また、カセッテ制御部92には発光部55が接続されている。発光部55は発光ダイオード等の発光素子を内蔵しており、カセッテ制御部92からの制御により発光する。
また、電子カセッテ32には電源部96が設けられており、上述した各種回路や各素子(発光部55、ゲート線ドライバ80、信号処理部82、メモリ90、無線通信部94やカセッテ制御部92として機能するマイクロコンピュータ)は、電源部96から供給された電力によって作動する。電源部96は、電子カセッテ32の可搬性を損なわないように、バッテリ(充電可能な二次電池)を内蔵しており、充電されたバッテリから各種回路・素子へ電力を供給する。
一方、コンソール42は、サーバ・コンピュータとして構成されており、操作メニューや撮影された放射線画像等を表示するディスプレイ100と、複数のキーを含んで構成され、各種の情報や操作指示が入力される操作パネル102と、を備えている。
また、本実施の形態に係るコンソール42は、装置全体の動作を司るCPU104と、制御プログラムを含む各種プログラム等が予め記憶されたROM106と、各種データを一時的に記憶するRAM108と、各種データを記憶して保持するHDD110と、ディスプレイ100への各種情報の表示を制御するディスプレイドライバ112と、操作パネル102に対する操作状態を検出する操作入力検出部114と、接続端子42Aに接続され、接続端子42A及び通信ケーブル35を介して撮影装置34との間で後述する曝射条件や撮影装置34の状態情報等の各種情報の送受信を行う通信インタフェース(I/F)部116と、電子カセッテ32との間で無線通信により撮影制御情報や画像情報等の各種情報の送受信を行う無線通信部118と、接続端子42Cに接続され、接続端子42C及びディスプレイケーブル37を介して表示装置36に対して画像信号を出力する画像信号出力部120と、を備えている。
CPU104、ROM106、RAM108、HDD110、ディスプレイドライバ112、操作入力検出部114、通信I/F部116、無線通信部118、及び画像信号出力部120は、システムバスBUSを介して相互に接続されている。従って、CPU104は、ROM106、RAM108、HDD110へのアクセスを行うことができると共に、ディスプレイドライバ112を介したディスプレイ100への各種情報の表示の制御、通信I/F部116を介した撮影装置34との各種情報の送受信の制御、無線通信部118を介した電子カセッテ32との各種情報の送受信の制御、及び画像信号出力部120を介した表示装置36に表示される画像の制御、を行うことができる。また、CPU104は、操作入力検出部114を介して操作パネル102に対するユーザの操作状態を把握することができる。
一方、撮影装置34は、放射線Xを出力する放射線源130と、コンソール42との間で曝射条件や撮影装置34の状態情報等の各種情報を送受信する通信I/F部132と、受信した曝射条件に基づいて放射線源130を制御する線源制御部134と、を備えている。線源制御部134もマイクロコンピュータによって実現されており、受信した曝射条件を記憶し、記憶した曝射条件に基づいて放射線源130から放射線Xを照射させる。
また、表示装置36は、受信した画像信号により示される画像を表示する表示部36A、を備えている。
なお、第1の実施の形態では、表示部36A、及びディスプレイ100としてLCD(Liquid Crystal Display)を用いて可視表示を行っているが、これに限らず、表示部36A、及びディスプレイ100として有機ELディスプレイ、CRTディスプレイ等の他のディスプレイを用いて可視表示を行っても良い。
次に、第1の実施の形態に係るRIS10の全体的な動作について簡単に説明する。
入力端末12(図1参照。)は、医師26又は放射線技師からの、環境情報を含む撮影依頼を受け付ける。当該撮影依頼では、電子カセッテ32を使用する環境、撮影の日時及び撮影条件{撮影の部位、角度及び枚数、放射線Xを照射するための管電圧、管電流、照射時間並びに電子カセッテ32のサイズ及び感度等}が指定される。
入力端末12は、受け付けた撮影依頼の内容をRISサーバ14に通知する。RISサーバ14は、入力端末12から通知された撮影依頼の内容をデータベース28に記憶する。
コンソール42は、RISサーバ14にアクセスすることにより、RISサーバ14から撮影依頼の内容及びこれに関連付けられた環境情報を取得し、撮影依頼の内容をディスプレイ100(図2及び図5参照。)に表示する。
医師26や放射線技師がディスプレイ100に表示された撮影依頼の内容に基づいて放射線画像の撮影を開始する。
例えば、図2に示すように、手術台46上に横臥した患者30の患部の放射線画像の撮影を行う場合、医師26や放射線技師は、撮影の部位、角度に応じて手術台46と患者30の患部との間に電子カセッテ32を配置すると共に、患部上方に撮影装置34を配置する。また、医師26や放射線技師は、患者30の撮影部位や撮影条件に応じてコンソール42の操作パネル102に対して放射線Xを照射する際の管電圧、管電流、照射時間等の曝射条件を指定する曝射条件指定操作を行う。医師26や放射線技師は、撮影装置34の曝射準備が完了すると、コンソール42の操作パネル102に対して撮影を指示する撮影指示操作を行う。
次に、第1の実施の形態に係る撮影システム18の動作について詳細に説明する。
図7には、第1の実施の形態に係る撮影システム18により放射線画像を撮影する際の動作の流れを示すタイミングチャートが示されている。
電子カセッテ32は、電源がオンされた状態(立ち上げた状態)では動作モードが初期状態である非動作状態(NOP状態)となっており、コンソール42から無線通信により受信される指示情報に基づいて動作する。
ところで、電子カセッテ32の内蔵された放射線検出器60(図5参照。)は、電子カセッテ32の電源がオン状態の場合、放射線Xが照射されていない状態であっても暗電流等により各蓄積容量68に電荷が蓄積される。このため、カセッテ制御部92は、動作モードが非動作状態の場合、信号処理部82に対してリセットを指示する指示信号を出力している。信号処理部82は、リセットを指示する指示信号が入力されると、スイッチ84C(図6参照。)がオンなってコンデンサ84Bの両電極をショートさせる。このようにコンデンサ84Bの両電極をショートさせることによってコンデンサ84Bに不要に蓄積された電荷が放出される。
コンソール42は、電子カセッテ32と通信可能となると、リセットモードでの動作を指示する指示情報C1を無線通信により電子カセッテ32へ送信する。
カセッテ制御部92は、リセットモードでの動作を指示する指示情報C1が受信されると、動作モードがリセットモードへ移行し、ゲート線ドライバ80を制御してゲート線ドライバ80から1ラインずつ順に各ゲート配線76にON信号を出力させ、各ゲート配線76に接続された各TFT36を1ラインずつ順にONさせる。これにより、1ラインずつ順に各蓄積容量68に蓄積された電荷が電荷信号として各データ配線78に流れ出す。カセッテ制御部92は、動作モードがリセットモードである間、1ラインずつ順に各ゲート配線76にON信号を出力させて各蓄積容量68に蓄積された電荷を1フレーム分リセットするリセット動作を繰り返す。
コンソール42は、操作パネル102に対して曝射条件指定操作が行われると、曝射条件指定操作で指定された管電圧、管電流、照射時間等の曝射条件情報C2を通信ケーブル35を介して撮影装置34へ送信する。また、コンソール42は、放射線画像の撮影の際、放射線検出器60の各蓄積容量68に電荷を蓄積させる蓄積時間等の撮影制御情報C3を無線通信により電子カセッテ32へ送信する。
撮影装置34は、電源をオンされて所定の初期起動動作が完了すると、動作状態がスリープ状態となって待機している。撮影装置34は、曝射条件情報C2が受信されると、受信した曝射条件情報を記憶すると共に、動作状態が駆動状態へ移行する。撮影装置34は、動作状態が駆動状態に復帰すると、撮影準備完了を示す情報C4を通信ケーブル35を介してコンソール42へ送信する。
電子カセッテ32のカセッテ制御部92は、撮影制御情報C3が受信されると、受信した当該撮影制御情報を記憶する。
コンソール42は、撮影準備完了を示す情報C4が受信されると、撮影準備が完了したことをディスプレイ100に表示し、操作パネル102に対する撮影を指示する撮影指示操作が可能となる。本実施の形態に係る撮影システム18では、操作パネル102に対する撮影指示操作を2段階の操作としており、操作パネル102に対して1段階目の撮影指示操作の後に2段階目の撮影指示操作が行われることにより放射線画像の撮影が行われる。この2段階の撮影指示操作は、例えば、操作パネル102の2つのボタンを順に押下するものでもあってもよく、また、例えば、1つのボタンに対する半押、全押であってもよい。
コンソール42は、操作パネル102に対して1段階目の撮影指示操作が行われると、曝射用意を指示する指示情報C5を通信ケーブル35を介して撮影装置34へ送信する。
撮影装置34は、曝射用意を指示する指示情報C5が受信されると、直前に記憶した曝射条件情報により示される管電圧、管電流での曝射が行われるように放射線源130のスタンバイを行う。撮影装置34は、放射線源130のスタンバイが完了すると、スタンバイ完了を示す情報C6を通信ケーブル35を介してコンソール42へ送信する。
コンソール42は、スタンバイ完了を示す情報C6が受信されると、2段階目の撮影指示操作が可能となる。コンソール42は、操作パネル102に対して2段階目の撮影指示操作が行われると、撮影を要求する指示情報C7を無線通信により電子カセッテ32へ送信する。
カセッテ制御部92は、撮影を要求する指示情報C7が受信されると、発光部55を発光させる。また、カセッテ制御部92は、撮影を要求する指示情報C7が受信されると、1フレーム分のリセット動作が完了するまでリセット動作を行い、1フレーム分のリセット動作の完了後、撮影開始を指示する指示情報C8を無線通信によりコンソール42へ送信し、動作モードを撮影モードへ移行する。このように、発光部55を発光させることにより、電子カセッテ32で撮影を要求する指示情報C7が受信されたことを技師に報知することができる。
ところで、本実施の形態のように、電子カセッテ32とコンソール42間の通信を無線通信として場合、通信状態が不安定となってコンソール42で指示情報が遅延して受信されたり、指示情報を受信できない場合がある。
そこで、本実施の形態に係る電子カセッテ32は、何回目の送信かを識別するための識別情報を含んだ撮影開始を指示する指示情報C8をACK(ACKnowledgement)等の応答が返信される応答待ち期間中であっても予め定められた周期で無線通信にて複数回送信する。この予め定められた周期は、一定の間隔毎としてもよく、また、指示情報を1回送信する毎に間隔を長く(例えば、前回の間隔の2倍など)するものとしてもよい。
このように、電子カセッテ32から撮影開始を指示する指示情報C8を複数回送信することにより、通信状態が不安定となっても、何れかの指示情報C8がコンソール42で受信されれば曝射が開始されるため、安定して放射線画像の撮影を行うことができる。
図7では、電子カセッテ32から4回送信された指示情報C8のうち、2回目と4回目の指示情報C8がコンソール42で受信された場合を示している。
コンソール42は、複数回送信された撮影開始を指示する指示情報C8の何れかが受信されると、曝射を指示する指示情報C9を通信ケーブル35を介して撮影装置34へ送信する。
撮影装置34は、曝射を指示する指示情報C9が受信されると、直前に記憶した曝射条件情報により示される照射時間だけ放射線源130から放射線Xを照射させる。
なお、コンソール42は、放射線源130から放射線Xが照射されるタイミングが一定となるように、曝射を指示する指示情報C9を送信するタイミングを変更してもよい。例えば、図8に示すように、コンソール42は1回目の撮影開始を指示する指示情報C8が受信されてから予め定めた待機時間後に曝射を指示する指示情報C9を送信するものとする。このような場合に、コンソール42で1回目の撮影開始を指示する指示情報C8が受信されず、2回目の撮影開始を指示する指示情報C8が受信された場合は、1回目と2回目の指示情報C8が送信される周期分だけ待機時間を短くする。これにより、放射線源130から放射線Xが照射されるタイミングを一定にすることができる。
放射線源130から照射された放射線Xは、患者30を透過した後に電子カセッテ32に到達する。これにより、電子カセッテ32に内蔵された放射線検出器60の各画素部74の蓄積容量68には照射された放射線Xの線量に応じた電荷が蓄積される。
カセッテ制御部92は、撮影開始を指示する指示情報C8の送信後、所定期間だけ待機した後に、ゲート線ドライバ80を制御してゲート線ドライバ80から1ラインずつ順に各ゲート配線76にON信号を出力させ、各ゲート配線76に接続された各TFT36を1ラインずつ順にONさせる。この所定期間は、複数回送信された撮影開始を指示する指示情報C8のうち、最後の指示情報C8の送信後から直前に記憶した撮影制御情報で定められた蓄積時間を経過するまでの期間である。これにより、コンソール42で最後の指示情報C8のみが受信されて放射線源130から放射線Xが照射された場合でも、少なくとも撮影制御情報で定められた撮影に必要な蓄積時間だけは放射線Xを照射させることができる。
なお、上述のように放射線源130から放射線Xが照射されるタイミングが一定となるように調整する場合は、放射線Xが照射されるタイミングから上記蓄積時間だけ待機した後に、画像情報の読み出しを開始してもよい。この放射線Xが照射されるタイミングは、例えば、電子カセッテ32で1回目の撮影開始を指示する指示情報C8を送信してから前記待機時間後のタイミングである。
また、放射線源130から放射線Xが照射されるタイミングが一定となるように調整する場合は、図9に示すように、電子カセッテ32から撮影開始を指示する指示情報C8の送信を開始するタイミングを早めてもよい。電子カセッテ32の1フレーム分のリセット動作は一定の周期で繰り返される。このため、電子カセッテ32から撮影開始を指示する指示情報C8の送信を開始するタイミングを、1フレーム分のリセット動作が完了するタイミングよりも上記待機時間分の範囲で早くしてもよい。このように指示情報C8の送信を開始するタイミングを早めることにより、電荷の蓄積時間の開始のタイミングと放射線源130から放射線Xが照射されるタイミングとを近づけることができ、余分に電荷の蓄積を待つ必要がなくなるため、ノイズ量を低減することができる。
放射線検出器60は、各ゲート配線76に接続された各TFT36を1ラインずつ順にONされると、1ラインずつ順に各蓄積容量68に蓄積された電荷が電荷信号として各データ配線78に流れ出す。各データ配線78に流れ出した電荷信号は個々のサンプルホールド回路84に入力されて電圧信号に変換され、変換された電圧信号がマルチプレクサに順に(シリアルに)入力され、A/D変換器によってデジタルの画像情報へ変換されて、メモリ90に記憶される。
カセッテ制御部92は、1フレーム分(1枚分)の画像情報の読み出しが終了すると、動作モードがリセットモードへ移行する。ここでは、連続撮影を行わないものとして、リセットモードへ移行することとしているが、連続撮影を行うものしてもよい。
コンソール42は、放射線源130からの放射線Xの照射が終了すると画像情報転送要求信号を無線通信により電子カセッテ32へ送信する。
カセッテ制御部92は、画像情報転送要求信号が受信されると、メモリ90に記憶された画像情報を1フレーム分ずつコンソール42へ送信する。
コンソール42では、1フレーム分の画像情報に対して所定の画像処理を施し、画像処理後の画像情報を患者30の患者情報と関連付けられた状態でHDD110に記憶させる。また、コンソール42は、画像処理後の放射線画像を示す画像信号を表示装置36に対して出力して表示装置36の表示部36Aに表示させる。医師26は、表示部36Aに表示された放射線画像を確認しながら手術を遂行する。
以上のように、第1の実施の形態によれば、電子カセッテ32が放射線画像の撮影準備が整ったタイミングで撮影開始を指示する指示情報C8を無線通信にて複数回送信し、コンソール42が、複数回送信された指示情報C8の何れかが受信された場合に、電子カセッテ32に対して放射線が照射されるように撮影装置34を制御するので、電子カセッテ32とコンソール42の通信を無線通信にした場合でも安定して放射線画像の撮影を行うことができる。
また、第1の実施の形態によれば、電子カセッテ32が撮影を要求する指示情報C7が受信されると、発光部55を発光させることにより、指示情報C7が電子カセッテ32で受信されたことを技師が判別することができる。特に、電子カセッテ32で指示情報C7が受信できない場合は、撮影指示動作がやり直しとなって負担が大きいため、技師が電子カセッテ32で指示情報C7が受信されたことを判別できるようにすることが好ましい。
また、第1の実施の形態によれば、手術台46と患者30の患部との間に電子カセッテ32を配置する場合でも取っ手54Aが露出しやすいため、電子カセッテ32の取っ手54Aに発光部55を設けることにより、発光部55が視認し易い。
〔第2の実施の形態〕
次に本発明の第2の実施の形態を説明する。
第2の実施の形態に係る放射線情報システム10の構成、及び電子カセッテ32の構成は、上記第1の実施の形態(図1〜6参照)と同一であるので、ここでの説明は省略する。
図10には、第2の実施の形態に係る撮影システム18により放射線画像を撮影する際の動作の流れを示すタイミングチャートが示されている。なお、上記第1の実施形態(図7)と同一の部分には同一の符号を付し、説明を省略する。
本実施の形態に係る電子カセッテ32も、何回目の送信かを識別するための識別情報を含んだ撮影開始を指示する指示情報C8を応答待ち期間中であっても予め定められた周期で無線通信にて複数回送信する。
コンソール42は、複数回送信された撮影開始を指示する指示情報C8の何れかが受信されると、曝射を指示する指示情報C9を通信ケーブル35を介して撮影装置34へ送信すると共に、最初に受信された指示情報に含まれる識別情報を含んだ返信情報C10を無線通信にて電子カセッテ32へ送信する。なお、返信情報C10として識別情報そのものを送信するようにしてもよい。返信情報C10は、何回目に送信された指示情報C8が受信されたかを示す情報を含んでいればよい。
撮影装置34は、曝射を指示する指示情報C9が受信されると、直前に記憶した曝射条件情報により示される照射時間だけ放射線源130から放射線Xを照射させる。
放射線源130から照射された放射線Xは、患者30を透過した後に電子カセッテ32に到達する。これにより、電子カセッテ32に内蔵された放射線検出器60の各画素部74の蓄積容量68には照射された放射線Xの線量に応じた電荷が蓄積される。
カセッテ制御部92は、撮影開始を指示する指示情報C8の送信後、上記所定期間だけ待機した後に、ゲート線ドライバ80を制御してゲート線ドライバ80から1ラインずつ順に各ゲート配線76にON信号を出力させ、各ゲート配線76に接続された各TFT36を1ラインずつ順にONさせる。
カセッテ制御部92は、この所定期間の間にコンソール42から返信情報が受信された場合、当該返信情報に含まれる識別情報を含んだ撮影開始を指示する指示情報C8の送信後から直前に記憶した撮影制御情報で定められた蓄積時間を経過するまでの期間に、所定期間を変更する。図10では、コンソール42で2回目の指示情報C8が受信されたため、所定期間を2回目の指示情報C8から蓄積時間を経過するまでの期間に変更している。
以上のように、第2の実施の形態によれば、返信情報に含まれる識別情報は、複数回送信された撮影開始を指示する指示情報のうちコンソール42で受信された指示情報の回数を示している。コンソール42は、撮影開始を指示する指示情報を受信すると、曝射を指示する指示情報を撮影装置34へ送信して撮影装置34を曝射させるので、コンソール42で指示情報が受信されてから撮影制御情報で定められた蓄積時間だけ蓄積すれば放射線画像を得ることができ、余分に電荷の蓄積を待つ必要がなくなるため、ノイズ量を低減することができる。
〔第3の実施の形態〕
次に本発明の第3の実施の形態を説明する。
第3の実施の形態に係る放射線情報システム10の構成、及び電子カセッテ32の構成は、上記第1の実施の形態(図1〜6参照)と同一であるので、ここでの説明は省略する。
図11には、第3の実施の形態に係る撮影システム18により放射線画像を撮影する際の動作の流れを示すタイミングチャートが示されている。なお、上記第1の実施形態(図7)と同一の部分には同一の符号を付し、説明を省略する。
本実施の形態では、コンソール42は、操作パネル102に対して曝射条件指定操作が行われると、曝射条件指定操作で指定された管電圧、管電流、照射時間等の曝射条件情報C2を通信ケーブル35を介して撮影装置34へ送信し、撮影制御情報C3の送信を行なわない。
ここで、電子カセッテ32の内蔵された放射線検出器60(図5参照。)は、光電変換層(光電変換部72)に発生した電荷が光電変換層内でトラップされて残像が発生する場合がある。
また、例えば、特許3264693号に記載のように、リセット期間と、データ読み取り期間とで、リセットクロック信号の周波数を切り換える場合がある。
そこで、本実施の形態に係るコンソール42は、操作パネル102に対して1段階目の撮影指示操作が行われると、曝射用意を指示する指示情報C5を通信ケーブル35を介して撮影装置34へ送信すると共に、1段階目の撮影指示操作が行われことを示す指示情報C11を電子カセッテ32へ無線通信にて応答待ち期間中であっても複数回(本実施の形態では4回)送信する。このように、1段階目の撮影指示操作が行われことを示す指示情報C11を複数回送信することにより、無線通信の通信状態が不安定となった場合でも指示情報C11が伝わり易くなるため、撮影者が撮影操作をスムーズに行なうことができる。
カセッテ制御部92は、複数回送信された指示情報C11の何れかが受信されると、1フレーム分のリセット動作が完了するまでリセット動作を行い、1フレーム分のリセット動作の完了後、残像を示す画像情報を得るため、ゲート線ドライバ80を制御してゲート線ドライバ80から1ラインずつ順に各ゲート配線76にON信号を出力させて画像情報の読み出しを行う。読み出された画像情報は、残像補正用の画像情報としてメモリ90に記憶される。なお、カセッテ制御部92は、複数回送信された指示情報C11の何れかが受信された場合に、特許3264693号に記載のように、リセットの周期や期間を変更するようにしてもよい。
カセッテ制御部92は、残像補正用の画像情報がメモリ90に記憶されると、撮影準備完了を示す情報C12をコンソール42へ無線通信にて応答待ち期間中であって複数回(本実施の形態では4回)送信する。なお、カセッテ制御部92は、指示情報C11の何れかが受信されたタイミングで撮影準備完了を示す情報C12を送信するようにしてもよい。
コンソール42は、撮影装置34からスタンバイ完了を示す情報C6が受信され、かつ電子カセッテ32から複数回送信された撮影準備完了を示す情報C12の何れかが受信された場合、2段階目の撮影指示操作が可能となる。
コンソール42は、操作パネル102に対して2段階目の撮影指示操作が行われると、撮影を要求する指示情報C7を電子カセッテ32へ無線通信にて応答待ち期間中であって複数回(本実施の形態では4回)送信する。このように、撮影を要求する指示情報C7を複数回送信することにより、無線通信の通信状態が不安定となった場合でも指示情報C7が伝わり易くなるため、撮影タイミングがずれてしまうことを抑制することができる。
カセッテ制御部92は、撮影を要求する指示情報C7が受信されると、発光部55を発光させる共に、1フレーム分のリセット動作が完了するまでリセット動作を行い、1フレーム分のリセット動作の完了後、撮影開始を指示する指示情報C8を予め定められた周期で無線通信によりコンソール42へ複数回送信し、動作モードを撮影モードへ移行する。
コンソール42は、撮影開始を指示する指示情報C8の何れかが受信された場合、曝射を指示する指示情報C9を通信ケーブル35を介して撮影装置34へ送信して曝射させる。
撮影装置34は、曝射を指示する指示情報C9が受信されると、直前に記憶した曝射条件情報により示される照射時間だけ放射線源130から放射線Xを照射させる。
ところで、医師26や放射線技師が操作パネル102に対して撮影指示する2段階目の撮影指示操作を行なってから撮影装置34が実施に曝射されるまでの期間が長い場合、患者30が動いてしまい、所望の位置の放射線画像を得られない場合がある。
そこで、コンソール42は、撮影を要求する指示情報C7の送信後、所定の撮影待機期間T1以内に撮影開始を指示する指示情報C8の何れかが受信された場合、指示情報C9を送信して撮影装置34を曝射させ、上記撮影待機期間T1以内に指示情報C8の何れかが受信されない場合、指示情報C9を送信せずに、タイムアウトした旨をディスプレイ100に表示する。この撮影待機期間T1は、実機を用いた実験や、設計仕様等に基づくコンピュータ・シミュレーション等によって予め得られた期間を適用している。
このように、撮影待機期間T1以内に指示情報C8の何れかが受信されない場合に曝射を中止することにより、2段階目の撮影指示操作を行なった撮影指示タイミングと曝射タイミングとの時間的なズレが大きく、患者30が動いてしまうおそれがある場合に撮影が中止される。
コンソール42は、撮影装置34へ曝射を指示する指示情報C9を送信したタイミングから曝射条件情報により示される照射時間の経過後に、電荷の読出を指示する指示情報C13を電子カセッテ32へ無線通信にて応答待ち期間中であって複数回(本実施の形態では4回)送信する。なお、撮影装置34が曝射終了をコンソール42へ通知するようにし、コンソール42が撮影装置34からの曝射終了の通知を受けてから電荷の読出を指示する指示情報C13を送信するようにしてもよい。また、撮影装置34からの放射線の照射中に誤って電荷の読出を指示する指示情報C13を送信しないように、曝射を指示する指示情報C9の受信から少なくとも所定の照射待機期間T3を待機した後に電荷の読出を指示する指示情報C13を送信するようにしてもよい。この照射待機期間T3は、各撮影部位に応じた照射時間のうち、最も短い照射時間としてもよい。
カセッテ制御部92は、電荷の読出を指示する指示情報C13の何れかが受信された場合、ゲート線ドライバ80を制御してゲート線ドライバ80から1ラインずつ順に各ゲート配線76にON信号を出力させ、各ゲート配線76に接続された各TFT36を1ラインずつ順にONさせる。
放射線検出器60は、各ゲート配線76に接続された各TFT36を1ラインずつ順にONされると、1ラインずつ順に各蓄積容量68に蓄積された電荷が電荷信号として各データ配線78に流れ出す。各データ配線78に流れ出した電荷信号は個々のサンプルホールド回路84に入力されて電圧信号に変換され、変換された電圧信号がマルチプレクサに順に(シリアルに)入力され、A/D変換器によってデジタルの画像情報へ変換されて、メモリ90に記憶される。
カセッテ制御部92は、1フレーム分(1枚分)の画像情報の読み出しが終了すると、先にメモリ90に記憶された残像補正用の画像情報との間で画像の差分をとることに残像の補正処理を行ない、補正処理後の画像情報を撮影画像としてメモリ90に記憶する。
ところで、カセッテ制御部92は、コンソール42から電荷の読出を指示する指示情報C13が送信されない場合、電荷の蓄積状態のままとなる。
そこで、カセッテ制御部92は、撮影開始を指示する指示情報C8の送信を開始してから所定蓄積待機期間T2を待機しても電荷の読出を指示する指示情報C13が受信されない場合に、電荷の読み出しを開始する。この蓄積待機期間T2は、実機を用いた実験や、設計仕様等に基づくコンピュータ・シミュレーション等によって予め得られた期間を適用している。
このように、蓄積待機期間T2を待機しても電荷の読出を指示する指示情報C13が受信されない場合に電荷の読み出しを開始することにより、曝射が行なわれたにもかかわらず放射線画像の読み出しが行なわれないことや、放射線画像の読み出し遅延することを防止できる。
また、第3の実施の形態によれば、電子カセッテ32とコンソール42との間で無線通信される各種の情報を複数回送信するようにすることにより、無線通信の通信状態が不安定となった場合でも安定して安定して放射線画像の撮影を行うことができる。
なお、上記各実施の形態では、可搬型の放射線画像撮影装置である電子カセッテに適応した場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、据置型の放射線画像撮影装置に適用してもよい。
また、上記第2の実施の形態では、返信情報が受信された場合、返信情報に含まれる識別情報を含んだ撮影開始を指示する指示情報C8の送信後から蓄積時間を経過するまでの期間に所定期間を短縮する変更を行う場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、所定期間を、複数回送信する撮影開始を指示する指示情報C8のうち、最初の指示情報C8の送信後から蓄積時間を経過するまでの期間とした場合、返信情報が受信されたとき、当該返信情報に含まれる識別情報を含んだ撮影開始を指示する指示情報C8の送信後から蓄積時間を経過するまでの期間に所定期間を延長する変更を行うものとしてもよい。
また、上記各実施の形態では、電子カセッテ32において指示情報C7が受信される場合に発光部55を発光させる場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、リセットモードでの動作を指示する指示情報C1や撮影制御情報C3など他の情報を受信した場合にも発光部55を発光させるようにしてもよい。この場合、どの情報を受信したか識別するため、受信した情報に応じて発光部55の発光パターンを変えてもよい。また、スピーカー等を設けて音により報知を行うものとしてもよい。
また、上記各実施の形態では、電子カセッテ32に発光部55等の第2報知手段を設けて無線通信での情報の受信状況を報知する場合について説明したが、コンソール42に設けて無線通信での情報の受信状況を報知するようにしてもよい。
その他、上記各実施の形態で説明した放射線情報システム10の構成(図1参照。)、撮影システム18の構成(図2、図5参照。)及び電子カセッテ32の構成(図3、図4参照。)は一例であり、本発明の主旨を逸脱しない範囲内において状況に応じて変更可能であることは言うまでもない。
また、上記各実施の実施の形態で説明した放射線画像を撮影する際の動作の流れ(図7〜図10参照。)も一例であり、本発明の主旨を逸脱しない範囲内において状況に応じて変更可能であることは言うまでもない。
18 放射線画像撮影システム
32 電子カセッテ(放射線画像撮影装置)
34 撮影装置(放射線照射手段)
42 コンソール(制御装置)
54A 取っ手(把持部)
55 発光部(第2報知手段)
60 放射線検出器(生成手段)
68 蓄積容量(電荷蓄積部)
94 無線通信部(第1通信手段)
100 ディスプレイ(第1報知手段)
102 操作パネル(受付手段)
104 CPU(制御手段)
118 無線通信部(第2通信手段)
C7 指示情報(撮影指示情報)
C8 指示情報(撮影開始指示情報)
C10 返信情報
C11 指示情報(撮影指示情報)
C13 指示情報(読出指示情報)

Claims (18)

  1. 照射された放射線により表わされる放射線画像を撮影し、当該撮影した放射線画像を示す画像情報を生成する生成手段、及び前記生成手段による放射線画像の撮影準備が整ったタイミングで撮影開始を指示する撮影開始指示情報を無線通信にて応答待ち期間中であっても複数回送信する第1通信手段を有する放射線画像撮影装置と、
    前記第1通信手段と無線通信にて通信可能とされた第2通信手段、及び前記第1通信手段から複数回送信された前記撮影開始指示情報の何れかが前記第2通信手段で受信された場合に前記放射線画像撮影装置に対して放射線が照射されるように放射線照射手段を制御する制御手段を有する制御装置と、
    を備え、
    前記第1通信手段は、何回目の送信かを識別するための識別情報を含んだ前記撮影開始指示情報を予め定められた周期で送信する放射線画像撮影システム。
  2. 前記制御手段は、前記第2通信手段で受信された撮影開始指示情報に含まれる識別情報に基づいて前記放射線照射手段から放射線を照射させるタイミングを変更する
    請求項記載の放射線画像撮影システム。
  3. 前記生成手段は、放射線が照射されることにより発生した電荷を蓄積する共に、当該電荷の蓄積時間に応じて電荷が各々蓄積される複数の電荷蓄積部を有し、
    前記第1通信手段は、前記複数の電荷蓄積部に蓄積された電荷をリセットしたタイミングで前記撮影開始指示情報を送信する
    請求項又は請求項記載の放射線画像撮影システム。
  4. 前記制御手段は、前記第2通信手段で前記撮影開始指示情報が受信された場合に、当該受信された撮影開始指示情報に含まれる識別情報に基づいて前記第2通信手段から前記第1通信手段へ返信情報を送信するように制御し、
    前記生成手段は、前記第1通信手段で返信情報が受信された場合に、当該返信された返信情報に基づいて放射線画像の撮影の際に前記電荷蓄積部に電荷を蓄積させる期間を変更する
    請求項記載の放射線画像撮影システム。
  5. 前記制御装置は、前記生成手段による放射線画像の撮影指示操作を2段階で受付ける受付手段をさらに備え、
    前記制御手段は、前記受付手段で1段階目の撮影指示操作及び2段階目の撮影指示操作が受付けられた場合の少なくとも一方で、撮影指示操作の段階に応じた撮影指示情報を前記第2通信手段から無線通信にて応答待ち期間中であっても複数回送信する
    請求項1〜請求項の何れか1項記載の放射線画像撮影システム。
  6. 前記制御装置は、2段階目の撮影指示操作に応じた撮影指示情報を送信してから所定の撮影待機期間を待機しても前記撮影開始指示情報が受信されない場合に外部への報知を行う第1報知手段をさらに備えた
    請求項記載の放射線画像撮影システム。
  7. 前記制御手段は、前記第2通信手段で前記撮影開始指示情報が受信された場合に、前記放射線照射手段を制御すると共に、前記放射線照射手段からの放射線の照射の終了後に前記第2通信手段から前記第1通信手段へ蓄積電荷の読み出し開始を指示する読出指示情報を送信するように制御し、
    前記生成手段は、前記第2通信手段から送信された前記読出指示情報が前記第1通信手段で受信された場合に、前記電荷蓄積部に蓄積された電荷の読み出しを開始する
    請求項記載の放射線画像撮影システム。
  8. 前記制御手段は、前記読出指示情報を無線通信にて応答待ち期間中であっても複数回送信し、
    前記生成手段は、前記第2通信手段から複数回送信された前記読出指示情報の何れかが前記第1通信手段で受信された場合に、前記電荷蓄積部に蓄積された電荷の読み出しを開始する
    請求項記載の放射線画像撮影システム。
  9. 前記制御手段は、前記第2通信手段での前記撮影開始指示情報の受信から少なくとも所定の照射待機期間を待機した後に前記読出指示情報を送信する
    請求項又は請求項記載の放射線画像撮影システム。
  10. 前記生成手段は、複数回の前記撮影開始指示情報の送信から所定の蓄積待機期間を待機しても前記読出指示情報が受信されない場合に、前記電荷蓄積部に蓄積された電荷の読み出しを開始する
    請求項〜請求項の何れか1項記載の放射線画像撮影システム。
  11. 前記放射線画像撮影装置は、放射線画像の撮影に関する所定の指示情報を前記第1通信手段で受信した場合に外部への報知を行う第2報知手段をさらに備えた
    請求項1〜請求項10の何れか1項記載の放射線画像撮影システム。
  12. 前記所定の指示情報は、放射線画像の撮影を要求する指示情報である
    請求項11記載の放射線画像撮影システム。
  13. 前記第2報知手段は、光又は音の少なくとも一方を用いて報知を行う
    請求項11又は請求項12記載の放射線画像撮影システム。
  14. 前記第2報知手段は、前記放射線画像撮影装置本体を持ち運ぶ際に把持するための把持部に設けられている
    請求項11〜請求項13の何れか1項記載の放射線画像撮影システム。
  15. 照射された放射線により表わされる放射線画像を撮影し、当該撮影した放射線画像を示す画像情報を生成する生成手段と、
    前記生成手段による放射線画像の撮影準備が整ったタイミングで撮影開始を指示すると共に何回目の送信かを識別するための識別情報を含んだ撮影開始指示情報を無線通信にて応答待ち期間中であっても複数回送信する第1通信手段と、
    を有する放射線画像撮影装置。
  16. 放射線画像の撮影準備が整ったタイミングで撮影開始を指示すると共に何回目の送信かを識別するための識別情報を含んだ撮影開始指示情報を無線通信にて応答待ち期間中であっても複数回送信する放射線画像撮影装置と通信可能とされた第2通信手段と、
    前記第2通信手段から複数回送信された前記撮影開始指示情報の何れかが受信された場合に放射線画像撮影装置に対して放射線が照射されるように放射線照射手段を制御すると共に前記第2通信手段で受信された撮影開始指示情報に含まれる識別情報に基づいて前記放射線照射手段から放射線を照射させるタイミングを変更する制御手段と、
    を有する制御装置。
  17. 照射された放射線により表わされる放射線画像を撮影し、当該撮影した放射線画像を示す画像情報を生成する放射線画像撮影装置から放射線画像の撮影準備が整ったタイミングで撮影開始を指示すると共に何回目の送信かを識別するための識別情報を含んだ撮影開始指示情報を無線通信にて応答待ち期間中であっても複数回送信し、
    前記放射線画像撮影装置と無線通信にて通信可能とされた制御装置で前記放射線画像撮影装置から複数回送信された前記撮影開始指示情報の何れかが受信された場合に当該制御装置が前記放射線画像撮影装置に対して放射線が照射されるように放射線照射手段を制御する
    放射線画像撮影制御方法。
  18. 前記生成手段は、放射線が照射されることにより発生した電荷を蓄積する共に、当該電荷の蓄積時間に応じて電荷が各々蓄積される複数の電荷蓄積部を含み、
    前記撮影指示情報の何れかが前記第1通信手段で受信された場合に、前記電荷蓄積部に蓄積された電荷を順次読み出す際の読み出しの周期または期間とは異なる周期または期間で、前記複数の電荷蓄積部に蓄積された電荷を順次リセットする請求項5又は請求項6記載の放射線画像撮影システム。
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