JP2005124618A - X線写真撮影者支援システム - Google Patents

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Abstract

【課題】患者のX線撮影画像を記録する記録装置から撮影画像データ又は撮影関連データを取得する。
【解決手段】ウェアラブル機器により一定期間毎にカセッテ型FPDへデータ要求信号が出力される(ステップS1)。ウェアラブル機器を装着したX線写真撮影者の手がカセッテ型FPDに接触した場合、すなわち、カセッテ型FPDからの応答がある場合には(ステップS2;YES)、カセッテ型FPDとウェアラブル機器とのデータ通信が行われ、ウェアラブル機器によりカセッテ型FPDから撮影関連データ又は撮影画像データが取得される(ステップS3)。
【選択図】図7

Description

本発明は、X線写真を撮影する撮影者を支援するためのX線写真撮影者支援システムに関する。
従来、医療の分野においては、患者を撮影した医用画像のデジタル化が実現されており、コンピュータ放射線画像撮影装置(Computed Radiography;以下、CRという。)やフラットパネルディテクタ(Flat Panel Detector;以下、FPDという。)等の医用画像撮影装置が利用されている。
CRは、支持体上に輝尽性蛍光体層を形成した蛍光体プレートを用いるもので、患者を透過した放射線を蛍光体プレートに吸収させた後、励起光を照射して、蛍光体プレートに吸収された放射線エネルギーを励起させて蛍光として放射させ、この放射された蛍光を光電変換して画像信号を得るものである。蛍光体プレートは持ち運び可能なカセッテに収納されており、カセッテ専用の読取装置(リーダ)によって画像の読み取りを行う。
X線写真撮影者は、撮影対象となる患者名や撮影部位等を把握しておく必要がある。例えば、予め患者名や撮影部位等を示すバーコードをカセッテに付しておき、このバーコードを読み取ることにより、患者名や撮影部位等を確認する。また、これらの情報がカセッテ内の記憶装置に記憶され、リーダにより読み取られる場合もある。いずれにせよ、撮影者が患者名や撮影部位等の情報を取得するためには、バーコードの読取装置やリーダが設置されている場所まで行かなければならず、確認のための時間がかかり、作業遅延の原因となるおそれがある。
他の通信方法として、無線LAN(Local Area Network)や赤外線通信等のように、無線によってデータを伝送することも可能であるが、電磁波が周囲に広がり、データの漏洩が起こり得るため、セキュリティレベルが低下してしまう。
そこで、より簡易で安全な方法を用いて情報を伝送することが期待される。例えば、人体に接触している送信装置から受信装置へ人体を介して情報を伝送する技術が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2003−37566号公報
しかし、上記特許文献1に開示された情報伝送システムにおいては、人体を伝送路とした通信方法を、X線写真撮影に用いるカセッテに適用するという記述はなかった。
本発明は上記の従来技術における問題に鑑みてなされたものであって、患者のX線撮影画像を記録する記録装置から撮影画像データ又は撮影関連データを取得することができるX線写真撮影者支援システムを提供することを課題とする。
請求項1に記載の発明は、患者のX線撮影画像を記録する記録媒体が内蔵された筐体に、前記X線撮影画像に関連する撮影関連データを記憶する記憶手段、データの送受信を行う第1の通信手段、及び、この第1の通信手段に電気的に接続され人体に接触可能な第1の電極が設けられた持ち運び可能な記録装置と、前記第1の通信手段との間でデータの送受信を行う第2の通信手段、及び、この第2の通信手段に電気的に接続され人体に接触可能な第2の電極が設けられたウェアラブル機器と、を備え、前記第1の電極から前記第2の電極へ、人体を伝送路として、前記記録媒体からのX線撮影画像データ又は前記記憶手段からの撮影関連データを伝送するように構成したことを特徴としている。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のX線写真撮影者支援システムにおいて、前記撮影関連データは、撮影される患者名、撮影部位、撮影者、撮影日時を含むことを特徴としている。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載のX線写真撮影者支援システムにおいて、前記ウェアラブル機器は、前記X線撮影画像データ若しくは前記撮影関連データを表示する表示部、又は、前記撮影関連データを音声出力する音声出力部を備えたことを特徴としている。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載のX線写真撮影者支援システムにおいて、前記ウェアラブル機器は、前記記録装置が未撮影である場合に、前記記録装置が未撮影であることを表示又は音声出力することを特徴としている。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4のいずれか一項に記載のX線写真撮影者支援システムにおいて、前記ウェアラブル機器は、同一の人体に装着された他のウェアラブル機器と、人体を伝送路として、データの送受信を行うことを特徴としている。
請求項6に記載の発明は、請求項1〜5のいずれか一項に記載のX線写真撮影者支援システムにおいて、前記記録装置は、人体又は空中を伝送路として、データの送受信に必要な電力を前記ウェアラブル機器から供給されることを特徴としている。
請求項7に記載の発明は、請求項1〜6のいずれか一項に記載のX線写真撮影者支援システムにおいて、前記ウェアラブル機器は、腕時計、ヘッドマウントディスプレイ、ヘッドフォン又は人体に装着可能に構成されたPDAであることを特徴としている。
請求項1に記載の発明によれば、第1の電極と第2の電極との間で、人体を伝送路として、データの送受信を行うので、ウェアラブル機器により、記録装置から撮影画像データ又は撮影関連データを取得することができる。したがって、撮影者は、撮影画像データ又は撮影関連データを簡単に確認することができる。
請求項2に記載の発明によれば、撮影関連データは、撮影される患者名、撮影部位、撮影者、撮影日時を含むので、撮影者は、患者名、撮影部位、撮影者、撮影日時を簡単に確認することができる。
請求項3に記載の発明によれば、ウェアラブル機器は、X線撮影画像データ若しくは撮影関連データを表示、又は、撮影関連データを音声出力するので、撮影者に撮影関連データや撮影画像データを文字や画像、音声で提供することができる。
請求項4に記載の発明によれば、ウェアラブル機器は、記録装置が未撮影である場合に、記録装置が未撮影であることを表示又は音声出力することができる。
請求項5に記載の発明によれば、ウェアラブル機器は、同一の人体に装着された他のウェアラブル機器と、人体を伝送路として、データの送受信を行うので、複数のウェアラブル機器がデータを共有することができる。
請求項6に記載の発明によれば、記録装置は、人体又は空中を伝送路として、データの送受信に必要な電力をウェアラブル機器から供給されるので、通信に必要な電力を供給するための電源を持つ必要がない。
請求項7に記載の発明によれば、腕時計、ヘッドマウントディスプレイ、ヘッドフォン又は人体に装着可能に構成されたPDA(Personal Digital Assistants)を用いて、撮影者に撮影画像データや撮影関連データを提供することができる。
以下、図を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。ただし、発明の範囲は、図示例に限定されない。
[第1の実施の形態]
まず、本発明の第1の実施の形態につき、図1〜図10を参照して説明する。
図1は、第1の実施の形態のX線写真撮影者支援システム1を示す概略図である。
図1に示すように、X線写真撮影者支援システム1は、記録装置としてのカセッテ型フラットパネルディテクタ(以下、カセッテ型FPDという。)2と、ウェアラブル機器3と、から構成されている。カセッテ型FPD2とウェアラブル機器3とは、人体と接触し、人体を伝送路としてデータの送受信を行う。ウェアラブル機器3とは、人体に装着可能に構成された機器をいい、ここでは、腕時計型(バンド装着型)のウェアラブル機器3を例にして説明する。ウェアラブル機器3には、腕時計としての機能が備えられていてもよい。
図2に、カセッテ型FPD2の機能的構成を示す。
図2に示すように、カセッテ型FPD2は、筐体に、電源21、通信部22、制御部23、撮像パネル24、メモリ25、充電用端子26、電力受信用アンテナ27、電極28、PC用通信端子29が設けられ、持ち運び可能に構成されている。
電源21は、電池又は充電電池により構成され、各部に電力を供給する。電源21は、カセッテ型FPD2の筐体表面に設けられた充電用端子26により充電を行う。カセッテ型FPD2とウェアラブル機器3との通信中においては、電力受信用アンテナ27により、ウェアラブル機器3から電力の供給を受ける。
通信部22は、人体を伝送路としてウェアラブル機器3とデータの送受信を行う送信器及び受信器と、PC(Personal Computer)等との通信を行う通信装置と、から構成される。PC等との通信は、PC等を用いてカセッテ型FPD2から撮影画像データを読み出す際や、カセッテ型FPD2へ撮影関連データを入力する際に行われる。
制御部23は、図示しないCPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)等により構成され、通信部22、撮像パネル24、メモリ25を制御する。CPUは、通信部22から入力されるデータに従って、ROMに記憶されている各種プログラムとの協働によって各種処理を実行する。
撮像パネル24は、照射されたX線の強度に応じて発光する蛍光体を主成分とする蛍光体層、蛍光体層により発光された電磁波を電気エネルギーに変換する電荷発生層、電気エネルギーを画素毎に蓄えるコンデンサ、蓄えられた電気エネルギーを信号として出力するためのスイッチング素子から構成され、撮影画像データを生成する。この撮影画像データはメモリ25に記憶される。
メモリ25は、SRAM(Static Random Access Memory)やSDRAM(Synchronous Dynamic Random Access Memory)等の揮発性メモリ、又は、フラッシュメモリ等の不揮発性メモリにより構成される。メモリ25は、撮影に関する撮影関連データや、撮像パネル24により得られた撮影画像データを記憶する。また、制御部23において、データの一時保存が必要な場合等にも用いられる。撮影関連データとは、撮影される患者名、撮影部位、撮影者、撮影日時等をいう。
充電用端子26は、電源21を充電するためのインターフェースであり、クレードルとのコネクタである。クレードルは、スタンド型の接続機器であって、カセッテ型FPD2を載せることによりPC等と接続することができる。
電力受信用アンテナ27は、ウェアラブル機器3から電力の供給を受けるためのインターフェースであり、カセッテ型FPD2の内部又は表面に設けられている。電力受信用アンテナ27を介してウェアラブル機器3から供給された電力によって、ウェアラブル機器3とデータの送受信が行われる。
電極28は、カセッテ型FPD2の筐体表面に設けられ、通信部22の送信器及び受信器と電気的に接続されており、人体を伝送路としてウェアラブル機器3とデータの送受信を行うためのインターフェースである。電極28は、カセッテ型FPD2の筐体側面等の画像撮影領域外に設けられ、電極28に撮影者が接触することにより、データ通信が行われる。
PC用通信端子29は、PC等と接続して通信するためのインターフェースであり、クレードルとのコネクタである。PC用通信端子29は、通信部22のPC等との通信を行う通信装置と接続されている。
次に、ウェアラブル機器3の機能的構成について説明する。
図3に示すように、ウェアラブル機器3は、電源31、通信部32、操作部33、制御部34、表示部35、メモリ36、充電用端子37、電力送信用アンテナ38、電極39、PC用通信端子40を備える。
電源31は、電池又は充電電池により構成され、各部に電力を供給する。電源31は、ウェアラブル機器3の表面に設けられた充電用端子37により充電を行う。
通信部32は、送信器及び受信器から構成され、人体を伝送路としてカセッテ型FPD2又は他のウェアラブル機器とデータの送受信を行う。
操作部33は、各種機能ボタン等により構成され、ボタン操作による押下信号を制御部34に出力する。表示部35に表示される内容の切り替えや、表示内容のリセット、強制的に通信を行うとき等に使用する。
制御部34は、図示しないCPU、ROM等により構成され、通信部32、操作部33、表示部35、メモリ36を制御する。CPUは、通信部32から入力されるデータ又は操作部33から入力される指示に従って、ROMに記憶されている各種プログラムとの協働によって各種処理を実行する。
表示部35は、LCD(Liquid Crystal Display)、有機EL(ElectroLuminescence)等のフラットパネルディスプレイにより構成され、カセッテ型FPD2又は他のウェアラブル機器から受信したデータを表示する。
メモリ36は、SRAMやSDRAM等の揮発性メモリ、又は、フラッシュメモリ等の不揮発性メモリにより構成される。メモリ36は、カセッテ型FPD2又は他のウェアラブル機器から受信したデータを記憶する。
充電用端子37は、電源31を充電するためのインターフェースである。
電力送信用アンテナ38は、カセッテ型FPD2へ電力を供給するためのインターフェースであり、ウェアラブル機器3の内部又は表面に設けられている。
電極39は、ウェアラブル機器3の表面に設けられ、通信部32の送信器及び受信器と電気的に接続されており、人体を伝送路としてカセッテ型FPD2又は他のウェアラブル機器とデータの送受信を行うためのインターフェースである。電極39は、人体にウェアラブル機器3を装着する際に人体と接触する位置に設けられている。
PC用通信端子40は、PC等と接続して通信するためのインターフェースである。
次に、カセッテ型FPD2の通信部22、ウェアラブル機器3の通信部32に含まれる送信器4、受信器5について説明する。
まず、ウェアラブル機器3における送信器4の機能的構成について説明する。
図4に示すように、送信器4は、電源401、信号送信部(電力の送信も含む。)402、電力送信部403等を備える。
電源401は、電池又は充電電池により構成され、各部に電力を供給する。電源401は、ウェアラブル機器3の電源31で代替することとしてもよい。
信号送信部402は、メモリ404、制御部405、搬送波発生源406、変調器407、バンドパスフィルタ(Band Pass Filter;以下、BPFという。)408、増幅器(Amplifier;以下、AMPという。)409、同調回路410を備える。
メモリ404は、ウェアラブル機器3の内部における送信器4の外部との接続部411から送信器4へ入力されたデータを一時的に保存するためのメモリであって、SRAMやSDRAM等の揮発性メモリ、又は、フラッシュメモリ等の不揮発性メモリにより構成される。メモリ404は、ウェアラブル機器3のメモリ36で代替することとしてもよい。
制御部405は、通常CPU等により構成され、送信器4を制御する。制御部405は、メモリ404に保存されたデータ又は接続部411から入力されたデータを信号処理し、変調器407に出力する。制御部405は、ウェアラブル機器3の制御部34で代替することとしてもよい。
搬送波発生源406は、データを伝送するための搬送波を発生させる。
変調器407は、制御部405からのデータに基づいて搬送波を変調し、変調信号をBPF408に出力する。
BPF408は、変調器407から入力された変調信号から、変調器407により発生する可能性のあるノイズ(高調波)を除去し、所望の周波数信号のみの変調信号にし、AMP409に出力する。
AMP409は、送信される変調信号を増幅し、同調回路410に出力する。
同調回路410は、共振回路により構成され、AMP409により増幅された信号から所望の周波数の信号のみを出力するフィルタとして機能する。また、伝送路となる人体とのインピーダンスマッチングをとる効果もあり、効率的に信号を出力することが可能となる。同調回路410の出力端子は、ウェアラブル機器3の送信電極39aと接続されている。
送信電極39a、GND電極39b(図3の電極39)は、ウェアラブル機器3の表面に、人体と接触するようにそれぞれ設けられている。人体を伝送路とするデータ通信は、電気信号が皮膚の表面を伝播することにより行われるから、送信電極39a、GND電極39bは、アンテナの形状を有していてもよい。接地されているGND電極39bはなくてもよいが、GND電極39bを設けることにより、信号が人体の表面を効率良く伝送される。
電力送信部403は、搬送波発生源412、BPF413、AMP414、同調回路415を備える。電力送信部403から出力される信号は、カセッテ型FPD2に電力を供給するためのものであるから、データ信号の重畳は行われない。また、送信電極39aから送信されるデータ信号と、電力送信部403から出力される電力送信用の信号とは、異なる周波数であることとする。なお、カセッテ型FPD2の受信器側で、人体を伝送路としたデータ信号から充分な電力供給が得られる場合には、電力送信部403がない構成であってもよい。
搬送波発生源412は、カセッテ型FPD2に電力を供給するための搬送波を発生させる。
BPF413は、搬送波発生源412から入力された搬送波からノイズ(高調波)を除去し、所望の周波数信号のみの信号にし、AMP414に出力する。
AMP414は、送信される信号を増幅し、同調回路415に出力する。
同調回路415は、共振回路により構成され、AMP414により増幅された信号から所望の周波数の信号のみを出力するフィルタとして機能する。また、伝送路となる空間とのインピーダンスマッチングをとる効果もあり、効率的に電力を送信することができる。同調回路415の出力端子は、ウェアラブル機器3の電力送信用アンテナ38と接続されている。
カセッテ型FPD2における送信器4については、ウェアラブル機器3側へ電力を送信する必要がないので、電力送信部403がない構成となる。その他の構成についてはウェアラブル機器3における送信器4と同様であるため、説明を省略する。電源401、メモリ404、制御部405については、カセッテ型FPD2の電源21、メモリ25、制御部23で代替することとしてもよい。
次に、カセッテ型FPD2における受信器5の機能的構成について説明する。
図5に示すように、受信器5は、電源501、信号受信部(電力の受信も含む。)502、電力受信部503等を備える。
受信電極28c(図2の電極28)はカセッテ型FPD2の表面に、人体と接触するようにそれぞれ設けられている。GND電極28dは、カセッテ型FPD2のグラウンドと接続されている。GND電極28dはなくてもよい。
電源501は、電池又は充電電池により構成され、各部に電力を供給する。電源501は、カセッテ型FPD2の電源21で代替することとしてもよい。
信号受信部502は、同調回路504、AMP505、BPF506、搬送波発生源507、復調器508、メモリ509、制御部510を備える。
同調回路504は、共振回路により構成され、受信電極28cから入力される受信信号から所望の周波数の信号のみを取り込むフィルタとして機能する。また、伝送路となる人体とのインピーダンスマッチングをとる効果もあり、効率的に信号を受信することが可能となる。
AMP505は、受信された変調信号を増幅し、BPF506に出力する。
BPF506は、AMP505により増幅された変調信号から、AMP505により発生する可能性のあるノイズ(高調波)を除去し、所望の周波数信号のみの変調信号にし、復調器508に出力する。
搬送波発生源507は、通常、受信器5には必要ないが、変調方法によっては、受信した変調信号をもとのデータ信号に変換するために必要な場合がある。
復調器508は、受信された変調信号からデータ信号を抽出する。
メモリ509は、受信器5により受信され、カセッテ型FPD2において接続部511から出力されるデータを一時的に保存するためのメモリであって、SRAMやSDRAM等の揮発性メモリ、又は、フラッシュメモリ等の不揮発性メモリにより構成される。メモリ509は、カセッテ型FPD2のメモリ25で代替することとしてもよい。
制御部510は、通常CPU等により構成され、受信器5を制御する。制御部510は、受信データを信号処理し、その内容をメモリ509に格納するか、又は接続部511から出力する。制御部510は、カセッテ型FPD2の制御部23で代替することとしてもよい。
電力受信部503は、同調回路512、整流・平滑回路513を備える。
同調回路512は、共振回路により構成され、電力受信用アンテナ27により受信した電波から所望の周波数の信号のみを取り込むフィルタとして機能する。また、伝送路となる空間とのインピーダンスマッチングをとる効果もあり、効率的に電力を受信することができる。
整流・平滑回路513は、整流回路及び平滑回路により構成され、電力受信用アンテナ27又は受信電極28cにより受信した信号を整流・平滑し、受信器5及び送信器4(又は送受信器)において利用可能な直流の電流、電圧を得る。これにより、カセッテ型FPD2内部に電源を持たない場合にも通信が可能である。なお、人体を伝送路として受信電極28cにより受信されるデータ信号から充分な電力供給が得られる場合には、電力受信用アンテナ27がない構成であってもよい。この場合、データ信号を受信するための電極と電力供給のための電極が同一であるため、電力供給用の回路の一部やアンテナが不要となり、装置を小型化することができ、コストを削減することができる。
電力受信用アンテナ27は、受信電極28cからの電力供給が少ない場合に有効であり、人体を伝送されるデータ信号とは別系統から電力を得ることができる。また、電力受信用アンテナ27及び送信器4における電力送信用アンテナ38は、人体に接触していない。したがって、通常の無線と同様に空中を経路として、電力の供給を行うことができる。この電力供給用の電波には、データが重畳されていないので、データ漏洩とは無関係である。
ウェアラブル機器3における受信器5については、電力供給が行われないので、電力受信部503のない構成となる。その他の構成についてはカセッテ型FPD2における受信器5と同様であるため、説明を省略する。電源501、メモリ509、制御部510については、ウェアラブル機器3の電源31、メモリ36、制御部34で代替することとしてもよい。
以上、図4、図5を参照して、送信器4、受信器5についてそれぞれ説明したが、送信器4、受信器5を別体とせずに、図6に示すような、送信機能と受信機能を有する送受信器6を備えることとしてもよい。図6に示すように、送受信器6は、電源401(501)、同調回路504、AMP505、BPF506、搬送波発生源406(507)、復調器508、メモリ404(509)、制御部405(510)、変調器407、BPF408、AMP409、同調回路410、同調回路512、整流・平滑回路513、搬送波発生源412、BPF413、AMP414、同調回路415等を備える。送受信器6の構成については、送信器4及び受信器5の構成と同様であるため、同一の構成部分については同一の符号を付し、説明を省略する。送受信器6の場合、送信器、受信器の制御部は、同一のもので兼ねてもよいし、別個に設けてもよい。
次に、X線写真撮影者支援システム1の動作について説明する。
図7は、X線写真撮影者支援システム1によって実行される撮影関連データ及び撮影画像データの通信処理を示すフローチャートである。
カセッテ型FPD2のメモリ25には、予め撮影関連データが記憶されている。撮影関連データの登録は、PC等と接続されているクレードルにカセッテ型FPD2を載置した状態で、PC等からデータを入力することにより行われる。また、カセッテ型FPD2のメモリ25には、患者を撮影して得られた撮影画像データが記憶される。
図7に示すように、ウェアラブル機器3により一定期間毎にカセッテ型FPD2へデータ要求信号が出力される(ステップS1)。カセッテ型FPD2からの応答がない場合には(ステップS2;NO)、再度、ウェアラブル機器3からカセッテ型FPD2へデータ要求が行われる(ステップS1)。
ウェアラブル機器3を装着したX線写真の撮影者の手がカセッテ型FPD2の電極28に接触した場合、すなわち、カセッテ型FPD2からの応答がある場合には(ステップS2;YES)、カセッテ型FPD2とウェアラブル機器3とのデータ通信が行われ、ウェアラブル機器3によりカセッテ型FPD2から撮影関連データ及び撮影画像データが取得される(ステップS3)。
カセッテ型FPD2とウェアラブル機器3とのデータ通信が終了した場合には(ステップS4;YES)、ウェアラブル機器3からカセッテ型FPD2へデータ受信完了信号が送信される(ステップS5)。
データ受信完了処理が終了した場合には(ステップS6;YES)、次の撮影関連データ及び撮影画像データの通信処理の待機状態となる。また、データ通信中に、カセッテ型FPD2から撮影者の手が離れた場合等、一定期間応答がなく、通信不能になった場合には(ステップS4;NO,ステップS6;NO)、スタートに戻ることとする。
以上で、撮影関連データ及び撮影画像データの通信処理が終了する。
以下、状態遷移図を参照して、各処理の例について、より詳細に説明する。
図8に、データ要求時のウェアラブル機器3及びカセッテ型FPD2の状態遷移を示す。
データ要求時には、まず、ウェアラブル機器3から、カセッテ型FPD2へENQ(Enquiry;問い合わせ)が送信される。ここで、ウェアラブル機器3はACK(Acknowledge;肯定応答)待ち状態となる。
ウェアラブル機器3を装着したX線写真の撮影者がカセッテ型FPD2を持つと、カセッテ型FPD2によりENQが受信される。カセッテ型FPD2の状態が受信可能である場合には、ウェアラブル機器3にACKが送信され、データ待ち状態になる。カセッテ型FPD2の状態が受信不可能である場合には、ウェアラブル機器3にNAK(Negative Acknowledge;否定応答)が送信され、カセッテ型FPD2は初期状態(状態2)に戻る。
ウェアラブル機器3によりNAKが受信された場合には、カセッテ型FPD2にENQが再送される。ウェアラブル機器3によりACKが受信された場合には、カセッテ型FPD2にデータ要求信号が送信され、ウェアラブル機器3は、ACK待ち状態となる。
そして、カセッテ型FPD2によりデータ要求信号が受信される。データ要求信号が正常に受信された場合には、ウェアラブル機器3にACKが送信され、カセッテ型FPD2はEOT(End of Transmission;伝送終了)待ち状態になる。カセッテ型FPD2によりデータ要求信号が正常に受信されなかった場合には、ウェアラブル機器3にNAKが送信され、カセッテ型FPD2はデータ待ち状態に戻る。
ウェアラブル機器3によりNAKが受信された場合には、カセッテ型FPD2にデータ要求信号が再送される。ウェアラブル機器3によりACKが受信された場合には、カセッテ型FPD2にEOTが送信される(状態3)。ここで、ウェアラブル機器3において、データ要求信号を送信したという信号処理が行われる(図9の状態6へ)。
そして、カセッテ型FPD2によりEOTが受信される(状態4)。ここで、カセッテ型FPD2において、データ要求信号を受信したという信号処理が行われる(図9の状態5へ)。
次に、データ通信時のカセッテ型FPD2及びウェアラブル機器3の状態遷移を説明する。
図9に示すように、まず、カセッテ型FPD2から、ウェアラブル機器3へENQが送信され、ウェアラブル機器3はACK待ち状態となる。
そして、ウェアラブル機器3によりENQが受信される。ウェアラブル機器3の状態が受信可能である場合には、カセッテ型FPD2にACKが送信され、データ待ち状態になる。ウェアラブル機器3の状態が受信不可能である場合には、カセッテ型FPD2にNAKが送信され、ウェアラブル機器3は状態6に戻る。
カセッテ型FPD2によりNAKが受信された場合には、ウェアラブル機器3にENQが再送される。カセッテ型FPD2によりACKが受信された場合には、ウェアラブル機器3にデータ(撮影関連データ及び撮影画像データ)が送信され、カセッテ型FPD2は、ACK待ち状態となる。
そして、ウェアラブル機器3によりデータが受信される。データが正常に受信された場合には、カセッテ型FPD2にACKが送信され、ウェアラブル機器3はEOT待ち状態になる。ウェアラブル機器3によりデータが正常に受信されなかった場合には、カセッテ型FPD2にNAKが送信され、ウェアラブル機器3はデータ待ち状態に戻る。
カセッテ型FPD2によりNAKが受信された場合には、ウェアラブル機器3にデータが再送される。カセッテ型FPD2によりACKが受信された場合には、ウェアラブル機器3にEOTが送信される(状態7)。ここで、カセッテ型FPD2において、データを送信したという信号処理が行われる(図10の状態10へ)。
そして、ウェアラブル機器3によりEOTが受信される(状態8)。ここで、ウェアラブル機器3において、データを受信したという信号処理が行われる(図10の状態9へ)。
図10に、データ受信完了時のウェアラブル機器3及びカセッテ型FPD2の状態遷移を示す。
データ受信完了時には、まず、ウェアラブル機器3から、カセッテ型FPD2へENQが送信され、ウェアラブル機器3はACK待ち状態となる。
そして、カセッテ型FPD2によりENQが受信される。カセッテ型FPD2の状態が受信可能である場合には、ウェアラブル機器3にACKが送信され、データ待ち状態になる。カセッテ型FPD2の状態が受信不可能である場合には、ウェアラブル機器3にNAKが送信され、カセッテ型FPD2は状態10に戻る。
ウェアラブル機器3によりNAKが受信された場合には、カセッテ型FPD2にENQが再送される。ウェアラブル機器3によりACKが受信された場合には、カセッテ型FPD2にデータ受信完了信号が送信され、ウェアラブル機器3は、ACK待ち状態となる。
そして、カセッテ型FPD2によりデータ受信完了信号が受信される。データ受信完了信号が正常に受信された場合には、ウェアラブル機器3にACKが送信され、カセッテ型FPD2はEOT待ち状態になる。カセッテ型FPD2によりデータ受信完了信号が正常に受信されなかった場合には、ウェアラブル機器3にNAKが送信され、カセッテ型FPD2はデータ待ち状態に戻る。
ウェアラブル機器3によりNAKが受信された場合には、カセッテ型FPD2にデータ受信完了信号が再送される。ウェアラブル機器3によりACKが受信された場合には、カセッテ型FPD2にEOTが送信される(状態11)。ここで、ウェアラブル機器3において、データ受信完了信号を送信したという信号処理が行われる(図8の状態1へ)。
そして、カセッテ型FPD2によりEOTが受信される(状態12)。ここで、カセッテ型FPD2において、データ受信完了信号を受信したという信号処理が行われる(図8の状態2へ)。
ウェアラブル機器3により取得された撮影関連データや撮影画像データは、ウェアラブル機器3の表示部35に文字や画像として表示される。撮影者が操作部33からボタン操作を行うことにより、表示部35に表示される撮影関連データや撮影画像データを切り替えることができる。ウェアラブル機器3により取得される撮影画像データは、複数画素毎に画素を間引くことにより生成された間引き画像データであってもよい。また、カセッテ型FPD2が未撮影である場合には、ウェアラブル機器3の表示部35にカセッテ型FPD2が未撮影であることが表示される。
第1の実施の形態におけるX線写真撮影者支援システム1によれば、カセッテ型FPD2と人体とが接触することにより、ウェアラブル機器3は、人体を伝送路としてカセッテ型FPD2から撮影関連データや撮影画像データを取得し、それらの情報を表示部35に表示することができる。したがって、撮影者は、撮影前に患者名、撮影部位、撮影者、撮影日時等の撮影関連データを簡単に確認することができ、撮影対象となる患者や部位を間違えることなく、撮影を行うことができる。また、撮影後に撮影画像データ(間引き画像データを含む。)をその場で確認することができる。
また、X線写真撮影者支援システム1では、人体を伝送路としてデータの送受信を行うため、周囲の雑音の影響を受けにくい。さらに、X線写真撮影者支援システム1では、外部に電磁波を放出しないので、無線LANやブルートゥース(Bluetooth)による通信方法と比較して、データの漏洩等、セキュリティ面においてより安全であるとともに、消費電力を低減させることができる。
なお、ウェアラブル機器3によりカセッテ型FPD2から取得されるデータは、予め撮影者の希望に応じて選択できることとしてもよい。
[第2の実施の形態]
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。
第1の実施の形態に示したX線写真撮影者支援システム1では、記録装置としてカセッテ型FPD2を用いた例を説明したが、第2の実施の形態におけるX線写真撮影者支援システムでは、記録装置としてカセッテ7を用いる。ウェアラブル機器3については、第1の実施の形態のX線写真撮影者支援システム1と同様であるため、同一の構成部分については同一の符号を付し、その構成については図示及び説明を省略する。以下、第2の実施の形態に特徴的な構成について説明する。
図11に、カセッテ7の機能的構成を示す。
図11に示すように、カセッテ7は、筐体に、通信部71、輝尽性蛍光体72、電力受信用アンテナ73、電極74、PC用通信端子75が設けられ、持ち運び可能に構成されている。
通信部71は、CPU、メモリ等を含み、人体を伝送路としてウェアラブル機器3とデータの送受信を行う送信器及び受信器と、PC等との通信を行う通信装置と、から構成される。送信器、受信器については、図4、図5に示した送信器4、受信器5の構成と同様であるため、説明を省略する。
輝尽性蛍光体72は、患者を透過したX線を吸収し、X線潜像を保持する。すなわち、輝尽性蛍光体72は、X線撮影画像を記録する記録媒体である。撮影後、リーダを用いて、輝尽性蛍光体72に励起光を照射して、吸収されたエネルギーを励起させて蛍光として放射させ、この放射された蛍光を光電変換して撮影画像データを得る。
電力受信用アンテナ73は、ウェアラブル機器3から電力の供給を受けるためのインターフェースであり、カセッテ7の表面又は内部に設けられている。電力受信用アンテナ73を介してウェアラブル機器3から供給された電力によって、ウェアラブル機器3とデータの送受信が行われる。
電極74は、カセッテ7の筐体表面に設けられ、通信部71の送信器及び受信器と電気的に接続されており、人体を伝送路としてウェアラブル機器3とデータの送受信を行うためのインターフェースである。電極74は、カセッテ7の筐体側面等の画像撮影領域外に設けられ、電極74に撮影者が接触することにより、データ通信が行われる。
PC用通信端子75は、PC等と接続して通信するためのインターフェースであり、PC等とのコネクタである。PC用通信端子75は、通信部71のPC等との通信を行う通信装置と接続されている。
カセッテ7のメモリには、予め撮影関連データが記憶されている。撮影関連データの登録は、PC等とカセッテ7とを接続した状態で、PC等からデータを入力することにより行われる。なお、第2の実施の形態においては、カセッテ7内のメモリに撮影画像データが記憶されているのではなく、カセッテ7をリーダに通すことにより、撮影画像データが得られるため、ウェアラブル機器3によりカセッテ7から取得されるデータには、撮影画像データは含まれない。
第2の実施の形態のX線写真撮影者支援システムにおける動作は、第1の実施の形態に示したX線写真撮影者支援システム1におけるカセッテ型FPD2がカセッテ7であることと、ウェアラブル機器3によりカセッテ7から取得される対象となるデータが撮影関連データのみであることを除いて、第1の実施の形態に示したX線写真撮影者支援システム1の動作と同様であるため、説明を省略する。
第2の実施の形態におけるX線写真撮影者支援システムによれば、カセッテ7と人体とが接触することにより、ウェアラブル機器3は、人体を伝送路としてカセッテ7から撮影関連データを取得するので、撮影者は、患者名、撮影部位、撮影者、撮影日時等の撮影関連データを簡単に確認することができる。
なお、上記各実施の形態における記述は、本発明に係る好適なX線写真撮影者支援システムの例であり、これに限定されるものではない。X線写真撮影者支援システムを構成する各装置の細部構成及び細部動作に関しても本発明の趣旨を逸脱することのない範囲で適宜変更可能である。
例えば、上記各実施の形態においては、ウェアラブル機器3として腕時計型のウェアラブル機器について説明したが、これに限定されず、取得した情報を音声出力するヘッドフォン型のウェアラブル機器や、頭部周辺へ眼鏡のように装着し、レンズ部分に映像を映し出すヘッドマウントディスプレイや、人体に装着可能に構成されたPDA等であってもよい。ヘッドフォンにより、撮影関連データや、記録装置が未撮影であることを音声出力したり、ヘッドマウントディスプレイやPDAの表示画面上にX線撮影画像データや撮影関連データを表示したりすることができる。
また、上記各実施の形態においては、カセッテ型FPD2又はカセッテ7等の記録装置と、ウェアラブル機器3とのデータ通信について説明したが、同一の人体に装着された複数のウェアラブル機器同士で人体を伝送路としてデータ通信を行うこととしてもよい。記録装置と複数のウェアラブル機器における複数のデータ通信における信号を区別するために、異なる周波数で通信を行ったり、データのコードを変えたり、送信先の機器情報をヘッダに記録する等の方法を用いることができる。これにより、複数のウェアラブル機器によりデータの共有が可能となり、他のウェアラブル機器により取得された情報を別のウェアラブル機器によって表示、音声出力、又は保存することができる。
また、上記各実施の形態においては、人体を伝送路としたデータ通信について説明したが、人体以外の生体を伝送路としてもよい。
第1の実施の形態のX線写真撮影者支援システム1を示す概略図である。 カセッテ型FPD2の機能的構成を示すブロック図である。 ウェアラブル機器3の機能的構成を示すブロック図である。 送信器4の機能的構成を示すブロック図である。 受信器5の機能的構成を示すブロック図である。 送受信器6の機能的構成を示すブロック図である。 X線写真撮影者支援システム1によって実行される撮影関連データ及び撮影画像データの通信処理を示すフローチャートである。 データ要求時のウェアラブル機器3及びカセッテ型FPD2の状態遷移図である。 データ通信時のカセッテ型FPD2及びウェアラブル機器3の状態遷移図である。 データ受信完了時のウェアラブル機器3及びカセッテ型FPD2の状態遷移図である。 第2の実施の形態のX線写真撮影者支援システムにおけるカセッテ7の機能的構成を示すブロック図である。
符号の説明
1 X線写真撮影者支援システム
2 カセッテ型FPD
21 電源
22 通信部
23 制御部
24 撮像パネル
25 メモリ
26 充電用端子
27 電力受信用アンテナ
28 電極
29 PC用通信端子
3 ウェアラブル機器
31 電源
32 通信部
33 操作部
34 制御部
35 表示部
36 メモリ
37 充電用端子
38 電力送信用アンテナ
39 電極
40 PC用通信端子
4 送信器
5 受信器
6 送受信器
7 カセッテ
71 通信部
72 輝尽性蛍光体
73 電力受信用アンテナ
74 電極
75 PC用通信端子

Claims (7)

  1. 患者のX線撮影画像を記録する記録媒体が内蔵された筐体に、前記X線撮影画像に関連する撮影関連データを記憶する記憶手段、データの送受信を行う第1の通信手段、及び、この第1の通信手段に電気的に接続され人体に接触可能な第1の電極が設けられた持ち運び可能な記録装置と、
    前記第1の通信手段との間でデータの送受信を行う第2の通信手段、及び、この第2の通信手段に電気的に接続され人体に接触可能な第2の電極が設けられたウェアラブル機器と、
    を備え、
    前記第1の電極から前記第2の電極へ、人体を伝送路として、前記記録媒体からのX線撮影画像データ又は前記記憶手段からの撮影関連データを伝送するように構成したことを特徴とするX線写真撮影者支援システム。
  2. 請求項1に記載のX線写真撮影者支援システムにおいて、
    前記撮影関連データは、撮影される患者名、撮影部位、撮影者、撮影日時を含むことを特徴とするX線写真撮影者支援システム。
  3. 請求項1又は2に記載のX線写真撮影者支援システムにおいて、
    前記ウェアラブル機器は、前記X線撮影画像データ若しくは前記撮影関連データを表示する表示部、又は、前記撮影関連データを音声出力する音声出力部を備えたことを特徴とするX線写真撮影者支援システム。
  4. 請求項3に記載のX線写真撮影者支援システムにおいて、
    前記ウェアラブル機器は、前記記録装置が未撮影である場合に、前記記録装置が未撮影であることを表示又は音声出力することを特徴とするX線写真撮影者支援システム。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載のX線写真撮影者支援システムにおいて、
    前記ウェアラブル機器は、同一の人体に装着された他のウェアラブル機器と、人体を伝送路として、データの送受信を行うことを特徴とするX線写真撮影者支援システム。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項に記載のX線写真撮影者支援システムにおいて、
    前記記録装置は、人体又は空中を伝送路として、データの送受信に必要な電力を前記ウェアラブル機器から供給されることを特徴とするX線写真撮影者支援システム。
  7. 請求項1〜6のいずれか一項に記載のX線写真撮影者支援システムにおいて、
    前記ウェアラブル機器は、腕時計、ヘッドマウントディスプレイ、ヘッドフォン又は人体に装着可能に構成されたPDAであることを特徴とするX線写真撮影者支援システム。
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