JP2011259172A - 通信装置、通信システム、モード切替方法、及びプログラム - Google Patents

通信装置、通信システム、モード切替方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】より省電力化された通信装置を提供すること。
【解決手段】人体に接触又は近接された信号電極から電圧を印加し、人体表面に近傍電界を生成し送信する通信方式で通信する第1の通信部と、前記第1の通信部とは異なる第2の通信部と、前記第1の通信部により間欠受信される信号の中から、前記第2の通信部を省電力モードから通常モードへと切り替えるためのモード切替信号を検出する切替信号検出部と、前記切替信号検出部によりモード切替信号が検出された場合に、前記第2の通信部を省電力モードから通常モードへと切り替える切替制御部と、を備える、通信装置が提供される。
【選択図】図5

Description

本発明は、通信装置、通信システム、モード切替方法、及びプログラムに関する。
近年、人体を伝送媒体として情報を送受信する人体通信に注目が集まっている。人体通信は、人体に接触又は近接された信号電極に電圧を印加して静電結合を形成し、形成された静電結合を利用して信号を送受信する通信方法である。この人体通信は、無線LANなどの無線通信に比べて消費電力が低く、秘匿性が高いという利点がある。
さらに、信号電極に人体が接触又は近接することで通信が開始されるため、ユーザは、通信をしている実感が得やすい。そのため、人体通信を利用した直感的なインターフェースの実現も期待されている。人体通信に関し、例えば、下記の特許文献1には、無線LANの変調方式や通信プロトコルを人体通信に流用し、無線LANの構成要素と人体通信の構成要素を共用する通信装置の構成が開示されている。
特開2010−21984号公報
一般に、無線LANを提供する手段は、伝送速度、変調方式、通信方式などの仕様により、低い消費電力で信号を待ち受ける状態を維持することが難しい。そのため、無線LAN機能を搭載した携帯電話などにおいては、消費電力を抑制するため、無線LANの利用時にユーザが手作業で無線LANモードに切り替える仕組みが採用されている。しかしながら、携帯電話などの携帯機器をユーザがポケットなどから取り出して無線LANモードに手作業で切り替える仕組みは利便性が低い。
そこで、低い消費電力で信号を待ち受けることが可能な人体通信を利用して利便性を高める仕組みが検討されている。但し、上記文献に記載された通信装置のように、無線LANと人体通信で構成要素の共用化を図っている場合には、無線LANの仕様に起因して、人体通信を利用する際にユーザが手作業で人体通信モードに切り替える仕組みが必要になってしまう。なお、ここでは無線LANを例に挙げたが、Blutooth(登録商標;以下、BT)や赤外線通信などについても、無線LANと同様に専用の利用モードをユーザが手作業で起動する仕組みが採用されている。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、人体通信を利用してユーザの利便性を向上させることが可能な、新規かつ改良された通信装置、通信システム、モード切替方法、及びプログラムを提供することにある。例えば、本発明は、当該通信装置をユーザが身に付けたまま、当該通信装置により無線LANなどの通信を開始/終了できるようにすることを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、人体に接触又は近接された信号電極から電圧を印加し、人体表面に近傍電界を生成し送信する通信方式で通信する第1の通信部と、前記第1の通信部とは異なる第2の通信部と、前記第1の通信部により間欠受信される信号の中から、前記第2の通信部を省電力モードから通常モードへと切り替えるためのモード切替信号を検出する切替信号検出部と、前記切替信号検出部によりモード切替信号が検出された場合に、前記第2の通信部を省電力モードから通常モードへと切り替える切替制御部と、を備える、通信装置が提供される。
また、上記の通信装置は、前記第1及び第2の通信部とは異なる第3の通信部をさらに備えていてもよい。この場合、前記モード切替信号は、省電力モードから通常モードへと切り替える対象として前記第2の通信部を選択させるための方式情報を含み、前記切替制御部は、前記切替信号検出部により検出されたモード切替信号に含まれる種別情報に基づいて前記第2の通信部を選択し、前記第2の通信部を省電力モードから通常モードへと切り替える。
また、前記モード切替信号は、無変調キャリアであってもよい。また、前記モード切替信号は、無変調キャリアと変調キャリアとの組み合わせであってもよい。
また、上記の通信装置は、送信データを生成する演算処理部をさらに備えていてもよい。この場合、前記第2の通信部は、前記切替信号検出部により省電力モードから通常モードへと切り替えられた後で、前記演算処理部により生成された送信データを送信する。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、電圧が印加される信号電極と、人体に接触又は近接された前記信号電極に電圧を印加し、人体表面に近傍電界を生成し送信する通信方式で通信する第1の通信部と、前記第1の通信部とは異なる第2の通信部と、前記第1の通信部により、前記第2の通信部に対応する相手装置の通信手段を省電力モードから通常モードへと切り替えさせるモード切替信号を送信する切替信号送信部と、を備える、通信装置が提供される。
また、前記モード切替信号は、省電力モードから通常モードへと切り替える対象として前記第2の通信部に対応する相手装置の通信手段を選択させるための種別情報を含んでいてもよい。また、前記モード切替信号は、無変調キャリアであってもよい。また、前記モード切替信号は、無変調キャリアと変調キャリアとの組み合わせであってもよい。
また、上記の通信装置は、送信データを生成する演算処理部をさらに備えていてもよい。この場合、前記第2の通信部は、前記切替信号送信部により送信されたモード切替信号に応じて相手装置の通信手段が省電力モードから通常モードへと切り替えられた後で、前記演算処理部により生成された送信データを送信する。
また、上記の通信装置は、ユーザが身体の一部を接触して情報を入力するためのタッチパッドをさらに備えていてもよい。この場合、前記信号電極は、前記タッチパッドの近傍に配置される。
また、上記の通信装置は、有線又は無線で接続されたマウスをさらに備えていてもよい。この場合、少なくとも前記信号電極は、前記マウスに設けられる。
また、前記第2の通信部は、無線LAN機能を提供する無線通信部であってもよい。この場合、前記モード切替信号には、アクセスポイントに接続するためのチャネル番号、当該アクセルポイントの識別情報、暗号化に利用するキー情報が含まれる。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、人体に接触又は近接された信号電極から電圧を印加し、人体表面に近傍電界を生成し送信する通信方式で通信する第1の通信部と、前記第1の通信部とは異なる第2の通信部と、前記第1の通信部により間欠受信される信号の中から、前記第2の通信部を省電力モードから通常モードへと切り替えるためのモード切替信号を検出する切替信号検出部と、前記切替信号検出部によりモード切替信号が検出された場合に、前記第2の通信部を省電力モードから通常モードへと切り替える切替制御部と、を有する、第1の通信装置と、前記第1の通信部と同じ通信方式で通信する第3の通信部と、前記第3の通信部とは異なる第4の通信部と、前記第3の通信部により、前記第1の通信装置が有する第2の通信部を省電力モードから通常モードへと切り替えさせるモード切替信号を送信する切替信号送信部と、を有する、第2の通信装置と、を含む、通信システムが提供される。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、人体に接触又は近接された信号電極から電圧を印加し、人体表面に近傍電界を生成し送信する通信方式で通信する第1の通信部と、前記第1の通信部とは異なる第2の通信部と、を有する通信装置が、前記第1の通信部により間欠受信される信号の中から、前記第2の通信部を省電力モードから通常モードへと切り替えるためのモード切替信号を検出する切替信号検出ステップと、前記切替信号検出ステップでモード切替信号が検出された場合に、前記第2の通信部を省電力モードから通常モードへと切り替える切替制御ステップと、を含む、モード切替方法が提供される。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、人体に接触又は近接された信号電極から電圧を印加し、人体表面に近傍電界を生成し送信する通信方式で通信する第1の通信機能と、前記第1の通信部とは異なる第2の通信機能と、前記第1の通信機能により間欠受信される信号の中から、前記第2の通信機能が有する通信モードを省電力モードから通常モードへと切り替えるためのモード切替信号を検出する切替信号検出機能と、前記切替信号検出機能によりモード切替信号が検出された場合に、前記第2の通信機能が有する通信モードを省電力モードから通常モードへと切り替える切替制御機能と、をコンピュータに実現させるためのプログラムが提供される。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、上記のプログラムが記録された、コンピュータにより読み取り可能な記録媒体が提供される。
以上説明したように本発明によれば、人体通信を利用してユーザの利便性を向上させることが可能になる。例えば、上記の通信装置をユーザが身に付けたまま、当該通信装置により無線LANなどの通信を開始/終了できるようになる。
人体通信の原理について説明するための説明図である。 人体通信の一利用形態について説明するための説明図である。 本発明の一実施形態に係る情報処理装置の機能構成について説明するための説明図である。 同実施形態に係る人体通信ブロック及び信号電極の配置構成について説明するための説明図である。 同実施形態に係る携帯端末の機能構成について説明するための説明図である。 同実施形態に係る起動信号の構成について説明するための説明図である。 同実施形態に係る起動信号の構成について説明するための説明図である。 同実施形態に係る起動信号のスペクトラム構成について説明するための説明図である。 同実施形態に係る携帯端末が有する起動信号検出部の詳細な構成について説明するための説明図である。 同実施形態に係る携帯端末が有する起動信号検出部において利用されるイネーブル信号(Enable)の構成について説明するための説明図である。 同実施形態に係る通信手段の起動方法について説明するための説明図である。 同実施形態に係る携帯端末及び情報処理装置が有するアプリケーション部の機能を実現することが可能なハードウェア構成について説明するための説明図である。 WakeUp信号の具体的な構成例について説明するための説明図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
[説明の流れについて]
ここで、以下に記載する本発明の実施形態に関する説明の流れについて簡単に述べる。まず、図1を参照しながら、人体通信の原理について説明する。次いで、図2を参照しながら、人体通信の一利用形態について説明する。
次いで、図3を参照しながら、本発明の一実施形態に係る情報処理装置の機能構成について説明する。次いで、図4を参照しながら、同実施形態に係る人体通信ブロック及び信号電極の配置構成について説明する。次いで、図5を参照しながら、同実施形態に係る携帯端末の機能構成について説明する。次いで、図6、図7を参照しながら、同実施形態に係る起動信号の構成について説明する。次いで、図8を参照しながら、同実施形態に係る起動信号のスペクトラム構成について説明する。
次いで、図9を参照しながら、同実施形態に係る携帯端末が有する起動信号検出部の詳細な構成について説明する。次いで、図10を参照しながら、同実施形態に係る携帯端末が有する起動信号検出部において利用されるイネーブル信号(Enable)の構成について説明する。次いで、図11を参照しながら、同実施形態に係る通信手段の起動方法について説明する。この中で、図13を参照しながら、WakeUp信号の具体的な構成について説明を補足する。
次いで、図12を参照しながら、同実施形態に係る携帯端末及び情報処理装置が有するアプリケーション部の機能を実現することが可能なハードウェア構成について説明する。最後に、同実施形態の技術的思想について纏め、当該技術的思想から得られる作用効果について簡単に説明する。
(説明項目)
1:はじめに
1−1:人体通信の原理
1−2:人体通信の一利用形態
2:実施形態
2−1:情報処理装置200の機能構成
2−2:携帯端末100の機能構成
2−2−1:起動信号の構成
2−2−2:起動信号検出部115の詳細
2−3:起動信号による通信手段の選択方法
3:ハードウェア構成
4:まとめ
<1:はじめに>
本発明の実施形態について詳細に説明するに先立ち、人体通信の原理、人体通信の利用形態について簡単に説明する。
[1−1:人体通信の原理]
まず、図1を参照しながら、人体通信の原理について簡単に説明する。図1は、人体通信の原理について簡単に説明するための説明図である。図1の例において、人体10は、送信機(携帯端末100)を身に付けている。また、図1の例では、人体10が受信機(情報処理装置200)に触れている。また、送信機及び受信機は、それぞれ信号電極とグランド電極とを有する。そして、送信機及び受信機の信号電極は人体10に接触している。なお、信号電極は、人体10に直接接触している必要はない。例えば、信号電極と人体10との間に服などが介在していてもよい。
送信機の信号電極に交流電圧を印加すると、人体10は誘電体であるため、人体10の周辺に電界(近傍界15)が発生する。例えば、30MHzの周波数帯を利用する場合、人体10の比誘電率は約90程度であるため、人体10の表面には強い近傍界15が生じる。この近傍界15を介して、送信機の信号電極から発せられた信号が、受信機の信号電極に到達する。なお、人体通信には、空間伝搬とならず、かつ、人体防護指針の厳しくない周波数帯(例えば、30MHz以下)が好適に利用される。
さて、ここで重要なのは信号の帰線となるグランド側の振る舞いである。送信機のグランド電極は、大地14に対して容量11を有する。但し、図1の例では、容量11を模式的に1つのコンデンサにより表現しているが、実際にはグランド電極と大地14との間で多数の容量結合が生じている。同様に、受信機のグランド電極は、大地14に対して容量12を有する。また、送信機のグランド電極と受信機のグランド電極との間にも容量13が存在する。そして、容量11、12、13の総和が、送信機から受信機へと伝達される信号の帰線となる。なお、30MHzの周波数帯を利用する場合、容量11、12、13は十分に小さな値であるため、外部環境による伝搬特性への影響はほとんどない。
以上、人体通信の原理について簡単に説明した。
[1−2:人体通信の一利用形態]
次に、図2を参照しながら、人体通信の一利用形態について説明する。図2は、人体通信の一利用形態について説明するための説明図である。図2には、ユーザが身に付けている携帯端末100と情報処理装置200との間で人体通信を行う様子が示されている。
人体10の一部が情報処理装置200に触れ、携帯端末100と情報処理装置200との間で人体通信が開始されると、近傍界15が発生し、人体10を経由して携帯端末100と情報処理装置200との間で情報の送受信が可能になる。例えば、人体通信が開始されると、携帯端末100に格納された画像Pのデータが情報処理装置200に送られ、情報処理装置200の表示画面に表示される。
また、人体通信を介して、情報処理装置200を用いて入力された個人情報のデータ(例えば、アドレス帳のデータなど)を携帯端末100に送ることができる。人体通信は、人体10を介して情報の送受信が行われるため、無線LANなどに比べて秘匿性が高い。そのため、人体通信は、個人情報のように漏洩が懸念されるデータの送受信に向いている。なお、図2に例示した利用形態においては、床が大地14として作用する。
以上、人体通信の一利用形態について説明した。
<2:実施形態>
以下、本発明の一実施形態について説明する。本実施形態は、人体通信を利用して通信モードを切り替えることにより、携帯端末100及び情報処理装置200の消費電力を低減させる技術に関する。また、本実施形態は、ユーザが身に付けている携帯端末100を取り出さずに通信モードを切り替える仕組みに関する。
[2−1:情報処理装置200の機能構成]
まず、図3を参照しながら、本実施形態に係る情報処理装置200の機能構成について説明する。図3は、本実施形態に係る情報処理装置200の機能構成について説明するための説明図である。
図3に示すように、情報処理装置200は、主に、人体通信ブロック201と、アプリケーション部202とにより構成される。また、人体通信ブロック201は、信号電極211と、グランド電極212と、分配器213(又は高周波スイッチ)と、人体通信部214と、起動信号送信部215とを有する。さらに、人体通信部214は、送受信部221と、ベースバンド部222と、インターフェース部223とを含む。
なお、アプリケーション部202は、パーソナルコンピュータ(以下、PC)が持つ主な機能を提供する。そして、アプリケーション部202の機能は、図12に示すようなハードウェア構成により実現される。また、人体通信において帰線の一部を形成するためのグランド電極212は、例えば、情報処理装置200の基板に設けられたグランド面(非図示)を流用するように構成されていてもよい。
(送信時の動作)
まず、アプリケーション部202から携帯端末100へと送信されるデータが出力される。アプリケーション部202から出力されたデータは、インターフェース部223を介してベースバンド部222に入力される。ベースバンド部222は、入力されたデータを変調して送信信号を生成する。また、ベースバンド部222は、通信プロトコル制御などを行う。ベースバンド部222により生成された送信信号は、送受信部221に入力され、分配器213を経由して信号電極211から送信される。このとき、送受信部221は、信号電極211に交流電圧を印加して信号電界を発生させる。なお、送信信号の送信には短波帯(例えば、30MHz以下の周波数帯)が利用される。
(受信時の動作)
まず、信号電極211を介して送受信部221により信号が受信される。送受信部221により受信された信号は、ベースバンド部222に入力される。受信信号が入力されると、ベースバンド部222は、入力された受信信号を復調して受信データを生成する。ベースバンド部222により生成された受信データは、インターフェース部223を介してアプリケーション部202に入力される。受信データが入力されると、アプリケーション部202は、入力された受信データに応じた処理(例えば、受信データに応じた画像の表示など)を実行する。
(起動信号送信部215について)
上記の通り、人体通信部214は、情報処理装置200における人体通信の基本的な機能を提供する手段である。この人体通信部214の機能を利用して、情報処理装置200は、人体通信による情報の送受信を実現することができる。また、情報処理装置200は、起動信号送信部215を有している。この起動信号送信部215は、人体通信を利用して携帯端末100の通信モードを切り替え、所定の通信機能を起動させる手段である。
まず、アプリケーション部202に接続されたタッチパネルやキーボードなどを介して、携帯端末100が有する所定の通信機能を起動させるようにユーザから入力を受けると、この入力は、アプリケーション部202からベースバンド部222に通知される。この通知を受けたベースバンド部222は、起動信号送信部215に対し、人体通信を利用して携帯端末100に起動信号を送るように指示する。この指示を受けると、起動信号送信部215は、分配器213を経由して信号電極211に交流電流を印加して信号電界を発生させ、人体通信を利用して起動信号を携帯端末100に送信する。
なお、起動信号送信部215は、起動信号として、キャリアのみを送信(図7を参照)するように構成されていてもよいし、キャリアに所定の信号を付加して送信(図6を参照)するように構成されていてもよい。また、起動信号の送信時に利用されるキャリア周波数は、人体通信部214が利用する周波数帯域と重複しないように、例えば、2MHz周辺の周波数帯域が用いられる。そして、図3の例においては人体通信部214と起動信号送信部215で信号電極211を共用する構成が示されているが、人体通信部214と起動信号送信部215で別々の信号電極を利用するように構成されていてもよい。
(信号電極211などの配置について)
ここで、図4を参照しながら、信号電極211の配置について説明を補足する。信号電極211は、情報処理装置200の形状などに応じて、ユーザが利用しやすい位置に配置されるのが好ましい。例えば、図4に示すように、情報処理装置200のタッチパッド231の脇(片側でもよいし、両側でもよい)に信号電極211が配置されていると、ユーザは、信号電極211に触れながらキーボードなどを容易に操作することができる。
また、タッチパッド231の脇に信号電極211を配置すると、ユーザがマウス230を操作する際に信号電極211から手が離れてしまうため、USBなどで情報処理装置200に接続されたマウス230の把持部に信号電極211を設けてもよい。さらに、マウス230に人体通信ブロック201を内蔵してもよい。なお、情報処理装置200の筐体やマウス230に信号電極211を搭載する場合、信号電極211は、情報処理装置200の筐体やマウス230の表面に露出している必要はない。例えば、プラスチックや樹脂で形成された筐体の内部に信号電極211が設けられていれば、信号電極211と人体10との間で容量結合が形成できる。
以上、本実施形態に係る情報処理装置200の機能構成について説明した。
[2−2:携帯端末100の機能構成]
次に、図5を参照しながら、本実施形態に係る携帯端末100の機能構成について説明する。図5は、本実施形態に係る携帯端末100の機能構成について説明するための説明図である。
図5に示すように、携帯端末100は、主に、人体通信ブロック101と、アプリケーション部102とにより構成される。また、人体通信ブロック101は、信号電極111と、グランド電極112と、分配器113(又は高周波スイッチ)と、人体通信部114と、起動信号検出部115とを有する。さらに、人体通信ブロック101は、バンドパスフィルタ116と、低速クロック生成器117と、高速クロック生成器118と、振動部119とを有する。そして、人体通信部114は、送受信部121と、ベースバンド部122と、インターフェース部123とを含む。
なお、アプリケーション部102は、携帯電話、PDA、携帯音楽プレーヤなどが持つ主な機能を提供する。そして、アプリケーション部102の機能は、図12に示すようなハードウェア構成により実現される。また、人体通信において帰線の一部を形成するためのグランド電極112は、例えば、携帯端末100の基板に設けられたグランド面(非図示)を流用するように構成されていてもよい。
(通信モードについて)
携帯端末100は、通常モードとスリープモードを有する。通常モードは、高速クロック生成器118により生成された高速なクロックを利用して高速に情報を送受信できる状態である。一方、スリープモードは、高速クロック生成器118が休止し、低速クロック生成器117により生成された低速なクロックを利用した低速な情報の送受信のみが可能な状態である。スリープモードの場合、低速なクロックで情報の送受信が行われるため、情報の伝送速度は遅いが消費電力を大幅に抑制することが可能になる。携帯端末100が待ち受け状態の場合、通信モードはスリープモードに設定される。
(通常モードにおける送信時の動作)
まず、アプリケーション部102から情報処理装置200へと送信されるデータが出力される。アプリケーション部102から出力されたデータは、インターフェース部123を介してベースバンド部122に入力される。ベースバンド部122は、入力されたデータを変調して送信信号を生成する。また、ベースバンド部122は、通信プロトコル制御などを行う。ベースバンド部122により生成された送信信号は、送受信部121に入力され、分配器113を経由して信号電極111から送信される。このとき、送受信部121は、信号電極111に交流電圧を印加して信号電界を発生させる。なお、送信信号の送信には短波帯(例えば、30MHz以下の周波数帯)が利用される。
(通常モードにおける受信時の動作)
まず、信号電極111を介して送受信部121により信号が受信される。送受信部121により受信された信号は、ベースバンド部122に入力される。受信信号が入力されると、ベースバンド部122は、入力された受信信号を復調して受信データを生成する。ベースバンド部122により生成された受信データは、インターフェース部123を介してアプリケーション部102に入力される。受信データが入力されると、アプリケーション部102は、入力された受信データに応じた処理(例えば、受信データに応じた画像の表示など)を実行する。
(通信モードの切り替え動作)
スリープモードから通常モードへの切り替えは、情報処理装置200から受信した起動信号に応じて実行される。信号電極111を介して起動信号が受信されると、受信された起動信号は、分配器113を経由してバンドパスフィルタ116に入力される。このバンドパスフィルタ116は、起動信号の周波数帯だけを通過させるフィルタである。バンドパスフィルタ116を通過した起動信号は、起動信号検出部115に入力される。
起動信号検出部115には、ベースバンド部122を介して低速クロック生成器117により生成された低速クロック(L−CLK)が入力されている。そして、起動信号検出部115は、低速クロックにより間欠的に起動信号のキャリアを検出している。バンドパスフィルタ116から起動信号が入力されると、起動信号検出部115は、入力された起動信号を検出し、ベースバンド部122にWakeUp信号を入力する。このWakeUp信号は、低速クロックによる動作(スリープモード)から高速クロックによる動作(通常モード)へと切り替えるための信号である。
WakeUp信号が入力されると、ベースバンド部122は、高速クロック生成器118を起動する。そして、ベースバンド部122は、高速クロック生成器118により生成された高速クロックにより人体通信部114を動作させ、通信モードをスリープモードから通常モードへと切り替える。さらに、ベースバンド部122は、通信モードをスリープモードから通常モードへと切り替えた際、振動部119の動作を所定時間だけオンにし、振動部119により振動を発生させる。このようにして振動部119を振動させることにより、ユーザに通常モードへの切り替えが完了したことを通知することができる。
(2−2−1:起動信号の構成)
ここで、図6〜図8を参照しながら、起動信号の構成について説明を補足する。
図6は、起動信号として、無変調キャリアとOOK(On Off Keying)信号波を併せて送信する場合の信号構成を示している。図6の例では、まず、時間Tsの無変調キャリアを送信し、その後、ビット幅TdのOOK信号を8ビット分だけ送信している。前半の時間Tsは携帯端末100の人体通信部114を起動させる役割を担っている。一方、後半の時間Td×nのOOK信号は、通信モードをスリープモードから通常モードへと切り替えさせる役割を担っている。このように、無変調キャリアにOOK信号を付加する構成の場合、無変調キャリアだけを送信する場合に比べて外来ノイズによる誤動作の確率を低減させることができる。
一方、図7は、起動信号として、無変調キャリアのみを所定時間だけ送信する場合の信号構成を示している。図7の例では、時間Tsの無変調キャリアが送信されている。上記の通り、無変調キャリアだけを送信する構成の場合、外来ノイズによる影響を受けやすくなってしまう。しかし、人体通信を実施している間だけ、無変調キャリアを送信し続けるなどして、人体通信の起動/停止期間を容易に制御することができる。
ここで、図8を参照しながら、通常モードにおける人体通信の周波数スペクトラムと、起動信号の周波数スペクトラムとの関係について考察する。図8のS1は、通常モードにおける人体通信の周波数スペクトラムを示している。一方、図8のS2〜S4は、起動信号の周波数スペクトラムを示している。なお、ここでは通常モードにおける人体通信はOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)変調方式を用いて実施されるものとする。
起動信号を通常モードの通信開始時にだけ利用する場合、起動信号の周波数スペクトラムは、周波数スペクトラムS2のように、人体通信の周波数スペクトラムS1と同じ帯域内に設定してもよい。しかし、通常モードの通信中に起動信号を送信し続ける場合、起動信号の周波数スペクトラムは、相互干渉を避けるため、周波数スペクトラムS3、S4のように、人体通信の周波数スペクトラムS1と異なる帯域に設定される必要がある。
(2−2−2:起動信号検出部115の詳細)
ここで、図9を参照しながら、携帯端末100が有する起動信号検出部115の構成について、より詳細に説明する。図9は、携帯端末100が有する起動信号検出部115の構成について、より詳細に説明するための説明図である。
図9に示すように、起動信号検出部115は、ログアンプ131と、抵抗132と、コンデンサ133と、コンパレータ134と、判定部135と、タイミング生成部136とにより構成される。
起動信号検出部115は、低速クロック生成器117により生成された低速クロックによって動作している。また、起動信号検出部115は、所定周期で間欠動作している。起動信号検出部115の動作タイミングは、タイミング生成部136により生成されるイネーブル信号(Enable)によって制御される。例えば、タイミング生成部136は、図10に示すように、周期Ti(例えば、1sec)で時間Ton(例えば、10msec)だけオンになるようなイネーブル信号を発信する。
タイミング生成部136により生成されたイネーブル信号は、ログアンプ131、コンパレータ134、及び判定部135に入力される。このように、イネーブル信号により起動信号検出部115が間欠動作することにより、動作電流を大幅に低減することができる。例えば、Tiが1sec、Tonが10msecの場合、連続動作している場合に比べて動作電流を約100分の1程度まで低減することができる。なお、この構成を携帯電話などに実装した場合、アプリケーション部102を除く構成要素における待ち受け時の平均消費電力を数十マイクロワット程度にまで抑制することが可能になる。
さて、起動信号検出部115に起動信号が入力されると、入力された起動信号は、ログアンプ131に入力される。起動信号が入力されると、ログアンプ131は、入力された起動信号を増幅する。そして、ログアンプ131は、入力された起動信号の強度に応じてログリニアな直流電圧であるRSSI(Received Signal Strength Indicator)を出力する。ログアンプ131から出力されたRSSIは、抵抗132、コンデンサ133により平滑化され、コンパレータ134に入力される。
コンパレータ134には、平滑化されたRSSIの他に所定の閾値Vrefが入力されている。コンパレータ134は、入力されたRSSIが所定の閾値Vrefを越えると、ハイの信号を出力する。コンパレータ134から出力されたハイの信号は、判定部135に入力される。イネーブル信号がオンの時間Tonにおいて起動信号検出部115が動作し、起動信号の無変調キャリアが受信された場合、判定部135は、起動信号を受信したと判断する。
また、起動信号がOOK信号を含む場合、判定部135は、無変調キャリアに続くOOK信号を非同期で取り込み、データを判定する。判定部135による判定の結果、入力された信号が起動信号であると判定された場合、判定部135は、ベースバンド部122にWakeUp信号を入力する。一方、起動信号が無変調キャリアだけの信号である場合、判定部135は、無変調キャリアの取り込みと共にWakeUp信号をベースバンド部122に入力する。
以上、起動信号検出部115の構成について、より詳細に説明した。上記のように、起動信号検出部115を間欠動作させることで消費電力を低減することができる。また、起動信号を受信するまで低速クロックにより動作するため、待ち受け時の携帯端末100における消費電力を大幅に低減することができる。また、人体通信を利用して携帯端末100の通信モードをスリープモードから通常モードへと切り替えるため、ユーザは、通信モードの切り替え時に携帯端末100を操作する必要がない。その結果、ユーザが携帯端末100をポケットなどから取り出す必要がなくなるため、利便性が向上する。
以上、本実施形態に係る携帯端末100の機能構成について説明した。なお、ここまでは人体通信の通信モード(高速クロックによる動作モード、低速クロックによる動作モード)を切り替える構成について説明してきたが、人体通信を利用して無線LANやBTなどの他の通信手段の通信モードを切り替える構成に応用することも可能である。例えば、人体通信により送信された起動信号に応じて、無線LANを提供する手段をスリープモードから通常モードへと切り替える構成に変形することが可能である。
[2−3:起動信号による通信手段の選択方法]
次に、図11を参照しながら、人体通信により送信される起動信号を利用した通信手段の選択方法について説明する。図11は、人体通信により送信される起動信号を利用した通信手段の選択方法について説明するための説明図である。
上記の通り、携帯端末100及び情報処理装置200の構成は、無線LANやBTなどの通信モードを切り替える構成に変形することが可能である。但し、携帯端末100に複数の通信手段(例えば、人体通信、無線LAN、BT、赤外線通信など)が搭載されている場合、起動すべき通信手段を選択する仕組みが必要になる。そこで、本件発明者は、起動信号の中に、起動すべき通信手段の種類を記述して送信する仕組みを考案した。以下、この仕組みを適用した携帯端末100及び情報処理装置200における通信手段の選択処理、及び、当該通信手段の起動処理について説明する。
図11に示すように、まず、情報処理装置200から携帯端末100へと起動信号が送信される(S101)。但し、携帯端末100は、待ち受け状態にあり、所定の通信手段がスリープモードになっているものとする。また、起動信号には、通信モードをスリープモードから通常モードへと切り替える通信手段として、上記所定の通信手段を示す情報(以下、起動種別)が記述されているものとする。情報処理装置200から送信された起動信号は、携帯端末100により受信され、起動信号検出部115に入力される(S102)。起動信号が入力されると、起動信号検出部115は、起動信号に記述された起動種別を読み出し、当該起動種別に基づいて起動すべき通信手段を選択する(S103)。
通信手段を選択した起動信号検出部115は、選択した通信手段に対し、WakeUp信号を入力する(S104)。例えば、起動信号検出部115は、無線LANを提供する手段のベースバンド部にWakeUp信号を入力する。WakeUp信号が入力された通信手段は、通信モードをスリープモードから通常モードへと切り替える。このように、起動信号に起動種別を記述しておくことにより、複数の通信手段を搭載した携帯端末100においても、人体通信を利用した通信モードの切り替え方法を利用して所望の通信手段を起動することが可能になる。
(WakeUp信号の具体例)
ここで、図13を参照しながら、人体通信を用いて無線LANを起動する場合におけるWakeUp信号の具体的な構成について説明を補足する。図13は、人体通信を用いて無線LANを起動する場合におけるWakeUp信号の具体的な構成について説明するための説明図である。
通常、携帯端末100の側において無線LANを起動すると、携帯端末100は、その周囲にある無線LANの基地局に相当するアクセスポイントを検索する。例えば、携帯端末100は、全てのチャンネルについてスキャンを実行し、自身が接続すべきアクセスポイントのIDであるSSID(Service Set Identifier)を検索する。目的のSSIDを持つアクセスポイントが見つかった場合、携帯端末100は、そのアクセスポイントに接続する。
このとき、セキュリティを高めるための暗号化キーが必要になる。この暗号化キーとしては、例えば、WEP Key(Wired Equivalent Privacy)などが用いられる。WEPを利用する場合、送信側と受信側に同一の情報(キー)が設定され、このキーを利用して暗号化/復号が行われる。なお、WEPの場合、キーが固定(64ビット又は128ビット)で脆弱であることから、よりセキュリティの強化された新たな方式も考案されている。
さて、無線LANの接続を早めるためには、接続相手となるアクセスポイントのチャネル番号(CH)、SSID、WEP KEYが必要になる。図13に示したWakeUp信号は、プリアンブルD1(PR)、ユニークワードD2(UW)、データD3(DATA)、巡回冗長検査符号D4(CRC)により構成されている。また、無線LANの接続を早めるため、データD3は、チャネル番号D31、SSIDD32、WEPKEYD33により構成されている。なお、データD3は、巡回冗長検査符号D4により誤り検査される。
携帯端末100の側における無線LANは、図13に例示したWakeUp信号(起動信号)を受信し、そのWakeUp信号が正しいと判断された場合に接続が開始される。このとき、携帯端末100は、受信したWakeUp信号に含まれるチャネル番号、SSID、WEPKEYを用いてアクセスポイントとの間で接続を開始する。このように、WakeUp信号によりチャネル番号、SSDI、WEPKEYが与えられるため、短時間でアクセスポイントと携帯端末100との間の無線LANによる接続が実現される。
以上、本発明の一実施形態について説明した。上記のように、人体通信を利用して情報処理装置200から携帯端末100の通信モードを切り替えることができるようにすることで、携帯端末100に触れずに所望の通信手段を利用可能な状態にすることができる。例えば、ユーザは、ポケットやカバンなどから携帯端末100を取り出して操作せずとも、所望の通信手段を有効な状態に切り替えることが可能になる。その結果、ユーザの利便性が大きく向上する。
<3:ハードウェア構成>
さて、本実施形態に係る携帯端末100が有するアプリケーション部102及び情報処理装置200が有するアプリケーション部202の機能は、例えば、図12に示すハードウェア構成を用いて実現することが可能である。つまり、アプリケーション部102、202の機能は、コンピュータプログラムを用いて図12に示すハードウェアを制御することにより実現される。なお、このハードウェアの形態は任意であり、例えば、パーソナルコンピュータ、携帯電話、PHS、PDA等の携帯情報端末、ゲーム機、又は種々の情報家電がこれに含まれる。但し、上記のPHSは、Personal Handy−phone Systemの略である。また、上記のPDAは、Personal Digital Assistantの略である。
図12に示すように、このハードウェアは、主に、CPU902と、ROM904と、RAM906と、ホストバス908と、ブリッジ910と、を有する。さらに、このハードウェアは、外部バス912と、インターフェース914と、入力部916と、出力部918と、記憶部920と、ドライブ922と、接続ポート924と、通信部926と、を有する。但し、上記のCPUは、Central Processing Unitの略である。また、上記のROMは、Read Only Memoryの略である。そして、上記のRAMは、Random Access Memoryの略である。
CPU902は、例えば、演算処理装置又は制御装置として機能し、ROM904、RAM906、記憶部920、又はリムーバブル記録媒体928に記録された各種プログラムに基づいて各構成要素の動作全般又はその一部を制御する。ROM904は、CPU902に読み込まれるプログラムや演算に用いるデータ等を格納する手段である。RAM906には、例えば、CPU902に読み込まれるプログラムや、そのプログラムを実行する際に適宜変化する各種パラメータ等が一時的又は永続的に格納される。
これらの構成要素は、例えば、高速なデータ伝送が可能なホストバス908を介して相互に接続される。一方、ホストバス908は、例えば、ブリッジ910を介して比較的データ伝送速度が低速な外部バス912に接続される。また、入力部916としては、例えば、マウス、キーボード、タッチパネル、ボタン、スイッチ、及びレバー等が用いられる。さらに、入力部916としては、赤外線やその他の電波を利用して制御信号を送信することが可能なリモートコントローラ(以下、リモコン)が用いられることもある。
出力部918としては、例えば、CRT、LCD、PDP、又はELD等のディスプレイ装置、スピーカ、ヘッドホン等のオーディオ出力装置、プリンタ、携帯電話、又はファクシミリ等、取得した情報を利用者に対して視覚的又は聴覚的に通知することが可能な装置である。但し、上記のCRTは、Cathode Ray Tubeの略である。また、上記のLCDは、Liquid Crystal Displayの略である。そして、上記のPDPは、Plasma DisplayPanelの略である。さらに、上記のELDは、Electro−Luminescence Displayの略である。
記憶部920は、各種のデータを格納するための装置である。記憶部920としては、例えば、ハードディスクドライブ(HDD)等の磁気記憶デバイス、半導体記憶デバイス、光記憶デバイス、又は光磁気記憶デバイス等が用いられる。但し、上記のHDDは、Hard Disk Driveの略である。
ドライブ922は、例えば、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、又は半導体メモリ等のリムーバブル記録媒体928に記録された情報を読み出し、又はリムーバブル記録媒体928に情報を書き込む装置である。リムーバブル記録媒体928は、例えば、DVDメディア、Blu−rayメディア、HD DVDメディア、各種の半導体記憶メディア等である。もちろん、リムーバブル記録媒体928は、例えば、非接触型ICチップを搭載したICカード、又は電子機器等であってもよい。但し、上記のICは、Integrated Circuitの略である。
接続ポート924は、例えば、USBポート、IEEE1394ポート、SCSI、RS−232Cポート、又は光オーディオ端子等のような外部接続機器930を接続するためのポートである。外部接続機器930は、例えば、プリンタ、携帯音楽プレーヤ、デジタルカメラ、デジタルビデオカメラ、又はICレコーダ等である。但し、上記のUSBは、Universal Serial Busの略である。また、上記のSCSIは、Small Computer System Interfaceの略である。
通信部926は、ネットワーク932に接続するための通信デバイスであり、例えば、有線又は無線LAN、Bluetooth(登録商標)、又はWUSB用の通信カード、光通信用のルータ、ADSL用のルータ、又は各種通信用のモデム等である。また、通信部926に接続されるネットワーク932は、有線又は無線により接続されたネットワークにより構成され、例えば、インターネット、家庭内LAN、赤外線通信、可視光通信、放送、又は衛星通信等である。但し、上記のLANは、Local Area Networkの略である。また、上記のWUSBは、Wireless USBの略である。そして、上記のADSLは、Asymmetric Digital Subscriber Lineの略である。
<4:まとめ>
最後に、本発明の実施形態に係る技術内容について簡単に纏める。ここで述べる技術内容は、例えば、PC、携帯電話、携帯ゲーム機、携帯情報端末、情報家電、カーナビゲーションシステム等、種々の情報処理装置に対して適用することができる。
上記の情報処理装置の機能構成は次のように表現することができる。当該情報処理装置は、次のような第1の通信部と、第2の通信部と、切替信号検出部と、切替制御部とを有する。上記第1の通信部は、人体に接触又は近接された信号電極から電圧を印加し、人体表面に近傍電界を生成し送信する第1の通信方式で通信する手段である。また、上記第2の通信部は、前記第1の通信方式とは異なる第2の通信方式で通信する手段である。
また、上記の切替信号検出部は、前記第1の通信部により間欠受信される信号の中から、前記第2の通信部を省電力モードから通常モードへと切り替えるためのモード切替信号を検出する手段である。そして、上記の切替制御部は、前記切替信号検出部によりモード切替信号が検出された場合に、前記第2の通信部を省電力モードから通常モードへと切り替える手段である。
このように、第1の通信方式(人体通信)を利用して第2の通信部を省電力モードから通常モードへと切り替えることが可能になることで、自装置をユーザが操作せずに、第2の通信方式に基づく通信を実現することが可能になる。
(備考)
上記の携帯端末100、情報処理装置200は、通信装置の一例である。上記の人体通信部114、214及び無線LANやBTなどを提供する手段は、第2の通信部、第3の通信部の一例である。上記の起動信号検出部115は、第1の通信部、切替信号検出部の一例である。上記の起動信号は、モード切替信号の一例である。上記の起動信号検出部115、ベースバンド部122は、切替制御部の一例である。上記の起動種別は、種別情報の一例である。上記のOOK信号は、変調キャリアの一例である。上記のアプリケーション部102、202は、演算処理部の一例である。上記の起動信号送信部215は、第1の通信部、切替信号送信部の一例である。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
10 人体
11、12、13 容量
14 大地
15 近傍界
100 携帯端末
101 人体通信ブロック
102 アプリケーション部
111 信号電極
112 グランド電極
113 分配器
114 人体通信部
115 起動信号検出部
116 バンドパスフィルタ
117 低速クロック生成器
118 高速クロック生成器
119 振動部
121 送受信部
122 ベースバンド部
123 インターフェース部
131 ログアンプ
132 抵抗
133 コンデンサ
134 コンパレータ
135 判定部
136 タイミング生成部
200 情報処理装置
201 人体通信ブロック
202 アプリケーション部
211 信号電極
212 グランド電極
213 分配器
214 人体通信部
215 起動信号送信部
221 送受信部
222 ベースバンド部
223 インターフェース部
230 マウス
231 タッチパッド
P 画像

Claims (16)

  1. 人体に接触又は近接された信号電極から電圧を印加し、人体表面に近傍電界を生成し送信する通信方式で通信する第1の通信部と、
    前記第1の通信部とは異なる第2の通信部と、
    前記第1の通信部により間欠受信される信号の中から、前記第2の通信部を省電力モードから通常モードへと切り替えるためのモード切替信号を検出する切替信号検出部と、
    前記切替信号検出部によりモード切替信号が検出された場合に、前記第2の通信部を省電力モードから通常モードへと切り替える切替制御部と、
    を備える、
    通信装置。
  2. 前記第1及び第2の通信部とは異なる第3の通信部をさらに備え、
    前記モード切替信号は、省電力モードから通常モードへと切り替える対象として前記第2の通信部を選択させるための方式情報を含み、
    前記切替制御部は、前記切替信号検出部により検出されたモード切替信号に含まれる種別情報に基づいて前記第2の通信部を選択し、前記第2の通信部を省電力モードから通常モードへと切り替える、
    請求項1に記載の通信装置。
  3. 前記モード切替信号は、無変調キャリアである、
    請求項1又は2に記載の通信装置。
  4. 前記モード切替信号は、無変調キャリアと変調キャリアとの組み合わせである、
    請求項1又は2に記載の通信装置。
  5. 送信データを生成する演算処理部をさらに備え、
    前記第2の通信部は、前記切替信号検出部により省電力モードから通常モードへと切り替えられた後で、前記演算処理部により生成された送信データを送信する、
    請求項1に記載の通信装置。
  6. 電圧が印加される信号電極と、
    人体に接触又は近接された前記信号電極に電圧を印加し、人体表面に近傍電界を生成し送信する通信方式で通信する第1の通信部と、
    前記第1の通信部とは異なる第2の通信部と、
    前記第1の通信部により、前記第2の通信部に対応する相手装置の通信手段を省電力モードから通常モードへと切り替えさせるモード切替信号を送信する切替信号送信部と、
    を備える、
    通信装置。
  7. 前記モード切替信号は、省電力モードから通常モードへと切り替える対象として前記第2の通信部に対応する相手装置の通信手段を選択させるための種別情報を含む、
    請求項6に記載の通信装置。
  8. 前記モード切替信号は、無変調キャリアである、
    請求項6又は7に記載の通信装置。
  9. 前記モード切替信号は、無変調キャリアと変調キャリアとの組み合わせである、
    請求項6又は7に記載の通信装置。
  10. 送信データを生成する演算処理部をさらに備え、
    前記第2の通信部は、前記切替信号送信部により送信されたモード切替信号に応じて相手装置の通信手段が省電力モードから通常モードへと切り替えられた後で、前記演算処理部により生成された送信データを送信する、
    請求項6に記載の通信装置。
  11. ユーザが身体の一部を接触して情報を入力するためのタッチパッドをさらに備え、
    前記信号電極は、前記タッチパッドの近傍に配置される、
    請求項10に記載の通信装置。
  12. 有線又は無線で接続されたマウスをさらに備え、
    少なくとも前記信号電極は、前記マウスに設けられる、
    請求項10に記載の通信装置。
  13. 前記第2の通信部は、無線LAN機能を提供する無線通信部であり、
    前記モード切替信号には、アクセスポイントに接続するためのチャネル番号、当該アクセルポイントの識別情報、暗号化に利用するキー情報が含まれている、
    請求項1又は6に記載の通信装置。
  14. 人体に接触又は近接された信号電極から電圧を印加し、人体表面に近傍電界を生成し送信する通信方式で通信する第1の通信部と、
    前記第1の通信部とは異なる第2の通信部と、
    前記第1の通信部により間欠受信される信号の中から、前記第2の通信部を省電力モードから通常モードへと切り替えるためのモード切替信号を検出する切替信号検出部と、
    前記切替信号検出部によりモード切替信号が検出された場合に、前記第2の通信部を省電力モードから通常モードへと切り替える切替制御部と、
    を有する、第1の通信装置と、
    前記第1の通信部と同じ通信方式で通信する第3の通信部と、
    前記第3の通信部とは異なる第4の通信部と、
    前記第3の通信部により、前記第1の通信装置が有する第2の通信部を省電力モードから通常モードへと切り替えさせるモード切替信号を送信する切替信号送信部と、
    を有する、第2の通信装置と、
    を含む、
    通信システム。
  15. 人体に接触又は近接された信号電極から電圧を印加し、人体表面に近傍電界を生成し送信する通信方式で通信する第1の通信部と、前記第1の通信部とは異なる第2の通信部と、を有する通信装置が、
    前記第1の通信部により間欠受信される信号の中から、前記第2の通信部を省電力モードから通常モードへと切り替えるためのモード切替信号を検出する切替信号検出ステップと、
    前記切替信号検出ステップでモード切替信号が検出された場合に、前記第2の通信部を省電力モードから通常モードへと切り替える切替制御ステップと、
    を含む、
    モード切替方法。
  16. 人体に接触又は近接された信号電極から電圧を印加し、人体表面に近傍電界を生成し送信する通信方式で通信する第1の通信機能と、
    前記第1の通信部とは異なる第2の通信機能と、
    前記第1の通信機能により間欠受信される信号の中から、前記第2の通信機能が有する通信モードを省電力モードから通常モードへと切り替えるためのモード切替信号を検出する切替信号検出機能と、
    前記切替信号検出機能によりモード切替信号が検出された場合に、前記第2の通信機能が有する通信モードを省電力モードから通常モードへと切り替える切替制御機能と、
    をコンピュータに実現させるためのプログラム。
JP2010131344A 2010-06-08 2010-06-08 通信装置、通信システム、モード切替方法、及びプログラム Withdrawn JP2011259172A (ja)

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