JP2007288493A - 情報記録システム、情報記録装置、情報提供装置および撮像装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】不特定多数のユーザが使用する機器から、ユーザごとに個別に、簡便に情報を収集・記録する。
【解決手段】ユーザは、展示された複数のカメラ100のうち、所望のカメラ100の性能を実際に撮影を行うことで確かめる。例えばユーザ2−1が、あるカメラ100−A、100−B・・の画像の写り具合を、実際に画像データを入手することで確かめたければ、カメラ100−A、100−B・・の下に行き、カメラ100−A、100−B・・をそれぞれ操作して画像取得動作を行う。この際、カメラ100−A、100−B・・はそれぞれ、取得した画像データを、人体通信電極144に触れたユーザ2−1の人体を介して情報記録装置300−1に送る。情報記録装置300−1は、人体通信電極300aに触れたユーザ2−1の人体を介して、カメラ100から受信した画像データをメモリカード200−1に記録する。
【選択図】 図4
【解決手段】ユーザは、展示された複数のカメラ100のうち、所望のカメラ100の性能を実際に撮影を行うことで確かめる。例えばユーザ2−1が、あるカメラ100−A、100−B・・の画像の写り具合を、実際に画像データを入手することで確かめたければ、カメラ100−A、100−B・・の下に行き、カメラ100−A、100−B・・をそれぞれ操作して画像取得動作を行う。この際、カメラ100−A、100−B・・はそれぞれ、取得した画像データを、人体通信電極144に触れたユーザ2−1の人体を介して情報記録装置300−1に送る。情報記録装置300−1は、人体通信電極300aに触れたユーザ2−1の人体を介して、カメラ100から受信した画像データをメモリカード200−1に記録する。
【選択図】 図4
Description
本発明は人体通信によって情報を収集・記録するシステムに関する。
従来の撮像装置によって取得した画像は、撮像装置に装着されたリムーバブルメディアその他の単一の記録媒体に、撮影者の別なく混在して記録されるのが通常である。特許文献1〜3はその一例を示す。
また、特定の人物の情報を収集する技術としては、入場許可証に情報を記憶させておき、これを情報登録装置に挿入して読み取らせることで情報を収集する技術が存在する。特許文献4はその一例を示す。
特開2004−260800号公報
特開2004−130771号公報
特開2005−203964号公報
特開2004−348696号公報
ある1つの撮像装置を複数の撮影者が使用する場合、それに装着された記録媒体に画像が記録されると、撮影者の別なく画像が混在して記録されてしまい、セキュリティやプライバシーの点で問題がある。特許文献3のようにセキュリティ情報を付加しても、データを見られる者と見られない者を分けるだけであり、他人の撮影した画像を見るという問題は依然として残る。特許文献4では、入場者がいちいち入場許可証を情報登録装置に挿入する必要があり、面倒である。
本発明はこのような問題点に鑑みてなされたもので、不特定多数のユーザが使用する機器から、ユーザごとに個別に、簡便に情報を収集・記録することを目的とする。
本発明に係る情報記録システムは、撮影レンズによって結像した被写体像を撮像素子により光電変換することで画像を取得する撮像部、導電性の第1の接触部、および撮像部の取得した画像その他の情報を撮影者の人体を導通可能な微弱な電気信号に変調して第1の接触部から送信する第1の通信部を備える撮像装置と、導電性の第2の接触部、第2の接触部から電気信号を受信して撮像部の取得した画像その他の情報に復調する第2の通信部、および第2の通信部の復調した画像その他の情報を可搬性の記録媒体に記録する記録部を備える情報記録装置と、を備える。
この発明によると、撮影者の人体を介して撮像装置側の第1の接触部と情報記録装置側の第2の接触部とが接続された場合に限って撮像装置からの画像などの情報が情報記録装置に到達し、記録される。すなわち、撮像装置を触って操作するユーザは、その撮像装置で自分が撮った画像を、自分の触れている情報記録装置の記録媒体に取り込める。各ユーザの撮った画像が各ユーザの管理する記録媒体のみに記録され、自分の撮った画像が他人の記録媒体に混入して閲覧される可能性はほとんどない。
第1の接触部は、撮像装置に設けられたレリーズスイッチ、グリップ部、指載置部その他撮像部による画像の取得時において人体の接触する位置に配置されていることが好ましい。
すなわち、画像の取得時に必然的に人体が接触する位置に第1の接触部を設ければ、撮影者の人体を介して、撮影者の管理する記録媒体のみに画像が記録される蓋然性が増す。また、画像の人体通信のために特別の位置を触れる必要がない。
情報記録装置は、第2の通信部および記録部が一体形成されたカード型の基板、およびカード型の基板を収納して第2の接触部と第2の通信部とを接続するホルダ部をさらに備えてもよい。
こうすると、カード型の基板を、持ち運び可能な入場許可証などに兼用することも可能である。
第2の接触部は、ネックストラップ、バッジ、ステッカー、腕輪その他人体に係留可能もしくは装着可能に構成されていることが好ましい。
第2の接触部を人体に係留もしくは装着しておけば、通信の度に第2の接触部に人体を接触させる動作が不要であり、情報記録装置の持ち運びも楽である。
本発明に係る情報記録システムは、所定の会場における設置物の近傍に設置された導電性の第1の接触部、設置物に関する情報である設置物情報を格納する情報格納部、および情報格納部に格納されている設置物情報を会場の入場者の人体を導通可能な微弱な電気信号に変調して第1接触部から送信する第1の通信部を備える情報提供装置と、導電性の第2の接触部、第2の接触部から電気信号を受信して設置物情報に復調する第2の通信部、および第2の通信部の復調した設置物情報を可搬性の記録媒体に記録する記録部を備える情報記録装置と、を備える。
この発明によると、入場者の人体を介して情報提供装置側の第1の接触部と情報記録装置側の第2の接触部とが接続された場合に限って情報提供装置からの設置物情報が情報記録装置に到達し、記録される。すなわち、展示会場の展示品などの設置物のうち、ユーザが興味のある設置物の情報を収集したい場合、その設置物の近傍に設置された第1の接触部に触れれば、それだけでユーザ所望の情報を自分の管理する記録媒体に取り込める。
情報記録装置は、第2の通信部および記録部が一体形成されたカード型の基板、およびカード型の基板を収納して第2の接触部と第2の通信部とを接続するホルダ部をさらに備えることが好ましい。
第2の接触部は、ネックストラップ、バッジ、ステッカー、腕輪その他人体に係留可能もしくは装着可能に構成されていることが好ましい。
本発明に係る情報記録システムは、導電性の第1の接触部、所定の会場の入場者に関する情報である入場者情報を格納する情報格納部、および情報格納部に格納されている入場者情報を入場者の人体を導通可能な微弱な電気信号に変調して送信する第1の通信部を備える情報提供装置と、所定の会場における設置物の近傍に設置された導電性の第2の接触部、第2の接触部から電気信号を受信して入場者情報に復調する第2の通信部、および第2の通信部の復調した入場者情報を所定の記録媒体に記録する記録部を備える情報記録装置と、を備える。
この発明によると、所定の会場における設置物(集合物、無体物でも可)の近傍に第1の接触部が設置されており、特定の設置物に興味を持った入場者がその設置物の近傍の第1の接触部に触れると、その入場者の情報提供装置から、入場者に関する情報が入場者の人体を介して情報記録装置に送信されて記録される。
会場の運営者からすれば、会場の特定の設置物に対する入場者の興味や反応を、その設置物近傍の第1の接触部に触れた入場者の人体を介して受信した入場者情報によって分析でき、情報収集が容易かつ効率的である。入場者からすれば、設置物近傍の第1の接触部に触れれば情報収集が終わるから、アンケート用紙への情報の記入やカード読み取りなどの特別な動作をする必要がない。
情報提供装置は、第1の通信部および情報格納部が一体形成されたカード型の基板、およびカード型の基板を収納して第1の接触部と第1の通信部とを接続するホルダ部をさらに備えることが好ましい。
第1の接触部は、ネックストラップ、バッジ、ステッカー、腕輪その他人体に係留可能もしくは装着可能に構成されていることが好ましい。
本発明に係る情報記録装置は、導電性の接触部、接触部から人体を導通可能な微弱な電気信号を受信して画像その他の情報に復調する通信部、および通信部の復調した画像その他の情報を可搬性の記録媒体に記録する記録部、通信部および記録部が一体形成されたカード型の基板、およびカード型の基板を収納して接触部と通信部とを接続するホルダ部を備え、接触部は、ネックストラップ、バッジ、ステッカー、腕輪その他人体に係留可能もしくは装着可能に構成されている。
こうすると、単に情報記録装置を人体に係留または装着するだけで人体を接触部に接触させることができ、それ以外には特別な動作の必要なく人体通信による情報収集を行うことが可能である。また、持ち運びも容易であり、持ち運び可能な入場許可証などと兼用できる。
本発明に係る情報提供装置は、導電性の接触部、所定の会場の入場者に関する情報である入場者情報を格納する情報格納部、および情報格納部に格納されている入場者情報を入場者の人体を導通可能な微弱な電気信号に変調して接触部から送信する通信部、通信部および情報格納部が一体形成されたカード型の基板、およびカード型の基板を収納して接触部と通信部とを接続するホルダ部を備え、接触部は、ネックストラップ、バッジ、ステッカー、腕輪その他人体に係留可能もしくは装着可能に構成されている。
こうすると、単に情報提供装置を人体に係留または装着するだけで人体を接触部に接触させることができ、それ以外には特別な動作なく人体通信による情報提供を行うことが可能である。また、持ち運びも容易であり、持ち運び可能な入場許可証などと兼用できる。
本発明に係る撮像装置は、撮影レンズによって結像した被写体像を撮像素子により光電変換することで画像を取得する撮像部、導電性の接触部、および撮像部の取得した画像その他の情報を撮影者の人体を導通可能な微弱な電気信号に変調して接触部から送信する通信部を備え、接触部は、レリーズスイッチ、グリップ部、指載置部その他撮像部による画像の取得時において撮影者の人体の接触する位置に配置されている。
このように、画像の取得時に必然的に人体が接触する位置に接触部を設ければ、撮影者の人体を介して、撮影者の管理する記録媒体のみに画像が記録される蓋然性が増す。また、画像の人体通信のために、特別の位置を触れる必要がない。
この発明によると、人体を介して撮像装置側の第1の接触部と情報記録装置側の第2の接触部とが接続された場合に限って撮像装置からの画像などの情報が情報記録装置に到達し、記録される。すなわち、撮像装置を触って操作するユーザは、その撮像装置で自分が撮った画像を、自分の触れている情報記録装置の記録媒体に取り込める。各ユーザの撮った画像が各ユーザの管理する記録媒体のみに記録され、自分の撮った画像が他人の記録媒体に混入して閲覧される可能性はほとんどない。
以下、添付した図面を参照し本発明の好ましい実施の形態を説明する。
<第1実施形態>
図1は本発明の好ましい第1の実施形態に係る情報記録システム400の概略構成図である。この情報記録システム400は、撮影装置(以下カメラと略す)100と情報記録装置300とを備える。
図1は本発明の好ましい第1の実施形態に係る情報記録システム400の概略構成図である。この情報記録システム400は、撮影装置(以下カメラと略す)100と情報記録装置300とを備える。
情報記録装置300は、人体通信電極300a、記録部300b、カードホルダー300cを備える。人体通信電極300aは、ネックストラップ、バッジ、ステッカー、腕輪その他人体2に係留または装着可能な形態に構成されている。カードホルダー300cは、人体通信電極300aを係留するとともに、記録部300bを収納して人体通信電極300aと記録部300bとを電気的に接続する。
カメラ100には、ストラップ型の人体通信電極144が設けられている。人体通信電極300aが人体2の一部である首に係留されるなどして人体2に装着され、かつ人体通信電極144がユーザの手その他の人体2に触れることで、情報記録装置300とカメラ100とが人体2を介して電気的に接続し、通信可能となる。
なお、図示の情報記録装置300や人体通信電極144の形態は、あくまで一例であり、これに限る必然性はない。
カメラ100には人体2の人体通信電極144への接触を静電容量の変化などで検知するタッチセンサを設けてもよい。情報記録装置300には人体通信電極300aへの接触を静電容量の変化などで検知するタッチセンサを設けてもよい。
送信側となるカメラ100(送信側は情報記録装置300も可)は、画像データその他の情報を、数百マイクロアンペア程度の微弱電流として数十kHz〜数百kHzに変調し、人体通信電極144に接触した人体2を介して受信側に送信する。受信側となる情報記録装置300(受信側はカメラ100も可)は、人体通信電極300aに接触した人体2を介して微弱電流を受信し、これを情報に復調する。これにより、カメラ100と情報記録装置300との間で数十kbpsでのデータ通信が可能であり、例えば128ビットの情報を数十ミリ秒で送信することができる。この通信の状態は、人体2と人体通信電極144および人体通信電極300aおよびの接触状態に左右されるので、数回から数十回重複して情報を送信することが望ましい。
図2は記録部300bの正面図である。記録部300bは、可搬性のメモリカード200(ただしリムーバブルメディアでなく内蔵メモリと置換してもよい)を収容するカード収容部300b−3、カード収容部300b−3に収納されたメモリカード200と接触して導通する電極であるカードコネクタ300b−1、カードコネクタ300b−1を経由したメモリカード200へのデータ書き込みやメモリカード200からのデータ読み込みを行うインターフェースや人体2を介してデータを送受信する回路が一体に形成されたプリント基板300b−2を備えている。
プリント基板300b−2は持ち運びに好適なカード型の形状およびサイズで構成されており、表面には「入場許可証」その他入場を許可したことを証する文言を印刷することで、展示会場、アミューズメントパーク、パーティ会場などへの入場の許可証を兼ねることができる。プリント基板300b−2には、内蔵メモリへのデータ書き込み/読出しを司るインターフェースを設けてもよい。また、プリント基板300b−2には、人体通信電極300aに人体2が接触したことを静電容量の変化などで検知するタッチセンサを設けてもよい。
図3はカメラ100のブロック図である。カメラ100にはユーザがこのカメラ100を使用するときに種々の操作を行なうための操作部120が設けられている。この操作部120には、カメラ100を作動させるための電源投入用の電源スイッチ121、オート撮影やマニュアル撮影等を選択するためのモードダイヤル123、各種のメニューの設定や選択あるいはズームを行なうための十字キー124、閃光発光用スイッチ125、および十字キー124で選択されたメニューの実行やキャンセル等を行なうための情報位置指定キー126が備えられている。
また、カメラ100には、撮影画像や再生画像等を表示するための画像表示LCD102と、操作の手助けを行なうための操作LCD表示103が備えられている。
このカメラ100にはレリーズスイッチ104が配備されている。このレリーズスイッチ104によって撮影の開始指示がメインCPU20へと伝えられる。このカメラ100では所定のメニュー画面によって撮影と再生との切り替えが自在になっている。また、カメラ100には、閃光を発光するストロボ105aを有する閃光発光装置が配備されている。
また、カメラ100には、撮影レンズ101と、絞り131と、それら撮影レンズ101および絞り131を経由して結像された被写体像をアナログの画像信号に変換する撮像素子であるCCDセンサ132(以下CCD132と略記する)とが備えられている。CCD132は、CCD132に照射された被写体光により発生した電荷を可変の電荷蓄積時間(露光期間)の間蓄積することにより画像信号を生成するものである。CCD132からは、CG部136から出力される垂直同期信号VDに同期したタイミングでフレーム毎の画像信号が順次出力される。
撮像素子にCCD132を用いた場合には、色偽信号やモアレ縞等の発生を防止するために、入射光内の不要な高周波成分を除去する光学的ローパスフィルタ132aが配設されている。また、入射光内の赤外線を吸収若しくは反射して、長波長域で感度が高いCCDセンサ132固有の感度特性を補正する赤外カットフィルタ132bが配設されている。光学的ローパスフィルタ132a及び赤外カットフィルタ132bの具体的な配設の態様は特に限定されない。
また、カメラ100には、CCDセンサ132からのアナログ画像信号が表わす被写体像のホワイトバランスを合わせるとともにその被写体像の階調特性における直線の傾き(γ)を調整し、さらにアナログ画像信号を増幅する増幅率可変の増幅器を含む白バランス・γ処理部133が備えられている。
さらに、カメラ100には、白バランス・γ処理部133からのアナログ信号をディジタルのR,G,B画像データにA/D変換するA/D変換部134と、そのA/D変換部134からのR,G,B画像データを格納するバッファメモリ135が備えられている。
A/D変換部134によって得られたR,G,B画像データは、AF検出部150にも入力される。AF検出部150は、R,G,B画像データを1画面の所定の分割エリア毎にかつ同じ色成分毎に積算平均し、さらにフレームごとに、全エリアのR,G,B画像データの積算平均値Ir,Ig,Ibを算出する。この積算平均値Ir,Ig,IbをR,G,Bの可視光の受光量とする。
ただし、R,G,Bの可視光の受光量Ir,Ig,Ibは、R、G、Bの可視光にそれぞれ感度を有するCCD132以外の受光センサ(図示せず)によって検出することも可能である。
また、カメラ100には、CG(クロックジェネレータ)部136と、測光・測距用CPU137と、充電・発光制御部138と、通信制御部139と、YC処理部140と、電源電池68とが備えられている。
CG部136は、CCDセンサ132を駆動するための垂直同期信号VD、高速掃き出しパルスPを含む駆動信号、白バランス・γ処理部133、A/D変換部134を制御する制御信号、および通信制御部139を制御する制御信号を出力する。また、このCG部136には、測光・測距用CPU137からの制御信号が入力される。
測光・測距用CPU137は、ズーム用モータ110、フォーカス用モータ111、絞り調整を行う絞り用モータ112を制御してズームレンズ101a、フォーカスレンズ101b、絞り131をそれぞれ駆動することにより測距を行ない、CG部136および充電・発光制御部138を制御する。ズーム用モータ110、フォーカス用モータ111、絞り用モータ112の駆動は、モータドライバ62によって制御され、モータドライバ62の制御コマンドは、測光・測距用CPU137あるいはメインCPU20から送られる。
なお、ズームレンズ101a、フォーカスレンズ101b、絞り131の駆動源は、ズーム用モータ110、フォーカス用モータ111、絞り用モータ112のような各種モータに限定する必然性はなく、アクチュエータなどであってもよい。
測光・測距用CPU137は、レリーズスイッチ104が半押し(S1オン)されると、CCD132によって周期的(1/30秒から1/60秒ごと)に得られる画像データに基づいて被写体の明るさの測光(EV値の算出)を行う。
即ち、AE演算部151は、A/D変換部134から出力されたR、G、Bの画像信号を積算し、その積算値を測光・測距用CPU137に提供する。測光・測距用CPU137は、AE演算部151から入力する積算値に基づいて被写体の平均的な明るさ(被写体輝度)を検出し、撮影に適した露出値(EV値)を算出する。
そして、測光・測距用CPU137は、得られたEV値に基づいて絞り131の絞り値(F値)及びCCD132の電子シャッタ(シャッタスピード)を含む露出値を所定のプログラム線図にしたがって決定する(AE動作)。
レリーズスイッチ104が全押し(S2オン)されると、測光・測距用CPU137は、その決定した絞り値に基づいて絞り131を駆動し、絞り131の開口径を制御するとともに、決定したシャッタスピードに基づき、CG136を介してCCD132での電荷蓄積時間を制御する。
AE動作は、絞り優先AE、シャッタ速度優先AE、プログラムAEなどがあるが、いずれにおいても、被写体輝度を測定し、この被写体輝度の測光値に基づいて決められた露出値、すなわち絞り値とシャッタスピードとの組み合わせで撮影を行うことにより、適正な露光量で撮像されるように制御しており、面倒な露出決定の手間を省くことができる。
AF検出部150は、測光・測距用CPU137により選定された検出範囲に対応する画像データをA/D変換部134から抽出する。焦点位置を検出する方法は、合焦位置で画像データの高周波成分が最大振幅になるという特徴を利用して行う。AF検出部150は、抽出された画像データの高周波成分を1フィールド期間積分することにより、振幅値を算出する。AF検出部150は、測光・測距用CPU137がフォーカス用モータ111を駆動制御してフォーカスレンズ101bを可動範囲内、即ち無限遠側の端点(INF点)から至近側の端点(NEAR点)の間で移動させている間に順次振幅値の計算を実行し、最大振幅を検出した時に検出値を測光・測距用CPU137に送信する。
測光・測距用CPU137は、この検出値を取得して対応する合焦位置に、フォーカスレンズ101bを移動させるようにフォーカス用モータ111に指令を出す。フォーカス用モータ111は、測光・測距用CPU137の指令に応じてフォーカスレンズ101bを合焦位置に移動させる(AF動作)。
測光・測距用CPU137は、メインCPU20とのCPU間通信によってレリーズスイッチ104と接続されており、ユーザによりレリーズスイッチ104が半押しされた時に、この合焦位置の検出が行われる。また、測光・測距用CPU137には、ズーム用モータ110が接続されており、メインCPU20が、ズームスイッチ127によってユーザからのTELE方向又はWIDE方向へのズームの指令を取得した場合に、ズーム用モータ110を駆動させることにより、ズームレンズ101aをWIDE端とTELE端との間で移動させる。
充電・発光制御部138は,ストロボ105aを発光させるために電源電池68からの電力の供給を受けて図示しない閃光発光用のコンデンサを充電したり、そのストロボ105aの発光を制御する。
充電・発光制御部138は,電源電池68の充電開始、レリーズスイッチ104の半押し・全押し操作信号等の各種の信号や、発光量、発光タイミングを示す信号をメインCPU20や測光・測距用CPU137から取り込んだことに応じ、セルフタイマランプ105cやAF補助光ランプ105bへの電流供給制御を行い、所望の発光量が所望のタイミングで得られるように制御する。
なお、セルフタイマランプ105cはLEDで構成してもよく、AF補助光ランプ105bを構成するLEDと共通にしてもよい。
メインCPU20には、セルフタイマ回路83が接続されている。メインCPU20は、セルフ撮影モードが設定されている場合、レリーズスイッチ104の全押し信号に基づいて計時を行なう。この計時中に、メインCPU20は測光・測距用CPU137を介し、残り時間に合わせて点滅速度をだんだんと早めながら、セルフタイマランプ105cを点滅させる。セルフタイマ回路83は、計時完了後に計時完了信号をメインCPU20に入力する。メインCPU20は、計時完了信号に基づいて、CCD132にシャッタ動作を実施させる。
通信制御部139には、通信ポート107が備えられており、この通信制御部139は、カメラ100により撮影された被写体の画像信号をUSB端子が備えられたパーソナルコンピュータ等の外部装置に出力し、およびこのような外部装置からカメラ100に画像信号を入力することにより、その外部装置との間のデータ通信を担うものである。また、このカメラ100は、ロール状の写真フイルムに写真撮影を行なう通常のカメラが有するISO感度80,100,200,400,1600等に切り替える機能を模擬した機能を有し、ISO感度400以上に切り替えられた場合、白バランス・γ処理部133の増幅器の増幅率が所定の増幅率を越えた高増幅率に設定された高感度モードとなる。通信制御部139は、高感度モードでの撮影中は、外部装置との通信を停止する。
また、カメラ100には、圧縮・伸長&ID抽出部143と、人体通信電極144が備えられている。圧縮・伸長&ID抽出部143は、バッファメモリ135に格納された画像データを、バスライン142を介して読み出して圧縮し、人体2を導通する微弱電気信号に変調した上、人体通信電極144を経由して情報記録装置300に送る。
情報記録装置300は、人体2を介してカメラ100から受信した電気信号を画像データに復調し、メモリカード200に格納する。ただし情報記録装置300やメモリカード200は、カメラ100の内蔵回路ではない。
圧縮・伸長&ID抽出部143の圧縮した画像データは、カメラ100に内蔵のフラッシュメモリ152に格納してもよいが、不特定多数の撮影者が撮影した画像データを混在させないため、画像データはメモリカード200のみに格納されるものとする。メモリカード200はスマートメディア、コンパクトフラッシュその他の可搬性の記録媒体と置換されてもよい。
圧縮・伸長&ID抽出部143は、メモリカード200に格納された画像データの読み出しも可能であり、その際はメモリカード200固有の識別番号(ID)を抽出し、そのメモリカード200に格納された画像データを読み出して伸長し、バッファメモリ135に格納する。
また、カメラ100には、メインCPU20と、EEPROM146と、YC/RGB変換部147と、表示用ドライバ148とが備えられている。メインCPU20は、このカメラ100全体の制御を行なう。EEPROM146には、このカメラ100固有の固体データやプログラム等が格納されている。YC/RGB変換部147は、YC処理部140で生成されたカラー映像信号YCを3色のRGB信号に変換して表示用のドライバ148を経由して画像表示LCD102に出力する。
また、カメラ100は、AC電源から電力を得るためのACアダプタ48と電源電池68とが着脱可能な構成となっている。電源電池68は充電可能な二次電池、例えばニカド電池、ニッケル水素電池、リチウムイオン電池で構成される。電源電池68は使い切り型の一次電池、例えばリチウム電池、アルカリ電池で構成してもよい。電源電池68は図示しない電池収納室に装填することにより、カメラ100の各回路と電気的に接続される。
ACアダプタ48がカメラ100に装填されAC電源からACアダプタ48を介してカメラ100に電力が供給される場合には、電源電池68が電池収納室に装填されている場合であっても、優先的に当該ACアダプタ48から出力された電力がカメラ100の各部に駆動用の電力として供給される。また、ACアダプタ48が装填されておらず、かつ電源電池68が電池収納室に装填されている場合には、当該電源電池68から出力された電力がカメラ100の各部に駆動用の電力として供給される。
なお、図示しないが、カメラ100には、電池収納室内に収納される電源電池68とは別にバックアップ電池が設けられている。内蔵バックアップ電池には例えば専用の二次電池が用いられ、電源電池68によって充電される。バックアップ電池は、電源電池68の交換や取り外し等、電源電池68が電池収納室に装填されていない場合、カメラ100の基本機能に給電する。
即ち、電源電池68又はACアダプタ48からの電源供給が停止すると、バックアップ電池がスイッチング回路(図示せず)によってRTC15等に接続され、これらの回路に給電する。これにより、バックアップ電池が寿命に達しない限り、RTC15等の基本機能には、電源供給が間断なく継続する。
RTC(Real Time Clock)15は計時専用のチップであり、電源電池68やACアダプタ48からの給電がオフされていてもバックアップ電池から電源供給を受けて継続的に動作する。
画像表示LCD102には透過型又は半透過型の液晶パネル71を背面側から照明するバックライト70が配設されており、省電力モードの場合には、メインCPU20によりそのバックライト70の明るさ(輝度)がバックライトドライバ72を介して制御され、バックライト70の消費電力が低減されるようになっている。また、省電力モードは、操作部120の情報位置指定キー126を押して画像表示LCD102にメニュー画面を表示させ、そのメニュー画面で所定の操作を行うことによってオン/オフを設定することができるようになっている。
メニューにより「再生」が選択されると、メモリカード200に記録されている最終の画像ファイル(最後に記録されたファイル)の圧縮データが読み出される。最後の記録に係るファイルが静止画ファイルの場合、この読み出された画像圧縮データは、圧縮・伸長&ID抽出部143を介して非圧縮のYC信号に伸長され、バッファメモリ135に保存される。バッファメモリ135に保存されたYC信号は、YC/RGB変換部147に加えられる。YC/RGB変換部147は、入力するYC信号からNTSC方式のカラー複合映像信号を作成し、これを表示用ドライバ148を経由して画像表示LCD102に出力する。これにより、液晶パネル71にはメモリカード200に記録されている最終コマのコマ画像が表示される。
その後、十字キー124の右キー(順コマ送りスイッチ)が押されると、順方向にコマ送りされ、左キー(逆コマ送りスイッチ)が押されると、逆方向にコマ送りされる。そして、コマ送りされたコマ位置の画像ファイルがメモリカード200から読み出され、上記と同様にしてコマ画像が液晶パネル71で再生される。尚、最終コマのコマ画像が表示されている状態で順方向にコマ送りされると、メモリカード200に記録されている1コマ目の画像ファイルが読み出され、1コマ目のコマ画像が液晶パネル71で再生される。
なお、メインCPU20、十字キー124、圧縮・伸長&ID抽出部143、バッファメモリ135、YC/RGB変換部147、画像表示LCD102を情報記録装置300に設け、情報記録装置300で画像を再生できるようにしてもよい。
図4は情報記録システム400の利用例を示す。
まず、展示会を利用しようとする不特定のユーザ2−1、2−2・・の各々に対し、主催者側が入場許可証として情報記録装置300−1、300−2・・を配布する。情報記録装置300−1、300−2・・には、それぞれメモリカード200−1、200−2・・が挿入されている。ユーザは受けとった情報記録装置300のネックストラップ型人体通信電極300aを首にかけるなどして、自分の人体2−1、2−2・・と接触させる。
展示会場では、水気のある所には防水機能のあるカメラ100、暗い所には高感度のカメラ100など各々特色の分かる形で展示されている。ユーザは、所望のカメラ100の性能を実際に撮影を行うことで確かめる。例えばユーザ2−1が、あるカメラ100−A、100−B・・の画像の写り具合を、実際に画像データを入手することで確かめたければ、カメラ100−A、100−B・・の下に行き、カメラ100−A、100−B・・をそれぞれ操作して画像取得動作を行う。カメラ100−A、100−B・・はそれぞれ、取得した画像データを、人体通信電極144に触れたユーザ2−1の人体を介してただちに情報記録装置300−1に送る。なお、人体通信電極144に人体が触れていることが検知されたことに応じて画像データの送信を開始してもよい。情報記録装置300−1は、人体通信電極300aに触れたユーザ2−1の人体を介して、カメラ100から画像データを受信し、この画像データをメモリカード200−1に記録する。
さらに別のユーザ2−2がカメラ100−A、100−B・・の画像の写り具合を、実際に画像データを入手することで確かめたければ、カメラ100−A、100−B・・の下に行き、カメラ100−A、100−B・・それぞれを操作して画像取得動作を行う。この際、カメラ100−A、100−B・・はそれぞれ、取得した画像データを、ユーザ2−2の人体を介してただちに情報記録装置300−2に送る。情報記録装置300−2は、人体通信電極300aに触れたユーザ2−2の人体を介して、カメラ100から受信した画像データをメモリカード200−2に記録する。情報記録装置300−2は、画像データの送信元であるカメラ100−A、100−B・・ごとにフォルダを作成して画像データを分別して格納してもよい。
カメラ100−A、100−B・・は、人体の触れた各ユーザ2−1、2−2・・の所持している情報記録装置300−1、300−2・・に、個別に画像データを送る。従って、各ユーザが同じカメラ100によって画像取得動作を行っても、各情報記録装置300−1、300−2・・に個別に装着されたメモリカード200−1、200−2・・ごとに個別に記録され、同じメモリカード200や同じカメラ100に別々のユーザが記録した画像が混在することはない。
また、各ユーザ2−1、2−2・・は、自分の所持しているメモリカード200−1、200−2・・に、自分が実際に各カメラ100−A、100−B・・を操作して記録した画像データを一括して保持できる。このメモリカード200−1、200−2・・を、図示しないパソコンなどに読み出して、あるいは情報記録装置300自身で表示することで、各ユーザは自分自身の撮った画像の具合を確認できる。逆に、自分のメモリカード200には他のユーザが撮った画像は記録されないため、他人の画像を見ることはないし、他人の撮った不要な画像をフォルダへ分類したり削除したりする手間も必要ない。
<第2実施形態>
カメラ100の人体通信電極144の形状は、ストラップ型に限定されない。
カメラ100の人体通信電極144の形状は、ストラップ型に限定されない。
図5は人体通信電極144の形状の一例を示す。
例えば図5(a)に示すように、人体通信電極144は、カメラ100のボディ側部のグリップ部分180やレリーズスイッチ104の上面や周辺に設けられてもよい。
あるいは図5(b)に示すように、人体通信電極144は、レンズ鏡胴60の側部のグリップ部分180の上面や周辺に配置してもよい。
あるいは図5(c)に示すように、人体通信電極144は、カメラ100の背面部の親指載置部分181の上面や周辺に設けられてもよい。
レリーズスイッチ104、グリップ部分180、あるいは親指載置部分181は、ユーザが撮影指示を行う際にそのユーザの人体2が必然的に接触する部位であるから、人体通信を行うに際し、人体2の人体通信電極144への接触確保を、ユーザが特別意識する必要がない。
<第3実施形態>
情報記録装置300の通信の相手方はカメラ100に限られない。
情報記録装置300の通信の相手方はカメラ100に限られない。
図6は第3実施形態に係る情報記録システム400の概略構成図である。このシステムは、人体通信電極144から人体2を介して所定の情報を送信する情報提供装置600と、人体2を介して所定の情報を受信しメモリカード200に記録する情報記録装置300とを備える。情報記録装置300の構成は第1実施形態と同様である。
人体通信電極144は、展示会場の展示品やテーマパークのアトラクションの付近に設置される。情報提供装置600が送信する情報は、展示品に関するカタログに相当する情報やアトラクションの内容に関する情報などが送信される。入場者が、展示品などに関する情報を入手したい場合は、その付近にある人体通信電極144に触れれば、自身の所持している情報記録装置300によってメモリカード200に記録することができる。こうすれば、多数の展示品やアトラクションが存在する会場で、入場者がパンフレットを持ち歩く面倒がなくなるし、紙資源の節約にもなる。
なお、同じ人物が複数のメモリカード200に同じ情報を同時に記録したい場合は、複数の情報記録装置300を人体2に係留または装着すればよい。
<第4実施形態>
第3実施形態とは逆に、入場者が持ち歩く情報提供装置600から、入場者に関する情報を主催者側が収集するシステムを展示会場などに設置することもできる。
第3実施形態とは逆に、入場者が持ち歩く情報提供装置600から、入場者に関する情報を主催者側が収集するシステムを展示会場などに設置することもできる。
すなわち、図7に示すように、情報提供装置600は、ネックストラップなど人体2に係留または装着可能な人体通信電極600a、入場者の個人情報その他入場者に関する情報(入場者情報)を記録したICチップ600d、ICチップ600dの情報を読み出して人体2を導通可能な微弱電気信号に変調し、この信号を人体通信電極600aに接触した人体2から送出する人体通信回路などがカード型のプリント基板に一体構成された送信部600b、人体通信電極600aを係留しかつ送信部600bを収納して、人体通信電極600aと送信部600bの人体通信回路とを電気的に接続するカードホルダー600cを備える。
情報提供装置600のプリント基板には「入場許可証」などの文字が印刷されており、会場への入場許可証を兼ねている。人体通信電極600aは人体2に装着可能であり、入場者が首にかけるなどすると、必然的に人体2が接触する。
ICチップ600dとしては、入場者情報を適宜更新可能な非接触式ICチップとすることが好適である。ICチップ600dには、入場者の性別、年齢、職種、所属会社名などの入場者情報を、受け付けなどに設置された非接触式IC用ライタなどを使用して書き込んでおく。
図8は第4実施形態に係る情報記録システムの概略構成図である。
このシステムは、スチルカメラ(カメラ100と同様の構成でも可)、ムービーカメラ、パソコンその他の展示品800の極めて近い位置に設けられた人体通信電極300a、あるいは展示品800のパンフレットを収納した収納箱700に設けられた人体通信電極300aを介して接続された記録部300bであるメインPC(以下メインPC300bで表す)が、人体2を介して接続された情報提供装置600から入場者情報を受信して記録する。
展示品800の近傍に設置される人体通信電極300aは、入場者が展示品800に興味を持って触れると、必然的に人体通信電極300aにも触れるような位置(例えば図5を参照)に設置する。
図9はパンフレットの収納箱700の斜視図である。収納箱700は複数の引き出し700aを有しており、引き出し700aに設けられた把手700bを入場者が手前に引っ張ることで、容体部700cに収納されたパンフレットPを入手できる。把手700bの周囲もしくは表面には、人体通信電極300aが設けられているため、ユーザがパンフレットPを入手しようとして把手700bに触れると、必然的に人体通信電極300aが人体2に接触する。
情報提供装置600は定期的に、人体通信電極300aから情報要求信号を発信する。展示会の入場者が興味を持った展示品800やパンフレットの収納された引き出し700aの把手700bに触れると、人体通信電極300aから人体2を経由して情報要求信号が情報提供装置600に到達する。情報提供装置600は、情報要求信号を検知したことに応じて、ICチップ600dに予め記録されている入場者に関する情報を読出し、人体通信電極600aに触れた人体2を介してメインPC300bに送信する。
メインPC300bは、人体通信電極300aに触れた人体2を介して入場者情報を受信し、この入場者情報に、人体2の接触が検知された人体通信電極300aの設けられた展示品800もしくはパンフレットの識別番号、入場者情報の受信日付、同一の入場者情報を受信した回数、人体2の接触の検知された総時間その他の付帯情報を対応づけて図示しないハードディスクなどに格納する。
このように、メインPC300bは、展示品800や収納箱700を触れた入場者が所持している情報提供装置600から、その入場者に関する情報を受信し格納する。すなわち、主催者側からすれば、不特定多数の入場者が訪れる展示場において、特定の展示品800や特定のパンフレットを収納した引き出し700aの把手700bに触れた入場者に関する統計情報や、特定の入場者が関わった展示品に関する情報を即座にかつ容易に収集でき、展示品に対する入場者の興味や反応をただちに把握できる。
入場者の側からしても、自分が興味を持った展示品800やパンフレットの引き出し700aの把手700bに触れさえすれば入場者情報を提供できるから、所定のアンケート用紙などに情報をいちいち記入していく負担がない。
2:人体、100:撮影装置(カメラ)、300:情報記録装置、300a:人体通信電極、300b:記録部、600:情報提供装置、700:収納箱、700a:引き出し、700b:把手、700c:容体部、800:展示品
Claims (13)
- 撮影レンズによって結像した被写体像を撮像素子により光電変換することで画像を取得する撮像部、導電性の第1の接触部、および前記撮像部の取得した画像その他の情報を撮影者の人体を導通可能な微弱な電気信号に変調して前記第1の接触部から送信する第1の通信部を備える撮像装置と、
導電性の第2の接触部、前記第2の接触部から前記電気信号を受信して前記撮像部の取得した画像その他の情報に復調する第2の通信部、および前記第2の通信部の復調した画像その他の情報を可搬性の記録媒体に記録する記録部を備える情報記録装置と、
を備える情報記録システム。 - 前記第1の接触部は、前記撮像装置に設けられたレリーズスイッチ、グリップ部、指載置部その他前記撮像部による前記画像の取得時において前記人体の接触する位置に配置されている請求項1に記載の情報記録システム。
- 前記情報記録装置は、前記第2の通信部および前記記録部が一体形成されたカード型の基板、および前記カード型の基板を収納して前記第2の接触部と前記第2の通信部とを接続するホルダ部をさらに備える請求項1または2に記載の情報記録システム。
- 前記第2の接触部は、ネックストラップ、バッジ、ステッカー、腕輪その他前記人体に係留可能もしくは装着可能に構成されている請求項1〜3のいずれかに記載の情報記録システム。
- 所定の会場における設置物の近傍に設置された導電性の第1の接触部、設置物に関する情報である設置物情報を格納する情報格納部、および前記情報格納部に格納されている設置物情報を前記会場の入場者の人体を導通可能な微弱な電気信号に変調して前記第1接触部から送信する第1の通信部を備える情報提供装置と、
導電性の第2の接触部、前記第2の接触部から前記電気信号を受信して前記設置物情報に復調する第2の通信部、および前記第2の通信部の復調した設置物情報を可搬性の記録媒体に記録する記録部を備える情報記録装置と、
を備える情報記録システム。 - 前記情報記録装置は、前記第2の通信部および前記記録部が一体形成されたカード型の基板、および前記カード型の基板を収納して前記第2の接触部と前記第2の通信部とを接続するホルダ部をさらに備える請求項5に記載の情報記録システム。
- 前記第2の接触部は、ネックストラップ、バッジ、ステッカー、腕輪その他前記人体に係留可能もしくは装着可能に構成されている請求項5または6に記載の情報記録システム。
- 導電性の第1の接触部、所定の会場の入場者に関する情報である入場者情報を格納する情報格納部、および前記情報格納部に格納されている入場者情報を前記入場者の人体を導通可能な微弱な電気信号に変調して送信する第1の通信部を備える情報提供装置と、
前記所定の会場における設置物の近傍に設置された導電性の第2の接触部、前記第2の接触部から前記電気信号を受信して前記入場者情報に復調する第2の通信部、および前記第2の通信部の復調した入場者情報を所定の記録媒体に記録する記録部を備える情報記録装置と、
を備える情報記録システム。 - 前記情報提供装置は、前記第1の通信部および前記情報格納部が一体形成されたカード型の基板、および前記カード型の基板を収納して前記第1の接触部と前記第1の通信部とを接続するホルダ部をさらに備える請求項8に記載の情報記録システム。
- 前記第1の接触部は、ネックストラップ、バッジ、ステッカー、腕輪その他前記人体に係留可能もしくは装着可能に構成されている請求項8または9に記載の情報記録システム。
- 導電性の接触部、前記接触部から人体を導通可能な微弱な電気信号を受信して画像その他の情報に復調する通信部、および前記通信部の復調した画像その他の情報を可搬性の記録媒体に記録する記録部、前記通信部および前記記録部が一体形成されたカード型の基板、および前記カード型の基板を収納して前記接触部と前記通信部とを接続するホルダ部を備え、前記接触部は、ネックストラップ、バッジ、ステッカー、腕輪その他前記人体に係留可能もしくは装着可能に構成されている情報記録装置。
- 導電性の接触部、所定の会場の入場者に関する情報である入場者情報を格納する情報格納部、および前記情報格納部に格納されている入場者情報を前記入場者の人体を導通可能な微弱な電気信号に変調して前記接触部から送信する通信部、前記通信部および前記情報格納部が一体形成されたカード型の基板、および前記カード型の基板を収納して前記接触部と前記通信部とを接続するホルダ部を備え、前記接触部は、ネックストラップ、バッジ、ステッカー、腕輪その他前記人体に係留可能もしくは装着可能に構成されている情報提供装置。
- 撮影レンズによって結像した被写体像を撮像素子により光電変換することで画像を取得する撮像部、導電性の接触部、および前記撮像部の取得した画像その他の情報を撮影者の人体を導通可能な微弱な電気信号に変調して前記接触部から送信する通信部を備え、前記接触部は、レリーズスイッチ、グリップ部、指載置部その他前記撮像部による前記画像の取得時において前記撮影者の人体の接触する位置に配置されている撮像装置。
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