JP2006081025A - データ通信システム及びデータ通信方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 人体に装着されたデータ送受信機を用いた人体通信システムにより離れた場所にあるデータ供給源とデータ受信先との間のデータ相互通信を行い、例えば、無線LANや有線LANやインターネットを用いて構築されているような利便性が高く、しかも、データの携帯性、接続の簡便性、データの秘匿性の高いデータ通信システム及びデータ通信方法を提供することである。
【解決手段】 第1の通信機器と人体に装着されたデータ送受信機との間で、人体が第1の通信機器に接触することで情報の送受信を行い、第2の通信機器と人体に装着されたデータ送受信機との間で、人体が第2の通信機器に接触することで情報の送受信を行なう。
【選択図】 図1
【解決手段】 第1の通信機器と人体に装着されたデータ送受信機との間で、人体が第1の通信機器に接触することで情報の送受信を行い、第2の通信機器と人体に装着されたデータ送受信機との間で、人体が第2の通信機器に接触することで情報の送受信を行なう。
【選択図】 図1
Description
本発明はデータ通信システム及びデータ通信方法に関し、特に、人体を介して情報の送受を行なうデータ通信システム及びデータ通信方法に関する。
近年になり、人体通信を利用したシステム(以下、人体通信システム)として、ユーザID、個人認証データ、電子錠などの情報機器で利用されるデータを取り込んだ人体通信装置より、通信対象へのデータ送受信を行い、ユーザのプライバシー保護や決済システムの安全運用への応用がなされつつある。
また、携帯電話や携帯ゲーム機等の外部端末間のデータ送受信に人体通信を利用する例も提案されている。この場合、その外部端末はデータ転送を行う通信アダプタに有線インタフェースで接続され、その通信アダプタは人体に接している電極と接続されている。このような人が例えば互いに握手をすると、ある人の外部端末から別の人の外部端末に人体を通してデータの送受信がなされる。或いは、ある人が通信装置の電極に接触すると、その人が保持している外部端末と通信装置との間で人体を通してデータ送受信が行われる。
さて、現在、無線LAN、有線LAN、インターネットなどの通信手段を介して構築されている様々な情報通信システムは、情報の最初の送信元とその情報の最終的な受信先との間に様々なハブやルータなどの中間的なノードが介在し、データ送受信を行っている。
例えば、インターネットを介して、プリンタの消耗品(例えば、インクジェットプリンタのインクカートリッジなど)の自動供給サービスシステムを考える。この場合、その消耗品の消耗度を示す消耗品情報がそのプリンタの所有者の個人情報とともにプリンタからインターネットを経由して消耗品供給元へ送信されると、消耗品供給元にある自動発送装置にその情報が転送され、そのプリンタの所有者に消耗品を発送するという手続きがとられる。この消耗品情報はプリンタから直接的に自動発送装置に送信されるのではなく、中間的に様々なハブ、ルータ、サーバなどが介在している。
特開平10−228524号公報
特開2003−229821号公報
特開2002−271274号公報
上記従来例で言及した人体通信システムは、認証手続きや個人情報の送信の際に、わざわざキーボードなどの入力手段を用いて情報をマニュアル入力することがないので、情報を速く正確にかつ機密性を保持しながら伝送することができる点で優れているが、最終的に情報を受信する装置が人体通信システムと直接接している場合に情報の伝送が可能であるに過ぎない。
また、従来の人体通信システムでは通常、データ送信先は1つの対象に限られており、通常の情報通信システムのような柔軟性はもっていない。
加えて、人体通信システムは外部装置へのデータ転送インタフェースの役目を果たしているに過ぎない。
そのため、無線LAN、有線LAN、インターネットなどの通信手段を介して構築される様々な情報通信システムと比べて複雑なシステムを構築することは出来なかった。
本発明は上記従来例に鑑みてなされたもので、人体に装着されたデータ送受信機を用いた人体通信システムにより離れた場所にあるデータ供給源とデータ受信先との間のデータ相互通信を行い、例えば、無線LANや有線LANやインターネットを用いて構築されているような利便性が高く、しかも、データの携帯性、接続の簡便性、データの秘匿性の高いデータ通信システム及びデータ通信方法を提供することを目的としている。
上記目的を達成するため本発明のデータ通信システムは以下の構成からなる。
即ち、人体に装着されたデータ送受信機と、前記人体が接触することで前記データ送受信機と情報の送受信を行なう第1の通信機器と、前記人体が接触することで前記データ送受信機と情報の送受信を行なう第2の通信機器とを有することを特徴とするデータ通信システムを備える。
ここで、前記第1及び第2の通信機器は夫々、情報を送受信するために前記データ送受信機を装着した人体と接触する接触部を有する。
具体的な応用例として、前記第1の通信機器は、インクジェットプリンタに設けられる一方、前記第2の通信機器は、例えば、インクカートリッジ、ヘッドカートリッジなどの前記インクジェットプリンタの消耗品や前記インクジェットプリンタのドライバ及びファームウェアの更新版を販売する販売装置に設けられる。
この場合の具体的な通信例としては、前記インクジェットプリンタは前記第1の通信機器の接触部を介して前記データ送受信機に、前記インクジェットプリンタの消耗品情報や前記インクジェットプリンタのドライバ及びファームウェアのバージョン情報を送信し、前記データ送受信機は前記消耗品情報や前記バージョン情報を前記第2の通信機器の接触部を介して前記販売装置に送信する。
そして、その応答として、前記販売装置は、前記受信したバージョン情報に基づいて、最新のバージョンのドライバ及びファームウェアを前記第2の通信機器の接触部を介して前記データ送受信機に送信し、前記データ送受信機は前記受信した最新のバージョンのドライバ及びファームウェアを前記第1の通信機器の接触部を介して前記インクジェットプリンタに送信する。
さらに、情報授受の機密性を高めるために、前記第1及び第2の通信機器は夫々、さらに前記データ送受信機を装着した人の認証を、例えば、指紋や静脈パターンにより行なう認証手段とを有していることが望ましい。
このような場合には、さらに、前記販売装置は、前記消耗品の販売や前記ドライバ及びファームウェアの販売に関する支払いの決済をインターネットを介して自動決済を行なうようにしても良い。
さて、前記第2の通信機器は、前記データ送受信機が所定の範囲に近づいたかどうかを判断し、その判断結果に従って、前記データ送受信機に前記第2の通信機器に近接している旨を通知する通知信号を送信するようにし、一方、前記データ送受信機は、その通知信号を受信し、その受信通知信号に基づいて、前記データ送受信機を装着している人に対して、前記第2の通信機器に近接している旨を通知するようにすると良い。
この場合、さらに前記販売装置を設置する店舗に特有の販売情報を送信すると、前記データ送受信機は、受信した販売情報を表示するようにしても良い。
また他の発明によれば、第1の通信機器と人体に装着されたデータ送受信機との間で、前記人体が前記第1の通信機器に接触することで情報の送受信を行なう第1の通信工程と、第2の通信機器と前記人体に装着されたデータ送受信機との間で、前記人体が前記第2の通信機器に接触することで情報の送受信を行なう第2の通信工程とを有することを特徴とするデータ通信方法を備える。
従って本発明によれば、人体に装着されたデータ送受信機を用い、人体が触れるだけで複数の対象と通信を行なうことができるという効果がある。
例えば、第一の通信対象としてインクジェットプリンタとし、第二の通信対象としてインクジェットプリンタの消耗品やドライバ・ファームウェアの更新版を販売する販売装置とした場合には、ユーザはインクジェットプリンタの消耗品やドライバ・ファームウェアを特定する情報を一切記憶する必要はなく、第一及び第二の通信対象の所定の部分に接触するだけで正確に情報を伝えることができる。
以下添付図面を参照して本発明の好適な実施例について、さらに具体的かつ詳細に説明する。
最初に本発明の概要について説明する。
本発明に従う人体通信システムは、その通信相手(データ送受信先)を1つの対象に限定するのではなく、複数の通信先との通信を可能とすることを特徴とする。
図1は本発明に従う人体通信システムが適用されるインクジェットプリンタの消耗品オーダシステムの概要を示す図である。この人体通信システムは通信相手として2つの対象があり、第一の対象がインクジェットプリンタ、第二の対象が店舗の消耗品購入装置である。
図1に示すように、人体通信システムを適用したデータ送受信機1を装着したユーザが、ホストコンピュータ(以下、PC)4と接続されたインクジェットプリンタ3の、例えば、電極を備えた接触部2に接触することにより、インクジェットプリンタで完全に消費してしまった、或いは残量がある一定以下になった消耗品(例えば、インクカートリッジ、ヘッドカートリッジ、記録ヘッド、専用用紙など)の情報及び型番がデータ送受信機2に転送され保持される。
次に、そのユーザが第二の対象である店舗の消耗品購入装置7の、例えば、電極を備えた接触部6に接触することにより、ユーザが装着しているデータ送受信機1よりデータが消耗品購入装置7に転送され、ユーザのインクジェットプリンタ3に適合した消耗品5が自動的に取出口5に装置内より取り出され、消耗品5の購入が行える。
なお、店舗に設置された消耗品購入装置7は、インターネット12を介してプリンタメーカのサーバ13に接続されており、ユーザが自分自身のプリンタについてユーザ登録を行なっていれば、サーバ13からユーザに関する必要な情報を取得することもできる。或いは、消耗品購入についての情報を消耗品購入装置7からサーバ13に転送し、ユーザ情報を更新できる。
近年、同じメーカのインクジェットプリンタにおいても、性能の向上に伴い消耗品の種類も増加した為、ユーザが自分の所有するプリンタには適合しない消耗品を誤って購入することがあり得るが、このようなシステムを導入することにより、ユーザは誤って消耗品を購入することなく、確実にしかも消耗品を使い切る前にタイミングよく購入が可能となる。また、ユーザは、消耗品の残量の確認や型番等を記憶することなく、タイミングよく確実に消耗品を購入できるわけであり、利便性が大幅に向上する。
図2は本発明に従う人体通信システムが適用されるインクジェットプリンタのメンテナンスシステムの概要を示すシステムである。この人体通信システムは通信相手として2つの対象があり、第一の対象がインクジェットプリンタ3、第二の対象が店舗のドライバ購入装置7′である。なお、このシステムでは機密保護のためにインクジェットプリンタ3にもドライバ購入装置7′にも人体通信システムとのインタフェース部分に認証システム8を備えている。
このシステムにおいても、まず、腕時計型或いは衣類装着型のデータ送受信機1を装着したユーザが通信相手として第一の対象であるインクジェットプリンタ3に接触することにより、インクジェットプリンタ3のプリンタROM21に格納されたドライバやファームウェア等のバーション情報9aやプリンタ不具合情報9b、画像記録不良情報9c等がユーザに装着されたデータ送受信機1に転送され保持される。また、図1に示したシステムと同様に、インクタンクの残量検知と基準値との比較(図2の18、19)の結果として得られる消耗品情報の蓄積も行なう(図2の20)。
次に、データ送受信機1を装着したユーザが通信相手として第二の対象である、例えば店舗に設置してあるドライバ購入装置7′やメーカが設置している情報端末等に接触することにより、その装置や情報端末にユーザの装着しているデータ送受信機1からドライバやファームウェア等のバーション情報9a、プリンタ不具合情報9b、及び画像記録不良情報9cが送信される。
ここで、ドライバ購入装置7′やメーカが設置している情報端末により最新のバーションデータがあるかどうかが調べられる(図2の10)。ここで、インクジェットプリンタが最新バージョンのドライバやファームウェアを保持している場合は、これ以上の処理は実行せず、そのまま処理を終了する(図2の11)。これに対して、その装置や端末が保持するものが最新バージョンのドライバ、ファームウェア等のデータである場合には、ドライバ・プリンタファームウェアDB14にアクセスし、最新バージョンのドライバ、ファームウェアをユーザの装着しているデータ送受信機1に転送する。そして、データ送受信機1はその最新バージョンを保持する。
また、ドライバ購入装置7′や情報端末ではプリンタ不良・画像記録不良解析システムDB15にアクセスして、その結果、解析処理されたプリンタ不具合、画像不具合修正データをユーザの装着しているデータ送受信機1に転送する。そして、データ送受信機1はその修正データを保持する。
その後、もう一度、データ送受信機を装着したユーザがインクジェットプリンタ3に接触することにより、ユーザの装着しているデータ送受信機1から最新バージョンのドライバやファームウェア等がインクジェットプリンタ3にインストールされ、ドライバやファームウェア等が煩雑な操作なしに最新の状態に保たれたり、ソフトウェア的にプリンタ不具合と画像不具合を修正できる。
従来のドライバやファームウェア等のシステムソフトのバーションアップは、インクジェット3をPC4と接続し、さらには個人認証の手続き(図2の22)を経てインターネット12との接続が必要で、一般にその操作も煩雑であるが、図2に示したシステムを用いることによりPC4との接続やインターネット12との接続がなくとも、インクジェットプリンタ3のシステム状態を最新保つことが可能であり、煩雑な操作なしに容易にシステムソフトウェアのバージョンアップを行うことができる。
また、ソフト的なプリンタの不具合や画像記録の不具合はプリンタ側ではできないような解析を、店舗側のドライバ購入装置7′やメーカ設置の情報端末で処理解析することにより、その修正データを容易に提供することができ、ユーザに対する利便性を高めることができる。
さらに、インクジェットプリンタや店舗に設置してある購入装置やメーカが設置している情報端末機等とユーザが装着したデータ送受信機からのデータ転送の際、指紋または静脈認証を同時に行いユーザ認証(図2の8)を行うことにより、データのセキュリティーを高めることが出来、自動購入・決済システム(図2の16、17)も導入することが可能となり、更なる利便性を高める効果を奏する。
また、ユーザに装着したデータ送受信機1が店舗に設置してある購入装置7′やメーカが設置している情報端末等に近接した場合、消耗品の購入やシステム制御データのダウンロード操作が必要な場合、その装置や端末はデータ送受信機1に対してアラーム、バイブレーション、光点滅を用いてその旨を促す。さらに、その装置や端末は店舗におけるキャンペーン情報や、標準価格情報、最安値情報、標準価格との差分情報、店舗のポイント制度に関わる情報を提供する一方、データ送受信機1はこれらの情報を受信表示する機能を有し、消耗品購入機会の損失が防げ、ユーザにとってメリットのある情報が入手可能となる。
また、図1や図2に示すように、店舗に購入装置が設置されておらず、インクジェットプリンタが展示されている場合、展示されているインクジェットプリンタを通信相手の第二の対象とするようなシステムを構築しても良い。この場合、データ送受信機を装着したユーザが、そのインクジェットプリンタの接触部と接触することにより、ユーザのデータ送受信機よりデータが転送され、ユーザ所有のプリンタに適合した消耗品の名称と画像と価格をその展示されているインクジェットプリンタからプリント出力して提供することでユーザの消耗品購入支援を図ることができる。
なお、上記の例は、通信相手としてインクジェットプリンタを想定したが、通信相手としては、例えば、第一の対象として自動車、第二の対象としてガソリンスタンドの給油機等としても良い。この場合、データ送受信機を装着したユーザが自動車を運転したり、或いはその車の一部に接触することにより、ガソリンやエンジンオイルの状況、制御システムバーション、車両の不具合状況のデータなどを装着したデータ送受信機を転送することができる。
さらに、第一の対象として、レーザビームプリンタ、複写機、ファクシミリ装置、スキャナ、デジタルカメラ、デジタルビデオなどでも良く、これらの機器に人体通信を行なうためのインタフェースを設け、第二の対象として、これらの機器の消耗品、例えば、インク、トナー(カートリッジ)、専用用紙、電池等の消耗品やファームウェア、ドライバのバージョン等のシステム制御データを提供する人体通信を行なうためのインタフェースを設けた購入装置などを想定しても良い。このようにすれば、前述のインクジェットプリンタと同様に、機器の消耗品情報(型番など)や機器のファームウェアやドライバのバージョン情報をユーザが装着しているデータ送受信機に転送して保持し、その後、そのユーザが、例えば、店舗に設置してある購入装置に接触することにより、ユーザが装着しているデータ送受信機から購入が必要な消耗品情報やファームウェアやドライバのバージョン情報が転送され、インク、トナー(カートリッジ)、専用紙等の必要な消耗品を容易に類似の消耗品と間違えることなく確実に入手したり、最新のバージョンのファームウェア、ドライバを容易に入手することができる。
そして、もう一度、第一の対象であるレーザビームプリンタ、複写機、ファクシミリ装置、スキャナ、デジタルカメラ、デジタルビデオなどにユーザが接触することによりユーザの装着しているデータ送受信機から最新バージョンのドライバ、ファームウェア等がインストールされ、ドライバ、ファームウェア等を煩雑な操作なしに最新の状態に保つことができる。
また、データ送受信機を装着したユーザがガソリンスタンドの給油機等に接触することにより、そのデータ送受信機から給油機にガソリンタンク内の油量データやエンジンオイルの最新交換日データなどが転送される。これにより、給油機はガソリンの必要量を自動的に知ることができる。その他にも、エンジンオイルの交換、または制御システムの新バーションの入手、不具合の診断データ等を入手できる。
さらに、入手した新バーション制御システムや不具合の診断データは自動車にユーザが接触することにより、自動車のシステムに転送される。
このように、本発明に従えば、種々の消耗品が簡便な方法で確実にタイミングよく購入でき、ネットワークやインターネットを介さずとも、簡便は方法でシステムソフトウェアのバージョンアップが可能となり、ユーザ利便性が大幅に向上する。
次に、以上のようなシステムの具体的な実施例について説明する。
図3は人体通信システムをインクジェットプリンタの消耗品購入・ドライバ・ファームウェア更新システムに適用した例を示す図である。
この実施例では、人体通信システムの通信相手として第一の対象をインクジェットプリンタとし、第二の対象を店舗用消耗品購入装置(以下、購入装置)とする。
まず、データ送受信機1を装着したユーザがインクジェットプリンタ3のデータ送受信部である接触部2に触れることにより、必要な消耗品データ、ドライバ・ファームウェアバージョン、プリンタ・画像不具合情報が人体(ユーザ)を介しユーザのデータ送受信機1にアップロード転送される(図3の100)。
次に、店舗に設置されている購入装置7のデータ送受信部の接触部6にユーザが触れることにより、ユーザのデータ送受信機1からデータが人体(ユーザ)を介して購入装置7に転送され(図3の110)、必要な消耗品5の自動購入を完了する。
また最新バージョンのドライバやファームウェア、プリンタ・画像不具合修正データは人体(ユーザ)を介してユーザのデータ送受信機1にダウンロード転送される(図3の120)。
最後に、入手した最新バージョンのドライバ・ファームウェア、プリンタ・画像不具合修正データはユーザがインクジェットプリンタ3の接触部2に触れることによりインクジェットプリンタに転送される(図3の130)。なお、消耗品5(例えば、インクカートリッジやインクタンクなど)はユーザにより購入したものと交換される。
図4は認証システムにインクジェットプリンタの消耗品購入システムを組み合わせた例を示す図である。図4において、インクジェットプリンタ3はPC4経由でインターネット12に接続され、店舗に設置された購入装置7は直接インターネット12に接続されており、夫々がインターネット12を介して個人認証機関DB22と接続されている。
そして、個人認証機関DB22には予めユーザによりユーザ個人の指紋情報や手のひら静脈パターンが登録されている。
このような条件で、実施例1と同様に、データ送受信機1を装着したユーザがインクジェットプリンタ3や購入装置7の接触部2′、6′に接触した場合に、まず初めにユーザの指紋または手のひら静脈パターンを読み取り、PC4や購入装置7はインターネット12経由で個人認証機関DB22にアクセスし、指紋または静脈パターン照合を実行し、個人の認証を行う。
そして、個人認証が正しく行われた場合のみ実施例1で説明した処理を実行する。
図5は人体通信システムを自動決済システムに適用した例を示す図である。
この実施例は、実施例2で説明した個人認証システムを備えた購入装置7に、自動決済システム16、17が搭載されている例である。
この実施例では、実施例2で説明したように、指紋認証または手のひら静脈認証で個人認証が正しく行われた場合、自動決済システム16、17により、実施例1で説明した操作により購入した消耗品やドライバ・ファームウェア更新或いはデータ修正に係わる費用の決済処理が行われる。
図6は人体通信システムの主要構成要素であるユーザに装着したデータ送受信機のアラーム機能、表示機能について説明する図である。
なお、ユーザに装着されたデータ送受信機1には上述のように、購入が必要な消耗品データ、または更新が必要なドライバ・ファームウェアバージョン、またはプリンタ・画像不具合データが既に保持されているものとする。
そのような条件で、データ送受信機1を装着したユーザが、既に説明した購入装置7に近接、例えば、その設置場所から10m以内の距離に近づいた場合、購入装置7は、消耗品購入やソフトウェアのダウンロードを促す為に、購入装置7のデータ送受信部から通知信号を発信する。データ送受信機1はこれを受信すると、アラーム音、バイブレーション、光点滅を発生させ、ユーザにその旨を通知する。
さらに、購入装置7のデータ送受信部から、例えば、その店舗のキャンペーン情報、標準価格情報、最安値情報、標準価格との差分情報、店舗のポイント制度に関わる情報を送信すると、そのデータ送受信機にディスプレイが装備されている場合には、その情報を受信して表示する。
図7は人体通信システムを購入装置が設置されておらずデモ用のインクジェットプリンタのみが展示されている店舗での消耗品購入に適用した例について説明する図である。
ここでも、ユーザに装着されたデータ送受信機1に購入が必要な消耗品データが保持されているものとする。
このような場合、ユーザが店舗にデモ用に展示されているインクジェットプリンタ3′の接触部2に接触することにより、データ送受信機1より購入が必要な消耗品データがインクジェットプリンタ3′に転送される。
このとき、消耗品データを受信したインクジェットプリンタ3′は購入が必要な消耗品の名称と型番と画像と価格をプリント出力する。
以上の実施例において用いるインクジェットプリンタは、特にインクジェット記録方式の中でも、インク吐出を行わせるために利用されるエネルギーとして熱エネルギーを発生する手段(例えば電気熱変換体やレーザ光等)を備え、前記熱エネルギーによりインクの状態変化を生起させる方式を用いることにより記録の高密度化、高精細化が達成できる。
また以上の実施例はシリアルスキャンタイプのインクジェットプリンタのみならず、記録可能な記録媒体の最大幅の長さを持つフルライン記録ヘッドを用いたインクジェット記録装置にも、本発明は有効に適用できる。そのような記録ヘッドとしては、複数の記録ヘッドの組合せによってその長さを満たす構成や、一体的に形成された1個の記録ヘッドとしての構成のいずれでもよい。
加えて、以上の実施例のようなシリアルスキャンタイプのものでも、装置本体に固定された記録ヘッド、あるいは装置本体に装着されることで装置本体との電気的な接続や装置本体からのインクの供給が可能になる交換自在のカートリッジタイプの記録ヘッドを用いた場合にも本発明は有効である。
さらに加えて、本発明のインクジェット記録装置の形態としては、コンピュータ等の情報処理機器の画像出力装置として用いられるものの他、リーダ等と組合せた複写装置、さらには送受信機能を有するファクシミリ装置の形態を採るもの等であってもよい。
1 データ送受信機
2、6 接触部
3 インクジェットプリンタ
4 ホストコンピュータ(PC)
5 消耗品
7 購入装置
8 認証システム
12 インターネット
13 メーカサーバ
22 個人認証機関DB
2、6 接触部
3 インクジェットプリンタ
4 ホストコンピュータ(PC)
5 消耗品
7 購入装置
8 認証システム
12 インターネット
13 メーカサーバ
22 個人認証機関DB
Claims (12)
- 人体に装着されたデータ送受信機と、
前記人体が接触することで前記データ送受信機と情報の送受信を行なう第1の通信機器と、
前記人体が接触することで前記データ送受信機と情報の送受信を行なう第2の通信機器とを有することを特徴とするデータ通信システム。 - 前記第1及び第2の通信機器は夫々、情報を送受信するために前記データ送受信機を装着した人体と接触する接触部を有することを特徴とする請求項1に記載のデータ通信システム。
- 前記第1の通信機器は、インクジェットプリンタに設けられており、
前記第2の通信機器は、前記インクジェットプリンタの消耗品や前記インクジェットプリンタのドライバ及びファームウェアの更新版を販売する販売装置に設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載のデータ通信システム。 - 前記インクジェットプリンタの消耗品にはインクカートリッジ、ヘッドカートリッジを含むことを特徴とする請求項3に記載のデータ通信システム。
- 前記インクジェットプリンタは前記第1の通信機器の接触部を介して前記データ送受信機に、前記インクジェットプリンタの消耗品情報や前記インクジェットプリンタのドライバ及びファームウェアのバージョン情報を送信し、
前記データ送受信機は前記消耗品情報や前記バージョン情報を前記第2の通信機器の接触部を介して前記販売装置に送信することを特徴とする請求項3に記載のデータ通信システム - 前記販売装置は、前記受信したバージョン情報に基づいて、最新のバージョンのドライバ及びファームウェアを前記第2の通信機器の接触部を介して前記データ送受信機に送信し、
前記データ送受信機は前記受信した最新のバージョンのドライバ及びファームウェアを前記第1の通信機器の接触部を介して前記インクジェットプリンタに送信することを特徴とする請求項5に記載のデータ通信システム。 - 前記第1及び第2の通信機器は夫々、さらに前記データ送受信機を装着した人の認証を行なう認証手段とを有していることを特徴とする請求項3乃至6のいずれかに記載のデータ通信システム。
- 前記認証手段による認証は、指紋や静脈パターンによりなされることを特徴とする請求項7に記載のデータ通信システム。
- 前記販売装置は、前記消耗品の販売や前記ドライバ及びファームウェアの販売に関する支払いの決済をインターネットを介して自動決済手段を有していることを特徴とする請求項7に記載のデータ通信システム。
- 前記第2の通信機器は、
前記データ送受信機が所定の範囲に近づいたかどうかを判断する判断手段と、
前記判断手段による判断結果に従って、前記データ送受信機に前記第2の通信機器に近接している旨を通知する通知信号を送信する送信手段とを有し、
前記データ送受信機は、
前記送信手段から通知信号を受信する受信手段と、
前記受信手段によって受信した通知信号に基づいて、前記データ送受信機を装着している人に対して、前記第2の通信機器に近接している旨を通知する通知手段とを有することを特徴とする請求項3に記載のデータ通信システム。 - 前記送信手段は、さらに前記販売装置を設置する店舗に特有の販売情報を送信し、
前記受信手段は、さらに前記販売情報を受信し、
前記データ送受信機は、前記販売情報を表示する表示手段をさらに有することを特徴とする請求項10に記載のデータ通信システム。 - 第1の通信機器と人体に装着されたデータ送受信機との間で、前記人体が前記第1の通信機器に接触することで情報の送受信を行なう第1の通信工程と、
第2の通信機器と前記人体に装着されたデータ送受信機との間で、前記人体が前記第2の通信機器に接触することで情報の送受信を行なう第2の通信工程とを有することを特徴とするデータ通信方法。
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