JP2007295390A - 撮像装置および警告方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】撮影者の意図にあった撮影モードを設定する機会を撮影者に与え、撮影の失敗を未然に防止する。
【解決手段】人物撮影を想定していない撮影条件を規定した撮影モードが設定されている場合、顔抽出部20aは、スルー画について、顔領域の抽出を行う。そして、少なくとも1つの顔領域が抽出されたか否かを判断する。少なくとも1つの顔領域が抽出された場合、表示制御部20bは、OSD信号発生回路148aを制御し、人物撮影を想定していないモードで人物を撮影しようとしている旨の警告メッセージ、例えば「顔を検出しましたがこのままのモードで撮影してよいですか」などといったメッセージの映像信号を生成させる。そして、表示制御部20bは、生成された警告メッセージの映像信号をスルー画と合成して、あるいはスルー画と合成せず単独でLCD102に出力し、表示させる。
【選択図】 図6
【解決手段】人物撮影を想定していない撮影条件を規定した撮影モードが設定されている場合、顔抽出部20aは、スルー画について、顔領域の抽出を行う。そして、少なくとも1つの顔領域が抽出されたか否かを判断する。少なくとも1つの顔領域が抽出された場合、表示制御部20bは、OSD信号発生回路148aを制御し、人物撮影を想定していないモードで人物を撮影しようとしている旨の警告メッセージ、例えば「顔を検出しましたがこのままのモードで撮影してよいですか」などといったメッセージの映像信号を生成させる。そして、表示制御部20bは、生成された警告メッセージの映像信号をスルー画と合成して、あるいはスルー画と合成せず単独でLCD102に出力し、表示させる。
【選択図】 図6
Description
本発明は顔検出を応用したカメラに関する。
従来、顔検出の結果に応じて撮影モードを自動設定する技術が開発されている。例えば特許文献1によると、顔画像を検出することで自動的にポートレートモードへ移行するようにして、設定のし忘れによる撮影ミスを防止する。また特許文献2によると、被写体及び撮影シーンを認識して、複数の撮影モードの中から最適な撮影モードを自動的に設定する事によって、撮影者が特別な撮影知識を持たなくとも被写体やシーンにあった良好な写真を撮影する。また特許文献3によると、システム制御部は、被写体を撮影する撮像部の撮影準備動作時に被写体を撮影して得られる画像データから顔エリアを検出し、検出した顔エリアの中から、撮像部の撮影モードに応じた数の顔エリアを選択し、選択した顔エリアを利用して撮像部の撮影条件を決定する。
特開2003−92699号公報
特開2003−344891号公報
特開2005−156967号公報
特許文献1〜3のいずれも、画角内に、撮影者が意図する対象が含まれているいないにかかわらず、単に顔検出の結果に応じて機械的に撮影モードが設定されてしまう。例えば、風景を画角に捉えて撮影しようとしているところ、画角内にたまたま通行人が入った場合、顔が検出されたことで自動的にポートレートモードに設定される。これは、風景を撮影しようとしている撮影者の意図に反し不都合である。
本発明はこのような問題点に鑑みてなされたもので、撮影者の意図にあった撮影モードを設定する機会を撮影者に与え、撮影の失敗を未然に防止することを目的とする。
本発明は、所望の被写体に応じた撮影条件を規定する撮影モードを設定する撮影モード設定部、被写体から撮影レンズを介して入射した光を受光して継続的に撮像信号に変換して出力する撮像素子、撮像素子から出力された撮像信号を画像データに変換して出力する画像データ変換部、画像データの記録指示を入力する記録指示部、記録指示部が記録指示の入力を受け付けたことに応じて撮像素子の露光を制御するシャッタ制御部、シャッタ制御部による露光の制御に応じて撮像素子から出力された撮像信号の画像データを記録する記録部、および少なくとも記録部に記録された画像データを表示する表示部を備える撮像装置に関する。
本発明に係る撮像装置は、画像データ変換部から出力された画像データに基づいて被写体の顔領域を検出する顔検出部と、撮影モード設定部が人物を被写体とした撮影を想定している撮影条件を規定した撮影モードを設定しているか否かおよび顔検出部が少なくとも1つの顔領域を検出したか否かに応じ、所定の警告を表示部に再生する警告部と、を備える。
この発明によると、人物撮影を想定していない撮影モードが設定されているにもかかわらず人物の顔が検出されたり、人物撮影を想定した撮影モードが設定されているにもかかわらず人物の顔が検出されなかったりすれば、所定の警告が再生される。これにより、撮影者は、不適切な撮影モードの設定について注意を喚起され、撮影対象に適した撮影モードに変更し、撮影の失敗を未然に防止できる。
警告部は、撮影モード設定部が人物を被写体とした撮影を想定していない撮影条件を規定した撮影モードを設定しておりかつ顔検出部が少なくとも1つの顔領域を検出した場合、所定の第1の警告を表示部に再生してもよい。
すなわち、人物撮影を想定していない撮影モードが設定されているにもかかわらず人物の顔が検出されれば、所定の第1の警告が再生される。これにより、撮影者は、人物撮影に適していない撮影モードを設定して人物を撮影しようとしていること、あるいは不適切な撮影モードの設定について注意を喚起され、人物撮影に適した撮影モードに変更し、人物撮影の失敗を防止できる。
警告部は、撮影モード設定部が人物を被写体とした撮影を想定した撮影条件を規定した撮影モードを設定しておりかつ顔検出部が顔領域を検出しない場合、所定の第2の警告を表示部に再生してもよい。
すなわち、人物撮影を想定した撮影モードが設定されているにもかかわらず人物の顔が検出されなければ、所定の第2の警告が再生される。これにより、撮影者は、人物撮影に適した撮影モードを設定しているにもかかわらず人物を撮影しようとしていないこと、あるいは不適切な撮影モードの設定について注意を喚起され、人物の抜けた失敗撮影を防止できる。
本発明に係る警告方法は、上記の撮像装置に用いられる。この方法は、画像データ変換部から出力された画像データに基づいて被写体の顔領域を検出するステップと、撮影モード設定部が人物を被写体とした撮影を想定している撮影条件を規定した撮影モードを設定しているか否かおよび少なくとも1つの顔領域が検出されたか否かに応じ、所定の警告を表示部に再生するステップと、を含む。
この発明によると、人物撮影を想定していない撮影モードが設定されているにもかかわらず人物の顔が検出されたり、人物撮影を想定した撮影モードが設定されているにもかかわらず人物の顔が検出されなかったりすれば、所定の警告が再生される。これにより、撮影者は、不適切な撮影モードの設定について注意を喚起され、撮影対象に適した撮影モードに変更し、撮影の失敗を未然に防止できる。
以下、添付した図面を参照し本発明の好ましい実施の形態を説明する。
<第1実施形態>
図1は、本発明の好ましい実施形態に係るデジタルカメラ(以下カメラと略す)100の正面図である。
図1は、本発明の好ましい実施形態に係るデジタルカメラ(以下カメラと略す)100の正面図である。
カメラ100の正面に配備されたレンズ鏡胴60には、ズームレンズ101a及びフォーカスレンズ101bを含む撮影レンズ101が内蔵されており、ズームレンズ101aを光軸方向に移動させることで焦点距離調節が行なわれるとともに、フォーカスレンズ101bを光軸方向に移動させることによりピント調節が行なわれる。
レンズ鏡胴60は、カメラボディ180に沈胴した状態から、予め設定された最短焦点距離位置であるワイド端と最長焦点距離位置であるテレ端との間で進退することで、カメラボディ180から繰り出し、また収納される。この図では、レンズ鏡胴60がカメラボディ180に沈胴した状態が示されている。
またカメラ100には、非撮影時には撮影レンズ101の前面を覆って撮影レンズ101と外界とを遮ることで撮影レンズ101を保護する状態をつくり出すとともに、撮像時には撮像レンズを外界に露出するレンズカバー61が設けられている。
レンズカバー61は開閉自在な機構で構成されており、開放状態で撮影レンズ101の前面を覆い、閉鎖状態で撮影レンズ101の前面を外界に露出する。レンズカバー61は電源スイッチ121のオン/オフに連動して開放/閉鎖される。この図ではレンズカバー61は開放状態となっている。
カメラ100の上面には、中央部分にレリーズスイッチ104の配備されたモードダイヤル123と電源スイッチ121とが配備されており、正面には、ストロボ105a、AF補助光ランプ105b、セルフタイマランプ105c等が配備されている。
図2はカメラ100の背面図である。カメラ100の背面には、ズームスイッチ127が配備されている。ズームスイッチ127のワイド(W)側を押すと、押し続けている間、レンズ鏡胴60がワイド端(望遠)側に繰り出し、テレ(T)側の他方を押すと、押し続けている間、レンズ鏡胴60がテレ端(広角)側に移動する。
カメラ100の背面には、画像表示LCD102、十字キー124、情報位置指定キー126等も設けられている。十字キー124は、上下左右がそれぞれ表示明るさ調節/セルフタイマ/マクロ撮影/ストロボ撮影を設定する操作系である。後述するが、十字キー124の下キーを押下することで、セルフタイマ回路83の計時完了後にメインCPU20がCCD132にシャッタ動作を行わせるセルフ撮影モードの設定を行える。
図3は第1実施形態に係るカメラ100のブロック図である。カメラ100にはユーザがこのカメラ100を使用するときに種々の操作を行なうための操作部120が設けられている。この操作部120には、カメラ100を作動させるための電源投入用の電源スイッチ121、オート撮影やマニュアル撮影等を選択するためのモードダイヤル123、各種のメニューの設定や選択あるいはズームを行なうための十字キー124、閃光発光用スイッチ125、および十字キー124で選択されたメニューの実行やキャンセル等を行なうための情報位置指定キー126が備えられている。
また、カメラ100には、撮影画像や再生画像等を表示するための画像表示LCD102と、操作の手助けを行なうための操作LCD表示103が備えられている。
このカメラ100にはレリーズスイッチ104が配備されている。このレリーズスイッチ104によって撮影の開始指示がメインCPU20へと伝えられる。このカメラ100では所定のメニュー画面によって撮影と再生との切り替えが自在になっている。また、カメラ100には、コントラストAF時に被写体に投光スポットを照射するための発光ダイオード(LED)からなるAF補助光ランプ105b、閃光を発光するストロボ105aを有する閃光発光装置が配備されている。
また、カメラ100には、撮影レンズ101と、絞り131と、撮影レンズ101および絞り131を経由して結像された被写体像をアナログの画像信号に変換する撮像素子であるCCDセンサ132(以下CCD132と略記する)とが備えられている。CCD132は、CCD132に照射された被写体光により発生した電荷を可変の電荷蓄積時間(露光期間)の間蓄積することにより画像信号を生成するものである。CCD132からは、CG部136から出力される垂直同期信号VDに同期したタイミングでフレーム毎の画像信号が順次出力される。
撮像素子にCCD132を用いた場合には、色偽信号やモアレ縞等の発生を防止するために、入射光内の不要な高周波成分を除去する光学的ローパスフィルタ132aが配設されている。また、入射光内の赤外線を吸収若しくは反射して、長波長域で感度が高いCCDセンサ132固有の感度特性を補正する赤外カットフィルタ132bが配設されている。光学的ローパスフィルタ132a及び赤外カットフィルタ132bの具体的な配設の態様は特に限定されない。
また、カメラ100には、CCDセンサ132からのアナログ画像信号が表わす被写体像のホワイトバランスを合わせるとともにその被写体像の階調特性における直線の傾き(γ)を調節し、さらにアナログ画像信号を増幅する増幅率可変の増幅器を含む白バランス・γ処理部133が備えられている。
さらに、カメラ100には、白バランス・γ処理部133からのアナログ信号をディジタルのR,G,B画像データにA/D変換するA/D変換部134と、そのA/D変換部134からのR,G,B画像データを格納するバッファメモリ135が備えられている。
A/D変換部134によって得られたR,G,B画像データは、AF検出部150にも入力される。AF検出部150は、R,G,B画像データを1画面の所定の分割エリア毎にかつ同じ色成分毎に積算平均し、さらにフレームごとに、全エリアのR,G,B画像データの積算平均値Ir,Ig,Ibを算出する。この積算平均値Ir,Ig,IbをR,G,Bの可視光の受光量とする。
ただし、R,G,Bの可視光の受光量Ir,Ig,Ibは、R、G、Bの可視光にそれぞれ感度を有するCCD132以外の受光センサ(図示せず)によって検出することも可能である。
また、カメラ100には、CG(クロックジェネレータ)部136と、測光・測距用CPU137と、充電・発光制御部138と、通信制御部139と、YC処理部140と、電源電池68とが備えられている。
CG部136は、CCDセンサ132を駆動するための垂直同期信号VD,高速掃き出しパルスPを含む駆動信号、白バランス・γ処理部133,A/D変換部134を制御する制御信号、および通信制御部139を制御する制御信号を出力する。また、このCG部136には、測光・測距用CPU137からの制御信号が入力される。
測光・測距用CPU137は、ズーム用モータ110、フォーカス用モータ111、絞り調節を行う絞り用モータ112を制御してズームレンズ101a、フォーカスレンズ101b、絞り131をそれぞれ駆動することにより被写体までの距離の算出(測距)を行ない、CG部136および充電・発光制御部138を制御する。ズーム用モータ110、フォーカス用モータ111、絞り用モータ112の駆動は、モータドライバ62によって制御され、モータドライバ62の制御コマンドは、測光・測距用CPU137あるいはメインCPU20から送られる。
なお、ズームレンズ101a、フォーカスレンズ101b、絞り131、AF補助光照射角の駆動源は、ズーム用モータ110、フォーカス用モータ111、絞り用モータ112のような各種モータに限定する必然性はなく、アクチュエータなどであってもよい。
測光・測距用CPU137は、レリーズスイッチ104が半押し(S1オン)されると、CCD132によって周期的(1/30秒から1/60秒ごと)に得られる画像データ(スルー画像)に基づいて被写体の明るさの測光(EV値の算出)を行う。
即ち、AE演算部151は、A/D変換部134から出力されたR、G、Bの画像信号を積算し、その積算値を測光・測距用CPU137に提供する。測光・測距用CPU137は、AE演算部151から入力する積算値に基づいて被写体の平均的な明るさ(被写体輝度)を検出し、撮影に適した露出値(EV値)を算出する。
そして、測光・測距用CPU137は、得られたEV値に基づいて絞り131の絞り値(F値)及びCCD132の電子シャッタ(シャッタスピード)を含む露出値を所定のプログラム線図にしたがって決定する(AE動作)。
レリーズスイッチ104が全押し(S2オン)されると、測光・測距用CPU137は、その決定した絞り値に基づいて絞り131を駆動し、絞り131の開口径を制御するとともに、決定したシャッタスピードに基づき、CG136を介してCCD132での電荷蓄積時間を制御する。
AE動作は、絞り優先AE,シャッタ速度優先AE,プログラムAEなどがあるが、いずれにおいても、被写体輝度を測定し、この被写体輝度の測光値に基づいて決められた露出値、すなわち絞り値とシャッタスピードとの組み合わせで撮影を行うことにより、適正な露光量で撮像されるように制御しており、面倒な露出決定の手間を省くことができる。
AF検出部150は、測光・測距CPU137により選定された検出範囲に対応する画像データをA/D変換部134から抽出する。焦点位置を検出する方法は、合焦位置で画像データの高周波成分が最大振幅になるという特徴を利用して行う。AF検出部150は、抽出された画像データの高周波成分を1フィールド期間積分することにより、振幅値を算出する。AF検出部150は、測光・測距CPU137がフォーカス用モータ111を駆動制御してフォーカスレンズ101bを可動範囲内、即ち無限遠側の端点(INF点)から至近側の端点(NEAR点)の間で移動させている間に順次振幅値の計算を実行し、最大振幅を検出した時に検出値を測光・測距CPU137に送信する。
測光・測距CPU137は、この検出値を取得して対応する合焦位置に、フォーカスレンズ101bを移動させるようにフォーカス用モータ111に指令を出す。フォーカス用モータ111は、測光・測距CPU137の指令に応じてフォーカスレンズ101bを合焦位置に移動させる(AF動作)。
測光・測距用CPU137は、メインCPU20とのCPU間通信によってレリーズスイッチ104と接続されており、ユーザによりレリーズスイッチ104が半押しされた時に、この合焦位置の検出が行われる。また、測光・測距用CPU137には、ズーム用モータ110が接続されており、メインCPU20が、ズームスイッチ127によってユーザからのTELE方向又はWIDE方向へのズームの指令を取得した場合に、ズーム用モータ110を駆動させることにより、ズームレンズ101aをWIDE端とTELE端との間で移動させる。
充電・発光制御部138は,ストロボ105aを発光させるために電源電池68からの電力の供給を受けて図示しない閃光発光用のコンデンサを充電したり、そのストロボ105aの発光を制御する。
充電・発光制御部138は,電源電池68の充電開始、レリーズスイッチ104の半押し・全押し操作信号等の各種の信号や、発光量、発光タイミングを示す信号をメインCPU20や測光・測距CPU137から取り込んだことに応じ、セルフタイマランプ(タリーランプ)105cやAF補助光ランプ105bへの電流供給制御を行い、所望の発光量が所望のタイミングで得られるように制御する。
なお、セルフタイマランプ105cはLEDで構成してもよく、AF補助光ランプ105bを構成するLEDと共通にしてもよい。
メインCPU20には、セルフタイマ回路83が接続されている。メインCPU20は、セルフ撮影モードが設定されている場合、レリーズスイッチ104の全押し信号に基づいて計時を行なう。この計時中に、メインCPU20は測光・測距CPU137を介し、残り時間に合わせて点滅速度をだんだんと早めながら、セルフタイマランプ105cを点滅させる。セルフタイマ回路83は、計時完了後に計時完了信号をメインCPU20に入力する。メインCPU20は、計時完了信号に基づいて、CCD132にシャッタ動作を実施させる。
通信制御部139には、通信ポート107が備えられており、この通信制御部139は、カメラ100により撮影された被写体の画像信号をUSB端子が備えられたパーソナルコンピュータ等の外部装置に出力し、およびこのような外部装置からカメラ100に画像信号を入力することにより、その外部装置との間のデータ通信を担うものである。また、このカメラ100は、ロール状の写真フイルムに写真撮影を行なう通常のカメラが有するISO感度80,100,200,400,1600等に切り替える機能を模擬した機能を有し、ISO感度400以上に切り替えられた場合、白バランス・γ処理部133の増幅器の増幅率が所定の増幅率を越えた高増幅率に設定された高感度モードとなる。通信制御部139は、高感度モードでの撮影中は、外部装置との通信を停止する。
また、カメラ100には、圧縮・伸長&ID抽出部143と、I/F部144が備えられている。圧縮・伸長&ID抽出部143は、バッファメモリ135に格納された画像データを、バスライン142を介して読み出して圧縮し、I/F部144を経由してメモリカード200に格納する。また、圧縮・伸長&ID抽出部143は、メモリカード200に格納された画像データの読み出しにあたり、メモリカード200固有の識別番号(ID)を抽出し、そのメモリカード200に格納された画像データを読み出して伸長し、バッファメモリ135に格納する。
バッファメモリ135に格納されたY/C信号は、圧縮・伸長&ID抽出部143によって所定のフォーマットに従って圧縮された後、I/F144を介してメモリカード200のようなリムーバブルメディアないしハードディスク(HDD)75のような内蔵型大容量記憶媒体に所定の形式(例えばExif(Exchangeable Image File Format)ファイル)で記録される。ハードディスク(HDD)75へのデータ記録またはハードディスク(HDD)75からのデータの読込みは、メインCPU20の指令に応じてハードディスクコントローラ74によって制御される。
また、カメラ100には、メインCPU20と、EEPROM146と、YC/RGB変換部147と、表示用のドライバ148とが備えられている。メインCPU20は、このカメラ100全体の制御を行なう。EEPROM146には、このカメラ100固有の固体データやプログラム等が格納されている。YC/RGB変換部147は、YC処理部140で生成されたカラー映像信号YCを3色のRGB信号に変換して表示用のドライバ148を経由して画像表示LCD102に出力する。
また、カメラ100は、AC電源から電力を得るためのACアダプタ48と電源電池68とが着脱可能な構成となっている。電源電池68は充電可能な二次電池、例えばニカド電池、ニッケル水素電池、リチウムイオン電池で構成される。電源電池68は使い切り型の一次電池、例えばリチウム電池、アルカリ電池で構成してもよい。電源電池68は図示しない電池収納室に装填することにより、カメラ100の各回路と電気的に接続される。
ACアダプタ48がカメラ100に装填されAC電源からACアダプタ48を介してカメラ100に電力が供給される場合には、電源電池68が電池収納室に装填されている場合であっても、優先的に当該ACアダプタ48から出力された電力がカメラ100の各部に駆動用の電力として供給される。また、ACアダプタ48が装填されておらず、かつ電源電池68が電池収納室に装填されている場合には、当該電源電池68から出力された電力がカメラ100の各部に駆動用の電力として供給される。
なお、図示しないが、カメラ100には、電池収納室内に収納される電源電池68とは別にバックアップ電池が設けられている。内蔵バックアップ電池には例えば専用の二次電池が用いられ、電源電池68によって充電される。バックアップ電池は、電源電池68の交換や取り外し等、電源電池68が電池収納室に装填されていない場合、カメラ100の基本機能に給電する。
即ち、電源電池68又はACアダプタ48からの電源供給が停止すると、バックアップ電池がスイッチング回路(図示せず)によってRTC15等に接続され、これらの回路に給電する。これにより、バックアップ電池29が寿命に達しない限り、RTC15等の基本機能には、電源供給が間断なく継続する。
RTC(Real Time Clock)15は計時専用のチップであり、電源電池68やACアダプタ48からの給電がオフされていてもバックアップ電池から電源供給を受けて継続的に動作する。
画像表示LCD102には透過型又は半透過型の液晶パネル71を背面側から照明するバックライト70が配設されており、省電力モードの場合には、メインCPU20によりそのバックライト70の明るさ(輝度)がバックライトドライバ72を介して制御され、バックライト70の消費電力が低減されるようになっている。また、省電力モードは、操作部120の情報位置指定キー126を押して画像表示LCD102にメニュー画面を表示させ、そのメニュー画面で所定の操作を行うことによってオン/オフを設定することができるようになっている。
図4は、モードダイヤル123を上面から見た図である。モードダイヤル123は、回動可能なダイヤル式のスイッチで構成されている。モードダイヤル123には、撮影シーンを直感的に認識可能なマークであるアイコンが印刷されている。モードダイヤル123は、図中矢印方向(時計回り又は反時計回り)に回転可能であり、撮影者は、撮影シーンに適したアイコンが位置合わせマーク97の位置にくるようにモードダイヤル123を回転させることにより、撮影モードを選択することができる。
撮影モードの種類には、例えば、静止画を撮影する静止画の撮影モードと、動画を撮影する動画の撮影モードとがあり、更に静止画の撮影モードには、シャッタスピード、絞り値等の撮影条件を自動で設定するオートモード、それらの撮影条件の設定をマニュアルで行うマニュアルモード、人物撮影、風景撮影、スポーツ撮影、夜景撮影のように各撮影シーンに応じて適切なシャッタスピード、絞り値、露出値、ホワイトバランスその他の撮影条件に自動設定する各撮影モード(人物モード、ポートレート撮影モード、風景モード、スポーツモード、夜景モード)などがある。
この図では、アイコン123−1は、シャッタスピードと絞り値を自由に設定できるマニュアルモードに対応する。アイコン123−2は、動画を撮影する動画モードに対応する。アイコン123−3は、夜景を撮影するのに適した夜景モードに対応する。アイコン123−4は、スポーツシーン等の動きの速い被写体を撮影するのに適したスポーツモードに対応する。アイコン123−5は、風景を撮影するのに適した風景モードに対応する。アイコン123−6は、人物を撮影するのに適したポートレートモードに対応する。アイコン123−7は、様々な撮影シーンに適応した撮影が可能なオートモードに対応する。アイコン123−8は、シャッタスピード/絞り以外の各種設定ができるプログラムオートモードに対応する。アイコン123−9は、絞り値を設定できる絞り優先オートモードに対応する。アイコン123−10は、シャッタスピードを設定できるシャッター優先オートモードに対応する。
これら各撮影モードのアイコン123−1〜10を位置合わせマーク97に合わせることで各撮影モードが設定される。撮影モードが設定されると、撮影モード毎に予め規定された撮影条件に基づいて撮影が行われるとともに、各モードに応じた画像処理が行われる。
例えば、ポートレート撮影モードでは、主要被写体となる人物がより目立つように、絞り131を開放側に設定して背景をぼかし、画像処理においては、肌色がきれいに出るように肌色の色補正が重点的に行われる。また、風景モードでは、色彩がきれいに出るように彩度を上げるとともに、コントラストを強くしたり、シャープネスを上げるなどの画像処理が施される。また、マクロ撮影モードでは、花や植物の撮影が多いと考えられるため、彩度を上げる処理が行われる。夜景モードでは、周囲が夜景等の暗い場所でストロボ105aを発光しない状態で撮影を行なう場合に使用される。夜景モードでは、CCD132のシャッタ速度が例えば1/60秒よりも長い露光状態となる(ロングシャッタモード)。
ただし、モードダイヤル123によって撮影モードを設定する必然性はない。例えば、画像表示LCD102に表示された撮影モードのメニューから十字キー124と情報位置指定キー126の操作によって任意の撮影モードを選択できるようにすることも可能である。あるいは、図示しない単一の撮影モードを設定/解除するような操作手段(マクロ撮影ボタン、セルフタイマボタン、フラッシュボタンなど)の操作によって撮影モードを設定してもよい。
また、撮影モードは上述したものに限定されず、その他の所望の撮影シーンに応じた撮影モードを設けてもよい。
図5は第1実施形態に係るメインCPU20の実行するプログラムをブロック図で概念的に示している。メインCPU20は、EEPROM146やハードディスク75等のコンピュータ読み取り可能な記憶媒体に記憶されたプログラムである顔抽出部20aおよび表示制御部20bをRAM145等に読み出して実行する。これらをまとめて単にプログラムと呼ぶこともある。
顔抽出部20aは、バッファメモリ135に逐次記憶されるスルー画像もしくはメモリカード200の画像から人物の顔部分を含む領域である顔領域を抽出する。顔領域の抽出方法としては、例えば本出願人による特開平9−101579号公報「顔領域抽出方法及び複写条件決定方法」において開示された技術を適用することができる。
この技術は、撮影した画像の各画素の色相が肌色の範囲に含まれるか否かを判定して肌色領域と非肌色領域とに分割すると共に、画像中のエッジを検出して画像中の各箇所をエッジ部分又は非エッジ部分に分類する。そして、肌色領域内に位置し非エッジ部分に分類された画素からなり、かつエッジ部分と判定された画素で囲まれた領域を顔候補領域として抽出し、抽出した顔候補領域が人物の顔に相当する領域かを判定し、この判定結果に基づき顔領域として抽出するものである。また、この他に、特開2003−209683号公報や特開2002−199221号公報に記載される方法で顔領域を抽出することもできる。
表示制御部20bは、ドライバ148に内蔵されたOSD信号発生回路148aに対し、シャッタ速度や絞り値、撮影可能枚数、撮影日時、警告メッセージ、グラフィカルユーザインターフェイス(GUI)等の文字及び記号情報を表示するための信号を発生させるコマンドを送る。OSD信号発生回路148aから出力される信号は、必要に応じてYC/RGB変換部147からの画像信号に混合されて、液晶パネル71に供給される。これにより、スルー画像や再生画像に文字等が合成された合成画像が表示される。
以下、図6のフローチャートを参照し、カメラ100の実行する第1実施形態に係る撮像処理の流れを説明する。
S1では、メインCPU20は、モードダイヤル123による撮影モードの設定状態を識別する。
S2では、電源スイッチ121のオンに連動してLCD102へのスルー画の表示を開始する。
S3では、メインCPU20は、モードダイヤル123やメニュー画面等により、人物撮影を想定していない撮影条件を規定した撮影モード(ここでは一例として「風景モード」とする)が設定されているか否かを判断する。風景モードに設定されている場合はS4に移行し、風景モードに設定されていない場合はS7に移行する。
S4では、顔抽出部20aは、スルー画について、顔領域の抽出を行う。そして、少なくとも1つの顔領域が抽出されたか否かを判断する。少なくとも1つの顔領域が抽出された場合はS5に移行する。顔領域が1つも抽出されなかった場合はS6に移行する。
S5では、表示制御部20bは、OSD信号発生回路148aを制御し、人物撮影を想定していないモードで人物を撮影しようとしている旨の第1の警告メッセージ、例えば「顔を検出しましたがこのままのモードで撮影してよいですか」などといったメッセージの映像信号を生成させる。そして、表示制御部20bは、生成された第1の警告メッセージの映像信号をスルー画と合成して、あるいはスルー画と合成せず単独でLCD102に出力し、表示させる。ただし、警告メッセージの再生は映像に限定されず、音声であってもよい。
なお、当初から撮影対象として意図していない人物の顔(例えば風景撮影中にたまたま画角内に入った通行人の顔)が抽出されて第1の警告メッセージが表示されたような場合でも、そのまま無視してステップS7に進み、記録用画像の取得を行うことができる。
S6では、表示制御部20bは、OSD信号発生回路148aを制御し、人物撮影を想定していない撮影条件を規定したモードで人物を撮影しようとしていない旨の第2の警告メッセージ、例えば「人物は検出されませんでした」などといったメッセージの映像信号を生成させる。そして、表示制御部20bは、生成された第2の警告メッセージの映像信号をスルー画と合成して、あるいはスルー画と合成せず単独でLCD102に出力し、表示させる。ただし、第2の警告メッセージの表示は必須ではなく、S6を省略して第2の警告メッセージを表示せずにスルー画だけ表示してもよい。
S7では、CPU20は、レリーズスイッチ104が全押しされたことに応じ、CCD132のシャッタ動作を制御し、記録用画像データの取得を行う。取得された画像データはY/C信号に変換され、ガンマ補正等の所定の処理が施された後、メモリカード200(もしくはHDD75)に格納される。記録用画像はLCD102に表示される。
以上の処理によると、撮影モードが人物撮影を想定していないものである場合、スルー画について顔抽出が実行され、顔領域が1つでも抽出されると、第1の警告メッセージが再生される。撮影者は、人物撮影に適していない撮影モードを設定して人物を撮影しようとしていること、あるいは不適切な撮影モードの設定について注意を喚起され、これに応じて人物撮影に適した撮影モードに変更するか、被写体を正しく捉えなおして、人物撮影の失敗を防止できる。
<第2実施形態>
図7は、本発明の好ましい第2の実施形態に係る撮像処理の流れを示すフローチャートである。
図7は、本発明の好ましい第2の実施形態に係る撮像処理の流れを示すフローチャートである。
S11、S12、S17はそれぞれ、第1実施形態のS1、S2、S7と同様である。
S13では、メインCPU20は、モードダイヤル123やメニュー画面等により、人物撮影を想定している撮影条件を規定する撮影モード(ここでは一例として「人物モード」とする)が設定されているか否かを判断する。人物モードに設定されている場合はS14に移行し、人物モードに設定されていない場合はS17に移行する。
S14では、顔抽出部20aは、スルー画について、顔領域の抽出を行う。そして、少なくとも1つの顔領域が抽出されたか否かを判断する。少なくとも1つの顔領域が抽出された場合はS16に移行する。顔領域が1つも抽出されなかった場合はS15に移行する。
S15では、表示制御部20bは、OSD信号発生回路148aを制御し、人物撮影を想定しているモードで人物を撮影しようとしていない旨の第3の警告メッセージ、例えば「顔を検出できませんがこのモードのままで撮影してよいですか」などといったメッセージの映像信号を生成させる。そして、表示制御部20bは、生成された第3の警告メッセージの映像信号をスルー画と合成して、あるいはスルー画と合成せず単独でLCD102に出力し、表示させる。
S16では、表示制御部20bは、OSD信号発生回路148aを制御し、人物撮影を想定しているモードで人物の顔を撮影しようとしている旨の第4の警告メッセージ、例えば「人物が検出されました」などといったメッセージの映像信号を生成させる。そして、表示制御部20bは、生成された第4の警告メッセージの映像信号をスルー画と合成して、あるいはスルー画と合成せず単独でLCD102に出力し、表示させる。ただし、第4の警告メッセージの表示は必須ではなく、S16を省略して第4の警告メッセージを表示せずにスルー画だけ表示してもよい。
以上の処理によると、撮影モードが人物撮影を想定しているものである場合、スルー画について顔抽出が実行され、顔領域が1つも抽出されないと、第3の警告メッセージが再生される。撮影者は、人物撮影に適した撮影モードを設定しているにもかかわらず人物を撮影しようとしていないこと、あるいは不適切な撮影モードの設定について注意を喚起され、これに応じて人物撮影に適した撮影モードに変更するか、被写体を正しく捉えなおして、人物の抜けた失敗撮影を防止できる。
<その他の実施形態>
第1実施形態に係る撮影処理または第2実施形態に係る撮影処理のいずれを実行するかを、操作部120から設定できるようにしてもよい。
第1実施形態に係る撮影処理または第2実施形態に係る撮影処理のいずれを実行するかを、操作部120から設定できるようにしてもよい。
20:メインCPU、83:セルフタイマ回路、101:撮影レンズ、105c:セルフタイマランプ、132:CCD、134:A/D変換部、150:AF検出部、151:AE演算部
Claims (4)
- 所望の被写体に応じた撮影条件を規定する撮影モードを設定する撮影モード設定部、被写体から撮影レンズを介して入射した光を受光して継続的に撮像信号に変換して出力する撮像素子、前記撮像素子から出力された撮像信号を画像データに変換して出力する画像データ変換部、前記画像データの記録指示を入力する記録指示部、前記記録指示部が前記記録指示の入力を受け付けたことに応じて前記撮像素子の露光を制御するシャッタ制御部、前記シャッタ制御部による露光の制御に応じて前記撮像素子から出力された撮像信号の画像データを記録する記録部、および少なくとも前記記録部に記録された画像データを表示する表示部を備える撮像装置であって、
前記画像データ変換部から出力された画像データに基づいて前記被写体の顔領域を検出する顔検出部と、
前記撮影モード設定部が人物を被写体とした撮影を想定している撮影条件を規定した撮影モードを設定しているか否かおよび前記顔検出部が少なくとも1つの顔領域を検出したか否かに応じ、所定の警告を前記表示部に再生する警告部と、
を備える撮像装置。 - 前記警告部は、前記撮影モード設定部が人物を被写体とした撮影を想定していない撮影条件を規定した撮影モードを設定しておりかつ前記顔検出部が少なくとも1つの顔領域を検出した場合、所定の第1の警告を前記表示部に再生する請求項1に記載の撮像装置。
- 前記警告部は、前記撮影モード設定部が人物を被写体とした撮影を想定した撮影条件を規定した撮影モードを設定しておりかつ前記顔検出部が顔領域を検出しない場合、所定の第2の警告を前記表示部に再生する請求項1または2に記載の撮像装置。
- 所望の被写体に応じた撮影条件を規定する撮影モードを設定する撮影モード設定部、被写体から撮影レンズを介して入射した光を受光して継続的に撮像信号に変換して出力する撮像素子、前記撮像素子から出力された撮像信号を画像データに変換して出力する画像データ変換部、前記画像データの記録指示を入力する記録指示部、前記記録指示部が前記記録指示の入力を受け付けたことに応じて前記撮像素子の露光を制御するシャッタ制御部、前記シャッタ制御部による露光の制御に応じて前記撮像素子から出力された撮像信号の画像データを記録する記録部、および少なくとも前記記録部に記録された画像データを表示する表示部を備える撮像装置に用いられる警告方法であって、
前記画像データ変換部から出力された画像データに基づいて前記被写体の顔領域を検出するステップと、
前記撮影モード設定部が人物を被写体とした撮影を想定している撮影条件を規定した撮影モードを設定しているか否かおよび少なくとも1つの顔領域が検出されたか否かに応じ、所定の警告を前記表示部に再生するステップと、
を含む警告方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006122362A JP2007295390A (ja) | 2006-04-26 | 2006-04-26 | 撮像装置および警告方法 |
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JP (1) | JP2007295390A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009188994A (ja) * | 2008-01-07 | 2009-08-20 | Panasonic Corp | 電子機器、撮像装置 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004320287A (ja) * | 2003-04-15 | 2004-11-11 | Nikon Gijutsu Kobo:Kk | デジタルカメラ |
JP2005159708A (ja) * | 2003-11-26 | 2005-06-16 | Fuji Photo Film Co Ltd | デジタルカメラ及び画像処理装置 |
-
2006
- 2006-04-26 JP JP2006122362A patent/JP2007295390A/ja active Pending
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