JP2008131094A - 撮像装置および撮像方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】被写体全員が目つぶりをしていない画像を簡単に撮影できるようにする。
【解決手段】表示制御部20dは、OSD信号発生回路148aを制御し、目が閉じていると判断された目領域を有する顔領域の周縁枠の属性を変更し、属性の変更された周縁枠の映像信号を生成させ、これを記録用画像と合成してLCD102に表示させる。または表示制御部20dは、目が閉じていると判断された目領域を有する顔領域内部の属性を変更し、属性の変更された顔領域の映像信号を生成させ、これを記録用画像と合成してLCD102に表示させる。
【選択図】 図7
【解決手段】表示制御部20dは、OSD信号発生回路148aを制御し、目が閉じていると判断された目領域を有する顔領域の周縁枠の属性を変更し、属性の変更された周縁枠の映像信号を生成させ、これを記録用画像と合成してLCD102に表示させる。または表示制御部20dは、目が閉じていると判断された目領域を有する顔領域内部の属性を変更し、属性の変更された顔領域の映像信号を生成させ、これを記録用画像と合成してLCD102に表示させる。
【選択図】 図7
Description
本発明は顔検出を応用したカメラに関する。
従来、被写体が確実に目を開いた状態で撮影が行えるようにする技術が知られている。例えば特許文献1によると、まばたき検出回路を具え、まばたき検出回路から瞳部分が小さくなった旨の信号を受けた際には、被写体のデジタル画像を画像メモリに格納した後に、瞳部分が小さくなった画像を画像メモリに格納した旨を撮影者に知らせる。
特開2003−338952号公報
特許文献1の技術では、限られた撮影機会では、被写体の数が複数になると、顔がきちんと写っているか、あるいは目がちゃんと開いているかというチェックが困難である。特に集合写真では、後から誰かが目つぶりをしていることが発見されると、撮影者自身のミスにされてしまう。
本発明はこのような問題点に鑑みてなされたもので、被写体全員が目つぶりをしていない画像を簡単に撮影できるようにすることを目的とする。
本発明は、被写体から撮影レンズを介して入射した光を受光して継続的に撮像信号に変換して出力する撮像素子、撮像素子から出力された撮像信号を画像データに変換して出力する画像データ変換部、画像データの記録指示を入力する記録指示部、記録指示部が記録指示の入力を受け付けたことに応じて撮像素子の露光を制御するシャッタ制御部、シャッタ制御部による露光の制御に応じて撮像素子から出力された撮像信号の画像データを記録する記録部、および少なくとも記録部に記録された画像データを表示する表示部を備える撮像装置に関する。
本発明に係る撮像装置は、記録部に記録された画像データに基づいて被写体の顔領域を検出する顔検出部と、顔検出部の検出した顔領域ごとに目の存在する目領域を検出する目領域検出部と、目領域検出部の検出した目領域内の目が開いているか又は閉じているかを顔領域ごとに判断する目開閉検出部と、目開閉検出部が目が閉じていると判断した顔領域である目つぶり顔領域が少なくとも1つ存在する場合、目つぶり顔領域の周縁部もしくは内部の属性を変更して表示するよう表示部を制御する表示制御部と、を備える。
この発明によると、撮像素子のシャッタ動作に応じて取得された画像データから、目をつぶっていると判断された顔領域である目つぶり顔領域が少なくとも1つ存在する場合、その画像データにおける目つぶり顔領域の周縁部もしくは内部の属性が変更されて表示される。このため、どの被写体に目つぶりが発生したかを撮影者が容易に知ることができ、目つぶりの生じていない画像を再撮影する機会を逃す可能性が低くなる。
表示制御部は、目つぶり顔領域が少なくとも1つ存在する場合、所定の警告を画像データと合成して表示するよう表示部を制御してもよい。
こうすると、目つぶりが発生していることが容易に分かる。
また、本発明は、被写体から撮影レンズを介して入射した光を受光して継続的に撮像信号に変換して出力する撮像素子、撮像素子から出力された撮像信号を画像データに変換して出力する画像データ変換部、画像データの記録指示を入力する記録指示部、セルフ撮影モードを設定するセルフ撮影設定部、セルフ撮影設定部によりセルフ撮影モードが設定された状態において、記録指示部が記録指示の入力を受け付けたことに応じ、所定の期間の計時を行うセルフタイマ回路、セルフタイマ回路による所定の期間の計時が完了したことに応じて撮像素子の露光の制御を行うシャッタ制御部、およびシャッタ制御部による露光の制御に応じて撮像素子から出力された撮像信号の画像データを記録する記録部、少なくとも記録部に記録された画像データを表示する表示部を備える撮像装置に関する。
本発明に係る撮像装置は、記録部に記録された画像データに基づいて被写体の顔領域を検出する顔検出部と、顔検出部の検出した顔領域ごとに目の存在する目領域を検出する目領域検出部と、目領域検出部の検出した目領域内の目が開いているか又は閉じているかを顔領域ごとに判断する目開閉検出部と、目開閉検出部が目が閉じていると判断した顔領域である目つぶり顔領域が少なくとも1つ存在する場合、セルフタイマ回路に所定の期間の計時を再び実行させるよう制御する撮像制御部と、を備える。
この発明によると、目つぶり顔領域が少なくとも1つ存在する場合、セルフタイマ回路の計時が再び実行され、計時が完了すると、撮像素子のシャッタ動作に応じて画像データが再び取得される。この画像データについて再び目つぶり顔領域の検出を行うことで、目つぶりの発生していない画像データが得られるまで、セルフ撮影が繰り返される。撮影者は、いちいち被写体に目つぶりが発生しているか否かを確認する必要がない。
記録部に記録されている目つぶり顔領域の検出された画像データである目つぶり顔画像を表示部に表示する表示制御部と、目つぶり画像データ以外の所望の画像データ中の所望の顔領域である合成元顔領域の選択を受け付ける顔領域選択部と、顔領域選択部が選択を受け付けた合成元顔領域を、目つぶり画像データにおける目つぶり顔領域の存在位置に合成した画像を生成し、生成された合成画像を記録部に記録する合成部と、をさらに備えてもよい。
集合写真では誰かが目をつぶってしまうことが多いが、ある被写体に目つぶりが発生したとしても、セルフ撮影を繰り返し、同じ撮影機会で得られた別の画像データでその被写体が目をつぶっていなければ、同一の被写体の目をつぶっていない顔領域で目をつぶっている顔領域を置換することができる。
少なくともセルフタイマ回路による所定の期間の計時の進行中、発光する発光部と、所定の期間の計時の進行を示す第1の発光パターンで発光させるよう発光部を制御する発光制御部と、をさらに備え、発光制御部は、目つぶり顔領域が存在しない場合、目つぶり顔領域が存在していない画像データが記録された旨を示す第2の発光パターンで発光させるよう発光部を制御してもよい。
こうすると、目つぶりの発生していない画像データが得られたことが発光で分かる。なお、第1の発光パターンと第2の発光パターンが異なるようにすれば、セルフ撮影の進行と見分けがつく。
本発明に係る撮像方法は、上記の撮像装置に用いられる。この方法は、記録部に記録された画像データに基づいて被写体の顔領域を検出するステップと、検出された顔領域ごとに目の存在する目領域を検出するステップと、検出された目領域内の目が開いているか又は閉じているかを顔領域ごとに判断するステップと、目が閉じていると判断された顔領域である目つぶり顔領域が少なくとも1つ存在する場合、目つぶり顔領域の周縁部もしくは内部の属性を変更して表示するよう表示部を制御するステップと、を含む。
本発明に係る撮像方法は、記録部に記録された画像データに基づいて被写体の顔領域を検出するステップと、検出された顔領域ごとに目の存在する目領域を検出するステップと、検出された目領域内の目が開いているか又は閉じているかを顔領域ごとに判断するステップと、目が閉じていると判断された顔領域である目つぶり顔領域が少なくとも1つ存在する場合、セルフタイマ回路に所定の期間の計時を再び実行させるよう制御するステップと、を含む。
この発明によると、撮像素子のシャッタ動作に応じて取得された画像データから、目をつぶっていると判断された顔領域である目つぶり顔領域が少なくとも1つ存在する場合、その画像データにおける目つぶり顔領域の周縁部もしくは内部の属性が変更されて表示される。このため、どの被写体に目つぶりが発生したかを撮影者が容易に知ることができ、目つぶりの生じていない画像を再撮影する機会を逃す可能性が低くなる。
この発明によると、目つぶり顔領域が少なくとも1つ存在する場合、セルフタイマ回路の計時が再び実行され、計時が完了すると、撮像素子のシャッタ動作に応じて画像データが取得される。この画像データについて再び目つぶり顔領域の検出を行うことで、目つぶりの発生していない画像データが得られるまで、セルフ撮影が繰り返される。撮影者は、いちいち被写体に目つぶりが発生しているか否かを確認する必要がない。
以下、添付した図面を参照し本発明の好ましい実施の形態を説明する。
<第1実施形態>
図1は、本発明の好ましい実施形態に係るデジタルカメラ(以下カメラと略す)100の正面図である。
図1は、本発明の好ましい実施形態に係るデジタルカメラ(以下カメラと略す)100の正面図である。
カメラ100の正面に配備されたレンズ鏡胴60には、ズームレンズ101a及びフォーカスレンズ101bを含む撮影レンズ101が内蔵されており、ズームレンズ101aを光軸方向に移動させることで焦点距離調節が行なわれるとともに、フォーカスレンズ101bを光軸方向に移動させることによりピント調節が行なわれる。
レンズ鏡筒60は、カメラボディ180に沈胴した状態から、予め設定された最短焦点距離位置であるワイド端と最長焦点距離位置であるテレ端との間で進退することで、カメラボディ180から繰り出し、また収納される。この図では、レンズ鏡胴60がカメラボディ180に沈胴した状態が示されている。
またカメラ100には、非撮影時には撮影レンズ101の前面を覆って撮影レンズ101と外界とを遮ることで撮影レンズ101を保護する状態をつくり出すとともに、撮像時には撮像レンズを外界に露出するレンズカバー61が設けられている。
レンズカバー61は開閉自在な機構で構成されており、開放状態で撮影レンズ101の前面を覆い、閉鎖状態で撮影レンズ101の前面を外界に露出する。レンズカバー61は電源スイッチ121のオン/オフに連動して開放/閉鎖される。この図ではレンズカバー61は開放状態となっている。
カメラ100の上面には、中央部分にレリーズスイッチ104の配備されたモードダイヤル123と電源スイッチ121とが配備されており、正面には、ストロボ105a、AF補助光ランプ105b、セルフタイマランプ105c等が配備されている。
図2はカメラ100の背面図である。カメラ100の背面には、ズームスイッチ127が配備されている。ズームスイッチ127のワイド(W)側を押すと、押し続けている間、レンズ鏡胴60がワイド端(望遠)側に繰り出し、テレ(T)側の他方を押すと、押し続けている間、レンズ鏡胴60がテレ端(広角)側に移動する。
カメラ100の背面には、画像表示LCD102、十字キー124、情報位置指定キー126等も設けられている。十字キー124は、上下左右がそれぞれ表示明るさ調節/セルフタイマ/マクロ撮影/ストロボ撮影を設定する操作系である。後述するが、十字キー124の下キーを押下することで、セルフタイマ回路83の計時完了後にメインCPU20がCCD132にシャッタ動作を行わせるセルフ撮影モードの設定を行える。
図3は第1実施形態に係るカメラ100のブロック図である。カメラ100にはユーザがこのカメラ100を使用するときに種々の操作を行なうための操作部120が設けられている。この操作部120には、カメラ100を作動させるための電源投入用の電源スイッチ121、オート撮影やマニュアル撮影等を選択するためのモードダイヤル123、各種のメニューの設定や選択あるいはズームを行なうための十字キー124、閃光発光用スイッチ125、および十字キー124で選択されたメニューの実行やキャンセル等を行なうための情報位置指定キー126が備えられている。
また、カメラ100には、撮影画像や再生画像等を表示するための画像表示LCD102と、操作の手助けを行なうための操作LCD表示103が備えられている。
このカメラ100にはレリーズスイッチ104が配備されている。このレリーズスイッチ104によって撮影の開始指示がメインCPU20へと伝えられる。このカメラ100では所定のメニュー画面によって撮影と再生との切り替えが自在になっている。また、カメラ100には、コントラストAF時に被写体に投光スポットを照射するための発光ダイオード(LED)からなるAF補助光ランプ105b、閃光を発光するストロボ105aを有する閃光発光装置が配備されている。
また、カメラ100には、撮影レンズ101と、絞り131と、撮影レンズ101および絞り131を経由して結像された被写体像をアナログの画像信号に変換する撮像素子であるCCDセンサ132(以下CCD132と略記する)とが備えられている。CCD132は、CCD132に照射された被写体光により発生した電荷を可変の電荷蓄積時間(露光期間)の間蓄積することにより画像信号を生成するものである。CCD132からは、CG部136から出力される垂直同期信号VDに同期したタイミングでフレーム毎の画像信号が順次出力される。
撮像素子にCCD132を用いた場合には、色偽信号やモアレ縞等の発生を防止するために、入射光内の不要な高周波成分を除去する光学的ローパスフィルタ132aが配設されている。また、入射光内の赤外線を吸収若しくは反射して、長波長域で感度が高いCCDセンサ132固有の感度特性を補正する赤外カットフィルタ132bが配設されている。光学的ローパスフィルタ132a及び赤外カットフィルタ132bの具体的な配設の態様は特に限定されない。
また、カメラ100には、CCDセンサ132からのアナログ画像信号が表わす被写体像のホワイトバランスを合わせるとともにその被写体像の階調特性における直線の傾き(γ)を調節し、さらにアナログ画像信号を増幅する増幅率可変の増幅器を含む白バランス・γ処理部133が備えられている。
さらに、カメラ100には、白バランス・γ処理部133からのアナログ信号をディジタルのR,G,B画像データにA/D変換するA/D変換部134と、そのA/D変換部134からのR,G,B画像データを格納するバッファメモリ135が備えられている。
A/D変換部134によって得られたR,G,B画像データは、AF検出部150にも入力される。AF検出部150は、R,G,B画像データを1画面の所定の分割エリア毎にかつ同じ色成分毎に積算平均し、さらにフレームごとに、全エリアのR,G,B画像データの積算平均値Ir,Ig,Ibを算出する。この積算平均値Ir,Ig,IbをR,G,Bの可視光の受光量とする。
ただし、R,G,Bの可視光の受光量Ir,Ig,Ibは、R、G、Bの可視光にそれぞれ感度を有するCCD132以外の受光センサ(図示せず)によって検出することも可能である。
また、カメラ100には、CG(クロックジェネレータ)部136と、測光・測距用CPU137と、充電・発光制御部138と、通信制御部139と、YC処理部140と、電源電池68とが備えられている。
CG部136は、CCDセンサ132を駆動するための垂直同期信号VD,高速掃き出しパルスPを含む駆動信号、白バランス・γ処理部133,A/D変換部134を制御する制御信号、および通信制御部139を制御する制御信号を出力する。また、このCG部136には、測光・測距用CPU137からの制御信号が入力される。
測光・測距用CPU137は、ズーム用モータ110、フォーカス用モータ111、絞り調節を行う絞り用モータ112を制御してズームレンズ101a、フォーカスレンズ101b、絞り131をそれぞれ駆動することにより被写体までの距離の算出(測距)を行ない、CG部136および充電・発光制御部138を制御する。ズーム用モータ110、フォーカス用モータ111、絞り用モータ112の駆動は、モータドライバ62によって制御され、モータドライバ62の制御コマンドは、測光・測距用CPU137あるいはメインCPU20から送られる。
なお、ズームレンズ101a、フォーカスレンズ101b、絞り131、AF補助光照射角の駆動源は、ズーム用モータ110、フォーカス用モータ111、絞り用モータ112のような各種モータに限定する必然性はなく、アクチュエータなどであってもよい。
測光・測距用CPU137は、レリーズスイッチ104が半押し(S1オン)されると、CCD132によって周期的(1/30秒から1/60秒ごと)に得られる画像データ(スルー画像)に基づいて被写体の明るさの測光(EV値の算出)を行う。
即ち、AE演算部151は、A/D変換部134から出力されたR、G、Bの画像信号を積算し、その積算値を測光・測距用CPU137に提供する。測光・測距用CPU137は、AE演算部151から入力する積算値に基づいて被写体の平均的な明るさ(被写体輝度)を検出し、撮影に適した露出値(EV値)を算出する。
そして、測光・測距用CPU137は、得られたEV値に基づいて絞り131の絞り値(F値)及びCCD132の電子シャッタ(シャッタスピード)を含む露出値を所定のプログラム線図にしたがって決定する(AE動作)。
レリーズスイッチ104が全押し(S2オン)されると、測光・測距用CPU137は、その決定した絞り値に基づいて絞り131を駆動し、絞り131の開口径を制御するとともに、決定したシャッタスピードに基づき、CG136を介してCCD132での電荷蓄積時間を制御する。
AE動作は、絞り優先AE,シャッタ速度優先AE,プログラムAEなどがあるが、いずれにおいても、被写体輝度を測定し、この被写体輝度の測光値に基づいて決められた露出値、すなわち絞り値とシャッタスピードとの組み合わせで撮影を行うことにより、適正な露光量で撮像されるように制御しており、面倒な露出決定の手間を省くことができる。
AF検出部150は、測光・測距CPU137により選定された検出範囲に対応する画像データをA/D変換部134から抽出する。焦点位置を検出する方法は、合焦位置で画像データの高周波成分が最大振幅になるという特徴を利用して行う。AF検出部150は、抽出された画像データの高周波成分を1フィールド期間積分することにより、振幅値を算出する。AF検出部150は、測光・測距CPU137がフォーカス用モータ111を駆動制御してフォーカスレンズ101aを可動範囲内、即ち無限遠側の端点(INF点)から至近側の端点(NEAR点)の間で移動させている間に順次振幅値の計算を実行し、最大振幅を検出した時に検出値を測光・測距CPU137に送信する。
測光・測距CPU137は、この検出値を取得して対応する合焦位置に、フォーカスレンズ101bを移動させるようにフォーカス用モータ111に指令を出す。フォーカス用モータ111は、測光・測距CPU137の指令に応じてフォーカスレンズ101bを合焦位置に移動させる(AF動作)。
測光・測距用CPU137は、メインCPU20とのCPU間通信によってレリーズスイッチ104と接続されており、ユーザによりレリーズスイッチ104が半押しされた時に、この合焦位置の検出が行われる。また、測光・測距用CPU137には、ズーム用モータ111が接続されており、メインCPU20が、ズームスイッチ127によってユーザからのTELE方向又はWIDE方向へのズームの指令を取得した場合に、ズーム用モータ110を駆動させることにより、ズームレンズ101aをWIDE端とTELE端との間で移動させる。
充電・発光制御部138は,ストロボ105aを発光させるために電源電池68からの電力の供給を受けて図示しない閃光発光用のコンデンサを充電したり、そのストロボ105aの発光を制御する。
充電・発光制御部138は,電源電池68の充電開始、レリーズスイッチ104の半押し・全押し操作信号等の各種の信号や、発光量、発光タイミングを示す信号をメインCPU20や測光・測距CPU137から取り込んだことに応じ、セルフタイマランプ(タリーランプ)105cやAF補助光ランプ105bへの電流供給制御を行い、所望の発光量が所望のタイミングで得られるように制御する。
なお、セルフタイマランプ105cはLEDで構成してもよく、AF補助光ランプ105bを構成するLEDと共通にしてもよい。
メインCPU20には、セルフタイマ回路83が接続されている。メインCPU20は、セルフ撮影モードが設定されている場合、レリーズスイッチ104の全押し信号に基づいて計時を行なう。この計時中に、メインCPU20は測光・測距CPU137を介し、残り時間に合わせて点滅速度をだんだんと早めながら、セルフタイマランプ105cを点滅させる。セルフタイマ回路83は、計時完了後に計時完了信号をメインCPU20に入力する。メインCPU20は、計時完了信号に基づいて、CCD132にシャッタ動作を実施させる。
通信制御部139には、通信ポート107が備えられており、この通信制御部139は、カメラ100により撮影された被写体の画像信号をUSB端子が備えられたパーソナルコンピュータ等の外部装置に出力し、およびこのような外部装置からカメラ100に画像信号を入力することにより、その外部装置との間のデータ通信を担うものである。また、このカメラ100は、ロール状の写真フイルムに写真撮影を行なう通常のカメラが有するISO感度80,100,200,400,1600等に切り替える機能を模擬した機能を有し、ISO感度400以上に切り替えられた場合、白バランス・γ処理部133の増幅器の増幅率が所定の増幅率を越えた高増幅率に設定された高感度モードとなる。通信制御部139は、高感度モードでの撮影中は、外部装置との通信を停止する。
また、カメラ100には、圧縮・伸長&ID抽出部143と、I/F部144が備えられている。圧縮・伸長&ID抽出部143は、バッファメモリ135に格納された画像データを、バスライン142を介して読み出して圧縮し、I/F部144を経由してメモリカード200に格納する。また、圧縮・伸長&ID抽出部143は、メモリカード200に格納された画像データの読み出しにあたり、メモリカード200固有の識別番号(ID)を抽出し、そのメモリカード200に格納された画像データを読み出して伸長し、バッファメモリ135に格納する。
バッファメモリ135に格納されたY/C信号は、圧縮・伸長&ID抽出部143によって所定のフォーマットに従って圧縮された後、I/F144を介してメモリカード200のようなリムーバブルメディアないしハードディスク(HDD)75のような内蔵型大容量記憶媒体に所定の形式(例えばExif(Exchangeable Image File Format)ファイル)で記録される。ハードディスク(HDD)75へのデータ記録またはハードディスク(HDD)75からのデータの読込みは、メインCPU20の指令に応じてハードディスクコントローラ74によって制御される。
また、カメラ100には、メインCPU20と、EEPROM146と、YC/RGB変換部147と、表示用のドライバ148とが備えられている。メインCPU20は、このカメラ100全体の制御を行なう。EEPROM146には、このカメラ100固有の固体データやプログラム等が格納されている。YC/RGB変換部147は、YC処理部140で生成されたカラー映像信号YCを3色のRGB信号に変換して表示用のドライバ148を経由して画像表示LCD102に出力する。
また、カメラ100は、AC電源から電力を得るためのACアダプタ48と電源電池68とが着脱可能な構成となっている。電源電池68は充電可能な二次電池、例えばニカド電池、ニッケル水素電池、リチウムイオン電池で構成される。電源電池68は使い切り型の一次電池、例えばリチウム電池、アルカリ電池で構成してもよい。電源電池68は図示しない電池収納室に装填することにより、カメラ100の各回路と電気的に接続される。
ACアダプタ48がカメラ100に装填されAC電源からACアダプタ48を介してカメラ100に電力が供給される場合には、電源電池68が電池収納室に装填されている場合であっても、優先的に当該ACアダプタ48から出力された電力がカメラ100の各部に駆動用の電力として供給される。また、ACアダプタ48が装填されておらず、かつ電源電池68が電池収納室に装填されている場合には、当該電源電池68から出力された電力がカメラ100の各部に駆動用の電力として供給される。
なお、図示しないが、カメラ100には、電池収納室内に収納される電源電池68とは別にバックアップ電池が設けられている。内蔵バックアップ電池には例えば専用の二次電池が用いられ、電源電池68によって充電される。バックアップ電池は、電源電池68の交換や取り外し等、電源電池68が電池収納室に装填されていない場合、カメラ100の基本機能に給電する。
即ち、電源電池68又はACアダプタ48からの電源供給が停止すると、バックアップ電池がスイッチング回路(図示せず)によってRTC15等に接続され、これらの回路に給電する。これにより、バックアップ電池29が寿命に達しない限り、RTC15等の基本機能には、電源供給が間断なく継続する。
RTC(Real Time Clock)15は計時専用のチップであり、電源電池68やACアダプタ48からの給電がオフされていてもバックアップ電池から電源供給を受けて継続的に動作する。
画像表示LCD102には透過型又は半透過型の液晶パネル71を背面側から照明するバックライト70が配設されており、省電力モードの場合には、メインCPU20によりそのバックライト70の明るさ(輝度)がバックライトドライバ72を介して制御され、バックライト70の消費電力が低減されるようになっている。また、省電力モードは、操作部120の情報位置指定キー126を押して画像表示LCD102にメニュー画面を表示させ、そのメニュー画面で所定の操作を行うことによってオン/オフを設定することができるようになっている。
図4は第1実施形態に係るメインCPU20の実行するプログラムをブロック図で概念的に示している。メインCPU20は、EEPROM146やハードディスク75等のコンピュータ読み取り可能な記憶媒体に記憶されたプログラムである顔抽出部20a、目領域検出部20b、目開閉検出部20c、表示制御部20dをRAM145等に読み出して実行する。これらをまとめて単にプログラムと呼ぶこともある。
顔抽出部20aは、バッファメモリ135に逐次記憶されるスルー画像もしくはメモリカード200の画像から人物の顔部分を含む領域である顔領域を抽出する。顔領域の抽出方法としては、例えば本出願人による特開平9−101579号公報「顔領域抽出方法及び複写条件決定方法」において開示された技術を適用することができる。
この技術は、撮影した画像の各画素の色相が肌色の範囲に含まれるか否かを判定して肌色領域と非肌色領域とに分割すると共に、画像中のエッジを検出して画像中の各箇所をエッジ部分又は非エッジ部分に分類する。そして、肌色領域内に位置し非エッジ部分に分類された画素からなり、かつエッジ部分と判定された画素で囲まれた領域を顔候補領域として抽出し、抽出した顔候補領域が人物の顔に相当する領域かを判定し、この判定結果に基づき顔領域として抽出するものである。また、この他に、特開2003−209683号公報や特開2002−199221号公報に記載される方法で顔領域を抽出することもできる。
目領域検出部20bは、顔抽出部20aが画像から抽出した顔領域から目の存在する目領域を検出する。目領域は顔検出の結果得られる顔概略中心位置の相対的位置関係から検出することができる。
目開閉検出部20cは、目領域内の目が開いているか又は閉じているかを判断する。目の開閉の判断方法は特に限定されない。例えば目開閉検出部112cは、両目に相当する2つの目領域内の縦方向黒色画素数をそれぞれ検出する。そして、2つの目領域の縦方向黒色画素数に基づき、両目が開いているか否かを判断する。
表示制御部20dは、ドライバ148に内蔵されたOSD信号発生回路148aに対し、シャッタ速度や絞り値、撮影可能枚数、撮影日時、警告メッセージ、グラフィカルユーザインターフェイス(GUI)等の文字及び記号情報を表示するための信号を発生させるコマンドを送る。OSD信号発生回路148aから出力される信号は、必要に応じてYC/RGB変換部147からの画像信号に混合されて、液晶パネル71に供給される。これにより、スルー画像や再生画像に文字等が合成された合成画像が表示される。
以下、図5のフローチャートを参照し、カメラ100の実行する撮影処理の流れを説明する。
S1では、電源スイッチ121のオンに連動してLCD102へのスルー画の表示を開始する。
S2では、顔抽出部20aは、スルー画について、顔領域の抽出を行う。表示制御部20dは、OSD信号発生回路148aを制御し、各顔領域の周縁部分に相当する枠(周縁枠)の映像信号を生成させ、この周縁枠をスルー画像から検出された各顔領域の周縁部分に合成して表示させる。図6は周縁枠の表示例を示す。
S3では、CPU20は、レリーズスイッチ104が全押しされたか否かを判断する。全押しされた場合はS4、全押しされない場合はS1に移行する。
S4では、CPU20は、CCD132のシャッタ動作を制御し、記録用画像データの取得を行う。取得された画像データはY/C信号に変換され、ガンマ補正等の所定の処理が施された後、メモリカード200(もしくはHDD75)に格納される。記録用画像はLCD102に表示される。顔抽出部20aは、メモリカード200の記録用画像について、顔領域の抽出を行う。
S5では、目領域検出部20bは、顔抽出部20aが記録用画像から抽出した顔領域から目の存在する目領域を検出する。
S6では、目開閉検出部20cは、少なくとも1つの目領域の目が閉じているか否かを判断する。少なくとも1つの目領域の目が閉じている場合はS7に移行する。いずれの目領域の目も開いている場合はこの処理を終了する。
S7では、表示制御部20dは、OSD信号発生回路148aを制御し、目つぶりが発生している旨の警告メッセージの映像信号を生成させた上、生成された警告メッセージを記録用画像と合成してLCD102に表示させる。
S8では、表示制御部20dは、OSD信号発生回路148aを制御し、目が閉じていると判断された目領域を有する顔領域の周縁枠の属性を変更し、属性の変更された周縁枠の映像信号を生成させ、これを記録用画像と合成してLCD102に表示させる。周縁枠の属性を変更するとは、例えば、色、周縁枠の線幅、枠の点滅の有無や点滅間隔のうち少なくともいずれか1つである。
または表示制御部20dは、目が閉じていると判断された目領域を有する顔領域内部の属性を変更し、属性の変更された顔領域の映像信号を生成させ、これを記録用画像と合成してLCD102に表示させる。顔領域の属性を変更するとは、例えば顔領域の色相、エッジの強調の有無、ぼかしの有無のうち少なくともいずれか1つである。
あるいは、顔領域の周縁枠の属性の変更または顔領域内部の属性の変更の双方を実行してもよい。
図7は記録用画像に合成された属性警告メッセージM、属性の変更された周縁枠Fおよび顔領域Rの表示例を示す。ここでは、周縁枠Fの属性が直線から点線に変更され、かつ顔領域R内部の属性が網かけ表示に変更されている。
このように、記録用画像について目つぶりが検出されると、目つぶり顔領域の周縁枠の属性もしくは目つぶりの顔領域内部の属性が変更されるから、撮影者はどの被写体に目つぶりが生じているかが容易に分かり、目つぶりを生じていないような良好な画像の再撮影の機会を逃す可能性を減少させることができる。
<第2実施形態>
図8は第2実施形態に係るメインCPU20の実行するプログラムをブロック図で概念的に示している。
図8は第2実施形態に係るメインCPU20の実行するプログラムをブロック図で概念的に示している。
撮影制御部20eは、セルフタイマ回路83の動作と連動し、下記の撮影処理を制御する。その他のプログラムは第1実施形態と同様である。
図9は第2実施形態に係る撮影処理の流れを示すフローチャートである。
S10では、撮影制御部20eは、セルフ撮影モードが設定されている場合、レリーズスイッチ104の全押し信号に基づいてセルフタイマ回路83による所定の待ち時間の計時を開始する。この計時中に、セルフタイマ回路83は、測光・測距CPU137を介し、所定の待ち時間の残り時間に合わせて点滅速度がだんだん早まるような点滅パターン(計時点滅パターン)で、セルフタイマランプ105cを点滅させる。
S11では、顔抽出部20aは、スルー画について、顔領域の抽出を行う。抽出された顔領域のうち、最も優先度の高い顔領域(例えば、顔領域の大きさが最大のもの、顔抽出の精度が最大のもの、操作部120から最も優先度が高い顔領域が存在すべき位置として任意に指定された位置に、例えば画角中央に存在する顔領域)について、AF・AE動作を行い、この動作で得られた焦点位置および露出値をロックする。
S12では、セルフタイマ回路83は、所定の待ち時間の計時が完了すると、計時完了信号をメインCPU20に入力する。メインCPU20は、計時完了信号に基づいて、CCD132にシャッタ動作を実施させ、記録用画像を取得する。取得された画像データはメモリカード200(もしくはHDD75)に格納される。
S13では、顔抽出部20aは、メモリカード200の記録用画像について、顔領域の抽出を行う。
S14では、目領域検出部20bは、顔抽出部20aが記録用画像から抽出した顔領域から目の存在する目領域を検出する。
S15では、目開閉検出部20cは、少なくとも1つの目領域の目が閉じているか否かを判断する。少なくとも1つの目領域の目が閉じている場合はS16に移行する。いずれの目領域の目も開いている場合はS18に移行する。
S16では、撮影制御部20eは、S11で最も優先度の高い顔領域に対してロックされた焦点位置・露出値を維持したままセルフタイマ回路83の計時動作を再び起動する。なお、被写体の移動など撮影条件の変化により、最も優先度の高い顔領域への焦点位置および露出値のロックが維持できない場合は、2番目以降に優先度の高い顔領域に対してAF・AE動作を行い、この動作で得られた焦点位置および露出値をロックするとよい。
S17では、撮影制御部20eは、計時完了信号に基づいて、CCD132にシャッタ動作を実施させ、記録用画像を取得する。そしてS13に戻る。
S18では、撮影制御部20eは、測光・測距CPU137を介し、S10での点滅パターン(計時パターン)と異なる特有の点滅パターン(撮影完了パターン)でセルフタイマランプ105cを点滅させ、撮影が成功したことを通知する。撮影完了点滅パターンは、例えば、計時点滅パターンの発光色、発光周期、発光時間を計時パターンから変更することで得られる。
このように、記録用画像について目つぶりが検出されなくなるまでセルフタイマ撮影が繰り返されるから、撮影者がいちいち目つぶりの有無を確認することなく、目つぶりのない記録用画像を得るための撮影を繰り返すことができる。
また、目つぶりのない記録用画像が得られれば、セルフタイマランプ105cが、点灯パターンが計時パターンでなく撮影完了パターンで点灯するから、目つぶりのない記録用画像が得られたことが、自ら被写体となった撮影者にも容易に分かる。
<第3実施形態>
図10は第3実施形態に係るメインCPU20の実行するプログラムをブロック図で概念的に示している。
図10は第3実施形態に係るメインCPU20の実行するプログラムをブロック図で概念的に示している。
合成部20eは、ある記録用画像におけるある被写体の顔領域を、別の記録用画像におけるその被写体の顔領域に合成する。その他のプログラムは第1・2実施形態と同様である。
図11は第3実施形態に係る撮影処理の流れを示すフローチャートである。
S20〜S27、S31はそれぞれ、第2実施形態に係る撮影処理のS10〜S17、S18と同様である。
S28では、合成部20fは、操作部120の操作に応じ、メモリカード200に保存された記録用画像の中から所望の画像の選択を受け付ける。合成部20fは、選択された画像の中から、合成元となる顔領域(以下「切り抜き顔領域」という)の選択を受け付ける。また、合成部20fは、目つぶりの検出された顔領域のうち、切り抜き顔領域の合成先となる顔領域(以下「貼り付け先顔領域」という)の選択を受け付ける。
図12に例示するように、合成部20fは、OSD信号発生回路148aの生成した「切り抜き元設定」画面で、切り抜き顔領域の選択を受け付ける。
また、図13に例示するように、合成部20fは、OSD信号発生回路148aの生成した「貼り付け先設定」画面で、貼り付け先顔領域の選択を受け付ける。
S29では、合成部20fは、選択された切り抜き顔領域を、貼り付け先顔領域に合成する。表示制御部20dは、切り抜き顔領域が貼り付け先顔領域に合成された記録用画像(合成画像)をLCD102に表示する。
図14は切り抜き顔領域Xを、図15は貼り付け先顔領域X’を、図16は合成画像を表示している様子を示す。
S30では、合成部20fは、操作部120からの記録指示に応じ、合成画像を、メモリカード200に格納する。なお合成部20fは、操作部120からの削除指示に応じ、合成画像を破棄し、その後S26に戻るかあるいはS28に戻ってもよい。
このように、セルフ撮影で得られた記録用画像からある被写体の目つぶりが検出されると、セルフ撮影が再実行され、得られた記録用画像の目つぶりをしていない同一の被写体の顔領域で目つぶり顔領域を置き換えることができる。また、異なる画像で異なる被写体が目つぶりを起こしていても(図4ではXとY)、撮影者はより好ましい記録用画像の上に切り抜き顔領域を合成できる。
20:メインCPU、83:セルフタイマ回路、101:撮影レンズ、105c:セルフタイマランプ、132:CCD、134:A/D変換部、150:AF検出部、151:AE演算部
Claims (7)
- 被写体から撮影レンズを介して入射した光を受光して継続的に撮像信号に変換して出力する撮像素子、前記撮像素子から出力された撮像信号を画像データに変換して出力する画像データ変換部、前記画像データの記録指示を入力する記録指示部、前記記録指示部が前記記録指示の入力を受け付けたことに応じて前記撮像素子の露光を制御するシャッタ制御部、前記シャッタ制御部による露光の制御に応じて前記撮像素子から出力された撮像信号の画像データを記録する記録部、および少なくとも前記記録部に記録された画像データを表示する表示部を備える撮像装置であって、
前記記録部に記録された画像データに基づいて前記被写体の顔領域を検出する顔検出部と、
前記顔検出部の検出した顔領域ごとに目の存在する目領域を検出する目領域検出部と、
前記目領域検出部の検出した目領域内の目が開いているか又は閉じているかを顔領域ごとに判断する目開閉検出部と、
前記目開閉検出部が目が閉じていると判断した顔領域である目つぶり顔領域が少なくとも1つ存在する場合、前記目つぶり顔領域の周縁部もしくは内部の属性を変更して表示するよう前記表示部を制御する表示制御部と、
を備える撮像装置。 - 前記表示制御部は、前記目つぶり顔領域が少なくとも1つ存在する場合、所定の警告を前記画像データと合成して表示するよう前記表示部を制御する請求項1に記載の撮像装置。
- 被写体から撮影レンズを介して入射した光を受光して継続的に撮像信号に変換して出力する撮像素子、前記撮像素子から出力された撮像信号を画像データに変換して出力する画像データ変換部、前記画像データの記録指示を入力する記録指示部、セルフ撮影モードを設定するセルフ撮影設定部、前記セルフ撮影設定部により前記セルフ撮影モードが設定された状態において、前記記録指示部が前記記録指示の入力を受け付けたことに応じ、所定の期間の計時を行うセルフタイマ回路、前記セルフタイマ回路による前記所定の期間の計時が完了したことに応じて前記撮像素子の露光の制御を行うシャッタ制御部、および前記シャッタ制御部による露光の制御に応じて前記撮像素子から出力された撮像信号の画像データを記録する記録部、少なくとも前記記録部に記録された画像データを表示する表示部を備える撮像装置であって、
前記記録部に記録された画像データに基づいて前記被写体の顔領域を検出する顔検出部と、
前記顔検出部の検出した顔領域ごとに目の存在する目領域を検出する目領域検出部と、
前記目領域検出部の検出した目領域内の目が開いているか又は閉じているかを顔領域ごとに判断する目開閉検出部と、
前記目開閉検出部が目が閉じていると判断した顔領域である目つぶり顔領域が少なくとも1つ存在する場合、前記セルフタイマ回路に前記所定の期間の計時を再び実行させるよう制御する撮像制御部と、
を備える撮像装置。 - 前記記録部に記録されている前記目つぶり顔領域の検出された画像データである目つぶり顔画像を前記表示部に表示する表示制御部と、
前記目つぶり画像データ以外の所望の画像データ中の所望の顔領域である合成元顔領域の選択を受け付ける顔領域選択部と、
前記顔領域選択部が選択を受け付けた合成元顔領域を、前記目つぶり画像データにおける前記目つぶり顔領域の存在位置に合成した画像を生成し、生成された合成画像を前記記録部に記録する合成部と、
をさらに備える請求項3に記載の撮像装置。 - 少なくとも前記セルフタイマ回路による前記所定の期間の計時の進行中、発光する発光部と、
前記所定の期間の計時の進行を示す第1の発光パターンで発光させるよう前記発光部を制御する発光制御部と、
をさらに備え、
前記発光制御部は、前記目つぶり顔領域が存在しない場合、前記目つぶり顔領域が存在していない画像データが記録された旨を示す第2の発光パターンで発光させるよう前記発光部を制御する請求項3または4に記載の撮像装置。 - 被写体から撮影レンズを介して入射した光を受光して継続的に撮像信号に変換して出力する撮像素子、前記撮像素子から出力された撮像信号を画像データに変換して出力する画像データ変換部、前記画像データの記録指示を入力する記録指示部、前記記録指示部が前記記録指示の入力を受け付けたことに応じて前記撮像素子の露光を制御するシャッタ制御部、前記シャッタ制御部による露光の制御に応じて前記撮像素子から出力された撮像信号の画像データを記録する記録部、および少なくとも前記記録部に記録された画像データを表示する表示部を備える撮像装置に用いられる撮像方法であって、
前記記録部に記録された画像データに基づいて前記被写体の顔領域を検出するステップと、
検出された顔領域ごとに目の存在する目領域を検出するステップと、
検出された目領域内の目が開いているか又は閉じているかを顔領域ごとに判断するステップと、
目が閉じていると判断された顔領域である目つぶり顔領域が少なくとも1つ存在する場合、前記目つぶり顔領域の周縁部もしくは内部の属性を変更して表示するよう前記表示部を制御するステップと、
を含む撮像方法。 - 被写体から撮影レンズを介して入射した光を受光して継続的に撮像信号に変換して出力する撮像素子、前記撮像素子から出力された撮像信号を画像データに変換して出力する画像データ変換部、前記画像データの記録指示を入力する記録指示部、セルフ撮影モードを設定するセルフ撮影設定部、前記セルフ撮影設定部により前記セルフ撮影モードが設定された状態において、前記記録指示部が前記記録指示の入力を受け付けたことに応じ、所定の期間の計時を行うセルフタイマ回路、前記セルフタイマ回路による前記所定の期間の計時が完了したことに応じて前記撮像素子の露光の制御を行うシャッタ制御部、および前記シャッタ制御部による露光の制御に応じて前記撮像素子から出力された撮像信号の画像データを記録する記録部、少なくとも前記記録部に記録された画像データを表示する表示部を備える撮像装置に用いられる撮像方法であって、
前記記録部に記録された画像データに基づいて前記被写体の顔領域を検出するステップと、
検出された顔領域ごとに目の存在する目領域を検出するステップと、
検出された目領域内の目が開いているか又は閉じているかを顔領域ごとに判断するステップと、
目が閉じていると判断された顔領域である目つぶり顔領域が少なくとも1つ存在する場合、前記セルフタイマ回路に前記所定の期間の計時を再び実行させるよう制御するステップと、
を含む撮像方法。
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