JP2010078586A - 電流検出装置の組付け構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡易な構成であるとともに、組付けが容易で、しかも小型化に好適な電流検出装置及び電流検出装置の組付け方法を提供する。
【解決手段】磁気検出素子50を設けた検出部βを備えるセンサ本体30と、加締め手段である突起部23A,23B,24A,24Bによって、センサ本体30に一体に取付けたバスバー20と、センサ本体30の検出部β及びバスバー20の周囲を外から覆うような状態でセンサ本体30に外装する磁気シールド体40と、を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、精度を犠牲にすることなくバスバーに取付けることができ、しかも量産性の高い電流検出装置の組付け構造に関する。
従来、バッテリーのターミナルに接続されたハーネスに流れる電流から発生する磁束を検出することにより、バッテリーと車輌電装品との間を流れる電流値を検出するための電流検出装置が知られている。この電流検出装置は、ブラケット等の治具を用いて車輌の一部に取付けられている。そして、この電流検出器の検出孔に前記ハーネスを挿通し、その部分で磁束が検出される。
しかしながら、従来の電流検出装置においては、電流検出器を車輌に取付けるために、ブラケット等の別体の部品を用いる必要があるため、部品点数が増加し構成が複雑であった。さらに、可撓性を有するハーネスを検出孔に通す必要があるため、作業性の問題から検出孔を大きくする必要がある。このため、電流検出装置の小型化を図ることが難しかった。
そこで、小型化を図るとともに、組立作業性を向上させ、しかも構成が簡単な車輌用電流検出装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。この電流検出装置は、図11に示すように、バッテリー100のターミナル101に、バスバー200の一端201をねじ102で締付けて接続させているとともに、電流検出器300をバスバー200に支持させている。また、バスバー200の他端202は、車輌電装品(図示しない)と接続されているハーネス400の端部をかみ締めているターミナル401とねじ402により連結される。
また、電流検出器300には、図12に示すように、合成樹脂製の検出器本体301内において、バスバー200が貫通する検出孔304を包囲するようにコア302が固定されており、そのコア302の両端間に位置するようにホール素子303が実装されている。これにより、車輌用電流検出装置を簡単に構成できるとともに、小型化を実現でき、さらに組立作業性の向上を図ることもできる。
特開2001−272422号公報
しかしながら、従来の電流検出装置は、下記のような不都合を生じていた。
(1)前述したように、磁束を集めるための磁性体コアを設置するため、バスバーが挿通する孔を開口したコアを設け、その孔にバスバーを挿通させる必要があったこと。
(2)バスバーの形状が複雑であると、上記孔にバスバーを挿通させるのが難しいので、孔を大きめに形成する必要から、磁性体コアが大型化すること。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、簡易な構成であるとともに、組付けが容易で、しかも電流検出装置の小型化に好適な電流検出装置の組付け構造を提供することにある。
前述した目的を達成するために、本発明に係る電流検出装置の組付け構造は、下記(1)〜(4)を特徴としている。
(1) バスバーと、
前記バスバーから発生する磁気を検出する磁気検出素子を有し、その検出した磁気に基づいて該バスバーに流れる電流の値を算出するセンサ本体と、
前記センサ本体の前記磁気検出素子と、該センサ本体が取り付けられた前記バスバーの一部分と、を内部に含む状態で外装する磁気シールド体と、
を備え、
前記センサ本体には、該センサ本体の外面に係止部が形成され、
前記バスバーには、前記センサ本体の係止部に係合する係合部が形成され、該係合部が前記係止部に係合することによって、該バスバーに該センサ本体を固定すること。
(2) 上記(1)の構成の電流検出装置の組付け構造であって、
前記センサ本体には、前記係止部として、該センサ本体の外面に溝が形成され、
前記バスバーには、前記センサ本体の前記溝に嵌合する突起部が形成され、該突起部が前記溝に嵌合することによって、該バスバーに該センサ本体を固定すること。
(3) 上記(1)の構成の電流検出装置の組付け構造であって、
前記センサ本体には、前記係止部として、孔が形成され、
前記バスバーには、前記センサ本体の前記孔を挿通するバーリング加工部が形成され、該バーリング加工部が前記孔を挿通した状態で該バーリング加工部の先端部に対してバーリング加工を施すことによって、該バスバーに該センサ本体を固定すること。
(4) 上記(1)の構成の電流検出装置の組付け構造であって、
前記センサ本体には、前記係止部として、前記バスバーに該センサ本体を固定した際の前記バスバーの長手方向に対して斜め方向に切り込まれた溝孔が複数、該センサ本体の長手方向の中心線に対して対称に配置され、
前記バスバーには、前記係合部として、該バスバーに前記センサ本体を固定した際の該バスバーの長手方向に対して斜め方向に延設された突起部が複数、該バスバーの長手方向の中心線に対して対称に配置され、
前記バスバーの長手方向に対して斜め方向に前記突起部を加締めて前記突起部を前記溝孔に嵌め込むことによって、該バスバーに該センサ本体を固定すること。
上記(1)〜(4)の構成の電流検出装置の組付け構造によれば、センサ本体とバスバーとの一体化を簡易な構成で図ることができるとともに、電流検出装置の組付けが容易で、しかも電流検出装置の小型化に好適な電流検出装置の組付け構造を提供することができる。
本発明の電流検出装置の組付け構造によれば、磁気検出素子を設けたセンサ本体と、センサ本体を取り付け可能なバスバーと、本体の検出部及びバスバーの周囲を外から覆うような状態で本体に外装する磁気シールド体と、を有しており、簡易な構成であるとともに、組付けが容易で、しかも小型化に好適な電流検出装置が実現できる。
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
本発明の第1の実施形態に係る電流検出装置の構成を示す平面図である。 (A)は図1に示す電流検出装置の側面図、(B)は図1におけるII−II線断面図である。 (A)は図1に示す電流検出装置のバスバーを示す平面図、(B)はその正面図、(C)はその側面図である。 図1に示す電流検出装置の分解斜視図である。 (A)は図2(A)におけるA−A線断面図、(B)は同図におけるB−B線断面図である。 本発明の第1の実施形態に係る電流検出装置の組付け方法を示すフローチャートである。 (A)は本発明の第2の実施形態に係る電流検出装置の構成を示す平面図、(B)はその正面図、(C)はその断面図である。 (A)は図7に示す電流検出装置のバスバーの平面図、(B)はその正面図、(C)はその断面図である。 (A)は本発明の第3の実施形態に係る電流検出装置の構成を示す平面図、(B)はその正面図である。 (A)は図9に示す電流検出装置のバスバーの平面図、(B)はその正面図、(C)はその断面図である。 従来の電流検出装置を示す正面図である。 その側面図である。
以下、本発明に係る好適な実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係る電流検出装置の構成を示す平面図である。図2は、図2(A)が図1に示す電流検出装置の側面図、図2(B)が図1におけるII−II線断面図である。図3は、図3(A)が図1に示す電流検出装置のバスバーを示す平面図、図3(B)がその正面図、図3(C)はその側面図である。図4は、図1に示す電流検出装置の分解斜視図である。図5は、図5(A)が図2(A)におけるA−A線断面図、図5(B)が同図におけるB−B線断面図である。図6は、本発明の第1の実施形態に係る電流検出装置の組付け方法を示すフローチャートである。
図1及び図2は本発明に係る電流検出装置の組付け方法によって製造された第1の実施形態に係る電流検出装置10を示すものであり、この電流検出装置10は、車両内に設置されており、バスバー20と、検出部βを有するセンサ本体30と、磁気シールド体40と、を備えている。
バスバー20は、一方の端部(図1では左端部)が、車両電装品とバッテリー(いずれも図示せず)とを連結するためのハーネス(図示せず)の一端部に一体に取付けられているとともに、他方の端部((図1では右端部)がバッテリーのターミナルに一体に取付けられている。本実施形態のバスバー20では、図3に示すように、両端部側にねじ止め用の孔21,22が開口されており、例えば孔21を利用してバッテリーのターミナル(ショートを避けるために、図示外のマイナス側のターミナルに連結させてある)との間をボルトやねじで止め付けるとともに、孔22を利用してハーネスの一端部との間をボルトやねじで止め付ける。
また、本実施形態のバスバー20には、図3に示すように、センサ本体30を加締めてバスバー20とセンサ本体30とを一体に固定させる手段として、それぞれが対をなす、舌片状の突起部23A,23Bおよび24A,24Bが両側の前後2箇所の所定位置に起立した状態で形成されている。このうち、突起部23A,23Bは、図4に示すように、センサ本体30の後述する第1側壁の両面に狭着させるように加締めて止め付ける一方、突起部24A,24Bは、センサ本体30の後述する第3側壁の両面に狭着させるように加締めて止め付けるようになっている。即ち、センサ本体30の下面に一端から他端まで面一で形成してあるバー溝(図2(B)及び図5参照)に、バスバー20を嵌め込ませたのち、上記加締め動作を行うことにより、バスバー20をセンサ本体30に一体に組み付けて固定させることができる。
本実施形態のセンサ本体30は、適宜の合成樹脂材料などの非磁性及び非導電性の材料で一体成形したものであって、バッテリー寄り(図4では右側)の端部側から、順に、コネクタ連結部α,検出部β,位置決め部γで構成されている。なお、これら3つの構成部分の各両側面を,第1側面30A,第2側面30B,第3側面30Cとよぶことにする。
コネクタ連結部αは、図示外の信号線に取付けてある図示外のコネクタを連結させるためのものであり、本実施形態では周囲四方向が立壁で囲まれた部屋(以下、コネクタ室31)がメス型コネクタを構成している。なお、この信号線は、後述する検出部βの磁気検出素子50で検出する磁界の強さに応じた電気信号を図示外の制御IC部などへ伝達させるためのものであり、特に本発明で必須のものではない。即ち、磁気検出素子50で得られたセンサ出力を所望の外部(例えば、本実施形態では制御ICなど)へ取り出すための手段として、これ以外に、例えば直接リード線で外部へ取り出したり、無線で外部へ送信するなど各種の構成が可能である。
検出部βは、周囲四方向を壁で囲まれた磁気室32内に基板51を設置しており、この基板51上に磁気検出素子50を実装している。この磁気検出素子50は、バスバー20を流れる電流Iに伴って発生する磁界の強さを検出させるものであり、例えば本実施形態では、磁気検出素子50としてホール効果を利用したホール素子を用いている。このホール素子は、発生する磁界を電気信号に変換して出力するものであり、例えば(バスバー20を流れる電流Iの強さに応じて発生する)磁界密度に比例した出力電圧が各端子(以下、入力端子)53間に出力される。また、この入力端子53間に入力された電圧(電気信号)は、コネクタ連結部αのコネクタ室31に設置した各端子(以下、出力端子)54に出力される。なお、この出力端子54は、前述したメス型コネクタでの端子を構成している。
位置決め部γは、電流検出装置10を設置する車体内での位置決めを行うためのものであり、特に本発明に必須のものではないが、本実施形態では図示外の凸ピンが半円形状に切り欠いた係止部33に挿入されて係止することにより、車体などに対して正確に位置決め固定される。
磁気シールド体40は、適宜の磁性材料、例えば本実施形態の場合には、ばね性を備えた磁性体などで形成されており、センサ本体30の検出部β及びバスバー20の周囲を外から覆うような状態でセンサ本体30に外装し、磁気シールドする。本実施形態の磁気シールド体40は、センサ本体30の検出部βをバスバー20の下方(外側)から包持させセンサ本体30の検出部βに一体に固定させるため、底面41及びバスバー20の側方(長手方向)に沿って形成された一対の側壁面42を備えている。また、この磁気シールド体40には、側壁面42の四隅に立爪42Aを設けており、これらの立爪42Aが第2側面30Bの上端に上から当接する。
この立爪42Aは、予め所定の角度に折られており、このままの状態でセンサ本体30に外装させれば、磁気シールド体40自身が備えたばね性によって側壁面42間が広がりながら立爪42Aがセンサ本体30の第2側面30Bを通過してその上端に繰り出してきて、上方から当接できる。なお、この立爪42Aについては、磁気シールド体40をセンサ本体30に外装してから、組み立て作業者が立爪42Aを折り曲げるように構成してもよい。
磁気検出素子50は、図1に示すバスバー20での電流Iの流れに対して、この電流Iの周囲に回るように発生する磁束を検出させるものである。このため、磁気検出素子50は、バスバー20に流れる電流Iの磁束密度を検出する平面方向(つまり、X−Y面)に配置してあり、バスバー20の平面に垂直なZ方向の磁束検出は検出しない。このように、バスバー20のX−Y平面に垂直なZ方向については、磁気検出素子(ホール素子)50が磁束を検出しない方向である。このような事情から、磁気検出素子50は形状的に上部が開いているが、これによって正確な磁気検出を行う際に悪影響をもたらすことはない。
従って、本実施形態に係る車両内の電流検出装置10によれば、磁気シールド体40が設けられており、外部の電磁気的な悪影響を抑えることができ、正確な電流検出が行える。
例えば、本実施形態に係る車両内の電流検出装置10を適用する車両システムによっては、磁気検出素子50として用いているホール素子の周囲に磁界が発生する場合や、近くにリレーやモーターが設置されているような場合には、そこで発生する磁界が原因となって正確な磁気検出が行えない可能性がある。また、車両走行時の環境の影響として、地磁気や高圧電線の影響なども考えられる。しかしながら、本実施形態に係る電流検出装置10によれば、磁気シールド体40が設けられており、この磁気シールド体40はこれらの影響でセンサ出力が大きく変動するのを効果的に防止している。
次に、本実施形態に係る電流検出装置10の組付け方法について説明する。
この電流検出装置10は、嵌着工程S1と、加締め工程S2と、外装工程S3と、バッテリー及びハーネス締結工程S4とを備えている。なお、本発明の電流検出装置の組付け方法では、バッテリー及びハーネス締結工程については、最初の工程として、バスバー20の両端側をバッテリー及びハーネスにボルト締めしておくような方法でもよい。
嵌着工程S1は、センサ本体30の下面に一端から他端まで面一で形成してあるバー溝(図2(B)及び図5参照)に、バスバー20を嵌め込ませる。
加締め工程S2は、嵌着工程S1でセンサ本体30のバー溝に嵌め込ませたバスバー20において、突起部23A,23Bをセンサ本体30の第1側壁の両面に加締めて止め付ける一方、突起部24A,24Bをセンサ本体30の第3側壁の両面に加締めて止め付ける。これにより、センサ本体30にバスバー20が一体に固定される。
外装工程S3は、センサ本体30の検出部β及びバスバー20の周囲を外側から覆うような状態で磁気シールド体40をセンサ本体30に外装する。これにより、センサ本体30にバスバー20及び磁気シールド体40が一体に固定される。
バッテリー及びハーネス固定工程S4は、センサ本体30及び磁気シールド体40が一体に固定されているバスバー20の一端を、バッテリーのターミナル(特に、マイナスのターミナル)にボルトなどで締結するとともに、バスバー20の他端をハーネスの一端部に螺着させる。
その後、センサ本体30のコネクタ連結部αに設けたコネクタ室31で構成するメス型コネクタに、磁気検出素子50で検出した電流量を図示外の制御ICへ伝達させるための信号線に取付けてあるコネクタを連結させる。
従って、本実施形態に係る車両内の電流検出装置10の組付け構造、方法によれば、バスバー20には、バスバー20が他の部品に組み付けられていても、これにセンサ本体30及び磁気シールド体40を取付けることが容易である。
また、一般に、バスバー形状が単純な場合には、センサ本体30とバスバー20とはインサート成形を採用してバスバー20(またはセンサ本体30)にセンサ本体30(またはバスバー20)を一体に固定させてもよいが、バスバー形状が複雑な場合には、金型などを含む成形加工の設備が大型化するなど、量産性が損なわれる虞がある。ところが、本発明に係る電流検出装置10の組付け方法によれば、センサ本体30とバスバー20をそれぞれ別々に製造できるので、バスバー形状が複雑な場合でも、それぞれ別金型によって小型で量産性の高い電流検出装置が実現できる。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について図7及び図8を参照しながら説明する。なお、本実施形態において、第1の実施形態と同一部分には同一符号を付して重複説明を避ける。図7は、図7(A)が本発明の第2の実施形態に係る電流検出装置の構成を示す平面図、図7(B)がその正面図、図7(C)がその断面図である。図8は、図8(A)が図7に示す電流検出装置のバスバーの平面図、図8(B)がその正面図、図8(C)がその断面図である。
本実施形態の電流検出装置60が第1の実施形態の電流検出装置10と異なるのは、センサ本体30にバスバー20を一体に取付けるための手段として、バスバー20に設けたバーリング加工部25と、センサ本体30に設けた孔Hとを有し、この孔Hに挿入させたバーリング加工部25の該孔Hから突出する先端部をバーリング加工することによって、センサ本体30をバスバー20に固定するよう構成してある。
このうち、バーリング加工部25は、例えば本実施形態では、図8に示すように、平板であるバスバー20の所定の2箇所に下孔をあけておき、その下孔部分を打ち出して円筒状のボスを形成したもので構成している。他方、センサ本体30の孔Hは、センサ本体30の長手方向の両端側に開口させてあり、この孔Hにバスバー20側のバーリング加工部25の円筒状のボスを挿入・嵌合させ、その先端部を加工するようになっている。
従って、本実施形態の電流検出装置60では、孔Hにバスバー20側のバーリング加工部25の円筒状のボスを挿入させた後で、バーリング加工部25を加締めて孔Hの内周縁部に緊密状態に固定させるようになっている。
なお、本実施形態の電流検出装置60では、バーリング加工部25の孔と孔Hとを位置合わせることで、バスバー20及びセンサ本体30の位置合わせが行えるように構成されているので、第1の実施形態のような半円形状に切り欠いた係止部33などを有する位置決め部γが必要ない。
(第3の実施形態)
次に、本発明の第3の実施形態について図9及び図10を参照しながら説明する。なお、本実施形態において、第1の実施形態と同一部分には同一符号を付して重複説明を避ける。図9は、図9(A)が本発明の第3の実施形態に係る電流検出装置の構成を示す平面図、図9(B)がその正面図である。図10は、図10(A)が図9に示す電流検出装置のバスバーの平面図、図10(B)がその正面図、図10(C)がその断面図である。
本実施形態の電流検出装置70が第1の実施形態の電流検出装置10と異なるところは、センサ本体30に形成された溝孔71A,71Bと溝孔72A,72Bとに、バスバー20に設けられた突起部73A,73Bと突起部74A,74Bをそれぞれ挿入した上で加締め込んだ点である。これらのうち溝孔71A,71Bおよび溝孔72A,72Bは、図9に示すように、バスバー20にセンサ本体30を固定した際のバスバー20の幅方向に対して角度θを持って交差する方向に切り込まれた溝孔であって、センサ本体30の左右両端部にセンサ本体30の長手方向の中心線L1に対して対称に配置されている。
また、左右両端部の溝孔71Aと溝孔72A,溝孔71Bと溝孔72Bは、それぞれセンサ本体30の左右方向長(幅)の中心線L2に対して対称配置されている。なお、各溝孔71A,71B,72A,72Bのサイズや形状は略同一である。
一方、バスバー20には、バスバー20にセンサ本体30を固定した際の溝孔71Aと71B,溝孔72Aと72Bに対応する位置に、つまり、バスバー20の左右両端部にバスバー20の長手方向の中心線L3に対して対称に、突起部73A,73Bと突起部74A,74Bが形成されている。この突起部73A,73Bと突起部74A,74Bを、バスバー20にセンサ本体30を固定した際のバスバー20の幅方向に対して角度θを持って交差する方向(つまり、バスバー20の長手方向に対して斜めに切り込まれた溝孔71Aと71B,溝孔72Aと72Bの切り込み方向と同一の方向)に加締める。
従って、本実施形態の電流検出器では、センサ本体30の各溝孔71A,71Bと、溝孔72A,72Bに、各溝孔に対応するバスバー20側の各突起部73A,73Bと突起部74A,74Bをそれぞれ配置した状態で、各突起部73A,73Bと突起部74A,74Bをセンサ本体30の上面側に加締め込むことで、バスバー20とセンサ本体30とを簡単に堅固かつ緊密に固定することができる。
そして、これらの加締め固定によれば、溝孔71A,71B,72A,72Bとこれらのそれぞれ対応する各突起部73A,73B,74A,74Bとが互いに同一の角度で傾いた状態で密に固定される形態であるため、これらの双方が両中心線L1,L2方向を含む同一平面内の全方向へのズレや変位の発生を確実に回避することができる。
従って、車両が大きな衝撃を受けてバッテリーのターミナルに接続されたバスバー20が振動しても、センサ本体30はバスバー20上にあって共に振動し、バスバーに対しズレや変位を発生することはない。従って、前記衝撃が電流センサの電流検出精度に影響を与えることはない。
なお、本発明の電流検出装置は、これらの実施形態のような車両内のシステムの一部としての適用に限定されるものではなく、バスバーを備えたものであれば、各種分野での電流検出装置としての適用が可能である。また、第1の実施形態では、バスバー20の方に突起部を設けたが、例えばセンサ本体30側の方に第1の実施形態の突起部23A,23B,24A,24Bに相当する突起部をインサート成形で一体に設けておいて、後にその突起部を加締めることによってバスバー20とセンサ本体30とを一体に固定させるような構成などが可能であれば、センサ本体30側に加締め手段を設ける構成であってもよい。なお、この場合であっても、バスバーと接触・導通して電流が流れ込むのを回避させるために、センサ本体30側は、上記実施形態のような樹脂などの絶縁性材料で形成するのが望ましい。
10,60,70 電流検出装置
20 バスバー
21 孔
22 孔
23A,23B,24A,24B 突起部(加締め手段)
25 バーリング加工部
30 センサ本体
30A 第1側面
30B 第2側面
30C 第3側面
31 コネクタ室(メス型コネクタ)
40 磁気シールド体
41 底面
42 側壁面
42A 立爪
50 磁気検出素子(ホール素子)
51 基板
53 入力端子
54 出力端子
71A,71B,72A,72B 溝孔
73A,73B,74A,74B 突起部
α コネクタ連結部
β 検出部
γ 位置決め部
H 孔
L1,L2,L3 中心線

Claims (4)

  1. バスバーと、
    前記バスバーから発生する磁気を検出する磁気検出素子を有し、その検出した磁気に基づいて該バスバーに流れる電流の値を算出するセンサ本体と、
    前記センサ本体の前記磁気検出素子と、該センサ本体が取り付けられた前記バスバーの一部分と、を内部に含む状態で外装する磁気シールド体と、
    を備え、
    前記センサ本体には、該センサ本体の外面に係止部が形成され、
    前記バスバーには、前記センサ本体の係止部に係合する係合部が形成され、該係合部が前記係止部に係合することによって、該バスバーに該センサ本体を固定することを特徴とする電流検出装置の組付け構造。
  2. 前記センサ本体には、前記係止部として、該センサ本体の外面に溝が形成され、
    前記バスバーには、前記センサ本体の前記溝に嵌合する突起部が形成され、該突起部が前記溝に嵌合することによって、該バスバーに該センサ本体を固定することを特徴とする請求項1に記載の電流検出装置の組付け構造。
  3. 前記センサ本体には、前記係止部として、孔が形成され、
    前記バスバーには、前記センサ本体の前記孔を挿通するバーリング加工部が形成され、該バーリング加工部が前記孔を挿通した状態で該バーリング加工部の先端部に対してバーリング加工を施すことによって、該バスバーに該センサ本体を固定することを特徴とする請求項1に記載の電流検出装置の組付け構造。
  4. 前記センサ本体には、前記係止部として、前記バスバーに該センサ本体を固定した際の前記バスバーの長手方向に対して斜め方向に切り込まれた溝孔が複数、該センサ本体の長手方向の中心線に対して対称に配置され、
    前記バスバーには、前記係合部として、該バスバーに前記センサ本体を固定した際の該バスバーの長手方向に対して斜め方向に延設された突起部が複数、該バスバーの長手方向の中心線に対して対称に配置され、
    前記バスバーの長手方向に対して斜め方向に前記突起部を加締めて前記突起部を前記溝孔に嵌め込むことによって、該バスバーに該センサ本体を固定することを特徴とする請求項1に記載の電流検出装置の組付け構造。
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